JP2002512010A - 温度および湿度制御可能な改良されたパン焼き器 - Google Patents

温度および湿度制御可能な改良されたパン焼き器

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JP2002512010A
JP2002512010A JP2000544194A JP2000544194A JP2002512010A JP 2002512010 A JP2002512010 A JP 2002512010A JP 2000544194 A JP2000544194 A JP 2000544194A JP 2000544194 A JP2000544194 A JP 2000544194A JP 2002512010 A JP2002512010 A JP 2002512010A
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ケー.シー. ユング,サイモン
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ユング,サイモン, クウォック,チョイ
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    • A21BAKING; EDIBLE DOUGHS
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    • A21B7/00Baking plants
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Abstract

(57)【要約】 一定の期間焼いたパンの鮮度を保つことができる改良されたパン焼き器。パン焼き器のパン焼き室内に位置する温度センサと湿度レベルセンサがパン焼き室内の周囲状態を監視する。これらのセンサに呼応する表面ヒータと加湿器が採用され、パン焼き室内を予め決められた温度および湿度レベルを保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はパン焼き器のパン焼き室の周囲条件を監視し、維持することによって
内部に入っているパンの鮮度を保つことができる改良されたパン焼き器およびパ
ン焼き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭で一般的に使用されている従来のパン焼き器は、底部に電気ヒータを有す
るパン焼き室と、材料を入れてパン焼き室にセットする焼き釜と、焼き釜の中の
材料をかき混ぜ、混練するための攪拌器と、特定の方法で攪拌器を回転させるた
めの攪拌器モータを備えている。
【0003】 朝、一塊のパンが焼き上がっているようにするためには、通常、材料を前もっ
て準備し、釜の中に一晩置き、攪拌、混練、放置、焼き上げのようなパン焼き作
業のそれぞれの工程にかける。パン焼き作業全体は、通常、夜間の数時間かけて
完了する。パン焼き作業が完了すると、パンは、通常、朝までそのままパン焼き
室に放置されたままとなる。パンが焼き上がってから消費する時間までの間、数
時間経つこともある。その間、パンは、冷めてしまう。パンを加熱し直せば、水
分が蒸発して失われるため、硬くなり、作ったパンの味やキメに影響する。
【0004】 例えば、消費前に電子レンジでパンを温め直すという方法がとられている。し
かし、この方法は、パン焼き器からパンを取り出し、それを皿に移して電子レン
ジで温めるという別の工程を必要とするために好ましくない。さらに、電子レン
ジで温めたとしても、電子レンジで温めることによってパンに水分を補給するこ
とはないため、パンのキメは、満足のいくものとはならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
よって、本発明の目的は、おおむね上記のタイプの、しかし、パン焼き室の環
境を制御し、パンをしばらくの間新鮮な状態に保つことができる改良されたパン
焼き器を提供することにある。 本発明のもう一つの目的は、パン焼き室をしばらくの間、所望の温度、湿度、
および香りに保つことができる改良されたパン焼き器を提供することにある。 本発明のさらにもう一つの目的は、パン焼き室を温め、内部の湿度を保ち、中
のパンを温かく、ふっくらと保つことができる改良されたパン焼き器を提供する
ことにある。
【0006】
【発明の実施の態様】
上記の、そして他の目的を達成した本発明の改良されたパン焼き器は、底部に
電気ヒータを有するパン焼き室と、材料を入れ、パン焼き室内にセットするよう
に構成された焼き釜と、焼き釜の中の材料を攪拌し混練するための攪拌器と、指
定した方法で攪拌器を回転させるための攪拌器モータを備えている。
【0007】 本発明は、さらにパン焼き室の内部の周囲状態を監視するための周囲状態セン
サを備えている。好ましい実施形態では、周囲状態センサは、温度センサと湿度
センサとを備えている。
【0008】 さらに、パン焼き室の内部には、内部の湿度と温度の発生源として加湿器と表
面ヒータが設けられている。さらに、パンや機器には少なくとも一つの空気孔が
設けられており、パン焼き室から上記が外部に出ることができるように構成され
ている。
【0009】 好ましい実施形態では、制御装置が設けられており、周囲状態センサに呼応し
て加湿器と表面ヒータを制御し、パン焼き室内の周囲環境を制御した状態に保つ
ことができる。本発明のパン焼き器は、制御装置によって制御され、パン焼き作
業のそれぞれの工程ごとにプログラム化された作業手順を自動的に実施する。作
業手順は、制御装置内の記憶装置に保存されており、プログラム化しておくこと
も、使用者が手動で入力することもできる。プログラム化された、あるいは入力
したパラメータは、パン焼きが完了した後の保温時間、保温温度、パン焼き器を
起動してパンを再加熱する時間、再加熱時間中の内部の湿度、再加熱時間中のパ
ン焼き室内の温度、およびすべての空気孔を閉じて香りと湿度がパン焼き室から
逃げないようにする時間などを含む。
【0010】 プログラム化された作業手順に基づいて、制御装置は、パン焼き器の個々の構
成要素(例えば、主ヒータ、表面ヒータ、加湿器、空気循環機構、空気孔、攪拌
器など)の個々の操作を、パン焼き室内に位置する周囲常態センサに呼応して制
御する。制御装置は、混煉モード、焼き上げモード、保温モード、再加熱モード
、高温加熱モード、中にパン焼き器のそれぞれの構成要素に対し、制御パラメー
タの最適な組合せを決定することによって、制御信号の組を生成してパン焼き器
の様々な構成要素を制御する。
【0011】 例えば、混練手順中、制御装置はまず、適当な制御信号を生成して電気ヒータ
と攪拌器モータを制御してパン焼き室内の材料を攪拌し、混練する。次に、制御
装置は攪拌器モータの作業を一時停止し、材料を放置させるための制御信号を生
成する。
【0012】 パン焼き上げモードでは、制御装置は電気ヒータをオンにし、パン焼き室を加
熱して内部のパン生地を焼く。上記の機能の一部を有する制御装置が、本出願と
同じ発明者に発行された米国特許第5,704,277号で開示されており、参
照のためにここで引用している。
【0013】 パン焼きが完了すると、本発明は、パンを後で消費するために好ましい温度で
