JP2000308680A - 高剪断強度を有する医療材料及び製造方法 - Google Patents

高剪断強度を有する医療材料及び製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】初期剪断強度と強度保持性および耐疲労強度を
向上した医療材料を提供する。 【解決手段】分子鎖が配向した生体内分解吸収性ポリマ
ー単独あるいは、バイオセラミックスとの組合せからな
る複合体をさらに軸芯に対し対面する方向よりプレスし
てなる頭部と、軸芯に対し直交する方向よりプレスして
成型される溝を有する、ポリマーマトリックス中の配向
分子鎖が切断されずに連続化していることを特徴とする
医療材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医療材料およびその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】手術時に用いられる生体内
吸収性ポリマーからなる医療材料は、生体内で加水分解
されて吸収されるため、手術時に取り出す必要がない利
点があるが、X線撮影時に造影されないことや分解吸収
された後も再生骨に置換されるのに多くの時間がかかる
問題点がある。そのため、生体吸収性高分子に骨の無機
成分であるハイドロキシアパタイトを混ぜることによ
り、X線造影化を向上させて、同時に生体骨との表面接
着性を向上させることが試みられている。同様に骨成長
因子を混ぜて、新生骨の形成を促進させることも行われ
ている。しかし、通常の射出成形法などによる方法で
は、生体骨の強度に劣るため実用化レベルに達しなかっ
た。
【0003】そのため、生体吸収性ポリマー素材の強度
を向上させるのに分子量を大きくする方法がなされた
が、分子量が大きくなりすぎると熱加工性に劣り、例え
ば成型のために融点以上に加熱したときにポリラクタイ
ドが熱分解されて分子量の大幅な低下が起こるため、分
子量を維持したまま加熱により強度を維持するには限界
があった。その後、生体内吸収性ポリマー内の分子鎖を
配向させて、強度を向上させることが提案された。しか
し、二次成形時に切削加工を行なってしまうと、分子配
向が切断されて初期強度が低下し、切削面からの体液の
侵入により加水分解が促進され、生体内で比較的短期間
で強度低下をきたしてしまう。特に、スクリューなど溝
を有する医療材料では、配向で強度を向上させても逆に
ネジ頭やネジ山などの凹凸溝がある部分の強度低下が著
しくなる。同様に溝付ピンなど表面に凹凸溝がある医療
材料も同様である。実際のヒト皮質骨において、皮質骨
部の厚みが薄いと、骨へのネジ山引っかかり部がわずか
1〜3個所となり、ネジ山強度が低いと十分な固定力が
得られないという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑み検討を重ねた結果、分子配向した高密度複合材料
の二次成形時にプレス加工をおこなうことにより、ポリ
マーマトリックス中の配向分子鎖を切断することなく、
凹凸溝の凸部における初期剪断強度と強度保持性および
耐疲労強度を向上することを見い出した。
【0005】本発明は、下記の医療材料およびその製法
を提供するものである。 項1. 分子鎖が配向した生体内分解吸収性ポリマー単
独あるいは、バイオセラミックスとの組合せからなる複
合体を軸芯に対し直交する方向よりプレスして成型され
る溝を有する、ポリマーマトリックス中の配向分子鎖が
切断されずに連続化していることを特徴とする医療材
料。 項2. 軸芯に対し対面する方向よりプレスして成型し
た頭部を有する項1記載の医療材料。 項3. 据え込みパンチにてプレスして得た頭部である
項2記載の医療材料。 項4. 凹凸溝を有する据え込みパンチにてプレスし、
凹凸溝を形成した項1〜3のいずれかに記載の医療材
料。 項5. 項1〜4において、凹凸溝の凸部における初期
剪断強度が19kgf/mm2以上及び37℃のリン酸
緩衝液(pH7.4)に90日間浸漬したときの剪断強
度保持率が60%以上である医療材料。 項6. 項1〜5において、凹凸溝の凸部における引張
疲労試験の初期繰り返し破断回数が3×104〜1×1
7及び37℃のリン酸緩衝液(pH7.4)に90日間
浸漬したときの繰り返し破断回数が投入前の60%以上
である医療材料。 項7. 項1〜6記載において、ネジ山形状に沿って分
