JP2002510296A - 大環状キレート化剤の製造方法およびその常磁性金属イオンとのキレート化合物 - Google Patents

大環状キレート化剤の製造方法およびその常磁性金属イオンとのキレート化合物

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Abstract

(57)【要約】 式(XII)(式中、R1、R2およびMe3+は、以下に記載するとおりである)で示される、大環状キレート化剤と常磁性金属三価イオンとの錯体の製造方法であって、a)1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンを、オルトギ酸トリエチルとを反応させて、5H,9bH−2a,4a,7,9a−オクタヒドロテトラアザシクロオクタ[cd]ペンタレンを得る工程;b)水中におけるカルボキシメチル化反応;c)塩基性条件における加水分解反応;d)既知の方法により、水中でエポキシドを用いるアルキル化;e)既知の方法により、水中で常磁性金属の塩の添加によって実施される錯体化;f)ろ別、イオン交換樹脂上での水溶液の最終的な脱塩による精製およびg)結晶化または回収を含む方法。

Description

【発明の詳細な説明】 大環状キレート化剤の製造方法およびその常磁性金属イオンとのキレート化合物 本発明は、式(XII): (式中、 R1およびR2は、独立して、水素原子;酸素原子1〜10個を含有する(C1〜 C20)アルキル;または非置換であるか、(C1〜C5)アルキルもしくはヒドロ キシ、(C1〜C5)アルコキシ、カルバモイルもしくはカルボキシル基によって 置換されていることもできる、フェニル、フェニルオキシ、フェニルジオキシ基 であり; Me3+は、常磁性金属の三価イオンである) で示される、常磁性金属イオンをもつ大環状キレート化合物の製造方法に関する 。 このタイプの、金属イオン、特に常磁性金属イオンとの錯体は、磁気共鳴(M RI、磁気共鳴画像診断)として知られる診断技術のための、非イオン性造影剤 の製造に使用され、そのような造影剤には、ProHance(R)(Gadoteridol、10− (2−ヒドロキシプロピル)−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン− 1,4,7−三酢酸のガドリニウム錯体)およびGadobutrol([10−[2,3 −ジヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)プロピル]−1,4,7,10−テ トラアザシクロドデカン−1,4,7−三酢酸のガドリニウム錯体)がある。 この種の錯体を製造するための二つの異なる合成法が、文献に記載されており 、上記の手法は、4個の窒素原子の1個を特別にするために取られる方法が異な る。第一の手法(Dischinoら、Inorg.Chem.,1991,30,1265またはEP44 8191、EP292689、EP255471)は、反応式1により、式(II I)の化合物である5H,9bH−2a,4a,7−テトラアザシクロオクタ[ cd]ペンタレンの形成によって、窒素原子の1個を選択的に保護することと、 その後、式(IV)の化合物1−ホルミル−1,4,7,10−テトラアザシクロ ドデカンへと加水分解した後、なおも遊離の窒素原子をカルボキシメチル化し、 第四の窒素原子を脱保護し、アルキル化することに基づく。 反応式1 1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンジスルファート(市販製品)か ら化合物(III)までの工程を、米国特許第4,085,106号明細書に開示 された従来法によって実施した後、水−アルコール媒体中で、式(IV)の化合物 を形成する。 続いて、この中間体を、ジメチルホルムアミド中、2.5℃でtert−ブチルブ ロモアセタート(TBBA)によりトリカルボキシメチル化した後、トルエン− 水酸化ナトリウム二相混合物で処理して、式(V)の化合物である10−ホルミ ル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7−三酢酸トリス (1,1−ジメチルエチル)エステルを得て、次いでこれを、酸性溶液中で式( II)の化合物に加水分解する。 WO93/24469に記載されたGadobutrol合成方法では、反応式2により 、まず、窒素原子の1個を、ポリアルキル化誘導体の形成を最小限にするような 条件でアルキル化し、次いで、モノアルキル誘導体を精製し、カルボキシメチル 化する。 反応式2 式(VI)のエポキシドである4,4−ジメチル−3,5,8−トリオキサビシ クロ[5.1.0]オクタンによる、1,4,7,10−テトラアザシクロドデ カンのアルキル化は、無水n−BuOH中、還流下で実施して、反応混合物を水 で抽出し、乾燥状態まで溶媒を蒸発させた後、残渣を水で希釈し、塩化メチレン で抽出する。 