JP2002513737A - 長期付着性マニキュア液 - Google Patents

長期付着性マニキュア液

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JP2002513737A
JP2002513737A JP2000546735A JP2000546735A JP2002513737A JP 2002513737 A JP2002513737 A JP 2002513737A JP 2000546735 A JP2000546735 A JP 2000546735A JP 2000546735 A JP2000546735 A JP 2000546735A JP 2002513737 A JP2002513737 A JP 2002513737A
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デュウェイ ザ サード スミス,エドワード
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デイヴィッド ジョーンズ,ステヴァン
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Abstract

(57)【要約】 本発明は化粧用剤又は治療剤として有用なキット及びこれらのキットから形成される膜、並びにこれらの使用方法に関する。本発明の膜やキットは哺乳動物の爪用マニキュア液として特に有用である。更に詳細には、本発明は、哺乳動物の爪に適用したとき、特に爪の先端で長期付着を示すキット及び膜に関する。本発明のキットや膜は、哺乳動物の爪に適用したとき、約0.90未満の先端付着指数、総付着指数及び/又はギザギザ指数を示す。本発明は更に、約0.90未満の先端付着指数、総付着指数及び/又はギザギザ指数を示すキット及び膜で哺乳動物の爪を被覆する方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は化粧用剤又は治療剤として有用なキット及びこのキットから形成され
特定の付着特性を有する膜に関する。本発明のキットや膜は哺乳動物の爪用マニ
キュア液として特に有用である。
【0002】
【背景】
消費者は爪を美容的に高めるか又は爪を日常の条件やストレッサーから保護す
るためにマニキュア液を使用する。しかしながら、これらのマニキュア液には、
長期付着を提供できないことを初めとして、多くの面で欠陥がある。既知又は現
在利用可能なマニキュア液はしばしば、僅か1日又は2日程の短い日数中に、特
に欠けるか又は剥がれるという形態で、品質劣化を示す。このような品質劣化は
主として爪の先端で示される。この品質劣化が生じることによってしばしば、消
費者はマニキュア液を最初に適用した後まもなくこれを除去し、そして爪に新た
なマニキュア液を再度適用せざるを得ない。消費者はまた、この品質劣化を示し
ている爪の領域を「補修すること」によって品質劣化しているマニキュアの醜い
外観を直そうと試みるかもしれないが、このようなやり方は実際にはマニキュア
の全体的な外観を損ねる。最終的に、消費者はこの品質劣化について何もしない
ことを選択し、そして例えば、欠けたり剥がれたりするのをそのままにしておく
こともできるが、最小限しか環境から保護されないだけでなく、さらにまた爪が
醜くなるという結果を招く。
【0003】 当該技術分野は、長期付着、良好な接着及び/又は欠けにくさを有していると
して進歩しているマニキュア液組成物であふれている。幾つかのマニキュア液組
成物は他のものより良好な付着を提供するが、長期付着を提供するマニキュア液
に対する需要が未だ残っている。 不十分な付着を示すマニキュア液組成物の極端な例は、溶媒を使用しなくても
爪から容易に且つ完全に剥がれるか又は取り除かれるものである。例えば、ロレ
アル(L'Oreal)に譲渡されたメルル(Mellul)他のヨーロッパ特許
0,680,742を参照されたい。 その上更に、他のマニキュア液組成物は水で完全に取り除くことができ、そし
てそれ故、通常の使用に対して実用的でなく、そして日常の条件下で長期付着を
提供しない。例えば、ユーホ・ケミカル・カンパニー(Yuho Chemical Co.)に
譲渡されたイツミ(Itsumi)他の日本特許05−155,737及びロレアルに
譲渡されたラミン(Ramin)他のヨーロッパ特許0,679,384を参照され
たい。
【0004】 したがって、付着特性が改善されているマニキュア液を提供することが望まし
いであろう。驚くべきことに、本発明者らは哺乳動物の爪に適用したとき、現在
知られておりそして使用されているマニキュア液では提供されない優れたレベル
で長期付着を示すキット及び膜を発見した。
【0005】
【発明の概要】
本発明は、哺乳動物の爪に適用したとき長期付着を示すキット及びこのキット
から形成される膜に関する。本発明のキットは、2つ又はそれより多くの組成物
、好ましくはベースコート組成物、トップコート組成物及び任意に、中間コート
組成物を含んでいる。各組成物は膜形成ポリマー、液体希釈剤及び任意に、他の
構成成分を含んでいる。本発明の膜形成ポリマーは、ポリウレタン、ポリアクリ
ル、ポリメタクリル、セルロース系ポリマー、スチレン−アクリルコポリマー、
ポリスチレン−ポリアクリル混合物、ポリシロキサン、ポリエステル、ウレタン
−アクリルコポリマー、シロキサン−ウレタンコポリマー、ポリウレタン−ポリ
メタクリル混合物、シリコーンアクリルコポリマー、ビニルアセテートポリマー
及びこれらの混合物から選択される。本発明のキットは、哺乳動物の爪に適用し
たとき、約0.90未満の総付着指数(Total Wear Index)、約0.90未満の
先端付着指数(Tip Wear Index)及び/又は約0.90未満のギザギザ指数(Ja
gged Index)によって特定される付着特性を示す膜を提供する。
【0006】
【詳細な説明】
本発明の必須構成成分は本明細書で以下に記載する。本発明のキットに有用な
種々の任意の構成成分や、好ましい構成成分に関する非限定的な説明も含まれて
いる。 本発明は、本明細書に記載した必要な又は任意の構成成分及び/又は限定のう
ちのいずれかを含んでいるか、いずれかからなるか、又はいずれかから本質的に
なることができる。 パーセント及び比率は全て、他に指示しない限り、重量で計算されている。パ
ーセントは全て、他に指示しない限り、総組成物に基づいて計算されている。 構成成分又は組成物の値は全て、その構成成分又は組成物の活性値を参照して
おり、そして不純物、例えば、商業的に入手可能な供給物中に存在している可能
性がある残存溶媒又は副生成物は除外されている。 本明細書では、材料(ポリマー及び任意の構成成分を含むが、これらに限定さ
れない)に関して商品名に言及する。本発明者は本明細書では、或る商品名の材
料に限定されるようには意図していない。本発明のキット、膜及び方法では、商
品名で言及されているものと等価の材料(例えば、異なる名称又はカタログ(参
照)番号で異なる供給元から得られるもの)で代用することができ、そしてそれ
らを使用することができる。
【0007】 すべての特許、特許出願、および出版物を含めて、本明細書中で参考として引
用されるすべての文書は、その全てを本明細書に組み入れる。 本発明のキット及び膜は哺乳動物の爪用マニキュア液として使用するのに適し
ている。本明細書で使用するとき、用語「哺乳動物の爪用マニキュア液として使
用するのに適している」とは、これらの組成物、キット又はそれらの膜が、不当
な毒性、不適合性、不安定性、アレルギー応答等を有することなく哺乳動物の爪
と接触させて使用するのに適していることを意味する。 本明細書で使用するとき、用語「マニキュア液」は、マニキュア液組成物、製
品(着色用製品を含む)、系、キット等を記載する包括的な用語であり、そして
これは爪に、例えば、審美的、治療的又は予防的利益を提供するのに有用である
【0008】 本明細書で使用するとき、用語「哺乳動物の爪」とは、霊長類、最も好ましく
はヒトの指若しくは足指先端の上部表面、又は別の哺乳動物の相同性鉤爪若しく
はひずめに存在するケラチン板を意味する。 本発明の層や膜は哺乳動物の爪と合体することができる。本明細書で使用する
とき、用語「と合体する」、「哺乳動物の爪と合体する」等は、層又は膜が爪自
体、その前の層、その後の層又は爪に以前に適用されたか若しくは爪の上に存在
しているもののいずれかと接しているような態様で物理力によって哺乳動物の爪
と接触しているか又は適用されていることを意味する。上記層又は膜は哺乳動物
の爪、その前の層又はその後の層と、たとえそれが他の介在物(例えば、別のそ
の前又はその後の層)であっても、「合体する」ことができる。従って、例えば
、哺乳動物の爪「と合体する」ものが実際にその哺乳動物の爪と接している必要
はない。 本明細書で使用するとき、用語「と接する」とは、本質的に介在物無しに接触
しそして境界線を共有することで物理力によって直接合体することを意味する。 本明細書で使用するとき、用語「膜」とは、キットの1つ又はそれより多くの
組成物を哺乳動物の爪に適用しそして乾燥させたときに形成され、哺乳動物の爪
に使用するのに適しているマニキュア液の1つ又はそれより多くの層を意味する
【0009】 本明細書で使用するとき、用語「層」とは、キットの組成物を哺乳動物の爪に
適用しそして乾燥させたときに形成されるマニキュア液の実質的に乾燥した1つ
のコートを意味する。 本明細書で使用するとき、用語「その前の層」とは、爪と合体しており、そし
てこの同じ爪と合体している参照層と比較したとき、その爪により近接している
層を意味する。例えば、ベースコートとトップコートが爪と合体している場合、
このベースコートは上記トップコートに対してその前の層である。同様に、ベー
スコート、中間コート及びトップコートが爪と合体している場合、このベースコ
ートと中間コートは上記トップコートに対してその前の層であり、そしてこのベ
ースコートは上記中間コートとトップコートの両方に対してその前の層である。 本明細書で使用するとき、用語「その後の層」とは、爪と合体し、そしてこの
同じ爪と合体している参照層と比較したとき、その爪から更に近接している層を
意味する。例えば、ベースコートとトップコートが爪と合体している場合、この
トップコートは上記ベースコートに対してその後の層である。同様に、ベースコ
ート、中間コート及びトップコートが爪と合体している場合、この中間コートと
トップコートは上記ベースコートに対してその後の層であり、そしてこのトップ
コートは上記ベースコートと中間コートの両方に対してその後の層である。 本明細書で使用するとき、膜又は層に関する用語「実質的に乾燥した」とは、
この膜又は層がヒトの指先と接触したとき、乾燥しているか、滑らかであるか、
又はべとべとしていないと感じられることを意味する。
【0010】本発明のキット及び膜 本発明のキットは、哺乳動物の爪に適用したとき、本明細書で特定されている
総付着指数、先端付着指数及び/又はギザギザ指数で特定されるような長期付着
を示す膜を提供する。これらのキットは2つ又はそれより多くの組成物、好まし
くはベースコート組成物、トップコート組成物及び任意に、中間コート組成物を
含んでいる。各組成物は膜形成ポリマー、液体希釈剤及び任意に、本明細書で記
載されているような1つ又はそれより多くの他の適当な構成成分を含んでいる。
本明細書で使用するとき、用語「膜形成ポリマー」とは、哺乳動物の爪に適用し
たとき組成物から接着連続層を形成するホモポリマー、コポリマー又はこれらの
混合物を意味する。例えば、Polymer Colloids、ロバート・エム.フィッチ(Ro
bert M. Fitch)編集、ニューヨーク:プレナム・プレス(Plenum Press)、1
73〜183頁(1971年)参照。本明細書で使用するとき、用語「コポリマ
ー」には直鎖、ブロック、分枝鎖、グラフト、櫛形及び星形コポリマーが含まれ
る。
【0011】 用語「膜形成ポリマー」は本明細書では、或る状況で、組成物中のポリマーを
記載するために使用されるが、重合化は、この組成物の適用(例えば、爪に対し
て)が実施されるまで実際には生起しない。従って、本明細書で使用するとき、
用語「膜形成ポリマー」は、未だ重合化していないが、爪に適用すると重合化す
るモノマーを包含するように意味されている。 本発明の膜形成ポリマーは好ましくは自己硬化性ポリマーである。即ち、好ま
しいポリマーは、接着連続体を形成するために化学反応やエネルギー導入(例え
ば紫外線への暴露)を必要としない。 本発明の膜形成ポリマーは非イオン性、イオン性(アニオン性又はカチオン性
)及び両性(両性イオンを含む)ポリマーから選択することができる。膜形成ポ
リマーが水性である場合、このポリマーは好ましくはアニオン性である。 本発明の膜形成ポリマーは、好ましくは溶媒性又は水性ポリマーであるが、こ
れらに限定されない。本明細書で使用するとき、膜形成ポリマーに関する用語「
水性」とは、このポリマーが水を含んでいる混合物で調製されたことを意味し、
そしてこのポリマーは好ましくは組成物に添加され、そしてこの組成物は上記ポ
リマーを水中の混合物(好ましくは、分散液)として含んでいる。本明細書で使
用するとき、膜形成ポリマーに関する用語「溶媒性」とは、このポリマーが実質
的に無水性条件下で調製されたことを意味し、そしてこのポリマーは好ましくは
組成物に添加され、そしてこの組成物は上記ポリマーを実質的に無水の混合物(
好ましくは、溶液)として含んでいる。
【0012】 本発明の好ましい膜形成ポリマーはポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタク
リル、セルロース系ポリマー、スチレン−アクリルコポリマー、ポリスチレン−
ポリアクリル混合物、ポリシロキサン、ポリエステル、ウレタン−アクリルコポ
リマー、シロキサン−ウレタンコポリマー、ポリウレタン−ポリメタクリル混合
物、シリコーンアクリルコポリマー、ビニルアセテートポリマー及びこれらの混
合物から選択される。用語「ポリアクリル」にはポリアクリレート、ポリアクリ
ル酸類及びポリアクリルアミドが含まれる。用語「ポリメタクリル」にはポリメ
タクリレート、ポリメタクリル酸類及びポリメタクリルアミドが含まれる。用語
「セルロース系ポリマー」には、セルロースポリマーのエステルを含めて、全て
のセルロースポリマーが含まれる。
【0013】 好ましいポリアクリル、ポリメタクリル及びスチレン−アクリルコポリマーの
例にはゲルバ(登録商標)(Gelva)2497(Monsanto Co.、ミズーリー州セ
ントルイス、から商業的に入手可能)、ジュラプラス(登録商標)(Duraplus)
2(Rohm & Haas Co.、ペンシルベニア州フィラデルフィア、から商業的に入手
可能)、ジョンクリル(登録商標)(Joncryl)95(S.C. Johnson Polymer
、ウィスコンシン州スターテバント、から商業的に入手可能)、SCX−1537
(S.C. Johnson Polymer)、SCX−1959(S.C. Johnson Polymer)、SCX
−1965(S.C. Johnson Polymer)、ジョンクリル(登録商標)530(S.