子配向した高剪断ネジ山強度を有する外科用スクリュ
ー。 項8. 項7記載において、スクリューの軸の垂線に対
するネジ山頂部のスクリュー後端側斜面の傾斜角を8〜
40°としたことを特徴とする外科用スクリュー。 項9. 傾斜角を25°〜35°としたことを特徴とす
る項8に記載の外科用スクリュー。 項10. 項1〜9記載の生体内分解性ポリマーがポリ
-L-乳酸である医療材料。 項11. 項1〜9記載のバイオセラミックスがハイド
ロキシアパタイトである医療材料。 項12. バイオセラミックスとして、焼成温度850
〜950℃で焼成した平均粒度20〜40μmのハイド
ロキシアパタイトを20〜40重量%添加してなる項1
1に記載の医療材料。 項13. 分子鎖が配向した生体内分解吸収性ポリマー
単独あるいは、バイオセラミックスとの組合せからなる
複合体を軸芯に対し直交する方向よりプレスして溝を成
形する工程によって、ポリマーマトリックス中の配向分
子鎖が切断されずに連続化していることを特徴とする医
療材料の製造法。 項14. 軸芯に対し対面する方向よりプレスして頭部
を成形する工程をさらに有する項13記載の医療材料。 項15. 据え込みパンチにてプレスして頭部を成形す
ることを特徴とする項14記載の医療材料の製造法。 項16. 凹凸溝を有する据え込みパンチにてプレス
し、凹凸溝を形成することを特徴とする項14又は15
に記載の医療材料の製造法。 項17. 複数に分割された溝を有する金型にてプレス
して溝を形成することを特徴とする項16記載の医療材
料の製造法。 項18. 溝の形成を4つに分割された金型を用いて行
うことを特徴とする項13または14に記載の医療材料
の製造法。 項19. 複数に分割された溝を有する金型にてプレス
して溝を形成するに際し、少なくとも2度以上プレス
し、2度目以降は分割された金型の接合部を避けてプレ
スすることを特徴とする項16記載の医療材料の製造
法。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の医療材料は、各種成形体
等の種々の形態で、骨接合材(ピン、溝付ピン、クサビ
付ピン、タグ付ピン、テーパードピン、肋骨ピン、胸骨
ピン、スクリュー、中空スクリュー、ヘッドレススクリ
ュー、ACLスクリュー、ハーバードスクリュー、TH
Rスクリュー、TKRスクリュー、ボルト、釘、髄内
釘、リベット、ビス、ステープル、プレート、ボタン、
ワッシャー、スパイクワッシャー、アンカー、ワイヤ
ー)、骨充填材、骨補綴材などに用いられる。
【0007】生体内分解吸収性ポリマーは、生体内に於
いて加水分解され吸収される性質を有する各種ポリマー
で、ポリグリコール酸(PGA)、ポリジオキサノン
(PDS)、ラクタイド含有ポリマーを含む。ラクタイ
ド含有ポリマーは、ポリL−ラクタイド(PLLA)、
ポリD−ラクタイド(PDLA)、ポリD,L−ラクタ
イド(PDLLA)、L−及びD−ラクタイド/グリコ
ライド共重合体(P(LA/GA))、L−及びD−ラ
クタイド/カプロラクトン共重合体(P(LA/C
L))を含む。
【0008】また、ラクタイド含有ポリマー主鎖中の
(DまたはL)ラクタイドの組成比率は、30モル%以
上、好ましくは50モル%以上、より好ましくは70モ
ル%以上、より好ましくは80モル%以上、特に90モ
ル%以上である。好ましいラクタイド含有ポリマーはP
LLAである。
【0009】ラクタイド含有ポリマーのGPC法による
重量平均分子量は100万以下、好ましくは40万未
満、好ましくは5万〜35万;より好ましくは10万〜
25万;特に好ましくは13万〜21万である。
【0010】低分子量乳酸成分には、重合原料であるラ
クタイドの他に溶融成形時の熱分解によって生じる乳酸
や乳酸の2量体、3量体等が包含される。
【0011】かかるラクタイドの含有量は、4000p
pm以下、好ましくは3500ppm以下、より好まし
くは3000ppm以下、さらに好ましくは2000p
pm以下、特に1000ppm以下、さらに1〜100
ppmである。
【0012】バイオセラミックスは、ハイドロキシアパ
タイト(HAP)、ストロンチウムアパタイト(StA
P)、α−リン酸三カルシウム(α−TCP)、β−リ
ン酸三カルシウム(β−TCP)などのリン酸カルシウ
ム系化合物、A−W結晶化ガラス、アルミナ、ジルコニ
ア、カーボン、バイオガラスを含み、好ましいバイオセ
