JP2002505142A - 生体適合性を有する変形可能な固定板 - Google Patents

生体適合性を有する変形可能な固定板

Info

Publication number
JP2002505142A
JP2002505142A JP2000534138A JP2000534138A JP2002505142A JP 2002505142 A JP2002505142 A JP 2002505142A JP 2000534138 A JP2000534138 A JP 2000534138A JP 2000534138 A JP2000534138 A JP 2000534138A JP 2002505142 A JP2002505142 A JP 2002505142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
osteosynthesis plate
bone
uniaxially
biocompatible
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000534138A
Other languages
English (en)
Inventor
トルマラ,ペルッティ
ポーヨネン,ティモ
ハッポーネン,ハリ
カイコーネン,アウボ
Original Assignee
ビオンクス インプランツ オサケユイチア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ビオンクス インプランツ オサケユイチア filed Critical ビオンクス インプランツ オサケユイチア
Publication of JP2002505142A publication Critical patent/JP2002505142A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L31/00Materials for other surgical articles, e.g. stents, stent-grafts, shunts, surgical drapes, guide wires, materials for adhesion prevention, occluding devices, surgical gloves, tissue fixation devices
    • A61L31/14Materials characterised by their function or physical properties, e.g. injectable or lubricating compositions, shape-memory materials, surface modified materials
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/80Cortical plates, i.e. bone plates; Instruments for holding or positioning cortical plates, or for compressing bones attached to cortical plates
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00004(bio)absorbable, (bio)resorbable, resorptive
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S606/00Surgery
    • Y10S606/907Composed of particular material or coated
    • Y10S606/908Bioabsorbable material
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S606/00Surgery
    • Y10S606/907Composed of particular material or coated
    • Y10S606/91Polymer

