JP2002515415A - シクロスポリン製剤 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
シクロスポリンがエックス線無定形の固体粒子の形でコロイド分散状でその中の被包マトリックス中に埋込まれている、経口投与用の固体又は液状シクロスポリン製剤。
Description
【0001】 本発明は、シクロスポリンがエックス線無定形の固体粒子の形でコロイド分散
状でその中の被包マトリックス中に埋込まれている、経口投与用の固体又は液状
シクロスポリン製剤に関する。
状でその中の被包マトリックス中に埋込まれている、経口投与用の固体又は液状
シクロスポリン製剤に関する。
【0002】 多数の非極性環状オリゴペプチドであるシクロスポリンは、免疫抑制作用を特
徴としている。シクロスポリンの中で特に、発酵によって得られかつ11個のア
ミノ酸から成るシクロスポリンAは治療的重要性を得ている。
徴としている。シクロスポリンの中で特に、発酵によって得られかつ11個のア
ミノ酸から成るシクロスポリンAは治療的重要性を得ている。
【0003】 シクロスポリン製剤は経口ならびに静脈内投与のために開発されたけれども、
シクロスポリンの経口投与のほうが好ましい、それというのもこのほうが良好な
患者コンプライアンス(Patientencompliance)が保証され
ているからである。
シクロスポリンの経口投与のほうが好ましい、それというのもこのほうが良好な
患者コンプライアンス(Patientencompliance)が保証され
ているからである。
【0004】 しかし1202g/モルの分子量によって極めて大きいシクロスポリンAは高
い新油性を有しているが、これは同時に極めて小さい水への溶解度(<0.00
4%m/V)として現われる。オリーブ油のような油ならびにエタノール中での
一定の溶解度によって、経口投与の場合には、比較的変化しやすくとも、約30
%の生体内利用率をもたらすエマルション濃度を開発することができるであろう
(参照:R.H.Mueller et al.“Pharmazeutisc
he Technologie:Moderne Arzneiformen”
,Wissenschaftliche Verlagsgesellscha
ft,Stuttgart,1997,118〜125頁)。
い新油性を有しているが、これは同時に極めて小さい水への溶解度(<0.00
4%m/V)として現われる。オリーブ油のような油ならびにエタノール中での
一定の溶解度によって、経口投与の場合には、比較的変化しやすくとも、約30
%の生体内利用率をもたらすエマルション濃度を開発することができるであろう
(参照:R.H.Mueller et al.“Pharmazeutisc
he Technologie:Moderne Arzneiformen”
,Wissenschaftliche Verlagsgesellscha
ft,Stuttgart,1997,118〜125頁)。
【0005】 したがって今日市場で得られる経口剤形は、溶液として投与するためのエマル
ション濃縮物又はカプセル中に充填されたミクロエマルションである。二つの場
合ともシクロスポリンを可溶化するためのエタノールのような溶剤及び/又は油
を使用する。
ション濃縮物又はカプセル中に充填されたミクロエマルションである。二つの場
合ともシクロスポリンを可溶化するためのエタノールのような溶剤及び/又は油
を使用する。
【0006】 しかしこの場合生体内利用率は10〜60%の範囲の著しい変動を受ける。こ
の変動は薬剤の形及び胃腸管内の製剤の状態に関連している。さらに自然の脂肪
消化も経口投与されたシクロスポリンの吸収に対して著しい影響を及ぼす。
の変動は薬剤の形及び胃腸管内の製剤の状態に関連している。さらに自然の脂肪
消化も経口投与されたシクロスポリンの吸収に対して著しい影響を及ぼす。
【0007】 またWO 97/07787にもシクロスポリン製剤が記載されているが、同
製剤は作用物質の他にエタノール又はポリプロピレングリコールのようなアルカ
ノール溶剤ならびに界面活性物質としての非イオンポリオキシアルキレン誘導体
も含有している。
製剤は作用物質の他にエタノール又はポリプロピレングリコールのようなアルカ
ノール溶剤ならびに界面活性物質としての非イオンポリオキシアルキレン誘導体
も含有している。
【0008】 しかしこのような剤形の欠点は、一つには溶剤、特にエタノールを含有してい
ることであり、二つにはシクロスポリンが低温で再結晶する傾向があり、これは
貯蔵安定性に関して問題があることである。つまりこのような沈殿物は十分に吸
収されず、その結果均一な生体内利用率が場合によって保証されていない。
ることであり、二つにはシクロスポリンが低温で再結晶する傾向があり、これは
貯蔵安定性に関して問題があることである。つまりこのような沈殿物は十分に吸
収されず、その結果均一な生体内利用率が場合によって保証されていない。
【0009】 ヨーロッパ特許出願公開第425892号明細書からは、ペプチド結合を有す
る薬理学的作用物質の生体内利用率の改良方法が公知であるが、この場合には水
と混合可能の溶剤中の作用物質の溶液を水性コロイドと迅速に混合すると、作用
物質がコロイド分散状で沈殿する。
る薬理学的作用物質の生体内利用率の改良方法が公知であるが、この場合には水
と混合可能の溶剤中の作用物質の溶液を水性コロイドと迅速に混合すると、作用
物質がコロイド分散状で沈殿する。
【0010】 WO 93/10767には、ペプチド薬のための経口適用形が記載されてい
るが、このような適用形では形成されるコロイド粒子が無荷電状態で存在するよ
うに該薬剤がゼラチンマトリックス中に組込まれている。しかしこのような形の
欠点はその凝集傾向である。
るが、このような適用形では形成されるコロイド粒子が無荷電状態で存在するよ