ラミックスはハイドロキシアパタイトである。これらは
1〜90wt%、好ましくは20〜40wt%含有でき
る。ポリマーとの均一な混練法としては、バッチ式混練
機、連続式混練機、2軸混練機があり、表面にコーティ
ング法にはスパッタリング法、プラズマスプレー法、電
気泳動法、ディップコーティング法、コンポジットコー
ティング法、バイオミメテック法、ゾルゲル法を選択す
るにより適用することができる。
【0013】ハイドロキシアパタイトのCa/P比は
1.0〜2.0が好ましい。ハイドロキシアパタイトの焼
結温度は未焼成〜1400℃、好ましくは800℃〜1
200℃、より好ましくは850〜950℃、特に90
0℃である。ハイドロキシアパタイトの粒径は0.1〜
300μm、好ましくは1〜100μm、より好ましく
は3〜30μm、特に25〜30μmである。
【0014】バイオセラミックスとして、焼成温度85
0〜950℃で焼成した平均粒度20〜40μmのハイ
ドロキシアパタイトを20〜40重量%添加すると、医
療材料の強度及び骨との接着性に優れ、X線造影により
確認できるため好ましい。
【0015】成長因子であるBMP(骨成長誘導蛋
白)、TGF−β、IGF−I、IGF−II(インシュ
リン様成長因子I,II)、bFGF(塩基性繊維芽細胞
増殖因子)、CIF(軟骨誘導因子)、CDGF(軟骨
由来成長因子)、CDF(軟骨由来因子)などを少量複
合化してもよい。好ましい成長因子はBMPである。こ
れらは0.01〜1000ppm、好ましくは0.1〜1
00ppm程度含有できる。ポリマーやバイオセラミッ
クスとの混合は、ディップコーティング法により適応す
ることができる。また、ゼラチン、コラーゲンと混ぜ
て、複合材料表面にコーティングしてもよい。
【0016】X線造影剤である硫酸バリウム、炭酸水素
ナトリウム、酒石酸、ヨード、イットリウムなどを複合
材料に混練するか、表面にコーティングしてもよい。
【0017】複合材料のマトリックスである生体内吸収
性ポリマーの分子鎖を配向させる方法としては、一軸、
二軸または多軸の引張延伸法や静水圧押出し、ラム押出
しなどの固相押出法を含む延伸加工によって行うことが
できる。延伸倍率もしくは変形倍率は2〜20倍程度、
好ましくは2〜15倍程度、より好ましくは2〜12倍
程度で行われる。延伸倍率は、ネジの場合には2〜3倍
程度が好ましく、ピンの場合には2〜8倍程度が好まし
い。
【0018】本発明の医療材料は、例えばラクタイド含
有量が4000ppm以下のラクタイド含有ポリマーに
ハイドロキシアパタイト粒を30wt%混ぜたものを混
練機にて均一なペレットにし、射出成型機にて成形物を
得た後、ガラス転移点以上融点以下の温度で静水圧押出
して延伸し、アニール後、成形プレス機にてプレス加工
して得ることができる。BMPを加える場合は、ディッ
プ、コーティングすることにより成形物表面に付加でき
る。
【0019】本発明の医療材料の凹凸溝の凸部における
初期剪断強度は15〜50kgf/mm2、好ましくは
19〜30kgf/mm2程度である。
【0020】本発明の医療材料の37℃のリン酸緩衝液
(PBS)に90日間浸漬したときの剪断強度が初期強
度の50%以上、好ましくは70%以上、より好ましく
は80%以上の保持率である。
【0021】本発明の医療材料のJIS−K7118、
7083を参照とした引張疲労試験(つかみ距離30m
m、繰り返し最大荷重50kgf、繰り返し最小荷重5
kgf、周波数3Hz)の繰り返し破断回数が2×10
4〜107、好ましくは3×104〜1×106である。
【0022】本発明の医療材料における低分子量ラクタ
イドは、(1)真空熱乾燥工程、(2)溶媒洗浄工程
(3)重合時の減圧工程の少なくとも1つの工程によ
り、所定濃度に低減される。 ・真空熱乾燥工程は、1〜10mmHg程度で、10〜
20時間程度、100〜120℃程度で行うことができ
る。 ・溶媒洗浄工程は、アセトン、酢酸エチル、ブタノール等の
有機溶媒中にラクタイド含有ポリマーを浸漬し、ソック
スレー抽出で5〜12時間処理し、次いで有機溶媒を蒸
発させることにより行うことができる。 ・重合時の減圧工程は、重合がある程度進んだ段階で、
数十mmHg以下で数時間減圧にして行うことができ
る。
【0023】医療材料の製造に関し、ラクタイドの量を
調整することにより、分解保持率を各用途に最適化する
