JP2002501975A - 疎水性有機活性物質をアルカリ水溶性固体有機重合体にカプセル化してなる系の顆粒 - Google Patents

疎水性有機活性物質をアルカリ水溶性固体有機重合体にカプセル化してなる系の顆粒

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JP2002501975A
JP2002501975A JP2000529405A JP2000529405A JP2002501975A JP 2002501975 A JP2002501975 A JP 2002501975A JP 2000529405 A JP2000529405 A JP 2000529405A JP 2000529405 A JP2000529405 A JP 2000529405A JP 2002501975 A JP2002501975 A JP 2002501975A
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モルヴァン ミケル
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、少なくとも1種の疎水性有機活性物質(例えば、洗剤活性物質)を乳化重合により得られたアルカリ水溶性有機重合体の固体状粒子に包封してなる粒子を含み、該粒子が水溶性又は水分散性乾燥有機化合物中に分散され且つ包封されている系の固体状顆粒に関する。また、本発明は、該顆粒の、特に硬質表面を清浄にし又は洗濯物を洗浄するための洗剤組成物への使用並びに洗剤組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、少なくとも1種の疎水性有機活性物質(例えば、洗剤活性物質)の
粒子を乳化重合により得られたアルカリ水溶性有機重合体の固体状粒子に包封し
てなる粒子を含み、該粒子が水溶性又は水分散性乾燥有機化合物中に分散され且
つ包封されている系の乾燥固体状顆粒に関する。また、本発明は、該顆粒の製造
方法並びに該顆粒のアルカリ性水性媒体のため又は水とアルカリ性水性媒体を形
成できる組成物、特に洗剤組成物への添加剤、特に洗剤用添加剤としての使用に
関する。
【0002】 表現“洗剤活性物質”とは、洗剤組成物中に存在し得るいかなる活性物質をも
意味する。 殺生剤(バイオサイド)、漂白活性剤、蛍光増白剤、紫外線防止剤、酸化防止
剤、漂白触媒などのような活性物質が存在できるが、これらはその物理的状態(
洗浄用粉末の場合には支持体に吸着させるべき液体)のために又はそれらを含有
している処方物のその他の添加剤に関しての安定性若しくは腐食性のために問題
を提起する恐れがある。
【0003】 本出願人は、疎水性有機活性物質、特に洗剤用疎水性活性物質を包封するため
の系であって、この活性物質をアルカリ性媒体中でのみ、例えば洗濯物の洗浄中
に本質的に放出させる系を見出した。
【0004】 本発明の第一の主題は、粒子(pS)を含む系(S)の水分散性乾燥固体状顆
粒(G)であって、 該粒子(pS)が、少なくとも1種の疎水性有機活性物質(AM)を、ラジカ
ル媒介重合を受け得る少なくとも1種のエチレン性不飽和陰イオン性単量体とラ
ジカル媒介重合を受け得る少なくとも1種のエチレン性不飽和非イオン性共単量
体とを、該陰イオン性単量体の量が単量体の総量の少なくとも10重量%、好ま
しくは少なくとも20重量%、特に25重量%〜60重量%を占めるようにして
、乳化重合することによって得られたアルカリ水溶性有機重合体(AS)の固体
状粒子(pAS)に包封させてなるものであり、 該粒子(pS)が少なくとも1種の水溶性又は水分散性乾燥固体状有機化合物
(MO)からなるマトリックス中に分散され且つ包封されており、 アルカリ水溶性共重合体(AS)の重量に対して少なくとも0.1重量%の少
なくとも1種の乳化剤がマトリックス(MO)/系(S)の粒子(pS)の界面
に存在するようにした 水分散性乾燥固体状顆粒(G)よりなる。
【0005】 活性物質は、固体状であろうと液状(そのままで又は溶媒に溶解された)であ
ろうと、それが水と不混和性であり又は非常に貧混和性であることを条件として
、どれも本発明にとって好適である。 用語“貧混和性”とは、水への溶解度がpH7で20重量%を超えず、好まし
くは10重量%を超えないような活性物質を意味する。
【0006】 以下では、用語“活性物質”とは、そのままの形態又は溶媒中の純活性物質か
或いはそのままの形態又は溶媒中の活性物質の混合物のいずれかをいうものと理
解されたい。 挙げられる活性物質(AM)の例は、洗剤用疎水性活性物質、例えば、漂白触
媒、殺生剤、漂白活性剤、紫外線防止剤、蛍光増白剤及び酸化防止剤である。
【0007】 挙げられる殺生剤の例は、殺細菌剤(トリクロサンなど)及び殺菌剤である。
【0008】 挙げられる漂白活性剤の例は、洗浄用媒体中でペルオキシカルボン酸を発生す
るもの、例えばテトラアセチルエチレンジアミン、テトラアセチルメチレンジア
ミンなどである。
【0009】 挙げられる蛍光増白剤の例は、スチルベン又はピラゾリン誘導体、クマリン、
フマル酸、桂皮酸、アゾール類、メチンシアニン類及びチオフェン類である。
【0010】 挙げられる紫外線防止剤又は酸化防止剤の例は、バニリン及びその誘導体であ
る。
【0011】 挙げられる漂白触媒の例は、マンガン又はその他の金属の誘導体、例えば、U
S−A−5,246,621、US−A−5,244,594、US−A−5,
194,416、US−A−5,114,606、EP−A−549271、E
P−A−549272、EP−A−544440、EP−A−544490、U
S−A−4,430,243、US−A−5,114,611、US−A−4,
728,455、US−A−5,284,944及びUS−A−5,246,6
12などに記載されたものである。
【0012】 系(S)の粒子(pS)内に存在できる活性物質(AM)の量は、アルカリ水
溶性重合体(AS)の100重量部当たり20〜70重量部、好ましくは40〜
60重量部の活性物質の範囲であり得る。
【0013】 表現“アルカリ水溶性重合体(AS)”とは、約20℃〜90℃の温度で7以
上のpH、好ましくは少なくとも9.5のpHの水性媒体中に溶解し又は分散で
