JP2002510651A - アジュバンド含有ワクチン - Google Patents

アジュバンド含有ワクチン

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DNAワクチンの効果が向上した、単純且つ容易に製造できる新規なワクチン処方。 【解決手段】 抗原性ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、好ましくは病原性遺伝子が組み込まれ且つインビボで発現する裸のDNAと、アクリル酸またはメタクリル酸のポリマーおよび無水マレイン酸とアルケニル誘導体のコポリマーの中から選択されるアジュバンド化合物とからなるDNAワクチン。アジュバンド化合物はカルボメールまたはエマ(登録商標)が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、1種または複数の異種遺伝子が組込まれ且つインビボで発現するD
NAワクチン(プラスミドワクチンまたはポリヌクレオチドワクチンともいわれ
る)の改良に関するものである。 本発明は特に、上記改良型ワクチンと、このワクチン製造でのアジュバンド化
合物の使用と、ワクチン接種方法とに関するものである。 本発明のさらに他の対象は上記ワクチンの製造方法にある。
【0002】
【従来の技術】
国際特許出願第WO−A−90 11092号、第WO−A−93 1918
3号、第WO−A−94 21797号、第WO−A−95 11307号およ
び第WO−A−95 20660号ではポリヌクレオチドワクチンの最近の改良
方法が用いられている。これらの特許に記載のワクチンではプラスミドに挿入さ
れた遺伝子を宿主の細胞中で発現し且つ免疫原をコード化するプラスミドを用い
ており、全ての投与経路(腹腔内、静脈内、筋肉内、経皮、皮内、粘膜、その他
)が提案されている。これ以外のワクチン接種手段、例えば金粒子の表面に堆積
させたDNAを動物の皮膚細胞内に挿入するように噴射する方法(Tang達、Natu
re 356,152-154, 1992)、液体ジェット注射器を用いて皮膚、筋肉、脂肪細胞お
よび乳腺細胞内へ同時に形質移入する方法(Furth達、Anarytical Biochemistry
, 205, 365-368, 1992)を用いることもできる。 これらのポリヌクレオチドワクチンは裸のDNAとして用いられるか、リポゾ
ームまたはカチオン性の脂質との錯体の形で用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、単純且つ容易に製造できる新規なワクチン処方を提供してD
NAワクチンの効果を向上させることにある。 本発明の他の目的は、DNAと他の成分との間に錯体形成のような強い相互作
用を引き起こさない別の解決策を提供することにある。 本発明のさらに他の目的は、液体の安定した形に調整されたワクチンを単に混
合するか、使用直前に混合することで簡単に液体ワクチンを製造することができ
るようにすることにある。 本件出願人は、驚くべきことに、これらの種々の目的にはカルボメール化合物
が適しており、特に単純な方法で、しかも極めて有利な比率で裸のDNAワクチ
ン用のアジュバンドとして用いることができるということを発見した。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の対象は、抗原性ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、好まし
くは病原性遺伝子が組込まれ且つインビボで発現する裸のDNA、特にスーパー
コイルまたはその他の形をした環状ワクチン用プラスミドまたは線形DNA分子
と、アクリル酸またはメタクリル酸のポリマーおよび無水マレイン酸とアルケニ
ル誘導体とのコポリマーの中から選択される少なくとも1種のアジュバンド化合
物とからなるDNAワクチンにある。
【0005】
【実施の形態】
裸のDNAとは、現在一般的に認められているように、抗原性ポリペプチドま
たは一価の抗原をコード化する少なくとも一種のヌクレオチド配列と、インビボ
発現に必要な要素とからなるポリヌクレオチド配列の形をしたDNA転写ユニッ
トを意味する。スーパーコイル(super-enroulee)またはその他の形の環状プラ
スミドの形が好ましい。本発明で抗原価(valence)とは病原体に対する保護を提 供する少なくとも一種の抗原体を意味し、が副抗原価(sous-valence)として該当
する病原体の一種または複数種の菌株の一種または複数種の自然遺伝子または変
性遺伝子を含むことができる。
【0006】 好ましいアジュバンド化合物は砂糖(sucre)またはポリアルコールのポリアル ケニルエーテルで架橋したアクリル酸またはメタクリル酸ポリマーである。これ
らの化合物はカルボメール(carbomere)の用語で知られている(Pharmeuropa Vol
.8, No.2, June 1996)。米国特許出願第2,909,462号も参照のこと。 この特許の内容は本明細書の一部をなす。この特許には少なくとも3つ、好まし
くは8つ以下のポリヒドロキシル基を有し、少なくとも3つのヒドロキシルの水
素原子が少なくとも2つの炭素原子を有する不飽和脂肪族基で置換されたポリヒ
ドロキシル化合物で架橋されたアクリルポリマーが記載されている。好ましい基
は2〜4個の炭素原子を含むもの、例えばビニル、アリル、その他のエチレン性
不飽和基である。不飽和基自体が他の置換基、例えばメチルを含むことができる
。カルボポール(Carbopol、登録商標)(BF Goodrich社製、オハイオ、アメリカ 合衆国)の名称で市販の製品が特に適している。これはアリルサッカロースまた
はアリルペンタエリスリトールで架橋されている。これらの中で特にカルボポー
ル(Carbopol、登録商標) 974P、934Pおよび971Pを挙げることができる。
【0007】 無水マレイン酸とアルケニル誘導体とのコポリマーの中では線形または架橋し
たコポリマー、例えばジビニルエーテルで架橋した無水マレイン酸とエチレンと
のコポリマーであるエマ(EMA、登録商標)(Monsanto社製)が好ましい。これに
関してはJ. Fields 達、Nature, 186: 778-780, 4 June 1960を参照できる。こ の文献は本明細書の一部をなす。 構造の点からはアクリル酸またはメタクリル酸のポリマーおよびコポリマーE
MAは下記式の基本単位であるのが好ましい:
【0008】
【化1】
【0009】 (ここで、 R1とR2はHまたはCH3を表し、互いに同一でも異なっていてもよく、 x=0または1、好ましくはx=1であり、 x+y=2、y=1または2である)。 コポリマーのエマ(EMA、登録商標)ではx=0、y=2であり、カルボメ
ールではx=y=1である。 これらのポリマーを水に溶解すると酸性溶液となり、この溶液を好ましくは生
理学的pHに中和してアジュバンド溶液とし、それとワクチンとを組み合わせる
。ポリマーのカルボキシル基の一部はCOO-状態にある。
【0010】 好ましくは、本発明のアジュバンド、特にカルボメール溶液は塩化ナトリウム
の存在下の蒸留水中に作るのが好ましい。得られた溶液は酸性pHである。この
原液にNaClを入れた水、好ましくは生理食塩水(NaCl 9g/l)の必
要量(望ましい最終濃度を得るための量)を1回または複数回に分けて添加して
希釈し、それと同時にまたは後で、好ましくはNaOHを用いて中和(pH7.