C. Johnson Polymer)、ジョンクリル(登録商標)537(S.C. Johnson Polym
er)、グラスコール(Glascol)LS20(Allied Colloids、バージニア州サフォ
ーク、から商業的に入手可能)、グラスコールC37(Allied Colloids)、グラ
スコールLS26(Allied Colloids)、グラスコールLS24(Allied Colloids)
、グラスコールLE45(Allied Colloids)、サーコール(Surcol)441(登
録商標)(Allied Colloids)、カーボセット(登録商標)(Carboset)CR76
0(BFGoodrich、オハイオ州クリーブランド、から商業的に入手可能)、カーボ
セット(登録商標)CR761(BFGoodrich)、カーボセット(登録商標)CR76
3(BFGoodrich)、カーボセット(登録商標)765(BFGoodrich)、カーボセ
ット(登録商標)19X2(BFGoodrich)、カーボセット(登録商標)XL28(B
FGoodrich)、ハイカー(Hycar)26084(BFGoodrich)、ハイカー2609
1(BFGoodrich)、カーボボンド(Carbobond)26373(BFGoodrich)、ネ
オクリル(登録商標)(Neocryl)A−601(Zeneca Resins、マサチューセッ
ツ州ウィルミントン、から商業的に入手可能)、ネオクリル(登録商標)A−6
12(Zeneca Resins)、ネオクリル(登録商標)A−6044(Zeneca Resins
)、ネオクリル(登録商標)A−622(Zeneca Resins)、ネオクリル(登録商
標)A−623(Zeneca Resins)、ネオクリル(登録商標)A−634(Zeneca
Resins)及びネオクリル(登録商標)A−640(Zeneca Resins)が挙げられる
【0014】 好ましいポリシロキサンの例はPSA590(General Electric、ニューヨーク
州ウォーターフォード、から商業的に入手可能)である。 好ましいウレタン−アクリルコポリマーの例にはサンキュア(登録商標)(Sa
ncure)AU−4000(BFGoodrichから商業的に入手可能)、サンキュア(登録
商標)AU−4010(BFGoodrich)、ウィトコボンド(Witcobond)A−100(
Witco Performance Chemicals、テキサス州ヒューストン、から商業的に入手可
能)、ウィトコボンドW−610(Witco Performance Chemicals)、ネオパク
(NeoPac)R−9000(Zeneca Resinsから商業的に入手可能)、ネオパクR−
9030(Zeneca Resins)及びネオパクR−9699(Zeneca Resins)が挙げ
られる。 好ましいポリウレタンは芳香族ポリエーテルポリウレタン、脂肪族ポリエーテ
ルポリウレタン、芳香族ポリエステルポリウレタン、脂肪族ポリエステルポリウ
レタン、芳香族ポリカプロラクタムポリウレタン及び脂肪族ポリカプロラクタム
ポリウレタンから選択される。更に好ましいポリウレタンは芳香族ポリエーテル
ポリウレタン、脂肪族ポリエーテルポリウレタン、芳香族ポリエステルポリウレ
タン及び脂肪属ポリエステルポリウレタンから選択される。好ましいポリウレタ
ンの例にはサンキュア2710(登録商標)及び/又はアバルア(Avalure)UR
445(登録商標)(これらはポリプロピレングリコール、イソホロンジイソシ
アネート及び2,2−ジメチロールプロピオン酸の当量コポリマーであり、国際
命名法化粧品成分(International Nomenclature Cosmetic Ingredient)名「PP
G−17/PPG−34/IPDI/DMPAコポリマー」を有している)、サンキュア87
8(登録商標)、サンキュア815(登録商標)、サンキュア1301(登録商
標)、サンキュア2715(登録商標)、サンキュア1828(登録商標)、サ
ンキュア2026(登録商標)、サンキュア1818(登録商標)、サンキュア
853(登録商標)、サンキュア830(登録商標)、サンキュア825(登録
商標)、サンキュア776(登録商標)、サンキュア850(登録商標)、サン
キュア12140(登録商標)、サンキュア12619(登録商標)、サンキュ
ア835(登録商標)、サンキュア843(登録商標)、サンキュア898(登
録商標)、サンキュア899(登録商標)、サンキュア1511(登録商標)、
サンキュア1514(登録商標)、サンキュア1517(登録商標)、サンキュ
ア1591(登録商標)、サンキュア2255(登録商標)、サンキュア226
0(登録商標)、サンキュア2310(登録商標)、サンキュア2725(登録
商標)及びサンキュア12471(登録商標)(これらは全てBFGoodrich、オハ
イオ州クリーブランド、から商業的に入手可能である)、ベイヒドロール(Bayh
ydrol)DLN(Bayer Corp.、ペンシルベニア州マックマレイ、から商業的に入手
可能)、ベイヒドロールLS−2033(Bayer Corp.)、ベイヒドロール12
3(Bayer Corp.)、ベイヒドロールPU02A(Bayer Corp.)、ベイヒドロー
ル110(Bayer Corp.)、ウィトコボンドW−320(Witco Performance Che
micalsから商業的に入手可能)、ウィトコボンドW−242(Witco Performance
Chemicals)、ウィトコボンドW−160(Witco Performance Chemicals)、ウ
ィトコボンドW−612(Witco Performance Chemicals)、ウィトコボンドW−
506(Witco Performance Chemicals)、ネオレズ(NeoRez)R−940(Zene
ca Resinsから商業的に入手可能)、ネオレズR−960(Zeneca Resins)、ネ
オレズR−962(Zeneca Resins)、ネオレズR−966(Zeneca Resins)、ネ
オレズR−967(Zeneca Resins)、ネオレズR−972(Zeneca Resins)、ネ
オレズR−9409(Zeneca Resins)、ネオレズR−9637(Zeneca)、ネオ
レズR−9649(Zeneca Resins)及びネオレズR−9679(Zeneca Resins)
が挙げられる。
【0015】 好ましい溶媒性ポリウレタンにはサンレス(Sanres)EX499(登録商標)(
ヘキシレングリコール/ネオペンチルグリコール/イソホロンジイソシアネート
コポリマー)、サンレス12711(登録商標)、サンレス6010(登録商標
)及びサンレス6012(登録商標)(これらは全てBFGoodrichから入手可能で
ある)が挙げられる。最も好ましい溶媒性ポリウレタンはサンレスEX499(登
録商標)である。 好ましい水性ポリエステルポリウレタンの例にはサンキュア(登録商標) 2060及びサンキュア(登録商標)815(これらは共にBFGoodrichから商業
的に入手可能である)が挙げられる。
【0016】 最も好ましい水性ポリウレタンは脂肪族ポリエーテルポリウレタンである。好
ましい脂肪族ポリエーテルポリウレタンの例にはサンキュア2710(登録商標
)及び/又はアバルアUR445(登録商標)、サンキュア878(登録商標)、
ネオレズR−966、ネオレズR−967及びウィトコボンドW−320が挙げら
れる。 好ましいセルロース系ポリマーには、例えば、ニトロセルロース、酢酸酪酸セ
ルロース及び酢酸プロピオン酸セルロースが挙げられる。最も好ましいセルロー
ス系ポリマーはニトロセルロースである。例示的なニトロセルロースポリマーは
、ニトロセルロースRS1/2セカンド、ニトロセルロースRS1/4セカンド、ニ
トロセルロースRS1/8セカンド及びニトロセルロースRS1/16セカンド等の
ような、ハーキュルーズ(Hercules)から商業的に入手できるニトロセルロース
RSタイプ(11.5%〜12.2%の窒素含有量)である。組成物がセルロース
系ポリマーを含んでいる場合、その組成物は好ましくは可塑剤を含んでいる。 本発明の組成物は液体希釈剤を含むキャリアを更に含んでいる。この液体希釈
剤は水、有機溶媒又はこれらの混合物を含んでいる。好ましい有機溶媒には揮発
性のものが含まれる。好ましい揮発性有機溶媒は、大気圧で、約50℃から約 140℃まで、更に好ましくは約56℃から約125℃まで、そして最も好まし
くは約56℃から約98℃までの沸点を有している。使用される膜形成ポリマー
が水性である場合、有機溶媒は好ましくは水混和性である。
【0017】 好ましい有機溶媒はアルコール、エステル、ケトン、芳香族炭化水素、脂肪族
炭化水素、エーテル及びこれらの混合物から選択される。アルコール及びエステ
ルは一層好ましい。好ましいアルコールは一価である。最も好ましい一価アルコ
ールはエタノール、イソプロパノール及びn−プロパノールである。最も好まし
いエステルは酢酸エチル及び酢酸ブチルである。他の適当な有機溶媒の例はベン
ジルアルコール、酢酸アミル、酢酸プロピル、アセトン、ヘプタン、酢酸イソブ
チル、酢酸イソプロピル、トルエン、酢酸メチル、イソブタノール、n−アミル
アルコール、n−ブチルアルコール、ヘキサン及びメチルエチルケトンであるが
、これらに限定されない。 本発明のキットは更に、このキットを使用することによって、欠け、剥がれ、
