JP3817966B2 - 高剪断強度を有する医療材料及び製造方法 - Google Patents

高剪断強度を有する医療材料及び製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は医療材料およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
手術時に用いられる生体内吸収性ポリマーからなる医療材料は、生体内で加水分解されて吸収されるため、手術時に取り出す必要がない利点があるが、X線撮影時に造影されないことや分解吸収された後も再生骨に置換されるのに多くの時間がかかる問題点がある。そのため、生体吸収性高分子に骨の無機成分であるハイドロキシアパタイトを混ぜることにより、X線造影化を向上させて、同時に生体骨との表面接着性を向上させることが試みられている。同様に骨成長因子を混ぜて、新生骨の形成を促進させることも行われている。しかし、通常の射出成形法などによる方法では、生体骨の強度に劣るため実用化レベルに達しなかった。
【0003】
そのため、生体吸収性ポリマー素材の強度を向上させるのに分子量を大きくする方法がなされたが、分子量が大きくなりすぎると熱加工性に劣り、例えば成型のために融点以上に加熱したときにポリラクタイドが熱分解されて分子量の大幅な低下が起こるため、分子量を維持したまま加熱により強度を維持するには限界があった。その後、生体内吸収性ポリマー内の分子鎖を配向させて、強度を向上させることが提案された。しかし、二次成形時に切削加工を行なってしまうと、分子配向が切断されて初期強度が低下し、切削面からの体液の侵入により加水分解が促進され、生体内で比較的短期間で強度低下をきたしてしまう。特に、スクリューなど溝を有する医療材料では、配向で強度を向上させても逆にネジ頭やネジ山などの凹凸溝がある部分の強度低下が著しくなる。同様に溝付ピンなど表面に凹凸溝がある医療材料も同様である。実際のヒト皮質骨において、皮質骨部の厚みが薄いと、骨へのネジ山引っかかり部がわずか1〜3個所となり、ネジ山強度が低いと十分な固定力が得られないという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題に鑑み検討を重ねた結果、分子配向した高密度複合材料の二次成形時にプレス加工をおこなうことにより、ポリマーマトリックス中の配向分子鎖を切断することなく、凹凸溝の凸部における初期剪断強度と強度保持性および耐疲労強度を向上することを見い出した。
【0005】
本発明は、下記の医療材料およびその製法を提供するものである。
項1. 分子鎖が配向した生体内分解吸収性ポリマー単独あるいは、バイオセラミックスとの組合せからなる複合体を軸芯に対し直交する方向よりプレスして成型される溝を有する、ポリマーマトリックス中の配向分子鎖が切断されずに連続化していることを特徴とする医療材料。
項2. 軸芯に対し対面する方向よりプレスして成型した頭部を有する項1記載の医療材料。
項3. 据え込みパンチにてプレスして得た頭部である項2記載の医療材料。
項4. 凹凸溝を有する据え込みパンチにてプレスし、凹凸溝を形成した項1〜3のいずれかに記載の医療材料。
項5. 項1〜4において、凹凸溝の凸部における初期剪断強度が19kgf/mm2以上及び37℃のリン酸緩衝液(pH7.4)に90日間浸漬したときの剪断強度保持率が60%以上である医療材料。
項6. 項1〜5において、凹凸溝の凸部における引張疲労試験の初期繰り返し破断回数が3×104〜1×107及び37℃のリン酸緩衝液(pH7.4)に90日間浸漬したときの繰り返し破断回数が投入前の60%以上である医療材料。
項7. 項1〜6記載において、ネジ山形状に沿って分子配向した高剪断ネジ山強度を有する外科用スクリュー。
項8. 項7記載において、スクリューの軸の垂線に対するネジ山頂部のスクリュー後端側斜面の傾斜角を8〜40°としたことを特徴とする外科用スクリュー。