きる重合体を意味する。この重合体は7よりも低いpHでは水溶性ではない。 このアルカリ水溶性重合体(AS)は、ラジカル媒介重合を受け得る少なくと
も1種のエチレン性不飽和陰イオン性単量体とラジカル媒介重合を受け得る少な
くとも1種のエチレン性不飽和非イオン性共単量体から誘導される。
【0014】 挙げられる陰イオン性単量体の例は、 ・α,β−エチレン性不飽和カルボン酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、イタコン酸など、 ・α,β−エチレン性不飽和スルホン含有単量体、例えばビニルベンゼンスルホ
ネートなど である。 いうまでもなく、陰イオン性単量体の含有量はこの単量体の親水性に依存する
。 この陰イオン性単量体は好ましくはカルボン酸性単量体である。
【0015】 挙げられる非イオン性単量体の例は、 ・ビニル芳香族単量体:スチレン、ビニルトルエンなど、 ・α,β−エチレン性不飽和酸のアルキルエステル:アクリル酸及びメタクリル
酸のメチルエステル、エチルエステルなど、 ・飽和カルボン酸のビニル又はアリルエステル:酢酸のビニル又はアリルエステ
ル、プロピオン酸のビニル又はアリルエステルなど、 ・ハロゲン化ビニル又はビニリデン:塩化ビニル、塩化ビニリデンなど ・共役脂肪族ジエン:ブタジエンなど、 ・α,β−エチレン性不飽和ニトリル:アクリロニトリルなど、 ・α,β−エチレン性不飽和酸のヒドロキシアルキルエステル:アクリル酸及び
メタクリル酸のヒドロキシエチルエステル、ヒドロキシプロピルエステルなど、
・α,β−エチレン性不飽和酸アミド:アクリルアミド、メタクリルアミドなど
である。
【0016】 また、アルカリ水溶性重合体(AS)は、少なくとも1種の多官能性架橋性共
単量体(MR)(少なくとも2個のエチレン性不飽和を含有する)及び(又は)
その他の共単量体とグラフト化共重合体を形成できる少なくとも1種のエチレン
性不飽和非イオン性両親媒性共単量体(MG)をも含有する単量体組成物から誘
導することができる。 該多官能性架橋性共単量体(MR)は、単量体組成物中の全ての単量体の約0
.01%〜1%、好ましくは0.01%〜0.5%を占めることができる。
【0017】 挙げられる架橋性共単量体(MR)の例は、 ・グリオキサールビスアクリルアミド、 ・エチレングリコールジアクリレート又はジメタクリレート、 ・トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリチルトリアクリ
レート、 ・エチレングリコール、グリセリン、ペンタエリトリット又はジエチレングリコ
ールの各ポリアリルエーテル、 ・アクリル酸アリル、 ・ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン及びアルキルジビニルベンゼン、 ・ジビニルエーテル である。
【0018】 グラフト化性非イオン性両親媒性共単量体(MG)は、全ての単量体の20%
までを占めることができる。 挙げられるグラフト化性両親媒性共単量体(MG)の例は、次式:
【化3】 (ここで、 ・R1は水素原子又はメチル基であり、 ・R2及びR3は同一でも異なっていてもよく、水素原子又は1〜4個の炭素原子
を含有するアルキル基を表わし、 ・R4は8〜30個の炭素原子を含有するアルキル基、1〜3個の1−フェニル エチル基により置換されたフェニル基、又は8〜10個の炭素原子を含有するア
ルキルフェニル基であり、 ・nは6〜100の範囲にあり、mは0〜50の範囲にある。ただし、nはm以
上であり、それらの和は6〜100の間であるものとする。) を有するものである。 更に詳しくは、EP−A−705854及びUS−A−4,384,096に
記載された両親媒性共単量体、特に上記の式においてR1がメチル基であり、R2 が水素原子であり、mが25に等しく、nが0に等しく、R4がC2245アルキ ル基であるグラフト化性共単量体(MG’)が挙げられる。
【0019】 挙げられるアルカリ水溶性共重合体(AS)の例は、特に、 ・アクリル酸及び(又は)メタクリル酸のエステルと少なくとも30%のアクリ
ル酸及び(又は)メタクリル酸よりなる単量体組成物から、 ・グリオキサールビスアクリルアミド又はエチレングリコールジメタクリレート
架橋性共単量体をも含有する前記の単量体組成物から、或いは ・グラフト化性共単量体(MG’)をも含有する前記の単量体組成物から 誘導される共重合体である。
【0020】 本発明をよりよく実施するためには、水分散性顆粒(G)は、 ・重量で5%〜90%、好ましくは40%〜85%の系(S)の粒子(pS)、
・重量で3%〜90%、好ましくは10%〜60%、特に15%〜50%の水溶
性又は水分散性有機マトリックス(MO) を含む。
【0021】 マトリックス(MO)を構成できる水溶性又は水分散性有機化合物のうちでは
、 ・天然又は合成起源の水溶性又は水分散性ポリペプチド(PP)、 ・弱ポリ酸の部類に属し、20,000g/モル以下、好ましくは1000〜5
000g/モルの重量平均分子量を持つ酸型の高分子電解質(PE)、 ・水溶性又は水分散性オース、オシド又はポリホロシド(O)、 ・水溶性又は水分散性アミノ酸又はアミノ酸塩(AA)、 ・界面活性剤(TA)であって、その水−界面活性剤の二成分相図が少なくとも
50重量%の界面活性剤の濃度までは25℃で流動性である等方性相を、次いで
これよりも高い濃度では少なくとも60℃まで安定である六方晶又は立方晶型の
硬質液晶相を含むもの、 ・これらの混合物 が挙げられる。
【0022】 シェルを構成できる水溶性又は水分散性合成高分子電解質(PP)のうちでは
、アミノ酸又はアミノ酸先駆物質、特にアスパラギン酸及びグルタミン酸又はそ
れらの先駆物質の重縮合及び加水分解から誘導されるホモ重合体又は共重合体が
挙げられる。これらの重合体は、アスパラギン酸又はグルタミン酸から誘導され
るホモ重合体のみならず、あらゆる割合のアスパラギン酸とグルタル酸から誘導
される共重合体、或いはアスパラギン酸及び(又は)グルタル酸とその他のアミ
ノ酸から誘導される共重合体であることができる。挙げられる共重合性のアミノ
酸のうちでは、グリシン、アラニン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニ
ン、メチオニン、ヒスチジン、プロリン、リジン、セリン、トレオニン、システ
