JP2002503724A - 良性前立腺過形成の治療で用いるに有用な新規な置換ピリジノアリールピペラジン類 - Google Patents

良性前立腺過形成の治療で用いるに有用な新規な置換ピリジノアリールピペラジン類

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I) 【化1】 で表される一組の複素環置換ピペラジン類、それを含めた治療方法、それを含有させた薬学組成物、そしてそれの製造で用いる中間体に関する。本発明の化合物は、良性前立腺過形成に関係すると推測されているレセプタであるα−1aアドレナリン作動性レセプタへの結合を選択的に抑制する。このように、本化合物は、そのような病気の治療で用いるに潜在的な有用性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、一組のピリジノアリールピペラジン誘導体、それを含有させた薬学
組成物、ならびにそれの使用方法にも関する。本発明の化合物は、良性前立腺過
形成に関係すると推測されているレセプタであるα1aアドレナリン作動性レセ プタへの結合を選択的に抑制する。加うるに、本発明の化合物は、インビボモデ
ルで尿道内圧力を低くする。このように、本化合物は、そのような病気の治療で
用いるに潜在的な有用性を有する。
【0002】 (背景) 良性前立腺過形成(BPH)、即ち前立腺の非悪性肥大は、男性に最も通常見
られる良性腫瘍である。年令が65才を越える男性全体の約50%はBPHをあ
る程度示し、そのような男性の1/3は膀胱排出口閉塞(bladder ou
tlet obstruction)に準ずる臨床的症状を有する(Hiebl
e and Caine、1986)。米国において、年令が50を越える男性
の中で前立腺の良性および悪性病が原因で行われる外科手術の数は他の器官いず
れかの病気が原因で行われる手術の数よりも多い。
【0003】 BPHには2つの要素、即ち静的および動的要素が存在する。静的要素は前立
腺肥大によるものであり、その結果として尿道の圧縮および膀胱から出る尿の流
れの詰まりがもたらされる。動的要素は膀胱首部および前立腺自身の平滑筋緊張
の増大によるものであり(それによって膀胱を空にするのが邪魔される)、これ
はアルファ1アドレナリン作動性レセプタ(α1−AR)によって調節されてい
る。BPHに有効な医学処置は前記要素をいろいろな度合で取り扱うものであり
、治療的選択が幅広い。
【0004】 外科処置の選択にはBPHの静的要素を取り扱うものであり、それには前立腺
の経尿道的切除(TURP)、前立腺の経尿道的切開(TUIP)、開放前立腺
切除、バルーン拡張、高熱、ステント(stents)およびレーザーアブレー
ション(laser ablation)が含まれる。BPHを伴う患者の治療
ではTURPが好適な治療であり、米国では1990年に約320,000件の
TURPが実施され、それの推定費用は22億ドルである(Weis他、199
3)。BPHの症状を示す大部分の男性にとって有効な治療ではあるが、患者の
約20−25%は満足される長期成果を得ていない(Lepor and Ri
gaud、1990)。合併症には逆行射精(患者の70−75%)、インポテ
ンス(5−10%)、手術後尿路感染(5−10%)およびある程度の尿失禁(
2−4%)が含まれる(Mebust他、1989)。更に、10年以上の評価
で再手術率は男性の約15−20%である(Wennberg他、1987)。
【0005】 外科的アプローチとは別に、そのような状態の静的要素を取り扱う薬剤治療が
いくつか存在する。フィナステリド(Finasteride)[Prosca
r(商標)、Merch]が、BPH症状の処置で示されたそのような1つ治療
薬である。この薬剤は、前立腺内でテストステロンをジヒドロテストステロンに
変換する働きをする酵素である5α−レダクターゼの競合阻害薬である(Gor
mley他、1992)、ジヒドロテストステロンが前立腺増殖の主要な分裂促
進剤であると見られており、5α−レダクターゼを阻害する作用剤は前立腺の大
きさを小さくしかつ前立腺尿道を通る尿の流れを向上させる。フィナステリドは
効力のある5α−レダクターゼ阻害剤であり、これはジヒドロテストステロンの
血清および組織濃度を顕著に低下させはするが、これがBPH症状の治療で示す
効果は僅かのみである(Oesterling、1995)。フィナステリドの
効果が現れるには6−12カ月要し、多くの男性における臨床的改善は最小限で
ある(Barry、1997)。
【0006】 BPHの動的要素は、前立腺自身内の平滑筋緊張を和らげることで作用を示す
アドレナリン作動性レセプタ遮断薬(α1−AR遮断薬)の使用で取り扱われて
きた。BPHが原因で生じる膀胱排出口閉塞症状の治療で調査されてきたα1−
AR遮断薬(テラゾシン、ピラゾシンおよびドキサゾシン)は多様であり、テラ
ゾシン(Hytrin”、Abbott)が最も広範に研究された。α1−AR
遮断薬は良好に受け入れられ(well−tolerated)はするが、患者
の約10−15%は臨床的に不利な結果を生じる(clinically ad
verse event)(Lepor、1995)。この種類の一員全部が示
す望ましくない影響は類似しており、体位性低血圧が最も一般的に経験する副作
用である(Lepor他、1992)。α1−AR遮断薬が作用を示し始めるの
は5α−レダクターゼ阻害剤に比較して迅速である(Steers、1995)
。しかしながら、それらが示す治療効果は、症状評点(symptom sco
re)およびピーク尿流量の改善で測定した時僅かである(Oesterlin
g、1995)。
【0007】 BPHの治療でα1−AR拮抗薬を用いることは、前立腺平滑筋の緊張を和ら
げることで閉塞症状を軽減する能力をそれが有することに関係している。アドレ
ナリン作動性レセプタは体全体に渡って見られ、血圧の制御、鼻のうっ血、前立
腺機能および他の過程で主要な役割を果す(Harrison他、991)。し
かしながら、数多くのクローン化α1−ARレセプタサブタイプ(subtyp
es):即ちα1a−AR、α1b−ARおよびα1d−ARが存在する(Bru no他、1991;Forray他、1994;Hirasawa他、1993
;Ramarao他、1992;Schwinn他、1995;Weinber
g他、1994)数多くの実験室がヒトの前立腺におけるα1−AR類の特徴づ
けを機能、放射リガンド結合および分子生物学技術で行った(Forray他、
1994;Hatano他、1994;Marshall他、1992;Mar
shall他、1995;Yamada他、1994)そのような研究によって
、α1a−ARサブタイプがヒトの前立腺平滑筋内のα1−ARの主要部分を構 成していてそのような組織における収縮を仲介すると言った概念を支持する証拠
が得られている。そのような研究結果は、サブタイプ選択的α1a−AR拮抗薬 を開発することができればそれはBPHの処置で治療学的に有効で副作用が少な
い作用剤になるであろうことを示唆している。
【0008】 (発明の要約) 本発明の化合物は、α1a−ARレセプタに選択的に結合し、前記レセプタの 作用に拮抗作用を示しかつ大動脈組織よりも前立腺組織に対して選択的である。
このように、それらは、公知α1−AR拮抗薬に関連した副作用を伴わない価値
有るBPH用治療薬に相当する。
【0009】 本発明は、式I
【0010】
【化2】
【0011】 {式中、 R1は、水素、ハロゲン、C1-5アルコキシ、ヒドロキシルまたはC1-5アルキル であり、 R2は、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル[このアルキルの置換基は独立して 1種以上のハロゲン類から選択される]、フェニル、置換フェニル[このフェニ