ことができる。 ・ラクタイド100〜4000ppmは、骨など8〜1
6週間で治癒する部位(骨接合材、骨充填材)の用途に
好適である; ・ラクタイド1〜100ppmは、16週間以上強度保
持が必要な特殊な外科手術(例えば脚延長術)で用いる
骨接合材、骨充填材の用途に各々好適である。
【0024】本発明におけるプレス加工は、少なくとも
成形物に塑性変形を生じさせるため成形物のガラス転移
点以上融点以下の温度、100〜500kg/cm2の圧力で
行われる。プレス加工時の温度は、配向及びプレス後の
形状を維持するため、例えばPLLAの場合100〜1
30℃程度が好ましい。
【0025】プレス加工は、加圧によって初期の目的と
する形状に加工することを指し、1乃至多面的に押圧し
て形状を整えてネジ、ピン、ロッド、プレート、クギ状
等に加工することを指す。例えば、加熱された金型に生
体内分解吸収性樹脂の成形物を入れて加圧したり、或い
は、成形物の両面より加熱された成型型を押しつけて所
望の形状に加工することである。
【0026】プレス成型による加工の好ましい態様とし
て、据え込みパンチによるネジ頭部のプレス成型を図
1、2に例示する。また、ネジ溝の形成を図3に例示す
る。
【0027】なお、図1(A)〜(C)に示す手順によ
り、図2(A)〜(C)に示す形状のネジ頭部が成形さ
れる。
【0028】該ネジ頭部の成形装置は、3つの据え込み
パンチ5,6,7を固定して設けたプレス装置3と、成
形物を収容する金型4よりなり、第1の据え込みパンチ
5には長寸の略台形状の窪み8が、また、第2の据え込
みパンチ6にはこれより短寸で直径の大きい台形状の窪
み9が、さらに、第3の据え込みパンチ7には所望のネ
ジ頭のサイズ形状に等しい形状の窪み10が、各々設け
られている。一方、金型4には成形される円柱状の成形
物1を収容する、これと略同径の筒状部11と、前記据
え込みパンチを挿入させ、ネジ頭部をさせるための大径
の筒状部12が形成されている。
【0029】かかる装置において、先ず、図1(A)で示
すように生体内分解吸収性樹脂(例えばポリL−乳酸)
を円柱状に成形してなる長尺の成形物1を小径の筒状部
11に挿入し、ストッパー13で端部を固定した後、加
熱された第1の据え込みパンチ5を作用させて成形物1
の先端を加圧、すなわち、成形物の軸芯に対し対面する
方向より一定時間加圧し、冷却した後抜去して第1のプ
レス加工とする。
【0030】さらに、同様に図1(B)、(C)で示す
順に加熱された第2、第3の据え込みパンチ6、7を作
用させ、冷却して最終的に所望とするネジ頭部を成形す
る。形成されるネジ頭部は図2(A)〜(C)に示す順
に変形し、図1(A)の工程により図2(A)の、図1
(B)の工程により図2(B)の、図1(C)の工程に
より図2(C)のように変化する。
【0031】図1における(C)工程を最終とし、これ
によって図2(C)で示すようなサイズ、形状のネジ頭
部14が形成される。
【0032】なお、図2(C)において15は身部であ
り、例えば該身部をネジ溝を有する金型によりプレスし
てネジ溝を形成する。なお、かかる身部の加工、すなわ
ち、ネジ溝の形成は、前記したネジ頭部を形成した後で
あっても、それに先立つ工程であってもよい。
【0033】また、かかる身部15については、ネジ溝
を構成することなく滑り止め溝(凹凸)、タグ、くさび
等を形成したピン状としてもよく、その形状は任意であ
る。また、前記した据え込みパンチの数、窪みの形状、
大きさ、或いは、これにドライバー先端に符合する+或
いは−、角状等のねじ込み用ネジ溝を形成することも任
意である。かかるねじ込み溝については、例えば、据え
込みパンチの窪みに前記+、−に符合する凸部を形成す
ることにより可能となり、前記した加圧加工により同時
にかかるねじ込み溝を形成できる。
【0034】なお、前記成形に際し、その加圧条件、手
段は任意であるが、少なくとも成形物に塑性変形を生じ
させるため成形物のガラス転移点以上、融点以下の温度
を据え込みパンチ、或いは、金型に加え、またその形状
を固定するために、冷却工程を適宜設けるのが好まし
い。
【0035】また、前記の例では、加工物の取り出しが
容易であるように、金型4を分割可能とするのが好まし
い。
【0036】なお、図2(C)において、15は以下に
述べるネジ溝形成部分となる。
【0037】すなわち、図3において、16は均等に4