うに該薬剤がゼラチンマトリックス中に組込まれている。しかしこのような形の
欠点はその凝集傾向である。
【0011】 本発明の課題は、溶剤を含有せずかつその生体内利用率に関してはミクロエマ
ルションと匹敵できる、経口適用に適したシクロスポリン投与形を見出すことで
あった。
ルションと匹敵できる、経口適用に適したシクロスポリン投与形を見出すことで
あった。
【0012】 したがって、シクロスポリンがエックス線無定形の固体粒子の形でコロイド分
散状でその中の被包マトリックス中に埋込まれている、固体のシクロスポリン製
剤が見出された。
散状でその中の被包マトリックス中に埋込まれている、固体のシクロスポリン製
剤が見出された。
【0013】 本発明によれば、すべてのシクロスポリンを加工することができるが、シクロ
スポリンAが好ましい。シクロスポリンAは148〜151℃の融点を有し、無
色結晶物質として使用される。
スポリンAが好ましい。シクロスポリンAは148〜151℃の融点を有し、無
色結晶物質として使用される。
【0014】 本発明の製剤の場合には、シクロスポリンは1種以上のポリマー安定剤から成
る被包マトリックス中に粒子状で埋込まれている。
る被包マトリックス中に粒子状で埋込まれている。
【0015】 ポリマー安定剤としては本発明によれば、膨潤性保護コロイド、例えばウシ−
、ブタ−又は魚ゼラチン、デンプン、デキストリン、ペクチン、アラビアゴム、
リグノスルホネート、キトサン、ポリスチレンスルホネート、アルギン酸塩、カ
ゼイン、カゼイン化合物、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、ミルクパウダー、デキストラン、全乳又は脱脂乳
又はこれらの保護コロイドの混合物が適当である。さらに次のモノマー:エチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド、アクリル酸、無水マレイン酸酸、乳酸、N−
ビニルピロリドン、酢酸ビニル、α−及びβ−アスパラギン酸を基剤とするホモ
−及びコポリマーが適当である。特に好ましくは前記種類のゼラチン、特に0〜
250の範囲のブルーム数(Bloom−Zahlen)を有する酸性又は塩基
性で分解されるゼラチン、極めて特に好ましくはゼラチンA100、A200、
B100及びB200ならびにブルーム数0及び分子量3,000〜30,00
0を有する酵素により分解される種類の低分子ゼラチン,例えばコラーゲル(C
ollagel)A及びゲリタゾール(Gelitasol)P(Stoess
社、Eberbach)又は化学的に変性されたゼラチン、例えばゲラフンジン
(Gelafundin)(Fa.B.Braun,Melsungen)なら
びにこれらの種類のゼラチンの混合物を使用する。
、ブタ−又は魚ゼラチン、デンプン、デキストリン、ペクチン、アラビアゴム、
リグノスルホネート、キトサン、ポリスチレンスルホネート、アルギン酸塩、カ
ゼイン、カゼイン化合物、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、ミルクパウダー、デキストラン、全乳又は脱脂乳
又はこれらの保護コロイドの混合物が適当である。さらに次のモノマー:エチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド、アクリル酸、無水マレイン酸酸、乳酸、N−
ビニルピロリドン、酢酸ビニル、α−及びβ−アスパラギン酸を基剤とするホモ
−及びコポリマーが適当である。特に好ましくは前記種類のゼラチン、特に0〜
250の範囲のブルーム数(Bloom−Zahlen)を有する酸性又は塩基
性で分解されるゼラチン、極めて特に好ましくはゼラチンA100、A200、
B100及びB200ならびにブルーム数0及び分子量3,000〜30,00
0を有する酵素により分解される種類の低分子ゼラチン,例えばコラーゲル(C
ollagel)A及びゲリタゾール(Gelitasol)P(Stoess
社、Eberbach)又は化学的に変性されたゼラチン、例えばゲラフンジン
(Gelafundin)(Fa.B.Braun,Melsungen)なら
びにこれらの種類のゼラチンの混合物を使用する。
【0016】 さらに該製剤は低分子の界面活性化合物も含有する。このような化合物として
は特に両極親和性化合物又はこのような化合物の混合物が適当である。原則的に
は5〜20のHLB値を有するすべての界面活性剤が適当である。該当する界面
活性物質としては、例えば次のものが適当である:長鎖脂肪酸とアスコルビン酸
都のエステル、脂肪酸のモノ−及びジグリセリド及びエトキシル化生成物(Ox
yethlierungsprodukte)、モノ脂肪酸グリセリドと酢酸と
のエステル、クエン酸、乳酸又はジアセチル酒石酸、ポリグセリ脂肪酸エステル
、例えばトリグセリンのモノステアレート、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピ
レングリコール脂肪酸エステル、2−(2′−ステアロイルラクチル)−乳酸塩
及びレシチン。好ましくアスコルビン酸パルミテートを使用する。
は特に両極親和性化合物又はこのような化合物の混合物が適当である。原則的に
は5〜20のHLB値を有するすべての界面活性剤が適当である。該当する界面
活性物質としては、例えば次のものが適当である:長鎖脂肪酸とアスコルビン酸
都のエステル、脂肪酸のモノ−及びジグリセリド及びエトキシル化生成物(Ox
yethlierungsprodukte)、モノ脂肪酸グリセリドと酢酸と
のエステル、クエン酸、乳酸又はジアセチル酒石酸、ポリグセリ脂肪酸エステル
、例えばトリグセリンのモノステアレート、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピ
レングリコール脂肪酸エステル、2−(2′−ステアロイルラクチル)−乳酸塩
及びレシチン。好ましくアスコルビン酸パルミテートを使用する。
【0017】 種々の成分の量は本発明によれば、製剤がシクロスポリン0.1〜70質量%
、好ましくは1〜40質量%、1種以上のポリマー安定剤1〜80質量%、好ま
しくは10〜60質量%及び1種以上の低分子安定剤0〜50質量%、好ましく
は0.5〜20質量%を含有するように選択する。質量%は乾燥粉末に関係して
いる。
、好ましくは1〜40質量%、1種以上のポリマー安定剤1〜80質量%、好ま
しくは10〜60質量%及び1種以上の低分子安定剤0〜50質量%、好ましく
は0.5〜20質量%を含有するように選択する。質量%は乾燥粉末に関係して
いる。
【0018】 さらに該製剤は、酸化防止剤及び/又はシクロスポリンを保護するための防腐
剤も含有することができる。適当な酸化防止剤又は防腐剤は例えばα−トコフェ
ロール、t−ブチル−ヒドロキシトルオール、t−ブチルヒドロキシアニソール
、レシチン、エトキシキン、メチルパラベン(Methylparaben)、
プロピルパラベン、ソルビン酸、安息香酸ナトリウム又はアスコルビン酸パルミ
テートである。酸化防止剤又は防腐剤は製剤の全量に対して0〜10質量%の量
で含有されていてよい。同様に該製剤にはシクロスポリンの吸収を改善するため
のリポタンパク質遮断剤、例えばポリオキシエチレンコレステロールエーテルを
加えることも推奨することができる。
剤も含有することができる。適当な酸化防止剤又は防腐剤は例えばα−トコフェ
ロール、t−ブチル−ヒドロキシトルオール、t−ブチルヒドロキシアニソール
、レシチン、エトキシキン、メチルパラベン(Methylparaben)、
プロピルパラベン、ソルビン酸、安息香酸ナトリウム又はアスコルビン酸パルミ
テートである。酸化防止剤又は防腐剤は製剤の全量に対して0〜10質量%の量
で含有されていてよい。同様に該製剤にはシクロスポリンの吸収を改善するため
のリポタンパク質遮断剤、例えばポリオキシエチレンコレステロールエーテルを
加えることも推奨することができる。
【0019】 また該製剤は最終生成物の安定性を高めるための可塑剤を含有してよい。適当
な可塑剤は、例えば糖及び糖アルコール、例えばサッカロース、グルコース、ラ
クトース、転化糖、ソルビトール、マンニトール、キシリトール又はグリセリン
である。好ましくは可塑剤としてラクトースを使用する。可塑剤は0〜50質量
%の量で含有されていてよい。
な可塑剤は、例えば糖及び糖アルコール、例えばサッカロース、グルコース、ラ
クトース、転化糖、ソルビトール、マンニトール、キシリトール又はグリセリン
である。好ましくは可塑剤としてラクトースを使用する。可塑剤は0〜50質量
%の量で含有されていてよい。
【0020】 また該製剤は、本発明の製剤のコロイド安定性を高めるために食用油及び/又
は脂肪を含有することができる。適当な油及び脂肪は、例えば植物起源のもの、
すなわちヒマワリ油、落花生油、トウモロコシ胚油、亜麻仁油、オリーブ油、ケ
シ油、ナタネ油、ヒマシ油、、ヤシ油、落花生油(Aradisoel)、大豆
油、パーム油又は綿実油である。他の適当な油及び脂肪は、魚油、牛ひずめ油、
豚脂、牛脂及び乳脂肪である。油及び脂肪は本発明の製剤中にシクロスポリンに
対して0〜50質量%の範囲で含有されていてよい。製剤中では油又は脂肪は、
シクロスポリンを含有する固体のコロイド粒子中に埋込まれている。油又は脂肪
の種類及び量の選択の際には、シクロスポリンを含有するコロイド粒子が投与温
度(T<40℃)でさらに固体粒子として存在することが重要である。
は脂肪を含有することができる。適当な油及び脂肪は、例えば植物起源のもの、
すなわちヒマワリ油、落花生油、トウモロコシ胚油、亜麻仁油、オリーブ油、ケ
シ油、ナタネ油、ヒマシ油、、ヤシ油、落花生油(Aradisoel)、大豆
油、パーム油又は綿実油である。他の適当な油及び脂肪は、魚油、牛ひずめ油、
豚脂、牛脂及び乳脂肪である。油及び脂肪は本発明の製剤中にシクロスポリンに
対して0〜50質量%の範囲で含有されていてよい。製剤中では油又は脂肪は、
シクロスポリンを含有する固体のコロイド粒子中に埋込まれている。油又は脂肪
の種類及び量の選択の際には、シクロスポリンを含有するコロイド粒子が投与温
度(T<40℃)でさらに固体粒子として存在することが重要である。
【0021】 同様に他の製薬的助剤、すなわち結合剤、崩壊剤、調味料、ビタミン、着色剤
、湿潤剤、pH値に影響を与える添加物(参照:H.Sucker et al
.,Pharmazeutische Technologie,Thieme
−Verlag,Stuttgart 1978)も、有機溶剤又は水相を介し
て導入してもよい。
、湿潤剤、pH値に影響を与える添加物(参照:H.Sucker et al
.,Pharmazeutische Technologie,Thieme
−Verlag,Stuttgart 1978)も、有機溶剤又は水相を介し
て導入してもよい。
【0022】 本発明方法を実施するためには、先ず適当な溶剤中のシクロスポリンの溶液を
製造するが、これに関連して溶液は真性の分子分散溶液又は溶融物エマルション
を意味する。溶剤としては水と混合でき、揮発的及び熱的に安定でありかつ炭素
、水素及び酸素のみを含有する有機溶剤が適当である。溶剤は有利には、少なく
とも10質量%が水と混合でき、200℃未満の沸点を有し及び/又は10個未
満の炭素原子を有する。適当なアルコール、エステル、ケトン及びアセタールが
好ましい。特にエタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、1,2−ブ
タンジオール 1−メチルエーテル、1,2−プロパンジオール−1−n−プロ