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、概括して、生体適合性を有し且つ生体的に吸収可能(再吸収可能)である熱可塑性板を備えた人体組織固定器具を含んだ人体組織固定装置及び斯かる装置及び器具の使用方法に関する。熱可塑性の板は一軸方向及び/又は二軸方向に配向された材料から形成される。この板は、室温即ち板のガラス転移温度を下回る温度で、破断することなく永久的に変形させられることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、概括して、生体適合性を有し且つ生体的に吸収可能な(再吸収可能
な)熱可塑性板を備える身体組織固定器具を含んだ身体組織固定装置及び斯かる
装置及び器具を使用する方法に関する。
【0002】 発明の背景 骨折治癒(骨接合術)を容易にするための従来の整形外科用固定装置及び外傷
学的固定装置は、金属製器具、例えば、チタンやステンレス鋼のような耐食性の
ある生体適合性金属から形成した板、ねじ、棒及び他の類似のものといった金属
性器具を使用するのが典型的である。典型的な金属板は、例えば、F.セキュア
ン(F.Sequin)及びR.テキスハマー(R.Texhammer)共著
で1981年にハイデルベルグ(Heidelberg)、ベルリン(Berl
in)のスプリンガーベルラグ(Springer−Verlag)より出され
たAO/ASIFインスツルメンテーション(器具使用)の21〜22頁、55
〜79頁、107〜108頁、117〜122頁に記載されており、その全開示
内容は本願と一体のものとして参照される。斯かる装置は意図した目的には概ね
効果的ではあるが、幾つかの固有の欠点を有している。例えば、周りの組織への
金属放出が報告されている。例えば、Int. J. Oral. Maxil
lofac. Surg.第18号(1989年)の311〜314頁にあるL
.E.モーバーグ(L.E.Moberg)等による報告を参照されたい。その
全開示内容は本願と一体のものとして参照される。その他の報告された欠点には
、応力遮蔽(Clin. Orthop. Rel. Res. 136号(1
978年)の287〜293頁のP.パアボレネン(P.Paavolaine
n)等による報告を参照。なお、その全開示内容は本願と一体のものとして参照
される)、若者における成長の制限(Plast. Reconstr. Su
rg.第87号(1991年)の229〜235頁のK.リン(K.Lin)等
による報告を参照。同様に、その全開示内容は本願と一体のものとして参照され
る)が含まれている。乳児及び小児においては、頭蓋骨の成長により金属板及び
ねじが頭骨内及びその下方に埋入して脳を脅かし得るという危険性がある。例え
ば、Plast. Reconstr. Surg.第4号(1995年)の6
34〜637頁のJ.フィアロン(J.Fearon)等による報告を参照され
たい。なお、その全開示内容は本願と一体のものとして参照される。従って、非
機能的なインプラント(移植装置)は最終的には取り除くことが一般的に推奨さ
れており、少なくとも成長期にある者ではそうである。Brit. J. Or
al Maxillofac. Surg.第33号(1995年)の69〜7
0頁にあるC.リンドクヴィスト(C.Lindqvist)によるを報告を参
照されたい。なお、その全開示内容は本願と一体のものとして参照される。
【0003】 特に、顎顔面手術及び頭蓋手術においては、金属性の小型板が広く使用されて
いる。例えば、Clin. Plast. Surg.第14号(1987年)
の101〜111頁にあるW.ムールバウア(W.Muhlbauer)等の報
告、Ann. Plast. Surg.第27号(1991年)の36〜43
頁にあるA.サドブ(A.Sadove)及びB.エプレグ(B.Eppleg
)の報告、及び、ヘルシンキのヘルシンキ大学の1992年博士号学位論文の1
6頁にある下顎骨における骨切断術の固定に使用する生体分解性自己強化ポリラ
クチド(polylactide)板及びねじと題するR.スウローネン(Su
uronen)の報告及び斯かる報告に記載された参考文献を参照されたい。斯
かる報告における開示内容は本願と一体のものとして参照される。小型板は小さ
くて薄く細い板であり、ねじ固定用の穴が開いている。斯かる小型板は骨上で骨
折部上に垂直方向に配設されて骨塊を骨折部位の両側で互いに対して固定するの
が典型的である。小型板の典型的な幾何的構造は、例えば米国特許第5,290
,281号の図6A〜図6Fに記載されており、その全開示内容は本願と一体の
ものとして参照される。
【0004】 金属板(チタン、ステンレス鋼及びコバルトクロームモリブデン板のような)
の主たる利点は、強度、靭性及び延性があり、手術室内の室温で手又は特殊な器
具を使用して固定する骨の解剖学的表面構造に対応した形態に変形又は形成(例
えば、曲げることによって)され得ることである。このようにして、小型板はこ
れが適用される骨の表面上に面一で固定され得る。
【0005】 しかしながら、上記金属板の欠点に鑑みて、生体的に吸収可能な板(すなわち
、生体吸収性の板)が骨折部固定のために開発された。縦長の6個の穴を設けた
板が整形外科的動物研究用に開発された。1986年、ボローニャ、インスティ
ツトリッツォーリ(Instituto Rizzoli)、生体適合材料に関
する欧州会議の抄録の94頁にあるアイテンミューラ(Eitenmuller
)等の報告を参照されたい。なお、その全開示内容は本願と一体のものとして参
照される。しかしながら、強度が十分でなかったために、それらの板のうちの幾
つかが骨折部固定を含んだ動物実験において破損してしまった。
【0006】 生体吸収性板の特別な利点は、欧州特許第0449867B1号明細書に記載
されているように、外科用留め具(ねじのような)を挿入するための開口を備え
ることができる一方で、外科医の裁量で外科術の際に付加的な留め具開口を形成
することを可能とさせる手段を許容することであり、該欧州特許の全開示内容は
本願と一体のものとして参照される。
【0007】 従来技術の生体吸収性板の主な不利点は、例えば欧州特許第0449867B
1号公報及び米国特許第5, 569,250号明細書に記載されているように、
ガラス転移温度(Tg)を超える高温でしか永久かつ安全に変形(曲げ)できな
いことである。なお、前出の欧州特許及び米国特許の全開示内容は本願と一体の
ものとして参照される。従来技術の生体吸収性板は、該板のガラス転移温度Tg
を下回ると脆弱となって、変形させられたときに容易に破壊してしまう。従来技
術の板の分子構造はTgを超える温度においてのみ、破壊の危険性なく形状形成
(例えば曲げ)を行い得るようにするに十分な可動性を有する。したがって、米
国特許第5, 569,250号明細書は、複数の隣接する骨部分にまたがって留
められた位置関係で使用され得る生体適合性骨接合板を開示しているのである。
斯かる生体適合性骨接合板は、頂面及び底面を有する細長い部分と、該頂面と底
面との間に配設された少なくとも1つの留め具開口と、前記細長い部分に配設さ
れており、該細長い部分を貫通する追加の留め具開口の形成を外科術の際中に可
能とさせる手段とを含んでいる。この骨接合板は、第1の熱化学状態では第1の
形態になっており、固定に先立って変形させ得るようにするために第2の熱化学
状態へ転換させることが可能になっている。第1の熱化学状態は室温(手術室状
態)であるのが典型的であり、第2の熱化学状態は高分子材料のTg(例えば、
ポリラクチドでは50〜60℃)を上回る高温であるのが典型的である。したが
って、米国特許第5,569,250号明細書に開示されている板の形状を形成
するためには、加熱することによって板を第1の熱化学状態から第2の熱化学状
態へ変化させなくてはならず、その後に固定に先立って再度第1の熱化学状態へ
戻すようにしなければならない。高分子材料の熱伝導度は低いため、材料の第2
の温度への転換は遅い工程となる。したがって、特に、固定する骨の形態に正確
に適合させるために外科医がこの板を幾度も成形(形状を形成すること)しなく
てはならない場合には、米国特許第5,569,250号の板を臨床上で使用す
るのは遅くて時間がかかり複雑なものとなる。
【0008】 J. Oral. Maxillofac. Surg.第55号(1997
年)の941〜945頁のK.ベッショ(K.Bessho)等による口顎顔面
外科術における骨接合のためのポリLラクチド小型板及びねじ装置が記載されて
おり、その全開示内容は本願と一体のものとして参照される。しかしながら、こ
の参考文献の板の形状を形成するためには、斯かる板を先ず高温の殺菌した生理
食塩水に浸漬するか又は高温の空気を利用することによって斯かる板が塑性状態
となるまで加熱しなければならず、その後になってやっと、骨の表面に取付ける
ことができる。
【0009】 欧州特許第0449867B1号公報には、骨折部の固定、骨切断術、関節固
定術等のための板が記載されており、斯かる板は、ねじ、棒、クランプ又はそれ
らに相当する装置のような少なくとも1つの固定装置で骨上に固定されることを
意図されたものであり、少なくとも2つの本質的に重畳された板を備えて多層板
構造を提供するようにされている。上記多層板構造の個々の板は可撓性を有して
おり、上記多層板構造の形態変化で、手術状態において、手及び/又は上記多層
板構造向けの曲げ機器によってなど外力によって、骨表面の形状を概ねとって、
それにより、個々の板が合致した板のそれぞれの表面に沿った運動の差によりそ
の他の個々の板に対して独自の位置をとり得るようにしている。
【0010】 上記多層板は個々の板を加熱することなく湾曲した骨の表面にでも適合するが
、多数層板の臨床での使用は、固定の前に個々の1つの板が互いに対して滑り易
いために時間のかかるものとなる。さらに、多層板装置の厚さは頭蓋顎顔面に利
用するには直ぐに厚過ぎとなって、美容上の障害を起こしたり異物反応の危険性
を高めることとなる。
【0011】 米国特許第4,671,280号は、その全開示内容を本願と一体のものとし
て参照されており、延伸されて定方向に配向された(oriented)生体吸
収性高分子繊維を形成棒の周りに巻回すことによる留め具部材又はステープルの
製造が記載されており、斯かる巻回はポリマーのガラス転移温度を下回る温度で
行われる。通常は、巻回は周囲温度でなされる。延伸された繊維はかなり堅いこ
とから、コイルは形成棒の両側から若干おじぎをしたようになる。したがって、
コイルは、繊維を加熱するまでは、所望される留め具部材(又はステープル)の
形状を完全にとることはなく、斯かる加熱は通常焼きなまし段階の際に行われる
(例えば米国特許第4,671,280号明細書の第5段の最初の2つの段落を
参照)。したがって、米国特許第4,671,280号は周囲温度における延伸
された繊維のある種の曲げを記載しているが、この曲げでは繊維をさらに加熱す
るまでは材料に所望の形状が付与されない。繊維は焼きなまし段階の際に材料の
ガラス転移温度を上回る温度に加熱される(再度、米国特許第4,671,28
0号の例1を参照)。
【0012】 したがって、薄く且つ相当の剛性があり、第1の熱化学状態で実質的に変形可
能で、さらに斯かる第1の熱化学状態での変形(形状形成)前後で寸法的に安定
である生体吸収性(生体再吸収性又は生体分解性)の板状の骨接合装置に対する
必要性が存在する。また、強度があり、靭性を有し、実質的な炎症反応を引き起
こさず、変形可能であり、しかも形成する材料のガラス転移温度(Tg)を下回
る温度で寸法的に安定しており形状形成を容易にさせる生体吸収性(生体再吸収
性又は生体分解性)骨接合板に対する必要性が存在する。さらに、強度があり、
靭性を有し、実質的な炎症反応を引き起こさず、変形可能であり、手術室状態で
の室温で寸法的に安定しておりその形状形成を容易にさせる生体吸収性(生体再
吸収性又は生体分解性)骨接合板に対する必要性が存在する。同様に、生体吸収
性(生体再吸収性又は生体分解性)骨接合板であって、強度があり、靭性を有し
、実質的な炎症反応を引き起こさず、変形可能であり、手術室状態で(第1の熱
化学状態で)寸法的に安定しており、固定するべき骨片の形状を歪めることなく
該板を骨へ固定することを可能とさせ、且つ、形状形成された板がさらに骨表面
に固定されたときの組織状態における第2の熱化学状態においても寸法的に安定
しており問題を生じない骨折治癒を容易にさせる斯かる骨接合板に対する必要性
が存在する。
【0013】 発明の要旨 従来技術である米国特許第5,569,250号は、板状の生体吸収性を有す
る高分子固定インプラントが非配向の材料から製造されるべきであること及び斯
かるインプラントが第1の熱化学状態において比較的剛性を有し、インプラント
が移植前に一時的に置かれる第2の熱化学状態(高温)でのみ比較的変形可能と
なることを教示している。
【0014】 本発明では、驚くべきことに、体温を上回るTgを有し且つ室温では変形され
得ない脆性を有し且つ/又は比較的弱い生体吸収可能な熱可塑性のポリマー、コ
ポリマー、ポリマーアロイ又はセラミック粒状充填剤又は繊維強化材との複合材
料が固体状態で当該材料の一軸方向及び/又は二軸方向に延伸、配向することに
よって室温で変形できる材料に変換され得ることが分かった。したがって、本発
明は、一軸方向及び/又は二軸方向に配向された剛性及び靭性を有する板状の材
料及びインプラントであって、手術室状態における室温のような第1の熱化学状
態において移植前に変形させられることができ、インプラントが骨上に移植され
たときに組織状態の体温における第2の熱化学状態で変形(成形)された形態を
良く保持して、係止、固定された骨断片を本質的に所望の位置に保持して骨折の
治癒を容易にするようにした一軸方向及び/又は二軸方向に配向された剛性及び
靭性を有する板状の材料及びインプラントを記載している。
【0015】 第1の熱化学状態は当該材料のTgを下回り最低でも室温である任意の温度で
ことを強調しておく必要がある。これは、一軸方向及び/又は二軸方向に配向さ
れた材料は斯かる温度において実質的に変形可能であり且つ実質的に剛性を有す
る特性を保持するからである。本発明の利点は複数の隣接する骨部分の間に係止
、固定された関係を実現することが可能となるのに十分な強度を有した低プロフ
ァイルの一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生体適合性を有するインプラ
ントを提供することである。本発明の他の利点は実質的な炎症反応を引き起こさ
ずに所望の期間に亘って生体的に再吸収が可能である一軸方向及び/又は二軸方
向に配向された生体適合性を有するインプラントを提供することである。本発明
のさらに他の利点は第1の熱化学状態において比較的剛性を有するが移植前には
第1の熱化学状態において比較的変形可能ともなる一軸方向及び/又は二軸方向
に配向された生体吸収性及び生体適合性を有する板状のインプラントを提供する
ことである。
【0016】 本発明の別の利点は移植前に前記第1の熱化学状態において繰り返し変形され
得る一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生体吸収性を有するインプラント
を提供することである。本発明の他の利点は内部応力を低減させて容易且つ安価
に製造され得る一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生体適合性を有するイ
ンプラントを提供することである。本発明のさらに他の利点は一軸方向及び/又
は二軸方向に配向された生体適合性を有する固定装置であって、他の斯かる一軸
方向又は二軸方向に配向された生体適合性を有する移植装置及び単数又は複数の
隣接する骨部分を係止、固定することができる一軸方向及び/又は二軸方向に配
向された生体適合性を有する固定装置を提供することである。
【0017】 さらに、本発明はその一形態において、複数の隣接する骨部分を係止、固定す
るように成形することができる低プロファイルの一軸方向及び/又は二軸方向に
配向された生体適合性を有する骨接合板を提供することである。本発明の骨接合
板は、頂面及び底面を有する細長い部分を含み、該細長い部分は後で隣接する骨
部分を固定するために骨折部位又は骨切り部位を横断するように成形可能である
。前記一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板は前記頂面と前記底面
との間に配設された複数の留め具開口をさらに含み、斯かる開口を貫通して複数
の外科手術用の留め具を横断させることを許容している。骨接合板は、細長い部
分上に配設された、外科手術の際に外科医の裁量で該板を貫通して付加的な留め
具開口を形成することを許容するための手段をさらに含む。骨接合板は、第1の
温度において比較的剛性を有すると共に、斯かる第1の温度において三次元的に
変形可能であるが、寸法的には安定している。骨接合板は手術状態で前記第1の
温度において変形された位置を保持するが、その後前記第1の温度及び前記第1
の熱化学状態において再変形させられることによって初期の形状に戻されること
ができる。従って、本発明の一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板
は、連続して繰り返すことで骨接合板の輪郭を所望の形態に正確に合わせるため
に、前記第1の温度(第1の熱化学状態)において繰り返し変形させられて初期
の形態に戻されることが可能である。
【0018】 本発明はさらに生体的に再吸収可能な固定装置又は骨ねじを含み、斯かる固定
装置又は骨ねじは本発明の一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板内
に配設された留め具開口に挿通することができる。従って、本発明は、一軸方向
及び/又は二軸方向に配向された生体的に再吸収可能な骨接合板及び生体的に再
吸収可能な留め具を含む骨安定化装置を企図している。
【0019】 本発明はさらに低プロファイルの一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生
体適合性を有する骨接合板の形成するための方法を提供しており、該方法は、一
軸方向及び/又は二軸方向にポリマー配向したシート素材を形成するステップと
、一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板を配向されたシート素材か
ら形成するステップと、仕上げステップと、表面清掃ステップと、滅菌ステップ
及び包装ステップとを含んでなる。
【0020】 本発明はさらに複数の隣接した骨部分の間で固定された関係を可能にするため
の方法に向けたものであり、該方法は、低プロファイルの一軸方向及び/又は二
軸方向に配向された生体適合性を有する骨接合板を提供するステップと、一軸方
向及び/又は二軸方向に配向された生体適合性を有する骨接合板を複数の隣接す
る骨部分上に配置するステップと、一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨
接合板と少なくとも1つの隣接する骨部分との間で固定された関係を可能にする
ために複数の外科用留め具を提供するステップと、一軸方向及び/又は二軸方向