分割された金型であり、それぞれに4分割されたネジ溝
17を有する。かかる金型は、接合して一体化したとき
完成された1つのネジ溝を有する金型となるよう構成さ
れている。
【0038】一方、1は生体内分解吸収性樹脂を円柱状
に成形してなる成形物であり、図3(B)で示すよう
に、これを各金型16を4方向から押し当てて加圧し、
すなわち、軸芯に対して直交する方向より加圧し、所定
時間経過した後、かかる状態を維持したまま冷却し、次
いで、図3(C)のように金型16をリリースすること
により、成形物1にネジ溝18を形成する。更に好まし
くは、かかる成形物を45°回転させ、再度図3(B)
で示す加圧を行うことにより、一度目の加圧により生じ
たバリ(凸部)、すなわち、金型−金型接合部に生じた
バリを除去する。かかる操作を繰り返すことにより、バ
リの除去が完全となる。なお、この際の金型の加熱温度
は一度目の金型の温度よりも低め、例えば、ガラス転移
点よりやや高めに設定することが望ましい。
【0039】
【発明の効果】本発明は、分子配向した高密度複合材料
の二次成形時にプレス加工をおこなうことにより、ポリ
マーマトリックス中の配向分子鎖を切断することなく、
凹凸溝の凸部における初期剪断強度と強度保持性および
疲労強度を向上することである。また、製造が容易で大
量生産に適し、切削のような固有技術も必要としない。
従って、品質のバラツキもなく、切削に伴うロスも生じ
ない。また、凹凸溝の成形においては、分割された金型
を用いることにより精度の高い凹凸溝を構成することが
可能となり、これによるバリの発生も、かかる金型によ
る加圧を場所を変えて複数回行うことにより解消され
る。
【0040】また、本発明の医療材料はラクタイドの含
有量を4000ppm以下に抑えることにより、低分子
量の重合物であっても曲げ強度の他、引張強度、剪断強
度等の種々の強度保持性を著しく改善することができ
る。
【0041】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明はこれら実施例には限定されない。
【0042】
【実施例1】PLLAネジ山強度試験(切削加工品とプ
レス加工品の比較) 重量平均分子量が25万のポリL乳酸原料を射出成型器
を用いて、成形温度200〜210℃の条件でφ16m
mの円柱状のPLLAビュレットを得た。得られたPL
LAビュレットを真空熱乾燥工程(1〜10mmHgの
減圧下に120℃、10時間)に供し、ラクタイド含量
の低減されたPLLAビュレットを得た。このPLLA
ビュレットを、さらに静水圧押出装置を用いて成形温度
120〜140℃の条件下で2.5倍延伸してφ10m
mのPLLA棒を作製した。このPLLA延伸棒を旋盤
を用いて切削加工を行い、山径φ4.5mm、全長30
mmのPLLAスクリューサンプル(山形状A、B)を
作製した。またプレス成型器(図1〜3)を用いて、加
熱温度120±5℃、加熱時間10秒、プレス圧力2〜
10kg/mm2、冷却時間60秒の条件下でプレス加工を
行い、同様に山径φ4.5mm、全長30mmのPLL
Aスクリューサンプル(山形状A、B)を作製した。 (剪断強度試験方法):テストスピード5mm/min
の試験方法を図4に示す。これは、ネジ頭部とネジ部の
一部を固定し前記の速度で矢印方向に引張る試験であ
る。
【0043】ネジ山形状A及びネジ山形状Bを図5に示
す。 <ネジ山形状A>PLLAの切削加工及びプレス加工サ
ンプルのネジ山形状Aのサンプルの山径、谷径、有効
径、剪断長、剪断面積、ネジ山強力及びネジ山剪断強度
を以下の表1及び図6に示す。
【0044】
【表1】
【0045】ネジ山形状Aにおいて、ネジ山強度は切削
加工からプレス加工により、増加率が1.34倍と強く
なる傾向を示した。
【0046】
【実施例2】PLLAネジ山強度試験(切削加工品とプ
レス加工品の比較) 実施例1と同様にネジ山形状Bについても、PLLAの
切削加工とプレス加工のネジ山強度を比較した。PLL
Aの切削加工及びプレス加工サンプルのネジ山形状Bの
サンプルの山径、谷径、有効径、剪断長、剪断面積、ネ
ジ山強力及びネジ山剪断強度を以下の表2及び図7に示
す。 <ネジ山形状B>
【0047】
【表2】
【0048】ネジ山形状Bにおいても、ネジ山剪断強度
は切削加工からプレス加工により、19.4kgf/mm2から27.
