JP2002510607A - ヘアトリートメント組成物 - Google Patents

ヘアトリートメント組成物

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Abstract

(57)【要約】 ヘアトリートメント組成物であって、該組成物が、(i)可逆ゲルを形成しうる少なくとも1種類の天然由来ポリマーであって、該ポリマーが組成物中に剪断ゲル(即ち、ゲル形成が行われている間に、ポリマーを剪断応力に暴露することによって形成された多数の分離ゲル粒子)として存在するポリマー、を含んで成る第一(剪断ゲル)相、および(ii)該相に懸濁される第二(懸濁)相、を含んで成る増粘流体形態を有する、ヘアトリートメント組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、ヘアトリートメント組成物に関する。本発明は特に、特定の種類の
ゲルから形成される相を含んで成るヘアトリートメント組成物に関する。
【0002】 (背景技術) 相分離および懸濁物質の沈降に対する安定性を向上させるために、一般に懸濁
化剤がヘアトリートメント組成物に使用される。
【0003】 一般に使用される懸濁化剤の例は、結晶質懸濁化剤(例えば、エチレングリコ
ールジステアレート)および無機構造剤(inorganic structu
rants)(例えば、膨潤クレー)を包含する。これらの物質は、粒状物質を
懸濁させるのに有効であるが、それらは起泡性に不利な影響を与え、組成物に望
ましくない濁った外見を付与する。さらに、組成物の使用の間に、付着すること
が望まれる成分と一緒にそれらが付着する傾向があり、これは、過度の付着およ
び減少した性能によって髪の艶を失わせる場合がある。
【0004】 先行技術は、懸濁化のために、水性媒体に分散する親水性ポリマーを使用する
ことも提案している。天然ポリマーがこの目的に使用されており、特にキサンタ
ンガムが使用されている。キサンタンガムを含有する身体洗浄製品、特にシャン
プーが、例えば、US−A−5286405号および第GB−A−218806
0号に開示されている。問題は、得られる製品が、許容されない「粘質な」(s
tringy)手触りおよびぬるぬるした触感を有する場合が多いことである。
【0005】 懸濁に使用される合成ポリマーの1つの種類は、カルボキシビニルポリマーで
ある。カルボキシビニルポリマーは、B F Goodrichから商品名CA
RBOPOLとして入手できる、ポリアリルスクロースまたはポリアリルペンタ
エリトリトールによって架橋されたアクリル酸のコロイド性水溶性ポリマーであ
る。US5635171号は、そのようなポリマーに基づく透明または半透明ゲ
ルを開示しており、そのゲルは、非常に少量のガラクトマンナン(カラブ、グア
ール、またはタラガム)の水溶液を組み込むことによって硬質にされる。この硬
質化は、懸濁相の安定化を可能にする。
【0006】 しかし、問題は、前記の種類のカルボキシビニルポリマーは、特にそれらのp
Hおよびイオン強度に対する過敏性ならびにエトキシル化界面活性剤との不相溶
性の故に、配合が困難なことである。
【0007】 多くの生物起源ポリマーは、水溶液の場合に、加熱した際に溶融し、次に冷却
した際にゲルに戻るいわゆる可逆ゲルを形成する特性を有する。可逆ゲルを形成
する1つのよく知られている多糖の例は、寒天である。少ないパーセンテージの
寒天を含有する水溶液は、熱い場合に流動性液体であるが、冷ました際に、それ
自体の形を維持するのに充分な硬質性を有するゲルを形成する。可逆ゲルを形成
しうる他の天然由来ポリマーは、カラゲーナン、フルセレラン(furcell
eran)、ゲラン(gellan)およびペクチンである。
【0008】 天然多糖によるゲルの形成は、ポリマー分子間の相互作用によって起こる。可
逆ゲルは一般に、ゲル化点と呼ばれる溶融温度または溶融温度範囲を有する。こ
れは、徐々に加熱した後に、この相互作用がほぼ消失する際に、ゲルが溶融する
のが観察される温度である。従って、ゲル化点より高くなると、ポリマーの加熱
溶液は流動性である。それがゲル化点未満に冷却されると、ポリマー分子の相互
作用によって、ポリマー分子が、試料中に広がる連続し枝分かれした網状構造を
形成する。連続し枝分かれした網状構造の形成と対照的に、水を増粘させる他の
いくつかの物質は、単に分子の局部的な一時的からみ合いによってそれを行う。
多糖およびそれらの機械的特性範囲に関して、「Gels and Gelli
ng」、Allan H Clark、Physical Chemistry
of Foods 第5章、SchwartzbergおよびHartel編
集、Marcel Dekker発行、1992年、に記載されている。ヒステ
リシスが存在する場合があり、溶融温度と硬化温度(setting temp
erature)が同じでない。
【0009】 ゲルの溶融温度は、約1mmの直径を有する鋼球を、充分に硬化した試料の表
面に置き、次に、例えばプログラムを組み込める水浴において、温度を徐々に上
げることによって測定することができる。ゲル溶融温度は、鋼球が試料を通って
沈み始める温度である。そのような測定を行う装置は、例えば、Physica
AMV200 rolling ball viscometerとしてAn
ton Paar KGから入手しうる。
【0010】 可逆ゲルは、徐々に温度を上げた際に、微視的または巨視的に全ての秩序(a
ll ordering)が完全に消失する遷移温度も有する。この遷移温度(
秩序から無秩序への)は、示差走査熱量計(DSC)によって測定することがで
きる。DSCによって測定される可逆ゲルの遷移温度は一般に、目視的に観察し
うるゲル溶融とほぼ一致する。
【0011】 EP−A−355908号は、ゲル形成が行われている間に組成物を剪断応力
に暴露することによって、可逆ゲルを形成しうる多糖を使用して粘性かつ流動性
の液体組成物を形成しうることを開示している。得られる組成物は「剪断ゲル」
と呼ぶことができる。
【0012】 そのような剪断ゲルから形成される連続相を含んで成るヘアトリートメント組
成物が、懸濁物質の相分離および沈降に対する優れた抵抗性を有することを我々
は見い出した。剪断ゲルは、界面活性剤の存在に許容性であり、ある条件におい
て、ヘアトリートメントのコンディショニング性能を向上させる。
【0013】 WO98/08601号は、2種類の水溶性ポリマーによって形成される大き
いヒドロゲル粒子を含有する液体身体洗浄剤のような水性組成物を開示している
。ヒドロゲル粒子は、これらの2種類のポリマーによって形成される網状構造に
、水不溶性有効物質(benefit agents)を捕捉する。この系は、
初めに長いポリマーゲルヌードル(noodles)を形成し、ゲル形成後にそ
れを所望のゲル粒子寸法にカットし/粉砕する故に、剪断ゲルではない。ゲル強
度を改質して、ポリマーヒドロゲル系における有効物質の安定化を補助するため
に、第二ポリマー(一般に、前記のCARBOPOLのようなアクリルポリマー
)が必要とされる。
【0014】 WO95/12988号は、製品に脂肪様性質を付与するために、食品または
身体ケア製品に使用されるゲル化および水和バイオポリマー粒子の懸濁または分
散を開示している。この系は、T(ゲル)に相当するかまたはそれより高い温度
における乾燥物質の粒状化の後に、T(ゲル)より低い温度における粒子の水和
を行う故に、剪断ゲルではない(「T(ゲル)」という用語は、冷却した際に、
当該バイオポリマーの水溶液がゲルに硬化する温度を意味する)。
【0015】 (発明の開示) 第一の局面において、本発明は、 (i)可逆ゲルを形成することができる少なくとも1種類の天然由来ポリマー
であって、組成物中に剪断ゲル(即ち、ゲル形成が行われている間にポリマーを
剪断応力に暴露することによって形成される多数の分離ゲル粒子)として存在す