モノアルキル化生成物(Gadobutrol5kgを製造する手順を報告する例7では収 率65%)を含有する水相を、NaOHの添加によりpH9.5を維持しながら 、クロロ酢酸によって70℃で直接カルボキシメチル化する。反応混合物をpH 1に調節し、乾燥状態まで濃縮し、メタノールに溶解して、非溶解塩を除去する 。次いで、減圧下でろ液を濃縮し、水に溶解し、H+形のカチオン交換体に装入 して、生成物を固定する。その後、アンモニアで溶離させて目的生成物を取り出 し、それを少容量にまで濃縮した後、従来の方法により酸化ガドリニウムで錯化 し、得られた錯体を、イオン交換樹脂によって精製する。全収率は42%である 。 これら二つのうち第一の方法は、個々の工程(保護、カルボキシメチル化およ び脱保護)のすべての選択性が高い点で、理論的には、より高い収率を提供する ことができるであろうが、塩および溶媒を除去し、反応中間体を精製するために 要する操作の複雑さが、そのような理論的利点を無効にしてしまう。実際、全収 率は、Gadoteridolの場合で、37%をわずかに越える程度である。 代替方法(WO93/24469)によるGadobutrolの製造は、実験室規模で のみ、顕著により良好な収率(72%)を提供する(例2)。例7(上記反応式2 中に示されている)は、規模を拡大すると、この方法の収率もまた顕著に低下す る(42%)ことを、実際に証明している。 約40%の収率という欠点に加えて、従来技術の両方法は、固体の取り扱い、 顕著な量の多数の異なる溶媒の使用をしばしば伴う面倒な操作を特徴とし、それ らのあるものは、望ましくない毒物学的またはいずれかの点で危険な特性をもつ ものある。 そのうえ、Dischinoによって記載された合成は、tert-ブチルブロモアセター トのようなきわめて毒性の試薬、またはジメチルホルムアミドジメチルアセター ルのような反応性の観点から有害で危険な試薬を使用する。 本発明の目的は、一般式(XII):(式中、 R1およびR2は、独立して、水素原子;酸素原子1〜10個を含有する(C1〜 C20)アルキル;または非置換であるか、(C1〜C5)アルキルもしくはヒドロ キシ、(C1〜C5)アルコキシ、カルバモイルもしくはカルボキシル基によって 置換されていることもできる、フェニル、フェニルオキシ、フェニルジオキシ基 であり; Me3+は、常磁性金属の三価イオンである) で示される錯体の製造方法であって、 以下の反応式3: 反応式3(式中、R1、R2押よびMeは、上記と同じ意味を有する) a)は、酸触媒の存在下で、1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンと オルトギ酸トリエチルから出発して、式(III)の5H,9bH−2a,4a, 7,9a−オクタヒドロテトラアザシクロオクタ[cd]ペンタレンを形成する 工程であり; b)は、化合物(III)を、水中で、化合物(III)に対するハロ酢酸のモル比 3〜5mol/molの範囲で、アルカリまたはアルカリ土類金属水酸化物の添加によ る9.5〜12.5の範囲のpHにおいて、7〜50℃で3〜48時間カルボキ シメチル化して、単離することなく工程c)で加水分解される式(IX)の10− ホルミル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7−三酢酸 の中間体塩を得る反応であり; c)は、中間体(IX)を、水中で、工程b)と同じ塩基の添加による塩基性条 件、すなわち12.5よりも高いpHにおいて、65〜100℃で5〜48時間 加水分解して、単離することなく工程d)に付す、式(X)の1,4,7,10 −テトラアザシクロドデカン−1,4,7−三酢酸塩の水溶液を得る反応であり ; d)は、既知の方法により、式(XI)のエポキシドを用いて水中でアルキル化 を実施して、単離することなく工程e)に付す、化合物(I)を塩として得る反 応であり; e)は、既知の方法により、水中で、20〜31、39、42、43、44、 49または57〜83の間で変化しうる原子番号を有する常磁性金属の、三価イ オンの塩の添加によって錯体化して、単離することなく工程f)に付す、式(XI I)の常磁性錯体の水溶液を得る工程であり; f)は、 化合物(XII)の水溶液を、場合によってはクロマトグラフィー精製工程によ って親油性不純物を除去した後、ろ別して大部分の塩および低分子量不純物を除 去する処理と、 水溶液をイオン交換樹脂上で最終的に脱塩する処理と、 からなる精製工程であり; g)は、化合物(XII)の結晶化または回収する工程である で表される工程を含む方法である。 本発明の方法は、上述の文献にDischinoによって記載されている、保護/脱保 護法に典型的な、高い選択性を維持すると同時に、そのすべての欠点を除き、そ れにより、はじめて、当該化合物を高収率で、かつ危険な物質を使用せずに製造 するための、再現可能な工業的方法を提供する。 反応式4による、10−(2−ヒドロキシプロピル)−1,4,7,10−テ トラアザシクロドデカン−1,4,7−三酢酸のガドリニウム錯体(Gadoterido l)の製造が、特に好ましい。 