ピルエーテル又はアセトンを使用する。
製造するが、これに関連して溶液は真性の分子分散溶液又は溶融物エマルション
を意味する。溶剤としては水と混合でき、揮発的及び熱的に安定でありかつ炭素
、水素及び酸素のみを含有する有機溶剤が適当である。溶剤は有利には、少なく
とも10質量%が水と混合でき、200℃未満の沸点を有し及び/又は10個未
満の炭素原子を有する。適当なアルコール、エステル、ケトン及びアセタールが
好ましい。特にエタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、1,2−ブ
タンジオール 1−メチルエーテル、1,2−プロパンジオール−1−n−プロ
ピルエーテル又はアセトンを使用する。
【0023】 方法の実施態様によれば、シクロスポリンの分子分散溶液を、好ましくは20
〜150℃の範囲の温度で120秒未満の時間間隔以内に選択された溶剤中に溶
かし、場合により100バールまでの超過圧、好ましくは30バールで作業を行
うことができる。
〜150℃の範囲の温度で120秒未満の時間間隔以内に選択された溶剤中に溶
かし、場合により100バールまでの超過圧、好ましくは30バールで作業を行
うことができる。
【0024】 他の好ましい実施態様によれば、シクロスポリン溶液を、シクロスポリン及び
溶剤から成る混合物を10秒未満の時間間隔以内にシクロスポリンの融点を超え
て150〜240℃に加熱するように製造するが、場合により100バールまで
の超過圧、好ましくは30バールで作業することができる。
溶剤から成る混合物を10秒未満の時間間隔以内にシクロスポリンの融点を超え
て150〜240℃に加熱するように製造するが、場合により100バールまで
の超過圧、好ましくは30バールで作業することができる。
【0025】 このように製造したシクロスポリンの濃度は、一般に溶剤1kg当たりシクロ
スポリン10〜500gである。方法の好ましい実施態様では低分子安定剤をシ
クロスポリン溶液に直接加える。
スポリン10〜500gである。方法の好ましい実施態様では低分子安定剤をシ
クロスポリン溶液に直接加える。
【0026】 これに続く方法段階では、シクロスポリン溶液をポリマー被包物質の水溶液と
混合する。ポリマー被包物質の溶液の濃度は0.1〜200g/l、好ましくは
1〜100g/lである。
混合する。ポリマー被包物質の溶液の濃度は0.1〜200g/l、好ましくは
1〜100g/lである。
【0027】 混合の際にできるだけ小さい粒度を得るためには、シクロスポリン溶液と被包
物質の溶液との混合の際に高い機械的エネルギーを投入することが推奨される。
このようなエネルギーの投入は例えば適当な装置での激しい撹拌又は振動によっ
て行うか又は二成分を強力なジェットを用いて混合室中に噴射すると激しい混合
が起こることによって行うことができる。
物質の溶液との混合の際に高い機械的エネルギーを投入することが推奨される。
このようなエネルギーの投入は例えば適当な装置での激しい撹拌又は振動によっ
て行うか又は二成分を強力なジェットを用いて混合室中に噴射すると激しい混合
が起こることによって行うことができる。
【0028】 混合工程は、不連続的に又は、好ましくは連続的に行うことができる。混合の
結果として、シクロスポリンがエックス線無定形の固体粒子の形で沈殿する。こ
のようにして得られた懸濁液又はコロイドは次に自体公知の方法で、例えば噴霧
乾燥、凍結乾燥又は流動層における乾燥によって乾燥粉末に変えることができる
。
結果として、シクロスポリンがエックス線無定形の固体粒子の形で沈殿する。こ
のようにして得られた懸濁液又はコロイドは次に自体公知の方法で、例えば噴霧
乾燥、凍結乾燥又は流動層における乾燥によって乾燥粉末に変えることができる
。
【0029】 本発明の製剤を製造する際には、被包物質、特にゼラチンの溶液及びシクロス
ポリンの溶液のpH値を、形成されるシクロスポリン粒子が無荷電状態を生じな
いように処理する、つまりゼラチン溶液のpH値を粒子の形成時に無荷電状態が
生じるような値に調節する必要はない。
ポリンの溶液のpH値を、形成されるシクロスポリン粒子が無荷電状態を生じな
いように処理する、つまりゼラチン溶液のpH値を粒子の形成時に無荷電状態が
生じるような値に調節する必要はない。
【0030】 ポリマー被包物質のマトリックス中の固体シクロスポリン粒子の平均粒径は2
0〜1000nm、好ましくは100〜600nmである。意外にも球状のシク
ロスポリン粒子は完全にエックス線無定形である。これに関連してエックス線無
定形とは、エックス線粉末図(Roentogenpulverdiagram
m)における結晶干渉の欠如を意味する(参考:H.P.Klug,L.E.A
lexander,“X−Ray Diffraction precedur
es for Polycristalline and Amorphous
Materials,John Wiley,New York,1959)
。
0〜1000nm、好ましくは100〜600nmである。意外にも球状のシク
ロスポリン粒子は完全にエックス線無定形である。これに関連してエックス線無
定形とは、エックス線粉末図(Roentogenpulverdiagram
m)における結晶干渉の欠如を意味する(参考:H.P.Klug,L.E.A
lexander,“X−Ray Diffraction precedur
es for Polycristalline and Amorphous
Materials,John Wiley,New York,1959)
。
【0031】 本発明により得られた乾燥粉末は、常用のすべての経口剤形で使用することが
できる。すなわち例えば粉末を硬質−又は軟質ゼラチン中に充填するか又はその
ために使用される助剤の使用下に錠剤に成形することができる。
できる。すなわち例えば粉末を硬質−又は軟質ゼラチン中に充填するか又はその
