JP2002513739A - 速乾性水系ネールポリッシュ - Google Patents

速乾性水系ネールポリッシュ

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JP2002513739A
JP2002513739A JP2000546737A JP2000546737A JP2002513739A JP 2002513739 A JP2002513739 A JP 2002513739A JP 2000546737 A JP2000546737 A JP 2000546737A JP 2000546737 A JP2000546737 A JP 2000546737A JP 2002513739 A JP2002513739 A JP 2002513739A
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nail
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JP2000546737A
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クリストファー エリングソン,ピーター
デュウェイ ザ サード スミス,エドワード
ジーン マイクルズ,アリス
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Procter and Gamble Co
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】本発明は、化粧用剤又は治療剤として、特に哺乳類の爪用ネールポリッシュとして有用な組成物、キット及びそれらから形成される皮膜、並びにそれを使用する方法に関する。より詳しくは、本発明は、その迅速な乾燥特性を介して長期耐久性を高める速乾性組成物に関する。哺乳類の爪に適用されると、本発明の速乾性組成物は、約38分未満の5%希釈剤含有時間示し、及び/又は約44分未満の5%希釈剤含有時間を示し且つ約2.25より大きい初期勾配を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化粧用剤又は治療剤として有用なキット及び組成物並びにこのキッ
トから形成され、特定の乾燥特性を有する皮膜に関する。本発明のキット、組成
物及び皮膜は哺乳動物の爪用ネールポリッシュとして特に有用である。
【0002】
【従来の技術】
消費者は爪を美容的に高めるか又は爪を日常の条件やストレッサーから保護す
るためにネールポリッシュを使用する。しかしながら、これらのネールポリッシ
ュには、長期耐久性を提供できないことを初めとして、多くの面で欠陥がある。
既知又は現在利用可能なネールポリッシュはしばしば、僅か1日又は2日程の短
い日数中に、特に欠けるか又は剥がれるという形態で、品質劣化を示す。この品
質劣化が生じることによってしばしば、消費者はネールポリッシュを最初に適用
した後まもなくこれを除去し、そして爪に新たなネールポリッシュを再度適用せ
ざるを得ない。消費者はまた、この品質劣化を示している爪の領域を「補修する
こと」によって品質劣化しているマニキュアの醜い外観を直そうと試みるかもし
れないが、このようなやり方は実際にはマニキュアの全体的な外観を損ねる。最
終的に、消費者はこの品質劣化について何もしないことを選択し、そして例えば
、欠けたり剥がれたりするのをそのままにしておくこともできるが、最小限しか
環境から保護されないだけでなく、さらにまた爪が醜くなるという結果を招く。
【0003】 当該技術分野は、長期耐久性、良好な接着及び/又は欠けにくさを有している
として販売が促進されているネールポリッシュ組成物であふれている。幾つかの
ネールポリッシュ組成物は他のものより良好な耐久性を提供するが、長期耐久性
を提供するネールポリッシュに対する需要が未だ残っている。したがって、耐久
特性が改善されているネールポリッシュを提供することが望ましいであろう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 本発明者は、水系ネールポリッシュの耐久性を高める特性の1つは、ネールポ
リッシュが示す乾燥速度であることを見い出した。有機溶剤や水のような液体希
釈剤により提供されるネールポリッシュは、数分から何時間も続く可能性がある
乾燥段階を通らなければならない。この乾燥段階が持続している間中、ネールポ
リッシュは、引っ掻き、へこみ、及び変質のような損傷に特に敏感である。従っ
て、迅速に乾燥膜を形成するネールポリッシュはさらに長期の及びより美観に優
れた耐久性を示すであろう。
【0005】 数種の従来のネールポリッシュが迅速な乾燥速度を示すとして宣伝されている
。しかしながら、そのようなネールポリッシュは通常、溶剤系のニトロセルロー
スを含み、もろく、弾力性がないという傾向がある。そのようなもろさや弾力性
のなさは最終的には、耐久性の乏しいネールポリッシュの顕著な特徴である、欠
け落ちや剥がれ落ちを引き起こす。
【0006】 それに対して、既知の水系ネールポリッシュは、極めて乾きが遅い傾向がある
。ネールポリッシュの乾燥速度を高めるために、比較的少量の乾燥促進剤を処方
に加えることが多い。しかしながら、乾燥促進剤の添加は通常、分散された皮膜
形成ポリマーの不安定性の原因となり、ポリマーの「崩壊」を招いてしまう。本
発明者は、驚いたことに、多量の水混和性有機溶剤を水系ポリマーに添加すると
、所望の速乾特性が得られるさらに安定な処方が得られることを見い出した。
【0007】 従って本発明者は、驚いたことに、現在知られ、使用されているものに比べて
優れたレベルで、迅速な乾燥速度と改善された耐久性の両方を示す組成物を含む
水系マニキュア組成物及びキットを見い出した。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、哺乳類の爪に適用されたとき、迅速な乾燥特性を示す速乾性ネール
ポリッシュ組成物に関する。速乾性組成物は以下を含む: (a)皮膜形成水系ポリマー;及び (b)以下を含む液体希釈剤: (i)組成物重量の少なくとも約20%の揮発性有機溶剤;及び (ii)少なくとも約4%の水; ここで、組成物は、約38分未満の5%希釈剤含有時間を示し、及び/又は約
44分未満の5%希釈剤含有時間を示し、且つ約2.25より大きな初期勾配を
有する。本キットは2つ以上の組成物を含み、そのうちの少なくとも1つは速乾
性の組成物、本明細書で特定される速乾性の組成物である。好ましくは、上記キ
ットはベースコート組成物、トップコート組成物及び任意に、中間コート組成物
で構成される。さらに好ましくは、ベースコート組成物は、速乾性組成物である
。各組成物は皮膜形成ポリマー、液体希釈剤及び任意に、他の構成成分を含んで
いる。
【0009】 本発明の皮膜形成ポリマーは、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル
、セルロース系ポリマー、スチレン−アクリルコポリマー、ポリスチレン−ポリ
アクリル混合物、ポリシロキサン、ポリエステル、ウレタン−アクリルコポリマ
ー、シロキサン−ウレタンコポリマー、ポリウレタン−ポリメタクリル混合物、
シリコン−アクリルコポリマー、ビニルアセテートポリマー及びこれらの混合物
から選択される。
【0010】 (発明の詳述) 本発明の必須構成成分は本明細書で以下に記載する。以下には本発明の組成物
及びキットに有用な種々の任意の好ましい構成成分の非限定的な説明も含まれて
いる。
【0011】 本発明は、本明細書に記載した必須若しくは任意構成成分及び/又は限定のう
ちのいずれかを含んでいるか、いずれかからなるか、又はいずれかから本質的に
なることができる。
【0012】 パーセント及び比率は全て、他に指示しない限り、重量で計算されている。パ
ーセントは全て、他に指示しない限り、総組成物に基づいて計算されている。
【0013】 構成成分又は組成物の濃度は全て、その構成成分又は組成物の活性濃度を参照
しており、そして不純物、例えば、市販の供給物中に存在している可能性がある
残存溶剤又は副生成物は除外される。
【0014】 本明細書では、材料(ポリマー及び任意の構成成分を含むが、これらに限定さ
れない)に関して商品名に言及する。本発明者は材料を特定商品名の材料に限定
する意図はない。本発明のキット、皮膜及び方法では、商品名で言及されている
ものと等価の材料(例えば、異なる名称又はカタログ(参照)番号で異なる供給
元から得られるもの)で代用することができ、そしてそれらを使用することがで
きる。
【0015】 すべての特許、特許出願、および出版物を含めて、本明細書中で参考として引
用されるすべての文書は、その全てを本明細書に組み入れる。
【0016】 本発明の組成物、キット及び皮膜は哺乳動物の爪用ネールポリッシュとして使
用するのに適している。本明細書で使用するとき、用語「哺乳動物の爪用ネール
ポリッシュとして使用するのに適している」とは、これらの組成物、キット又は
それらの皮膜が、不当な毒性、不適合性、不安定性、アレルギー応答等を有する
ことなく哺乳動物の爪と接触させて使用するのに適していることを意味する。
【0017】 本明細書で使用するとき、用語「ネールポリッシュ」は、ネールポリッシュ組
成物、製品(着色用製品を含む)、系、キット等を記載する包括的な用語であり
、そしてこれは爪に、例えば、審美的、治療的又は予防的利益を提供するのに有
用である。
【0018】 本明細書で使用するとき、用語「哺乳動物の爪」とは、霊長類、最も好ましく
はヒトの指若しくは足指先端の上部表面、又は別の哺乳動物の相同性鉤爪若しく
はひずめに存在するケラチン板を意味する。
【0019】 本発明の層や皮膜は哺乳動物の爪と合体することができる。本明細書で使用す
るとき、用語「と合体する」、「哺乳動物の爪と合体する」等は、層又は皮膜が
爪自体、その前の層、その後の層又は爪に以前に適用されたか若しくは爪の上に
存在しているもののいずれかと接しているような態様で物理力によって哺乳動物
の爪と接触しているか又は適用されていることを意味する。上記層又は皮膜は哺
乳動物の爪、その前の層又はその後の層と、たとえそれが他の介在物(例えば、
別のその前又はその後の層)であっても、「合体する」ことができる。従って、
例えば、哺乳動物の爪「と合体する」ものが実際にその哺乳動物の爪と接してい
る必要はない。 本明細書で使用するとき、用語「と接する」とは、本質的に介在物無しに接触
しそして境界線を共有することで物理力によって直接合体することを意味する。