るポリマー、を含んで成る第一(剪断ゲル)相、および (ii)その中に懸濁される第二(懸濁)相 を含んで成る増粘液体形態のヘアトリートメント組成物を提供する。
【0016】 第二の局面において、本発明は、ヘアトリートメント組成物における懸濁系と
しての剪断ゲルの使用を提供する。
【0017】 好ましい実施態様の詳細な説明 第一(剪断ゲル)相 本明細書において、「増粘液体」という表現は、水より高い粘度を有する組成
物を意味する。
【0018】 ゲル粒子が界面活性剤(本発明のヘアトリートメント組成物に一般に存在する
)の存在において安定に維持されるようにするために、ゲル網状構造の形成に導
く分子間会合を次に行うことができる先駆物質凝集体を形成するために、ポリマ
ーが多価カチオンを必要としないのが一般に好ましい。従って、加熱した蒸留水
または脱イオン水中に充分な濃度で溶解され、20℃の周囲温度に冷却される際
に、ポリマーが可逆ゲルを形成しうるのが好ましい。
【0019】 本発明を具体化する組成物は、広い範囲の粘度において製造することができる
。一方において、該組成物は、容易流動性、自己平滑性(self−level
ling)、および注入性(pourable)であるが、水より高い粘度であ
る。他方において、それらは、コラプシブル容器から絞り出すことができ、しか
も非常にゆっくりである場合を除いては、粘度が高すぎて注入できない粘性液体
として製造することができる。
【0020】 該組成物は、使用者がその製品が濃厚かつ粘性であると認識し、しかも使用が
容易であることが分かる故に、シャンプーおよびコンディショナーのようなヘア
トリートメント組成物において有用な特性となる剪断希薄性(shear−th
inning)である。粘性剪断ゲルの利点は、それらが絞り出された形を維持
できることであり、それによって、簡単な注ぎ出し(simple pouri
ng)以外の方法によって、例えば軟質または変形性スクィーズチューブから、
分配することができる。
【0021】 組成物を溶融温度および遷移温度より高い温度に加熱した場合に、個々のゲル
粒子が溶融し、冷却した際に分離粒子として再形成されないが、可逆ゲルは一般
的な室温より充分に高い溶融温度を有するので、通常の使用において問題になる
ことはない。
【0022】 本発明を具体化する組成物の粘度は、他の増粘液体組成物の粘度を測定するの
に使用されるのと同じ方法によって測定することができる。1つの適切な装置は
、Haake Rotoviscometerであり、もう1つはCarri−
Med CSL 500 viscometerである。
【0023】 本発明の多くの組成物は、20℃において測定した場合に、10秒−1の剪断
速度において、0.1Pa.s〜1000Pa.sの粘度を有する。
【0024】 本発明に必要とされる剪断ゲル粒子の1つの製造方法は、ゲル溶融温度より高
い温度(および、おそらくは秩序無秩序遷移温度より高い温度)においてポリマ
ーの水溶液を製造し、次に、その溶液をゲル硬化温度より低い温度に冷却し、そ
の間に組成物に剪断応力を適用する。一般に、60℃またはそれ以上〜25℃ま
たはそれ以下に冷却する間に、溶液を剪断応力に暴露する。
【0025】 小規模において、ビーカー中に機械攪拌器を取り付けたビーカーにおいてこれ
を行い、勢いよく攪拌し、この間にビーカーの含有物を冷却させる。
【0026】 我々は、スクレープト表面熱交換器(a scraped surface
heat exchanger)を使用する製造方法を記載する。これを部分真
空においてこれを行えるような装備にして、ゲル形成を行う際の組成物への気泡
の導入を減少させることができる。
【0027】 ゲル粒子を製造する他の可能な方法は、嵩量のゲル(a bulk quan
tity of the gel)を形成し、次に、例えばホモジナイザーによ
ってポンピング(pumping)することによって、これを小さい粒子に粉砕
する方法である。
【0028】 多くのポリマーに関して、界面活性剤(これはヘアトリートメント組成物の一
般的な成分である)の存在によってゲル形成が阻害され、界面活性剤を後に加え
た場合に、既に形成されているゲル粒子が安定に維持されることを、我々は見い
出した。
【0029】 従って、界面活性剤の実質的不存在下において、ゲル形成ポリマーの水溶液を
冷却することによってゲル粒子を形成し、次に、界面活性剤を加えるのが一般に
好ましい。選択的方法は、剪断応力下の冷却段階の前に、界面活性剤を水性組成
物に導入する方法であるが、この方法は全てのゲル形成ポリマーに可能なわけで
はない。
【0030】 従って、他の局面において、本発明は、ポリマーの加熱流動性水溶液を形成し
、その溶液をゲル温度に冷却し、冷却の間または冷却後にそれを剪断応力に暴露
し、および、ゲル温度に冷却する前に、好ましくは冷却した後に、界面活性剤を
導入することを含んで成る、前記ヘアトリートメント組成物の製造法を提供する
【0031】 我々が使用した実験室規模のスクレープト表面熱交換器は、CH−4125, Reihen, GermanyのESCO Laborから入手しうるES
CO Labor mixerである。
【0032】 スクレープト表面熱交換器およびホモジナイザーが、マーガリンおよび他の塗
ることができる食品の商業的製造に使用されており、そのような装置は、より大
きい規模で本発明の組成物を製造するのに使用することができる。そのような熱
交換器に関して、HarrodによってJournal of Food Pr
ocess Engineering (1986),P.1−62に記載さ
れている。そのような装置の供給源は、Armfield Ltd. Ring
wood, Hampshire, England、Alfa−Laval
Group, USAの一部門であるContherm Corporatio
n、およびAPV Projects(Crepaco)Ltd, Crawl
ey, West Sussex, Englandを含む。
【0033】 ゲル粒子の形成後に、従来の混合装置を使用し、低い剪断応力において操作し
て、界面活性剤または他の成分をおそらくは液体濃縮物として添加することがで
きる。ゲル粒子を形成するために使用されるスクレープト表面熱交換器を、特に
よりゆっくり操作して、より低い剪断応力を与えるようにすれば、後の混合操作
にも使用することができる。混合操作が、ゲル粒子を溶融させるのに充分な程度
に組成物を加熱してはならない。必要であれば、後の混合操作の前におよび/ま
たはその間に、ゲル粒子を含有する組成物を冷却しなければならない。
【0034】 本発明に有用な物質および方法を、添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0035】 図1は、回分ベースにおいて剪断ゲル粒子を製造するのに有用なミキサーの断
面図である。
【0036】 図2は、連続製造の装置の概略図である。
【0037】 図1に示す装置は、TK Agiホモミキサーである。それは、冷却剤がそれ
らの間のスペースを循環できるように間隔を開けている内壁および外壁を有する
容器10を有する。該容器は上部クロージャー12を有する。容器内の回転子1
4が上部クロージャー12まで伸張し、ドライブモーター16に連接している。
回転子14は中央固定子18を囲んでいる。バフル20、22はそれぞれ回転子
および固定子から突出している。回転子が回転する際に、固定子18およびそれ
のバフル22に対する回転子14およびそれのバフル20の運動によって、容器
10内の液体が剪断応力に暴露される。さらに、回転子14から突出しているポ
リテトラフルオロエチレン製のフラップ24が、容器10の内壁を擦る。上部ク
ロージャー12は、真空ポンプに連接する手段を26において有する。気密シー
ルが、回転子14と上部クロージャー12の間に与えられる。従って、連接26
によって、容器10の内部に真空を適用することができる。
