JP2002528617A - 液体の形の活性物質を含む水再分散性グラニュール - Google Patents

液体の形の活性物質を含む水再分散性グラニュール

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、疎水性の形の活性物質とポリオキシアルキレン誘導体から選択されるノニオン性界面活性剤と次のポリマー:(i)エチレン性不飽和カルボン酸又は酸無水物モノマー(I)とエチレン性不飽和カルボン酸のポリオキシアルキレン化エステルモノマー(III)と随意としてのエチレン性不飽和直鎖状又は分枝鎖状炭化水素モノマー(II)とを重合させることによって又は前記モノマー(I)と少なくとも1個のC2〜C10直鎖状若しくは分枝鎖状脂肪族又は環状基を含むビニルタイプのモノマー(II')とを重合させることによって得られるポリマー;(ii)少なくとも1種のモノマー(I)を重合させることによって得られ且つ疎水性グラフトを含むポリマー;(iii)少なくとも1個の疎水性グラフトを含む合成又は天然起源のポリペプチド;(iv)少なくとも1個の疎水性グラフトを含む高度に解重合された多糖類:から選択される水溶性又は水分散性化合物とを含むエマルションを乾燥させることによって得ることができる水再分散性グラニュールに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明の主題は、液体の形の活性物質を含む水再分散性固体、それらの製造方
法及びそれらの使用にある。前記固体は、グラニュール、より特定的にはその寸
法が側面に沿って数mmである物品であるのが好ましい。しかしながら、本発明
はパウダーも対象として含むことができる。
【0002】 以下の説明においてはグラニュールのみに言及するが、本発明はこの形に限定
されるものではない。
【0003】 ある種の分野、例えば食品、化粧品、塗料又は農薬分野においては、疎水性液
体の形の活性物質から配合物を調製することが必要である。配合物の可能性の1
つは、かかる物質の水中油エマルションを調製することである。
【0004】 しかしながら、これらのエマルションの貯蔵安定性に関連した問題、即ちエマ
ルション自体の安定性(クリーム分離、凝集、熟成及び合着)並びに活性物質の
安定性(例えば加水分解による分解)の両方の観点からの問題に遭遇する。
【0005】 最後に、かかる配合物が容易に取扱い及びポンプ供給ができるためには活性物
質含有率を比較的低くして水の量を多量にしなければならないという事実を無視
すべきではない。
【0006】 かくして、最初に疎水性液体の形にある活性物質を高濃度で含有する固体の形
のエマルションを形成させることが提唱されている。 これらの固体は、疎水性液体の形の活性物質及び好適な界面活性剤系を含むエ
マルションを乾燥させることによって得られる。 好適な界面活性剤系は、例えばポリオキシアルキレン化誘導体タイプのノニオ
ン性界面活性剤と、弱ポリ酸の類に属する高分子電解質から選択される水溶性化
合物とから成る。
【0007】 本発明の目的は、前記の方法の利点を損なうことなくこの方法を改善すること
にある。
【0008】 かくして、本発明の主題は、次の工程: ・少なくとも1種の活性物質と少なくとも1種のノニオン性界面活性剤と少なく
とも1種の水溶性又は水分散性化合物との水中エマルションを調製する工程、及
び ・こうして得られたエマルションを乾燥させる工程 を実施することによって得ることができる水再分散性グラニュールにある。これ
らのグラニュールはさらに、 ・前記活性物質が疎水性液体の形にあり、 ・前記ノニオン性界面活性剤がポリオキシアルキレン化誘導体から選択され、 ・前記水溶性又は水分散性化合物が次の(i)、(ii)、(iii)又は(iv)であ
る ようなものである: (i) 少なくとも1種のモノマー(I)と少なくとも1種のモノマー(III)と
随意としての少なくとも1種のモノマー(II)との重合、又は少なくとも1種の
モノマー(I)と少なくとも1種のモノマー(II')との重合から得られた少なく
とも1種のポリマー {これらのモノマーは、次のものに相当する: (I) エチレン性不飽和直鎖状若しくは分枝鎖状脂肪族、環状若しくは芳香
族モノカルボン酸若しくはポリカルボン酸又はそれらの酸無水物; (II) エチレン性不飽和直鎖状又は分枝鎖状炭化水素モノマー; (II')次式:
【化8】 (この式中、基R2は同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は直鎖状
若しくは分枝鎖状脂肪族若しくは環状飽和若しくはエチレン性不飽和C2〜C10
基を表わし、但し、2個の基R2が共に水素であることはない); (III)エチレン性不飽和カルボン酸のポリオキシアルキレン化エステル}; (ii) 少なくとも1種のエチレン性不飽和直鎖状若しくは分枝鎖状脂肪族、環
状若しくは芳香族モノカルボン酸若しくはポリカルボン酸又はそれらの酸無水物
であるモノマー(I)の重合から誘導され且つ追加的に少なくとも1種の飽和又
は不飽和芳香族又は非芳香族疎水性C4〜C30炭化水素グラフト{随意に1個以
上のヘテロ原子で中断されているもの(本明細書において1個以上のヘテロ原子
で中断されているという用語は、1個以上のヘテロ原子を鎖中又は環中に含有す
ることを指す)}を含む少なくとも1種のポリマー; (iii)少なくとも1種の飽和又は不飽和芳香族又は非芳香族疎水性C4〜C30
化水素グラフト(随意に1個以上のヘテロ原子で中断されているもの)を含む天
然又は合成起源のポリペプチド; (iv) 少なくとも1種の飽和又は不飽和芳香族又は非芳香族疎水性C4〜C30
化水素グラフト(随意に1個以上のヘテロ原子で中断されているもの)を含む高
度に解重合された多糖類。
【0009】 本発明に従うグラニュールは、より一層良好な貯蔵安定性を示す。実際、これ
らは湿分に対する敏感さが低い。さらに、これらグラニュールは、改善された鋳
造性を有する。 本発明に従うグラニュールの別の利点は、再分散させるのが依然として容易な
まま、又はより一層容易であるということである。実際、これらのグラニュール
は、それらの組成故に、自然に水中に再分散して初期のエマルションのものに近
い粒子寸法を有する安定なエマルションを与える。
【0010】 もちろん、本発明に従うグラニュールは、活性物質の濃度がエマルションと比
較して非常に高く、その結果としてより少量のグラニュールで充分であるという
意味で、常に有利である。 さらに、この形状は、活性物質が加水分解に対して敏感である場合の活性物質
の分解の問題を解消することを可能にする。
【0011】 本発明はまた、グラニュールの形の予備配合物を得ることを可能にし、この予
備配合物は、例えばこの予備配合物を粉末化された配合物に添加する場合に、エ
マルションよりも容易に用いることができる。 最後に、本発明は、通常は支持体上に吸収させることによって配合される液状
製品の成形の問題、即ちこれらの配合物は活性物質の濃度がそれほど高くないこ
とがしばしばあり、さらに貯蔵の間に活性物質が表面移動することによって支持
体と活性物質のと間の相分離が起こることがあるということ、に対する解決策を
提供する。
【0012】 その他の利点及び特徴は以下の説明及び実施例を読めばより一層明らかになる
であろう。
【0013】 前述のように、本発明に従うグラニュールは、疎水性液体の形の少なくとも1