3〜7.4)する。生理学的pHのこの溶液はワクチン、特に凍結乾燥状態、液
状または凍結状態で貯蔵されたワクチンとの混合にそのまま用いられる。 最終ワクチン組成物中でのポリマー含有量は0.01〜2%w/v、特に0.
06〜1%w/v、好ましくは0.1〜0.6%w/vである。
【0011】 ブタのワクチン接種では特にオーエスキー病ウイルス(PRVまたは仮性狂犬
病ウイルス)、ブタインフルエンザウイルス(SIV)、ブタ生殖器および呼吸
器症候群ウイルス(PRRSウイルス)、ブタパルボウイルス病ウイルス(PP
Vウイルス)、ブタコレラウイルス(HCVウイルス)およびアクチノバチルス
症(A. pleuropneumniae)の原因となる細菌に対するワクチン接種に本発明を適用
できる。本発明に使用できるプラスミドはて該当する病原体の主たる免疫原をコ
ード化する一種または複数種の遺伝子を各抗原価に対して含んでいる。特にオー
エスキー病ウイルスに対するgBおよびgD遺伝子、ブタインフルエンザウイル
スに対するHA、NPおよびN遺伝子、PRRSウイルスに対するORF5(E
)、ORF3およびORF6(M)遺伝子、パルボウイルス病ウイルスに対する
VP2、ブタコレラウイルスに対するE2、E1+E2、E1+E2+Cおよび
A. pleuropneumoniaeに対するapxI、apxIIおよびapxIIIを挙げ ることができる。
【0012】 特に有利なものとしてはブタ生殖器および呼吸器疾病に関する国際特許出願第
WO−A−98 03658号=フランス国特許出願第2,751,224号( これらの特許の内容は本発明の一部をなす)に記載のポリヌクレオチドワクチン 処方を挙げることができる。この特許には本発明のアジュバンドと組み合わせて
直接使用することができる複数のプラスミドが記載されている。当業者は本発明
のアジュバンドと、この特許明細書に記載の下記のプラスミドを組み合わせるこ
とができる:PRVウイルスのgB遺伝子からなるpAB090、PRVウイル
スのgD遺伝子からなるpPB098、ブタインフルエンザ、H1N1菌株のH
A遺伝子からなるpPB143、ブタインフルエンザ、H1N1菌株のNP遺伝
子からなるpPB142、ブタインフルエンザ、H3N2菌株のHA遺伝子から
なるpPB144、ブタインフルエンザ、H3N2菌株のNP遺伝子からなるp
PB132、PRRSウイルス、Lelystad菌株のORF5からなるpAB025
、PRRSウイルス、USA菌株のORF5からなるpAB001、PRRSウイ ルス、Lelystad菌株のORF3からなるpAB091、PRRSウイルス、USA 菌株のORF3からなるpAB092、ブタパルボウイルスのVP2遺伝子から
なるpAB004、ブタコレラウイルス(HCV)のE1遺伝子からなるpAB
069、ブタコレラウイルス(HCV)のE2遺伝子からなるpAB061、A.
pleuropneumoniaeの欠失apxI遺伝子からなるpAB162、A. pleuropneu
moniaeの欠失apxII遺伝子からなるpPB163、A. pleuropneumoniaeの 欠失apxIII遺伝子からなるpPB174‘、pPB189およびpPB1
90。
【0013】 ウマのワクチン接種では特にウマ鼻肺炎ウイルス(EHV)の特に1型(EH
V−1)および4型(EHV−4)、ウマインフルエンザウイルスEIV、破傷
風(Cl. tetani)、東部脳炎ウイルス(EEV)、西部脳炎ウイルス(WEV)
およびベネズエラ脳炎ウイルス(VEV)と、ライム病(B. burgdorferi)、ウ
マ関節炎(EAV)および狂犬病に対するワクチン接種を挙げることができる。
本発明で使用できる主な免疫原をコード化する遺伝子の内、特に1型および4型
のウマ鼻肺炎原子価に対するgBおよびgD遺伝子、ウマインフルエンザに対す
るHA、NAおよびNP遺伝子、必要に応じて変異または欠失によって破傷風抗
原用に変性されたCサブユニット、脳炎に対するCおよびE2遺伝子、ライム病
に対するOspA、OspBおよびp100遺伝子、ウマ関節炎に対するE、M
およびN遺伝子と狂犬病に対するG遺伝子を挙げることができる。ウマの病原体
に対するポリヌクレオチドワクチン処方は国際特許出願第WO−A−98 03
65198号=フランス国特許出願第2,751,226号(これらの特許の内 容は本明細書の一部を成す)に記載されている。この特許には本発明のアジュバ ンドと組み合わせて本発明の実施例として直接使用できる複数のプラスミドが記
載されている。当業者は本発明のアジュバンドとこの特許明細書に記載された下
記のプラスミドを組み合わせることができる:EHV−1ウイルスのgB遺伝子
からなるpAB042、EHV−4ウイルスのgB遺伝子からなるpAB031
、EHV−1ウイルスのgD遺伝子からなるpAB013、EHV−4ウイルス
のgD遺伝子からなるpAB032、ウマインフルエンザ、Prague菌株のHA遺
伝子からなるpAB043、ウマインフルエンザ、Suffolk菌株のHA遺伝子か らなるpAB033、ウマインフルエンザ、Fontainebleau菌株のHA遺伝子か らなるpAB099、ウマインフルエンザ、Prague菌株のNP遺伝子からなるp
AB085、ウマインフルエンザ、Jillin菌株のNP遺伝子からなるpAB08
4、破傷風毒素のCサブユニットの遺伝子からなるpAB070、Borrilia bur
gdorferiのOspA遺伝子からなるpAB017、東部脳炎ウイルスのE2遺伝
子からなるpAB094、東部脳炎ウイルスのC遺伝子からなるpAB093、
西部脳炎ウイルスのE2遺伝子からなるpAB096、西部脳炎ウイルスのC遺
伝子からなるpAB095、ベネズエラ脳炎ウイルスのE2遺伝子からなるpA
B098、東部脳炎ウイルスのC遺伝子からなるpAB097および狂犬病ウイ
ルスのG遺伝子からなるpAB041。
【0014】 イヌのワクチン接種では特にイヌジステンパー(カレ病)ウイルス(CDV)
、イヌパルボウイルス(CPV)、イヌコロナウイルス(CCV)、イヌヘルペ