項9. 傾斜角を25°〜35°としたことを特徴とする項8に記載の外科用スクリュー。
項10. 項1〜9記載の生体内分解性ポリマーがポリ-L-乳酸である医療材料。
項11. 項1〜9記載のバイオセラミックスがハイドロキシアパタイトである医療材料。
項12. バイオセラミックスとして、焼成温度850〜950℃で焼成した平均粒度20〜40μmのハイドロキシアパタイトを20〜40重量%添加してなる項11に記載の医療材料。
項13. 分子鎖が配向した生体内分解吸収性ポリマー単独あるいは、バイオセラミックスとの組合せからなる複合体を軸芯に対し直交する方向よりプレスして溝を成形する工程によって、ポリマーマトリックス中の配向分子鎖が切断されずに連続化していることを特徴とする医療材料の製造法。
項14. 軸芯に対し対面する方向よりプレスして頭部を成形する工程をさらに有する項13記載の医療材料。
項15. 据え込みパンチにてプレスして頭部を成形することを特徴とする項14記載の医療材料の製造法。
項16. 凹凸溝を有する据え込みパンチにてプレスし、凹凸溝を形成することを特徴とする項14又は15に記載の医療材料の製造法。
項17. 複数に分割された溝を有する金型にてプレスして溝を形成することを特徴とする項16記載の医療材料の製造法。
項18. 溝の形成を4つに分割された金型を用いて行うことを特徴とする項13または14に記載の医療材料の製造法。
項19. 複数に分割された溝を有する金型にてプレスして溝を形成するに際し、少なくとも2度以上プレスし、2度目以降は分割された金型の接合部を避けてプレスすることを特徴とする項16記載の医療材料の製造法。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の医療材料は、各種成形体等の種々の形態で、骨接合材(ピン、溝付ピン、クサビ付ピン、タグ付ピン、テーパードピン、肋骨ピン、胸骨ピン、スクリュー、中空スクリュー、ヘッドレススクリュー、ACLスクリュー、ハーバードスクリュー、THRスクリュー、TKRスクリュー、ボルト、釘、髄内釘、リベット、ビス、ステープル、プレート、ボタン、ワッシャー、スパイクワッシャー、アンカー、ワイヤー)、骨充填材、骨補綴材などに用いられる。
【0007】
生体内分解吸収性ポリマーは、生体内に於いて加水分解され吸収される性質を有する各種ポリマーで、ポリグリコール酸(PGA)、ポリジオキサノン(PDS)、ラクタイド含有ポリマーを含む。ラクタイド含有ポリマーは、ポリL−ラクタイド(PLLA)、ポリD−ラクタイド(PDLA)、ポリD,L−ラクタイド(PDLLA)、L−及びD−ラクタイド/グリコライド共重合体(P(LA/GA))、L−及びD−ラクタイド/カプロラクトン共重合体(P(LA/CL))を含む。
【0008】
また、ラクタイド含有ポリマー主鎖中の(DまたはL)ラクタイドの組成比率は、30モル%以上、好ましくは50モル%以上、より好ましくは70モル%以上、より好ましくは80モル%以上、特に90モル%以上である。好ましいラクタイド含有ポリマーはPLLAである。
【0009】
ラクタイド含有ポリマーのGPC法による重量平均分子量は100万以下、好ましくは40万未満、好ましくは5万〜35万;より好ましくは10万〜25万;特に好ましくは13万〜21万である。
【0010】
低分子量乳酸成分には、重合原料であるラクタイドの他に溶融成形時の熱分解によって生じる乳酸や乳酸の2量体、3量体等が包含される。
【0011】
かかるラクタイドの含有量は、4000ppm以下、好ましくは3500ppm以下、より好ましくは3000ppm以下、さらに好ましくは2000ppm以下、特に1000ppm以下、さらに1〜100ppmである。
【0012】