へこみ及び/又は剥がれに対する抵抗性を含むがこれらに限定されない1つ又は
それより多くの長期付着利益が提供されるという、言語や絵等によってこのキッ
トのユーザーに知らせる情報を含んでいる。
【0018】 本発明の膜は、本発明のキットを哺乳動物の爪に適用したときに形成される。
本発明の膜は、2つ又はそれより多くの異なる組成物から形成される2つ又はそ
れより多くの層、最も好ましくはそれぞれ2つ又は3つの異なる組成物から形成
される2つ又は3つの層を含んでいる。好ましい膜はベースコート及びトップコ
ートで構成されているもの並びに中間コートを更に含んでいるものである。 本発明の膜は爪から剥がれない。即ち、本発明の膜は、爪と合体すると、単純
に爪から膜を剥がそうとしても爪から剥がれ落ちず、実質的に無傷の形態である
。 本明細書で記載したようなキットの2つ又はそれより多くの組成物を哺乳動物
の爪に適用しそして実質的に乾燥させたとき、本発明の多層膜が形成される。本
発明で有用な組成物は、爪に対して意図されている配置に依存して、ベースコー
ト組成物、中間コート組成物又はトップコート組成物として記載することができ
る。
【0019】A.ベースコート組成物 本明細書で使用するとき、「ベースコート組成物」は、哺乳動物の爪に適用し
てマニキュアの1つの層であるベースコートを形成させるのに適している組成物
である。ベースコート組成物は好ましくは、得られたベースコートに適用される
1つ又はそれより多くのその後の層と共に又はこれらの層なしで、更に好ましく
はこれらの層と共に哺乳動物の爪に接して適用される。上記ベースコート組成物
は好ましくは、1つ又はそれより多くの、更に好ましくは1つ(トップコート)
の、そして最も好ましくは2つ(中間コートとトップコート)の、得られたベー
スコートと合体するその後の層と共に哺乳動物の爪に接して適用される。 理論によって限定されるようには意図していないが、本発明のベースコートは
爪に対して好ましい接着度を提供するので、長期付着に有益であると考えられる
。このような接着は、爪に対する化学的結合と言うよりはむしろ、物理力による
ものと考えられる。当該技術分野で知られているように、これらの物理力には、
極性、非極性、水素結合のような非共有結合的相互作用及び荷電相互作用並びに
機械的なかみ合わせのような物理的相互作用が含まれる。
【0020】 理論によって限定されるようには意図していないが、上記のような接着は大部
分、爪に接している膜(即ち、ベースコート)の層の表面エネルギー及び/又は
極性によって達成される。接着は、ベースコートの表面エネルギー及び/又は極
性を爪のそれらに調和させることによって最適化することができ、そしてこれら
は本発明者によって、表面エネルギーが約32mN/mから約43mN/mまで、更に
好ましくは約34mN/mから約42mN/mまででありそして極性が約0.19から
約0.29まで、更に好ましくは約0.20から約0.24までであることが見
いだされている。 このような調和は主として、膜形成ポリマーの選択によって達成される。最終
的な膜の表面エネルギー及び/又は極性を変化させ得る処方調整によって、爪の
表面とベースコート中の膜形成ポリマー間の接着を低下させることができる。そ
れ故、上記膜形成ポリマー自体は先ず一般的なクラス(例えば、ポリウレタン、
ポリアクリル)で選択され、そして二番目に上記膜形成ポリマー中に存在するモ
ノマーの化学によって選択される。本発明で特定されている表面エネルギー及び
極性を達成する好ましいポリマークラスは本明細書で特定されている。通常の技
倆を有する技術者の正に範囲内である1つのポリマークラス内の実験法を使用し
て、特定された範囲に最も密接に調和する表面エネルギー及び極性を有する膜形
成ポリマーを選択することができる。
【0021】 本発明のベースコート組成物は膜形成ポリマー、液体希釈剤及び任意に、本明
細書で記載されている1つ又はそれより多くの他の適当な構成成分を含んでいる
。これらのベースコート組成物は好ましくは、組成物の重量で、約0.1%から
約40%まで、更に好ましくは約1%から約10%まで、そして最も好ましくは
約2%から約6%までの膜形成ポリマー(ポリマー固形物)と、好ましくは約1
0%から約90%まで、更に好ましくは約40%から約90%まで、更に一層好
ましくは約50%から約90%まで、そして最も好ましくは約70%から約90
%までの揮発性有機溶媒(本明細書で上記されているような)を含んでいる。好
ましくは、上記組成物の残りのものは実質的に水であり、好ましくは、組成物の
重量で、少なくとも約4%、更に好ましくは約4%から約85%まで、尚一層好
ましくは約10%から約80%まで、そして最も好ましくは約25%から約80
%までの水である。 上記ベースコート組成物の膜形成ポリマーは好ましくは、周囲温度及び圧力で
水不溶性である。 上記ベースコート組成物中で使用するのに好ましい膜形成ポリマーはポリウレ
タン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレ
ン−アクリルコポリマー、セルロース系ポリマー、ポリシロキサン及びこれらの
混合物から選択される。ベースコート組成物の更に好ましいポリマーはセルロー
ス系ポリマー、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ポリシロキサン
及びこれらの混合物から選択される。ベースコート組成物の更に一層好ましいポ
リマーはポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ウレタン−アクリルコ
ポリマー、スチレン−アクリルコポリマー及びこれらの混合物から選択される。
ベースコート組成物中で使用するのに最も好ましいポリマーはポリウレタンであ
る。ベースコート組成物中で使用するのに最も好ましいポリウレタンはサンキュ
ア2710(登録商標)及び/又はアバルアUR445(登録商標)である。これ
らポリマークラスの各々の好ましいタイプ及びそれらの例は本明細書で上記され
ている。
【0022】 上記ベースコート組成物中で使用するのに好ましいポリアクリル、ポリメタク
リル及びスチレン−アクリルコポリマーは、約−30℃から約+60℃まで、更
に好ましくは約−20℃から約+20℃までのガラス転移温度(Tg)、調和平均
方程式(A.W. Neumann及びR.J. Good、Surface and Colloid Science、2巻、
R.J. Good及びR.R. Stromberg編集、Plenum Press(1979年)によって
記載されているWilhelmy Techniqueで決定されるような)を使用して計算される
約32mJ/m2から約43mJ/m2までの表面エネルギー及び/又は約0.19から
約0.29までの極性を有しているものである。 ベースコート組成物中で使用するのに最も好ましいポリアクリル及びポリメタ
クリルにはグラスコールLS20、グラスコールC37、ジョンクリル(登録商標
)95及びSCX−1965が含まれる。 これらベースコート組成物の膜形成ポリマーは好ましくは溶媒性又は水性、最
も好ましくは水性である。ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ウレ
タン−アクリルコポリマー、スチレン−アクリルコポリマー及びこれらの混合物
から選択される水性ポリマーは特に好ましい。
【0023】B.トップコート組成物 本明細書で使用するとき、「トップコート組成物」は、マニキュアの1つの層
であるトップコートを形成するために哺乳動物の爪に適用するのに適している組
成物である。このトップコート組成物は好ましくは1つ又はそれより多くのその
前の層に接して適用されるか又はその前の層に適用される。このトップコート組
成物は更に好ましくは、1つ又は2つ、好ましくは1つ(ベースコート)の、そ
して最も好ましくは2つ(ベースコートと中間コート)のその前の層に接して適
用される。 理論によって限定されるようには意図していないが、これらのトップコートは
硬さ、強固さ、持続性、硬直性及び欠け抵抗性によって環境的なストレッサーを
そらすので、長期付着に有益であると考えられる。膜が示す強固さ及び/又は硬
さは、例えば、エネルギーを吸収する能力又は変形を受けるが破損は最小限にす
る能力を示すものである。マニキュアにとっては、上記は品質劣化に対する抵抗
性の重要な要素である。マニキュア膜は、哺乳動物の爪に適用したとき、典型的
にそして繰り返し、曲げ、衝撃及び他の表面に対する擦過を経験する。本明細書
で記載されているトップコートのような強固なマニキュアはこれらの虐待下で膜
損傷に抵抗し、そしてその結果爪上により長期の付着を提供する。強固さや硬さ
の特性は、トップコートは環境と直接接触するので、トップコートにとって最も
有用である。従って、トップコートは粘着性損傷に対する抵抗性に最も必要なも
のである。 理論によって限定されるようには意図していないが、10-04〜10+01Hzの
振動数範囲に亘って、乾燥した膜の特性、例えば、G'〜G''の強い振動数依存性
を示し、そしてその結果外部付着の代表的な条件(例えば、たたき及び引っ張り
)下では(柔軟な)固形物として挙動し得るが、曲げのような条件下では粘着力
を分散し得る、強固な又は硬いトップコートを選択することができる。G'及びG'
'のような特性は被覆物の物理的測定に精通している者によって容易に測定され