に配向された骨接合板上の複数の留め具開口内に前記複数の外科用留め具を配置
するステップと、前記複数の外科用留め具を前記隣接する骨部分に係止、固定す
るステップとを含んでなる。
【0021】 固体状態変形によるポリマー又はポリマー複合材料の一軸及び/又は二軸配向
は高分子科学及び技術においては周知の方法である。延伸(配向)の際にポリマ
ー分子又はその一部分が配向方向の長軸線と整列する傾向がある。高分子材料の
配向の分子的背景及びその物理的特性の説明は、例えば米国特許第4,968,
317号明細書に記載されており、同特許の全開示内容は本願と一体のものとし
て参照される。配向の効果は部分結晶ポリマーにおいて最も強調されているが、
PCT/FI96/00511号明細書に説明されている用に、非結晶(アモル
ファス)ポリマーを配向することも可能である。なお、同明細書の全開示内容も
また本願と一体のものとして参照される。 本発明の他の利点は添付図面を参照して以下の明細書を読むことで当業者には
明らかとなる。
【0022】 好ましい実施態様の説明 本発明の原理の理解を促進する目的で、本発明の好ましい実施態様を以下で参
照することとする。しかしながら、それにより本発明の範囲を限定することを意
図したものではなく、本発明に関する分野の当業者が通常に発想されるような変
更及び修正、また、本発明の原理の別な用途もまた企図されることは了解される
であろう。
【0023】 図1Aを参照すると、本発明の好ましい実施態様による一軸方向又は二軸方向
に分子配向された生体適合性及び生体吸収性を有した(すなわち生物学的に適合
可能であり且つ生体的に吸収可能である)骨接合板1〜6、6a及び6bが図示
されている。これら一軸方向又は二軸方向に配向された生体適合性骨接合板1〜
6は骨折部7〜10上に配設されたものとして図示されている一方、骨接合板6
a及び6bは顔面再建のために所定の位置に配設されたものとして図示されてい
る。骨接合板1〜6(及び6a及び6b)のような本発明の一軸方向又は二軸方
向に配向された生体適合性及び生体吸収性を有する骨接合板は以下で記述するよ
うに任意のサイズ及び形状にすることが可能である。さらに、一軸方向又は二軸
方向に配向された生体適合性骨接合板1〜6(及び6a及び6b)は手術室状態
における如く第1の熱化学状態において変形可能であると共に剛性を有すること
も可能である。本発明を説明する上で使用される「熱化学状態」は、米国特許第
5,569,250号明細書に従って、それぞれ室温及び手術室雰囲気のような
特定の熱及び化学的環境に晒された結果得られる熱及び化学状態の組み合せとし
て定義される。熱化学状態における1つのタイプの変化は温度のみの変化により
生じるが、本発明の一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生体適合性インプ
ラントの熱化学状態における変化は温度の変化のみに限定されるものではないこ
とを理解しておく必要がある。好ましくは、一軸方向及び/又は二軸方向に配向
された本発明の生体適合性及び生体吸収性を有する骨接合板は、室温及び人間の
体温の双方において比較的剛性を有しており、且つ、一軸方向及び/又は二軸方
向に配向された生体適合性骨接合板を形成する材料のガラス転移温度Tgを下回
る(室温のような)温度において変形可能になっている。したがって、本発明の
骨接合板では、従来技術の骨接合板ではなさなければならない材料のTgを上回
る温度へ加熱する必要がない。本発明の材料の一軸方向及び/又は二軸方向の分
子配向のため、骨接合板は材料のTgと室温との間又は材料のTgと室温を下回
る温度との間でさえも全ての温度においてかなりの剛性及び変形性を呈するので
ある。
【0024】 重要なことは、本発明の一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生体適合性
及び生体吸収性を有する骨接合板が、ある方法によって、室温及び/又は室温を
上回る任意の温度(第1の熱化学状態)であるが体温以下である温度(第2の熱
化学状態)における手術状態において寸法的に安定且つ変形可能となるように、
形成されることである。本願で使用される場合には、用語「寸法的に安定」とは
、一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板が骨折片を互いに対して適
正な位置に保持することによって骨折治癒を容易にするように、一軸方向及び/
又は二軸方向に配向された生体適合性及び生体吸収性を有する骨接合板が上記の
2つの熱化学状態のいずれにおいても実質的に同一の形状を保持することができ
ることを意味する。
【0025】 骨接合板の剛性、変形性及び寸法安定性は一軸方向及び/又は二軸方向に配向
された骨接合板の製造プロセスによるものであり、この製造プロセスを以下でさ
らに述べる。図1に示されているような一軸方向及び/又はは二軸方向に配向さ
れた生体適合性骨接合板は一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生体吸収性
を有するポリマー、コポリマー、ポリマーアロイ、又は粒子充填剤や繊維強化材
との複合材料から形成するのが典型的である。斯かる材料の一例はラクチド(8
0モル%)及びグリコリド(glycolide)(20モル%)のコポリマー
組成物であり、この組成物は配向されて50℃と65℃の間のガラス転移温度を
有する。
【0026】 生体吸収性を有する配向された材料を使用して以下に記載する方法で作成され
た一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板はその強度が比較的高くな
ければならない移植後の最初の数週間後又は数ヶ月後でもその強度のかなりの部
分を保っている。一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板は部分的に
結晶質である材料又は非結晶質(アモルファス)材料から作成されることが可能
である。本発明の一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板は移植後1
ヶ月から数ヶ月の期間複数の骨部分を安定化させることができ、また、生体吸収
性高分子材料の化学組成及びモル質量、インプラント(移植片)のサイズ及び幾
何形状又はインプラントの人体における位置のような因子によって決定されるこ
とではあるが、移植後1年又は数年後で完全に再吸収される。したがって、再吸
収時間は調節して早くも遅くもできる。治癒が遅い骨折の場合には遅い再吸収が
有利であり、生体吸収性材料の再吸収が比較的速いと小児科の患者の成長制限の
みならず望ましくない美容上の外観を低減させることができる。
【0027】 本発明の一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生体適合性及び生体吸収性
を有する骨接合板は、本願において以下で記述するように、様々なサイズ及び/
又は形状とすることが可能であり、起源の異なる生体的に再吸収可能な材料とす
ることも可能であることが分かるであろう。さらに、一軸方向及び/又は二軸方
向に配向された生体適合性骨接合板は室温(材料のTgを下回る温度)及び体温
で剛性を有すると共に変形可能であることが好ましい。
【0028】 図2A〜図2D及び図3を参照すると、本発明による幾つかの一軸方向及び/
又は二軸方向に配向された骨接合板が記載されている。図2Aは平坦な板11の
形態をした板を図示している。平坦な板11は細長い部分12を含み、この細長
い部分12は頂面13及び底面14を有している。平坦な板11はさらに複数の
留め具開口15を含むように図示されており、これら留め具開口15は概略円筒
形状を有しており、頂面13及び底面14の間に配設される。留め具開口15は
外科用留め具の横断を許容して平坦な板11と同平坦な板11が取付けられ得る
骨表面(不図示)との間で係止された関係が可能となるように機能することがで
きる。しかしながら、留め具開口15は平坦な板11を骨に取り付ける他の手段
がある場合には存在する必要はない。平坦な板11は底面14によって形成され
る平面又は輪郭が平坦な板11が取付けられる骨の表面と概略面一となるように
骨の表面に取付けられることが好ましい。
【0029】 例えば欧州特許第0449867B1号公報に記載されているように、平坦な
板11は、外科処置の際に複数の異なる位置で該板を貫通する付加的な留め具開
口を形成することを許容するための手段を細長い部分12上にさらに含んでいる
。典型的な実施態様では、これは、細長い部分12が留め具開口15間に配設さ
れ且つ平坦な板11の部分と概略同一の幅を有する中間部分12aを含むように
することによって提供され、中間部分12は留め具開口15に隣接している。し
たがって、外科医は、特定の用途で必要とされ得る付加的な留め具開口を形成す
るために、中間部分12aを貫通してドリルで穿孔することができる。付加的な
留め具開口は、例えば細長い部分12の軸線上にも形成され得ることに留意され
たい。留め具開口及び付加的な留め具開口の配置が、骨の質、骨折の種類等に依
存して様々な実施態様を有し得るのが自然である。当技術分野で公知の留め具開
口及び付加的な留め具開口のその他のタイプの組み合せが欧州特許第04498
67B1号公報に示されている。
【0030】 平坦な板11は「低プロファイル(低い断面高さ)」構造を有しており、即ち
、好ましくは薄い特性のものであり、該平坦な板11が取付けられる骨の表面の
上方への突出を最小限にするようになっている。この点に関し、用語「低プロフ
ァイル」は、幅が平坦な板11の高さの約4倍から6倍大きい構造を指すために
使用される。例えば、板11は、図2及び図3に図示されているように、4〜8
mmの幅(「w」)、約10mmから80mmの間の長さ(「l」)、約0.3
mmから2mmまでの高さ(「h」)(厚さ)となるのが典型的である。平坦な
板11はさらに好ましくは生体適合性材料からなり、所望の期間が経過すると当
業者に周知の過程を通して人体に再吸収され得るように構成される。この点では
、平坦な板11は本発明に記載される材料の1つから形成されることが可能であ
る。
【0031】 平坦な板11はさらに板の材料のTg以上に加熱することなく、外科処置の際
に変形させて板が取付けられる骨の表面の輪郭に合致するようにできることを特
徴とする。この特徴は高い曲率を有する骨の表面を外科的に修復する際に特に有
効であり、斯かる曲率の高い骨には脳顔面頭蓋骨格の顎顔面骨が含まれる。斯か
る変形の際には、平坦な板11は第1の熱化学状態即ち外科手術の際の手術室状
態において該板を手で又は操作装置で操作して変形される。したがって、例えば
従来の技術である米国特許第5,569,250号において必要とされる加熱装
置を使用して、変形前に板をより高い温度まで上げる必要はない。本発明の変形
した板は、次いで、骨折部を固定するために身体内の骨に固定されるときに第2
の熱化学状態に置かれる。より好ましくは、一軸方向及び/又は二軸方向に配向
された平坦な骨接合板11が、手術の際に、手術室状態下すなわち第1の熱化学
状態において板を変形可能で、延性及び剛性を有し、寸法的に安定にさせる方法
によって形成されるので、平坦な板11は手術室状態で再度変形されると直ぐに
初期の形状に戻ることができる。このように、この能力により平坦な板11は繰
り返し変形して初期の形状に戻ることが可能となり、こうして、外科処置の際に
外科医が平坦な板11を3次元的に平坦な板11が取付けられる骨の表面の輪郭
に可能な限り近く一致させる試みを連続して行うことが可能となる。これら連続
した変形は、米国特許第5,569,250号の板のような従来技術の板を曲げ
るのに必要である加熱及び冷却の転換を行うことなく手術室内の手術台の側で都
合よく且つ迅速に行われ得る。
【0032】 平坦な板11を貫通する付加的な留め具開口の形成は、上術したように、平坦
な板11を形成する材料を貫通してドリルで簡単に穿孔することによって達成さ
れ得る。このようなドリル穿孔は当業者に周知の手段によって行われる。次いで
、平坦な板11は生体適合性及び生体吸収性を有する骨ねじのような複数の外科
用留め具を収容するように機能し得るようになるが、外科用留め具は平坦な板1
1と同じ材料から構成してもよく、あるいはまた、別の生体吸収性材料から作成
してもよい。
【0033】 平坦な板11の位置決めは、板の底面14を板が取付けられる骨の表面と概略
面一に接触させ、平坦な板を所定位置に留めるために板を貫通して複数の留め具
(不図示)を配設し、外科用留め具の頭部が平坦な板11の頂面13に対して締
め付けられた状態とすることが好ましい。この構成により平坦な板11とその下
に位置する骨の表面との間に係止、固定された関係が生じる。有利な実施態様に
よれば、留め具開口15(図2及び図3を参照)は、頂面13上に皿穴15aを
形成するように、頂面13の開口端から円錐状に広がっている。
【0034】 幅wが一定で1つ又は数個の留め具開口を備えた(図2A及び図2Bに見られ
るような)単純な板に加えて、本発明の一軸方向及び/又は二軸方向に配向され
た生体吸収性の板は、2つの留め具開口の間の狭部領域における板の幅が留め具
開口の周りの板の幅(又は付加的な留め具開口をドリルで穿孔することのできる
領域の幅)よりも小さくなるような設計をとることができる。図2C及び図2D
は斯かる板を示している。図2C及び図2Dの板の特別な利点は、これらの板が
図2A及び図2Bの板のような一定の幅の板にとって典型的である曲げ及び捩じ
れ変形に加えて板の平面(図の面)においても変形され得ることである。
【0035】 図4及び図5を参照すると、本発明の好ましい実施態様による一軸方向及び/
又は二軸方向に配向された生体適合性を有する平坦な骨接合板17が図示されて
いる。図4は、頂面19及び底面20を有した細長い部分18を含んだ骨接合板
17の斜視図を示している。骨接合板の平坦で滑らかな表面形態は骨接合板17
を「低プロファイル」の形態にするためのものである。これは細長い部分18を
できる限り薄くして従来技術の米国特許第5,569,250号による板の厚さ
を不都合に厚くする突起を有さない所望の結果を達成することによって達成され
る。好ましくは、骨接合板17の幅は板の厚さの約4倍から6倍となる。板の厚
さを最小にすることが、骨接合板17の質量及び断面を最小にすると共に骨接合
板を人体へ完全再吸収させるのに所望される再吸収時間を提供するためには望ま
しいことが分かった。さらに、骨接合板の質量をより大きな表面積上に広げるこ
とを含むこの原理がこれら装置の移植による美容上の影響を低減させる点並びに
断面積をより小さくしたことによる材料を再吸収するためにより好ましい時間を
提供する点の両方の点において改善された結果をもたらすことが分かった。
【0036】 骨接合板17はさらに外科処置の際に手術室状態で変形させられて板が取付け
られる骨の表面の輪郭に合致できることを特徴とする。この特徴は前述したよう
に頭蓋の顎顔面骨を含む高い曲率を有した骨の表面を外科的に修復する際に特に
有効である。
【0037】 骨接合板17はさらに頂面19と底面20との間に配設された複数の留め具開
口21を含んでいる。上記と同様に、留め具開口21は複数の外科用留め具が開
口を貫通して横断することを許容するように機能することができる。留め具開口
21の各々には外科用留め具の頭部の好ましくは対応する形状にされた部分を受
容することができる皿穴22がさらに設けられている。したがって、皿穴22は
概略半球形状、概略切頭円錐形状、又は特定の必要性に適した他の任意の形状に
合わせることが可能である。
【0038】 図4及び図5はさらに骨ねじ23の形態をした外科用留め具を図示しており、
骨ねじ23は図4では骨接合板17の表面の上方に配置されており、図5では完
全に挿入された位置に配置されている。完全に挿入されると、骨ねじ23の頭部
24は大部分又はほとんどが骨接合板17の頂面19の下方に収容されており、
それによって骨接合板17の低プロファイル形態を補って完全なものとしている
。骨ねじ23は骨接合板17と同じ又は異なる生体適合性及び生体吸収性を有し
た材料から作成されることが可能であり、それによって完全に生体的に再吸収可
能な骨安定化装置を提供する。
【0039】 図4及び図5に図示されているように、外科用留め具が生体的に再吸収可能な
骨ねじ23の形態で設けられたときには、骨ねじ23の頭部24は留め具ソケッ
ト(受け口)25を含んでおり、ねじ回し26のような取付け工具の先端をこの
ソケットに押し込むことができる。ねじ回し26は骨ねじ23を留め具開口21
内へ挿入してその後その下に位置する骨構造内へ螺入しながら回転させるように
して係合させるために使用される。ソケット25の断面は、例えば、三角形、(
図4に示されているような)四角形、六角形等にすることができる。ソケット2
5及びねじ回し26の対応する先端は互いに適合する任意の適宜の形状に形成す
ることができる。
【0040】 図6Aから図6Jまでを参照すると、本発明による一軸方向又は二軸方向に配
向された平坦な骨接合板の複数の形態が図示されている。図6A及び図6Bは本
発明によるL字板27及び28を示している。L字板27及び28はさらに細長
い部分31及び32の終端部分の近傍及び細長い部分の角部分に配設された複数
の留め具開口29及び30を含んで示されている。典型的なL字板27は、幅w
が約12mm、長さ(l)が約20mm、厚さが約0.5〜1.0mmである。
図6C〜図6Iは他の形態の板を図示しており、それらはT字板(図6C)、Y
字板(図6D)、X字板(図6E及び図6F)、方形板(図6G)、三角形板(
図6H)及びH字板(図6I)である。このような板の全ては、留め具用の複数
の穴を含んでおり、その数は板のサイズ及び用途によって決まる。図6Jはメッ
シュ板33を図示しており、このメッシュ板33は、留め具固定用の複数の小さ
い穴34と、メッシュ板33による組織治癒を容易にすると共にメッシュ板33
の質量を低減させるための複数の大きな穴35とを備えている。図6A〜図6J
に示されている例は本発明に従って構成され得る様々な骨接合板形状の例示を目
的としたものであって本発明を制限することを意味するものではないことが了解
されよう。さらに、これら骨接合板は既述した材料のうちの任意のもので構成し
てもよく、他の適宜の材料から構成してもよいことが了解されよう。上述のよう
に、上記骨接合板の何れも生体吸収性(再吸収性)を有する材料から構成される
ことが好ましい。また、上述のように、生体吸収性材料は骨安定化装置内で骨ね
じのような生体吸収性の外科用留め具と組み合わせることが可能である。
【0041】 上記骨接合板のいずれもが図1〜図6に示されているような所定の形状に構成
され得ることが了解されよう。さらに、上記骨接合板のいずれもが、欧州特許第
0449867B1号公報及び本願の図2及び図3に関する説明にて提供されて
いるように、細長い部分に配設され、外科処置の際に骨接合板を貫通して付加的
な留め具開口を形成することを許容する手段を含むように構成され得ることが了
解されよう。また、前述の骨接合板の全てが図1〜図6に示されているような平
坦な形態に構成された低プロファイル形態とすることが意図される。
【0042】 本発明の骨接合板は熱可塑性の生体吸収性(再吸収性又は生体分解性)ポリマ
