JP2002515346A - 重なった金属シートを溶接する方法及び対応する鉄道車両車体 - Google Patents

重なった金属シートを溶接する方法及び対応する鉄道車両車体

Info

Publication number
JP2002515346A
JP2002515346A JP2000549422A JP2000549422A JP2002515346A JP 2002515346 A JP2002515346 A JP 2002515346A JP 2000549422 A JP2000549422 A JP 2000549422A JP 2000549422 A JP2000549422 A JP 2000549422A JP 2002515346 A JP2002515346 A JP 2002515346A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
sheets
overlap zone
zone
welding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000549422A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3715892B2 (ja
Inventor
ダブジー,ベルナール
デルロワーズ,パスカル
Original Assignee
アルストム・ホールデイングス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アルストム・ホールデイングス filed Critical アルストム・ホールデイングス
Publication of JP2002515346A publication Critical patent/JP2002515346A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3715892B2 publication Critical patent/JP3715892B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/20Bonding
    • B23K26/21Bonding by welding
    • B23K26/24Seam welding
    • B23K26/244Overlap seam welding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K33/00Specially-profiled edge portions of workpieces for making soldering or welding connections; Filling the seams formed thereby
    • B23K33/004Filling of continuous seams
    • B23K33/008Filling of continuous seams for automotive applications
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/20Bonding
    • B23K26/21Bonding by welding
    • B23K26/24Seam welding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、1枚の第1シート(5)が重なりゾーンに沿って金属シートの曲げに耐えるよう構成された重なりゾーン(6)近傍の剛性手段(74)を具備する溶接方法に関する。この方法は、重なりゾーン(6)内で第1金属シート(5)の少なくとも1つの領域を片持ち式に有する。この剛性手段は該片持ち領域の近傍に配置される。金属シートを重なりゾーン(6)に接触状態で維持するために、別の金属シート(4)にはレーザー溶接装置(2)を支持する機構が当てられる。金属シートは溶接装置を用いて重なりゾーンに沿って溶接される。本発明は鉄道車両の車体の外部を覆うための金属シート同士を互いに透過溶接するのに有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、別のシートとの間の重なりゾーンに沿ってこの別のシートに溶接さ
れる1枚のシートに関する。
【0002】 本発明は特に、鉄道車両用の鋼板製の車体外殻パネルの透過溶接に適用される
ものである。
【0003】 レーザー透過溶接では、金属部品同士をそれらの重なった部分で互いに対向す
る面にて互いに溶接することができる。
【0004】 物を差し込みずらい上記部分において対向面同士の間を溶接するために、これ
らの部品のうち一方にレーザー光線を当ててそれを貫通させて他方の部品を溶か
す。溶けた金属はレーザー光線が通過した後に凝固して溶接シームを形成する。
【0005】 この透過溶接技術を使用するには溶接しようとする部品の対向面同士の間の間
隙が重なりゾーンの全体の厚さの10%以下であることが必要である。
【0006】 この溶接技術を鉄道車両の車体外殻パネルに応用するには、溶接すべき長さが
長いため、上記間隙の制約が問題となる。これらの長さは一般に30mにもなり
