JP2002502944A - 小ピッチ歯形チェーン - Google Patents

小ピッチ歯形チェーン

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JP2002502944A JP2000530720A JP2000530720A JP2002502944A JP 2002502944 A JP2002502944 A JP 2002502944A JP 2000530720 A JP2000530720 A JP 2000530720A JP 2000530720 A JP2000530720 A JP 2000530720A JP 2002502944 A JP2002502944 A JP 2002502944A
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ラインホールド、 エフ. レバー、
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G13/00Chains
    • F16G13/02Driving-chains
    • F16G13/04Toothed chains

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Gears, Cams (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 小ピッチ歯形チェーン(80)は、第2の距離(Cp)離間した第1の開口部(122)と第2の開口部(124)とを有する第1のリンク(98)と、第1の距離(Tp)離間した第1のトウ(108)と第2のトウ(110)とを有する第2のリンク(96)であって、第3の開口部(112)を有し、第1及び第3の開口部を通って延びる第1のピン(104)によって第1のリンクに接続される第2のリンク(96)と、第4の開口部(128)を有し、第2及び第4の開口部を通って延びる第2のピンによって第1のリンクに接続される第3のリンク(100)と、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 関連出願に対する相互参照: 本願は、1998年2月10日に出願された米国特許仮出願番号第60/074,252
号の利益を主張する。 本発明は、チェーン技術に関し、特に、従来の歯形チェーンに比べてノイズ低
減が改善された小ピッチの歯形チェーンに関する。
【0002】 サイレントチェーン(inverted tooth chains)及びローラチェーン等の公知 のチェーンを組み入れたドライブチェーンシステム及びタイミングチェーンシス
テムは、幾つかの不快なノイズの要素を有する。ノイズの主な原因は、内側を向
いた歯(inverted teeth)又はローラ等のチェーン噛合部材がスパンを離れる際
、並びに噛合時にスプロケット(チェーン用歯車)と衝突する際に生じる音であ
る。結果として生じる衝撃音は、チェーンがスプロケットと噛合する周期とほぼ
等しい周期で繰返される。チェーンに関する衝撃音の程度は、噛合工程時に吸収
されるべき衝撃エネルギーをある程度低減させるようにチェーン及び/又はスプ
ロケットの噛合幾何学を変更することによって低減することが可能であることが
知られている。
【0003】 本発明は、従来のサイレントチェーンに比べ、ノイズ低減が改善された新たな
且つ改善された小ピッチ歯形チェーンを考察する。
【0004】 本発明の一態様において、歯形チェーンが開示される。歯形チェーンは、第1
の距離で離間した第1の開口部と第2の開口部とを有する第1のリンクと、第2
の距離で離間した第1のトーと第2のトーとを有する第2のリンクであって、第
3の開口部を有し、第1及び第3の開口部を通って延びる第1のピンによって第
1のリンクと接続される第2のリンクと、第2の距離で離間した第3のトーと第
4のトーとを有する第3のリンクであって、第4の開口部を有し、第2及び第4
の開口部を通って延びる第2のピンによって第1のリンクと接続される第3のリ
ンクと、を含み、第1の距離はチェーンピッチを画定し、第2の距離はスプロケ
ット弦ピッチを画定し、チェーンピッチはスプロケット弦ピッチの約2倍である
ことを特徴とする。
【0005】 本発明の別の一態様において、チェーンシステムが開示される。チェーンシス
テムは、第1の距離で離間した第1の複数のスプロケット歯を有する第1のスプ
ロケットと、第1の距離で離間した第2の複数のスプロケット歯を有する第2の
スプロケットと、第1及び第2のスプロケットの周りに巻付けられるチェーンと
、を含み、チェーンが、第2の距離で離間した第1の開口部と第2の開口部とを
有する第1のリンクと、第1の距離で離間した第1のトーと第2のトーとを有す
る第2のリンクであって、第3の開口部を有し、第1及び第3の開口部を通って
延びる第1のピンによって第1のリンクと接続される第2のリンクと、第1の距
離で離間した第3のトーと第4のトーとを有する第3のリンクであって、第4の
開口部を有し、第2及び第4の開口部を通って延びる第2のピンによって第1の
リンクと接続される第3のリンクと、を含み、第1の距離はスプロケット弦ピッ