ルの置換基は独立してC1-5アルキル、C1-5アルコキシおよびトリハロC1-5ア ルキルから成る群の1員以上から選択される]、フェニルC1-5アルキル、また は置換フェニルC1-5アルキル[このフェニルの置換基は独立してC1-5アルキル
、ハロゲン、C1-5アルコキシおよびトリハロC1-5アルキルから成る群の1員以
上から選択される]であり、 R3は、破線が存在しない場合には水素、ヒドロキシまたはC1-5アルコキシであ
るか、或は破線が存在する場合には酸素であり、 R4は、水素、C1-5アルキル、フェニルC1-5アルキルまたは置換フェニルC1-5 アルキル[このフェニルの置換基は独立してC1-5アルキル、C1-5アルコキシお
よびトリハロC1-5アルキルから成る群の1員以上から選択される]であり、 R5は、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル[このアルキルの置換基は独立して 1種以上のハロゲン類から選択される]、フェニル、置換フェニル[このフェニ
ルの置換基は独立してC1-8アルキル、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1-8アル
キル、置換C1-8アルキル(このアルキルの置換基は、独立して、1種以上のハ ロゲン類から選択される)、C1-5アルコキシ、アミノ、C1-5アルキルアミノ、
ジC1-5アルキルアミノ、C1-5アルキルカルボニル、C1-5アルコキシカルボニ ル、アリールカルボニル、ニトリル、アミノスルホニル、C1-5アルキルスルホ ニル、フェニルスルホニルおよび置換フェニルスルホニル(このフェニルの置換
基は独立してC1-8アルキル、水素、ハロゲン、ヒドロキシおよびニトロから成 る群の1員以上から選択される)から成る群の1員以上から選択される]、フェ
ニルC1-5アルキル、置換フェニルC1-5アルキル[このフェニルの置換基は独立
してC1-8アルキル、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1-8アルキル、置換C1-8 アルキル(このアルキルの置換基は、独立して、1種以上のハロゲン類から選択
される)、C1-5アルコキシ、アミノ、C1-5アルキルアミノ、ジC1-5アルキル アミノ、C1-5アルキルカルボニル、C1-5アルコキシカルボニルおよびニトロか
ら成る群の1員以上から選択される]であり、 Xは、酸素、硫黄またはNHである} で表される化合物、それの薬学的に容認される塩、ならびにそれの立体異性体、
ラセミ混合物およびエナンチオマー類を包含する。
【0012】 加うるに、本発明は、式Iで表される化合物を有効投薬量で含有させた薬学組
成物も意図する。更に、本発明は、α−1aアドレナリン作動性レセプタに関係 した病気を治療する方法も意図し、この方法は、式Iで表される化合物を有効投
薬量で哺乳動物に投与することから成る。本発明は、また、良性前立腺過形成を
治療する方法も意図し、この方法は、式Iで表される化合物を有効投薬量で哺乳
動物に投与することから成る。
【0013】 (発明の詳細な記述) 本発明の記述において使用される用語は、通常に使用され、そして当業者には
既知である。しかしながら、他の意味をもちうるであろう用語は定義される。「
HBSS」は、ハンクス液(Hank’s Balanced Salt So
lution)を指す。「独立して」は、1個以上の置換基が存在する場合、置
換基が異なっていてもよいことを意味する。用語「アルキル」は、直鎖、環式お
よび分枝鎖アルキル基を指し、そして「アルコキシ」は、アルキルが先に定義さ
れたとおりである場合のO−アルキルを指す。「DAMP」は、ジメチルアミノ
ピリジンを指し、「HOBT」は、ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物を指し
、そして「EDCL」は、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカ
ルボジイミド塩酸塩を指す。用語「HATU」は、O−(7−アザベンゾトリア
ゾル−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウム ヘキサフルオロ
ホスフェートを指し、そして符号「Ph」は、フェニルを指し、そして「アリー
ル」は、単一および縮合芳香族環、例えばフェニルおよびナフチルを含む。符号
「ES」は、エレクトロスプレー(electrospray)を指し、そして
符号「MS」は、質量スペクトルを指す。ある種の式Iの化合物は、キラル炭素
原子を含む。したがって、それらの化合物は、立体異性体、ラセミ混合物もしく
は純鏡像異性体として製造されてもよい。すべての立体異性体、純鏡像異性体お
よびラセミ混合物は、本発明の範囲内にあると考えられる。
【0014】 本発明の化合物は、以下に示すスキームによって製造されてもよく、これらの
一定のスキームは、本発明の1つ以上の実施態様を生じる。それらの場合には、
スキームの選択は、化学者の能力内にある判断事柄である。
【0015】 XがNHであり、R1が水素であり、R2がフェニルであり、R3がヒドロキシ であり、R4が水素であり、そしてR5が3−トリフルオロメチルフェニルである
式Iの化合物は、スキーム1を用いて製造されてもよい。1−アジド−3−(p
−トルエンスルホニルオキシ)プロパン−2−オール1aが、約100℃で約2
〜5日間、適当に置換されたピペラジン誘導体、1bとともに加熱されて、アジ
ド、1cが生成される。このアジドが、不活性溶媒中で16時間にわたってPd
/CおよびH2(50psi)により処理されて、遊離アミン、1dが生成され る。このアミンが、塩化メチレン中3−アシル−2−置換ピリジン誘導体、例え
ば2−[(3−トリフルオロメチルフェニル)アミノ]−3−ピリジンカルボニ
ルクロリド、1e、DMAPおよびN,N−ジイソプロピルエチルアミンと、約
室温で2〜6時間処理されて、所望の式Iの化合物が生成される。このスキーム
は、多くの式Iの化合物を製造するために使用できる。例えば、R1およびR2
異なる化合物を製造するためには、単に、図示される1bをいずれか既知の置換
ピペラジンと置き換える。図示される生成物は、ラセミ体アジド1aから製造さ
れたけれども、このアジドの純粋な鏡像異性体は既知であり、そしてこのスキー
ムにおいて使用できる。R5が置換フェニル以外である化合物を製造するために は、アシルピリジン誘導体1eをその他のアシルピリジンと置き換える。例えば
、R5がフェニルメチルである化合物を製造するためには、図示される1eを2 −[(フェニルメチル)アミノ]−3−ピリジンカルボニルクロリドと置き換え
る。XがNH以外である化合物を製造するためには、アミノ置換アシルピリジン
を、チオもしくはオキシ置換ピリジンと置き換える。例えば、Xが硫黄であり、
1が水素であり、R2がフェニルであり、R3がヒドロキシであり、R4が水素で
あり、そしてR5がフェニルである化合物を製造するためには、図示される1e を2−(フェニルチオ)ピリジン−3−カルボン酸クロリドと置き換える。
【0016】 R3がC1-5アルコキシである化合物を製造するためには、出発材料1cを1−
[1−アジド−2−メトキシプロパン−1−イル]−4−[2−イソプロポキシ
フェニル]ピペラジンと置き換え、そしてスキームの残りの段階を実施する。
【0017】 R3がカルボニルである化合物は、スキーム1の生成物を、酸化剤、例えばS wern試薬(塩化オキサリルおよびDMSOより形成される)により、−78