【0020】 本明細書で使用するとき、用語「皮膜」とは、キットの1種以上の組成物を哺
乳動物の爪に適用しそして乾燥させたときに形成され、哺乳動物の爪に使用する
のに適しているネールポリッシュの1以上の層を意味する。
【0021】 本明細書で使用するとき、用語「層」とは、組成物を哺乳動物の爪に適用しそ
して乾燥させたときに形成されるネールポリッシュの実質的に乾燥した1つのコ
ートを意味する。
【0022】 本明細書で使用するとき、用語「その前の層」とは、爪と合体しており、そし
てこの同じ爪と合体している参照層と比較したとき、その爪に、より近くに接し
ている層を意味する。例えば、ベースコートとトップコートが爪と合体している
場合、このベースコートは上記トップコートに対してその前の層である。同様に
、ベースコート、中間コート及びトップコートが爪と合体している場合、このベ
ースコートと中間コートは上記トップコートに対してその前の層であり、そして
このベースコートは上記中間コートとトップコートの両方に対してその前の層で
ある。
【0023】 本明細書で使用するとき、用語「その後の層」とは、爪と合体し、そしてこの
同じ爪と合体している参照層と比較したとき、その爪からより遠くに近接してい
る層を意味する。例えば、ベースコートとトップコートが爪と合体している場合
、このトップコートは上記ベースコートに対してその後の層である。同様に、ベ
ースコート、中間コート及びトップコートが爪と合体している場合、この中間コ
ートとトップコートは上記ベースコートに対してその後の層であり、そしてこの
トップコートは上記ベースコートと中間コートの両方に対してその後の層である
。 本明細書で使用するとき、皮膜又は層に関する用語「実質的に乾燥した」とは
、この皮膜又は層がヒトの指先と接触したとき、乾燥しているか、滑らかである
か、又はべとべとしていないと感じられることを意味する。
【0024】本発明の組成物、キット及び皮膜 本発明は、哺乳類の爪に適用されたとき、迅速な乾燥特性を示す速乾性ネール
ポリッシュ組成物に関する。本キットは2種以上の組成物からなり、組成物のう
ち少なくとも1つは、速乾性組成物である。本発明のキットは、好ましくはベー
スコート組成物、トップコート組成物及び任意に、中間コート組成物を含み、ベ
ースコート組成物は好ましくは速乾性組成物である。本発明の組成物のそれぞれ
は皮膜形成ポリマー、液体希釈剤及び任意に、本明細書で記載されている1種以
上の他の適当な構成成分を含んでいる。本明細書で使用するとき、用語「皮膜形
成ポリマー」とは、哺乳動物の爪に適用したとき組成物から接着連続層を形成す
るホモポリマー、コポリマー又はこれらの混合物を意味する。例えば、Polymer
Colloids、ロバート・エム.フィッチ(Robert M. Fitch)編集、ニューヨーク
:プレナム・プレス(Plenum Press)、173〜183頁(1971年)参照。
本明細書で使用するとき、用語「コポリマー」には直鎖、ブロック、分枝鎖、グ
ラフト、櫛形及び星形コポリマーが含まれる。
【0025】 用語「皮膜形成ポリマー」は本明細書では、組成物中のポリマーを記載するた
めに使用されるが、或る状況で重合化は、この組成物の適用(例えば、爪に対し
て)が実施されるまで実際には生起しない。従って、本明細書で使用するとき、
用語「皮膜形成ポリマー」は、未だ重合化していないが、爪に適用すると重合化
するモノマーを包含することを意味する。
【0026】 本発明の皮膜形成ポリマーは好ましくは自己硬化性ポリマーである。即ち、好
ましいポリマーは、接着連続体を形成するために化学反応やエネルギー導入(例
えば紫外線への暴露)を必要としない。
【0027】 本発明の皮膜形成ポリマーは非イオン性、イオン性(アニオン性又はカチオン
性)及び両性(双極イオン性を含む)ポリマーから選択することができる。皮膜
形成ポリマーが水系(水保持)である場合、このポリマーは好ましくはアニオン
性である。
【0028】 本発明の皮膜形成ポリマーは、好ましくは溶剤系(solvent-borne)又は水系(wa
ter-borne)ポリマーであるが、これらに限定されない。本明細書で使用するとき
、皮膜形成ポリマーに関する用語「水系」とは、このポリマーが水を含んでいる
混合物で調製されたことを意味し、そしてこのポリマーは好ましくは組成物に添
加され、そしてこの組成物は上記ポリマーを水中の混合物(好ましくは、分散液
)として含んでいる。本明細書で使用するとき、皮膜形成ポリマーに関する用語
「溶剤系」とは、このポリマーが実質的に無水性条件下で調製されたことを意味
し、そしてこのポリマーは好ましくは組成物に添加され、そしてこの組成物は上
記ポリマーを実質的に無水の混合物(好ましくは、溶液)として含んでいる。
【0029】 本発明の好ましい皮膜形成ポリマーはポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタ
クリル、セルロース系ポリマー、スチレン−アクリルコポリマー、ポリスチレン
−ポリアクリル混合物、ポリシロキサン、ポリエステル、ウレタン−アクリルコ
ポリマー、シロキサン−ウレタンコポリマー、ポリウレタン−ポリメタクリル混
合物、シリコン−アクリルコポリマー、ビニルアセテートポリマー及びこれらの
混合物から選択される。用語「ポリアクリル」にはポリアクリレート、ポリアク
リル酸類及びポリアクリルアミドが含まれる。用語「ポリメタクリル」にはポリ
メタクリレート、ポリメタクリル酸類及びポリメタクリルアミドが含まれる。用
語「セルロース系ポリマー」には、セルロースポリマーのエステルを含めて、全
てのセルロースポリマーが含まれる。
【0030】 好ましいポリアクリル、ポリメタクリル及びスチレン−アクリルコポリマーの
例にはゲルバ(Gelva)(登録商標)2497(Monsanto Co.、ミズーリー州セ
ントルイス、から商業的に入手可能)、ジュラプラス(Duraplus)(登録商標)
2(Rohm & Haas Co.、ペンシルベニア州フィラデルフィア、から商業的に入手
可能)、ジョンクリル(Joncryl)(登録商標)95(S.C. Johnson Polymer
、ウィスコンシン州スターテバント、から商業的に入手可能)、SCX−1537
(S.C. Johnson Polymer)、SCX−1959(S.C. Johnson Polymer)、SCX
−1965(S.C. Johnson Polymer)、ジョンクリル(Joncryl)(登録商標
)530(S.C. Johnson Polymer)、ジョンクリル(Joncryl)(登録商標)
537(S.C. Johnson Polymer)、グラスコール(Glascol)LS20(Allied
Colloids、バージニア州サフォーク、から商業的に入手可能)、グラスコール(
Glascol)C37(Allied Colloids)、グラスコール(Glascol)LS26(Allied
Colloids)、グラスコール(Glascol)LS24(Allied Colloids)、グラスコ
ール(Glascol)LE45(Allied Colloids)、サーコール(Surcol)441(登
録商標)(Allied Colloids)、カーボセット(Carboset)(登録商標)CR76
0(BFGoodrich、オハイオ州クリーブランド、から商業的に入手可能)、カーボ
セット(登録商標)CR761(BFGoodrich)、カーボセット(Carboset)(登
録商標)CR763(BFGoodrich)、カーボセット(Carboset)(登録商標)76
5(BFGoodrich)、カーボセット(Carboset)(登録商標)19X2(BFGoodri
ch)、カーボセット(Carboset)(登録商標)XL28(BFGoodrich)、ハイカー
(Hycar)26084(BFGoodrich)、ハイカー(Hycar)26091(BFGoodri
ch)、カーボボンド(Carbobond)26373(BFGoodrich)、ネオクリル(Neo
cryl)(登録商標)A−601(Zeneca Resins、マサチューセッツ州ウィルミン
トン、から商業的に入手可能)、ネオクリル(Neocryl)(登録商標)A−612
(Zeneca Resins)、ネオクリル(Neocryl)(登録商標)A−6044(Zeneca
Resins)、ネオクリル(Neocryl)(登録商標)A−622(Zeneca Resins)、
ネオクリル(Neocryl)(登録商標)A−623(Zeneca Resins)、ネオクリル
(Neocryl)(登録商標)A−634(Zeneca Resins)及びネオクリル(Neocryl
)(登録商標)A−640(Zeneca Resins)が挙げられる。 好ましいポリシロキサンの例はPSA590(General Electric、ニューヨーク
州ウォーターフォード、から商業的に入手可能)である。
【0031】 好ましいウレタン−アクリルコポリマーの例にはサンキュア(Sancure)(登
録商標)AU−4000(BFGoodrichから商業的に入手可能)、サンキュア(Sanc
ure)(登録商標)AU−4010(BFGoodrich)、ウィトコボンド(Witcobond)
A−100(Witco Performance Chemicals、テキサス州ヒューストン、から商業
的に入手可能)、ウィトコボンド(Witcobond)W−610(Witco Performance
Chemicals)、ネオパク(NeoPac)R−9000(Zeneca Resinsから商業的に入
手可能)、ネオパク(NeoPac)R−9030(Zeneca Resins)及びネオパク(NeoP
ac)R−9699(Zeneca Resins)が挙げられる。
【0032】 好ましいポリウレタンは芳香族ポリエーテルポリウレタン、脂肪族ポリエーテ
ルポリウレタン、芳香族ポリエステルポリウレタン、脂肪族ポリエステルポリウ
レタン、芳香族ポリカプロラクタムポリウレタン及び脂肪族ポリカプロラクタム
ポリウレタンから選択される。更に好ましいポリウレタンは芳香族ポリエーテル
ポリウレタン、脂肪族ポリエーテルポリウレタン、芳香族ポリエステルポリウレ
タン及び脂肪族ポリエステルポリウレタンから選択される。好ましいポリウレタ
ンの例にはサンキュア(Sancure)2710(登録商標)及び/又はアバルア(Ava
lure)UR445(登録商標)(これらはポリプロピレングリコール、イソホロン
ジイソシアネート及び2,2−ジメチロールプロピオン酸の当量コポリマーであ
り、国際命名法化粧品成分(International Nomenclature Cosmetic Ingredient