チを画定し、第2の距離はチェーンピッチを画定し、チェーンピッチはスプロケ
ット弦ピッチの約2倍であることを特徴とする。
【0006】 本発明の更に別の一態様において、チェーンが開示される。チェーンは、第1
の距離で離間した第1の開口部と第2の開口部とを有する第1のリンク部材と、
第1のリンク部材に接続された第2のリンク部材であって、第2の距離で離間し
た第1のトーと第2のトーとを有し、トーはスプロケットに関係する互いに適合
する歯溝と噛合するのに適している第2のリンク部材と、を含み、歯溝同士は第
3の距離で離間し、第2の距離は実質的に第3の距離と等しく、第2の距離は第
1の距離の約半分であることを特徴とする。
【0007】 本発明の更に別の一態様において、チェーンシステムが開示される。チェーン
システムは、第1の距離で離間した第1の複数の歯溝を有する第1のスプロケッ
トと、第1の距離で離間した第2の複数の歯溝を有する第2のスプロケットと、
第2の距離で離間した第1の開口部と第2の開口部とを有する第1のリンク部材
と、第1のリンク部材に接続され、第3の距離で離間した第1のトーと第2のト
ーとを有する第2のリンク部材とを含むチェーンと、を含み、トーが第1及び第
2の複数の歯溝と噛合するのに適し、第1の距離が第3の距離と実質的に等しく
、第3の距離は第2の距離の約半分であることを特徴とする。
【0008】 本発明の更に別の一態様において、チェーン用のリンク部材が開示される。リ
ンク部材は、第1のトーと、第1のトーから所定の距離離間した第2のトーとを
画定するボディー部を含み、トーがスプロケットに関係する歯溝との噛合係合に
適し、リンク部材がボディー部を貫通して延びる単一の開口部を更に含むことを
特徴とする。
【0009】 本発明の利点は、人間の耳では聞き取れないか、又は少なくとも聞き取り難い
程度まで、チェーンがスプロケットと噛合する振動数(頻度)を高めることによ
りノイズの程度を低減する小ピッチの歯形チェーンを提供することである。
【0010】 本発明の他の利点は、スプロケット弦ピッチ値の約2倍のチェーンピッチ値を
有する小ピッチの歯形チェーンを提供することである。
【0011】 本発明の更に別の利点は、人間の耳では聞き取れないか、又は少なくとも聞き
取り難い程度まで、チェーンがスプロケットと噛合する振動数を高めることによ
りノイズの程度を低減する小ピッチの歯形チェーンを有するチェーンシステムを
提供することである。
【0012】 本発明の更に別の利点は、スプロケット弦ピッチ値の約2倍のチェーンピッチ
値を有する小ピッチの歯形チェーンを有するチェーンシステムを提供することで
ある。
【0013】 本発明の更に別の目的及び利点は、以下の好ましい実施の形態の詳細な説明を
読み理解すれば、当業者には明らかになるであろう。
【0014】 本発明は、様々な構成要素及び構成要素の配列、並びに様々なステップ及びス
テップの配列で具体化され得る。図面は、好ましい実施の形態を例示する目的の
ためにのみ示されるものであり、本発明を制限するものと解釈されるべきではな
い。
【0015】 図1及び2を参照すると、公知のサイレントチェーン11用の従来のダブルト
ーリンク10は、離間した第1のトー14と第2のトー16とを有するボディー
部12を含む。トー14及び16は、隣接し且つ互いに適合するスプロケット1
7aの歯溝17と連続的に噛合する。リンク10はまた、第1の開口部18と、
この第1の開口部から離間した第2の開口部20とを含む。開口部18及び20
は、リンク10を含む多数の異なるリンクを連結するための従来のピン21を受
け、公知のサイレントチェーン11を構成する。
【0016】 リンク10は、第1及び第2の開口部18及び20の中心間の距離と従来より
定義されるチェーンピッチ即ちリンクピッチCpを有する。リンク10と連結し て使用されるスプロケットは、チェーンピッチCpと実質的に等しいスプロケッ ト弦ピッチSp(隣接する歯又は歯溝を隔てる距離と従来より定義される)を有 することは理解されるであろう。従って、従来のチェーンでは、Sp=Cp又はS p ≒Cpである。
【0017】 前述の通り、チェーン駆動ノイズの主な原因は、チェーン噛合部材、即ちトー
14及び16がスパンを離れる際、並びに噛合時にスプロケットと衝突する際に
生じる音である。結果として生じる衝撃音は、チェーンがスプロケットと噛合す
る周期とほぼ等しい周期で繰返される。本願では、チェーン駆動システムに伴う
総合的なノイズの程度が、人間の耳では聞き取れないか、又は少なくとも聞き取
り難い程度まで、チェーンがスプロケットと噛合する振動数を高めることによっ
て低減されることが可能であることが熟考される。
【0018】 振動数は時間と反比例するので、衝撃間の時間間隔を短縮すると、駆動チェー
ンの所定の回転速度で生じる衝撃音の振動数は時間に対応して増加する。従って
、衝撃間の時間間隔が十分に短縮されると、衝撃音の振動数は、振動数依存の衝
撃音が人間の耳では聞き取り難いか又は聞き取れない程度まで時間間隔に対応し
て高められる。
