JP2003504490A - マイクロカプセル調剤ならびにマイクロカプセルを含有する洗剤および清浄剤 - Google Patents

マイクロカプセル調剤ならびにマイクロカプセルを含有する洗剤および清浄剤

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Abstract

(57)【要約】 疎水性材料からなる核と、陽イオン原モノマーおよび/または不飽和位置が連続した化学結合により結合されており、その中で少なくとも1個の結合が酸加水分解可能であるポリエチレン系不飽和モノマー少なくとも1質量%を重合導入された形で含有するポリマーからなるカプセル外殻とを有するマイクロカプセルを含有するマイクロカプセル調剤が記載されている。更に、少なくとも1つの香料または匂い物質を含む疎水性材料からなる核と、陰イオン原モノエチレン系不飽和モノマーおよび/または不飽和位置が連続した化学結合により結合されており、その中で少なくとも1個の結合が塩基加水分解可能であるポリエチレン系不飽和モノマー少なくとも1質量%を重合導入された形で含有するポリマーからなるカプセル外殻とを有するマイクロカプセルを含有するマイクロカプセル調剤が記載されている。これらのマイクロカプセル調剤は、洗剤または清浄剤に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、マイクロカプセル調剤ならびにマイクロカプセルを含有する洗剤お
よび清浄剤に関するものであり、この場合このマイクロカプセルは、核中に疎水
性材料、殊に香料または匂い物質を含有する。
【0002】 大抵の洗剤組成物および清浄剤組成物は、組成物それ自体またはそれによって
処理される織物もしくは表面に芳しい芳香を付与するために、香料または匂い物
質を含有する。香料または匂い物質は、多くの場合に種々の化学薬品または酸化
に対して多少とも敏感である、多数の共役二重結合を有する化合物である。従っ
て、洗剤または清浄剤の別の内容物質、例えば界面活性剤または漂白剤との望ま
しくない相互作用を生じる可能性があり、それによって匂い物質は、分解されお
よび/または匂いノートは、変化される。もう1つの問題は、香料または匂い物
質の時としての高い揮発性にあり、この揮発性は、元々洗剤または清浄剤に混合
されていた匂い物質量の大部分が既に使用時点前に揮発してしまうことをまねく
。この話題となっている問題の克服のために、香料または匂い物質をマイクロカ
プセル化された形で洗剤または清浄剤中に混入することが既に提案された。
【0003】 即ち、米国特許第5188753号明細書には、表面活性剤と共に固体の核中
にポリエチレン、ポリアミド、ポリスチロールまたは類似物から分散された匂い
物質を含有する匂い物質粒子を含有する洗剤組成物が開示されており、この場合
粒子は、例えば尿素ホルムアルデヒド樹脂からなる脆いカプセル中に入れられて
いる。このカプセルは、機械的な影響を受けた際に壊れ、この場合には、閉じ込
められた匂い物質を放出する。カプセルが既に洗浄過程もしくは清浄化過程の際
または処理された織物もしくは表面の後の取り扱いの際に壊れるかどうかは、明
らかではない。
【0004】 機械的な影響を受けることによって破壊されうる公知のカプセルの場合の欠点
は、カプセル中に含まれている香料または匂い物質の放出を制御することが困難
であり、多かれ少なかれ予期せぬ偶然の影響に依存することである。即ち、含ま
れている香料または匂い物質の大部分が早期に、例えば粉末状洗剤の製造または
加工の際に放出されるかまたはマイクロカプセルの大部分が変わらないで内容物
を放出することなく、使用された洗浄液と一緒に廃水中に到達するということは
起こりうる。
【0005】 ドイツ連邦共和国特許第4321205号明細書には、外殻が一定のカルボン
酸無水物1〜100質量%を含有するマイクロカプセルが開示されている。疎水
性核材料は、例えば接着剤樹脂からなる。
【0006】 欧州特許第0839902号明細書の記載から、漂白助剤を含有するマイクロ
カプセルが公知である。
【0007】 本発明は、マイクロカプセル中に含有されている香料もしくは匂い物質または
その他の内容物質の放出の時点を正確に予め定めることができる、マイクロカプ
セル調剤またはマイクロカプセルを含有する洗剤もしくは清浄剤を提供するとい
う課題に基づく。
【0008】 ところで、この課題は、カプセル外殻がpHの変化によって脱安定化されるマ
イクロカプセルによって解決されることが見い出された。
【0009】 従って、本発明は、疎水性材料からなる核と、陽イオン原モノマーおよび/ま
たは不飽和位置が連続した化学結合により結合されており、その中で少なくとも
1個の結合が酸加水分解可能であるポリエチレン系不飽和モノマー少なくとも1
質量%を重合導入された形で含有するポリマーからなるカプセル外殻とを有する
マイクロカプセルを含有するマイクロカプセル調剤に関する。
【0010】 もう1つの視点から、本発明は、少なくとも1つの香料または匂い物質を含む
疎水性材料からなる核と、陰イオン原モノエチレン系不飽和モノマーおよび/ま
たは不飽和位置が連続した化学結合により結合されており、その中で少なくとも
1個の結合が塩基加水分解可能であるポリエチレン系不飽和モノマー少なくとも
1質量%を重合導入された形で含有するポリマーからなるカプセル外殻とを有す
るマイクロカプセルを含有するマイクロカプセル調剤に関する。
【0011】 更に、本発明の対象は、前記のマイクロカプセル調剤を含有する洗剤組成物ま
たは清浄剤組成物である。
【0012】 本発明により使用されるマイクロカプセルは、カプセル外殻がpHの変化、例
えば酸性媒体または塩基性媒体中へのマイクロカプセルの移行によって脱安定化
されうることを示す。脱安定化は、イオン位置を形成しながらのカプセル外殻の
溶解性の上昇もしくは架橋の消失またはこれら双方の作用形式の組合せによって
引き起こされうる。
【0013】 陰イオン原モノマーおよび/または塩基加水分解可能な結合を有するポリエチ
レン系不飽和モノマーを重合導入された形で含有するポリマーからなるカプセル
外殻を有するマイクロカプセルは、以下、選択的に”塩基不安定”マイクロカプ
セルと呼称する。この種のマイクロカプセルは、弱酸性および中性のpH範囲内
で最大の安定性を示し、一方で、この種のマイクロカプセルは、塩基性のpH範
囲内で脱安定化される。
【0014】 陽イオン原モノエチレン系不飽和モノマーおよび/または酸加水分解可能な結
合を有するポリエチレン系不飽和モノマーを重合導入された形で含有するポリマ
ーからなるカプセル外殻を有するマイクロカプセルは、以下、選択的に”酸不安
定”マイクロカプセルと呼称する。この種のマイクロカプセルは、弱塩基性およ
び中性のpH範囲内で最大の安定性を示し、一方で、この種のマイクロカプセル
は、酸性のpH範囲内で脱安定化される。
【0015】 有利に、本発明の一定の視点により香料または匂い物質を含む疎水性材料は、
20℃で液状の油であるかまたは20〜100℃の温度で適度にのみ可溶性であ
るかまたは水不溶性であり、乳濁液を形成する、20〜100℃の温度範囲で溶
融可能な材料である。有利に、オクタノールと水との間の疎水性材料の分配係数
log10owは、0.5を上廻り、殊に1.0を上廻る。疎水性材料が記
載された温度範囲内で水中で乳化可能な液状の油を形成しない場合には、水相中
での溶解性は、例えば電解質、例えば塩、例えばアルカリ金属硫酸塩、例えば硫
酸ナトリウムならびに相応する珪酸塩または燐酸塩を添加することによって減少
させることができる。
【0016】 疎水性材料としては、原理的に全ての物質または混合物の融点と水の沸点との
間の温度で水中に乳化可能である全ての物質または混合物を使用することができ
る。これには、全ての種類の油、例えば植物油、動物油、鉱油、パラフィン、ク
ロロパラフィン、フルオロ炭化水素および別の合成油が含まれる。典型的な例は
、ヒマワリ油、ナタネ油、オリーブ油、落花生油、大豆油、ケロシン、ベンゼン
、トルエン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、クロロホルム、四
塩化炭素、塩素化ジフェニルおよびシリコーン油である。また、高い沸点を有す
る疎水性材料、例えばジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジイソヘキシ
ルフタレート、ジオクチルフタレート、アルキルナフタリン、ドデシルベンゼン
、テルフェニルおよび部分水素化テルフェニルを使用することもできる。また、
ポリマーを水中に乳化させることができる場合には、ポリマーは、疎水性核材料
として使用されることもできる。この前提条件は、一般にポリマーのガラス温度
がポリマーを水中に乳化させる温度よりも低い場合に満たされている。このため
の例は、C〜C20−アルキルアクリレートのホモポリマーまたはコポリマー
、C〜C20−メタクリレートのホモポリマーまたはコポリマー、スチレンお
よびスチレン誘導体とアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルとのコポ
リマー、ポリエステル、エチレン、プロピレンまたはイソブチレンを基礎とする
オリゴマーのポリオレフィン、ポリアミドおよび疎水性の性質を有するポリカー
ボネートである。適しているのは、例えばポリブチルアクリレート、ポリエチル
ヘキシルアクリレート、ポリ(スチレン−コ−n−ブチルアクリレート)および
冷時に重合されたポリ(スチレン−コブタジエン)である。また、疎水性材料と
しては、記載された材料の中の多数のものの混合物および低分子量の疎水性材料
と水中に乳化可能なポリマーとの混合物を使用することもできる。
【0017】 香料または匂い物質は、望ましい匂い特性(olfaktorische Eigenschaft)を