【0038】 この装置を使用して本発明の組成物を製造するために、ゲル温度より高い温度
に加熱したポリマーの水溶液を容器に入れる。次に、上部クロージャー12を容
器の上に配置し、容器の壁の間のスペースに冷却剤を循環させることによって容
器の含有物を冷却する。同時に、回転子を回転させ、連接26に真空を適用し、
それによって、容器の含有物の冷却が剪断応力条件において行われるようにし、
その間に、空気出口26からの吸引によって気泡の形成を防止する。
【0039】 その結果、容器の含有物がゲル化点より低い温度に冷却された際に、多数の小
さいゲル粒子が形成される。容器の含有物がゲル化点より低い温度に冷却され、
これらの粒子が形成された際に、上部クロジャーを除去して界面活性剤の液体濃
縮物を容器10に装填するか、または容器10の含有物および界面活性剤を分離
ミキサーに移すことによって、界面活性剤を容器含有物と混合する。
【0040】 図2は、パイプによって連接されたいくつかの個々の装置から成る、好ましい
形態の装置を示す。
【0041】 ポリマーの加熱水溶液を製造し、供給器T1に保持する。それを、適切なポン
プP1によって、ここから、ポリマー溶液の流動のためにシリンダーの形態の、
冷却剤のためのジャケットによって囲まれているスクレープト表面熱交換器A1
に送る。この熱交換器内に、筒状容器壁の内表面に対して保持するためにバネ押
しされているスクレーパーブレードを取り付けた大きい直径の軸を配置させる。
モーターによるこの中心軸の回転によって、ポリマー溶液が熱交換器A1を通る
際に、ポリマー溶液に剪断応力が適用される。
【0042】 ポリマー溶液が熱交換器A1を通る際に、ポリマー溶液が剪断応力条件におい
てゲル化温度より低い温度に冷却され、これによって連続水性相にゲル粒子が形
成される。得られる組成物が、熱交換器A1から、より遅い速度において操作さ
れる以外はA1と同じである第二熱交換器A2に移動する。これは、組成物をさ
らに冷却するために使用される。
【0043】 次に、組成物が、A1およびA2と同様に熱交換機能を果たすミキサーCに流
れる。しかし、このCユニット内には、熱交換器壁から内側に突出する静止バフ
ル、およびシリンダー壁の静止バフルの間に突出するバフルを有するモーター駆
動中央小直径軸が存在する。この装置にはスクレーパーが存在しない。ここにお
いて、組成物を、適切なポンプP2によって供給器T2から配給される界面活性
剤溶液と混合させる。高速ミキサーCから出る混合物が、本発明の組成物である
。組成物を最終製品として配給するかまたは容器に入れる前に、低速で操作され
る他のスクレープト表面熱交換器A3に通すことによって組成物を冷却するのが
好都合な場合もある。ポンプP1およびP2は、分離チャンネルの比例ピストン
ポンプとして与えるのが好ましく、これは、各タンクT1、T2から一定の比率
で配給されることを確実にするのに好都合な方法である。
【0044】 前記装置に使用される混合装置、ポンプ、およびスクレープト表面熱交換器は
、マーガリンおよび他の食用スプレッドに一般に使用されるタイプである。物質
流動を与えるスクレープト表面熱交換器の別の名称は、「ボーテータ」である。
これらの装置は、実験室ベンチに備え付けることができる小ユニットから、全規
模製造プラントに及ぶ寸法で製造することができる。そのような装置の製造会社
は、前記のArmfield Ltd., Contherm Corpora
tion、およびAPV Projects(Crepaco)Ltd.を含む
【0045】 ポリマーの種類 本発明の組成物は、可逆ゲルを形成しうる天然由来ポリマーを含有する。ポリ
マーが、金属塩の存在を必要とせずにゲルを形成できるのが好ましい(ゲル形成
の必要条件としてイオン種の存在を必要とするポリマーは、剪断ゲル粒子として
形成される場合でさえ、界面活性剤によって不安定になりやすい)。一般に、こ
れは、0.1〜10重量%の濃度で脱イオン水に溶解したそのようなポリマーが
、24時間にわたって攪拌せずに90℃の高温から20℃に溶液を冷却した際に
、ゲルを形成することを意味する。
【0046】 このゲル形成試験において、ポリマーが1〜10重量の全濃度において、ゲル
を形成してもよく、しなくてもよい。10重量%の高さの濃度を得ることができ
ないポリマーもある。24時間の長い時間にわたって静置せずにゲルを形成する
ことができるポリマーもある。
【0047】 可逆ゲルを形成することができる天然由来ポリマーは一般に、1種類またはそ
れ以上の多糖である。使用しうる1つの多糖は、生体外における微生物の増殖培
地としての使用がよく知られている寒天である。
【0048】 アガロースは、線状多糖であり、基本的に交互に配列するβ−1,3ガラクト
ース残基およびα−1,4ガラクトース残基から構成される。後者は、3,6無
水物として存在し、L−鏡像異性体である。
【0049】 アガロペクチンも同様に、交互に配列するβ−1,3ガラクトース残基および
α−1,4ガラクトース残基を有するが、スルフェート、ピルベート、および/
またはグルクロン酸残基も含む。
【0050】 寒天という用語は、アガロースおよび/またはアガロペクチンを含有するポリ
マー、即ち、交互に配列する1,3−D−ガラクトース残基および1,4−L−
ガラクトース残基を有する主鎖構造を有するポリマーのファミリーを包含する。
【0051】 寒天は、主として日本において、ある種類の紅藻から抽出される。寒天に関す
る記載が、Peter Harris, Elsevier,1990年発行の
、Tetsujiro Matsuhashiによる「Good Gels」、
第1章に見い出される。
【0052】 使用しうる他の種類の多糖は、カッパカラゲーナンである。カラゲーナンは、
いくつかの他の紅藻種に見い出される多糖である。それらは、交互に配列するβ
−1,3−およびα−1,4−結合ガラクトース残基から構成される線状多糖で
ある。1,4−結合残基はD−鏡像異性体であり、3,6−無水物として存在す
る場合もある。多くのガラクトース残基が硫酸化されている。
【0053】 多くのカラゲーナン構造が報告されており、理想的な構造に近い商業的物質が
入手可能である。しかし、カラゲーナン源、および抽出後のそれの処理に依存し
て、これらの構造の変形が生じる。
【0054】 種々のカラゲーナンに関して、前記の「Food Gels」の第3章の「C
arrageenans」にNormann F Stanleyによって記載
されている。
【0055】 カッパカラゲーナンは、1,3−結合ガラクトース残基において硫酸化されて
いるが、1,4−結合残基においては硫酸化されていない。イオータカラゲーナ
ンは、両方の残基において硫酸化されている。ラムダカラゲーナンは、1,4−
結合残基において2つの硫酸根を有し、70%の1,3−結合残基において1つ
の硫酸根を有する。
【0056】 他の種類のカラゲーナンを、カッパカラゲーナンと混合して使用することがで
きる。イオタカラゲーナンの水溶液は、可逆ゲルとして存在するが、これらは自
己回復性(self−healing)であると考えられる。イオタカラゲーナ
ンを本発明の組成物の製造に使用することができるが、イオタカラゲーナンの自
己回復性の故に、保存の間につぶつぶ(lumpy)になり、従って、カッパカ
ラゲーナン、またはカッパカラゲーナンとイオタカラゲーナンの混合物を本発明
に使用するのが好ましい。
【0057】 水溶液におけるラムダカラゲーナン自体は、それの高充填密度(higher charge density)が液体中における分子間の会合、およびその
結果としての構造化を阻止する故に、ゲルを形成しない。しかし、ある種のラム
ダカラゲーナンは、カッパカラゲーナンとの混合物において含有することができ
、またはカッパまたはイオタカラゲーナンの商業製品に不純物として存在するこ
とができる。
【0058】 ラムダカラゲーナンが、カラゲーナン混合物に含有される場合に、その混合物