)名「PPG−17/PPG−34/IPDI/DMPAコポリマー」を有している)、サンキ
ュア(Sancure)878(登録商標)、Sancure815(登録商標)、Sancure13
01(登録商標)、Sancure2715(登録商標)、Sancure1828(登録商標
)、Sancure2026(登録商標)、Sancure1818(登録商標)、Sancure8
53(登録商標)、Sancure830(登録商標)、Sancure825(登録商標)、
Sancure776(登録商標)、Sancure850(登録商標)、Sancure12140
(登録商標)、Sancure12619(登録商標)、Sancure835(登録商標)、
Sancure843(登録商標)、Sancure898(登録商標)、899(登録商標)
、Sancure1511(登録商標)、Sancure1514(登録商標)、(Sancure15
17(登録商標)、Sancure1591(登録商標)、Sancure2255(登録商標
)、Sancure2260(登録商標)、Sancure2310(登録商標)、Sancure2
725(登録商標)及びサSancure12471(登録商標)(これらは全てBFGoo
drich、オハイオ州クリーブランド、から商業的に入手可能である)、ベイヒド
ロール(Bayhydrol)DLN(Bayer Corp.、ペンシルベニア州マックマレイ、から
商業的に入手可能)、BayhydrolLS−2033(Bayer Corp.)、Bayhydrol12
3(Bayer Corp.)、PU402A(Bayer Corp.)、Bayhydrol110(Bayer C
orp.)、Witcobond W−320(Witco Performance Chemicalsから商業的に入
手可能)、Witcobond W−242(Witco Performance Chemicals)、Witcobond
W−160(Witco Performance Chemicals)、Witcobond W−612(Witco Pe
rformance Chemicals)、Witcobond W−506(Witco Performance Chemicals
)、ネオレズ(NeoRez)R−940(Zeneca Resinsから商業的に入手可能)、Ne
oRez R−960(Zeneca Resins)、NeoRez R−962(Zeneca Resins)、NeoR
ez R−966(Zeneca Resins)、NeoRez R−967(Zeneca Resins)、NeoRez
R−972(Zeneca Resins)、NeoRez R−9409(Zeneca Resins)、NeoRez
R−9637(Zeneca)、NeoRez R−9649(Zeneca Resins)及びNeoRez R
−9679(Zeneca Resins)が挙げられる。
【0033】 好ましい溶剤系(溶剤保持)ポリウレタンにはサンレス(Sanres)EX499(
登録商標)(ヘキシレングリコール/ネオペンチルグリコール/イソホロンジイ
ソシアネートコポリマー)、Sanres 12711(登録商標)、Sanres 6010
(登録商標)及びSanres 6012(登録商標)(これらは全てBFGoodrichから
入手可能である))が挙げられる。最も好ましい溶剤系ポリウレタンはSanres
EX499(登録商標)である。
【0034】 好ましい水系ポリエステルポリウレタンの例にはサンキュアSancure(登録商
標)2060及びSancure(登録商標)815(これらは共にBFGoodrichから商
業的に入手可能である)が挙げられる。
【0035】 最も好ましい水系ポリウレタンは脂肪族ポリエーテルポリウレタンである。好
ましい脂肪族ポリエーテルポリウレタンの例にはSancure 2710(登録商標)
及び/又はアバルアAvalure UR445(登録商標)、Sancure 878(登録商標
)、NeoRez R−966、NeoRez R−967及びWitcobond W−320が挙げられ
る。
【0036】 好ましいセルロース系ポリマーには、例えば、ニトロセルロース、酢酪酸セル
ロース及び酢酸プロピオン酸セルロースが挙げられる。最も好ましいセルロース
系ポリマーはニトロセルロースである。例示的なニトロセルロースポリマーは、
ニトロセルロースRS1/2セカンド、ニトロセルロースRS1/4セカンド、ニト
ロセルロースRS1/8セカンド及びニトロセルロースRS1/16セカンド等のよ
うな、ハーキュルーズ(Hercules)から商業的に入手できるニトロセルロースRS
タイプ(11.5%〜12.2%の窒素含有量)である。組成物がセルロース系
ポリマーを含んでいる場合、その組成物は好ましくは可塑剤を含んでいる。
【0037】 本発明の組成物は液体希釈剤を含むキャリアを更に含む。この液体希釈剤は水
、有機溶剤又はこれらの混合物を含む。好ましい有機溶剤には揮発性のものが含
まれる。好ましい揮発性有機溶剤は、大気圧で、約50℃から約140℃まで、
更に好ましくは約56℃から約125℃まで、そして最も好ましくは約56℃か
ら約98℃までの沸点を有している。使用される皮膜形成ポリマーが水系である
場合、有機溶剤は好ましくは水混和性である。
【0038】 好ましい有機溶剤は、アルコール、エステル、ケトン、芳香族炭化水素、脂肪
族炭化水素、エーテル及びこれらの混合物から選択される。アルコール及びエス
テルは一層好ましい。好ましいアルコールは一価である。最も好ましい一価アル
コールはエタノール、イソプロパノール及びn−プロパノールである。最も好ま
しいエステルは酢酸エチル及び酢酸ブチルである。他の適当な有機溶剤の非限定
例にはベンジルアルコール、酢酸アミル、酢酸プロピル、アセトン、ヘプタン、
酢酸イソブチル、酢酸イソプロピル、トルエン、酢酸メチル、イソブタノール、
n−アミルアルコール、n−ブチルアルコール、ヘキサン及びメチルエチルケト
ンがある。
【0039】 本発明の組成物及びキットは更に、このキット又は組成物を使用することによ
って、欠け、剥がれ、へこみ及び/又は剥がれに対する抵抗性を含むがこれらに
限定されない1つ以上の長期耐久性が提供されるという、言語や絵等によってこ
のキット又は組成物のユーザーに知らせる情報を含むことができる。
【0040】 本発明の皮膜は、本発明のキットを哺乳動物の爪に適用したときに形成される
。本発明の皮膜は、1種以上の異なる組成物から形成される1つ以上の層、最も
好ましくはそれぞれ2種又は3種の異なる組成物から形成される2つ又は3つの
層を含んでいる。好ましい皮膜はベースコート及びトップコートで構成されてい
るもの並びに中間コートを更に含んでいるものである。
【0041】 本明細書で記載したようなキットの2種以上の組成物を哺乳動物の爪に適用し
そして実質的に乾燥させたとき、本発明の多層膜が形成される。本発明で有用な
組成物は、爪に対して意図されている配置に依存して、ベースコート組成物、中
間コート組成物又はトップコート組成物として記載することができる。
【0042】A.速乾性組成物 本発明は、本明細書で特定するように、5%希釈剤含有時間及び/又は初期勾
配で特定される速乾性組成物であるネールポリッシュ組成物に関する。本発明の
速乾性組成物は好ましくはベースコート組成物として使用される。本明細書で使
用するとき、「ベースコート組成物」は、哺乳動物の爪に適用してマニキュアの
1つの層であるベースコートを形成させるのに適している組成物である。ベース
コート組成物は好ましくは、得られたベースコートに適用される1つ以上のその
後の層と共に又はこれらの層なしで、更に好ましくはこれらの層と共に哺乳動物
の爪に接して適用される。上記ベースコート組成物は好ましくは、1つ以上の、
更に好ましくは1つ(トップコート)の、そして最も好ましくは2つ(中間コー
トとトップコート)の、得られたベースコートと合体するその後の層と共に哺乳
動物の爪に接して適用される。
【0043】 理論によって限定されるようには意図していないが、本発明の速乾性組成物は
迅速な乾燥特性を示すので、長期耐久性に有益であると考えられる。従って、こ
のような組成物から形成される層は、最終的な皮膜(例えば、中間コート及び/
又はトップコートを包含してもよい)と同様に例えば、剥がれ、引っ掻き、へこ
み及び変質のような損傷への感受性が少なくなる。従って、本速乾性組成物は、
ベースコート及び/又は他の層、そして長期美観耐久性を示す皮膜を形成する。
【0044】 理論によって限定されるようには意図していないが、本発明者は、本速乾性組
成物の乾燥速度が3つの変数で大きく制御されていることを見い出した。: (a)溶剤の揮発性; (b)組成物における固体の比率;及び (c)組成物の粘度。
【0045】 乾燥速度を高めるには (すなわち、初期勾配を大きくし、5%希釈剤含有時
間を減らす)、処方のなかの有機溶剤の比率を高めることによって、及び/又は
、高沸点溶剤を低沸点溶剤に取り換えることによって溶剤の揮発性を高めてもよ
く、及び/又は 組成物に存在する固体の比率を減らしてもよく、及び/又は組
成物の粘度を、例えば、増粘剤を除くことによって低下させてもよい。
【0046】 本発明の速乾性組成物は皮膜形成水系ポリマー、液体希釈剤及び任意に、本明
細書で記載されている1つ以上の他の適当な構成成分を含む。これらの速乾性組
成物は好ましくは、組成物の重量で、約0.1%〜約40%まで、更に好ましく
は約1%〜約10%まで、そして最も好ましくは約2%〜約6%までの皮膜形成
ポリマー(ポリマー固形物)と、少なくとも約20%、好ましくは約20%〜約
90%まで、更に好ましくは約40%〜約90%まで、更に一層好ましくは約5
0%〜約90%まで、そして最も好ましくは約70%〜約90%までの揮発性有
機溶剤(本明細書で上記されているような)を含む。利用する揮発性有機溶剤の
うち少なくとも1つは水混和性であるべきである。好ましくは、上記速乾性組成
物の残部は実質的に水であり、好ましくは、組成物の重量で、少なくとも約4%
、更に好ましくは約4%〜約85%まで、尚一層好ましくは約10%〜約80%
まで、そして最も好ましくは約25%〜約80%までの水である。
【0047】 上記速乾性組成物の皮膜形成ポリマーは好ましくは、周囲温度及び圧力で水不
溶性である。
【0048】 上記速乾性組成物中で使用するのに好ましい皮膜形成ポリマーはポリウレタン
、ポリアクリル、ポリメタクリル、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレン−
