JP2002501987A - 金属製品を処理する方法 - Google Patents
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Abstract
Description
料、特に連続的に形成されたものを連続的に電解的に処理するための方法に関す
る。この材料の処理の方法は、ステンレス鋼鉄材料の表面に生ずる不動態化層よ
りも厚い、通常はスピネル型の1つ以上の混合金属酸化物の表面層を、研磨表面
が得られるのと同時に1段階で連続的に除去することを含む。本発明によれば、
その得られる表面の特性も多数の制御パラメータを変化させることにより選ぶこ
とができる。
して帯材を製造するに際して一般に熱間圧延が行なわれ、その後で最終段階であ
る冷間圧延が行なわれる。この場合の操作は最初、その材料をこの材料が軟化し
て約5−25mmの厚さにロール圧延できるような高い温度において熱間圧延す
ることである。この高い温度のために熱間圧延に際しては約50−500マイク
ロメートルの厚さの酸化物スケールが形成され、このスケールは通常はスピネル
型の少なくとも鉄とクロムとを含む混合酸化物よりなる。スピネルは一般的に、
AB2O4として定義され、その際Aはマグネシウム、2価鉄、亜鉛又はマンガン
、或いはそれらの組み合わせであり、そしてBはアルミニウム、3価鉄又はクロ
ムである。現在の場合には熱間圧延の間に形成されるスピネルはしばしば、Fe
(FeCrxOy)の形のものであり、その際xは1ないし2であり、そしてyは
2ないし4であって、クロムの含有量はしばしば40%までである。その形成さ
れた酸化物スケールの下には10ないし12%又は更にそれ以下のクロム含有量
を有するクロム欠乏層が存在する。その材料を更に加工するに先立ってその酸化
物スケールを除去しなければならない。この目的のために、表面を軟化させる約
1000ないし1200℃の温度での焼鈍よりなる前処理を行ない、次いで冷却
し、その後でその酸化物スケールを破壊するブラストを行なうことができる。こ
れの後で通常、1種以上の鉱酸又は中性溶液よりなる電解質の中での電解的処理
段階及び引き続く化学的段階であるピックリング過程が用いられる。そのとき起
こるのは、その電解質/酸類が酸化物スケールの亀裂の中へ浸透してゆき、そし
てそのクロム欠乏層を溶解すると言うことであり、その際その酸化物スケールは
弛緩される。すすぎの後でその材料は鈍い色のいわゆる酸洗いされた表面を有す
る。より薄い寸法のものを製造するためには、この処理に続いて冷間圧延を行な
い、その際その材料はマルテンサイトの形成により硬化して脆くなる。正しい材
料特性を回復するためには、引き続いて約1000ないし1200℃において歪
除去焼鈍を行なうが、その際再びスピネル型の混合酸化物の表面層が、こんどは
約10マイクロメートルの厚さで現われる。この酸化物は適切なステンレス特性
を持たないのでこれも前の工程におけると同様に酸洗い除去される。すすぎの後
でその材料は鈍い色の酸洗いされた表面を有する。或る場合、例えばもし更にい
くつかの成形過程を実施すべきときはその酸洗いされた表面は有利であるけれど
も、それよりもしばしば光輝表面が望まれ、そのときはこれは或る還元雰囲気の
中での光輝焼鈍及び引き続く約2%のみの材料厚さの減少を伴う平滑化ロール圧
延によって作り出される。ブラスチングはそれによってその表面が破壊されてし
まうので冷間圧延した材料については用いない。代わりに、いわゆるネオライト
処理が用いられるが、これは通常、硫酸ナトリウムの中での直流電流による電解
的処理を含み、その際3価クロムが溶解性の6価クロムに酸化される。
つがスエーデン特許SE−A−9301591−5に記述されている。この方法
においてはその電解質浴液は、例えば硫酸のよう鉱酸、或いは種々の鉱酸の混合
物よりなり、そして電解が交流電流により、又は交代する直流によって150−
250A/dm2の比較的高い電流密度において行なわれる。この特許は、その 方法のために用いられる特別な装置をもカバーしている。このSE−A−930
1591−5に従い酸洗いしたときは全ての公知の酸洗い方法と同様に鈍い外観
の酸洗い表面が生じ、この理由のために、引き続いて光輝焼鈍と平滑化ロール圧