種の活性物質を含む。 前記活性物質としては、水と不混和性若しくは非常に僅かに混和性(以下、弱
混和性と言う)である液体の形又は有機溶媒中に可溶化された形で室温において
提供されたものである限り、すべての活性物質が本発明にとって好適である。 僅かに混和性という表現は、その活性物質の水溶解度が10重量%を超えない
ことを意味するものとする。
【0014】 本発明は、融点が100℃以下、より特定的には80℃以下である活性物質の
成形にも同様にうまく適用できるということに注目すべきである。従って、疎水
性液体という用語は本発明に従えばかかる活性物質も対象として含む。 以下の説明において、活性物質という表現は、純粋な活性物質又は有機溶剤中
に可溶化させた活性物質又は有機溶剤を意味するものとする。
【0015】 食品分野における活性物質の例としては、モノ−、ジ−及びトリグリセリド、
精油、香料及び着色料を挙げることができる。 化粧品分野における活性物質の例としては、例えばジメチコーンの類に属する
シリコーン油を挙げることができる。 塗料分野において本発明を実施するのに好適な活性物質の例としては、アルキ
ド樹脂、エポキシ樹脂又はブロックされた若しくはブロックされていないイソシ
アネートを挙げることができる。 紙分野においては、アルキルケテンダイマー(AKD)又はアルケニルコハク
酸無水物(ASA)のような接着及び撥水性樹脂を例として挙げることができる
【0016】 農薬分野において、植物保護活性物質は、α−シアノフェノキシベンジルカル
ボキシレート若しくはα−シアノハロフェノキシカルボキシレートの類、芳香族
置換基を含むN−メチルカーボネートの類、アルドリン、アジンホスメチル、ベ
ンフルラリン、ビフェントリン、クロルホキシム、クロルピリホス、フルクロラ
リン、フルロキシピル、ジクロルオス、マラチオン、モリナート、パラチオン、
ペルメトリン、プロフェノホス、プロピコナゾール、プロチオホス、ピリフェノ
ックス、ブタクロル、メトラクロル、クロリメホス、ジアジノン、フルアジホプ
−P−ブチル、ヘプトパルギル、メカルバム、プロパルガイト、プロスルホカル
ブ、ブロモホス−エチル、カルボフェノチオン、サイハロトリンのような活性物
質から選択することができる。
【0017】 前記植物保護活性物質は、慣用の添加剤、例えば活性物質の効力を高めること
を可能にする補助剤、消泡剤、固化防止剤、水溶性又は水不溶性充填剤から選択
される添加剤の存在下で用いることができる。
【0018】 洗剤分野においては、可能な活性物資としてシリコーン消泡剤を挙げることが
できる。
【0019】 同様に、物質を作用させ又は変形させるために潤滑剤の組成中に入れられるも
の、例えば切断、圧延、引き延ばし、変形及び保護用の流体のような活性物質を
用いることもできる。これらの潤滑剤の場合、活性物質はその分野における慣用
の添加剤を含むことができる。
【0020】 水と弱混和性又は不混和性である活性物質は、油、油の誘導体又は脂肪酸エス
テルであるのが一般的である。 これらの油は、動物起源若しくは植物起源の有機油(菜種油、ヒマワリ油、大
豆油、亜麻、麻、ヒマシ油等)又は無機油(石油留分、ナフテン油、パラフィン
油等)から選択することができる。 油の誘導体として好適なものは、より特定的にはこれらの油のアルコーリシス
、より特定的にはメタノーリシスの生成物である。
【0021】 脂肪酸エステルの中で好適なものは、酸部分が飽和又は不飽和直鎖状又は分枝
鎖状C7〜C22、好ましくはC10〜C22炭化水素基(随意に少なくとも1個のヒ
ドロキシル基を持つもの)を含む脂肪酸から誘導され且つアルコール部分が飽和
又は不飽和直鎖状又は分枝鎖状C1〜C10炭化水素基を含むアルコールから誘導
されたエステルである。特にメチル、エチル、プロピル及びブチルエステルを用
いることができる。 油を用いるのが好ましい。
【0022】 活性物質はさらに、潤滑剤添加剤、極圧添加剤、腐蝕防止剤、殺生物剤、殺細
菌剤、消泡剤及びカップリング剤のような添加剤を含むことができる。
【0023】 活性物質はまた、有機溶剤又はかかる溶剤の混合物から選択することもできる
ということに留意すべきである。このような場合、前記の意味で水と不混和性又
は弱混和性の溶剤が用いられる。用いることができる溶剤の中では、特に洗浄又
はストリッピング(研磨)に用いられるもの(例えば芳香族石油留分、D−リモ
ネン若しくはL−リモネンのようなテルペン系化合物)のような溶剤、並びにSo
lvesso(登録商標)のような溶剤を挙げることができる。また、酢酸、コハク酸
及びグルタル酸の混合物(ナイロン合成の副生成物である酸の混合物)のメチル
エステルのような脂肪酸族エステル、流動パラフィンのような油並びに塩素化溶
剤も、溶剤として好適である。
【0024】 最後に、前記のように、活性物質は有機溶剤の存在下で用いることができる。
より特定的には、この溶剤は、前記の意味で水と不混和性又は弱混和性の物質か
ら選択される。 例えば、鉱油、並びに飽和又は不飽和脂肪酸モノ−、ジ−及びトリグリセリド
を挙げることができる。これらはまた、合成又は天然トリグリセリド並びに前記
の溶剤であることもできる。
【0025】 溶剤としては、菜種油、ヒマワリ油、落花生油、オリーブ油、クルミ油、トウ
モロコシ油、大豆油、亜麻仁油、麻油、ブドウ種子油、椰子油、パーム油、綿実
油、ババスー油、ホホバ油、ゴマ油又はヒマシ油のような植物油を用いることさ
えできる。また、7〜18個の炭素原子を有する脂肪酸の短鎖エステル(C1
4のようなもの)又はペンタエリトリトールの植物油エステルも好適であるこ
とができる。 もちろん、これらのリストはすべて指標として与えただけであり、網羅的なも
のと考えるべきではない。
【0026】 本発明に従うグラニュールはさらに、ポリオキシアルキレン化誘導体から選択
される少なくとも1種のノニオン性界面活性剤を含む。 より特定的には、次のものを挙げることができる: ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化脂肪族アルコール、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化トリグリセリド、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化脂肪酸、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化ソルビタンエステル、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化脂肪族アミン、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化ジ−(1−フェニルエチル)フェ
ノール、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化トリ−(1−フェニルエチル)フ
ェノール、及び ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化アルキルフェノール。
【0027】 これらのノニオン性界面活性剤のオキシエチレン(OE)及び/又はオキシプ
ロピレン(OP)単位の数は、所望のHLB(親水性/親油性バランス)に応じ
て2〜100の範囲であるのが一般的である。より特定的には、OE及び/又は
OP単位の数は2〜50の範囲である。このOE及び/又はOP単位の数は、1
0〜50の範囲であるのが好ましい。
【0028】 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化アルコールは、6〜22個の炭素
原子を有する(OE及びOP単位はこれらの数から除外される)のが一般的であ
る。これらの単位はエトキシル化単位であるのが好ましい。 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化トリグリセリドは、植物又は動物
起源のトリグリセリド(例えば豚脂、牛脂、落花生油、バターオイル、綿実油、
亜麻仁油、オリーブ油、魚油、パーム油、ブドウ種子油、大豆油、ヒマシ油、菜
種油、コプラ油又は椰子油)であることができ、エトキシル化されているのが好
ましい。
【0029】 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化脂肪酸は、脂肪酸(例えばオレイ
ン酸又はステアリン酸)のエステルであり、エトキシル化されているものが好ま
しい。 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化ソルビタンエステルは、ラウリン
酸、ステアリン酸又はオレイン酸のような10〜20個の炭素原子を有する脂肪
酸の環化されたソルビトールエステルであり、エトキシル化されているのが好ま
しい。
【0030】 本発明において用語エトキシル化トリグリセリドは、トリグリセリドをエチレ
ンオキシドによってエトキシル化することによって得られる生成物及びトリグリ
セリドをポリエチレングリコールによってエステル交換することによって得られ
る生成物の両方を対象として含む。 同様に、用語エトキシル化脂肪酸は、脂肪酸をエチレンオキシドによってエト
キシル化することによって得られる生成物及び脂肪酸をポリエチレングリコール
によってエステル交換することによって得られる生成物の両方を包含する。
【0031】 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化脂肪族アミンは、10〜22個の
炭素原子を有する(OE及びOP単位はこれらの数から除外される)のが一般的
であり、エトキシル化されているのが好ましい。 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化アルキルフェノールは、4〜12
個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝鎖状アルキル基(その例としては特にオク
チル、ノニル又はドデシル基を挙げることができる)を1又は2個含有するのが
一般的である。
【0032】 エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化アルキルフェノール、エトキシル
化ジ−(1−フェニルエチル)フェノール及びエトキシル化又はエトキシ−プロ
ポキシル化トリ−(1−フェニルエチル)フェノールの群のノニオン性界面活性
剤の例としては、特に次のものを挙げることができる: ・5個のOE単位でエトキシル化されたジ−(1−フェニルエチル)フェノール
; ・10個のOE単位でエトキシル化されたジ−(1−フェニルエチル)フェノー
ル; ・16個のOE単位でエトキシル化されたトリ−(1−フェニルエチル)フェノ
ール; ・20個のOE単位でエトキシル化されたトリ−(1−フェニルエチル)フェノ
ール; ・25個のOE単位でエトキシル化されたトリ−(1−フェニルエチル)フェノ
ール; ・40個のOE単位でエトキシル化されたトリ−(1−フェニルエチル)フェノ
ール; ・25個のOE及びOP単位でエトキシ−プロポキシル化されたトリ−(1−フ
ェニルエチル)フェノール; ・2個のOE単位でエトキシル化されたノニルフェノール; ・4個のOE単位でエトキシル化されたノニルフェノール; ・6個のOE単位でエトキシル化されたノニルフェノール; ・9個のOE単位でエトキシル化されたノニルフェノール; ・25個のOE及びOP単位でエトキシ−プロポキシル化されたノニルフェノー
ル; ・30個のOE及びOP単位でエトキシ−プロポキシル化されたノニルフェノー
ル; ・40個のOE及びOP単位でエトキシ−プロポキシル化されたノニルフェノー
ル; ・55個のOE及びOP単位でエトキシ−プロポキシル化されたノニルフェノー
ル; ・80個のOE及びOP単位でエトキシ−プロポキシル化されたノニルフェノー
ル。
【0033】 本発明に従う再分散性グラニュールはさらに、4つのタイプの化合物のリスト
から選択される少なくとも1種の水溶性又は水分散性化合物を含む。
【0034】 前記のように、本発明の第一の態様は、少なくとも1種のモノマー(I)と少
なくとも1種のモノマー(III)と随意としての少なくとも1種のモノマー(II
)との重合から誘導された少なくとも1種のポリマーを水溶性又は水分散性化合
物として用いることから成り、これらのモノマーは、次のものに相当する: (I) エチレン性不飽和直鎖状若しくは分枝鎖状脂肪族、環状若しくは芳香
族モノカルボン酸若しくはポリカルボン酸又はそれらの酸無水物; (II) エチレン性不飽和直鎖状又は分枝鎖状炭化水素モノマー; (III)エチレン性不飽和カルボン酸のポリオキシアルキレン化エステル。
【0035】 前記モノマー(I)は、より特定的には次式:
【化9】 (この式中、基R1は同一であっても異なっていてもよく、水素原子、随意に−
COOH基を含むC1〜C10炭化水素基又は−COOH基を表わす) に相当する。
【0036】 本発明の1つの好ましい具体例に従えば、式(I)のモノマーは、次式:
【化10】 {この式中、R11は水素原子、−COOH基、−(CH2)n−COOH基(ここで
、nは1〜4の範囲である)又はC1〜C4アルキル基を表わし、 R12は水素原子、−(CH2)m−COOH基(ここで、mは1〜4の範囲である
)又はC1〜C4アルキル基を表わす} に相当するモノカルボン酸若しくはポリカルボン酸又はそのカルボン酸無水物で
ある。
【0037】 R11は水素原子、−COOH基、−(CH2)−COOH基又はメチル基を表わ
すのが好ましく、R12は水素原子、−CH2−COOH基又はメチル基を表わす
のが好ましい。
【0038】 より一層特定的な具体例に従えば、式(I)のモノマーは、アクリル酸、メタ
クリル酸、シトラコン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸若しくはクロトン
酸又はそれらの酸無水物から選択される。
【0039】 モノマー(II)に関しては、これはより特定的には次式:
【化11】 (この式中、基R2は同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は直鎖状
若しくは分枝鎖状脂肪族若しくは環状飽和若しくはエチレン性不飽和C1〜C10
基を表わす) に相当する。
【0040】 より特定的には、前記の基R2は同一であっても異なっていてもよく、水素原
子又は飽和の直鎖状若しくは分枝鎖状脂肪族若しくは環状C1〜C10基を表わす
【0041】 前記の式(II)のモノマーは、エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブチ
レン、n−1−ペンテン、2−メチル−1−ブテン、n−1−ヘキセン、2−メ
チル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ブテン、ジ
イソブチレン(又は2,4,4−トリメチル−1−ペンテン)、2−メチル−3
,3−ジメチル−1−ペンテンから選択されるのが好ましい。
【0042】 モノマー(III)に関しては、これはより特定的には次式(III):
【化12】 (この式中、R3は水素原子又はメチル基であり、 R4及びR5は同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は1〜4個の炭
素原子を有するアルキル基を表わし、 R6は1〜30個、好ましくは8〜30個の炭素原子を有するアルキル、アリ
ール、アルキルアリール又はアリールアルキル基であり、 nは2〜100の範囲、好ましくは6〜100の範囲であり、 mは0〜50の範囲であり、 但し、nはm以上であり、それらの合計は2〜100の範囲、好ましくは6〜
100の範囲である) に相当する。
【0043】 前記モノマー(III)としては、前記の式(III)においてR6が8〜30個の
炭素原子を有するアルキル基、1〜3個の1−フェニルエチル基で置換されたフ
ェニル基又はアルキル部分が8〜16個の炭素原子を有するアルキルフェニル基
であるものを用いるのが好ましい。
【0044】 用いることができるこのタイプのモノマーの中では、ヨーロッパ特許公開第7
05854号、米国特許第4138381号又は米国特許第4384096号明
細書に記載されたものを挙げることができる。
【0045】 モノマー(I)とモノマー(III)と随意としてのモノマー(II)との反応によ
って得られるポリマーは、フリーラジカル重合によって得られるものが好ましい
【0046】 第一の態様の第二の実施態様に従えば、ポリマー(i)は、少なくとも1種の
モノマー(I)と少なくとも1種のモノマー(II')との重合によって得られたも
のである。
【0047】 モノマー(I)に関して前記したことはここでも有効であり、従ってこの部分
の説明では繰り返さない。
【0048】 前記のように、モノマー(II')は次式を有する:
【化13】 (この式中、基R2は同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は直鎖状
若しくは分枝鎖状脂肪族若しくは環状飽和若しくはエチレン性不飽和C2〜C10
基を表わし、但し、2個の基R2が共に水素であることはない)。
【0049】 より特定的には、前記の基R2は同一であっても異なっていてもよく、水素原
子又は直鎖状若しくは分枝鎖状脂肪族若しくは環状飽和C2〜C10基を表わし、
但し、2個の基R2が共に水素であることはない。
【0050】 前記の式(II')のモノマーは、1−ブテン、イソブチレン、n−1−ペンテ
ン、2−メチル−1−ブテン、n−1−ヘキセン、2−メチル−1−ペンテン、
4−メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ブテン、ジイソブチレン(又は2
,4,4−トリメチル−1−ペンテン)及び2−メチル−3,3−ジメチル−1
−ペンテンから選択されるのが好ましい。
【0051】 本発明の特に有利な具体例に従えば、コポリマー(i)は、無水マレイン酸と
ジイソブチレンとの重合から誘導されたものである。 より特定的には、このポリマー(i)は、モノマー(I)とモノマー(II')と
のフリーラジカル重合を実施することによって得られたものである。
【0052】 これらの化合物は当業者によく知られているということに留意すべきである。
このタイプのコポリマーとしては、Geropon(登録商標)T 36の名前でロディア
・シミ(Rhodia Chemie)によって市場販売されているもの(無水マレイン酸/
ジイソブチレン)及びSokalan(登録商標)CP9の名前でBASFによって市場販売さ
れているもの(無水マレイン酸/オレフィン)を挙げることができる。
【0053】 指標として、そしてポリマー(i)について用いた具体例に拘らず、これらの
ポリマーの重量平均分子量はより特定的には20000g/モルより小さい。 ポリマーの分子量並びにモノマー(I)、(II)、(II')及び(III)(それ
らの存在に応じて)のそれぞれの割合は、得られるポリマーがノニオン性界面活
性剤と共に水溶液状にあるときに沈殿しないようなものであり、このポリマー濃
度は0〜90重量%の範囲(0を除く)、好ましくは30〜80重量%の範囲で
ある。
【0054】 最後に、ポリマー(i)は部分的に又は完全に中和された形で存在させること
もできるということに留意すべきである。この操作は、重合後に行うのが好まし
い。
【0055】 本発明の第二の態様は、少なくとも1種の前記モノマー(I)の重合から誘導
され且つ追加的に少なくとも1種の飽和又は不飽和芳香族又は非芳香族疎水性C 4 〜C30炭化水素グラフト(随意に1個以上のヘテロ原子で中断されているもの
)を含む少なくとも1種のポリマーを水溶性又は水分散性化合物として用いるこ
とから成る。
【0056】 モノマー(I)に関して前記したことはポリマー(ii)の場合にも当てはまる
ので、この部分の説明では繰り返さない。 より特定的には、モノマー(I)は、アクリル酸、メタクリル酸、シトラコン
酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸及びクロトン酸又はそれらの酸無水物か
ら選択される。
【0057】 さらに、前記の疎水性グラフトは、4〜30個の炭素原子を有し且つ1個以上
のヘテロ原子(好ましくは酸素)で中断された又は中断されていない脂肪族、環
状、芳香族、アルキル芳香族及びアリール脂肪族基から選択される。 より特定的には、前記グラフトは、エステル及び/又はアミド基によって前記
ポリマーの主鎖に結合する。
【0058】 かかるグラフトポリマーは当業者に周知の方法を用いて得られ、この方法は、
第一の場合には、モノマー(I)を好ましくはフリーラジカルルートによって重
合させ、次いで遊離のカルボキシル官能基の部分を、特に随意にエトキシル化及
び/又はプロポキシル化されたヘキシル、ヘプチル、ラウリル又はベヘニルアミ
ン又はアルコール並びに随意にエトキシル化及び/又はプロポキシル化されたモ
ノ−、ジ−又はトリスチリルフェノールから選択される試薬と反応させることか
ら成る。
【0059】 指標として、ポリマー(ii)の重量平均分子量は、より特定的には20000
g/モル未満である。 しかしながら、この分子量並びにモノマー(I)及び疎水性グラフトのそれぞ
れの割合は、得られるポリマーがノニオン性界面活性剤と共に水溶液状にあると
きに沈殿しないようなものであり、このポリマー濃度は0〜90重量%の範囲(
0を除く)、好ましくは30〜80重量%の範囲である。
【0060】 ポリマー(ii)はまた、部分的に又は完全に中和された形で存在させることも
できる。この操作は、重合後に行うのが好ましい。
【0061】 前記ポリマー(i)及び(ii)は、モノマー(II)及び(II')以外のモノエチ
レン性不飽和ノニオン性モノマー(IV)に相当する単位を追加的に含むことがで
きる。
【0062】 このモノエチレン性不飽和ノニオン性モノマー(IV)の中では、次のものを挙
げることができる: ・スチレン、ビニルトルエンのようなビニル芳香族モノマー、 ・アクリル酸又はメタクリル酸メチル、エチル又はビニルのようなα,β−エチ
レン性不飽和酸C1〜C20アルキルエステル、 ・酢酸又はプロピオン酸ビニル又はアリルのようなα,β−エチレン性不飽和酸
ビニル又はアリルエステル、 ・塩化ビニル又は塩化ビニリデンのようなハロゲン化ビニル又はハロゲン化ビニ
リデン、 ・アクリロニトリルのようなα,β−エチレン性不飽和ニトリル、 ・アクリル酸又はメタクリル酸ヒドロキシエチル又はヒドロキシプロピルのよう
なα,β−エチレン性不飽和酸ヒドロキシアルキルエステル、 ・アクリルアミド又はメタクリルアミドのようなα,β−エチレン性不飽和酸ア
ミド。
【0063】 かかるモノマーを存在させる場合には、それらの存在下で重合を行う。
【0064】 本発明の第三の態様は、少なくとも1種の飽和又は不飽和芳香族又は非芳香族
疎水性C4〜C30炭化水素グラフト(随意に1個以上のヘテロ原子で中断されて
いるもの)を含む天然又は合成起源の少なくとも1種のポリペプチドを水溶性又
は水分散性化合物として用いることから成る。
【0065】 天然又は合成起源のペプチドポリマーは、アミノ酸、特にアスパラギン酸及び
グルタミン酸又はジアミノ二酸の前駆体の重縮合及び加水分解から誘導されるホ
モポリマー又はコポリマーである。これらのポリマーは、アスパラギン酸若しく
はグルタミン酸から誘導されるホモポリマー、任意の割合のアスパラギン酸及び
グルタミン酸から誘導されるコポリマー又はアスパラギン酸及び/若しくはグル
タミン酸並びにその他のアミノ酸から誘導されるコポリマーのいずれかであるこ
とができる。共重合可能なアミノ酸の中では、他にもあるが特に、グリシン、ア
ラニン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、メチオニン、ヒスチジン
、プロリン、リシン、セリン、トレオニン、システイン等を挙げることができる
【0066】 天然起源のポリペプチドの中では、植物又は動物起源の水溶性又は水分散性蛋
白質を挙げることができる。植物起源の蛋白質は、蛋白質水解物であるのが好ま
しい。加水分解の度合いは、より特定的には40%未満である。
【0067】 植物起源の蛋白質の中では、指標として、高蛋白種子から得られた蛋白質、特
にエンドウ、ソラ豆、ハウチワ豆、インゲン豆及びレンズ豆から得られたもの;
穀類の種子から得られた蛋白質、特に小麦、大麦、ライ麦、トウモロコシ、米、
オート麦、雑穀のもの;含油種子から得られた蛋白質、特に大豆、落花生、ヒマ
ワリ、菜種及び椰子のもの;葉から得られた蛋白質、特にムラサキウマゴヤシ及
びイラクサから得られたもの;植物の器官及び地下貯蔵器官から得られた蛋白質
、特にジャガイモ又はテンサイのものを挙げることができる。
【0068】 動物起源の蛋白質の中では、例えば筋肉蛋白質、特にストロマ蛋白質、ゼラチ
ン;乳から得られる蛋白質、特にカゼイン、ラクトグロブリン;及び魚蛋白質を
挙げることができる。 植物を起源とする蛋白質、特に大豆及び小麦から得られた蛋白質が好ましい。
【0069】 疎水性グラフトの性状に関して前記したことはここでも有効なので、ここでは
繰り返さない。 疎水性グラフトは、アミド、エステル、尿素、ウレタン、イソシアネート又は
アミノ結合によって前記ポリペプチドに結合されることができるということに留
意すべきである。
【0070】 前記グラフトポリマーは、遊離酸又はアミン官能基の一部を、前記の結合を作
ることを可能にする化合物と反応させることによって得られる。 好ましい化合物は、低い重合度を示すものである。より特定的には、例示とし
て、その重量平均分子量は20000g/モル未満である。
【0071】 この分子量及びポリペプチドに対するグラフトの割合は、得られるポリマーが
ノニオン性界面活性剤と共に水溶液状にあるときに沈殿しないようなものであり
、このポリマー濃度は0〜90重量%の範囲(0を除く)、好ましくは30〜8
0重量%の範囲である。
【0072】 本発明の最後の態様に従えば、前記の水溶性又は水分散性化合物は、飽和又は
不飽和芳香族又は非芳香族疎水性C4〜C30炭化水素グラフト(随意に1個以上
のヘテロ原子で中断されているもの)を含む高度に解重合された多糖類から選択
される。 かかる化合物は特に「Cours de Chimie Organique」という標題のP. ARNAUDの
著書(GAUTHIER-VILLARS出版、1987年)に記載されている。
【0073】 高度に解重合された多糖類の非限定的な例としては、デキストラン、澱粉、マ
ルトデキストリン、キサンタンガム及びガラクトマンナン(例えばグアール又は
カロブ)を挙げることができる。 これらの多糖類は、100℃より高い融点及び50〜500g/リットルの範
囲の水溶解度を有するのが好ましい。
【0074】 疎水性グラフトについては、前記したことを参照することができる。 疎水性グラフトは、エステル、アミド、尿素、ウレタン、イソシアネート又は
アミン結合によって前記多糖類に結合されることができるということに留意すべ
きである。
【0075】 グラフトポリマーは、遊離酸又はアルコール官能基の一部を、前記の結合を作
ることを可能にする化合物と反応させることによって得られる。 より特定的には、例示として、これらのポリマーの重量平均分子量は2000
0g/モル未満である。
【0076】 この解重合されたポリマーの分子量及び多糖類に対するグラフトの割合は、得
られるポリマーがノニオン性界面活性剤と共に水溶液状にあるときに沈殿しない
ようなものであり、このポリマー濃度は0〜90重量%の範囲(0を除く)、好
ましくは30〜80重量%の範囲である。
【0077】 もちろん、これらの様々なタイプの水溶性又は水分散性化合物を組み合わせて
用いることを構想することも完全に可能である。
【0078】 本発明の再分散性グラニュールは、追加のイオン性界面活性剤を追加的に含有
することができる。
【0079】 この追加のイオン性界面活性剤は、よる特定的には両性界面活性剤、アルキル
ベタイン、アルキルジメチルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アル
キルアミドプロピルジメチルベタイン、アルキルトリメチルスルホベタイン、イ
ミダゾリン誘導体、例えばアルキルアンフォアセテート、アルキルアンフォジア
セテート、アルキルアンフォプロピオネート、アルキルアンフォジプロピオネー
ト、アルキルサルテイン又はアルキルアミドプロピルヒドロキシサルテイン、脂
肪酸と蛋白質水解物との縮合生成物、アルキルポリアミンの両性誘導体、例えば
Rhodia社から市場販売されているAmphionic XL(登録商標)、Berol Nobel社か
ら市場販売されているAmpholac 7T/X(登録商標)及びAmpholac 7C/X(登録商標
)であることができる。
【0080】 本発明に従うグラニュールはさらに、少なくとも1種の追加のアニオン性界面
活性剤を含むことができる。
【0081】 この目的のためには、アルキル硫酸及びアルキルエーテル硫酸の水溶性塩、ア
ルキルイセチオネート及びアルキルタウレート又はそれらの塩、アルキルカルボ
キシレート、アルキルスルホスクシネート又はアルキルスクシナメート、アルキ
ルサルコシネート、蛋白質水解物のアルキル化誘導体、アルキルアスパルテート
、アルキル及び/又はアルキルエーテル及び/又はアルキルアリールエーテルの
燐酸エステルを用いることができる。
【0082】 カチオンは、アルカリ若しくはアルカリ土類金属、例えばカリウム、リチウム
、マグネシウム、又はアンモニウム基NR4 +(ここで、Rは同一であっても異な
っていてもよく、酸素又は窒素原子で置換された又は置換されていないアルキル
基を表わす)であるのが一般的である。
【0083】 本発明に従う再分散性グラニュールには、これらのグラニュールの用途の分野
に応じて任意の慣用の添加剤を添加することができる。
【0084】 前記のように、本発明に従う再分散性グラニュールは、高い活性成分含有率を
有する。 かくして、活性物質の含有率は、グラニュール中に40〜90重量%の範囲で
あるのが有利である。本発明の特定的な具体例に従えば、この活性物質含有率は
、50%より高い。 ノニオン性界面活性剤及び水溶性又は水分散性化合物の量は、より特定的には
グラニュール中に10〜60重量%の範囲である。
【0085】 ノニオン性界面活性剤と水溶性又は水分散性化合物との間の重量濃度比は広い
範囲で変えることができる。しかしながら、本発明の特に有利な具体例に従えば
、この重量濃度比は、50/50〜90/10の範囲である。 本発明の再分散性グラニュールが少なくとも1種の追加の界面活性剤を含む場
合、ノニオン性界面活性剤とこの追加の界面活性剤との間の重量濃度比は5〜1
0の範囲である。
【0086】 次に、再分散性グラニュールの調製方法を説明する。 前記のように、この方法は、最初の工程において少なくとも1種の活性物質と
少なくとも1種のノニオン性界面活性剤と少なくとも1種の水溶性又は水分散性
化合物との水中エマルションを調製することから成る。
【0087】 このエマルションはまた、追加の界面活性剤を用いる場合には、少なくとも1
種のかかる化合物をも含むことができる。 もちろん、慣用の添加剤を用いる場合には、これらはエマルションの形成の際
に添加することができる。
【0088】 当業者に周知のすべてのエマルション調製方法、例えばPaul BECHERによる「E
NCYCLOPEDIA of EMULSION TECHNOLOGY」第1〜3巻(MARCEL DEKKER社発行、1
983年)に記載された方法を本発明において用いることができる。
【0089】 かくして、いわゆる直接相乳化方法が本発明に従うグラニュールを調製するの
に好適である。簡単に説明すると、この方法は、水及び界面活性剤を含有する混
合物を調製し、そこに水溶性又は水分散性化合物を含ませ、次いで液体の形の活
性物質を撹拌しながら導入することから成る。
【0090】 別の好適な方法は、転相乳化である。このルートに従えば、活性物質をノニオ
ン性界面活性剤と混合し、水(これは例えば水溶性又は水分散性化合物のような
その他の成分を含有していてもよい)を撹拌しながら滴下導入する。所定量の水
が導入されると、エマルションの転相が起こる。こうして直接水中油エマルショ
ンが得られる。得られたエマルションを次いで水で希釈して分散相中に適切な容
積分率を得る。
【0091】 最後に、MENTON GAULIN及びMICROFLUIDIZER(MICROFLUIDICS社)のようなコロ
イドミルを用いてエマルションを調製することができる。
【0092】 エマルションの平均粒子寸法は、0.1〜10μmの範囲であるのが一般的で
あり、0.2〜5μmの範囲であるのが好ましい。 乳化は、室温付近の温度において実施することができるが、もっと低い温度又
はもっと高い温度を構想することもできる。
【0093】 エマルション中の乾燥物質の量は、10〜99重量%の範囲であるのが一般的
であり、30〜80重量%の範囲であるのが好ましい。 各種成分のそれぞれの含有率は、乾燥グラニュールが上で定義した組成を有す
るように選択される。
【0094】 本発明に従う調製方法の第二段階は、こうして配合されたエマルションを乾燥
させてグラニュールを得ることから成る。 エマルションから水を除去してグラニュールを得るのに用いられる方法は、当
業者に周知の任意の手段によって実施することができる。
【0095】 かくして、本発明の第一の具体例に従えば、オーブン中での乾燥を構想するこ
とができる。この乾燥は、薄層において行うのが好ましい。 乾燥温度は、通常は100℃以下である。より特定的には、50〜90℃の範
囲の温度がこの方法を実施するのに好適である。
【0096】 本発明の別の特定的な具体例に従えば、エマルションのいわゆる迅速乾燥方法
が実施される。 これに関しては、噴霧乾燥又はDuprat(登録商標)ドラムを用いた乾燥、凍結
乾燥(凍結−昇華)が好適である。 これらの乾燥態様、特に噴霧乾燥は、エマルションをそのままで保存すること
及びグラニュールを直接得ることを可能にするので、特に推奨される。
【0097】 噴霧乾燥は、任意の既知の装置、例えばノズル又はタービンを用いて実施され
る噴霧と熱ガス流とを組み合わせた噴霧乾燥塔において、慣用の態様で実施する
ことができる。 カラム頂部における熱ガス(一般的に空気)の導入温度は100〜115℃の
範囲であるのが好ましく、出口温度は55〜65℃の範囲であるのが好ましい。
これらの温度は指標として与えたものであり、各種成分の熱安定性に依存する。
【0098】 エマルションの乾燥のための操作が例えばDuprat(登録商標)ドラムによって
実施された場合又は乾燥用支持体から乾燥フィルムを掻き取り操作によって迅速
に分離して得ることを可能にする任意の手段によって実施された場合、得られた
粒子を随意に粉砕することができる。必要ならば、これらの粒子を続いての凝集
段階のような処理に付してグラニュールを得ることができる。
【0099】 この第二の乾燥段階の際にグラニュールに固化防止剤のような添加剤を組み込
むことができるということに留意すべきである。 例として、特に炭酸カルシウム、硫酸バリウム、カオリン、シリカ、ベントナ
イト、酸化チタン、タルク、水和アルミナ及びスルホアルミン酸カルシウムから
選択される充填剤を用いることが推奨される。
【0100】 以下、具体的な、しかし非限定的な実施例を示す。
【0101】 実施例 Soprophor(登録商標)CY8(エトキシル化トリスチリルフェノール25−OE
)3.2g及びNa2CO30.5gをGeropon(登録商標)T 36の水溶液(26
.3%)56gに、フレームタイプのブレードによって撹拌(250回転/分)
しながら、添加する。 均質混合物が得られたら、メトラクロル(Metolachlor)18.5gを添加す
る。 次いでこの混合物をフレームタイプのブレードを用いて2分間撹拌(1000
回転/分)する。
【0102】 この操作の終わりに、エマルションが得られ、これを薄層状で70℃において
乾燥フィルムが得られるのに足りる時間乾燥させる。 次いでこのフィルムを粉砕して粒子を得て、これを次いで篩分けして所望の粒
子寸法分布を得る。 この粒子は、メトラクロルを50.1%含有する。 この粒子は水と接触させたときに自然に再分散してエマルションになる。
【0103】 比較例 Soprophor(登録商標)CY8(エトキシル化トリスチリルフェノール25−OE
)3.2g及びNa2CO30.5gをGeropon(登録商標)HB(ナトリウムポリ
アクリレート)の水溶液(26.3%)56gに、フレームタイプのブレードに
よって撹拌(250回転/分)しながら、添加する。 均質混合物が得られたら、メトラクロル18.5gを添加する。 次いでこの混合物をフレームタイプのブレードを用いて2分間撹拌(1000
回転/分)する。
【0104】 この操作の終わりに、非常に不安定なエマルションが得られ、これは迅速に合
着して2つの相に分かれた。 このエマルションは薄層状で均質態様で乾燥させることができなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ジャンピエール エカエン フランス国 エフ93240 ステイン、アヴ ニュ ルイ ボルデ、38、アパルトマン 94 Fターム(参考) 4F070 AA01 AA12 AA18 AA19 AA27 AA28 AA29 AA34 AA36 AA37 AA41 AA68 AE10 AE30 DA34

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種の活性物質と少なくとも1種のノニオン性界
    面活性剤と少なくとも1種の水溶性又は水分散性化合物との水中エマルションを
    調製する工程、及び こうして得られたエマルションを乾燥させる工程 を実施することによって得ることができること;並びに 前記活性物質が疎水性液体の形にあり、 前記ノニオン性界面活性剤がポリオキシアルキレン化誘導体から選択され、 前記水溶性又は水分散性化合物が次の(i)〜(iv): (i) 少なくとも1種のモノマー(I)と少なくとも1種のモノマー(III)と
    随意としての少なくとも1種のモノマー(II)との重合、又は少なくとも1種の
    モノマー(I)と少なくとも1種のモノマー(II')との重合から得られた少なく
    とも1種のポリマー {これらのモノマーは、次のものに相当する: (I) エチレン性不飽和直鎖状若しくは分枝鎖状脂肪族、環状若しくは芳香
    族モノカルボン酸若しくはポリカルボン酸又はそれらの酸無水物; (II) エチレン性不飽和直鎖状又は分枝鎖状炭化水素モノマー; (II')次式: 【化1】 (この式中、基R2は同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は直鎖状
    若しくは分枝鎖状脂肪族若しくは環状飽和若しくはエチレン性不飽和C2〜C10
    基を表わし、但し、2個の基R2が共に水素であることはない); (III)エチレン性不飽和カルボン酸のポリオキシアルキレン化エステル};
    (ii) 少なくとも1種のエチレン性不飽和直鎖状若しくは分枝鎖状脂肪族、環
    状若しくは芳香族モノカルボン酸若しくはポリカルボン酸又はそれらの酸無水物
    であるモノマー(I)の重合から誘導され且つ追加的に少なくとも1種の飽和又
    は不飽和芳香族又は非芳香族疎水性C4〜C30炭化水素グラフト(随意に1個以
    上のヘテロ原子で中断されているもの)を含む少なくとも1種のポリマー; (iii)少なくとも1種の飽和又は不飽和芳香族又は非芳香族疎水性C4〜C30
    化水素グラフト(随意に1個以上のヘテロ原子で中断されているもの)を含む天
    然又は合成起源のポリペプチド; (iv) 少なくとも1種の飽和又は不飽和芳香族又は非芳香族疎水性C4〜C30
    化水素グラフト(随意に1個以上のヘテロ原子で中断されているもの)を含む高
    度に解重合された多糖類: から選択されること を特徴とする、水再分散性グラニュール。
  2. 【請求項2】 前記ポリマー(i)が ・次式(I): 【化2】 (この式中、基R1は同一であっても異なっていてもよく、水素原子、随意に−
    COOH基を含むC1〜C10炭化水素基又は−COOH基を表わす) の少なくとも1種のモノマーと、 ・次式(III): 【化3】 (この式中、R3は水素原子又はメチル基であり、 R4及びR5は同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は1〜4個の炭
    素原子を有するアルキル基を表わし、 R6は1〜30個、好ましくは8〜30個の炭素原子を有するアルキル、アリ
    ール、アルキルアリール又はアリールアルキル基であり、 nは2〜100の範囲、好ましくは6〜100の範囲であり、 mは0〜50の範囲であり、 但し、nはm以上であり、それらの合計は2〜100の範囲、好ましくは6〜
    100の範囲である) の少なくとも1種のモノマーと、 ・随意としての次式(II): 【化4】 (この式中、基R2は同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は直鎖状
    若しくは分枝鎖状脂肪族若しくは環状C1〜C10基を表わす) の少なくとも1種のモノマーと の重合から誘導されたものであることを特徴とする、請求項1記載のグラニュー
    ル。
  3. 【請求項3】 前記ポリマー(i)が ・次式(I): 【化5】 (この式中、R1は同一であっても異なっていてもよく、水素原子、随意に−C
    OOH基を含むC1〜C10炭化水素基又は−COOH基を表わす) の少なくとも1種のモノマーと、 ・次式(II'): 【化6】 (この式中、基R2は同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は直鎖状
    若しくは分枝鎖状脂肪族若しくは環状飽和若しくはエチレン性不飽和C2〜C10
    基を表わし、但し、2個の基R2が共に水素であることはない) の少なくとも1種のモノマーと の重合から誘導されたものであることを特徴とする、請求項1記載のグラニュー
    ル。
  4. 【請求項4】 前記ポリマー(i)又は(ii)のモノマー(I)が次式: 【化7】 {この式中、R11は水素原子、−COOH基、−(CH2)n−COOH基(ここで
    、nは1〜4の範囲である)又はC1〜C4アルキル基を表わし、 R12は水素原子、−(CH2)m−COOH基(ここで、mは1〜4の範囲である
    )又はC1〜C4アルキル基を表わす} に相当するモノカルボン酸若しくはポリカルボン酸又はそのカルボン酸無水物で
    あることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のグラニュール。
  5. 【請求項5】 前記ポリマー(i)又は(ii)のモノマー(I)が請求項4の
    式(I)においてR11基が水素原子、−COOH基、−(CH2)−COOH基又は
    メチル基を表わし且つR12基が水素原子、−CH2−COOH基又はメチル基を
    表わすものであることを特徴とする、請求項4記載のグラニュール。
  6. 【請求項6】 前記ポリマー(i)又は(ii)のモノマー(I)がアクリル酸
    、メタクリル酸、シトラコン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸若しくはク
    ロトン酸又はそれらの酸無水物から選択されることを特徴とする、請求項4又は
    5記載のグラニュール。
  7. 【請求項7】 前記モノマー(II)がエチレン、プロピレン、1−ブテン、
    イソブチレン、n−1−ペンテン、2−メチル−1−ブテン、n−1−ヘキセン
    、2−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ブ
    テン、ジイソブチレン、2−メチル−3,3−ジメチル−1−ペンテンから選択
    されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のグラニュール。
  8. 【請求項8】 前記モノマー(II')が1−ブテン、イソブチレン、n−1
    −ペンテン、2−メチル−1−ブテン、n−1−ヘキセン、2−メチル−1−ペ
    ンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ブテン、ジイソブチレン
    及び2−メチル−3,3−ジメチル−1−ペンテンから選択されることを特徴と
    する、請求項1〜7のいずれかに記載のグラニュール。
  9. 【請求項9】 前記モノマー(III)が請求項2記載の式(III)においてR 6 が8〜30個の炭素原子を有するアルキル基、1〜3個の1−フェニルエチル
    基で置換されたフェニル基又はアルキル部分が8〜16個の炭素原子を有するア
    ルキルフェニル基であるものであることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか
    に記載のグラニュール。
  10. 【請求項10】 前記ポリマー(i)又は(ii)がモノマー(II)又は(II'
    )以外のモノエチレン性不飽和ノニオン性モノマー(IV)に相当する1個以上の
    単位を追加的に含むことを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載のグラニ
    ュール。
  11. 【請求項11】 前記モノマー(IV)が ・スチレン、ビニルトルエンのようなビニル芳香族モノマー、 ・アクリル酸又はメタクリル酸メチル、エチル又はビニルのようなα,β−エチ
    レン性不飽和酸C1〜C20アルキルエステル、 ・酢酸又はプロピオン酸ビニル又はアリルのようなα,β−エチレン性不飽和酸
    ビニル又はアリルエステル、 ・塩化ビニル又は塩化ビニリデンのようなハロゲン化ビニル又はハロゲン化ビニ
    リデン、 ・アクリロニトリルのようなα,β−エチレン性不飽和ニトリル、 ・アクリル酸又はメタクリル酸ヒドロキシエチル又はヒドロキシプロピルのよう
    なα,β−エチレン性不飽和酸ヒドロキシアルキルエステル、 ・アクリルアミド又はメタクリルアミドのようなα,β−エチレン性不飽和酸ア
    ミド から選択されることを特徴とする、請求項10記載のグラニュール。
  12. 【請求項12】 前記グラフトが4〜30個の炭素原子を有し且つ1個以上
    のヘテロ原子(好ましくは酸素)で中断された又は中断されていない脂肪族、環
    状、芳香族、アルキル芳香族及びアリール脂肪族基から選択されることを特徴と
    する、請求項1〜11のいずれかに記載のグラニュール。
  13. 【請求項13】 前記ポリマー(i)が無水マレイン酸とジイソブチレンと
    の重合から誘導されたものであることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか
    に記載のグラニュール。
  14. 【請求項14】 前記ポリペプチド(iii)が少なくともアスパラギン酸及
    びグルタミン酸から誘導されたホモポリマー及びコポリマーから選択されること
    を特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載のグラニュール。
  15. 【請求項15】 前記多糖類(iv)がデキストラン、澱粉、マルトデキスト
    リン、キサンタンガム又はガラクトマンナン(例えばグアール若しくはカロブ)
    から得られた高度に解重合された化合物から選択されることを特徴とする、請求
    項1〜14のいずれかに記載のグラニュール。
  16. 【請求項16】 前記ノニオン性界面活性剤が ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化脂肪族アルコール、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化トリグリセリド、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化脂肪酸、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化ソルビタンエステル、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化脂肪族アミン、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化ジ−(1−フェニルエチル)フェ
    ノール、 ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化トリ−(1−フェニルエチル)フ
    ェノール、及び ・エトキシル化又はエトキシ−プロポキシル化アルキルフェノール から選択されることを特徴とする、請求項1〜15のいずれかに記載のグラニュ
    ール。
  17. 【請求項17】 少なくとも1種の追加のイオン性界面活性剤を追加的に含
    むことを特徴とする、請求項1〜16のいずれかに記載のグラニュール。
  18. 【請求項18】 前記活性物質の含有率がグラニュール中に40〜90重量
    %の範囲であることを特徴とする、請求項1〜17のいずれかに記載のグラニュ
    ール。
  19. 【請求項19】 前記ノニオン性界面活性剤及び前記水溶性又は水分散性化
    合物の量がグラニュール中に10〜60重量%の範囲であることを特徴とする、
    請求項1〜18のいずれかに記載のグラニュール。
  20. 【請求項20】 前記ノニオン性界面活性剤と前記水溶性又は水分散性化合
    物との間の重量濃度比が50/50〜90/10の範囲であることを特徴とする
    、請求項1〜19のいずれかに記載のグラニュール。
  21. 【請求項21】 前記ノニオン性界面活性剤と前記の追加の界面活性剤との
    間の重量濃度比が5〜10の範囲であることを特徴とする、請求項1〜20のい
    ずれかに記載のグラニュール。
  22. 【請求項22】 乾燥物質10〜99重量%、好ましくは30〜80重量%
    を含むエマルションを調製することを特徴とする、請求項1〜21のいずれかに
    記載のグラニュール。
  23. 【請求項23】 前記乾燥をオーブン中で薄層において実施したことを特徴
    とする、請求項1〜22のいずれかに記載のグラニュール。
  24. 【請求項24】 噴霧乾燥を実施したことを特徴とする、請求項1〜22の
    いずれかに記載のグラニュール。
  25. 【請求項25】 前記乾燥をDuprat(登録商標)ドラムによって実施したこ
    とを特徴とする、請求項1〜22のいずれかに記載のグラニュール。
  26. 【請求項26】 前記活性物質が食品、洗剤、化粧品、塗料、紙、農薬及び
    金属の加工又は変形分野において用いることができる活性物質から選択されるこ
    とを特徴とする、請求項1〜25のいずれかに記載のグラニュール。
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