、そしてこの主題に関する多くの教本中で詳細に記載されている。例えば、Mech
anical Properties of Polymers and Composites、第2版、4章(「動的な機械
的特性(Dynamic Mechanical Properties)」)、マーセル・デッカー・インク
.(Marcel Dekker, Inc.)参照。Mechanical Properties of Polymers and Co
mpositesに記載されているようにして、そして特に4章(「動的な機械的特性」
)を参照して、100ミクロン厚の膜を使用し、パーキン・エルマーDMAモデル
(Perkin Elmer DMA Model)で硬化24及び48時間目に測定したとき、爪上で
24〜48時間乾燥した後10+01Hzではほぼ理想的な硬直性を有しており、
そして10-03Hz未満の振動数では相補的な粘性(即ち、G'')特性を有してい
ることが見いだされた例示的な組成物は本明細書の下記表Aに述べる。
【0024】 本発明のトップコート組成物は膜形成ポリマー、液体希釈剤及び任意に、本明
細書に記載されているような他の適当な構成成分を含んでいる。 上記トップコート組成物の膜形成ポリマーは好ましくは溶媒性又は水性のどち
らかであり、そして好ましくは水不溶性である。トップコート組成物用の好まし
い膜形成ポリマーは約+20℃から約+100℃まで、更に好ましくは約+30
℃から約+80℃までのガラス転移温度(Tg)を有している。 本発明のトップコート組成物の好ましい膜形成ポリマーはポリウレタン、ポリ
アクリル、ポリメタクリル、スチレン−アクリルコポリマー、セルロース系ポリ
マー、ポリエステル、ビニルアセテートポリマー、ポリシロキサン、ポリスチレ
ン−ポリアクリル混合物、シロキサン−ウレタンコポリマー、ポリウレタン−ポ
リメタクリル混合物、シリコーンアクリルコポリマー及びこれらの混合物から選
択される。トップコート組成物の更に好ましい膜形成ポリマーはセルロース系ポ
リマー、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ポリシロキサン、及び
これらの混合物から選択される。トップコート組成物の更に一層好ましい膜形成
ポリマーはポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ポリスチレン−ポリ
アクリル混合物、スチレン−アクリルコポリマー、シロキサン−ウレタンコポリ
マー、セルロース系ポリマー、ポリエステル、ポリウレタン−ポリメタクリル混
合物、シリコーンアクリルコポリマー、ビニルアセテートポリマー、及びこれら
の混合物から選択される。トップコート組成物の最も好ましい膜形成ポリマーは
ポリアクリル及びポリウレタン−セルロース系ポリマー混合物である。トップコ
ート組成物に使用するのに最も好ましいポリアクリルはジュラプラス2(登録商
標)である。これらポリマークラスの各々の好ましいタイプ及びそれらの例は、
本明細書の上記で言及されている。
【0025】 好ましい溶媒性膜形成ポリマーには、ポリウレタン−ポリメタクリル混合物、
ポリウレタン−セルロース系ポリマー混合物、ポリウレタン、ポリアクリル、ポ
リメタクリル、シリコーンアクリルコポリマー及びこれらの混合物、更に好まし
くはポリアクリル及びポリウレタン−セルロース系ポリマー混合物、そして最も
好ましくはポリアクリルが含まれる。 上記トップコート組成物の膜形成ポリマーが溶媒性である場合、このトップコ
ート組成物は好ましくは、組成物の重量で、約1%から約50%まで、更に好ま
しくは約10%から約25%までの膜形成ポリマー(ポリマー固形物)を含んで
いる。上記溶媒性ポリマーを含んでいるトップコート組成物は好ましくは、組成
物の重量で、約50%から約99%まで、更に好ましくは約75%から約90%
までの揮発性有機溶媒を更に含んでいる(本明細書で上記されているような)。 上記トップコート組成物が溶媒性膜形成ポリマーを含んでいる場合、好ましい
任意の構成成分には濃厚化剤、可塑剤、顔料又は染料、樹脂及び滑り補助剤が含
まれる。 好ましい水性膜形成ポリマーはポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル
、スチレン−アクリルコポリマー、シロキサン−ウレタンコポリマー及びこれら
の混合物から選択される。更に好ましい水性膜形成ポリマーはポリアクリル及び
スチレン−アクリルコポリマーから選択され、そして最も好ましい水性膜形成ポ
リマーはポリアクリルである。
【0026】 上記トップコート組成物の膜形成ポリマーが水性である場合、このトップコー
ト組成物は好ましくは、組成物の重量で、約1%から約40%まで、更に好まし
くは約5%から約30%まで、そして最も好ましくは約10%から約25%まで
の膜形成ポリマー(ポリマー固形物)を含んでいる。 上記水性ポリマーを含んでいるトップコート組成物は好ましくは合着剤を更に
含んでいる。好ましくは、上記水性ポリマーを含んでいるトップコート組成物は
、組成物の重量で、約0.1%から約30%まで、更に好ましくは約1%から約
20%までの合着剤を含んでいる。好ましくは、水性膜形成ポリマー対合着剤の
比率は約1:1から約4:1までである。 上記トップコート組成物が水性膜形成ポリマーを含んでいる場合、他の好まし
い任意構成成分には可塑剤、滑り補助剤(特にワックス及びシロキサン含有界面
活性剤)、濃厚化剤及び顔料又は染料が含まれる。水性膜形成ポリマーを含んで
いるトップコート組成物はまた任意に、組成物の重量で、約50%まで、更に好
ましくは約5%から約40%まで、そして最も好ましくは約10%から約30%
までの揮発性有機溶媒を含有していることができる。好ましい有機溶媒は本明細
書で上記されている。
【0027】 上記トップコート組成物が水性ポリマーを含んでいる場合、この組成物の残り
のものは実質的に水である。 本発明のトップコート組成物の膜形成ポリマーは架橋ポリマーであることがで
きる。本発明者は驚いたことに、架橋している膜形成ポリマーが、例えば、欠け
抵抗性及び優れた硬さを含む、トップコート組成物及びトップコートに対して特
に有利な特性を提供することを見いだした。架橋は上記組成物それ自体でか又は
適用及び膜形成後のどちらかで生起することができる。しかしながら、本明細書
で使用するとき、組成物中で実際には架橋していないが、塩基性部分(本明細書
に記載されているような)の存在により架橋となり得るポリマー(即ち、「架橋
性」ポリマー)を本明細書では架橋ポリマーと称する。 本明細書で使用するとき、「架橋ポリマー」は、それ自体で分子内的に、そし
て/又は1つ若しくはそれより多くの他のポリマーと分子間的にイオン結合して
いるポリマーであり、その際この結合は金属イオンと上記ポリマーを構成する塩
基性部分との間のイオンブリッジによって形成される。架橋ポリマーは好ましく
は分子間結合である。適当な金属イオンには、+2、+3、+4又はそれより高
い酸化状態を有するものが含まれ、そしてこれらは水に可溶性である。好ましい
金属イオンは、Zn+2、Mg+2、Ca+2、Fe+2、Fe+3、Al+3、Mn+2、C
+2、及びNi+2から選択される。更に好ましい金属イオンは、Zn+2
Mg+2、Ca+2、Fe+2、Fe+3、及びAl+3から選択される。最も好ましい金
属イオンはZn+2である。
【0028】 本明細書において塩基性部分は、負に荷電しているか又はそうでない場合塩基
性である。これらの塩基性部分は膜形成ポリマー主鎖中に存在しているか又はそ
れに懸垂している。好ましい塩基性部分はカルボキシレート、スルホネート、ス
ルフェート、ホスフェート、ホスホネート、ヒドロキシメート、ボレートエステ
ル、イミダゾール、α−チオケトン、チオ酸及びアルキルアミンから選択される
。更に好ましい塩基性部分はカルボキシレート、スルホネート、スルフェート、
ホスフェート、ホスホネート及びアルキルアミンから選択される。更に一層好ま
しい塩基性部分はカルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェー
ト及びホスホネートから選択される。最も好ましい塩基性部分はカルボキシレー
トである。 最も好ましい架橋性ポリマーはポリアクリル、ポリメタクリル、スチレン−ア
クリルコポリマー、スチレン−メタクリルコポリマー及びこれらの混合物から選
択される。架橋ポリマーは商業的に入手することができる(例えば、ジュラプラ
ス2(登録商標))。或いは、架橋ポリマーは懸垂塩基性部分を含んでいるポリ
マーを入手するか又は合成し、そしてこのポリマーに、例えば酸化亜鉛溶液(Zi
nc Oxide Solution)#1(約15%の金属イオン固形物を含有しており、S.C
. Johnson & Sons, Inc.から商業的に入手可能)又はバコート(Bacote)20
(Magnesium Elektron, Inc.、ニュージャージー州フレミントン、から商業的
に入手可能)のような金属イオン溶液を添加することによって製造することがで
きる。金属イオン溶液を添加する場合には、この溶液は上記膜形成ポリマー上に
存在する利用可能な塩基性部分と実質的に完全に反応するのに十分な量で添加す
る。好ましくは、上記組成物中に存在するポリマー固形物に対する金属イオン固
形物の量は、該組成物の重量で、約0.2%から約0.7%まで、更に好ましく
は約0.3%から約0.6%まで、そして最も好ましくは約0.4%から約0.