保温することができる(すなわち、保温モード)。保温モード中は、制御装置は
加湿器と共に表面ヒータをオンにし、パン焼き室内を予め決められた保温温度と
湿度に維持する。プログラム化された、あるいは使用者が入力した予め決められ
た時間が経過した後、パン焼き器は自動的にオフとなる。
【0014】 再加熱モードでは、本発明のパン焼き器は、自動的に選択した時間に起動して
パンを再加熱する。パン焼き器は、パンを再加熱し、湿度をパン焼き室に再び導
入して、内部のパンを温かくふっくらと保つ。
【0015】 さらに、好ましい実施形態では、本発明は高温加熱モードを備えている。高温
加熱モードでは、主ヒータをオンとし、パン焼き器を片付け、収納する前に、パ
ン焼き室内に含まれる残留湿度を取除き、菌を殺すことができる温度までパン焼
き室内の温度を上げる。
【0016】 本発明の様々な局面におけるさらなる機能および利点は、次に示す添付の図面
に基づく好ましい実施形態の説明により明らかとなろう。
【0017】 図1は、本発明によるパン焼き器である。本発明の好ましいパン焼器は、外側
機枠10、底近くに電気ヒータを有するパン焼き室12、パン焼き室12の内部
に取り外し可能にセットし、パンの材料を受容するためのパン焼き釜16と、モ
ータ室20内部に、パン焼き室12に隣接して位置すると共に、室分離壁によっ
て取り外し可能に分離された攪拌器モータ18と、材料をパン焼き室12の中に
導入するためのパン焼き室ドア60とを備えている。
【0018】 攪拌器モータ18の駆動軸2は、ベルト26を介して攪拌駆動軸24と動作伝
達関係にある。このように、攪拌器モータ18を制御下で起動することによって
、攪拌器駆動軸24に取り付けた攪拌羽根28を、例えば、時計回りと反時計回
りに交互に回転させてパン焼き釜16の内容物を攪拌、混練、および混合するな
ど、独自の方法で回転させることができる。
【0019】 本発明の好ましい実施形態では、図1に示すように、パン焼き釜16は、パン
焼き室12に連結されており、パン焼き釜16をパン焼き器1から取り外すこと
ができない。この好ましい実施形態では、パン焼き室12は、パン焼き室の壁の
内部に主ヒータ14が設けられた、パン焼き材料を受容するパン焼き釜として機
能し、主ヒータ14から内部の材料を直接加熱しないように防ぐ。
【0020】 本発明のもう一つの実施形態では、主ヒータ14がパン焼き室12の上部また
は側壁に位置している。主ヒータ14をパン焼き室12の上部または側壁に位置
させることにより、この好ましい実施形態は、パン焼き室12の内部の材料をよ
り均一に加熱することができる。
【0021】 モータ室20は、さらに、パン焼き室12に隣接し、仕切り壁によってパン焼
き釜16から分離された位置にファンモータ30を有し、パン焼き室12の内部
の空気を循環させてパン焼き釜16内を均一に加熱する。
【0022】 本発明のパン焼き器は、パン焼き室12の内部の内部温度や湿度のような内部
周囲状態を検出するため、パン焼き室12の内部に一つ以上の周囲状態センサを
備えている。好ましい実施形態では、温度センサ32と湿度レベルセンサ34と
を設けている。
【0023】 本発明のパン焼き器は、パン焼き器が保温モードまたは再加熱モードに設定さ
れていると、パンを保温または再加熱する。表面ヒータ36および加湿器38が
設けられており、保温および再加熱モードでは、パン焼き室12に対して補助加
熱および加湿を行なう。表面ヒータ36と加湿器38は、温度センサ32および
湿度レベルセンサ34によって検出された周囲状態に呼応して作動する。表面ヒ
ータ36および加湿器38の操作は、制御装置40内部に保存してあるプログラ
ム化された操作手順によって制御される。
【0024】 図2は、本発明の好ましい実施形態の表面ヒータ36の詳細図である。表面ヒ
ータ36は、アルミニウム紙104で覆われ、パン焼き室12の外側表面に取り
付けた複数の加熱要素102を備えている。表面ヒータ36がパン焼き室106
の内壁の実質的に全体を覆うのが好ましい。表面ヒータ36でパン焼き室12の
回りを実質的に包み込むことにより、パン焼き室12の内部の温度を均一に維持
することができる。
【0025】 図3a,3b,および3cは、加湿器38のさらに詳しい異なる実施形態を表
している。加湿器38は、蒸発器タンク42と、蒸発器タンク42を加熱してパ
ン焼き室12内部に水蒸気を発生させる蒸発器ヒータ44と、水を蒸発器タンク
42に供給する水容器42と、蒸発器タンク42を水容器46に接続する水パイ
プ50と、水パイプ50に連結され、容器46から蒸発器タンク42に流れる水
の量を制御するための水パイプ弁52とを備えている。蒸発器ヒータ44は、予
め決められ、プログラム化された操作手順にしたがって制御装置40によって制
御される。例えば、パン焼き室12の内部の湿度レベルが低すぎると検出された
場合には、蒸発器ヒータ44が起動して蒸発器タンク42の中の水を加熱してパ
ン焼き室12の内部に水蒸気を生成する。一方、制御装置が、パン焼き室12の
内部の湿度レベルが十分であると判断した場合には、蒸発器ヒータ44はオフと
なり、それ以上蒸発しないように阻止する。
【0026】 図3aは、本発明のある好ましい実施形態を示すものである。この実施形態で
は、水パイプ弁52は、水位センサ38によって制御される。蒸発器タンク42
の中の水位が高すぎる場合、水位センサ38は蒸発器タンク42への水供給を断
つ。一方、十分な蒸気を供給するためには水位が低すぎるという場合は、水パイ
プ弁52が開いて水を加熱された蒸発器タンク42に流し、パン焼き室12の内
部により多くの水蒸気を生成する。
【0027】 図3bは、本発明のもう一つの好ましい実施形態を表したものである。水パイ
プ弁52は、制御装置40によって制御される。水パイプ弁52は、通常、オフ
となっており、制御装置が、パン焼き室12内部の湿度レベルが低すぎると判断
した場合にのみオンとなって蒸発器タンク42に水を流すことができるようにな
る。水蒸気は、水が蒸発器ヒータ44によって加熱された蒸発器タンク42に到
達すると生成される。この実施形態では、水位センサ38は必要ない。
【0028】 全体的な設計を単純化するため、本発明のある実施形態では、蒸発器タンク4
2を蒸発器ヒータの代わりに主電気ヒータ14で単純に加熱することができる。
したがって、電気ヒータ14が通常のパン焼きおよび水蒸気生成両方の機能を実
行するため、別の蒸発器ヒータは必要ない。
【0029】 図3cは、本発明のもう一つの実施形態を示したものであり、主電気ヒータ1
4または別体の蒸発器ヒータを使う代わりに、超音波変換器47のような電子変
換器が蒸発器タンク42内に載置され、パン焼き室内を適度な湿度に保つ。ある
いは、図3bで示す実施形態の加熱要素44の代わりに電子変換器47を使って
もよい。
【0030】 本発明のもう一つの好ましい実施形態では、本発明のパン焼き木は、蒸し器と
しての(例えば、中華風蒸しパンや野菜などを蒸す場合)機能も果たすように設
計されている。この好ましい実施形態では、加湿器38の水タンク46が大きく
なっており、大量の水を中に貯蔵することができるように構成されている。水タ
ンク46を大きくすることによって、加湿器38によって大量の蒸気を生成する
