JP2002512710A - リアルタイムの個別に目標化された宣伝 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 オンボード処理能力およびプリンタ／リーダ／ライタ装置を必要としない可搬型のユーザカードまたはレコード（１０）を備えるリアルタイムの個別に目標化された宣伝システムである。ユーザカード（１０）は、機械読取り可能なデータを書き込み、記録および再書き込みするための磁気的な表面（１８ａ）と、ユーザに対し決定されたデータを受信し、不揮発性で消去可能で再書き込み可能なグラフィックまたは文字の人間が読取れる形態で可視的に表示するための熱反転可能な印刷領域（１７）とを有する。プリンタ／リーダ／ライタ装置（２０）は磁気的なリード／ライト能力、熱クロムのライタ／イレーザ、データ入力キーパッド（３１）およびディスプレイ（３２）と、十分なデータ記憶部及び処理装置を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 名称 リアルタイムの個別に目標化された宣伝 発明の背景 Ａ．発明の分野 本発明は、不揮発性の再書き込み可能な可視形態でユーザに対しリアルタイ ムに応答を伝達する現在ユーザ特定データに基づいて、特別のユーザに対して、 要求に応じて、適切な個人別および個別に目標化された応答を決定するための提 供可能で効果的なシステム及び装置に関する。 Ｂ．従来技術の説明 今日の競争環境におけるビジネスは、市場占有率を増加する絶え間ない戦い である。この結果、我々は毎日、拡大する種々のマーケティング技術、例えばテ レビやラジオによる放送広告、雑誌や新聞の印刷広告、種々のクーポン伝達シス テム、ダイレクトメール、広告板、コンテスト、および店内表示にさらされてい る。そのような広告が、製品またはサービスを公にする幅広い露呈を提供する目 的に役立つとしても、それはまたそれ自身の限界を有している。 例えば、非常に多数の方向から常に刺激を受けている消費者は、そのメッセ ージに免疫となり、それに関心を示すことなく無意識に、あるいはスイッチの操 作、リモート・コントロールへの接触、またはごみ箱への投入によって確実にそ れを排除する。そのような飽和した環境では、メッセージ対する所望の応答を促 進すように、有意義な手法で特定の消費者と通信することは困難である。更に、 これらのマーケティング技術が、消費者に実際に特別な製品またはサービスを選 択させることができるときでさえも、日常的に消費者に投げかけられた圧倒的に 多数の選択肢は、消費者の忠誠を達成困難にする。マーケティング技術の供給過 剰に加えて、これらマーケティング技術の多くの無能性に対して責任がある他の １つの要因は、消費者を個別にではなく、集合的に扱う点にある。「誰か」およ び「誰でも」に対して送られたメッセージを無視することは、個人的に送られた ものに比べて、非常に容易である。かくして、必要とされるものは、メッセージ を個人的にするマーケティング・システムである。この結果、消費者の注意はそ の製品またはサービスに集中され、そして消費者の忠誠を形成する能力は大きく 増大される。 クーポンを付けることは、マーケティング努力を個人化する手法として、注 目されている１つの方法である。例えば、クーポンや他の宣伝は、一般的な公衆 に比べてより多く製品やサービスを購入させるものと信じられている人口統計学 的な特徴と消費履歴を有する個人を、選択的に識別する準備された郵送リストを 通して目標化することができる。これらの人口統計学的な特徴と消費履歴は、膨 大なデータベースと強力なコンピュータの使用を通して、編集される。この技術 が、より有意義な、そして望まれることではあるが、より効果的な広告を生じさ せるにもかかわらず、繰り返すが、ここでの問題は、消費者がそのような郵便物 の洪水を受けているということである。消費者にとっては、その郵便物を無視し て、投げ出すことは簡単なことである。更には、消費者がある週に特別な店舗を 訪れるために１つのクーポンで行動したとしても、その消費者は次の週は疑いな く消費者の注意をどこか他に手招きする他のクーポンを保有していることであろ う。 目標化したクーポンの他の形態は、消費者が次にそれを購入するために使用 するクーポンを製品の上または中に配置したり、あるいは現在購入された商品に 基づいて関連する商品用のクーポンをチェックアウト時に発行することである。 例えば、消費者がドッグフードを購入した場合には、レジスタはドッグシャンプ ー用のクーポンを発行する。この事例のクーポンの配達は、ある製品またはサー ビスの、消費者の現在の購入に直接連結しているので、そのような消費者がその クーポンでより行動し易いことが推定される。そのようなシステムが、マーケテ ィング・メッセージの目標化および個人化において消費者の購買履歴の重要性を 認識しているにもかかわらず、そのシステムは、１回の訪問で消費者が購入した ものについて、クーポンの形態で生じた反応に基礎を置く欠点を有する。１回の 購入は、消費者の長期間の必要性または要望を効果的に指示することにはならな い。このようなシステムは、消費者の全体の消費履歴から「学習」し、そして消 費者の必要性または要望に一致するように高度に個別化された宣伝を消費者に提 供する能力を備えていない。更には、ある程度焦点が定められたクーポン応答の 単なる伝達は、メッセージを殆ど個人化するものではない。 ステイン（Ｓｔｅｉｎ）等に付与された米国特許第５，４５９，３０８号は 、より個人化されたマーケティング・アプローチの有利さを認識する際に、目標 化された宣伝および製品推奨を与えるために、消費者の以前の購入履歴の知識を 使用している。これらの宣伝および製品の選択はそれから、その店にいる消費者 に対し、製品の選択をさせるために伝達される。ステイン等によると、新規のユ ーザに対して識別コードが発行され、そのユーザの個人情報が集められて、その 店のデータベースに入力される。消費者が製品を選択すると、消費者の購入また はレンタル履歴もまた、データ処理検索可能な形態で購入またはレンタルの位置 にその場でストアされる。宣伝的な申し出、新規な製品情報等はその後、その店 が個人化された製品選択を準備することに使用するために、中央ホスト位置から その店にダウンロードされる。ユーザの個人情報および購入履歴と、現在の宣伝 の申し出と、およびその店における特定製品の入手可能性とに基づいて、ユーザ に対して製品の示唆を与える決定を作成するための１組のルールもまた、中央ホ スト位置からダウンロードされる。キヨスク、ＰＯＳシステム、またはスタンド アローン型ＣＰＵのような、その店のデータ処理手段に対して、ユーザが彼／彼 女の独特なコードを入力すると、そのユーザコードは店内に保持された個人的な 購入情報と相関がとられる。それから、前記ルールが適用され、現在入手可能な 製品のどれがそのユーザの最も関心深いあるものであるかの決定がなされる。現 在入手可能な在庫に基づいた製品の選択または推奨は、それから紙クーポンのよ うな印刷形態で推奨される。 しかしながら、ステイン等のシステムの重大な欠点は、そのシステムが、そ の店あるいは他のそのような位置における場でのユーザの個人的な購入履歴の蓄 積を信頼していることである。ステインでは、この情報がＰＯＳシステムまたは クーポン収集装置内にストアされることが示唆されている。更に、頻繁ではない が規則的に、新規な消費者に関するデータ、または現在の消費者に関する購入ま たは他の履歴がバッチ化され、通信リンクを経由して中央ホストシステムに送ら れることが示唆されている。同様に、ルールや宣伝が変わったときに、それらが 種々のストア位置の全てにホストからダウンロードされる。しかしながら、ホス トに送り返された店Ａにおける特別な消費者に関する情報を、情報量が管理不能 となったときに、店Ｂ，Ｃ，Ｄ等にダウンロードするのは適当ではないことが認 識される。加えて、消費者の情報が１つの店から他の店にリンクされたとしても 、ホストシステムとの間でアップロード／ダウンロードが達成された後は、それ は１日１回またはそれ以下の頻度でしか利用されない。かくして、ある特別な消 費者が店Ａを朝方に、また店Ｂを同じ日に後で訪れた場合、店Ａには先の購入、 レンタルまたは取引の記録が何もないことになる。 ステインは、その特許が認めるように、１日１回以上そのシステムを使用す ることが個別ユーザにとって通常のことではないビデオレンタルビジネスに主と して向けられている。そのような事例では、ホストに対し情報を転送するための 、店内コンピュータの１日１回のポーリングは、十分にみえる。そのようなこと は、多くの他のビジネスにおける事例とはならない。例えば、１日の特定の時間 内の特定の年齢範囲の消費者による食料品の購入がビデオテープのレンタルをデ ィスカウントするためのクーポンの印刷を促進することと同等のマーケティング 努力は、また実際的ではない。しかしながら、消費者が既にそのビデオを借りて いる場合は、このディスカウント・クーポンは、反発心を伴って受け取られ、望 ましくない結果となる。このシステムが賢明で、消費者が既にそのビデオを借り ていることを知っている場合は、それは例えば洗車または他のもののディスカウ ント・クーポンをプリントアウトすることができる。かくして、消費者に対して 、彼または彼女がどの店または店のどの部分を訪れたかに関係なく、彼または彼 女の１分前までの購入履歴に基づいた個人化された宣伝および情報を提供できる システムが必要とされていることは明瞭である。 ステイン等に開示されたようなシステムの他の欠点は、広範囲に変化するビ ジネス環境に適用するためのその経費とその無能性である。ステイン・システム はＰＯＳシステム、キヨスク、および／またはクーポン・コントローラに依存し ているので、その設備費は多くのビジネスを排除する。更に、そのビジネスが既 にＰＯＳを設置している場合でさえも、非常に多くの異なったインターフェース とフォーマットが、現在のマーケットで利用可能な広い種類のＰＯＳシステムで 使用されている。かくして、ステイン・システムのソフトウエア、ハードウエア 、および他の必要な要素は、全ての個所に適用可能な規模のフォーマットで利用 可能であることが必要とされる。変形例では、ステイン・システムは、システム に対する命令が受信されたときにカスタマイズされる。しかしながら、それぞれ の特定の適用に対してカスタマイズされる必要のあるシステムを提供するいずれ の手法も、そのシステムを広い種類の用途に実用化するためには、あまりにも高 くコストを押し上げてしまう。かくして、効果的な動作のために高価な設備を要 せずに、個人化された宣伝並びにＰＯＳシステムのスペクトルを横断する通信の 利点を提供するシステムを持つことは有利なことになる。 