スウイルス(CHV)、ライム病および狂犬病に対するワクチン接種に本発明を
適用できる。本発明で使用できる主な免疫原をコード化する遺伝子の内、特にイ
ヌジステンパーウイルスに対するHA、F、MおよびN遺伝子、イヌパルボウイ
ルスに対するVP2遺伝子、イヌコロナウイルス(CCV)に対するSおよびM
遺伝子、CHVウイルスに対するgBおよびgD遺伝子、B. burgdorferi(ライ ム病) に対するOspA、OspBおよびp100遺伝子および狂犬病に対する
G遺伝子を挙げることができる。このようなポリヌクレオチドワクチン処方は国
際特許出願第WO−A−98 03199号=フランス国特許出願第2,751
,227号(これら特許の内容は本明細書の一部を成す)に記載されている。当業
者はこの特許明細書に記載のプラスミドを本発明のアジュバンドと組み合わさせ
ることができる。特に、本発明のアジュバンドとこの特許明細書に記載の下記の
特有なプラスミドとを組み合わせることができる:CDVのHA遺伝子からなる
pAB044、CDVのF遺伝子からなるpAB036、イヌパルボウイルスの
VP2遺伝子からなるpAB024、CCVのS遺伝子からなるpAB021、
CCVのM遺伝子からなるpAB022、CHVのgB遺伝子からなるpAB0
37、CHVのgD遺伝子からなるpAB038、B. burgdorferiのOspA遺
伝子からなるpAB017および狂犬病ウイルスのG遺伝子からなるpAB04
1。
【0015】 ウシのワクチン接種では特に1型または5型ウシヘルペスウイルス(疾病の神
経型によってBHV−1およびBHV−5)、ウシ呼吸系発疹ウイルス(BRS
V)、粘膜病ウイルスまたはウシペスチウイルス(BVD)、3型ウシパライン
フルエンザウイルス(BPI−3)に対するワクチン接種に本発明を適用できる
。これらのウイルスに対するワクチン接種を可能にする主な免疫原をコード化す
る遺伝子の内、特にウシヘルペスウイルスに対するgBおよびgD遺伝子、ウシ
呼吸系発疹ウイルスに対するFおよびG遺伝子、粘膜病ウイルスに対するE2、
C+E1+E2およびE1+E2遺伝子、3型ウシパラインフルエンザウイルス
に対するHNおよびF遺伝子を挙げることができる。このようなポリヌクレオチ
ドワクチン処方は国際特許出願第WO−A−98 03200号=フランス国特
許出願第2,751,229号(これらの特許に記載の内容は本明細書の一部を なす)に記載されている。当業者はこの特許明細書に記載のプラスミドを本発明 のアジュバンドと組み合わせて使用することができる。当業者は特にこの特許明
細書に記載の特有の下記のプラスミドと本発明のアジュバンドとを組み合わせる
ことができる:BHV−1のgB遺伝子からなるpPB156、BHV−1のg
D遺伝子からなるpAB087、BRSVのF遺伝子からなるpAB011、B
RSVのG遺伝子からなるpAB012、BVDのC遺伝子からなるpAB05
8、BVDのE1遺伝子からなるpAB059、BVDのE2遺伝子からなるp
AB060、BPI−3のHN遺伝子からなるpAB071、BPI−3のF遺
伝子からなるpAB072。
【0016】 ネコのワクチン接種では特にネコ白血病ウイルスFeLVの特にAおよびB亜
型、ネコ汎白血球減少症(FPV)、ネコ感染性腹膜炎ウイルス(FIPV)、鼻感
冒ウイルスまたはネコヘルペスウイルス(FHV)、ネコカリチウイルス(FC
V)、ネコ免疫不全症ウイルス(FIV)および狂犬病ウイルス(ラブドウイルス
)に対するワクチン接種に本発明を適用できる。これらの病原体に対するワクチ
ン接種を可能にする主な免疫原をコード化する遺伝子の内、特にネコ白血病ウイ
ルスに対するenvおよびgag/pol遺伝子、汎白血球減少症に対するVP
2遺伝子、感染性腹膜炎ウイルスに対するMおよび修正S遺伝子(フランス国特
許出願第2,724,385号、この特許の内容は本明細書の一部をなす)、鼻
感冒に対するgBおよびgD遺伝子、カリチウイルスに対するカプシド、ネコ免
疫不全症に対するenvおよびgag/pro遺伝子および狂犬病に対するG遺
伝子を挙げることができる。ポリヌクレオチドワクチン処方は国際特許出願第W
O−A−98 03660号=フランス国特許出願第2,751,223号(こ れらの内容は本明細書の一部をなす)に記載されている。当業者はこの特許明細 書に記載のプラスミドを本発明のアジュバンドと組み合わせることができる。当
業者はこの特許の明細書に記載の下記の特有のプラスミドと本発明のアジュバン
ドとをとを組み合わせることができる:FeLV−Aウイルスのenv遺伝子か
らなるpPB179、FeLV−Bウイルスのenv遺伝子からなるpPB18
0、FeLV−Aウイルスのgag/pol遺伝子からなるpPB181、FP
VのVP2遺伝子からなるpAB009、FIPVウイルスの修正S遺伝子(フ
ランス国特許出願第2,724,385号)からなるpAB053、FIPVの
M遺伝子からなるpAB052、FIPVのN遺伝子からなるpAB056、F
HVのgB遺伝子からなるpAB028、FHVのgD遺伝子からなるpAB0
29、FCVのC遺伝子からなるpAB010、FIVのenv遺伝子からなる
pAB030、FIVのgag/pro遺伝子からなるpAB083および狂犬
病ウイルスのG遺伝子からなるpAB041。
【0017】 鳥類のワクチン接種では特にマレク病ウイルス(MDV)、ニューカッスル病
ウイルス(NDV)、ガンボロ病ウイルス(IBDVまたは感染性嚢状病ウイル
ス)、感染性気管支炎ウイルス(IBV)、感染性貧血症ウイルス(CAV)、
感染性喉頭気管炎ウイルス(ILTV)、脳脊髄炎ウイルス(AEVまたはトリ
白血病ウイルスALV)、肺炎ウイルス性ウイルス(pneumovirosis virus)また は肺炎ウイルス(pneumovirus)およびトリインフルエンザウイルスに対するワク チン接種に本発明を適用できる。本発明で使用できる主な免疫原をコード化する
遺伝子の内、特にマレク病ウイルスに対するgBおよびgD遺伝子、ニューカッ