延よりなる研磨段階を実施しなければならない。
コック、ボルト、ねじ或いは容器のような単品の製品をステンレス材料で作る場
合には通常、電解研磨と呼ばれる研磨過程が行なわれる。この過程は、例えば硫
酸及び燐酸の中で比較的低い電流密度、約10A/dm2において直流電流を用 いるバッチ式の電解である。この過程はまた、その処理される酸化物層が約1−
5ナノメートルと非常に薄いと言うことにもかかわらず、しばしば10−20分
間までの比較的長時間をも要する。この層は、ステンレス材料の表面の上に常に
生ずる不動態化層であって3価クロムの酸化物Cr2O3よりなる。この過程にお
いてはその材料はアノードを形成しており、そして次いでその材料の上に粘稠な
膜が形成される。この膜は残余の電解質よりも高い比重、粘度及び抵抗を有する
。この膜はその材料の平坦でない表面に適合されるので、これは陥凹部において
はその表面の突出部よりも厚さが厚い。陥凹部においては電流の通過に対する抵
抗はより高く、また従って電流密度は低い。他方において突出部の上では電流は
より大きく、そしてそれら突出部はそれにより溶解されるようになり、それによ
ってその材料の表面の平坦化がもたらされる。
ーデン国電気メッキ協会の唐lanual of electrolytic and chemical surface treatement狽フ263
−271頁に記述されている。ステンレス鋼の電解研磨について硫酸、オルト燐
酸及び水又はオルト燐酸、グリセロール及び水よりなる電解質があげられている
。その電流密度はそれぞれ7−25A/dm2及び7−8A/dm2であり、そし
てその時間はそれぞれ、10分間及び15分間までである。
%Mo、3%Fe及び4%Nbを有する超合金鋼を電解研磨するバッチ式の方法
が記述されている。この方法は時計の部品のために用いられ、そして手作業研磨
により伝統的に得られるそれと類似の形状化された表面を与えると言っている。
用いた電解質は燐酸の水溶液と硫酸の水溶液との、9:1と1:1との間の重量
比の混合物である。電解研磨は1−50A/dm2の電流密度及び15−50℃ の温度において10秒間ないし20分間にわたり行なわれる。
酸洗いし、研磨する連続的な方法は知られていない。スピネル型の混合酸化物の
表面層を除去するための公知の酸洗い方法の主な欠点は、生じた表面が鈍い酸洗
いされた外観のままに留まることであり、この理由のために光輝焼鈍及び平滑化
ロール圧延による引き続く段階を高度の光輝性表面を得るために実施しなければ
ならないと言うことである。しかしながら従来は連続的に形成されたステンレス
製品の連続的処理において高度に光輝性の表面を酸洗いと同一の段階で得ること
が可能であるとは誰も考え及ばなかった。
得ることができないと言う先入観は本発明によって破かれた。
好ましくは連続的に、中でも帯状に形成されたステンレス鋼の材料を連続的に処
理し、その際少なくとも1マイクロメートルの厚さの表面酸化物層がその材料か
ら除去され、そしてこの方法がその同じ段階においてその材料の表面上の研磨効
果を達成することを意味する。この研磨と組み合わされた酸洗いは更に、従来の
酸洗い段階よりも著しく短い時間で行なわれる。
線材やパイプも含む、に対して連続的に適用されるように考え出されたと言う事
実にもかかわらず、本発明はこれにのみ限定されるものではなく、全ての形状及
び厚さの全てのステンレス材料に適用できることが強調されるべきである。
ムとを含むスピネル型の混合酸化物であり、そして5ないし1000マイクロメ
ートル、好ましくは10ないし500マイクロメートルの厚さを有する。処理さ
れる材料が熱間圧延して焼鈍されているけれども冷間圧延されていないときはそ
の酸化物層は30−1000マイクロメートル、好ましくは50−500マイク
ロメートルの厚さを有する。もしその材料が冷間圧延をも受けているときは新し
く生じた酸化物層は1−30マイクロメートル、好ましくは10−20マイクロ
メートルの厚さを有する。本発明によれば、それら若干厚い、熱間圧延と焼鈍と
に際して生ずるスピネル型の酸化物層と、冷間圧延及び焼鈍に際して生ずる同じ
型の若干薄い酸化物層との両方を除去するのにこの同じ方法を使用することがで
きる。両方の場合共に表面の研磨はその同じ段階において行なわれる。