得る。
【0007】 他の分野では小さな部品用に、上記間隙の制約を満たすために、2つの部品を
重なりゾーンの溶接すべき全体の長さに沿って挟むための均等に間隔を開けたラ
ムが使用される。
【0008】 しかし、この解決策では、部品を比較的長い距離にわたり溶接するにはラムの
数が急増するため特に高価になる。
【0009】 本発明の目的は比較的長い重なりゾーンにおいて比較的簡単且つ経済的に溶接
可能なシートを提供することにより上記問題を解決することである。
【0010】 このために、本発明の要旨は、1枚のシートであって、別のシートとの間の重
なりゾーンに沿って該別のシートに溶接される上記1枚のシートにおいて、レー
ザー溶接装置の押圧機構が上記別のシートに対して押圧した時に、上記重なりゾ
ーンに沿って上記1枚のシートの曲げに抵抗するよう構成された剛性手段を前記
重なりゾーンの近傍に有してなるシートである。
【0011】 特定の実施形態によれば、上記シートは以下の特徴の1つ或いは複数を単独と
して或いは技術的に可能な組合せとして有していても良い; − 上記剛性手段は上記第1シートの一体部分として形成されたプロフィール
部分よりなる; − 上記プロフィール部分は上記第1シートをその近傍の上記重なりゾーンか
ら離れる方向に曲げることにより形成される; − 上記プロフィール部分は上記第1シートの肉厚部である。
【0012】 本発明の他の要旨は、重なりゾーンに沿って互いに溶接されるよう意図された
シートのコレクションであり、シートのうち少なくとも1枚は上述のように限定
されたことを特徴とする。
【0013】 本発明の更なる要旨は、少なくとも2枚のシートをその重なりゾーンに沿って
レーザー溶接する方法において、上記シートのうち少なくとも第1シートは上述
のように限定されたシートであり、上記第1シートの少なくとも1つの領域は上
記重なりゾーン内に片持ち式に突出し、上記剛性手段はこの片持ち領域近傍に設
けられ、レーザー溶接装置の押圧機構は他方のシートに対して押圧して上記両シ
ートを上記重なりゾーンの領域で互いに接触状態に保持し、上記レーザー溶接装
置は上記重なりゾーンに沿って上記両シートを溶接するのに使用されることを特
徴とする方法である。
【0014】 別の形態によれば、上記溶接装置により放射されたレーザー光線が上記他方の
シートを貫通して該他方のシートを、上記重なりゾーンにおいて互いに対向する
両シートの表面で上記第1シートに溶接し、従って上記方法はレーザー透過溶接
方法を構成する。
【0015】 本発明の最後の要旨は、少なくとも1つの支持フレーム構造と外殻よりなり、
上記外殻は重なりゾーンにて互いに溶接されると共に上記支持構造体にも溶接さ
れたシートのコレクションよりなる鉄道車両の車体にであり、上記外殻の上記シ
ートを接合するための溶接部は上述の方法により形成されてなることを特徴とす
る。
【0016】 本発明は例を目的としてのみ示す以下の説明を添付図面を参照しながら読むこ
とにより更に理解されよう。
【0017】 図1は重なりゾーン6に沿って重なった2枚の鋼シート4及び5を互いに溶接
するレーザー溶接装置2を示す。シート4は重なりゾーン6でシート5の上(図
1において上)に置かれている。シート4の下面7(図1において下)は重なり
ゾーン6でシート5の上面8に面している。シート4及び5は図示しない手段に
より互いに対して固定されている。
【0018】 本質的に装置2は、 − グランド12に固定されてそれから起立したスタンド10と、 − スタンド10に取り付けられた支持構造体14と、 − スタンド10に取り付けられたレーザー源16と、 − 光学的結合手段19(鎖線で示される)により上記レーザー源16に光学
的に結合された、レーザー光線の焦点を合わせるためのヘッド18と、 − 不活性ガスのガス源20と、 − ヘッド18により支持されて連結手段21(二点鎖線により示される)に
より不活性ガス源20に連結された、不活性ガスを吹き付けるためのノズル22
と、 − 構造体14により支持される押圧機構24と、 − グランド12に固定されてスタンド10より低い高さに設けられた、第2
シート5を保持するためのベース26と、より構成される。
【0019】 構造体14は互いに略直交する2本のロッド28及び30と、キャリッジ32
と、マウント34とより構成される。
【0020】 略水平なロッド28は図1の平面に対して垂直な水平方向に摺動自在にスタン
ド10に取り付けられる。キャリッジ32は図面で矢印36に示されるようにロ
ッド28に沿って水平に摺動自在に取り付けられる。
【0021】 ロッド30はキャリッジ32から略垂直に重なりゾーン6に向けて下方に延び
ている。ロッド30は図面で矢印38に示されるように、キャリッジ32に沿っ
て垂直に摺動自在に取り付けられる。
【0022】 マウント34はロッド30を下方に延ばしている。このマウント34は図面で
矢印40に示されるように、ロッド30の軸線X−X回りに回転自在に取り付け
られる。
【0023】 構造体14は光学的結合手段19と連結手段21を支持している。
【0024】 ヘッド18と、ヘッド18を包囲するノズル22とはロッド30及びマウント
34と同軸に設けられる。ロッド30の軸線X−Xは重なりゾーン6に略直交し