ステインに開示されたようなシステムでは、設備コストおよび複数の位置の ユーザに役立つことへの無能性はまた、情報収集能力および目標化された通信能 力を多数のビジネスまたは組織で共有するための可能性に影響する。例えば、小 さな子供たちに食事を提供するレストランは、頻繁な購入客プログラム用のシス テムを複数の位置に設置しようとする。アミューズメントパークのような他のビ ジネスがそのような宣伝に共同出資する場合は、例えばそのパークへの割引入場 券を、そのレストランへの所定の訪問数に対して、またはドル価値の購入しきい 値に達した後に提供するということが望ましい。前述したように、ステイン・シ ステムは、各店位置における顧客の現在の購入履歴の追跡を保持するための効果 的な方法を提供していない。全ての顧客の情報を各店でアップロードおよびダウ ンロードすることは最良でも遅く、また拡張メモリ能力を各位置に必要とする。 ビジネスがそのようなシステムを使用する場所は、数万の位置と、数１０万また は数１００万人の顧客を伴う国または国際的なものであるから、そのような共有 された申し出が実行される可能性はない。かくして、共有された宣伝努力は、実 際には１店にあるいは最大でも数箇所の店に閉じ込められ、その望ましさを大き く減少させる。共有された宣伝努力はまた、より多くのパラメータに基づいてよ り煩雑な決定をするためには、強化されたデータ処理能力を必要とする。ステイ ン・システムでは、これは再び高価な設備を各システム位置で必要とする。かく して、高価な設備投資およびデータの不断のポーリング、アップロードおよびダ ウンロードを要することなく、常に現在のユーザに関する情報を伴って複数の位 置で使用されうるシステムが必要とされる。 バレンシア（Ｖａｌｅｎｃｉａ）等に付与された米国特許第５，３８０，９ ９１号は、消費者が購入したり、オンボード・インテリジェンス付きのカードを 与えられるペーパレス・クーポン回収システム用の集積回路（ＩＣ）即ち「スマ ートカード」の使用を開示している。その消費者はそれから、彼／彼女が関心を 示す製品用のクーポンを選択し、そしてこれらの「選択」がそのカード上にスト アされる。その消費者はそのカードを彼／彼女が選択した店に持ち込み、そこで そのカード上に記録されているクーポン量が支払い時の合計金額から自動的に演 繹され、特別なクーポンが回収されたことを示すようにカード情報が更新される 。このシステムは幾分個人化されていて、顧客は、選択された、従って目標化さ れたクーポンの利点を、彼／彼女が選択した店で得ることができる。更に、顧客 のクーポン選択は彼らが持ち歩くカード上にあるので、それらはいつでもどのシ ステム位置でも利用可能である。加えて、複数の店が、それらの選択用クーポン を申し出ることによって、このシステムの利点を得ることができる。バレンシア は目標化されたクーポン分配に対して良い解決策を提供してはいるが、それは購 入しようと選択した店の場所における消費者との個人的な相互作用を更に提供し ようとするものではない。繰り返された来店を通知する個人化や、頻繁な購入客 プログラムを動作させる機会または、他のそのようなコンテストやイベントがな い。また、顧客が新製品または店の新規な場所を試す勇気を与えるものでもない 。これは静的な製品である。 他のタイプのユーザカード・システムは、宣伝の、および／または特別なユ ーザとの通信の目標化されたシステムを達成するために使用されてきた。例えば 、カキヌマ（Ｋａｋｉｎｕｍａ）等には、携帯磁気カードの読取り及び書き込み 装置が開示されている。カキヌマのユーザカード即ちデータ記録カードは、クレ ジットカードに使用されるような、カードの一部に感熱紙を有し、そのカードの 他の部分に磁気テープを有するカードからなる。磁気テープは、典型的なクレジ ットカード上のものと同様であり、機械読取り／書き込み可能なデータの記録、 読取り、再記録に使用される。感熱紙は、磁気ストリップに記録された情報の可 視表示を収容するために役立つ。このようにして、バレンシアで提案されたよう なカード上の情報を単に機械読取り可能に更新するのではなく、可視的なフィー ドバックがユーザに提供される。 しかしながら、カキヌマのカードへの可視出力は、単にユーザが供給した情 報の直接表示である。ユーザは、キーパッドまたは他のそのような入力装置の使 用を通してデータを入力し、そのようにして入力された情報は、それから磁気ス トリップに機械読取り可能な形態で、また感熱紙に人間が読取り可能な形態で書 き込まれる。カキヌマ・システムは原則的に小切手発行カードとして使用される ように作成されているので、感熱紙に人間が読取り可能な形態で書き込まれた情 報がユーザによってキーパッドを介して情報またはデータ入力に閉じ込められる 適用に対しては十分である。例えば、ユーザは支払い金額と発行日とを入力し、 このデータはそれからそのカード上に可視的及び磁気的形態で入力される。カキ ヌマには、プリンタ／リーダ／ライタ装置内に十分な蓄積能力とデータ処理能力 とを提供し、個人化された頻繁な購入客または顧客忠誠プログラムで使用される もののようなインテリジェンス応答が、ユニット内に蓄積されたデータと相関を もって、ユーザによって入力されたデータによって決定される、との教示は何も ない。ユーザに対する応答が効果的に個人化され且つ目標化されているシステム を有するためには、ユーザが供給した情報を単にユーザにフィードバックするこ と以上のものを提供する必要がある。 ユーザに対する情報の即時の可視表示は、ユーザと通信する所望の個人化を 達成する上で現実的な特徴ではあるが、カキヌマに開示されている感熱テンプレ ートはその弱点を有している。第１に、カキヌマには明白には開示されていない が、感熱紙は情報を蓄積する能力において短命である。色褪せおよび／または漂 白が印刷された情報の読取りを次第に困難にする。また、他の紙製品のように、 湿気の導入または湿度は破壊的である。第２に、感熱紙は１回しか使用できない 。消去したり、再書き込みしたりできない。かくして、カキヌマに開示されたカ ードは、ユーザに継続的に現在の個人化された応答を提供するに必要な繰り返さ れた更新を収容できない永久可視記録を作る。第３に、感熱紙の表示能力は初歩 的であり、ユーザに対して高品質のグラフィックまたは他の複雑な応答を可能に しない。更に、ユーザが可視表示中に供給した情報の単なる繰り返し以上のもの を達成するに十分なメモリと処理能力がプリンタ／リーダ／ライタ装置内にある ことについて、カキヌマには何も指示がない。十分なメモリと処理能力は、より 効果的な表示手段と同様に、頻繁な購入、コンテスト、ゲーム、スイープステイ ク、または共有されたマーケティング・プログラムに対する報償のように、種々 の会社の登録商標が表示されうる煩雑な宣伝通信に適応するために必要である。 スター・マイクロニクス（登録商標）は、プリンタ／リーダ／ライタ装置に 関連した「ビジュアルカード」と呼ぶものを提供した。カキヌマのように、ビジ ュアルカードは、可視印刷領域と組み合わせて機械読取り可能な情報の記録およ び再記録用の磁気ストリップを使用するカードである。カキヌマの感熱紙とは異 なり、ビジュアルカード・システムの人間が読取り可能なテキストは、文字を生 成するために記録ヘッドによって整列された磁性粒子によって形成されている。 かくして、ビジュアルカード・システムは、カキヌマに比べて、可視的なテキス トが消去され、再書き込みされ得る利点を有する。しかしながら、この可視表示 方法にも、ビジュアルカード上の印刷フィールドが、３行の印刷領域だけ提供さ れた、全く限られた面積でしかないという欠点がある。更に、磁気フィールドの どのような導入も可視表示を相殺または分断して、その表示を非常に不安定にす る。加えて、ビジュアルカード・システムは、コンピュータの様な外部装置から 切り離されたキーパッドや他の直接データ入力手段を提供しない。更には、ビジ ュアルカード・システムの装置は、カード上に蓄積された情報だけに基づいて、 そしてその装置内だけで、高価な外部装置にリンクすることなしに、複雑な可視 応答をユーザに与えるためのオンボードメモリと処理能力を有しない。かくして 、ビジュアルカードがそのカードでデータを運び、従って現在のユーザの購入情 報を各位置に運ぶ能力があるにもかかわらず、ビジュアルカード・システムは、 データを入力するために、そして高度に個人化された複雑な応答をユーザのカー ドに与えるために必要なインテリジェント・データ決定をするために、コンピュ ータやＰＯＳシステムのような高価な追加的な設備を必要とする。繰り返すが、 そのような追加的な設備が利用可能な場合でさえも、ビジュアルカード・システ ムは、カードの制限された面積にユーザへの応答を表示する不安定で制限的な方 法を有する。 消費者の注意と焦点を引き込む個人化された消費者の応答を与えることを望 む場合は、カード上の単純な可視表示を超えた応答が消費者に与えられるシステ ムを提供することが有用である。かくして、ユーザカード上の高度に個人化され た複雑な応答をユーザに提供するシステムが要求される。加えて、ユーザカード 上の応答を超えた追加的な応答、例えば音、光、音楽、印刷されたクーポン、ギ フト証明、共同後援報償等を、ユーザに与えるシステムを有することが望ましい 。加えて、高価な追加的設備を要することのないシステムを提供することが望ま しい。 従って、本発明の最初の目的は、要求によって、個人化されたメッセージ、 個別の目標化された宣伝、または他のそのような個別に形作られた応答を、ユー ザの人工統計学的特徴、現在の購入または他の活動、個人的購入履歴、および日 付または時間のような他の外部要因に基づいて、これらの要素のそれぞれが評価 され、そして複合決定ツリーを通して処理されて、ユーザに対して与えるシステ ムを提供することにある。 異なる目的は、ユーザに複雑な応答を与えるために、外部記憶、処理装置、 またはデータ入力手段を要することなく、十分なデータを蓄積及び処理できるシ ステムを提供することにある。 他の目的は、ユーザがシステムを使用しながらいつでもどこへでも行くこと ができ、またそのユーザに関する１分前までの個人化された応答をリアルタイム で受け取ることができる経済的なシステムを提供することにある。 本発明の更に異なる目的は、顧客に対して個別に十分な感覚を与えるマーケ ティング・システムを提供することにある。 更に異なる他の目的は、設置場所のＰＯＳまたはオペレーティングシステム とは関係なく、どこへでも適用可能なシステムを提供することにある。 他の目的は、高価な設備、データ変換、または相互接続を要することなく、 １以上のビジネスまたは全てのシステム位置における他のそのような存在によっ て個人化および目標化された宣伝、クーポン等の配達を容易にすることによって 、共同後援宣伝を勇気づけるシステムを提供することにある。 