JP2002513735A - 特定の表面特性を有する長期付着性ネールポリッシュ - Google Patents

特定の表面特性を有する長期付着性ネールポリッシュ

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JP2002513735A
JP2002513735A JP2000546733A JP2000546733A JP2002513735A JP 2002513735 A JP2002513735 A JP 2002513735A JP 2000546733 A JP2000546733 A JP 2000546733A JP 2000546733 A JP2000546733 A JP 2000546733A JP 2002513735 A JP2002513735 A JP 2002513735A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は化粧用剤又は治療剤として有用な組成物、キット、及びそれらから形成される膜、並びにこれらの使用方法に関する。本発明の組成物、キット、及び膜は哺乳動物の爪の光沢剤として特に有用である。更に詳細には、本発明は、哺乳動物の爪に適用したとき、長期付着性を示す膜を形成する組成物及びキットに関する。哺乳動物の爪に適用すると、本発明のキット及び組成物は表面エネルギーは約32〜約43mN/m及び極性は約0.19〜約0.29を示す膜を形成する。本発明は表面エネルギーは約32〜約43mN/m及び極性は約0.19〜約0.29を示す膜により哺乳動物の爪を被覆する方法に更に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】技術分野 本発明は化粧用剤又は治療剤として有用な組成物及びキット、ならびにこの組
成物及びキットから形成され特定の表面エネルギー及び極性特性を有する膜に関
する。本発明の組成物、キット、及び膜は哺乳動物の爪の光沢剤として特に有用
である。
【0002】背景技術 消費者は爪を美容的に高めるか又は爪を日常の条件やストレッサーから保護す
るためにネールポリッシュ(nail polishes)を使用する。しかしながら、これ
らのネールポリッシュには、長期付着性を提供できないことを含めて、多くの点
で欠陥がある。既知又は現在利用可能なネールポリッシュはしばしば、僅か1日
又は2日程の短い日数中に、特に欠けるか又は剥がれるという形態で、品質劣化
を示す。この品質劣化が生じることによってしばしば、消費者はネールポリッシ
ュを最初に適用した後まもなくこれを除去し、そして爪に新たなネールポリッシ
ュを再度適用せざるを得ない。消費者はまた、この品質劣化を示している爪の領
域を「補修すること」によって品質劣化しているネールポリッシュの醜い外観を
直そうと試みるかもしれないが、このようなやり方は実際にはネールポリッシュ
の全体的な外観を損ねる。最終的に、消費者はこの品質劣化について何もしない
ことを選択し、そして例えば、欠けたり剥がれたりするのをそのままにしておく
こともできるが、その結果は環境から最小限でしか保護されないだけでなく、そ
の上にまた爪が醜くなる。
【0003】 当該技術分野は、長期付着、良好な接着及び/又は欠けにくさを有していると
して販売が促進されているネールポリッシュ組成物であふれている。他のものよ
りも長持ちのするネールポリッシュ組成物があるとはいえ、長期付着性を示すネ
ールポリッシュ組成物は依然として必要とされている。
【0004】 不十分な付着性を示すネールポリッシュ組成物の極端な実施例では、溶剤を使
用しなくても簡単に及かつ完全に剥がれ落ちるか、むけ落ちる。例えば、ロレア
ル(L'Oreal)に譲渡されたメルル(Mellul)等のヨーロッパ特許第0,680
,742号を参照のこと。
【0005】 更に、その他のネールポリッシュ組成物は水によって完全に除去できるので、
実際には通常の使用には実用的ではなく、日常の条件下で接着性及び/又は長期
付着性を提供しない。例えば、ユーホ・ケミカル社(Yuho Chemical Co.,Ltd.)
に譲渡された、イツミ(Itsumi)らの日本特許第05−155,737号及びロ
レアル(L'Oreal)に譲渡されたラミン(Ramin)らのヨーロッパ特許第0,67
9,384号を参照のこと。
【0006】 したがって、例えば爪への改善された接着性を含めて、付着特性が改善された
ネールポリッシュ組成物を提供することが望ましい。本明細書に記載されるよう
に、特定された範囲を超える表面エネルギー及び極性を示すネールポリッシュは
、ネールポリッシュの爪への接着性を増強することが判明している。本発明者は
驚くべきことに、哺乳動物の爪に適用したとき、これらの範囲に適合する膜を形
成するネールポリッシュ組成物及びキットを発見した。それゆえに、それらの接
着特性によって、本発明の組成物及びキットは、現在既知であり使用されている
ネールポリッシュでは提供されない優れたレベルの長期付着性を示すネールポリ
ッシュの膜を提供する。
【0007】発明の要旨 本発明は特定された界面特性、即ち表面エネルギー及び/又は極性を示す膜を
提供する組成物及びキットに関する。本発明のキットは2つ以上の組成物、好ま
しくはベースコート組成物、トップコート組成物、及び任意に中間コート組成物
を含み、その場合に組成物の少なくとも1つ、好ましくはベースコート組成物が
本明細書に記載されるように特定された界面特性を提供する。各組成物は膜形成
ポリマー、液体希釈剤及び任意に、他の構成成分を含んでいる。本発明の膜形成
ポリマーはポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、セルロース系ポリマ
ー、スチレン−アクリルコポリマー、ポリスチレン−ポリアクリル混合物、ポリ
シロキサン、ポリエステル、ウレタン−アクリルコポリマー、シロキサン−ウレ
タンコポリマー、ポリウレタン−ポリメタクリル混合物、シリコン−アクリルコ
ポリマー、ビニルアセテートポリマー及びこれらの混合物から選択される。ベー
スコート組成物及びベースコート組成物を含むキットは、哺乳動物の爪に適用す
ると、表面エネルギーが約32mN/m〜約43mN/m、より好ましくは約34mN/
m〜約42mN/m、及び/又は極性が約0.19〜約0.29、より好ましくは約
0.20〜約0.24を示す膜を提供する。これらの特性を提供する組成物は皮
膜形成ポリマー、並びに水及び少なくとも約20%の揮発性有機溶媒を包含する
キャリアを含む。
【0008】発明の詳細な説明 本発明の必須構成成分は本明細書で以下に記載する。更に本発明の組成物及び
キットに有用な種々の任意の構成成分や好ましい構成成分に関する非限定的な説
明も含まれている。 本発明は、本明細書に記載した必要な又は任意の構成成分及び/又は限定のう
ちのいずれかを含んでいるか、いずれかからなるか、又は実質的にいずれかから
なることができる。 パーセント及び比率は全て、他に指示しない限り、重量で計算されている。パ
ーセントは全て、他に指示しない限り、総組成物に基づいて計算されている。 構成成分又は組成物の値は全て、その構成成分又は組成物の活性値を参照して
おり、そして不純物、例えば、商業的に入手可能な供給物中に存在している可能
性がある残存溶媒又は副生成物は除外されている。 本明細書では、材料(ポリマー及び任意の構成成分を含むが、これらに限定さ
れない)に関して商品名に言及する。本発明者は本明細書では、或る商品名の材
料に限定されるようには意図していない。本発明のキット、膜、及び方法では、
商品名で言及されているものと等価の材料(例えば、異なる名称又はカタログ(
参照)番号で異なる供給元から得られるもの)で代用することができ、そしてそ
れらを使用することができる。 全ての特許、特許出願及び印刷刊行物を含めて、本明細書で参照する文書は全
てそれらの全体を引用し本明細書に組み入れる。
【0009】 本発明の組成物、キット、及び膜は哺乳動物の爪用ネールポリッシュとしての
使用に好適である。本明細書で使用するとき、用語「哺乳動物の爪用ネールポリ
ッシュとして使用するのに適している」とは、これらの組成物、キット又はそれ
らの膜が、不当な毒性、不適合性、不安定性、アレルギー応答等を有することな
く哺乳動物の爪と接触させて使用するのに適していることを意味する。
【0010】 本明細書で使用するとき、用語「ネールポリッシュ」は、ネールポリッシュ組
成物、膜、製品(着色用製品を含む)、系、キット等を記載する包括的な用語で
あり、そしてこれは爪に、例えば、審美的、治療的又は予防的利益を提供するの
に有用である。
【0011】 本明細書で使用するとき、用語「哺乳動物の爪」とは、霊長類、最も好ましく
はヒトの指若しくは足指先端の上部表面、又は別の哺乳動物の相同性鉤爪若しく
はひずめに存在するケラチン板を意味する。
【0012】 本発明の層や膜は哺乳動物の爪と合体することができる。本明細書で使用する
とき、用語「と合体する」、「哺乳動物の爪と合体する」等は、層又は膜が爪自
体、その前の層、その後の層又は爪に以前に適用されたか若しくは爪の上に存在
しているもののいずれかと接しているような態様で物理力によって哺乳動物の爪
と接触しているか又は適用されていることを意味する。前記層又は膜は哺乳動物
の爪、その前の層又はその後の層と、たとえそれが他の介在物(例えば、別のそ
の前又はその後の層)であっても、「合体する」ことができる。したがって、例
えば、哺乳動物の爪「と合体する」ものが実際にその哺乳動物の爪と接している
必要はない。
【0013】 本明細書で使用するとき、用語「と接する」とは、本質的に介在物無しに接触
しそして境界線を共有することで物理力によって直接合体することを意味する。
【0014】 本明細書で使用するとき、用語「膜」とは、キットの1つ又はそれより多くの
組成物を哺乳動物の爪に適用しそして乾燥させたときに形成され、哺乳動物の爪
に使用するのに好適なネールポリッシュの1つ又はそれより多くの層を意味する
【0015】 本明細書で使用するとき、用語「層」とは、キットの組成物を哺乳動物の爪に
適用しそして乾燥させたときに形成されるネールポリッシュの実質的に乾燥した
1つのコートを意味する。
【0016】 本明細書で使用するとき、用語「その前の層」とは、爪と合体しており、そし
てこの同じ爪と合体している参照層と比較したとき、その爪により近接している