、ヘッド18とノズル22とはこのゾーン6に向けられている。
【0025】 ヘッド18及びノズル22は図面で矢印42に示すようにマウント34上で上
下方向に摺動自在に取り付けられ、押圧機構24はマウント34に固定されてい
る。従って、ヘッド18及びノズル22は、押圧機構24と独立して上昇し重な
りゾーン6に接近することができる。
【0026】 図2により詳細に示すように、押圧機構24はロッド30と同軸で、ヘッド1
8及びノズル22を包囲する円形ベースを有する中空の筒44よりなる。マウン
ト34に支持されたこの筒44はマウント34を下方、従って重なりゾーン6に
向けて延ばす。
【0027】 この筒44の下縁面46には、中にボール50が保持される開口した環状球路
48を備えている。このボール50は球路50内を自由に走行できる。ボール5
0の下部は縁面46から下方に突出している。
【0028】 筒44の縁面46及び球路48は筒44の軸線X−Xを横断する平面に対して
傾斜しており、従って、重なりゾーン6に対して傾斜している。
【0029】 ボール50は筒44及び構造体14により、重なりゾーン6の領域内でシート
4に対して押圧されている。
【0030】 シート5は、図1の平面に対して直交して形成される直線状の溶接シーム51
の全長に略沿ってシート5の下に延びるベース26に当接している。
【0031】 シート4及び5の面7及び8を重なりゾーン6内で互いに溶接するには、ヘッ
ド18がレーザー源16により放射されるレーザー光線52を重なりゾーン6で
焦点を合わせる。このレーザー光線52は照射領域53で略直交する方向に重な
りゾーン6に当たる。光線52はシート4を通過するに従ってシート4を溶かし
、次いでシート5に到達し、シート5を貫通せずにそれを部分的に溶かす。
【0032】 完全には貫通しない直線状の溶接シーム51を形成するには、図2の矢印Dで
示すように、ヘッド18を支持する構造体14を板4及び5の縁部に沿って水平
に、即ち、図1の平面に対して直交する方向に移動させる。重なりゾーン6に対
して平行なこの移動中に、ヘッド18、ノズル22及び押圧機構24は構造体1
4に固定されている。レーザー光線52及び照射領域53は矢印Dの向き及び方
向に移動する。レーザー光線52が通過すると、溶けた金属が凝固して溶接シー
ム51が形成される。
【0033】 構造体14の直線移動の間、ヘッド18の移動の影響を受けるボール50はシ
ート4に沿って走行し照射領域53の移動の向きに対して該照射領域53の前方
にとどまる。従って、ボール50は図2において領域53の右側に移動する。シ
ート4に沿って転がるボール50はシート5の面8に対してシート4の面7を押
圧し、シート5はベース26により保持される。従って、重なりゾーン6におけ
る部品4と5との間の間隔の制約を満たし、シーム51を形成することができる
【0034】 移動Dの向きに対して照射領域53の後方では、即ち図2の左側では、シート
4及び5が溶接シーム51により互いに押圧されて保持される。
【0035】 ノズル22はレーザー光線52の周囲に不活性ガス流58を形成する。この流
れがシート4の上面59に当たり、形成された溶接プールを保護する。
【0036】 支持構造体14の性質により、ヘッド18及び押圧機構24を所定の溶接位置
に移動し、次いでこれらの部材を所定の溶接路に沿って移動することが可能とな
る。押圧機構24は重なりゾーン6と平行な方向へのヘッド18の移動、従って
照射領域53の移動を受ける。
【0037】 重なりゾーン6と直交する方向のヘッド18の位置を矢印42で示すように押
圧機構24の位置とは独立して変更しても良い。
【0038】 ボール50は図2の右側に示すように球路48の最も低い点に自身を位置決め
する傾向があるため、球路48を傾斜させることによりボール50は好適な位置
に来る。従って、図1の矢印40で示すように、筒44をロッド30の軸線X−
X回りに回転させることにより、形成される溶接シーム51の形状に係わらず、
ボール50を常に光線52の照射ゾーン53より前方に位置づけることができる
【0039】 図3は直角を含む溶接シーム51の形成の一例を示す。
【0040】 溶接シーム51の第1直線部51Aが形成された後、且つ部分51Aに直交す
る溶接シーム51の第2部51Bが形成される前の状態の押圧機構24が直角を
なして実線で示されている。図面に矢印59で示すように図3において筒44を
時計方向に1/4回転させることにより、ボール50が適切な位置(図3の下)
にきて溶接シーム51の第2部51B(破線)が形成される。押圧機構24は溶
接シームの部分51A及び51Bの形成にそれぞれ対応する2つの位置で鎖線で
示されている。
【0041】 従って、装置2は透過溶接により、比較的長さの長い、互いに重なったシート
に様々な形状のレーザー溶接シームを形成することができる。局部的な押圧機構
24により部品4及び5を挟むための多数のラムを使用せずに比較的経済的にこ
れらの溶接シームを形成することができる。
【0042】 構成要素の種々の要素の構造体14及びヘッド18をラム及び/或いは電気モ
ータ等の従来の手段で移動させても良い。
【0043】 このような装置をロボットにより全て作動させても良いし、或いは種々のモー