他の目的は、ユーザのユーザカード上に安定した高品質の可視表示を与える システムを提供することにある。 更に異なる他の目的は、ユーザに対し、印刷されたメッセージ、クーポン、 または他のそのような応答に加えて、可視的な、音響的な、または他のそのよう な応答を伝達するシステムを提供することにある。 発明の要約 本発明は、外部のソースからデータを回収することを要せずに、不揮発性の 再書き込み可能な可視形態でユーザに対しリアルタイムに応答を伝達する現在ユ ーザ特定データに基づいて、特別のユーザに対して、要求に応じて、適切な個人 別および個別に目標化された応答を決定するための提供可能で効果的なシステム 、方法、及び関連する装置に関する。 本発明は、オンボードの処理能力を必要としない可搬型のユーザカードまた はレコードと、プリンタ／リーダ／ライタ（ＰＲＷ）装置とを備える。一実施例 では、ユーザカードは、機械読取り可能なデータを書き込み、蓄積しおよび再書 き込みするための磁気表面と、ユーザに対する所定の応答を受信し、不揮発性で 、消去可能な、再書き込み可能なグラフィックまたはテキストの人間が読取り可 能な形態で可視的に表示するための熱反転印刷領域とを備える。この実施例のＰ ＲＷ装置は、磁気的な読取り／書き込み能力と、熱クロムの書き込み／消去手段 と、データ入力および表示手段と、十分なデータ蓄積及び処理手段とを備える。 この要約は、この実施例に焦点を当てているにもかかわらず、機械読取り可能な データの蓄積および回収用の他の手段、並びにユーザカード上の可視表示を消去 ／再書き込み可能な他の手段が、本発明の範囲を離れることなく使用できること が十分に明記される。 ユーザカードまたはレコードは、機械読取り可能な形態でデータを受信しお よび蓄積みするための磁気表面と、修正されまたは完全に異なるデータを、人間 が読取り可能な形態で受け取り、消去し、そして次に受け取るための、熱反転ま たは熱クロム型フィルムでカバーされた分離領域とを備える。カード上の熱クロ ム及び磁気フィルム領域はどのようなサイズおよび形状でもよく、必要であれば 、カード表面全体をカバーすることができる。グラフィックと色は、回収可能な データに影響を与えることなしに、磁気表面の上に置くことができるので、磁気 フィルムでカード全体をカバーしてもカードの美的特徴に影響することはない。 磁気表面がカードの１つの側部を完全にカバーしている場合、カードの他の側部 に符号化された分離したプログラムに関係する情報を有して、カードはいずれの 方向でもＰＲＷに挿入されうる。与えられたプログラムにアクセスするにはどの 端部を最初に挿入するかをユーザに指示するために、グラフィックはカードの関 連する端部に配置できる。これにより、複合的な使用または共同後援プログラム を有した魅力的なカードを創生することができる。更に、現在では典型的な磁気 読取り／書き込みヘッドが３行分の情報しか収容しないが、カードの側部全体を 磁気表面でカバーすることによってより大きな読取り／書き込みヘッド、したが って、より多くの符号化されたデータの蓄積を容易にすることができる。加えて 、ユーザレコードは、磁気的および熱クロム適用の配置のためには、どのような サイズまたは形状にも、そしてどのような材質でも加工できる。持ち運びを簡単 にし、また親しみと快適さをユーザに与えるために、ユーザレコードをプラスチ ックで典型的なクレジットカードの形状及びサイズに作ることが望ましい。 本発明のＰＲＷは、個別の装置で扱われる前に、複合的な適用を管理するよ うに、また外部のソースと通信することなしに、ＰＲＷに蓄積されたデータとユ ーザカードに蓄積されたデータとのインターフェースを簡単にするように設計さ れている。このことは、読取り／書き込み能力と、十分な短および長期間のデー タ蓄積能力と、インテリジェント制御および決定作成論理およびインテリジェン スと、データ入力手段と、表示手段と、カスタマイズされたデータ処理手段と、 および人間が読取り可能な形態及びグラフィックで熱クロム印刷、消去、および 再印刷するための手段とを１ユニットに含めることによって達成されている。 ＰＲＷは、ユーザカードまたはレコードを受け入れることが可能な入力スロ ットまたは他のそのような開口を備える。ＰＲＷ内のユーザカードの経路に沿い 、且つカードの磁気部分に一致して整列されているのは、ユーザカードの前記磁 気部分から機械読取り可能なコードを読取るための手段である。前記磁気部分か ら読取られたデータは、データ処理回収可能な形態でＰＲＷ内のメモリ蓄積手段 にストアされる。カードからのデータを読取り、そしてストアすることによって 、カスタマイズされた処理手段は、表示手段を通してユーザに現在の取引（トラ ンザクション）に関するデータの入力を促す。このデータはそれから、ＰＲＷの 外側ケースに沿って簡単にアクセスできるように配置されたキーパッドまたは他 のそのような入力手段によって入力される。変形例では、現在の取引に関するデ ータの入力は、入力／出力（Ｉ／Ｏ）ポートを経由したＰＯＳシステムやコンピ ュータのような外部装置との接続によって、自動的にＰＲＷに入力される。 カードから読取られたデータの受信および現在のユーザ取引に関連するデー タの入力によって、カスタマイズされた処理手段は、この情報と、ＰＲＷの蓄積 手段にデータ処理回収可能な形態で蓄積されているプログラムデータとをインタ ーフェースする。このインターフェースを通して、前記ユーザに対して適切で個 人化された応答となるような決定がなされる。この応答はそれから熱クロム印刷 手段によってユーザカードの熱クロム領域に印刷される。１つの実施例では、ユ ーザカード上への個人化された応答の可視的な印刷出力に加えて、処理手段はま たハードコピーの印刷可能なプリンタ手段をトリガする。このようなプリンタ手 段は、ＰＲＷ内に存在するか、あるいはＩ／Ｏポートを経由してＰＲＷとインタ ーフェースされる外部装置いずれかである。ハードコピー印刷出力の生成は、カ ード自身の上に印刷されたものに加えて、クーポン、入場券、ギフト証明書、ま たは単なるメッセージ又は情報のようなアイテムの生成を容易にする。ハードコ ピーの印刷出力はまた、１つのビジネスの宣伝または他のサービスシステムを他 のビジネスまたは組織のそれらと結合するための能力において、重要な役割を果 たす。例えば、ビジネスＡがこのシステムを設置し、それを頻繁な購入者プログ ラムを通して繰り返しビジネスの宣伝に使用する。特定数の来店に対する報償と して、そのシステムは、他のビジネスＢでの使用に対して、クーポン、ギフト証 明書または他のそのような報償を提供する。 カードの熱クロム領域および任意のハードコピープリンタ手段への可視デー タの印刷出力を管理することに加えて、処理手段はまた、ユーザの現在の取引に 関連する情報をユーザのカードの磁気領域に書き込んで再書き込みし、それによ ってそれまでそこに蓄積されていた情報を更新する。処理手段はまた、カードか ら読取ったユーザを識別するデータを、現在の取引に関するデータとともに、Ｐ ＲＷ内の記憶手段に転送する。ここでは、後の中央データベースへの転送のため に、そのデータはデータ処理回収可能な形態で保存される。ユーザのカード上の 情報は常に現在に維持されているので、ユーザは、１つのシステム位置から他の １つに即時に移ることができる。この場合、システムは、全ての位置で１分前ま でのユーザ情報に基づいて応答することができる。システムが、現在データをバ ッチ化し、それを中央サイトにアップロードし、更にシステム内の他のサイトに 再びダウンロードすることを待つ間に、ユーザの最近の取引に対して応答するの に遅延がない。 ユーザとの相互作用を完了するために、外部ソースとの通信は必要とされな いが、本発明のシステムを更に強化するために、通信手段は望ましい。１つの実 施例によると、システムが、ユーザの個人的または購入履歴、宣伝的申し出、ま たはＰＲＷ内のソフトウエアの更新のようなデータを転送および／または受信で きるように通信手段が提供される。そのような通信手段は、パラレル／シリアル ポートを経由した外部通信手段、例えばモデムとの接続、またはそのような装置 のＰＲＷ自信の内部への集積化によって提供される。 この要約と後続の説明は、頻繁な購入客プログラム、コンテスト等のような マーケティングの適用の分野における本発明のシステムの使用に焦点を置いてい るが、このシステムは、多くの異なる分野にも適用可能である。例えば、これに 制限はされないが、このシステムは、従業員に対しフィードバックと推奨（多分 、報償）をするためにカード上に表示された時間と来場記録や、ギフト証明書や 、借用カードや、ホテルのキーや、フライト・インフォメーションと頻繁な利用 者の賞品を表示した飛行機の搭乗券や、コール回数の記録を表示した電話のプリ ペイドカードや、頻繁なレンタルの報償を有するビデオレンタルや、返却日の使 用者に関する可視記録を有する図書館の清算や、遠隔地からのチケット販売に使 用できる。 加えて、ここで開示されたＰＲＷおよびユーザカードは、借用カードやクレ ジットカードで見られるように、磁気ストリップを受容および読取るように設計 されている。かくして、レコードに対する通信装置や他のリンクが提供されると 、ＰＲＷはまた独立したクレジット証明システムや借用カードシステムとして役 立つ。従って、本発明のシステムは、多くの異なった役割、即ち、利用可能なク レジットをカード上に表示したクレジットカードや、またはあるドル金額が使わ れた後のクーポンの報償や、カード上に符号化されたクレジットカードの情報を 有する購入された飛行機搭乗券に対するフライト・インフォメーションの表示等 を遂行する。 ここでは、機械および人間が読取り可能なユーザカード上のデータとして、 磁気ストリップと熱クロムフィルムの使用が教示されるが、ここに開示されたシ ステムはこれらの特定の実施例に依存しているのではない。機械読取り可能なデ ータの蓄積方法や、要求に応じてユーザカード上に表示する人間が読取り可能な データの表示方法は、既知であるか、または知られうるものであり、それらは本 発明の範囲内に入る。例えば、機械読取り可能なデータの蓄積に対する重要な変 形例の１つは、集積回路即ちＩＣカードの使用である。そのようなカードの、実 質的なユーザ情報の搬送能力は良く知られている。しかしながら、データに対す るＩＣカードは、ユーザに対して可視表示する容量を有しない。熱クロム領域を 有するＩＣカードの使用は、本発明に独特な次元を与える。そのようなカードは 、磁気ストリップを廃するか、またはそのストリップが追加のデータソースとし て保有されるかのいずれかでありうる。ＰＲＷは、カードのＩＣ部分とのインタ ーフェースを収容するために、僅かな修正を必要とするだけである。