アクリルコポリマー、セルロース系ポリマー、ポリシロキサン及びこれらの混合
物から選択される。速乾性組成物の更に好ましいポリマーはセルロース系ポリマ
ー、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ポリシロキサン、及びこれ
らの混合物から選択される。速乾性組成物の更に一層好ましいポリマーはポリウ
レタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ウレタン−アクリルコポリマー、スチ
レン−アクリルコポリマー及びこれらの混合物から選択される。速乾性組成物中
で使用するのに最も好ましいポリマーはポリウレタンである。 速乾性組成物中
で使用するのに最も好ましいポリウレタンはSancure 2710(登録商標)及び
/又はAvalure UR445(登録商標)である。これらポリマークラスの各々の好
ましいタイプ及びそれらの例は本明細書で上記されている。
【0049】 上記速乾性組成物中で使用するのに好ましいポリアクリル、ポリメタクリル及
びスチレン−アクリルコポリマーは、約−30℃から約+60℃まで、更に好ま
しくは約−20℃から約+20℃までのガラス遷移温度(Tg)、調和平均方程式
(A.W. Neumann及びR.J. Good、Surface and Colloid Science、2巻、R.J. Goo
d及びR.R. Stromberg編集、Plenum Press(1979年)によって記載されてい
るWilhelmy Techniqueで求められるような)に従って計算される約32mJ/m2
ら約43mJ/m2までの表面エネルギー及び/又は約0.19から約0.29まで
の極性を有しているものである。
【0050】 速乾性組成物中で使用するのに最も好ましいポリアクリル及びポリメタクリル
にはGlascol LS20、Glascol C37、Joncryl(登録商標)95及びSCX−19
65が挙げられる。 速乾性組成物がベースコートとして使用される場合、トップコート組成物及び
/又は中間コート組成物と共に、好ましくはキットとして速乾性組成物を使用す
るのが好ましい。好ましいトップコート及び中間コートを以下の本明細書で説明
する。
【0051】B.トップコート組成物 本明細書で使用するとき、「トップコート組成物」は、哺乳動物の爪に適用す
るのに適している組成物であって、ネールポリッシュの1つの層であるトップコ
ートを形成する。上記トップコート組成物は、好ましくは、そのうちの1つは本
発明の速乾性組成物から形成された層である1以上のその前の層に接して適用さ
れるか、又は適用される。トップコート組成物は、より好ましくは1つ又は2つ
の、好ましくは1つ(ベースコート)、より好ましくは2つ(ベースコートと中
間コート)の、前の層に接して適用し、ベースコートは本発明の速乾性組成物か
ら形成されている。
【0052】 理論によって限定されるようには意図していないが、これらのトップコートは
硬さ、強靭さ、耐久性、剛性及び欠け抵抗性によって環境的なストレッサーをそ
らせるので、長期耐久性にさらに利益を与えると考えられる。
【0053】 本発明のトップコート組成物は皮膜形成ポリマー、液体希釈剤及び任意に、本
明細書に記載されているような他の適当な構成成分を含んでいる。
【0054】 上記トップコート組成物の皮膜形成ポリマーは好ましくは溶剤系又は水系のど
ちらかであり、そして好ましくは水不溶性である。トップコート組成物用の好ま
しい皮膜形成ポリマーは約+20℃から約+100℃まで、更に好ましくは約+
30℃から約+80℃までのガラス遷移温度(Tg)を有している。
【0055】 本発明のトップコート組成物の好ましい皮膜形成ポリマーはポリウレタン、ポ
リアクリル、ポリメタクリル、スチレン−アクリルコポリマー、セルロース系ポ
リマー、ポリエステル、ビニルアセテートポリマー、ポリシロキサン、ポリスチ
レン−ポリアクリル混合物、シロキサン−ウレタンコポリマー、ポリウレタン−
ポリメタクリル混合物、シリコン−アクリルコポリマー及びこれらの混合物から
選択される。トップコート組成物の更に好ましい皮膜形成ポリマーはセルロース
系ポリマー、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ポリシロキサン、
及びこれらの混合物から選択される。トップコート組成物の更に一層好ましい皮
膜形成ポリマーはポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ポリスチレン
−ポリアクリル混合物、スチレン−アクリルコポリマー、シロキサン−ウレタン
コポリマー、セルロース系ポリマー、ポリエステル、ポリウレタン−ポリメタク
リル混合物、シリコン−アクリルコポリマー、ビニルアセテートポリマー、及び
これらの混合物から選択される。トップコート組成物の最も好ましい皮膜形成ポ
リマーはポリアクリル及びポリウレタン−セルロース系ポリマー混合物である。
トップコート組成物に使用するのに最も好ましいポリアクリルはDuraplus 2(
登録商標)である。これらポリマークラスの各々の好ましいタイプ及びそれらの
例は、本明細書の上記で言及されている。
【0056】 好ましい溶剤系皮膜形成ポリマーには、ポリウレタン−ポリメタクリル混合物
、ポリウレタン−セルロース系ポリマー混合物、ポリウレタン、ポリアクリル、
ポリメタクリル、シリコン−アクリルコポリマー及びこれらの混合物、更に好ま
しくはポリアクリル及びポリウレタン−セルロース系ポリマー混合物、そして最
も好ましくはポリアクリルが含まれる。
【0057】 上記トップコート組成物の皮膜形成ポリマーが溶剤系である場合、このトップ
コート組成物は好ましくは、組成物の重量で、約1%から約50%まで、更に好
ましくは約10%から約25%までの皮膜形成ポリマー(ポリマー固形物)を含
んでいる。上記溶剤系ポリマーを含んでいるトップコート組成物は好ましくは、
組成物の重量で、約50%から約99%まで、更に好ましくは約75%から約9
0%までの揮発性有機溶剤を更に含んでいる(本明細書で上記されているような
)。
【0058】 上記トップコート組成物が溶剤系皮膜形成ポリマーを含んでいる場合、好まし
い任意の構成成分には増粘剤、可塑剤、顔料又は染料、樹脂及び滑り補助剤が含
まれる。
【0059】 好ましい水系皮膜形成ポリマーはポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリ
ル、スチレン−アクリルコポリマー、シロキサン−ウレタンコポリマー及びこれ
らの混合物から選択される。更に好ましい水系皮膜形成ポリマーはポリアクリル
及びスチレン−アクリルコポリマーから選択され、そして最も好ましい水系皮膜
形成ポリマーはポリアクリルである。
【0060】 上記トップコート組成物の皮膜形成ポリマーが水系である場合、このトップコ
ート組成物は好ましくは、組成物の重量で、約1%から約40%まで、更に好ま
しくは約5%から約30%まで、そして最も好ましくは約10%から約25%ま
での皮膜形成ポリマー(ポリマー固形物)を含んでいる。
【0061】 上記水系ポリマーを含んでいるトップコート組成物は好ましくは合着剤を更に
含んでいる。好ましくは、上記水系ポリマーを含んでいるトップコート組成物は
、組成物の重量で、約0.1%から約30%まで、更に好ましくは約1%から約
20%までの合着剤を含んでいる。好ましくは、水系皮膜形成ポリマー対合着剤
の比率は約1:1から約4:1までである。
【0062】 上記トップコート組成物が水系皮膜形成ポリマーを含んでいる場合、他の好ま
しい任意構成成分には可塑剤、滑り補助剤(特にワックス及びシロキサン含有界
面活性剤)、増粘剤及び顔料又は染料が含まれる。水系皮膜形成ポリマーを含ん
でいるトップコート組成物はまた任意に、組成物の重量で、約50%まで、更に
好ましくは約5%から約40%まで、そして最も好ましくは約10%から約30
%までの揮発性有機溶剤を含有していることができる。好ましい有機溶剤は本明
細書で上記されている。
【0063】 上記トップコート組成物が水系ポリマーを含んでいる場合、この組成物の残り
のものは実質的に水である。
【0064】 本発明のトップコート組成物の皮膜形成ポリマーは架橋ポリマーであることが
できる。本発明者は驚いたことに、架橋している皮膜形成ポリマーが、例えば、
欠け抵抗性及び優れた硬さを含む、トップコート組成物及びトップコートに対し
て特に有利な特性を提供することを見いだした。架橋は上記組成物それ自体でか
又は適用及び皮膜形成後のどちらかで生起することができる。しかしながら、本
明細書で使用するとき、組成物中で実際には架橋していないが、塩基性部分(本
明細書に記載されているような)の存在により架橋となり得るポリマー(即ち、
「架橋性」ポリマー)を本明細書では架橋ポリマーと称する。
【0065】 本明細書で使用するとき、「架橋ポリマー」は、それ自体で分子内的に、そし
て/又は1以上の他のポリマーと分子間的にイオン結合しているポリマーであり
、その際この結合は金属イオンと上記ポリマーを構成する塩基性部分との間のイ
オンブリッジによって形成される。架橋ポリマーは好ましくは分子間結合である
。適当な金属イオンには、+2、+3、+4又はそれより高い酸化状態を有する
ものが含まれ、そしてこれらは水に可溶性である。好ましい金属イオンは、Zn +2 、Mg+2、Ca+2、Fe+2、Fe+3、Al+3、Mn+2、Co+2、及びNi+2
ら選択される。更に好ましい金属イオンは、Zn+2、Mg+2、Ca+2、Fe+2
Fe+3、及びAl+3から選択される。最も好ましい金属イオンはZn+2である。
【0066】 本明細書において塩基性部分は、負に荷電しているか又はそうでない場合塩基
性である。これらの塩基性部分は皮膜形成ポリマー主鎖中に存在しているか又は
それに懸垂している。好ましい塩基性部分はカルボキシレート、スルホネート、
スルフェート、ホスフェート、ホスホネート、ヒドロキシメート、ボレートエス
テル、イミダゾール、α−チオケトン、チオ酸及びアルキルアミンから選択され
る。更に好ましい塩基性部分はカルボキシレート、スルホネート、スルフェート
、ホスフェート、ホスホネート及びアルキルアミンから選択される。更に一層好
ましい塩基性部分はカルボキシレート、スルホネート、スルフェート、ホスフェ
ート及びホスホネートから選択される。最も好ましい塩基性部分はカルボキシレ
ートである。
【0067】 最も好ましい架橋性ポリマーはポリアクリル、ポリメタクリル、スチレン−ア
クリルコポリマー、スチレン−メタクリルコポリマー及びこれらの混合物から選