ことができる。したがって、加湿器38は、個々の操作モードの間に単に湿度を
パン焼き器の中に供給するだけでなく、加湿器38は、パン焼き器の中に入って
いる材料を蒸すための蒸気生成器としても機能することができる。この蒸し器モ
ードでは、主電気ヒータ14および表面ヒータ36は、例えば、パン焼き器内の
生地の蒸し料理ができるように、完璧にオフにすることができる。
【0031】 本発明のもう一つの実施形態では、攪拌羽根28を攪拌器駆動軸24および/
またはパン焼き室12から取り外すことができる。特に、駆動軸24は、レシピ
が攪拌羽根28の動作を必要としない場合に取り外すことができる。例えば、野
菜のみを蒸す場合、攪拌羽根28を取り外し、パン焼き室12全体に野菜を入れ
ることができる。
【0032】 制御装置40の基本的な機能は、パン焼き器の様々な構成要素の操作を制御す
ることである。制御装置40は、(特別なパン焼き工程がそのような制御を必要
とする場合)電気ヒータ14、攪拌器モータ18、攪拌器モータ18、モータフ
ァン30、および通気孔45に制御信号を送る。パン焼き器の様々な構成要素を
制御する際の制御装置40の詳しい操作は、本出願と同じ発明者に発行された米
国特許第5,704,277号に説明してあり、ここでは参照のために引用して
いる。本発明に適した制御装置のもう一つの開示は、同発明者により本発明の同
日に提出した同時係属出願中の米国特許出願“改良された調理器具およびそのコ
ード化装置”で示されている。同時係属出願の開示全体もまた、ここで参照のた
めに引用されている。
【0033】 本発明の好ましい実施形態では、制御装置40は、温度センサ32や湿度レベ
ルセンサ34によって検出された内部の温度や湿度を分析したり、プログラム化
した操作手順に従って制御信号を生成し、パン焼き器内で異なる構成要素を制御
して希望の周囲状態を提供し、内部のパンの保温および再加熱するといった別の
機能を実行するように設計されている。
【0034】 本発明の一つの好ましい実施形態では、図1に示すように、複数の通気孔45
がパン焼き器の上壁に設けられている。特に、付き孔45は、図4aおよび4b
に示すように単純な電磁設計を使って開閉できる。パンのレシピおよび/または
パン焼き器の内部の周囲状態により、通気孔45は、制御装置40によって開閉
することができる。例えば、パン焼き工程中、通気孔45を、制御装置40によ
って開き、蒸気をパン焼き室12から逃がすことができる。一方、パン焼き工程
のある期間中は、コントローラが通気孔45を閉じてパン焼き器の中の湿度また
は香りを保持することができる。さらに、保温モードで通気孔45を閉じてパン
の湿度喪失を防ぐこともできる。
【0035】 特に、本発明のこの局面の新規性の一部は、パン焼き器を、通気孔45をどの
モード(例えば、混練、焼き上げ、蒸し器、保温など)などの間でも開閉できる
ようにプログラム化したところにある。
【0036】 本発明のもう一つのもう一つの好ましい実施形態では、パン焼き室ドア60と
パン焼き室12の壁との間にドア密閉材を設け、特に保温段階において湿度がパ
ン焼き室から逃げないように防いでいる。ドア密閉材は、度重なる熱サイクルに
耐えることのできるプラスチックからなるのが好ましい。
【0037】 図5は、本発明の好ましい実施形態の制御装置のブロック線図である。好まし
い実施形態では、パン焼き室12の内部に位置する周囲常態センサ30は、パン
焼き室12の内部の温度と湿度を検出するための温度センサ32と湿度レベルセ
ンサ34を備えている。これらのセンサで生成された検出信号301は、制御装
置40に送られる。
【0038】 図5に示すように、制御装置40は、プロセッサ302と、パン焼き器の様々
な構成要素に対する一連の操作を記憶する記憶装置304と、使用者がパン焼き
、保温、および再加熱構成のパラメータを入力するための入力機構306と、制
御装置40に計時させるためのタイマ308を備えている。
【0039】 制御装置40の基本的な操作は、米国特許第5,704,277号に開示され
ているが、本発明の制御装置40による付加的機能に注目すべきである。
【0040】 本発明の好ましい実施形態では、制御装置40は、周囲状態センサ302から
の内部の温度や湿度の検出信号301などに呼応して、その記憶装置304に保
存されているプログラム化された操作手順にデータを処理する。好ましい実施形
態では、周囲状態センサ302は、パン焼き室12の内部温度と湿度を監視する
ためにパン焼き室12内部に配設された温度センサ32と湿度レベルセンサ34
を備えている。すると、制御装置40は、制御信号310の組を生成し、パン焼
き室12の内部で検出された内部の温度および湿度に呼応してパン焼き器の様々
な構成要素を制御する。加湿器38および表面ヒータ36の操作を適切に制御す
ることによって、パン焼き器の保温および再加熱モードにおいてパン焼き室12
の内部を望ましい周囲状態に保つことができる。
【0041】 また、本発明により、使用者は、パン焼き器の個々のモードに対してパラメー
タを変更または入力することができる点にも注目すべきである。パン焼き器の製
造業者がプログラム化したパラメータを使う代わりに、パラメータを使用者が変
更できるのである。これは、入力機構306によって実現され、パラメータは、
制御装置40の記憶装置304に保存されるのである。
【0042】 例えば、パン焼き器は、製造業者が設定したプログラム化されたパラメータに
したがって操作することができる。あるいは、使用者が保温時間の長さや保温時
間中の内部の温度などのような、保温モードのみのパラメータを変更することも
できる。さらに、使用者は、新しい種類のパンの完全に新しいレシピを入力して
レシピが必要とするすべてのパラメータを設定することもできる。
【0043】 本発明のもう一つの好ましい実施形態では、パン焼き器1のパン焼きサイクル
の開始時間および終了時間のプログラム化、または使用者によるプログラム化が
可能である。すなわち、使用者は、前もって材料を準備し、パン焼き器が予め決
められた時間にパン焼きサイクルを開始または終了するようにプログラム化する
ことができるのである。
【0044】 本発明の好ましい実施形態では、パン焼き器をプログラム化し、5つの異なる
モード、すなわち(1)混練モード、(2)焼き上げ/蒸し器モード、(3)保
温モード、(4)再加熱モード、および(5)高温加熱モードを操作することが
できる。
【0045】 混練および焼き上げ/蒸し器モードでは、本発明は、米国特許第5,704,
277号において説明したようなパン焼き器と同様に操作することができるので
、加湿器38と表面ヒータ36は通常使用しない。しかし、レシピが加湿器38
および/または表面ヒータ36の操作を必要とするような状況下においては、加
湿器38および表面ヒータ36のいずれか一方または両方を起動することができ
る。
【0046】 本発明のパン焼き器においては、保温モードでは、プログラムが決定した、お
よび/あるいは使用者が入力したパン焼き室12内の予め決められた周囲環境が
維持される。このモードでは、電気ヒータ14は通常オフになっている。パワー
低い表面ヒータ36がオンとなり、パン焼き室12を希望の温度に温める。さら