ここに開示 されたシステムのＰＲＷのメモリ能力および処理能力は、カードが読取り端末に 合った場所で、典型的にＩＣカードの読取りに使用される無言のリーダに対向す るように、アプリケーション・ソフトウエアを考慮する。本発明のシステムの機 能をＩＣカードに対する典型的な使用を伴って集積化することによって、１つの カードでクレジットカード、借用カード、頻繁な記録および報償カード、時間お よび来場カード等として作用する、ユーザに対する可視表示を伴った複合機能カ ードをユーザに提供できる。同様に、この発明で教示した、安定した高品質の消 去可能な人間が読取り可能な他の方法が知られうる。かくして、本発明の範囲内 において、他の可搬型データ蓄積手段が、安定で高品質の印刷表面と組み合わせ て使用できる。図面の簡単な説明 図１Ａは、本発明の一実施例に係るユーザカードまたはレコードの前方透視 図である。 図１Ｂは、本発明の一実施例に係るユーザカードまたはレコードの後方透視 図である。 図２Ａは、本発明の一実施例に係るプリンタ／ライタ／リーダ装置の前方斜 視図である。 図２Ｂは、図２Ａのプリンタ／ライタ／リーダ装置の前方立面図である。 図２Ｃは、図２Ａのプリンタ／ライタ／リーダ装置の右立面図である。 図２Ｄは、図２Ａのプリンタ／ライタ／リーダ装置の上方平面図である。 図２Ｅは、図２Ａのプリンタ／ライタ／リーダ装置の後方立面図である。 図３Ａは、頻繁な購入者プログラム中のカードの使用を示す、図１に示され たユーザカードの拡大図である。 図３Ｂは、ユーザの誕生日の報償に対するカードの使用を示す、図１に示さ れたユーザカードの拡大図である。 図３Ｃは、共有されたマーケティング宣伝用のカードおよび印刷されたハー ドコピークーポンの使用を示す、図１に示されたユーザカードの拡大図である。 現在好ましい実施例の説明 図面全体を通して、同様の部分には同様の番号を付してある。図１及び２を 参照すると、ユーザカードまたはレコードの概略が１０によって示され、またＰ ＲＷ装置の概略構造の斜視図が２０で示されている。両者は、本発明の一実施例 に従って図示されている。特に図１Ａおよび１Ｂを参照すると、ユーザカード１ ０は、典型的なクレジットまたは借用（デビット）カードとして一般に使用され るものと同様のサイズ及び構成をしていて、上辺１１、底辺１２、左辺１３、右 辺１４、前面１５および背面１６を有する長方形状である。 カード１０の前面１５上には、カードの約半分をカバーする方形領域が配置 され、熱クロムのライト／リード領域１７を示している。この実施例では規定さ れた領域を教示しているが、この熱クロムフィルムは、望むならば、より大きな または小さな可視印刷領域を規定する大きさに、カードを横切って配置されうる 。ここで使用される熱クロムまたは熱反転印刷特性は、コーツ（Ｃｏａｔｅｓ） 等に付与された米国特許第５，１８８，８１５号、セージ（Ｓａｇｅ）等に付与 された米国特許第５，１３０，０４９号およびクーン（Ｋｕｈｎ）等に付与され た米国特許第３，８９１，６０７号に記述されている。熱クロム印刷領域１７以 外のカードの前面は、任意に選択されたバリエーションで色付けされ、また名前 、ロゴ、または他の選択された署名が、図１Ａに示すように印刷（押印）されて いる。磁気表面１８は、情報の符号化のために、カードの背面１６（図１Ｂ）に 配置されている。十分な記憶能力を与えるために、磁気部分１８は少なくとも３ 行分のデータを収容することが望ましい。好ましい実施例では、磁気フィルム印 刷領域１８は、カードの背面全体をカバーする。従って、左辺１３及び右辺１４ に沿って、分離したアプリケーション用の情報を符号化することが可能になる。 色付けとグラフィックは、磁気表面全体にわたって配置されうる。望むならば、 ユーザがＰＲＷ内にカードを適切に配置することを助けるために、左辺１３また は右辺１４に沿って延びる長方形のストライプ１８ａの色付けが追加されうる。 このようなカードを製造するための、シートおよび／またはロールまたは熱クロ ムフィルムは、カリフォルニア州、サンタアナのリコー電子社から入手可能であ る。磁気フィルムはまた一般的に利用可能である。これらのフィルムは、それか ら印刷され、カード在庫にされ、所望の寸法に切断される。 図２Ａは、概略が２０で示される、本発明に係るＰＲＷ装置の代表例の前方 斜視図を示す。この装置は、外部ケースまたはハウジング２１に包含されている 。このハウジングは、前面パネル２２と、右パネル２３と、左パネル２４（図示 せず）と、背面パネル２５（図示せず）と、カバー２６とを備える。このカバー は、トップパネル２６Ａと、前面リップ２６Ｂと、右リップ２６Ｃと、左リップ （図示せず）と、背面リップ（図示せず）とを備える。図２Ｂから２Ｅを参照す ると、横方向のスロットまたは開口２７が、ユーザカードまたはレコード１０（ 図１）の入力のために、前面パネル２２とカバー２６の前面リップ２６Ｂとの交 叉部に設けられている（図２Ｂ）。オン／オフ・スイッチ２８が、前面パネル２ ２の通常の位置に設けられている（図２Ｂ）。ヒンジ付きのカバー２６をヒンジ ３０の周りで容易に持ち上げて、ＰＲＷ２０内部の機構に接近できるように、カ バー２６の右リップ２６Ｃにカバーラッチ２９が設けられている（図２Ｃ参照） 。カバー２６のトップパネル２６Ａには、１６キーのタッチパッド３１と多重ラ イン型液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）３２が設けられている（図２Ｄ参照）。ＬＣ Ｄ３２は、ユーザに対し種々のプログラムされた選択肢から選択することを促す 選択された情報を表示するために選択的に使用できる。 ＰＲＷ２０内には、カード１０がスロット２７に挿入されたときに、カード １０上の磁気フィルム印刷領域１８の選択された部分に対して、読取り及び書き 込みヘッドを整列されるように位置決めされた磁気読取り／書き込み手段（図示 せず）が収容されている。ＰＲＷ２０は更に、カード１０の前面１５上の熱クロ ム領域１７に対して消去および書き込みするように整列された熱クロム書き込み ／消去手段（図示せず）を含んでいる。このような磁気読取り／書き込み手段と 熱クロム書き込み／消去手段は、従来から既知であり、商業的に入手可能である 。図２Ｅは、外部ケース２１の背面パネル２５の後方立面図を示している。この 外部ケースは、電源３３と、１またはそれ以上の入力／出力コネクタ（Ｉ／Ｏ） ３４とを備えている。１つのそのようなコネクタ３５は、ＰＯＳシステムまたは 他のいくつかの外部データ蓄積部または処理装置（図示せず）に接続される複線 式ケーブルを受けるために適用される。他のコネクタ３６（１つだけが図示され ている）は、周辺機器（図示せず）、例えば、モデムや、外部プリンタや、また はユーザに対するフラッシュライト、音楽、ベル、またはホイッスルのような音 響または可視的な信号を生成するための外部装置に接続される複線式ケーブルを 受けるために適用される。本発明のシステムでは、ＰＯＳシステムまたは他のデ ータ蓄積部または処理ユニットとの接続は、外部周辺機器との接続と同様に、ユ ーザと相互作用を達成するためには必要がない点を明記しておくことが重要であ る。かくして、Ｉ／Ｏコネクタ３４は、基本的なシステムに対して追加的なディ メンションを与える手段として単に提供されているだけである。 例えば、ＰＲＷ２０それ自身が、十分なデータメモリと、現在のユーザデー タに基づいて複雑な個人化された応答に関するインテリジェントな決定をする処 理手段とを有している場合には、ＰＯＳシステムは必要ない。しかしながら、Ｐ ＯＳシステムが利用可能な場合には、それは追加的な蓄積部および／または処理 手段として機能することができ、また望むならば、自動的に取引情報をＰＲＷ２ ０に供給することができる。かくして、ＰＲＷ２０は、コネクタ３５を経由して そのようなＰＯＳシステムに接続するための手段に適用される。 同様に、ユーザと相互作用するために、外部の周辺機器は、本発明のシステ ムには必要ではないけれども、いくつかの周辺機器の追加は、このシステムのユ ーザとの通信能力に望ましいディメンションを追加する。例えば、モデムや他の そのような通信装置への接続は、特別なユーザとの相互作用を達成するためには 必要ではない。しかしながら、中央ホストコンピュータとの通信リンクを有する ことは利益がある。ホストは、このシステム内のユーザに関する情報用に、中央 の蓄積部を提供できる。新規なユーザに関するデータおよび購入履歴または現在 のユーザに関する他のそのような更新は、バッチ化され、中央ホストに毎日また は希望したときにアップロードされる。しかしながら、各ユーザと相互作用する 必要のある現在データがユーザカード１０（図１）で直接運ばれる場合は、ＰＲ Ｗ２０（図２）のメモリ空間を空けること以外に緊急性はない。ユーザデータの 中央蓄積部は、将来の宣伝および共同後援宣伝を設計するためには、ユーザが彼 または彼女のカードを置き違えた場合にバックアップソースとして機能するのと 同様に、利益がある。現在の宣伝、コンテスト、スイープステイク、新製品等に 関する情報は、中央ホストから、同様にそのような通信リンクを通して各システ ム位置にダウンロードされる。加えて、ＰＲＷ２０内のカスタマイズされたソフ トウエアに対する更新もまた、通信リンクを介して中央ホストに対して送られる 。最後に、望むならば、通信リンクは、このシステムが典型的なクレジットまた はデビットカードとして作用することを可能にする。ユーザカード１０（図１） 上の磁気フィルム印刷領域１８は、クレジットまたはデビットカードのように、 ユーザを識別する情報を持ち運ぶ。かくして、クレジット／デビット証明が、ど のような典型的なクレジット／デビットカード取引でも行われているように、中 央クレジット証明ソースに対する単純な質問を通して提供され、ＰＲＷ２０（図 ２）が典型的なベリフォン（Ｖｅｒｉｆｏｎｅ）（登録商標）のように振る舞う ことを可能とする。 他の周辺機器への接続はまた、必要とはされないが、望ましいものである。 外部プリンタ（図示せず）は、カード１０上への熱印刷に加えて、クーポンのよ うなハードコピーに印刷する能力を提供する。このような装置は、共同後援宣伝 を促進するには特に有用である。本発明のシステムの使用を通して蓄積されたユ ーザの個人的および購入履歴に関する知識は、高度に目標化された共同後援宣伝 を他のビジネスと共に設計するために使用できる。外部プリンタとの接続は、目 標化されたクーポンまたはこれらの他のビジネスで使用される申し出（オファー ）を印刷する手段として望ましい。熱型プリンタは、それらの全てがＰＲＷ２０ 内にある長期間メモリや処理手段（図示せず）に蓄積されうる、いくつかの他の ビジネスに関連した商標やグラフィックの印刷を可能にするので、その使用は望 ましいことである。本発明の他の実施例では、プリンタとモデムはＰＲＷ２０内 に集積化される。 