層を意味する。例えば、ベースコートとトップコートが爪と合体している場合、
このベースコートは前記トップコートに対してその前の層である。同様に、ベー
スコート、中間コート及びトップコートが爪と合体している場合、このベースコ
ートと中間コートは前記トップコートに対してその前の層であり、そしてこのベ
ースコートは前記中間コートとトップコートの両方に対してその前の層である。 本明細書で使用するとき、用語「その後の層」とは、爪と合体し、そしてこの
同じ爪と合体している参照層と比較したとき、その爪から更に近接している層を
意味する。例えば、ベースコートとトップコートが爪と合体している場合、この
トップコートは前記ベースコートに対してその後の層である。同様に、ベースコ
ート、中間コート及びトップコートが爪と合体している場合、この中間コートと
トップコートは前記ベースコートに対してその後の層であり、そしてこのトップ
コートは前記ベースコートと中間コートの両方に対してその後の層である。 本明細書で使用するとき、膜又は層に関する用語「実質的に乾燥した」とは、
この膜又は層がヒトの指先と接触したとき、乾燥しているか、滑らかであるか、
又はべとべとしていないと感じられることを意味する。
【0017】本発明の組成物、キット、及び膜 本発明の組成物及びキットは、哺乳動物の爪に適用したとき、それらの表面エ
ネルギー及び/又は極性によって特定されるような長期付着性及び良好な接着性
を示す膜を提供する。これらのキットは2つ以上の組成物、好ましくはベースコ
ート組成物、トップコート組成物、及び任意に中間コート組成物を含んでいる。
各組成物は膜形成ポリマー、液体希釈剤及び任意に、本明細書で記載されている
ような1つ又は複数の他の適当な構成成分を含んでいる。本明細書で使用すると
き、用語「膜形成ポリマー」とは、哺乳動物の爪に適用したとき組成物から接着
連続層を形成するホモポリマー、コポリマー又はこれらの混合物を意味する。例
えば、ポリマーコロイド(Polymer Colloids)、ロバート・エム.フィッチ(Ro
bert M. Fitch)編集、ニューヨーク:プレナム・プレス(Plenum Press)、1
73〜183頁(1971年)を参照のこと。本明細書で使用するとき、用語「
コポリマー」には直鎖、ブロック、分枝鎖、グラフト、櫛形及び星形コポリマー
が含まれる。
【0018】 用語「膜形成ポリマー」は本明細書では、或る状況で、組成物中のポリマーを
記載するために使用されるが、重合化は、この組成物の適用(例えば、爪に対し
て)が実施されるまで実際には生起しない。したがって、本明細書で使用すると
き、用語「膜形成ポリマー」は、未だ重合化していないが、爪に適用すると重合
化するモノマーを包含するように意味されている。
【0019】 本発明の膜形成ポリマーは好ましくは自己硬化性ポリマーである。即ち、好ま
しいポリマーは、接着連続体を形成するために化学反応やエネルギー導入(例え
ば紫外線への暴露)を必要としない。
【0020】 本発明の膜形成ポリマーは非イオン性、イオン性(アニオン性又はカチオン性
)及び両性(両性イオンを含む)ポリマーから選択することができる。膜形成ポ
リマーが水系である場合、このポリマーは好ましくはアニオン性である。
【0021】 本発明の膜形成ポリマーは、好ましくは溶媒系又は水系ポリマーであるが、こ
れらに限定されない。本明細書で使用するとき、膜形成ポリマーに関する用語「
水系」とは、このポリマーが水を含んでいる混合物で調製されたことを意味し、
そしてこのポリマーは好ましくは組成物に添加され、そしてこの組成物は前記ポ
リマーを水中の混合物(好ましくは、分散液)として含んでいる。本明細書で使
用するとき、膜形成ポリマーに関する用語「溶媒系」とは、このポリマーが実質
的に無水性条件下で調製されたことを意味し、そしてこのポリマーは好ましくは
組成物に添加され、そしてこの組成物は前記ポリマーを実質的に無水の混合物(
好ましくは、溶液)として含んでいる。
【0022】 本発明の好ましい膜形成ポリマーはポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタク
リル、セルロース系ポリマー、スチレン−アクリルコポリマー、ポリスチレン−
ポリアクリル混合物、ポリシロキサン、ポリエステル、ウレタン−アクリルコポ
リマー、シロキサン−ウレタンコポリマー、ポリウレタン−ポリメタクリル混合
物、シリコン−アクリルコポリマー、ビニルアセテートポリマー及びこれらの混
合物から選択される。用語「ポリアクリル」にはポリアクリレート、ポリアクリ
ル酸類及びポリアクリルアミドが含まれる。用語「ポリメタクリル」にはポリメ
タクリレート、ポリメタクリル酸類及びポリメタクリルアミドが含まれる。用語
「セルロース系ポリマー」には、セルロースポリマーのエステルを含めて、全て
のセルロースポリマーが含まれる。
【0023】 好ましいポリアクリル、ポリメタクリル及びスチレン−アクリルコポリマーの
例にはゲルバ(登録商標)(Gelva)2497(Monsanto Co.、ミズーリー州セ
ントルイス、から商業的に入手可能)、ジュラプラス(登録商標)(Duraplus)
2(Rohm & Haas Co.、ペンシルベニア州フィラデルフィア、から商業的に入手
可能)、ジョンクリル(登録商標)(Joncryl)95(S.C. Johnson Polymer、
ウィスコンシン州スターテバント、から商業的に入手可能)、SCX−1537
(S.C. Johnson Polymer)、SCX−1959(S.C. Johnson Polymer)、SCX−1
965(S.C. Johnson Polymer)、ジョンクリル(登録商標)530(S.C. Joh
nson Polymer)、ジョンクリル(登録商標)537(S.C. Johnson Polymer)、
グラスコール(Glascol)LS20(Allied Colloids、バージニア州サフォーク、
から商業的に入手可能)、グラスコールC37(Allied Colloids)、グラスコー
ルLS26(Allied Colloids)、グラスコールLS24(Allied Colloids)、グラ
スコールLE45(Allied Colloids)、サーコール(Surcol)441(登録商標
)(Allied Colloids)、カーボセット(登録商標)(Carboset)CR760(BFG
oodrich、オハイオ州クリーブランド、から商業的に入手可能)、カーボセット
(登録商標)CR761(BFGoodrich)、カーボセット(登録商標)CR763(BF
Goodrich)、カーボセット(登録商標)765(BFGoodrich)、カーボセット(
登録商標)19X2(BFGoodrich)、カーボセット(登録商標)XL28(BFGoodr
ich)、ハイカー(Hycar)26084(BFGoodrich)、ハイカー26091(BF
Goodrich)、カーボボンド(Carbobond)26373(BFGoodrich)、ネオクリ
ル(登録商標)(Neocryl)A−601(Zeneca Resins、マサチューセッツ州ウ
ィルミントン、から商業的に入手可能)、ネオクリル(登録商標)A−612(Z
eneca Resins)、ネオクリル(登録商標)A−6044(Zeneca Resins)、ネオ
クリル(登録商標)A−622(Zeneca Resins)、ネオクリル(登録商標)A−
623(Zeneca Resins)、ネオクリル(登録商標)A−634(Zeneca Resins
)及びネオクリル(登録商標)A−640(Zeneca Resins)が挙げられる。
【0024】 好ましいポリシロキサンの例はPSA590(ニューヨーク州ウォーターフォー
ドのGeneral Electricから商業的に入手可能)である。
【0025】 好ましいウレタン−アクリルコポリマーの例にはサンキュア(登録商標)(Sa
ncure)AU−4000(BFGoodrichから商業的に入手可能)、サンキュア(登録
商標)AU−4010(BFGoodrich)、ウィトコボンド(Witcobond)A−100(
Witco Performance Chemicals、テキサス州ヒューストン、から商業的に入手可
能)、ウィトコボンドW−610(Witco Performance Chemicals)、ネオパク(
NeoPac)R−9000(Zeneca Resinsから商業的に入手可能)、ネオパクR−9
030(Zeneca Resins)及びネオパクR−9699(Zeneca Resins)が挙げら
れる。
【0026】 好ましいポリウレタンは芳香族ポリエーテルポリウレタン、脂肪族ポリエーテ
ルポリウレタン、芳香族ポリエステルポリウレタン、脂肪族ポリエステルポリウ
レタン、芳香族ポリカプロラクタムポリウレタン及び脂肪族ポリカプロラクタム
ポリウレタンから選択される。更に好ましいポリウレタンは芳香族ポリエーテル
ポリウレタン、脂肪族ポリエーテルポリウレタン、芳香族ポリエステルポリウレ
タン及び脂肪属ポリエステルポリウレタンから選択される。好ましいポリウレタ
ンの例にはサンキュア2710(登録商標)及び/又はアバルア(Avalure)UR
445(登録商標)(これらはポリプロピレングリコール、イソホロンジイソシ
アネート及び2,2−ジメチロールプロピオン酸の当量コポリマーであり、国際
命名法化粧品成分(International Nomenclature Cosmetic Ingredient)名「P
PG−17/PPG−34/IPDI/DMPAコポリマー」を有している)、サンキュア8
78(登録商標)、サンキュア815(登録商標)、サンキュア1301(登録
商標)、サンキュア2715(登録商標)、サンキュア1828(登録商標)、
サンキュア2026(登録商標)、サンキュア1818(登録商標)、サンキュ
ア853(登録商標)、サンキュア830(登録商標)、サンキュア825(登
録商標)、サンキュア776(登録商標)、サンキュア850(登録商標)、サ
ンキュア12140(登録商標)、サンキュア12619(登録商標)、サンキ
ュア835(登録商標)、サンキュア843(登録商標)、サンキュア898(
登録商標)、サンキュア899(登録商標)、サンキュア1511(登録商標)
、サンキュア1514(登録商標)、サンキュア1517(登録商標)、サンキ
