JP2002515346A - 重なった金属シートを溶接する方法及び対応する鉄道車両車体 - Google Patents
重なった金属シートを溶接する方法及び対応する鉄道車両車体Info
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Abstract
Description
れる1枚のシートに関する。
ものである。
る面にて互いに溶接することができる。
らの部品のうち一方にレーザー光線を当ててそれを貫通させて他方の部品を溶か
す。溶けた金属はレーザー光線が通過した後に凝固して溶接シームを形成する。
隙が重なりゾーンの全体の厚さの10%以下であることが必要である。
長いため、上記間隙の制約が問題となる。これらの長さは一般に30mにもなり
得る。
重なりゾーンの溶接すべき全体の長さに沿って挟むための均等に間隔を開けたラ
ムが使用される。
数が急増するため特に高価になる。
可能なシートを提供することにより上記問題を解決することである。
なりゾーンに沿って該別のシートに溶接される上記1枚のシートにおいて、レー
ザー溶接装置の押圧機構が上記別のシートに対して押圧した時に、上記重なりゾ
ーンに沿って上記1枚のシートの曲げに抵抗するよう構成された剛性手段を前記
重なりゾーンの近傍に有してなるシートである。
して或いは技術的に可能な組合せとして有していても良い; − 上記剛性手段は上記第1シートの一体部分として形成されたプロフィール
部分よりなる; − 上記プロフィール部分は上記第1シートをその近傍の上記重なりゾーンか
ら離れる方向に曲げることにより形成される; − 上記プロフィール部分は上記第1シートの肉厚部である。
シートのコレクションであり、シートのうち少なくとも1枚は上述のように限定
されたことを特徴とする。
レーザー溶接する方法において、上記シートのうち少なくとも第1シートは上述
のように限定されたシートであり、上記第1シートの少なくとも1つの領域は上
記重なりゾーン内に片持ち式に突出し、上記剛性手段はこの片持ち領域近傍に設
けられ、レーザー溶接装置の押圧機構は他方のシートに対して押圧して上記両シ
ートを上記重なりゾーンの領域で互いに接触状態に保持し、上記レーザー溶接装
置は上記重なりゾーンに沿って上記両シートを溶接するのに使用されることを特
徴とする方法である。
シートを貫通して該他方のシートを、上記重なりゾーンにおいて互いに対向する
両シートの表面で上記第1シートに溶接し、従って上記方法はレーザー透過溶接
方法を構成する。
上記外殻は重なりゾーンにて互いに溶接されると共に上記支持構造体にも溶接さ
れたシートのコレクションよりなる鉄道車両の車体にであり、上記外殻の上記シ
ートを接合するための溶接部は上述の方法により形成されてなることを特徴とす
る。
とにより更に理解されよう。
するレーザー溶接装置2を示す。シート4は重なりゾーン6でシート5の上(図
1において上)に置かれている。シート4の下面7(図1において下)は重なり
ゾーン6でシート5の上面8に面している。シート4及び5は図示しない手段に
より互いに対して固定されている。
的に結合された、レーザー光線の焦点を合わせるためのヘッド18と、 − 不活性ガスのガス源20と、 − ヘッド18により支持されて連結手段21(二点鎖線により示される)に
より不活性ガス源20に連結された、不活性ガスを吹き付けるためのノズル22
と、 − 構造体14により支持される押圧機構24と、 − グランド12に固定されてスタンド10より低い高さに設けられた、第2
シート5を保持するためのベース26と、より構成される。
と、マウント34とより構成される。
ド10に取り付けられる。キャリッジ32は図面で矢印36に示されるようにロ
ッド28に沿って水平に摺動自在に取り付けられる。
ている。ロッド30は図面で矢印38に示されるように、キャリッジ32に沿っ
て垂直に摺動自在に取り付けられる。
矢印40に示されるように、ロッド30の軸線X−X回りに回転自在に取り付け
られる。
34と同軸に設けられる。ロッド30の軸線X−Xは重なりゾーン6に略直交し
、ヘッド18とノズル22とはこのゾーン6に向けられている。
下方向に摺動自在に取り付けられ、押圧機構24はマウント34に固定されてい
る。従って、ヘッド18及びノズル22は、押圧機構24と独立して上昇し重な
りゾーン6に接近することができる。
8及びノズル22を包囲する円形ベースを有する中空の筒44よりなる。マウン
ト34に支持されたこの筒44はマウント34を下方、従って重なりゾーン6に
向けて延ばす。
48を備えている。このボール50は球路50内を自由に走行できる。ボール5
0の下部は縁面46から下方に突出している。
