JP2002503715A - 酸化混合物から触媒を分離する方法およびデバイス - Google Patents

酸化混合物から触媒を分離する方法およびデバイス

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アデール エム. ロスタミ,
ダグラス ジェイ. ダッドジェオン,
デイビッド シー. デコスター,
ユースタシオス バシリュー,
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、少なくとも部分的に酸化が行われた後、酸化ゾーンの外側で反応混合物から触媒を除去することによって、触媒および一塩基酸の存在下での炭化水素の二塩基酸への酸化を制御するための方法に関する。最初に、触媒が部分的に沈殿し、そして反応混合物中の水分レベルが下げらることによって、および/または反応混合物を、触媒が沈殿する温度またはそれより高い温度に供することによって除去される。触媒の最初の部分的な沈殿の後、残りの触媒は、熱処理に供され、この間、一塩基酸の少なくとも一部が、融解した二塩基酸を残して除去され、ここで、少なくとも大部分の残りの触媒が沈殿し、除去される。少量の残りの触媒は、例えば、イオン交換、塩基または適切な塩を用いる沈殿、および電気透析を含むがこれらに限定されない方法によって除去される。3つの除去段階の沈殿触媒は、種々の方法でリサイクルされ得る。二塩基酸(単数または複数)は任意の触媒の沈殿段階の前または後に少なくとも部分的に除去され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、炭化水素(例えば、シクロヘキサン)を、それぞれの二塩基酸(例
えば、アジピン酸)に酸化する方法、より詳細には、好ましくはリサイクルのた
め、その反応後に触媒を除去する方法に関する。
【0002】 (発明の背景) 酸の形成に関する非常に多くの参考文献(特許および学術文献の両方)があり
、その最も重要なものの1つが、炭化水素の酸化によるアジピン酸である。アジ
ピン酸は、ナイロン66繊維および樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、ならび
に多方面にわたる他の化合物を生成するために使用される。
【0003】 アジピン酸を製造する種々のプロセスがある。従来のプロセスは、シクロヘキ
サンを酸素によりシクロヘキサノンとシクロヘキサノールとの混合物(KA混合
物)へ酸化する第1工程、次いでこのKA混合物の、硝酸によるアジピン酸への
酸化を包含する。他のプロセスとしては、とりわけ「ヒドロペルオキシドプロセ
ス」、「ホウ酸プロセス」および「直接合成プロセス」が挙げられ、これは溶媒
、触媒および促進剤の存在下での、酸素によるシクロヘキサンのアジピン酸への
直接酸化を含む。
【0004】 直接合成プロセスは長い間、注目を集めてきた。しかしながら、今日に至るま
でほとんど商業的成功を見出していない。その理由のひとつは、一見すると非常
に単純なようではあるが、実は非常に複雑なためである。この複雑さのため、種
々の参考文献に著しく矛盾する結果、コメントおよび意見を見出し得る。
【0005】 直接合成に従って反応が行われた後、2つの液相の混合物が、主にアジピン酸
からなる固相とともに周囲温度で存在することが周知である。2つの液相は、「
極性相」および「非極性相」と呼ばれてきた。しかしながら、これらの二相の重
要性についてはこれまで、アジピン酸を「極性相」から分離すること、およびこ
れらの相をさらなる処理と共にまたは無しで部分的にまたは全体的に反応器へリ
サイクルすることを除いて、全く注意が払われてこなかった。
【0006】 直接合成に関するほとんどの研究が、文字通り、または全ての実用的目的のた
めにバッチ様式で行われてきたことに注意することもまた重要である。
【0007】 上記のように、酸(例えば、アジピン酸)および/または中間生成物(例えば
、シクロヘキサノン、シクロヘキサノール、シクロヘキシルヒドロペルオキシド
など)を生成するための、有機化合物の酸化に関する非常に多くの参考文献があ
る。
【0008】 以下の参考文献は、とりわけ、二酸および他の中間体酸化生成物の調製に関連
する酸化プロセスの代表的なものとしてみなされ得る。
【0009】 米国特許第5,463,119号(Kollar)、米国特許第5,374,
767号(Drinkardら)、米国特許第5,321,157号(Koll
ar)、米国特許第3,987,100号(Barnetteら)、米国特許第
3,957,876号(Rapoportら)、米国特許第3,932,513
号(Russell)、米国特許第3,530,185号(Pugi)、米国特
許第3,515,751号(Obersterら)、米国特許第3,361,8
06号(Lidovら)、米国特許第3,234,271号(Barkerら)
、米国特許第3,231,608号(Kollar)、米国特許第3,161,
603号(Leyshonら)、米国特許第2,565,087号(Porte
rら)、米国特許第2,557,282号(Hambletら)、米国特許第2
,439,513号(Hambletら)、米国特許第2,223,494号(
Loderら)、米国特許第2,223,493号(Loderら)、ドイツ特