【0019】 衝撃間の時間間隔は、所定のチェーン速度(v)においてチェーンピッチCp 、そして必然的にスプロケットピッチSpを縮小することにより短縮されること が可能である。即ち、チェーン速度(v)が一定でありv=Cp/tである場合 に、衝撃間の時間間隔(t)を短縮するには、チェーンピッチCpの相応の縮小 が必要とされる。しかしながら、従来のリンク10のチェーンピッチCpを約8 .0mm以下に縮小することは問題である。
【0020】 即ち、チェーンピッチCpが縮小されると、リンク10のサイズが小さくなり 、チェーンの強度及び耐荷重にはサイズの縮小に対応する低下がもたらされる。
より詳細には、リンク10のサイズが小さくなると、開口部18と20との間に
、並びに各開口部18、20とリンク10のそれぞれの対応するエッジとの間に
、より少ないリンク材が存在することになり、それによって構造的により弱いリ
ンクがもたらされる。
【0021】 ここで図3を参照すると、本発明の特徴を組み入れた、ドライブチェーンシス
テム、タイミングチェーンシステム等のチェーンシステム30が示される。チェ
ーンシステム30は、矢印32により示されるように反時計回り方向に回転する
。チェーンシステム30は、少なくとも駆動スプロケット34、従動スプロケッ
ト36、及び小ピッチ歯形チェーン38を含む。小ピッチ歯形チェーン38はス
プロケット34及び36と噛合し且つこれらのスプロケットの周りに巻付き、2
つのスプロケット間を延伸する2つのスパン、即ちスラック(弛緩)ストランド
40及びトート(張り)ストランド42を有する。トートストランド42は、矢
印44により示されるような張力が付加された状態にある。
【0022】 引き続き図3を参照しつつ、図4から6を特に参照すると、小ピッチ歯形チェ
ーン38は、多数のダブルトーリンク46と、引張リンク48と、リンク46及
び48を連結しているピン50とを含む。リンク46及び48はそれぞれ、リン
クがスプロケットの巻付けにかかると、各リンクがスプロケットの曲率に適合す
るようにそれぞれのピンを軸に独立して関節運動可能なように、ピン50を軸と
して回動する。
【0023】 リンク46、48及びピン50は、異なる強度及び耐荷重特性を有する小ピッ
チ歯形チェーンを生産するために、当該技術で公知の様々なレーシングパターン
で連結され得ることが理解されるべきである。模範的なレーシングパターンが図
4に示される。更に、リンク46、48及びピン50の寸法(例えば、長さ、幅
、高さ等)及び材料要件(粉末金属、打抜き加工金属、鋼等)は、異なる強度及
び耐荷重特性を有するチェーンを生産するために公知の方法で変更され得る。
【0024】 ダブルトーリンク46(図5)は距離TP(トーピッチ)だけ離間した第1の トー54と第2のトー56とを有するボディー部52を含む。中央開口部58は
ボディー部52を貫通して延びる。トー54及び56は、スプロケット34及び
36の互いに適合する歯溝59及び60(図3)とそれぞれ噛合する。スプロケ
ット34及び36のそれぞれは、トーピッチTPに実質的に等しいスプロケット 弦ピッチSPを有する。リンク46にリンクを貫通する単一の開口部を設けるこ とにより、リンク10に比べ、より多くのリンク材が開口部とリンクの各エッジ
との間に延伸することが理解されるであろう。
【0025】 引張リンク48(図6)は主として、チェーン38上の負荷を支持する。各引
張リンク48は、リンクの一端部に近い第1の開口部64と、他端部に近い第2
の開口部66とを有する弓状のボディー部62を含む。図4が最もよく示すよう
に、各引張リンク48は、それぞれの開口部64及び66を通って延びる2つの
ピン50を介して2つのダブルトーリンク46を支持する。チェーン38のチェ
ーンピッチCPは、開口部64及び66の中心間の距離と定義される。チェーン 38に関して、CP=2SP=2TP、又はCP≒2SP≒2TPである。自動車への
適用では、振動数依存の衝撃音は、チェーン38のチェーンピッチCPが約8. 0mm(0.315インチ)以下である場合に低減されることが明らかにされた
【0026】 従って、トーピッチTP及びスプロケットピッチSPをチェーンピッチCPの約 半分の値まで縮小することにより、チェーン38の高い強度及び強い耐荷重特性
を維持しつつ、トー54、56と歯溝58、60との間の衝撃の振動数は高めら
れる。即ち、引張リンク48は、従来技術であるリンク10と実質的に同一のチ
ェーンピッチCPを有する。
【0027】 従って、チェーン38は、リンク10を組み入れた公知のサイレントチェーン
と実質的に同程度の高い強度及び強い耐荷重特性を維持する。しかしながら、チ
ェーン38はまた、スプロケット弦ピッチSPが実質的にチェーンピッチの半分 にまで縮小されることを許容する。その結果、チェーンの所定の動作速度では、
チェーン38に関連する総合的なノイズの程度は、チェーンがスプロケットと噛
合する振動数を高めることにより、人間の耳では聞き取れないか、又は少なくと
も聞き取り難い程度まで低減される。
【0028】 しかしながら、チェーン38の特有の動力学によってリンク46はピン50を
軸として自由に回動するので、隣接するリンク46はスパン40及び42に位置
する場合、互いに接触するように偶発的に回転され得、そのために不快なノイズ
が生じる。以下で説明されるチェーンの実施の形態は、この不快なノイズの発生
を防ぐものである。
【0029】 ここで図7を参照すると、タイミング、ドライブ等のチェーンシステム80は