バイオセラミックスは、ハイドロキシアパタイト(HAP)、ストロンチウムアパタイト(StAP)、α−リン酸三カルシウム(α−TCP)、β−リン酸三カルシウム(β−TCP)などのリン酸カルシウム系化合物、A−W結晶化ガラス、アルミナ、ジルコニア、カーボン、バイオガラスを含み、好ましいバイオセラミックスはハイドロキシアパタイトである。これらは1〜90wt%、好ましくは20〜40wt%含有できる。ポリマーとの均一な混練法としては、バッチ式混練機、連続式混練機、2軸混練機があり、表面にコーティング法にはスパッタリング法、プラズマスプレー法、電気泳動法、ディップコーティング法、コンポジットコーティング法、バイオミメテック法、ゾルゲル法を選択するにより適用することができる。
【0013】
ハイドロキシアパタイトのCa/P比は1.0〜2.0が好ましい。ハイドロキシアパタイトの焼結温度は未焼成〜1400℃、好ましくは800℃〜1200℃、より好ましくは850〜950℃、特に900℃である。ハイドロキシアパタイトの粒径は0.1〜300μm、好ましくは1〜100μm、より好ましくは3〜30μm、特に25〜30μmである。
【0014】
バイオセラミックスとして、焼成温度850〜950℃で焼成した平均粒度20〜40μmのハイドロキシアパタイトを20〜40重量%添加すると、医療材料の強度及び骨との接着性に優れ、X線造影により確認できるため好ましい。
【0015】
成長因子であるBMP(骨成長誘導蛋白)、TGF−β、IGF−I、IGF−II(インシュリン様成長因子I,II)、bFGF(塩基性繊維芽細胞増殖因子)、CIF(軟骨誘導因子)、CDGF(軟骨由来成長因子)、CDF(軟骨由来因子)などを少量複合化してもよい。好ましい成長因子はBMPである。これらは0.01〜1000ppm、好ましくは0.1〜100ppm程度含有できる。ポリマーやバイオセラミックスとの混合は、ディップコーティング法により適応することができる。また、ゼラチン、コラーゲンと混ぜて、複合材料表面にコーティングしてもよい。
【0016】
X線造影剤である硫酸バリウム、炭酸水素ナトリウム、酒石酸、ヨード、イットリウムなどを複合材料に混練するか、表面にコーティングしてもよい。
【0017】
複合材料のマトリックスである生体内吸収性ポリマーの分子鎖を配向させる方法としては、一軸、二軸または多軸の引張延伸法や静水圧押出し、ラム押出しなどの固相押出法を含む延伸加工によって行うことができる。延伸倍率もしくは変形倍率は2〜20倍程度、好ましくは2〜15倍程度、より好ましくは2〜12倍程度で行われる。延伸倍率は、ネジの場合には2〜3倍程度が好ましく、ピンの場合には2〜8倍程度が好ましい。
【0018】
本発明の医療材料は、例えばラクタイド含有量が4000ppm以下のラクタイド含有ポリマーにハイドロキシアパタイト粒を30wt%混ぜたものを混練機にて均一なペレットにし、射出成型機にて成形物を得た後、ガラス転移点以上融点以下の温度で静水圧押出して延伸し、アニール後、成形プレス機にてプレス加工して得ることができる。BMPを加える場合は、ディップ、コーティングすることにより成形物表面に付加できる。
【0019】
本発明の医療材料の凹凸溝の凸部における初期剪断強度は15〜50kgf/mm2、好ましくは19〜30kgf/mm2程度である。
【0020】
本発明の医療材料の37℃のリン酸緩衝液(PBS)に90日間浸漬したときの剪断強度が初期強度の50%以上、好ましくは70%以上、より好ましくは80%以上の保持率である。
【0021】
本発明の医療材料のJIS−K7118、7083を参照とした引張疲労試験(つかみ距離30mm、繰り返し最大荷重50kgf、繰り返し最小荷重5kgf、周波数3Hz)の繰り返し破断回数が2×104〜107、好ましくは3×104〜1×106である。
【0022】
本発明の医療材料における低分子量ラクタイドは、(1)真空熱乾燥工程、(2)溶媒洗浄工程(3)重合時の減圧工程の少なくとも1つの工程により、所定濃度に低減される。
・真空熱乾燥工程は、1〜10mmHg程度で、10〜20時間程度、100〜120℃程度で行うことができる。