有しかつ本質的に毒性でない全ての有機物質である。これには、通常洗剤組成物
または清浄剤組成物中に使用されるかまたは香水店において使用される全ての香
料または匂い物質が含まれる。天然、半合成または合成に由来する化合物が重要
である。好ましい香料または匂い物質は、炭化水素の物質種、アルデヒドまたは
エステルに分類されることができる。また、香料または匂い物質には、成分の複
合体混合物を含有することができる天然のエキスおよび/またはエッセンス、例
えばオレンジ油、レモン油、バラ油、ラベンダー、ジャコウ、パチョリ、バルサ
ムエキス、白檀油、松油およびシーダー油が含まれる。
【0018】 合成の香料または匂い物質および半合成の香料または匂い物質の制限されない
例は、次の通りである:7−アセチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オク
タヒドロ−1,1,6,7−テトラメチル−ナフタリン、α−イオノン、β−イ
オノン、γ−イオノン、α−イソメチルイオノン、メチルセドリロン、メチルジ
ヒドロジャスモネート、メチル−1,6,10−トリメチル−2,5,9−シク
ロドデカトリエン−1−イル−ケトン、7−アセチル−1,1,3,4,4,6
−ヘキサメチル−テトラリン、4−アセチル−6−第三ブチル−1,1−ジメチ
ル−インダン、ヒドロキシフェニルブタノン、ベンゾフェノン、メチル−β−ナ
フチル−ケトン、6−アセチル−1,1,2,3,3,5−ヘキサメチル−イン
ダン、5−アセチル−3−イソプロピル−1,1,2,6−テトラメチル−イン
ダン、1−ドデカナール、4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3−
シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、7−ヒドロキシ−3,7−ジメチ
ルオクタナール、10−ウンデセン−1−アール、イソヘキセニル−シクロヘキ
シル−カルボキシアルデヒド、ホルミル−トリシクロデカン、ヒドロキシシトロ
ネラールとメチルアントラニラートとの縮合生成物、ヒドロキシシトロネラール
とインドールとの縮合生成物、フェニル−アセトアルデヒドとインドールとの縮
合生成物、2−メチル−3−(パラ−第三ブチルフェニル)−プロピオンアルデ
ヒド、エチルバニリン、ヘリオトロピン、ヘキシルシナモンアルデヒド、アミル
シナモンアルデヒド、2−メチル−2−(−イソプロピルフェニル)−プロピオ
ンアルデヒド、クマリン、デカラクトン−γ、シクロペンタデカノリド、16−
ヒドロキシ−9−ヘキサデセン酸−ラクトン、1,3,4,6,7,8−ヘキサ
ヒドロ−4,6,6,7,8,8−ヘキサメチルシクロペンタ−γ−2−ベンゾ
ピラン、β−ナフトール−メチルエーテル、アンブロキサン、ドデカヒドロ−3
a,6,6,9a−テトラメチル−ナフト[2,1b]フラン、セドロール、5−
(2,2,3−トリメチルシクロペント−3−エニル)−3−メチルペンタン−
2−オール、2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン
−1−イル)−2−ブテン−1−オール、カリオフィレンアルコール、トリシク
ロデセニルプロピオネート、トリシクロデセニルアセテート、ベンジルサリチレ
ート、セドリルアセテートおよび第三ブチル−シクロヘキシルアセテート。
【0019】 特に好ましいのは、次の通りである:ヘキシルシナモンアルデヒド、2−メチ
ル−3−(−第三ブチルフェニル)−プロピオンアルデヒド、7−アセチル−1
,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−1,1,6,7−テトラメチル
−ナフタリン、ベンジルサリチレート、7−アセチル−1,1,3,4,4,6
−ヘキサメチル−テトラリン、パラ−第三ブチル−シクロヘキシルアセテート、
メチルジヒドロジャスモネート、β−ナフトール−メチルエーテル、メチル−β
−ナフチル−ケトン、2−メチル−2−(パラ−イソプロピルフェニル)−プロ
ピオンアルデヒド、1,3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,6,6,7,
8,8−ヘキサメチルシクロペンタ−γ−2−ベンゾピラン、ドデカヒドロ−3
a,6,6,9a−テトラメチル−ナフト[2,1b]フラン、アニスアルデヒド
、クマリン、セドロール、バニリン、シクロペンタデカノリド、トリシクロデセ
ニルアセテートおよびトリシクロデセニルプロピオネート。
【0020】 別の香料は、エーテル性油、レジノイドならびに数多くの源、例えばペルーバ
ルサム、乳香、レジノイド、エゴノキ、ラブダナム樹脂、ナツメグ、カッシア油
、ベンゾイン樹脂、コリアンダーおよびラバンジンである。更に、適した香料は
、次のものを含む:フェニルエチル−アルコール、テルピネオール、リナロオー
ル、リナリルアセテート、ゲラニオール、ネロール、2−(1,1−ジメチルエ
チル)−シクロヘキサノール−アセテート、ベンジルアセテートおよびオイゲノ
ール。
【0021】 香料または匂い物質は、純粋な物質として使用されてもよいし、互いの混合物
で使用されてもよい。香料または匂い物質は、単独の疎水性材料としてマイクロ
カプセルの核を形成することができる。また、マイクロカプセルは、香料または
匂い物質と共に、香料または匂い物質が溶解しているかまたは分散している他の
疎水性材料を含有することができる。即ち、例えば室温で固体の香料または匂い
物質を使用する場合には、室温で液体の疎水性材料を溶解剤または分散剤として
使用することが有利である。同様に、疎水性を高めるために、前記の香料または
匂い物質を前記の油の中の1つに添加することができる。
【0022】 有利に、香料もしくは匂い物質または香料もしくは匂い物質の混合物は、疎水
性材料の1〜100質量%、殊に20〜100質量%を成す。
【0023】 更に、好ましい疎水性材料は、活性物質として洗剤組成物または清浄剤組成物
中で作用しかつ疎水性材料それ自体としてかまたは別の疎水性材料との混合物で
水中で乳化可能であるものである。例えば、漂白活性剤、発泡緩和剤、蛍光漂白
剤、酵素もしくは酵素混合物または記載された活性物質と別の疎水性材料との混
合物である。
【0024】 使用可能な漂白活性剤の例は、なかんずくN−オクタノイルカプロラクタム、
N−オクタノイルイミノジアセトニトリル、O−オクタノイルアセトンオキシム
およびイソプロペニルアセテートである。
【0025】 使用可能な発泡緩和剤の例は、なかんずくパラフィン、脂肪酸エステルまたは
有機ポリシロキサンである。
【0026】 使用可能な蛍光漂白剤の例は、なかんずくビス(スチリル)ビスフェニル、ア
ミノクマリンおよびCiba-Geigy社からチノパール(Tinopal(登録商標))の名
称で入手可能な蛍光漂白剤である。
【0027】 使用可能な酵素の例は、リパーゼ、例えばNovo Nordisk社から入手可能なリポ
ラーゼ(Lopolase(登録商標))およびリポラーゼウルトラ(Loporase Ultra(
登録商標))である。
【0028】 本発明の塩基不安定マイクロカプセルのカプセル外殻は、不飽和位置が連続し
た化学結合により結合されており、その中で少なくとも1個の結合が塩基加水分
解可能である、陰イオン原モノエチレン系不飽和モノマーおよび/またはポリエ
チレン系不飽和モノマーを重合導入された形で全モノマー単位に対して少なくと
も1質量%、有利に少なくとも5質量%、殊に10質量%含有するポリマーから
なる。陰イオン原モノマーは、特に有利に5〜30質量%の量で使用され、塩基
加水分解可能な結合を有するポリエチレン系不飽和モノマーは、5〜50質量%
の量で使用される。
【0029】 陰イオン原モノマーは、酸性および中性のpH範囲内で無負荷で存在するが、
しかし、塩基性範囲内で陰イオン負荷特性を示す側鎖を有するモノマーである。
陰イオン負荷特性を有する状態への無負荷状態の移行は、脱プロトン化または加
水分解によって行なうことができるか、または組み合わされた脱プロトン化/加
水分解によって行なうことができる。適した陰イオン原モノマーの例は、エチレ
ン系不飽和モノカルボン酸もしくはエチレン系不飽和ジカルボン酸またはエチレ
ン系不飽和ジカルボン酸の分子内無水物である。
【0030】 適したモノエチレン系不飽和モノカルボン酸は、一般に3〜20個、有利に3
〜12個、殊に3〜6個の炭素原子を有する。例としては、アクリル酸、メタク
リル酸、エチルアクリル酸、アリル酢酸、クロトン酸、ビニル酢酸および類似物
を記載することができる。適したモノエチレン系不飽和ジカルボン酸は、一般に
4〜20個、有利に4〜12個、殊に4〜6個の炭素原子を有する。例としては
、マレイン酸、モノ−(C〜C12)−アルキルマレイン酸およびジ−(C 〜C12)−アルキルマレイン酸、イタコン酸、メサコン酸、フマル酸、シトラ
コン酸およびメチレンマロン酸を記載することができる。また、エチレン系不飽
和ジカルボン酸は、例えばC〜C12−アルカノール、有利にC〜C−ア
ルカノールとの半エステル、例えばマレイン酸モノ(C〜C)−アルキルエ
ステルの形で存在することもできる。更に、記載されたエチレン系不飽和ジカル
ボン酸の分子内無水物も適している。ジカルボン酸の分子内無水物は、例えば無
水マレイン酸、ジメチルマレイン酸無水物、無水イタコン酸および無水シトラコ
ン酸である。無水マレイン酸を使用する場合には、この無水マレイン酸は、有利
に全モノマー単位に対して40質量%を上廻る量で使用される。
【0031】 塩基性媒体中で行なわれる、完全な陰イオン負荷またはその数倍の陰イオン負
荷を有する単位への重合導入された陰イオン原モノマー単位の変換により、カプ