℃〜室温で30分〜1時間処理することによって製造されてもよい。
【0018】
【化3】
【0019】 スキーム2は、Xが硫黄であり、R1がフルオロであり、R2がエチルであり、
3が水素であり、R4が水素であり、そしてR5が4−クロロフェニルである式 Iの化合物を製造するために使用されてもよい。適当に置換されたピペラジン誘
導体2aが、アセトニトリル中N−BOC保護された3−ブロモプロピルアミン
および炭酸セシウムと、還流温度で16時間処理されて、置換ピペラジン誘導体 2b を生成する。この誘導体が、室温で2〜6時間、TFAおよび塩化メチレン
により処理することによって、遊離アミン、2cに転化される。誘導体2cは、
塩化メチレン中DMAP、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミンを用いて
置換アシルピリジン誘導体2dと、約室温で2〜6時間カップリングされて、所
望の式Iの化合物が生成される。スキーム1に記述されるように、スキーム2が
改変されて、多くの式Iの化合物が生成されてもよい。
【0020】
【化4】
【0021】 本発明の化合物を製造するその他の方法は、スキーム3によって具体的に説明
される。塩化メチレン中HOBT、DMAP、EDClおよびN,N−ジイソプ
ロピルエチルアミンによって、約室温で2〜6時間、誘導体2cおよび2−クロ
ロニコチン酸を処理することで、クロロピリジン3aが生成される。この誘導体
を芳香族アルコール、例えば3bにより処理すると、Xが酸素であり、R1がフ ルオロであり、R2がエチルであり、R3が水素であり、R4が水素であり、そし てR5が4−メチルフェニルである本発明の化合物が生成される。
【0022】
【化5】
【0023】 R4が水素以外である本発明の化合物を製造するために、スキーム4が使用さ れてもよい。中間体2cのアミノ基は、アルデヒド4a、例えばベンズアルデヒ
ドと処理されてイミン4bが生成されてもよい。この中間体は、室温でNaBH 4 により還元されて、モノアミン4cが生成されてもよい。このアミンは、塩化 メチレン中DMAPおよびN,N−ジイソプロピルエチルアミンを用いて、約室
温で2〜6時間、置換アシルピリジン誘導体とカップリングされて、所望の式I
の化合物が生成される。種々のスキームに記述されるように、スキーム4が改変
されて、多数の式Iの化合物が生成できる。例えば、R3がヒドロキシである化 合物を製造するためには、2cを、中間体1dと置き換え、そしてスキーム4の
残りの段階を続ける。
【0024】
【化6】
【0025】 R3がヒドロキシである式Iの化合物の純粋な鏡像異性体を製造するために、 スキーム5が使用されてもよい。(S)(+)エピクロロヒドリン(97%ee
)が、適当な有機溶媒、例えばヘキサン中ベンジルアミンにより約室温で約48
〜72時間処理されて、ヒドロキシ化合物5aが生成されてもよい。この中間体
が、不活性溶媒、例えばTHF中で、BOC試薬、例えばジカルボン酸ジ−te rt −ブチル、および有機塩基、例えばトリエチルアミンとともに、約0℃〜約
室温で10〜24時間処理されてN−保護された誘導体5bが生成される。この
中間体が、アルコール溶媒、例えばメタノール中で、ピペラジン誘導体,5c
塩基、例えば水酸化カリウムとともに、約0℃〜約室温で約1〜約3日間処理さ
れて、カップリングされた誘導体5dが生成されてもよい。この化合物は、酸、
例えばTFAによる約室温で18〜24時間の処理によって脱保護されて遊離ア
ミン5eを生じる。このアミンは、アルコール溶媒、例えばEtOH中で、パラ
ジウム触媒およびギ酸アンモニウムを用いて、約45〜60℃で20時間脱ベン
ジル化されて、第1級アミン5fを生成してもよい。このアミンは、ペプチドカ
ップリング剤、例えばHATUを用いて、タイプ5gの酸にカップリングされて
、式Iの化合物が生成される。スキーム1に記述されるように、スキーム5が改
変されて、多数の式Iの化合物が生成できる。
【0026】
【化7】
【0027】 特許請求される化合物は、α1a−ARの拮抗薬として有用であるけれども、
若干の化合物は、他のものより活性であり、そして好適であるか特に好適である
。本発明の好適な化合物は、 R1が、ハロゲンもしくはヒドロキシであり、 R2が、フェニルもしくは水素であり、 R3が、C1-5アルコキシであり、 R4が、C1-5アルキルであり、 R5が、C1-5アルキルであり、そして Xが、硫黄である: 化合物を含む。
【0028】 式Iの特に好適な化合物は、 R1が、水素であり、 R2が、C1-6アルキルであり、 R3が、ヒドロキシもしくは水素であり、 R4が、水素であり、 R5が、フェニルおよびC1-5アルキル置換されたフェニルであり、 Xが、酸素である: 化合物を含む。
【0029】 生物学的活性によって示されるように、式Iの化合物は、α1a−アドレナリ
ン受容体の活性を阻害することに関連する、疾患をもつ患者(ヒトおよび他の霊
長類)を治療するための薬学的組成物において使用されてもよい。好適な経路は
経口投与であるが、化合物が、静脈内注入によって投与されてもよい。経口用量
は、1日に約0.01〜約100mg/kgの範囲である;この場合、最適用量
範囲は、約0.1〜約25mg/kg/1日である。注入用量は、薬学的キャリ
ヤーと混合された阻害剤を数分〜数日にわたる期間をとおして、約0.001〜
1mg/kg/minの範囲であってもよい。
【0030】 薬学的組成物は、慣用の薬学的添加物および調合技術を用いて製造することが
できる。経口剤形は、エリキシル剤、シロップ剤、カプセル剤、錠剤およびそれ
に類するものであってもよい。この場合、典型的な固形キャリヤーは、不活性な
物質、例えば乳糖、澱粉、グルコース、メチルセルロース、ステアリン酸マグネ
シウム、リン酸2カルシウム、マンニトールおよび類するものであり;そして典
型的な液状経口添加物は、エタノール、グリセロール、水およびそれに類するも
のを含む。すべての添加物は、必要に応じて、崩壊剤、希釈剤、顆粒化剤、滑沢
剤、結合剤およびそれに類するものとともに、製剤製造の当業者には既知の慣用
技術を用いて混合されてもよい。非経口剤形は、水もしくはその他の無菌キャリ
ヤーを用いて製造されてもよい。
【0031】 典型的には、式Iの化合物は、単離され、そして遊離塩基として使用されるが
、しかし、化合物が単離され、そしてそれらの薬学的的に許容しうる塩として使
用されてもよい。そのような塩の例は、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、塩化水素酸
、過塩素酸、硫酸、マレイン酸、フマール酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安
息香酸、マンデリン酸、メタンスルホン酸、ヒドロエタンスルホン酸、ベンゼン
スルホン酸、シュウ酸、パモ酸、2−ナフタレンスルホン酸、p−トルエンスル
ホン酸、シクロヘキサンスルファミン酸およびサッカリン酸との塩を含む。
【0032】 本発明を具体的に説明するために、次の実施例が包含される。これらの実施例
は、本発明を限定するものではない。それらは、本発明を実施する方法を示唆す
ることのみを意味する。良性前立腺肥大の治療、化学合成、薬学的調合ならびに
他の専門技術における知識を有するものは、本発明を実施する他の方法を見い出
すであろう。しかしながら、それらの方法は、本発明の範囲内にあると思考され
る。
【0033】 (製造実施例) 例1
【0034】
【化8】
【0035】 化合物1 1−(2−イソプロポキシフェニル)−ピペラジン(3.91g,12mmo