インなどがある。
【0023】 マトリックスを構成できる植物起源のポリペプチド(PP)のうちでは、植物
起源の蛋白質が挙げられる。これらは、好ましくは、加水分解されたもので、4
0%以下の、例えば5%〜40%以下の加水分解度を持つものである。 指標として挙げられる植物起源の蛋白質のうちでは、蛋白質性の種子、特にエ
ンドウ、豆類、ルピナス、インゲンマメ及びレンズマメの種子から生じる蛋白質
;穀類の種子、特に小麦、大麦、ライ麦、トウモロコシ、稲、オート麦及びキビ
類の種子から生じる蛋白質;油質の種子、特に大豆、ナンキンマメ、サンフラワ
ー、アブラナ及びココナッツの種子から生じる蛋白質;葉っぱ、特にアルファル
ファ及びイラクサから生じする蛋白質;植物起源の地下埋蔵物、特にポテト及び
テンサイの根から生じる蛋白質がある。
【0024】 挙げられる動物起源の蛋白質のうちでは、例えば、筋肉蛋白質、特にストロマ
の蛋白質、ゼラチン、牛乳に由来する蛋白質、特にカゼイン及びラクトグロブリ
ン、魚類の蛋白質がある。 蛋白質は、好ましくは植物起源のものであり、特に大豆又は小麦に由来するも
のである。
【0025】 高分子電解質(PE)は、次の一般式:
【化4】 (ここで、 R1、R2及びR3は同一でも異なっていてもよく、 ・水素原子、 ・1〜4個の炭素原子を含有する炭化水素系の基、好ましくはメチル、 ・−COOH官能基、 ・基−R−COOH(ここで、Rは1〜4個の炭素原子を含有する炭化水素系の
基、好ましくは1又は2個の炭素原子を含有するアルキレン残基、特にメチレン
) を表わす) を有する単量体の重合から誘導されるものから選択することができる。 挙げられる限定的でない例は、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸及びクロトン酸である。
【0026】 上記の一般式に相当する単量体から得られる共重合体並びにこれらの単量体と
その他の単量体、特にビニルアルコールのようなビニル誘導体及びアクリルアミ
ド又はメタクリルアミドのような共重合性アミドを使用して得られるものも使用
するのに好適である。また、アルキルビニルエーテルとマレイン酸から得られる
共重合体並びにビニルスチレンとマレイン酸から得られるもの挙げられ、これら
は特にカークオスマーの辞典「Encyclopedia of Chemic
al Technology」第18巻、第3版(ウイリー・インターサイエン
ス・パブリケーション社、1982)に記載されている。
【0027】 好ましい高分子電解質は、低い重合度を有する。高分子電解質の重量平均分子
量は、特に20,000g/モル以下である。好ましくは、それは1000〜5
000g/モルである。
【0028】 挙げられるオース(O)のうちでは、グルコース、マンノース、ガラクトース
及びリボースのようなアルド−ス並びにフルクトースのようなケトースがある。 オシドは、オース分子同士の又はオース分子と非炭水化物系分子との縮合と脱
水から生じる化合物である。好ましいオシドのうちでは、専ら炭水化物単位を結
合することによって形成されるホロシド、詳しくは極く限られた数の、即ち一般
に10以下の数のこれらの単位を含むオリゴホロシド(又はオリゴサッカライド
)である。挙げられるオリゴホロシドの例は、サッカロース、ラクトース、セロ
ビオース、マルトース及びトレハロースである。
【0029】 水溶性又は水分散体ポリホロシド(又はポリサッカライド)は高度に解重合さ
れている。これらは、例えば、ゴルチエ−ビラ編のP.アーナードの書籍「有機
化学の講義」(1987)に記載されている。これらのポリホロシドは、特に、
20,000g/モル以下の重量平均分子量を有する。 挙げられる高度に重合したポリホロシドの限定的でない例は、デキストラン、
でんぷん、キサンタンガム及びガラクトマンナン、例えばグアー又はカロブガム
であり、これらのポリサッカライドは好ましくは100℃以上の融点及び50g
/L〜500g/Lの水への溶解度を有する。
【0030】 挙げられるアミノ酸(AA)のうちでは、モノアミノモノカルボン酸又はジカ
ルボン酸、ジアミノモノカルボン酸、これらの水溶性誘導体がある。 アミノ酸(AA)は、好ましくは酸−塩基の性質を持つ側鎖を有する。それら
は、特に、アルギニン、リジン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸及
びヒドロキシグルタミン酸から選ばれる。また、それらは誘導体、好ましくは水
溶性誘導体の形態にあることができる。それらは例えばナトリウム、カリウム又
はアンモニウム塩、例えばグルタミン酸ナトリウム、アスパラギン酸ナトリウム
又はヒドロキシグルタミン酸ナトリウムである。
【0031】 有機マトリックス(MO)を構成できる界面活性剤(TA)に関しては、流動
性等方性相及び六方晶又は立方晶型の硬質液晶相の説明がR.G.ローリンの書
籍「界面活性剤の水性相の挙動」(アカデミック・プレス社、1994)に示さ
れている。それらの放射線(X線及びニュートロン)散乱による確認がV.ルザ
ッチによる書籍「生物膜、物理的事実及び機能」(アカデミック・プレス社、1
968)に記載されている。
【0032】 硬質液晶相は、少なくとも55℃に等しい温度までは特に安定である。流動性
等方性相は注型することができるが、硬質液晶相は注型することができない。
【0033】 挙げられる界面活性剤(TA)のうちでは、イオン性グリコリピド界面活性剤
、特に、6〜24個、好ましくは8〜16個の炭素原子を含有する置換又は非置
換の飽和又は不飽和の炭化水素系の鎖を含有するウロン酸誘導体(ガラクツロン
酸、グルクロン酸、D−マンヌロン酸、L−イヅロン酸、L−グルロン酸など)
又はそれらの塩類がある。このタイプの物質は特に特許出願EP532370に
記載されている。
【0034】 界面活性剤(TA)のその他の例は、両性界面活性剤、例えば、アルキルポリ
アミンの両性誘導体、例えばローヌ−プーラン社から販売されているAmphi
onic XL(登録商標)及びMirataine H2C−HA(登録商標
)並びにベロール・ノーベル社から販売されているAmpholac 7T/X
及びAmpholac 7C/X(登録商標)がある。
【0035】 顆粒(G)は、アルカリ水溶性重合体(AS)の重量に対して少なくとも0.