って行なわれ、その際硫酸もしくはその塩、及び/又は燐酸及び、場合により弗
化水素酸又はその塩を含む電解質が用いられる。純粋に燐酸よりなる電解質の中
で酸洗いと研磨効果とが同時にもたらされるけれども、その電解質が或る量の硫
酸、をも含むのが好ましく、好適な範囲は0−95容積%の硫酸と5−100容
積%の燐酸である。それらの濃度は非常に好適には、硫酸について2ないし12
モル/l、好ましくは2ないし10モル/l、そして更になお好ましくは2ない
し6モル/lであり、そして燐酸について2ないし14モル/l、好ましくは4
ないし12モル/l、そして更になお好ましくは4ないし9モル/lであるが、
弗化水素酸又はその塩が用いられる場合にはこれは1ないし8モル/l、好まし
くは2ないし7モル/l、そして更になお好ましくは3ないし6モル/lの濃度
で加えられる。通常は鉄も、例えば30−40g/lの量でその電解質の1部を
構成する。鉄は電解に際してその材料から放出され、その際これはその電解質の
中で濃縮され、従って通常は添加する必要はない。その他のものについてはそれ
らの関与イオンは主として伝導度を与える(硫酸の水素イオン)か、又は鉄のた
めの錯塩結合剤(弗素イオン、燐酸イオン)を提供する役目を有する。既にあげ
た電解質の変形態様に加えて、ある電解質、例えば主として硫酸ナトリウムと弗
化ナトリウムとを含む電解質を用いることができ、その際これらの含有量は好適
には硫酸ナトリウムについて100−200g/l、好ましくは120−180
g/l、そして更になお好ましくは135−165g/lであり、そして弗化ナ
トリウムについて10−70g/l、好ましくは20−60g/l、そして更に
なお好ましくは30−50g/lである。もう一つの変形態様は、硫酸と弗化ナ
トリウムとであり、その際好適な含有量はこれらの薬品について前に示したもの
と同じである。最後にあげた2つの電解質を組み合わせることも可能であり、そ
の際その含有物は前に示したそれぞれの量に従い、主として硫酸、硫酸ナトリウ
ム及び弗化ナトリウムである。もう一つの変形態様は硫酸と弗化水素酸とであり
、その際それらの濃度は、非常に好適には、硫酸について、2−15モル/l、
好ましくは4−10モル/l、そして更になお好ましくは6−9モル/lであり
、そして弗化水素酸については1−10モル/l、好ましくは2−7モル/l、
そして更になお好ましくは3−6モル/lである。本発明によればその電解質は
また主として硝酸を含むこともできるが、しかしながらこれは環境に対して望ま
しくないマイナスの影響を意味する。必要の場合は水を加えることができるけれ
ども、これはそれら濃厚酸類の1部を形成する量で存在すればよく、そしてこれ
は大気中の湿分の吸収によりもたらされる。当業者は電解質の組成の種々の変形
態様が更に多くの別な態様に変化できることは容易に理解されるであろうし、こ
れはその当業者が各濃度を最適化させるための裁量の一つである。
鈍されているときはその処理時間は30秒間ないし5分間、好ましくは1分間な
いし3分間、そして更になお好ましくは約2分間であり、或いは、その出発材料
が冷間圧延して焼鈍されているときは2秒間ないし2分間、好ましくは5ないし
90秒間、更になお好ましくは10ないし60秒間であるが、その処理は1段階
で実施してもよく、又は2段階以上に分けて実施することもできる。電解の間の
アノードの電流密度は0.1−3A/cm2、好ましくは0.3ないし2.5A /cm2、そして更になお好ましくは0.5ないし2A/cm2であり、そしてそ
の温度は50ないし100℃、好ましくは60ないし90℃、そして更になお好
ましくは65ないし80℃である。
電解質の型、装置の型、材料の型及び所望の表面の各パラメータによって制御す
ることができる。ステンレス型のこの材料は、例えばクロム、ニッケル又はモリ
ブデンと合金させることができる。それらは例えばフェライト型、マルテンサイ
ト型、デュプレックス型、オーステナイト型又はスーパーオーステナイト型であ
ることができる。これらの型のステンレス鋼の組成は、Avesta Shef
field からの1997−02の唐rtainless Steel,Th eNew European Standards煤A第2版の中に定義されて いるが、他の型のステンレス鋼も、おそらくこれまでまだ開発されていないよう