ー、コポリマー、ポリマーアロイ、又は、例えば、ポリ−α―ヒドロキシ酸及び
他の生体吸収性脂肪族ポリステル、ポリ無水物、ポリオルトエステル、ポリオル
ガノフォスファゼン(polyorganophosphatzenes)、チ
ロシンポリカーボネート及び他の生体吸収性ポリマーの組成物から製造されるこ
とが可能であり、上記適宜のポリマーは、例えば、Prog.Polym.Sc
i.第14号(1989年)の679〜716頁のS.ベニオンパ(S.Vai
nionpaa)らの報告、フィンランド特許第952884号公報、フィンラ
ンド特許第955547号公報及び国際公開公報第WO−90/04982号、
欧州特許第0449867B1号公報、米国特許第5,560,250号明細書
、J.Biomed.Mater,Res.第29号(1995年)の1337
〜1348頁のS.I.エルテル(S.I.Ertel)らの報告といった多数
の出版物、並びに、上述の出版物で言及されている参考文献に開示されており、
それらの全開示内容は本願と一体のものとして参照される。
【0043】 本発明によるインプラントは生体分解性ポリマーから1つのポリマー又はポリ
マーアロイを使用することによって製造され得る。インプラントはさらに上記材
料を再吸収性ポリマー又はポリマーアロイから製造した繊維又はβ−トリカルシ
ウムフォスフェート繊維のような生体分解性ガラス繊維、生物ガラス繊維又はC
aM繊維(例えば全開示内容を本願と一体のものとして参照される欧州特許第1
46398号公報を参照)で強化することによって強化される。新たな骨形成を
促進するために、セラミック粉をインプラントへの添加剤(充填剤)として使用
することもできる。
【0044】 本発明のインプラントはさらに層状部分を含有することができ、この層状部分
は可撓性の外側層とより剛性のある内側層すなわちインプラントのコアとを備え
、外側層は表面層であって、インプラントの靭性を改善し且つ/又は加水分解バ
リアとして機能する。斯かる実施態様を作成するために、インプラントをコアと
は異なる化学的及び機械的特性(例えば、加水分解及び強度保持)有した外側層
で被覆することができる。このような場合、インプラントのコアの加水分解抵抗
より大きな加水分解抵抗を有する外側層を使用することができ、これによりイン
プラントが(患者に挿入後に)その強度を保持すると共に斯かる外側被覆がない
場合と比較して生体的分解をより短時間で行うことができるようになる。
【0045】 本発明の材料及びインプラントは、さらに、材料の加工性を容易にするため(
例えば、安定剤、酸化防止剤又は可塑剤)、材料の特性を変化させるため(例え
ば、可塑剤又はセラミック粉材料又はカーボンのような生物学的に安定した繊維
)、又はその処理を容易にするため(例えば、着色剤)に、様々な添加剤を含有
することもできる。1つの有利な実施態様によれば、本発明のインプラントは抗
生物質のような単数又は複数のある種の生物学的活性剤、化学療法薬剤、傷の治
癒を活性化させる薬剤、単数又は複数の成長因子、単種又は複数の骨形態発生蛋
白質、抗凝固薬(ヘパリン等)などを含有する。斯かる生物学的活性インプラン
トは、その機械的効果に加えて、生物化学効果、医療効果及び組織治癒及び/又
は再生を容易にする他の効果を有しているので、特に臨床での使用に有効である
【0046】 本発明の板を作成する典型的な製造手順は以下の通りである。最初に、粉、フ
レーク、ペレット、又は粒質物の形態のポリマー原材料(及び自由選択として添
加剤及び/又は単種又は複数種の充填剤及び/又は強化用繊維)を押出しのよう
な連続的な工程又は射出成形や圧縮成形のような非連続的な工程で溶融させる。
溶融させた材料は冷却され筒状ロッド又は棒、矩形断面の平坦な角材、板又はシ
ート素材のような非結晶質又は部分結晶質(結晶化度は5〜50%が典型的であ
る)の予備成形物に凝固する。冷却は射出成形又は圧縮成形技術の特別な型内で
行うことができる。押出し成形では、予備成形物がダイ内で溶融した材料から形
成され、予備成形物は特殊な冷却ベルト上又は冷却溶液内に案内されて固体の予
備成形物を形成する。その後、固体の予備成形物は一軸方向及び/又は二軸方向
固相変形工程で延伸により配向され配向板状予備成形物を生成する。配向により
、室温ではほとんど損傷を負ったり破壊したりすることなく変形することができ
ないシート素材を分子配向がシート素材を強化している形態に変換させ、配向後
であればシート素材が室温で又は室温とポリマー原材料のTgとの間のより高い
任意の温度でほとんど損傷を負ったり破壊したりすることなく変形され得るよう
にする。
【0047】 配向は、ポリマー原材料が部分的結晶質であれば、ポリマー原材料のTgを上
回るがこの材料の融点温度を下回る温度で成されるのが典型的である。配向は固
相の未配向の板状予備成形物を延伸することによって行うのが典型的である。延
伸は板状予備成形物の端部を延伸機の固定用クランプに固定し、装置を所定延伸
温度に焼き戻し、板状予備成形物が伸長されて構造的に配向されるように固定用
クランプ間の距離を増加させることによって容易になすことができる。このタイ
プの配向は主として一軸方向となる。圧伸は、例えば円形、楕円形、方形又は矩
形の断面を有する円錐状ダイを通して行うこともできる。ダイを通して延伸され
る生体吸収性ポリマービレットの断面積がダイ出口の断面積より大きいときには
、ビレットは、ビレット及びダイの幾何形状に依存して、変形させられて、延伸
の間に一軸方向及び/又は二軸方向に配向させられる。
【0048】 ビレットは、ピストンを使用して機械的にビレットを押圧してダイを通過させ
ること(ラム押出し)によって又は液圧でビレットを押圧してダイを通過させる
こと(英国、バービング(Barbing)のエルスビア・アプライド・サイエ
ンス・プブリッシャズ(Elsevier Applied Science
Publishers)1985年版の333〜362頁のN.イノウエ(In
oue)及びM.ニシハラ(Nishihara)(の編集になる)の液圧押出
しにおけるN.イノウエの報告を参照。なお、この報告の全開示内容は本願と一
体のものとして参照される。)によって、強制的にダイを通過させられ得るので
ある。
【0049】 図7A及び図7Bの断面図に略示されているように、互いに摺動すると同時に
互いに接近し合う2つの平坦な板の間で平坦なビレットをせん断変形させること
によって配向を生じさせることも可能である。尚、図中の参照番号36及び37
はせん断板であり、参照番号38はせん断変形前のビレットであり、参照番号3
9はせん断変形後のビレットである。図7Aの矢印はせん断板36及び37が互
いに対して移動する進路を図示している。
【0050】 圧縮成形装置内において互いに向かって押圧される平坦な板の間でビレットを
変形させ、ビレットが板の間で二軸方向に変形し、所望される最終的な厚さを達
成するようにすることも可能である。変形は、さらに、予備成形物を所望の厚さ
まで平坦化すると同時に二軸方向に材料を配向するローラ間で棒状又は板状の予
備成形物を圧延することによっても行うことも可能である。異なる変形方法を互
いに組み合わせ得ることはもちろんである。例えば、異なる回転速度などを有す
る2対のローラを一方の後に他方を使用することによって、例えば、液圧変形を
ダイ延伸と組み合せたり、圧延を延伸と組み合わせることができる。自由選択と
して、ビレット及び/又はダイ、圧縮板又はロールを電気加熱で又はガスや加熱
液体のような適宜の加熱媒体で所望の変形温度まで加熱することができる。加熱
はさらにマイクロ波又は超音波により行って、ビレットの加熱を加速することも
できる。
【0051】 変形方法に係わらず、固体状態での変形の目的は材料を一軸方向及び/又は二
軸方向に配向させ、材料を外科手術の状態において相当の剛性を有し且つ実質的
に変形可能な材料に変換できるようにすることである。
【0052】 配向された生体吸収性固定材料を生成させるための固体状態の変形は幾つかの
出版物に記載されている。例えば、米国特許第4,671,280号明細書、米
国特許第4,968,317号明細書、米国特許第4,898,186号明細書
、欧州特許第0321176B1号公報、国際公開公報第WO97/11725
号、D.C.チューン(D.C.Tune)及びB.ジャドハブ(B.Jadh
av)の共著で、C.G.ゲブレイン(C.G.Gebelein)及びR.L
.ダン(L.Dunn)の編集になる1992年にニューヨーク(New Yo
rk)のプレナム出版(Plenum Press)社から出されたバイオメデ
ィカルポリマーの進行と題するものの239〜248頁、フィンランド特許第8
8111号公報及びフィンランド特許第98136号公報等に記載されており、
これらの各出版物の全開示内容は本願と一体のものとして参照される。しかしな
がら、驚くべきことに、本発明のおいてのみ、材料のTgを下回る温度では実質
的に変形され得ない剛性を有した生体吸収性(再吸収性)の固定板材料が一軸方
向及び/又は二軸方向に配向されたときに、板材料がその材料のTgを下回る温
度で剛性を有するが実質的に変形され得る骨折固定に有利に使用できる材料に変
換されることが判明した。
【0053】 配向段階に続いて、図1〜図6の平坦な板のような骨接合板が、板、留め具用
開口及び皿穴を機械加工又は打ち抜き加工(スタンピング)することによって配
向されたシート素材から形成され得る。本発明の方法の次の段階は上記板の仕上
げをすることを含み、商品としての滑らかな表面及び美観を提供する。これはナ
イフ又は切断刃のような適宜のトリミング装置でトリミングすることによって達
成され、または、付加的なスタンピング段階によって達成してもよい。表面の凹
凸の除去が一旦行われると、概略完成した製品はエチルアルコール水混合物のよ
うな適切な洗浄剤による洗浄を受ける。機械的な攪拌及び超音波攪拌を使用して
洗浄を容易にすることができる。この段階で、骨接合板の外側表面から該表面に
集積した不純物並びに人の手及び他の表面との接触から生じた指紋、汚れ及びオ
イルが洗い落とされる。
【0054】 本発明の方法の次の段階では、板が、高真空下で、さらに自由選択で高温で、
乾燥され、プラスチック製の箔及び/又はアルミニウム製の箔の単数又は複数の
パウチ(小袋)に包装されて、このパウチが密封される。パウチのヒートシール
の前に、別の乾燥段階及び(窒素又はアルゴンガスのような)不活性ガスで小袋
を充満させることが行われることも可能である。次の段階では、包装に密封され
た板が標準線量(例えば、0.025〜0.035MGy(2.5〜3.5MR
ad))の放射線を使用してγ線で滅菌される。ガス滅菌(酸化エチレンのよう
な)を使用する場合には板は小袋を閉じる前に滅菌されなくてはならない。
【0055】 本発明の骨接合板を製造する上述の段階が例えば品質管理を目的とした付加的
な段階をさらに含んでもよいことは当然のことである。これらの付加的な段階に
は、明言された様々な段階の際に又は斯かる段階と段階との間に行われる目視又
は他のタイプの検査並びに化学的及び/又は物理試験を含んだ最終製品検査及び
特性段階及び他の品質管理試験が含まれる。
【0056】 本発明による複数の隣接した骨部分の間に固定された関係を付与するための方
法を以下で説明する。この方法の第1段階は、図1〜図6の骨接合板の任意の板
のような、滅菌された低プロファイルの一軸方向及び/又は二軸方向に配向され
た板を作成するを含む。これは、手術室の手術台の側で板の包装を開放して外科
医に滅菌された板を与えることによって達成される。次いで、外科医は、固定す
る骨の表面形態によって、必要であれば、骨接合板を手又は任意の操作器具を使
用して第1の所望の形態に成形する。次いで、外科医はその骨接合板を静かに固
定する骨に押し当てることによって成形の結果が都合がよいかを試験することが
できる。第1の所望の形態が外科的要件を満たすのに十分でなければ、外科医は
骨接合板を第2の所望の形態に再成形する。
【0057】 さらに、本発明の方法は一定の手術室温度で骨接合板を連続した所望の形態に
繰り返し再成形し、骨接合板の所望の最終形態が達成されたときに骨接合板の再
成形を中止するための能力をさらに含んでいる。
【0058】 骨接合板は、次いで、複数の隣接した骨部分上に配置される。次に、骨接合板
と少なくとも1つの隣接した骨部分との間に固定された関係を付与するために、
複数の外科用留め具が設けられる。次いで、複数の外科用留め具が骨接合板上に
設けられた複数の留め具開口内に配置される。複数の外科用留め具は次いで隣接
した骨部分に係止、固定され、それによって低プロファイルの生体適合性骨接合
板を各骨部分に係合させる。本方法は、さらに、例えば欧州特許第044986
7B1号に記載されているように、少なくとも1つの骨部分に隣接した位置で骨
接合板を貫通した付加的な留め具開口を作成し、付加的な外科用留め具を各付加
的な留め具開口内に配置し、各付加的な外科用留め具を各骨部分に係止、固定し
、それによって、骨接合板と各骨部分との係合を改善する付加的な段階を含んで
いる。本方法はさらに骨接合板を少なくとも1つの隣接した骨接合板に係合させ
る段階を含んでもよい。
【0059】 或いはまた、複数の隣接した骨部分の間に係止、固定された関係を付与するた
めの方法は前述の方法と類似であるが、骨接合板が接着剤により係止、固定され
る。この点に関し、前述のようにして骨接合板が形成された後で、外科医が接着
剤を固定する骨部分と骨接合板との間に配置する。接着剤はシアノアクリレート
であるのが典型的であるが、他の適宜の接着剤を使用することも可能である。次
いで、外科医は骨接合板を骨部分に接触させ、それによって、骨接合板を骨部分
に係止、固定する。 以下で、上記で概略説明した本発明の原理を下記の特定の例を参照して説明す
るが、それにより本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
【0060】 例1 約80モル%のL−ラクチドと約20モル%のグリコリド(glycolid
e)とを含んでなるコポリマー材料から成るペレットがオランダのゴリンヘム(
Gorinchem)のPURACバイオケム・ビーヴイ(biochem b
v)社から供給された。同ペレットはインヘレント粘度が約5.9dl/gで分
子量Mvが約336000となるように形成された。インヘレント粘度はクロロ
ホルム100ml当たり100mgのポリマーを使用して25℃で測定されたも
のである。
【0061】 単一スクリュー押出機(スェーデンのアクソン・プラストマスキナーのアクソ
ンBX−15(Axon BX−15,Axon Plastmaskiner
, Sweden))を使用してペレットを直径6.0mmの筒状棒の形態に押
出した。押出棒はインヘレント粘度約3.4dl/g、分子量Mv約15800
0であった。押出棒の結晶度は約1.5%であり、ガラス転移温度Tgは約53
℃であった(パーキン−エルマー(Perkin−Elmer)社の示差走査熱
量計DSC−7で測定されたものである)。次いで、結晶度を誘導するために、
押出棒を110℃の真空下(0.02mbar)で16時間焼きなましした。焼
きなまし後、押出棒のインヘレント粘度は変化せず(約3.4dl/g)、結晶
度は約19%であった。焼きなましをした棒は加熱したテーパ状ダイ(T=90
℃)を通過させて延伸させることによって一軸方向に配向され、直径が3.0m
m(延伸比=4)の延伸(配向)棒を生成した。配向後の材料の結晶度は20%
を超えていた。
【0062】 一軸方向に配向された棒がそれを平行なステンレス鋼の成形板の間で圧縮する
ことによって二軸方向に配向された。成形板間には棒の両側に厚さ1.2mmの
鋼製帯が配置された(これらの帯により成形後の板の厚さが決定された)。棒は
低圧縮力(〜0.1kN)の作用下で60℃で3分間予熱されたが、これにより
収縮を防止すると共に材料がゴム状になることを可能とさせた。予熱後圧縮成形
板の温度を(3分間で)10度づつ段階的に90℃まで上昇させる一方で、圧縮
力も10kNづつ段階的に30kNまで上昇させた。次いで、型の壁の冷却流路
内に冷却水を導入して型を室温(摂氏20度)まで急速に(2分間で)冷却した
。型を開いて板状の二軸方向に配向された予備成形物を型から取り出した。次い
で、斯かる予備成形物をさらにドリルによる穿孔及び研削加工により処理して、
図2Bに図示されている板と同様形態を有する板を生成した。機械加工した板の
寸法は、1.2×5.5×40mmであった。穴は直径1.5mmであり、それ
ぞれ3mmの間隔で設けられた。次いで、板を最小線量が2.5MRad(25
kGy)のγ線で滅菌した。γ線照射後で、板のインヘレント粘度は約1.3d
l/gであり、分子量Mvは約41000であった。板の結晶度は20%を超え
ると測定された。板の曲げ強さの測定値は180MPaであった。
【0063】 室温(20℃)で板を板の平面から10度、90度及び145度の角度(図8
A、B及びCをそれぞれ参照)に曲げると、板は延性可塑変形を示し、応力を放
した後に所望の曲げ角度が維持された。曲げは強度を変化させなかったことが示
された。1.5mmのラクトソブ(Lactosorb(登録商標))システム
(フロリダ州ジャクソンビルのウォルタ・ロレンツ・サージカル社(Walte
r Lorenz Surgical Inc,Jacsonville, F
lorida)製造者)による従来市販されている部品番号915−2417、
ロット435600番の直列8穴の板の寸法は1.0mm×5.6mm×41m
mであり、これを曲げ特性及び熱特性に付いて試験した。この板の測定された曲
げ強さは125MPaであった。この板は非結晶質であり、DSC(示差走査熱
量計)で測定したガラス転移温度Tgは60℃を示した。板を室温(20℃)で
図8に図示するように板の平面から様々な角度に曲げると、板は比較的小さい曲
げ角度でひび割れ(クレージング)を示し、曲げ角度が10〜15度を超えると
脆性の形態で破損した。
【0064】 本発明の幾つかの板を0.13M、pH7.4、37℃のホスフェート緩衝液
に入れて、時間の経過と共に板が分解する過程における生体外での強度変化を測
定した。6週間後、板は初期の曲げ強さの80%を超える強度を維持しているこ
とが示され、一方約18週間後では曲げ強さはほぼゼロになった。板は約2年後
に生体内に完全に吸収された。
【0065】 従来技術の板の曲げは以下のようにして調査された。上述したように、約80
モル%のL−ラクチドと約20モル%のグリコリドとを含んでなるコポリマー材
料から成るペレットを1.2×50×100mmの寸法の矩形のステンレス鋼製
の型内に入れた。次いで、型を真空プレス内に配置して約0.02mbarまで
排気した。型を165℃(Tmより約10℃高い)まで加熱して、60kNの圧
閉力を5分間型に加えた。次いで、型の壁内の冷却流路に冷却水を導入して型を
急速に(2分間で)室温(20℃)まで冷却した。型を開いて板状予備成形物を
型から取り出した。次いで、斯かる予備成形物をさらにドリルによる穿孔及び研
削加工で処理して、図2Bに示されている板と同様の形態を有する板を生成した
。機械加工した板の寸法は、1.2×5.5×40mmであり、ドリル穴は配向
された板のドリル穴と同様であった。板の結晶度は約5%と測定された。結晶度
を誘導するために、幾つかの板を110℃で真空作用下(0.02mbar)で