セル外殻の溶解性は、著しく上昇される。それによって、カプセル外殻は、部分
的に溶解されるかまたは完全に溶解され、この場合マイクロカプセルは、内容物
質を自発的に放出するかまたは僅かな機械的負荷で破壊される。モノエチレン系
不飽和モノカルボン酸またはモノエチレン系不飽和ジカルボン酸の脱プロトン化
は、相対的に迅速に行なわれ、一方、分子内のジカルボン酸無水物の加水分解は
、陰イオン位置を形成しながら比較的緩徐に進行する。従って、陰イオン原モノ
エチレン系不飽和モノマーを適当に選択することにより、マイクロカプセルの脱
安定化の速度は、意図的に制御されることができる。
【0032】 塩基性加水分解可能な結合は、本発明の目的にとって、水溶液中で塩基の作用
によって、例えば8〜14のpH範囲内で加水分解される1個の結合である。特
に、塩基性加水分解可能な結合は、カルボン酸無水物結合である。
【0033】 それ故に、塩基性加水分解可能な結合を有する適したポリエチレン系不飽和モ
ノマーは、一般に3〜20個、特に3〜12個、殊に3〜6個の炭素原子を有す
るモノエチレン系不飽和モノカルボン酸の分子内無水物である。不飽和モノカル
ボン酸の対称無水物または非対称無水物が重要である。適したモノエチレン系不
飽和カルボン酸は、例えばアクリル酸、メタクリル酸、エチルアクリル酸、アリ
ル酢酸、クロトン酸、ビニル酢酸、ビニル安息香酸および類似物である。また、
互いにモノエチレン系不飽和ジカルボン酸の半エステルの対称無水物もしくは非
対称無水物またはエチレン系不飽和モノカルボン酸との半エステルの対称無水物
もしくは非対称無水物がこれに該当する。好ましくは、無水アクリル酸、無水メ
タクリル酸および4−ビニル安息香酸無水物である。
【0034】 塩基性加水分解可能な結合を有するポリエチレン系不飽和モノマーの重合導入
された単位は、架橋作用が塩基性環境中での結合の加水分解によって上昇される
一時的な架橋剤として作用し、それによってカプセル外殻は、脱安定化される。
【0035】 本発明の酸不安定マイクロカプセルは、不飽和位置が連続した化学結合により
結合されており、その中で少なくとも1個の結合が酸加水分解可能である、陽イ
オン原モノエチレン系不飽和モノマーおよび/またはポリエチレン系不飽和モノ
マーを重合導入された形で全モノマー単位に対して少なくとも1質量%、有利に
少なくとも5質量%、殊に10質量%含有するポリマーからなるカプセル外殻を
有している。陽イオン原モノマーは、特に有利に5〜30質量%の量で使用され
、酸加水分解可能な結合を有するポリエチレン系不飽和モノマーは、5〜50質
量%の量で使用される。
【0036】 陽イオン原モノマーは、塩基性および中性のpH範囲内で無負荷で存在するが
、しかし、酸性範囲内で陽イオン負荷特性を示す側鎖を有するモノマーである。
陽イオン負荷特性を有する状態への無負荷状態の移行は、例えばプロトン化によ
って行なわれる。
【0037】 適した陽イオン原モノマーは、例えばアミノアルキル(メタ)アクリレートお
よび/またはアミノアルキル(メタ)アクリルアミドである。アミノアルキル(
メタ)アクリレートは、例えば式I
【0038】
【化1】
【0039】 〔式中、R基は、互いに独立に水素、C〜C−アルキル、C〜C−ヒド
ロキシアルキルまたは2〜500個のアルキレン単位を有するポリオキシ(C 〜C)アルキレンを表わすかまたは2個のR基は、これらが結合している窒素
原子と一緒になって5〜8員の有利に飽和された環を形成し;Rは、C〜C 18 −アルキレン、有利にC〜C−アルキレンを表わし、Rは、水素また
はメチルを表わす〕を有する。アミノアルキル(メタ)アクリルアミドは、例え
ば式II
【0040】
【化2】
【0041】 〔式中、R、RおよびRは、上記の意味を有する〕を有する。適した例は、
N−ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチル
メタクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、2−第三ブチル
アミノエチルメタクリレート、2−N−モルホリノエチルメタクリレート、2−
N−モルホリノエチルアクリレート、3−ジメチルアミノペンチルアクリレート
である。
【0042】 アミノアルキル(メタ)アクリレートまたはアミノアルキル(メタ)アクリル
アミドは、酸のpH範囲内でアミノ基で簡単にプロトン化され、それによってこ
れらの化合物を含有するポリマーの溶解性は、水性媒体中で高められる。これは
、この種のポリマーからなるカプセル外殻を有するマイクロカプセルの脱安定化
を生じる。
【0043】 酸加水分解可能な結合は、本発明の範囲内で水溶液中で希薄な酸によって、例
えば2〜7のpHで加水分解される1個の結合である。特に、酸加水分解可能な
結合は、カルボン酸アミド結合である。
【0044】 酸加水分解可能な結合を有する適したポリエチレン系不飽和モノマーは、アル
キレンビス(メタ)アクリルアミドである。特に、アルキレンビス(メタ)アク
リルアミドは、式III
【0045】
【化3】
【0046】 〔式中、R、RおよびRは、上記の意味を有する〕を有する。適した例は、
N,N′−メチレンビスアクリルアミドおよびN,N′−ヘキサメチレン−ビス
−メタクリルアミドである。
【0047】 酸加水分解可能な結合を有する重合導入されたポリエチレン系不飽和モノマー
は、一時的な架橋剤として作用し、この架橋剤の架橋作用は、酸性媒体中で加水
分解によって上昇され、それによってマイクロカプセルのカプセル外殻は、脱安
定化される。
【0048】 カプセル外殻を形成するポリマーは、前記の話題となっているモノマーと共に
他のモノマーを重合導入された形で含有することができる。適したポリマーは、
重合導入された形で次のもの: − 不飽和位置が連続した化学結合により結合されており、その中で少なくとも
1個の結合が塩基加水分解可能である、前記に論じた陰イオン原モノエチレン系
不飽和モノマーおよび/またはポリエチレン系不飽和モノマー;または 不飽和位置が連続した化学結合により結合されており、その中で少なくとも1個
の結合が酸加水分解可能である、陽イオンモノエチレン系不飽和モノマーおよび
/またはポリエチレン系不飽和モノマー1〜100質量%、特に5〜100質量
%、殊に10〜100質量%、 − 中性のモノエチレン系不飽和モノマー0〜95質量%、 − 少なくとも2個のエチレン系の共役されていない二重結合を分子中に有する
永続的な架橋作用を有するモノマー0〜80質量%および − 水溶性モノマー0〜20質量% を含有し、この場合モノマーの量は、100質量%に補充される。
【0049】 中性、即ち非陰イオン原または非陽イオン原のモノエチレン系不飽和モノマー
は、例えば一価のC〜C24−アルコールのアクリル酸エステルまたはメタク
リル酸エステル、例えばメチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルア
クリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルアクリレート、n−プロピル
メタクリレート、イソプロピルアクリレート、イソプロピルメタクリレート、n
−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、第三ブチルアクリレート、n
−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、第三ブチルメタクリレー
ト、シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、フェニルア
クリレート、フェニルメタクリレート、オクチルアクリレート、オクチルメタク
リレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレー
ト、ラウリルアクリレート、ラウリルメタクリレート、ステアリルアクリレート
、パルミチルアクリレート、ステアリルメタクリレートおよびパルミチルメタク
リレート;ビニル芳香族化合物、例えばスチレンおよびα−メチルスチレン、ビ
ニルピリジン;C〜C20−カルボン酸のビニルエステル、例えばビニルアセ
テート、ビニルプロピオネート;メタクリルニトリル、メタクリルアミド、N−
メチルメタクリルアミド、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド、ジメチル
アミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ビニルシク
ロヘキサン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、2−ヒドロキシプロピルアクリレー
トおよび2−ヒドロキシプロピルメタクリレートである。
【0050】 中性のモノエチレン系不飽和モノマーは、使用する場合には、95質量%まで
、例えば5〜95質量%、有利に90質量%までの量で使用される。有利に使用
される中性のモノエチレン系不飽和モノマーは、メチルメタクリレート、メチル
アクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、スチレン、メタク
リレートニトリル、ビニルアセテートおよびビニルピリジンである。
【0051】 使用されることができる永続的な架橋作用を有するモノマーは、例えば二価の
〜C24−アルコールに由来するおよびアクリル酸エステルおよびメタクリ
ル酸エステル、例えばエチレングリコールジアクリレート、プロピレングリコー
ルジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、プロピレングリコー
ルジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,4−ブタン
ジオールジメタクリレート、ジビニルベンゼン、メタリルメタクリルアミド、ア
リルメタクリレート、アリルアクリレート、メチレンビスアクリルアミド、トリ
メチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート、ペンタエリトリットトリアリルエーテル、ペンタエリトリットテトラアク
リレートおよびペンタエリトリットテトラメタクリレートである。使用する場合
には、永続的な架橋作用を有するモノマーは、80質量%まで、特に50質量%
まで共用される。永続的な架橋作用を有するモノマーの使用は、マイクロカプセ
ル壁が水性酸または水性塩基の作用の際に完全に溶解するのではなく、多少とも
強く膨潤するにすぎないことを生じる。膨潤によって、カプセル核中の疎水性材
料に対してマイクロカプセル壁は透過性になり、したがって使用された架橋剤の
量により、カプセル核中の疎水性材料の制御された放出が可能になる。大量の架
橋剤は、一般にマイクロカプセルの疎水性核の緩徐な放出を生じる。
【0052】 本発明のマイクロカプセルの溶解速度または膨潤速度は、場合によっては水溶
性モノマーの共用によってさらに変更させることができる。水溶性のモノエチレ
ン系不飽和モノマーの例は、アクリルアミド、ヒドロキシエチルアクリレート、
ヒドロキシエチルメタクリレート、ビニルスルホン酸、アクリルアミドメチルプ
ロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸、スルホエチルアクリレート、スルホエ
チルメタクリレート、スルホプロピルアクリレート、スルホプロピルメタクリレ
ートおよびアクリルニトリルである。使用する場合には、このモノマーは、20
質量%まで、特に10質量%までの量で使用される。
【0053】 疎水性核材料と全カプセルとの質量比は、特に50〜98%、殊に70〜95
%である。マイクロカプセルは、特に1〜100μm、殊に2〜50μmの平均
直径を有する。平均直径は、例えばフラウンホーファー回折(”モルヴァンマス
ター寸法測定器(Malvern Mastersizer)”)または毛管内の個別粒子測定(”
コールターカウンター(Coulter Counter)”)によって測定可能なカプセル寸
法分布の体積平均値として定義されている。
【0054】 マイクロカプセルは、カプセル外殻を構成するモノマー混合物を安定な水中油
型乳濁液の油相中で重合させることによって得ることができ、この場合この油相
は、上記に論じた疎水性材料からなり、この疎水性材料は、本発明の一定の視点
から少なくとも1つの香料または匂い物質を含有する。この製造法は、自体公知
であり、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第4321205号明細書に記載
されている。
【0055】 マイクロカプセルの核は、水中で乳化可能な疎水性材料によって形成されてい
る。疎水性材料は、同時にカプセル外殻を製造する際に重合によって使用される
モノマー混合物のための溶剤または分散剤として使用される。更に、重合は、安
定な水中油型乳濁液の油相中で起こる。この乳濁液は、例えば最初にモノマーお
よび重合開始剤ならびに場合によっては重合調節剤を疎水性材料中に溶解し、こ
うして得られた溶液を水性媒体中で乳化剤および/または保護コロイドを用いて
乳化することにより得ることができる。しかし、また、最初に疎水性相またはそ
の成分は、水相中で乳化され、次に乳化のためにモノマーまたは重合開始剤なら
びに場合によってはなお共用することができる助剤、例えば保護コロイドまたは
重合調節剤が添加される。また、別の変法の場合には、疎水性材料およびモノマ
ーは、水中に乳化され、引続きなお重合開始剤だけが添加される。疎水性材料は
、乳濁液中でできるだけ完全にマイクロカプセル化されるので、好ましくは、水
中での溶解性が制限されている疎水性材料だけが使用される。溶解性は、有利に
5質量%を上廻らない。水中油型乳濁液の油相中での疎水性材料の完全なカプセ
ル化のためには、モノマーを疎水性材料中の溶解性に相応して選択することが好
ましい。モノマーは、油中で本質的に溶解性であり、一方、これから個々の油滴
中での重合の際にオリゴマーおよびポリマーが生成し、これらのオリゴマーおよ
びポリマーは、油相中でも水中油型乳濁液の水相中でも可溶性ではなく、油滴と
水相との界面で移動する。そこで、これらのオリゴマーおよびポリマーは、さら
に重合の経過中に壁面材料を形成し、この壁面材料は、最終的に疎水性材料をマ
イクロカプセルの核として包囲する。
【0056】 安定な水中油型乳濁液の形成のために、一般に保護コロイドおよび/または乳
化剤が使用される。適した保護コロイドは、例えばセルロース誘導体、例えばヒ
ドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースおよびメチルセルロー
ス、ポリビニルピロリドンならびにN−ビニルピロリドンのコポリマー、ポリビ
ニルアルコールおよび部分加水分解されたポリビニルアセテートである。また、
それと共に、ゼラチン、アラビアゴム、キサンタンゴム、アルギン酸塩、ペクチ
ン、分解澱粉およびカゼインも使用可能である。好ましいのは、イオン性保護コ
ロイドである。イオン性保護コロイドとしては、ポリアクリル酸、ポリメタクリ
ル酸、アクリル酸とメタクリル酸とのコポリマー、スルホエチルアクリレート、
スルホエチルメタクリレートまたはスルホプロピルメタクリレートの含量を有す
るスルホン酸基含有の水溶性ポリマー、ならびにN−(スルホエチル)−マレイ
ンイミドのポリマー、2−アクリルアミド−2−アルキルスルホン酸、スチレン
スルホン酸およびホルムアルデヒドならびにフェノールスルホン酸とホルムアル
デヒドとの縮合物を記載することができる。保護コロイドは、一般に乳濁液の水
相に対して0.1〜10質量%の量で添加される。イオン性保護コロイドとして
使用されるポリマーは、有利に500〜1000000、特に1000〜500
000の平均分子量を有する。
【0057】 重合は、一般にラジカルを形成する重合開始剤の存在下に行なわれる。このた
めには、常用の全てのペルオキソ化合物およびアゾ化合物を、重合すべきモノマ
ーの質量に対して例えば0.1〜5質量%の通常使用される量で使用することが
できる。好ましいのは、油相中またはモノマー中で可溶性である重合開始剤であ
る。このための例は、t−ブチルペルオキシネオデカノエート、t−ブチルペル
オキシピバレート、t−アミルペルオキシピバレート、ジラウロイルペルオキシ
ド、t−アミルペルオキシ−2−エチルヘキサノエートおよび類似物である。
【0058】 水中油型乳濁液の重合は、通常、20〜100℃、有利に40〜90℃で実施
される。通常、重合は、常圧で行なわれるが、しかし、例えば0.5〜20バー
ルの範囲内の減圧または高められた圧力でも行なわれうる。好ましくは、水と保
護コロイドおよび/または乳化剤との混合物、疎水性材料、重合開始剤およびモ
ノマーを高速ペプチタイザーを用いて疎水性材料の望ましい小液滴の大きさに乳
化し、安定な乳濁液を攪拌しながら重合開始剤の崩壊温度に加熱することにより
行なわれる。この場合、重合の速度は、重合開始剤の温度および量を選択するこ
とによって公知方法で制御されることができる。重合温度の達成後、重合は、モ
ノマーの変換を完結させるために、さらになお例えば2〜6時間の間継続される
【0059】 特に好ましいのは、重合の間に、重合する反応混合物の温度が連続的または周
期的に高められる作業形式である。これは、プログラムを用いて温度を高めなが
ら行なわれる。全重合時間は、この目的のために2回以上の周期に分割されうる
。第1の重合周期は、重合開始剤の緩徐な崩壊を示す。第2の重合周期および場
合によっては他の重合周期において、重合開始剤の崩壊を促進させるために、反
応混合物の温度は高められる。温度は、1つの工程もしくは数工程または連続的
に線形的または非線形的形式で高められうる。重合の開始と終結との間の温度差
は、50℃までである。一般に、この差は、3〜40℃、有利に3〜30℃であ
る。
【0060】 引続き、前記に論じた方法により得ることができるマイクロカプセル分散液は
、常法で噴霧乾燥されることができる。噴霧乾燥されたマイクロカプセルの再分
散を簡易化するために、分散液には、噴霧乾燥前に場合によっては乳化剤および
/または保護コロイドの付加的な量が添加されうる。適した乳化剤または保護コ
ロイドは、マイクロカプセル分散液の製造に関連して前記されたものである。一
般に、水性マイクロカプセル分散液は、直流または向流、有利に直流で噴霧が導
かれる熱風流で噴霧される。熱風流の入口温度は、通常、100〜200℃、有
利に120〜160℃の範囲内にあり、熱風流の出口温度は、一般に30〜90
℃、有利に60〜80℃の範囲内にある。水性マイクロカプセル乳濁液の噴霧は
、例えば一物質流ノズルまたは多物質流ノズルを用いて行なうことができるかま
たは回転ディスクにより行なうことができる。噴霧乾燥されたマイクロカプセル
調剤の分離は、通常、サイクロンまたは濾過型分離器を使用しながら行なわれる
。液状マイクロカプセル調剤または噴霧乾燥されたマイクロカプセル調剤は、洗
剤または清浄剤の配合のために使用されることができる。
【0061】 マイクロカプセル化により、香料および匂い物質は、洗剤または清浄剤の別の
内容物質との望ましくない相互作用および早期の揮発から保護されている。マイ
クロカプセルからの香料および匂い物質の放出は、本発明によるマイクロカプセ
ルの場合には、pHの変化によって誘発される。本発明による洗剤または清浄剤
の1つの実施態様は、半固体の水溶性塩基と一緒に、噴霧乾燥された本発明によ