ために使用される助剤の使用下に錠剤に成形することができる。
【0032】 さらに該粉末は水中での良好な再分散性のために飲用形として、例えば飲用顆
粒として起泡性錠剤、ジュース、シロップ形で又は小袋(Sachet)ならび
に非経口投与のために使用するために適している。また再分散後に均一な微細な
懸濁液(ヒドロゾル)又はコロイドも得られる。
粒として起泡性錠剤、ジュース、シロップ形で又は小袋(Sachet)ならび
に非経口投与のために使用するために適している。また再分散後に均一な微細な
懸濁液(ヒドロゾル)又はコロイドも得られる。
【0033】 本発明の製剤は、これらがエタノールのような溶剤を完全に含有していないと
いう利点を提供するのみならず、またミクロエマルションの生体内利用率に十分
匹敵できる良好な生体内利用率も有する。このような良好な生体内利用率は、従
来技術の水準の観点からはシクロスポリンを固体状で含有する製剤に関しては期
待することはできなかった。
いう利点を提供するのみならず、またミクロエマルションの生体内利用率に十分
匹敵できる良好な生体内利用率も有する。このような良好な生体内利用率は、従
来技術の水準の観点からはシクロスポリンを固体状で含有する製剤に関しては期
待することはできなかった。
【0034】 犬の研究の結果から、市販製品と比較した該製剤の良好な生体内利用率が証明
される。
される。
【0035】 製造例1 10質量%の範囲の作用物質を含有するシクロスポリン乾燥粉末の製造 a)超微粉砕物の製造 シクロスポリンA 3gをイソプロパノール36g中のアスコルビン酸パルミ
テート0.6gの溶液中に25℃で撹拌導入すると、透明な溶液が生じた。
テート0.6gの溶液中に25℃で撹拌導入すると、透明な溶液が生じた。
【0036】 シクロスポリンAをコロイド分散状に沈殿させるために、前記分子分散溶液を
25℃で混合室に供給した。そこで、1N NaOHでpH9.2に調節された
、ゼラチンB 100ブルーム14.4g及びラクトース12.6gの完全脱イ
オン水中の溶液537gとの混合が起こった。全工程は30バールに圧力を限定
して行った。混合後に濁った白色の色調を有するコロイド分散シクロスポリンA
分散液が得られた。
25℃で混合室に供給した。そこで、1N NaOHでpH9.2に調節された
、ゼラチンB 100ブルーム14.4g及びラクトース12.6gの完全脱イ
オン水中の溶液537gとの混合が起こった。全工程は30バールに圧力を限定
して行った。混合後に濁った白色の色調を有するコロイド分散シクロスポリンA
分散液が得られた。
【0037】 平均粒度は、準弾性光散乱によって31%の分散で256nmと測定された。
容積分布の平均値は、フラウンホーファー回折によって99.2<1.22μm
の分布の微細成分の場合D(4,3)=0.62μmと測定された。
容積分布の平均値は、フラウンホーファー回折によって99.2<1.22μm
の分布の微細成分の場合D(4,3)=0.62μmと測定された。
【0038】 b)ナノ粒子の乾燥粉末を得るための分散液a)の乾燥 生成物1a)の噴霧乾燥によってナノ粒子の乾燥粉末が得られた。粉末中の作
用物質含有量はクロマトグラフィーにより9.95質量%と測定された。乾燥粉
末は飲料水中に溶解すると濁った白色の分散液(ヒドロゾル)を形成する。
用物質含有量はクロマトグラフィーにより9.95質量%と測定された。乾燥粉
末は飲料水中に溶解すると濁った白色の分散液(ヒドロゾル)を形成する。
【0039】 c)エックス線広角散乱 図1には作用物質(上の曲線)及び1b)による乾燥粉末(下の曲線)の散乱
曲線が図示してある。出発物質であるシクロスポリンは、鮮明な多数の干渉によ
って特徴ずけられるエックス線図によって確認されるように結晶である。これに
対して乾燥粉末の拡散曲線は、無定形物質にとって代表的であるような広い拡散
的な干渉極大しか有しない。したがって作用物質は1b)により製造された乾燥
粉末においてはエックス線無定形状で存在する。これは、他の結晶性助剤である
ラクトース及びアスコルビン酸パルミテートについても該当する。
曲線が図示してある。出発物質であるシクロスポリンは、鮮明な多数の干渉によ
って特徴ずけられるエックス線図によって確認されるように結晶である。これに
対して乾燥粉末の拡散曲線は、無定形物質にとって代表的であるような広い拡散
的な干渉極大しか有しない。したがって作用物質は1b)により製造された乾燥
粉末においてはエックス線無定形状で存在する。これは、他の結晶性助剤である
ラクトース及びアスコルビン酸パルミテートについても該当する。
【0040】 d)クリオ−レプリカ(Kryo−Replika)透過電子顕微鏡(クリオ−
TEM) 図5には、水道水中に再分散された1b)による乾燥粉末のクリオ−
TEM写真を図示してある。平均直径D=500nmを有するナノ粒子の球状シ
クロスポリン粒子が良く認められる。この画像は、乾燥粉末の再分散後にコロイ
ド分散シクロスポリン溶液が再び形成され、この溶液中では個々のコロイド粒子
は凝集せずに存在していることを裏付けている。
TEM) 図5には、水道水中に再分散された1b)による乾燥粉末のクリオ−
TEM写真を図示してある。平均直径D=500nmを有するナノ粒子の球状シ
クロスポリン粒子が良く認められる。この画像は、乾燥粉末の再分散後にコロイ
ド分散シクロスポリン溶液が再び形成され、この溶液中では個々のコロイド粒子
は凝集せずに存在していることを裏付けている。
【0041】 製造例2 15質量%の範囲の作用物質含量を有するシクロスポリン乾燥粉末の製造 a)超微粉砕化物の製造 シクロスポリンA3gを、イソプロパノール18g及び完全脱イオン水18g
中のアスコルビン酸パルミテート0.6gの溶液中に25℃で撹拌導入した。こ
の溶液を熱交換器で加熱することによって分子的に溶解した状態に変える。熱交