16時間焼きなましした。焼きなまし後、板の結晶度は約20%であった。板は
最小線量が2.5MRad(25kGy)のγ線で滅菌された。γ線の照射後に
は、板のインヘレント粘度は約1.4dl/gであり、分子量Mvは47000
であった。焼きなましを行っていない板及び焼きなましを行った板に対して測定
された曲げ強さはそれぞれ115MPa及び106MPaであった。板を室温(
20℃)で板の平面から様々な角度に曲げると、10〜20度の間の小さな曲げ
角度で既にひび割れが発生しており、曲げ角度が約25度を超えたときには脆性
の形態で破損した。
【0066】 例2 単一スクリュー押出機(例1と同一の押出機)によってP(L/DL)LA(
70/30)(ドイツ、インゲルハイム・アム・ラインのボーリンガー・インゲ
ルハイム社の商標レソマーLR708(Rsomer(trademark)L
R708 of Boehringer Ingeruheim, Ingel
heim am Rhein, Germany)、インヘレント粘度は5.5
dl/g)から直径6.1±0.2mmの筒状棒を作製した。棒は周囲温度(2
0℃)まで冷却された。
【0067】 押出棒はダイ延伸法(延伸比は4)によって配向(及び自己強化)された。延
伸された棒の直径は3.0±0.1mmであった。材料に適した延伸温度は70
〜100℃の間であった。
【0068】 配向及び自己強化された長さ約150mmの棒を2つの平行な圧縮成形板の間
に設置した。圧縮成形板間で棒を60±5℃で穏やかな圧縮力(<1kN)の作
用下で3分間予熱した。予熱後、圧縮成形板の温度を摂氏90度まで上昇させた
。同時に、圧縮力を30kNまで上昇させた。このように作成した板(厚さ1.
2mm)を30kNの圧縮力の作用下で2分間で50℃まで冷却して、型から解
放した。全サイクル時間は8分であった。斯かる板を、次いで、機械的に加工し
て最終寸法を1.2mm×3mm×40mmにした。次いで、板をγ線(25k
Gy)で滅菌した。
【0069】 滅菌及び配向及び自己強化された板の曲げ強さは150±20MPaと測定さ
れた。板の結晶度は、示差走査熱量計(DSC)によって測定したところ0%で
あった。非結晶質板を予熱せずに板の平面から90度まで(図8に図示した方法
で)現場で(室温で)曲げた。板は延性可塑変形を示し、曲げ応力が解放された
後に所望の曲げ角度を維持した。
【0070】 従来の板の曲げにおいては、以下のことが発生した。レソマーLR708から
射出成形(成形機:230/45ユニログ(Unilogi)2000モデルの
バッテンフェルド(Battenfeld)射出成形機、製造者:オーストリア
のバッテンフェルド クンストストフマシネン Ges M.G.H.(Bat
tenfeld Kunststoffmaschinen,Ges,M.G.
H.,Austria))によって1.2mm×3mm×40mmの寸法の非配
向の対応する板が作製された。上述したように、板を曲げる前に室温(20℃)
で2時間保もった。DSCでの測定結果は板が非結晶質であることを示し、全て
の板が90度の曲げを達成する前に破損した。
【0071】 例3 S.Iエーテル(S.I.Ertel)及びJ.コーン(J.Kohn)によ
るBiomed. Mater. Res.第28号(1994年)の919〜
930頁に記載の報告及びF.H.シルバー(F.H.Silver)らによる
Long Term Effects Med. Implants第1号(1
992年)の329〜346頁に記載の報告に従って熱可塑性で生体吸収性を有
した疑似ポリアミノ酸ポリ(DTHカーボネート)(PDTCH)(Mw=20
0000)を合成した。尚、上記出版物の報告における全開示内容は本願と一体
のものとして参照される。
【0072】 A.U.ダニエル(A.U.Daniels)らのTrans. Soc.
Biomater.第12号(1989年)の235頁、及びA.U.ダニエル
らのTrans. Soc. Biomater.第12号(1989年)の7
4頁に記載の報告に従って、熱可塑性で生体吸収性を有するポリオルトエステル
(POE)(Mw=80000)をジケテンアセタール、及びジオルトランス−
シクロヘキサンジメタノール、及び1,6−ヘキサンジオル(ジオルの比率60
//40)から合成した。尚、上記出版物の報告における全開示内容もまた本願
と一体のものとして参照される。
【0073】 米国特許第5,618,563号明細書の例1に従って、熱可塑性で生体吸収
性を有するポリ無水物(PAH)(Mw=20000)を1,3ビス(p−カル
ボキシフェノキシ)プロパン及びセバシン酸から合成した。尚、上記出版物の報
告における全開示内容もまた本願と一体のものとして参照される。
【0074】 ポリ−L−ラクチド(PLLA)(Mw=700000)はオランダのゴリン
ケムのPURACバイオケム・ビーヴイから供給された。 各ポリマー、PDTCH、POE、PAH及びPLLAは本願の例1に従って
筒状棒に押出され、対応するポリマーのTgを上回る温度(T)20℃で加熱さ
れたダイを通して延伸されることによって二軸方向に配向された。延伸比は各場
合で2.5であった。二軸方向に配向された棒は本願の例1のモールド圧縮法で
二軸方向に配向された板に処理された。加熱は各場合ともT=Tg+20℃で行
われた。ここで、Tgは対応するポリマーのガラス転移温度である。板状予備成
形物を研削により1.2mm×5.5mm×40mmの寸法の板に機械加工した
【0075】 配向された板と非配向の板の曲げ挙動を比較するために、対応する非配向板を
同一のポリマーから溶融押出しによって作製した。各ポリアー溶融物は寸法が1
.5mm×20mmの矩形の出口を備えたダイを通して押出しされた。溶融した
ポリマー予備成形物をダイ出口から冷却ベルト上へ導き、ベルト上で予備成形物
が凝固して厚さ1.2mmの非配向板状予備成形物を形成した。予備成形物が室
温まで冷却された後で、予備成形物を配向された板と同一寸法の板に機械的に処
理した。
【0076】 配向された板及び非配向板を室温で本願の例1(図8)の方法によって45度
の角度まで曲げた。配向された(延伸)板は全て曲げ領域に顕著な損傷を生じる
ことなく曲げられ、曲げ応力を解放した後に曲げ形態を保った。非配向のPLL
A、POE及びPAH板は曲げの際に破損し、非配向のPDTHC板は多数の亀
裂及びひび割れが曲げ領域に発生した。配向された板はそれを室温で再度曲がる
ことによって著しい損傷を生じることなく初期の形態に再変形された。非配向の
曲げられたPDTCH板は室温で初期の形態に曲げて戻されると、さらに破損又
は損傷を生じた。
【0077】 再変形させられた(真っ直ぐになった)配向板の引張り強さは一度も曲げられ
なかった配向板の引張り強さの80〜95%であった。非配向の破損をせずに再
変形させられたPDTHC板の引張り強さは一度も曲げられなかった対応する板
の引張り強さの約20〜40%であった。この実験により、配向された板は室温
で曲げられ再度曲げられ得るが、非配向の板は斯かる処理には耐えられないこと
が示された。
【0078】 例4 P(L/DL)LA(70/30)から例2の溶融押出しによって厚さ2.4
mmで幅3mmの矩形の棒を作製した。 非配向のビレットが図9による液圧押出しによって一軸方向に延伸、配向され
た。長さ10cmのビレット40を液圧押出し装置42のシリコーンオイル43
で充填された室41内に配置した。液圧押出し装置42の頂部には矩形円錐形の
内部流路45を備えたステンレス鋼ダイ44があり、流路の入口の寸法は2.4
mm×3mmであり、出口寸法は1.2mm×3mmであり、流路長は10mm
である。ビレット40の先端46が先ず円錐形に切断され、シリコーンオイル4
3で室を満たして液圧押出しを開始する前に、先端46をダイの流路45内に密
接して押し入れた。
【0079】 室41、ダイ44、オイル43及びビレット40は70℃の液圧押出し温度ま
で加熱され、装置は液圧押出し工程を開始する30分前までこの温度に保持され
る。押出し室41の内部のシリコーンオイル43の静液圧力を液圧ピストン47
で150MPaまで増加させることによってこの工程が開始される。静液圧力が
ビレットを強制的にダイを通過させ、材料が二軸方向に配向されて、このとき矩
形ビレットの断面が2.4mm×3mm(図9B)から1.2mm×3mm(図
9C)へ変化した。配向された予備成形物は柔らかい紙で奇麗に拭われ、1.2
mm×3mm×40mmの寸法の板に切断された。 斯かる板の現場での曲げ試験が例2のように室温で行われた。板は室温で延性
可塑変形を示し、曲げ応力を解放した後に90度の曲げ角度を保った。
【0080】 例5 P(L/DL)LA(70/30)から例2の溶融押出しにより矩形の棒を作
製したが、今回は押出し前にP(L/DL)LA(70/30)の粉末の20重
量パーセントの生物学的活性ガラス(BAG)粒子との混合が行われた。生物学
的活性ガラスの組成は、Na2 O(6重量パーセント)、K2 O(12重量パー
セント)、MgO(5重量パーセント)、CaO(20重量パーセント)、P2 5 (4重量パーセント)及びSiO2 (53重量パーセント)であった。ガラ
スは国際公開公報第WO96/21638号に従って作製された。なお、この公
報の全開示内容は本願と一体のものとして参照される。20μm〜60μmの間
のサイズの粒子部分をP(L/DL)LA中で生物学的活性粒子充填剤として使
用した。
【0081】 20重量パーセントのBAG粒子充填剤を含有した溶融押出しP(L/DL)
LAを例4の液圧押出しで延伸、配向したが、90℃の処理温度及び200MP
aの静液圧力を使用した。配向されたビレットを例4に示されているように曲げ
試験用板に処理、加工した。また、これらの板は90度の曲げ角度まで曲げられ
たときに室温で破断せすることなく延性可塑変形を示し、板は曲げ応力を解放し
た後に曲げられた形態を保った。
【0082】 対応する非配向の板をP(L/DL)LA及び20重量パーセントのBAGか
ら例2で説明した装置及び工程を用いて溶融押出しによって作製した。曲げ実験
(例4に従って行われた)の際には、非配向の板の全てが90度の曲げ角度に達
する前に破損した。
【0083】 例6 例5のものと類似の棒をP(L/DL)LAから作製したが、充填剤として生
物学的活性ガラス粒子の代わりに、同じガラス原材料から溶融紡糸された生物学
的活性ガラス繊維を使用した。繊維の直径は40μm〜80μmの間であり、繊
維はP(L/DL)LA粉末と混合される前に6mmの長さの粒子に切断された
【0084】 80重量パーセントのP(L/DL)LAと20重量パーセントの生物学的活
性ガラス繊維の混合比を使用した。液圧押出しによる溶融ビレットの溶融押出し
及び配向(延伸)と、板製造及び板試験とは例5と同様に行った。生物学的活性
ガラス繊維強化材を含んだ配向板もまた90度の曲げ角度に曲げたときに室温で
は破断することなく延性可塑変形を示し、曲げ応力を解放した後に曲がった形態
を実質的に保った。
【0085】 対応する非配向の板をP(L/DL)LA及び20重量パーセントの生物学的
活性ガラス繊維から例2で説明した装置及び工程を用いて溶融押出しによって作
製した。曲げ実験(例4に従って成された)の際に、全ての非配向の板は90度
の曲げ角度に達する前に破損した。
【0086】 例7 断面寸法が2mm×3mmの非配向の矩形棒を例3で説明したポリマーすなわ
ちPDTCH、POE及びPLLAから溶融押出しによって(アクソン(Axo
n)単一スクリュー押出機を使用して)作製した。各棒48を延伸圧延技術によ
って、図10Aの略側面図に示されているようにして加熱されたローラ(49及
び50)を通して各棒をゆっくり(1cm/分の延伸速度で)延伸することによ
り変形し二軸方向に配向させた。図10Bの正面図に示されているように、ロー
ラ(49及び50)間の最小距離dがロール延伸したビレットの最終厚さを決定
する。d=1.1mmの値がこれらの実験において使用された。ローラの温度は
Tg+30℃であった。ここで、Tgは対応するポリマーのガラス転移温度であ
る。
【0087】 ローラ延伸され配向された予備成形物を機械的な加工(研削)によって処理し
て1.1mm×4mm×40mmの板にした。斯かる板の変形性を例2で説明し
た曲げ実験により室温で試験した。全ての板が著しい損傷を受けることなく90
度の角度まで曲げられることができた。板はさらに曲げ力を解放した直後に曲が
った形態を保った。
【0088】 例8 生体吸収性の頭蓋、顔面、下顎又は上顎の板固定装置の目的は治癒過程におい
てなされた骨切断術又は治療された骨折部を十分に固定することである。この要
望を満たすためには、骨接合板は、最大の固定を行うべく、板の全表面に亘って
取付けられた骨と密着して接触する状態に配置されなければならない。解剖学的
状態に応じて、曲げ又は捩じれに対する要求は板の配置及び/又は各個々の患者
の骨の表面の物理的特性毎に変化し得る。
【0089】 下顎では、角の領域は板が軸線方向の捩じれ角度90度までプロペラの形に捩
じれることを必要とし、根端部領域は板が40〜60mmの半径で湾曲して骨表
面と合致するようにしなくてはならい。上顎では、板は階段状又は湾曲した形態
で最大90度の角状に曲がらなければならない。大抵の場合、正確な接触を達成
するためには、曲げ、湾曲及び捩じれを組み合せて使用する。
【0090】 以下の臨床実験で、固定する骨の表面と面一に成るように骨接合板を室温で一
度曲げると、板の形状変化は外科的な骨折固定手術の目的にとって安定したもの
となることが示された。
【0091】 板固定用のP(L/DL)LAねじ(直径が2.0mmで長さが8mm)を使
用して、(例2に従って作製した)寸法が1.2mm×4mm×40mmの6穴
の配向されたP(L/DL)LA板(図1の参照番号6を参照)で(図1の参照
番号10のような)10人の患者の下顎結合骨折を治療した。真っ直ぐな板を現
場で手術の際に骨の表面と面一になるように湾曲した形状に曲げた。1年の追跡
調査の後、全ての骨折が無事良好に治癒していることが分かった。
【0092】 6人の患者の下顎の角状の骨折を例3の配向されたPDTHCから作製した6
穴の板で治療した。板の寸法は1.2mm×5.5mm×40mmであり、板は
骨表面と面一になるように室温でプロペラの形状に捩られた。捩られた板を骨折
部を跨いで骨上にPDTHCねじ(径が2.0mmで長さは8mm)で固定した
。6ヶ月の追跡調査後、全ての固定が当初の位置を保持して無事に良好な治癒が
なされていることが分かった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 多数の頭蓋顎顔面骨折又は下顎骨折の修復や小児科及び頬顎異常矯正領域を含
む再構成に関係して示されている本発明による複数の一軸方向及び/又は二軸方
向に配向された骨接合板の斜視図である。
【図2A】 本発明の幾つかの実施態様の教示による骨接合板の平面図である。
【図2B】 本発明の幾つかの実施態様の教示による骨接合板の平面図である。
【図2C】 本発明の幾つかの実施態様の教示による骨接合板の平面図である。
【図3】 本発明の好ましい実施態様の教示による図2Aの線a−aに沿った骨接合板の
断面図である。
【図4】 一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板の留め具開口内に挿入する
ために比較的高い位置に配置された骨ねじと組み合わせて示されている一軸方向
及び/又は二軸方向に配向された骨接合板の斜視図である。
【図5】 骨接合板の留め具開口内に骨ねじが配設されている、図4に示されている線b
−bに沿った骨接合板の断面図である。
【図6A】 本発明の教示による一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板の他の
典型的な幾何形状の平面図である。
【図6B】 本発明の教示による一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板の他の
典型的な幾何形状の平面図である。
【図6C】 本発明の教示による一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板の他の
典型的な幾何形状の平面図である。
【図6D】 本発明の教示による一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板の他の
典型的な幾何形状の平面図である。
【図6E】 本発明の教示による一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板の他の
典型的な幾何形状の平面図である。
【図6F】 本発明の教示による一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板の他の
典型的な幾何形状の平面図である。
【図6G】 本発明の教示による一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板の他の
典型的な幾何形状の平面図である。
【図6H】 本発明の教示による一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板の他の
典型的な幾何形状の平面図である。
【図6I】 本発明の教示による一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板の他の
典型的な幾何形状の平面図である。
【図6J】 本発明の教示による一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板の他の
典型的な幾何形状の平面図である。
【図7】 せん断形態での板状予備成形物の変形を示している板の断面図である。
【図8A】 本発明の板の室温での曲げを略図で示している。
【図8B】 本発明の板の室温での曲げを略図で示している。
【図8C】 本発明の板の室温での曲げを略図で示している。
【図9A】 生体吸収性ポリマービレットの配向を行うための液圧押出し機の略断面図であ
る。
【図9B】 液圧押出し中の矩形ビレットの断面の変化を略図で示している。
【図9C】 液圧押出し中の矩形ビレットの断面の変化を略図で示している。
【図10A】 板状予備成形物の変形及び配向を行うローラ装置を略図で示している。
【図10B】 板状予備成形物の変形及び配向を行うローラ装置を略図で示している。
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月8日(2000.9.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハッポーネン,ハリ フィンランド国,エフイーエン−33850 タンペレ,アクヒオンカトゥ 16 ベー 5 (72)発明者 カイコーネン,アウボ フィンランド国,エフイーエン−33720 タンペレ,オユステンカトゥ 5 エフ 11 Fターム(参考) 4C060 LL14 4C081 AB04 AC03 BA16 BB08 CA161 CA171 CA241 CC01 CF132 DA01 DC13 4C097 AA01 BB01 BB09 CC05 DD01 EE08 EE12 FF03 MM04