反応式4 式中、合成工程a)、b)、c)、d)、e)およびf)は、上記に定義した意味 を有し、工程d)における式(XI)のエポキシドは、プロピレンオキシドである 。 反応式5による、[10−[2,3−ジヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル )プロピル]−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7−三 酢酸のガドリニウム錯体(Gadobutrol)の製造もまた好ましい。 反応式5 式中、合成工程a)、b)、c)、d)、e)およびf)は、上記に定義した意味 を有し、工程d)における式(XI)のエポキシドは、上記に定義した式(VI)の いずれかに対応する。 他方、本発明の方法の工程a)は、ジアルキルホルムアミド−ジアルキルアセ タールの代わりに、酸触媒の存在下におけるオルトギ酸トリエチルの使用を含む 。 オルトギ酸トリエチルは、化学量論的な値に対して、105〜200%の範囲 の量で加えることができる。 反応温度は、110〜150℃の範囲であることができ、反応時間は、5〜2 4時間の範囲であることができる。 触媒は、少なくとも3個の炭素原子を有する、C3〜C18のカルボン酸であり 、好ましくは、プロピオン酸、酪酸およびピバル酸からなる群より選択される。 オルトギ酸トリエチルは、N,N−ジメチルホルムアミド−ジメチルアセター ルよりも毒性が低く、低廉な生成物であり、有害な非凝縮性の気体副生物の形成 を伴わない。そのうえ、オルトギ酸トリエチルは、N,N−ジメチルホルムアミ ド−ジメチルアセタールよりも反応性が低く、それが、反応物質を装入する手順 および反応そのものを、大規模であっても、完全に安全な条件で実施することを 可能にし、ガスクロマトグラフィーによって進行をチェックすることなく、時間 および温度のような作業パラメータの基準で、反応の進行をより良好に監視する ことを可能にし、望ましくない副生物を形成することなく反応物質を最初から加 えることができる点で、反応物質の計量をより臨界的でなくする。これがすべて 、この方法を、容易に再現しうる条件で、工業的規模での化合物(III)の製造 に適したものにする。 後続の工程b)は、化合物(III)を、水溶液中、ハロ酢酸を使用してカルボ キシメチル化して、アルカリまたはアルカリ土類金属との化合物(IX)、すなわ ち10−ホルミル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7 −三酢酸塩を得ることを包含する。化合物(IX)の、ナトリウム、カリウムまた はカルシウムとの塩が、最も好ましい。 工程b)を実施するのに好ましい条件は、以下のものである。 −化合物(III)に対するハロ酢酸のモル比:3.2〜4.5; −pH:10〜12 −ハロ酢酸が、クロロ酢酸またはブロモ酢酸、好ましくはブロモ酢酸である。 工程c)は、中間体(IX)を、水中で、工程b)と同じ塩基の添加による塩基 性条件、12.5よりも高いpHにおいて、65〜100℃で5〜48時間、加 水分解して、単離することなく工程d)に付される化合物(X)の塩の水溶液を 得る反応である。 このように、本発明の方法は、化合物(III)のカルボキシメチル化、および 化合物(IX)の加水分解を、水溶液中で実施することを可能にし、それにより、 望ましくない有機溶剤の使用を完全に回避させる。 工程d)は、文献に記載された方法による化合物(X)のアルキル化反応であ る。 たとえば、Gadoteridolの製造の場合、EP292,689に記載されている ように、化合物(X)のアルカリ性水溶液を、室温でプロピレンオキシドにより 処理してアルキル化反応をした後、10−(2−ヒドロキシプロピル)−1,4 ,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7−三酢酸(一般にHPDO 3Aとして知られる)を得る。 Gadobutrolの場合は、アルキル化剤として、プロピレンオキシドの代わりに式 (VI)の4,4−ジメチル−3,5,8−トリオキサビシクロ[5.1.0]オ クタンを使用することを除いて、全く同じである。 工程e)は、従来の方法によって、水中で、20〜31、39、42、43、 44、49または57〜83の間で変化しうる原子番号を有する常磁性金属の三 価イオンの塩の添加によって実施される錯体化反応である。 金属Gd、Dy、Ybの三価イオンが好ましく、ガドリニウムが最も好ましい 。 工程f)は、水溶液を、場合によってはクロマトグラフィー精製工程によって 親油性不純物を除去した後、ろ別して大部分の塩および低分子量不純物を除去す る処理と;水溶液をイオン交換樹脂上で最終的に脱塩する処理と;結晶化または 回収とからなる精製工程である。 ろ別処理は、それ以前の工程から溶液中に、カルボキシメチル化および加水分 解反応からの副生物として顕著な量で存在する、塩の大部分を除去するのに有用 である。 