傾斜しており、従って、重なりゾーン6に対して傾斜している。
4に対して押圧されている。
の全長に略沿ってシート5の下に延びるベース26に当接している。
ド18がレーザー源16により放射されるレーザー光線52を重なりゾーン6で
焦点を合わせる。このレーザー光線52は照射領域53で略直交する方向に重な
りゾーン6に当たる。光線52はシート4を通過するに従ってシート4を溶かし
、次いでシート5に到達し、シート5を貫通せずにそれを部分的に溶かす。
示すように、ヘッド18を支持する構造体14を板4及び5の縁部に沿って水平
に、即ち、図1の平面に対して直交する方向に移動させる。重なりゾーン6に対
して平行なこの移動中に、ヘッド18、ノズル22及び押圧機構24は構造体1
4に固定されている。レーザー光線52及び照射領域53は矢印Dの向き及び方
向に移動する。レーザー光線52が通過すると、溶けた金属が凝固して溶接シー
ム51が形成される。
ート4に沿って走行し照射領域53の移動の向きに対して該照射領域53の前方
にとどまる。従って、ボール50は図2において領域53の右側に移動する。シ
ート4に沿って転がるボール50はシート5の面8に対してシート4の面7を押
圧し、シート5はベース26により保持される。従って、重なりゾーン6におけ
る部品4と5との間の間隔の制約を満たし、シーム51を形成することができる
。
4及び5が溶接シーム51により互いに押圧されて保持される。
れがシート4の上面59に当たり、形成された溶接プールを保護する。
に移動し、次いでこれらの部材を所定の溶接路に沿って移動することが可能とな
る。押圧機構24は重なりゾーン6と平行な方向へのヘッド18の移動、従って
照射領域53の移動を受ける。
圧機構24の位置とは独立して変更しても良い。
する傾向があるため、球路48を傾斜させることによりボール50は好適な位置
に来る。従って、図1の矢印40で示すように、筒44をロッド30の軸線X−
X回りに回転させることにより、形成される溶接シーム51の形状に係わらず、
ボール50を常に光線52の照射ゾーン53より前方に位置づけることができる
。
る溶接シーム51の第2部51Bが形成される前の状態の押圧機構24が直角を
なして実線で示されている。図面に矢印59で示すように図3において筒44を
時計方向に1/4回転させることにより、ボール50が適切な位置(図3の下)
にきて溶接シーム51の第2部51B(破線)が形成される。押圧機構24は溶
接シームの部分51A及び51Bの形成にそれぞれ対応する2つの位置で鎖線で
示されている。
に様々な形状のレーザー溶接シームを形成することができる。局部的な押圧機構
24により部品4及び5を挟むための多数のラムを使用せずに比較的経済的にこ
れらの溶接シームを形成することができる。
ータ等の従来の手段で移動させても良い。
タやラムに連結された制御ユニットを使用して自動的に作動させても良い。
30の軸線X−X回りに自由に回転できるように取り付けても良い。この場合、
ボール50は重なりゾーン6に平行な方向のヘッド18の移動に対して自動的に
後側に位置決めされる。従って、マウント34を軸線X−X回りに回転させるた
めの手段を必要とせずに、ボール50はヘッド18の移動方向がどのような方向
であろうがその方向に対して領域53の後方に自動的に向けられる。この結果は
、ヘッド18の移動の向き及び/或いは方向に変化が生じた時に、筒44を軸線
X−X回りに自動的に回転させることにより得られる。
して略直交している。この下縁面46には3つのハウジング60A、60B及び
60Cが形成されている。各ハウジングはそれぞれボール50A、50B及び5
0Cを保持し、対応するボールと合致する形状を成す。これらのボールは図1〜
図3のボール50と同様に、照射領域53の先のシート4に沿って転動させるこ
とを意図したものである。
領域に均一に形成されている。この別の形態によれば、シート4及び5の面7及
び8はレーザー光線52の照射の領域の先でより広い領域にわたり互いに押圧さ
れる。
50Cは照射領域53の前方で正確に位置決めされる。
画成される角度αは360°と広くても良い。後者の場合、ボールは筒44の全
体の縁面46にわたり均一に分配され、押圧機構24はレーザー光線52の照射
の領域53の周囲で直接シート4を押圧する。
よりなり、これにより重なった金属部品をより高い自由度で様々な位置で互いに
溶接することができる。
沿って互いに溶接された2枚のシート4及び5のコレクション62を示している
。
字部分70及び72に溶接シーム66〜69を介して既に溶接されている。
であり、シート4及び5はこの車体の外殻を形成するためのものである。例えば
溶接シーム66〜69は図1〜図3の装置2を使用して透過溶接により形成され