・溶媒洗浄工程は、アセトン、酢酸エチル、ブタノール等の有機溶媒中にラクタイド含有ポリマーを浸漬し、ソックスレー抽出で5〜12時間処理し、次いで有機溶媒を蒸発させることにより行うことができる。
・重合時の減圧工程は、重合がある程度進んだ段階で、数十mmHg以下で数時間減圧にして行うことができる。
【0023】
医療材料の製造に関し、ラクタイドの量を調整することにより、分解保持率を各用途に最適化することができる。
・ラクタイド100〜4000ppmは、骨など8〜16週間で治癒する部位(骨接合材、骨充填材)の用途に好適である;
・ラクタイド1〜100ppmは、16週間以上強度保持が必要な特殊な外科手術(例えば脚延長術)で用いる骨接合材、骨充填材の用途に各々好適である。
【0024】
本発明におけるプレス加工は、少なくとも成形物に塑性変形を生じさせるため成形物のガラス転移点以上融点以下の温度、100〜500kg/cm2の圧力で行われる。プレス加工時の温度は、配向及びプレス後の形状を維持するため、例えばPLLAの場合100〜130℃程度が好ましい。
【0025】
プレス加工は、加圧によって初期の目的とする形状に加工することを指し、1乃至多面的に押圧して形状を整えてネジ、ピン、ロッド、プレート、クギ状等に加工することを指す。例えば、加熱された金型に生体内分解吸収性樹脂の成形物を入れて加圧したり、或いは、成形物の両面より加熱された成型型を押しつけて所望の形状に加工することである。
【0026】
プレス成型による加工の好ましい態様として、据え込みパンチによるネジ頭部のプレス成型を図1、2に例示する。また、ネジ溝の形成を図3に例示する。
【0027】
なお、図1(A)〜(C)に示す手順により、図2(A)〜(C)に示す形状のネジ頭部が成形される。
【0028】
該ネジ頭部の成形装置は、3つの据え込みパンチ5,6,7を固定して設けたプレス装置3と、成形物を収容する金型4よりなり、第1の据え込みパンチ5には長寸の略台形状の窪み8が、また、第2の据え込みパンチ6にはこれより短寸で直径の大きい台形状の窪み9が、さらに、第3の据え込みパンチ7には所望のネジ頭のサイズ形状に等しい形状の窪み10が、各々設けられている。一方、金型4には成形される円柱状の成形物1を収容する、これと略同径の筒状部11と、前記据え込みパンチを挿入させ、ネジ頭部をさせるための大径の筒状部12が形成されている。
【0029】
かかる装置において、先ず、図1(A)で示すように生体内分解吸収性樹脂(例えばポリL−乳酸)を円柱状に成形してなる長尺の成形物1を小径の筒状部11に挿入し、ストッパー13で端部を固定した後、加熱された第1の据え込みパンチ5を作用させて成形物1の先端を加圧、すなわち、成形物の軸芯に対し対面する方向より一定時間加圧し、冷却した後抜去して第1のプレス加工とする。
【0030】
さらに、同様に図1(B)、(C)で示す順に加熱された第2、第3の据え込みパンチ6、7を作用させ、冷却して最終的に所望とするネジ頭部を成形する。形成されるネジ頭部は図2(A)〜(C)に示す順に変形し、図1(A)の工程により図2(A)の、図1(B)の工程により図2(B)の、図1(C)の工程により図2(C)のように変化する。
【0031】
図1における(C)工程を最終とし、これによって図2(C)で示すようなサイズ、形状のネジ頭部14が形成される。
【0032】
なお、図2(C)において15は身部であり、例えば該身部をネジ溝を有する金型によりプレスしてネジ溝を形成する。なお、かかる身部の加工、すなわち、ネジ溝の形成は、前記したネジ頭部を形成した後であっても、それに先立つ工程であってもよい。
【0033】
また、かかる身部15については、ネジ溝を構成することなく滑り止め溝(凹凸)、タグ、くさび等を形成したピン状としてもよく、その形状は任意である。また、前記した据え込みパンチの数、窪みの形状、大きさ、或いは、これにドライバー先端に符合する+或いは−、角状等のねじ込み用ネジ溝を形成することも任意である。かかるねじ込み溝については、例えば、据え込みパンチの窪みに前記+、−に符合する凸部を形成することにより可能となり、前記した加圧加工により同時にかかるねじ込み溝を形成できる。