ろ別は、一価イオンに対しては非常に高い透過性を有するが、一般式(I)の ガドリニウム錯体に対しては非透過性であることを特徴とする、市販のナノろ過 膜を使用して実施することができる。たとえば、らせん巻き膜エレメントDesal DK、Dow Chemical Filmtec NF45およびDaicel DRAを、挙げることができる。 ろ別は、Bungay P.M.らによる教示(「Synthetic Membranes」Science Engi neering Application,D.Reidel,C181,1986)によって、または米国特許 第5,447,635号明細書に記載された条件で、実施することができる。 粗溶液は、インラインフィルタ、たとえばカートリッジを介してナノろ過に供 給して、存在する酸化ガドリニウム粒子を除去することもできるし、また、おそ らくは、吸収性樹脂を含有するカラムまたは逆相液クロマトグラフィー固定相に 供給して、より親油性の不純物をクロマトグラフィー的に除去することもできる 。 この場合、生成物を水で樹脂から溶離させ、水性溶出液を生成物画分と合わせ 、同じナノろ過装置の中で再び濃縮することができる。 吸収性樹脂は、市販されているものから選択することができる。たとえばR& H XAD1600または1600T、Bayer Lewatit OC1062または1064、Diaion SP800また はSP825を挙げることができる。 処理された溶液は、その結果、濃縮され、大部分の塩が除かれているが、少量 の無機塩および無視し得ない量の有機イオン不純物をなおも含有し、したがって 、イオン不純物の最終的な精製のために、イオン交換装置に供給される。 イオン交換ユニットは、生成物が4未満のpH値にならないように設計されて いることが好ましい。4未満のpH値になると、ガドリニウム錯体の解離により 、収率の有意な損失が生じるであろう。遊離した配位子とガドリニウムとに解離 した後、配位子およびガドリニウムは、いずれも樹脂によって保護される(bloc ked)であろう。 この欠点を回避するためには、脱塩は、強酸性イオン交換体を使用する分離型 イオン交換床ユニットで実施することができない。反対に、混合型イオン交換床 ユニットか、またはより良好には、強酸性カチオン交換体を使用しない分離型イ オン交換床ユニットの中で実施することができる。このためには、4個のイオン 交換床からなるユニットを使用することができる。第一のイオン交換床(C1) は、炭酸水素塩形の強塩基性アニオン交換体であり、第二のイオン交換床(C2 )は、H+形の弱酸性カチオン交換体であり、第三のイオン交換床(C3)は、 OH-形の小径の強塩基性アニオン交換体であり、第四のイオン交換床(C4) は、H+形の小径の弱酸性カチオン交換体である。 強塩基性アニオン交換体は、市販されているゲルもしくはマクロ孔質のタイプ IまたはタイプII、たとえばR&H Amber Jet 4200もしくは4400またはIRA 900、Diaion Relite 3Aもしくは3AS、Dow Chemical Dowex Monosphere A1500ま たはAI550もしくはAII500からなる群より選択することができる。 利用できるならば、従来から小径として定義されている粒子を特徴とする市販 の等級が、より高速の交換を提供するため、好ましい。たとえば、Diaion 3Aも しくは3AS樹脂の場合には、「fb」等級が好ましく、Dowex Monosphere AI樹脂 の場合には、AI500等級が好ましい。 弱酸性カチオン交換体は、すべての市販製品からなる群より選択することがで きる。マクロ孔質マトリックス製品には、ゲルマトリックス製品が好ましい。た とえば、好ましい樹脂のうち、R&H IRC86、Diaion Relite CCおよびDow Chem ical Dowex CCR3を挙げることができる。 利用できるならば、従来から小径として定義されている粒子を特徴とする市販 の等級が、-より高速の交換を提供するため、好ましい。たとえば、Dow Chemica l Dowex CCR3樹脂の場合には、「lb」等級が好ましい。 次に、普通は目的生成物のみを非常に高い純度で含有する脱塩溶液を、加熱に より、乾燥残渣または粘ちょうな残渣まで濃縮した後、溶剤、通常は水溶性アル コールを加えて、最終生成物を沈殿させる。 本発明の方法によってGadoteridolおよびGadobutrolを製造する場合、高品質 の最終生成物を80%以上の収率で得ることができる。最終生成物中には、微量 の不純物をも検出することはできない。 以下の例が、本発明の方法を実施するのに最良の実験条件を説明する。 実験の部 例1 Gadoteritolの調製A)5H,9bH,2a,4a,7−オクタヒドロテトラアザシクロドデカン [cd]ぺンタレンの調製 水0.7重量%を含有するジ1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン2 3.8kg(0.138kmol)を、アミルアルコール23.8kgに溶解させた。 