許DE 44 26 132 A1(Kyselaら)、およびPCT国際公開
WO 96/03365(Constantiniら)。
【0010】 上記の参考文献、または本発明者らに公知の任意の他の参考文献のいずれも、
記載されかつ請求されるような本発明の複雑かつ重大な制御および要件に対象と
なる、炭化水素反応混合物から、好ましくはリサイクルのための触媒の除去を、
単一もしくは組合せて、開示、示唆、または暗示していない。
【0011】 (発明の要旨) 前述のように、本発明は、炭化水素(例えば、シクロヘキサン)を酸化して、
それぞれ中間酸化生成物(例えば、アジピン酸)にする方法に関し、より詳細に
は、好ましくはリサイクルのために、反応後に触媒を除去する方法に関する。よ
り詳細には、本発明は、1つ以上の二塩基酸を含有する反応混合物から触媒を除
去する方法に関し、この反応混合物は、酸化ゾーンにおいて、触媒、水および一
塩基酸溶媒の存在下で炭化水素と酸化剤との反応後に形成され、この方法は、以
下の工程により特徴付けられる: (a)少なくとも部分的に水を除去し、そして/または触媒沈殿を引き起こす
のに十分な高さに温度を制御することにより、反応混合物から大部分の触媒を沈
殿させる工程; (b)沈殿した触媒を除去する工程: (c)触媒が沈殿するまで、一塩基酸溶媒を少なくとも部分的に除去し、1つ
以上の二塩基酸を融解することによって、大部分の残った触媒をさらに沈殿させ
、除去する工程; (d)工程(c)で沈殿した触媒を、少量の触媒を含有する濾液を残して除去
する工程; (e)濾液から少量の触媒を実質的に除去する工程。
【0012】 本発明はまた、1つ以上の二塩基酸を含有する反応混合物から触媒を除去する
方法に関し、この反応混合物は、酸化ゾーンにおいて、触媒、水および一塩基酸
溶媒の存在下で炭化水素と酸化剤との反応後に形成され、この方法は以下の工程
により特徴付けられる: (a)少なくとも部分的に水を除去し、そして/または触媒沈殿を引き起こす
のに十分な高さに温度を制御することにより、反応混合物から大部分の触媒を沈
殿させる工程; (b)沈殿した触媒を除去する工程: (c)イオン交換、電気透析、塩基を用いる触媒沈殿、塩を用いる触媒沈殿お
よびそれらの組み合わせからなる群から選択される方法によって、残った触媒を
さらに除去する工程。
【0013】 さらに、本発明は、1つ以上の二塩基酸を含有する反応混合物を処理する方法
に関し、この反応混合物は、酸化ゾーンにおいて、触媒、水および一塩基酸溶媒
の存在下で、炭化水素と酸化剤が反応した後に形成され、この方法は以下の工程
によって特徴付けられる: (a)少なくとも部分的に水を除去し、そして/または触媒沈殿を引き起こす
のに十分な高さに温度を制御することにより、反応混合物から大部分の触媒を沈
殿させる工程; (b)沈殿した触媒を除去する工程: (c)触媒が沈殿するまで、一塩基酸溶媒を少なくとも部分的に除去し、1つ
以上の二塩基酸を融解することによって、大部分の残った触媒をさらに沈殿させ
除去する工程; (d)工程(c)で沈殿した触媒を、二塩基酸および少量の触媒を含有する濾
液を残して除去する工程; (e)工程(d)の後、1つ以上の二塩基酸を少なくとも部分的に沈殿させ、
少なくとも部分的に除去する工程。
【0014】 少量の触媒の少なくとも一部は、種々の方法によって除去され得、この方法に
は、イオン交換、電気透析、塩基を用いる沈殿、塩を用いる沈殿およびそれらの
組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
【0015】 本発明は、炭化水素が、シクロヘキサン、シクロヘキサノン、シクロヘキサノ
ール、シクロヘキシルヒドロペルオキシドおよびそれらの混合物からなる群から
選択される化合物を含み、一塩基酸溶媒が酢酸を含み、触媒がコバルト化合物を
含み、酸化剤が酸素を含み、二塩基酸の1つがアジピン酸を含む場合、特に適用
可能である。
【0016】 本発明の方法はさらに、少なくとも1つの二塩基酸を、ポリオール、ポリアミ
ンおよびポリアミドからなる群から選択される反応物と、それぞれポリエステル
またはポリアミド、または(ポリイミドおよび/もしくはポリアミドイミド)の
ポリマーを形成するような様式で、反応させる工程をさらに包含し得る。ポリマ
ーを繊維に紡績する工程もまた使用され得る。
【0017】 全ての比および割合は、他で指示がなければ、重量で示される。
【0018】 制御器、好ましくはコンピュータ制御器は、本発明のデバイスの操作を容易に
かつ正確に制御し得る。コンピュータ制御器をプログラミングしてそのような機
能を発揮することは、当該分野で周知の慣用的なプロセスである。本発明に従っ
て、制御器は、反応または酸化ゾーンから得られた情報に基づいて、例えば、所
望の結果を達成するため原材料および/またはリサイクル材料の供給速度、温度
、圧力ならびに他のパラメータを制御する。この制御器はまた、フローシートシ
ミュレーションを含めるため当該分野で周知の技術のよりプログラムされ得、こ
れは蒸気/液体平衡およびエネルギーバランス効果を説明し得る。
【0019】 上記のように、これらの方法およびデバイスは、炭化水素がシクロヘキサンを
含み、溶媒が酢酸を含み、そして触媒がコバルト塩を含む場合に、特に適切であ