ュア1591(登録商標)、サンキュア2255(登録商標)、サンキュア22
60(登録商標)、サンキュア2310(登録商標)、サンキュア2725(登
録商標)及びサンキュア12471(登録商標)(これらは全てBFGoodrich、オ
ハイオ州クリーブランド、から商業的に入手可能である)、ベイヒドロール(Ba
yhydrol)DLN(Bayer Corp.、ペンシルベニア州マックマレイ、から商業的に入
手可能)、ベイヒドロールLS−2033(Bayer Corp.)、ベイヒドロール12
3(Bayer Corp.)、ベイヒドロールPU402A(Bayer Corp.)、ベイヒドロー
ル110(Bayer Corp.)、ウィトコボンドW−320(Witco Performance Chem
icalsから商業的に入手可能)、ウィトコボンドW−242(Witco Performance
Chemicals)、ウィトコボンドW−160(Witco Performance Chemicals)、ウ
ィトコボンドW−612(Witco Performance Chemicals)、ウィトコボンドW−
506(Witco Performance Chemicals)、ネオレズ(NeoRez)R−940(Zene
ca Resinsから商業的に入手可能)、ネオレズR−960(Zeneca Resins)、ネ
オレズR−962(Zeneca Resins)、ネオレズR−966(Zeneca Resins)、ネ
オレズR−967(Zeneca Resins)、ネオレズR−972(Zeneca Resins)、ネ
オレズR−9409(Zeneca Resins)、ネオレズR−9637(Zeneca)、ネオ
レズR−9649(Zeneca Resins)及びネオレズR−9679(Zeneca Resins)
が挙げられる。
【0027】 好ましい溶媒系ポリウレタンにはサンレス(Sanres)EX499(登録商標)(
ヘキシレングリコール/ネオペンチルグリコール/イソホロンジイソシアネート
コポリマー)、サンレス12711(登録商標)、サンレス6010(登録商標
)及びサンレス6012(登録商標)(これらは全てBFGoodrichから入手可能で
ある)が挙げられる。最も好ましい溶媒系ポリウレタンはサンレスEX499(登
録商標)である。
【0028】 好ましい水系ポリエステルポリウレタンの例にはサンキュア(登録商標)20
60及びサンキュア(登録商標)815(これらは共にBFGoodrichから商業的に
入手可能である)が挙げられる。
【0029】 最も好ましい水系ポリウレタンは脂肪族ポリエーテルポリウレタンである。好
ましい脂肪族ポリエーテルポリウレタンの例にはサンキュア2710(登録商標
)及び/又はアバルアUR445(登録商標)、サンキュア878(登録商標)、
ネオレズR−966、ネオレズR−967及びウィトコボンドW−320が挙げら
れる。
【0030】 好ましいセルロース系ポリマーには、例えば、ニトロセルロース、酢酸酪酸セ
ルロース及び酢酸プロピオン酸セルロースが挙げられる。最も好ましいセルロー
ス系ポリマーはニトロセルロースである。例示的なニトロセルロースポリマーは
、ニトロセルロースRS1/2セカンド、ニトロセルロースRS1/4セカンド、ニ
トロセルロースRS1/8セカンド及びニトロセルロースRS1/16セカンド等の
ような、ハーキュルーズ(Hercules)から商業的に入手できるニトロセルロース
RSタイプ(11.5%〜12.2%の窒素含有量)である。組成物がセルロース
系ポリマーを含んでいる場合、その組成物は好ましくは可塑剤を含んでいる。
【0031】 本発明の組成物は液体希釈剤を含む担体を更に含んでいる。この液体希釈剤は
水、有機溶媒又はこれらの混合物を含んでいる。好ましい有機溶媒には揮発性の
ものが含まれる。好ましい揮発性有機溶媒は、大気圧で、約50〜約140℃ま
で、更に好ましくは約56〜約125℃まで、そして最も好ましくは約56〜約
98℃までの沸点を有している。使用される膜形成ポリマーが水系である場合、
有機溶媒は好ましくは水混和性である。
【0032】 好ましい有機溶媒はアルコール、エステル、ケトン、芳香族炭化水素、脂肪族
炭化水素、エーテル及びこれらの混合物から選択される。アルコール及びエステ
ルは一層好ましい。好ましいアルコールは一価である。最も好ましい一価アルコ
ールはエタノール、イソプロパノール及びn−プロパノールである。最も好まし
いエステルは酢酸エチル及び酢酸ブチルである。他の適当な有機溶媒の例はベン
ジルアルコール、酢酸アミル、酢酸プロピル、アセトン、ヘプタン、酢酸イソブ
チル、酢酸イソプロピル、トルエン、酢酸メチル、イソブタノール、n−アミル
アルコール、n−ブチルアルコール、ヘキサン及びメチルエチルケトンであるが
、これらに限定されない。
【0033】 本発明のキット及び組成物は、更にこのキット又は組成物を使用することによ
って、欠け、剥がれ、へこみ及び/又は剥がれに対する抵抗性を含むがこれらに
限定されない1つ又は複数の長期付着利益が提供されるということを、言語や絵
等によってユーザーに知らせるこのキット又は組成物の情報を含むことができる
【0034】 本発明の膜は、本発明の組成物又はキットを哺乳動物の爪に適用すると形成さ
れる。本発明の膜は、1つまたは複数の異なる組成物から形成される1つまたは
複数の層、より好ましくは1つ、2つ、又は3つの異なる組成物から形成される
それぞれ1つ、2つ、又は3つの層、及び最も好ましくは2つ又は3つの異なる
組成物から形成されるそれぞれ2つ又は3つの層を含む。好ましい膜はベースコ
ート及びトップコートで構成されているもの並びに中間コートを更に含んでいる
ものである。
【0035】 本明細書で記載したような、1つ又は複数の組成物を哺乳動物の爪に適用しそ
して実質的に乾燥させたとき、本発明の膜が形成される。本発明で有用な組成物
は、爪の上への適用の意図される位置によって、ベースコート組成物、中間コー
ト組成物又はトップコート組成物として記載することができる。
【0036】A.ベースコート組成物 本明細書で使用するとき、「ベースコート組成物」は、哺乳動物の爪に適用し
てネールポリッシュの1つの層であるベースコートを形成させるのに適している
組成物である。ベースコート組成物は好ましくは、結果としてベースコートに適
用される1つ又は複数のその後の層と共にか、又はこれらの層なしで、より好ま
しくはこれらの層と共に、哺乳動物の爪に接して適用される。前記ベースコート
組成物は好ましくは、1つ又は複数の、より好ましくは1つ(トップコート)の
、そして最も好ましくは2つ(中間コートとトップコート)の、結果としてベー
スコートと合体するその後の層と共に哺乳動物の爪に接して適用される。
【0037】 理論によって限定されるようには意図していないが、本明細書に記載されるよ
うに、本発明のベースコートは、ネールポリッシュの爪への好ましい接着をもた
らす特性である、好ましい表面エネルギー及び/又は極性特性を提供するので長
期付着性に有利であると信じられている。このような接着は、爪に対する化学的
結合と言うよりはむしろ、物理力によるものと考えられる。当該技術分野で知ら
れているように、これらの物理力には、極性、非極性、水素結合のような非共有
結合的相互作用及び荷電相互作用並びに機械的なかみ合わせのような物理的相互
作用が含まれる。好ましくは、ベースコート組成物は、表面エネルギーが約32
〜約43mN/m、より好ましくは約34〜約42mN/m、及び/又は極性が約0.
19〜約0.29、より好ましくは約0.20〜約0.24を示す1層の膜を提
供する。
【0038】 理論によって限定されるようには意図していないが、本明細書に特定される表
面エネルギー及び極性は主として皮膜形成ポリマーの選択によって達成される。
最終的な膜の表面エネルギー及び/又は極性を変化させ得る処方調整によって、
爪の表面とベースコート中の膜形成ポリマー間の接着を低下させることができる
。それ故、前記膜形成ポリマー自体は先ず一般的なクラス(例えば、ポリウレタ
ン、ポリアクリル)によって選択され、そして二番目に前記膜形成ポリマー中に
存在するモノマーの化学によって選択される。本発明で特定されている表面エネ
ルギー及び極性を達成する好ましいポリマークラスは本明細書で特定されている
。通常の技倆を有する当業者の十分に範囲内である、1つのポリマークラス内の
実験法を使用して、特定された範囲に最も密接に調和する表面エネルギー及び極
性を有する膜形成ポリマーを選択することができる。
【0039】 本発明のベースコート組成物は膜形成ポリマー、液体希釈剤及び任意に、本明
細書で記載されている1つ又は複数の他の好適な構成成分を含んでいる。ベース
コート組成物は好ましくは組成物の重量で、約0.1〜約40%、より好ましく
は約0.1〜約20%、更により好ましくは約1〜約10%、及び最も好ましく
は約2〜約6%の皮膜形成ポリマー(ポリマー固形物)、及び好ましくは少なく
とも約20%、より好ましくは約20〜約90%、更により好ましくは約40〜
約90%、更に一層好ましくは約50〜約90%、及び最も好ましくは約70〜
約90%の揮発性有機溶媒(本明細書の前記したような)を含む。好ましくは、
前記組成物の残部は実質的に水であり、好ましくは、組成物の重量で、少なくと
も約4%、より好ましくは約4〜約80%まで、更により好ましくは約10〜約
80%まで、そして最も好ましくは約25〜約75%までの水である。
【0040】 前記ベースコート組成物の膜形成ポリマーは好ましくは、周囲温度及び圧力で
水不溶性である。
【0041】 前記ベースコート組成物中で使用するのに好ましい膜形成ポリマーはポリウレ
タン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレ
ン−アクリルコポリマー、セルロース系ポリマー、ポリシロキサン及びこれらの
混合物から選択される。ベースコート組成物のより好ましいポリマーはセルロー
ス系ポリマー、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ポリシロキサン
及びこれらの混合物から選択される。ベースコート組成物の更により好ましいポ
リマーはポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ウレタン−アクリルコ