ＰＲＷ２０内には、データ蓄積部と処理手段（図示せず）が特別十分である 。ＰＲＷ２０は、十分な短期および長期データ蓄積部と、インテリジェントな決 定を容易にし、また高度に目標化された応答をユーザに与える処理手段とを授け らている。現在、少なくとも４メガビットのＲＯＭと４メガビットのＲＡＭが望 ましい結果を与えることが確認されているが、これは固定されたパラメータでは ないことが認識されるべきである。 このシステムによって提供される宣伝又は他のプログラムの元で望ましい特 殊な結果を達成するために、カスタマイズされたソフトウエアが提供される。ソ フトウエアはいくつかの異なる機能のために必要である。オペレーティング・シ ステムのソフトウエアは、オペレーション機能、例えば、磁気的および熱クロム 的な読取り、消去、および／または印刷機能；読取ったユーザデータ、キーパッ ド３１（図２Ｄ）に入力されたデータの一時的及び長期の蓄積；ＬＣＤ３２上の 表示（図２Ｄ）；印刷出力フォントの蓄積および制御；モデム、プリンタ、ＰＯ Ｓシステム、または賞品警報または信号装置（図示せず）のような外部装置との 相互作用を管理する。特殊化されたアプリケーション・ソフトウエアは、適切な ユーザ応答を決定するために、システムによって提供される特別なプログラムに 従って、設計される。適切なユーザ応答を決定するために、特殊化されたアプリ ケーション・ソフトウエアは、ユーザカード（図１）の磁気フィルム印刷領域１ ８から読み出したユーザの個人的および購入履歴と、利用可能な宣伝または賞品 、しきい値、賞、限界、しきい値、ルール、およびＰＲＷ２０内のメモリ手段に 蓄積されているメッセージのようなプログラムデータと、キーパッド３１または コネクタ３５によってリンクされたＰＯＳシステムから入力されたユーザの現在 の取引に関する情報との相関をとる。決定は、誕生日、人口統計学、購入履歴、 または他の関連するユーザ情報のようなユーザに関する特別な情報を考慮するた めの特殊化されたアプリケーション・ソフトウエアを管理する一連のルールと質 問に基づいて、ユーザカード１０（図１）の熱クロム領域１７に印刷された可視 的なメッセージ；印刷されたクーポン；および／または受賞を称えるシンボル、 例えばベル、ホイッスル、フラッシュライト、またはハッピーバースデーの合唱 の形態でなされる。 最後に、データ獲得ソフトウエアは、後で中央ホストにアップロードするた めに、ＰＲＷ２０内のメモリ手段に、新規なユーザに関する情報と、確立された ユーザの現在の購入および賞に関する情報の蓄積を指示する。日常的なアップロ ードはＰＲＷ２０内のメモリ空間を空けるので、推奨される。アプリケーション ・ソフトウエアはまた、ユーザのカードの磁気部分１８に含まれるデータを更新 するため、ユーザは１分前の情報にしておくことができる。この可搬型の蓄積部 は、ユーザが、いつでも、どの位置のシステムからも適切な応答を入手すること を可能にする。本発明のシステムに関する特定の詳細が、ユーザとの相互作用に おけるこのシステムの論議から明らかになる。新規および現在のユーザとの相互 作用が、図１及び２に図示された装置を参照して説明される。新規のユーザがこ のシステムに入るには、いくつかのアプローチが可能である。例えば、現在のマ ーケティング・データベースまたは他のそのようなソースからの情報が、特別の ユーザの個人及び購入データを運ぶユーザカードを作成するために使用される。 独特のユーザ識別番号がそのユーザに割り当てられ、対応するユーザカード１０ 上に符号化され、そして中央ホストデータベースにおけるこのユーザのデータを 含むファイルと関連付けられる。このユーザカード１０は、このカードを持って システムの場所へ行くことによって会員としての利益に加わることへの招待を伴 って、そのユーザに送られる。新規のユーザが開始するための他の１つのアプロ ーチは、可能性のあるユーザがシステムの場所に最初に訪れたときに、登録申込 書（図示せず）を与えることである。この申込書は、製品に対する基礎的な好み 、必要性、および希望と同様に、名前、住所、誕生日、結婚状況、子供達の数と 年齢のような基礎的個人情報を探すことができる。登録申込書に書き込むと、白 紙のユーザカード１０がそのユーザに対し発行される。ユーザカード１０をスロ ット２７を介してＰＲＷ２０に入力すると、オペレーティング・システム・ソフ トウエアは、磁気読取り／書き込み手段に、そのカードの磁気フィルム印刷領域 １８上に符号化されたユーザデータを読取らせる。そのカードには何もデータが ない事が決定されると、このカードは新規であると認識され、オペレーティング ・システム・ソフトウエアと関連して、埋め込まれたアプリケーション・ソフト ウエアは、現在のデータおよび次に利用可能なユーザ識別番号が磁気フィルム印 刷領域１８上に符号化され、ＬＣＤ画面３１上に表示されるようにする。システ ム位置の個人は、割り当てられてユーザ識別番号を手動で申込書に書き込む。レ ーザプリンタまたは他のプリンタが利用可能な場合は、適切に番号付けされた申 込書の印刷が自動的にトリガされるので、それによって人的誤りを減らすことが できる。このユーザカードは今、そのユーザの現在の取引に関する情報を受信す ることによって、システムによって可搬型蓄積媒体として使用されうる状態にな る。 もしユーザカード１０が、ユーザ識別番号および現在の取引情報を超えたユ ーザに関する情報を持ち運ぶことが望まれる場合は、追加の情報がそのカードに 種々の手法で追加される。例えば、ユーザが最初に訪れたときに、特殊化された アプリケーション・ソフトウエアは、ＰＲＷ２０内の磁気書き込み手段によって ユーザカード１０上に書き込まれるデータをキーパッド３１から入力することを 、ＬＣＤディスプレイ３２によって促す。この代わりに、完成したユーザ登録申 込書が中央データ入力場所に送付され、そこで前記特別なユーザに関する申込書 からの情報が中央データベースに入力され、そのユーザのユーザ識別番号が参照 される。中央ホストに既に蓄積されているそのユーザの購入履歴に関するどのよ うな情報も符号化され、申込書から選択されたデータと共に、ユーザカード上に 置き換えられ、そしてそのユーザに送られる。他のアプローチによると、特別の ユーザに関する情報が中央データベースに入力されると、それはＰＲＷまたは個 別のシステム位置の他の蓄積手段の一時的な蓄積のためにダウンロードされる。 その特別なユーザがその位置に来て、彼または彼女の一時的カードを入力すると 、システムはユーザ番号を認識し、蓄積されているユーザのデータをユーザカー ド１０上の磁気ストリップ１８に転送する。 にもかかわらず、適切に符号化されたカードがユーザの元に到達する方法に 関係なく、システムは同様に動作する。ＬＣＤ３２によって、オペレーティング ・システムのソフトウエアは、前述したように（図２Ｄ）、キーパッド３１また はＰＯＳシステムとのダイレクトリンクを通して入力されることになる、ユーザ の現在の購入または取引に関する情報の入力を促す。そのようにして入力された 情報は、システムが、ユーザに対して適切に目標化された応答を決定するために 、一時的に短期間メモリに蓄積される。 ＰＲＷの長期間蓄積手段に蓄積されている特殊化されたアプリケーション・ ソフトウエアは、ユーザデータおよび購入履歴が個人化された応答に達したこと を判定するための、特定のルール、テスト、およびパラメータを含む。この特殊 化されたアプリケーション・ソフトウエアは、現在短期間メモリに蓄積されてい るユーザデータを、その場所でＰＲＷの短期間メモリに蓄積されている現在の宣 伝申し出と関連付け、そして分析する。このアプリケーション・ソフトウエアは 、そのシステム位置に関する特別な情報、例えば特別な宣伝または製品の利用可 能性と同様に、ユーザの訪問回数、各訪問毎に購入された製品、その特別の顧客 に関する人口統計学、誕生日のような個人情報、そのユーザに対して適切に目標 化された共同後援宣伝を考慮して、インテリジェントな決定をすることが可能で ある。この分析の結果として、高度に個人化され、目標化された応答が、そのユ ーザに対して与えられる。１つの応答は、ＰＲＷ２０内の熱クロム印刷手段によ ってユーザカード１０上の領域１７に印刷された個人化されたメッセージの形態 である（図３Ａ，３Ｂ，３Ｃを参照）。ギフト証明のグラフィック表示、クーポ ン、入場券、またはそのシステム位置におけるそのビジネスに対して、または他 のビジネスでの使用に対して（図３Ｃ参照）、いくつかの他のそのような宣伝を 印刷するように、外部のプリンタに対して与えられた管理もある。加えて、ＴＴ Ｌ信号が、Ｉ／Ｏ周辺ポート３４の１つに接続されたケーブルを介して、起動信 号として外部装置に送られる。この外部装置は、フラッシュライト、ブザー、ビ ーパー、または音楽成分によって、その使用を報いることが可能である。 特殊化されたアプリケーション・ソフトウエアは、オペレーティング・シス テムと共に、磁気書き込み手段が一時的に短期間蓄積手段に蓄積されているデー タのある部分を符号化することを更に管理する。例えば、購入されたアイテムと 日付をユーザのカード１０の磁気ストリップ１８上に符号化し、これによりユー ザのカードに現在含まれるデータを保持する。更に、短期間蓄積手段に蓄積され ているあるデータがまた、後にモデムを経由して中央ホスト位置に転送されるた めに、長期間蓄積手段に書き込まれるように管理される。 図４を参照すると、発明性のある方法および装置１００は、取引カード１１ ０を有するユーザが、短時間内に複数の異なった位置１０２，１０３，１０４， １０６，１０７で取引することを可能にし、また現在の位置１０４が、消費者１ １０に関するデータまたはそれ以前の連続した取引１０２，１０３（矢印Ａ，Ｂ ）の交換または更新をするために中央プロセッサまたはホストユニット１０８と 交信することなく、カードのユーザ１１０に対するそれ以前の全ての取引１０２ ，１０３の結果を与えられることを可能にする。方法および装置１００は、カー ドユーザ１１０に対し、ユーザのカード情報の更新されたステータスの、オンカ ードで消去可能で再書き込み可能な表示を更に提供する。この時同時に、ユーザ カード１１０上に含まれているユーザカード１１０の取引履歴に基づいて、特別 なユーザ１１０に特に向けられた宣伝プログラム・オプションをカードユーザ１ １０に提示する。 このことは一般に、カード１１０上で運ばれる情報を、更新する目的のため に、ユーザ取引カード１１０上に記録、読み出し、再記録するために十分なメモ リを組込むことによって達成される。