なものでさえ、本発明に従って処理することができる。通常の鈍い、すなわち通
常の酸洗いにより得られると同じ特性の表面のものから鏡面光輝性に、又は更に
光輝性であるが粒界浮出し状に所望の表面性状に変化させることができる。処理
される材料及び所望の表面に依存してその時間及び電流密度の各パラメータは所
望の結果が得られるように選ばれる。一般にファラデーの法則が当てはまり、こ
れはもし時間掛ける電流密度の因子が一定に保たれた場合に、その結果は同一に
留まることを意味する。この理論は実際においては常には正しくはないけれども
、時間掛ける電流密度の因子がガイトラインとして下記の表に種々異なった材料
及び異なった所望の表面についてAs/cm2の単位であげてある。ここでは5 モル/lの硫酸と8モル/lの燐酸とを含む好ましい電解質が70℃の温度にお
ける直流電流による電解のために用いられることが仮定されている。
んだいくつかの電解セルの中で行なわれるが、その際その材料は接触のもとにア
ノードに分極されており、そして或る直流電流の影響のもとに各カソード電極の
間で電解質の中を移動してゆく。ここで、そして以下において「電極」の語は単
一の電極又はいくつかの電極の束を意味し、その際この後者のものは工業におい
て一般的であって、電極の各束が実際において1つの電極として機能することを
意味し、その際1つの電極束は固定された1つの極性(カソード又はアノード)
に保たれる。更に、それら電極又は電極の束は、例えば比較的大きなアノード電
極全長又は比較的大きなカソード電極全長のように、異なった長さのものである
ことができる。
直列に並んだいくつかの電解セルの中で行なわれ、その際その材料は直列に並ん
だ各電極の間で、交替する極性を有する直流電流の影響のもとに電解質の中を移
動し、その際一つおきの電極はアノードであって一つおきのものがカソードであ
り、そして各電極がその材料の反対側で同一の極性の電極と組み合わされている
。
/又は引き続いて1つ又はそれ以上のセルの中で混合酸、好ましくは硝酸と弗化
水素酸とを用いて化学的な表面処理を行なうことができる。
である。この処理は従来の酸洗いよりも2ないし10倍速く、そして従来の電解
研磨よりも10ないし20倍迅速である。このことは、例えば存在する焼鈍炉に
より、そしてまた他方においてすすぎのための存在するすすぎ装置により空間が
限定されている現存の装置を、その限定された空間にもかかわらず、高められた
線速度にすることができることを意味する。それによりその材料を、少なくとも
5m/分、好ましくは少なくとも50m/分、更になお好ましくは少なくとも6
0m/分、そして最も好ましくは少なくとも80m/分の線速度で移動させるこ
とができる。
法は同一の段階において2つの技術手段、すなわち酸化物の除去と光輝表面の達
成とをもたらすが、同時により迅速である。表面削落は従来の酸洗いにおけると
等価であるか又は若干少なく、この理由のためにより高い歩留まりが得られる。
この方法は高レベルのプロセス制御を容易にし、そして少なくとも硝酸を避けた
場合には外界環境に対する比較的僅かな影響しか持たない。電解質の薬品は、中
でも硫酸のみならず燐酸も比較的安価であり、これは硝酸の価格の約半値である
。光輝性焼鈍及び平滑化ロール圧延に比してこの方法は投資コストが半減化する
ことを意味する。
造ラインの1つを示す。以下の図面の説明において出発材料は熱間圧延された帯
材であって、従って前に述べたものに従うスピネル型の酸化物層を有することが
仮定されている。熱間圧延された帯材1は、まずいわゆる巻き出しキャプスタン
2の上に置かれ、その後でこれは裁断機3及び溶接装置4まで進行するが、これ
は1枚の帯材をその末端において新しい帯材の発端に溶接し、それによって製造
は帯材の交換のための大きな休止を含むことなく連続させることができる働きを
有する。次にこれに後続して、その帯材を引き伸ばしてその線速度を好ましくは
高い線速度、少なくとも5m/分、好ましくは少なくとも50m/分、更になお
好ましくは少なくとも60m/分、そして最も好ましくは少なくとも80m/分
に調節するための、引き伸ばし及びセット機構5が設けられている。次の段階に
おいてこの帯材を、或る炉を通して約1050ないし1150℃の温度において