ポリマー、スチレン−アクリルコポリマー及びこれらの混合物から選択される。
ベースコート組成物中で使用するのに最も好ましいポリマーはポリウレタンであ
る。ベースコート組成物中で使用するのに最も好ましいポリウレタンはサンキュ
ア2710(登録商標)及び/又はアバルアUR445(登録商標)である。これ
らポリマークラスの各々の好ましいタイプ及びそれらの例は本明細書で前記され
ている。
【0042】 前記ベースコート組成物中で使用するのに好ましいポリアクリル、ポリメタク
リル及びスチレン−アクリルコポリマーは、約−30〜約+60℃まで、更に好
ましくは約−20〜約+20℃までのガラス遷移温度(Tg)、調和平均方程式(
A.W. Neumann及びR.J. Good、Surface and Colloid Science、2巻、R.J. Good
及びR.R. Stromberg編集、Plenum Press(1979年)によって記載されている
Wilhelmy Techniqueで決定されるような)を使用して計算される約32〜約43
mJ/m2までの表面エネルギー及び/又は約0.19〜約0.29の極性を有して
いるものである。
【0043】 ベースコート組成物中で使用するのに最も好ましいポリアクリル及びポリメタ
クリルにはグラスコールLS20、グラスコールC37、ジョンクリル(登録商標
)95及びSCX−1965が含まれる。
【0044】 これらベースコート組成物の膜形成ポリマーは好ましくは溶媒系又は水系、最
も好ましくは水系である。ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ウレ
タン−アクリルコポリマー、スチレン−アクリルコポリマー及びこれらの混合物
から選択される水系ポリマーは特に好ましい。
【0045】B.トップコート組成物 本明細書で使用するとき、「トップコート組成物」は、ネールポリッシュの1
つの層であるトップコートを形成するために哺乳動物の爪に適用するのに好適な
組成物である。このトップコート組成物は好ましくは1つ又は複数のその前の層
に接して適用されるか、又はその前の層に適用される。このトップコート組成物
はより好ましくは、1つ又は2つ、好ましくは1つ(ベースコート)の、そして
最も好ましくは2つ(ベースコートと中間コート)のその前の層に接して適用さ
れる。
【0046】 理論によって限定されるようには意図していないが、これらのトップコートは
硬さ、靭性、耐久性、剛性及び欠け抵抗性によって環境的なストレッサーをそら
すので、長期付着に有益であると考えられる。
【0047】 本発明のトップコート組成物は膜形成ポリマー、液体希釈剤及び任意に、本明
細書に記載されているような他の好適な構成成分を含んでいる。
【0048】 前記トップコート組成物の膜形成ポリマーは好ましくは溶媒系又は水系のどち
らかであり、そして好ましくは水不溶性である。トップコート組成物用の好まし
い膜形成ポリマーは約+20〜約+100℃まで、より好ましくは約+30〜約
+80℃までのガラス遷移温度(Tg)を有している。
【0049】 本発明のトップコート組成物の好ましい膜形成ポリマーはポリウレタン、ポリ
アクリル、ポリメタクリル、スチレン−アクリルコポリマー、セルロース系ポリ
マー、ポリエステル、ビニルアセテートポリマー、ポリシロキサン、ポリスチレ
ン−ポリアクリル混合物、シロキサン−ウレタンコポリマー、ポリウレタン−ポ
リメタクリル混合物、シリコン−アクリルコポリマー及びこれらの混合物から選
択される。トップコート組成物のより好ましい膜形成ポリマーはセルロース系ポ
リマー、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ポリシロキサン、及び
これらの混合物から選択される。トップコート組成物のより一層好ましい膜形成
ポリマーはポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ポリスチレン−ポリ
アクリル混合物、スチレン−アクリルコポリマー、シロキサン−ウレタンコポリ
マー、セルロース系ポリマー、ポリエステル、ポリウレタン−ポリメタクリル混
合物、シリコン−アクリルコポリマー、ビニルアセテートポリマー、及びこれら
の混合物から選択される。トップコート組成物の最も好ましい膜形成ポリマーは
ポリアクリル及びポリウレタン−セルロース系ポリマー混合物である。トップコ
ート組成物に使用するのに最も好ましいポリアクリルはジュラプラス2(登録商
標)である。これらポリマークラスの各々の好ましいタイプ及びそれらの例は、
本明細書の前記で言及されている。
【0050】 好ましい溶媒系膜形成ポリマーには、ポリウレタン−ポリメタクリル混合物、
ポリウレタン−セルロース系ポリマー混合物、ポリウレタン、ポリアクリル、ポ
リメタクリル、シリコン−アクリルコポリマー及びこれらの混合物、更に好まし
くはポリアクリル及びポリウレタン−セルロース系ポリマー混合物、そして最も
好ましくはポリアクリルが含まれる。
【0051】 前記トップコート組成物の膜形成ポリマーが溶媒系である場合、このトップコ
ート組成物は好ましくは、組成物の重量で、約1〜約50%まで、より好ましく
は約10〜約25%までの膜形成ポリマー(ポリマー固形物)を含んでいる。前
記溶媒系ポリマーを含んでいるトップコート組成物は、組成物の重量で、好まし
くは約50〜約99%まで、より好ましくは約75〜約90%までの(本明細書
で前記されているような)揮発性有機溶媒を更に含んでいる。
【0052】 前記トップコート組成物が溶媒系膜形成ポリマーを含んでいる場合、好ましい
任意の構成成分には濃厚化剤、可塑剤、顔料又は染料、樹脂及び滑り補助剤が含
まれる。
【0053】 好ましい水系膜形成ポリマーはポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル
、スチレン−アクリルコポリマー、シロキサン−ウレタンコポリマー及びこれら
の混合物から選択される。より好ましい水系膜形成ポリマーはポリアクリル及び
スチレン−アクリルコポリマーから選択され、そして最も好ましい水系膜形成ポ
リマーはポリアクリルである。
【0054】 前記トップコート組成物の膜形成ポリマーが水系である場合、このトップコー
ト組成物は好ましくは、組成物の重量で、約1〜約40%まで、より好ましくは
約5〜約30%まで、そして最も好ましくは約10〜約25%までの膜形成ポリ
マー(ポリマー固形物)を含んでいる。
【0055】 前記水系ポリマーを含んでいるトップコート組成物は好ましくは合着剤を更に
含んでいる。好ましくは、前記水系ポリマーを含んでいるトップコート組成物は
、組成物の重量で、約0.1〜約30%まで、より好ましくは約1〜約20%ま
での合着剤を含んでいる。好ましくは、水系膜形成ポリマー対合着剤の比率は約
1:1から約4:1までである。
【0056】 前記トップコート組成物が水系膜形成ポリマーを含んでいる場合、他の好まし
い任意構成成分には可塑剤、滑り補助剤(特にワックス及びシロキサン含有界面
活性剤)、濃厚化剤及び顔料又は染料が含まれる。水系膜形成ポリマーを含んで
いるトップコート組成物は更に任意に、組成物の重量で、約50%まで、より好
ましくは約5〜約40%まで、そして最も好ましくは約10〜約30%までの揮
発性有機溶媒を含有していることができる。好ましい有機溶媒は本明細書で前記
されている。
【0057】 前記トップコート組成物が水系ポリマーを含んでいる場合、この組成物の残り
のものは実質的に水である。
【0058】 本発明のトップコート組成物の膜形成ポリマーは架橋ポリマーであることがで
きる。本発明者は驚くべきことに、架橋している膜形成ポリマーが、例えば、欠
け抵抗性及び優れた硬さを含む、トップコート組成物及びトップコートに対して
特に有利な特性を提供することを見出した。架橋は前記組成物それ自体か、又は
適用及び膜形成後のいずれかに起こり得る。しかしながら、本明細書で使用する
とき、組成物中で実際には架橋していないが、(本明細書に記載されているよう
な)塩基性部分の存在により架橋となり得るポリマー(即ち、「架橋性」ポリマ
ー)を本明細書では架橋ポリマーと称する。
【0059】 本明細書で使用するとき、「架橋ポリマー」は、それ自体で分子内的に、そし
て/又は1つ若しくは複数の他のポリマーと分子間的にイオン結合しているポリ
マーであり、その際この結合は金属イオンと前記ポリマーを構成する塩基性部分
との間のイオンブリッジによって形成される。架橋ポリマーは好ましくは分子間
結合である。適当な金属イオンには、+2、+3、+4又はそれより高い酸化状
態を有するものが含まれ、そしてこれらは水に可溶性である。好ましい金属イオ
ンは、Zn+2、Mg+2、Ca+2、Fe+2、Fe+3、Al+2、Mn+2、Co+2、及
びNi+2から選択される。より好ましい金属イオンは、Zn+2、Mg+2
Ca+2、Fe+2、Fe+3、及びAl+3から選択される。最も好ましい金属イオン
はZn+2である。
【0060】 本明細書において塩基性部分は、負に荷電しているか、又はそうでない場合は
塩基性である。これらの塩基性部分は膜形成ポリマー主鎖中に存在しているか又
はそれに懸垂している。好ましい塩基性部分はカルボキシレート、スルホネート
、スルフェート、ホスフェート、ホスホネート、ヒドロキシメート、ボレートエ
ステル、イミダゾール、α−チオケトン、チオ酸及びアルキルアミンから選択さ
れる。より好ましい塩基性部分はカルボキシレート、スルホネート、スルフェー
ト、ホスフェート、ホスホネート及びアルキルアミンから選択される。より一層
好ましい塩基性部分はカルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフ
ェート及びホスホネートから選択される。最も好ましい塩基性部分はカルボキシ
レートである。
【0061】 最も好ましい架橋性ポリマーはポリアクリル、ポリメタクリル、スチレン−ア
クリルコポリマー、スチレン−メタクリルコポリマー及びこれらの混合物から選
択される。架橋ポリマーは商業的に入手(例えば、ジュラプラス2(登録商標)
)することができる。或いは、架橋ポリマーは懸垂塩基性部分を含んでいるポリ
マーを入手するか又は合成し、そしてこのポリマーに、例えば酸化亜鉛溶液(Zi
nc Oxide Solution)#1(約15%の金属イオン固形物を含有しており、S.C.