方法および装置１００はまた、カード上に 機械読取り可能なコードを組込んでいるので、カード１１０上のユーザが読取り 可能で、消去及び再書き込み可能なメッセージ部分の規定と、ポイント・オブ・ セールスのプリンタ／リーダ／ライタ・ユニットの位置１０２，１０３，１０４ ，１０６，１０７への組込みは、その消費者に対する１分前までのデータを取引 に持たせるために、位置１０２，１０３，１０４，１０６，１０７のそれぞれが ホスト１０８と通信する必要無しに、ユーザカード１１０とシステムおよび装置 １００との間の完全な相互作用を可能にする。 継続的情報更新のこの特徴は、消費者の購入パターンを勇気づける場合には 、特に重要である。個別カード表示に連結したカード１１０情報の即時の継続的 更新は、消費者プログラム・アワードと購入トークン・アワードに関する彼らの 立場を、その消費者が取引している特別な位置１０４にそれらの情報がダウンロ ードされるのを待つ必要なく、消費者に即時に通知することを許容する。人間が 読取り可能なオンカードの表示に対する規定は、種々の特別なプログラムまたは ディスカウントまたは消費者のトークン・アカウントの現在の合計を消費者に知 らせることができるメッセージを、カード１１０上に印刷することを許容する。 この情報は、消費者が、カード表示によって識別される次のアワードレベルを達 成するために、特別な追加的なビジネスを導入することを勇気づける。 図４を引き続き参照すると、システム、方法及び装置を構成する各要素は、 ホストユニット１０８から開始して、更に詳細に検証される。ホストユニット１ ０８は、システム１００に対する中央コントローラである。その通信ハードウエ ア及びソフトウエアを通して、ホスト１０８は、一次サテライトユニット１０２ −４と二次サテライトユニット１０６−７のプロセッサにプログラムを送信する 。ホスト１０８はまた、個別のユーザ・データベースを更新し、プログラム・デ ータベースを更新し、またマーケティング・データベースを拡張するために、そ してプログラム・アワード回収を実行するために、一次サテライトユニット１０ ２−４と二次サテライトユニット１０６−７で集められた消費者取引データを受 信できる（矢印Ｇ）。アワード・プログラム回収の実行は、一般に、二次ユニッ ト１０６−７に入力されたカードユーザ１１０の選択をダウンロードすることに よって達成される。これは通常、オフ時間またはタ方の時間に、バッチモードで 達成される。バッチ取引の間は、前の期間に対するカードユーザ１１０に関する 消費者回収取引がホスト１０８に送信される。ホスト１０８はそれから、追加の マーケティング参照のために、この情報をデータベース中に集める。ユーザ１１ ０が二次ユニット１０６を使用して選択した特別な回収アワード（取引矢印Ｄ） は、それから、選択されたアワードをカードの所有者１１０に配送する（矢印Ｈ ）ために、アワード分配ユニット１１２に送られる。 ホストユニット１０８はまた、カードユーザ１１０によって使用される一次 端末ユニット１０２−４と二次端末ユニット１０６−７を提示するローカル・サ ービス・エージェントのトークン・クレジット・アカウントを発行し、監視し、 および更新する。トークンまたはポイントまたはアワード・ユニットは、カード ユーザ１１０との取引Ａ−Ｄの間に、カードユーザ１１０に配分される。この代 わりに、装置とプログラム１００は、カードユーザ１１０が、トークンアワード 、またはホスト１０８のプログラムが前回のバッチ・ダウンロード期間に一次ユ ニット１０２−４と二次ユニット１０６−７に送信した他のアワード代替物を選 択することを許容する。 トークンまたはアワードユニットは、発行するホスト１０８と一次および二 次ユニット１０２−４，１０６−７の間で現金の値を持つことができるので、ホ スト・ターミナル１０８が一次および二次ユニット１０２−４，１０６−７の所 有者に請求書を発行する必要があることは明らかである。典型的に、一次および 二次ユニット１０２−４，１０６−７は、ターミナル・アカウント中にプリペイ ド・トークン・クレジットの最小額しか含まない。このアカウントは、ユニット が動作しているビジネス期間は常に、ターミナル１０２−４，１０６−７がトー クンのない状態になる危険性がない十分な大きさである。十分な供給ミニマムを ストックすることによって、ターミナル１０２−４，１０６−７は、ホストター ミナル１０８とのダウンロード／アップロード（矢印Ｆ，Ｇ）のバッチ期間が最 後の非動作期間中に失われても、動作を継続することが可能である。 ホストユニット１０８の他の責任は、その日に行われている現在の宣伝に関 する情報をカードユーザ１１０に与えるために、各一次または二次ターミナル１ ０２−４，１０６−７にダウンロードされた（矢印Ｆ）宣伝プログラムを更新す ることである。ホスト１０８はまた、ホストユニット１０８によって一次および 二次ターミナル１０２−４，１０６−７に分配されるためにプログラムされた他 の一時的な宣伝情報をカードユーザ１１０に与える。システム及び装置１００が アワード・プログラムの完全な範囲を提供することがきても、そのようなアワー ド・プログラム更新の１つの例は、将来、一次ターミナルサイトの１つで特別な 取引宣伝があるというカードユーザ１１０の通知である。人間が読取れる形態で この通知がユーザカード１１０上に書き込まれ、ユーザが将来の販売または取引 宣伝の継続的な注意を持ち運ぶことができる点を評価することが重要である。 宣伝プログラムのもう１つの例は、特別の一次ターミナル１０２−４で購入 した取引の割引か、またはカードユーザ１１０に特別の一次ターミナル１０２− ４でなされた購入に対してボーナス・トークンまたはポイント・アワードを与え ることである。ホストユニット１０８は、オフ時間通信プロセス中に新規の宣伝 更新プログラムを分配し（矢印Ｆ）、情報は、その後消費者取引カード１１０の 人間が読取れる部分に示されるために、一次および二次ターミナル１０２−４， １０８−７に蓄積される。それにより、カードユーザ１１０は特別な一次または 二次ターミナル１０２−４，１０８−７から入手できる特別な宣伝の進んだ通知 を受け取り、またこのようにしてカード所有者１１０の購入は、広告および宣伝 によってより正確に管理される。 ホスト・コンピュータ１０８によって発行されうる宣伝更新のもう１つのタ イプは、ランダム・アワード更新である。この事例では、ホストユニット１０８ は、例えば次の３０日間にターミナル１０２−４，１０６−７と取引をする各１ ５番目の消費者があるタイプの宣伝アワード、例えば追加ポイント、無料購入、 または購入割引のある形態を受けることができるように、一次および二次ターミ ナル１０２−４，１０６−７のプログラムを修正する。ターミナル１０２−４， １０６−７での異なる扱いを避けるために、特別な一次または二次ターミナル１ ０２−４，１０６−７に対する種々のランダムな宣伝アワードのプログラムが補 正される。これは、ホスト１０８が補正クレジットを、その特別のまたは二次タ ーミナル１０２−４，１０６−７用のトークン・アカウントに与える（矢印Ｆ） ことによって、達成される。 このようにして、ホスト１０８のプログラムによって生成されたランダム・ アワード（各アワード、取引のランダム・アワード、追加トークンのランダム・ アワード、ランダム取引割引等）のターミナル所有者に対し等しい適用が提供さ れる動作上の関係が回避される。要するに、一次または二次ターミナル１０２− ４，１０６−７を所有する個別の商人は、彼らだけが彼らの特別な端末で実行さ れるランダムなまたは特別なアワードの負担に耐えることに関係する必要がない のである。方法および装置１００は、端末保有者のトークン・アカウントに、タ ーミナル所有者位置１０２−４，１０６−７で実行されたランダム宣伝の値と等 しいトークンの保証アワードを提供する。 この代わりに、この方法に参加することを希望するが、ターミナル１０２− ４，１０６−７を有しない外部のベンダーまたは小売店でさえも、この発明の方 法の機能を利用することができる。このことは、全てのユーザカード１１０に表 示するために、全てのターミナル１０２−４，１０６−７と通信するランダムア ワードまたはビジネスオファーを提示するための中央ホスト１０８プログラムの 使用によって達成される。このようにして、製品、例えば、飲料の製造者は、そ れ自身の全てのターミナル１０２−４，１０６−７をカードユーザ１１０に実際 に提供することなしに、カードユーザ１１０に対し宣伝オファーを提示すること ができる。 ホストユニット１０８の追加機能には、一次および二次ターミナル１０２− ４，１０６−７からバッチ単位で収集された情報をダウンロード（矢印Ｇ）し、 その情報のダウンロードを導くために、周期的に一次および二次ターミナルと接 触することが含まれる。一次および二次ターミナルから情報をダウンロードする 時に、前述したアカウント転送（矢印Ｆ）が導かれ、購入者情報が収集およびダ ウンロードされ（矢印Ｇ）、アワードプログラム選択上のデータが分配センタに よって実行されるためにダウンロードされ（矢印Ｇ）、そしてそれらが正しく機 能しているかを判定するために、一次および二次ターミナルのそれぞれの診断プ ログラムが動作する（矢印Ｆ，Ｇ）。 一次ターミナル１０２−４に戻り、その機能と動作が詳細に説明される。一 般に、一次ターミナル１０２−４は、取引カード１０８上のターミナル１０２− ４に与えられた情報で動作する消費者取引カード相互作用端末である。通常動作 では、一次ターミナル１０２−４は、ホストユニット１０８と相互作用する必要 はない。何故ならば、プログラム実行に影響を与えるため、そしてプログラム・ インセンティブの１つに対する特別な消費者の制限を評価するために、取引カー ド１１０が、一次ターミナル１０２−４で必要とする全ての情報を提供するから である。 消費者が取引カード１１０を一次ユニット１０２−４に挿入すると、この一 次ユニットはカード１１０上に蓄積されている情報を読取り、それからこのカー ドは消費者の過去および最近の取引に関する完全に現在の情報を取引ユニット１ ０２−４与える（矢印ＡおよびＢ）。ここに述べられている本発明の実施例は、 消費者が持ち運んでいるカード上の限界消費者情報を読取り、更新し、そして再 記録するので、いかなる中央データベースとの相互作用も必要なく、そして消費 者は彼らと共に、彼らの取引および消費者のトークンアカウントと、種々の提供 された回収プログラムに対する彼らの関係に関するステータスとに関連した最新 の情報をターミナルからターミナルへと持ち運ぶ。 消費者が彼らの取引カードを機械に挿入すると、そこでかれらの現在のアカ ウントのステータスが機械によって読取られ、このアカウントのステータスがそ のプログラムに関して評価される。このような評価は、消費者に次のアワードに 関する適切なメッセージを提供するために、消費者のトークンアカウントを種々 のプログラム回収レベルと比較する形態をとり、消費者によって実行された取引 の数が消費者をプログラムまたは消費者の取引カード上に記載される特定のメッ セージからの応答に対して制限しているか否かを判定するために、消費者のシス テムとの取引回数がプログラムと比較される。