JP2002511476A - チタノセンの芳香族誘導体の製造方法 - Google Patents

チタノセンの芳香族誘導体の製造方法

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JP2002511476A JP2000543474A JP2000543474A JP2002511476A JP 2002511476 A JP2002511476 A JP 2002511476A JP 2000543474 A JP2000543474 A JP 2000543474A JP 2000543474 A JP2000543474 A JP 2000543474A JP 2002511476 A JP2002511476 A JP 2002511476A
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Abstract

(57)【要約】 グリニャ−ル試薬の使用に特徴のある、重合体の重合、及び重合体の水素添加用の触媒として有用なチタノセンの芳香族誘導体の製造方法。この方法により、下式を有するチタノセン化合物の製造が容易となる。 【化1】 (式中、Lは、互いに同じであっても、又は異なっていてもよくて、シクロペンタジエン、又はペンタメチルシクロペンタジエンであり、好ましくはLの少なくとも1つは、シクロペンタジエンであり;R1、R2、R3は、互いに同じであっても、又は異なっていてもよくて、水素、1〜4つの炭素原子のアルキル基、及びR4が1〜4つのアルキル基であるOR4からなる群から選ばれ、;R1、R2、又はR3の少なくとも1つは、水素である。)。この製造は、チタノセンクロリドと対応するグリニャ−ル試薬とを反応させることにより実施する。この方法は、リチウム化合物を用いて行われた方法の安全性、再生産性、収率、及びコストを実質的に改善できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、チタノセンの芳香族化合物の製造方法に関する。より詳細には、グ
リニャール試薬によるビス(アリール)及びビス(シクロペンタジエニル)チタ
ン誘導体の合成方法に関する。
【0002】 (従来技術) チタノセンから誘導されるアルキル及びアリール化合物は、多くの有機反応に
おいて、例えば、ポリマーの重合及び水素添加用触媒として非常に有用である。
非常に多くの刊行物{米国特許第2,952,670号明細書(1960)、G
evaert−Agfa。オランダ特許第6,603,202号明細書(196
6)、Natta,G.ら。「CHim.Ind.(ミラノ)39,1032(
1957)」。米国特許出願第3,000,870(1958)、Ryabov
,A.V.ら。「Vysokomol.Soedin,Ser.Bll,49(
1969)」}は、エチレン重合用のチタニウムテトラクロリド、又はアルキル
アルミニウム化合物と共に、触媒としてのビス(シクロペンタジエニル)ビス(
フェニル)チタンによって惹き起こされた関心の高さを明示している。
【0003】 一方、英国特許第2159819号に記載されたビス(シクロペンタジエニル
)ビス(アルキルフェニル)チタン、又は欧州特許第0601953号にクレー
ムされたビス(シクロペンタジエニル)ビス(アルコキシフェニル)チタンのポ
リマーの水素添加触媒活性は、公知である。
【0004】 σ結合を有する有機チタン化合物を製造する試みは、1世紀以上も前になされ
ていた。Hermanらが(「J.Amer.,ChemSoc.75,266
93(1952)」)が最初に有機チタン化合物を合成したのは1952年であ
った。その少し後、1954年に初めてのビス(シクロペンタジエニル)チタン
のビス(アリール)誘導体は、チタノセンジクロリドと対応するアリールリチウ
ム塩の反応により単離された。この方法により、L.Summersら(J.A
mer.,Soc.76,2278(1954)及びJ.Amer.、Soc.