スル病ウイルスに対するHNおよびF遺伝子、ガンボロ病ウイルスに対するVP
2遺伝子、感染性気管支炎ウイルスに対するS、MおよびN遺伝子、感染性喉頭
気管炎ウイルスに対するgBおよびgD遺伝子、脳脊髄炎ウイルスに対するen
vおよびgag/pro遺伝子、肺炎ウイルス性ウイルスに対するFおよびG遺
伝子およびトリインフルエンザウイルスに対するHA、NおよびNP遺伝子を挙
げることができる。このようなポリヌクレオチドワクチン処方は国際特許出願第
WO−A−98 03659号=フランス国特許出願第2,751,225号( この特許の内容は本明細書の一部をなす)に記載されている。当業者はたの特許 の明細書に記載のプラスミドを本発明のアジュバンドと組み合わせることができ
る。特に、当業者はこの特許の明細書に記載の下記の特有のプラスミドと本発明
のアジュバンドとを組み合わせることができる:MDVのgB遺伝子からなるp
AB045、MDVのgD遺伝子からなるpAB080、NDVのHN遺伝子か
らなるpAB046、NDVのF遺伝子からなるpAB047、IBDVのVP
2遺伝子からなるpAB048、IBVのS1遺伝子からなるpAB049、I
BVのM遺伝子からなるpAB050、IBVのN遺伝子からなるpAB051
、CAVのVP1遺伝子からなるpAB054、CAVのVP2遺伝子からなる
pAB055、ILTVのgB遺伝子からなるpAB076、ILTVのgD遺
伝子からなるpAB089、AEVのenv遺伝子からなるpAB086、AE
Vのgag/pro遺伝子からなるpAB081、肺炎ウイルスのG遺伝子から
なるpAB082、トリインフルエンザ、H2N2菌株のHA遺伝子からなるp
AB077、トリインフルエンザ、H7N7菌株のHA遺伝子からなるpAB0
78、トリインフルエンザ、H1N1菌株のNP遺伝子からなるpAB088、
トリインフルエンザ、H7N1菌株のN遺伝子からなるpAB079。
【0018】 裸のDNA、特に各プラスミドは挿入された遺伝子を宿主の細胞内で発現させ
るプロモータを有している。一般にはヒトまたはマウス起源の強真核性プロモー
タ、特にサイトメガロウイルスの早期(precoce)プロモータCMV−IEであり 、場合によってはラット、ブタまたはモルモット等の他の動物を起源とすること
もある。一般的に、プロモータはウイルス起源のものでも、細胞起源のものでも
よい。CMV−IEの他のウイルス性プロモータとしてはSV40ウイルス早期
または後期(tardif)プロモータ或いはラウス肉腫ウイルスLTRプロモータを挙
げることができる。さらに、プロモータは遺伝子を起源とするウイルスのプロモ
ータ、例えば遺伝子の実際のプロモータでもよい。細胞性プロモータとしてはデ
スミンプロモータ(Bolmont達、Journal of Submicroscopic Cytology and Path
ology, 1990, 22, 117-122およびZhenlin達、Gene, 1989, 78, 243-254)等の細
胞骨格遺伝子のプロモータまたはアクチンプロモータを挙げることができる。複
数の遺伝子が同じ裸のDNA、特にプラスミド中に存在する場合には、それらの
遺伝子は同一の転写ユニットまたは2つの異なるユニット中に存在できる。
【0019】 ワクチンは上記の各抗原価に対して同じ裸のDNAの複数の遺伝子、特にプラ
スミドおよび/または同じウイルスの一種または複数の遺伝子からなる複数の裸
のDNA、特にプラスミドと組み合わせることができるということは理解できよ
う。 本発明のさらに他の対象は、多価の組換えワクチンすなわち2つ以上の疾病の
抗原を1つまたは好ましくは2つ以上発現する組換えベクターを裸のDNA、特
にプラスミドを本発明のアジュバンド溶液中に混合物の状態で含むものにある。 すぐ使用可能な状態のワクチンには裸のDNA、特にプラスミドが文献記載の
一般的な量で存在する。
【0020】 本発明のさらに他の対象は、非経口、好ましくは皮下、筋肉内または皮内経路
或いは粘膜経路で本発明のDNAワクチンを一回またはそれ以上の投与回数で投
与するワクチン接種方法にある。 本発明のさらに他の対象はた、上記アジュバンドを含有したDNAワクチンの
製造での本発明アジュバンド化合物の使用にある。 以下、添付図面を参照して本発明をより詳細に説明するが、本発明が下記実施
例に限定されるものではない。 図面のリスト:
【0021】配列のリスト : 配列番号1: オリゴヌクレオチド CCL007 配列番号2: オリゴヌクレオチド CCL018 配列番号3: HA遺伝子、EIV Newmarket 2/93株の配列 配列番号4: オリゴヌクレオチド CCL020 配列番号5: HA遺伝子、EIV Kentucky 1/94株の配列 配列番号6: オリゴヌクレオチド AB260 配列番号7: オリゴヌクレオチド AB262 配列番号8: NA遺伝子、EIV Newmarket 2/93株の配列 配列番号9: NA遺伝子、EIV Kentucky 1/94株の配列 配列番号10: オリゴヌクレオチド CCL019 配列番号11: オリゴヌクレオチド CCL021 配列番号12: NP遺伝子、EIV Newmarket 2/93株の配列 配列番号13: NP遺伝子、EIV Kentucky 1/94株の配列
【0022】
【実施例】実施例1 アジュバンド 本発明のワクチンに用いられるカルボメールはBF Goodrich社製のカルボポー ル 974P(Carbopol、登録商標)である(分子量約300万)。 先ず、1.5%w/vのカルボポール 974Pを含む原液を1g/lの比率で塩 化ナトリウムを含む蒸留水中に作る。この原液を4mg/mlの生理食塩水を用
いたカルボポール溶液を作るのに用いる。原液を全生理食塩水(または必要に応
じてその大部分)に、一回または必要に応じて複数回に分けて注ぎ、それぞれN
aOH(例えば1Nまたはそれ以上に濃縮した)を用いてpHを約7.3〜7.4
の値に調整する。 こうしてすぐに使用可能な状態のカルボポール溶液が得られる。
【0023】実施例2 ウイルスの培養 ウイルスを細胞変性効果が得られるまで適切な細胞系で培養する。各ウイルス