10kgf/mm2と増加率が1.66倍と強くなる傾向を示し
た。また、ネジ山形状Bは、形状Aに比べてネジ山剪断
強度が向上しており、よりプレス成形に適した形状であ
ることが判明した。
【0049】
【試験例】PLLA通常引張強度試験(切削加工品とプ
レス加工品の比較) ネジ山強度試験は下部引張治具のネジ山かかり部が2m
mであり、ネジ山部に応力集中するため、試験片はすべ
てネジ山部のみが破壊する。これに対して、通常の引張
試験はネジ部全体を把持して試験を行い、ネジ谷部に応
力が集中するため試験片は上下に破壊される。 1.通常の強度試験(切削加工品とプレス加工品の比
較) (通常の引張試験方法):テストスピード5mm/mi
nで図8に示すように行った。これは、ネジ頭部とネジ
部を固定し、前記の速度で矢印方向に引張る試験であ
る。結果を表3及び図9に示す。
【0050】
【表3】
【0051】スクリューの引張強度を行ったところ、現
在AOスクリューとして主流となっているネジ山形状A
については、切削加工は10.14kgf/mm2、プレス加工は9.
44kgf/mm2と値が少し低下した。これはネジ山形状が非
対象形でスクリュー後端側斜面の傾斜が急であるため、
ネジ山形状に沿って分子配向することを特徴とするプレ
ス成形のメリットが十分に反映できないためと思われ
る。これに対し、形状Bはスクリュー後端側斜面の傾斜
が緩やかで、切削加工は13.50kgf/mm2、プレス加工は1
4.22kgf/mm2とプレス加工で値が向上した。ネジ山形状
Bはプレス成形するのにより、有効な形状である。
【0052】
【実施例3】PLLA/HAPネジ山強度試験(切削加
工品とプレス加工品の比較) 重量平均分子量が25万のポリL乳酸(PLLA)原料
に燒結温度900℃、平均粒径30μmハイドロキシア
パタイト(HAP)を30wt%含有させたペレットを
混練機にて作製した。200〜210℃の条件でφ16
mmの円柱状のPLLA/HAPビュレットを得た。得
られたPLLA/HAPビュレットを真空熱乾燥工程
(1〜10mmHgの減圧下に120℃、10時間)に
供し、ラクタイド含量の低減されたPLLA/HAPビ
ュレットを得た。このPLLA/HAPビュレットを、
さらに静水圧押出装置を用いて成形温度120〜140
℃の条件下で2.5倍延伸してφ10mmのPLLA/H
AP棒を作製した。このPLLA/HAP延伸棒を旋盤
を用いて切削加工を行い、山径φ4.5mm、全長30
mmのPLLA/HAPスクリューサンプル(山形状
A、B)を作製した。またプレス成型器(図1〜3)を
用いて、加熱温度120±5℃、加熱時間10秒、プレ
ス圧力2〜10kg/mm2、冷却時間60秒の条件下でプ
レス加工を行い、同様に山径φ4.5mm、全長30m
mのPLLA/HAPスクリューサンプル(山形状A、
B)を作製した。ネジ山強度の測定方法は実施例1と同
様である。
【0053】結果を表4及び図10に示す。
【0054】
【表4】
【0055】HAP/PLLA複合材料スクリュー形状におい
て、2.5倍延伸物のネジ山部の剪断強度を測定したとこ
ろ、切削加工品が14.85kgf/mm2に対して、プレス加工品
は20.22kgf/mm2となり1.36倍のネジ山強力の向上がみら
れた。
【0056】
【実施例4】PLLA/HAPネジ山強度試験(切削加
工品とプレス加工品の比較) 実施例3と同様にネジ山形状Bについても、PLLA/
HAPの切削加工とプレス加工のネジ山強度を比較し
た。結果を表5及び図11に示す。 −ネジ山形状B−
【0057】
【表5】
【0058】HAP/PLLA複合材料スクリュー形状におい
て、2.5倍延伸物のネジ山部の剪断強度を測定したとこ
ろ、切削加工品が13.73kgf/mm2に対して、プレス加工品
は24.93kgf/mm2となり1.8倍のネジ山強力の向上がみら
れた。同様に3.0倍延伸物では2.4倍、3.5倍延伸物では
2.6倍のネジ山強力の大幅な向上が見られた。