,77,3604(1955))は、フェニル、3−トリル、4−トリル、及び
4−ジメチルアミンフェニル誘導体を収率約81%で製造した。
【0005】 その後、Beachell及びButter(Inorg.Chem,4,1
133 1965)は、同じ合成経路を利用してCp2Ti(3−CF364)2
、及びCp2Ti(4−XC64)2誘導体(式中、Xは、OCH3、F、Cl、Br
、CF3)の合成を開示している。アリールリチウムとの反応によるジアリール
チタノセンの製造については、Liuらが「J.Huaxue Tongbao
、10、26、(1984)」に開示した。
【0006】 リチウム化合物の使用は、非常に揮発性の溶剤、非常に低温(−70℃)で、
極端に湿度官能性の反応物、及び自燃性製品を使用することを含み、それは、産
業規模でジアリールチタノセン誘導体を製造する場合の重大なリスク、及び複雑
性を意味する。
【0007】 本発明者は自ら、驚くべきことに、チタノセンのビス(アリール)誘導体は、
チタノセンジクロリドと、対応するグリニャール誘導体とを反応させることによ
り簡単に製造できることを発見した。この方法は、実質的にリチウムを利用して
実施する方法の安全性、再生性、収率、及びコストを改善する。
【0008】 (発明の説明) 本発明の方法は、下式を有する化合物の製造に関して有機マグネシウムを使用
することに特徴がある。
【0009】
【化4】
【0010】 (式中、Lは、互いに同じであっても、又は異なっていてもよくて、シクロペン
タジエン、又はペンタメチルシクロペンタジエンであり、好ましくは、少なくと
も1つのLは、シクロペンタジエンであり;R1、R2、R3は、互いに同じであ
っても、又は異なっていてもよくて、水素、1〜4つの炭素原子のアルキル基、
及びR4が1〜4つのアルキル基であるOR4からなる群から選ばれ、;R1、R2 、又はR3の少なくとも1つは、水素である。)
【0011】 前記チタノセンの製造方法は、下記の工程に特徴がある。 マグネシウム金属を式(II)を有する化合物
【0012】
【化5】
【0013】 (式中、R1、R2、R3は、前記定義のとおりであり、又Brは極性溶媒中の臭
素である。)と反応させてグリニャール試薬を製造する工程。
【0014】 b)溶液中のグリニャール試薬をチタノセンジクロリドと2:1の割合で反応
させる工程。 非極性溶媒、例えばシクロヘキサンにより、反応媒体中に合成されたクロロブ
ロモマグネシウム塩を沈殿させ、クロロブロモマグネシウム塩をろ過して、式(
I)を有する化合物の溶液を得る工程。
【0015】 次の発明に係る方法は、式(III)を有する化合物に関する。
【0016】
【化6】
【0017】 (式中、Lは、互いに同じであっても、又は異なっていてもよくて、シクロペン
タジエン、又はペンタメチルシクロペンタジエンであり、好ましくは、少なくと
も1つのLは、シクロペンタジエンであり;OR4は、1〜4つの炭素を含有す
るアルコキシ基である。)
【0018】 前記公知技術中に開示された利点に関して、本発明の方法により得られる利点
は、揮発性がより少ない溶媒、0〜70℃の間の反応温度、より廉価で、それほ
ど強くない湿度官能性反応物を使用することであり、それにより、操作をより簡
素かつ安全にして、しかも産業規模での実施を容易することができる。好ましく
は、使用される溶媒は、65℃以上の沸点を有する液体である。
【0019】 製造された具体例は以下のとおりである。ビス(4−メトキシフェニル)ビス
(シクロペンタジエニル)チタン、ビス(3−メトキシフェニル)ビス(シクロ
ペンタジエニル)チタン、ビス(4−エトキシフェニル)ビス(シクロペンタジ
エニル)チタン、ビス(3−エトキシフェニル)ビス(シクロペンタジエニル)
チタン、ビス(4−メチルフェニル)ビス(シクロペンタジエニル)チタン、ビ
ス(フェニル)ビス(シクロペンタジエニル)チタン、ビス(4−エチルフェニ
ル)ビス(シクロペンタジエニル)チタン、
【0020】 ビス(3−エチルフェニル)ビス(シクロペンタジエニル)チタン、ビス(4−
ブチルフェニル)ビス(シクロペンタジエニル)チタン、ビス(3−ブチルフェ
ニル)ビス(シクロペンタジエニル)チタン、ビス(3−エチル,4−メチルフ
ェニル)ビス(シクロペンタジエニル)チタン、ビス(4−メトキシフェニル)
(シクロペンタジエニル)(ペンタメチルシクロペンタジエニル)チタン、ビス
(3−メトキシフェニル)(シクロペンタジエニル)(ペンタメチルシクロペン
タジエニル)チタン、ビス(4−エトキシフェニル)(シクロペンタジエニル)
(ペンタメチルシクロペンタジエニル)チタン、ビス(3−エトキシフェニル)
(シクロペンタジエニル)(ペンタメチルシクロペンタジエニル)チタン、ビス
(4−メチルフェニル)(シクロペンタジエニル)(ペンタメチルシクロペンタ
ジエニル)チタン、
【0021】 ビス(フェニル)(シクロペンタジエニル)(ペンタメチルシクロペンタジエニ
ル)チタン、ビス(4−エチルフェニル)(シクロペンタジエニル)(ペンタメ
チルシクロペンタジエニル)チタン、ビス(3−エチルフェニル)(シクロペン
タジエニル)(ペンタメチルシクロペンタジエニル)チタン、ビス(4−ブチル
フェニル)(シクロペンタジエニル)(ペンタメチルシクロペンタジエニル)チ