る。
【0020】 読者の本発明に関する理解は、下記の詳細な記載を図面と組み合わせて参照す
ることにより高められる。
【0021】 (発明の詳細な説明) 前述のように、本発明は、炭化水素(例えば、シクロヘキサン)をそれぞれの
二塩基酸(例えば、アジピン酸)へ酸化するための方法およびデバイスに関し、
より詳細には、好ましくはリサイクルするため、反応後に触媒を除去する方法に
関する。
【0022】 酸化反応における適切な触媒の取り扱いは、当該分野で常に重要な問題であっ
た。本発明に従って、触媒は、2段階プロセス、好ましくは3段階プロセスによ
って、酸化が実施された後に反応混合物から沈殿し、これは、脱水(de−wa
teringおよび/または熱処理により生じた部分的な触媒沈殿後の、二塩基
酸を含有する融解混合物中の沈殿を含む。この融解混合物は、触媒分離のために
十分に非粘綢性であることが重要である。本発明者らは、この融解混合物中への
補助剤(例えば、グルタル酸)の添加が、操作可能な粘綢性を達成するのに役に
立つことを見出した。最後の微量の触媒は、イオン交換技術、電気透析などによ
って、第3段階で除去され得る。
【0023】 好ましくは、この融解混合物から沈殿した触媒は、本明細書中でさらに詳述さ
れるように、脱水および/または熱処理の段階へとリサイクルされるが、ある理
由のため所望であれば、酸化チャンバーへリサイクルされることが可能である。
この沈殿触媒は、二塩基酸が酸化チャンバーへ実質的にリサイクルされることな
く、反復利用のため容易にかつ効果的にリサイクルされ得るので、この沈殿触媒
を脱水および/または熱処理の段階へリサイクルすることは、多大な利点を示す
【0024】 脱水は好ましくは、蒸留カラムの使用および/または無水物(好ましくは、無
水酢酸)の添加により、実施される。しかしながら、他の方法(例えば、他の脱
水化合物の使用)は排除されず、そして特に蒸留カラムと組合せて非常に効率的
に使用され得る。他の脱水化合物の例は、コロイド状シリカ、酸化カルシウム、
モレキュラーシーブなどである。
【0025】 本発明者らは、反応混合物中の部分的な触媒沈殿に関する非常に重要な因子が
、とりわけ、水分レベル、触媒レベル、炭化水素レベルおよび温度であり、これ
は反応生成物および副生成物を含むということを見出した。因子の所定のセット
に関しては、部分的な触媒沈殿は、水分レベルが減少し、触媒レベルが増加し、
炭化水素レベルが増加し、そして温度が上昇するにつれて、促進される。
【0026】 本発明をより良く明白にするために、以下に与えられる実施例は、炭化水素が
シクロヘキサンであり、中間体酸化生成物がアジピン酸を含み、混合物が酢酸を
含有する溶媒を含み、そして触媒がコバルト化合物を含むことを想定する。しか
しながら、本発明の教示は、本実施例において使用されるものと異なる炭化水素
、中間酸化生成物、溶媒、および触媒に対して適用可能であるということが理解
されるべきである。それぞれ個々の場合に適合するためには、わずかな改変のみ
が必要とされ得る。
【0027】 ここで図1を参照すると、リアクターデバイスまたはシステム10が図示され
ており、これは、酸化ゾーン14を含む酸化チャンバー12を包含する。このリ
アクターデバイス10は、本発明を例示するのに必要な構成要素を実証するため
に部分的に示されるに過ぎない。当該分野で周知の種々の処理、生成物または副
生成物の分離、リサイクルなどのデバイスは、明確および簡潔の目的のため示さ
れていない。この酸化リアクター12に接続されたデバイス(例えば、蒸留カラ
ム、コンデンサー、リボイラーなど)もまた、明確および簡潔の目的のためにま
た示されておらず、これらは、この特定の例では酸化チャンバー排出ライン16
により表される。この酸化リアクター12は、任意の型のリアクター(例えば、
撹拌タンクリアクター、原子化リアクター、再循環リアクターなど)であり得る
【0028】 この酸化チャンバー12に接続された供給手段(原材料、種々のリサイクル材
料、ガス状酸化剤などのための)は、明確および簡潔の目的のため単一の供給ラ
イン18により表される。しかしながら、実際には、多数の個別のラインが使用
され得、これには、適切である場合には、例えば混合容器、ヒーター、冷却器な
どのようなデバイスを備えるということが理解されるべきである。
【0029】 酸化チャンバー12は、移送ライン29を介してタンク28に接続される。次
いで、このタンク28は移送ライン31を介して脱水ステーション30に接続さ
れる。この脱水ステーション30は、移送ライン34を介して熱処理ステーショ
ン32へ通じる。触媒沈殿ステーション32は、好ましくはヒーター35に備え
られる。脱水ステーション30は、蒸留カラム30の形態であり得、このカラム
30は、排出ライン33に備えられ、一方、熱処理ステーション32は、加熱タ
ンクの形態であり得る。蒸留カラムは、このカラム内で触媒が沈殿する場合、触
媒蓄積を防止するのを助けるために、例えばスイープアームのような手段を用い
て備えられ得る。脱水ステーションおよび熱処理ステーションは、ただ1つのユ
ニットであり得、すなわち、2つのステーションの一方のみが環境に依存するこ
とが必要とされ得ることに注目すべきである。例えば、タンク28の内容物の水