タやラムに連結された制御ユニットを使用して自動的に作動させても良い。
【0044】 図示しない別の形態によれば、マウント34、従って筒44をこれらがロッド
30の軸線X−X回りに自由に回転できるように取り付けても良い。この場合、
ボール50は重なりゾーン6に平行な方向のヘッド18の移動に対して自動的に
後側に位置決めされる。従って、マウント34を軸線X−X回りに回転させるた
めの手段を必要とせずに、ボール50はヘッド18の移動方向がどのような方向
であろうがその方向に対して領域53の後方に自動的に向けられる。この結果は
、ヘッド18の移動の向き及び/或いは方向に変化が生じた時に、筒44を軸線
X−X回りに自動的に回転させることにより得られる。
【0045】 図4に示す別の形態によれば、筒44の下縁面46は筒44の軸線X−Xに対
して略直交している。この下縁面46には3つのハウジング60A、60B及び
60Cが形成されている。各ハウジングはそれぞれボール50A、50B及び5
0Cを保持し、対応するボールと合致する形状を成す。これらのボールは図1〜
図3のボール50と同様に、照射領域53の先のシート4に沿って転動させるこ
とを意図したものである。
【0046】 ハウジング60A、60B及び60Cは角度αを画成する筒44の縁面46の
領域に均一に形成されている。この別の形態によれば、シート4及び5の面7及
び8はレーザー光線52の照射の領域の先でより広い領域にわたり互いに押圧さ
れる。
【0047】 ハウジング60A、60B及び60Cの形状によりボール50A、50B及び
50Cは照射領域53の前方で正確に位置決めされる。
【0048】 図示しないその他の形態では、転動するボールの数はより多くても良く、また
画成される角度αは360°と広くても良い。後者の場合、ボールは筒44の全
体の縁面46にわたり均一に分配され、押圧機構24はレーザー光線52の照射
の領域53の周囲で直接シート4を押圧する。
【0049】 図示しない他の実施形態では、構造体14はラムを備えた関節アームシステム
よりなり、これにより重なった金属部品をより高い自由度で様々な位置で互いに
溶接することができる。
【0050】 図5及び図6は、それぞれの前縁部64及び65が重なった重なりゾーン6に
沿って互いに溶接された2枚のシート4及び5のコレクション62を示している
【0051】 全体として長方形のシート4及び5はそれぞれの横方向縁部に沿って2つのU
字部分70及び72に溶接シーム66〜69を介して既に溶接されている。
【0052】 例えばこれらのU字部分70及び72は鉄道車両の車体のフレーム構造の要素
であり、シート4及び5はこの車体の外殻を形成するためのものである。例えば
溶接シーム66〜69は図1〜図3の装置2を使用して透過溶接により形成され
、従ってU字部分70及び72はベース26ではなく上記フレーム構造の残りの
部分により支持されている。
【0053】 シート4及び5はU字部分70と72との間で延びている。従ってシート4及
び5は互いに対して固定されている。
【0054】 シート5の前縁部65はL字状中央部分74により図5及び図6において下方
に延びている。この部分74はシート5を重なりゾーン6から離れる方向に曲げ
ることにより形成されている。この部分74は、縁部65から始まり、シート5
の残りの部分に対して直交するLを形成する2枚の連続する長方形パネル76及
び78よりなる。この部分74はシート5の縁部65の曲げ剛性を高める。
【0055】 溶接シーム51(図5に破線で示す)を形成するために上記フレーム構造によ
り保持されるU字部分70及び72により、溶接装置2の押圧機構24は重なり
ゾーン6の領域でシート4に対して押圧される。剛性部分74により、U字部分
70と72との間で、且つ重なりゾーン6内にある面8の領域が曲げに抵抗して
シート4及び5の面7及び8がゾーン6内で互いに押圧される。
【0056】 従って、剛性部74によれば、U字部分70と72との間で片持ち式に突出す
る縁部65の領域の下に保持支持構造体を位置決めすることなしに溶接シーム5
1を形成することができる。この特徴により重なったシートを比較的長い長さに
わたり、より容易に透過溶接を行うことができる。
【0057】 図示しない別の形態では、剛性部分は異なる形状でも良く、特にシートの厚い
領域により形成しても良い。
【0058】 剛性部分74を有する何枚かのシートを互いに接合することができる。従って
、前縁部だけが剛性部分74を有するシートの場合、第1シートは第2シートの
後縁部と前縁部との重なり部で接合され、第2シートの後縁部自身は第3シート
の前縁部との重なり部に接合され、以降同様に順次接合される。
【0059】 剛性部分74を有するこのようなシートは鉄道車両の車体フレームを覆うのに
使用することができる。
【0060】 図7は、本質的にシャーシ82、トップ或いは屋根83及び2つの側壁84よ
りなる鉄道車両の車体81を示している。
【0061】 図8により詳細に示すように、屋根83は車体81の全長に沿って互いに均等
に配置された、湾曲した横方向の梁85よりなる支持フレーム構造840より構
成され、支持フレーム構造840上に外殻86が固定される。
【0062】 この外殻86は波形のシートよりなり、図8にはそのうちの2枚が示されてい