水−アミルアルコール共沸混合物およびアミルアルコール過剰分を順に減圧下で 蒸留した後、窒素雰囲気下で、オルトギ酸トリエチル24.5kg(0.166km ol)およびプロピオン酸355gを加えた。発生するエタノールを蒸留しながら 、混合物を125℃で11時間加熱した後、反応塊を35℃に冷却して、目的化 合物を流動性油状物として得た。 B)10−ホルミル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4, 7−三酢酸ナトリウム塩の調製 ブロモ酢酸81.5kg(0.469kmol)、および30重量%のNaOH約6 2.6kgを、水100kgにpH5になるまで溶解させることによって調製した溶 液に、A)からの化合物を加えた。該粗化合物を添加する間、NaOHの添加に よって、pHを11に維持した。添加が終了すると、30重量%NaOHの添加 でpHを再び11.1まで上げ、この同じpH値において、混合物を35℃で2 4時間反応させた。 C)1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7−三酢酸ナトリ ウム塩(DO3A)の調製 30重量%NaOH77.3kgを工程b)からの化合物に加え、70℃で9時 間加熱した。得られた水溶液は、目的化合物0.131kmol(含量はHPLCに よって測定)を三ナトリウム塩として含有していた。 D)Gadoteridolの合成 濃HClでpHを12.3に調節し、プロピレンオキシド15.2kg(0.2 62kmol)を加え、混合物を40℃で4時間反応させた。その後、溶液を50℃ に加熱し、三塩化ガドリニウム0.135kmolを含有する水溶液120kgを加え た。1時間後、反応物を17℃に冷却して、濃HClでpH1.7まで酸性化し 、このpHを2時間維持した。続いて、溶液を50℃に加熱し、水酸化ナトリウ ムでpHを7に調節し、これらの条件を1時間維持した。 E)Gadoteridol粗溶液の予備精製 前工程からのGadoteridolの粗溶液を冷却し、インラインフィルタおよびR& H Amberlite XAD 1600樹脂150Lを充填したカラムに通して、Desal DK4040F 部品を備えたナノろ過装置に移した。反応器が空になると、反応器、インライン フィルタおよびカラムを、脱イオン水300Lで3回すすいだ。 得られた洗浄溶液を、ナノろ過装置の中で生成物溶液と合わせ、そこで、32 barおよび25℃で生成物を濃縮し、部分的に脱塩した。 最後に、2.9mS/cmの導電率を有する粗Gadoteridol溶液250Lを得た。 F)最終的な脱塩 次に、Gadoteritol溶液を、4個一連のイオン交換床に200L/hで供給した。 第一のイオン交換床(C1)は、炭酸水素塩形の強塩基性アニオン交換体Relite 3ASfb120Lからなり、第二のイオン交換床(C2)は、H+形の弱酸性カチオ ン交換体Relite CC100Lからなり、第三のイオン交換床(C3)は、OH-形 のRelite 3ASfb20Lからなり、第四のイオン交換床(C4)は、H+形のRelite CC樹脂20Lからなるものであった。すべてのカラムを外気に通気し、第二のカ ラムからの液体を、発生したCO2を溶液から除去するため、減圧ポンプに接続 されたガス分離タンクに通した。第四のカラムからの出印ま、溶離液中の生成物 を検出するための密度トランスミッタを備えていた。 最初の180L分の溶離液を捨てた後、生成物に富む画分の溶離液を収集した 。すべての粗Gadoteridol溶液をイオン交換装置に装填すると、脱イオン水60 0Lで生成物を溶離させ、溶離液を、生成物に富む画分と合わせた。これは無色 であり、塩不純物を実質的に含まなかった(導電率2.2μS/cm)。 最終的な脱塩の収率は、HPLC検定に基づく測定で、98%であった。 G)生成物(Gadoteridol)の回収 次に、生成物に富む画分を、熱的に濃縮して粘ちょうな残渣を得て、この残渣 を79℃のイソプロパノール350kgに加えた。得られた懸濁液を、1時間還流 させた後、冷却し、遠心分離して、減圧下で乾燥させ、水和水10%(0.11 1kmol)を含有するGadoteridol68.2kgを得た。HPLC検定:98.5% (s.a.) 全収率:80.7% IRおよびMSスペクトルは、指示された構造と一致していた。 例2 例1の手順を工程Cまでたどり、DO3A三ナトリウム塩の溶液を得た。 濃HClでpHを12.3に調節し、4,4−ジメチル−3,5,8−トリオ キサビシクロ[5.1.0]オクタン57.7kg(0.4kmol)を加えた。40 ℃で4時間、さらに80℃で8時間反応させた後、溶液を50℃に冷却し、三塩 化ガドリニウム0.135kmolを含有する水溶液120kgを加えた。1時間後、 混合物を17℃に冷却し、濃HClでpH1.7まで酸性化し、このpHを2時 間維持した。