Johnson & Sons, Inc.から商業的に入手可能)又はバコート(Bacote)20(Ma
gnesium Elektron, Inc.、ニュージャージー州フレミントン、から商業的に入手
可能)のような金属イオン溶液を添加することによって製造することができる。
金属イオン溶液を添加する場合には、この溶液は前記膜形成ポリマー上に存在す
る利用可能な塩基性部分と実質的に完全に反応するのに十分な量で添加する。好
ましくは、前記組成物中に存在するポリマー固形物に対する金属イオン固形物の
量は、該組成物の重量で、約0.2〜約0.7%まで、更に好ましくは約0.3
〜約0.6%まで、そして最も好ましくは約0.4〜約0.5%までである。
【0062】 前記膜形成ポリマーが架橋している場合、このポリマーは最も好ましくは水系
である。
【0063】 トップコートが架橋ポリマーを含んでいる場合、このトップコートは、前記膜
から金属架橋イオンを選択的に引き出して膜を破壊するキレート化剤溶液で洗浄
処理して爪から除去することができる。好適なキレート化剤溶液は使用する金属
イオンのタイプに基づいて選択する。溶液の例としては、例えばエチレンジアミ
ン二コハク酸の水溶液が挙げられる。
【0064】C.中間コート組成物 本明細書で使用するとき、「中間コート組成物」は、哺乳動物の爪に適用して
ネールポリッシュの一つの層である中間コートを形成するのに好適な組成物であ
る。この中間コート組成物は好ましくはその前の層、即ちベースコートか、又は
別の中間コートのいずれか、最も好ましくはベースコートに接して適用される。
1つ又は複数のその後の層は中間コート組成物によって形成された層に適用され
る。好ましくは、トップコートは中間コート組成物によって形成された層に接し
て適用される。
【0065】 前記ベースコートと前記トップコートの物理的及び/又は機械的特性間に顕著
な差異が存在する場合、中間コートの使用が好ましい。例えば、中間コートは好
ましくは、柔軟なベースコートと強固なトップコート間のストレスを和らげ、そ
して/又は色を提供する。
【0066】 本発明の中間コート組成物は膜形成ポリマー、液体希釈剤及び任意に、本明細
書に記載されているような他の好適な構成成分を含んでいる。中間コート組成物
用の好ましい任意構成成分は可塑剤、顔料及び染料から選択される。
【0067】 中間コート組成物は好ましくは、組成物の重量で、約10〜約25%、より好
ましくは約10〜約18%の膜形成ポリマーと、約60〜約85%、より好まし
くは約60〜約80%の揮発性有機溶媒(本明細書で前記されているような)と
、そして好ましくは0〜約13%、より好ましくは約5〜約13%、そして最も
好ましくは約6〜約12%の可塑剤を含んでいる。
【0068】 前記中間コート組成物を構成している膜形成ポリマーはセルロース系ポリマー
、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ポリシロキサン、及びこれら
の混合物から選択される。より好ましい膜形成ポリマーはポリアクリル及びセル
ロース系ポリマーであり、セルロース系ポリマーが最も好ましい。これらポリマ
ークラスの各々の好ましいタイプ及びこれらの実施例は本明細書で前記されてい
る。
【0069】 中間コート組成物用の好ましいポリアクリルは、疎水性でありそして/又は約
−10〜約+30℃までのガラス遷移温度(Tg)を示すものである。前記ポリア
クリルが約+30℃より高いTgを有している場合、前記中間コート組成物は好ま
しくは可塑剤を含んでいる。
【0070】 中間コート組成物として使用するのに好適な組成物の例としては、例えば、マ
ックスファクター(登録商標)(Max Factor)又はカバーガール(登録商標)(
Cover Girl)の商品名で市販されているもののように、商業的に入手可能である
【0071】任意の成分 本発明の組成物は、独立して、ネールポリッシュとしてのこれら組成物の性能
を高めるために、追加的な任意構成成分を含むことができる。例えば、消泡剤、
緩衝液、キレート化剤、合着剤、分散化剤、染料、エポキシ類、充填剤、顔料、
保存剤、樹脂、治療剤及び予防剤、濃厚化剤、ワックス添加物、湿潤化剤等を本
発明の組成物に含めることができる。このような任意構成成分は分散させるか、
溶解するか、又はそうではない場合、前記組成物の担体及び/又は液体希釈剤中
に混合することができる。これらの構成成分は、実質的には前記組成物及びキッ
トにより形成された膜の長期付着性を妨げさえしなければ本発明の組成物に添加
することができる。任意構成成分の例は以下に示すが、それらに限定されない。
【0072】合着剤 合着剤は、最も好ましくは膜形成ポリマーが水系である場合、膜形成を高める
ために任意に前記組成物に添加することができる。このような合着補助剤は当該
技術分野で知られており、そして典型的にはグリコールエーテル又はグリコール
エーテルエステル、例えば、C1〜10直鎖又は分枝鎖アルキルグリコールアルキ
ルエーテル、C1〜10直鎖又は分枝鎖アルキルエーテルアセテート、ジ−C1〜10 アルキルエーテルアセテート及びC1〜10アルキルグリコールフェニルエーテル
である。好ましい合着補助剤には、例えば、エチレングリコールエーテル(例え
ば、Dowanol EB、Dow Chemical Co.から商業的に入手可能)、ジエチレングリコ
ールエーテル、トリエチレングリコールエーテル、プロピレングリコールエーテ
ル(例えば、Dowanol PnP、Dow Chemical Co.)、ジプロピレングリコールエー
テル(例えば、Dowanol DPnP、Dow Chemical Co.)、トリプロピレングリコール
エーテル、テルペン、カンフル、メチルセルソルブ、ブチルセルソルブ、ヘキシ
ルセルソルブ、メチルカルビトール、ブチルカルビトール及びジブチルフタレー
トが挙げられる。 好ましくは、組成物は、組成物の重量で、0〜約10%まで、より好ましくは
約0.1〜約10%までの合着剤を含んでいる。
【0073】顔料又は染料 顔料及び他の好適な着色剤、例えば染料を前記組成物中に組み入れることがで
きる。好適な顔料は、例えば、食品医薬品及び化粧品(FD&C)並びに医薬品及び
化粧品(D&C)用色素、レーキ、並びに酸化鉄として知られている無機又は有機
顔料である。このような顔料はC.T.F.A.、Cosmetic Ingredient Handbook、
第1版、1988年に開示されている。有機顔料には、例えば、医薬品及び化粧
品用赤色10、11、12及び13号、医薬品及び化粧品用赤色7号、医薬品及
び化粧品用赤色5及び6号、医薬品及び化粧品用赤色30及び34号、医薬品及
び化粧品用黄色5号及び医薬品及び化粧品用赤色2号のようなラッカー、並びに
グアニンが挙げられる。無機顔料には、例えば、二酸化チタン、オキシ塩化ビス
マス、褐色酸化鉄、及び赤色酸化鉄が挙げられる。 好ましくは、本発明の組成物は、組成物の重量で、0〜約5%、より好ましく
は0〜約2%、そして最も好ましくは0〜約1%の顔料又は染料を含んでいる。
【0074】可塑剤 理論によって限定されるようには意図していないが、可塑剤は組成物を一層容
易に変形するようにさせる。1つ又は複数の可塑剤を本発明の組成物に任意に添
加することができる。適当な可塑剤には、イーストマン・ケミカル社(Eastman
Chemical Co.)に譲渡されたチェン(Chen)他のWO97/00664に開示され
ているものが含まれる。適当な可塑剤にはフタレート、非イオン界面活性剤ポリ
マー、カンフル、ひまし油、スクロースアセテートイソブチレート、アルキルト
ルエンスルホンアミド、例えば、エチルトルエンスルホンアミド(例えば、Unip
lex PX−45、Unitex Chemical Corp.、ノースカロライナ州グリーンボロ、か
ら商業的に入手可能)、並びにポリエステル酸誘導体(例えば、Uniplex 670
P、Unitex Chemical Corp.から商業的に入手可能)、特にポリエステルジ−及び
トリ−酸が挙げられる。好ましい可塑剤にはジエチルフタレート、ジブチルフタ
レート、ジオクチルフタレート、ジエチルタートレート、ジブチルタートレート
、ジエチルホスフェート、ジブチルホスフェート、ポリエステルセバケート、例
えばパラプレックス(Paraplex)G−25(登録商標)(C.P. Hall、イリノイ州
ベッドフォード、から商業的に入手可能)、ポリエステルアジペート、例えばパ
ラプレックスG−50(登録商標)(C.P.Hall)、及びテグマー(登録商標)(T
egmer)(C.P.Hall)として入手可能なテトラエチレングリコール−ジ−2−エ
チルヘキソエートが挙げられる。最も好ましい可塑剤にはジブチルフタレート、
パラプレックスG−25(登録商標)、パラプレックスG−50(登録商標)、カ
ンフル、ユニプレックス(Uniplex)PX−45及びテグマー(登録商標)が含ま
れる。
【0075】 組成物は好ましくは、組成物の重量で、0〜約15%、より好ましくは0〜約
10%、そして最も好ましくは0〜約5%の可塑剤を含んでいる。
【0076】防腐剤 前記組成物中の微生物増殖を予防し、阻止し、又は遅延させるために、1つ又
は複数の保存剤を本発明の組成物に任意に添加することができる。好ましい保存
剤にはメチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ベンジルアルコー
ル、安息香酸、ベンゾエート(好ましくは、安息香酸ナトリウム)、ソルベート
(好ましくは、ソルビン酸カリウム)、デヒドロ酢酸ナトリウム、1−(3−ク
ロロアリル)−3,5,7−トリアザ−1−アゾニアアダマンタンクロリド(こ
れは、Quaternium−15としてDow Chemical Co.、ミズーリー州ミッドランド、
から商業的に取得することができる)、95%1,3−ジメチロール−5,5−
ジメチルヒダントインと5%3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメートの
混合物(この混合物はGlydant PlusとしてLonza, Inc.、ニュージャージー州フ
ェアローン、から商業的に入手可能である)、1,3−ジメチロール−5,5−
ジメチルヒダントイン(GlydantとしてLonza, Inc.から商業的に入手可能)、ジ
アゾリジニルウレア(Germall IIとしてSutton Laboratories、ニュージャージ
ー州チャッサム、から商業的に入手可能)、イミダゾリジニルウレア(Germall
115としてSutton Laboratoriesから商業的に入手可能)、フェノキシエタノ
ール及びカーソン(登録商標)(Kathon)(Rohm and Haas Co.、ペンシルベニ
ア州フィラデルフィア、から商業的に入手可能)が挙げられる。最も好ましい保
存剤にはメチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ベンジルアルコ
ール、安息香酸、ベンゾエート(好ましくは、安息香酸ナトリウム)、ソルベー
ト(好ましくは、ソルビン酸カリウム)及びデヒドロ酢酸ナトリウムが含まれる
。 組成物は好ましくは、組成物の重量で、0〜約10%、より好ましくは0〜約
5%、そして最も好ましくは0〜約1%の保存剤を含んでいる。
【0077】樹脂 例えば、エポキシ類及びポリアクリル酸類を含む樹脂は、任意に添加すること
ができる。適当な樹脂の実施例にはポリテックス(Polytex)E75(登録商標)
(Estron Chemical, Inc.、ケンタッキー州カルバートシティ、から商業的に入
手可能)及びアクリロイド(Acryloid)B66(登録商標)(Rohm and Haas、ペ
ンシルベニア州フィラデルフィア、から商業的に入手可能)が挙げられる。 組成物は好ましくは、組成物の重量で、0〜約15%、より好ましくは約0.