る。これら2枚のシート87及び88は車体81の長手方向、即ち図7及び図8
の平面に対して直交する方向に延びる重なりゾーン89に沿って溶接されている
。シート87及び88は梁85間の空間でシート88に設けられた部分74によ
り互いに溶接されている。上述のように、これらの剛性部分によりシート87及
び88は片持ち式に突出したゾーンで互いに溶接されている。
【0063】 剛性部分を備えるこれらのシートはシャーシ2を形成するのにも使用して良い
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるレーザー溶接装置の正面図である。
【図2】 図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】 図1の装置の1つの使用例を示す2枚の重なったシートの部分平面図である。
【図4】 図1の装置の押圧機構の別の形態を示す底面図である。
【図5】 互いに溶接される2枚の重なったシートの切り欠き部の斜視図である。
【図6】 図1の装置を使用して図5のシートを溶接する状態を示した図5のVI−VI
線断面図である。
【図7】 鉄道車両の車体断面図である。
【図8】 図7の輪VIIIの部分の拡大断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2枚のシート(4、5;87、88)をその重な
    りゾーン(6;89)に沿ってレーザー溶接する方法であって、前記シートのう
    ち少なくとも第1シート(5;88)は前記重なりゾーン(6;89)に沿う前
    記シート(5;88)の曲げに抵抗するよう構成された、前記重なりゾーン近傍
    の剛性手段(74)を具備していない、前記第1シート(5;88)の少なくと
    も1つの領域は前記重なりゾーン(6;89)内に片持ち式に突出し、前記剛性
    手段はこの片持ち領域近傍に設けられ、レーザー溶接装置(2)の押圧機構は他
    方のシート(4;87)に対して押圧して上記両シートを前記重なりゾーン(6
    ;89)で互いに接触状態に保持し、前記レーザー溶接装置は前記重なりゾーン
    に沿って前記両シートを溶接するのに使用されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記剛性手段は前記第1シート(5;88)の一体部分とし
    て形成されたプロフィール部分(74)よりなることを特徴とする請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 前記プロフィール部分(74)は前記第1シート(5;88
    )をその近傍の前記重なりゾーン(6;89)から離れる方向に曲げることによ
    り形成されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記プロフィール部分は前記第1シート(5;88)の肉厚
    部であることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記溶接装置(2)により放射されたレーザー光線(52)
    が前記他方のシート(4;87)を貫通して該他方のシートを、前記重なりゾー
    ン(6;89)において互いに対向する両シートの表面で前記第1シート(5;
    88)に溶接し、従って前記方法はレーザー透過溶接方法を構成することを特徴
    とする請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの支持フレーム構造(840)と外殻(86
    )よりなり、前記外殻(86)は重なりゾーン(89)にて互いに溶接されると
    共に前記支持構造体(840)にも溶接されたシート(87;88)のコレクシ
    ョンよりなる、鉄道車両の車体(81)であって、前記外殻の前記シートを接合
    するための溶接部が請求項1から5のいずれか一項に記載の方法により形成され
    ることを特徴とする鉄道車両の車体。
JP2000549422A 1998-05-18 1999-05-17 重なった金属シートを溶接する方法及び対応する鉄道車両車体 Expired - Fee Related JP3715892B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9806254A FR2778591B1 (fr) 1998-05-18 1998-05-18 Tole a souder sur une autre tole le long d'une zone de chevauchement, ensemble de toles, procede de soudage et caisse de vehicule ferroviaire correspondants
FR98/06254 1998-05-18
PCT/FR1999/001172 WO1999059769A1 (fr) 1998-05-18 1999-05-17 Procede de soudage laser de toles en chevauchement et caisse de vehicule ferroviaire correspondante