1重量%の少なくとも1種の乳化剤を含み、このものはマトリックス(MO)/
系(S)の粒子(pS)の界面に存在する。
【0036】 挙げられる乳化剤の例は、非イオン性、陰イオン性又は両性の乳化剤がある。 特に挙げられる非イオン性乳化剤のうちでは、ポリオキシアルキレン化誘導体
、例えば、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化脂肪アルコール、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化トリグリセリド、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化脂肪酸、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化ソルビタンエステル、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化脂肪アミン、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化ジ(1−フェニルエチル)フェノ
ール、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化トリ(1−フェニルエチル)フェ
ノール、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化アルキルフェノール がある。
【0037】 これらの非イオン性界面活性剤におけるオキシエチレン(OE)及び(又は)
オキシプロピレン(OP)単位の数は、通常、所望のHLB(親水性/親油性バ
ランス)に依存して2〜100の範囲にある。OE及び(又は)OP単位の数は
特に2〜50の間にある。 OE及び(又は)OP単位の数は好ましくは10〜50の間である。
【0038】 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化脂肪アルコールは一般に6〜22
個の炭素原子を含み、OE及びOP単位はこれらの数から除外される。これらの
単位は好ましくはエトキシル化単位である。
【0039】 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化トリグリセリドは、植物又は動物
起源のトリグリセリド(例えば、ラード、牛脂、グラウンドナッツ油、バター油
、綿実油、亜麻仁油、オリーブ油、魚油、パーム油、グレープ種子油、大豆油、
ひまし油、菜種油、コプラ油又はココナツ油)であることができ、好ましくはエ
トキシル化されている。
【0040】 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化脂肪酸は、脂肪酸(例えば、オレ
イン酸又はステアリン酸)のエステルであり、好ましくはエトキシル化されてい
る。
【0041】 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化ソルビタンエステルは、10〜2
0個の炭素原子を含む脂肪酸、例えばラウリン酸、ステアリン酸又はオレイン酸
の環化されたソルビットエステルであり、好ましくはエトキシル化されている。
【0042】 本発明において、用語“エトキシル化トリグリセリド”とは、トリグリセリド
をエチレンオキシドによりエトキシル化することにより得られた生成物のみなら
ず、トリグリセリドをポリエチレングリコールによりエステル交換することによ
り得られたものをも目標とする。 同様に、用語“エトキシル化脂肪酸”は、脂肪酸をエチレンオキシドによりエ
トキシル化することにより得られた生成物のみならず、脂肪酸をポリエチレング
リコールによりエステル交換することにより得られたものをも包含する。
【0043】 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化脂肪アミンは一般に6〜22個の
炭素原子を含み、OE及びOP単位はこれらの数から除外される。好ましくはエ
トキシル化されている。
【0044】 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化アルキルフェノールは、一般に、
4〜12個の炭素原子を含有する1又は2個の線状又は分岐状のアルキル基を有
する。挙げられる例は、特にオクチル、ノニル又はドデシル基である。
【0045】 特に挙げられるエトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化アルキルフェノー
ル、エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化ジ(1−フェニルエチル)フェ
ノール或いはエトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化トリ(1−フェニルエ
チル)フェノールからの非イオン性界面活性剤の例は、5個のOE単位でエトキ
シル化されたジ(1−フェニルエチル)フェノール、10個のOE単位でエトキ
シル化されたジ(1−フェニルエチル)フェノール、16個のOE単位でエトキ
シル化されたトリ(1−フェニルエチル)フェノール、20個のOE単位でエト
キシル化されたトリ(1−フェニルエチル)フェノール、25個のOE単位でエ
トキシル化されたトリ(1−フェニルエチル)フェノール、40個のOE単位で
エトキシル化されたトリ(1−フェニルエチル)フェノール、25個のOE+O
P単位でエトキシ−プロポキシル化されたトリ(1−フェニルエチル)フェノー
ル、2個のOE単位でエトキシル化されたノニルフェノール、4個のOE単位で
エトキシル化されたノニルフェノール、6個のOE単位でエトキシル化されたノ
ニルフェノール、9個のOE単位でエトキシル化されたノニルフェノール、25
個のOE+OP単位でエトキシ−プロポキシル化されたノニルフェノール、30
個のOE+OP単位でエトキシ−プロポキシル化されたノニルフェノール、40
個のOE+OP単位でエトキシ−プロポキシル化されたノニルフェノール、55
個のOE+OP単位でエトキシ−プロポキシル化されたノニルフェノール及び8
0個のOE+OP単位でエトキシ−プロポキシル化されたノニルフェノールであ
る。
【0046】 挙げられる陰イオン性乳化剤のうちでは、アルキル硫酸又はアルキルエーテル
硫酸の水溶性塩、アルキルイセチオン酸及びアルキルタウレート又はそれらの塩
、アルキルカルボキシレート、アルキルスルホスクシネート又はアルキルスクシ
ナメート、アルキルサルコシネート、蛋白質加水分解物のアルキル誘導体、アシ
ルアスパルテート、アルキル及び(又は)アルキルエーテル及び(又は)アルキ
ルアリールエーテルの燐酸エステルがある。 陽イオンは、一般に、アルカリ金属又はアルカリ土類金属、例えば、ナトリウ
ム、カリウム、リチウム又はマグネシウム、或いはアンモニウム基NR4 +(ここ
で、Rは同一でも異なっていてもよく、酸素又は窒素原子により置換され又は置
換されていないアルキル基である)である。
【0047】 挙げられる両性乳化剤のうちでは、アルキルベタイン、アルキルジメチルベタ