、従ってU字部分70及び72はベース26ではなく上記フレーム構造の残りの
部分により支持されている。
び5は互いに対して固定されている。
に延びている。この部分74はシート5を重なりゾーン6から離れる方向に曲げ
ることにより形成されている。この部分74は、縁部65から始まり、シート5
の残りの部分に対して直交するLを形成する2枚の連続する長方形パネル76及
び78よりなる。この部分74はシート5の縁部65の曲げ剛性を高める。
り保持されるU字部分70及び72により、溶接装置2の押圧機構24は重なり
ゾーン6の領域でシート4に対して押圧される。剛性部分74により、U字部分
70と72との間で、且つ重なりゾーン6内にある面8の領域が曲げに抵抗して
シート4及び5の面7及び8がゾーン6内で互いに押圧される。
る縁部65の領域の下に保持支持構造体を位置決めすることなしに溶接シーム5
1を形成することができる。この特徴により重なったシートを比較的長い長さに
わたり、より容易に透過溶接を行うことができる。
領域により形成しても良い。
、前縁部だけが剛性部分74を有するシートの場合、第1シートは第2シートの
後縁部と前縁部との重なり部で接合され、第2シートの後縁部自身は第3シート
の前縁部との重なり部に接合され、以降同様に順次接合される。
使用することができる。
りなる鉄道車両の車体81を示している。
に配置された、湾曲した横方向の梁85よりなる支持フレーム構造840より構
成され、支持フレーム構造840上に外殻86が固定される。
る。これら2枚のシート87及び88は車体81の長手方向、即ち図7及び図8
の平面に対して直交する方向に延びる重なりゾーン89に沿って溶接されている
。シート87及び88は梁85間の空間でシート88に設けられた部分74によ
り互いに溶接されている。上述のように、これらの剛性部分によりシート87及
び88は片持ち式に突出したゾーンで互いに溶接されている。
。
線断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくとも2枚のシート(4、5;87、88)をその重な
りゾーン(6;89)に沿ってレーザー溶接する方法であって、前記シートのう
ち少なくとも第1シート(5;88)は前記重なりゾーン(6;89)に沿う前
記シート(5;88)の曲げに抵抗するよう構成された、前記重なりゾーン近傍
の剛性手段(74)を具備していない、前記第1シート(5;88)の少なくと
も1つの領域は前記重なりゾーン(6;89)内に片持ち式に突出し、前記剛性
手段はこの片持ち領域近傍に設けられ、レーザー溶接装置(2)の押圧機構は他
方のシート(4;87)に対して押圧して上記両シートを前記重なりゾーン(6
;89)で互いに接触状態に保持し、前記レーザー溶接装置は前記重なりゾーン
に沿って前記両シートを溶接するのに使用されることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 前記剛性手段は前記第1シート(5;88)の一体部分とし
て形成されたプロフィール部分(74)よりなることを特徴とする請求項1に記
載の方法。 - 【請求項3】 前記プロフィール部分(74)は前記第1シート(5;88
)をその近傍の前記重なりゾーン(6;89)から離れる方向に曲げることによ
り形成されることを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 前記プロフィール部分は前記第1シート(5;88)の肉厚
部であることを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 【請求項5】 前記溶接装置(2)により放射されたレーザー光線(52)
が前記他方のシート(4;87)を貫通して該他方のシートを、前記重なりゾー
ン(6;89)において互いに対向する両シートの表面で前記第1シート(5;
88)に溶接し、従って前記方法はレーザー透過溶接方法を構成することを特徴
とする請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項6】 少なくとも1つの支持フレーム構造(840)と外殻(86
)よりなり、前記外殻(86)は重なりゾーン(89)にて互いに溶接されると
共に前記支持構造体(840)にも溶接されたシート(87;88)のコレクシ
ョンよりなる、鉄道車両の車体(81)であって、前記外殻の前記シートを接合
するための溶接部が請求項1から5のいずれか一項に記載の方法により形成され
ることを特徴とする鉄道車両の車体。
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