【0034】
なお、前記成形に際し、その加圧条件、手段は任意であるが、少なくとも成形物に塑性変形を生じさせるため成形物のガラス転移点以上、融点以下の温度を据え込みパンチ、或いは、金型に加え、またその形状を固定するために、冷却工程を適宜設けるのが好ましい。
【0035】
また、前記の例では、加工物の取り出しが容易であるように、金型4を分割可能とするのが好ましい。
【0036】
なお、図2(C)において、15は以下に述べるネジ溝形成部分となる。
【0037】
すなわち、図3において、16は均等に4分割された金型であり、それぞれに4分割されたネジ溝17を有する。かかる金型は、接合して一体化したとき完成された1つのネジ溝を有する金型となるよう構成されている。
【0038】
一方、1は生体内分解吸収性樹脂を円柱状に成形してなる成形物であり、図3(B)で示すように、これを各金型16を4方向から押し当てて加圧し、すなわち、軸芯に対して直交する方向より加圧し、所定時間経過した後、かかる状態を維持したまま冷却し、次いで、図3(C)のように金型16をリリースすることにより、成形物1にネジ溝18を形成する。更に好ましくは、かかる成形物を45°回転させ、再度図3(B)で示す加圧を行うことにより、一度目の加圧により生じたバリ(凸部)、すなわち、金型−金型接合部に生じたバリを除去する。かかる操作を繰り返すことにより、バリの除去が完全となる。なお、この際の金型の加熱温度は一度目の金型の温度よりも低め、例えば、ガラス転移点よりやや高めに設定することが望ましい。
【0039】
【発明の効果】
本発明は、分子配向した高密度複合材料の二次成形時にプレス加工をおこなうことにより、ポリマーマトリックス中の配向分子鎖を切断することなく、凹凸溝の凸部における初期剪断強度と強度保持性および疲労強度を向上することである。また、製造が容易で大量生産に適し、切削のような固有技術も必要としない。従って、品質のバラツキもなく、切削に伴うロスも生じない。また、凹凸溝の成形においては、分割された金型を用いることにより精度の高い凹凸溝を構成することが可能となり、これによるバリの発生も、かかる金型による加圧を場所を変えて複数回行うことにより解消される。
【0040】
また、本発明の医療材料はラクタイドの含有量を4000ppm以下に抑えることにより、低分子量の重合物であっても曲げ強度の他、引張強度、剪断強度等の種々の強度保持性を著しく改善することができる。
【0041】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はこれら実施例には限定されない。
【0042】
【実施例1】
PLLAネジ山強度試験(切削加工品とプレス加工品の比較)
重量平均分子量が25万のポリL乳酸原料を射出成型器を用いて、成形温度200〜210℃の条件でφ16mmの円柱状のPLLAビュレットを得た。得られたPLLAビュレットを真空熱乾燥工程(1〜10mmHgの減圧下に120℃、10時間)に供し、ラクタイド含量の低減されたPLLAビュレットを得た。このPLLAビュレットを、さらに静水圧押出装置を用いて成形温度120〜140℃の条件下で2.5倍延伸してφ10mmのPLLA棒を作製した。このPLLA延伸棒を旋盤を用いて切削加工を行い、山径φ4.5mm、全長30mmのPLLAスクリューサンプル(山形状A、B)を作製した。またプレス成型器(図1〜3)を用いて、加熱温度120±5℃、加熱時間10秒、プレス圧力2〜10kg/mm2、冷却時間60秒の条件下でプレス加工を行い、同様に山径φ4.5mm、全長30mmのPLLAスクリューサンプル(山形状A、B)を作製した。