、本発明の特徴を組み入れている。チェーンシステム80は矢印82に示される
ように反時計回り方向に回転し、駆動スプロケット84、従動スプロケット86
、及び小ピッチ歯形チェーン88を含む。小ピッチ歯形チェーン88は、スプロ
ケット84及び86と噛合し且つこれらのスプロケットの周りに巻付き、2つの
スプロケット間を延伸する2つのスパン、即ちスラックストランド90及びトー
トストランド92を有する。トートストランド92は、矢印94により示される
ような張力が付加された状態にある。
【0030】 引き続き図7を参照しつつ、図8から13を特に参照すると、小ピッチ歯形チ
ェーン88は、多数のダブルトーリンク96、引張リンク98、ガイドリンク1
00、スプリングリンク102、及びピン104を含む。ダブルトーリンク96
、引張リンク98、及びスプリングリンク102はそれぞれ、ピン104を軸と
して回動する。ダブルトーリンク96、引張リンク98、ガイドリンク100、
及びスプリングリンク102は、異なる強度及び耐荷重特性を有するチェーンを
生産するために様々なレーシングパターンで連結され得る。
【0031】 模範的なレーシングパターンが図8に示される。例えば、引張リンク98及び
ガイドリンク100は入替え可能であることが知られている。更に、様々なリン
ク及びピンの寸法(例えば、長さ、幅、高さ等)及び材料要件は、異なる強度及
び耐荷重特性を有するチェーンを生産するために公知の方法で変更され得る。
【0032】 ダブルトーリンク96(図9)は距離TP(トーピッチ)だけ離間した第1の トー108と第2のトー110とを有するボディー部106を含む。中央開口部
112はボディー部106を貫通して延びる。トー108及び110は、スプロ
ケット84及び86の互いに適合する歯溝114及び116(図7)とそれぞれ
噛合する。スプロケット84及び86のそれぞれは、トーピッチTPに実質的に 等しいスプロケット弦ピッチSPを有する。リンク96はまた、リンクの両側に レッジ又は肩部118を含む。
【0033】 引張リンク98(図10)は主として、チェーン88上の負荷を支持する。各
引張リンク98は、リンクの一端部に近い第1の開口部122と、他端部に近い
第2の開口部124とを有するボディー部120を含む。図8が最もよく示すよ
うに、各引張リンク98は、それぞれの開口部122及び124を通って延びる
2つのピン104を介して2つのダブルトーリンク96を支持する。チェーン8
8のチェーンピッチCPは、開口部122及び124の中心間の距離と定義され る。チェーン88に関して、CP=2SP=2TP、又はCP≒2SP≒2TPである
【0034】 ガイドリンク100(図11)は主として、スプロケット84及び86に対す
るチェーン88の側方運動を抑制する。説明されている本実施の形態において、
ガイドリンク100はピン104を軸として回動しない。各ガイドリンク100
は、リンクの一端部に近い第1の開口部128と、他端部に近い第2の開口部1
30とを有するボディー部126を含む。引張リンク98と同様に、開口部12
8及び130の中心間は、距離CPだけ離間する。ガイドリンク100はまた、 リンク100が各スプロケットの巻付けにかかると、スプロケット84及び86
の外周面上の溝(図示せず)の間に固定される拡張下部132を含む。ガイドリ
ンク100はまた、チェーンの負荷を支持することが可能である。
【0035】 スプリングリンク102(図12及び12a)は、隣接するダブルトーリンク
96がスラックストランド90又はトートストランド92で互いに接触するのを
防ぐ手段を提供する。詳細には、各スプリングリンク102は、リンクの一端部
に近い第1の開口部136と、他端部に近い第2の開口部138とを有するボデ
ィー部134を含む。他のリンク98及び100と同様に、開口部136及び1
38の中心は、距離CPだけ離間する。スプリングリンク102はまた、ボディ ー部134の中心部から幅方向に延びる片持ちアーム部140を含む。板ばね1
42又は他の付勢手段がアーム140の自由端部に固定される。
【0036】 図13に示されるように、板ばね142は、板ばね142が隣接するリンク9
6の互いに対向する側面と連続的に接触することにより張力が生じる状態になる
ように、隣接する2つのダブルトーリンク96の間に挟装される。前述の通り、
ダブルトーリンク96はそれぞれのピン94を軸として自由に関節運動可能であ
る。従って、板ばね142は、リンク96同士が衝突し、その結果として不快な
ノイズが発生するのを防ぐために、隣接するリンク96が離れるように付勢する
【0037】 特に、図13に示されるように、リンク96a及び96bがスプロケット84
の巻付けにかかると、リンク96aのトー108aとリンク96bのトー110
bは連続的にそれぞれのピン94a、94bを軸として互いに向かって回動する
。その結果、板ばね142aは、リンク96bと96cの間に挟装された板ばね
142bに比べ、張力が益々圧縮される。スプロケット84が矢印82の方向に
回転すると、リンク96b及び96cはスプロケット84の巻付け部位と十分に
噛合し、その結果として板ばね142bの完全な圧縮をもたらす。