続いて、溶液を50℃に加熱し、水酸化ナトリウムでpHを7に調 節し、これらの条件を1時間維持した。 その後、例1の工程EおよびFと同じ処理を正確に繰り返して、得られた粗Ga dobutrolを精製した。 生成物(Gadobutrol)の回収 次に、生成物に富む画分を、熱的に濃縮して粘ちょうな残渣を得て、この残渣 を79℃のエタノール350kgに加えた。 得られた懸濁液を、1時間還流させた後、冷却し、遠心分離して、減圧下で乾 燥させて、Gadobutrol66.0kg(0.109kmol)を得た。HPLC検定:9 9.5%(A%) 全収率:79.1% IRおよびMSスペクトルは、指示された構造と一致していた。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年6月16日(1999.6.16) 【補正内容】 e)は、既知の方法により、水中で、20〜31、39、42、43、44、 49および57〜83の間で変化しうる原子番号を有する常磁性金属の、三価イ オンの塩の添加によって錯体化して、単離することなく工程f)に付す、式(XI I)の常磁性錯体の水溶液を得る工程であり; f)は、 化合物(XII)の水溶液を、場合によってはクロマトグラフィー精製工程によ って親油性不純物を除去した後、ろ別して大部分の塩および低分子量不純物を除 去する処理と、 水溶液をイオン交換樹脂上で最終的に脱塩する処理と、 からなる精製工程であり; g)は、化合物(XII)の結晶化または回収する工程である で表される工程を含む方法である。 本発明の方法は、上述の文献にDischinoによって記載されている、保護/脱保 護法に典型的な、高い選択性を維持すると同時に、そのすべての欠点を除き、そ れにより、はじめて、当該化合物を高収率で、かつ危険な物質を使用せずに製造 するための、再現可能な工業的方法を提供する。 反応式4による、10−(2−ヒドロキシプロピル)−1,4,7,10−テ トラアザシクロドデカン−1,4,7−三酢酸のガドリニウム錯体(Gadoterido l)の製造が、特に好ましい。 工程e)は、従来の方法によって、水中で、20〜31、39、42、43、 44、49または57〜83の間で変化しうる原子番号を有する常磁性金属の三 価イオンの塩の添加によって実施される錯体化反応である。 金属Gd、Dy、Ybの三価イオンが好ましく、ガドリニウムが最も好ましい 。 工程f)は、水溶液を、場合によってはクロマトグラフィー精製工程によって 親油性不純物を除去した後、ろ別して大部分の塩および低分子量不純物を除去す る処理と;水溶液をイオン交換樹脂上で最終的に脱塩する処理と;結晶化または 回収とからなる精製工程である。 ろ別処理は、それ以前の工程から溶液中に、カルボキシメチル化および加水分 解反応からの副生物として顕著な量で存在する、塩の大部分を除去するのに有用 である。 ろ別は、一価イオンに対しては非常に高い透過性を有するが、一般式(I)の ガドリニウム錯体に対しては非透過性であることを特徴とする、市販のナノろ過 膜を使用して実施することができる。たとえば、らせん巻き膜エレメントDesal DK、Dow Chemical Filmtec NF45およびDaicel DRAを、挙げることができる。 ろ別は、Bungay P.M.らによる教示(「Synthetic Membranes」Science Engine ering Application,D.Reidel,C181,1986)によって、および米国特許第5, 447,635号明細書に記載された条件で、実施することができる。 粗溶液は、インラインフィルタ、たとえばカートリッジを介してナノろ過に供 給して、存在する酸化ガドリニウム粒子を除去することもできるし、また、おそ らくは、吸収性樹脂を含有するカラムまたは逆相液クロマトグラフィー固定相に 供給して、より親油性の不純物をクロマトグラフィー的に除去することもできる 。 請求の範囲 1.式(XII): (式中、 R1およびR2は、独立して、水素原子;または非置換であるか、(C1〜C5)ア ルキルもしくはヒドロキシ、(C1〜C5)アルコキシ、カルバモイルもしくはカ ルボキシル基によって置換されていることもできる、フェニル、フェニルオキシ 、フェニルジオキシ基であり;あるいはR1およびR2は、両方ともCH2OHで あるか、R1が水素で、R2が−CH3であり: Me3+は、常磁性金属の三価イオンである) で示される、大環状キレート化剤と常磁性金属の三価イオンとの錯体の製造方法 であって、 以下の反応式: (式中、R1、R2およびMeは、上記に定義した意味を有する) a)溶剤の非存在下、かつ酸触媒の存在下で、1,4,7,10−テトラアザ シクロドデカンをオルトギ酸トリエチルと高温で反応させて、式(III)の5H ,9bH−2a,4a,7,9a−オクタヒドロテトラアザシクロオクタ[cd ]ペンタレンを得る工程; b)化合物(III)を、水中で、塩基性条件で、ハロ酢酸によってカルボキシ メチル化反応させて、単離することなく後続の工程c)の加水分解反応に付す、 