に、加湿器38は、パンの中の水分を維持するため、パン焼き室12の内部を希
望の湿度レベルを維持するために必要なす蒸気を供給する。さらに、保温モード
では、通気孔45は閉じ、パン焼き室12からの水分の喪失を防ぐ。
【0047】 再加熱モードは、パンが冷めた後、もう一度パンを温めるために設計されてい
る。例えば、パンが一晩パン焼き器の中に放置された次の朝にそのパンを再加熱
することができる。再加熱モードでは、パン焼き室12の内部の温度が温度セン
サ32と表面ヒータ36によって密に監視され、制御される。さらに、パン焼き
室12の内部の湿度レベルを、パン焼き室12の内部に位置する湿度レベルセン
サ34と加湿器38とによって監視および制御することができる。
【0048】 好ましい実施形態では、保温および再加熱モードの間、電気ヒータと攪拌器モ
ータ18は通常オフになっている。空気循環ファン30の操作はレシピや周囲状
態の要求内容によって任意で行なうことができる。例えば、より均一な周囲状態
がパン焼き室12内で必要とされる場合には、制御装置40によって空気循環フ
ァン30をオンにする。
【0049】 最後に、高温加熱モードでは、パン焼き器のパン焼き室40内に設けられた主
電気ヒータ14が、高温で作動し、内部の菌をすべて殺すことによってパン焼き
室を滅菌する。さらに、高温により、パン焼き室内に含まれる湿気を除去してか
びの発生を防ぐ。
【0050】 本発明の重要な特性は、湿度レベルセンサ34とパン焼き室12内に位置する
加湿器38を設けたことにある。加湿器38は、特に、パン焼き室12の湿度レ
ベルを維持し、パンの内部の水分を保つように設計されている。このような機能
がないと、パンは、保温および再加熱モードで表面ヒータ36によって乾燥して
しまう。
【0051】 本発明は、好ましい特定の実施形態に関して説明してきたが、これら説明よび
例は、例示するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではなく、本発
明の範囲は、添付の請求の範囲によって限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるパン焼き器の略図である。
【図2】 表面ヒータの構成を表す略図である。
【図3a】 蒸発器タンク内を予め決められた水位に保つための水位センサを有する加湿器
を示す図である。
【図3b】 必要なときに蒸発器タンク内に水を流入させる水弁を有する加湿器を示す図で
ある。
【図3c】 蒸発器タンクに含まれた水を加熱するための変換器を有する加湿器を示す図で
ある。
【図4a】 複数の通気孔を開いた状態を示す略図である。
【図4b】 複数の通気孔を閉じた状態を示す略図である。
【図5】 本発明の好ましい実施形態による、パン焼き器に使用する制御装置のブロック
線図である。
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月16日(2000.11.16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 温度および湿度制御可能な改良されたパン焼き器
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明はパン焼き器のパン焼き室の周囲条件を監視し、維持することによって
内部に入っているパンの鮮度を保つことができる改良されたパン焼き器およびパ
ン焼き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 家庭で一般的に使用されている従来のパン焼き器は、底部に電気ヒータを有す
るパン焼き室と、材料を入れてパン焼き室にセットする焼き釜と、焼き釜の中の
材料をかき混ぜ、混練するための攪拌器と、特定の方法で攪拌器を回転させるた
めの攪拌器モータを備えている。
【0003】 朝、一塊のパンが焼き上がっているようにするためには、通常、材料を前もっ
て準備し、釜の中に一晩置き、攪拌、混練、放置、焼き上げのようなパン焼き作
業のそれぞれの工程にかける。パン焼き作業全体は、通常、夜間の数時間かけて
完了する。パン焼き作業が完了すると、パンは、通常、朝までそのままパン焼き
室に放置されたままとなる。パンが焼き上がってから消費する時間までの間、数
時間経つこともある。その間、パンは、冷めてしまう。パンを加熱し直せば、水
分が蒸発して失われるため、硬くなり、作ったパンの味やキメに影響する。
【0004】 例えば、消費前に電子レンジでパンを温め直すという方法がとられている。し
かし、この方法は、パン焼き器からパンを取り出し、それを皿に移して電子レン
ジで温めるという別の工程を必要とするために好ましくない。さらに、電子レン
ジで温めたとしても、電子レンジで温めることによってパンに水分を補給するこ
とはないため、パンのキメは、満足のいくものとはならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 よって、本発明の目的は、おおむね上記のタイプの、しかし、パン焼き室の環
境を制御し、パンをしばらくの間新鮮な状態に保つことができる改良されたパン
焼き器を提供することにある。 本発明のもう一つの目的は、パン焼き室をしばらくの間、所望の温度、湿度、
および香りに保つことができる改良されたパン焼き器を提供することにある。 本発明のさらにもう一つの目的は、パン焼き室を温め、内部の湿度を保ち、中
のパンを温かく、ふっくらと保つことができる改良されたパン焼き器を提供する
ことにある。
【0006】
【発明の実施の態様】 上記の、そして他の目的を達成した本発明の改良されたパン焼き器は、底部に
電気ヒータを有するパン焼き室と、材料を入れ、パン焼き室内にセットするよう
に構成された焼き釜と、焼き釜の中の材料を攪拌し混練するための攪拌器と、指
定した方法で攪拌器を回転させるための攪拌器モータを備えている。
【0007】 本発明は、さらにパン焼き室の内部の周囲状態を監視するための周囲状態セン
サを備えている。好ましい実施形態では、周囲状態センサは、温度センサと湿度
センサとを備えている。
【0008】 さらに、パン焼き室の内部には、内部の湿度と温度の発生源として加湿器と表
面ヒータが設けられている。さらに、パンや機器には少なくとも一つの空気孔が
設けられており、パン焼き室から蒸気が外部に出ることができるように構成され
ている。
【0009】 好ましい実施形態では、制御装置が設けられており、周囲状態センサに呼応し
て加湿器と表面ヒータを制御し、パン焼き室内の周囲環境を制御した状態に保つ
ことができる。本発明のパン焼き器は、制御装置によって制御され、パン焼き作
業のそれぞれの工程ごとにプログラム化された作業手順を自動的に実施する。作
業手順は、制御装置内の記憶装置に保存されており、プログラム化しておくこと
も、使用者が手動で入力することもできる。プログラム化された、あるいは入力
したパラメータは、パン焼きが完了した後の保温時間、保温温度、パン焼き器を
起動してパンを再加熱する時間、再加熱時間中の内部の湿度、再加熱時間中のパ
ン焼き室内の温度、およびすべての空気孔を閉じて香りと湿度がパン焼き室から
逃げないようにする時間などを含む。
【0010】 プログラム化された作業手順に基づいて、制御装置は、パン焼き器の個々の構