【0038】 スプロケット84が矢印82の方向に更に進められると、リンク96は巻付け
部位を抜けてスラックストランド90(図7)に移る。その結果、リンク96は
再び自由にそれぞれのピン94を軸として回動する。従って、隣接するリンク9
6の間の板ばね142は、ストランド90及び92に位置する間は、隣接するリ
ンク96が互いから離れるように付勢し、且つリンク96が不適切に接触するの
を防ぐためのスプリング力の下で次第に外方向に撓む。
【0039】 従って、トーピッチTP及びスプロケットピッチSPをチェーンピッチCPの約 半分の値まで縮小することにより、従来のチェーン11の高い強度及び強い耐荷
重特性を維持しつつ、トー108、110と歯溝114、116との間の衝撃の
振動数は高められる。即ち、引張リンク98及びガイドリンク100は、従来技
術であるリンク10と実質的に同一のチェーンピッチCPを有する。
【0040】 従って、チェーン88は、リンク10を組み入れた公知のサイレントチェーン
と実質的に同程度の高い強度及び強い耐荷重特性を維持する。しかしながら、チ
ェーン88はまた、スプロケット弦ピッチSPが実質的にチェーンピッチの半分 にまで縮小されることを許容する。その結果、チェーンの所定の動作速度では、
チェーン88に関連する総合的なノイズの程度は、チェーンがスプロケットと噛
合する振動数を高めることにより、人間の耳では聞き取れないか、又は少なくと
も聞き取り難い程度まで低減される。
【0041】 ここで図14を参照すると、タイミング、ドライブ等のチェーンシステム15
0は、本発明の特徴を組み入れている。チェーンシステム150は、矢印152
に示されるように反時計回り方向に回転し、駆動スプロケット154、従動スプ
ロケット156、及び小ピッチ歯形チェーン158を含む。小ピッチ歯形チェー
ン158は、スプロケット154及び156と噛合し且つこれらのスプロケット
の周りに巻付き、2つのスプロケット間を延伸する2つのスパン、即ちスラック
ストランド160及びトートストランド162を有する。トートストランド16
2は、矢印164により示されるような張力が付加された状態にある。
【0042】 引き続き図14を参照しつつ、図15から22を特に参照すると、小ピッチ歯
形チェーン158は、多数のダブルトーリンク166、引張リンク168、ガイ
ドリンク170、及びピン172を含む。ダブルトーリンク166及び引張リン
ク168はそれぞれ、ピン172を軸として回動する。説明されている本実施の
形態において、ガイドリンク170はピン172を軸として回動しない。
【0043】 ダブルトーリンク166、引張リンク168、及びガイドリンク170は、異
なる強度及び耐荷重特性を有するチェーンを生産するために様々なレーシングパ
ターンで連結され得る。模範的なレーシングパターンが図15及び16に示され
る。様々なリンク及びピンの寸法(例えば、長さ、幅、高さ等)及び材料要件は
、異なる強度及び耐荷重特性を有するチェーンを生産するために公知の方法で変
更され得る。
【0044】 ダブルトーリンク166(図17)は距離TP(トーピッチ)だけ離間した第 1のトー178と第2のトー180とを有するボディー部176を含む。中央開
口部182はボディー部176を貫通して延びる。トー178及び180は、ス
プロケット154及び156の互いに適合する歯溝184及び186(図14)
とそれぞれ噛合する。スプロケット154及び156のそれぞれは、トーピッチ
Pに実質的に等しいスプロケット弦ピッチSPを有する。リンク166はまた、
リンクの両側にレッジ又は肩部188を含む。
【0045】 引張リンク168(図18及び19)は主として、チェーン158上の負荷を
支持する。各引張リンク168は、リンクの一端部に近い第1の開口部192と
、他端部に近い第2の開口部194とを有するボディー部190を含む。図15
が最もよく示すように、各引張リンク168は、それぞれの開口部192及び1
94を通って延びる2つのピン172を介して2つのダブルトーリンク166を
支持する。チェーン158のチェーンピッチCPは、開口部192及び194の 中心間の距離と定義される。チェーン158に関して、CP=2SP=2TP、又 はCP≒2SP≒2TPである。
【0046】 引張リンク168は更に、くさび部198を支持するための隆起パッド196
を含む。説明されている本実施の形態において、くさび部198は平面図におい
て台形である。図15が最もよく示すように、パッド部196は2つの隣接する
ガイドリンク170の間を延伸し、くさび部198は2つの隣接するダブルトー
リンク166の間を延伸する。隆起パッド196の厚さ196aは、くさび部1
98が隣接するダブルトーリンク166の間を少なくとも部分的に延伸すること
を可能にするために、ガイドリンク170の厚さと実質的に等しい。
【0047】 ガイドリンク170(図20及び21)は主として、スプロケット154及び
156に対するチェーン158の側方運動を抑制する。各ガイドリンク170は
、リンクの一端部に近い第1の開口部202と、他端部に近い第2の開口部20
4とを有するボディー部200を含む。引張リンク168と同様に、開口部20
2及び204の中心は、距離CPだけ離間する。ガイドリンク170はまた、リ ンク170が各スプロケットの巻付けにかかると、スプロケット154及び15