分レベルが十分に低い場合、熱処理ステーション32内の反応混合物をより高い
温度に加熱することは(脱水ステーション30が無い場合でさえ)、触媒の沈殿
を望まれる程度まで引き起こすのに十分であり得る。同様に、蒸留カラムの低い
部分での温度が十分に高く、そして水分レベルが十分に低い場合には、触媒の沈
殿が起こり得る。さらに、脱水ステーション30または直接的に触媒沈殿ステー
ション32に無水物(例えば、無水酢酸)を添加することにより、水分レベルが
低下し得、その結果、触媒は、ステーション32の内部の優勢な温度で沈殿する
。本発明者らの米国特許出願08/931,035(1997年9月16日出願
)は、このようなデバイスの複数の例を提供し、これは触媒沈殿ステーション3
2として使用され得る。
【0030】 図1で例示された実施態様には示されないが、酸化ステーションは、タンク2
8と脱水カラム30との間の移送ライン31内に備えられ得る。酸化ステーショ
ン(示されず)内で、II価のコバルトイオンは酸化されてIII価のコバルト
イオンになる。これは、米国特許出願第08/986,505(1997年12
月8日出願)(David C.DeCoster,Eustathios V
assiliou,Mark W.Dassel,Ader M.Rostam
iおよびDouglas J.Dudgeon、表題「Methods and
Devices for Separating Catalyst fro
m Oxidation Mixtures Containing Diba
sic Acids」、これは本明細書中で参考として援用される)により詳細
に記載されるように、カラム30内の任意の触媒沈殿を防止するのに有用である
。次いで、また同じ明細書に記載されるように、好ましくは、還元ステーション
が、ステーション32での触媒沈殿を促進するために、コバルトイオンをIII
価からII価に還元するため、カラム30と熱処理ステーションまたは触媒沈殿
ステーション32との間のライン34に組み込まれる。
【0031】 熱処理ステーション32は、移送ライン38を介して触媒分離器36に接続さ
れる。この触媒分離器36は固体除去ライン40に備えられ、この固体除去ライ
ン40は好ましくは、酸化チャンバー12へ接続される。この触媒分離器36は
また、移送ライン44を介して熱処理ステーション42へ接続される。この熱処
理ステーション42(ヒーター43を備える)はまた、一塩基酸除去ライン46
を通して一塩基酸(例えば、酢酸)を除去するためのエバポレーターとして一塩
基酸除去ライン46を介して作用する。所望であれば、この熱処理ステーション
42は、好ましくは、直列で配置された、1つより多い沈殿チャンバーを備える
得る。この一塩基酸除去ライン46は、一塩基酸を蒸気または液体のいずれかと
して、前記酸化チャンバー12または任意の他のチャンバーへリサクルするため
、酸化チャンバー12へ接続され得るが、カラムが脱水ステーション30を表す
場合には、脱水ステーション30の底部に接続されることが非常に好ましい。こ
のように、一塩基酸に含まれる熱は、熱処理ステーション42から除去される場
合、カラム30を駆動するために少なくとも部分的に使用され得る。このステー
ション42は、任意の望ましい補助剤(例えば、グルタル酸)を添加するための
入口ライン48をさらに備える。
【0032】 熱処理ステーション42は、移送ライン52を介して触媒分離器50に接続さ
れる。この触媒分離器50(これは、加熱融解分離器である)は、好ましくは、
固体除去ライン54を介してタンク28に接続される。これはまた移送ライン5
6に接続され、次に、熱処理ステーション42へ通じるリサイクルライン58と
溶解ステーション62へ通じる移送ライン60とに分けられる。溶媒ライン64
はまた、溶解ステーション62に接続され、次に、このステーションは、移送ラ
イン68を介して二塩基酸沈殿および分離ステーション66に接続される。
【0033】 二塩基酸沈殿および分離ステーション66はまた、固体除去ライン70に接続
され、そして、移送ライン74を介して最終触媒除去ステーション72に接続さ
れる。この最終触媒除去ステーション74は、最終触媒除去ライン76に接続さ
れ、そして、移送ライン80を介して加水分解ステーション78に接続される。
加水分解ステーション78は、順に、さらなるライン82および移送ライン84
に接続される。
【0034】 この実施態様の操作では、原材料は、ライン18を通して酸化チャンバー12
へ供給され、この酸化チャンバー12は酸化ゾーン14を封入する。酸化チャン
バーは、当該分野では周知である。本発明に従って、シクロヘキサンの直接酸化
によるアジピン酸製造の場合には、原材料は好ましくは、炭化水素としてシクロ
ヘキサン;開始剤としてアセトアルデヒドまたはシクロヘキサノン;酸化剤とし
て酸素または空気、あるいは酸素および不活性ガス(例えば、窒素)を含む別の
ガス混合物;触媒としてコバルト化合物;そして、一塩基酸溶媒として酢酸であ
る。酸化ゾーンにおける少量の水は好ましくは、触媒が沈殿する時よりは高くな
るが、第二の液層が形成される時よりは低く制御される。原材料濃度および条件
は定常状態で維持されることがまた好ましい。「定常状態」という用語により、