成要素(例えば、主ヒータ、表面ヒータ、加湿器、空気循環機構、空気孔、攪拌
器など)の個々の操作を、パン焼き室内に位置する周囲常態センサに呼応して制
御する。制御装置は、混煉モード、焼き上げモード、保温モード、再加熱モード
、高温加熱モード、中にパン焼き器のそれぞれの構成要素に対し、制御パラメー
タの最適な組合せを決定することによって、制御信号の組を生成してパン焼き器
の様々な構成要素を制御する。
【0011】 例えば、混練手順中、制御装置はまず、適当な制御信号を生成して電気ヒータ
と攪拌器モータを制御してパン焼き室内の材料を攪拌し、混練する。次に、制御
装置は攪拌器モータの作業を一時停止し、材料を放置させるための制御信号を生
成する。
【0012】 パン焼き上げモードでは、制御装置は電気ヒータをオンにし、パン焼き室を加
熱して内部のパン生地を焼く。上記の機能の一部を有する制御装置が、本出願と
同じ発明者によって発行された米国特許第5,704,277号で開示されてお
り、参照のためにここで引用している。
【0013】 パン焼きが完了すると、本発明は、パンを後で消費するために好ましい温度で
保温することができる(すなわち、保温モード)。保温モード中は、制御装置は
加湿器と共に表面ヒータをオンにし、パン焼き室内を予め決められた保温温度と
湿度に維持する。プログラム化された、あるいは使用者が入力した予め決められ
た時間が経過した後、パン焼き器は自動的にオフとなる。
【0014】 再加熱モードでは、本発明のパン焼き器は、自動的に選択した時間に起動して
パンを再加熱する。パン焼き器は、パンを再加熱し、湿度をパン焼き室に再び導
入して、内部のパンを温かくふっくらと保つ。
【0015】 さらに、好ましい実施形態では、本発明は高温加熱モードを備えている。高温
加熱モードでは、主ヒータをオンとし、パン焼き器を片付け、収納する前に、パ
ン焼き室内に含まれる残留湿度を取除き、菌を殺すことができる温度までパン焼
き室内の温度を上げる。
【0016】 本発明の様々な局面におけるさらなる機能および利点は、次に示す添付の図面
に基づく好ましい実施形態の説明により明らかとなろう。
【0017】 図1は、本発明によるパン焼き器である。本発明の好ましいパン焼器は、外
側機枠10、底近くに電気ヒータ14を有するパン焼き室12、パン焼き室12
の内部に取り外し可能にセットし、パンの材料を受容するためのパン焼き釜16
と、モータ室20内部に、パン焼き室12に隣接して位置すると共に、室分離壁
によって取り外し可能に分離された攪拌器モータ18と、材料をパン焼き室12
の中に導入するためのパン焼き室ドア60とを備えている。
【0018】 攪拌器モータ18の駆動軸22は、ベルト26を介して攪拌駆動軸24と動作
伝達関係にある。このように、攪拌器モータ18を制御下で起動することによっ
て、攪拌器駆動軸24に取り付けた攪拌羽根28を、例えば、時計回りと反時計
回りに交互に回転させてパン焼き釜16の内容物を攪拌、混練、および混合する
など、独自の方法で回転させることができる。
【0019】 本発明の好ましい実施形態では、図1に示すように、パン焼き釜16は、パン
焼き室12に連結されており、パン焼き釜16をパン焼き器1から取り外すこと
ができない。この好ましい実施形態では、パン焼き室12は、パン焼き室の壁の
内部に主ヒータ14が設けられた、パン焼き材料を受容するパン焼き釜として機
能し、主ヒータ14から内部の材料を直接加熱しないように防ぐ。
【0020】 本発明のもう一つの実施形態では、主ヒータ14がパン焼き室12の上部また
は側壁に位置している。主ヒータ14をパン焼き室12の上部または側壁に位置
させることにより、この好ましい実施形態は、パン焼き室12の内部の材料をよ
り均一に加熱することができる。
【0021】 モータ室20は、さらに、パン焼き室12に隣接し、仕切り壁によってパン焼
き釜16から分離された位置にファンモータ30を有し、パン焼き室12の内部
の空気を循環させてパン焼き釜16内を均一に加熱する。
【0022】 本発明のパン焼き器は、パン焼き室12の内部の内部温度や湿度のような内部
周囲状態を検出するため、パン焼き室12の内部に一つ以上の周囲状態センサを
備えている。好ましい実施形態では、温度センサ32と湿度レベルセンサ34と
を設けている。
【0023】 本発明のパン焼き器は、パン焼き器が保温モードまたは再加熱モードに設定さ
れていると、パンを保温または再加熱する。表面ヒータ36および加湿器38が
設けられており、保温および再加熱モードでは、パン焼き室12に対して補助加
熱および加湿を行なう。表面ヒータ36と加湿器38は、温度センサ32および
湿度レベルセンサ34によって検出された周囲状態に呼応して作動する。表面ヒ
ータ36および加湿器38の操作は、制御装置40内部に保存してあるプログラ
ム化された操作手順によって制御される。
【0024】 図2は、本発明の好ましい実施形態の表面ヒータ36の詳細図である。表面ヒ
ータ36は、アルミニウム紙104で覆われ、パン焼き室12の外側表面に取り
付けた複数の加熱要素102を備えている。表面ヒータ36がパン焼き室106
の内壁の実質的に全体を覆うのが好ましい。表面ヒータ36でパン焼き室12の
回りを実質的に包み込むことにより、パン焼き室12の内部の温度を均一に維持
することができる。
【0025】 図3a,3b,および3cは、加湿器38のさらに詳しい異なる実施形態を表
している。加湿器38は、蒸発器タンク42と、蒸発器タンク42を加熱してパ
ン焼き室12内部に水蒸気を発生させる蒸発器ヒータ44と、水を蒸発器タンク
42に供給する水容器42と、蒸発器タンク42を水容器46に接続する水パイ
プ50と、水パイプ50に連結され、容器46から蒸発器タンク42に流れる水
の量を制御するための水パイプ弁52とを備えている。蒸発器ヒータ44は、予
め決められ、プログラム化された操作手順にしたがって制御装置40によって制
御される。例えば、パン焼き室12の内部の湿度レベルが低すぎると検出された
場合には、蒸発器ヒータ44が起動して蒸発器タンク42の中の水を加熱してパ
ン焼き室12の内部に水蒸気を生成する。一方、制御装置が、パン焼き室12の
内部の湿度レベルが十分であると判断した場合には、蒸発器ヒータ44はオフと
なり、それ以上蒸発しないように阻止する。
【0026】 図3aは、本発明のある好ましい実施形態を示すものである。この実施形態で
は、水パイプ弁52は、水位センサ38によって制御される。蒸発器タンク42
の中の水位が高すぎる場合、水位センサ38は蒸発器タンク42への水供給を断
つ。一方、十分な蒸気を供給するためには水位が低すぎるという場合は、水パイ
プ弁52が開いて水を加熱された蒸発器タンク42に流し、パン焼き室12の内
部により多くの水蒸気を生成する。
【0027】 図3bは、本発明のもう一つの好ましい実施形態を表したものである。水パイ
プ弁52は、制御装置40によって制御される。水パイプ弁52は、通常、オフ
となっており、制御装置が、パン焼き室12内部の湿度レベルが低すぎると判断
した場合にのみオンとなって蒸発器タンク42に水を流すことができるようにな
る。水蒸気は、水が蒸発器ヒータ44によって加熱された蒸発器タンク42に到
達すると生成される。この実施形態では、水位センサ38は必要ない。