6の外周面上の溝(図示せず)の間に固定される拡張下部206を含む。ガイド
リンク170はまた、チェーン158の負荷の一部を支持することが可能である
【0048】 ガイドリンク170は更に隆起くさび部208を含む。説明されている本実施
の形態において、くさび部208は平面図において台形である。図15が最もよ
く示すように、くさび部208は2つの隣接するダブルトーリンク166の間を
少なくとも部分的に延伸する。
【0049】 くさび部198及び208は、隣接するダブルトーリンク96がスラックスト
ランド160又はトートストランド162で偶発的に互いに接触するのを防ぐ手
段を提供する。特に、図22が最もよく示すように、ガイドリンク170bの隆
起くさび部208bは、隣接するダブルトーリンク166c及び166dの間を
延伸する。リンク166c及び166dの互いに対向する肩部188は、くさび
部208bと当接し、これによりストランド160及び162に位置する間に隣
接するダブルトーリンクがピン172を軸として関節運動することを防ぐ。同様
に、引張リンク168aのくさび部198aは、隣接するダブルトーリンク16
6b及び166cの間を延伸する。リンク166b及び166cの互いに対向す
る肩部188は、隆起くさび部198aと当接し、これによりストランド160
及び162に位置する間にダブルトーリンクがピン172を軸として関節運動す
ることを防ぐ。
【0050】 隆起くさび部198及び208の台形の形状は、隣接するダブルトーリンク1
66がスプロケットの巻付け部位において互いに向かって回動することを可能に
する。図22を再度参照すると、くさび部208aの側壁は、リンクがスプロケ
ットの巻付けにかかると、トー180a及び178bが互いに向かって連続して
回動することを可能にするように、(スプロケットの中心に対して)放射状内側
方向に集まる。スプロケット154が矢印152の方向に引き続き回転すると、
リンク166は巻付け部位を抜けてスラックストランド160に戻る。その結果
、リンク166は、肩部188がくさび部198及び208と当接するまでそれ
ぞれのピン172を軸として回転し、リンク166同士が衝突することによる不
快なノイズの発生を防ぐ。
【0051】 従って、トーピッチTP及びスプロケットピッチSPをチェーンピッチCPの約 半分の値まで縮小することにより、従来のチェーン11の高い強度及び強い耐荷
重特性を維持しつつ、トー178、180と歯溝184、186との間の衝撃の
振動数は高められる。即ち、引張リンク168及びガイドリンク170は、従来
技術であるリンク10と実質的に同一のチェーンピッチCPを有する。この結果 、チェーンの所定の動作速度では、チェーン158に関する総合的なノイズの程
度は、チェーンがスプロケットと噛合する振動数を高めることによって、人間の
耳では聞き取れないか、又は少なくとも聞き取り難い程度まで低減される。
【0052】 前述の通り、ダブルトーリンク166、引張リンク168、及びガイドリンク
170は、異なる強度及び耐荷重特性を有するチェーンを生産するために様々な
レーシングパターンで連結され得る。図22及び23は、図15及び16のレー
シングパターンよりも優れた強度及び耐荷重特性を有する模範的なレーシングパ
ターンを示す。図22及び23のレーシングパターンを実現するには、2つの異
なる構造の引張リンクの使用を必要とする。
【0053】 図25及び26を参照すると、第2の引張リンク220は、リンクの一端部に
近い第1の開口部224と、他端部に近い第2の開口部226とを有するボディ
ー部222を含む。図23が最もよく示すように、各引張リンク220は、それ
ぞれの開口部224及び226を通って延びる2つのピン172を介して2つの
ダブルトーリンク166を支持する。チェーン158のチェーンピッチCPは、 開口部224及び226の中心間の距離と定義される。チェーン158に関して
、CP=2SP=2TP、又はCP≒2SP≒2TPである。
【0054】 第2の引張リンク220は更に、平面図において台形である隆起くさび部22
8を含む。図24が最もよく示すように、くさび部228は、第1の引張リンク
168及びガイドリンク170と同様に、スパン160及び162に位置する間
はダブルトーリンクがピン172を軸として関節運動することを防ぐために、少
なくとも部分的に2つの隣接するダブルトーリンク166の間を延伸する。説明
されている本実施の形態において、ガイドリンク170の隆起くさび部208は
、隣接するダブルトーリンク166が互いに接触するのを防ぐために、第2の引
張リンク220の隆起くさび部228と協働する。
【0055】 引張リンク168、220、及びガイドリンク170のくさび部198、20
8、及び228(並びにリンク168のパッド196)は、あらゆる公知の方法
でリンクにモールド成形、打抜き加工、プレス、切削等を行うことにより形成さ
れることが可能である。
【0056】 本発明は、好ましい実施の形態を参照して説明された。読者が前述の詳細な説
明を読み理解する際に、変更及び修正を思い付くことは明らかであろう。本発明
は、そのような変更及び修正が添付の請求項の範囲内であるか、又はそれに相当