換器中のシクロスポリン溶液の滞留時間は90分であり、最高の135℃の温度
は超過しなかった。
中のアスコルビン酸パルミテート0.6gの溶液中に25℃で撹拌導入した。こ
の溶液を熱交換器で加熱することによって分子的に溶解した状態に変える。熱交
換器中のシクロスポリン溶液の滞留時間は90分であり、最高の135℃の温度
は超過しなかった。
【0042】 シクロスポリンAをコロイド分散状で沈殿するために、前記分子分散溶液を1
35℃で混合室に供給した。そこで、1N NaOHでpH9.2に調節された
、ゼラチンA 100ブルーム9.2g及びラクトース6.1gの完全脱イオン
水中の水溶液393.9gとの混合が起こった。この工程は、水の蒸発を防止す
るために30バールに圧力を限定して行った。混合後に濁った白色の色調を有す
るコロイド分散シクロスポリンA分散液が得られた。
35℃で混合室に供給した。そこで、1N NaOHでpH9.2に調節された
、ゼラチンA 100ブルーム9.2g及びラクトース6.1gの完全脱イオン
水中の水溶液393.9gとの混合が起こった。この工程は、水の蒸発を防止す
るために30バールに圧力を限定して行った。混合後に濁った白色の色調を有す
るコロイド分散シクロスポリンA分散液が得られた。
【0043】 平均粒度は、準弾性光散乱によって48%の分散で285nmと測定された。
容積分布の平均値は、フラウンホーファー回折によって99.8%<1.22μ
mの分布の微細成分の場合D(4,3)=0.62μmと測定された。
容積分布の平均値は、フラウンホーファー回折によって99.8%<1.22μ
mの分布の微細成分の場合D(4,3)=0.62μmと測定された。
【0044】 b)乾燥粉末を得るための分散液2a)の乾燥 該分散液の噴霧乾燥によりナノ粒子の乾燥粉末を生じた。乾燥粉末中の作用物
質含量はクロマトグラフィーにより15.9質量%と測定された。この乾燥粉末
が飲料水中で溶けると濁った白色の分散液を形成した。
質含量はクロマトグラフィーにより15.9質量%と測定された。この乾燥粉末
が飲料水中で溶けると濁った白色の分散液を形成した。
【0045】 平均粒度は、再分散後に直ちに準弾性光散乱によって38%の分散で376n
mと測定された。容積分布の平均値は、フラウンホーファー回折によって84.
7%<1.22μmの分布の微細成分の場合D(4,3)=0.77μmと測定
された。
mと測定された。容積分布の平均値は、フラウンホーファー回折によって84.
7%<1.22μmの分布の微細成分の場合D(4,3)=0.77μmと測定
された。
【0046】 生成物の凍結乾燥によってナノ粒子の乾燥粉末が得られた。粉末中の作用物質
含量はクロマトグラフィーによりシクロスポリン16.1質量%と測定された。
乾燥粉末は飲料水に溶けると濁った白色のヒドロゾルになった。
含量はクロマトグラフィーによりシクロスポリン16.1質量%と測定された。
乾燥粉末は飲料水に溶けると濁った白色のヒドロゾルになった。
【0047】 平均粒度は、再分散後に直ちに準弾性光散乱によって32%の分散で388n
mと測定された。容積分布の平均値は、フラウンホーファー回折によって82.
4%<1.22μmの分布の微細成分の場合D(4,3)=0.79μmと測定
された。
mと測定された。容積分布の平均値は、フラウンホーファー回折によって82.
4%<1.22μmの分布の微細成分の場合D(4,3)=0.79μmと測定
された。
【0048】 c)ミクロ電気泳動 図3には作用物質、ゼラチン及び2b)による乾燥粉末(噴霧乾燥)の水性分
散液のpH依存移動度曲線が図示してある。出発物質として使用した結晶性シク
ロスポリンAの移動度曲線は移動度の高さ及び等電点の位置に関して2b)によ
る超微粉砕乾燥粉末の同曲線と明らかに異なる。再分散した乾燥粉末の等電点は
使用したゼラチンの等電点と一致する。これは、ナノ粒子のシクロスポリン粒子
がゼラチン被包によって埋封されていることを示している。
散液のpH依存移動度曲線が図示してある。出発物質として使用した結晶性シク
ロスポリンAの移動度曲線は移動度の高さ及び等電点の位置に関して2b)によ
る超微粉砕乾燥粉末の同曲線と明らかに異なる。再分散した乾燥粉末の等電点は
使用したゼラチンの等電点と一致する。これは、ナノ粒子のシクロスポリン粒子
がゼラチン被包によって埋封されていることを示している。
【0049】 製造例3 例2a)と同様にしてコロイド分散シクロスポリンA分散液を、シクロスポリ
ンA4.5g、アスコルビン酸パルミテート0.9g、ゼラチンA100ブルー
ム9.6g及びラクトース7.2gから製造した。
ンA4.5g、アスコルビン酸パルミテート0.9g、ゼラチンA100ブルー
ム9.6g及びラクトース7.2gから製造した。
【0050】 平均粒度は、準弾性光散乱によって21%の分散で280nmと測定された。
容積分布の平均値は、フラウンホーファー回折によって99.2%<1.22μ
mの分布の微細成分の場合D(4,3)=0.62μmと測定された。
容積分布の平均値は、フラウンホーファー回折によって99.2%<1.22μ
mの分布の微細成分の場合D(4,3)=0.62μmと測定された。
【0051】 b)ナノ粒子の乾燥粉末を得るための分散液3a)の乾燥 噴霧乾燥によって19.9質量%のシクロスポリンA含量(クロマトグラフィ
ーにより測定)を有するナノ粒子の乾燥粉末が得られた。この乾燥粉末は飲料水
中に溶けると濁った白色の分散液(ヒドロゾル)を形成した。
ーにより測定)を有するナノ粒子の乾燥粉末が得られた。この乾燥粉末は飲料水
中に溶けると濁った白色の分散液(ヒドロゾル)を形成した。
【0052】 平均粒度は、再分散後に直ちに準弾性光散乱によって45%の分散で377n
mと測定された。容積分布の平均値は、フラウンホーファー回折によって83.