式(IX)の中間体を得る工程; c)中間体(IX)を、塩基性条件で、工程b)で加えたものと同じ塩基の添加 によって加水分解反応させて、単離することなく後続の工程d)に付す、式(X )の塩の水溶液を得る工程; d)既知の方法によって、式(XI)のエポキシドを用いて水中でアルキル化し て、単離することなく工程e)に付す、化合物(I)の対応する塩を得る工程; e)既知の方法により、20〜31、42、43、44、49および50〜5 7の範囲の原子番号を有する常磁性金属の塩の添加によって、水中で錯体化する 工程; f)化合物(XII)の水溶液を、場合によってはクロマトグラフィー精製工程 によって親油性不純物を除去した後、ろ別によって精製して大部分の塩および低 分子量不純物を除去し、水溶液をイオン交換樹脂上で最終的に脱塩する工程;な らびに g)化合物(XII)の結晶化または回収する工程 で示される工程を含む方法。 2.工程a)において、オルトギ酸トリエチルを、化学量論的量の105〜20 0%の範囲の量で使用する、請求項1記載の方法。 3.工程a)において、反応温度が、110〜150℃の範囲であり、反応時間 が、5〜24時間の範囲である、請求項1または2記載の方法。 4.工程a)において、酸触媒が、少なくとも3個の炭素原子を有するカルボン 酸である、請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。 5.工程b)において、化合物(IX)の塩が、ナトリウム、カリウムおよびカル シウムから選択される、請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。 6.工程b)のカルボキシメチル化反応を、化合物(III)に対するハロ酢酸の モル比3〜5mol/molで、アルカリまたはアルカリ土類金属の水酸化物の添加に よる9.5〜12.5のpHにおいて、7〜50℃で3〜48時間実施する、請 求項1〜5のいずれか1項記載の方法。 7.工程b)において、化合物(III)に対するハロ酢酸のモル比が、3.2〜 4.5であり、pHが、10〜12である、請求項6記載の方法。 8.工程c)において、反応を、12.5よりも高いpH、65〜100℃で5 〜48時間実施する、請求項1〜7のいずれか1項記載の方法。 9.工程b)におけるハロ酢酸が、ブロモ酢酸である、請求項1〜8のいずれか 1項記載の方法。 10.常磁性金属が、Gd、Dy、Ybから選択される、請求項1〜9のいずれ か1項記載の方法。 11.工程f)において、4個のイオン交換床のユニットを使用し、第一のイオ ン交換床が、炭酸水素塩形の強塩基性アニオン交換体からなり、第二のイオン交 換床が、H+形の弱酸性カチオン交換体からなり、第三のイオン交換床が、OH- 形の強塩基性アニオン交換体からなり、第四のイオン交換床が、H+形の弱酸性 カチオン交換体からなる、請求項1〜10のいずれか1項記載の方法。 12.工程f)において、小径粒子の樹脂を使用する、請求項1〜11のいずれ か1項記載の方法。 13.工程f)において、強塩基性イオン交換体が、タイプIまたはタイプIIの 、ゲルまたはマクロ孔質マトリックス樹脂からなる群より選択される、請求項1 〜12のいずれか1項記載の方法。 14.工程f)において、弱酸性イオン交換体が、ゲルマトリックス樹脂からな る群より選択される、請求項1〜12のいずれか1項記載の方法。 15.工程f)が、ろ別工程の前に親油性不純物を除去するためのクロマトグラ フィー精製を含む、請求項1〜14のいずれか1項記載の方法。 16.式(XII)において、R1が、メチルであり;R2が、水素であり;Me3+ が、Gd3+であり;式(XI)のエポキシドが、プロピレンオキシドである、請求 項1〜15のいずれか1項記載の方法。 17.式(XII)において、R1およびR2が、ヒドロキシメチルであり;Me3+ が、Gd3+であり;式(XI)のエポキシドが、4,4−ジメチル−3,5,8− トリオキサビシクロ[5.1.0]オクタンである、請求項1〜15のいずれか 1項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 ヴィスカルディ,カルロ・フェリッチェ イタリア国、イ―20134 ミラノ、ヴィ ア・エ・フォッリ、50 (72)発明者 アウソニオ,マリナ イタリア国、イ―20134 ミラノ、ヴィ ア・エ・フォッリ、50 (72)発明者 スコッティ,キアラ イタリア国、イ―20134 ミラノ、ヴィ ア・エ・フォッリ、50 (72)発明者 コスタ,パトリツィア イタリア国、イ―20134 ミラノ、ヴィ ア・エ・フォッリ、50