加えて、消費者が参加しようとす る選択をしたプログラムのタイプは、もしあれば、決定され、ターミナルはそれ からその選択と、その特定のプログラムによって提供される現在の可能性を関連 付ける。そして、ターミナルは、消費者が制限する次のアワードレベルを決定す るか、またはその消費者に対して適切なポイント数を決定する。あるいは、この 消費者の取引にプログラム・ランダム・アワードの１つが適用できるかを単純に 決定する。 前述したように、カードに含まれる情報は、この特別な消費者が１つのタイ プのプログラムまたは第１のタイプのプログラムに参加するか否かを知らせる。 例を挙げると、第１のタイプのプログラムは、実行された消費者取引のドルの額 に基づいた消費者に対するトークンポイントの単なる割り当てである。この代わ りに、消費者にトークンポイントのアワードか消費者取引の割引かを選択させる プログラムに参加することを、消費者は選択できる。消費者が選択するために任 意の数の変形例が開発されうること、そして本発明のこの形態の重要な特徴は、 ターミナルが適切なプログラムを消費者取引カードとの相互作用に適用できるよ うに、消費者がいくつかのプログラム・オプションの１つを選択したことをター ミナルが認識することを許容する情報がカードで持ち運ばれることである点が理 解される。 前述したように、消費者取引カードで運ばれる情報にターミナルが一端アク セスすると、このターミナルはそれから、消費者カードに含まれる情報に基づい て、如何に特定の消費者と相互作用するかを適切に決定をすることができる。ま た、ターミナルはそれから、人間が読取れる形態でカードの表示部分に適切なメ ッセージの書き込みを実行することができる。この実施例では、カードの表示部 分は、カードに貼り付けた熱クロム・ディスプレイである。 消費者に対してメッセージを表示するために、ターミナルに対して分離した ディスプレイを付着することができるが、高度の商業活動の領域では、広い面積 の表示画面は避けることが好ましい。それは、消費者の取引ポイントに近い価値 あるカウンタスペースを消費するからである。また、小売店での取引のポイント から消費者が離れることを遅らせるための追加手段の創生は避けるべきである。 小売店での取引のポイントで消費者に表示された情報が多いほど、消費者が取引 に影響するために、また次の消費者取引が起こるように離れるのに時間がかかる という点が理解される。特定の消費者取引カードに対する表示機能を削除するこ とによって、そのカードは消費者メッセージが付いたシステムから排除される。 そして、その消費者は小売取引領域から離れ、ターミナルによって消費者取引カ ードに書き込まれたメッセージを検証することができる。 第２の取引ターミナルを参照して、このターミナルの特徴が説明される。第 ２の取引ターミナルは、一般に第１の取引ターミナルより少ない数の店に設置さ れる。第２の取引ターミナルは、追加的特徴を有し、そしてこの発明の取引シス テムに対する焦点の中心点を消費者に提示することを意図している。第２のター ミナルでは、消費者はホストによって生成されたプログラムと相互作用すること ができ、またプログラムに入力するために、また消費者取引カードに蓄積するた めに、種々のプログラムアワードに対する交換の取引トークンの回収に影響する と同様に、個人的な消費者の嗜好を選択することができる。第２のターミナルは 、一次ターミナルの機能の全てに影響することができるが、プログラムの追加的 な相互作用部分を備えている点が明記される。それ故、小売取引の位置を妨げる ことを回避するために、第２のターミナルを小売取引から離れた場所に設置する ことが有利である。消費者がトークン回収アワードのカタログまたはリストと相 互作用し、また消費者が受ける事を望み、そしてその取引に影響し、そのアワー ドを消費者に分配するためにアワードの選択をホスト端末に通信する、そのよう な特別なアワードの選択をするのは第２のターミナルである。動作の一実施例で は、第２のターミナルは消費者が食事中にプログラムと相互作用できるレストラ ンのテーブルに設置される。これにより、第２のターミナルから提示される種々 のプログラム・アワード・オプションを検証するゆとりのある時間を持つことが でき、そして適切な選択をすることができる。この代わりに、第２のターミナル は小売位置に全く配置される必要はなく、小売ショッピングモールの共通エリア に設置できる。これにより、消費者に対し、回収取引の良い意志と関連しながら 、トークン回収決定をするための快適で急がない位置、小売ショッピングモール を与えることができる。 消費者が一旦アワード・プログラムの選択をすると、その選択のパラメータ が決定される。選択のパラメータは通常、アワードトークンまたはそのアワード を達成するに必要なポイント合計の決定と、その数の消費者のカード上のアカウ ントとの比較とからなる。消費者カードがそのアワードを達成するに十分なトー クンを示す場合は、その取引は完了し、その営業日の最後にホストユニットに送 られる。一旦情報がホストマシンに送信されると、それは実際に消費者にアワー ドを送信する分配センタに通信される。 システム１００（図４）の異なる代替実施例は、メモリチップまたはコンピ ュータプロセッサチップをその上に搭載したユーザカード１００の使用を含む。 このようなカードは、産業界では既に「スマートカード」として使用され、また 展示されている。そのようなスマートカードのユーザカード１１０としての規定 は、システム１００が、より制限的な磁気ストリップカード１１０で提供できな い特徴を組込むことを可能にする。そのようなプログラムをスマートユーザカー ド１１０を通してシステム１００に追加することは、ユーザ１１０に、カード１ １０のトークンアカウントのトークンアワードと、現金回収貯金オプションとの 選択の機会を与える能力になる。プログラムの貯金オプションは、消費者が、可 能である場合は、消費者がその後実際の現金配当に交換できる貯金型アカウント に対するクレジットを受け取ることを可能にする。 スマートカードの実施例はまた、カード１１０が「現金財布」カードとして 使用されることを可能にする。この実施例では、現金配当アカウントを有するユ ーザおよびロードカード１１０は、そのオプションを二次ターミナル１０６−７ で選択することによって、またはシステム１００に加入している銀行の自動テラ ーにカード１１０を挿入することによって、カウントされる。このようにして、 スマートカード１１０は、取引の支払いに転送できる実際の現金クレジットを備 えることができる。この代わりに、スマートカード１１０は、ユーザの選択によ って、クレジットカードとしての機能を追加的に備えることができ、これは更に カードユーザ１１０に対して説明されたシステム１００の属性の利点を提供する 。 これらの説明が、マーケティングツールとして、そして特には頻繁な購入者 型のプログラムとしての、本発明の直接目標化された伝達システムの使用に焦点 を置かれたが、本発明のシステムは種々の実施例の形態に組込まれることが可能 であり、そのうちのいくつかが図示され、説明されただけである。本発明は、そ の精紳又は本質的特徴を離れることなく、他の形態で具体化されうる。説明され た実施例は、全ての考慮において説明的であり、制限的なものではないと考えら れるべきである。それ故、本発明の範囲は、前述の説明ではなく、添付の請求の 範囲によって示されるものである。請求の範囲の均等物の意味及び範囲に含まれ る全ての変更は、それらの範囲に含まれるものである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゴットリッチ，スティーブン アメリカ合衆国 66031 カンサス州 ニ ュー センチュリイ ガードナー ドライ ブ 301 グラフィック テクノロジー インコーポレイテッド (72)発明者 ホーリッツ，ジェイコブ アメリカ合衆国 66031 カンサス州 ニ ュー センチュリイ ガードナー ドライ ブ 301 グラフィック テクノロジー インコーポレイテッド

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 特別なユーザ用の選択された応答を決定するためのシステムであって、前 記選択された応答は連続的に現在データに基づいており、前記ユーザに対しリア ルタイムに前記応答を伝達するシステムにおいて、 少なくとも１つのプリンタ／リーダ／ライタ端末と、前記プリンタ／リーダ ／ライタ装置で使用するための前記ユーザに関連した少なくとも１つのユーザカ ードとを備え、 前記ユーザカードは、機械読取り可能なデータを受信し、記録するための領 域と、前記ユーザに対する情報を受信し、不揮発性で消去可能で再書き込み可能 な可視形態で表示するための領域とを有し、 前記プリンタ／リーダ／ライタ端末は、前記ユーザカードを受け入れるため に適用されるものであり、前記プリンタ／リーダ／ライタ端末は、 前記ユーザカード上に記録された機械読取り可能なコードを読取るための手 段および前記ユーザカードに機械読取り可能なコードを書き込みおよび再書き込 みするための手段と、 前記ユーザに対する応答を、不揮発性で消去可能なグラフィックまたは文字 の人間が読取れる形態で前記ユーザカードに書き込み、消去、および再書き込み するための手段と、 前記現在の取引に関連するデータを入力するための手段と、 データを記録し、処理するための集積化された手段とを有し、 これにより前記システムは、前記ユーザカードを前記システム内の任意のプ リンタ／リーダ／ライタ端末に入力したときはいつでも、前記選択された応答を 前記ユーザに伝達することが可能であることを特徴とするシステム。 ２． 請求項１のシステムにおいて、前記機械読取り可能なデータを受信し、記 録するための領域は、磁気的な表面であることを特徴とするシステム。 ３． 請求項１のシステムにおいて、前記機械読取り可能なデータを受信し、記 録するための領域は、前記ユーザカード上の集積回路であることを特徴とするシ ステム。 ４． 請求項１のシステムにおいて、前記ユーザに対する可視情報を受信し、表 示するための領域は、熱反転可能な印刷表面であることを特徴とするシステム。 ５． 請求項１のシステムにおいて、前記プリンタ／リーダ／ライタ端末は、外 部印刷装置に接続するための手段を更に備えることを特徴とするシステム。 ６． 請求項１のシステムにおいて、前記プリンタ／リーダ／ライタ端末は、集 積化された印刷手段を更に備えることを特徴とするシステム。 ７． 請求項１のシステムにおいて、前記プリンタ／リーダ／ライタ端末は、通 信手段を更に備えることを特徴とするシステム。 ８． 