【0028】 全体的な設計を単純化するため、本発明のある実施形態では、蒸発器タンク4
2を蒸発器ヒータの代わりに主電気ヒータ14で単純に加熱することができる。
したがって、電気ヒータ14が通常のパン焼きおよび水蒸気生成両方の機能を実
行するため、別の蒸発器ヒータは必要ない。
【0029】 図3cは、本発明のもう一つの実施形態を示したものであり、主電気ヒータ1
4または別体の蒸発器ヒータを使う代わりに、超音波変換器47のような電子変
換器が蒸発器タンク42内に載置され、パン焼き室内を適度な湿度に保つ。ある
いは、図3bで示す実施形態の加熱要素44の代わりに電子変換器47を使って
もよい。
【0030】 本発明のもう一つの好ましい実施形態では、本発明のパン焼きは、蒸し器と
しての(例えば、中華風蒸しパンや野菜などを蒸す場合)機能も果たすように設
計されている。この好ましい実施形態では、加湿器38の水タンク46が大きく
なっており、大量の水を中に貯蔵することができるように構成されている。水タ
ンク46を大きくすることによって、加湿器38によって大量の蒸気を生成する
ことができる。したがって、加湿器38は、個々の操作モードの間に単に湿度を
パン焼き器の中に供給するだけでなく、加湿器38は、パン焼き器の中に入って
いる材料を蒸すための蒸気生成器としても機能することができる。この蒸し器モ
ードでは、主電気ヒータ14および表面ヒータ36は、例えば、パン焼き器内の
生地の蒸し料理ができるように、完璧にオフにすることができる。
【0031】 本発明のもう一つの実施形態では、攪拌羽根28を攪拌器駆動軸24および/
またはパン焼き室12から取り外すことができる。特に、駆動軸24は、レシピ
が攪拌羽根28の動作を必要としない場合に取り外すことができる。例えば、野
菜のみを蒸す場合、攪拌羽根28を取り外し、パン焼き室12全体に野菜を入れ
ることができる。
【0032】 制御装置40の基本的な機能は、パン焼き器の様々な構成要素の操作を制御す
ることである。制御装置40は、(特別なパン焼き工程がそのような制御を必要
とする場合)電気ヒータ14、攪拌器モータ18、攪拌器モータ18、モータフ
ァン30、および通気孔45に制御信号を送る。パン焼き器の様々な構成要素を
制御する際の制御装置40の詳しい操作は、本出願と同じ発明者によって発行さ
れた米国特許第5,704,277号に説明してあり、ここでは参照のために引
用している。本発明に適した制御装置のもう一つの開示は、同発明者により本発
明の同日に提出した同時係属出願中の米国特許出願“改良された食品機器および そのコード化システム ”で示されている。同時係属出願の開示全体もまた、ここ
で参照のために引用されている。
【0033】 本発明の好ましい実施形態では、制御装置40は、温度センサ32や湿度レベ
ルセンサ34によって検出された内部の温度や湿度を分析したり、プログラム化
した操作手順に従って制御信号を生成し、パン焼き器内で異なる構成要素を制御
して希望の周囲状態を提供し、内部のパンの保温および再加熱するといった別の
機能を実行するように設計されている。
【0034】 本発明の一つの好ましい実施形態では、図1に示すように、複数の通気孔45
がパン焼き器の上壁に設けられている。特に、通気孔45は、図4aおよび4b
に示すように単純な電磁設計を使って開閉できる。パンのレシピおよび/または
パン焼き器の内部の周囲状態により、通気孔45は、制御装置40によって開閉
することができる。例えば、パン焼き工程中、通気孔45を、制御装置40によ
って開き、蒸気をパン焼き室12から逃がすことができる。一方、パン焼き工程
のある期間中は、制御装置が通気孔45を閉じてパン焼き器の中の湿度または香
りを保持することができる。さらに、保温モードで通気孔45を閉じてパンの湿
度喪失を防ぐこともできる。
【0035】 特に、本発明のこの局面の新規性の一部は、パン焼き器を、通気孔45をどの
モード(例えば、混練、焼き上げ、蒸し器、保温など)などの間でも開閉できる
ようにプログラム化したところにある。
【0036】 本発明のもう一つの好ましい実施形態では、パン焼き室ドア60とパン焼き室
12の壁との間にドア密閉材を設け、特に保温段階において湿度がパン焼き室か
ら逃げないように防いでいる。ドア密閉材は、度重なる熱サイクルに耐えること
のできるプラスチックからなるのが好ましい。
【0037】 図5は、本発明の好ましい実施形態の制御装置のブロック線図である。好まし
い実施形態では、パン焼き室12の内部に位置する周囲状態センサ30は、パン
焼き室12の内部の温度と湿度を検出するための温度センサ32と湿度レベルセ
ンサ34を備えている。これらのセンサで生成された検出信号301は、制御装
置40に送られる。
【0038】 図5に示すように、制御装置40は、プロセッサ302と、パン焼き器の様々
な構成要素に対する一連の操作を記憶する記憶装置304と、使用者がパン焼き
、保温、および再加熱構成のパラメータを入力するための入力機構306と、制
御装置40に計時させるためのタイマ308を備えている。
【0039】 制御装置40の基本的な操作は、米国特許第5,704,277号に開示され
ているが、本発明の制御装置40による付加的機能に注目すべきである。
【0040】 本発明の好ましい実施形態では、制御装置40は、周囲状態センサ302から
の内部の温度や湿度の検出信号301などに呼応して、その記憶装置304に保
存されているプログラム化された操作手順にデータを処理する。好ましい実施形
態では、周囲状態センサ302は、パン焼き室12の内部温度と湿度を監視する
ためにパン焼き室12内部に配設された温度センサ32と湿度レベルセンサ34
を備えている。すると、制御装置40は、制御信号310の組を生成し、パン焼
き室12の内部で検出された内部の温度および湿度に呼応してパン焼き器の様々
な構成要素を制御する。加湿器38および表面ヒータ36の操作を適切に制御す
ることによって、パン焼き器の保温および再加熱モードにおいてパン焼き室12
の内部を望ましい周囲状態に保つことができる。
【0041】 また、本発明により、使用者は、パン焼き器の個々のモードに対してパラメー
タを変更または入力することができる点にも注目すべきである。パン焼き器の製
造業者がプログラム化したパラメータを使う代わりに、パラメータを使用者が変
更できるのである。これは、入力機構306によって実現され、パラメータは、
制御装置40の記憶装置304に保存されるのである。
【0042】 例えば、パン焼き器は、製造業者が設定したプログラム化されたパラメータに
したがって操作することができる。あるいは、使用者が保温時間の長さや保温時
間中の内部の温度などのような、保温モードのみのパラメータを変更することも
できる。さらに、使用者は、新しい種類のパンの完全に新しいレシピを入力して
レシピが必要とするすべてのパラメータを設定することもできる。
【0043】 本発明のもう一つの好ましい実施形態では、パン焼き器1のパン焼きサイクル
の開始時間および終了時間のプログラム化、または使用者によるプログラム化が
可能である。すなわち、使用者は、前もって材料を準備し、パン焼き器が予め決
められた時間にパン焼きサイクルを開始または終了するようにプログラム化する