イン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルアミドプロピルジメチルベタ
イン、アルキルトリメチルスルホベタイン、イミダゾリン誘導体、例えばアルキ
ルアンフォアセテート、アルキルアンフォジアセテート、アルキルアンフォプロ
ピオネート、アルキルアンフォジプロピオネート、アルキルスルタイン又はアル
キルアミドプロピルヒドロキシスルタイン、脂肪酸と蛋白質加水分解物との縮合
生成物、アルキルポリアミンの両性誘導体、例えばローヌ−プーラン社から販売
されたAmphionic XL(登録商標)、ベロール・ノーベル社から販売
されたAmpholac 7T/X(登録商標)及びAmpholac 7C/
X(登録商標)、並びに蛋白質又は蛋白質加水分解物がある。
【0048】 有機化合物(MO)がポリペプチド(PP)又はアミノ酸(AA)であるとき
は、乳化剤は陰イオン性及び両性の乳化剤から選ばれる。有機化合物(MO)が
高分子電解質(PE)であるときは、乳化剤は非イオン性及び両性の乳化剤から
選ばれる。有機化合物(MO)がオース、オシド又はポリホロシド(O)である
ときは、乳化剤は陰イオン性の乳化剤から選ばれる。
【0049】 乾燥固体状顆粒(G)は、系(S)の粒子(pS)及びマトリックス(MO)
を形成できる水溶性又は水分散性有機化合物を含む水分散体(D)の水の除去/
乾燥によって得ることができる。 この方法をより良く実施するためには、粒子(pS)と有機化合物(MO)の
混合物を含む水分散体(D)の固形分は重量で約20%〜70%、好ましくは約
30%〜60%である。
【0050】 該方法は、 ・少なくとも1種の有機化合物(MO)と随意の1種の分散剤を粒子(pS)の
水分散体(ラテックス)(LS)に添加し、 ・次いで、得られた水分散体から水の除去/乾燥を行なう ことによって実施することができる。
【0051】 系(S)の粒子(pS)の水分散体(ラテックス)(LS)は、その重量の約
10%〜50%、好ましくは約20%〜50%の該系(S)の粒子(pS)を含
有することができる。 系(S)の粒子(pS)の直径は、約20nm〜700nm、好ましくは約1
00nm〜400nmであることができる。
【0052】 系(S)の水分散体(LS)は、ラテックス(LAS)の形態にあるアルカリ
水溶性重合体(AS)に活性物質(AM)を導入することによって製造すること
ができ、活性物質(AM)の導入は水性乳化重合によるアルカリ水溶性重合体の
合成自体の間か或いは水性乳化重合によるアルカリ水溶性重合体の合成後のいず
れかで実施することが可能である。 アルカリ水溶性重合体ラテックス(LAS)への活性物質(AM)の導入は、
好ましくは、単量体組成物の水性乳化重合工程の後に実施される。
【0053】 ラテックス(LAS)の粒子(pAS)は、その表面に少なくとも1種の乳化
剤を乾燥重合体の重量の少なくとも0.1%、一般に約0.1%〜15%の含有
量で有する。これらの乳化剤はラテックス粒子のサイズに依存する。 挙げられる乳化剤の例は、 ・陰イオン性乳化剤、例えば、脂肪酸塩、アルキル硫酸塩(ラウリル硫酸ナトリ
ウム)、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩(ドデシルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム、ジブチルナフタリンスルホン酸ナトリウム)、アル
キルスルホこはく酸塩又はスクシンアミド酸塩(ジオクチルスルホスクシンアミ
ド酸ジナトリウム、n−オクタデシルスルホスクシンアミド酸ジナトリウム)、
アルキル燐酸アルカリ、ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、
アルキルフェニルポリグリコールエーテルのスルホネート、アルキルスルホカル
ボン酸のエステル塩、脂肪酸とオキシ−及びアミノ−アルカンスルホン酸との縮
合生成物、ポリグリコールエーテルのスルフェート誘導体、脂肪酸とポリグリコ
ールの硫酸エステル、脂肪酸アルカノールアミドスルフェート、 ・非イオン性乳化剤、例えば、 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化脂肪アルコール、 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化トリグリセリド、 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化脂肪酸、 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化ソルビタンエステル、 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化脂肪アミン、 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化ジ(1−フェニルエチル)フェノ
ール、 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化トリ(1−フェニルエチル)フェ
ノール、 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化アルキルフェノール、 ポリエチレンオキシド、 脂肪酸アルカノールアミド である。
【0054】 挙げられる両性乳化剤のうちでは、アルキルベタイン、アルキルジメチルベタ
イン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルアミドプロピルジメチルベタ
イン、アルキルトリメチルスルホベタイン、イミダゾリン誘導体、例えばアルキ
ルアンフォアセテート、アルキルアンフォジアセテート、アルキルアンフォプロ
ピオネート、アルキルアンフォジプロピオネート、アルキルスルタイン又はアル
キルアミドプロピルヒドロキシスルタイン、脂肪酸と蛋白質加水分解物との縮合
生成物、アルキルポリアミンの両性誘導体、例えばローヌ−プーラン社から販売
されているAmphionic XL(登録商標)、ベロール・ノーベル社から
販売されているAmpholac 7T/X及びAmpholac 7C/X(
登録商標)、並びに蛋白質又は蛋白質加水分解物がある。 乳化剤は好ましくは陰イオン性又は非イオン性である。
【0055】 液体状で存在する活性物質(AM)は、それがアルカリ水溶性重合体を十分に
“膨潤させ”又は必要に応じて重合体のための膨潤性“移行”溶媒により助成さ
れるならば、該重合体のラテックス(LAS)に直接導入することができる。
【0056】 挙げられる移行溶媒のうちでは、 ・エステル、例えば、酢酸エチル、プロピオン酸エチル、グルタル酸/アジピン
酸/こはく酸メチルの混合物(“RPDE”溶媒)など、 ・ケトン、例えば、メチルエチチルケトン、シクロヘキサノンなど、 ・アルコール、例えば、プロパノール、ペンタノール、シクロヘキサノールなど
、 ・脂肪族及び環式炭化水素、例えば、ヘプタン、デカン、シクロヘキサン、デカ