l)のフマール酸塩を、20%NaOH(水溶液)(100ml)で塩基性にし
て、塩化メチレンで抽出した。合わせた有機層を、乾燥(Na2SO4)し、そし
て濃縮して、油状物(2.74g)を得た。その油状物および1−アジド−3−
(p−トルエンスルホニルオキシ)プロパン−2−オール(3.25g,12m
mol,Antonin Holy,Collect.Czech.Chem. Comm .1989,54(2),446)の混合物を、100℃で36時間撹
拌した。冷却した混合物を、水で希釈し、そしてエーテルで抽出し、乾燥(Na 2 SO4)し、そして濃縮した。生成物を、カラムクロマトグラフィー(シリカゲ
ル)によって精製して、明褐色固体としての化合物1(2.92g,76%)を
得た:MS(ES)m/z:320(MH+);分析、C162552の計算値 :C,60.17;H,7.89;N,21.93.実測値:C,60.45;
H,7.83;N,22.01。
【0036】 例2
【0037】
【化9】
【0038】 化合物2 10%HCl(6ml)を、MeOH(60ml)中化合物1(2.43g,
7.6mmol)および10%Pd/C(1.22g)の混合液に添加し、そし
て混合液を、ParrシェーカーにおいてH2(50psi)下で16時間20 ℃で水素化した。その混合液を、セライトを通して濾過し、そして濾液を濃縮し
た。残渣を20%NaOHで塩基性にして、塩化メチレンで抽出した。合わせた
有機層を、乾燥(Na2SO4)し、そして濃縮して、黄色油状物としての化合物
2(2.2g,95%)を得た:MS(ES)m/z:294(MH+)。
【0039】 例3
【0040】
【化10】
【0041】 化合物3 塩化メチレン(2ml)中化合物2(100mg,0.341mmol)、2
−フェノキシピリジン−3−カルボニルクロリド(81mg,0.341mmo
l)、DMAP(触媒量)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.2
3ml)の混合液を、20℃で16時間撹拌した。混合液を濃縮し、水で希釈し
、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機層を、乾燥(Na2SO4)し、そ
して濃縮した。生成物を、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)によって精
製して泡状物としての化合物3の116mg(69%)を得た:1 HNMR(300MHz,CDCl3)δ 8.59(d,J=6.3Hz,1
H),8.32(brs,1H),8.20(d,J=3.1Hz,1H),7
.44(m,2H),7.21(m,4H),6.87(m,4H),4.57
(m,1H),3.98(m,1H),3.75(m,1H),3.5(m,1
H),3.06(m,4H),2.79(m,2H),2.48(m,4H),
1.33(d,J=5.9Hz,6H);MS(ES)m/z:491(MH+ )。
【0042】 例4
【0043】
【化11】
【0044】 化合物4 3−ブロモプロピルアミン臭化水素塩(5g,22.8mmol)を、10%
NaOH(50ml)に溶解し、塩化メチレンで抽出し、そして濃縮した。塩化
メチレン中遊離塩基に、(Boc)2O(5.23g,23.9mmol)を添 加し、そしてこの混合液を、20℃で4時間撹拌した。塩化メチレン層をH2O 、希クエン酸(6%)、NaHCO3および飽和NaCl溶液で洗浄し、乾燥し 、そして濃縮した。生成物を、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)によっ
て精製し、保護されたアミン(4.84g,89%)を得た。1−(2−イソプ
ロポキシフェニル)−ピペラジン(5.1g,15mmol)のフマール酸塩を
、20%NaOH(水溶液)(100ml)で塩基性にして、塩化メチレンで抽
出し、乾燥(Na2SO4)し、そして濃縮して、黄色油状物(3.15g)を得
た。CH3CN(50ml)中その油状物、保護アミン(3.42g,14.3 mmol)およびCs2CO3(4.66g,14.3mmol)の混合液を、還
流温度で一夜加熱した。固形物を濾別し、そして濾液を蒸発した。生成物を、カ
ラムクロマトグラフィー(シリカゲル)によって精製して、化合物4(4.4g
,81%)を得た:MS(ES)m/z:378(MH+)。
【0045】 例5
【0046】
【化12】
【0047】 化合物5 化合物4(0.185g,0.53mmol)を、25%TFA/塩化メチレ
ン(50ml)中に溶解し、そして1.5時間撹拌した。溶媒を除去し、そして
TFA塩をトルエン(3x)で洗浄し、次いで、20%NaOH(水溶液)で塩
基性にして、塩化メチレン(3x)で抽出し、乾燥(Na2SO4)し、そして濃
縮して油状物を得た。この油状物を、塩化メチレン(4ml)、ジイソプロピル
エチルアミン(0.34g,2.64mmol)、触媒量のDMAPおよび2−
フェノキシピリジン−3−カルボニルクロリド(0.12g,0.53mmol
)中に溶解した。反応液を、20℃、N2下で2時間撹拌し、そして濃縮した。 生成物を、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)によって精製して化合物5
(0.2g,80%)を得た:1HNMR(300MHz,CDCl3)δ 8.
61(dd,J=7.5,2.0Hz,1H),8.20(dd,J=4.9,
2.0Hz,1H),8.05(m,1H),7.46(m,2H),7.29
(d,J=7.4Hz,1H),7.15(m,3H),6.88(m,4H)
,4.56(m,1H),3.59(q,J=6.3Hz,2H),3.03(
m,4H),2.56(m,4H),2.49(t,J=7.0Hz,2H),
1.87(m,2H),1.32(d,J=6.1Hz,6H);MS(ES)
m/z:475(MH+)。
【0048】 例6
【0049】
【化13】
【0050】 化合物6 1−(2−イソプロポキシフェニル)−ピペラジン(112.5g,345m
mol)のフマール酸塩を、20%NaOH(水溶液)(500ml)で塩基性
にして、塩化メチレン(3x)で抽出し、乾燥(Na2SO4)し、そして濃縮し
て油状物約70gを得た。その油状物および(2S)−3−アジド−2−ヒドロ
キシプロピルp−トルエンスルホネート(91g,335mmol,Krist
ina Juricova,Collect.Czech.Chem.Comm .1995,60,237)の混合物を、NMP中でトリエチルアミン(70g
,690mmol)とともに、100℃で30時間撹拌した。混合物を冷却し、
水で希釈し、そしてエーテル(3x500ml)で抽出した。合わせた抽出液を
、NaCl(飽和)(100ml)で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、そして濃
縮した。生成物を、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)および再結(塩化
メチレン/ヘキサン)によって精製して、オフホワイト固体としての化合物6(
70.6g,66%)(98.8%ee,キラセルADカラムによるアッセイ)
を得た:[α]D 25−3.6°(c=1,CH3OH);1HNMR(300MH z,CDCl3)δ 6.91(m,4H),4.59(m,1H),3.93 (m,1H),3.67(brs,1H),3.42(dd,J=12.6,3
.8Hz,1H),3.23(dd,J=12.6,5.4Hz,1H),3.