【0059】
【実施例5】ネジ山強度における分解性試験 実施例3において作製したPLLA/HAPスクリュー
を37℃のリン酸バッファー溶液(pH7.4)に浴比
100の割合で投入し、3ヵ月後に取り出して同様にネ
ジ山試験を行った。結果を表6及び図12に示す。 −ネジ山形状A−
【0060】
【表6】
【0061】37℃、PBS中におけるHAP/PLL
A複合材料の分解性試験を実施したところ、3ヵ月後の
強度保持率は切削加工品が51%に対して、プレス成形
品は90%となり、大幅な分解保持性の向上が見られ
た。
【0062】
【実施例6】ネジ山疲労試験および分解性試験(切削加
工とプレス加工の比較) 実施例1で作製したPLLAを用いて、ネジ山部の疲労
試験を行った。 <引張疲労試験方法>を図13に、ネジ山部の疲労試験
結果を表7及び図14に示す。尚、ネジ山形状はAのも
のを用いた。
【0063】
【表7】
【0064】37℃、PBS中におけるPLLA複合材
料の分解性試験を実施したところ、3ヵ月後の強度保持
率は切削加工品が52%に対して、プレス成形品は86
%となり、大幅な分解保持性の向上が見られた。
【0065】
【実施例7】電子顕微鏡によるスクリュー断面拡大写真 実施例1において作製したPLLAスクリューの電子顕
微鏡による拡大写真を図15に示す。
【0066】切削加工したSEM写真は分子配向が水平
方向でネジ山部分で切断されているのに対して、プレス
加工したSEM写真はネジ山形状に沿って配向してい
た。プレス加工したスクリューは今回記載したネジ山強
度、疲労回数、引張強度、分解保持性以外のトルク強
度、破断時エネルギー等の物性項目においても、切削加
工スクリューよりも高い値を示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネジ頭部の製造法を例示した工程図で
ある。
【図2】図1の工程で形成されるネジ頭部の形状の変化
を示す側面図である。
【図3】本発明のネジ溝の製造を例示した工程図であ
る。
【図4】剪断強度試験方法を示す図である。
【図5】ネジ山形状A及びネジ山形状Bを示す図であ
る。
【図6】実施例1のサンプル(ネジ山形状A)のネジ山強
度試験結果を示す。
【図7】実施例2のサンプル(ネジ山形状B)のネジ山強
度試験結果を示す。
【図8】引張試験方法を示す図である。
【図9】引張強度試験結果を示す図である。
【図10】実施例3のサンプル(ネジ山形状A)のネジ山
強度試験結果を示す。
【図11】実施例4のサンプル(ネジ山形状B)のネジ山
強度試験結果を示す。
【図12】実施例5のサンプル(ネジ山形状A)の分解性
試験結果を示す。
【図13】引張疲労試験方法を示す図である。
【図14】実施例1のサンプル(ネジ山形状A)の分解性
試験結果を示す。
【図15】実施例1のPLLAスクリューの電子顕微鏡
による拡大写真を示す。
【符号の説明】
1 成形物;3 プレス装置;4 金型;5 据え込み
パンチ;6 据え込みパンチ;7 据え込みパンチ;8
窪み;9 窪み;10 窪み;11 筒状部;12
筒状部;13 ストッパー;14 ネジ頭部;15 身
部;16 金型;17 ネジ溝;18 ネジ溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑 盛成 京都府綾部市青野町棗ヶ市46番地 グンゼ 株式会社研究開発部メディカル材料センタ ー内 Fターム(参考) 4C060 LL13 LL14 LL15 LL16 4C081 AB03 AB04 AC03 BA16 BB03 BB08 CA171 CC01 CC08 CD27 CD28 CF012 CF022 CF032 CF062 CF122 CF152 CF162 DA01 DA11 DC12 EA02 EA03 EA04

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分子鎖が配向した生体内分解吸収性ポリマ