その反応は平衡に達したということが意味されるが、しかしながら、この平衡は
所望の結果を達成するために周期的または連続的に調節され得る。例えば、触媒
の沈殿を避けるために、反応または酸化ゾーン中にさらなる水が必要とされる場
合、反応または酸化ゾーンへの水供給速度は適切に増加され得、その反応はなお
、「定常状態」にあるとみなされ得る。同様に、2相の形成を避けるため、より
少ない水が必要とされる場合、反応または酸化ゾーンへの水供給速度は適切に減
少され得、その反応はなお、「定常状態」にあるとみなされ得る。残りの成分ま
たは原材料の供給速度はまた、それらが新しく導入されようとまたはそれらがリ
サイクルの産物であろうと、同様な方法で制御される。
【0035】 酸化チャンバー12を出ていく液体混合物は、移送ライン29を通ってタンク
28に入る。これは、アジピン酸、グルタル酸、コハク酸、酢酸、ならびに少量
のシクロヘキサン、水および他の補助剤(例えば、エステルおよび他の副生物)
を含む。タンク28中で、液体混合物はまた、本明細書中以下でより詳細に説明
するように、触媒分離器50から固体除去ライン54を通ってきた触媒固体と混
合される。触媒分離器50からの触媒固体は、酸化チャンバー12の酸化ゾーン
14において触媒を再利用するような任意の所望の方法で処理され得るが、沈殿
した触媒がタンク28にリサイクルされることが望まれる。主な理由は、アジピ
ン酸製造の場合、ライン54で分離された触媒は、遊離二塩基酸と共に二塩基酸
(例えば、アジピン酸、グルタル酸およびコハク酸)を含有する触媒(例えば、
コバルト)の塩を含むからである。二塩基酸および二塩基酸塩を酸化チャンバー
12にリサイクルし戻すことは所望されないため、好ましくは、固体除去ライン
54は、これらの固体をタンク28に向ける。触媒分離器50から沈殿した固体
は、例えば共存している液体を除去するため、または他の理由のため、始めに、
少量の二塩基酸を含有するか、または含有しない液体(融解したものかそうでな
いもの)(例えば、濃縮後、ライン33を通って運ばれるストリームの一部分)
で洗浄され得る。タンク28は、移送ライン29により供給された多量の酢酸を
、少量の水および他の物質と共に含む。タンク28中の酢酸および水内容物のた
め、二塩基酸触媒塩(これは、熱処理ステーション42において、溶解した二塩
基酸に不溶性である)は、再溶解および再平衡化され、タンク28の内容物中の
触媒金属の酢酸塩を優位に形成する。
【0036】 順に、タンク28の内容物は、脱水ステーション30(これは、好ましくは脱
水カラムの形態である)に移送される。タンク28の内容物がカラムの下方に移
動するにつれて、熱酢酸(これは、好ましくは、熱処理ステーション42から移
送ライン46を介してくる)が、徐々に水および他の少量成分(例えば、シクロ
ヘキサン、シクロヘキサノールおよびシクロヘキサノン)を蒸気ライン33を通
して除去する。ライン33を通して除去された蒸気(この大部分は、一塩基酸で
ある)は、直接または凝縮液として酸化チャンバー12にリサイクルされるか、
そうでなければ処理され得る。カラム30の底部の液体混合物は、所望の程度ま
で脱水された後、熱処理ステーション32に移送される。乾燥(dehydra
tion)または脱水の程度が高くなるほど、熱処理ステーション32での所定
の温度における沈殿触媒の割合は高くなる。当然、この所定の温度は、触媒が沈
殿する沈殿温度よりも高くなければならず、これについては本発明者らの同時継
続出願中の米国特許出願第08/931,035号(1997年9月16日出願
)に詳細に記載される。
【0037】 混合物からの水の除去は、本発明の目的のため、水として自由に働かない様式
で水を固定する工程を包含することに再び注意すべきである。反応した水分子を
構成する酸素および水素原子が、この混合物中になお存在するという事実にもか
かわらず、例えば、酸無水物(例えば、無水酢酸)と混合物中に含まれる水との
反応は、混合物からの水の除去、または脱水、または乾燥とみなされる。
【0038】 多量の一塩基酸(例えば、酢酸)のため、ステーション32における大部分の
沈殿触媒は、一塩基酸の塩(例えば、コバルトの酢酸塩)の形態であり、これは
、触媒分離器36で分離された後、好ましくは、固体除去ライン40を通って酸
化チャンバー12の酸化ゾーン14にリサイクルされる。しかし、この沈殿物は
、少量の二塩基酸を含有するか、または含有しない液体(例えば、濃縮後、ライ
ン33を通って運ばれるストリームの一部分)で、液体を除去するため、または
他の理由のために洗浄され得ない。この段階では、大部分の溶解した触媒を沈殿
させることが好ましい。60%より多く、より好ましくは70%より多く、さら
により好ましくは80%より多くを沈殿させることが好ましい。
【0039】 カラム内のコバルト触媒をIIIに価に保持し、カラム内で触媒が沈殿しない
ようにすることが好ましいが、この混合物がライン34を通ってカラム30から
出た後、チャンバー32内での沈殿を促進するために、このコバルトをII価に
保持することが不可欠である。
【0040】 触媒分離器36で沈殿触媒を分離した後、溶解した触媒、二塩基酸、一塩基酸
溶媒および少量の他の補助剤を含有する残りの混合物は、熱処理ステーション4