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体適合性及び生体吸収性を有する骨接合板であって、該骨
    接合板が、該板に形成された少なくとも1つの留め具開口を貫通する少なくとも
    1つの留め具によって複数の骨部分に固定することができ、 第1の表面及び第2の表面を有した細長い部分を備え、 一軸方向及び/又は二軸方向に配向されていると共に第1の熱化学状態におい
    て実質的に剛性を有し且つ実質的に変形可能である材料から形成されている、生
    体適合性及び生体吸収性を有する骨接合板。
  2. 【請求項2】 前記骨接合板が複数の予め形成された留め具開口を含む、請
    求項1に記載の生体適合性を有する骨接合板。
  3. 【請求項3】 前記骨接合板が、第1の熱化学状態において第1の形態をと
    り、前記第1の熱化学状態において第2の形態に変形され得る、請求項1に記載
    の生体適合性を有する骨接合板。
  4. 【請求項4】 前記骨接合板が外科手術の状態下で前記第1の熱化学状態で
    前記第2の形態を実質的に保持することができる、請求項3に記載の生体適合性
    を有する骨接合板。
  5. 【請求項5】 前記骨接合板が前記第1の熱化学状態において異なる形態に
    繰り返し変形され得る、請求項6に記載の生体適合性を有する骨接合板。
  6. 【請求項6】 前記板が生体吸収性(生体再吸収性)を有する、請求項1に
    記載の生体適合性を有する骨接合板。
  7. 【請求項7】 前記材料が、ガラス転移温度を有し、第1の熱化学状態にお
    いて実質的に変形可能であり、外科手術で骨表面に固定された後、体温において
    寸法的に安定である、請求項1に記載の生体適合性を有する骨接合板。
  8. 【請求項8】 複数の骨部分を安定化するための移植可能な骨安定化装置で
    あって、該骨安定化装置が、構造的剛性を有し、第1の熱化学状態で実質的に剛
    性を有すると共に寸法的に安定で且つ実質的に変形可能である材料から形成され
    た一軸方向及び/又は二軸方向に配向された吸収可能な骨接合板を備え、該骨接
    合板が、第1の表面及び第2の表面を備える細長い部分と、前記第1の表面及び
    前記第2の表面の間に配設された複数の留め具開口とを有しており、それによっ
    て、前記吸収可能な骨接合板が、移植後に前記複数の骨部分を安定化することが
    でき、移植後約1年後に概略再吸収される移植可能な骨安定化装置。
  9. 【請求項9】 前記骨安定化装置が、前記生体適合性を有する骨接合板を前
    記複数の骨部分に固定することができる複数の外科用留め具をさらに備える、請
    求項8に記載の骨安定化装置。
  10. 【請求項10】 前記留め具開口の少なくとも1つが前記外科用留め具の少
    なくとも1つを受容可能な凹状部分を含む、請求項9に記載の骨安定化装置。
  11. 【請求項11】 前記外科用留め具の各々が前記留め具開口の1つの少なく
    とも一部に係合可能な概略円錐形状部分を含む、請求項10に記載の骨安定化装
    置。
  12. 【請求項12】 (a)第1の熱化学状態において実質的に剛性を有すると
    共に実質的に変形可能であり且つ寸法的に安定である材料を供給し、 (b)前記材料を前記生体適合性を有する骨接合板に形成することによって、 一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生体適合性を有する骨接合板を形成
    するステップと、 前記生体適合性を有する骨接合板を前記複数の骨部分に固定するステップと、
    を含んでなる、一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生体適合性を有する骨
    接合板を使用して複数の骨部分を固定するための方法。
  13. 【請求項13】 複数の骨部分に対して実質的に固定されて配置されるよう
    に機能することが可能であり、第1の熱化学状態において実質的に剛性を有する
    と共に寸法的に安定であり且つ実質的に変形可能である材料から構成され、第1
    の表面及び第2の表面を有した細長い部分を含む、一軸方向及び/又は二軸方向
    に配向された生体適合性を有する骨接合板を提供するステップと、 前記第1の熱化学状態において前記一軸方向及び/又は二軸方向に配向された
    生体適合性を有する骨接合板を変形するステップと、 前記一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生体適合性を有する骨接合板を
    複数の骨部分に固定するステップと、 前記生体適合性を有する骨接合板を前記複数の骨部分に固定されたままにして
    、骨折治癒後に再吸収されることを可能にするステップと、を含んでなる複数の
    骨部分を固定するための方法。
  14. 【請求項14】 前記方法が、前記生体適合性を有する骨接合板を形成した
    後で、前記一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生体適合性を有する骨接合
    板の前記第1の表面と第2の表面との間に少なくとも1つの開口を形成する付加
    的なステップをさらに含んでなる、請求項13に記載の複数の骨部分を固定する
    ための方法。
  15. 【請求項15】 前記一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生体適合性
    を有する骨接合板が第1の形態に形成され、前記一軸方向及び/又は二軸方向に
    配向された生体適合性を有する骨接合板を変形する前記ステップが、前記一軸方
    向及び/又は二軸方向に配向された生体適合性を有する骨接合板が第1の熱化学
    状態にあるときに、該一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生体適合性を有
    する骨接合板の形状を前記第1の形態から第2の形態へ変化させるステップを含
    んでなる、請求項13に記載の複数の骨部分を固定するための方法。
  16. 【請求項16】 前記一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生体適合性
    を有する骨接合板を変形する前記ステップが、 (a)前記第1の熱化学状態にある間に、前記一軸方向及び/又は二軸方向に
    配向された生体適合性を有する骨接合板の形状を変化させるステップと、 (b)前記一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生体適合性を有する骨接
    合板が所望の形状を得るまで前記ステップ(a)を繰り返すステップと、を含ん
    でなる、請求項15に記載の複数の骨部分を固定するための方法。
  17. 【請求項17】 再吸収性可能な一軸方向及び/又は二軸方向に配向された
    骨接合板であって、ポリラクチドホモポリマー及びポリラクチドコポリマー、ポ
    リオルトエステル、擬似ポリアミノ酸、ポリ無水物からなる再吸収可能な(生体
    吸収性の)ポリマーのグループから選択された材料から形成され、前記再吸収可
    能な一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板を形成する前記材料が第
    1の熱化学状態にあるときには、実質的に剛性を有すると共に実質的に変形可能
    であり且つ寸法的に安定である、再吸収可能な一軸方向及び/又は二軸方向に配
    向された骨接合板を備え、 前記再吸収可能な一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板が、移植
    後少なくとも約4週間から8週間の間複数の骨部分を安定化させるように機能す
    ることができ、移植後約1年又は数年後に実質的に完全に再吸収される、複数の
    骨部分を安定化するための移植可能な一軸方向及び/又は二軸方向に配向された
    骨安定化装置。
  18. 【請求項18】 再吸収可能な一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨
    接合板であって、約80%のラクチドと約20%のグリコリドとを含んでなる材
    料から形成され、前記再吸収可能な一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨
    接合板を形成する前記材料が、第1の熱化学状態にあるときには、実質的に剛性
    を有すると共に実質的に変形可能であり且つ寸法的に安定である、再吸収可能な
    一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板を備え、 前記再吸収可能な一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨接合板が、移植
    後すくなくとも約4週間から8週間の間複数の骨部分を安定化させるように機能
    することができ、移植後約1年又は数年後に実質的に完全に再吸収される、複数
    の骨部分を安定化するための移植可能な一軸方向及び/又は二軸方向に配向され
    た骨安定化装置。
  19. 【請求項19】 前記再吸収可能な骨接合板を形成する前記材料が約20%
    以上の結晶度を有する、請求項18に記載の移植可能な骨安定化装置。
  20. 【請求項20】 前記再吸収可能な骨接合板を形成する前記材料が、生体吸
    収性のポリマー、コポリマー、又はポリマーアロイと、生物学的活性ガラス粒子
    又は繊維との混合物を含んでなる、請求項18に記載の移植可能な骨安定化装置
  21. 【請求項21】 一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生体適合性を有
    する骨接合板であって、複数の骨部分に対して実質的に固定されて配置されるよ
    うに機能することができ、第1の表面及び第2の表面を有した細長い部分を含み
    、且つ、第1の熱化学状態にあるときには実質的剛性を有すると共に実質的に変
    形可能であり且つ寸法的に安定である材料から形成される、一軸方向及び/又は
    二軸方向に配向された生体適合性を有する骨接合板を提供するステップと、 前記一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生体適合性を有する骨接合板の
    前記第1の表面と前記第2の表面の間に少なくとも1つ開口を形成するステップ
    と、 前記一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生体適合性を有する骨接合板を
    複数の骨部分に固定するステップと、 前記一軸方向及び/又は二軸方向に配向された生体適合性を有する骨接合板を
    前記複数の骨部分に固定されたままにして、前記複数の骨部分が互いと固結(化
    骨)した後に再吸収されるのを可能にするステップと、を含んでなる複数の骨部
    分を固定するための方法。
  22. 【請求項22】 前記材料が3つの互いに直交する軸線に沿って変形可能で
    ある、請求項12に記載の複数の骨部分を固定するための方法。
  23. 【請求項23】 第1の熱化学状態において実質的に剛性を有すると共に実
    質的に変形可能であり且つ寸法的に安定である材料から形成される一軸方向及び
    /又は二軸方向に配向された生体適合性を有する骨接合板と、 前記骨接合板を複数の骨部分に取りつけるための手段と、を備える複数の骨部
    分を安定化するための移植可能な一軸方向及び/又は二軸方向に配向された骨安
    定化装置。
  24. 【請求項24】 前記材料が3つの互いに直交する軸線に沿って変形可能で
    ある、請求項23の移植可能な骨安定化装置。
JP2000534138A 1998-03-06 1999-03-05 生体適合性を有する変形可能な固定板 Pending JP2002505142A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/036,259 US6221075B1 (en) 1998-03-06 1998-03-06 Bioabsorbable, deformable fixation plate
US09/036,259 1998-03-06
PCT/EP1999/001438 WO1999044529A1 (en) 1998-03-06 1999-03-05 Bioabsorbable, deformable fixation plate