に用いる細胞系は当業者に公知である。簡単にいうとイーグル最小必須培地(「
MEM」培地)またはその他の適切な培地で培養し、使用するウイルスに感受性
の細胞に感染多重度1で上記ウイルス株を接種する。感染した細胞を完全な細胞
変性効果が現れるのに必要な時間(平均36時間)、37℃で保温する。
【0024】実施例3 ウイルスのゲノムDNAの抽出 培養後、上澄み液および溶解細胞を回収し、ウイルスの顕濁液を+4℃で10
分間1000gで遠心分離し、細胞片を除去する。ウイルスの粒子を+4℃で1
時間400、000gの超遠心分離で回収する。ペレットを最小量(10mMの
トリス、1mMのEDMA)のバッファに溶解する。この濃縮ウイルス顕濁液を
37℃で2時間、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)(0.5%最終)の存在下
でプロティナーゼK(100μg/ml最終)を用いて処理する。ウイルスDNA
はフェノール/クロロホルム混合物を用いて抽出し、2倍量の無水エタノールを
用いて沈殿させる。−20℃で一晩置いて、DNAを+4℃で15分間、10、
000gで遠心分離する。DNAペレットを乾燥し、最小量の超滅菌水に溶解す
る。これを制限酵素で消化する。
【0025】実施例4 ウイルスのゲノムRNAの単離 RNAウイルスを当業者に周知の方法で精製した。各ウイルスのゲノムウイル
スRNAをP. ChomczynskiとN. Scchi(Anal. Biochm, 1987. 162. 156-159)に記
載の「チオシアン酸グアニジン/フェノール−クロロホルム」抽出法を用いて単
離した。
【0026】実施例5 分子生物学的方法 J. Sambrook 達(Molecular Cloning: A Laboratory Manual. 第2版、Cold H
arbor Laboratory, Cold Spring Harbor、ニューヨーク、1989年)に記載の
標準的な分子生物学的方法を用いて全てのプラスミド構成を作った。本発明のた
めに用いた全ての制限断片は「Geneclean」キット(BIO101 Inc. La Jolla, CA )を用いて単離した。
【0027】実施例6 RT−PCR法 増幅すべき遺伝子のコード領域を完全にカバーするように、特定のオリゴヌク
レオチド(増幅断片のクローン化を容易にするためにその5末端に制限部位を含 む)を合成した(各実施例参照)。逆転写反応(RT)およびポリメラーゼによる
鎖反応(PCR)を標準的な方法(J. Sambrook 達、Molecular Cloning: A Lab
oratory Manual、 第2版、Cold Harbor Laboratory、 Cold Spring Harbor、ニ
ューヨーク、1989年)で実施した。各RT−PCR反応は一対の特定アンプ
リマー(amplimer)を用い、抽出したウイルスのゲノムRNAをテンプレートとし
てもいちて実施した。増幅した補助DNAは制限酵素で消化する前にフェノール
/クロロホルム/イソアミルアルコール(25:24:1)を用いて抽出した。
【0028】実施例7 プラスミドpVR1012 プラスミドpVR1012は米国カリフォルニア州サンディエゴのバイカル社
(Vical Inc.)から得た。その構成はJ. Hartikka 達(Human Gene Therapy. 1996
. 7. 1205-1217)に記載されている。この文献に記載の内容は本願明細書の一部
をなす。
【0029】実施例8 プラスミドpCCL027(Newmarket 2/93 EIV HA遺伝子)の構成 実施例6で説明したRT−PCR反応を実施例4に記載の方法で生成したウマ
インフルエンザウイルス(EIV)(Newmarket 2/93 株)(Daly達、J. Gen, V
irol. 1996. 77. 661-671)のゲノムRNAおよび下記オリゴヌクレオチドを用 いて実施して、約1750bpのPCR断片の形でウマインフルエンザウイルス
(Newmarket 2/93 菌株)(図1、配列番号3)のHAグリコプロテインをコー ド化する遺伝子を単離した:
【0030】
【式1】
【0031】 この断片を精製し、ベクターpCRII(Cat#K2000-01,Invitrogen Corp. Ca
rlsbad, CA)と結合してプラスミドpCCL026にした。次に、このプラスミ
ドpCCL026を制限酵素SalIおよびNotIで消化してNewmarket 2/93
EIV HA遺伝子を含む1751bpのSalI−NotI断片を単離した 。この断片を予めSalIおよびNotIで消化したプラスミドpVR1012
(実施例7参照)と結合してプラスミドpCCL027にした(6642bp)
【0032】実施例9 プラスミドpPB242(Kentucky 1/94 EIV HA遺伝子)の構成 実施例6で説明したRT−PCR反応を実施例4に記載の方法で生成したウマ
インフルエンザウイルス(EIV)(Kentucky 1/94 株)(Daly達、J. Gen, Vi
rol. 1996. 77. 661-671)のゲノムRNAおよび下記オリゴヌクレオチドを用い
て実施して約1750bpのPCR断片の形でウマインフルエンザウイルス(Ke
ntucky 1/94株)(図2、配列番号5)のHAグリコプロテインをコード化する 遺伝子を単離した:
【0033】
【式2】
【0034】 この断片を精製し、ベクターpCRII(Cat#K2000-01,Invitrogen Corp. Ca
rlsbad, CA)と結合してプラスミドpCCL028にした。次に、このプラスミ
ドpCCL028を制限酵素SacIおよびBamHIで消化してKentucky 1/9
4 EIV HA遺伝子の3‘部分を含む1153bpのSacI−BamHI断
片(断片A)を単離した。プラスミドpCCL028を制限酵素SacIおよびE
coRVで消化してKentucky 1/94 EIV HA遺伝子の5‘部分を含む621