12(m,4H),2.83(m,2H),2.53(m,3H),2.42(
dd,J=12.2,3.8Hz,1H),1.34(d,J=6.0Hz,6
H);MS(ES)m/z:320(MH+)。
【0051】 例7
【0052】
【化14】
【0053】 化合物7 10%HCl(6ml)を、MeOH(100ml)中化合物6(15g,4
7mmol)および10%Pd/C(4g)の混合物に添加した。その混合物を
、ParrシェーカーにおいてH2(50psi)下で21時間20℃で水素化 した。混合液を、セライトを通して濾過し、そして濾液を濃縮した。残渣を20
%NaOH(75ml)で塩基性にして、塩化メチレン(3x)で抽出し、乾燥
(Na2SO4)し、そして濃縮して、黄色油状物としての化合物7(14g,〜
100%)を得た:[α]D 25+23.6°(c=1,CHCl3);1HNMR (300MHz,CDCl3)δ 6.91(m,4H),4.59(m,1H ),3.76(m,1H),3.12(m,4H),2.83(dd,J=12
.7,3.7Hz,2H),2.82(m,1H),2.25−2.68(m,
8H),1.34(d,J=6.1Hz,6H);MS(ES)m/z:294
(MH+)。
【0054】 例8
【0055】
【化15】
【0056】 化合物8 ピペラジン7(8g,27.3mmol)を、ジイソプロピルエチルアミン(
14.1g,109.2mmol)および塩化メチレン(100ml)混合液に
溶解した。得られる明黄色溶液を、塩化メチレン(50ml)、2−フェノキシ
ニコチン酸(5.87g,27.3mmol)、EDCl(5.24g,27.
3mmol)、HOBT(3.69g27.3mmol)およびDMAP(50
mg,触媒量)の溶液に20℃で添加し、そして18時間撹拌した。水を添加し
、そして得られる混合液をエーテル(3x)で抽出した。合わせた有機抽出液を
、NaCl(飽和)で洗浄し、乾燥(Na2SO4)し、そして濃縮した。生成物
を、カラムクロマトグラフィー(SiO2,塩化メチレン/アセトン)によって 精製して白色泡状物としての化合物8(8.4g,62%)を得た:[α]D 25 +14.8°(c=1,CHCl3);1HNMR(300MHz,CDCl3) δ 8.60(dd,J=7.5,2Hz,1H),8.31(brs,1H)
,8.22(dd,J=4.7,2Hz,1H),7.43(brt,J=7.
7Hz,2H),7.14−7.30(m,4H),6.87(m,4H),4
.58(m,1H),3.97(m,1H),3.75(m,1H),3.51
(m,1H),3.06(m,4H),2.80(m,2H),2.49(m,
4H),1.33(d,J=6.0Hz,6H);MS(ES)m/z:491
(MH+)。
【0057】 例9
【0058】
【化16】
【0059】 化合物9 塩化メチレン(20ml)中化合物2(900mg,3.07mmol)、2
−クロロニコチン酸(485mg,3.07mmol)、EDCl(589mg
,3.07mmol)、HOBT(414mg,3.07mmol)、DMAP
(触媒量)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2ml)の混合液を、
20℃で20時間撹拌した。混合液を濃縮し、水で洗浄し、そしてエーテルで抽
出した。有機層を、乾燥(Na2SO4)し、そして濃縮した。その生成物を、カ
ラムクロマトグラフィー(シリカゲル)によって精製して、白色泡状物としての
化合物9(580mg,44%)を得た:MS(ES)m/z:433(MH+ )。
【0060】 例10
【0061】
【化17】
【0062】 化合物10 NMP(1ml)中化合物9(43mg,0.1mmol)、4−メトキシフ
ェノール(124mg,1mmol)および炭酸セシウム(65mg,0.2m
mol)の混合液を、110℃で20時間撹拌した。得られる混合液を冷却し、
水を添加し、そしてエーテルで抽出した。抽出液を、乾燥(Na2SO4)し、そ
して濃縮した。その生成物を、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)によっ
て精製して、白色泡状物としての化合物10(36mg,69%)を得た:MS
(ES)m/z:521(MH+)。
【0063】 例11
【0064】
【化18】
【0065】 化合物11 塩化メチレン(2ml)中化合物2(100mg,0.341mmol)、ニ
フルミン酸(niflunic acid)(96mg,0.341mmol)
、EDCl(65mg,0.341mmol)、HOBT(46mg,0.34
1mmol)、DMAP(触媒量)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン
(0.23ml)の混合液を、20℃で20時間撹拌した。混合液を濃縮した。
その生成物を、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)によって精製して、泡
状物としての化合物11(101mg,53%)を得た:MS(ES)m/z:
558(MH+)。
【0066】 例12
【0067】
【化19】
【0068】 化合物12 塩化メチレン(2ml)中化合物2(100mg,0.341mmol)、2
−(4−クロロフェニルチオ)ピリジン−3−カルボン酸(91mg,0.34
1mmol)、EDCl(65mg,0.341mmol)、HOBT(46m
g,0.341mmol)、DMAP(触媒量)およびN,N−ジイソプロピル
エチルアミン(0.23ml)の混合液を、20℃で20時間撹拌した。混合液
を濃縮した。その生成物を、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)によって
精製して、泡状物としての化合物12(128mg,70%)を得た:MS(E
S)m/z:541(MH+)。
【0069】 例13
【0070】
【化20】
【0071】 化合物13 塩化メチレン(2ml)中化合物2(100mg,0.341mmol)、2
−メトキシニコチン酸(52mg,0.341mmol)、EDCl(65mg
,0.341mmol)、HOBT(46mg,0.341mmol)、DMA
P(触媒量)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.23ml)の混
合液を、20℃で20時間撹拌した。混合液を濃縮した。3%K2CO3(水溶液
)を添加し、そしてエーテルで抽出し、乾燥(Na2SO4)し、そして濃縮した
。その生成物を、カラムクロマトグラフィー(シリカゲル)によって精製して、
泡状物としての化合物13(32mg,22%)を得た:MS(ES)m/z:
429(MH+)。
【0072】 例14
【0073】
【化21】
【0074】 化合物14 化合物1(0.8g,2.5mmol)を、無水THF50ml中に溶解した
。その溶液を0℃に冷却し、そして2当量の60%NaH(0.2g,5.0m
mol)を添加した。溶液を10分間撹拌し、そして1.5当量のCH3I(0 .53g,3.8mmol)を添加した。反応混合液を、0℃で2時間撹拌し、
NaH(0.1g,2.5mmol)および1当量のCH3I(0.15ml) を添加し、そしてこの混合液を、さらに2時間撹拌した。反応液を、飽和NH4 Clで反応停止し、溶媒を蒸発し、そして水層を塩化メチレン(3x)で洗浄し
、乾燥(Na2SO4)し、そして濃縮した。生成物を、カラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル)によって精製して化合物A(0.69g,83%)を得た:M
S(ES)m/z:334(MH+)。
【0075】 例15
【0076】
【化22】
【0077】 化合物15 10%HCl(0.3ml)を、MeOH(5ml)中化合物14(0.64
g,1.9mmol)および10%Pd/C(0.13g)の混合物に添加し、
そして混合物を、ParrシェーカーにおいてH2(50psi)下で一夜水素 化した。混合液を、セライトを通して濾過し、そして濾液を濃縮した。残渣を2
0%NaOHで塩基性にして、塩化メチレン(3x)で抽出した。合わせた有機
抽出液を、乾燥(Na2SO4)し、そして濃縮して、定量的収率で黄色油状物を
得た:MS(ES)m/z:308(MH+)。
【0078】 例16
【0079】
【化23】
【0080】 化合物16 化合物15(0.15g,0.49mmol)を、塩化メチレン(4ml)に
溶解し、そしてジイソプロピルエチルアミン(0.25g,1.95mmol)
を添加した。この溶液に、HATU(0.185g,0.49mmol)および
2−フェノキシニコチン酸(0.11g,0.49mmol)の混合液を添加し
た。反応液を室温N2下で一夜撹拌し、溶媒を蒸発し、そして残渣をEtOAc に溶解した。この溶液を、3%K2CO3で洗浄し、有機層を乾燥(Na2SO4
し、そして濃縮した。生成物を、フラッシュクロマトグラフィー(SiO2,塩 化メチレン/アセトン=10:1,8:1,6:1,4:1)によって精製して
油状物としての化合物16(0.16g,64%)を得た:1HNMR(300 MHz,CDCl3)δ 8.61(dd,J=7.4Hz,1H),8.27 (brs,1H),8.23(m,1H),7.44(m,2H),7.26(
m,1H),7.17(m,3H),6.87(m,4H),4.58(m,1
H),3.92(m,1H),3.55(m,2H),3.42(s,3H),
3.03(brs,4H),2.54(m,6H),1.33(d,J=6.0
Hz,6H);MS(ES)m/z:308(MH+)。
【0081】 例17
【0082】
【化24】
【0083】 化合物17 塩化オキサリル(0.03g,0.22mmol)を、塩化メチレン0.3m
lに溶解した。塩化メチレン(3.0ml)中DMSO(0.035ml,0.