2に移送される。この熱処理ステーション42において、これはまた、少なくと
も大部分の一塩基酸溶媒(例えば、酢酸)を除去するためのエバポレーターとし
て働き、実質的に残りの触媒の大部分は、主に、副生成エステルおよび少量の他
の補助剤もまた含有する融解した二塩基酸中の二塩基酸塩として沈殿する。好ま
しくは、除去された一塩基酸は、上記されるように、カラムを駆動するために、
ライン46を通って脱水カラム30の底部にリサイクルされる。任意の理由のた
め、一塩基酸溶媒が蒸気として脱水カラム30にリサイクルされない場合、当該
分野で周知のリボイラーがこのカラムを駆動するために必要である。必要ならば
、リボイラーはまた、ライン46を通しての酢酸の導入と組み合わせて使用され
得る。
【0041】 熱処理ステーション42は、一塩基酸のより効率的なエバポレーションのため
、または他の理由のために減圧下で操作され得る。しかし、好ましくは、熱処理
ステーション42内の圧力は、ライン46における圧縮要件を避けるために、脱
水ステーション30内の圧力より高く維持されるべきである。熱処理ステーショ
ン42内の温度は、融解状態におけるその内容物を保持するのに十分なほど高い
。時々、例えばステーション42の内容物の融点および粘性を低くするために、
ステーション42に補助剤(例えば、グルタル酸)を添加するための入り口ライ
ン48を使用することが望まれる。
【0042】 すでに議論されたように、一塩基酸無水物(例えば、無水酢酸)は、脱水カラ
ム30に加えて、またはその代わりに使用され得、これは、脱水ステーションを
構成する。熱処理ステーション42で沈殿した触媒は、上記のように、分離器5
0で融解液体物質から分離され、そしてタンク28にリサイクルされる。この融
解液体物質はライン56を通ってこのシステムを出る。この一部は、リサイクル
ライン58を通って熱処理ステーション42にリサイクルされ(熱処理ステーシ
ョン42の内容物の粘性を減少させることが所望される場合)、そしてこの一部
は移送ライン60を通って溶解チャンバー62に移送される。
【0043】 溶媒(例えば、水、または水と酢酸との混合物、または酢酸)は、溶解ステー
ション62に導入される。この溶媒は分離ステーション50からきた融解液体を
溶解する。この溶解ステーション62において、添加された溶媒の量および溶解
ステーション62内の温度は、全ての実施目的のために、好ましくは、いずれの
固体も沈殿することなく単相液体のみが広がるような量および温度である。次に
、この単相液体は、二塩基酸分離および沈殿ステーション66に移送され、二塩
基酸(この実施例では、アジピン酸)が、晶析することによって沈殿し、固体除
去ライン70を介して除去される。この晶析は、温度を下げることによってか、
または当該分野に周知の他の技術によって実施され得る。フラッシュ晶析もまた
使用され得る。フラッシュ晶析は、1つ以上の段階で達成され得、ここで、温度
および圧力の両方は下げられる。この圧力は真空ポンプ、凝縮器および当該分野
に周知の他の付属品(示されず)を介して下げられ得る。もちろん、フラッシュ
晶析は、従来の冷却技術によって、増強されるかまたは取り替えられる。アジピ
ン酸の沈殿によって生成したスラリーは、前述のように、液相からアジピン酸を
分離するために処理され、このアジピン酸は固体除去ライン70を通して除去さ
れる。次いで、除去されたアジピン酸は、再結晶され得るか、またはそうでなけ
れば処理され得る。固体分離の最も一般的な方法は、当該分野に周知の遠心分離
および濾過である。
【0044】 アジピン酸を除去した後の液体または濾液は、移送ライン74を通って最終触
媒除去ステーション72に移送され、ここで、少量のまたは最終の微量の触媒は
、当該分野に周知の任意の技術を使用することによって分離される。このような
技術には、イオン交換樹脂、電気透析、塩基を用いる沈殿、塩または他の部分を
用いる沈殿などの利用が挙げられるが、これらに限定されず、塩基を用いる沈殿
は水酸化コバルトを生成するが、好ましい塩は炭酸コバルトを生成するための溶
解性の金属炭酸塩である。
【0045】 最後の少量の触媒が除去された後、この濾液は加水分解ステーション78に移
送され、ここで、種々の副生成エステルは、加水分解剤(例えば、強酸または塩
基)が添加ライン82を通して添加されることによって加水分解される。二塩基
酸(グルタル酸、アジピン酸およびコハク酸)および他の副生成補助剤と共に加
水分解されたエステルは、さらなる処理および/または分離および/またはリサ
イクルのために、移送ライン84を通して移送される。
【0046】 以下の本発明の個々の技術によって達成され得るいくつかの利点は、とりわけ
以下のものである: ・触媒が3段階で沈殿する。
【0047】 ・好ましくは、第1触媒沈殿ゾーンにおいて、水を除去する、および/また
は反応混合物を熱的に処理することによって大部分の触媒が沈殿する。これは2
つの主な理由のため有利である。1つの理由は、沈殿触媒は大部分が一塩基酸溶
媒を有する塩(例えば、コバルトの酢酸塩)の形態であり、その結果、この沈殿
触媒は、実質的な量の他の生成物または副生成物(例えば、二塩基酸または触媒
を含有するそれらの塩)を同時にリサイクルすることなく、直接酸化ゾーンにリ
サイクルされ得るということである。第2の理由は、第1沈殿ゾーンにおいて、