ことができるのである。
【0044】 本発明の好ましい実施形態では、パン焼き器をプログラム化し、5つの異なる
モード、すなわち(1)混練モード、(2)焼き上げ/蒸し器モード、(3)保
温モード、(4)再加熱モード、および(5)高温加熱モードを操作することが
できる。
【0045】 混練および焼き上げ/蒸し器モードでは、本発明は、米国特許第5,704,
277号において説明したようなパン焼き器と同様に操作することができるので
、加湿器38と表面ヒータ36は通常使用しない。しかし、レシピが加湿器38
および/または表面ヒータ36の操作を必要とするような状況下においては、加
湿器38および表面ヒータ36のいずれか一方または両方を起動することができ
る。
【0046】 本発明のパン焼き器においては、保温モードでは、プログラムが決定した、お
よび/あるいは使用者が入力したパン焼き室12内の予め決められた周囲環境が
維持される。このモードでは、電気ヒータ14は通常オフになっている。パワー 低い表面ヒータ36がオンとなり、パン焼き室12を希望の温度に温める。さ
らに、加湿器38は、パンの中の水分を維持するため、パン焼き室12の内部を
希望の湿度レベル維持するために必要な蒸気を供給する。さらに、保温モー
ドでは、通気孔45は閉じ、パン焼き室12からの水分の喪失を防ぐ。
【0047】 再加熱モードは、パンが冷めた後、もう一度パンを温めるために設計されてい
る。例えば、パンが一晩パン焼き器の中に放置された次の朝にそのパンを再加熱
することができる。再加熱モードでは、パン焼き室12の内部の温度が温度セン
サ32と表面ヒータ36によって密に監視され、制御される。さらに、パン焼き
室12の内部の湿度レベルを、パン焼き室12の内部に位置する湿度レベルセン
サ34と加湿器38とによって監視および制御することができる。
【0048】 好ましい実施形態では、保温および再加熱モードの間、電気ヒータと攪拌器モ
ータ18は通常オフになっている。空気循環ファン30の操作はレシピや周囲状
態の要求内容によって任意で行なうことができる。例えば、より均一な周囲状態
がパン焼き室12内で必要とされる場合には、制御装置40によって空気循環フ
ァン30をオンにする。
【0049】 最後に、高温加熱モードでは、パン焼き器のパン焼き室40内に設けられた主
電気ヒータ14が、高温で作動し、内部の菌をすべて殺すことによってパン焼き
室を滅菌する。さらに、高温により、パン焼き室内に含まれる湿気を除去してか
びの発生を防ぐ。
【0050】 本発明の重要な特性は、湿度レベルセンサ34とパン焼き室12内に位置する
加湿器38を設けたことにある。加湿器38は、特に、パン焼き室12の湿度レ
ベルを維持し、パンの内部の水分を保つように設計されている。このような機能
がないと、パンは、保温および再加熱モードで表面ヒータ36によって乾燥して
しまう。
【0051】 本発明は、好ましい特定の実施形態に関して説明してきたが、これら説明よび
例は、例示するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではなく、本発
明の範囲は、添付の請求の範囲によって限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるパン焼き器の略図である。
【図2】 表面ヒータの構成を表す略図である。
【図3a】 蒸発器タンク内を予め決められた水位に保つための水位センサを有する加湿器
を示す図である。
【図3b】 必要なときに蒸発器タンク内に水を流入させる水弁を有する加湿器を示す図で
ある。
【図3c】 蒸発器タンクに含まれた水を加熱するための変換器を有する加湿器を示す図で
ある。
【図4a】 複数の通気孔を開いた状態を示す略図である。
【図4b】 複数の通気孔を閉じた状態を示す略図である。
【図5】 本発明の好ましい実施形態による、パン焼き器に使用する制御装置のブロック
線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠と、 前記機枠内に形成されたパン焼き室と、 中に材料を受容するためのパン焼き釜と、 材料を混合するための少なくとも一枚の攪拌羽根と、 前記パン焼き室内に位置し、前記パン焼き室内の温度を検出するための温度セ
    ンサと、 前記パン焼き室内に位置し、前記パン焼き室内の湿度レベルを検出するための
    湿度レベルセンサと、 前記機枠内に位置し、前記温度センサに呼応して前記前記パン焼き室内を制御
    下の温度に維持するヒータと、 前記機枠内に位置し、前記湿度レベルセンサに呼応して前記パン焼き室内の湿
    度を生成する加湿器とを備えてなる、 パン焼き器。
  2. 【請求項2】 さらに、前記機枠内に少なくとも一つの通気孔を有し、空気
    が前記パン焼き室から逃げることができるように構成されたことを特徴とする、
    請求項1に記載のパン焼き器。
  3. 【請求項3】 少なくとも一つの通気孔が少なくとも二つの状態を含むこと
    を特徴とする、請求項2に記載のパン焼き器。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも二つの状態が開放状態と閉鎖状態であること
    を特徴とする、請求項3に記載のパン焼き器。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも一つの通気孔が前記湿度レベルセンサに呼応
    することを特徴とする請求項2に記載のパン焼き器。
  6. 【請求項6】 前記ヒータが前記パン焼き室に取り付けた加熱リボンを備え
    てなることを特徴とする、請求項1に記載のパン焼き器。
  7. 【請求項7】 前記加湿器が、前記パン焼き室内の前記制御された湿度を維
    持するための蒸発器を備えてなることを特徴とする、請求項1に記載のパン焼き
    器。
  8. 【請求項8】 前記加湿器が、さらに、水を前記蒸発器に供給するための水
    タンクを備えてなることを特徴とする、請求項7に記載のパン焼き器。
  9. 【請求項9】 前記加湿器が、さらに、前記タンクから前記蒸発器に流れる
    水を制御するための水弁を備えていることを特徴とする、請求項8に記載のパン
    焼き器。
  10. 【請求項10】 前記加湿器の前記水弁が前記湿度レベルセンサに呼応して
    作動することを特徴とする、請求項9に記載のパン焼き器。
  11. 【請求項11】 さらに、前記温度センサと前記湿度レベルセンサに呼応し
    て前記ヒータと前記加湿器を制御する制御装置を備えてなることを特徴とする、
    請求項1に記載のパン焼き器。
  12. 【請求項12】 前記制御装置が制御機能を実行するマイクロプロセッサを
    備えてなることを特徴とする、請求項11に記載のパン焼き器。
  13. 【請求項13】 前記制御装置が、さらに、プログラム化された操作手順を
    保存するための記憶装置を備えてなることを特徴とする、請求項12に記載のパ
    ン焼き器。
  14. 【請求項14】 前記制御装置がプログラム可能であることを特徴とする、
    請求項3に記載のパン焼き器。
  15. 【請求項15】 さらに、前記パン焼き室の底部に配設された主ヒータを備