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002515346A true JP2002515346A (ja) 2002-05-28
JP3715892B2 JP3715892B2 (ja) 2005-11-16

Family

ID=9526460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000549422A Expired - Fee Related JP3715892B2 (ja) 1998-05-18 1999-05-17 重なった金属シートを溶接する方法及び対応する鉄道車両車体

Country Status (8)

Country Link
US (1) US7213521B1 (ja)
JP (1) JP3715892B2 (ja)
KR (1) KR100497710B1 (ja)
AU (1) AU745106B2 (ja)
CA (1) CA2296753C (ja)
FR (1) FR2778591B1 (ja)
TW (1) TW402535B (ja)
WO (1) WO1999059769A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050230363A1 (en) * 2004-01-16 2005-10-20 Sascha Debuan Device for processing work pieces with height offset
SE530228C2 (sv) * 2006-08-25 2008-04-01 Gestamp Hardtech Ab Sätt att varmforma och härda en plåtdetalj, samt en B-stolpe till ett fordon
DE102011103246A1 (de) * 2011-06-03 2012-12-06 Volkswagen Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zum Fügen von Bauteilen mittels Energiestrahlschweißens
FR3132238A1 (fr) * 2022-01-28 2023-08-04 Psa Automobiles Sa Dispositif de compression pour un outil de soudage laser