は大部分の(多糖の2/1より多い)のカッパまたはカッパおよびイオタカラゲ
ーナン、ならびに少部分のラムダカラゲーナンを含有する。
【0059】 使用しうる他のポリマーはフルセララン(furcellaran)である。
フルセラランは、カッパカラゲーナンと同様であるが、1,3−結合ガラクトー
ス残基において部分的に硫酸化しているだけである。使用しうるバクテリア由来
のポリマーはゲランである。それは、グルコース、グルクロン酸、およびラムノ
ース残基を有するテトラサッカリド反復単位を有するポリマーである。アシル基
によるいくつかの置換が存在するが、製造の間に除去されて、低アシルゲランを
生じる場合が多い。ゲランは、G R Saundersonによって前記「F
ood Gels」の第6章に記載されている。2種類のポリマーの相互作用に
依存する相乗ゲルと呼ばれるものを使用することもできる。これらは一般に、そ
れのポリマー鎖にマンノース残基の配列を有するグルコマンナンである多糖、例
えば、イナゴマメガムまたはグアールガム、および、キサンタンまたはカラゲー
ナンである第二ポリマー、から形成される。
【0060】 ゲル粒子の外に、追加の増粘剤、例えば、少濃度のキサンタンガム、またはカ
ードラン(curdlan)を、組成物に含有させることができる。これは、ゲ
ル粒子が界面活性剤の沿って形成された後で、添加するのも可能である。
【0061】 可逆ゲルを形成しうるポリマーは、全組成物の0.1〜10重量%を占め、0
.1〜5重量%を占める場合が多い。
【0062】 一般に、本発明の剪断ゲル組成物の粘度は、その中に含有されるポリマーの濃
度の増加に伴って増加する。
【0063】 粘度は、ゲル粒子の大きさおよび形によっても影響を受け、次に、冷却の間に
剪断応力を適用するのに使用される条件によっても影響を受ける。おそらくはゲ
ル粒子の形が球形およびフィラメント形の間で変化しうる故に、一般に、剪断の
間の可変冷却速度および種々の回転子速度の組み合わせによって、粒子分散平滑
性、懸濁特性、および粘度の最適化が可能である。
【0064】 非界面活性剤電解質 イオン種を参加させずにポリマーがゲルを形成しうることが一般に望ましいが
、それにもかかわらず、蒸留水または脱イオン水中でゲルを形成しうるある種の
ポリマーは、ある種の電解質が存在する場合に、より高い粘度のゲルを形成する
。特に、カッパカラゲーナンゲル分散物の粘度は、カリウムイオンの存在におい
て増加し、寒天ゲル分散物の粘度はカルシウムイオンの存在において増加する。
従って、剪断応力下に冷却されて本発明に必要とされるゲル粒子を形成するポリ
マー溶液は、得られるゲル粒子の強度を増加させる電解質を含有することができ
る。必要とされる電解質の量は、生成物に対して少ないパーセンテージ、例えば
1%である。
【0065】 第二(懸濁)相 ヘアトリートメント組成物中の懸濁相は、ヘアトリートメント組成物に組み込
むことが一般に所望され、通常の保存条件において相分離および沈降に対してヘ
アトリートメント組成物中におけるある程度の安定化を必要とする物質を含んで
成ることができる。
【0066】 懸濁相は、下記の種類の物質の1種類またはそれ以上から選択するのが好まし
い。
【0067】 コンディショニング剤 本明細書において使用される「コンディショニング剤」という用語は、毛髪お
よび/または皮膚に特定のコンディショニング効果を与えるために使用される物
質を意味する。例えば、シャンプーおよびコンディショナーのような洗髪に使用
される組成物において、適切な物質は、艶、柔軟性、櫛通り性、湿潤取扱性、静
電防止性、ダメージに対する保護、コシ(body)、ボリューム、スタイリン
グ性、取扱い容易性に関係する1つまたはそれ以上の利益を与える物質である。
【0068】 本発明に使用するのに好ましいコンディショニング剤は、例えば、柔軟性、平
滑触感、および櫛通り容易性のような、湿潤および乾燥コンディショニング効果
を毛髪に与えるために使用される乳化シリコーンを包含する。
【0069】 本発明に使用されるシリコーン粒子のエマルジョンを製造する種々の方法があ
り、それらは当分野でよく知られており、文献に記載されている。
【0070】 シリコーン自体(エマルジョンまたは最終洗浄組成物ではない)の粘度は、1
0,000cps〜5,000,000cpsであるのが好ましい。粘度は、D
ow Corning Corporate Test Method CTM
004、1970年7月20日において詳細に記載されているガラス細管粘度計
によって測定することができる。
【0071】 適切なシリコーンは、ポリジオルガノシロキサン、特に、CTFA呼称ジメチ
コン(CTFA designation dimethicone)を有する
ポリジメチルシロキサンを包含する。それの例は、General Elect
ric CompanyからViscasilシリーズとして、およびDow
CorningからDC 200シリーズとして商業的入手可能な、25℃にお
いて最高100,000センチストークスの粘度を有するジメチコン流体である
【0072】 CTFA呼称アモジメチコンを有するアミノ官能性シリコーン、および、CT
FA呼称ジメチコノールを有するヒドロキシル末端基を有するポリジメチルシロ
キサンも、本発明の組成物に使用するのに適切である。
【0073】 シリコーンガムも適切である。「シリーコーンガム」という用語は、200,
000〜1,000,000の分子量を有するポリジオルガノシロキサンを意味
し、その例は、ジメチコンガム、ジメチコノールガム、ポリジメチルシロキサン
/ジフェニル/メチルビニルシロキサンコポリマー、ポリジメチルシロキサン/
メチルビニルシロキサンコポリマー、およびそれらの混合物である。米国特許第
4152416号(Spitzer)、およびGeneral Electri
c Silicone Rubber product Data Sheet
SE30, SE33, SE54, SE76に記載されている物質もその
例に含まれる。
【0074】 例えばWO96/31188号に開示されているような、少しの架橋度を有す
るシリコーンガムも本発明に使用するのに適切である。これらの物質は、髪に、
コシ、ボリューム、およびスタイリング性を与えることができ、良好な湿潤およ
び乾燥コンディショニングも与えることができる。
【0075】 本発明の組成物に使用するのに好ましい乳化シリコーンは、組成物中において
、100ミクロン未満、好ましくは30ミクロン未満、より好ましくは20ミク
ロン未満、最も好ましくは10ミクロン未満の平均シリコーン粒度を有する。
【0076】 粒度は、Melvern Instrumentsからの2600D Par
ticle Sizerを使用して、レーザー光散乱法によって測定することが
できる。
【0077】 本発明に使用するのに適切なシリコーンエマルジョンは、予備乳化形態におい
て商業的に入手しうる。これは、単純混合によって予備形成エマルジョンを洗浄
組成物に組み込むことができるので、特に好ましい。
【0078】 適切な予備形成エマルジョンの例は、Dow Corningから入手しうる
エマルジョンDC2−1766およびDC2−1784である。これらはジメチ
コノールのエマルジョンである。架橋シリコーンガムも、配合を容易にするのに
有利な予備乳化形態で入手することできる。好ましい例は、Dow Corni
ngからDC X2−1787として入手できる架橋ジメチコノールガムのエマ
ルジョンである。
【0079】 本発明の組成物に組み込まれるシリコーンの量は、所望されるコンディショニ
ングの程度、および使用される物質に依存する。好ましい量は、全組成物の0.
01〜約10重量%であるが、この範囲は絶対的ではない。下限は、コンディシ
ョニングを得る最少量によって決まり、上限は、髪および/または皮膚を許容で
きないほどべとつくのを防止する最大量によって決まる。全組成物に対して0.
