JP2002515342A - 重なり部のレーザー溶接用装置 - Google Patents
重なり部のレーザー溶接用装置Info
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Abstract
Description
ゾーンで焦点を合わせるためのヘッドと、一方の第1部品を押圧し、他方の部品
を保持する手段と協働して重なりゾーンの領域で溶接すべき両部品を共に押圧さ
れた状態に保持する機構と、溶接すべき両部品の重なりゾーンに対して上記ヘッ
ドを相対移動させる手段と、よりなる少なくとも2つの重なった金属部品でレー
ザー溶接を行うための装置に関する。
ものである。
る面にて互いに溶接することができる。
らの部品のうち一方にレーザー光線を当ててそれを貫通させて他方の部品を溶か
す。溶けた金属はレーザー光線が通過した後に凝固して溶接シームを形成する。
隙が重なりゾーンの全体の厚さの10%以下であることが必要である。
長いため、上記間隙の制約が問題となる。これらの長さは一般に30mにもなり
得る。
重なりゾーンの溶接すべき全体の長さに沿って挟むための均等に間隔を開けたラ
ムが使用される。
数が急増するため特に高価になる。
する安価なレーザー溶接装置を提供することにより上記問題を解決することを目
的とする。
ザー源から放射されるレーザー光線の焦点を合わせるヘッドと、一方の第1部品
を押圧し、他方の部品を保持する手段と協働して重なりゾーンの領域で溶接すべ
き部品を共に押圧された状態に保持する機構と、重なりゾーンに対して上記ヘッ
ドを相対移動させる手段と、よりなる、少なくとも2つの重なった金属部品をレ
ーザー溶接するための装置であって、上記押圧機構は溶接すべき上記部品の重な
りゾーンと平行な上記ヘッドの移動を受けて、上記重なりゾーンにおいて上記レ
ーザー光線の照射領域の局所的な近くで上記溶接すべき部品を共に押圧された状
態に維持してなる装置である。
て或いは技術的に可能な組合せとして有していても良い: − 上記押圧機構は、溶接すべき部品の重なりゾーンにおける照射領域の移動
向きに対してレーザー光線の照射領域の先に位置する領域内の第1部品上に押圧
する手段を含む; − 上記押圧機構は、上記第1部品に沿って転動する転動手段を含む; − 上記装置は溶接すべき上記部品の上記重なりゾーンに対して直交する上記
ヘッドと上記押圧機構とを相対的並進移動させる手段を更に含む; − 上記装置は上記ヘッドと上記押圧機構とを支持する共通の可動構造体を更
に含み、該構造体は上記ヘッドを溶接位置に運ぶと共に、上記重なりゾーンにお
いて溶接されるべき部品に対して上記押圧機構を介して押圧力を与えるよう構成
されている; − 上記機構は筒よりなり、その1つの縁部面は第1部品に沿って転動する転
動手段を備えている; − 上記装置は重なりゾーンと平行なヘッドの選択された移動方向に上記転動
手段を向けるべく上記筒をその軸線回りに回転させるための手段を有する; − 上記筒はその軸線回りに回転自在であり、上記転動手段は、上記筒を上記
軸線回りに回転させることにより、上記重なりゾーンに平行な上記ヘッドの移動
方向に自動的に向く; − 上記転動手段はその軸線回りに上記筒に対して回転運動可能なボールより
なる; − 上記転動手段は幾つかのボールよりなり、筒の軸線回りのボールの回転は
制限されている。
とにより更に理解されよう。
するレーザー溶接装置2を示す。シート4は重なりゾーン6でシート5の上部(
図1において上)に置かれている。シート4の下面7(図1において下)は重な
りゾーン6でシート5の上面8に面している。シート4及び5は図示しない手段
により互いに対して固定されている。
的に結合された、レーザー光線の焦点を合わせるためのヘッド18と、 − 不活性ガスのガス源20と、 − ヘッド18により支持されて連結手段21(二点鎖線により示される)に
より不活性ガス源20に連結された、不活性ガスを吹き付けるためのノズル22
と、 − 構造体14により支持される押圧機構24と、 − グランド12に固定されてスタンド10より低い高さに設けられた、第2
シート5を保持するためのベース26と、より構成される。
と、マウント34とより構成される。
ド10に取り付けられる。キャリッジ32は図面で矢印36に示されるようにロ
ッド28に沿って水平に摺動自在に取り付けられる。
ている。ロッド30は図面で矢印38に示されるように、キャリッジ32に沿っ
て垂直に摺動自在に取り付けられる。
矢印40に示されるように、ロッド30の軸線X−X回りに回転自在に取り付け
られる。
34と同軸に設けられる。ロッド30の軸線X−Xは重なりゾーン6に略直交し
、ヘッド18とノズル22とはこのゾーン6に向けられている。
下方向に摺動自在に取り付けられ、押圧機構24はマウント34に固定されてい
る。従って、ヘッド18及びノズル22は、押圧機構24と独立して上昇し重な
りゾーン6に接近することができる。
8及びノズル22を包囲する円形ベースを有する中空の筒44よりなる。マウン
ト34に支持されたこの筒44はマウント34を下方、従って重なりゾーン6に