通過させるが、その機能はこの帯材の表面の上の酸化物を軟化させることである
。次に後続して冷却段階7及びブラスト装置8が設けられているが、このものの
目的はその酸化物スケールを破壊して後の段階において電解質がこの酸化物スケ
ールの内側に存在するクロム欠乏層まで浸透できるようにすることである。ブラ
スト装置8に続いて、本発明によりカバーされる段階、すなわち酸洗いと研磨と
が組み合わされた段階に達するが、これは点線A及びBの内側に存在する。第1
図においてこの段階は3つのセル9、10、11に分かれている。これらのセル
の中に、前の記述に従う最も好ましい5モル/lの硫酸、8−8.5モル/lの
燐酸、及び鉄(溶解している)の組成を有する電解質が存在する。これらのセル
の中での電解は好ましい0.5ないし2A/cm2の電流密度、70℃の温度及 び約2分間の合計時間において直流電流を用いて行なわれ、その際その帯材の表
面に光輝表面が得られる。それら電解セルがどのように構成されることができる
かの原理は第4及び5図から、より詳細に明らかである。それらのセル9、10
、11の中での本発明に従う処理に続いて、その帯材をすすぐためのすすぎ装置
12と、その次に、いわゆるコイル巻きキャプスタン13とが後続している。そ
の帯材は次に冷間圧延へ送ってもよい。
うに好適に適合化されている。もしその区間が長く、そしていくつかの電解セル
を含んでいる場合でも、例えば低い電流密度のような他の制御パラメータを変化
させることによって容易に処理される材料を搬送することができる。
のセル14、15のみが本発明に従う電解セルであり、一方、セル16は混合酸
セルであって、これは例えばその帯材の上にスプレー散布される硝酸と弗化水素
酸とを含むことができ、その際電解は行なわれずに純粋な酸処理が行なわれる。
第2図に従う最終の混合酸段階16によって鈍い外観の表面が得られ、そして粒
界がその帯材の上に現れるが、これは更にいくつかの成形操作を後続させるべき
ときに望ましい場合がある。本発明に従う導入段階14、15における速度の利
点がこれにより得られる。第3図に、考え得るもう一つの実施態様が示されてい
るがここでは最初の2つのセル17、18が第2図におけるセル16と類似の混
合酸セルであり、そして最終のセル19が本発明に従う酸洗い研磨の段階である
。
は第3図に従うセル17、18、19の選択は、存在する出発材料及び所望の表
面に従い制御される。熱間圧延された材料のためには第1又は第2図が最も好ま
しいが、一方冷間圧延された帯材のために最も好ましいのは第1又は第3図であ
る。第2又は3図に従う実施態様はこの点において、その混合酸セルを閉鎖して
おくことができると言う利点を有し、この場合に本発明に従う酸洗い及び研磨の
みが行なわれる。
同じである。違いは、冷間圧延された材料が、その帯材の表面が破壊されるので
ブラスト処理されないと言うことだけであり、その代わりにこの場合にはいわゆ
るネオライト段階を酸洗い及び研磨の段階に先立って予備処理として用いること
ができる。このネオライト段階は僅かな攪拌と共に、例えば硫酸ナトリウムより
なる電解質を含む電解セルにより構成することができる。このネオライト段階は
約1ないし10A/dm2の電流密度において直流電流を用いて行なわれる。冷 間圧延された帯材を処理する場合にはその炉も若干異なった、すなわちその材料
を歪み除去焼鈍するための機能を有する。
性より見て、第1、2又は3図により示されるラインは、いわゆる組み合わせミ
ルとしての利点のために実施することができ、その際その帯材はそのラインを2
回、まず最初は熱間圧延された状態で、そして次に冷間圧延された状態で通過さ
せる。しかしながらその帯材は必ずしも常に冷間圧延される必要はない。本発明
に従い処理された熱間圧延帯材は非常に魅力的な表面状態を有し、従って、例え
ば構造用鋼材として直接有利に使用することができる。
つを示す。その原理は、交代する極性を用いる直流と呼ばれ、そしてそれ自身は
公知である。これは帯材1を引き伸ばしたままに保持して直列に並んだ多数の対
の電極の間を電解質の中で走らせることより出発する。1つの対のそれぞれの電
極20は同じ極性を有し、そして一つおきの電極対はカソードであり、そして一
つおきのものはアノードである。それによって間に存在するその帯材の中に電流