5〜1.5重量%のシリコーンの量が特に適切な量であることを我々は見い出し
た。
【0080】 さらに好ましい種類のコンディショニング剤は、髪のコシ、ボリューム、およ
びスタイリング性を向上させるために使用されるペル−アルカ(エン)イル炭化
水素物質である。
【0081】 EP567326号およびEP498119号は、髪にスタイリング性および
向上したコシを与えるのに適切なペル−アルカ(エン)イル炭化水素物質を記載
している。好ましい物質は、Presperse, Inc.からPERMET
HYLの商品名で入手しうるポリイソブチレン物質である。
【0082】 本発明の組成物に組み込まれるペル−アルカ(エン)イル炭化水素物質の量は
、所望されるコシおよびボリュームの向上の程度、および使用される特定物質に
依存する。好ましい量は、全組成物の0.01〜約10重量%であるが、この範
囲は絶対的ではない。下限は、コシおよびボリュームの向上効果を得る最少量に
よって決まり、上限は、髪を許容できないほど硬くするのを防止する最大量によ
って決まる。全組成物に対して0.5〜2重量%のペル−アルカ(エン)イル炭
化水素物質の量が、特に適切な量であることを我々は見い出した。
【0083】 固体活性剤 一般的な固体活性剤の例は、抗微生物剤、例えば、ピリジンチオンの重金属塩
、特に亜鉛ピリジンチオン、他の抗微生物剤、例えば、クリムバゾール(cli
mbazole)、ピロクトンオラミン、硫化セレン、およびケトコナゾールで
ある。これらの物質は典型的には、約0.2〜約50ミクロン、好ましくは約0
.4〜約10ミクロンの平均粒子直径を有する。
【0084】 固体活性剤が、亜鉛ピリジンチオンのような抗微生物剤である場合に、これは
、全組成物に対して0.001〜約1重量%の量で、組成物に使用するのが好ま
しい。
【0085】 他の適切な固体活性剤は、顔料粒子、例えば、髪に適用するのに適切な固定染
料または着色剤、および金属コロイドである。
【0086】 美的薬剤 シャンプーおよびコンディショナーのようなヘアトリートメント組成物は、消
費者にとってより魅力あるものにするために、不透明化または真珠光沢化(pe
arlised)される場合が多い。
【0087】 不透明剤の例は、高級脂肪アルコール(例えば、セチル、ステアリル、アラキ
ジル、およびベヘニル)、固体エステル(例えば、セチルパルミテート、グリセ
リルラウレート、ステアラミドMEA−ステアレート)、高分子量脂肪酸アミド
およびアルカノールアミド、ならびに種々の脂肪酸誘導体、例えば、プロピレン
グリコールおよびポリエチレングリコールエステルである。ヘアトリートメント
組成物を不透明化させるために使用される無機物質は、珪酸アルミニウムマグネ
シウム、酸化亜鉛、および二酸化チタンを包含する。
【0088】 真珠光沢剤は一般に、薄い鏡のように作用する、薄い小板型結晶を組成物中に
形成する。これは、真珠光沢効果を与える。前記の不透明剤のいくつかは、それ
らが使用される媒体および使用される条件に依存して、真珠光沢剤として結晶化
することができる。
【0089】 典型的な真珠光沢剤は、C16〜C22脂肪酸(例えば、ステアリン酸、ミリ
スチン酸、オレイン酸、およびベヘン酸)、C16〜C22脂肪酸とアルコール
のエステル、およびアルキレングリコール単位のような要素を組み込んでいるC
16〜C22脂肪酸のエステル、から選択することができる。適切なアルキレン
グリコール単位は、エチレングルコールおよびプロピレングルコールを包含する
。しかし、高アルキレン鎖長グリコールも使用することができる。適切な高アル
キレン鎖長グリコールは、ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングルコ
ールを包含する。
【0090】 その例は、1〜7個のエチレンオキシド単位を有するC16〜C22脂肪酸の
ポリエチレングリコールモノまたはジエステル、およびC16〜C22脂肪酸の
エチレングリコールエステルである。好ましいエステルは、ポリエチレングリコ
ールジステアレートおよびエチレングリコールジステアレートである。商業的に
入手しうるポリエチレングリコールジステアレートの例は、EUPERLAN
PK900(Henkelから)、またはGENAPOL TS(Hoechs
tから)である。エチレングリコールジステアレートの例は、EUPERLAN PK3000(Henkelから)である。
【0091】 他の真珠光沢剤は、16〜22個の炭素原子を有する脂肪酸のアルカノールア
ミド(例えば、ステアリン酸モノエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノール
アミド、ステアリン酸モノイソプロパノールアミド、およびステアリン酸モノエ
タノールアミドステアレート);長鎖脂肪酸の長鎖エステル(例えば、ステアリ
ルステアレート、セチルパルミテート);グリセリルエステル(例えば、グリセ
リルジステアレート)、長鎖アルカノールアミドの長鎖エステル(例えば、ステ
アラミドDEAジステアレート、ステアラミドMEAステアレート)、およびア
ルキル(C18〜C22)ジメチルアミンオキシド(例えば、ステアリルジメチ
ルアミンオキシド)を包含する。
【0092】 他の適切な真珠光沢剤は、天然鉱物雲母に基づく真珠箔顔料のような、無機物
質を包含する。その例は、二酸化チタン被覆雲母である。この物質の粒子は、直
径において2〜150ミクロンにわたって変化しうる。一般に、小さい粒子は真
珠外見を増加させ、一方、大きい平均直径を有する粒子は光輝組成物を生じる。
【0093】 適切な二酸化チタン被覆雲母粒子は、TIMIRON(merck)またはF
LAMENCO(Mearl)の商品名で市販されている。
【0094】 本発明の組成物に使用される不透明剤または真珠光沢剤の量は一般に、全組成
物の0.01〜20重量%、好ましくは0.01〜5重量%、より好ましくは0
.02〜2重量%である。
【0095】 気泡(例えば、空気)は、美的目的のために、ヘアトリートメント組成物に組
み込むことができる他の種類の懸濁相である。これらは、均一な大きさにされ、
組成物中に均質に分散される場合に、使用者にとっての魅力を増すことができる
(ヘアスタイリングゲルのような透明または半透明組成物において一般に適用さ
れる)。
【0096】 製品形態 本発明の組成物は、不透明エマルジョン、ローション、クリーム、ペースト、
またはゲルとして配合することができる。特に好ましい製剤形態は、シャンプー
、コンデショナー、およびヘアスタイリングゲルである。
【0097】 シャンプー組成物 本発明の特に好ましいヘアトリートメント組成物は、シャンプー組成物である
【0098】 そのようなシャンプー組成物は、美容的に許容され、髪への局所適用に適切な
、1種類またはそれ以上の洗浄界面活性剤を含んで成る。さらに洗浄の目的に充
分な量が与えられない場合に、組成物中の乳化成分、例えば乳化シリコーンの乳
化剤として、他の界面活性剤を追加成分として存在させることができる。本発明
のシャンプー組成物が、洗浄効果(a cleansing benefit)
を与える少なくとも1種類の他の界面活性剤を含んで成るのが好ましい(乳化剤
に使用される界面活性剤に付加して)。
【0099】 単一でまたは組み合わせて使用することができる適切な洗浄界面活性剤は、ア
ニオン、両性、および両性イオン界面活性剤、ならびにそれらの混合物から選択
される。洗浄界面活性剤は、乳化剤と同じ界面活性剤であってもよく、異なる界
面活性剤であってもよい。
【0100】 アニオン界面活性剤の例は、アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフ
ェート、アルカリルスルホネート、アルカノイルイセチオネート、アルキルスク
シネート、アルキルスルホスクシネート、N−アルキルサルコシネート、アルキ
ルホスフェート、アルキルエーテルホスフェート、アルキルエーテルカルボキシ
レート、およびα−オレフィンスルホネート、特に、それらのナトリウム、マグ
ネシウム、アンモニウム、およびモノ−、ジ−、およびトリエタノールアミン塩
である。アルキルおよびアシル基は一般に、8〜18個の炭素原子を有し、不飽
和であってもよい。アルキルエーテルスルフェート、アルキルエーテルホスフェ
ート、およびアルキルエーテルカルボキシレートは、1分子について1〜10個
のエチレンオキシド単位またはプロピレンオキシド単位を有することができる。
【0101】 本発明のシャンプーに使用される典型的なアニオン界面活性剤は、オレイル琥
珀酸ナトリウム、ラウリルスルホ琥珀酸アンモニウム、ラウリル硫酸アンモニウ
ム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、トリエタノールアミンドデシルベ
ンゼンスルホネート、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルイセチオン酸