択される。架橋ポリマーは商業的に入手することができる(例えば、Duraplus
2(登録商標))。或いは、架橋ポリマーは懸垂塩基性部分を含んでいるポリマ
ーを入手するか又は合成し、そしてこのポリマーに、例えば酸化亜鉛溶液(Zinc
Oxide Solution)#1(約15%の金属イオン固形物を含有しており、S.C. Jo
hnson & Sons, Inc.から商業的に入手可能)又はバコート(Bacote)20(Mag
nesium Elektron, Inc.、ニュージャージー州フレミントン、から商業的に入手
可能)のような金属イオン溶液を添加することによって製造することができる。
金属イオン溶液を添加する場合には、この溶液は上記皮膜形成ポリマー上に存在
する利用可能な塩基性部分と実質的に完全に反応するのに十分な量で添加する。
好ましくは、上記組成物中に存在するポリマー固形物に対する金属イオン固形物
の量は、該組成物の重量で、約0.2%から約0.7%まで、更に好ましくは約
0.3%から約0.6%まで、そして最も好ましくは約0.4%から約0.5%
までである。
【0068】 上記皮膜形成ポリマーが架橋している場合、このポリマーは最も好ましくは水
系である。
【0069】 トップコートが架橋ポリマーを含んでいる場合、このトップコートは、上記膜
から金属架橋イオンを選択的に引き出して皮膜を破壊するキレート化剤溶液で洗
浄処理して爪から除去することができる。適当なキレート化剤溶液は使用する金
属イオンのタイプに基づいて選択する。例示的な溶液には、例えば、エチレンジ
アミンジコハク酸の水溶液が挙げられる。
【0070】C.中間コート組成物 本明細書で使用するとき、「中間コート組成物」は、哺乳動物の爪に適用して
マニキュアの一つの層である中間コートを形成するのに適する組成物である。中
間コートは好ましくは、その前の層、ベースコート又は別の中間コートのどちら
かに、最も好ましくはベースコートに接して適用し、その前の層は好ましくは本
発明の速乾性組成物から形成される。1つ以上のその後の層は中間コート組成物
によって形成された層に適用される。好ましくは、トップコートは中間コート組
成物によって形成された層に接して適用される。
【0071】 上記ベースコートと上記トップコートの物理的及び/又は機械的特性間に顕著
な差異が存在する場合、中間コートの使用が好ましい。例えば、中間コートは好
ましくは、柔軟なベースコートと強固なトップコート間のストレスを和らげ、そ
して/又は色を提供する。
【0072】 本発明の中間コート組成物は皮膜形成ポリマー、液体希釈剤及び任意に、本明
細書に記載されているような他の適当な構成成分を含んでいる。中間コート組成
物用の好ましい任意構成成分は可塑剤、顔料及び染料から選択される。
【0073】 中間コート組成物は好ましくは、組成物の重量で、約10%から約25%まで
、更に好ましくは約10%から約18%までの皮膜形成ポリマー、約60%から
約85%まで、更に好ましくは約60%から約80%までの揮発性有機溶剤(本
明細書で上記されているような)、及び好ましくは0%から約13%まで、更に
好ましくは約5%から約13%まで、そして最も好ましくは約6%から約12%
までの可塑剤を含んでいる。
【0074】 上記中間コート組成物を構成している皮膜形成ポリマーはセルロース系ポリマ
ー、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ポリシロキサン及びこれら
の混合物から選択される。更に好ましい皮膜形成ポリマーはポリアクリル及びセ
ルロース系ポリマーであり、セルロース系ポリマーが最も好ましい。これらポリ
マークラスの各々の好ましいタイプ及びこれらの例は本明細書で上記されている
【0075】 中間コート組成物用の好ましいポリアクリルは、疎水性でありそして/又は約
−10℃から約+30℃までのガラス遷移温度(Tg)を示すものである。上記
ポリアクリルが約+30℃より高いTgを有している場合、上記中間コート組成
物は好ましくは可塑剤を含んでいる。 中間コート組成物として使用するのに適している例示的な組成物は、例えば、
マックスファクター(Max Factor)(登録商標)又はカバーガール(Cover Girl
)(登録商標)の商品名で市販されているもののように、商業的に入手可能であ
る。
【0076】任意の成分 本発明の組成物は、ネールポリッシュとしてのこれら組成物の性能を高めるた
めに、追加的な任意構成成分を独立に含むことができる。例えば、消泡剤、緩衝
液、キレート化剤、合着剤、分散化剤、染料、エポキシ類、充填剤、顔料、保存
剤、樹脂、治療剤及び予防剤、増粘剤、ワックス添加物、湿潤化剤等を本発明の
組成物に含めることができる。このような任意構成成分は分散させるか、溶解す
るか、又はそうではない場合、上記組成物のキャリア及び/又は液体希釈剤中に
混合することができる。上記組成物やキットから形成される皮膜の長期耐久性を
実質的に妨害さえしなければ、このような成分を本発明の組成物に加えることが
できる。任意構成成分の非限定例を以下に示す。
【0077】合着剤 合着剤は、最も好ましくは皮膜形成ポリマーが水系である場合、皮膜形成を高
めるために任意に上記組成物に添加することができる。このような合着補助剤は
当該技術分野で知られており、そして典型的にはグリコールエーテル又はグリコ
ールエーテルエステル、例えば、C1〜10直鎖又は分枝鎖アルキルグリコールア
ルキルエーテル、C1〜10直鎖又は分枝鎖アルキルエーテルアセテート、ジ−C1 〜10 アルキルエーテルアセテート及びC1〜10アルキルグリコールフェニルエー
テルである。好ましい合着補助剤には、例えば、エチレングリコールエーテル(
例えば、Dowanol EB(登録商標)、Dow Chemical Co.から商業的に入手可能)
、ジエチレングリコールエーテル、トリエチレングリコールエーテル、プロピレ
ングリコールエーテル(例えば、Dowanol PnP(登録商標)、Dow Chemical Co.
)、ジプロピレングリコールエーテル(例えば、Dowanol DPnP(登録商標)、Do
w Chemical Co.)、トリプロピレングリコールエーテル、テルペン、樟脳、メ
チルセルソルブ、ブチルセルソルブ、ヘキシルセルソルブ、メチルカルビトール
、ブチルカルビトール及びジブチルフタレートが挙げられる。
【0078】 好ましくは、組成物は、組成物の重量で、0%から約10%まで、更に好まし
くは約0.1%から約10%までの合着剤を含む。
【0079】顔料又は染料 顔料及び他の適当な着色剤、例えば染料を上記組成物中に組み入れることがで
きる。適当な顔料は、例えば、食品医薬品及び化粧品(FD&C)並びに医薬品及び
化粧品(D&C)用色素、レーキ、並びに酸化鉄として知られている無機又は有機
顔料である。このような顔料はC.T.F.A.、Cosmetic Ingredient Handbook、第1
版、1988年に開示されている。有機顔料には、例えば、医薬品及び化粧品用
赤色10、11、12及び13号、医薬品及び化粧品用赤色7号、医薬品及び化
粧品用赤色5及び6号、医薬品及び化粧品用赤色30及び34号、医薬品及び化
粧品用黄色5号及び医薬品及び化粧品用赤色2号のようなラッカー、並びにグア
ニンが挙げられる。無機顔料には、例えば、二酸化チタン、オキシ塩化ビスマス
、褐色酸化鉄、及び赤色酸化鉄が挙げられる。
【0080】 好ましくは、本発明の組成物は、組成物の重量で、0%から約5%まで、更に
好ましくは0%から約2%まで、そして最も好ましくは0%から約1%までの顔
料又は染料を含んでいる。
【0081】可塑剤 理論によって限定されるようには意図していないが、可塑剤は組成物を一層容
易に変形するようにさせる。1種以上の可塑剤を本発明の組成物に任意に添加す
ることができる。適当な可塑剤には、イーストマン・ケミカル・カンパニー(Ea
stman Chemical Co.)に譲渡されたチェン(Chen)他のWO97/00664に
開示されているものが含まれる。適当な可塑剤にはフタレート、非イオン界面活
性剤ポリマー、樟脳、ひまし油、スクロースアセテートイソブチレート、アルキ
ルトルエンスルホンアミド、例えば、エチルトルエンスルホンアミド(例えば、
Uniplex PX−45、Unitex Chemical Corp.、ノースカロライナ州グリーンボロ
、から商業的に入手可能)、並びにポリエステル酸誘導体(例えば、Uniplex 6
70P、Unitex Chemical Corp.から商業的に入手可能)、特にポリエステルジ
−及びトリ−酸が挙げられる。好ましい可塑剤にはジエチルフタレート、ジブチ
ルフタレート、ジオクチルフタレート、ジエチルタルトレート、ジブチルタルト
レート、ジエチルホスフェート、ジブチルホスフェート、ポリエステルセバケー
ト、例えばパラプレックス(Paraplex)G−25(登録商標)(C.P. Hall、
イリノイ州ベッドフォードパーク、から商業的に入手可能)、ポリエステルアジ
ペート、例えばParaplex G−50(登録商標)(C.P. Hall)、及びテグマー
(Tegmer)(登録商標)(C.P. Hall)として入手可能なテトラエチレングリ
コールジ−2−エチルヘキソエートが挙げられる。最も好ましい可塑剤にはジブ
チルフタレート、Paraplex G−25(登録商標)、Paraplex G−50(登録商
標)、樟脳、ユニプレックス(Uniplex)PX−45及びTegmer(登録商標)が含
まれる。
【0082】 組成物は好ましくは、組成物の重量で、0%から約15%まで、更に好ましく
は0%から約10%まで、そして最も好ましくは0%から約5%までの可塑剤を
含む。
【0083】保存剤 上記組成物中の微生物増殖を予防し、阻止し、又は遅延させるために、1種以
上の保存剤を本発明の組成物に任意に添加することができる。好ましい保存剤に
はメチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ベンジルアルコール、
安息香酸、ベンゾエート(好ましくは、安息香酸ナトリウム)、ソルベート(好
ましくは、ソルビン酸カリウム)、デヒドロ酢酸ナトリウム、1−(3−クロロ
アリル)−3,5,7−トリアザ−1−アゾニアアダマンタンクロリド(これは
、Quaternium−15(登録商標)としてDow Chemical Co.、ミズーリー州ミッ
ドランド、から商業的に取得することができる)、95%1,3−ジメチロール
−5,5−ジメチルヒダントインと5%3−ヨード−2−プロピニルブチルカル
バメートの混合物(この混合物はGlydant Plus(登録商標)としてLonza, Inc.