リンなど、 ・塩素化脂肪族誘導体、例えば、ジクロルメタンなど、 ・芳香族誘導体、例えば、トルエン、エチルベンゼンなど、 ・塩素化芳香族誘導体、例えば、トリクロルベンゼンなど、 ・ジアルキルエーテル がある。
【0057】 要すれば、追加量の乳化剤、特に、既に述べたタイプのポリオキシアルキレン
化非イオン性乳化剤をアルカリ水溶性重合体のラテックス(LAS)に添加する
ことができる。この追加量は、使用した活性物質(AM)の重量の約0.1%〜
2%、好ましくは約0.1%〜0.2%を占めることができる。
【0058】 導入される活性物質(AM)は、ラテックス(LAS)と20℃〜50℃の温
度で1〜24時間にわたり攪拌しながら接触される。 該“移行”溶媒は、活性物質(AM)が固体であるならば、真空蒸発により随
意に除去することができる。 次いで、有機化合物(MO)が、要すれば分散剤と共に系(S)のラテックス
(LS)に添加される。 随意の分散剤の量は、乾燥アルカリ水溶性重合体(AS)の重量に対して約0
.02〜20重量%であることができる。分散剤の存在は一般に好ましく、特に
有機化合物(MO)が界面活性剤(TA)又は蛋白質でないときにそうである。
【0059】 使用できる分散剤のうちでは、非イオン性、陰イオン性又は両性の乳化剤が挙
げられる。このような乳化剤の例は既に上で挙げた通りである。 有機化合物(MO)がポリペプチド(PP)又はアミノ酸(AA)であるとき
は、乳化剤は陰イオン性及び両性の乳化剤から選ばれる。有機化合物(MO)が
高分子電解質(PE)であるときは、乳化剤は非イオン性及び両性の乳化剤から
選ばれる。有機化合物(MO)がオース、オシド又はポリホロシド(O)である
ときは、乳化剤は陰イオン性の乳化剤から選ばれる。
【0060】 粒子(pS)と有機化合物(MO)の水分散体の水の除去/乾燥のための操作
は、当業者に知られた任意の手段に従って、特に凍結乾燥(即ち、冷凍、次いで
昇華)又は好ましくは噴霧乾燥によって実施することができる。 噴霧乾燥は、任意の既知の装置、例えば、熱風の流れを使用してノズル又はタ
ーボミキサーにより実施される噴霧を兼ねる噴霧塔で実施することができる。実
施のための条件は、活性物質のタイプ、有機化合物(MO)マトリックス及び使
用する噴霧器のタイプに依存する。これらの条件は、一般に、乾燥中の生成物全
体の温度が150℃、好ましくは110℃を超えないようなものである。
【0061】 顆粒(G)は、周囲温度で単に攪拌するだけで水に分散できて、系(S)の偽
ラテックスを与える。 該顆粒(G)は、随意に、凝結防止剤又は充填剤、例えば炭酸カルシウム、カ
オリン、シリカ、ベントナイトなども含有することができる。これらは、水分散
体に水の除去の前に、又は噴霧工程中に、或いは最終顆粒組成物に部分的に又は
全部を添加することができる。
【0062】 本発明の主題をなす系(S)は、アルカリ水性媒体のための又は水とアルカリ
水性媒体を形成できる組成物に添加剤として、特に、例えば、硬質表面を清浄に
し又は洗濯物(工業的又は家庭での洗浄)を洗浄するための好ましくは粉末状の
洗剤組成物に洗剤用添加剤として使用することができる。 特に、本発明の他の主題は、系(S)の顆粒を洗剤用添加剤として、特に、硬
質表面を清浄にし又は洗濯物(工業的又は家庭での洗浄)を洗浄するための洗剤
組成物に使用することからなる。
【0063】 該系(S)の顆粒(G)は、一般に、洗剤組成物に使用される通常包封される
活性物質の用量に相当する量に従って使用することができる。
【0064】 本発明の最後の主題は、該系(S)の顆粒(G)を含む硬質表面を清浄にし又
は洗濯物(工業的又は家庭での洗浄)を洗浄するための洗剤組成物よりなる。 本発明に従う洗剤組成物は、好ましくは陰イオン性及び非イオン性の界面活性
剤から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤を一般に約1〜70重量%、好まし
くは5〜60重量%、特に8〜50重量%の量で含む。 本発明の主題を構成する洗剤組成物は、普通の添加剤、例えば、無機又は有機
の洗剤用補助剤(ビルダー)を、その総量が該組成物の重量の約5%〜80%、
好ましくは8%〜40重量%であるような量で、さらには汚染防止剤、再付着防
止剤、漂白剤、蛍光剤、発泡抑制剤、柔軟剤、酵素、そしてアルコール、緩衝剤
、充填剤、顔料などのようなその他の添加剤も含むことができる。
【0065】 以下の実施例は例示のためにのみ示す。
【0066】例1 カプセル化(包封)用ラテックスの特徴 *出発物質の単量体組成物(重量%) アクリル酸ブチル 10% アクリル酸エチル 56.4% メタクリル酸 33.6% *乳化剤 単量体に対して全体で0.955%(1モル当たり平均して25個のOE単位
を含有し、アンモニウム塩の形のエトキシル化ノニルフェノール0.015%+
テトラプロピルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.94%) *固形分=38.9% *粒子直径=約200nm 400g/LのトリクロサンをRPDE溶媒中に含有する溶液を調製する。 0.8mLのRPDE及び2mLのRhodasurf T(ローヌ−プーラ
ン社製の非イオン性界面活性剤)を5g/Lの濃度で20gの上記ラテックスに
導入することによって混合物を調製し、この混合物を50℃にもたらす。 この混合物に5mLのトリクロサン溶液を機械的に攪拌しながら滴下導入する
。 この媒体を50℃で1時間、次いで周囲温度で1時間攪拌する。 このようにして、ラテックスの形態の包封された殺生剤系を得た。
【0067】例2 下記の分散体をミキサーで製造する。組成 (重量%) 例1のラテックスの形態の包封された殺生剤系 89% (水分散体として表わして) Amphionic XL* (ロデイア社より販売) 2.1% ポリアクリル酸(Mw=2000) 8.9% *10%の塩化ナトリウムを含有する、40%の固形分を有するアミノカル ボン酸アルキルの水溶液 この分散体の1kgをNiro(登録商標)噴霧塔(入口で115℃及び出口
で60℃)で標準条件下で噴霧する。流動性の粉末が得られた。
【0068】例3 下記の分散体をミキサーで製造する。組成 (重量%) 例1のラテックスの形態の包封された殺生剤系 85.4% (水分散体として表わして) FP940* 1.4% FP900** 13.2% * 5%以下の加水分解度の大豆蛋白質加水分解物(プロテイン・テクノロ ジー・インタナショナル社製) **15%の加水分解度の大豆蛋白質加水分解物(プロテイン・テクノロジ ー・インタナショナル社製) この分散体の1kgをNiro(登録商標)噴霧塔(入口で115℃及び出口
で60℃)で標準条件下で噴霧する。流動性の粉末が得られた。
【0069】例4 下記の分散体をミキサーで製造する。組成 (重量%) 例1のラテックスの形態の包封された殺生剤系 89% (水分散体として表わして) FP940* 1.4% FP900** 6.6% サッカロース 6.6% この分散体の1kgをNiro(登録商標)噴霧塔(入口で115℃及び出口