る塩基不安定マイクロカプセル調剤を含むか、または半固体の水溶性酸と一緒に
、噴霧乾燥された酸不安定マイクロカプセル調剤を含む。乾燥された状態におい
ては、酸または塩基とマイクロカプセルとの間の言うに値する相互作用は起こら
ない。水中での洗剤または清浄剤の溶解工程の場合には、酸または塩基が溶解し
、この水溶液は、マイクロカプセルのカプセル外殻を可溶化するかまたは脱安定
化し、こうして内容物質を多かれ少なかれ急速に放出する。本発明による洗剤ま
たは清浄剤の別の実施態様は、本発明によるマイクロカプセル調剤を液状媒体中
に含有する液状の薬剤であり、この場合この液状媒体は、水での希釈の際にpH
の変化を受ける。洗剤または清浄剤の溶解または希釈の際のpHの変化は、時と
して水道水の水の硬度に基づく塩基度によって行なうことができる。一般に、少
なくとも0.5、有利に少なくとも1.0、特に有利に少なくとも1.5のpH
の変化は、本発明によるマイクロカプセルの脱安定化に十分なpH単位である。
【0062】 本発明による洗剤および清浄剤は、液状または固体の形で存在することができ
る。この本発明による洗剤および清浄剤は、本発明によるマイクロカプセル調剤
と共に一般に他の成分を含有する。織物のための洗剤の通常の成分には、なかん
ずく漂白剤、漂白活性剤、骨格物質(ビルダー)、即ち無機ビルダーおよび/ま
たは有機コビルダー、界面活性剤、殊に陰イオン界面活性剤および/または非オ
ン界面活性剤が含まれる。他の助剤および随伴物質は、硬化剤、錯形成剤、燐酸
塩、着色剤、耐蝕剤、灰色化抑制剤および/または土壌放出性ポリマー、色転移
抑制剤(Farbubertragungsinhibitoren)、漂白触媒、過酸化物安定剤、電解質
、蛍光漂白剤、酵素、カプセル化されていない香油、発泡調節剤および活性剤で
ある。また、本明細書中で、洗剤には、織物後処理剤、例えば柔軟すすぎ洗い剤
(Weichspueler)ならびに湿った洗濯物と一緒に洗濯乾燥機中に入れられる含浸
されたフリースおよび洗濯の際に洗剤とは別に添加される添加剤が含まれる。
【0063】 無機ビルダー物質としては、全ての無機ビルダー、例えばアルミノ珪酸塩、珪
酸塩、炭酸塩および燐酸塩が適している。
【0064】 適した無機ビルダーは、例えばイオン交換特性を有するアルミノ珪酸塩、例え
ばゼオライトである。種々の型のゼオライト、殊にNa形またはNaが部分的に
別の陽イオン、例えばLi、K、Ca、Mgまたはアンモニウムと交換されてい
る形のゼオライトA、X、B、P、MAPおよびHSが適している。適したゼオ
ライトは、例えば欧州特許出願公開第0038591号明細書、欧州特許出願公
開第0021491号明細書、欧州特許出願公開第0087035号明細書、米
国特許第4604224号明細書、英国特許第2013259号明細書、欧州特
許出願公開第0522726号明細書、欧州特許出願公開第0384070号明
細書およびWO−A−94/24251に記載されている。
【0065】 更に、適した無機ビルダーは、例えば無定形または結晶性の珪酸塩、例えば無
定形二珪酸塩、結晶性二珪酸塩、例えば層状珪酸塩SKS−6(製造業者Hoechs
t)である。珪酸塩は、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩またはアンモニウ
ム塩の形で使用されることができる。好ましくは、Na珪酸塩、Li珪酸塩およ
びMg珪酸塩が使用される。
【0066】 適した陰イオン界面活性剤は、例えば8〜22個、有利に10〜18個の炭素
原子を有する脂肪アルコールの脂肪アルコール硫酸塩、例えばC〜C11−ア
ルコールスルフェート、C12〜C13−アルコールスルフェート、セチルスル
フェート、ミリスチルスルフェート、パルミチルスルフェート、ステアリルスル
フェートおよび獣脂脂肪アルコールスルフェートである。
【0067】 更に、適した陰イオン界面活性剤は、硫酸塩処理されたエトキシル化C〜C 22 −アルコール(アルキルエーテルスルフェート)またはその可溶性塩である
。この種の化合物は、例えば最初にC〜C22−アルコール、有利にC10
18−アルコール、例えば脂肪アルコールをアルコキシル化し、引続きアルコ
キシル化生成物を硫酸塩処理することによって製造される。アルコキシル化のた
めには、有利に酸化エチレンが使用され、この場合には、脂肪アルコール1モル
当たり酸化エチレン2〜50モル、有利に3〜20モルが使用される。しかし、
またアルコールのアルコキシル化は、酸化プロピレン単独および場合によっては
酸化ブチレンを用いて実施されることができる。更に、適しているのは、酸化エ
チレンおよび酸化プロピレンまたは塩化エチレンおよび酸化ブチレンを含有する
、アルコキシル化されたC〜C22−アルコールである。アルコキシル化され
たC−アルコールまたはC22個までのアルコールは、ブロックの形またはラ
ンダムな分布で酸化エチレン単位、酸化プロピレン単位および酸化ブチレン賛意
を含有することができる。
【0068】 更に、適した陰イオン界面活性剤は、アルカンスルホネート、例えばC〜C 24 −アルカンスルホネート、有利にC10〜C18−アルカンスルホネートな
らびに石鹸、例えばC〜C24−カルボン酸の塩である。
【0069】 更に、適した陰イオン界面活性剤は、C〜C20−直鎖状アルキルベンゼン
スルホネート(LAS)である。
【0070】 陰イオン界面活性剤は、洗剤に有利に塩の形で添加される。適した塩は、アル
カリ金属塩、例えばナトリウム塩、カリウム塩およびリチウム塩ならびにアンモ
ニウム塩、例えばヒドロキシエチルアンモニウム塩、ジ(ヒドロキシエチル)ア
ンモニウム塩およびトリ(ヒドロキシエチル)アンモニウム塩である。
【0071】 非イオン界面活性剤としては、例えばアルコキシル化C〜C22−アルコー
ル、例えば脂肪アルコールアルコキシレートまたはオキソアルコールアルコキシ
レートが適している。アルコキシル化は、酸化エチレン、酸化プロピレンおよび
/または酸化ブチレンを用いて実施されることができる。この場合、界面活性剤
としては、前記のアルキレンオキシドの中の少なくとも2個の分子を付加して含
有する全てのアルコキシル化アルコールが使用可能である。また、この場合には
、酸化エチレン、酸化プロピレンおよび/または酸化ブチレンのブロック共重合
体がこれに該当するかまたは記載されたアルキレンオキシドを統計的分布で含有
する付加生成物がこれに該当する。アルコール1モル当たり少なくとも1つのア
ルキレンオキシド2〜50モル、有利に3〜20モルが使用される。アルコール
は、有利に10〜18個の炭素原子を有する。
【0072】 他の種類の適した非イオン界面活性剤は、C〜C14−アルキル鎖および酸
化エチレン単位5〜30モルを有するアルキルフェノールエトキシレートである
【0073】 他の種類の非イオン界面活性剤は、アルキル鎖中に8〜22個、有利に10〜
18個の炭素原子を有するアルキルポリグルコシドである。この化合物は、多く
の場合に1〜20個、有利に1.1〜5個のグルコシド単位を含有する。別の種
類の非イオン界面活性剤は、N−アルキルグルカミドである。
【0074】 有利に酸化エチレン3〜12モルを有する本発明による洗剤は、エトキシル化
されたC10〜C16−アルコール、特に有利にエトキシル化脂肪アルコールを
非イオン界面活性剤として含有する。
【0075】 有機コビルダーとして適した低分子量のポリカルボキシレートは、例えば次の
通りである: C〜C20−ジカルボン酸、C〜C20−トリカルボン酸およびC〜C −テトラカルボン酸、例えばコハク酸、プロパントリカルボン酸、ブタンテト
ラカルボン酸、シクロペンタンテトラカルボン酸ならびにC〜C16−アルキ
ル基またはC〜C16−アルキレン基を有するアルキルコハク酸およびアルキ
レンコハク酸; C〜C20−ヒドロキシカルボン酸、例えばリンゴ酸、酒石酸、グルコン酸、
グルタル酸、クエン酸、ラクトビオン酸およびサッカロース−モノカルボン酸、
サッカロース−ジカルボン酸およびサッカロース−トリカルボン酸; アミノポリカルボキシレート、例えばニトリロトリ酢酸、メチルグリシン二酢酸
、アラニン二酢酸、エチレンジアミンテトラ酢酸およびセリン二酢酸; ホスホン酸の塩、例えばヒドロキシエタンジホスホン酸、エチレンジアミンテト
ラ(メチレンホスホネート)およびジエチレントリアミンペンタ(メチレンホス
ホネート)。
【0076】 有機コビルダーとして適したオリゴマーまたはポリマーのポリカルボキシレー
トは、例えば次の通りである: オリゴマレイン酸、例えば欧州特許出願公開第0451508号明細書および欧
州特許出願公開第0396303号明細書に記載のもの; 不飽和C〜C−ジカルボン酸のコポリマーおよびターポリマー、この場合に
は、コモノマーとして 95質量%までの量の群(i)からのモノエチレン系不飽和モノマー、 60質量%までの量の群(ii)からのモノエチレン系不飽和モノマー、 20質量%までの量の群(iii)からのモノエチレン系不飽和モノマー が重合導入されて含有されていてよい。
【0077】 この場合には、不飽和C〜C−ジカルボン酸として例えばマレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸およびシトラコン酸が適している。好ましいのは、マレイン
酸である。
【0078】 群(i)は、モノエチレン系不飽和C〜C−モノカルボン酸、例えばアク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸およびビニル酢酸を含む。好ましくは、群(
i)からアクリル酸およびメタクリル酸が使用される。
【0079】 群(ii)は、モノエチレン系不飽和C〜C22−オレフィン、C〜C −アルキル基を有するビニルアルキルエーテル、スチレン、C〜C−カルボ