3%<1.2μmの分布の微細成分の場合D(4,3)=0.62μmと測定さ
れた。
mと測定された。容積分布の平均値は、フラウンホーファー回折によって83.
3%<1.2μmの分布の微細成分の場合D(4,3)=0.62μmと測定さ
れた。
【0053】 図3:乾燥粉末2b)及び3b)のエックス線広角散乱 図3には、それぞれ噴霧乾燥によって得られた、2b)による乾燥粉末(上の
曲線)及び3b)による乾燥粉末(下の曲線)の散乱曲線を図示してある。これ
らの乾燥粉末の散乱曲線は、図1で示した出発物質である結晶性シクロスポリン
の散乱曲線(鋭い干渉を含む)と異なり、無定形物質にとって代表的な分散的で
広い干渉極大のみを有する。
曲線)及び3b)による乾燥粉末(下の曲線)の散乱曲線を図示してある。これ
らの乾燥粉末の散乱曲線は、図1で示した出発物質である結晶性シクロスポリン
の散乱曲線(鋭い干渉を含む)と異なり、無定形物質にとって代表的な分散的で
広い干渉極大のみを有する。
【0054】 製造例4 製造例3と同様にして製剤を製造したが、この場合には被包マトリックス物質
として103〜107の分子量成分を有する魚ゼラチンを使用した。
として103〜107の分子量成分を有する魚ゼラチンを使用した。
【0055】 乾燥粉末の薬物動態学的特性 犬における血液水準の動態:一般方法 シクロスポリンを適当な製剤で8〜12kgの範囲の体重を有するビーグル犬
に、固体の形としては経口的に又は液体の形の場合には食道消息子(Schlu
ndsonde)によって投与した。液体の形は50mlの水中に入れ、さらに
50mlの水で洗浄した。固体の形は水なしに投与した。物質投与の16時間前
には犬に食餌を与えず、物質投与の4時間後に再び給飼を続けた。物質投与前及
び物質投与後には32時間までの間隔で犬の頚静脈又は前腕頭部静脈(Vena
cephalica antebrachii)から血液をヘパリン化容器中
に取った。血液を深冷凍結し、分析的後処理まで−20℃で保存した。血液水準
の測定は確認された内部標準化GC−MS法によって行った。
に、固体の形としては経口的に又は液体の形の場合には食道消息子(Schlu
ndsonde)によって投与した。液体の形は50mlの水中に入れ、さらに
50mlの水で洗浄した。固体の形は水なしに投与した。物質投与の16時間前
には犬に食餌を与えず、物質投与の4時間後に再び給飼を続けた。物質投与前及
び物質投与後には32時間までの間隔で犬の頚静脈又は前腕頭部静脈(Vena
cephalica antebrachii)から血液をヘパリン化容器中
に取った。血液を深冷凍結し、分析的後処理まで−20℃で保存した。血液水準
の測定は確認された内部標準化GC−MS法によって行った。
【0056】 剤形1(比較のため):サンジムン(Sandimmun:登録商標)・オプト
ラール (Optoral)、カプセル、作用物質100g 剤形2:製造例1による乾燥粉末、作用物質用量100mg;ヒドロゾルとして
投与 剤形3:製造例3による乾燥粉末、作用物質用量100mg;ヒドロゾルとして
投与 図4には、相応の血液水準の中央値が図示してある。本発明の剤形F2及びF
3の場合には初めに比較剤形1の場合よりも速く血液水準値が上昇されることが
明瞭に認められる。
ラール (Optoral)、カプセル、作用物質100g 剤形2:製造例1による乾燥粉末、作用物質用量100mg;ヒドロゾルとして
投与 剤形3:製造例3による乾燥粉末、作用物質用量100mg;ヒドロゾルとして
投与 図4には、相応の血液水準の中央値が図示してある。本発明の剤形F2及びF
3の場合には初めに比較剤形1の場合よりも速く血液水準値が上昇されることが
明瞭に認められる。
【0057】
【表1】
【0058】
【表2】
【0059】 製造例4 15質量%の範囲の作用物質含量を有するシクロスポリン乾燥粉末の製造 a)超微粉砕物の製造 シクロスポリンA3gを、25℃でイソプロパノール18g及び完全脱イオン
化水18g中のアスコルビン酸パルミテート0.6g及び大豆油0.3gの溶液
中に撹拌導入すると、濁った黄色の溶液が生じた。この溶液を熱交換器で加熱す
ることによって分子状に溶解した状態に変えた。熱交換器中のシクロスポリン溶
液の滞留時間は約90分であったが、最高135℃の温度は超過しなかった。
化水18g中のアスコルビン酸パルミテート0.6g及び大豆油0.3gの溶液
中に撹拌導入すると、濁った黄色の溶液が生じた。この溶液を熱交換器で加熱す
ることによって分子状に溶解した状態に変えた。熱交換器中のシクロスポリン溶
液の滞留時間は約90分であったが、最高135℃の温度は超過しなかった。
【0060】 シクロスポリンAをコロイド状で沈殿するためにこの分子分散溶液を135℃
で混合室に供給した。前記分子分散溶液を135℃で混合室に供給した。そこで
、1N NaOHでpH9.2に調節された、ゼラチンA 100ブルーム8.
9g及びラクトース6.5gの完全脱イオン水中の水溶液412.3gとの混合
が起こった。この全工程は、水の蒸発を防止するために30バールに圧力を限定
して行った。混合後に濁った白色の色調を有するコロイド分散シクロスポリンA
分散液が得られた。
で混合室に供給した。前記分子分散溶液を135℃で混合室に供給した。そこで
、1N NaOHでpH9.2に調節された、ゼラチンA 100ブルーム8.