で60℃)で標準条件下で噴霧する。流動性の粉末が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/395 C11D 3/395 3/42 3/42 3/48 3/48 17/06 17/06 // B01J 13/14 B01J 13/02 B (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CN,CU,CZ,EE,GD,GE,H R,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KG,KP ,KR,KZ,LC,LK,LR,LT,LV,MD, MG,MK,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,R U,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT ,UA,US,UZ,VN,YU (72)発明者 ダニエル ジューベル フランス国 エフ60500 ヴィノイユ サ ン フィルマン、アモ デュ ボワ デュ リュデ、26 Fターム(参考) 4G004 BA00 4G005 AA01 AB14 AB15 AB27 BA14 BB06 BB13 BB15 DB05X DB21X DC10Y DC29Y DC30Y DC33Y DC41Y DC44Y DD04Z DD08Z DD12Z DD52Z DD58Z DD59Z DD66Z DD70Z DD75Z EA06 EA07 4H003 AB18 AC11 BA10 DA01 DA05 EA19 EB06 EB13 EB28 EB30 EB34 EB44 FA34 FA43 4H011 AA02 BA01 BA05 BB03 BC19 DA05 DA16 DH19 4H025 AA02 AA16

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒子(pS)を含む系(S)の水分散性乾燥固体状顆粒(G
    )であって、 該粒子(pS)が、少なくとも1種の疎水性有機活性物質(AM)を、ラジカ
    ル媒介重合を受け得る少なくとも1種のエチレン性不飽和陰イオン性単量体とラ
    ジカル媒介重合を受け得る少なくとも1種のエチレン性不飽和非イオン性共単量
    体とを、該陰イオン性単量体の量が単量体の総量の少なくとも10重量%、好ま
    しくは少なくとも20重量%、特に25重量%〜60重量%を占めるようにして
    、乳化重合させることによって得られたアルカリ水溶性有機重合体(AS)の固
    体状粒子(pAS)に包封させてなるものであり、 該粒子(pS)が少なくとも1種の水溶性又は水分散性乾燥固体状有機化合物
    (MO)からなるマトリックス中に分散され且つ包封されており、 アルカリ水溶性共重合体(AS)の重量に対して少なくとも0.1重量%の少
    なくとも1種の乳化剤が系(S)のマトリックス(MO)/粒子(pS)の界面
    に存在するようにした 水分散性乾燥固体状顆粒。
  2. 【請求項2】 活性物質(AM)が洗剤活性物質から選ばれることを特徴と
    する請求項1に記載の顆粒。
  3. 【請求項3】 活性物質(AM)が漂白触媒、殺生剤、漂白活性剤、紫外線
    防止剤、蛍光増白剤及び酸化防止剤から選ばれることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の顆粒。
  4. 【請求項4】 活性物質(AM)の量がアルカリ水溶性重合体(AS)の1
    00重量部当たり20〜70重量部、好ましくは40〜60重量部の範囲にある
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の顆粒。
  5. 【請求項5】 アルカリ水溶性重合体(AS)が水性媒体中に7以上のpH
    で、好ましくは少なくとも9.5のpHで約20℃〜90℃の温度で溶解し又は
    分散できることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の顆粒。
  6. 【請求項6】 陰イオン性単量体がアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸
    又はイタコン酸のようなα,β−エチレン性不飽和カルボン酸及びビニルベンゼ
    ンスルホネートのようなα,β−エチレン性不飽和スルホン含有単量体から選ば
    れることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の顆粒。
  7. 【請求項7】 非イオン性単量体が、 ・ビニル芳香族単量体、 ・α,β−エチレン性不飽和酸のアルキルエステル、 ・飽和カルボン酸のビニル又はアリルエステル、 ・ハロゲン化ビニル又はビニリデン、 ・共役脂肪族ジエン、 ・α,β−エチレン性不飽和ニトリル、 ・α,β−エチレン性不飽和酸のヒドロキシアルキルエステル、 ・α,β−エチレン性不飽和酸アミド から選ばれることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の顆粒。
  8. 【請求項8】 アルカリ水溶性重合体(AS)が、少なくとも1種の多官能
    性架橋性共単量体(MR)及び(又は)その他の共単量体とグラフト化共重合体
    を形成できる少なくとも1種のエチレン性不飽和非イオン性両親媒性共単量体(
    MG)をも含有する単量体組成物から誘導されることを特徴とする請求項1〜7
    のいずれかに記載の顆粒。
  9. 【請求項9】 多官能性架橋性共単量体(MR)が単量体組成物中の全ての
    単量体の約0.01%〜1%、好ましくは0.01%〜0.5%を占めることを
    特徴とする請求項8に記載の顆粒。
  10. 【請求項10】 グラフト化性非イオン性両親媒性共単量体(MG)が全て
    の単量体の20%までを占めることを特徴とする請求項8に記載の顆粒。
  11. 【請求項11】 グラフト化性非イオン性両親媒性共単量体(MG)が次式
    : 【化1】 (ここで、 ・R1は水素原子又はメチル基であり、 ・R2及びR3は同一でも異なっていてもよく、水素原子又は1〜4個の炭素原子
    を含有するアルキル基を表わし、 ・R4は8〜30個の炭素原子を含有するアルキル基、1〜3個の1−フェニル エチル基により置換されたフェニル基、又は8〜10個の炭素原子を含有するア
    ルキルフェニル基であり、 ・nは6〜100の範囲にあり、mは0〜50の範囲にある。ただし、nはm以
    上であり、それらの和は6〜100の間であるものとする。) を有することを特徴とする請求項8又は10に記載の顆粒。
  12. 【請求項12】 アルカリ水溶性重合体(AS)が、 ・アクリル酸及び(又は)メタクリル酸のエステルと少なくとも30%のアクリ
    ル酸及び(又は)メタクリル酸よりなる単量体組成物から、 ・グリオキサールビスアクリルアミド又はエチレングリコールジメタクリレート
    架橋性共単量体をも含有する前記の単量体組成物から、或いは ・次式: 【化2】 (ここで、R1はメチル基であり、R2は水素原子であり、mは25に等しく、n