ン酸のビニルエステル、(メタ)アクリルアミドおよびビニルピロリドンを含む
。好ましくは、群(ii)からC〜C−オレフィン、C〜C−アルキル
基を有するビニルアルキルエーテル、ビニルアセテートおよびビニルプロピオネ
ートが使用される。
【0080】 群(iii)は、C〜C−アルコールの(メタ)アクリルエステル、(メ
タ)アクリルニトリル、(メタ)アクリルアミド、C〜C−アミンの(メタ
)アクリルアミド、N−ビニルホルムアミドおよびビニルイミダゾールを含む。
【0081】 群(ii)のポリマーがビニルエステルを重合導入して含有する場合には、こ
のポリマーは、部分的または完全にビニルアルコール構造単位に加水分解されて
存在していてもよい。適したコポリマーおよびターポリマーは、例えば米国特許
第3887806号明細書ならびにドイツ連邦共和国特許出願公開第43139
09号明細書の記載から公知である。
【0082】 ジカルボン酸のコポリマーの場合、有機コビルダーとしては、特に次のものが
適している: 10000〜150000の分子量を有する、10:90〜95:5の質量比の
マレイン酸とアクリル酸とのコポリマー、殊に好ましくは30:70〜90:1
0の質量比のもの; 10(マレイン酸):90(アクリル酸+ビニルエステル)ないし 95(マレイン酸):10(アクリル酸+ビニルエステル)の質量比のマレイン
酸とアクリル酸とC〜C−カルボン酸のビニルエステルとのターポリマー、
この場合アクリル酸とビニルエステルとの質量比は、20:80〜80:20の
範囲内で変動することができ、特に好ましくは 20(マレイン酸):80(アクリル酸+ビニルエステル)ないし 90(マレイン酸):10(アクリル酸+ビニルエステル)の質量比のマレイン
酸とアクリル酸とビニルプロピオネートとのターポリマー、この場合アクリル酸
とビニルエステルとの質量比は、30:70〜70:30の範囲内で変動するこ
とができ; 40:60〜80:20のモル比のマレイン酸とC〜C−オレフィンとのコ
ポリマー、この場合50:50のモル比のマレイン酸とエチレン、プロピレンま
たはイソブテンとのコポリマーは、特に好ましい。
【0083】 低分子量の炭水化物または水素化炭水化物上の不飽和カルボン酸のグラフトポ
リマー、米国特許第5227446号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第
4415623号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第4313909号明
細書参照、は、同様に有機コビルダーとして適している。
【0084】 この場合、適した不飽和カルボン酸は、例えばマレイン酸、フマル酸、イタコ
ン酸、シトラコン酸、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸およびビニル酢酸
ならびにグラフトすべき成分に対して40〜95質量%の量でグラフトされてい
る、アクリル酸とマレイン酸との混合物である。
【0085】 変性のために、付加的に他のモノエチレン系不飽和モノマーは、グラフトすべ
き成分に対して30質量%まで重合導入して存在していてよい。適した変性ポリ
マーは、群(ii)および(iii)の上記のモノマーである。
【0086】 グラフト主鎖としては、分解された多糖類、例えば酸分解または酵素分解され
た澱粉、イヌリン(Inuline)またはセルロース、還元され(水素化されたかま
たは水素化されアミン化された)分解された多糖類、例えばマンニット、ソルビ
ット、アミノソルビットおよびグルカミンが適しており、ならびにM=500
0までの分子量を有するポリアルキレングリコール、例えばポリエチレングリコ
ール、酸化エチレン/酸化プロピレンブロック共重合体または酸化エチレン/酸
化ブチレンブロック共重合体、ランダムな酸化エチレン/酸化プロピレンコポリ
マーまたは酸化エチレン/酸化ブチレンコポリマー、アルコキシル化された一価
〜C22−アルコールまたは多価C〜C22−アルコール、米国特許第4
766456号明細書参照、が適している。
【0087】 好ましくは、前記群からグラフトされ分解された澱粉または分解され還元され
た澱粉およびグラフとされたポリエチレンオキシドが使用され、この場合グラフ
トポリマーの場合には、グラフト成分に対してモノマー20〜80質量%が使用
される。グラフトのために、有利に90:10〜10:90の質量比のマレイン
酸とアクリル酸との混合物が使用される。
【0088】 有機コビルダーとしてのポリグリオキシル酸は、例えば欧州特許第00010
04号明細書、米国特許第5399286号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願
公開第4106355号明細書および欧州特許出願公開第0656914号明細
書に記載されている。ポリグリオキシル酸の末端基は、種々の構造を有すること
ができる。
【0089】 有機コビルダーとしてのポリアミドカルボン酸および変性されたポリアミドカ
ルボン酸は、例えば欧州特許出願公開第0454126号明細書、欧州特許第0
511037号明細書、WO−A 94/01486および欧州特許出願公開第
0581452号明細書の記載から公知である。
【0090】 有利に有機コビルダーとしては、ポリアスパラギン酸またはアスパラギン酸と
他のアミノ酸との共縮合体、C〜C25−モノカルボン酸またはC〜C25 −ジカルボン酸および/またはC〜C25−モノアミンまたはC〜C25
ジアミンが使用される。特に好ましくは、燐含有酸中で製造され、C〜C22 −モノカルボン酸もしくはC〜C22−ジカルボン酸またはC〜C22−モ
ノアミンもしくはC〜C22−ジアミンで変性されたポリアスパラギン酸が使
用される。
【0091】 有機コビルダーとしてのクエン酸とヒドロキシカルボン酸またはポリヒドロキ
シ化合物との縮合生成物は、例えばWO−A 93/22362およびWO−A
92/16493の記載から公知である。このようなカルボキシル基を有する
縮合体は、通常、10000まで、有利に5000までの分子量を有する。
【0092】 洗剤に適した土壌放出性ポリマーおよび/または灰色化抑制剤は、例えば次の
通りである: エチレングリコールおよび/またはプロピレングリコールを有するポリエチレン
オキシドと芳香族ジカルボン酸または芳香族ジカルボン酸および脂肪族ジカルボ
ン酸とのポリエステル; 二価アルコールおよび/または多価アルコールを有する片側で末端封鎖されたポ
リエチレンオキシドとジカルボン酸とのポリエステル。この種のポリエステルは
、例えば米国特許第3557039号明細書、英国特許第1154730号明細
書、欧州特許出願公開第0185427号明細書、欧州特許出願公開第0241
984号明細書、欧州特許出願公開第0241985号明細書、欧州特許出願公
開第0272033号明細書および米国特許第5142020号明細書の記載か
ら公知である。
【0093】 他の適した土壌放出性ポリマーは、ポリアルキレンオキシド上のビニルエステ
ルおよび/またはアクリルエステルの両親媒性グラフトポリマーまたはコポリマ
ーである(米国特許第4746456号明細書、米国特許第4846995号明
細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第3711299号明細書、米国特許第4
904408号明細書、米国特許第4846994号明細書および米国特許第4
849126号明細書参照)かまたは変性セルロース、例えばメチルセルロース
、ヒドロキシプロピルセルロースまたはカルボキシメチルセルロースである。
【0094】 色転移抑制剤としては、例えば15000〜100000の分子量を有する、
ビニルピロリドン、ビニルイミダゾール、ビニルオキサゾリドンおよび4−ビニ
ルピリジン−N−オキシドのホモポリマーおよびコポリマーならびに前記モノマ
ーを基礎とする架橋された微粒状ポリマーが使用される。このようなポリマーの
本明細書中に記載された使用は、公知である。ドイツ連邦共和国特許出願公告第
2232353号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2814287号明
細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2814329号明細書およびドイツ連
邦共和国特許出願公開第4316023号明細書参照。
【0095】 適した酵素は、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼならびにセルラーゼであ
る。酵素系は、酵素の中の1つに制限することができるかまたは種々の酵素の組
合せを含むことができる。
【0096】 本発明による香料および匂い物質を含有するマイクロカプセルは、有利に粉末
状の洗剤または顆粒状の洗剤ならびに洗剤ペレットで使用される。この場合には
、古典的な多目的洗剤または濃厚な洗剤もしくはコンパクト洗剤が重要である。
【0097】 香料および匂い物質をマイクロカプセル中に含む、典型的な本発明による粉末
状または顆粒状の(多目的)洗剤は、例えば次の組成を有することができる: 少なくとも1つの無機ビルダー0.5〜60質量%、有利に15〜40質量%、 少なくとも1つの有機コビルダー0〜20質量%、有利に0.5〜8質量%、 過ホウ酸塩または過炭酸塩0〜35質量%、有利に5〜30質量%、 本発明によるマイクロカプセル0.001〜2質量%、有利に0.01〜0.5
質量%、 ポリマーの色転移抑制剤0〜5質量%、有利に0〜2.5質量%、 プロテアーゼ0〜1.5質量%、有利に0.01〜1.0質量%、 別の洗剤酵素0〜1.5質量%、有利に0.01〜1.0質量%、 土壌放出性ポリマーおよび/または灰色化抑制剤0〜1.5質量%、有利に0.