ナトリウム、およびN−ラウリルサルコシン酸ナトリウムを包含する。最も好ま
しいアニオン界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、トリエタノールアミンモ
ノラウリルホスフェート、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 1EO、2EO、
および3EO、ラウリル硫酸アンモニウム、およびラウリルエーテル硫酸アンモ
ニウム 1EO、2EO、および3EOである。
【0102】 両性および両性イオン界面活性剤の例は、アルキルアミンオキシド、アルキル
ベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン(スルタ
イン)、アルキルグリシネート、アルキルカルボキシグリシネート、アルキルア
ンフォプロピオネート、アルキルアンフォグリシネート、アルキルアミドプロピ
ルヒドロキシスルタイン、アシルタウレート、およびアシルグルタメートを包含
し、それらにおいて、アルキルおよびアシル基は8〜19個の炭素原子を有する
。本発明のシャンプーに使用される典型的な両性および両性イオン界面活性剤は
、ラウリルアミンオキシド、ココジメチルスルホプロピルベタイン、好ましくは
ラウリルベタイン、コカミドプロピルベタイン、およびコカンフォプロピオン酸
ナトリウムを包含する。
【0103】 シャンプー組成物は、美的特性、物理的特性、または洗浄特性を付与するのを
助ける補助界面活性剤も含有することができる。好ましい例は、ノニオン界面活
性剤であり、これは、全組成物に対して0〜約5重量%の量で含有させることが
できる。
【0104】 本発明のシャンプー組成物に含有させることができる代表的なノニオン界面活
性剤は、脂肪族(C〜C18)第一級または第二級直鎖または分岐鎖アルコー
ルまたはフェノールと、アルキレンオキシド、一般に6〜30個のエチレンオキ
シド基を有するエチレンオキシドとの縮合生成物を包含する。
【0105】 他の代表的なノニオン界面活性剤は、モノ−またはジ−アルキルアルカノール
アミドを包含する。その例は、ココモノ−またはジ−エタノールアミド、および
ココモノ−イソプロパノールアミドを包含する。
【0106】 本発明のシャンプー組成物に含有しうる他のノニオン界面活性剤は、アルキル
ポリグリコシド(APG)である。典型的には、APGは、1個またはそれ以上
のグリコシル基のブロックに結合された(任意に、架橋基によって)アルキル基
を有して成る。好ましいAPGは、下記式: RO−(G) [式中、Rは、飽和または不飽和、分岐鎖または直鎖アルキル基であり、Gは糖
基である。] によって定義される。
【0107】 Rは、約C〜約C20の平均アルキル鎖長を表す。好ましくは、Rは、約C 〜約C12の平均アルキル鎖長を表す。最も好ましくは、Rの値は、約9.5
〜約10.5である。Gは、CまたはC単糖残基から選択することができ、
好ましくはグルコシドである。Gは、グルコース、キシロース、ラクトース、フ
ラクトース、マンノース、およびそれらの誘導体から成る群から選択することが
できる。好ましくはGはグルコースである。
【0108】 重合度nは、約1〜約10またはそれ以上の値を有する。好ましくは、nの値
は、約1.1〜約2である。最も好ましくは、nの値は、約1.3〜約1.5で
ある。
【0109】 本発明に使用するのに適切なアルキルポリグリコシドは、商業的に入手でき、
例えば下記のものを包含する:SeppicからのOramix NS10;H
enkelからのPlantaren 1200およびPlantaren 2
000。
【0110】 本発明のシャンプー組成物における界面活性剤(補助界面活性剤および/また
は乳化剤を含む)の合計量は一般に、全シャンプー組成物に対して0.1〜50
重量%、好ましくは5〜30重量%、より好ましくは10〜25重量%である。
【0111】 カチオン付着ポリマーは、本発明のシャンプー組成物において、シャンプーの
コンディショニング性能を向上させる好ましい成分である。「付着ポリマー」と
いう用語は、使用の際に、シャンプー組成物から意図される部位、即ち髪および
/または頭皮へのシリコーン成分の付着を向上させる薬剤を意味する。
【0112】 付着ポリマーは、ホモポリマーであってもよく、あるいは2種類またはそれ以
上のモノマーから形成することもできる。付着ポリマーの分子量は一般に、5,
000〜10,000,000、一般に少なくとも10,000、好ましくは1
00,000〜約2,000,000である。付着ポリマーは、カチオン窒素含
有基、例えば、第四アンモニウム基またはプロトン付加アミノ基、またはそれら
の混合物を有する。
【0113】 カチオン窒素含有基は一般に、付着ポリマー合計モノマー単位の部分における
置換基として存在する。従って、付着ポリマーがホモポリマーでない場合に、ス
ペーサー非カチオンモノマー単位を有することができる。そのようなポリマーが
、CTFA Cosmetic Ingredient Directory、
第三版に記載されている。カチオンモノマー単位/非カチオンモノマー単位の比
率は、必要とされる範囲のカチオン充填密度(cationic charge
density)を有するポリマーを得るように選択される。
【0114】 適切なカチオン付着ポリマーは、例えば、カチオンアミンまたは第四アンモニ
ウム官能価を有するビニルモノマーと、水溶性スペーサーモノマー、例えば、(
メタ)アクリルアミド、アルキルおよびジアルキル(メタ)アクリルアミド、ア
ルキル(メタ)アクリレート、ビニルカプロラクトン、およびビニルピロリジン
とのコポリマーである。アルキルおよびジアルキル置換モノマーは、C1〜C7
アルキル基、より好ましくはC1〜C3アルキル基を有するのが好ましい。他の
適切なスペーサーは、ビニルエステル、ビニルアルコール、無水マレイン酸、プ
ロピレングルコール、およびエチレングリコールを包含する。
【0115】 カチオンアミンは、組成物の特定の種類およびpHに依存して、第一級、第二
級、または第三級アミンであることができる。一般に、第二級および第三級アミ
ン、特に第三級アミンが好ましい。
【0116】 アミン置換ビニルモノマーおよびアミンを、アミン形態において重合させ、次
に、第四級化によってアンモニウムに変換することができる。
【0117】 カチオン付着ポリマーは、アミン−および/または第四アンモニウム−置換モ
ノマーおよび/または相溶性スペーサーモノマーから誘導されるモノマー単位の
混合物を含んで成ることができる。
【0118】 適切なカチオン付着ポリマーは、例えば下記のものである: − 工業において、Cosmetic, Toiletry, and Fr
agrance Association(CTFA)によってPolyqua
ternium−16と称される、1−ビニル−2−ピロリジンおよび1−ビニ
ル−3−メチル−イミダゾリウム塩(例えば、クロリド塩)のコポリマー。この
物質は、BASF Wyandotte Corp.(Parsippany,
NJ, USA)からLUVIQUATの商品名(例えば、LUVIQUAT
FC 370)で商業的入手可能である; − 工業(CTFA)において、Polyquaternium−11と称さ
れる、1−ビニル−2−ピロリジンおよびジメチルアミノエチルメタクリレート
のコポリマー。この物質は、Gaf Corporation(Wayne,
NJ, USA)から商品名GAFQUAT(例えば、GAFQUAT 755
N)として商業的入手可能である; − カチオンジアリル第四アンモニウム含有ポリマーであって、例えば、工業
(CTFA)においてそれぞれPolyquaternium 6およびPol
yquaternium 7とそれぞれ称される、ジメチルジアリルアンモニウ
ムクロリドホモポリマー、ならびにアクリルアミドおよびジメチルジアリルアン
モニウムクロリドのコポリマー; − 3〜5個の炭素原子を有する不飽和カルボン酸の、ホモ−およびコ−ポリ
マーのアミノ−アルキルエステルの鉱酸塩(米国特許第4009256号に開示
されている); − カチオンポリアクリルアミド(WO95/22311号に開示されている
)。
【0119】 使用しうる他のカチオン付着ポリマーは、カチオン多糖ポリマー、例えば、カ
チオンセルロース誘導体、カチオンスターチ誘導体、およびカチオングアールガ
ム誘導体である。
【0120】 本発明の組成物に使用するのに適切なカチオン多糖ポリマーは、式: A−O−[R−N(R)(R)(R)X] [式中、Aは、アンヒドログルコース残基、例えば、スターチまたはセルロース
アンヒドログルコース残基である。Rは、アルキレン基、オキシアルキレン基、
ポリオキシアルキレン基、またはヒドロキシアルキレン基、あるいはそれらの組
み合せである。R、R、およびRは独立に、アルキル基、アリール基、ア
ルキルアリール基、アリールアルキル基、アルコキシアルキル基、またはアルコ