    ー単独あるいは、バイオセラミックスとの組合せからな
    る複合体を軸芯に対し直交する方向よりプレスして成型
    される溝を有する、ポリマーマトリックス中の配向分子
    鎖が切断されずに連続化していることを特徴とする医療
    材料。
  2. 【請求項2】軸芯に対し対面する方向よりプレスして成
    型した頭部を有する請求項1記載の医療材料。
  3. 【請求項3】据え込みパンチにてプレスして得た頭部で
    ある請求項2記載の医療材料。
  4. 【請求項4】凹凸溝を有する据え込みパンチにてプレス
    し、凹凸溝を形成した請求項1〜3のいずれかに記載の
    医療材料。
  5. 【請求項5】請求項1〜4において、凹凸溝の凸部にお
    ける初期剪断強度が19kgf/mm2以上及び37℃
    のリン酸緩衝液(pH7.4)に90日間浸漬したとき
    の剪断強度保持率が60%以上である医療材料。
  6. 【請求項6】請求項1〜5において、凹凸溝の凸部にお
    ける引張疲労試験の初期繰り返し破断回数が3×104
    〜1×107及び37℃のリン酸緩衝液(pH7.4)に
    90日間浸漬したときの繰り返し破断回数が投入前の6
    0%以上である医療材料。
  7. 【請求項7】請求項1〜6記載において、ネジ山形状に
    沿って分子配向した高剪断ネジ山強度を有する外科用ス
    クリュー。
  8. 【請求項8】請求項7記載において、スクリューの軸の
    垂線に対するネジ山頂部のスクリュー後端側斜面の傾斜
    角を8〜40°としたことを特徴とする外科用スクリュ
    ー。
  9. 【請求項9】傾斜角を25°〜35°としたことを特徴
    とする請求項8に記載の外科用スクリュー。
  10. 【請求項10】請求項1〜9記載の生体内分解性ポリマ
    ーがポリ-L-乳酸である医療材料。
  11. 【請求項11】請求項1〜9記載のバイオセラミックス
    がハイドロキシアパタイトである医療材料。
  12. 【請求項12】バイオセラミックスとして、焼成温度8
    50〜950℃で焼成した平均粒度20〜40μmのハ
    イドロキシアパタイトを20〜40重量%添加してなる
    請求項11に記載の医療材料。
  13. 【請求項13】分子鎖が配向した生体内分解吸収性ポリ
    マー単独あるいは、バイオセラミックスとの組合せから
    なる複合体を軸芯に対し直交する方向よりプレスして溝
    を成形する工程によって、ポリマーマトリックス中の配
    向分子鎖が切断されずに連続化していることを特徴とす
    る医療材料の製造法。
  14. 【請求項14】軸芯に対し対面する方向よりプレスして
    頭部を成形する工程をさらに有する請求項13記載の医
    療材料の製造法。
  15. 【請求項15】据え込みパンチにてプレスして頭部を成
    形することを特徴とする請求項14記載の医療材料の製
    造法。
  16. 【請求項16】凹凸溝を有する据え込みパンチにてプレ
    スし、凹凸溝を形成することを特徴とする請求項14又
    は15に記載の医療材料の製造法。
  17. 【請求項17】複数に分割された溝を有する金型にてプ
    レスして溝を形成することを特徴とする請求項16記載
    の医療材料の製造法。
  18. 【請求項18】溝の形成を4つに分割された金型を用い
    て行うことを特徴とする請求項13または14に記載の
    医療材料の製造法。
  19. 【請求項19】複数に分割された溝を有する金型にてプ
    レスして溝を形成するに際し、少なくとも2度以上プレ
    スし、2度目以降は分割された金型の接合部を避けてプ
    レスすることを特徴とする請求項16記載の医療材料の
    製造法。
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