5〜約10%までの樹脂を含んでいる。
【0078】滑り補助剤 滑り補助剤は、表面摩擦、耐水性、擦過抵抗性、及び機械的特性を改善するた
めに任意に添加することができる。使用できる滑り補助剤には、例えば、動物、
化石、植物、鉱物又は合成ワックスを含むワックス添加剤が挙げられる。好まし
いワックス添加剤にはミツロウ、イナゴマメ、カンデリラ、オゾケライト、ポリ
エチレンワックス、パラフィンワックス、ポリプロピレンワックス、ポリテトラ
フルオロエチレン(TeflonとしてDuPont、デラウェア州ウィルミントン、から商
業的に入手可能)、ナイロン、及びポリアミドが含まれる。具体的には、好まし
いワックス添加剤にはジョンワックス(登録商標)(Jonwax)26(S.C. Johns
on Polymer、ウィスコンシン州スターテバント、から商業的に入手可能)、ジョ
ンワックス(登録商標)120(S.C. Johnson Polymer)、ケムコア(Chemcor
)325N35、ケムコア43N40、グラスワックス(登録商標)(Glaswax)E
−1(Allied Colloids、バージニア州サフォーク、から商業的に入手可能)、
グラスワックス(登録商標)E−1235(Allied Colloids)、ドレワックス(
登録商標)(Drewax)E−3030(Ashland Chemical、ニュージャージー州ブ
ーンタウン、から商業的に入手可能)、ドレワックス(登録商標)E−7030
(Ashland Chemical)、ランコ(登録商標)(Lanco)PPP1362D(Lubrizol
、オハイオ州ウィッヒリフェ、から商業的に入手可能)、ランコ(登録商標)A
1601(Lubrizol)及びランコ(登録商標)TF1780(Lubrizol)が挙げら
れるが、これらに限定されない。
【0079】 他の滑り補助剤には、ポリエーテルとポリシロキサンのコポリマーのようなシ
リコンを含有する材料が含まれる。このような滑り補助剤の例には、例えば、グ
ライド(Glide)450及びエイビル(Abil)B−8830(これらは共に、Gold
schmidt Chemical、バージニア州ホープウェル、から商業的に入手可能である)
が挙げられる。
【0080】 本発明の組成物は好ましくは0〜約10%、より好ましくは約0.1〜約10
%、更に一層好ましくは約0.5〜約8%、そして最も好ましくは約0.5〜約
3%の滑り補助剤を含んでいる。
【0081】安定剤 例えば、顔料が沈着するのを防ぐため又は所望の適用特性を達成するために、
1つ又は複数の安定化剤を本発明の組成物に添加することができる。好ましくは
、安定化剤は、溶媒系膜形成ポリマーを含んでいる組成物に添加される。好まし
い安定化剤にはクレイ、例えば、ステアラルコニウムベントナイト及びステアラ
ルコニウムヘクトライト(Rheox, Inc.、ニュージャージー州ハイツタウン、か
ら商業的に入手可能)のような有機的に修飾されたベントナイト及びヘクトライ
トが挙げられる。 安定化剤を添加する場合、前記組成物は好ましくは、組成物の重量で、約 0.25〜約3%、更により好ましくは約0.25〜約2.5%、そして最も好
ましくは約1〜約2%の安定化剤を含んでいる。
【0082】治療剤及び予防剤 爪の更なるケアや保護のために、治療剤及び/又は予防剤、例えば、ビタミン
、タンパク質、抗真菌剤及び抗微生物剤、並びにサンスクリーン剤(UV−A、UV
−B、及び広範囲スペクトルの太陽フィルターを含む)を本発明組成物に任意に
添加することができる。
【0083】濃厚化剤 濃厚化剤は、所望のレオロジーや適用特性を達成するために本発明組成物及び
膜に任意に添加することができる。好ましくは、濃厚化剤は前記組成物が水系膜
形成ポリマー又は少なくとも4%の水を含んでいる場合に使用される。好ましい
濃厚化剤にはヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メ
チルセルロース及び他の慣用のセルロース系ポリマー、アキュリン(登録商標)
(Aculyn)44(Rohm & Haas、ペンシルベニア州フィラデルフィア、から商業
的に入手可能)を含む会合性濃厚化剤(例えば、疎水的に修飾したセルロース系
ポリマー、非イオン性ウレタン及びアルカリ膨潤性ウレタン)、クレイ(例えば
、ラポナイト及び親水性モントモリロナイト(BentoneとしてRheox、ニュージャ
ージー州ハイツタウン、から商業的に入手可能))、並びに天然ゴム及びゴム質
(例えば、グアヤゴム、名称JaguarC−13−SでRhone−Poulenc、コネチカット
州シェルトン、によって販売されている四量体化グアヤゴム、ヒドロキシプロピ
ルグアヤゴム、アラビアゴム、カロブゴム、カラギーナン及びキサンタンゴム)
が挙げられる。 本発明の組成物は好ましくは、組成物の重量で、0〜約10%、より好ましく
は約0.1〜約10%、そして更により好ましくは約0.1〜約5%の濃厚化剤
を含んでいる。
【0084】本発明の好ましいキット 本発明のキットは2つ以上の分離されそして別個の組成物、最も好ましくは2
つ又は3つの分離されそして別個の組成物で構成される。好ましくは、これらの
キットは少なくとも1つのベースコート組成物、中間コート組成物及び/又はト
ップコート組成物で構成される。より好ましくは、前記キットはベースコート組
成物、トップコート組成物及び任意に、中間コート組成物で構成される。
【0085】 2つの分離されそして別個の組成物を有する好ましいキット(「キット1」)
はベースコート組成物及びトップコート組成物を含んでいる。キット1のベース
コート組成物は膜形成ポリマー、好ましくは、ポリウレタン、ポリアクリル、ポ
リメタクリル、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレン−アクリルコポリマー
及びこれらの混合物から選択される水不溶性ポリマーを含んでいる。キット1の
トップコート組成物は膜形成ポリマー、好ましくは、ポリウレタン、ポリアクリ
ル、ポリメタクリル、ポリスチレン−ポリアクリル混合物、スチレン−アクリル
コポリマー、シロキサン−ウレタンコポリマー、セルロース系ポリマー、ポリエ
ステル、ポリウレタン−ポリメタクリル混合物、シリコン−アクリルコポリマー
、ビニルアセテートポリマー及びこれらの混合物から選択される水不溶性ポリマ
ーを含んでいる。
【0086】 3つの分離されそして別個の組成物を有するもう1つの好ましいキット(「キ
ット2」)はキット1で記載したようなベースコートとトップコートを含んでお
り、そして更に中間コート組成物を含んでいる。キット2の中間コート組成物は
膜形成ポリマー、好ましくは、セルロース系ポリマー、ポリウレタン、ポリアク
リル、ポリメタクリル、ポリシロキサン及びこれらの混合物から選択される水不
溶性ポリマーを含んでいる。
【0087】 2つの分離されそして別個の組成物を有するもう1つの好ましいキット(「キ
ット3」)はベースコート組成物とトップコート組成物を含んでいる。キット3
のベースコート組成物は膜形成ポリマー、好ましくは、ポリウレタン、ポリアク
リル、ポリメタクリル、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレン−アクリルコ
ポリマー及びこれらの混合物から選択される水不溶性ポリマーを含んでいる。キ
ット3のトップコート組成物は膜形成ポリマー、好ましくは、セルロース系ポリ
マー、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ポリシロキサン及びこれ
らの混合物から選択される水不溶性ポリマーを含んでいる。 2つの分離されそして別個の組成物を有するもう1つの好ましいキット(「キ
ット4」)はベースコート組成物とトップコート組成物を含んでいる。キット4
のベースコート組成物は膜形成ポリマー、好ましくは、セルロース系ポリマー、
ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ポリシロキサン及びこれらの混
合物から選択される水不溶性ポリマーを含んでいる。キット4のトップコート組
成物は膜形成ポリマー、好ましくは、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタク
リル、ポリスチレン−ポリアクリル混合物、スチレン−アクリルコポリマー、シ
ロキサン−ウレタンコポリマー、セルロース系ポリマー、ポリエステル、ポリウ
レタン−ポリメタクリル混合物、シリコン−アクリルコポリマー、ビニルアセテ
ートポリマー及びこれらの混合物から選択される水不溶性ポリマーを含む。
【0088】製造及び使用方法 本発明の組成物は慣用の処方及び混合技術を使用して製造される。ネールポリ
ッシュの層は、当該技術分野で通常使用されている標準的なブラシアプリケータ
ーを使用して哺乳動物の爪に組成物を標準的に適用し、そして実質的に乾燥した
層を形成させるために十分な液体希釈剤を除去して(揮発物質を、最も好ましく
は周囲圧及び温度で、蒸発させて)作ることができる。本発明の多層膜は、その
前の層に接して1つ又は複数の追加的な組成物を標準的に適用することによって
、同様な態様で作られる。このような適用は当該技術分野で良く知られている。
【0089】 本発明には、1つ又は複数の層を含んでいるネールポリッシュ膜で哺乳動物の
爪を被覆する方法が含まれる。 この方法は: (i)膜形成ポリマー及び液体希釈剤を含むベースコート組成物を前記爪に接し
て適用し; (ii)実質的に乾燥したベースコートを形成させるために前記ベースコート組成
物から十分な液体希釈剤を除去し; (iii)膜形成ポリマー及び液体希釈剤を含む中間コート組成物を前記ベースコ
ートに任意に適用し; (iv)実質的に乾燥した層を形成させるために十分な液体希釈剤を前記中間コー
ト組成物から除去し; (v)膜形成ポリマー及び液体希釈剤を含むトップコート組成物を前記ベースコ
ート(又は、中間組成物(使用される場合)によって形成される層)に任意に適
用し;そして (vi)実質的に乾燥したトップコートを形成するために前記トップコート組成物
から十分な液体希釈剤を除去する、段階を含んでおり、その際ベースコートはは
約32〜約43mN/m、より好ましくは約34〜42mN/mの表面エネルギー、及
び/又は約0.19〜約0.29、より好ましくは約0.20から0.24の極
性を示す。
【0090】本発明の膜の特性 本発明のキット及び組成物は、表面エネルギー及び極性によって表される特定
の接着特性を有する膜を提供する。 表面エネルギーはネールポリッシュと哺乳動物の爪の間の接着力を保証及び予
測するために重要なパラメーターである。本発明者等は膜の表面エネルギーが前
記爪の表面エネルギー及び/又は極性と一致するか、又はほぼ一致する場合に、
膜が最も良く前記爪と接着することを見出した。本発明者は驚くべきことに、表
面エネルギーが約32mN/m〜約43mN/m、より好ましくは約34mN/m〜約4
2mN/m、及び/又は極性が約0.19〜約0.29、より好ましくは約0.2
0〜約0.24を示す1層の膜を提供する組成物を見出した。
【0091】表面エネルギー及び極性方式 次の記号及び用語が本明細書の方式に使用される。 試験ネールポリッシュについてγd s+γp s=試験ネールポリッシュの表面エネ
ルギーであり、式中:
【0092】 γd s=γsの分散成分 γp s=γsの極性成分であり、 xp=γp s/γs=極性(式1)である。
【0093】 同様に 液体についてγL=γd L+γp L=液体の表面張力であり、式中: γd L=γLの分散成分 γp L=γLの極性成分である。
【0094】 表面エネルギー測定はウィルヘルミー(Wilhelmy)法(A.W.ニューマン(A.