5%までである。
【0029】 上記膜形成ポリマーが架橋している場合、このポリマーは最も好ましくは水性
である。 トップコートが架橋ポリマーを含んでいる場合、このトップコートは、上記膜
から金属架橋イオンを選択的に引き出して膜を破壊するキレート化剤溶液で洗浄
処理して爪から除去することができる。適当なキレート化剤溶液は使用する金属
イオンのタイプに基づいて選択する。例示的な溶液には、例えば、エチレンジア
ミン二コハク酸の水溶液が挙げられる。
【0030】C.中間コート組成物 本明細書で使用するとき、「中間コート組成物」は、哺乳動物の爪に適用して
マニキュアの一つの層である中間コートを形成するのに適する組成物である。こ
の中間コート組成物は好ましくはその前の層、即ちベースコートか又は別の中間
コートのどちらか、最も好ましくはベースコートに接して適用される。1つ又は
それより多くのその後の層は中間コート組成物によって形成された層に適用され
る。好ましくは、トップコートは中間コート組成物によって形成された層に接し
て適用される。 上記ベースコートと上記トップコートの物理的及び/又は機械的特性間に顕著
な差異が存在する場合、中間コートの使用が好ましい。例えば、中間コートは好
ましくは、柔軟なベースコートと強固なトップコート間のストレスを和らげ、そ
して/又は色を提供する。 本発明の中間コート組成物は膜形成ポリマー、液体希釈剤及び任意に、本明細
書に記載されているような他の適当な構成成分を含んでいる。中間コート組成物
用の好ましい任意構成成分は可塑剤、顔料及び染料から選択される。 中間コート組成物は好ましくは、組成物の重量で、約10%から約25%まで
、更に好ましくは約10%から約18%までの膜形成ポリマー、約60%から約
85%まで、更に好ましくは約60%から約80%までの揮発性有機溶媒(本明
細書で上記されているような)、及び好ましくは0%から約13%まで、更に好
ましくは約5%から約13%まで、そして最も好ましくは約6%から約12%ま
での可塑剤を含んでいる。
【0031】 上記中間コート組成物を構成している膜形成ポリマーはセルロース系ポリマー
、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ポリシロキサン及びこれらの
混合物から選択される。更に好ましい膜形成ポリマーはポリアクリル及びセルロ
ース系ポリマーであり、セルロース系ポリマーが最も好ましい。これらポリマー
クラスの各々の好ましいタイプ及びこれらの例は本明細書で上記されている。 中間コート組成物用の好ましいポリアクリルは、疎水性でありそして/又は約
−10℃から約+30℃までのガラス転移温度(Tg)を示すものである。上記ポ
リアクリルが約+30℃より高いTgを有している場合、上記中間コート組成物は
好ましくは可塑剤を含んでいる。 中間コート組成物として使用するのに適している例示的な組成物は、例えば、
マックスファクター(登録商標)(Max Factor)又はカバーガール(登録商標)
(Cover Girl)の商品名で市販されているもののように、商業的に入手可能であ
る。
【0032】任意構成成分 本発明のキットの組成物は、独立して、マニキュアとしてのこれら組成物の性
能を高めるために、追加的な任意構成成分を含んでいることができる。例えば、
消泡剤、緩衝液、キレート化剤、合着剤、分散化剤、染料、エポキシ類、充填剤
、顔料、保存剤、樹脂、治療剤及び予防剤、濃厚化剤、ワックス添加物、湿潤化
剤等を本発明の組成物に含めることができる。このような任意構成成分は分散さ
せるか、溶解するか、又はそうではない場合、上記組成物のキャリア及び/又は
液体希釈剤中に混合することができる。これらの構成成分が上記キットの長期付
着を実質的に妨げない場合、本発明の組成物に添加することができる。任意構成
成分の例は以下に示すが、それらに限定されない。
【0033】合着剤 合着剤は、最も好ましくは膜形成ポリマーが水性である場合、膜形成を高める
ために任意に上記組成物に添加することができる。このような合着補助剤は当該
技術分野で知られており、そして典型的にはグリコールエーテル又はグリコール
エーテルエステル、例えば、C1〜10直鎖又は分枝鎖アルキルグリコールアルキ
ルエーテル、C1〜10直鎖又は分枝鎖アルキルエーテルアセテート、ジ−C1〜10 アルキルエーテルアセテート及びC1〜10アルキルグリコールフェニルエーテル
である。好ましい合着補助剤には、例えば、エチレングリコールエーテル(例え
ば、Dowanol EB、Dow Chemical Co.から商業的に入手可能)、ジエチレングリ
コールエーテル、トリエチレングリコールエーテル、プロピレングリコールエー
テル(例えば、Dowanol PnP、Dow Chemical Co.)、ジプロピレングリコールエ
ーテル(例えば、Dowanol DPnP、Dow Chemical Co.)、トリプロピレングリコ
ールエーテル、テルペン、カンフル、メチルセルソルブ、ブチルセルソルブ、ヘ
キシルセルソルブ、メチルカルビトール、ブチルカルビトール及びジブチルフタ
レートが挙げられる。 好ましくは、組成物は、組成物の重量で、0%から約10%まで、更に好まし
くは約0.1%から約10%までの合着剤を含んでいる。
【0034】顔料又は染料 顔料及び他の適当な着色剤、例えば染料を上記組成物中に組み入れることがで
きる。適当な顔料は、例えば、食品医薬品及び化粧品(FD&C)並びに医薬品及び
化粧品(D&C)用色素、レーキ、並びに酸化鉄として知られている無機又は有機
顔料である。このような顔料はC.T.F.A.、Cosmetic Ingredient Handbook、第1
版、1988年に開示されている。有機顔料には、例えば、医薬品及び化粧品用
赤色10、11、12及び13号、医薬品及び化粧品用赤色7号、医薬品及び化
粧品用赤色5及び6号、医薬品及び化粧品用赤色30及び34号、医薬品及び化
粧品用黄色5号及び医薬品及び化粧品用赤色2号のようなラッカー、並びにグア
ニンが挙げられる。無機顔料には、例えば、二酸化チタン、オキシ塩化ビスマス
、褐色酸化鉄、及び赤色酸化鉄が挙げられる。 好ましくは、本発明の組成物は、組成物の重量で、0%から約5%まで、更に
好ましくは0%から約2%まで、そして最も好ましくは0%から約1%までの顔
料又は染料を含んでいる。
【0035】可塑剤 理論によって限定されるようには意図していないが、可塑剤は組成物を一層容
易に変形するようにさせる。1つ又はそれより多くの可塑剤を本発明の組成物に
任意に添加することができる。適当な可塑剤には、イーストマン・ケミカル・カ
ンパニー(Eastman Chemical Co.)に譲渡されたチェン(Chen)他のWO97/
00664に開示されているものが含まれる。適当な可塑剤にはフタレート、非
イオン界面活性剤ポリマー、カンフル、ひまし油、スクロースアセテートイソブ
チレート、アルキルトルエンスルホンアミド、例えば、エチルトルエンスルホン
アミド(例えば、Uniplex PX−45、Unitex Chemical Corp.、ノースカロライ
ナ州グリーンボロ、から商業的に入手可能)、並びにポリエステル酸誘導体(例
えば、Uniplex 670P、Unitex Chemical Corp.から商業的に入手可能)、特
にポリエステルジ−及びトリ−酸が挙げられる。好ましい可塑剤にはジエチルフ
タレート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジエチルタートレート
、ジブチルタートレート、ジエチルホスフェート、ジブチルホスフェート、ポリ
エステルセバケート、例えばパラプレックス(Paraplex)G−25(登録商標)
(C.P. Hall、イリノイ州ベッドフォード、から商業的に入手可能)、ポリエ
ステルアジペート、例えばパラプレックスG−50(登録商標)(C.P. Hall)
、及びテグマー(登録商標)(Tegmer)(C.P. Hall)として入手可能なテト
ラエチレングリコールジ−2−エチルヘキソエートが挙げられる。最も好ましい
可塑剤にはジブチルフタレート、パラプレックスG−25(登録商標)、パラプ
レックスG−50(登録商標)、カンフル、ユニプレックス(Uniplex)PX−45
及びテグマー(登録商標)が含まれる。 組成物は好ましくは、組成物の重量で、0%から約15%まで、更に好ましく
は0%から約10%まで、そして最も好ましくは0%から約5%までの可塑剤を
含んでいる。
【0036】保存剤 上記組成物中の微生物増殖を予防し、阻止し、又は遅延させるために、1つ又
はそれより多くの保存剤を本発明の組成物に任意に添加することができる。好ま
しい保存剤にはメチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ベンジル
アルコール、安息香酸、ベンゾエート(好ましくは、安息香酸ナトリウム)、ソ
ルベート(好ましくは、ソルビン酸カリウム)、デヒドロ酢酸ナトリウム、1−
(3−クロロアリル)−3,5,7−トリアザ−1−アゾニアアダマンタンクロ
リド(これは、Quaternium−15としてDow Chemical Co.、ミズーリー州ミッ
ドランド、から商業的に取得することができる)、95%1,3−ジメチロール
−5,5−ジメチルヒダントインと5%3−ヨード−2−プロピニルブチルカル
バメートの混合物(この混合物はGlydant PlusとしてLonza, Inc.、ニュージャ
ージー州フェアローン、から商業的に入手可能である)、1,3−ジメチロール
−5,5−ジメチルヒダントイン(GlydantとしてLonza, Inc.から商業的に入
手可能)、ジアゾリジニルウレア(Germall IIとしてSutton Laboratories、ニ
ュージャージー州チャッサム、から商業的に入手可能)、イミダゾリジニルウレ
ア(Germall 115としてSutton Laboratoriesから商業的に入手可能)、フェ
ノキシエタノール及びカーソン(登録商標)(Kathon)(Rohm and Haas Co.、
ペンシルベニア州フィラデルフィア、から商業的に入手可能)が挙げられる。最
も好ましい保存剤にはメチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ベ
ンジルアルコール、安息香酸、ベンゾエート(好ましくは、安息香酸ナトリウム
)、ソルベート(好ましくは、ソルビン酸カリウム)及びデヒドロ酢酸ナトリウ
ムが含まれる。 組成物は好ましくは、組成物の重量で、0%から約10%まで、更に好ましく
は0%から約5%まで、そして最も好ましくは0%から約1%までの保存剤を含
んでいる。
【0037】樹脂 例えば、エポキシ類及びポリアクリル酸類を含む樹脂は、任意に添加すること
ができる。適当な樹脂の例にはポリテックス(Polytex)E75(登録商標)(E
stron Chemical, Inc.、ケンタッキー州カルバートシティ、から商業的に利用
可能)及びアクリロイド(Acryloid)B66(登録商標)(Rohm and Haas、ペ
ンシルベニア州フィラデルフィア、から商業的に入手可能)が挙げられる。 組成物は好ましくは、組成物の重量で、0%から約15%まで、更に好ましく
は約0.5%から約10%までの樹脂を含んでいる。
【0038】滑り補助剤 滑り補助剤は、表面摩擦、耐水性、擦過抵抗性、及び機械的特性を改善するた
めに任意に添加することができる。使用できる滑り補助剤には、例えば、動物、
化石、植物、鉱物又は合成ワックスを含むワックス添加剤が挙げられる。好まし
いワックス添加剤にはミツロウ、イナゴマメ、カンデリラ、オゾケライト、ポリ
エチレンワックス、パラフィンワックス、ポリプロピレンワックス、ポリテトラ
フルオロエチレン(TeflonとしてDuPont、デラウェア州ウィルミントン、から商
業的に入手可能)、ナイロン、及びポリアミドが含まれる。詳細には、好ましい
ワックス添加剤にはジョンワックス(登録商標)(Jonwax)26(S.C. Johnson
Polymer、ウィスコンシン州スターテバント、から商業的に入手可能)、ジョン
ワックス(登録商標)120(S.C. Johnson Polymer)、ケムコア(Chemcor)
325N35、ケムコア43N40、グラスワックス(登録商標)(Glaswax)E
−1(Allied Colloids、バージニア州サフォーク、から商業的に入手可能)、
グラスワックス(登録商標)E−1235(Allied Colloids)、ドレワックス(
登録商標)(Drewax)E−3030(Ashland Chemical、ニュージャージー州ブ