大部分の触媒を除去することによって、次の触媒分離ゾーンにおいて適切な粘性
の作業し得る融解物が生成され、その結果、実質的に全ての残りの触媒が、例え
ば、熱融解濾過または熱融解遠心分離によって容易にかつ効果的に分離されると
いうことである。第1触媒沈殿ゾーンにおいて、大部分の触媒が除去されない場
合、高い粘性の融解物質と触媒固体との混合物が生成するため、触媒分離は不可
能ではないが、非実用的である。
【0048】 ・第二触媒沈殿ゾーン中の触媒は、触媒と二塩基酸との塩の形態で主に沈殿
するが、この沈殿触媒の第一触媒沈殿ゾーン(ここには、多量の一塩基酸溶媒(
例えば、酢酸)が存在する)へのリサイクルは、大部分の触媒に、その触媒と一
塩基酸溶媒との塩としての再沈殿(例えば、コバルトの酢酸塩)を引き起こし、
これは、すでに記載したように、他の生成物および副生成物の実質的なリサイク
ルなしに、酸化ゾーンへリサイクルされ得る。
【0049】 ・第二触媒沈殿ゾーンから(エバポレートにより)除去された一塩基酸溶媒
(例えば、酢酸蒸気)は、この一塩基酸溶媒がエバポレートされるために消費さ
れるエネルギーの少なくとも一部を提供することによりカラムを駆動する様式で
、第一触媒沈殿ゾーン(これは、脱水カラムを含み得る)の脱水ステーションに
リサイクルされ得る。所望されるなら、この一塩基酸溶媒は、脱水カラム内の水
を除去した後、酸化ゾーンにリサイクルされる。
【0050】 ・上記のような沈殿によるアグレッシブな触媒の分離の後、少量または微量
の触媒が残り、これは、希釈溶液中の金属の除去に効果的かつ効率的な技術によ
って除去され得る。このような技術には、イオン交換による分離、不溶性の塩基
または触媒金属の塩を形成する化合物の添加後の沈殿、電気透析などが挙げられ
る。
【0051】 本発明に従って、所望であれば、任意の液体または気体またはオフガス(of
f−gas)が、全体的または部分的に、任意のセクションから任意の他のセク
ションへリサイクルされ得るということが理解されるべきである。さらに、部分
的または全体的な例示の様式の任意の組み合わせ、あるいは任意の等価な改変ま
たは等価な改変の任意の組み合わせが利用され得、そしてこれらは本発明の範囲
内である。
【0052】 種々の機能は、好ましくは、コンピューター制御装置により制御されるが、本
発明によると、いずれの他の型の制御装置、または手動制御さえ、および/ある
いは1つ以上の機能を制御するための労働を利用することが可能である。好適な
コンピューター制御装置は、人工知能システム(当該分野で周知の、エキスパー
トシステム、ニューラルネットワーク、およびファジー論理システム)である。
人工知能システムの3つの型の内、学習するシステムであるニューラルネットワ
ークは、デバイスの異なった場所から情報(例えば、圧力、温度、化学物質また
は他の分析物など)を集め、この情報を結果(例えば、圧力低下速度、反応速度
、反応性など)と共に保存し、そして適用可能な場合には他のデータと共に、将
来この情報を使用するようにプログラミングされ、各々の場合で取られるべき動
作に関して決定を下す。エキスパートシステムは、熟練したヒトの専門知識に基
づいてプログラミングされる。ファジー論理システムは、専門知識の規則に加え
て、直感の規則に基づく。
【0053】 本発明に従う酸化は非破壊的酸化であり、ここで、酸化生成物は、一酸化炭素
、二酸化炭素、およびそれらの混合物とは異なり、例えばアジピン酸のようなも
のである。もちろん、少量のこれらの化合物が、酸化生成物とともに形成され得
、これは、1つの生成物または生成物の混合物であり得る。
【0054】 実施例は、例えばシクロヘキサンからのアジピン酸の調製のような、対応する
飽和環式脂肪族炭化水素からのC5〜C8脂肪族二塩基酸の調製を含むが、もち
ろんこれら限定されない。他の実施例には、芳香族カルボン酸(例えば、とりわ
け、安息香酸、フタル酸、イソフタル酸、およびテレフタル酸)の調製が挙げら
れる。
【0055】 アジピン酸に関して、その調製は、本発明の方法および装置に特に適しており
、一般的な情報が他の参考文献の中で非常に多くの米国特許に見いだされ得る。
これらは以下を含むが、これらに限定されない: 米国特許第2,223,493号;同第2,589,648号;同第2,28
5,914号;同第3,231,608号;同第3,234,271号;同第3
,361,806号;同第3,390,174号;同第3,530,185号;
同第3,649,685号;同第3,657,334号;同第3,957,87
6号;同第3,987,100号;同第4,032,569号;同第4,105
,856号;同第4,158,739号(グルタル酸);同第4,263,45
3号;同第4,331,608号;同第4,606,863号;同第4,902
,827号;同第5,221,800号;および同第5,321,157号。
【0056】 二塩基酸(例えば、アジピン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸など
)または他の適切な化合物が、当該分野で周知の技術に従い、それぞれポリエス
テル、あるいはポリアミド、あるいは(ポリイミドおよび/またはポリアミドイ