bpのSacI−EcoRV断片(断片B)を単離した。断片AおよびBを予めE
coRVおよびBamHIで消化したプラスミドpVR1012(実施例7参照
)と結合してプラスミドpPB242(6688bp)にした。
【0035】実施例10 プラスミドpAB142(Newmarket 2/93 EIV NA遺伝子)の構成 実施例6で説明したRT−PCR反応を実施例4に記載の方法で生成したウマ
インフルエンザウイルス(EIV)(Newmarket 2/93 株)(Daly達、J. Gen, V
irol. 1996. 77. 661-671)のゲノムRNAおよび下記オリゴヌクレオチドを用 いて実施して約1430bpのPCR断片の形でウマインフルエンザウイルス(
Newmarket 2/93 株)(図3、配列番号8)のノイラミニダーゼグリコプロテイ ンをコード化する遺伝子を単離した:
【0036】
【式3】
【0037】 この断片を精製し、制限酵素SalIおよびBamHIと結合してNewmarket
2/93 EIV NA遺伝子を含む1418bpのSalI−BamHI断片を単 離した。この断片を予めSalIおよびBamHIで消化したプラスミドpVR
1012(実施例7参照)と結合してプラスミドpAB142にした(6287
bp)。
【0038】実施例11 プラスミドpPB246(Kentucky 1/94 EIV NA遺伝子)の構成 実施例6で説明したRT−PCR反応を実施例4に記載の方法で生成したウマ
インフルエンザウイルス(EIV)(Kentucky 1/94 株)(Daly達、J. Gen, Vi
rol. 1996. 77. 661-671)のゲノムRNAおよび下記オリゴヌクレオチド:AB
260およびAB262(実施例10)を用いて実施して、約1430bpのPC
R断片の形でウマインフルエンザウイルス(Kentucky 1/94株)(図4、配列番 号9)のノイラミニダーゼ(NA)グリコプロテインをコード化する遺伝子を単
離した。この断片を精製し、制限酵素SalIおよびBamHIと結合してKent
ucky 1/94 EIV NA遺伝子を含む1418bpのSalI−BamHI断片
を単離した。この断片を予めSalIおよびBamHIで消化したプラスミドp
VR1012(実施例7参照)と結合してプラスミドpAB116(6287b
p)にした。
【0039】実施例12 プラスミドpPB245(Newmarket 2/93 EIV NP遺伝子)の構成 実施例6で説明したRT−PCR反応を実施例4に記載の方法で生成したウマ
インフルエンザウイルス(EIV)(Newmarket 2/93 株)(Daly達、J. Gen, V
irol. 1996. 77. 661-671)のゲノムRNAおよび下記オリゴヌクレオチドを用 いて実施して約1520bpのPCR断片の形でウマインフルエンザウイルス(
Newmarket 2/93 菌株)(図5、配列番号12)の核蛋白質(NP)をコード化 する遺伝子を単離した:
【0040】
【式4】
【0041】 この断片を精製し、制限酵素SalIおよびXbalと結合してNewmarket 2/
93 EIV NP遺伝子を含む1418bpのSalI−Xbal断片を単離し た。この断片を予めSalIおよびXbalで消化したプラスミドpVR101
2(実施例7参照)と結合してプラスミドpPB245にした(6389bp)
【0042】実施例13 プラスミドpPB246(Kentucky 1/94 EIV NP遺伝子)の構成 実施例6で説明したRT−PCR反応を実施例4に記載の方法で生成したウマ
インフルエンザウイルス(EIV)(Kentucky 1/94 株)(Daly達、J. Gen, Vi
rol. 1996. 77. 661-671)のゲノムRNAおよび下記オリゴヌクレオチド:CC
L019およびCCL021(実施例12)を用いて実施して約1520bpのP
CR断片の形でウマインフルエンザウイルス(Kentucky 1/94株)(図6、配列 番号13)の核蛋白質(NP)をコード化する遺伝子を単離した。この断片を精
製し、制限酵素SalIおよびXbaIと結合しててKentucky 1/94 EIV N
P遺伝子を含む1506bpのSalI−XbaI断片を単離した。この断片を
予めSalIおよびXbaIで消化したプラスミドpVR1012(実施例7参
照)と結合してプラスミドpPB246(6389bp)にした。
【0043】実施例14 プラスミドpPB156(BHV−1 gB遺伝子)の構成 この構成は国際特許第WO−A−98 03200号に記載されている。実施例15 プラスミドpAB087(BHV−1 gD遺伝子)の構成 この構成は国際特許第WO−A−98 03200号に記載されている。実施例16 プラスミドpAB090(PRV gB遺伝子)の構成 この構成は国際特許第WO−A−98 03658号に記載されている。実施例17:プラスミドpPB098(PRV gD遺伝子)の構成 この構成は国際特許第WO−A−98 03658号に記載されている。実施例18 プラスミドpAB044(CDV HA遺伝子)の構成 この構成は国際特許第WO−A−98 03199号に記載されている。実施例19 プラスミドpAB036(CDV F遺伝子)の構成 この構成は国際特許第WO−A−98 03199号に記載されている。実施例20 プラスミドpAB041(狂犬病 G遺伝子)の構成 この構成は国際特許第WO−A−98 03199号に記載されている。
【0044】実施例21 ウマへの適用 テストするワクチンはEIVウイルス株Newmarket 2/93のHA、NAおよびN
P遺伝子を含み且つ発現する3種のプラスミドpCCL027(実施例8)、p
AB142(実施例10)とpPB245(実施例12)との混合物である。本
発明じはこの混合物をカルボメールと組み合わせる。比較例として組み合わせな
いものも用意した。 ワクチン接種/感染プロトコルは下記表の通り:
【0045】
【表1】
【0046】 この研究にはSRH(一元放射状拡散溶血反応)テストで測定したH3N8お