ーンタウン、から商業的に入手可能)、ドレワックス(登録商標)E−7030
(Ashland Chemical)、ランコ(登録商標)(Lanco)PP1362D(Lubrizol
、オハイオ州ウィッヒリフェ、から商業的に入手可能)、ランコ(登録商標)A
1601(Lubrizol)及びランコ(登録商標)TF1780(Lubrizol)が挙げら
れる。が、これらに限定されない。
【0039】 他の滑り補助剤には、ポリエーテルとポリシロキサンのコポリマーのようなシ
リコーンを含有する材料が含まれる。このような滑り補助剤の例には、例えば、
グライド(Glide)450及びエイビル(Abil)B−8830(これらは共に、Go
ldschmidt Chemical、バージニア州ホープウェル、から商業的に入手可能である
)が挙げられる。 本発明の組成物は好ましくは0%から約10%まで、更に好ましくは約0.1
%から約10%まで、更に一層好ましくは約0.5%から約8%まで、そして最
も好ましくは約0.5%から約3%までの滑り補助剤を含んでいる。
【0040】安定化剤 例えば、顔料が沈着するのを防ぐため又は所望の適用特性を達成するために、
1つ又はそれより多くの安定化剤を本発明の組成物に添加することができる。好
ましくは、安定化剤は、溶媒性膜形成ポリマーを含んでいる組成物に添加される
。好ましい安定化剤にはクレイ、例えば、ステアラルコニウムベントナイト及び
ステアラルコニウムヘクトライト(Rheox, Inc.、ニュージャージー州ハイツタ
ウン、から商業的に入手可能)のような有機的に修飾されたベントナイト及びヘ
クトライトが挙げられる。 安定化剤を添加する場合、上記組成物は好ましくは、組成物の重量で、約 0.25%から約3%まで、なお更に好ましくは約0.25%から約2.5%ま
で、そして最も好ましくは約1%から約2%までの安定化剤を含んでいる。
【0041】治療剤及び予防剤 爪の更なるケアや保護のために、治療剤及び/又は予防剤、例えば、ビタミン
、タンパク質、抗真菌剤及び抗微生物剤、並びにサンスクリーン剤(UV−A、UV
−B、及び広範囲スペクトルの太陽フィルターを含む)を本発明組成物に任意に
添加することができる。
【0042】濃厚化剤 濃厚化剤は、所望のレオロジーや適用特性を達成するために本発明組成物及び
膜に任意に添加することができる。好ましくは、濃厚化剤は上記組成物が水性膜
形成ポリマー又は少なくとも4%の水を含んでいる場合に使用される。好ましい
濃厚化剤にはヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メ
チルセルロース及び他の慣用のセルロース系ポリマー、アキュリン(登録商標)
(Aculyn)44(Rohm & Haas、ペンシルベニア州フィラデルフィア、から商業
的に入手可能)を含む会合性濃厚化剤(例えば、疎水的に修飾したセルロース系
ポリマー、非イオン性ウレタン及びアルカリ膨潤性ウレタン)、クレイ(例えば
、ラポナイト及び親水性モントモリロナイト(BentoneとしてRheox、ニュージャ
ージー州ハイツタウン、から商業的に入手可能))、並びに天然ゴム及びゴム質
(例えば、グアヤゴム、名称JaguarC−13−SでRhone−Poulenc、コネチカット
州シェルトン、によって販売されている四量体化グアヤゴム、ヒドロキシプロピ
ルグアーゴム、アラビアゴム、カロブゴム、カラギーナン及びキサンタンゴム)
が挙げられる。 本発明の組成物は好ましくは、組成物の重量で、0%から約10%まで、更に
好ましくは約0.1%から約10%まで、そして更に一層好ましくは約0.1%
から約5%までの濃厚化剤を含んでいる。
【0043】本発明の好ましいキット 本発明のキットは2つ又はそれより多くの分離されそして別個の組成物、最も
好ましくは2つ又は3つの分離されそして別個の組成物で構成される。好ましく
は、これらのキットは少なくとも1つのベースコート組成物、中間コート組成物
及び/又はトップコート組成物で構成される。更に好ましくは、上記キットはベ
ースコート組成物、トップコート組成物及び任意に、中間コート組成物で構成さ
れる。 2つの分離されそして別個の組成物を有する好ましいキット(「キット1」)
はベースコート組成物及びトップコート組成物を含んでいる。キット1のベース
コート組成物は膜形成ポリマー、好ましくは、ポリウレタン、ポリアクリル、ポ
リメタクリル、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレン−アクリルコポリマー
及びこれらの混合物から選択される水不溶性ポリマーを含んでいる。キット1の
トップコート組成物は膜形成ポリマー、好ましくは、ポリウレタン、ポリアクリ
ル、ポリメタクリル、ポリスチレン−ポリアクリル混合物、スチレン−アクリル
コポリマー、シロキサン−ウレタンコポリマー、セルロース系ポリマー、ポリエ
ステル、ポリウレタン−ポリメタクリル混合物、シリコーンアクリルコポリマー
、ビニルアセテートポリマー及びこれらの混合物から選択される水不溶性ポリマ
ーを含んでいる。 3つの分離されそして別個の組成物を有するもう1つの好ましいキット(「キ
ット2」)はキット1で記載したようなベースコートとトップコートを含んでお
り、そして更に中間コート組成物を含んでいる。キット2の中間コート組成物は
膜形成ポリマー、好ましくは、セルロース系ポリマー、ポリウレタン、ポリアク
リル、ポリメタクリル、ポリシロキサン及びこれらの混合物から選択される水不
溶性ポリマーを含んでいる。 2つの分離されそして別個の組成物を有するもう1つの好ましいキット(「キ
ット3」)はベースコート組成物とトップコート組成物を含んでいる。キット3
のベースコート組成物は膜形成ポリマー、好ましくは、ポリウレタン、ポリアク
リル、ポリメタクリル、ウレタン−アクリルコポルマー、スチレン−アクリルコ
ポリマー及びこれらの混合物から選択される水不溶性ポリマーを含んでいる。キ
ット3のトップコート組成物は膜形成ポリマー、好ましくは、セルロース系ポリ
マー、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ポリシロキサン及びこれ
らの混合物から選択される水不溶性ポリマーを含んでいる。 2つの分離されそして別個の組成物を有するもう1つの好ましいキット(「キ
ット4」)はベースコート組成物とトップコート組成物を含んでいる。キット4
のベースコート組成物は膜形成ポリマー、好ましくは、セルロース系ポリマー、
ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ポリシロキサン及びこれらの混
合物から選択される水不溶性ポリマーを含んでいる。キット4のトップコート組
成物は膜形成ポリマー、好ましくは、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタク
リル、ポリスチレン−ポリアクリル混合物、スチレン−アクリルコポリマー、シ
ロキサン−ウレタンコポリマー、セルロース系ポリマー、ポリエステル、ポリウ
レタン−ポリメタクリル混合物、シリコーンアクリルコポリマー、ビニルアセテ
ートポリマー及びこれらの混合物から選択される水不溶性ポリマーを含んでいる
【0044】製造及び使用方法 本発明の組成物は慣用の処方及び混合技術を使用して製造される。マニキュア
の層は、当該技術分野で通常使用されている標準的なブラシアプリケーターを使
用して哺乳動物の爪に組成物を標準的に適用し、そして実質的に乾燥した層を形
成させるために十分な液体希釈剤を除去して(揮発物質を、最も好ましくは周囲
圧及び温度で、蒸発させて)作ることができる。本発明の多層膜は、その前の層
に接して1つ又はそれより多くの追加的な組成物を標準的に適用することによっ
て、同様な態様で作られる。このような適用は当該技術分野で良く知られている
【0045】 本発明には、2つ又はそれより多くの層を含んでいるマニキュア膜で哺乳動物
の爪を被覆する方法が含まれる。この方法は: (i)膜形成ポリマー及び液体希釈剤を含んでいるベースコート組成物を上記爪
に接して適用し; (ii)実質的に乾燥したベースコートを形成させるために上記ベースコート組成
物から十分な液体希釈剤を除去し; (iii)膜形成ポリマー及び液体希釈剤を含んでいる中間コート組成物を上記ベ
ースコートに任意に適用し; (iv)実質的に乾燥した層を形成させるために十分な液体希釈剤を上記中間コー
ト組成物から除去し; (v)膜形成ポリマー及び液体希釈剤を含んでいるトップコート組成物を上記ベ
ースコート(又は、中間組成物(使用される場合)によって形成される層)に適
用し;そして (vi)実質的に乾燥したトップコートを形成するために上記トップコート組成物
から十分な液体希釈剤を除去する、段階を含んでおり、その際上記膜は約0.9
0未満、更に好ましくは約0.80未満、そして最も好ましくは約0.70未満
の総付着指数及び/又は先端付着指数及び/又は約0.90未満、更に好ましく
は約 0.85未満、そして最も好ましくは約0.80未満のギザギザ指数を示す。
【0046】本発明の膜の特性 既知のマニキュア液は短期間使用した後に爪上で品質劣化を示す傾向がある。
本発明者は驚いたことに、長期付着を示す膜を提供するキットを見いだした。こ
のような長期付着は爪の表面全体に亘って実感され、そして本明細書では特定の
マニキュア液に関する総付着指数で定量的に表される。さらに、本発明者は、爪
に適用したとき、特に爪の先端で長期付着を示すキット及び膜を見いだした。こ
のような長期付着は、本明細書では特定のマニキュア液に関する先端付着指数で
定量的に表される。その上さらに、品質劣化が本発明のキット及び膜で示される
場合、品質劣化は、当該技術分野の既知のマニキュア液で示される傾向のある不
均一で、ギザギザの品質劣化と比較して均一で滑らかな態様で進行する。このよ
うな付着は本明細書では特定のマニキュア液に関するギザギザ指数で定量的に表
される。
【0047】 本明細書で使用するとき、特定のマニキュア液の総付着指数及び/又は先端付
着指数が低ければ低いほど、対照のマニキュア液と比較してそのマニキュア液で
示される品質劣化はより少ない。ギザギザ指数が低ければ低いほど、対照のマニ
キュア液と比較したとき、その特定のマニキュア液で示される品質劣化はより均
一で且つ滑らかである。本発明のキットは、約0.90未満、更に好ましくは約
0.80未満、更に一層好ましくは約0.70未満、そして最も好ましくは約 0.65未満の総付着指数及び/又は先端付着指数、及び/又は約0.90未満
、更に好ましくは約0.85未満、そして最も好ましくは約0.80未満のギザ
ギザ指数を示す膜を提供する。 総付着指数、先端付着指数及びギザギザ指数は以下の試験方法を使用して決定
される。 自身の爪にマニキュア液を適用してマニキュアを付ける習慣があり、そして例
えば、アクリル爪のような合成爪を使用しないヒト女性被験者を選択する。個々
の被験者は先ず、彼女等が10本の指全てに対照製品を使用する全指方法に従う
ことによってマニキュア液で典型的に経験する総品質劣化パーセント(本明細書
で以下に特定されているような)に従って分類する。対照製品の処方は下記表A
で示す。この方法で測定するとき、補修しないで通常に使用して5日後に12%
より大きな総品質劣化を示す個々の被験者は重度のストレッサーと称され;6%
から12%の間の総品質劣化を示す個々の被験者は中程度のストレッサーと称さ
れ;そして6%未満の総品質劣化を示す個々の被験者は軽度のストレッサーと称
される。この方法に従って、約1/3の重度及び1/3の中程度のストレッサー
を含んでおり、そしてせいぜい1/3の軽度のストレッサーしか含んでいない概
ね20人の被験者(16人未満ではない)の被験者群を選択する。
【0048】
【表1】
【0049】 * 上記スラリーは、示された構成成分に加えて、上記処方中に示されている他
の構成成分(例えば、酢酸ブチルやイソプロパノールのような)を含有している
。各構成成分について示されたパーセントはその構成成分だけのパーセントであ
る(例えば、上記対照処方中で固形ニトロセルロースRS 1/4セカンドは、他
の構成成分を除いて7.05%の固形物値で存在する)。各スラリー中の他の構
成成分値は一緒に合わせ、そして上記で示した処方中に反映されている。 例え
ば、ニトロセルロースRS 1/4セカンドスラリー、ニトロセルロースRS 1/2
セカンドスラリー、クレイ及び赤色7号固形物中の酢酸ブチル値は一緒に合わせ
、そして酢酸ブチル構成成分について示したパーセントに反映されている。 **クレイは50/50(重量パーセント比)のステアラルコニウムヘクトラ