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(XII): (式中、 R1およびR2は、独立して、水素原子;酸素原子1〜10個を含有する(C1〜 C20)アルキル;または非置換であるか、(C1〜C5)アルキルもしくはヒドロ キシ、(C1〜C5)アルコキシ、カルバモイルもしくはカルボキシル基によって 置換されていることもできる、フェニル、フェニルオキシ、フェニルジオキシ基 であり; Me3+は、常磁性金属の三価イオンである) で示される、大環状キレート化剤と常磁性金属の三価イオンとの錯体の製造方法 であって、 以下の反応式:(式中、R1、R2およびMeは、上記に定義した意味を有する) a)溶剤の非存在下、かつ酸触媒の存在下で、1,4,7,10−テトラアザ シクロドデカンをオルトギ酸トリエチルと高温で反応させて、式(III)の5H ,9bH−2a,4a,7,9a−オクタヒドロテトラアザシクロオクタ[cd ]ペンタレンを得る工程; b)化合物(III)を、水中で、塩基性条件で、ハロ酢酸によってカルボキシ メチル化反応させて、単離することなく後続の工程c)の加水分解反応に付す、 式(IX)の中間体を得る工程; c)中間体(IX)を、塩基性条件で、工程b)で加えたものと同じ塩基の添加 によって加水分解反応させて、単離することなく後続の工程d)に付す、式(X )の塩の水溶液を得る工程; d)既知の方法によって、式(XI)のエポキシドを用いて水中でアルキル化し て、単離することなく工程e)に付す、化合物(I)の対応する塩を得る工程; e)既知の方法により、20〜31、42、43、44、49および50〜5 7の範囲の原子番号を有する常磁性金属の塩の添加によって、水中で錯体化する 工程; f)化合物(XII)の水溶液を、場合によってはクロマトグラフィー精製工程 によって親油性不純物を除去した後、ろ別によって精製して大部分の塩および低 分子量不純物を除去し、水溶液をイオン交換樹脂上で最終的に脱塩する工程;な らびに g)化合物(XII)の結晶化または回収する工程 で示される工程を含む方法。 2.工程a)において、オルトギ酸トリエチルを、化学量論的量の105〜20 0%の範囲の量で使用する、請求項1記載の方法。 3.工程a)において、反応温度が、110〜150℃の範囲であり、反応時間 が、5〜24時間の範囲である、請求項1または2記載の方法。 4.工程a)において、酸触媒が、少なくとも3個の炭素原子を有するカルボン 酸である、請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。 5.工程b)において、化合物(IX)の塩が、ナトリウム、カリウムおよびカル シウムから選択される、請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。 6.工程b)のカルボキシメチル化反応を、化合物(III)に対するハロ酢酸の モル比3〜5mol/molで、アルカリまたはアルカリ土類金属の水酸化物の添加に よる9.5〜12.5のpHにおいて、7〜50℃で3〜48時間実施する、請 求項1〜5のいずれか1項記載の方法。 7.工程b)において、化合物(III)に対するハロ酢酸のモル比が、3.2〜 4.5であり、pHが、10〜12である、請求項6記載の方法。 8.工程c)において、反応を、12.5よりも高いpH、6〜100℃で5〜 48時間実施する、請求項1〜7のいずれか1項記載の方法。 9.工程b)におけるハロ酢酸が、ブロモ酢酸である、請求項1〜8のいずれか 1項記載の方法。 10.常磁性金属が、Gd、Dy、Ybから選択される、請求項1〜9のいずれ か1項記載の方法。 11.工程f)において、4個のイオン交換床のユニットを使用し、第一のイオ ン交換床が、炭酸水素塩形の強塩基性アニオン交換体からなり、第二のイオン交 換床が、H+形の弱酸性カチオン交換体からなり、第三のイオン交換床が、OH- 形の強塩基性アニオン交換体からなり、第四のイオン交換床が、H+形の弱酸性 カチオン交換体からなる、請求項1〜10のいずれか1項記載の方法。 12.工程f)において、小径粒子の樹脂を使用する、請求項1〜11のいずれ か1項記載の方法。 13.工程f)において、強塩基性イオン交換体が、タイプIまたはタイプIIの 、ゲルまたはマクロ孔質マトリックス樹脂からなる群より選択される、請求項1 〜12のいずれか1項記載の方法。 14.工程f)において、弱酸性イオン交換体が、ゲルマトリックス樹脂からな る群より選択される、請求項1〜12のいずれか1項記載の方法。 15.工程f)が、ろ別工程の前に親油性不純物を除去するためのクロマトグラ フィー精製を含む、請求項1〜14のいずれか1項記載の方法。 16.式(XII)において、R1が、メチルであり;R2が、水素であり;Me3+ が、Gd3+であり;式(XI)のエポキシドが、プロピレンオキシドである、請求 項1〜15のいずれか1項記載の方法。 17.式(XII)において、R1およびR2が、ヒドロキシメチルであり;Me3+ が、Gd3+であり;式(XI)のエポキシドが、4,4−ジメチル−3,5,8− トリオキサビシクロ[5.1.0]オクタンである、請求項1〜15のいずれか 1項記載の方法。
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