、ニュージャージー州フェアローン、から商業的に入手可能である)、1,3−
ジメチロール−5,5−ジメチルヒダントイン(Glydant(登録商標)としてLon
za, Inc.から商業的に入手可能)、ジアゾリジニルウレア(Germall II(登録
商標)としてSutton Laboratories、ニュージャージー州チャッサム、から商業
的に入手可能)、イミダゾリジニルウレア(Germall 115(登録商標)として
Sutton Laboratoriesから商業的に入手可能)、フェノキシエタノール及びカー
ソン(Kathon)(登録商標)(Rohm and Haas Co.、ペンシルベニア州フィラデ
ルフィア、から商業的に入手可能)が挙げられる。最も好ましい保存剤にはメチ
ルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ベンジルアルコール、安息香
酸、ベンゾエート(好ましくは、安息香酸ナトリウム)、ソルベート(好ましく
は、ソルビン酸カリウム)及びデヒドロ酢酸ナトリウムが含まれる。
【0084】 組成物は好ましくは、組成物の重量で、0%から約10%まで、更に好ましく
は0%から約5%まで、そして最も好ましくは0%から約1%までの保存剤を含
む。
【0085】樹脂 例えば、エポキシ類及びポリアクリル酸類を含む樹脂は、任意に添加すること
ができる。適当な樹脂の例にはポリテックス(Polytex)E75(登録商標)(Es
tron Chemical, Inc.、ケンタッキー州カルバートシティ、から商業的に利用可
能)及びアクリロイド(Acryloid)B66(登録商標)(Rohm and Haas、ペンシ
ルベニア州フィラデルフィア、から商業的に入手可能)が挙げられる。 組成物は好ましくは、組成物の重量で、0%から約15%まで、更に好ましく
は約0.5%から約10%までの樹脂を含んでいる。
【0086】滑り補助剤 滑り補助剤は、表面摩擦、耐水性、擦過抵抗性、及び機械的特性を改善するた
めに任意に添加することができる。使用できる滑り補助剤には、例えば、動物、
化石、植物、鉱物又は合成ワックスを含むワックス添加剤が挙げられる。好まし
いワックス添加剤にはミツロウ、イナゴマメ、カンデリラ、オゾケライト、ポリ
エチレンワックス、パラフィンワックス、ポリプロピレンワックス、ポリテトラ
フルオロエチレン(Teflon(登録商標)としてDuPont、デラウェア州ウィルミン
トン、から商業的に入手可能)、ナイロン、及びポリアミドが含まれる。詳細に
は、好ましいワックス添加剤にはジョンワックス(Jonwax)(登録商標)26(
S.C. Johnson Polymer、ウィスコンシン州スターテバント、から商業的に入手
可能)、ジョンワックス(Jonwax)(登録商標)120(S.C. Johnson Polym
er)、ケムコア(Chemcor)325N35、ケムコア43N40、グラスワック
ス(Glaswax)(登録商標)E−1(Allied Colloids、バージニア州サフォーク
、から商業的に入手可能)、グラスワックス(Glaswax)(登録商標)E−123
5(Allied Colloids)、ドレワックス(Drewax)(登録商標)E−3030(As
hland Chemical、ニュージャージー州ブーンタウン、から商業的に入手可能)、
ドレワックス(Drewax)(登録商標)E−7030(Ashland Chemical)、ラン
コ(Lanco)(登録商標)PP1362D(Lubrizol、オハイオ州ウィッヒリフェ
、から商業的に入手可能)、ランコ(Lanco)(登録商標)A1601(Lubrizol
)及びランコ(Lanco)(登録商標)TF1780(Lubrizol)が挙げられるが、
これらに限定されない。
【0087】 他の滑り補助剤には、ポリエーテルとポリシロキサンのコポリマーのようなシ
リコンを含有する材料が含まれる。このような滑り補助剤の例には、例えば、グ
ライド(Glide)450及びエイビル(Abil)B−8830(これらは共に、Gold
schmidt Chemical、バージニア州ホープウェル、から商業的に入手可能である)
が挙げられる。
【0088】 本発明の組成物は好ましくは0%から約10%まで、更に好ましくは約0.1
%から約10%まで、更に一層好ましくは約0.5%から約8%まで、そして最
も好ましくは約0.5%から約3%までの滑り補助剤を含んでいる。
【0089】安定化剤 例えば、顔料が沈着するのを防ぐため又は所望の適用特性を達成するために、
1種以上の安定化剤を本発明の組成物に添加することができる。好ましくは、安
定化剤は、溶剤系皮膜形成ポリマーを含んでいる組成物に添加される。好ましい
安定化剤にはクレイ、例えば、ステアラルコニウムベントナイト(ベンジルジメ
チルステアリルアンモニウムベントナイト)及びステアラルコニウムヘクトライ
ト(ベンジルジメチルステアリルアンモニウムヘクトライト)(Rheox, Inc.、
ニュージャージー州ハイツタウン、から商業的に入手可能)のような有機的に修
飾されたベントナイト及びヘクトライトが挙げられる。
【0090】 安定化剤を添加する場合、上記組成物は好ましくは、組成物の重量で、約0.