49mmol)の混合液を、−78℃において、この溶液に滴下した。混合液を
、−78℃で1時間撹拌した。塩化メチレン(0.4ml)中化合物3(684
14,0.1g,0.2mmol)の溶液を徐々に添加した。反応混合液を、3
0分間撹拌し、そしてTEA(0.14ml,1.02mmol)を徐々に添加
した。混合液を、室温まで温め、水を添加し、そして得られる混合液を、塩化メ
チレンで抽出した。合わせた有機層を、乾燥(Na2SO4)し、そして濃縮して
化合物17(13.2mg,13%)を得た:1HNMR(300MHz,CD Cl3)δ 8.66(brs,1H),8.61(dd,J=7.6Hz,1 H),8.23(dd,J=4.6Hz,1H),7.46(m,2H),7.
28(m,3H),7.15(m,1H),6.89(m,4H),4.57(
m,3H),3.35(s,2H),3.15(brs,4H),2.70(b
rs,4H),1.33(d,J=5.97Hz,6H);MS(ES)m/z
:489(MH+)。
【0084】 例18
【0085】
【化25】
【0086】 化合物18 ピペラジン7(150mg,0.51mmol)を、ジイソプロピルエチルア
ミン(0.35ml)および塩化メチレン(2ml)混合液に溶解した。2−(
4−メチルフェノキシ)ピリジン−3−カルボニルクロリド(126mg,0.
51mmol)およびDMAP(触媒量)を、上記塩化メチレン溶液に添加した
。混合液を、20℃で16時間撹拌し、そして濃縮した。生成物を、カラムクロ
マトグラフィー(シリカゲル)によって精製して泡状物としての化合物18(1
46mg,57%)を得た:MS(ES)m/z:505(MH+)。
【0087】 例19
【0088】
【化26】
【0089】 化合物19 ヘキサン(40ml)中(S)−(+)−エピクロロヒドリン(10g,10
8.1mmol,Aldrich,97%ee)およびベンジルアミン(11.
57g,108,1mmol)の混合液を、20℃で62時間撹拌した。白色固
形物が沈殿した。さらなるヘキサン(〜350ml)を添加し、20分間撹拌し
、そして音波処理して、白色固形物の大きな塊を砕いた。白色固形物を、濾過に
よって収集し、そしてヘキサンで洗浄し、真空乾燥して、白色固形物19.8g
(92%)を得た。白色固形物をEtOAc/ヘキサンから再結して、白色結晶
状固体として1を17.76g(82%)を得た;1HNMR(300MHz, CDCl3)δ 7.31(m,5H),3.88(m,1H),3.79(m ,2H),3.53(d,J=5.3Hz,2H),2.89(m,2H),2
.81(dd,J=12.4,4.1Hz,1H),2.69(dd,J=12
.2,7.9Hz,1H);MS(ES):200(MH+);分析,C1014 NOClの計算値;C,60.15;H,7.07;N,7.01.実測値C,
60.10;H,7.02;N,6.92。
【0090】 例20
【0091】
【化27】
【0092】 化合物20 Boc2O(11g,50.1mmol)およびトリエチルアミン(10.1 2g,100mmol)をTHF(25ml)中に溶解し、そして0℃に冷却し
た。アミン19(10g,50.1mmol)を、少量ずつ添加し、そして20
時間撹拌しが、その間に温度は一夜に20℃まで加温された。溶媒を真空濃縮し
、そして水を添加した。混合液を、エーテル(3x)で抽出し、乾燥(Na2S O4)し、そして濃縮した。粗残渣を、EtOAc/ヘキサンから再結して、白 色結晶状固体として20を9.9g(66%)得た。濾液を濃縮(油状物として
3.1g)し、そしてさらなる生成物を、カラムクロマトグラフィー(ショート
カラム、SiO2の高さ8cm,溶媒としてEtOAc/ヘキサン)によって精 製した。油状物を、EtOAc/ヘキサンから再結して白色結晶状固体として、
20のさらなる2.78g(18%)を得た;[α]D 25=−10.2°(c= 1,CHCl3);1HNMR(300MHz,CDCl3)δ 7.22−7. 36(m,5H),4.52(m,2H),4.30(brs,0.5H),3
.96(m,1H),3.36−3.97(m,4H),1.47(s,9H)
;MS(ES):322(M+Na);分析,C1522NO3Clの計算値;C ,60.10;H,7.40;N,4.67.実測値:C,60.26;H,7
.42;N,4.63。
【0093】 例21
【0094】
【化28】
【0095】 化合物21 KOH(11.23g,200.5mmol)を、メタノール(280ml)
中に溶解し、そして1−(2−イソプロポキシフェニル)−ピペラジンのフマー
ル酸塩(10.9g,33.4mmol)を添加し、20℃で20分間撹拌し、
次いで0℃に冷却した。Boc保護されたアミン20(10g,33.4mmo
l)を、そのメタノール溶液に0℃で添加し、そして20時間撹拌しが、その間
に温度は一夜に20℃まで加温された。溶媒を除去し、水を添加し、そして混合
液を、エーテル(3x)で抽出し、乾燥(Na2SO4)し、そして濃縮した。生
成物を、カラムクロマトグラフィー(ショートカラム、SiO2の高さ8cm, 溶媒としてEtOAc/ヘキサン)によって精製して、黄色油状物として、3(
〜100%ee,ChiralpakOD4.6x250mm,1ml/min
,254nm,移動相:ヘキサン/IPA/0.1%ジエチルアミン90/10
/0.1)を10.22g(63%)得た;1HNMR(300MHz,CDC l3)δ 7.26−7.35(m,5H),6.91(m,4H),4.68 (d,J=15.6Hz,1H),4.59(m,3H),3.95(m,1H
),3.35(m,2H),3.11(m,4H),2.75(m,2H),2
.54(m,2H),2.38(m,2H),1.45(m,9H),1.34
(d,J=6.1Hz,6H);MS(ES):484(MH+)。
【0096】 例22
【0097】
【化29】
【0098】 化合物22 化合物21(233mg,0.48mmol)および25%TFA/塩化メチ
レン(3ml)の混合液を、20℃で18時間撹拌した。溶媒を真空濃縮し、そ
して残渣を、20%NaOH(水溶液)で塩基性にして、塩化メチレン(3x)
で抽出し、乾燥(Na2SO4)し、そして濃縮して、油状物として、22を17
4mg(〜95%)得た。さらなる精製なしに直接使用された;MS(ES):
384(MH+)。
【0099】 例23
【0100】
【化30】
【0101】 化合物23 EtOH(3ml)中22(〜154mg,0.4mmol)および10%P
d/C(154mg)の混合物に、ギ酸アンモニウム(151mg,2.4mm
ol)を添加し、そして55〜60℃で20時間撹拌した。この混合物を、セラ
イトを通して濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を濃縮した。生成物を