よびH7N7ウイルスに対する検出可能な抗体を有さない7〜8ヶ月のポニー( ウェルシュ・マウンテンポニー)を用いた。ポニーはランダムに4グループに分 布させた。 ウマにはD0〜D35に筋肉内経路でワクチン接種した。Cグループに用いた
市販のワクチンは一回の投与量1mlでウマに投与した。AおよびBグループの
ポニーにはそれぞれ首の深い筋肉内注射でD0〜D35に5mlを2回分投与し
た。
【0047】 2度目のワクチン接種から3週間後のD56に、Mumford達、Equine Vet, J.,
22: 93-98, 1990に記載の方法で、ULTRA 2000モデル噴霧装置(De Villbiss, S
omerset PA)を用いて全部で107.3EID50のインフルエンザA−ウマ−2/Su
ssex/89ウイルスを含む約1mlの尿膜腔液から得た煙霧剤に各ポニーを露出し て感染させた。 感染後、ポニーをモニターして、臨床的徴候(臨床スコアの確立)および体温
を観察した。感染0日から感染10日後まで毎日鼻のスワブを作り、感染したウ
マそれぞれから排出されたウイルス量を測定した。 最後に、感染前と後のプロトコル中(D0、D7、D14、D35、D49、
D56、D63およびD70の日)に血液サンプルを集め、各ワクチン接種グル
ープに対するSRHおよびIHA抗体(赤血球凝集抗体)の出現速度およびレベ
ルを測定した。
【0048】実施例22 ブタへの適用 カルボメールと組み合わせた、或いは組み合わせないプラスミドワクチンの効
果をオーエスキー病のワクチン接種/感染モデルのブタで研究した。テストした
ワクチンはPRVウイルスのgBおよびgD遺伝子を含み、且つ発現する2種の
プラスミドpAB090(実施例16)とpPB098(実施例17)との混合
物である。この混合物を本発明ではカルボメールと組み合わせ、比較例では組み
合わせなかった。 ワクチン接種/感染プロトコルは下記表の通り:
【0049】
【表2】
【0050】 D0では、グループAとBのブタに筋肉内経路でカルボメールと組み合わせた
、或いは組み合わせないプラスミドpPB098とpAB090(それぞれ20
0μgのプラスミド)の混合物を2ml量で接種した。 グループCのブタには筋肉内経路で市販のワクチンGeskypur(サブユニットワ クチン、メリアル社、リヨン、フランス)を2ml量で接種した。 グループDのブタにはワクチン接種しなかった。
【0051】 D21に全てのブタをオーエスキー病の感染菌株、NIA3菌株のウイルス顕
濁液(108.25CCID50mlを滴定する原液の1/5希釈)2ml(1つの鼻
腔につき1mlの割合で)で感染させた。 感染後、死亡およびデルタG7基準(感染のD0およびD7における個々の体
重)についてブタをモニターした。感染のD0からD7まで毎日、鼻のスワブを
作り、感染後に排出されたウイルス量を測定した。 プロトコルのD0、D7、D14、D21およびD28に血液サンプルを集め
、出現速度およびオーエスキー病ウイルス(PRV)の血清中和抗体のレベルを
測定した。アイソタイプIgG1とIgG2の抗PRVイライザ(ELISA)抗体も ワクチン接種した、或いはしていないブタから回収された血清で測定した。
【0052】実施例23 ウシに対する適用 カルボメールと組み合わせた、或いは組み合わせないプラスミドワクチンの効
果を感染性ウシ鼻気管炎(IBR)またはBHV−1のワクチン接種/感染モデ
ルのウシで研究した。テストしたワクチンはBHV−1ウイルスのgBおよびg
D遺伝子を含み、且つ発現する2種のプラスミドpPB156(実施例14)と
pAB087(実施例15)との混合物である。この混合物をカルボメールと組
み合わせ(本発明)或いは組み合わせなかった。 ワクチン接種/感染プロトコルは下記表の通り:
【0053】
【表3】
【0054】 D0にグループAとBの子ウシに筋肉内経路でカルボメールと組み合わせた、
或いは組み合わせないプラスミドpAB087とpPB156(それぞれ300
μgのプラスミド)との混合物を5ml量で接種した。 グループCの子ウシには筋肉内経路で市販のワクチンIbepur (サブユニットワ
クチン、メリアル社、リヨン、フランス)を2ml量で接種した。 グループDのブタにはワクチン接種しなかった。 D21では、グループA、BおよびCにD0と同じ様式で2度目のワクチンを
注射した。
【0055】 D35に子ウシをBHV−1の感染株B901株のウイルス顕濁液(滴定値が
108.25CCID50mlの原液の1/5希釈)2.5ml(1つの鼻腔につき1
.25mlの割合で)で感染させた。 感染後、臨床的徴候について子ウシをモニターした(臨床スコアの確立)。感染
のD0からD14まで毎日、鼻のスワブを作り、感染後に排出されたウイルスの
量を測定した。最後にプロトコルのD0、D7、D14、D21、D35および
D49に血液サンプルを集め、出現速度および感染性ウシ鼻気管炎(BHV−1
)の血清中和抗体の水準を測定した。アイソタイプIgG1とIgG2の抗BH
V−1イライザ(ELISA)抗体もワクチン接種した、或いはしていない子ウシから 回収した血清で測定した。
【0056】実施例23 イヌへの適用 カルボメールと組み合わせた、或いは組み合わせないプラスミドワクチンの効
果をカレ病(CDV)のワクチン接種/感染モデルのイヌで研究した。テストし
たワクチンはCDVウイルスのHAおよびF遺伝子を含み且つ発現する2種のプ
ラスミドpAB044(実施例18)とpAB036(実施例19)との混合物
である。この混合物を本発明に従ってカルボメールと組み合わせるか、或いは組
み合わせなかった。使用したワクチン接種/感染プロトコルは下記表の通り:
【0057】
【表4】
【0058】 D0とD28にグループA、BおよびCのイヌに筋肉内経路でワクチン接種し
た。グループAおよびBのイヌには、各接種で1ml中に合わせて400μg(
2×200μg)を含むプラスミド溶液を一回注射した。 グループCのイヌにはフランス、リヨンのメリアル社により市販のワクチンEU