25%から約3%まで、なお更に好ましくは約0.25%から約2.5%まで、
そして最も好ましくは約1%から約2%までの安定化剤を含む。
【0091】治療剤及び予防剤 爪の更なるケアや保護のために、治療剤及び/又は予防剤、例えば、ビタミン
、タンパク質、抗真菌剤及び抗微生物剤、並びにサンスクリーン剤(UV−A、UV
−B、及び広範囲スペクトルの太陽フィルターを含む)を本発明組成物に任意に
添加することができる。
【0092】増粘剤 増粘剤は、所望のレオロジーや適用特性を達成するために本発明組成物及び皮
膜に任意に添加することができる。好ましくは、増粘剤は上記組成物が水系皮膜
形成ポリマー又は少なくとも4%の水を含んでいる場合に使用される。好ましい
増粘剤にはヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチ
ルセルロース及び他の慣用のセルロース系ポリマー、アキュリン(Aculyn)(登
録商標)44(Rohm & Haas、ペンシルベニア州フィラデルフィア、から商業的
に入手可能)を含む会合性増粘剤(例えば、疎水的に修飾したセルロース系ポリ
マー、非イオン性ウレタン及びアルカリ膨潤性ウレタン)、クレイ(例えば、ラ
ポナイト及び親水性モントモリロナイト(Bentone(登録商標)としてRheox、ニ
ュージャージー州ハイツタウン、から商業的に入手可能))、並びに天然ゴム及
びゴム質(例えば、グァーガム、名称Jaguar(登録商標)C−13−SでRhone−P
oulenc、コネチカット州シェルトン、によって販売されている四量体化グァーガ
ム、ヒドロキシプロピルグァーガム、アラビアゴム、カロブゴム、カラギーナン
及びキサンタンガム)が挙げられる。
【0093】 本発明の組成物は好ましくは、組成物の重量で、0%から約10%まで、更に
好ましくは約0.1%から約10%まで、そして更に一層好ましくは約0.1%
から約5%までの増粘剤を含む。
【0094】本発明の好ましいキット 本発明のキットは2以上の分離されそして別個の組成物、最も好ましくは2つ
又は3つの分離されそして別個の組成物で構成される。本発明のキットは、好ま
しくはベースコートである速乾性組成物、及び好ましくは中間コート組成物、及
び/又はトップコート組成物で構成される。更に好ましくは、上記キットは速乾
性組成物、トップコート組成物及び任意に、中間コート組成物で構成される。
【0095】 2つの分離されそして異なる組成物を有する好ましいキット(「キット1」)
は速乾性組成物及びトップコート組成物を含む。キット1の速乾性組成物は皮膜
形成ポリマー、好ましくは、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、ウ
レタン−アクリルコポリマー、スチレン−アクリルコポリマー及びこれらの混合
物から選択される水不溶性ポリマーを含んでいる。キット1のトップコート組成
物は皮膜形成ポリマー、好ましくは、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタク
リル、ポリスチレン−ポリアクリル混合物、スチレン−アクリルコポリマー、シ
ロキサン−ウレタンコポリマー、セルロース系ポリマー、ポリエステル、ポリウ
レタン−ポリメタクリル混合物、シリコーン−アクリルコポリマー、ビニルアセ
テートポリマー及びこれらの混合物から選択される水不溶性ポリマーを含む。
【0096】 3つの分離されそして異なる組成物を有するもう1つの好ましいキット(「キ
ット2」)はキット1で記載したような速乾性組成物とトップコート組成物を含
み、そして更に中間コート組成物を含む。キット2の中間コート組成物は皮膜形
成ポリマー、好ましくは、セルロース系ポリマー、ポリウレタン、ポリアクリル
、ポリメタクリル、ポリシロキサン及びこれらの混合物から選択される水不溶性
ポリマーを含んでいる。
【0097】 2つの分離されそして異なる組成物を有するもう1つの好ましいキット(「キ
ット3」)は速乾性組成物及びトップコート組成物を含む。キット3の速乾性組
成物は皮膜形成ポリマー、好ましくは、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタ
クリル、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレン−アクリルコポリマー及びこ
れらの混合物から選択される水不溶性ポリマーを含む。キット3のトップコート
組成物は皮膜形成ポリマー、好ましくは、セルロース系ポリマー、ポリウレタン
、ポリアクリル、ポリメタクリル、ポリシロキサン及びこれらの混合物から選択
される水不溶性ポリマーを含んでいる。
【0098】製造及び使用方法 本発明の組成物は慣用の処方及び混合技術を使用して製造される。ネイルポリ
ッシュの層は、当該技術分野で通常使用されている標準的なブラシアプリケータ
ーを使用して哺乳動物の爪に組成物を標準的に適用し、そして実質的に乾燥した
層を形成させるために十分な液体希釈剤を除去して(揮発物質を、最も好ましく
は周囲圧及び温度で、蒸発させて)作ることができる。本発明の多層皮膜は、そ
の前の層に接して1つ以上の追加的な組成物を標準的に適用することによって、
同様な態様で作られる。このような適用は当該技術分野で良く知られている。
【0099】 本発明には、1以上の層からなるネイルポリッシュ皮膜で哺乳動物の爪を被覆
する方法が含まれる。方法は以下のステップを含む: (i)速乾性組成物を爪に接して適用すること;及び (ii)速乾性組成物から十分な液体希釈剤を除去して、実質的に乾燥したベー
スコートを形成すること。
【0100】 本発明のもう1つの方法はさらに以下のステップを含む: (iii)ベースコートに皮膜形成ポリマー及び液体希釈剤を含む第2の組成物
(好ましくは中間コート組成物又はトップコート組成物)を適用すること; (iv)第2の組成物から十分な液体希釈剤を除去して、実質的に乾燥した層を
形成すること; (v)第2の組成物から形成された層に、任意に皮膜形成ポリマー及び液体希
釈剤を含む第3の組成物(好ましくはトップコート)を適用すること;及び (vi)第3の組成物から十分な液体希釈剤を除去して、実質的に乾燥した層を
形成すること。
【0101】速乾性組成物の特性 本発明の速乾性組成物は、5%希釈剤含有時間及び/又は初期勾配によって表
される特定された乾燥特性を有する。それが有機溶剤であれ、水であれ、その混
合物であれ、液体希釈剤でもたらされるネイルポリッシュのいかなるものも乾燥
は重要な工程である。本発明の速乾特性を有する組成物は、例えば、当業界で既
知の水系ネールポリッシュ及び水を含むネールポリッシュに比べて、改善された
均展性、硬化、及び接着性を提供することが見い出された。本発明の組成物は以
下を示す: (a)約38分未満、より好ましくは約36分未満、さらにより好ましくは約
34分未満、及び最も好ましくは約32分未満の5%希釈剤含有時間;及び/又
は (b)5%希釈液含有時間が約44分未満で且つ約2.25より大きい、より
好ましくは約2.75より大きい、及び最も好ましくは約3.00より大きい本
明細書の方法で特定される初期勾配。
【0102】 5%希釈剤含有時間はネールポリッシュが乾燥する速度を定量化し、以下の方
法で測定される。 ネールポリッシュが乾燥し、皮膜を形成する際に、制御された条件下で時間の
関数として重量を測定する。幅18.5cm、奥行き16cm、高さ23cmで全体が
格納され、両側をスライド式の戸で開閉できる、メトラーAE160型天秤計り(
スイス、グライフェンスのメトラー・トラド社から市販されている)(又は同等
物)を用いて、ネールポリッシュ試料を中に入れ、試料の重量を測定する。天秤
計りによって、少数点以下第4位(一万分の1グラム)までのグラムで重量を測
定する。円形の計り皿に同心となるように収納箱のフタに穴を開け、それに直径
3/8インチのナルゲン(Nalgene)(登録商標)チューブ(ニューヨーク州、ロ
チェスターのナルゲ・カンパニーから市販)(又は同等物)を通す。ナルゲン(
登録商標)チューブの端に、内径8ミリメータまで出口端で徐々に開いているノ
ズルを挿入する。その位置にしっかり止めるのに好都合なものならいかなるもの
によってでもよいが、ノズルの底部を天秤計り皿の面から65ミリメータ上のと
ころに吊るす。ナルゲン(登録商標)チューブのもう一方の端は、気流の測定・
計測装置の流出部に連結し、装置は流入口で乾燥窒素供給タンクに接続され、そ
れには圧力制御装置も入れてよい。天秤計りは、シリアルポートを介してコンピ
ュータに接続し、それには、実験開始から60秒毎に天秤計りから出力するアス
キー情報を収集するソフトウエアが入っている。従って、この装備によって重量
は自動的に測定される。別の方法として、天秤計りの表示を操作者が読むことに
よって手動で重量を測定することもできる。
【0103】 一方の面に接着させた抑留リングを有する長さ3インチ幅1インチの標準顕微
鏡スライドの上で試料を乾燥させる。抑留リングは、バイテック・アドヘシブ・
テフロン(登録商標)紙(デラウェア州、ウィルミントンのデュポンから市販)
(又は同等物)から好適に調製する。一定の直径、すなわち、内径7/8インチ
及び外径1インチにリングを切断し、それによって一方を接着する1/8インチ
幅のリングを作る(例えば、内径7/8インチ及び外径1インチを有する金属ス
タンプを用いて)。手で押すことによって顕微鏡スライドの真ん中にリングを接
着する。
【0104】 乾燥速度の測定を開始するために、すべての装置のスイッチをオンにし、気流
の流速を1.2L/分に調整する。測定するために、顕微鏡スライドをテフロン(
Teflon)(登録商標)リングで調製し、天秤計りに載せ、スライドを載せた状態
で天秤計りの目盛をゼロに合わせ、規定どおり気流を流し、天秤計りの戸を閉め
る。ゼロ点調整を行った後、スライドを天秤計りから外し、平坦な面に試料を載
せる。400μLのネールポリッシュ試料を、例えば、コンビチップを付けた微
量ピペットを用いて、スライドの真ん中に載せる。試料の粘度が低い場合、試料
は自然に広がって容器のリング領域全体を満たす。試料がそうはならない場合、
コンビチップの先端を用いて最終的にテフロン(Teflon)(登録商標)リングの内
側端まで均等に素早く広げる。次いで、天秤計りの所定の位置に素早くスライド
を置き、戸を閉め、重量情報の収集を開始するようにコンピュータに指示する。
試料を顕微鏡スライドに載せてから重量情報の収集を開始するまでの経過時間は
10秒未満でなければならない。60秒毎に重量情報を収集しながら、実験を5
時間継続する。
【0105】 上のようにデータを収集した後、各時点(各60秒間隔又は「時間t」)にお
ける重量損失率(PWL)を以下の式により算出する:
【数1】
【0106】 各時点における重量損失百分率を時間に対してプロットする。t=0分からt
=5分までで収集した6つのデータ点を含む隣り合ったデータに対する線形最小
二乗回帰を行い、初期勾配(1分間当たりの重量損失率)を定める。急勾配(大
きな数)であればあるほど、乾燥の初期段階においてネールポリッシュが早く乾
燥することを示す。乾燥の後期段階における乾燥の完全さを定量するために、ネ
ールポリッシュ中に5%の残存溶剤が残る時点を測定する(5%残存溶剤含有点
)。この5%残存溶剤含有点は、乾燥する前に、調べるネールポリッシュ組成物
に存在する全固形分の比率(組成物情報から判る、又は真空乾燥で別に調べても
よい)に5%を加えたものとして定義される。5%残存溶剤含有点は、重量損失
百分率軸の上にある。5%希釈剤含有時間は、その5%残存溶剤含有点に相当し
、線形補間法によって求められる。
【0107】
【実施例】