(剪断強度試験方法):テストスピード5mm/minの試験方法を図4に示す。これは、ネジ頭部とネジ部の一部を固定し前記の速度で矢印方向に引張る試験である。
【0043】
ネジ山形状A及びネジ山形状Bを図5に示す。
<ネジ山形状A>
PLLAの切削加工及びプレス加工サンプルのネジ山形状Aのサンプルの山径、谷径、有効径、剪断長、剪断面積、ネジ山強力及びネジ山剪断強度を以下の表1及び図6に示す。
【0044】
【表1】
Figure 0003817966
【0045】
ネジ山形状Aにおいて、ネジ山強度は切削加工からプレス加工により、増加率が1.34倍と強くなる傾向を示した。
【0046】
【実施例2】
PLLAネジ山強度試験(切削加工品とプレス加工品の比較)
実施例1と同様にネジ山形状Bについても、PLLAの切削加工とプレス加工のネジ山強度を比較した。PLLAの切削加工及びプレス加工サンプルのネジ山形状Bのサンプルの山径、谷径、有効径、剪断長、剪断面積、ネジ山強力及びネジ山剪断強度を以下の表2及び図7に示す。
<ネジ山形状B>
【0047】
【表2】
Figure 0003817966
【0048】
ネジ山形状Bにおいても、ネジ山剪断強度は切削加工からプレス加工により、19.4kgf/mm2から27.10kgf/mm2と増加率が1.66倍と強くなる傾向を示した。また、ネジ山形状Bは、形状Aに比べてネジ山剪断強度が向上しており、よりプレス成形に適した形状であることが判明した。
【0049】
【試験例】
PLLA通常引張強度試験(切削加工品とプレス加工品の比較)
ネジ山強度試験は下部引張治具のネジ山かかり部が2mmであり、ネジ山部に応力集中するため、試験片はすべてネジ山部のみが破壊する。これに対して、通常の引張試験はネジ部全体を把持して試験を行い、ネジ谷部に応力が集中するため試験片は上下に破壊される。
1.通常の強度試験(切削加工品とプレス加工品の比較)
(通常の引張試験方法):テストスピード5mm/minで図8に示すように行った。これは、ネジ頭部とネジ部を固定し、前記の速度で矢印方向に引張る試験である。結果を表3及び図9に示す。
【0050】
【表3】
Figure 0003817966
【0051】
スクリューの引張強度を行ったところ、現在AOスクリューとして主流となっているネジ山形状Aについては、切削加工は10.14kgf/mm2、プレス加工は9.44kgf/mm2と値が少し低下した。これはネジ山形状が非対象形でスクリュー後端側斜面の傾斜が急であるため、ネジ山形状に沿って分子配向することを特徴とするプレス成形のメリットが十分に反映できないためと思われる。これに対し、形状Bはスクリュー後端側斜面の傾斜が緩やかで、切削加工は13.50kgf/mm2、プレス加工は14.22kgf/mm2とプレス加工で値が向上した。ネジ山形状Bはプレス成形するのにより、有効な形状である。
【0052】
【実施例3】
PLLA / HAPネジ山強度試験(切削加工品とプレス加工品の比較)
重量平均分子量が25万のポリL乳酸(PLLA)原料に燒結温度900℃、平均粒径30μmハイドロキシアパタイト(HAP)を30wt%含有させたペレットを混練機にて作製した。200〜210℃の条件でφ16mmの円柱状のPLLA/HAPビュレットを得た。得られたPLLA/HAPビュレットを真空熱乾燥工程(1〜10mmHgの減圧下に120℃、10時間)に供し、ラクタイド含量の低減されたPLLA/HAPビュレットを得た。このPLLA/HAPビュレットを、さらに静水圧押出装置を用いて成形温度120〜140℃の条件下で2.5倍延伸してφ10mmのPLLA/HAP棒を作製した。このPLLA/HAP延伸棒を旋盤を用いて切削加工を行い、山径φ4.5mm、全長30mmのPLLA/HAPスクリューサンプル(山形状A、B)を作製した。またプレス成型器(図1〜3)を用いて、加熱温度120±5℃、加熱時間10秒、プレス圧力2〜10kg/mm2、冷却時間60秒の条件下でプレス加工を行い、同様に山径φ4.5mm、全長30mmのPLLA/HAPスクリューサンプル(山形状A、B)を作製した。ネジ山強度の測定方法は実施例1と同様である。