向けて延ばす。
48を備えている。このボール50は球路50内を自由に走行できる。ボール5
0の下部は縁面46から下方に突出している。
傾斜しており、従って、重なりゾーン6に対して傾斜している。
4に対して押圧されている。
の全長に略沿ってシート5の下に延びるベース26に当接している。
ド18がレーザー源16により放射されるレーザー光線52を重なりゾーン6で
焦点を合わせる。このレーザー光線52は照射領域53で略直交する方向に重な
りゾーン6に当たる。光線52はシート4を通過するに従ってシート4を溶かし
、次いでシート5に到達し、シート5を貫通せずにそれを部分的に溶かす。
示すように、ヘッド18を支持する構造体14を板4及び5の縁部に沿って水平
に、即ち、図1の平面に対して直交する方向に移動させる。
圧機構24は構造体14に固定されている。レーザー光線52及び照射領域53
は矢印Dの向き及び方向に移動する。レーザー光線52が通過すると、溶けた金
属が凝固して溶接シーム51が形成される。
ート4に沿って走行し照射領域53の移動の向きに対して該照射領域53の前方
にとどまる。従って、ボール50は図2において領域53の右側に移動する。シ
ート4に沿って転がるボール50はシート5の面8に対してシート4の面7を押
圧し、シート5はベース26により保持される。従って、重なりゾーン6におけ
る部品4と5との間の間隔の制約を満たし、シーム51を形成することができる
。
4及び5が溶接シーム51により互いに押圧されて保持される。
れがシート4の上面59に当たり、形成された溶接プールを保護する。
に移動し、次いでこれらの部材を所定の溶接路に沿って移動することが可能とな
る。押圧機構24は重なりゾーン6と平行な方向へのヘッド18の移動、従って
照射領域53の移動を受ける。
圧機構24の位置とは独立して変更しても良い。
する傾向があるため、球路48を傾斜させることによりボール50は好適な位置
に来る。従って、図1の矢印40で示すように、筒44をロッド30の軸線X−
X回りに回転させることにより、形成される溶接シーム51の形状に係わらず、
ボール50を常に光線52の衝突ゾーン53より前方に位置づけることができる
。
る溶接シーム51の第2部51Bが形成される前の状態の押圧機構24が直角を
なして実線で示されている。図面に矢印59で示すように図3において筒44を
時計方向に1/4回転させることにより、ボール50が適切な位置(図3の底部
)にきて溶接シーム51の第2部51B(破線)が形成される。押圧機構24は
溶接シームの部分51A及び51Bの形成にそれぞれ対応する2つの位置で鎖線
で示されている。
に様々な形状のレーザー溶接シームを形成することができる。局部的な押圧機構
24により部品4及び5を挟むための多数のラムを使用せずに比較的経済的にこ
れらの溶接シームを形成することができる。
ータ等の従来の手段で移動させても良い。
タやラムに連結された制御ユニットを使用して自動的に作動させても良い。
30の軸線X−X回りに自由に回転できるように取り付けても良い。この場合、
ボール50は重なりゾーン6に平行な方向のヘッド18の移動に対して自動的に
後側に位置決めされる。従って、マウント34を軸線X−X回りに回転させるた
めの手段を必要とせずに、ボール50はヘッド18の移動方向がどのような方向
であろうがその方向に対して領域53の後方に自動的に向けられる。この結果は
、ヘッド18の移動の向き及び/或いは方向に変化が生じた時に、筒44を軸線
X−X回りに自動的に回転させることにより得られる。
して略直交している。この下縁面46には3つのハウジング60A、60B及び
60Cが形成されている。各ハウジングはそれぞれボール50A、50B及び5
0Cを保持し、対応するボールと合致する形状を成す。これらのボールは図1〜
図3のボール50と同様に、照射領域53の先のシート4に沿って転動させるこ
とを意図したものである。
領域に均一に形成されている。この別の形態によれば、シート4及び5の面7及
び8はレーザー光線52の衝突の領域の先でより広い領域にわたり互いに押圧さ
れる。
50Cは照射領域53の前方で正確に位置決めされる。
画成される角度αは360°と広くても良い。後者の場合、ボールは筒44の全
体の縁面46にわたり均一に分配され、押圧機構24はレーザー光線52の衝突
の領域53の周囲で直接シート4を押圧する。
よりなり、これにより重なった金属部品をより高い自由度で様々な位置で互いに
溶接することができる。
沿って互いに溶接された2枚のシート4及び5のコレクション62を示している
。
字部分70及び72に溶接シーム66〜69を介して既に溶接されている。
であり、シート4及び5はこの車体の外殻を形成するためのものである。例えば
溶接シーム66〜69は図1〜図3の装置2を使用して透過溶接により形成され
、従ってU字部分70及び72はベース26ではなく上記フレーム構造の残りの
部分により支持されている。
び5は互いに対して固定されている。
に延びている。この部分74はシート5を重なりゾーン6から離れる方向に曲げ