RICAN(CHPPI2)を接種した。一回の市販投与量は約104pfuのOnderstepoort ワクチン菌株とルバース肝炎、イヌパルボウイルスおよび2型パラインフルエン
ザウイルスに対するワクチン抗原価を含む。
【0059】 D49に、CDV「Synder-Hill」の感染菌株(USA、USDAが製造、提 供)の1/10希釈を脳内投与して、感染させた。 臨床的モニタリングを感染後21日間、毎日実施して徴候(一般的状態、眼鼻 の症状、消化症状、神経症状、体温)を記録した(欧州薬局方の規則に従った表 示法)。1週間に1度、感染したイヌの体重を量った。
【0060】 保護効果は下記判定基準で推定した。 (1) 各グループの平均臨床スコア (2) ワクチン投与後のCDVウイルス血症レベル(ワクチン投与後D56、D 61、D66、D70にリンパ球のウイルス負荷を測定) (3) D48、D54、D56、D59、D56、D77(すなわち感染後−1 、5、7、10、14および21日)集められた血液サンプルにおける血球数。 (4) 感染後の体重の変化。 これら全ての判定基準について各グループの平均水準を互いにおよび対照グル
ープの平均水準と比較した。 血液サンプルは、イライザ抗体およびカレ病ウイルス血清中和抗体の滴定のた
めD0、D14、D28、D56およびD70の日に回収した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ウマインフルエンザウイルス菌株Newmarket 2/93の血球凝集素(H
A)遺伝子の配列。
【図2】 ウマインフルエンザウイルス菌株Kentucky 1/94の血球凝集素(H A)遺伝子の配列。
【図3】 ウマインフルエンザウイルス菌株Newmarket 2/93のノイラミニダー
ゼ(NA)遺伝子の配列。
【図4】 ウマインフルエンザウイルス菌株Kentucky 1/94のノイラミニダー ゼ(NA)遺伝子の配列。
【図5】 ウマインフルエンザウイルス菌株Newmarket 2/93の核蛋白(NP)
遺伝子の配列。
【図6】 ウマインフルエンザウイルス菌株Kentucky 1/94の核蛋白(NP) 遺伝子の配列。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW Fターム(参考) 4C084 AA13 BA35 CA17 CA20 CA21 CA41 MA05 MA55 MA56 MA66 NA20 4C085 AA03 BA59 BA60 BA73 BA84 DD86 FF12 FF17 GG03 GG04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗原性ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、好まし
    くは病原性遺伝子が組み込まれ且つインビボで発現する裸のDNAと、アクリル
    酸またはメタクリル酸のポリマーおよび無水マレイン酸とアルケニル誘導体との
    コポリマーの中から選択される少なくとも1種のアジュバンド化合物とからなる
    DNAワクチン。
  2. 【請求項2】 アジュバンド化合物が砂糖またはポリアルコールのポリアル
    ケニルエーテルで架橋されたアクリル酸またはメタクリル酸のポリマーである請
    求項1に記載のワクチン。
  3. 【請求項3】 上記ポリマーがアリルサッカロースまたはアリルペンタエリ
    スリトールで架橋されている請求項2に記載のワクチン。
  4. 【請求項4】 アジュバンド化合物がジビニルエーテル等で架橋された無水
    マレイン酸とエチレンとのコポリマーである請求項1に記載のワクチン。
  5. 【請求項5】 ワクチン中のアジュバンド化合物の存在量が0.01〜2%
    w/vである請求項1〜4のいずれか一項に記載のワクチン。
  6. 【請求項6】 濃度が0.06〜1%w/v、好ましくは0.1〜0.6%
    w/vである請求項5に記載のワクチン。
  7. 【請求項7】 裸のDNAがプラスミドである請求項1〜6のいずれか一項
    に記載のワクチン。
  8. 【請求項8】 ブタ、ウマ、イヌ、ウシ、ネコまたは鳥類の病原体の配列が
    組み込まれ且つ発現する裸のDNAからなる請求項1〜7のいずれか一項に記載
    のワクチン。
  9. 【請求項9】 下記の病原体の中から選択される少なくとも一つの配列を含
    む請求項8に記載のワクチン: オージエスキー病ウイルス ブタインフルエンザウイルス ブタ生殖器/呼吸器症候群ウイルス ブタパルボウイルス ブタコレラウイルス アクチノバチルス症 ウマ鼻肺炎ウイルス ウマインフルエンザウイルス 破傷風(Cl. tetani) 東部脳炎ウイルス 西部脳炎ウイルス ベネズエラ脳炎ウイルス ライム病(B. burgdorferi) イヌジステンパーウイルス イヌパルボウイルス イヌコロナウイルス イヌヘルペスウイルス 狂犬病ウイルス 1型または5型のウシヘルペスウイルス ウシ呼吸系発疹ウイルス ウシペスチウイルス 3型ウシパラインフルエンザウイルス ネコ白血病ウイルス ネコ汎白血球減少症 ネコ感染性腹膜炎ウイルス ネコヘルペスウイルス ネコカリチウイルス ネコ免疫不全症ウイルス マレク病ウイルス ニューカッスル病ウイルス ガンボロ病ウイルス トリ感染性気管支炎ウイルス トリ感染性貧血症ウイルス 感染性喉頭気管炎ウイルス トリ白血病ウイルス トリ肺炎ウイルス トリインフルエンザ。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか一項に記載のアクリル酸またはメ
    タクリル酸のポリマーおよび無水マレイン酸とアルケニル誘導体とのコポリマー
    の中から選択される化合物の、異種ヌクレオチド配列が組み込まれ且つインビボ
    で発現するDNAワクチンでのアジュバンドとしての使用。
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