する限りにおいて、それらの変更及び修正を含むと解釈されることが意図される
【図面の簡単な説明】
【図1】 公知のサイレントチェーン用のダブルトーリンクを示す。
【図2】 図1のダブルトーリンクを組み入れている従来のサイレントチェーンが従来の
スプロケットと噛合する際の、サイレントチェーンの部分図である。
【図3】 小ピッチ歯形チェーン、駆動スプロケット、及び従動スプロケットを含む、本
発明の特徴を組み入れたチェーンシステムの第1の実施の形態を示す。
【図4】 図3の小ピッチ歯形チェーン用の模範的なレーシングパターンの部分平面図で
ある。
【図5】 図3の小ピッチ歯形チェーンのダブルトーリンクを示す。
【図6】 図3の小ピッチ歯形チェーンの引張リンクを示す。
【図7】 小ピッチ歯形チェーン、駆動スプロケット、及び従動スプロケットを含む、本
発明の特徴を組み入れたチェーンシステムの第2の実施の形態を示す。
【図8】 図7の小ピッチ歯形チェーン用の模範的なレーシングパターンの部分平面図で
ある。
【図9】 図7の小ピッチ歯形チェーンのダブルトーリンクを示す。
【図10】 図7の小ピッチ歯形チェーンの引張リンクを示す。
【図11】 図7の小ピッチ歯形チェーンのガイドリンクを示す。
【図12】 図7の小ピッチ歯形チェーンのスプリングリンクを示す。
【図12a】 図12の線12a−12aに沿ったスプリングリンクの側面図である。
【図13】 歯溝に着座した2つのダブルトーリンクと、小ピッチ歯形チェーンのトートス
パンから引き入れられている第3のダブルトーリンクと共に示される、図7の駆
動スプロケットの拡大図である。
【図14】 小ピッチ歯形チェーン、駆動スプロケット、及び従動スプロケットを含む、本
発明の特徴を組み入れたチェーンシステムの第3の実施の形態を示す。
【図15】 図14の小ピッチ歯形チェーン用の第1の模範的なレーシングパターンの部分
平面図である。
【図16】 図15の線16−16に沿ったレーシングパターンの側面図である。
【図17】 図14の小ピッチ歯形チェーンのダブルトーリンクを示す。
【図18】 図14の小ピッチ歯形チェーンの第1の引張リンクを示す。
【図19】 図18の線19−19に沿った引張リンクの側面図を示す。
【図20】 図14の小ピッチ歯形チェーンのガイドリンクを示す。
【図21】 図20の線21−21に沿ったガイドリンクの側面図を示す。
【図22】 歯溝に着座した2つのダブルトーリンクと、小ピッチ歯形チェーンのトートス
パンから引き入れられている第3のダブルトーリンクと共に示される、図14の
駆動スプロケットの拡大図である。
【図23】 図14の小ピッチ歯形チェーン用の第2の模範的なレーシングパターンの部分
平面図である。
【図24】 図23の線24−24に沿ったレーシングパターンの側面図である。
【図25】 図14の小ピッチ歯形チェーンの第2の引張リンクを示す。
【図26】 図25の線26−26に沿った第2の引張リンクの側面図を示す。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯形チェーンであって、 第1の距離で離間した第1の開口部と第2の開口部とを有する第1のリンクと
    、 第2の距離で離間した第1のトーと第2のトーとを有する第2のリンクであっ
    て、第3の開口部を有し、前記第1及び第3の開口部を通って延びる第1のピン
    によって前記第1のリンクと接続される第2のリンクと、 第2の距離で離間した第3のトーと第4のトーとを有する第3のリンクであっ
    て、第4の開口部を有し、前記第2及び第4の開口部を通って延びる第2のピン
    によって前記第1のリンクと接続される第3のリンクと、 を含み、前記第1の距離はチェーンピッチを画定し、前記第2の距離はスプロ
    ケット弦ピッチを画定し、チェーンピッチはスプロケット弦ピッチの約2倍であ
    ることを特徴とする歯形チェーン。
  2. 【請求項2】 前記第2及び第3のリンクが互いに接触するのを防ぐための
    手段を更に含む、請求項1に記載のチェーン。
  3. 【請求項3】 前記第2及び第3のリンクが互いに接触するのを防ぐために
    前記第1のリンクと協働する手段を更に含む、請求項1に記載のチェーン。
  4. 【請求項4】 前記第1のリンクが前記第2及び第3のリンクの間を延びる
    隆起くさび部を含む、請求項1に記載のチェーン。
  5. 【請求項5】 第1の距離で離間した第5の開口部と第6の開口部とを有す
    るガイドリンクを更に含み、前記第1のピンが第5の開口部を通って延びること
    を特徴とする、請求項1に記載のチェーン。
  6. 【請求項6】 前記ガイドリンクが、前記第2及び第3のリンクの間を延び
    る隆起くさび部を含む、請求項5に記載のチェーン。
  7. 【請求項7】 前記第2及び第3のリンクが互いに接触するのを防ぐために
    前記第1のリンクと協働する手段と、 前記第3のリンクが、第3のリンクに隣接する第4のリンクと接触するのを防
    ぐために前記ガイドリンクと協働する手段と、 を更に含む、請求項5に記載のチェーン。
  8. 【請求項8】 前記第1のリンクがチェーンの負荷を支持するのに適し、前