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002505142A true JP2002505142A (ja) 2002-02-19

Family

ID=21887597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000534138A Pending JP2002505142A (ja) 1998-03-06 1999-03-05 生体適合性を有する変形可能な固定板

Country Status (9)

Country Link
US (2) US6221075B1 (ja)
EP (1) EP1058519B1 (ja)
JP (1) JP2002505142A (ja)
AT (1) ATE325580T1 (ja)
AU (1) AU2728299A (ja)
CA (1) CA2322295A1 (ja)
DE (1) DE69931247T2 (ja)
ES (1) ES2264254T3 (ja)
WO (1) WO1999044529A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010532229A (ja) * 2007-06-29 2010-10-07 ジンテス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 精密な骨の表面仕上げ用器具と併用される改良された整形外科のインプラント
WO2012115103A1 (ja) * 2011-02-21 2012-08-30 タキロン株式会社 骨接合プレート成形具及び骨接合プレート成形方法
WO2013100707A1 (ko) * 2011-12-28 2013-07-04 주식회사 글로원 뼈 고정용 생분해성 플레이트와 칼브럭

Families Citing this family (126)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8062990B2 (en) * 1998-05-01 2011-11-22 Basf Corporation Metal catalyst carriers and catalyst members made therefrom
JP3418350B2 (ja) * 1998-09-14 2003-06-23 タキロン株式会社 生体内分解吸収性インプラント材とその形状調整方法
DK1211992T3 (da) 1999-09-13 2004-05-10 Synthes Ag Knoglepladesystem
US6533454B1 (en) 1999-09-30 2003-03-18 Bionx Implants Oy Surgical system for tissue fixation
EP1233714B1 (en) * 1999-11-30 2012-02-01 Linvatec Biomaterials Ltd. Bioabsorbable, osteopromoting fixation plate
AU770059B2 (en) * 1999-12-06 2004-02-12 Synthes Gmbh Resorbable bone plate
EP1138285A1 (de) * 2000-03-29 2001-10-04 Implant Design AG Wirbelkäfig zum Einbau zwischen zwei Wirbelkörper der Wirbelsäule
ATE415885T1 (de) * 2000-06-09 2008-12-15 Synthes Gmbh Implantat aus kunststoff für die osteosynthese
DE20121531U1 (de) * 2000-06-09 2003-03-13 Engelke Wilfried Subgingivale Verbindungsvorrichtung
US6613089B1 (en) * 2000-10-25 2003-09-02 Sdgi Holdings, Inc. Laterally expanding intervertebral fusion device
US6605090B1 (en) * 2000-10-25 2003-08-12 Sdgi Holdings, Inc. Non-metallic implant devices and intra-operative methods for assembly and fixation
AU2002243270B2 (en) 2000-10-25 2006-03-09 Warsaw Orthopedic, Inc. Vertically expanding intervertebral body fusion device
US6692498B1 (en) * 2000-11-27 2004-02-17 Linvatec Corporation Bioabsorbable, osteopromoting fixation plate
US6623487B1 (en) * 2001-02-13 2003-09-23 Biomet, Inc. Temperature sensitive surgical fastener
JP4790917B2 (ja) * 2001-02-23 2011-10-12 独立行政法人科学技術振興機構 人工椎体
US20030045935A1 (en) * 2001-02-28 2003-03-06 Angelucci Christopher M. Laminoplasty implants and methods of use
FI115382B (fi) * 2001-04-03 2005-04-29 Inion Ltd Implantti
US6890335B2 (en) * 2001-08-24 2005-05-10 Zimmer Spine, Inc. Bone fixation device
US6747121B2 (en) 2001-09-05 2004-06-08 Synthes (Usa) Poly(L-lactide-co-glycolide) copolymers, methods for making and using same, and devices containing same
JP3866069B2 (ja) * 2001-09-26 2007-01-10 株式会社東芝 赤外線固体撮像装置
US6582435B2 (en) * 2001-11-29 2003-06-24 Bioplate, Inc. Bone alignment and fixation device and installation method, using guide tab
US7713272B2 (en) 2001-12-20 2010-05-11 Ethicon, Inc. Bioabsorbable coatings of surgical devices
DE60213800T2 (de) * 2002-09-03 2007-08-16 Pennig, Dietmar, Dr.med. Priv. Doz. Nagel und Schraube für chirurgisches Fixationssystem
ATE403399T1 (de) * 2002-09-03 2008-08-15 Pennig Dietmar Prof Dr System zur fixierung von knochenfrakturen
JP2006506140A (ja) * 2002-11-14 2006-02-23 エビド,ライナー 医学的および獣医学的分野における使用のための骨接合プレートセット−基本的なタイプの5つのバリエーション
BRPI0409487A (pt) * 2003-04-16 2006-05-02 Porex Surgical Inc implante cirúrgico, processo para sua preparação e método de reconstrução de um defeito ósseo
US8298292B2 (en) * 2003-04-16 2012-10-30 Howmedica Osteonics Corp. Craniofacial implant
US7951176B2 (en) 2003-05-30 2011-05-31 Synthes Usa, Llc Bone plate
US7931695B2 (en) * 2003-07-15 2011-04-26 Kensey Nash Corporation Compliant osteosynthesis fixation plate
NZ545392A (en) 2003-08-26 2008-03-28 Synthes Gmbh Bone plate
US11259851B2 (en) 2003-08-26 2022-03-01 DePuy Synthes Products, Inc. Bone plate
US8388690B2 (en) * 2003-10-03 2013-03-05 Linvatec Corporation Osteotomy system
DE10354758A1 (de) * 2003-11-21 2005-06-30 Schure, Frank, Dr. Chirurgisches Implantat
US20050137678A1 (en) * 2003-12-22 2005-06-23 Medtronic Vascular, Inc. Low profile resorbable stent
DE10361044B4 (de) 2003-12-23 2005-12-29 Stryker Leibinger Gmbh & Co. Kg Selbstbohrende Knochenschraube und Implantatsystem
US20050149032A1 (en) * 2003-12-30 2005-07-07 Douglas Vaughen Resorbable surgical fixation device
US11291484B2 (en) 2004-01-26 2022-04-05 DePuy Synthes Products, Inc. Highly-versatile variable-angle bone plate system
US8574268B2 (en) 2004-01-26 2013-11-05 DePuy Synthes Product, LLC Highly-versatile variable-angle bone plate system
US7378144B2 (en) * 2004-02-17 2008-05-27 Kensey Nash Corporation Oriented polymer implantable device and process for making same
US20100191292A1 (en) * 2004-02-17 2010-07-29 Demeo Joseph Oriented polymer implantable device and process for making same
US7942913B2 (en) * 2004-04-08 2011-05-17 Ebi, Llc Bone fixation device
US7361179B2 (en) * 2004-04-22 2008-04-22 Ethicon, Inc. Sternal closure device and method
US20060129152A1 (en) * 2004-12-10 2006-06-15 Shipp John I Absorbable Anchor for Hernia Mesh Fixation
US7887587B2 (en) * 2004-06-04 2011-02-15 Synthes Usa, Llc Soft tissue spacer
US7717946B2 (en) 2004-06-07 2010-05-18 Degima Gmbh Polymeric plate bendable without thermal energy and methods of manufacture
US7229445B2 (en) * 2004-06-21 2007-06-12 Synthes (Usa) Bone plate with bladed portion
FI119097B (fi) * 2004-08-31 2008-07-31 Bioretec Oy Kirurginen lanka ja kirurginen väline
US20060082015A1 (en) * 2004-09-30 2006-04-20 Inion Ltd. Surgical implant shaping instrument, surgical system and method
US8394130B2 (en) 2005-03-17 2013-03-12 Biomet C.V. Modular fracture fixation system
US8062296B2 (en) 2005-03-17 2011-11-22 Depuy Products, Inc. Modular fracture fixation plate system with multiple metaphyseal and diaphyseal plates
US7527640B2 (en) * 2004-12-22 2009-05-05 Ebi, Llc Bone fixation system
US7674296B2 (en) * 2005-04-21 2010-03-09 Globus Medical, Inc. Expandable vertebral prosthesis
US20060241759A1 (en) * 2005-04-25 2006-10-26 Sdgi Holdings, Inc. Oriented polymeric spinal implants
EP1716814A1 (en) * 2005-04-28 2006-11-02 Ethicon, Inc. Sternal closure device
EP1877012B1 (en) * 2005-05-04 2017-04-26 Cook Medical Technologies LLC Expandable and retrievable stent
FI119969B (fi) * 2005-05-06 2009-05-29 Inion Ltd Levy ja järjestelmä luuosien kiinnittämiseksi
US7955364B2 (en) * 2005-09-21 2011-06-07 Ebi, Llc Variable angle bone fixation assembly
US20070162017A1 (en) * 2005-11-28 2007-07-12 Gambale Michael A Method and apparatus for treatment of bones
FR2898486B1 (fr) * 2006-03-14 2008-06-27 Cie De Rech En Composants Impl Plaque implantable et son procede de fabrication
US7867261B2 (en) * 2006-03-17 2011-01-11 Depuy Products, Inc. Bone plate with variable torsional stiffness at fixed angle holes
US9101505B2 (en) * 2006-04-27 2015-08-11 Brs Holdings, Llc Composite stent
FI119177B (fi) * 2006-05-05 2008-08-29 Bioretec Oy Bioabsorboituva, muotoutuva fiksaatiomateriaali ja -implantti
FI20065385L (fi) 2006-06-06 2007-12-27 Bioretec Oy Luunkiinnitysväline
US7993379B2 (en) * 2006-11-10 2011-08-09 Da Frota Carrera Eduardo Bone fastening plate
US8709090B2 (en) * 2007-05-01 2014-04-29 Moximed, Inc. Adjustable absorber designs for implantable device
US8409281B2 (en) * 2007-05-01 2013-04-02 Moximed, Inc. Adjustable absorber designs for implantable device
US20110245928A1 (en) 2010-04-06 2011-10-06 Moximed, Inc. Femoral and Tibial Bases
US20080275567A1 (en) * 2007-05-01 2008-11-06 Exploramed Nc4, Inc. Extra-Articular Implantable Mechanical Energy Absorbing Systems
US8894714B2 (en) 2007-05-01 2014-11-25 Moximed, Inc. Unlinked implantable knee unloading device
US20100137996A1 (en) * 2007-05-01 2010-06-03 Moximed, Inc. Femoral and tibial base components
US9907645B2 (en) * 2007-05-01 2018-03-06 Moximed, Inc. Adjustable absorber designs for implantable device
US7655041B2 (en) 2007-05-01 2010-02-02 Moximed, Inc. Extra-articular implantable mechanical energy absorbing systems and implantation method
US9655648B2 (en) * 2007-05-01 2017-05-23 Moximed, Inc. Femoral and tibial base components
US8449581B2 (en) * 2007-05-07 2013-05-28 Stryker Trauma Gmbh Sliding plate with reinforced slot
US7846211B2 (en) * 2007-07-09 2010-12-07 Moximed, Inc. Surgical implantation method and devices for an extra-articular mechanical energy absorbing apparatus
US7632310B2 (en) * 2007-07-09 2009-12-15 Moximed, Inc. Surgical implantation method and devices for an extra-articular mechanical energy absorbing apparatus
US20090259263A1 (en) * 2008-04-11 2009-10-15 Biomet Microfixation, Inc. Apparatus and methods of fixating bone
DE102008034300A1 (de) * 2008-07-23 2010-01-28 Lucas Automotive Gmbh Fahrzeugscheibenbremse
US9107712B2 (en) * 2008-09-15 2015-08-18 Biomet C.V. Bone plate system for hand fractures and other small bones
CA2745657C (en) 2008-12-04 2022-06-21 Botulinum Toxin Research Associates, Inc. Extended length botulinum toxin formulation for human or mammalian use
US8721723B2 (en) 2009-01-12 2014-05-13 Globus Medical, Inc. Expandable vertebral prosthesis
JP2012515038A (ja) 2009-01-16 2012-07-05 カーボフィックス オーソピーディックス リミテッド 複合材骨インプラント
US20100198266A1 (en) * 2009-02-05 2010-08-05 Paul Fuad Nassab Biplanar Fracture Fixation
US9861408B2 (en) 2009-08-27 2018-01-09 The Foundry, Llc Method and apparatus for treating canine cruciate ligament disease
US9668868B2 (en) 2009-08-27 2017-06-06 Cotera, Inc. Apparatus and methods for treatment of patellofemoral conditions
US9278004B2 (en) 2009-08-27 2016-03-08 Cotera, Inc. Method and apparatus for altering biomechanics of the articular joints
US9795410B2 (en) 2009-08-27 2017-10-24 Cotera, Inc. Method and apparatus for force redistribution in articular joints
US10349980B2 (en) 2009-08-27 2019-07-16 The Foundry, Llc Method and apparatus for altering biomechanics of the shoulder
FI20096285A (fi) 2009-12-04 2011-06-05 Conmed Linvatec Biomaterials Oy Ltd Lämpömuovausmenetelmä ja menetelmän avulla saatavat tuotteet
US20110232548A1 (en) * 2009-12-08 2011-09-29 Baker Hughes Incorporated Method for improving the efficiency of heat transfer in a furnace
US8591585B2 (en) 2010-04-12 2013-11-26 Globus Medical, Inc. Expandable vertebral implant
US9301850B2 (en) 2010-04-12 2016-04-05 Globus Medical, Inc. Expandable vertebral implant
US8282683B2 (en) 2010-04-12 2012-10-09 Globus Medical, Inc. Expandable vertebral implant
US8870880B2 (en) 2010-04-12 2014-10-28 Globus Medical, Inc. Angling inserter tool for expandable vertebral implant
US8435270B2 (en) 2010-04-29 2013-05-07 Synthes Usa, Llc Orthognathic implant and methods of use
US9066733B2 (en) 2010-04-29 2015-06-30 DePuy Synthes Products, Inc. Orthognathic implant and methods of use
WO2011146526A1 (en) * 2010-05-17 2011-11-24 Borodic Gary E Method and device for the therapy of migraine and related headaches
CN103200887B (zh) 2010-06-07 2015-08-26 卡波菲克斯整形有限公司 复合材料骨植入物
US10154867B2 (en) 2010-06-07 2018-12-18 Carbofix In Orthopedics Llc Multi-layer composite material bone screw
US9044270B2 (en) 2011-03-29 2015-06-02 Moximed, Inc. Apparatus for controlling a load on a hip joint
US20130046346A1 (en) * 2011-08-16 2013-02-21 Goetz Thorwarth Thermoplastic Multilayer Article
FI125678B (fi) * 2011-08-26 2016-01-15 Bioretec Oy Bioabsorboituva, orientoitu, muotoiltava kiinnitysmateriaali ja -levy
US9526549B2 (en) 2012-01-16 2016-12-27 Carbofix Orthopedics Ltd. Bone screw with insert
US9393291B2 (en) 2012-04-12 2016-07-19 Botulinum Toxin Research Associates, Inc. Use of botulinum toxin for the treatment of cerebrovascular disease, renovascular and retinovascular circulatory beds
RU2530752C2 (ru) * 2012-08-23 2014-10-10 Государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Самарский государственный медицинский университет" Министерства здравоохранения Российской Федерации (ГБОУ ВПО СамГМУ Минздрава России) Способ и устройство для реконструкции нижней стенки орбиты и устранения энофтальма
US9468466B1 (en) 2012-08-24 2016-10-18 Cotera, Inc. Method and apparatus for altering biomechanics of the spine
FR2999071A1 (fr) 2012-12-12 2014-06-13 Obl Procede de repositionnement de fragments osseux pour la chirurgie osseuse, base sur l'utilisation d'implants et de guides sur mesure
US9044195B2 (en) 2013-05-02 2015-06-02 University Of South Florida Implantable sonic windows
RU2537767C1 (ru) * 2013-11-05 2015-01-10 Федеральное государственное бюджетное учреждение "Всероссийский центр глазной и пластической хирургии" Министерства здравоохранения Российской Федерации Способ пластики передних стенок околоносовых пазух
EP2957247A1 (en) 2014-04-22 2015-12-23 Stryker European Holdings I, LLC Plates with countersinks
US11484580B2 (en) 2014-07-18 2022-11-01 Revance Therapeutics, Inc. Topical ocular preparation of botulinum toxin for use in ocular surface disease
US9901627B2 (en) 2014-07-18 2018-02-27 Revance Therapeutics, Inc. Topical ocular preparation of botulinum toxin for use in ocular surface disease
GB2532721B (en) * 2014-11-21 2021-02-10 Everost Uk Ltd Bone fixation plate
EP3344173B1 (en) 2015-09-04 2020-09-02 DePuy Synthes Products, Inc. Patella bone plate
US10617458B2 (en) 2015-12-23 2020-04-14 Carbofix In Orthopedics Llc Multi-layer composite material bone screw
CN105686886B (zh) * 2016-01-08 2018-07-13 四川大学 根尖下截骨术定位导板及其制作方法
WO2017135519A1 (en) * 2016-02-04 2017-08-10 Sung Chul Moon Appliance for retaining expanded palatal width
US10624686B2 (en) 2016-09-08 2020-04-21 DePuy Synthes Products, Inc. Variable angel bone plate
US10820930B2 (en) 2016-09-08 2020-11-03 DePuy Synthes Products, Inc. Variable angle bone plate
US10905476B2 (en) 2016-09-08 2021-02-02 DePuy Synthes Products, Inc. Variable angle bone plate
PL234637B1 (pl) * 2017-12-30 2020-03-31 Sciencebiotech Spolka Z Ograniczona Odpowiedzialnoscia Płytka do osteotomii
US11026727B2 (en) 2018-03-20 2021-06-08 DePuy Synthes Products, Inc. Bone plate with form-fitting variable-angle locking hole
US10772665B2 (en) 2018-03-29 2020-09-15 DePuy Synthes Products, Inc. Locking structures for affixing bone anchors to a bone plate, and related systems and methods
US11013541B2 (en) 2018-04-30 2021-05-25 DePuy Synthes Products, Inc. Threaded locking structures for affixing bone anchors to a bone plate, and related systems and methods
US10765462B2 (en) 2018-09-11 2020-09-08 DePuy Synthes Products, Inc. Patella bone plate and methods of fixation
US10925651B2 (en) 2018-12-21 2021-02-23 DePuy Synthes Products, Inc. Implant having locking holes with collection cavity for shavings