以下の実施例は、本発明の範囲内の実施態様を更に記載しそして説明するもの
である。これらの実施例は単に説明の目的だけで示されており、そして本発明の
精神及び範囲から逸脱することなく本発明の多数の改変が可能であるので、本発
明を限定するものとして解釈されるべきではない。 以下の本明細書における実施例では、ポリマー成分のパーセンテージはすべて
固体ポリマーの重量%(全組成物を基にした)で表す。
【0108】実施例1A〜1D 実施例1A〜1Dの組成物は、本発明の速乾性組成物の代表例であり、好ましく
は、ベースコート組成物として爪に接して適用する:
【0109】
【表1】
【0110】実施例2A〜2E 実施例2A〜2Eの組成物は、トップコート組成物として使用するのに好適であ
り、本発明のベースコートに適用することもできる:
【0111】
【表2】
【0112】実施例3 以下の組成物は、ミッドコート組成物又はトップコート組成物のいずれとして
用いてもよい。
【0113】
【表3】
【0114】* 上記スラリーは、示された構成成分に加えて、上記処方中に示されている他の
構成成分(例えば、酢酸ブチルやイソプロパノールのような)を含有する。各構
成成分について示されたパーセントはその構成成分だけのパーセントである(例
えば、上記対照処方中で固形ニトロセルロースRS 1/4セカンド(秒)は、他
の構成成分を除いて7.05%の固形物値で存在する)。各スラリー中の他の構
成成分値は一緒に合わせ、そして上記で示した処方中に反映されている。例えば
、ニトロセルロースRS 1/4セカンド(秒)スラリー、ニトロセルロースRS 1
/2セカンド(秒)スラリー、クレイ及び赤色7号固形物中の酢酸ブチル濃度は
一緒に合わせ、そして酢酸ブチル構成成分について示したパーセントに反映され
ている。 **クレイは50/50(重量パーセント比)のステアラルコニウムヘクトライ
ト(ベンジルジメチルステアリルアンモニウムヘクトライト)/ステアラルコニ
ウムベントナイト(ベンジルジメチルステアリルアンモニウムベントナイト)固
形物である。
【0115】 実施例3の組成物は以下のように調製してもよい。全ての構成成分の重量を測
って、頭頂部空間が最小限の100グラムバッチを有する密閉性のジャーに一緒
に入れる。各々が直径3/16インチの6個のステンレススチール製ボールを加
える。慣用のペイント振とう器上で30分間混合する。慣用のネールポリッシュ
瓶に移す。
【0116】実施例4 2つの別々のネールポリッシュ組成物を含んでいるキットを調製する。組成物
は実施例1の速乾性組成物及び実施例2のトップコート組成物である。上記ベー
スコート組成物は、標準的なブラシアプリケーターを使用して哺乳動物の爪に接
して適用する。ベースコートが形成される。上記トップコート組成物は、標準的
なブラシアプリケーターを使用して上記ベースコートに接して適用する。このト
ップコート組成物は5分間かけてトップコートを形成させ、その結果2つの層を
有する皮膜が得られる。
【0117】実施例5 2つの別々のネールポリッシュ組成物を含んでいるキットを調製する。これら
の組成物は実施例1の速乾性ベースコート組成物とMax Factor(登録商標)イン
ターナショナル(International)(酢酸ブチル、酢酸エチル、ニトロセルロー
ス、トルエンスルホンアミドホルムアルデヒド樹脂、フタル酸ジブチル、トルエ
ン、イソプロパノール、樟脳、ベンゾフェノン、ステアラルコニウムヘクトライ
ト及びポリエステル樹脂を含む)のような慣用のネールポリッシュであるトップ
コート組成物である。上記ベースコート組成物は、標準的なブラシアプリケータ
ーを使用して哺乳動物の爪に接して適用する。ベースコートが形成される。上記
トップコート組成物は、標準的なブラシアプリケーターを使用して上記ベースコ
ートに接して適用する。このトップコート組成物は5分間かけてトップコートを
形成させ、その結果2つの層を有する皮膜が得られる。
【0118】実施例6 3つの別々のネールポリッシュ組成物を含むキットを調製する。これらの組成
物は、実施例1の速乾性ベースコート組成物、Max Factor(登録商標)インター
ナショナル(酢酸ブチル、酢酸エチル、ニトロセルロース、トルエンスルホンア
ミドホルムアルデヒド樹脂、フタル酸ジブチル、トルエン、イソプロパノール、
樟脳、ベンゾフェノン、ステアラルコニウムヘクトライト及びポリエステル樹脂
を含む)のような慣用のネールポリッシュである中間コート組成物及び実施例2
のトップコート組成物である。ベースコート組成物は、標準的なブラシアプリケ
ーターを使用して、哺乳類の爪に接して適用する。ベースコートが形成される。
上記中間コート組成物は、標準的なブラシアプリケーターを使用して上記ベース
コートに接して適用する。この中間コート組成物は5分間かけて層を形成させ、
その結果2つの層を有する皮膜が得られる。上記トップコート組成物は、標準的
なブラシアプリケーターを使用して上記中間コート組成物から形成される層に接
して適用する。このトップコート組成物は5分間かけてトップコートを形成させ
、3つの層を有する皮膜が得られる。
【0119】実施例7 2つの別々のネールポリッシュ組成物を含むキットを調製する。組成物は実施
例1の速乾性組成物及び実施例3で述べたようなトップコート組成物である。上
記ベースコート組成物は、標準的なブラシアプリケーターを使用して哺乳動物の
爪に接して適用する。ベースコートが形成される。上記トップコート組成物は、
標準的なブラシアプリケーターを使用して上記ベースコートに接して適用する。
このトップコート組成物は5分間かけてトップコートを形成させ、その結果2つ
の層を有する皮膜が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 スミス,エドワード デュウェイ ザ サ ード アメリカ合衆国オハイオ州、メーソン、マ ン−オー−ウォー、レーン 6880 (72)発明者 マイクルズ,アリス ジーン アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 フィドラーズ、グリーン、ロード 3080 Fターム(参考) 4C083 AB051 AB052 AB442 AC032 AC102 AC212 AC332 AC342 AC482 AD071 AD091 AD261 AD262 AD532 BB36 CC28 DD27 EE01 EE07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 哺乳類の爪のネールポリッシュとして使用するのに好適な速
    乾性組成物であって、 (a)皮膜形成水系ポリマー;及び (b)組成物に約38分未満の5%希釈剤含有時間を生じさせる、 (i)組成物の少なくとも約20重量%の揮発性有機溶剤、及び (ii)少なくとも約4重量%の水、で特徴付けられる液体希釈剤; を特徴とする速乾性組成物。
  2. 【請求項2】 約32分未満の5%希釈剤含有時間を示す請求項1記載の組
    成物。
  3. 【請求項3】 哺乳類の爪にネールポリッシュとして使用するのに好適な組
    成物であって、 (a)皮膜形成水系ポリマー;及び (b)組成物に約44分未満の5%希釈剤含有時間及び約2.25より大きい初
    期勾配を生じさせる、 (i)組成物の少なくとも約20重量%の揮発性有機溶剤、及び (ii)少なくとも約4重量%の水、で特徴付けられる液体希釈剤; を特徴とする組成物。
  4. 【請求項4】 ポリマーが、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル
    、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレン−アクリルコポリマー及びこれらの
    混合物からなる群から選択される水不溶性ポリマーである請求項1〜3のいずれ
    かに記載の組成物。
  5. 【請求項5】 約2.75より大きい初期勾配を示す請求項1〜4のいずれ
    かに記載の組成物。
  6. 【請求項6】 哺乳動物の爪にネールポリッシュとして使用するのに適して
    いるキットであって、このキットは2種以上の異なる組成物からなり、各組成物
    が、皮膜形成ポリマーと液体希釈剤を含み、組成物のうち少なくとも1つは請求
    項1〜5のいずれかに記載の速乾性組成物であるキット。
  7. 【請求項7】 速乾性組成物とトップコート組成物で特徴付けられるキット
    であって、 (a)速乾性組成物の水系ポリマーが、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタ
    クリル、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレン−アクリルコポリマー、及び
    それらの混合物から成る群から選択され; (b)トップコート組成物が、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタクリル、
    ポリスチレン−ポリアクリル混合物、スチレン−アクリルコポリマー、シロキサ
    ン−ウレタンコポリマー、セルロース性ポリマー、ポリエステル、ポリウレタン
    −ポリメタクリル混合物、シリコーン−アクリルコポリマー、ビニルアセテート
    ポリマー、及びそれらの混合物から選択される皮膜形成水不溶性ポリマーを含む
    ;請求項6記載のキット。
  8. 【請求項8】 速乾性組成物とトップコート組成物を含むキットであって: (a)速乾性組成物の水系ポリマーが、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリメタ
    クリル、ウレタン−アクリルコポリマー、スチレン−アクリルコポリマー、及び
    それらの混合物から成る群から選択され; (b)トップコート組成物が、セルロース系ポリマー、ポリウレタン、ポリアク
    リル、ポリメタクリル、ポリシロキサン、及びそれらの混合物から成る群から選
    択される皮膜形成水不溶性ポリマーを含む;請求項6又は7に記載のキット。
  9. 【請求項9】 セルロース系ポリマー、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリ
    メタクリル、ポリシロキサン及びこれらの混合物からなる群から選択される皮膜
    形成水不溶性ポリマーで特徴付けられる中間コート組成物により更に特徴付けら
    れる請求項6、7又は8のいずれかに記載のキット。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載のネールポリッシュ組成物
    又はキットで哺乳類の爪を被覆する方法であって: (i)爪に接して請求項1、2、3又は4のいずれかに記載の組成物を適用する
    工程;及び (ii)十分な液体希釈剤を組成物から除去して、実質的に乾燥した層を形成す
    る工程; (iii)任意的に第2の組成物を爪に適用する工程であって、該第2の組成物
    が皮膜形成ポリマー及び液体希釈剤で特徴付けられる工程; (iv)第2の組成物から十分な液体希釈剤を除去して、実質的に乾燥した層を
    形成する工程; (v)任意的に第3の組成物を爪に適用する工程であって、該第3の組成物が皮
    膜形成ポリマー及び液体希釈剤で特徴付けられる工程;及び (vi)第3の組成物から十分な液体希釈剤を除去して、実質的に乾燥した層を
    形成する工程、 で特徴付けられる方法。
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