    記第1、第2、第3、及び第4のトーがスプロケットに関係する互いに適合する
    歯溝と噛合するのに適した、請求項1に記載のチェーン。
  9. 【請求項9】 チェーンシステムであって、 第1の距離で離間した第1の複数のスプロケット歯を有する第1のスプロケッ
    トと、 第1の距離で離間した第2の複数のスプロケット歯を有する第2のスプロケッ
    トと、 前記第1及び第2のスプロケットの周りに巻付けられるチェーンと、 を含み、該チェーンが、 第2の距離で離間した第1の開口部と第2の開口部とを有する第1のリンクと
    、 第1の距離で離間した第1のトーと第2のトーとを有する第2のリンクであっ
    て、第3の開口部を有し、前記第1及び第3の開口部を通って延びる第1のピン
    によって前記第1のリンクと接続される第2のリンクと、 第1の距離で離間した第3のトーと第4のトーとを有する第3のリンクであっ
    て、第4の開口部を有し、前記第2及び第4の開口部を通って延びる第2のピン
    によって前記第1のリンクと接続される第3のリンクと、 を含み、前記第1の距離はスプロケット弦ピッチを画定し、前記第2の距離は
    チェーンピッチを画定し、チェーンピッチはスプロケット弦ピッチの約2倍であ
    ることを特徴とするチェーンシステム。
  10. 【請求項10】 前記第2及び第3のリンクが互いに接触するのを防ぐため
    に前記チェーンと協働する手段を更に含む、請求項9に記載のチェーンシステム
  11. 【請求項11】 前記第2及び第3のリンクが互いに接触するのを防ぐため
    に前記第1のリンクと協働する手段を更に含む、請求項9に記載のチェーンシス
    テム。
  12. 【請求項12】 前記第1のリンクが前記第2及び第3のリンクの間を延び
    る隆起くさび部を含む、請求項9に記載のチェーンシステム。
  13. 【請求項13】 第1の距離で離間した第5の開口部と第6の開口部とを有
    するガイドリンクを更に含み、前記第1のピンが第5の開口部を通って延びるこ
    とを特徴とする、請求項9に記載のチェーンシステム。
  14. 【請求項14】 前記ガイドリンクが前記第2及び第3のリンクの間を延び
    る隆起くさび部を含む、請求項13に記載のチェーンシステム。
  15. 【請求項15】 前記第2及び第3のリンクが互いに接触するのを防ぐため
    に前記第1のリンクと協働する手段と、 前記第3のリンクが、第3のリンクに隣接する第4のリンクと接触するのを防
    ぐために前記ガイドリンクと協働する手段と、 を更に含む、請求項13に記載のチェーンシステム。
  16. 【請求項16】 前記第1のリンクがチェーンの負荷を支持するのに適し、
    前記第1、第2、第3、及び第4のトーがスプロケットに関係する互いに適合す
    る歯溝と噛合するのに適した、請求項9に記載のチェーンシステム。
  17. 【請求項17】 チェーンであって、 第1の距離で離間した第1の開口部と第2の開口部とを有する第1のリンク部
    材と、 該第1のリンク部材に接続された第2のリンク部材であって、第2の距離で離
    間した第1のトーと第2のトーとを有し、該トーはスプロケットに関係する互い
    に適合する歯溝と噛合するのに適している第2のリンク部材と、 を含み、前記歯溝同士は第3の距離で離間し、前記第2の距離は実質的に前記
    第3の距離と等しく、第2の距離は前記第1の距離の約半分であることを特徴と
    するチェーン。
  18. 【請求項18】 チェーンシステムであって、 第1の距離で離間した第1の複数の歯溝を有する第1のスプロケットと、 前記第1の距離で離間した第2の複数の歯溝を有する第2のスプロケットと、 第2の距離で離間した第1の開口部と第2の開口部とを有する第1のリンク部
    材と、該第1のリンク部材に接続され、第3の距離で離間した第1のトーと第2
    のトーとを有する第2のリンク部材とを含むチェーンと、 を含み、前記トーが前記第1及び第2の複数の歯溝と噛合するのに適し、前記
    第1の距離が前記第3の距離と実質的に等しく、第3の距離は前記第2の距離の
    約半分であることを特徴とするチェーンシステム。
  19. 【請求項19】 チェーン用のリンク部材であって、第1のトーと、該第1
    のトーから所定の距離離間した第2のトーとを画定するボディー部を含み、前記
    トーがスプロケットに関係する歯溝との噛合係合に適し、前記リンク部材が前記
    ボディー部を貫通して延びる単一の開口部を更に含むことを特徴とするチェーン
    用リンク部材。
  20. 【請求項20】 前記ボディー部の第1の側壁に関係する第1の肩と、ボデ
    ィー部の第2の側壁に関係する第2の肩とを更に含む、請求項19に記載のリン
    ク部材。
  21. 【請求項21】 前記所定の距離がスプロケット弦ピッチ値と実質的に等し
    い、請求項19に記載のリンク部材。
  22. 【請求項22】 前記所定の距離がチェーンピッチ値の約半分である、請求
    項19に記載のリンク部材。
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