、ショートカラム(SiO2の高さ5cm)によって精製して、油状物としての 23を63mg(54%)得た;[α]D 25=+23.6°(c=1,CHCl3 );1HNMR(300MHz,CDCl3)δ 6.91(m,4H),4.5
9(m,1H),3.76(m,1H),3.12(m,4H),2.83(d
d,J=12.7,3.7Hz,2H),2.82(m,1H),2.25−2
.68(m,8H),1.34(d,J=6.1Hz,6H);MS(ES):
294(MH+)。
【0102】 生物学的実施例 本発明の化合物の生物学的活性及び選択性を以下のアッセイにより示した。第
一のアッセイは、膜結合型受容体α1a−AR、α1b−AR及びα1d−ARに 結合する式Iの化合物の能力を試験した。
【0103】 例24 3種のクローン化されたヒトα1−ARサブタイプのDNA配列は公開されて
いる。さらに、クローン化cDNAは、COS細胞において一過性にも、様々な
哺乳類細胞系(HeLa、LM(tk-)、CHO、rat−1繊維芽細胞)に おいて安定にも発現されており、そして放射性リガンド結合活性及びホスホイノ
シチド加水分解に共役する能力を保持することが示されている。我々は、公開さ
れたDNA配列情報を用いて各サブタイプのRT−PCR増幅において使用する
ためのプライマーを設計し、クローン化cDNAを得た。ヒトポリA+RNAを 市販されている供給源から得、それは文献中に引用されている供給源の海馬及び
前立腺サンプルを含んだ。一次スクリーニングのために、個々のクローン化受容
体cDNAを発現する細胞からの膜調製物を用いる放射性リガンド結合アッセイ
を使用した。3種全てのサブタイプに対する結合活性を有する放射性標識リガン
ド(非選択的)は市販されている([125I]−HEAT、[3H]−プラゾシン
)。
【0104】 逆転写−ポリメラーゼ連鎖反応(RT−PCR)の標準的方法によりポリA+ RNAから各α1受容体サブタイプをクローン化した。α1受容体サブタイプの
クローニングのために以下のポリA+RNA供給源を用いた:α1a−AR、ヒト
海馬及び前立腺、α1b−AR、ヒト海馬、α1d−AR、ヒト海馬。 得られた cDNAをpcDNA3哺乳類発現ベクター(Invitrogen Corp
.、San Diego CA)中にクローン化した。各DNAを確認のため及
び増幅工程中に導入されたあらゆる可能な突然変異を検出するためにシークエン
スした。各受容体サブタイプの公開合意からの配列のいかなる差も部位特異的突
然変異誘発により修正した。
【0105】 クロロキンショックを用いる標準的なDEAE−デキストラン法を使用して、
3種のα1−ARサブタイプ(a、b、d)をCOS細胞中にトランスフェクト
した。この方法では、各組織培養皿(100mm)に3.5x106細胞を接種 し、10μgのDNAでトランスフェクトした。トランスフェクションの約72
時間後に細胞を集め、COS膜を調製した。25プレート(100mm)からト
ランスフェクトされたCOS細胞をはがし、15mLのTEバッファー(50m
M Tris−HCl、5mM EDTA、pH 7.4)中に懸濁した。懸濁液 をホモジナイザーで破壊した。次に、それを40℃で1000xgで10分間遠
心分離した。上清を4℃で34,500xgで20分間遠心分離した。ペレット
を5mLのTNEバッファー(50mM Tris−HCl、5mM EDTA、
150mM NaCl、pH 7.4)中に再懸濁した。得られた膜調製物を等分
し、−70℃で保存した。TritonX−100での膜可溶化後にタンパク質
濃度を決定した。
【0106】 α1−ARサブタイプの各々に結合する各化合物の能力を受容体結合アッセイ
において評価した。非選択的α1−ARリガンドの[125I]−HEATを放射 性標識リガンドとして用いた。96ウェルプレートの各ウェルに:140μLの
TNE、TNE中に希釈した25μLの[125I]−HEAT(50,000c pm;最終濃度50pM)、DMSO中に希釈した10μLの試験化合物(最終
濃度1pM−10μM)、3種のα1−ARサブタイプのいずれかを発現する2
5mLのCOS細胞膜調製物(0.05−0.2mg膜タンパク質)を入れた。
プレートを室温で1時間インキュベートし、反応混合物をPackard GF /C Unifilterフィルタープレートを通して濾過した。フィルタープ レートを真空オーブン中で1時間乾燥させた。シンチレーション液(25mL)
を各ウェルに加え、フィルタープレートをPackard Topcountシ ンチレーションカウンターで計数した。GraphPad Prismソフトウ
ェアを用いてデータを分析した。
【0107】 全ての受容体サブタイプにおける本発明の選択化合物のナノモル濃度単位で表
されるIC50値を表Aに挙げる。
【0108】
【表1】
【0109】 例25 大動脈組織並びにアンタゴニストより優れた前立腺組織に対する本発明の化合
物のアンタゴニスト拮抗活性及び選択性を以下のように示した。ラット前立腺組
織及びラット大動脈組織の収縮反応をアンタゴニスト化合物の存在下及び非存在
下で調べた。拮抗作用の選択性の表示として、血管平滑筋収縮性(α1b−AR 及びα1d−AR)に対する試験化合物の作用を前立腺平滑筋(α1a−AR)に
対する作用と比較した。275グラムの重さがあり、頸部脱臼により屠殺したL
ong Evans由来のオスラットから前立腺組織の細片及び大動脈環を得た
。32℃でリン酸緩衝食塩水pH 7.4を含有する10ml浴中で前立腺組織 を1グラム張力下に置き、力変換器で等尺性張力を測定した。37℃でリン酸緩
衝食塩水pH 7.4を含有する10ml浴中で大動脈組織を2グラム張力下に 置いた。ノルエピネフリンにより誘導される収縮反応を50%減少する試験化合
物の能力(IC50)を決定した。化合物3は、大動脈組織において4.74μM
のIC50で、そして前立腺組織において0.143μMのIC50で収縮反応を阻
害した。化合物35は、大動脈組織において8.5μMのIC50で、そして前立
腺組織において0.18μMのIC50で収縮反応を阻害した。
【0110】 例26 イヌにおいてフェニレフリン(PE)により誘導される尿道内圧の増加と拮抗
する能力に関して本発明の選択化合物を試験した。イヌにおいてPEにより誘導
される平均動脈圧(MAP)の増加に対するこれらの化合物の作用を比較するこ
とによりそれらの選択性を示した。
【0111】 オスビーグル犬に麻酔をかけ、前立腺尿道における尿道内圧(IUP)を測定
するためにカテーテルを挿入した。大腿動脈中に配置したカテーテルを用いて平
均動脈圧(MAP)を測定した。コントロールアゴニスト量反応曲線を定めるた
めに最初にイヌにフェニレフリン(PE)の6i.v.ボーラス投与量(1〜 32mg/kg)を投与した。IUPがベースラインに戻るまで各投与後にIU
P及びMAPを記録した。次に、コントロールアゴニスト量反応曲線におけるよ
うに、イヌにアンタゴニスト化合物のi.v.ボーラス投与量を、続いて増加す
る投与量のi.v.PE攻撃を与えた。各PE攻撃後のIUP及びMAP測定を