イト/ステアラルコニウムベントナイト固形物である。
【0050】 この対照製品は次のようにして製造する。全ての構成成分の重量を量って、頭
頂部空間が最小限の100グラムバッチを有する密閉性のジャーに一緒に入れる
。各々が直径3/16インチの6個のステンレススチール製ボールを加える。慣
用のペイント振とう器上で30分間混合する。慣用のマニキュア液瓶に移す。 マニキュア液の適用は、70°Fから75°Fの間に制御した温度に維持した
室内で金曜日の朝に行う。被験者は手を洗い、乾燥させ、そしてマニキュア液を
適用する前に少なくとも10分間与えられる。適用前の爪には機械的又はその他
の前処理を全く行わないか、或いは認めなかった。 隔指適用方法は次のようにして使用する。左小指から右小指までの指に1から
10までの番号を順に付ける。奇数番号の指は「A」指で示し、偶数番号の指は
「B」指で示す。2つの被験者群になるように被験者群を2つに分け、「A」指
か又は「B」指のどちらかに対照製品を塗るように被験者を無作為的に割り当て
る。2つの被験者群は、右利きと左利きの個々の被験者数が「A」指に対照製品
を適用する群と「B」指に対照製品を適用する群で同じになるように、バランス
を取る。重量を量り、番号を付けた対照製品の瓶とタイマーを各被験者に与え、
そして指定された指(「A」セットか又は「B」セットのどちらか)にマニキュ
ア液の1つのコートを適用し、このコートを5分間乾燥させ(層を形成する)、
そしてその後、その被験者が通常行うようにしてマニキュア液を適用して、上記
第1の層に接して対照製品の第2のコートを適用するように指示する。この方法
で5本の指に適用された対照製品の平均重量は約225ミリグラムであると思わ
れるが、これは各被験者の爪の大きさに依存して変動するであろう。
【0051】 次に、各被験者に試験すべきマニキュア液(試験マニキュア液)を与え、そし
て対照製品で被覆しなかった5本の指(残りの指)に上記マニキュア液を上記方
法で適用するように指示する。本発明の試験マニキュア液は2つ又はそれより多
くの別個のマニキュア液組成物を含んでいる。2つ又はそれより多くのマニキュ
ア液組成物を適用すべき場合、試験コーディネーターは適用順序に関して被験者
に指示する。その後の画像取得及び分析に好都合なように、明るく着色した赤色
マニキュア液を使用できるが、この方法はマニキュア液の色によって限定される
ことはない。着色していないか又はその後の画像取得に必要なときマニキュアを
爪と適切に識別するには不十分なほど不透明な試験マニキュア液は、1つ又はそ
れより多くの適当な染料又は顔料を、膜の色を認識しそしてこれを爪の色と識別
するのに十分な値で試験マニキュア液に組み入れることによって試験する。指示
された順序及び方法で指定された指に試験マニキュア液を適用した後、適用は完
了し、そして個々の被験者には、その後の2〜3時間に亘ってマニキュア液が固
まり続けるので、マニキュア液を傷つけないように指示する。被験者は画像取得
のために戻ってくるまで通常の活動に従事する。
【0052】 マニキュア液を適用した後の水曜日に、被験者は爪の画像を取るために戻って
くる。各指の爪の画像を得るために、各被験者は、1番の指で開始しそして10
番の指まで進めて、軸を回転させないでそして指の重さによる以外は圧をかけな
いで、カメラの下に仕切材又はフィンガーレスト(下記)を配置している平板面
上に手のひらを置く。このように位置させることによって爪の全領域及び画像化
用のカメラに提示すべき再生可能な指の爪の領域に最適の照明を当てることがで
きる。 ツァイス(Zeiss)SV−11立体顕微鏡及びソニー(Sony)3−C−CDカメラ(
又はこれらの等価物)を使用して画像を取る。1/4倍レンズを有する1.0ズ
ームリングを使用し、有効距離は焦点(概ね37cm)によって設定される。倍
率は概ね15倍である。フォステック(Fostec)8375(EJA)照明リング(
又はその等価物)をフィンガーレスト基部の3.5cm上に置き、そして最大出
力の70%に設定する。下部では、テーブルトップ上のダークグリーンの指置き
仕切材を画像処理中の指置き台として使用する。くさび形の仕切材は前から後に
上方傾斜しており、8cmの範囲で、前ではテーブルトップから5mm高くそし
て後ではテーブルトップから12mm高く測定される。爪表面による輝きを消失
させるためにクロスポール位置に置いた2つの偏光フィルターを使用する。画像
取得用にはオプチマス(Optimas)4.1ソフトウェア(Optimas Corp.、ワシ
ントン州ボーセル、から取得可能)(又はその適当な等価物)を使用する。照明
、カメラ及びソフトウェアの設定は全て試験を通して一定に維持する。ソフトウ
ェアのコントラスト及び明るさの設定を試験開始時に最適化して、爪とマニキュ
ア間のコントラストを最大にし、そして本明細書で上記されているようにして着
色剤又は不透明化剤を添加しなければならいかどうかを決定する。
【0053】 品質劣化パーセント分析は、ASTME1245−95、「自動画像分析による金
属の含有又は第2相成分含有量を測定するための標準的な運用(Standard Pract
ice for Determining the Inclusion or Second−Phase Constituent Content o
f Metals by Automatic Image Analysis)」中に記載されている金属の第2相成
分の分析方法に類似する態様で、爪に残っているマニキュアの面積測定に基づい
ている。品質劣化パーセントに関する爪の分析には3つの段階が関係している。
第1に、爪の総面積を測定する。第2に、爪の南北中心線を決定する。第3に、
残存マニキュア面積を爪の両半分で測定し;そしてそれが爪の縁に隣接している
かどうかに関して分類し、そして先端の品質劣化、キューチクルの品質劣化及び
個々の爪の内部劣化パーセントを測定する。 最初に、コンピュータースクリーン上で見るのに適当な画像を検索する。即ち
、その画像はオペレーターが全ての爪の縁及び全てのマニキュアの縁の位置を目
で容易に決定できるほど十分に大きくそして十分な品質でなければならない。オ
ペレーターに提示されている作業中の画像は実際の大きさの概ね10〜15倍に
拡大されるので、画像全体が均一に照明されており、爪−キューチクル境界線周
囲に陰があってはならない。画像は、マニキュアと爪の縁を目で容易に見ること
ができ、写真品質の紙に印刷された35mmフィルムの画像、或いは、640×
480ピクセルのスクリーン上デジタルカラー画像と同等の高い解像を有するよ
うに十分に明るくなくてはならない。
【0054】 オペレーターが爪の領域を見て確認したとき、オプチマス4.1のようなコン
ピュータープログラムを使用して次の方法で面積を測定しそして計算を行う。上
記のような多数のコンピュータープログラムを利用することができ、又は、画像
分析分野の熟練者に知られているようにして、そしてASTME1245−95の§
12.4.1に記載されているようにして、本明細書に記載した機能を行うよう
に仕立てることができる。 総爪面積は、マウスで制御されるコンピュータースクリーン上のカーソルで爪
のアウトラインをトレースして測定する。爪はキューチクル又は他の指の皮膚を
除いてトレースする。爪全体をトレースした後、総爪面積はオプチマスソフトウ
ェアによって寸法単位無しで測定される。この測定は本明細書ではAm(ASTME1
245−95中の「測定領域の面積」)と称する。
【0055】 2番目に、画像を南北方向に面積で半分に分ける(即ち、北半分の領域は爪の
先端全体を含んでおり、そして南半分の領域はキューチクルに隣接する爪の縁全
体を含んでいる)。各半分の領域の総面積はAtである。3番目に、各半分中の
マニキュア品質劣化面積は、マニキュアでカバーされた(着色又は不透明化され
た)領域(Ac)だけを検出する適当な画像分析検出ソフトウェアプログラム(
例えば、オプチマス4.1のような)を使用して測定する。各半分領域の付着パ
ーセント(P1/2)は以下の式として表される: P1/2=[(At−Ac)÷Am]×100% 各半分から得られるパーセントを一緒に加えて、指定された指の総品質劣化パ
ーセントを得る。
【0056】 上記画像分析ソフトウェアがマニキュアの面積を正確に検出する能力は、例え
ばASTM E1245−95の§12.2.1に記載されているようにして手
動で証明しなければならない。これは各爪について、個々に測定される。 試験マニキュア液の総付着指数は次のようにして決定される。各被験者につい
て、試験マニキュア液の平均総品質劣化パーセント(TWal)(被験者に適用され
た試験マニキュア液を有する5本の各指の総品質劣化パーセントを加えそしてこ
れを5で割って計算する)を決定する。次に、被験者群について試験マニキュア
液の平均総品質劣化パーセント(TWtal)を決定する。同様に、各被験者につい
て、対照製品の平均総品質劣化パーセント(TWa2)(被験者に適用された対照
製品を有する5本の各指の品質劣化パーセントを加えそして5で割って計算する
)を決定する。
【0057】 次に、被験者群について対照製品の平均総品質劣化パーセント(TWta2)を決
定する。次に、この試験マニキュア液の総付着指数(TWItest)を次のようにし
て計算する: TWItest=TWta1 TWta2 従って、総付着指数が低ければ低いほど、対照製品と比較してその特定のマニ
キュア液の付着特性はより良くなる。
【0058】 次に、各半分の領域では、品質劣化面積は100%から残っているマニキュア
面積(これもパーセントとして表される)を差し引いて計算する。品質劣化面積
は、これらが爪の外側の縁に隣接しているか否かに関して分類する。品質劣化が
爪全体の外側の縁に隣接しておらず、そして縁がマニキュアで完全に覆われてい
る場合、この品質劣化は内部品質劣化として別個に計算しそして表される。爪の
縁に隣接する爪の北半分における品質劣化は先端品質劣化パーセントとして表さ
れ、そして爪全体の面積に基づいたパーセントとして表される。 試験マニキュア液の先端付着指数は次のようにして決定される。各被験者につ
いて、試験マニキュア液の平均先端品質劣化パーセント(PWal)を決定する(被
験者に適用された試験マニキュア液を有する5本の各指の先端品質劣化パーセン
トを加えそしてこれを5で割って計算する)。次に、被験者群について試験マニ
キュア液の平均先端品質劣化パーセント(PWtal)を決定する。同様に、各被験
者について、対照製品の平均先端品質劣化パーセント(PWa2)を決定する(被験
者に適用された対照製品を有する5本の各指の品質劣化パーセントを加えそして
5で割って計算する)。次に、被験者群について対照製品の平均先端品質劣化パ
ーセント(PWta2)を決定する。
【0059】 次に、この試験マニキュア液の先端付着指数(PWItest)を次のようにして計算
する: PWItest=PWta1 PWta2 従って、先端付着指数が低ければ低いほど、対照製品で示される先端品質劣化
と比較して、その特定のマニキュア液の爪先端での付着特性はより良くなる。 試験マニキュア液のギザギザ指数は次のようにして決定される。オプチマス5
.2ソフトウェア(Optimas Corp.、ワシントン州ボーセル、から取得可能)又
はその等価物を使用してマニキュアの周囲の長さを自動的に測定し、そして品質
劣化パーセント分析において上記で行ったようにして、この領域を面積で北及び
南半分に分ける。オプチマス5.2は、「セグメント結合値」を割り当てること
によって周囲の長さを種々の程度まで滑らかにすることができる。低い値を割り
当てると、殆ど滑らかにならない;高い値を割り当てると一層滑らかになる。滑
らかな(均一な)パターンで品質劣化しているマニキュアの縁では、周囲の長さ
は、オプチマス5.2によって滑らかになる程度に関係なく、ほぼ同じ値で測定
されるであろう。ギザギザの(不均一な)パターンで品質劣化しているマニキュ
アの縁では、より滑らかでない周囲長はより滑らかな周囲長より一層長くなり、
そしてこれがギザギザ指数の根拠である。
【0060】 上記したようにして得られた爪画像及びオプチマス5.2(又はその等価物)
を使用して、500及び2,000の両方のセグメント結合値を別々に使用して
、爪の北半分におけるマニキュアの周囲長を測定する。500のセグメント結合
値を使用して得られる周囲長は「より滑らかでない周囲長の長さ」(Plu)と
呼称される。セグメント結合値2,000を使用して得られる周囲長は「より滑
らかな周囲長の長さ」(Pls)と呼称される。