キシアリール基を表し、各基は最高約18個の炭素原子を含有する。各カチオン
成分の炭素原子の合計数(即ち、R、R、およびRにおける炭素原子の合
計数)は約20またはそれ以下であるのが好ましい。Xは、アニオン対イオンで
ある] で示されるものを包含する。
【0121】 カチオンセルロースは、Amerchol Corp.(Edison, N
J, USA)から、Polymer JR(商品名)およびLR(商品名)の
ポリマーシリーズにおいて、工業(CTFA)においてPolyquatern
ium 10と称される、トリメチルアンモニウム置換エポキシドと反応させた
ヒドロキシエチルセルロースの塩として入手可能である。他の種類のカチオンセ
ルロースは、工業(CTFA)においてPolyquaternium 24と
称される、ラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドと反応させたヒドロキ
シエチルセルロースのポリマー第四アンモニウム塩を包含する。これらの物質は
、Amerchol Corp.(Edison, NJ, USA)から商品
名Polymer LM−200として入手可能である。
【0122】 他の適切なカチオン多糖ポリマーは、第四窒素含有セルロースエーテル(例え
ば、米国特許第3962418号に記載されている)、およびエーテル化セルロ
ースおよびスターチのコポリマー(例えば、米国特許第3958581号に開示
されている)を包含する。
【0123】 使用しうる特に適切な種類のカチオン多糖ポリマーは、カチオングアールガム
誘導体、例えば、グアールヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド(Rhod
ia(前Rhone−Poulenc)から、商品名JAGUARシリーズにお
いて商業的入手可能)である。
【0124】 その例は、カチオン基の低置換度および高粘度を有するJAGUAR C13
S、中等度の置換度および低粘度を有するJAGUAR C15、JAGUAR
C17(高置換度、高粘度)、低レベルの置換基およびカチオン第四アンモニ
ウム基を有するヒドロキシプロピル化カチオングアール誘導体であるJAGUA
R C16、および低置換度を有する、高透明度、中等度の粘度のグアールであ
るJAGUAR 162である。
【0125】 カチオン付着ポリマーは、カチオンセルロースおよびカチオングアール誘導体
から選択するのが好ましい。特に好まし付着ポリマーは、JAGUAR C13
S、JAGUAR C15、JAGUAR C17、およびJAGUAR C1
6、ならびにJAGUAR C162である。
【0126】 カチオン付着ポリマーは一般に、全組成物に対して、0.001〜5重量%、
好ましくは約0.01〜1重量%、より好ましくは約0.02〜約0.5重量%
の量で存在する。
【0127】 コンディショナー 本発明の組成物は、髪の処置(一般に、洗髪後)および次の濯ぎのためのコン
デショナーとしても配合することができる。
【0128】 そのようなコンディショナーは、美容的に許容され、髪への局所適用に適切な
、1種類またはそれ以上のコンディショニング界面活性剤を含んで成る。適切な
コンディショニング界面活性剤は、単一でまたは組み合わせて使用されるカチオ
ン界面活性剤から選択される。その例は、第四アンモニウムヒドロキシドあるい
はそれらの塩、例えばクロリドである。
【0129】 本発明のヘアコンディショナーに使用するのに適切なカチオン界面活性剤は、
セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロ
リド、セチルピリジニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムクロリド、テト
ラエチルアンモニウムクロリド、オクチルトリメチルアンモニウムクロリド、ド
デシルトリエチルアンモニウムクロリド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウム
クロリド、オクチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、デシルジメチルベ
ンジルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリ
ド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジオクタデシルジメチルアンモ
ニウムクロリド、タロートリメチルアンモニウムクロリド、ココトリメチルアン
モニウムクロリド、および対応するそれらのヒドロキシドを包含する。他の適切
なカチオン界面活性剤は、CTFA呼称Quaternium−5、Quate
rnium−31、およびQuaternium−18を有するカチオン界面活
性剤である。前記物質のいずれかの混合物も適切である。本発明のヘアコンディ
ショナーに使用するのに特に有用なカチオン界面活性剤は、例えば、GENAM
IN CTACとしてHoechst Celaneseから商業的に入手可能
なセチルトリメチルアンモニウムクロリドである。
【0130】 本発明のコンディショナーにおいて、カチオン界面活性剤の量は、組成物に対
して、0.01〜10重量%、より好ましくは0.05〜5重量%、最も好まし
くは0.1〜2重量%の量である。
【0131】 本発明のコンディショナーは、脂肪アルコールを含有するのが有利である。コ
ンディショニング組成物における、脂肪アルコールおよびカチオン界面活性剤の
組み合せ使用は、カチオン界面活性剤がその中に分散される層状相(lamel
ler phase)の形成に導くので、特に有利である考えられる。
【0132】 代表的な脂肪アルコールは、8〜22個、好ましくは16〜20個の炭素原子
を含んで成る。適切な脂肪アルコールの例は、セチルアルコール、ステアリルア
ルコール、およびそれらの混合物である。これらの物質の使用は、それらが本発
明の組成物の全般的コンディショニング特性に寄与することにおいても有利であ
る。
【0133】 本発明のコンディショナーにおける脂肪アルコールの量は、組成物に対して0
.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%であるのが好ましい。カチオ
ン界面活性剤/脂肪アルコールの重量比は、適切には10:1〜1:10、好ま
しくは4:1〜1:8、最適には1:1〜1:4である。
【0134】 ヘアスタイリングゲル 本発明のヘアトリートメント組成物は、ヘアスタイリングゲルの形態にするこ
ともできる。
【0135】 そのようなヘアスタイリングゲルは、水溶性皮膜形成樹脂を含んで成る。樹脂
は、アニオン、ノニオン、両性、またはカチオン樹脂である。特定の樹脂は、ポ
リビニルピロリドン(PVP)、PVPおよびメチルメタクリレートのコポリマ
ー、PVPおよびビニルアセテート(VA)のコポリマー、ポリビニルアルコー
ル(PVA)、PVAおよびクロトン酸のコポリマー、PVAおよび無水マレイ
ン酸のコポリマー、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルグアー
ルガム、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム、PVA/エチルメタクリレート/
メタクリル酸ターポリマー、ビニルアセテート/クロトン酸/ビニルネオデカノ
エートコポリマー、オクチルアクリルアミド/アクリレートコポリマー、ポリ(
メチルビニルエーテル/マレイン酸)のモノエチルエステル、およびオクチルア
クリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマーを
包含する。樹脂の混合物も使用することができる。PVP、およびPVPと他の
モノマーとのコポリマー、例えば、特に70/30の比率のポリビニルピロリド
ンとビニルアセテートとのコポリマーが好ましい。
【0136】 皮膜形成樹脂の量は、0.1〜20重量%、好ましくは1〜10重量%、最適
には2〜5重量である。
【0137】 0.1〜約10重量%、好ましくは約0.1〜約1重量%、最も好ましくは約
0.3重量%の少量の界面活性剤が、本発明のヘアスタイリングゲルに存在する
ことができる。界面活性剤は、アニオン、ノニオン、またはカチオン乳化剤であ
る。特に好ましいのは、脂肪アルコール、脂肪酸、およびフェノールのような疎
水性物質のアルコキシル化によって形成されるノニオン乳化剤である。
【0138】 任意成分 本発明の組成物は、ヘアトリートメント配合物に一般に使用される他の成分を
含有することができる。これらの他の成分は、粘度改質剤、防腐剤、着色剤、グ
リセリンおよびポリプロピレングリコールのようなポリオール、EDTAのよう
なキレート化剤、酸化防止剤、香料、および日焼け止め剤を包含する。これらの
成分はそれぞれ、それの役割を果たすのに有効な量で使用される。一般に、これ
らの任意成分はそれぞれ、全組成物に対して最高約5重量%の量で含有される。