【0053】
結果を表4及び図10に示す。
【0054】
【表4】
Figure 0003817966
【0055】
HAP/PLLA複合材料スクリュー形状において、2.5倍延伸物のネジ山部の剪断強度を測定したところ、切削加工品が14.85kgf/mm2に対して、プレス加工品は20.22kgf/mm2となり1.36倍のネジ山強力の向上がみられた。
【0056】
【実施例4】
PLLA / HAPネジ山強度試験(切削加工品とプレス加工品の比較)
実施例3と同様にネジ山形状Bについても、PLLA/HAPの切削加工とプレス加工のネジ山強度を比較した。結果を表5及び図11に示す。
−ネジ山形状B−
【0057】
【表5】
Figure 0003817966
【0058】
HAP/PLLA複合材料スクリュー形状において、2.5倍延伸物のネジ山部の剪断強度を測定したところ、切削加工品が13.73kgf/mm2に対して、プレス加工品は24.93kgf/mm2となり1.8倍のネジ山強力の向上がみられた。同様に3.0倍延伸物では2.4倍、3.5倍延伸物では2.6倍のネジ山強力の大幅な向上が見られた。
【0059】
【実施例5】
ネジ山強度における分解性試験
実施例3において作製したPLLA/HAPスクリューを37℃のリン酸バッファー溶液(pH7.4)に浴比100の割合で投入し、3ヵ月後に取り出して同様にネジ山試験を行った。結果を表6及び図12に示す。
−ネジ山形状A−
【0060】
【表6】
Figure 0003817966
【0061】
37℃、PBS中におけるHAP/PLLA複合材料の分解性試験を実施したところ、3ヵ月後の強度保持率は切削加工品が51%に対して、プレス成形品は90%となり、大幅な分解保持性の向上が見られた。
【0062】
【実施例6】
ネジ山疲労試験および分解性試験(切削加工とプレス加工の比較)
実施例1で作製したPLLAを用いて、ネジ山部の疲労試験を行った。
<引張疲労試験方法>を図13に、ネジ山部の疲労試験結果を表7及び図14に示す。尚、ネジ山形状はAのものを用いた。
【0063】
【表7】
Figure 0003817966
【0064】
37℃、PBS中におけるPLLA複合材料の分解性試験を実施したところ、3ヵ月後の強度保持率は切削加工品が52%に対して、プレス成形品は86%となり、大幅な分解保持性の向上が見られた。
【0065】
【実施例7】
電子顕微鏡によるスクリュー断面拡大写真
実施例1において作製したPLLAスクリューの電子顕微鏡による拡大写真を図15に示す。
【0066】
切削加工したSEM写真は分子配向が水平方向でネジ山部分で切断されているのに対して、プレス加工したSEM写真はネジ山形状に沿って配向していた。プレス加工したスクリューは今回記載したネジ山強度、疲労回数、引張強度、分解保持性以外のトルク強度、破断時エネルギー等の物性項目においても、切削加工スクリューよりも高い値を示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネジ頭部の製造法を例示した工程図である。
【図2】図1の工程で形成されるネジ頭部の形状の変化を示す側面図である。
【図3】本発明のネジ溝の製造を例示した工程図である。
【図4】剪断強度試験方法を示す図である。
【図5】ネジ山形状A及びネジ山形状Bを示す図である。
【図6】実施例1のサンプル(ネジ山形状A)のネジ山強度試験結果を示す。
【図7】実施例2のサンプル(ネジ山形状B)のネジ山強度試験結果を示す。
【図8】引張試験方法を示す図である。
【図9】引張強度試験結果を示す図である。
【図10】実施例3のサンプル(ネジ山形状A)のネジ山強度試験結果を示す。
【図11】実施例4のサンプル(ネジ山形状B)のネジ山強度試験結果を示す。
【図12】実施例5のサンプル(ネジ山形状A)の分解性試験結果を示す。