2〜1.0質量%、 常用の助剤および水100%になるまで。
【0098】 本発明による洗剤は、300〜1200g/l、殊に500〜950g/lの
範囲内の異なる嵩密度を有することができる。現在のコンパクト洗剤は、一般に
高い嵩密度を有し、顆粒の構成を示す。
【0099】 本発明による清浄剤は、食器洗い用洗剤または自動食器洗い機用洗剤、シャン
プー、浴用添加剤、例えば金属、塗装された木材またはプラスチックからの非織
物表面のための多目的用清浄剤またはセラミック製品、例えば陶磁器、タイル、
カッヘルのための清浄剤の形で存在することができる。本発明による清浄剤は、
マイクロカプセル調剤と共に通常の界面活性剤、例えば陰イオン界面活性剤また
は非イオン界面活性剤、可溶化剤、高分子量清浄強化剤、着色剤、カプセル化さ
れていない香料および別の通常の添加剤を含有することができる。このテーマに
ついての概観は、例えばHAPPI, 1988年6月、第78頁(B. Milwidsky)に存在する
【0100】 清浄剤は、液状、ペースト状、フォーム状または固体で配合されることができ
る。例えば、自動食器洗い機用洗剤は、多くの場合に粉末、顆粒またはペレット
として配合されている。また、粉末状の配合物は、研磨材の磨き剤の場合にも存
在する。
【0101】 通常、この薬剤は、水性濃厚物の形で取り扱われ、この水性濃厚物は、希釈し
ないで使用されるかまたは希釈して使用される。
【0102】 特に好適であるのは、粉末状、顆粒状またはペレット状であるかまたは液状ま
たはペースト状であり、水で希釈した際に初めて酸またはアルカリにより誘発さ
れる、マイクロカプセルの開放を生じる、清浄化配合物のための本発明によるマ
イクロカプセルである。
【0103】 清浄剤に使用される、陰イオン界面活性剤のための典型的な例は、次の通りで
ある: アルキルベンゼンスルホネート、アルカンスルホネート、オレフィンスルホネー
ト、アルキルエーテルスルホネート、グリセリンエーテルスルホネート、α−メ
チルエステルスルホネート、スルホ脂肪酸、アルキルスルフェート、脂肪アルコ
ールエーテルスルフェート、グリセリンエーテルスルフェート、ヒドロキシ混合
エーテルスルフェート、モノグリセリド−(エーテル)スルフェート、脂肪酸ア
ミド−(エーテル)スルフェート、スルホスクシネート、スルホスクシナメート
、スルホトリグリセリド、アミド石鹸、エーテルカルボン酸、イセチオネート、
サルコシネート、タウリド、アルキルオリゴグルコシドスルフェート、アルキル
(エーテル)ホスフェート、ヒドロキシアルキルサルコシネート。
【0104】 非イオン界面活性剤の典型的な例は、次の通りである: 脂肪酸アミドポリグリコールエーテル、脂肪アルコールポリグリコールエーテル
およびオキソアルコールポリグリコールエーテル、アルキルフェノールポリグリ
コールエーテル、脂肪酸ポリグリコールエステル、脂肪アミンポリグリコールエ
ーテル、アルコキシル化トリグリセリド、酸化エチレンおよび酸化プロピレンお
よび/または酸化ブチレンのブロック共重合体。非イオン界面活性剤がポリグリ
コールエーテル鎖を含有する場合には、この非イオン界面活性剤は、通常の同族
分布を有するが、しかし有利には、制限された同族分布を有する。
【0105】 陽イオン界面活性剤の典型的な例は、第四級アンモニウム化合物および第四級
二脂肪酸トリアルカノールアミンエステル(第四級エステル(Esterquats))で
ある。
【0106】 両親媒性界面活性剤または両性イオン界面活性剤の典型的な例は、アルキルベ
タイン、アルキルアミドベタイン、アミノプロピオネート、アミノグリシネート
、イミダゾリニウムベタインおよびスルホベタインである。
【0107】 適した界面活性剤についての概観は、例えばJ. Farbe(編),”Surfactants i
n Consumer Products”, Springer Verlag, Berlin 1987, 第54〜124頁に存在す
る。また、清浄剤配合物のための界面活性剤としては、洗剤について前記した界
面活性剤がこれに該当する。界面活性剤は、活性剤含量に対して2.5〜90質
量%、特に25〜75質量%の量で含有されている。通常、清浄剤は、2〜50
質量%、特に5〜25質量%の活性剤含量を有する水溶液である。
【0108】 骨格物質(ビルダー):本発明による清浄剤には、ビルダーとして全体的にア
ルカリ性反応する無機化合物または有機化合物、殊に無機錯形成剤および/また
は有機錯形成剤が使用され、これらの化合物は、有利にアルカリ金属塩および/
またはアミン塩の形、殊にナトリウム塩および/またはカリウム塩の形で存在す
る。また、清浄剤中への使用のためには、洗剤ついて前記された全てのビルダー
およびコビルダーがこれに該当する。この場合も、骨格物質には、アルカリ金属
水酸化物が含まれる。
【0109】 無機錯形成性骨格物質としては、ポリ燐酸塩と共にゼオライト、アルカリ金属
の重炭酸塩、ホウ酸塩、珪酸塩またはオルト燐酸塩が適している。
【0110】 アミノポリカルボン酸の型の有機錯形成剤には、なかんずくニトリロトリ酢酸
、エチレンジアミンテトラ酢酸、N−ヒドロキシエチル−エチレン−ジアミン酢
酸およびポリアルキレンポリアミン−N−ポリカルボン酸が属する。ジホスホン
酸およびポリホスホン酸の例としては、次のものが挙げられる:メチレンジホス
ホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、プロパン−1,2,3
−トルホスファン酸、ブタン−1,2,3,4−テトラホスファン酸、ポリビニ
ルホスホン酸、ビニルホスホン酸とアクリル酸とのコポリマー、エタン−1,2
−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、ホスホノコハク酸、1−アミノエタン
−1,2−ジホスホン酸、アミノトリ−(メチレンホスホン酸)、メチルアミノ
−ジ−(メチレンホスホン酸)またはエチルアミノ−ジ−(メチレンホスホン酸
)ならびにエチレンジアミンテトラ−(メチレンホスホン酸)。
【0111】 ビルダーとしてのN−不含またはP不含のポリカルボン酸またはその塩のため
の例としては、これに限定される訳ではないが、しばしばカルボキシル基含有化
合物が提案されている。多数の前記ポリカルボン酸は、カルシウムに対して錯化
能を有している。これには、例えばクエン酸、酒石酸、ベンゼンヘキサカルボン
酸、テトラヒドロフランテトラカルボン酸、グルタル酸、コハク酸、アジピン酸
およびこれらの混合物が属する。
【0112】 清浄強化剤は、水溶性の高分子量物質、例えばポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、ポリアルキレングリコールおよびカルボキシメチルセルロース
によって形成される群から選択されることができる。
【0113】 pH値調節剤:家庭用の数多くの清浄剤は、一般に中性ないし弱アルカリ性に
調節されている、即ちこの清浄剤の使用水溶液は、水または水溶液1 l当たり
2〜20g、有利に5〜15gの使用濃度で7.0〜10.5、有利に7.0〜
9.5の範囲内のpH値を有しているので、pH値の調節のために、酸性ないし
アルカリ性の成分の添加が必要とされる。
【0114】 酸性物質としては、通常の無機酸もしくは有機酸または酸塩、例えば塩酸、硫
酸、重硫酸塩またはアルカリ、アミノスルホン酸、燐酸またはグルタル酸、コハ
ク酸、アジピン酸またはこれらの混合物が適している。
【0115】 溶剤または溶解助剤、例えば1〜4個の炭素原子を有する低級脂肪族アルコー
ル(殊にエタノール)、アルキルアリールスルホネート(殊にトルエンスルホネ
ート、キシレンスルホネートおよび/またはクメンスルホネート)および低級ア
ルキルスルフェート(殊にオクチルスルフェートおよび2−エチルヘキシルスル
フェート)。更に、溶解助剤としては、水溶性の有機溶剤、殊に75℃を上廻る
沸点を有するもの、例えば同種または異種の多価アルコール、殊にブチルジグリ
コールならびに脂肪族C〜C−アルコールを有するエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブチレングリコールまたはグリセリンからの部分エーテル
が使用可能である。
【0116】 また、水溶性有機溶剤または水と乳化可能な有機溶剤としては、ケトン、例え
ばアセトン、メチルエチルケトンならびに脂肪族炭化水素および脂環式炭化水素
またはテルペンアルコールがこれに該当する。界面活性剤と溶剤または溶解助剤
との質量比は、1:0〜5:1、特に1.5:1〜3.5:1であることができ
る。
【0117】 粘度の調節のために、場合によっては約600までの分子量を有する高級ポリ
グリコールエーテルまたはオリゴグリセリン混合物の添加が推奨されている。更
に、濃厚化のために、電解質塩、例えば塩化ナトリウムおよび/または塩化マグ
ネシウムの添加がこれに該当する。更に、特許の保護が請求された薬剤は、着色
剤および香料、防腐剤等を含むことができる。
【0118】 更に、本発明によるマイクロカプセルは、以下の製品に使用することができる
:織物、皮革、木材およびタイル、石器、リノリウムまたはPVC被覆を有する
床材のための洗浄処理剤および後処理剤、カーペット床材およびカーペットなら
びに布張り家具のための清浄剤。
【0119】 本発明は、次の実施例によって詳細に説明される。
【0120】 例1: 水 499g、 ポリビニルアルコール 12.5g (88%鹸化、平均分子量128000)、 K値90のポリビニルピロリドン 12.5g、 パラフィン油 75g、 香油(モミの芳香) 75g、 メチルメタクリレート 4g、 メタクリル酸無水物 3.5g、 t−ブチルペルピバレート 0.1g からの混合物を、室温で高速歯付きディスクミルを用いて5500rpmで20
分間分散させる。直径1〜10μmの粒子の安定な水中油型乳濁液が生じる。こ
の乳濁液を攪拌しながら馬蹄形攪拌機で59℃に加熱する。次に、この水中油型
乳濁液の温度を1時間で63℃に高め、さらに3時間で80℃に高める。引続き
、冷却する。多くの場合のマイクロカプセルは、2〜8μmを有し、若干のもの
は、2、3〜20μmの直径を有する。
【0121】 マイクロカプセル分散液をナイフでガラス板上に塗布し、乾燥させる。このガ
ラス板は、僅かに香料の香りを放つ。引続き、このガラス板を10分間希薄な苛
性ソーダ液でpH10に調節された水中に浸漬する。この場合、マイクロカプセ
ルは、溶解し、内容物質を部分的に水中に放出し、マイクロカプセル被膜を有す
るガラス板は、強いモミの芳香を放つ。
【0122】 例2: 水 512g、 フェノールスルホン酸縮合物 6g、 K値90のポリビニルピロリドン 8g、 パラフィン油 236g、 モミの芳香の混合物 200g、 メチルメタクリレート 45.3g、 ジエチルアミノエチルメタクリレート 39.7g、 アゾビスイソブチロニトリル 0.63g、 ジメチル−2,2′−アゾビスイソブチレート 0.92g からの混合物を、室温で高速歯付きディスクミルを用いて4500rpmで20
分間分散させる。直径2〜15μmの粒子の安定な水中油型乳濁液が生じる。こ
の乳濁液を攪拌しながら馬蹄形攪拌機で60℃に加熱し、この温度で1.5時間
攪拌する。次に、この水中油型乳濁液の温度を20分間で65℃に高め、この温
度で4時間攪拌する。引続き、冷却する。多くの場合のマイクロカプセルは、2
〜15μmを有し、若干のものは、2、3〜40μmの直径を有する。
【0123】 マイクロカプセル分散液をナイフでポリエステルフィルム上に塗布し、乾燥さ
せる。このフィルムは、僅かに香料の香りを放つ。引続き、このフィルムを10
分間2%の蟻酸中に浸漬する。この場合、マイクロカプセルは、溶解し、内容物
質を部分的に水中に放出し、マイクロカプセル被膜を有するフィルムは、強いモ
ミの芳香を放つ。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年5月3日(2001.5.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/50 A61K 7/50 C11B 15/00 C11B 15/00 C11D 3/37 C11D 3/37 3/386 3/386 3/395 3/395 3/50 3/50 (72)発明者 ヴェルナー ベルトレフ ドイツ連邦共和国 フィールンハイム フ ランツ−マーク−シュトラーセ 12 (72)発明者 ペーター ノイマン ドイツ連邦共和国 マンハイム ポストシ ュトラーセ 28 Fターム(参考) 4C083 AC022 AD012 AD072 AD091 AD092 AD112 AD131 AD132 AD471 BB34 BB41 CC24 CC38 DD31 EE01 FF01 4H003 BA09 BA12 BA15 DA02 DA05 DA17 DA19 EB28 EB30 EB33 EC01 ED02 ED03 FA09 FA19 FA26 FA43 4H059 BA48 BB52 BC10 BC23 CA54 DA09 EA31

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 疎水性材料からなる核と、陽イオン原モノマーおよび/また
    は不飽和位置が連続した化学結合により結合されており、その中で少なくとも1
    個の結合が酸加水分解可能であるポリエチレン系不飽和モノマー少なくとも1質
    量%を重合導入された形で含有するポリマーからなるカプセル外殻とを有するマ
    イクロカプセルを含有するマイクロカプセル調剤。
  2. 【請求項2】 陽イオン原モノマーがアミノアルキル(メタ)アクリレート
    および/またはアミノアルキル(メタ)アクリルアミドである、請求項1記載の
    マイクロカプセル調剤。
  3. 【請求項3】 酸加水分解可能な結合を有するポリエチレン系不飽和モノマ
    ーがアルキレンビス(メタ)アクリルアミドである、請求項1または2に記載の
    マイクロカプセル調剤。
  4. 【請求項4】 疎水性材料が少なくとも1つの香料または匂い物質を含む、
    請求項1から3までのいずれか1項に記載のマイクロカプセル調剤。
  5. 【請求項5】 疎水性材料が漂白活性剤、発泡緩和剤、蛍光漂白剤および酵
    素から選択された少なくとも1つの成分を含む、請求項1から4までのいずれか
    1項に記載のマイクロカプセル調剤。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの香料または匂い物質を含む疎水性材料から
    なる核と、陰イオン原モノエチレン系不飽和モノマーおよび/または不飽和位置
    が連続した化学結合により結合されており、その中で少なくとも1個の結合が塩
    基加水分解可能であるポリエチレン系不飽和モノマー少なくとも1質量%を重合
    導入された形で含有するポリマーからなるカプセル外殻とを有するマイクロカプ
    セルを含有するマイクロカプセル調剤。
  7. 【請求項7】 陰イオン原モノマーがエチレン系不飽和C〜C−モノカ
    ルボン酸もしくはC〜C−ジカルボン酸またはエチレン系不飽和C〜C −ジカルボン酸の半エステルもしくは分子内無水物である、請求項6記載のマイ
    クロカプセル調剤。
  8. 【請求項8】 塩基加水分解可能な結合を有するポリエチレン系不飽和モノ
    マーがモノエチレン系不飽和C〜C−モノカルボン酸の無水物である、請求
    項6または7に記載のマイクロカプセル調剤。
  9. 【請求項9】 噴霧乾燥された形である、請求項1から8までのいずれか1
    項に記載のマイクロカプセル調剤。
  10. 【請求項10】 織物用の洗剤中および織物でない表面、皮膚または毛髪の
    ための清浄剤中への請求項1から9までのいずれか1項に記載のマイクロカプセ
    ル調剤の使用。
  11. 【請求項11】 少なくとも1つの香料または匂い物質を含む疎水性材料か
    らなる核と、 (i)陰イオン原モノエチレン系不飽和モノマーおよび/または不飽和位置が連
    続した化学結合により結合されており、その中で少なくとも1個の結合が塩基加
    水分解可能であるポリエチレン系不飽和モノマー少なくとも1質量%;または (ii)陽イオン原モノエチレン系不飽和モノマーのエチレン系不飽和モノマーお
    よび/または不飽和位置が連続した化学結合により結合されており、その中で少
    なくとも1個の結合が酸加水分解可能であるポリエチレン系不飽和モノマー少な
    くとも1質量% を重合導入された形で含有するポリマーからなるカプセル外殻とを有するマイク
    ロカプセルを含有する洗剤組成物または清浄剤組成物。
  12. 【請求項12】 さらに界面活性剤および/または骨格物質から選択された
    少なくとも1つの成分を含有する、請求項11記載の組成物
JP2001509461A 1999-07-09 2000-07-07 マイクロカプセル調剤ならびにマイクロカプセルを含有する洗剤および清浄剤 Pending JP2003504490A (ja)

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