ミド)のポリマーを形成する様式で、ポリオール、ポリアミン、およびポリアミ
ドからなる群から選択される反応物と反応させられ得る。好ましくは、このポリ
オール、ポリアミン、およびポリアミドは、過剰な架橋を避けるために、主にそ
れぞれジオール、ジアミン、およびジアミドである。この反応から得られるポリ
マーは、当該分野で周知の技術により紡績されて繊維を形成し得る。
【0057】 本発明の操作を実証する実施例が、例示の目的のみのために与えられ、そして
いかなる方法でも本発明の範囲を制限するものとして解釈されるべきではない。
さらに、本明細書中上記で詳細に議論された好ましい実施例、ならびに本発明の
制限内に包含される任意の他の実施例が、個別に、または常識および/または専
門化の見解に従ってそれらの任意の組合せで実施され得ることが強調されるべき
である。実施例の個別のセクションはまた、個別に、または実施例の他の個別の
セクションもしくは実施例全体との組合せで、本発明に従って実施され得る。こ
れらの組合せもまた、本発明の領域内にある。その上さらに、議論における任意
の試みられた説明は、思索的なものに過ぎず、そして本発明の範囲を狭めること
を意図しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の好ましい実施態様のブロック図を例示する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ダッドジェオン, ダグラス ジェイ. アメリカ合衆国 ワシントン 98110, ベインブリッジ アイランド, ワイアッ ト ウェイ ノースイースト ナンバービ ー−206 280 (72)発明者 デコスター, デイビッド シー. アメリカ合衆国 ワシントン 98321, バックリー, 234ティーエイチ アベニ ュー イースト 5509 (72)発明者 バシリュー, ユースタシオス アメリカ合衆国 デラウェア 19711− 7419, ニューアーク,サウス タウンビ ュー レーン 12 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC46 AD32 AD40 BB17 BB31 BD60 BS10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つ以上の二塩基酸を含有する反応混合物から触媒を除去す
    る方法であり、該反応混合物は、該触媒、水および一塩基酸溶媒の存在下、酸化
    ゾーンにおいて、炭化水素と酸化剤との反応の後に形成され、該方法は以下の工
    程: (a)水を少なくとも部分的に除去し、そして/または触媒沈殿が生じる適
    切な高さの温度に制御することにより、該反応混合物から大部分の該触媒を沈殿
    させる工程; (b)該沈殿した触媒を除去する工程; (c)触媒が沈殿するまで、少なくとも部分的に該一塩基酸溶媒を除去し、
    1つ以上の該二塩基酸を融解することにより、大部分の残りの触媒をさらに沈殿
    させ、除去する工程; (d)工程(c)で沈殿した該触媒を、少量の触媒を含有する濾液を残して
    除去する工程; (e)該少量の触媒を該濾液から実質的に除去する工程;および (f)工程(d)の後、該少量の触媒を除去する工程の前または後、該1つ
    以上の二塩基酸を、必要に応じて、少なくとも部分的に沈殿させ、少なくとも部
    分的に除去する工程、 により特徴付けられる、方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、ここで、前記少量の触媒の
    少なくとも一部分が、電気透析、イオン交換、塩基を用いる触媒沈殿、塩を用い
    る触媒沈殿、酸を用いる触媒沈殿、およびそれらの組み合わせからなる群から選
    択されるプロセスによって実質的に除去される、方法。
  3. 【請求項3】 請求項1〜2に記載の方法であって、ここで、前記炭化水素
    が、シクロヘキサン、シクロヘキサノン、シクロヘキサノール、シクロヘキシル
    ヒドロペルオキシドおよびそれらの混合物からなる群から選択される化合物を含
    み、前記一塩基酸溶媒が酢酸を含み、前記触媒がコバルト化合物を含み、前記酸
    化剤が酸素を含み、そして前記二塩基酸の1つがアジピン酸を含む、方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載の方法であって、ここで、前記方法がさ
    らに、少なくとも1つの前記二塩基酸を、ポリオール、ポリアミンおよびポリア
    ミドからなる群から選択される反応物と、それぞれポリエステル、あるいはポリ
    アミドあるいは(ポリイミドおよび/またはポリアミドイミド)のポリマーが形
    成するような様式で反応させる工程を包含する、方法。
  5. 【請求項5】 前記ポリマーを繊維に紡績する工程をさらに包含する、請求
    項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 工程(c)において、グルタル酸を含む補助剤を添加する工
    程をさらに包含する、請求項1〜5に記載の方法。
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