が引き起こされ、その際その極性は、その帯材がアノード電極対の間にあるとき
にこれがカソードの極性を有し、そしてカソード電極対の間にあるときにアノー
ドの極性を有するように交替するようになる。その帯材は好ましくはその全長の
少なくとも50%にわたりアノードに分極されるべきである。各電極は有利には
、カソード電極がアノード電極よりも大きな全長を有するように配置され、それ
によってその帯材は少なくともその全長の60%にわたり、好ましくはその全長
の少なくとも2/3にわたりアノードに分極される。第5図においてはその帯材
がいくつかのローラ対21を介してアノードに接触分極される別な実施態様が示
されている。ここで各電極対はカソードに分極されている。図示のいくつかの実
施態様に加えて、他の、例えば第4図におけるそれと類似の変形態様のような従
来の原理を用いることができ、その際1つの電極対の中の2つの電極は反対の極
性のものであるが、その帯材の一つの側の上の一つおきの電極はカソードに分極
され、そして一つおきのものはアノードに分極される。
ことができる。
進するために、その電解セルの中では温和な攪拌のみを行なうのが好ましい。好
ましいセルの一つは乱流について公知のネオライトセルに類似する。或る攪拌が
その帯材の移動と電解質の循環とのために常に生じている。酸洗いと研磨との効
果はそのセルの中で作り出すことのできる乱流によって故意に制御することもで
きる。
るかを調べる目的で一連の試験を実施した。これらの試験は電解的処理のために
通常的に用いられる槽の中で実施した。この槽は、一連の試験において比較的高
い電流密度及びそれほど強くない攪拌のような、研磨のための好ましい条件を促
進するように用いた。各カソードは316Lのステンレス材でできており、その
厚さは2mmであった。酸洗いして研磨されるべき試料は2枚のカソードの間に
置かれ、そしてそれにより両側が研磨されるに至った。カソードと試料との間の
距離は5.5cmであった。電解質は硫酸、燐酸及び鉄よりなっていた。本発明
に従う酸洗いと研磨との組み合わせに続いてそれらの各試料は水ですすぎ、そし
てその後で高圧洗浄で洗浄した。各試料を次に下記の表示基準に従って肉眼判定
した。
されている。
後にはこれは鏡面光輝性で研磨されている。
秒後にはこれは高度に光輝性である。このことはそれらの型の鋼材がこの方法を
用いて非常に容易に研磨されることを示している。
それらの型の鋼材がこの方法を用いて非常に容易に研磨されることを示す。
の型の鋼材についての明瞭な時間依存性及び或る型の鋼(例えば304)は他の
もの(例えば316Ti)よりも著しく迅速に処理されることを示す。試料11
−12も、より緻密な酸化物を有するフェライト型材料がより迅速に処理される
ことを示す。
が必要であることを示す。
示す。
を行なった。各電解質は水や鉄の添加を行なうことなく濃厚酸のみからなってい
た。各試験は室温において磁石攪拌機による温和な攪拌と共にビーカーの中で小
規模に実施した。表面状態は例1におけると同じ方法で判定した。
与えず、そして燐酸のみの中では結果が比較的良好であることを示している。最
もよい結果は70/30ないし30/70の範囲において達成される。
なく、その特許請求の範囲の範囲内で変化することができる。例えば本発明に従
う処理段階のための各パラメータを最適化させることは当業者の裁量であると考
えるべきである。中でも、変形態様は、本発明に従う2つ以上の電解セルが直列
に配置されていて、各セルを当然、隣接のものと異なる態様で最適化させること
ができる場合に数え切れないものとなり得る。
1つを示す。
Claims (25)
- 【請求項1】 好ましくは連続的に形成されたステンレス鋼の材料を連続的
に電解的に処理して少なくとも1マイクロメートルの厚さの表面酸化物層をこの
材料から除去する方法において、或る選択的な表面精細度が得られることよりな
る選択的表面処理効果を、その同じ段階において達成することを特徴とする方法
。 - 【請求項2】 除去される表面酸化物層が主として、少なくとも鉄とクロム
とよりなる混合酸化物を含み、そして1ないし1000マイクロメートル、好ま
しくは10ないし500マイクロメートルの厚さを有することを特徴とする、請