【0061】 その爪の指数(In)は次の方程式に従って計算される: In=[Plu/Pls)−1]×100% 各爪のInは各被験者の個々の爪全てについて上記のようにして決定される。
適用された試験マニキュアを有する爪の平均In(It)及び適用された対照製品
を有する爪の平均In(IM)を決定する。
【0062】 次に、この試験マニキュア液のギザギザ指数を次の式に従って計算する: ギザギザ指数=It÷IM 従って、ギザギザ指数が小さければ小さいほど、対照製品と比較したとき、そ
の特定のマニキュア液で示される先端品質劣化はより均一で且つ滑らかである。
【0063】
【実施例】
以下の実施例は、本発明の範囲内の実施態様を更に記載しそして説明するもの
である。これらの実施例は単に説明の目的だけで示されており、そして本発明の
精神及び範囲から逸脱することなく本発明の多数の改変が可能であるので、本発
明を限定するものとして解釈すべきではない。 下記実施例では、ポリマー構成成分のパーセントは全て固形ポリマーの重量パ
ーセント(総組成物に基づいて)で表されている。
【0064】実施例1A〜1H 実施例1A〜1Hの組成物はベースコート組成物として使用するのに適してい
る:
【0065】
【表2】
【0066】実施例2A〜2E 実施例2A〜2Eの組成物はトップコート組成物として使用するのに適してい
る:
【0067】
【表3】
【0068】実施例3 2つの別々のマニキュア液組成物を含んでいるキットを調製する。これらの組
成物は実施例1のベースコート組成物と実施例2のトップコート組成物である。
上記ベースコート組成物は、標準的なブラシアプリケーターを使用して哺乳動物
の爪に接して適用する。ベースコートは5分間かけて形成させる。上記トップコ
ート組成物は、標準的なブラシアプリケーターを使用して上記ベースコートに接
して適用する。このトップコート組成物は5分間かけてトップコートを形成させ
、その結果2つの層を有する膜が得られる。
【0069】実施例4 2つの別々のマニキュア液組成物を含んでいるキットを調製する。これらの組
成物は実施例1のベースコート組成物とマックスファクター(登録商標)インタ
ーナショナル(International)(酢酸ブチル、酢酸エチル、ニトロセルロース
、トルエンスルホンアミドホルムアルデヒド樹脂、フタル酸ジブチル、トルエン
、イソプロパノール、カンフル、ベンゾフェノン、ステアラルコニウムヘクトラ
イト及びポリエステル樹脂を含んでいる)のような慣用のマニキュア液であるト
ップコート組成物である。上記ベースコート組成物は、標準的なブラシアプリケ
ーターを使用して哺乳動物の爪に接して適用する。ベースコートは5分間かけて
形成させる。上記トップコート組成物は、標準的なブラシアプリケーターを使用
して上記ベースコートに接して適用する。このトップコート組成物は5分間かけ
てトップコートを形成させ、その結果2つの層を有する膜が得られる。
【0070】実施例5 2つの別々のマニキュア液組成物を含んでいるキットを調製する。これらの組
成物は、マックスファクター(登録商標)インターナショナル(酢酸ブチル、酢
酸エチル、ニトロセルロース、トルエンスルホンアミドホルムアルデヒド樹脂、
フタル酸ジブチル、トルエン、イソプロパノール、カンフル、ベンゾフェノン、
ステアラルコニウムヘクトライト及びポリエステル樹脂を含んでいる)のような
慣用のマニキュア液であるベースコート組成物と実施例2のトップコート組成物
である。上記ベースコート組成物は、標準的なブラシアプリケーターを使用して
哺乳動物の爪に接して適用する。ベースコートは5分間かけて形成させる。上記
トップコート組成物は、標準的なブラシアプリケーターを使用して上記ベースコ
ートに接して適用する。このトップコート組成物は5分間かけてトップコートを
形成させ、その結果2つの層を有する膜が得られる。
【0071】実施例6 3つの別々のマニキュア液組成物を含んでいるキットを調製する。これらの組
成物は、実施例1のベースコート組成物、マックスファクター(登録商標)イン
ターナショナル(酢酸ブチル、酢酸エチル、ニトロセルロース、トルエンスルホ
ンアミドホルムアルデヒド樹脂、フタル酸ジブチル、トルエン、イソプロパノー
ル、カンフル、ベンゾフェノン、ステアラルコニウムヘクトライト及びポリエス
テル樹脂を含んでいる)のような慣用のマニキュア液である中間コート組成物及
び実施例2のトップコート組成物である。 上記ベースコート組成物は、標準的
なブラシアプリケーターを使用して哺乳動物の爪に接して適用する。ベースコー
トは5分間かけて形成させる。上記中間コート組成物は、標準的なブラシアプリ
ケーターを使用して上記ベースコートに接して適用する。この中間コート組成物
は5分間かけて層を形成させ、その結果2つの層を有する膜が得られる。上記ト
ップコート組成物は、標準的なブラシアプリケーターを使用して上記中間コート
組成物から形成される層に接して適用する。このトップコート組成物は5分間か
けてトップコートを形成させ、3つの層を有する膜が得られる。
【0072】実施例7 2つの別々のマニキュア液組成物を含んでいるキットを調製する。これらの組
成物は、実施例1のベースコート組成物と表Aに述べられているトップコート組
成物である。上記ベースコート組成物は、標準的なブラシアプリケーターを使用
して哺乳動物の爪に接して適用する。ベースコートは5分間かけて形成させる。
上記トップコート組成物は、標準的なブラシアプリケーターを使用して上記ベー
スコートに接して適用する。このトップコート組成物は5分間かけてトップコー
トを形成させ、その結果2つの層を有する膜が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 スミス,エドワード デュウェイ ザ サ ード アメリカ合衆国オハイオ州、メーソン、マ ン−オー−ウォー、レーン 6880 (72)発明者 ジレット,マイケル ジョーンズ イギリス国、サリー、ユージー15、3エル ディ、カンブリアン、クローズ、カンバー リー 3 (72)発明者 ジョーンズ,ステヴァン デイヴィッド イギリス国、ハンプシャー、ジーユーワイ 46、6エフイー、イェイトリー、テシモン ド、ドライブ 10 Fターム(参考) 4C083 AC032 AC102 AC212 AC352 AC482 AC692 AD071 AD072 AD091 AD092 AD151 AD152 AD161 AD162 AD261 AD262 AD552 CC28 EE01 EE03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 哺乳動物の爪にマニキュア液として使用するのに適している
    キットであって、このキットは、各々が膜形成ポリマーと坦体を含んでいる2つ
    又はそれより多くの異なる組成物を含んでおり、そしてこれらの組成物は爪に適
    用されたとき、約0.90未満の先端付着指数、約0.90未満のギザギザ指数
    、及び約0.90未満の総付着指数からなる群から選ばれる指数を示す膜を形成
    する。
  2. 【請求項2】 上記ポリマーがポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリ
    ル、セルロース系ポリマー、スチレン−アクリルコポリマー、ポリスチレン−ポ
    リアクリル混合物、ポリシロキサン、ポリエステル、ウレタン−アクリルコポリ
    マー、シロキサン−ウレタンコポリマー、ポリウレタン−ポリメタクリル混合物
    、シリコーンアクリルコポリマー、ビニルアセテートポリマー及びこれらの混合
    物からなる群から選択される請求項1に記載のキット。
  3. 【請求項3】 1つ又はそれより多くの上記組成物がポリウレタン、ポリア
    クリル、ポリメタクリル、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレン−アクリル
    コポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される水不溶性膜形成ポリマ
    ーを含んでいる請求項1又は2に記載のキット。
  4. 【請求項4】 1つ又はそれより多くの上記組成物が水不溶性膜形成ポリウ
    レタンを含んでいる請求項1〜3のいずれかに記載のキット。
  5. 【請求項5】 1つ又はそれより多くの上記組成物がポリウレタン、ポリア
    クリル、ポリメタクリル、ポリスチレン−ポリアクリル混合物、スチレン−アク
    リルコポリマー、シロキサン−ウレタンコポリマー、セルロース系ポリマー、ポ
    リエステル、ポリウレタン−ポリメタクリル混合物、シリコーンアクリルコポリ
    マー、ビニルアセテートポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される
    水不溶性膜形成ポリマーを含んでいる請求項1〜4のいずれかに記載のキット。
  6. 【請求項6】 上記組成物の1つの上記水不溶性膜形成ポリマーが架橋ポリ
    マーである請求項1〜5のいずれかに記載のキット。
  7. 【請求項7】 ベースコート組成物とトップコート組成物を含んでいる請求
    項1〜6のいずれかに記載のキットであって、その際: (a)上記ベースコート組成物はポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル
    、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレン−アクリルコポリマー及びこれらの
    混合物からなる群から選択される膜形成水不溶性ポリマーを含んでおり;そして (b)上記トップコート組成物はポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル
    、ポリスチレン−ポリアクリル混合物、スチレン−アクリルコポリマー、シロキ
    サン−ウレタンコポリマー、セルロース系ポリマー、ポリエステル、ポリウレタ
    ン−ポリメタクリル混合物、シリコーンアクリルコポリマー、ビニルアセテート
    ポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される膜形成水不溶性ポリマー
    を含んでいる。
  8. 【請求項8】 ベースコート組成物とトップコート組成物を含んでいる請求
    項1〜6のいずれかに記載のキットであって、その際: (a)上記ベースコート組成物はポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル
    、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレン−アクリルコポリマー及びこれらの
    混合物からなる群から選択される膜形成水不溶性ポリマーを含んでおり;そして (b)上記トップコート組成物はセルロース系ポリマー、ポリウレタン、ポリア
    クリル、ポリメタクリル、ポリシロキサン及びこれらの混合物からなる群から選
    択される膜形成水不溶性ポリマーを含んでいる。
  9. 【請求項9】 ベースコート組成物とトップコート組成物を含んでいる請求
    項1〜6のいずれかに記載のキットであって、その際: (a)上記ベースコート組成物はセルロース系ポリマー、ポリウレタン、ポリア
    クリル、ポリメタクリル、ポリシロキサン及びこれらの混合物からなる群から選
    択される膜形成水不溶性ポリマーを含んでおり;そして (b)上記トップコート組成物はポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル
    、ポリスチレン−ポリアクリル混合物、スチレン−アクリルコポリマー、シロキ
    サン−ウレタンコポリマー、セルロース系ポリマー、ポリエステル、ポリウレタ
    ン−ポリメタクリル混合物、シリコーンアクリルコポリマー、ビニルアセテート
    ポリマー及びこれらの混合物からなる群から選択される膜形成水不溶性ポリマー
    を含んでいる。
  10. 【請求項10】 セルロース系ポリマー、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメ
    タクリル、ポリシロキサン及びこれらの混合物からなる群から選択される膜形成
    水不溶性ポリマーを含んでいる中間コート組成物を更に含んでいる請求項1〜9
    のいずれかに記載のキット。
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