9g及びラクトース6.5gの完全脱イオン水中の水溶液412.3gとの混合
が起こった。この全工程は、水の蒸発を防止するために30バールに圧力を限定
して行った。混合後に濁った白色の色調を有するコロイド分散シクロスポリンA
分散液が得られた。
【0061】 平均粒度は、準弾性光散乱によって±37%の分散幅で273nmと測定され
た。容積分布の平均値は、フラウンホーファー回折によって99.8%<1.2
2μmの分布の微細成分の場合D(4,3)=0.62μmと測定された。
た。容積分布の平均値は、フラウンホーファー回折によって99.8%<1.2
2μmの分布の微細成分の場合D(4,3)=0.62μmと測定された。
【0062】 b)ナノ粒子の乾燥粉末を得るためのaからの分散液の乾燥 製造例からの生成物の噴霧乾燥によりナノ粒子の乾燥粉末を生じた。粉末中の
作用物質含量はクロマトグラフィーにより15.21質量%と測定された。この
乾燥粉末が飲料水中で溶けると濁った白色の分散液(ヒドロゾル)を形成した。
作用物質含量はクロマトグラフィーにより15.21質量%と測定された。この
乾燥粉末が飲料水中で溶けると濁った白色の分散液(ヒドロゾル)を形成した。
【0063】 平均粒度は、再分散後に直ちに準弾性光散乱によって±42%の分散幅で35
2nmと測定された。容積分布の平均値は、フラウンホーファー回折によって8
6.3%<1.22μmの分布の微細成分の場合D(4,3)=0.73μmと
測定された。
2nmと測定された。容積分布の平均値は、フラウンホーファー回折によって8
6.3%<1.22μmの分布の微細成分の場合D(4,3)=0.73μmと
測定された。
【図1】 作用物質(上の曲線)及び1b)による乾燥粉末(下の曲線)の散乱曲線を示
す図
す図
【図2】 a)及びb)の散乱曲線を示す図
【図3】 作用物質、ゼラチン及び2b)による乾燥粉末(噴霧乾燥)の水性分散液のp
H依存移動度曲線を示す図
H依存移動度曲線を示す図
【図4】 血液水準の中央値を示す図
【図5】 水道水中に再分散された1b)による乾燥粉末のクリオ−TEM写真を示す図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AU,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,GE, HU,ID,IL,IN,JP,KR,KZ,LT,L V,MK,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG ,SI,SK,TR,UA,US,ZA (72)発明者 ペーター プフリューガー ドイツ連邦共和国 ブロイニヒヴァイラー イム ナッセン グルント 18 (72)発明者 イェルク ブライテンバッハ ドイツ連邦共和国 マンハイム ハンス− ザックス−リング 7 アー (72)発明者 ルドルフ ビンダー ドイツ連邦共和国 ヴォルムス オストプ ロイセンシュトラーセ 18 (72)発明者 ユルゲン ツァイドラー ドイツ連邦共和国 ムッターシュタット プファルツリング 90 (72)発明者 グンター ベルンドル ドイツ連邦共和国 ヘルクスハイム アム デールリング 7 Fターム(参考) 4C076 AA66 BB01 CC07 DD44 EE41 EE42 EE51 FF34 FF36 GG29 4C084 AA03 BA18 BA24 MA38 MA52 NA11 ZB071
Claims (8)
- 【請求項1】 シクロスポリンがエックス線無定形の固体粒子の形でコロイ
ド分散状でその中の被包マトリックス中に埋込まれている、経口投与用の固体又
は液状シクロスポリン製剤。 - 【請求項2】 20〜1000nmの範囲のシクロスポリン粒子の平均粒径
を有する、請求項1記載のシクロスポリン製剤。 - 【請求項3】 1種以上の食用油又は脂肪あるいはこのような油及び脂肪の
混合物を含有する、請求項1又は2記載のシクロスポリン製剤。 - 【請求項4】 1種以上の低分子界面活性化合物を含有する、請求項1から
3までのいずれか1項記載のシクロスポリン製剤。 - 【請求項5】 ポリマー被包マトリックスとしてカゼイン又はカゼイン化合
物を含有する、請求項1から4までのいずれか1項記載のシクロスポリン製剤。 - 【請求項6】 ポリマー被包マトリックスとしてゼラチンを含有する、請求
項1から4までのいずれか1項記載のシクロスポリン製剤。 - 【請求項7】 低分子界面活性化合物としてアスコルビン酸パルミテートを
含有する、請求項1から6までのいずれか1項記載のシクロスポリン製剤。 - 【請求項8】 水又は水と混合可能な有機溶剤中のシクロスポリンの溶液を
、機械的エネルギーの投入下にポリマー保護コロイドの水溶液と混合してシクロ
スポリン粒子の沈殿をもたらすことを特徴とする、請求項1から7までのいずれ
か1項記載の製剤の製造方法。
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---|---|---|---|
DE19821951A DE19821951A1 (de) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | Cyclosporin-Zubereitungen |
DE19821951.2 | 1998-05-15 | ||
PCT/EP1999/003002 WO1999059541A2 (de) | 1998-05-15 | 1999-05-04 | Cyclosporin-zubereitungen |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002515415A true JP2002515415A (ja) | 2002-05-28 |
Family
ID=7867961
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000549206A Withdrawn JP2002515415A (ja) | 1998-05-15 | 1999-05-04 | シクロスポリン製剤 |
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Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1077676A2 (ja) |
JP (1) | JP2002515415A (ja) |
CN (1) | CN1301171A (ja) |
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CA (1) | CA2332270A1 (ja) |
DE (1) | DE19821951A1 (ja) |
NO (1) | NO20005769L (ja) |
WO (1) | WO1999059541A2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017066095A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | ユーハ味覚糖株式会社 | アスコルビン酸もしくはアスコルビン酸誘導体の浸透性を向上させたナノ粒子分散液 |
Families Citing this family (5)
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---|---|---|---|---|
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