求項1記載の方法。 - 【請求項3】 より早期の段階においてその材料を熱間圧延および焼鈍し、
その際上記表面酸化物層が生じかつ30ないし1000マイクロメートル、好ま
しくは50ないし500マイクロメートルの厚さを有することを特徴とする、請
求項1又は2記載の方法。 - 【請求項4】 この方法が直流電流を用いる電解により行なわれ、その際そ
の処理時間が30秒間ないし5分間、好ましくは1分間ないし3分間、そして更
になお好ましくは約2分間であることを特徴とする、請求項3記載の方法。 - 【請求項5】 上記熱間圧延および焼鈍並びに上記表面酸化物層の除去の後
でその材料を冷間圧延及び第2の焼鈍にもかけ、その際その第2焼鈍に際して1
ないし30マイクロメートル、好ましくは10ないし20マイクロメートルの厚
さの第2の表面酸化物層が生じ、この第2の表面酸化物層をその材料の表面の研
磨効果が達成されるのと同じ段階において除去することを特徴とする、請求項3
記載の方法。 - 【請求項6】 この方法が直流電流を用いる電解によって行なわれ、その際
その処理時間が2秒ないし2分間、好ましくは5ないし90秒間、そして更にな
お好ましくは10ないし60秒間であることを特徴とする、請求項5記載の方法
。 - 【請求項7】 好ましくは連続的に形成されたステンレス鋼の材料を連続的
に電解的に処理して少なくとも1マイクロメートルの厚さの表面酸化物層をこの
材料から除去する方法において、この方法が直流電流を用いる電解によって行な
われ、その際硫酸もしくはその塩及び/又は燐酸を含む電解質、或いは硝酸が用
いられ、それによりこの方法が、或る選択的な表面精細度が得られることよりな
る選択的表面処理効果をその同じ段階において達成することを特徴とする方法。 - 【請求項8】 その電解質が弗化水素酸又はその塩をも含有することを特徴
とする、請求項7記載の方法。 - 【請求項9】 上記電解質が2ないし12モル/リットル、好ましくは2な
いし10モル/リットル、そして更になお好ましくは2ないし6モル/リットル
の濃度で硫酸を、そして2ないし14モル/リットル、好ましくは4ないし12
モル/リットル、そして更になお好ましくは4ないし9モル/リットルの濃度で
燐酸を含むことを特徴とする、請求項7記載の方法。 - 【請求項10】 上記電解質が硫酸ナトリウムと弗化ナトリウムとを含むこ
とを特徴とする、請求項7記載の方法。 - 【請求項11】 上記電解質が硫酸及び弗化ナトリウムを含むことを特徴と
する、請求項7記載の方法。 - 【請求項12】 上記電解質が硫酸、硫酸ナトリウム及び弗化ナトリウムを
含むことを特徴とする、請求項7記載の方法。 - 【請求項13】 好ましくは連続的に形成されたステンレス鋼の材料を連続
的に電解的に処理して少なくとも1マイクロメートルの厚さの表面酸化物層をこ
の材料から除去する方法において、電解の間の電流密度が、0.1ないし3A/
cm2、好ましくは0.3ないし2.5A/cm2、そして更になお好ましくは0
.5ないし2A/cm2であるか、又は0.74ないし3A/cm2、好ましくは
0.74ないし2.5A/cm2又は更に好ましくは0.74ないし2A/cm2 であり、それによりこの方法が、或る選択的な表面精細度が得られることよりな
る選択的表面処理効果をその同じ段階において達成することを特徴とする方法。 - 【請求項14】 処理の間の温度が50ないし100℃、好ましくは60な
いし90℃、そして更になお好ましくは65ないし80℃であることを特徴とす
る、請求項13記載の方法。 - 【請求項15】 この方法が直流電流を用いる電解によって行なわれ、その
際硫酸もしくはその塩及び/又は燐酸を含む電解質或いは硝酸が用いられること
を特徴とする、請求項13ないし14のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項16】 好ましくは連続的に形成されたステンレス鋼の材料を連続
的に電解的に処理して少なくとも1マイクロメートルの厚さの表面酸化物層をこ
の材料から除去する方法において、その処理段階が1つ又はそれ以上の、直列に
並んだ電解セル(9−11、14−15、19)の中で行なわれ、その際その材
料は接触によりアノードに分極されて各カソード電極(20)の間で電解質の中