W. Neumann)及びR.J.グッド(R.J. Good)共著、界面及びコロイドの科学(
Surface and Colloid Science)、2巻、R.J. Good及びR.R. Stromberg、Eds.,
プレナム・プレス(Plenum Press)、1979)、米国ノースカロライナ州シャ
ーロットのKruss社より入手したKruss K12張力計及びK121ソフトウエア(
又はそれらと同等のもの)によって実施した。すべての測定は22℃±2℃で実
施される。この方法においては、試験ネールポリッシュを塗った白金プレート又
はカバーガラスを1万分の1グラムまで測定可能なグラム重量はかりに吊り下げ
る。各試験液は(別々に、水とヨウ化メチレン)電動式の載せ台の上部に置かれ
た専用のガラス容器を有し、試験液が白金プレート又は対象の固体サンプルに接
触する状態になるようにし、頭上のはかりから吊下げる。試験液はガラス容器中
にそれぞれ約1cmの深さになるように入れる。
【0095】 ガラス容器の清浄度及び試験液の純度を確認するためにそれぞれのガラス容器
中の各試験液の表面張力を測定し、文献値と照合する。白金プレートを所定の位
置に置いて「プレート法」をKrussソフトウエアから選択する。この方法では、
プレートと試験液の界面の位置を決定するまで載せ台を上昇させる(はかりが 001グラムの増加を検出するときの載せ台の高さによって決定する)。載せ台
はこのポイントを1mmほど過ぎるまでさらに上昇し、その後界面を表示する高さ
に戻る。このポイントではかりの読み取りを1秒ごとに10秒間行う。ソフトウ
エアは、次の:
【0096】 γL=F/Lwcosθ (式2)
【0097】 より計算した表面張力の値を表示する。
【0098】 式中F=湿潤力(はかりにより測定);Lw=濡れ長さ(プレートの周囲長)
;及びθ=接触角(白金に対し液体の値は0とする)である。 カバーガラスを水準面にスコッチ(Scotch)テープで貼り付け、前記爪に対し
1層のネールポリッシュ組成物を標準的に適用するのと同様の方法で、試験する
べきネールポリッシュ(試験ネールポリッシュ)をカバーガラスの上部2分の1
に適用する。前記試験ネールポリッシュは少なくとも1時間は周囲温度で乾燥さ
せる。カバーガラスはそれから裏返して、もう一度水準面のスコッチ(Scotch)
テープに、ネールポリッシュがいずれの表面にも接触することにならないように
貼り付ける。試験ネールポリッシュをカバーガラスの第2の面に同様の方法で適
用し、少なくとも1時間は周囲温度で乾燥させる。次いで、試験ネールポリッシ
ュは対流式オーブン中で87゜F(30.6℃)で更に乾燥する。各試験ネール
ポリッシュに対し6枚のカバーグラスを準備する。カバーガラスの第2の面にネ
ールポリッシュを適用して24時間後直ちに、準備したカバーガラスに対して測
定を行う。
【0099】 カバーガラス及び試験液が前記のように準備されたら、各ネールポリッシュの
膜の幅と厚みをディジタルノギスを使用して0.01mmに近似する正確さで測定
する。これらの測定は周囲長(P)(Krussに使用された命名法によると「濡れ
長さ」)を次式に従って求めるために使用する:
【0100】 P=(2×幅)+(2×厚み)
【0101】 前記の式に従って周囲長の計算を行うKrussソフトウエアに、幅及び厚みを入
力する。 準備したカバーガラスをクリップで固定してはかりから吊り下げる。機器を管
理するKrussソフトウエアは、試験液のガラス容器を載せた電動の載せ台をはか
りが0.001gの重量変化を検出するまで上昇(載せ台の速度は1.2mm/分
)させる。この重量に相当する高さが界面の高さを示す。載せ台の速度をその元
の速度の60%に減じ、データ収集(はかりの読み取り)を開始する。試験液が
カバーガラスの膜に接するように、界面の高さを3mm超えるまで載せ台を上昇さ
せた後に停止しさせ、1秒間待ってから、その間ずっとデータ収集を続けながら
、反対方向にサンプルが完全に試験液から離れるまで載せ台を移動させる。載せ
台の上昇につれて収集したデータは前進接触角を求めるために用い、一方、載せ
台の下降につれて収集したデータは後退接触角を求めるために用いる。前記ソフ
トウエアは、力対深さとしてプロットした「前進」データ及び「後退」データの
それぞれに対し線形回帰を実施して、これらの接触角度の両方を計算する。はか
りにより測定した力の総計は湿潤力(前記式(2)によって与えられるF)及び
液浸の深さの作用である浮力の合計である。浮力は線形回帰の傾きにより与えら
れ、湿潤力はy切片によって与えられる。y切片及び式(1)を使用して、前進接
触角及び後退角を計算する。前進接触角は常に後退接触角よりも大きい。水及び
ヨウ化メチレンの両方の測定より得られた前進角度は、試験ネールポリッシュの
膜の表面エネルギーを計算する際に用いる。各試験ネールポリッシュ用に準備さ
れた6つのうちの3つのカバーガラスを使用して試験基材上の水の接触角を測定
する。残りの3つの準備されたカバーガラスは試験基材上のヨウ化メチレンの接
触角を測定するために使用する。
【0102】 各試験ネールポリッシュについて、3つの水の前進接触角を平均し、3つのヨ
ウ化メチレンの前進接触角もまた平均する。2つの試験液のそれぞれについての
これらの平均接触角を用いて基材の表面エネルギーを計算する。 接触角と表面張力の関係は:
【0103】 γLcosθ=γS−γSL (式3)
【0104】 で表される。 式中、γSL=固体−液体表面張力であり、それ以外はすべて前記と同じ定義で
ある。
【0105】 調和平均の式、
【0106】 γSL=γS+γL−4[γd Sγd L/(γd S+γd L)]−4[γp Sγp L/(γp S+γ p L )] (式4)
【0107】 は、個々の固体及び液体の表面エネルギー及びそれらの分散成分及び極性成分(
前記に特定した)に対して固体−液体の表面張力を関係づける1つの方法を提供
する。表面エネルギーを計算するために用いられる式は、式(3)及び式(4)
を組み合わせることによって得られ:
【0108】 γLcosθ=−γL+4[γd Sγd L/(γd S+γd L)]+4[γp Sγp L/(γp S +γp L)] (式5)
【0109】 で表される。
【0110】 式(4)、各試験液についての分散成分及び極性成分とともに既知の液体の表
面張力、及び実験的に求めた接触角を用いて、2つの式及び2つの未知数の系が
得られる。式(4)及び(5)を同時に解くと、γd S及びγp S、即ち試験ネール
ポリッシュの膜の表面エネルギーの、分散成分及び極性成分がそれぞれ与えられ
る。これらの2つの値の和は総表面エネルギーγSとなる。極性、即ちxpは、前
記の式(1)で計算される。
【0111】 各試験液について液体の表面張力及び各試験液の構成その成分の値は下記の表
に記載した。
【0112】
【表1】
【0113】実施例 以下の実施例は、本発明の範囲内の実施態様を更に記載し説明するものである
。これらの実施例は単に説明の目的だけで示されており、そして本発明の精神及
び範囲から逸脱することなく本発明の多数の改変が可能であるので、本発明を限
定するものとして解釈されるべきではない。 本明細書における下記実施例では、ポリマー構成成分のパーセントは全て固形
ポリマーの重量パーセント(総組成物に基づいて)で表されている。
【0114】実施例1A〜1H 実施例1A〜1Hの組成物は本発明のベースコート組成物の代表的組成物である
【0115】
【表2】
【0116】実施例2A〜2E 実施例2A〜2Eの組成物は本発明のトップコート組成物の代表的組成物である
【0117】
【表3】
【0118】実施例3 次の組成物はミッドコート組成物又はトップコート組成物のいずれかとして使
用することができる。
【0119】
【表4】
【0120】 *前記スラリーは、示された構成成分に加えて、前記処方中に示されている(例
えば、酢酸ブチルやイソプロパノールのような)他の構成成分を含有している。
各構成成分について示されたパーセントはその構成成分だけのパーセントである
(例えば、前記対照処方中で固形ニトロセルロースRS1/4セカンドは、他の
構成成分を除いて7.05%の固形物値で存在する)。各スラリー中の他の構成
成分値は一緒に合わせ、そして前記で示した処方中に反映されている。例えば、
ニトロセルロースRS1/4セカンドスラリー、ニトロセルロースRS1/2セカン
ドスラリー、クレイ及び赤色7号固形物中の酢酸ブチル値は一緒に合わせ、そし
て酢酸ブチル構成成分について示したパーセントに反映されている。 **クレイは50/50(重量パーセント比)のステアラルコニウムヘクトラ
イト/ステアラルコニウムベントナイト固形物である。
【0121】 実施例3の組成物は以下のごとく調製する。全ての構成成分の重量を量って、
ヘッドスペースが最小限の100グラムバッチを有する密閉性のジャーに一緒に
入れる。各々が直径3/16インチの6個のステンレススチール製ボールを加え
る。慣用のペイント振とう器上で30分間混合する。慣用のネールポリッシュ瓶
に移す。
【0122】実施例4 2つの別々のネールポリッシュ組成物を含んでいるキットを調製する。前記組
成物は、実施例1の速乾性のベースコート組成物及びマックスファクターイン
ターナショナルのような(酢酸ブチル、酢酸エチル、ニトロセルロース、トルエ
ンスルホンアミドホルムアルデヒド樹脂、フタル酸ジブチル、トルエン、イソプ
ロパノール、樟脳、ベンゾフェノン、ステアラルコニウムヘクトライト、及びポ
リエステル樹脂を含む)慣用のネールポリッシュであるトップコート組成物であ
る。前記ベースコート組成物は、標準的なブラシアプリケーターを使用して哺乳
動物の爪に接して適用する。ベースコートは形成される。前記トップコート組成
物は、標準的なブラシアプリケーターを使用して前記ベースコートに接して適用
する。このトップコート組成物は5分間かけてトップコートを形成させ、その結
果2つの層を有する膜が得られる。
【0123】実施例5 2つの別々のネールポリッシュ組成物を含んでいるキットを調製する。これら
の組成物は実施例1のベースコート組成物と実施例2のトップコート組成物であ
る。前記ベースコート組成物は、標準的なブラシアプリケーターを使用して哺乳
動物の爪に接して適用する。ベースコートは5分間かけて形成させる。前記トッ
プコート組成物は、標準的なブラシアプリケーターを使用して前記ベースコート
に接して適用する。このトップコート組成物は5分間かけてトップコートを形成
させ、その結果2つの層を有する膜が得られる。
【0124】実施例6 2つの別々のネールポリッシュ組成物を含んでいるキットを調製する。これら
の組成物は実施例1のベースコート組成物とマックスファクター(登録商標)イ
ンターナショナル(International)(酢酸ブチル、酢酸エチル、ニトロセルロ
ース、トルエンスルホンアミドホルムアルデヒド樹脂、フタル酸ジブチル、トル
エン、イソプロパノール、樟脳、ベンゾフェノン、ステアラルコニウムヘクトラ
イト及びポリエステル樹脂を含んでいる)のような慣用のネールポリッシュであ
るトップコート組成物である。前記ベースコート組成物は、標準的なブラシアプ
リケーターを使用して哺乳動物の爪に接して適用する。ベースコートは5分間か
けて形成させる。前記トップコート組成物は、標準的なブラシアプリケーターを
使用して前記ベースコートに接して適用する。このトップコート組成物は5分間
かけてトップコートを形成させ、その結果2つの層を有する膜が得られる。
【0125】実施例7 3つの別々のネールポリッシュ組成物を含んでいるキットを調製する。これら
の組成物は、実施例1のベースコート組成物、マックスファクター(登録商標)
インターナショナル(酢酸ブチル、酢酸エチル、ニトロセルロース、トルエンス
ルホンアミドホルムアルデヒド樹脂、フタル酸ジブチル、トルエン、イソプロパ
ノール、カンフル、ベンゾフェノン、ステアラルコニウムヘクトライト及びポリ
エステル樹脂を含んでいる)のような慣用のネールポリッシュである中間コート
組成物及び実施例2のトップコート組成物である。前記ベースコート組成物は、