【図13】引張疲労試験方法を示す図である。
【図14】実施例1のサンプル(ネジ山形状A)の分解性試験結果を示す。
【図15】実施例1のPLLAスクリューの電子顕微鏡による拡大写真を示す。
【符号の説明】
1 成形物;3 プレス装置;4 金型;5 据え込みパンチ;6 据え込みパンチ;7 据え込みパンチ;8 窪み;9 窪み;10 窪み;11 筒状部;12 筒状部;13 ストッパー;14 ネジ頭部;15 身部;16 金型;17 ネジ溝;18 ネジ溝。

Claims (19)

  1. 分子鎖が配向したラクタイド含有ポリマー単独あるいは、バイオセラミックスとの組合せからなる複合体を軸芯に対し直交する方向よりプレスして成型される溝を有する、ポリマーマトリックス中の配向分子鎖が切断されずに連続化しており、かつラクタイド含有量が4000ppm以下であることを特徴とする医療材料。
  2. 軸芯に対し対面する方向よりプレスして成型した頭部を有する請求項1記載の医療材料。
  3. 前記頭部が据え込みパンチにてプレスして得た頭部である請求項2記載の医療材料。
  4. 凹凸溝を有する据え込みパンチにてプレスし、凹凸溝を形成した請求項1〜3のいずれかに記載の医療材料。
  5. 請求項1〜4において、凹凸溝の凸部における初期剪断強度が19kgf/mm2以上及び37℃のリン酸緩衝液(pH7.4)に90日間浸漬したときの剪断強度保持率が60%以上である医療材料。
  6. 請求項1〜5において、凹凸溝の凸部における引張疲労試験の初期繰り返し破断回数が3×104〜1×107及び37℃のリン酸緩衝液(pH7.4)に90日間浸漬したときの繰り返し破断回数が投入前の60%以上である医療材料。
  7. 請求項1〜6記載において、ネジ山形状に沿って分子配向した高剪断ネジ山強度を有する外科用スクリュー。
  8. 請求項7記載において、スクリューの軸の垂線に対するネジ山頂部のスクリュー後端側斜面の傾斜角を8〜40°としたことを特徴とする外科用スクリュー。
  9. 傾斜角を25°〜35°としたことを特徴とする請求項8に記載の外科用スクリュー。
  10. 請求項1〜9記載のラクタイド含有ポリマーがポリ-L-乳酸である医療材料。
  11. 請求項1〜9記載のバイオセラミックスがハイドロキシアパタイトである医療材料。
  12. バイオセラミックスとして、焼成温度850〜950℃で焼成した平均粒度20〜40μmのハイドロキシアパタイトを20〜40重量%添加してなる請求項11に記載の医療材料。
  13. 分子鎖が配向しておりかつラクタイド含有量が4000ppm以下であるラクタイド含有ポリマー単独あるいは、バイオセラミックスとの組合せからなる複合体を軸芯に対し直交する方向よりプレスして溝を成形する工程によって、ポリマーマトリックス中の配向分子鎖が切断されずに連続化していることを特徴とする医療材料の製造法。
  14. 軸芯に対し対面する方向よりプレスして頭部を成形する工程をさらに有する請求項13記載の医療材料の製造法。
  15. 据え込みパンチにてプレスして頭部を成形することを特徴とする請求項14記載の医療材料の製造法。
  16. 凹凸溝を有する据え込みパンチにてプレスし、凹凸溝を形成することを特徴とする請求項14又は15に記載の医療材料の製造法。
  17. 複数に分割された溝を有する金型にてプレスして溝を形成することを特徴とする請求項16記載の医療材料の製造法。
  18. 溝の形成を4つに分割された金型を用いて行うことを特徴とする請求項13または14に記載の医療材料の製造法。
  19. 複数に分割された溝を有する金型にてプレスして溝を形成するに際し、少なくとも2度以上プレスし、2度目以降は分割された金型の接合部を避けてプレスすることを特徴とする請求項16記載の医療材料の製造法。
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