タン、ビス(3−ブチルフェニル)(シクロペンタジエニル)(ペンタメチルシ
クロペンタジエニル)チタン、ビス(3−エチル,4−メチルフェニル)(シク
ロペンタジエニル)(ペンタメチルシクロペンタジエニル)チタン、ビス(4−
メトキシフェニル)ビス(ペンタメチルシクロペンタメチル)チタン、ビス(3
−メトキシフェニル)ビス(ペンタメチルシクロペンタメチル)チタン、
【0022】 ビス(4−エトキシフェニル)ビス(ペンタメチルシクロペンタメチル)チタン
、ビス(3−エトキシフェニル)ビス(ペンタメチルシクロペンタメチル)チタ
ン、ビス(4−メチルフェニル)ビス(ペンタメチルシクロペンタメチル)チタ
ン、ビス(フェニル)ビス(ペンタメチルシクロペンタメチル)チタン、ビス(
4−エチルフェニル)ビス(ペンタメチルシクロペンタメチル)チタン、ビス(
3−エチルフェニル)ビス(ペンタメチルシクロペンタメチル)チタン、ビス(
4−エチルフェニル)ビス(ペンタメチルシクロペンタメチル)チタン、ビス(
3−ブチルフェニル)ビス(ペンタメチルシクロペンタメチル)チタン、ビス(
3−エチル,4−メチルフェニル)ビス(ペンタメチルシクロペンタメチル)チ
タン。
【0023】 本発明に関して記載した前記方法によって製造した製品は、定量の収量と97
%を超える純度で得られる。
【0024】 本発明の他の利点は、チタノセン誘導体が適度な濃度の溶液として得られて、
直接に重合、又は水素添加反応に使用できることである。このビス(アリール)
誘導体の溶液は、長期間に渡り室温で安定である。
【0025】 本発明に関して記載した上記方法において、チタノセンジクロリドとの反応は
、中間体グリニャール誘導体を構成したのと同じ反応器中で実施でき、又その誘
導体を分離する必要がないので、そのことは操作を単純かつ容易にする。
【0026】 以下に、本発明の方法の主題を説明するいくつかの実施例をより、前記従来技
術に記載したものに比べて、本発明の方法の優れている点を明らかにする。これ
らの実施例は、本発明の範囲を限定するものではない。
【0027】 (実施例) (実施例1)ビス(4−メトキシフェニル)ビス(シクロペンタジエニル)チ
タンの製造 還流凝縮器に接続され、ライニングされ、機械的振とう器を具備する25L反
応器中でこの製造を実施する。この反応は、大気圧で不活性条件下で行う。 マグネシウムチップ195g(7.99モル)、及び乾燥したテトラヒドロフ
ラン9Lを装填して、ライニングを介して加熱を開始する。反応器の内部温度が
65℃に達すると、4−ブロモアニソールを一部添加する。数分後、力強い還流
が認められる。これは反応が開始したことを示す。4−ブロモアニソール(全量
で1500g、8.04モル)の残部を一定の還流を保ちながら少量部づつ加え
る。添加が終わると、2時間以上、温度を65℃に一定に保つ。
【0028】 反応混合物を10℃より低い温度に冷却して、反応器の温度が25℃を超えな
いように調整しながら、固体のチタノセンジクロリド(全量で995g、3.9
9モル)を分割して添加する。
【0029】 1時間以上冷却した後、シクロヘキサン9Lを添加し、その反応混合物を振と
うして、冷却したまま放置して、クロロブロモマグネシウム塩の沈殿を容易にす
る。沈殿物を濾過して、濾過物を不活性条件下に保存する。得られた溶液の品質
をUV−可視分光測光法、及び1H−NMRにより分析する。定量の収量が得られ、溶
液の製品1.6Kgである。
【0030】 実施例2(比較例) 本比較例は、前記従来技術によって製造されるビス(4−メトキシフェニル)
ビス(シクロペンタジエニル)チタンの合成に相当する。 この製造を、チタノセンクロリドと4−メトキシフェニルリチウム誘導体との
反応により実施する。この反応物をシュレンク(schlenk)のガラス装置
で実施する。この装置は、異なった操作;移送、濾過、溶媒の真空除去等がフッ
活性雰囲気条件下で実施可能である。
【0031】 アルゴンで調整された1Lシュレンクに、4−ヨウ化アニソール49.15g
(0.21モル)を秤量し、乾燥エチルエーテル300mlを加える。この溶液
を78℃に冷却し、化学量論量のn−ブチルリチウム(13.45g、0.21
モル)を添加する。この添加後、反応混合物をゆっくり室温にさせて、反応を完
了させて、溶液のリチウム誘導体を得る。この固体状態の製品は、非常に自然発
火性であるので、溶媒の蒸発により固体の析出物が形成されないような予防措置
が採られなければならない。
【0032】 0℃に冷却されたこのリチウム誘導体溶液に、乾燥エチルエーテル中のチタノ
センジクロリド24.9g(0.10モル)の分散液を加える。その添加後、反
応混合物を室温にさせ、2時間以上振とうする。反応混合物を濾過し、リチウム
クロリドをエチルエーテルで洗浄する。この溶液と洗浄物を真空乾燥して、オイ
ル状固体として製品を回収する。この製品は石油エーテルにより再結晶化させる
ことができる。この固体製品は赤味がかったオレンジで、室温でオイル状になる
傾向がある。この種の合成における収率は約90%である。
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月2日(2001.11.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 (式中、Lは、互いに同じであっても、又は異なっていてもよくて、シクロペン