請求項７のシステムにおいて、前記通信手段は、外部の通信装置に接続す るためのポートを備えることを特徴とするシステム。 ９． 請求項７のシステムにおいて、前記通信手段は、前記プリンタ／リーダ／ ライタ端末内に集積化されていることを特徴とするシステム。 １０． 請求項１のシステムにおいて、前記プリンタ／リーダ／ライタ端末は、 ＰＯＳシステムまたは他のコンピュータシステムに接続するための手段を更に備 えることを特徴とするシステム。 １１． 請求項１のシステムにおいて、前記プリンタ／リーダ／ライタ端末は、 外部の信号装置に接続するための手段を更に備えることを特徴とするシステム。 １２． 特別なユーザに対し選択された応答を決定するための装置であって、不 揮発性の消去可能な可視形態で前記ユーザに対しリアルタイムに前記応答を伝達 する装置において、 ユーザに対し発行されたユーザカードと、 前記ユーザカードを受け入れるために適用されたプリンタ／リーダ／ライタ 端末とを備え、 前記ユーザカードは、機械読取り可能なコードを受信し、記録するための領 域と、前記ユーザに対する可視情報を受信し、表示するための領域とを有し、 前記プリンタ／リーダ／ライタ端末は、 前記ユーザカード上に記録された機械読取り可能なコードを読取り、また前 記ユーザカードに機械読取り可能なコードを書き込みおよび再書き込みするため の手段と、 前記ユーザに対する適切な応答を、不揮発性で消去可能な人間が読取れる形 態で前記ユーザカードに書き込み、消去、および再書き込みするための手段と、 データを記録し、処理するための集積化された手段とを有し、前記手段は特 別なユーザに対する適切な応答を決定するに十分であることを特徴とする装置。 １３． 請求項１２の装置において、前記機械読取り可能なデータを受信し、記 録するための領域は、磁気的な表面であることを特徴とする装置。 １４． 請求項１２の装置において、前記機械読取り可能なデータを受信し、記 録するための領域は、前記ユーザカード上の集積回路であることを特徴とする装 置。 １５． 請求項１２の装置において、前記ユーザに対する可視情報を受信し、表 示するための領域は、熱反転可能な印刷表面であることを特徴とする装置。 １６． 請求項１２の装置において、前記プリンタ／リーダ／ライタ端末は、外 部印刷装置に接続するための手段を更に備えることを特徴とする装置。 １７． 請求項１２の装置において、前記プリンタ／リーダ／ライタ端末は、集 積化された印刷手段を更に備えることを特徴とする装置。 １８． 請求項１２の装置において、前記プリンタ／リーダ／ライタ端末は、通 信手段を更に備えることを特徴とする装置。 １９． 請求項１８の装置において、前記通信手段は、外部の通信装置に接続す るためのポートを備えることを特徴とする装置。 ２０． 請求項１８の装置において、前記通信手段は、前記プリンタ／リーダ／ ライタ端末内に集積化されていることを特徴とする装置。 ２１． 請求項１２の装置において、前記プリンタ／リーダ／ライタ端末は、Ｐ ＯＳシステムまたは他のコンピュータシステムに接続するための手段を更に備え ることを特徴とする装置。 ２２． 請求項１２の装置において、前記プリンタ／リーダ／ライタ端末は、外 部の信号装置に接続するための手段を更に備えることを特徴とする装置。 ２３． 特別なユーザに対し選択された第１の応答を決定するための方法であっ て、前記第１の応答は連続的に現在データに基づいており、前記ユーザに対しリ アルタイムに前記第１の応答を伝達する方法において、 ａ） プログラムデータをデータ処理検索可能な形態でデータ処理手段にストア するステップと、 ｂ） ユーザにユーザカードを与えるステップと、 ｃ） 前記ユーザにユーザコードを割り当てるステップと、 ｄ） 前記ユーザコードによって前記ユーザカードを符号化するステップと、 ｅ） ユーザ情報をデータ処理検索可能な形態で前記ユーザカードにストアする ステップと、 ｆ） 前記データ処理手段に前記ユーザカードを入れるステップと、 ｇ） 前記ユーザコードおよび前記ユーザ情報を読取るステップと、 ｈ） ユーザの現在の取引に関係するデータを入力するステップと、 ｉ） 前記ストアされた製品および宣伝情報と、前記ユーザ情報と、前記現在の 取引データとの相関に基づいて前記第１のユーザ応答を決定するためのルールを ストアするステップと、 ｊ） 前記ストアされた製品または宣伝情報と、前記ユーザ情報と、前記現在の 取引データとの相関をとるステップと、 ｋ） 前記相関に基づいて前記ユーザに対する前記第１の応答を決定するステッ プと、 ｌ） 前記ユーザに対する前記第１の応答を不揮発性の可視形態で前記ユーザカ ード上に印刷するステップと、 ｍ） 前記ユーザカード上にストアされたユーザ情報を更新するステップと を備えることを特徴とする方法。 ２４． 請求項２３の方法において、 ａ） 前記ストアされた製品および宣伝情報と、前記ユーザ情報と、前記現在の 取引データとの相関に基づいて第２のユーザ応答を決定するためのルールをスト アするステップと、 ｂ） 前記ストアされた製品または宣伝情報と、前記ユーザ情報と、前記現在の 取引データとの相関をとるステップと、 ｃ） 前記相関に基づいて前記ユーザに対する前記第２の応答を決定するステッ プと、 ｄ） 前記ユーザに対する前記第２の応答を、集積化されたプリンタまたは周辺 のプリンタによってハードコピー形態で印刷するステップと を更に備えることを特徴とする方法。 ２５． 請求項２３の方法において、 ａ） 前記ストアされた製品および宣伝情報と、前記ユーザ情報と、前記現在の 取引データとの相関に基づいて第３のユーザ応答を決定するためのルールをスト アするステップと、 ｂ） 前記ストアされた製品または宣伝情報と、前記ユーザ情報と、前記現在の 取引データとの相関をとるステップと、 ｃ） 前記相関に基づいて前記ユーザに対する前記第３の応答を決定するステッ プと、 ｄ） 前記ユーザに対する音響または可視信号を生成可能な集積化装置または周 辺装置に対して起動信号を送信するステップと を更に備えることを特徴とする方法。 ２６． 請求項２３の方法において、 ａ） 前記ユーザコード、現在の取引データ、および前記ユーザに対して与えら れた応答に関する情報をデータ処理検索可能な形態で前記データベースに現在の ユーザ情報としてストアするステップと、 ｂ） 前記現在のユーザ情報を中央データベースに転送するステップと、 ｃ） 前記現在のユーザ情報を前記中央データベースにストアするステップと、 ｄ） 現在の製品および宣伝情報を前記中央データベースから前記データベース に転送するステップと を更に備えることを特徴とする方法。 ２７． ユーザカードであって、 ａ） 第１の面、第２の面、上辺、底辺、左辺、および右辺と、 ｂ） 機械読取り可能なデータを受け取り、書き込み、ストアし、そして再書き 込みするためのリード／ライト表面とを備え、 ｃ） 前記リード／ライト表面は、前記ユーザカードの少なくとも一方の面に配 置され、 ｄ） 前記リード／ライト表面は、異なる適用に関する機械読み込み可能なコー ドが前記左辺および前記右辺または前記上辺および前記底辺に沿って書き込まれ るに十分なサイズと配置であり、前記データ処理手段による前記適用の読取りが 、前記ユーザカードのどの辺が挿入されたかに依存して変化するように、前記ユ ーザカードが１以上の方向からデータ処理手段に挿入される ことを特徴とするユーザカード。 ２８． 請求項２７のユーザカードにおいて、前記リード／ライト表面は、前記 機械読み込み可能なコードが前記ユーザカードの完全な辺を横切って書き込まれ るに十分なサイズと配置であることを特徴とするユーザカード。 ２９． 請求項２７のユーザカードにおいて、前記リード／ライト表面は、磁気 的な表面であることを特徴とするユーザカード。 ３０． 請求項２７のユーザカードにおいて、可視的な応答を受信し、不揮発性 で消去可能にグラフィックまたは文字の人間が読取れる形態で表示するための印 刷領域を更に備え、前記印刷領域は、前記ユーザカードの少なくとも一方の面に 配置されていることを特徴とするユーザカード。 ３１． 請求項３０のユーザカードにおいて、前記印刷領域は、熱反転可能な印 刷表面であることを特徴とするユーザカード。 ３２． 個別ユーザ消費者の取引トークン・データを入手および追跡し、ユーザ 取引トークンを割り当ておよび回収するための装置であって、 ユーザ携帯取引カードと、 前記取引カードをその中に挿入するための第１の端末と、 前記取引カードをその中に挿入するための第２の端末と、 前記第１および第２の端末を起動するためのホスト端末とを備え、 前記カードは、 ユーザ取引トークン・アカウントをその上に記録するための前記カード上の 機械読取り及び書き込み可能なメモリと、 消去および再書き込み可能な、ユーザが読取り可能なカードメッセージのデ ィスプレイとを有し、 前記第１の端末は、 販売プログラムをロード、ストアおよび管理するためのメモリを有して端末 活動を管理するためのプロセッサと、 機械語のプリンタ／リーダ／ライタと、 機械読取り可能なデータを読取り、機械データをカード上に書き込むことを 可能にする機械語のプリンタ／リーダ／ライタと、 ユーザが読取り可能なメッセージを前記カードメッセージのディスプレイ上 に生成するライタとを有し、 前記第２の端末は、 販売プログラムをロード、ストアおよび管理するためのメモリを有して端末 活動を管理するためのプロセッサと、 機械語のプリンタ／リーダ／ライタと、 機械読取り可能なデータを読取り、機械データをカード上に書き込むことを 可能にする機械語のプリンタ／リーダ／ライタと、 ユーザが読取り可能なメッセージを前記カードメッセージのディスプレイ上 に生成するライタと、 トークン回収データベースからトークン取引の変化をユーザが検証および選 択するための表示ユニットとを有し、 前記ホスト端末は、 販売プログラムをロード、ストアおよび管理するためのメモリを有してユニ ット活動を管理するためのプロセッサと、 前記第２の端末における前記ユーザによって入力されたトークン取引交換を 含み、前記ホストが第１および第２の端末とデータ交換することを可能にするた めの、前記ホストと前記第１および第２の端末との間の通信接続、並びに前記ホ ストが、ユーザが選択したトークン取引交換の前記ユーザに対する割付を管理で きるようにするための、前記ホストと回収分配サイトとの間の通信接続とを有し 、 前記ホストは、取引トークンの割付とプログラム・アワードを前記ユーザに 与えるために、ホスト・プログラム・コマンドを前記第１および第２の端末に通 信し、そして前記ホストは、前記第１および第２の端末からユーザ取引データを 受信でき、前記第１および第２の端末は、取引トークンのユーザ回収に関係した 前記ホストに対するメッセージを選択及び管理できることを特徴とする装置。