    は0に等しく、R4はC2245アルキル基である。) のグラフト化性共単量体をも含有する前記の単量体組成物から 誘導されるものから選ばれることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載
    の顆粒。
  13. 【請求項13】 水溶性又は水分散性有機化合物(MO)が、 ・天然又は合成起源の水溶性又は水分散性ポリペプチド(PP)、 ・弱ポリ酸の部類に属する酸型の高分子電解質(PE)、 ・水溶性又は水分散性オース、オシド又はポリホロシド(O)、 ・水溶性又は水分散性アミノ酸又はアミノ酸塩(AA)、 ・界面活性剤(TA)であって、その水−界面活性剤の二成分相図が少なくとも
    50重量%の界面活性剤の濃度までは25℃で流動性である等方性相を、次いで
    これよりも高い濃度では少なくとも60℃まで安定である六方晶又は立方晶型の
    硬質液晶相を含むもの、 ・これらの混合物 から選ばれることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の顆粒。
  14. 【請求項14】 ポリペプチド(PP)が、 ・アミノ酸又はアミノ酸先駆物質、好ましくはアスパラギン酸及び(又は)グル
    タミン酸又はそれらの先駆物質の重縮合及び加水分解から誘導される合成ホモ重
    合体又は共重合体、 ・植物起源、特に大豆又は小麦からの蛋白質で、好ましくは40%以下の加水分
    解度で加水分解されたもの、 ・動物起源の蛋白質、特に牛乳に由来するもの から選ばれることを特徴とする請求項13に記載の顆粒。
  15. 【請求項15】 高分子電解質(PE)が20,000g/モル以下、好ま
    しくは1000〜5000g/モルの重量平均分子量を持つ弱ポリ酸から選ばれ
    ることを特徴とする請求項13に記載の顆粒。
  16. 【請求項16】 有機化合物(MO)がポリペプチド(PP)又はアミノ酸
    (AA)であるときは、マトリックス(MO)/粒子(pS)の界面にある乳化
    剤が陰イオン性及び両性の乳化剤から選ばれ、有機化合物(MO)が高分子電解
    質(PE)であるときは、乳化剤が非イオン性及び両性の乳化剤から選ばれ、有
    機化合物(MO)がオース、オシド又はポリホロシド(O)であるときは、乳化
    剤が陰イオン性の乳化剤から選ばれることを特徴とする請求項1〜15のいずれ
    かに記載の顆粒。
  17. 【請求項17】 次の成分: ・重量で5%〜90%、好ましくは40%〜85%の系(S)の粒子(pS)、
    ・重量で3%〜90%、好ましくは10%〜60%、特に15%〜50%の水溶
    性又は水分散性有機マトリックス(MO) を含むことを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の顆粒。
  18. 【請求項18】 系(S)の粒子(pS)及びマトリックス(MO)を形成
    できる水溶性又は水分散性有機化合物を含む水分散体(D)の水の除去/乾燥に
    よって請求項1〜17のいずれかの主題をなす顆粒を製造する方法。
  19. 【請求項19】 分散体(D)が少なくとも1種の有機化合物(MO)と随
    意の1種の分散剤を粒子(pS)の水分散体(LS)に添加することによって得
    られることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 分散体(D)が乾燥重量で5%〜90%、好ましくは40
    %〜85%の系(S)の粒子(pS)及び乾燥重量で3%〜90%、好ましくは
    10%〜60%、特に15%〜50%の水溶性又は水分散性有機マトリックス(
    MO)を含むことを特徴とする請求項18又は19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 分散体(D)が重量で20%〜70%、好ましくは30%
    〜62%の固形分を有することを特徴とする請求項18〜20のいずれかに記載
    の方法。
  22. 【請求項22】 分散体(LS)がその重量で約10%〜50%、好ましく
    は約20%〜50%の、約20nm〜700nm、好ましくは約100nm〜4
    00nmの直径を持つ粒子(pS)を含有することを特徴とする請求項19〜2
    1のいずれかに記載の方法。
  23. 【請求項23】 分散体(LS)が、活性物質(AM)を、乾燥重合体の重
    量の少なくとも0.1%、好ましくは約0.1%〜15%の含有量で少なくとも
    1種の乳化剤を表面に含有する粒子(pAS)のラテックス(LAS)の形態で
    あるアルカリ水溶性重合体(AS)と、要すれば移行溶媒を使用して、接触させ
    ることにより該活性物質(AM)をアルカリ水溶性重合体(AS)の粒子(pA
    S)に導入することによって得られることを特徴とする請求項19〜22のいず
    れかに記載の方法。
  24. 【請求項24】 活性物質の導入が使用する活性物質の重量の約0.1%〜
    2%、好ましくは約0.1%〜0.2%を占める追加量の乳化剤の導入と共に実
    施されることを特徴とする請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 ラテックス(LAS)との接触による活性物質の導入が2
    0℃〜50℃の温度で1〜24時間攪拌しながら実施されることを特徴とする請
    求項23又は24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 分散体(D)中の随意の分散剤の量が乾燥アルカリ水溶性
    重合体(AS)の重量に対して約0.02〜20重量%であることを特徴とする
    請求項18に記載の方法。
  27. 【請求項27】 分散体(D)の乾燥が凍結乾燥又は噴霧により実施される
    ことを特徴とする請求項18〜26のいずれかに記載の方法。
  28. 【請求項28】 乾燥工程中に凝結防止剤が導入されることを特徴とする請
    求項18〜27のいずれかに記載の方法。
  29. 【請求項29】 請求項1〜17のいずれかの主題を構成する顆粒又は請求
    項18〜28のいずれかの主題を構成する方法により得られる顆粒の、洗剤組成
    物、特に硬質表面を清浄にし又は洗濯物を洗浄するための洗剤組成物への使用。
  30. 【請求項30】 請求項1〜17のいずれかの主題を構成する顆粒又は請求
    項18〜28のいずれかの主題を構成する方法により得られる顆粒を含む洗剤組
    成物、特に硬質表面を清浄にし又は洗濯物を洗浄するための洗剤組成物。
  31. 【請求項31】 洗剤組成物における包封された活性物質の通常の作業用量
    に相当する量で系を使用することを特徴とする請求項29に記載の使用又は請求
    項30に記載の洗剤組成物。
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