記録した。アンタゴニスト化合物を半対数増分で3〜300μg/kgの投与量
範囲にわたって試験した。アンタゴニスト投与間の間隔は少なくとも45分であ
り、各試験化合物に対して3実験を実施した。化合物8のIUP及びMAPの平
均減少%を以下のグラフに示す。
【0112】
【表2】
【0113】
【表3】
【0114】
【表4】
【0115】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 プラウテイ,キヤサリン・ピー アメリカ合衆国ペンシルベニア州18901ド イルスタウン・ウインザーウエイ236 Fターム(参考) 4C055 AA01 BA02 BA39 BA42 BA47 BA52 BB02 BB04 BB07 BB08 CA02 CA58 CB10 DA01 4C086 AA01 AA02 AA03 BC17 GA08 GA12 MA01 MA04 NA14 ZA81 ZC42

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I 【化1】 {式中、 R1は、水素、ハロゲン、C1-5アルコキシ、ヒドロキシルまたはC1-5アルキル であり、 R2は、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル[このアルキルの置換基は独立して 1種以上のハロゲン類から選択される]、フェニル、置換フェニル[このフェニ
    ルの置換基は独立してC1-5アルキル、C1-5アルコキシおよびトリハロC1-5ア ルキルから成る群の1員以上から選択される]、フェニルC1-5アルキル、また は置換フェニルC1-5アルキル[このフェニルの置換基は独立してC1-5アルキル
    、ハロゲン、C1-5アルコキシおよびトリハロC1-5アルキルから成る群の1員以
    上から選択される]であり、 R3は、破線が存在しない場合には水素、ヒドロキシまたはC1-5アルコキシであ
    るか、或は破線が存在する場合には酸素であり、 R4は、水素、C1-5アルキル、フェニルC1-5アルキルまたは置換フェニルC1-5 アルキル[このフェニルの置換基は独立してC1-5アルキル、C1-5アルコキシお
    よびトリハロC1-5アルキルから成る群の1員以上から選択される]であり、 R5は、C1-6アルキル、置換C1-6アルキル[このアルキルの置換基は独立して 1種以上のハロゲン類から選択される]、フェニル、置換フェニル[このフェニ
    ルの置換基は独立してC1-8アルキル、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1-8アル
    キル、置換C1-8アルキル(このアルキルの置換基は、独立して、1種以上のハ ロゲン類から選択される)、C1-5アルコキシ、アミノ、C1-5アルキルアミノ、
    ジC1-5アルキルアミノ、C1-5アルキルカルボニル、C1-5アルコキシカルボニ ル、アリールカルボニル、ニトリル、アミノスルホニル、C1-5アルキルスルホ ニル、フェニルスルホニルおよび置換フェニルスルホニル(このフェニルの置換
    基は独立してC1-8アルキル、水素、ハロゲン、ヒドロキシおよびニトロから成 る群の1員以上から選択される)から成る群の1員以上から選択される]、フェ
    ニルC1-5アルキル、置換フェニルC1-5アルキル[このフェニルの置換基は独立
    してC1-8アルキル、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1-8アルキル、置換C1-8 アルキル(このアルキルの置換基は、独立して、1種以上のハロゲン類から選択
    される)、C1-5アルコキシ、アミノ、C1-5アルキルアミノ、ジC1-5アルキル アミノ、C1-5アルキルカルボニル、C1-5アルコキシカルボニルおよびニトロか
    ら成る群の1員以上から選択される]であり、 Xは、酸素、硫黄またはNHである} で表される化合物、それの薬学的に容認される塩、およびそれの立体異性体、ラ
    セミ混合物、ならびにエナンチオマー類。
  2. 【請求項2】 R3が酸素である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 R3が水素またはヒドロキシである請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 R1が水素、ハロゲンまたはヒドロキシであり、R2がフェニ
    ル、水素またはC1-6アルキルであり、R4がC1-5アルキルまたは水素でありそ してR5がC1-5アルキル、フェニルまたは置換フェニルでありそしてXが硫黄ま
    たは酸素である請求項3記載の化合物。
  5. 【請求項5】 R1が水素であり、R2がC1-5アルキルであり、R3が水素で
    あり、R4が水素であり、R5が置換フェニルでありそしてXが酸素である請求項
    4記載の化合物。
  6. 【請求項6】 R1が水素であり、R2がi−プロピルであり、R3がヒドロ キシまたは水素であり、R4が水素であり、R5がフェニルまたは置換フェニルで
    あり、ここで、このフェニルの置換基が独立してC1-5アルコキシ、ハロゲン、 ジC1-5アルキルアミノ、C1-5アルキルおよびハロゲン置換C1-5アルキルから 成る群の1員以上から選択され、そしてXが酸素である請求項1記載の化合物。
  7. 【請求項7】 R1が水素であり、R2がi−プロピルであり、R3がヒドロ キシであり、R4が水素であり、R5がフェニルであり、Xが酸素でありそしてキ
    ラリティーを持つ酸素の立体化学がSである請求項1記載の化合物。
  8. 【請求項8】 良性前立腺過形成を治療する方法であって、式Iで表される
    化合物を有効投薬量で哺乳動物に投与することから成る方法。
  9. 【請求項9】 前記有効投薬量が約0.1から約25.0mg/kgである
    請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 α−1aアドレナリン作動性レセプタに関係した病気を治 療する方法であって、式Iで表される化合物を有効投薬量で哺乳動物に投与する
    ことから成る方法。
  11. 【請求項11】 前記有効投薬量が約0.1から約25.0mg/kgであ
    る請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 薬学組成物であって、式Iで表される化合物を有効投薬量
    で含有する薬学組成物。
  13. 【請求項13】 式Iで表される化合物の有効投薬量が約0.1から約25
    .0mg/kgである請求項12記載の薬学組成物。
  14. 【請求項14】 式Iで表される化合物の有効投薬量が約0.01から約1
    .0mg/kgである請求項12記載の薬学組成物。
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