標準的なブラシアプリケーターを使用して哺乳動物の爪に接して適用する。ベー
スコートは5分間かけて形成させる。前記中間コート組成物は、標準的なブラシ
アプリケーターを使用して前記ベースコートに接して適用する。この中間コート
組成物は5分間かけて層を形成させ、その結果2つの層を有する膜が得られる。
前記トップコート組成物は、標準的なブラシアプリケーターを使用して前記中間
コート組成物から形成される層に接して適用する。この中間コート組成物は5分
間かけて層を形成させ、その結果2つの層を有する膜が得られる。
【0126】実施例8 2つの別々のネールポリッシュ組成物を含んでいるキットを調製する。これら
の組成物は、実施例1のベースコート組成物と実施例3に述べられているトップ
コート組成物である。前記ベースコート組成物は、標準的なブラシアプリケータ
ーを使用して哺乳動物の爪に接して適用する。ベースコートは形成される。前記
トップコート組成物は、標準的なブラシアプリケーターを使用して前記ベースコ
ートに接して適用する。このトップコート組成物は5分間かけてトップコートを
形成させ、その結果2つの層を有する膜となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 スミス,エドワード デュウェイ ザ サ ード アメリカ合衆国オハイオ州、メーソン、マ ン−オー−ウォー、レーン 6880 Fターム(参考) 4C083 AB051 AB052 AB442 AC012 AC102 AC212 AC352 AC372 AC482 AD071 AD072 AD091 AD092 AD161 AD162 AD261 AD262 CC28 DD23 EE03 EE06

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 哺乳動物の爪のネールポリッシュとして使用するのに好適な
    組成物であって: (a)膜形成ポリマー;及び (b)少なくとも約4%の水及び少なくとも約20%の揮発性有機溶媒からな
    るを含むキャリア;を含み、前記爪に適用すると、表面エネルギーが約32mN/
    m〜約43mN/m、及び極性が約0.19〜約0.29を示す1層の膜を形成する
    組成物。
  2. 【請求項2】 前記キャリアが約10〜約80%の水を含む請求項1記載の
    組成物。
  3. 【請求項3】 前記ポリマーがポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリ
    ル、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレン−アクリルコポリマー及びこれら
    の混合物からなる群から選択される水不溶性ポリマーである請求項2記載の組成
    物。
  4. 【請求項4】 前記ポリマーがポリウレタンである請求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 表面エネルギーが約34〜約42mN/m及び極性が約0.2
    0〜約0.24である請求項2に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 哺乳動物の爪に請求項2記載の組成物を適用する方法によっ
    て調製される1層の膜。
  7. 【請求項7】 前記ポリマーがポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリ
    ル、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレン−アクリルコポリマー及びこれら
    の混合物からなる群から選択される水不溶性ポリマーである請求項6に記載の膜
  8. 【請求項8】 前記ポリマーがポリウレタンである請求項7記載の膜。
  9. 【請求項9】 表面エネルギーが約34〜約42mN/m、及び極性が約0.
    20〜約0.24である請求項6に記載の膜。
  10. 【請求項10】 哺乳動物の爪のネールポリッシュとして使用するのに好適
    なキットであって、2つ以上の異なる組成物からなるキットであり、その際、各
    組成物は膜形成ポリマー及びキャリアを含み、少なくとも1つの組成物は少なく
    とも約4%の水及び少なくとも約20%の揮発性有機溶媒を含み、前記爪に適用
    すると表面エネルギーが約32〜約43mN/m及び極性が約0.19〜約0.2
    9を示す1層の膜を形成するキット。
  11. 【請求項11】 組成物の1つがベースコート組成物であり、そのベースコ
    ート組成物を前記爪に適用すると1層の膜を形成する請求項10記載のキット。
  12. 【請求項12】 ベースコート組成物の膜形成ポリマーがポリウレタン、ポ
    リアクリル、ポリメタクリル、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレン−アク
    リルコポリマー、前記ポリマーのいずれかのコポリマー、及びそれらの混合物か
    らなる群から選択される水不溶性ポリマーである請求項11記載のキット。
  13. 【請求項13】 水不溶性ポリマーがポリウレタンである請求項12記載の
    キット。
  14. 【請求項14】 ベースコート組成物とトップコート組成物からなるキット
    であって: (a)前記ベースコート組成物の膜形成ポリマーは、ポリウレタン、ポリアクリ
    ル、ポリメタクリル、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレン−アクリルコポ
    リマー、及びそれらの混合物からなる群から選択される水不溶性ポリマーであり
    、そして (b)前記トップコート組成物は、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリ
    ル、ポリスチレン−ポリアクリル混合物、スチレン−アクリルコポリマー、シロ
    キサン−ウレタンコポリマー、セルロース系ポリマー、ポリエステル、ポリウレ
    タン−ポリメタクリル混合物、シリコーン−アクリルコポリマー、ビニルアセテ
    ートポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される膜形成水不溶性ポ
    リマーを含んでいる、請求項11記載のキット。
  15. 【請求項15】 ベースコート組成物とトップコート組成物からなるキット
    であって: (a)ベースコート組成物の膜形成ポリマーが、ポリウレタン、ポリアクリル、
    ポリメタクリル、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレン−アクリルコポリマ
    ー、及びそれらの混合物からなる群から選択される水不溶性ポリマーであり、 (b)トップコート組成物が、セルロース系ポリマー、ポリウレタン、ポリアク
    リル、ポリメタクリル、ポリシロキサン、及びそれらの混合物からなる群から選
    択される膜形成水不溶性ポリマーを含んでいる、請求項11記載のキット。
  16. 【請求項16】 セルロース系ポリマー、ポリウレタン、ポリアクリル、ポ
    リメタクリル、ポリシロキサン及びこれらの混合物からなる群から選択される膜
    形成水不溶性ポリマーを含んでいる中間コート組成物を更に含んでいる請求項1
    4記載のキット。
  17. 【請求項17】 表面エネルギーが約34〜約42mN/m及び極性が約0.
    20〜約0.24である請求項10記載のキット。
  18. 【請求項18】 キットを使用すると1つまたは複数の長期にわたり付着す
    る利点を提供するという情報を更に含む請求項10記載のキット。
  19. 【請求項19】 (i)哺乳動物の爪用のネールポリッシュとして爪に接して使用するのに好適な
    ベースコート組成物であって、膜形成ポリマー及び少なくとも約4%の水及び少
    なくとも約20%の揮発性有機溶媒を含む液体希釈剤を含むベースコート組成物
    を適用し、 (ii)実質的に乾燥したベースコートを形成させるために前記ベースコート組成
    物から十分な液体希釈剤を除去し、 (iii)膜形成ポリマー及び液体希釈剤を含むトップコート組成物を前記爪に適
    用し、そして (iv)実質的に乾燥したトップコートを形成するために前記トップコート組成物
    から十分な液体希釈剤を除去する方法によって調製され、その際、ベースコート
    の表面エネルギーは約32〜約43mN/m、極性は約0.19〜約0.29を示
    すようにした膜。
  20. 【請求項20】 (a)前記ベースコート組成物の膜形成ポリマーは、ポリウレタン、ポリアクリ
    ル、ポリメタクリル、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレン−アクリルコポ
    リマー、及びそれらの混合物からなる群から選択される水不溶性ポリマーであり
    、そして (b)前記トップコート組成物の膜形成ポリマーは、ポリウレタン、ポリアクリ
    ル、ポリメタクリル、ポリスチレン−ポリアクリル混合物、スチレン−アクリル
    コポリマー、シロキサン−ウレタンコポリマー、セルロース系ポリマー、ポリエ
    ステル、ポリウレタン−ポリメタクリル混合物、シリコーン−アクリルコポリマ
    ー、ビニルアセテートポリマー、及びこれらの混合物からなる群から選択される
    膜形成水不溶性ポリマーである、請求項19記載の膜。
  21. 【請求項21】 (a)前記ベースコート組成物の膜形成ポリマーは、ポリウレタン、ポリアクリ
    ル、ポリメタクリル、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレン−アクリルコポ
    リマー、及びそれらの混合物からなる群から選択される水不溶性ポリマーであり
    、 (b)前記トップコート組成物の膜形成ポリマーは、セルロース系ポリマー、ポ
    リウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ポリシロキサン、及びそれらの混
    合物からなる群から選択される水不溶性ポリマーである、請求項19記載の膜。
  22. 【請求項22】 (v)中間コート組成物を前記ベースコートに接して適用し、その際前記中間コ
    ート組成物は膜形成ポリマー及び液体希釈剤を含み、前記中間コート組成物の膜
    形成ポリマーはセルロース系ポリマー、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタ
    クリル、ポリシロキサン、及びそれらの混合物からなる群から選択され; (vi)実質的に乾燥した層を形成するために前記中間コート組成物から十分な液
    体希釈剤を除去する;ことを含む工程により更に調製され、その際前記トップコ
    ート組成物は前記中間コート組成物により形成される層に接して適用される、請
    求項20記載の膜。
  23. 【請求項23】 ネールポリッシュの膜で哺乳動物の爪を被覆する方法であ
    って、前記膜は2つ以上の層を含み、 (i)膜形成ポリマー及び少なくとも約4%の水及び少なくとも約20%の揮発
    性有機溶媒液体を含む液体希釈剤を含むベースコート組成物を前記爪に接して適
    用し; (ii)実質的に乾燥したベースコートを形成させるために前記ベースコート組成
    物から十分な液体希釈剤を除去し; (iii)膜形成ポリマー及び液体希釈剤を含むトップコート組成物を前記爪に適
    用し;そして (iv)実質的に乾燥したトップコートを形成するために前記トップコート組成物
    から十分な液体希釈剤を除去する各工程を含み、その際前記ベースコートの表面
    エネル ギーは約32〜約43mN/m、極性は約0.19〜約0.29を示すようにした
    方法。
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