ることにより形成されている。この部分74は、縁部65から始まり、シート5
の残りの部分に対して直交するLを形成する2枚の連続する長方形パネル76及
び78よりなる。この部分74はシート5の縁部65の曲げ剛性を高める。
り保持されるU字部分70及び72により、溶接装置2の押圧機構24は重なり
ゾーン6の領域でシート4に対して押圧される。剛性部分74により、U字部分
70と72との間で、且つ重なりゾーン6内にある面8の領域が曲げに抵抗して
シート4及び5の面7及び8がゾーン6内で互いに押圧される。
る縁部65の領域の下に保持支持構造体を位置決めすることなしに溶接シーム5
1を形成することができる。この特徴により重なったシートを比較的長い長さに
わたり、より容易に透過溶接を行うことができる。
領域により形成しても良い。
、前縁部だけが剛性部分74を有するシートの場合、第1シートは第2シートの
後縁部と前縁部との重なり部で接合され、第2シートの後縁部自身は第3シート
の前縁部との重なり部に接合され、以降同様に順次接合される。
使用することができる。
りなる鉄道車両の車体81を示している。
に配置された、湾曲した横方向の梁85よりなる支持フレーム構造840より構
成され、支持フレーム構造840上に外殻86が固定される。
る。これら2枚のシート87及び88は車体81の長手方向、即ち図7及び図8
の平面に対して直交する方向に延びる重なりゾーン89に沿って溶接されている
。シート87及び88は梁85間の空間でシート88に設けられた部品74によ
り互いに溶接されている。上述のように、これらの剛性部分によりシート87及
び88は片持ち式に突出したゾーンで互いに溶接されている。
。
線断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 レーザー源(16)と、重なりゾーンにおいて前記レーザー
源(16)から放射されるレーザー光線(52)の焦点を合わせるヘッド(18
)と、一方の第1部品(4;87)を押圧し、他方の部品(5;88)を保持す
る手段(26;70、72、85)と協働して重なりゾーン(6;89)の領域
で溶接すべき部品を共に押圧された状態に保持する機構(24)と、溶接すべき
前記部品の重なりゾーン(6、89)に対して前記ヘッド(18)を相対移動さ
せる手段(10、14)と、よりなる、少なくとも2つの重なった金属部品(4
、5;87、88)をレーザー溶接するための装置(2)であって、前記押圧手
段(24)は溶接すべき前記部品の重なりゾーンと平行な前記ヘッドの移動を受
けて、前記重なりゾーン(6;89)において前記レーザー光線(52)の照射
領域(53)の局所的な近くで前記溶接すべき部品(4、5;87、88)を共
に押圧された状態に維持し、前記押圧機構は、前記第1部品(4;87)に沿っ
て転動する転動手段(50)と、前記転動手段を備えてそれらを前記第1部品に
対して押圧する要素(44)とを有し、前記転動手段押圧要素(44)は軸線回
りに回転自在であり、前記転動手段(50)は、前記転動手段押圧要素(44)
を前記軸線(X−X)回りに回転させることにより、前記重なりゾーン(6)に
平行な前記ヘッド(18)の移動方向に自動的に向くことを特徴とする、少なく
とも2つの重なった金属部品をレーザー溶接するための装置。 - 【請求項2】 前記軸線は前記重なりゾーン(6)と略直交することを特徴
とする請求項1に記載の装置。 - 【請求項3】 前記転動手段は前記軸線(X−X)回りに前記転動手段押圧
要素(44)に対して回転運動可能なボール(50)よりなることを特徴とする
請求項1または2に記載の装置。 - 【請求項4】 前記ボール(50)は前記重なりゾーン(6)に対して傾斜
した球路内を移動可能であることを特徴とする請求項3に記載の装置。 - 【請求項5】 前記転動手段(50)上に押圧する前記要素は筒(44)で
あり、その1つの縁部面は前記転動手段を備えていることを特徴とする請求項1
から4のいずれか一項に記載の装置。 - 【請求項6】 前記転動手段押圧筒(44)は前記焦点ヘッド(18)と同
軸であることを特徴とする請求項5に記載の装置。 - 【請求項7】 前記転動手段押圧筒(44)はその軸線(X−X)回りに回
転自在であることを特徴とする請求項5または6に記載の装置。 - 【請求項8】 溶接すべき前記部品の前記重なりゾーン(6;89)に対し
て直交する前記ヘッド(18)と前記押圧機構(24)とを相対的並進移動させ
る手段を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。 - 【請求項9】 前記ヘッド(18)と前記押圧機構(24)とを支持する共
通の可動構造体(14)を含み、該構造体は前記ヘッドを溶接位置に運ぶと共に
、前記重なりゾーン(6;89)において溶接されるべき部品に対して前記押圧
機構(24)を介して押圧力を与えるよう構成されることを特徴とする請求項1
から8のいずれか一項に記載の装置。
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