【0139】 好ましくは、本発明の組成物は、ヘアケアに適切な補助剤も含有する。一般に
、そのような成分はそれぞれ、全組成物に対して最高2重量%、好ましくは最高
1重量%の量で含有される。
【0140】 適切なヘアケア補助剤は、下記のものを包含する: (i)天然毛根栄養剤、例えばアミノ酸および糖。適切なアミノ酸の例は、ア
ルギニン、システイン、グルタミン、グルタミン酸、イソロイシン、ロイシン、
メチオニン、セリン、およびバリン、および/またはそれらの先駆物質および誘
導体。アミノ酸は、単一で、混合して、またはペプチドの形態、例えば、ジ−お
よびトリペプチドの形態において、添加することができる。アミノ酸は、ケラチ
ンまたはコラーゲン水解物のようなタンパク質水解物の形態においても添加する
ことができる。適切な糖は、グルコース、デキストロース、およびフラクトース
である。これらは、単一で、または、例えば果物抽出物の形態で、添加すること
ができる。本発明の組成物に含有させるのに特に好ましい天然毛根栄養剤の組合
せは、イソロイシンおよびグルコースである。特に好ましいアミノ酸栄養剤はア
ルギニンである。
【0141】 (ii)毛髪繊維有効剤(hair fibre benefit agen
ts)。その例は下記のものである: 毛髪繊維に湿り気を与え、キューティクルの保全性を維持するセラミド。セラミ
ドは、天然源からの抽出によって、または合成セラミドおよび疑似セラミドとし
て、得ることができる。好ましいセラミドは、QuestからのCeramid
e IIである。Laboratoires Serobiologiques
からのCeramides LSのようなセラミドの混合物も適切である。
【0142】 本発明を下記の非制限的実施例によってさらに説明する。
【0143】 実施例 実施例1−シャンプー組成物 下記表に示す組成を有するシャンプー組成物を製造した。
【0144】
【表1】
【0145】 前記シャンプー組成物の製造法は下記の通りである: アガールを95℃において水に溶解して、希アガール溶液を得る。連続的に攪拌
しながら、その溶液を25℃に冷却して、剪断ゲルを形成する。このゲルに、エ
トキシル化ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ココアミドプロピルベタイン、雲
母二酸化チタン、ポリジメチルシロキサンミクロエマルジョン、香料、グアール
ヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、安息香酸ナトリウム、フェノキシエ
タノール、ビタミンEアセテート、および大部分の塩化ナトリムを、勢いよく攪
拌しながら添加して、良好な分散を確実にする。その混合物を充分に混合した際
に(いくらかの時間を要する場合がある)、20rpmで回転する4番スピンド
ルを取り付けたブルックフィールド粘度計を使用して粘度を測定する。必要であ
れば追加の塩化ナトリウムを加えて、4500〜6000センチポイズの粘度に
する。pHを測定し、必要であればクエン酸および/または水酸化ナトリウムを
加えて、4.5〜5.0のpHにする。
【0146】 実施例2−ヘアコンディショナー 下記表に示す配合を有するヘアコンディショナーを製造した。
【0147】
【表2】
【0148】 コンディショナーは、下記の2つの代替的方法によって製造しうる。
【0149】 方法1: アガールを95℃において水に溶解して、稀アガール溶液を得る。セトリモニウ
ムクロリドおよびセテアリル(cetearyl)アルコールを添加し、充分に
攪拌して、それらが溶融し確実に混合する。連続的に攪拌しながら、その溶液を
25℃に冷却して、剪断ゲルを形成する。このゲルに、ポリジメチルシロキサン
エマルジョン、香料、メチルパラベン、D−グルコース、およびL−イソロイシ
ンを、勢いよく攪拌しながら添加して、良好な分散を確実にする。pHを測定し
、必要であればクエン酸を加えて、4.5〜5.0のpHにする。
【0150】 方法2: 実施例1のシャンプー組成物に関して記載した方法を用いて剪断ゲルを形成する
。少量の水、セトリモニウムクロリドおよびセテアリルアルコールを一緒に加熱
することによって、濃厚コンディショナーを別に製造する。温度が25℃に下が
るまで攪拌しながら冷却する。前もって形成した剪断ゲルに、濃厚コンディショ
ナー、ポリジメチルシロキサンエマルジョン、香料、メチルパラベン、D−グル
コース、およびL−イソロイシンを、勢いよく攪拌しながら添加して、良好な分
散を確実にする。pHを測定し、必要であればクエン酸を添加して、4.5〜5
.0のpHにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、回分ベースにおいて剪断ゲル粒子を製造するのに有用なミキサーの断
面図である。
【図2】 図2は、連続製造の装置の概略図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年5月10日(2000.5.10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/37 C11D 3/37 17/08 17/08 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 フエアリイ,ピーター イギリス国、マージーサイド・シー・エイ チ・63・3・ジエイ・ダブリユ、ウイラ ル、ベビントン、クオリー・ロード・イー スト、ユニリーバー・リサーチ・ポート・ サンライト気付(番地なし) (72)発明者 ラム,スタンレイ アメリカ合衆国、カリフオルニア・94523、 プレザント・ヒル、デボン・アベニユー・ 100、アパートメント・51 Fターム(参考) 4C083 AB032 AB332 AB431 AB432 AC071 AC072 AC172 AC302 AC312 AC391 AC482 AC582 AC692 AC712 AC782 AC931 AD132 AD152 AD202 AD211 AD212 AD662 BB01 BB48 CC33 CC38 DD41 EE01 EE28 FF05 4H003 AB31 AC12 AD04 BA15 DA02 EA19 EA21 EA25 EB06 EB07 EB08 EB09 EB26 EB37 EB41 EB43 EB46 ED02 FA30 4J002 AB05W BB18Y CH05Z CP03X DJ057 EV346 FB077 GB00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘアトリートメント組成物であって、該組成物が、 (i)可逆ゲルを形成しうる少なくとも1種類の天然由来ポリマーであって、
    該ポリマーが組成物中に剪断ゲル(即ち、ゲル形成が行われている間に、ポリマ
    ーを剪断応力に暴露することによって形成された多数の分離ゲル粒子)として存
    在するポリマー、を含んで成る第一(剪断ゲル)相、および (ii)該相に懸濁される第二(懸濁)相 を含んで成る増粘流体形態を有する、ヘアトリートメント組成物。
  2. 【請求項2】 天然由来ポリマーがアガールを含んで成る、請求項1に記載
    のヘアトリートメント組成物。
  3. 【請求項3】 第二(懸濁)相が、乳化シリコーンおよびペル−アルカ(エ
    ン)イル炭化水素物質から選択されるコンディショニング剤を含んで成る、請求
    項1または2に記載のヘアトリートメント組成物。
  4. 【請求項4】 第二(懸濁)相が、ピリジンチオンの重金属塩から選択され
    、好ましくは亜鉛ピリジンチオンである固体抗微生物剤を含んで成る、請求項1
    から3のいずれか1項に記載のヘアトリートメント組成物。
  5. 【請求項5】 第二(懸濁)相が、ポリエチレングリコールジステアレート
    、エチレングリコールジステアレート、二酸化チタン被覆雲母粒子から選択され
    る真珠光沢剤を含んで成る、請求項1から3のいずれか1項に記載のヘアトリー
    トメント組成物。
  6. 【請求項6】 シャンプー組成物であり、 (a)全シャンプー組成物に対して5〜30重量%の界面活性剤、および (b)全シャンプー組成物に対して0.02〜0.5重量%のカチオン付着ポ
    リマー をさらに含んで成る、請求項1から5のいずれか1項に記載のヘアトリートメン
    ト組成物。
  7. 【請求項7】 コンディショナーであり、 (a)全組成物に対して0.05〜5重量%のカチオン界面活性剤、および (b)全組成物に対して0.1〜5重量%の脂肪アルコール をさらに含んで成る、請求項2から6のいずれか1項に記載のヘアトリートメン
    ト組成物。
  8. 【請求項8】 ヘアトリートメント組成物中の懸濁系としての、剪断ゲルの
    使用。
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