を直流電流の影響のもとに移動させられ、それによりこの方法が、或る選択的な
表面精細度が得られることよりなる選択的表面処理効果をその同じ段階において
達成することを特徴とする方法。 - 【請求項17】 電解の間の電流密度が0.1ないし3A/cm2、好まし くは0.3ないし2.5A/cm2、そして更になお好ましくは0.5ないし2 A/cm2であるか、又は0.74ないし3A/cm2、好ましくは0.74ない
し2.5A/cm2又は更に好ましくは0.74ないし2A/cm2であることを
特徴とする、請求項16記載の方法。 - 【請求項18】 処理の間の温度が50ないし100℃、好ましくは60な
いし90℃、そして更になお好ましくは65ないし80℃であることを特徴とす
る、請求項16〜17のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項19】 好ましくは連続的に形成されたステンレス鋼の材料を連続
的に電解的に処理して少なくとも1マイクロメートルの厚さの表面酸化物層をこ
の材料から除去する方法において、その処理の段階が1つ又はそれ以上の、直列
に並んだ電解セル(9−11、14−15、19)の中で行なわれ、その際その
材料は直列に並んだ各電極の(20)の間で電解質の中を、一つおきの電極がア
ノードであり、そして一つおきの電極がカソードであってそれぞれの電極がその
材料の反対側で同一の極性の1個の電極と組み合わされているような交互の極性
の直流電流の影響のもとに移動させられ、それによりこの方法が、或る選択的な
表面精細度が得られることよりなる選択的表面処理効果を、その同じ段階におい
て達成することを特徴とする方法。 - 【請求項20】 電解の間の電流密度が0.1ないし3A/cm2、好まし くは0.3ないし2.5A/cm2、そして更になお好ましくは0.5ないし2 A/cm2であるか、又は0.74ないし3A/cm2、好ましくは0.74ない
し2.5A/cm2又は更に好ましくは0.74ないし2A/cm2であることを
特徴とする、請求項19記載の方法。 - 【請求項21】 その帯材材料がその全長の少なくとも50%、好ましくは
その全長の少なくとも60%、そして更に好ましくはその全長の少なくとも2/
3にわたってアノードにされることを特徴とする、請求項19〜20のいずれか
1項記載の方法。 - 【請求項22】 処理の間の温度が50ないし100℃、好ましくは60な
いし90℃、そして更になお好ましくは65ないし80℃であることを特徴とす
る、請求項19〜21のいずれか一項記載の方法。 - 【請求項23】 好ましくは連続的に形成されたステンレス鋼の材料を連続
的に電解的に処理して少なくとも1マイクロメートルの厚さの表面酸化物層をこ
の材料から除去する方法において、その処理の段階に先立って、1つ以上のセル
(17、18)の中で混合酸、好ましくは硝酸とフッ化水素酸との混合酸による
化学的な表面処理を行ない、それによりこの方法が、或る選択的な表面精細度が
得られることよりなる選択的表面処理効果をその処理の段階において達成するこ
とを特徴とする方法。 - 【請求項24】 好ましくは連続的に形成されたステンレス鋼の材料を連続
的に電解的に処理して少なくとも1マイクロメートルの厚さの表面酸化物層をこ
の材料から除去する方法において、その処理の段階に引き続き、1つ以上のセル
(16)の中で混合酸、好ましくは硝酸とフッ化水素酸との混合酸による化学的
な表面処理を行ない、それによりこの方法が、或る選択的な表面精細度が得られ
ることよりなる選択的表面処理効果をその処理の段階において達成することを特
徴とする方法。 - 【請求項25】 好ましくは連続的に形成されたステンレス鋼の材料を連続
的に電解的に処理して少なくとも1マイクロメートルの厚さの表面酸化物層をこ
の材料から除去する方法において、その材料を少なくとも5m/分、好ましくは
少なくとも50m/分、更になお好ましくは少なくとも60m/分、そして最も
好ましくは少なくとも80m/分の線速度で移動させ、それによりこの方法が、
或る選択的な表面精細度が得られることよりなる選択的表面処理効果をその同じ
段階において達成することを特徴とする方法。
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