タジエン、又はペンタメチルシクロペンタジエンであり;R1、R2、R3は、互
いに同じであっても、又は異なっていてもよくて、水素、1〜4つの炭素原子の
アルキル基、及びR4が1〜4つの炭素原子のアルキル基であるOR4からなる群
から選ばれ、;R1、R2、又はR3の少なくとも1つは、水素である。)、下記
の工程、 a)マグネシウム金属を式(II)を有する化合物
【化2】 (式中、R1、R2、R3は、前記定義のとおりであり、又Brは極性溶媒中の臭
素である。)と反応させてグリニャール試薬を製造する工程、 b)溶液中のグリニャール試薬をチタノセンジクロリドと2:1の割合で反応
させる工程、 c)非極性溶媒により、反応媒体中に生成したクロロブロモマグネシウム塩を
沈殿させ、そのクロロブロモマグネシウム塩をろ過して、式(I)を有する化合
物の溶液を得る工程、 に特徴を有する前記チタノセン化合物の製造方法。
【化3】 (式中、Lは、互いに同じであっても、又は異なっていてもよくて、シクロペン
タジエニル、又はペンタメチルシクロペンタジエニルであり;OR4は、1〜4
つの炭素原子を含有するアルコキシ基である。)を有する、請求項1、又は2に
記載のチタノセン化合物の製造方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 前記チタノセンの製造方法は、下記の工程に特徴がある。 a)マグネシウム金属を式(II)を有する化合物
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 b)溶液中のグリニャール試薬をチタノセンジクロリドと2:1の割合で反応
させる工程。 c)非極性溶媒、例えばシクロヘキサンにより、反応媒体中に合成されたクロ
ロブロモマグネシウム塩を沈殿させ、クロロブロモマグネシウム塩をろ過して、
式(I)を有する化合物の溶液を得る工程。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 メンデス ラタス,ルイス スペイン国,エー−28935 モストレス, アベニダ デ ロス ロサーレス,119 Fターム(参考) 4H050 AA02 AD15 AD17 BB25 BB43 BB49 BD70 WB11 WB21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下式を有するチタノセン化合物の製造方法であって、 【化1】 (式中、Lは、互いに同じであっても、又は異なっていてもよくて、シクロペン
    タジエン、又はペンタメチルシクロペンタジエンであり;R1、R2、R3は、互
    いに同じであっても、又は異なっていてもよくて、水素、1〜4つの炭素原子の
    アルキル基、及びR4が1〜4つの炭素原子のアルキル基であるOR4からなる群
    から選ばれ、;R1、R2、又はR3の少なくとも1つは、水素である。)、下記
    の工程、 マグネシウム金属を式(II)を有する化合物 【化2】 (式中、R1、R2、R3は、前記定義のとおりであり、又Brは極性溶媒中の臭
    素である。)と反応させてグリニャール試薬を製造する工程、 溶液中のグリニャール試薬をチタノセンジクロリドと2:1の割合で反応させ
    る工程、 非極性溶媒により、反応媒体中に生成したクロロブロモマグネシウム塩を沈殿
    させ、そのクロロブロモマグネシウム塩をろ過して、式(I)を有する化合物の
    溶液を得る工程、 に特徴を有する前記チタノセン化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つのLが、シクロペンタジエンであることを特
    徴とする、請求項1に記載のチタノセン化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 チタノセン化合物が、下式(III) 【化3】 (式中、Lは、互いに同じであっても、又は異なっていてもよくて、シクロペン
    タジエニル、又はペンタメチルシクロペンタジエニルであり;OR4は、1〜4
    つの炭素原子を含有するアルコキシ基である。)を有する、請求項1、又は2に
    記載のチタノセン化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】 工程a)で使用される溶媒が、65℃以上の沸点を有する液
    体であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のチタノセン化合物
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 工程a)で使用される溶媒が、テトラヒドロフランであるこ
    とを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のチタノセン化合物の製造方法
  6. 【請求項6】 合成された化合物が、ビス(4−メトキシフェニル)ビス(
    シクロペンタジエニル)チタンである、請求項1〜4のいずれかに記載のチタノ
    セン化合物の製造方法。
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