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4655777A (en) 1983-12-19 1987-04-07 Southern Research Institute Method of producing biodegradable prosthesis and products therefrom
US5784096A (en) 1985-03-20 1998-07-21 Paist; Roger M. Dual audio signal derived color display
US4671280A (en) 1985-05-13 1987-06-09 Ethicon, Inc. Surgical fastening device and method for manufacture
JPS6368155A (ja) 1986-09-11 1988-03-28 グンゼ株式会社 骨接合ピン
FI81498C (fi) 1987-01-13 1990-11-12 Biocon Oy Kirurgiska material och instrument.
US4871256A (en) 1987-04-29 1989-10-03 Lbp Partnership Means for projecting patterns of light
AU616225B2 (en) 1987-12-14 1991-10-24 Johnson & Johnson Orthopaedics, Inc. Molecularly oriented thermoplastic member and process of forming same
US5227412A (en) * 1987-12-28 1993-07-13 Biomaterials Universe, Inc. Biodegradable and resorbable surgical material and process for preparation of the same
FI85223C (fi) 1988-11-10 1992-03-25 Biocon Oy Biodegraderande kirurgiska implant och medel.
FI82805C (fi) 1988-12-23 1991-04-25 Biocon Oy En polymer fixeringskivkonstruktion foer kirurgiskt bruk.
FI88111C (fi) 1989-04-26 1993-04-13 Biocon Oy Sjaelvfoerstaerkande kirurgiska material och medel
JP2860663B2 (ja) 1989-06-28 1999-02-24 タキロン株式会社 生体内分解吸収性外科用成形物
US5589942A (en) 1990-04-05 1996-12-31 Intelligent Automation Systems Real time three dimensional sensing system
US5324307A (en) 1990-07-06 1994-06-28 American Cyanamid Company Polymeric surgical staple
US5342395A (en) 1990-07-06 1994-08-30 American Cyanamid Co. Absorbable surgical repair devices
US5290281A (en) 1992-06-15 1994-03-01 Medicon Eg Surgical system
US5569250A (en) * 1994-03-01 1996-10-29 Sarver; David R. Method and apparatus for securing adjacent bone portions
US5485713A (en) 1994-07-14 1996-01-23 Riverwood International Corporation Method and apparatus for inserting partitions into article groups
DE4426424C2 (de) 1994-07-26 2002-05-23 Asclepion Meditec Ag Vorrichtung zur rasterstereografischen Vermessung von Körperoberflächen
US5615003A (en) 1994-11-29 1997-03-25 Hermary; Alexander T. Electromagnetic profile scanner
JPH10512553A (ja) 1995-01-10 1998-12-02 スミスクライン・ビーチャム・ソシエタ・ペル・アチオニ 新規な化合物
FI101933B1 (fi) 1995-06-13 1998-09-30 Biocon Oy Nivelproteesi
JPH0961132A (ja) 1995-08-28 1997-03-07 Olympus Optical Co Ltd 3次元形状計測装置
FI98136C (fi) 1995-09-27 1997-04-25 Biocon Oy Kudosolosuhteissa hajoava materiaali ja menetelmä sen valmistamiseksi
US5716413A (en) 1995-10-11 1998-02-10 Osteobiologics, Inc. Moldable, hand-shapable biodegradable implant material
FI955547A (fi) 1995-11-17 1997-05-18 Biocon Oy Kirurginen fiksaatioväline

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010532229A (ja) * 2007-06-29 2010-10-07 ジンテス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 精密な骨の表面仕上げ用器具と併用される改良された整形外科のインプラント
WO2012115103A1 (ja) * 2011-02-21 2012-08-30 タキロン株式会社 骨接合プレート成形具及び骨接合プレート成形方法
JP5689166B2 (ja) * 2011-02-21 2015-03-25 タキロン株式会社 骨接合プレート成形具及び骨接合プレート成形方法
WO2013100707A1 (ko) * 2011-12-28 2013-07-04 주식회사 글로원 뼈 고정용 생분해성 플레이트와 칼브럭

Also Published As

Publication number Publication date
EP1058519B1 (en) 2006-05-10
AU2728299A (en) 1999-09-20
ATE325580T1 (de) 2006-06-15
EP1058519A1 (en) 2000-12-13
DE69931247T2 (de) 2007-02-15
US6221075B1 (en) 2001-04-24
WO1999044529A1 (en) 1999-09-10
ES2264254T3 (es) 2006-12-16
CA2322295A1 (en) 1999-09-10
DE69931247D1 (de) 2006-06-14
US6692497B1 (en) 2004-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002505142A (ja) 生体適合性を有する変形可能な固定板
AU729801B2 (en) Under tissue conditions degradable material and a method for its manufacturing
US6692498B1 (en) Bioabsorbable, osteopromoting fixation plate
US8080043B2 (en) Bioabsorbable, deformable fixation material and implant
JP3043778B2 (ja) 分解吸収性成型体および該成型体の製造方法
Suuronen et al. Update on bioresorbable plates in maxillofacial surgery
US5529736A (en) Process of making a bone healing device
Suuronen et al. Strength retention of self-reinforced poly-L-lactide screws and plates: an in vivo and in vitro study
US20050261780A1 (en) Form-fitting bioabsorbable mesh implant
EP1233714B1 (en) Bioabsorbable, osteopromoting fixation plate
EP2747799B1 (en) Bioabsorbable, oriented, deformable fixation material and plate
AU2003213517B2 (en) Bioabsorbable, Deformable Fixation Plate
JP3010279B2 (ja) 骨接合用デバイス
JP2000308680A (ja) 高剪断強度を有する医療材料及び製造方法
Shalaby et al. Process of making a bone healing device
JP2020199160A (ja) 骨接合材料
Shalaby et al. Process of making a bone healing device