    えてなることを特徴とする、請求項1に記載のパン焼き器。
  16. 【請求項16】 前記主ヒータが前記温度センサに呼応することを特徴とす
    る、請求項15に記載のパン焼き器。
  17. 【請求項17】 さらに空気が前記パン焼き室内で循環し、前記パン焼き釜
    の回りを下方向に流れるように前記主ヒータに連結された前記空気循環手段を備
    えてなることを特徴とする、請求項16に記載のパン焼き器。
  18. 【請求項18】 前記空気循環手段が前記温度センサに呼応することを特徴
    とする、請求項17に記載のパン焼き器。
  19. 【請求項19】 前記空気循環手段が前記湿度レベルセンサに呼応すること
    を特徴とする、請求項17に記載のパン焼き器。
  20. 【請求項20】 さらに、前記ヒータ、前記加湿器、前記主ヒータ、および
    前記空気循環手段を制御するために前記温度センサおよび前記湿度レベルセンサ
    に接続された制御装置を備え、前記ヒータ、前記加湿器、前記ヒータ、および前
    記空気循環手段が、それぞれ前記温度センサおよび前記湿度レベルセンサに呼応
    して作動することを特徴とする、請求項17に記載のパン焼き器。
  21. 【請求項21】 機枠と、 前記機枠内に形成されたパン焼き室と、 前記パン焼き室内にある材料を混合するための少なくとも一枚の攪拌羽根と、 前記機枠内に位置し、前記パン焼き室内の湿度レベル状態を検出するための湿
    度レベルセンサと、 前記パン焼き室内に配設された主ヒータと、 前記機枠内に位置し、前記湿度レベルセンサに呼応して前記パン焼き室内に湿
    度を生成する加湿器とを備え、 前記主ヒータと前記加湿器が前記湿度レベルセンサに呼応することを特徴とす
    る、 パン焼き器。
  22. 【請求項22】 さらに、前記機枠内に少なくとも一つの通気孔を有し、空
    気が前記パン焼き室から逃げることができるように構成されたことを特徴とする
    、請求項21に記載のパン焼き器。
  23. 【請求項23】 前記少なくとも一つの通気孔が少なくとも二つの状態を含
    むことを特徴とする、請求項22に記載のパン焼き器。
  24. 【請求項24】 前記少なくとも二つの状態が開放状態と閉鎖状態であるこ
    とを特徴とする、請求項23に記載のパン焼き器。
  25. 【請求項25】 前記少なくとも一つの通気孔が前記湿度レベルセンサに呼
    応することを特徴とする請求項22に記載のパン焼き器。
  26. 【請求項26】 前記加湿器が、前記パン焼き室内の前記制御された湿度を
    維持するための蒸発器を備えてなることを特徴とする、請求項21に記載のパン
    焼き器。
  27. 【請求項27】 機枠と、 前記機枠内に形成されたパン焼き室と、 前記パン焼き室内に位置し、前記パン焼き室内の温度を検出するための温度セ
    ンサと、 前記パン焼き室内に位置し、前記パン焼き着つないの湿度レベルを検出するた
    めの湿度レベルセンサと、 前記パン焼き室内に配設された主ヒータと、 前記機枠内に配設され、前記温度センサに呼応して前記主ヒータがオフの時に
    前記パン焼き室内を制御された温度に維持するヒータと、 前記機枠内に位置し、前記湿度レベルセンサに降雨して前記パン焼き室内に湿
    度を生成するための加湿器とを備え、 前記主ヒータと前記加湿器は、前記温度センサと前記湿度レベルセンサに呼応
    することを特徴とする、 パン焼き器。
  28. 【請求項28】 前記ヒータと前記加湿器を前記温度センサと前記湿度レベ
    ルセンサに呼応して制御するための制御装置を備えてなることを特徴とする、請
    求項27に記載のパン焼き器。
  29. 【請求項29】 さらに、前記機枠内に少なくとも一つの通気孔を有し、空
    気が前記パン焼き室から逃げることができるように構成されたことを特徴とする
    、請求項28に記載のパン焼き器。
  30. 【請求項30】 前記少なくとも一つの通気孔が少なくとも二つの状態を含
    むことを特徴とする、請求項29に記載のパン焼き器。
  31. 【請求項31】 前記少なくとも一つの通気孔が、前記湿度レベルセンサに
    呼応することを特徴とする、請求項28に記載のパン焼き器。
  32. 【請求項32】 機枠と、前記機枠内に形成されたパン焼き室と、内部に材
    料を受容するためのパン焼き釜を備えたパン焼き器を制御する方法であって、 混練モードで前記材料を攪拌し、混練し、放置する工程と、 焼き上げモードで前記材料を焼く工程と、 保温モードで前記パン焼き室内を性著された温度と湿度に維持する工程とを含
    む、 前記最初に記載の方法。
  33. 【請求項33】 さらに、焼き上げモード後の再加熱モードで、材料を再加
    熱する工程を備えてなることを特徴とする、請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 機枠と、前記機枠内に形成されたパン焼き室と、内部に材
    料を受容するためのパン焼き釜を備えたパン焼き器を制御する方法であって、 混練モードで前記材料を攪拌し、混練し、放置する工程と、 蒸し器モードで前記材料を蒸す工程と、 保温モードで前記パン焼き室内を制御された温度および湿度に維持する工程と
    を備えてなることを特徴とする、 前記最初に記載の方法。
  35. 【請求項35】 さらに、パン焼き上げモードの後の再加熱モードで材料を
    再加熱する工程を備えてなることを特徴とする、請求項34に記載の方法。
  36. 【請求項36】 機枠と、前記機枠内に形成されたパン焼き室と、内部に材
    料を受容するためのパン焼き釜を備えたパン焼き器を制御する方法であって、 混練モードで前記材料を攪拌し、混練し、放置する工程と、 パン焼き上げモードで前記材料を焼く工程と、 再加熱モードで材料を再加熱する工程とを備えてなる、 前記最初に記載の方法。
  37. 【請求項37】 機枠と、前記機枠内に形成されたパン焼き室と、内部に材
    料を受容するためのパン焼き釜を備えたパン焼き器を制御する方法であって、 混練モードで前記材料を攪拌し、混練し、放置する工程と、 パン焼き上げモードで前記材料を焼く工程と、 高温加熱モードで前記パン焼き室内に残留する菌を殺す工程とを備えてなる、 前記最初に記載の方法。
  38. 【請求項38】 機枠と、前記機枠内に形成されたパン焼き室と、内部に材
    料を受容するためのパン焼き釜を備えたパン焼き器を制御する方法であって、 混練モードで前記材料を攪拌し、混練し、放置する工程と、 蒸し器モードで前記材料を蒸す工程と、 再加熱モードで材料を再加熱する工程とを備えてなる、 前記最初に記載の方法。
  39. 【請求項39】 機枠と、前記機枠内に形成されたパン焼き室と、内部に材
    料を受容するためのパン焼き釜を備えたパン焼き器を制御する方法であって、 混練モードで前記材料を攪拌し、混練し、放置する工程と、 前記蒸し器モードで前記材料を蒸す工程と、 高温加熱モードで前記パン焼き室内に残留する菌を殺す工程とを備えてなる、 前記最初に記載の方法。
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