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2190334A (en) * 1939-02-18 1940-02-13 Karl F Nystrom Railroad car wall construction
GB584368A (en) * 1942-11-25 1947-01-14 Vickers Armstrongs Ltd A new or improved method of constructing torpedo hulls
BE496544A (ja) * 1945-09-27
US3618817A (en) * 1970-05-14 1971-11-09 Rheem Mfg Co Food container and method of making the same
US3935688A (en) * 1973-12-03 1976-02-03 Charles J. Trojahn Impervious wall structure
JPS5766204U (ja) * 1980-10-09 1982-04-20
FR2664190A1 (fr) * 1990-07-05 1992-01-10 Lorraine Laminage Procede et dispositif de preparation de deux toles a souder bord a bord.
JPH05174940A (ja) * 1991-12-18 1993-07-13 Yazaki Corp 電気接続片のレーザ溶接方法及びこの方法に使用する電気接続片
DE4240822C1 (de) * 1992-12-04 1994-04-28 Daimler Benz Ag Schweißverbindung zwischen einem Stahlblech-Bauteil und einem Aluminiumblech-Bauteil sowie Abdeckteil
KR0143329B1 (ko) * 1995-09-06 1998-08-01 전성원 자동차의 차체 강성 보강장치
US6060682A (en) * 1997-11-13 2000-05-09 Westbroek; Wido Overlapping joint for laser welding of tailored blanks
JPH11245063A (ja) * 1998-03-02 1999-09-14 Nkk Corp チタンクラッド鋼板の接合方法

Also Published As

Publication number Publication date
CA2296753C (fr) 2008-07-15
AU745106B2 (en) 2002-03-14
AU3715099A (en) 1999-12-06
TW402535B (en) 2000-08-21
WO1999059769A1 (fr) 1999-11-25
KR100497710B1 (ko) 2005-06-27
CA2296753A1 (fr) 1999-11-25
JP3715892B2 (ja) 2005-11-16
FR2778591B1 (fr) 2000-08-04
FR2778591A1 (fr) 1999-11-19
US7213521B1 (en) 2007-05-08
KR20010021996A (ko) 2001-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6193137B1 (en) Constructive body and friction stir welding method
US6290117B1 (en) Friction stir welding method and friction stir welding apparatus
KR920004845B1 (ko) 레이저빔 용접방법
JP2001523579A (ja) 突起溶接パネルスペーサー及びその製造方法
JP2001513704A (ja) 多光束ビームレーザ溶接装置及びその使用方法
JP2002515373A (ja) 鉄道車両用側壁および鉄道車両車体
CN109676053A (zh) 将金属板材成形为三角形连续梁的方法
US6875942B2 (en) Methods and systems for fabricating spiral welded cylinders
JP2002515346A (ja) 重なった金属シートを溶接する方法及び対応する鉄道車両車体
JP2002515342A (ja) 重なり部のレーザー溶接用装置
JPH0813415B2 (ja) 長尺角筒材の内部溶接装置
JPH1158038A (ja) 摩擦撹拌接合装置
JPH11285876A (ja) 鋼帯突合せ端の切断・溶接装置
JP4239274B2 (ja) レーザ溶接方法および装置
JP3079798B2 (ja) 梁の溶接方法
JPS59206190A (ja) 溶接方法
JPS5932468Y2 (ja) 自動溶接用押出形材
JP2913149B2 (ja) 厚板鋼材の突合せ溶接方法及びその装置
JP3692208B2 (ja) 溶接施工方法
JPH0645340B2 (ja) 車両の構体ブロック製作方法および構体構造
JPH0357580A (ja) レーザ溶接装置
JPH06179514A (ja) 柱材の立起装置
JPS63230272A (ja) 横向水平ガスメタルア−ク溶接方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041221

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050315

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050726

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050824

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080902

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees