JP2002501583A - 擁壁システム - Google Patents

擁壁システム

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Abstract

(57)【要約】 複数のコース(14)に配置された複数のタイヤ(11)を含む擁壁システム(10)が規定されている。タイヤは壁内でオフセットされ、壁の強度を有利に改良するために様々な方法で切断されることができる。さらに、タイヤ又はコンベヤベルトから形成された補強具(25,30,32)は壁の構造安定性を改良するために壁システムと組合せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 擁壁システム 発明の分野 本発明は擁壁及びそれを形成するための方法に関し、特にタイヤ及びコンベヤ ベルトを構造中に利用する擁壁に関する。“擁壁(retaining walls)”という 用語がこの明細書で使用されるとき、それは土木工学用途(例えば道路構造物、 公共土木事業など)の如き堤防を保持するために使用される壁を含むだけでなく 、防波堤及び防砂堤(groins)、保護壁、トンネル内及び桟橋、波止場の壁など も含む。 発明の背景 自動車、採鉱及び航空産業から廃棄されたタイヤ及びコンベヤベルトは廃棄、 環境破壊及び/又は焼却に伴う困難性のため環境問題が顕著で大きくなっている 。 タイヤから形成された擁壁は業界において知られている。例えばUS 548 0255は完全なタイヤ及びタイヤ部分品から形成され砂材料を充填した高速道 路のための衝撃吸収バリヤーを開示する。FR 2682700はタイヤの1つ の側壁が除去されている擁壁におけるタイヤの使用を開示する。 US 5378088は複数の区分化された自動車タイヤから形成された擁壁 を開示する。水平に配置された側壁区域は壁の前列を形成し、タイヤのトレッド 区域は側壁区域に接続され、そこから後方に延びて前列に対する追加の支持を与 える。しかしながら、前列を形成する方法は複雑で時間を消費し、過度のタイヤ 切断、棒17の使用、追加の棒24及び相対的に複雑な集成手順を要求する。さ らに、トレッド区域20は前壁を支持するためだけに与えられ、前壁の後に配置 されるかもしれない充填材料に対する補強安定性を与える区域に関して一切開示 していない。 少なくとも本発明の好ましい例が擁壁及び改良した擁壁の形成方法に与えられ るなら又は少なくとも従来技術に存在するタイヤから形成された擁壁に有用な代 替手段を与えるなら有利であるだろう。 発明の概要 第1の側面において、本発明は堤防に隣接する複数のコース(courses)に配 置された複数のタイヤを含み、各タイヤの中心軸が鉛直からオフセットされてい る堤防又はその類似物を保持するための擁壁を提供する。 かかる構成の利点は傾斜する堤防を形成でき、それが擁壁に対する追加の支持 及び追加の強度を与えることである。 典型的には、各タイヤの中心軸は10〜20°のバタ角度(batter angle)で 鉛直からオフセットされている。この角度の使用は壁の傾斜の利点をなお保持し ながら擁壁の簡単な構成を与えることが実際に観察される。 隣接コースは所望によりタイヤ直径の半分の距離で、充填材料によって分離さ れることができる。あるいは、隣接コースは境を接することができる。各タイヤ は少なくとも部分的に(しかし典型的には完全に)充填材料で充填されることが でき、さらなる充填材料をタイヤと堤防の間及びタイヤ間の間隙を充填するため に使用されることができる。 典型的な充填材料は(例えばタイヤ壁構成における間欠的コース(例えば交互 のコース)及び最も低いコースにおいて)コンクリートを含む。顆粒又は粒状の 、所望により自由に水を排水する材料を使用することもでき、例えば丸石、砂及 び/又は寸断されたタイヤを使用できる。寸断されたタイヤの使用は追加の廃棄 タイヤの廃棄を助け、環境上有利である。 典型的には、タイヤの少なくとも幾つか、ある場合には全てがそれぞれ下記の ように切断される: (a) その対抗する側壁間の平面において切断され、次いで両側壁が下方に 面するように壁中に配置されることができる;又はその代わりに(及び/又は追 加的に) (b) 側壁の1つの実質的な部分を除去するように切断され、かくして残っ ている切断されていない側壁が下方に面するようにタイヤが壁中に配置される。 選択肢(a)によれば、典型的にはタイヤの区域は切断されないままに残し、 そのまわりのタイヤ部分の旋回のためのヒンジを与え、それによって壁の強度を 増大する(即ち、各タイヤの半分が別のタイヤの半分に取付けられる)。あるい は、(b)では、除去された側壁はタイヤが壁中に位置されるとき残っている側 壁に隣接されるようにタイヤ中に配置されることができる。これは材料の充填の ためにタイヤに安定したベースを与え、所望により除去された側壁と残っている 側壁の間のライナーの位置決定を可能にし、それによって壁に配置されたときタ イヤの下部開口をカバーし、タイヤの中で充填物をより良好に保持することがで きる。 所望により、タイヤの少なくとも幾つか又は全てが排水穴を与えられる(例え ばそれを通してドリルされる)。 別の構成では、擁壁は中実タイヤ(又は中実及び中空タイヤの混合物)から形 成されることができる。好適な中実タイヤは廃棄されたフォークリフトタイヤ及 び採鉱産業からの中実タイヤを含む。中実タイヤを使用する利点は過剰の充填物 を使用する必要がないこと及び中空タイヤ擁壁で生じうる変形が実質的に克服さ れることである。 あるいは、中空タイヤが使用される場合の変形はタイヤトレッド壁及び側壁を 補強することによって(例えば好適な長さに切断したさらなる切断タイヤトレッ ドでトレッド壁の内側をライニングすることによって)改良又は除去されること ができる。例えば、2つの追加のトレッド区域はタイヤトレッド区域の内部表面 と境を接するようにタイヤの内側に位置されることができる(1つの区域が他の 区域の内側に位置される)。さらに、余分のタイヤリング(即ち切断タイヤ側壁 )は充填前に中空タイヤ内に位置されることができる(例えば4つまでの追加の リングが中空タイヤのベースにおいて使用されることができる)。かかる配置は 擁壁中の中空タイヤを補強し、変形を防止し、しかも均一な使い古した(中古) タイヤの処分に役立つことがわかった。 本発明の第2の側面ではタイヤの少なくとも幾つかが下記(a)及び/又は( b)のようにそれぞれ切断されている複数のタイヤから形成される堤防又はその 類似物を保持するための擁壁が提供される: (a) その対抗する側壁間の平面において切断して2つの部分を規定し、タ イヤの一区域を切断しないまま残し、そのまわりのタイヤ部分の旋回のためのヒ ンジを与え、かくしてタイヤは両側壁が下方に面するように壁中に配置されるこ とができる;及び/又は (b) 側壁の1つの実質的な部分を除去するように切断し、除去された側壁 が残っている側壁に隣接するようにタイヤ中に配置され、タイヤは残っている切 断されていない側壁が下方に面するように壁中に配置される。 かかる配置は壁が構成されるときタイヤの各コースの容易な充填のために役立 つ(即ち、タイヤに配置される充填材料を偏向させる上部側壁がほとんどないか 又は全くない)。また、この方法での思慮分別ある切断は多数の個々の“無傷の ”タイヤから形成されたものよりずっと強い壁を与えることができる。 第3の側面では、本発明は外部分から壁中に後方に延びる補強区域を含む堤防 又はその類似物を保持するための擁壁を提供し、補強区域は擁壁の一部であり、 下記(a)及び/又は(b)から形成される: (a) 1以上のタイヤから切断された部分/区域;及び/又は (b) コンベヤベルト部分/区域。 補強区域は従来の表面仕上材料(例えばコンクリート又は石)で形成された擁 壁で使用されることができる。この場合において補強は(ジオファブリック(ge ofabrIc)材料の如き)存在する補強材料を置換することができる。補強区域は 土製のバタ擁壁(即ち、土そのもの以外の他の表面仕上材料を特に有していない )において極めて簡単に使用されることもできる。しかしながら、最も好ましく は補強区域は(以下記載されるような)複数のコースにおいて複数のタイヤから 形成された表面を用いて使用される。 かかる補強は構造的に安定している擁壁を与える(例えばUS 537808 8に規定された配置より簡単で機能的に全く異なるものである)。 壁表面仕上材料がタイヤから形成されるとき及び壁区域中のタイヤの少なくと も幾つかが無傷のトレッドを有するとき、かかるタイヤはさらに囲いを規定し、 その中に充填材料を配置することができる。これは棒又はパイロンを使用する必 要がないことを意味する(それはそうでなければUS 5378088に示され た配置では要求される)。 さらに、補強具はタイヤ又はコンベヤベルト及び充填材料から本質的に構成さ れることができるので、存在する配置より簡単で経済的に好都合である。 典型的には、補強区域は壁表面仕上構造に取付けられ、複数のトレッド区域か ら又は複数の側壁区域から、及び所望により(又は代替的に)複数のコンベヤベ ルト区域から形成されてもよい。トレッド区域と側壁区域の両方が追加のタイヤ から切断されることができ、コンベヤ区域は単一のコンベヤベルトから切断され ることができる。次いでそれらの区域は一緒に接合されて補強区域を規定するこ とができる。 好ましくは、区域は接合されてグリッド(grid)構成を規定し、それは従来技 術に使用される存在するジオグリッド(geogrids)を置換する。従来技術のジオ グリッドは所望によりポリマーで補強された織布及び不織布から、又はポリマー 繊維から典型的に形成されていることが認識されるだろう。かかるジオグリッド 及び補強材料は極めて高価になる傾向を有し、一方タイヤ及びコンベヤベルトの 使用は環境的にも経済的にも有利であり、より簡単な選択肢である。 グリッド構成では、個々の区域は取付けられ又は連結されかつ/又は隣接区域 を通って縫い合わされてグリッド構成を規定する。 また、補強区域は各コースについて与えられることができ、典型的にはほぼ水 平に延びるか又は壁中に下方に傾斜して延びるように配置される。 各複数のコースは典型的には“列(row)”を規定する。従って、別の構成で は、タイヤの複数の列が堤防に隣接して配置されることができる。 第4の側面では、本発明は下記工程を含む、堤防又はその類似物を保持するた めの擁壁を形成するための方法を提供する: (a) 周囲の地面から堤防に下方に傾斜しかつ堤防に隣接する擁壁のための ベースを形成し; (b) ベースに沿って堤防に隣接する複数のコースに複数のタイヤを配置す る。 上のように、そうして形成された壁のバタ角度は典型的には鉛直から10°〜 20°オフセットされている。 典型的には、タイヤの1コースが敷設され、各タイヤは次いで次のコースを敷 設する前に充填材料で少なくとも部分的に(好ましくは完全に)充填される。 さらに、タイヤの各コースは隣接コースから(コースのラインに沿って)オフ セットされて配置されることができる。 第5の側面では、本発明はタイヤの少なくとも幾つかを(a)及び/又は(b )のように切断する工程を含む複数のタイヤから擁壁を形成するための方法を提 供する: (a) その対抗する側壁間の平面において切断し、タイヤの一区域を切断し ないまま残し、そのまわりのタイヤ部分の旋回のためのヒンジを与え、次いで両 側壁が下方に面するように壁中にそれらのタイヤを配置する; (b) 側壁の1つの実質的な部分を除去するように切断し、除去された側壁 は残っている側壁に隣接するようにタイヤ中に配置され、次いで残っている切断 されていない側壁が下方に面するように壁中にそれらのタイヤを配置する。 かかる方法は中空タイヤ(中実タイヤではない)を採用する。 第6の側面では、本発明は1以上のタイヤから又は1以上のコンベヤベルトか ら切断された部分/区域から形成される補強区域を壁中に位置させる工程を含む 堤防又はその類似物を保持するための擁壁を形成するための方法を提供する。 その方法は補強区域を必要とするあらゆるタイプの擁壁を形成するために使用 されることができ、その利点は補強区域として使用される典型的なジオグリッド 又はジオファブリック材料がタイヤ又はコンベヤベルトから形成された区域によ って置換されうることである。 好ましくは、壁の表面は壁表面を規定するために堤防に隣接する複数のコース に複数の要素を配置することによって規定される。かかる要素はコンクリートブ ロック、石ブロックなどの従来の補強壁表面材料に使用される構成要素であるこ とができる。あるいは、構成要素は(所望により本発明の教示に従って切断され た)複数のタイヤから形成されることができる。 典型的には、補強区域は壁の表面における構成要素の少なくとも1つのコース の配置の前又は後に取付けられる。 また、補強区域においてタイヤ(例えば廃棄タイヤ)だけを使用する代わりに 、コンベヤベルト(特に廃棄コンベヤベルト)を使用することができる。例えば 採鉱産業からのナイロン不織布コンベヤベルト(鋼又は金属を全く含有しないコ ンベヤベルト)を使用することができる。かかるコンベヤベルトは高い引張強度 を有し、それゆえ擁壁の補強具として使用されるとき所望の強度特性を与える。 図面の簡単な説明 本発明の範囲内にあるあらゆる他の形態にもかかわらず、本発明の好ましい形 態を添付図面を参照して例示目的として記載する。 図1は本発明の第1例による擁壁の側立面の断面図である。 図2は対抗する側壁の間の平面で切断されたタイヤの平面図である。 図3は本発明の第2例による別の擁壁の側立面の断面図である。 図4はA−Aでとった図3の擁壁の断面図である。 図5は本発明の第3例による別の擁壁の側立面の断面図である。 図6は本発明の第4例による別の擁壁の側立面の断面図である。 図7は本発明の第5例による別の擁壁の側立面の断面図である。 図8は本発明による好ましい方法に従って構成された擁壁の断面透視図を示す 。 図9は好ましい擁壁に使用するための補強具の取付けの方式を示すタイヤコー スの2つのタイヤの下側平面図を示す。 図10及び11はタイヤに補強具を取付けるための2つの代替法の概略的側立 面図を示す。 図12及び13は本発明による補強グリッド構成において補強具をインターロ ックするための2つの代替法の平面図を示す。 図14〜16は図17をながめて見た場合に取付けられる前の補強具の構成要 素を示す。 図18及び19は側壁が除去されたタイヤの平面図及び透視図をそれぞれ示す 。 図20は本発明による補強具の別のタイプである、一緒に結ばれたタイヤ側壁 のラインを示す。 図21〜25は様々なタイヤ側壁の補強配置を示す。 図26は典型的には擁壁縁又は角に使用される1対のタイヤのための配置を示 す。 図27は布又は繊維被覆を受けるために好適なタイヤのコースを与えるための タイヤ表面の透視図を示す。 図28〜30はタイヤトレッドをタイヤ全体に取付けるためのさらなる別の手 段を示す。 図31及び32は補強具がコンベヤベルトによって与えられている、さらなる 好ましい例の平面図及び側立面図をそれぞれ示す。 発明を実施するための方式 堤防100又はその類似物を保持するための本発明による擁壁10の好ましい 例は複数のタイヤ11を含み、それぞれのタイヤは充填材料13で少なくとも部 分的に充填したキャビティ12をその中に規定する。(あるいは、タイヤ11は フォークリフト、採鉱用車両などからの中実タイヤであることができる。この場 合には結果としてより少ない充填材料の使用及びより安定した壁を生じる。)好 ましい例では、各キャビティ12は充填材料13で実質的に満たされる。タイヤ 11は堤防100に隣接する複数のコース14に配置される。さらに充填材料1 5はタイヤ11のそれぞれの間及びタイヤ11と堤防100の間の間隙に実質的 に充填する。 堤防100は典型的には地面ライン102から離れて掘られて約10°〜20 °の鉛直に対する角度を有する壁を規定し、擁壁10は同様に10°〜20°の バタ角度を有する。描かれた好ましい例では、擁壁10は約14°のバタ角度を 有する(例えば壁中の各タイヤの中心軸は鉛直に対して14°で傾斜されている )。壁が高いほど安定性のためにより大きいバタ角度を必要とし、一方壁が小さ いほど小さなバタ角度を使用して擁壁10によって占められる空間を減少させる ことができる。景色を良くするために使用される典型的な堤防の擁壁と同様に、 本発明の擁壁は遮音壁又は水路壁(防潮壁)などとして使用されるものを含む他 の堤防で用いられてもよい。 各タイヤ11は典型的にはその中心軸がバタ角度にほぼ等しい角度で鉛直から オフセットされるように配置される。このタイヤ11の傾斜をバタ角度に整合す ることで、壁10の安定性は剪断安定性のためのタイヤ11のコース14の間の 摩擦についての信頼を低下することによって増強される。剪断安定性が最も重要 な関心事とされていない従来の擁壁デザインでは、タイヤ11は壁10のバタ角 度を与えるために隣接下部コース14から後に設定された各連続コース14とと もに平らに敷設されている。 タイヤ11は典型的には所定コース14のタイヤ11が典型的なれんが積み方 式で隣接下部コース14のそれからオフセットされるように配置されている。描 かれた好ましい例では、隣接コース14はさらなる充填材料15によって分離さ れる。ここではタイヤ11の直径のほぼ半分の分離をコース14間に与えている 。あるいは、隣接コース14のタイヤ11は境を接し、さらなる充填材料15が 境を接していない隣接タイヤ11の表面間の間隙に充填されてもよい。 タイヤ11は典型的にはさらなる充填材料15によって堤防100から分離さ れる。あるいは、タイヤ11は堤防100と境を接し、さらなる充填材料15は タイヤ11の表面が堤防100と境を接していない場合の間隙を満たすようにし てもよい。 図3及び4に描かれたようなより大きな擁壁に対して、タイヤ11の2つの列 16a,16bが各コース14を完成するために使用されてもよい。2列16a ,16bの利用は擁壁10の安定性を増大し、増大した壁高さを可能にする。2 列16a,16bで隣接するタイヤ11は典型的には図4で描かれたように水平 にオフセットされ、図3に描かれているように垂直にオフセットされてもよい。 擁壁10に対する基礎101はここでは地面ライン102より下に掘られ、最 下コース14aの適所固定を助ける。最下コース14aをさらに固定するために 、そのタイヤ11は充填材料13としてコンクリートを充填される(陰影付きで 示されたタイヤ)。安定化された砂ベースを基礎101のために使用してもよい 。あるいは、基礎は(所望により補強された)コンクリートベースであることが できる。タイヤ10が水との界面として作用する場合の水路壁での構成では、タ イヤ11の全ての第2のコースは典型的にはコンクリートで充填されて壁の質量 を増加し、それによって波作用から生じるいかなる不安定性も減少する。 充填材料13は典型的にはコース14の少なくとも幾つかにおいて自由排水材 料を含む。ここでは自由排水充填材料13は顆粒であり、最下コース14a以外 全て使用されている。丸石が好適な充填材料13であることがわかっており、寸 断されたタイヤを含む他の自由排水材料の使用も望ましい。寸断されたタイヤの 使用は廃棄タイヤのリサイクル性をさらに増大するが、それらは典型的には壁構 成が安定性のためにその質量を重要視する場合には使用されない。 タイヤ11の間及びタイヤ11と堤防100の間の間隙を充填するために使用 されるさらなる充填材料15はここでは丸石の如き自由排水顆粒材料である。排 水をさらに助けるために、排水穴17をタイヤ11に設けてもよく、せん孔され た下表面ドレン(socked perforated subsurface drain)18又はその類似物を 最下コース14aと堤防100の間に設けてもよい。 図2はタイヤ11の少なくとも幾つかがそれぞれその対抗する側壁19の間の 平面において切断され、一般に下方に面する側壁19の両方を用いて配置されて いる好ましい例に使用されるタイヤを示す。これは上方に面する側壁19のそれ ぞれの内側に凹形所表面を生じ、側壁19の領域における充填材料13を用いた キャビティ12の充填を容易にする。タイヤ11の一区域20は側壁19が切断 されない区域20にヒンジ的に取付けられたままであるように切断されないよう にしてもよい。各タイヤ11を対抗する半分ずつに切断するよりむしろ、タイヤ 11の上部側壁を少なくとも部分的に除去してキャビティ12の充填を容易にし てもよい(図5,15及び16参照)。 擁壁10の安定性を増大するために、タイヤ11は互いに固定されてもよく、 もしそう望むなら、ナイロンロープ又は同種のものを使用して堤防100又は基 礎101に固定されてもよい。補強グリッドはタイヤ11のコース14の1以上 を堤防100に固定するために使用されてもよい。かかる補強グリッドは典型的 には壁10のデザインに依存して堤防100中に少なくとも約0.7m延びて安 定性を確保し、高い擁壁10の構造を可能にする。堤防100は補強グリッドを 適所でしっかりと保持するためにコンパクトにされてもよい。 ゴムタイヤの使用が投げかける火災の危険を減少するために、擁壁10は全体 として、又はタイヤ11の各々は個々に耐火材料又は被覆でカバーされてもよい 。使用可能なかかる材料は堤防100と擁壁10の間のライナー21として典型 的に使用されるジオファブリックである。 図5〜7(同じ参照符号は同種部分を示すために使用される)を参照すると、 様々な代替例の擁壁の断面図がそれぞれ示されている。 図5〜7はまた壁10(8における1)及び堤防24(4における1)の関連 する所望の傾斜を示す。 図5の例では、廃水管23はタイヤ列16と堤防24の間に延びるように与え られている。これは壁10に捕捉された水の放出に役立つ。典型的には、廃水層 は丸石埋め戻し材によって規定される。それは好ましい例では約300mm幅で ある。図5はタイヤ列16から後方に堤防中に延びる補強具25も示す。ジオフ ァブリック(例えばgeofabric terran 1000)の如き従来の補強材料を本発明の 好ましい側面に従って使用されることができるが、補強具は(例えば切断タイヤ 又はコンベヤベルトから規定された)所望により格子状ネットワークに形成され た縦長のゴムストリップから形成される。 壁10の構成では各タイヤは各コースが連続的に敷設されるように補強具をそ れぞれ取付けられている(補強具の取付けは典型的には下記のような様々な取付 け機構によってなされる)。補強区域の構成中、制御された選択盛り土(fill) 26が各補強区域の上部に位置され、(典型的には200mm層からその最大変 性密度の98%までで)コンパクトにされる。 図6に戻ると、図5に示された配置が変更され、それによって補強具25は各 タイヤを通ってループを形成され、次いでループが堤防内で閉じられている。換 言すれば、盛り土26がループの内側及び外側に位置され、これが極めて強い構 造を与える(それによってその中の盛り土での補強はアンカーのように機能する )。 図7に戻ると、ループ形成された補強具のさらなる変形例が示されている。こ の場合において、タイヤ28のさらなる列は堤防自体内に与えられる(それによ って列28中の各タイヤは堤防盛り土26で充填される)。この埋められた列の タイヤは補強具のアンカー作用を増大し、タイヤ16の外方に面する列のための 極めて強い支持を与える。 図5〜7に示された配置は図1〜4の擁壁配置に対して改良を与え、廃棄され たタイヤ及びコンベヤベルトをより良好に使用する。 図8を参照すると、本発明による別の擁壁10’が記載される。複数のタイヤ コースは図1又は図3及び4に記載されたもののいずれかと本質的に同じである 。しかしながら、図8の擁壁はタイヤの各コースから後方に壁中に延びるグリッ ド状補強具30をさらに含む。各コースは連続的に敷設されているとき、各グリ ッド状補強具30はそのコースから後方に壁中に延びるように敷設されている。 いったんタイヤの1コースが敷設されると、擁壁の盛り土は適切なレベルまで もたらされ、次の補強グリッドなどを敷設するためにさらなる盛り土でカバーさ れる前に、補強グリッドは次いでその盛り土の上に敷設される。即ち、グリッド は以下記載される適切な技術によってその場でタイヤに取付けられることができ る。あるいは、補強グリッドはコースが敷設されるときにグリッドが同時に敷設 されるようにタイヤのコースに予め取付けられることができる。 図8に示されたような補強グリッドは典型的には端と端を接合されている複数 のタイヤトレッドから形成され、適当な長さに達するまで十字模様にされる。タ イヤコースへの接合及びグリッド自体の接合は接着剤、クランプ、鋼又は繊維結 束、縫込み(threading)、ねじ止め、ボルト締めなどによって実施することが できる。様々な接合及び縫込み技術が以下に記載される。各グリッドは擁壁中に 水平に延びることができ、又は下方に角度を付けることができる。 図9を参照すると、タイヤの各対へのトレッド長尺物(tread lengths)32 の取付けが示されている。トレッド長尺物は各タイヤのベースの近くに形成され たスロット34を通して供給され、次いでねじ止め(例えばテックねじ(tech s crews))、ボルト締め、又は接着剤36のいずれかによってタイヤ下部側壁1 9に取付けられる。タイヤトレッドのさらなる長尺物を次いでトレッドの長い長 尺物が(図8に示されているように)壁中に延びるように長尺物32の自由端に 取付けることができる。 図10及び11はタイヤ11へのトレッド長尺物32の取付けの別の方法を示 す。図10では、トレッド長尺物はタイヤの下に位置されるか、又はスロット3 4を通して供給され、次いでクランプ38は例えば下部側壁19のまわりにクラ ンプすることによってタイヤにトレッド長尺物を固定する。クランプはステンレ ス鋼、アルミニウム又は他の変形可能な金属から形成されることができる。 図11では、トレッド長尺物はタイヤ穴39を通して供給され、側壁19上で ループされ、次いで側壁に形成されたスロット40を介してタイヤ側壁19を通 して(又は所望によりスロット34を通して)戻される。トレッド長尺物はテッ クねじ、ボルト、クランプ、結束具又は接着剤42によってそれ自身に戻って取 付けられる。 図12及び13を参照すると、グリッド30を形成するための2つの代替技術 が示されている。図12では、トレッド長尺物32はトレッド32’に形成され たスロット44を介してトレッド長尺物32’を通って縫い込まれる。図13で は、トレッド長尺物32はアーチ46を通して差し入れられている。それはトレ ッド長尺物32’において2つのスロットを切断し、次いで上方にアーチを延ば し、それを通してトレッド長尺物32をスライドすることによって形成される。 (トレッド長尺物32の端の平面図及び側立面図をそれぞれ示す)図14及び 15では、アーチ46は長尺物の一端の近くに形成される。図16では、スロッ ト44は別のトレッド長尺物32’の端の近くに形成される。図17では、アー チ46はスロット44を通して延ばされ、次いで第3のトレッド長尺物32”が アーチ46の下に差し入れられる。この配置はトレッド長尺物32’へのトレッ ド長尺物32の取付けの二重の機能を有し、しかもトレッド長尺物32”との十 字交差の形成を実現する。 グリッド状補強具はタイヤ側壁30’(又はタイヤ側壁とトレッド長尺物の組 合せ)から形成されることもできる。 図18は上部側壁19を除去したタイヤ11の平面図を示す。上部側壁19は タイヤ11の内側に及び下部側壁19’に隣接して配置されることができる。( 例えば織られたジオグリッド繊維から形成された)適当な形状に切断されたライ ナーはタイヤが擁壁構造の一部を形成するとき上部と下部の側壁の間に配置され ることができる。所望により、上部側壁は下部側壁に取付けられることができる 。 この方法のライナーの配置はその中に充填材料を受けるための包囲された受け 口を与えるように機能する。典型的には、ライナーは腐敗しにくいナイロンの自 由排水する及び所望によりUV抵抗の材料である。 図19は上部側壁を除去されたタイヤ11の透視側立面図を示し、図20は列 状に敷設されかつ結束具48(例えば繊維又は金属結束具又はクランプなど)に よって一緒に取付けられた3つのかかる除去されたタイヤ側壁を示す。タイヤ側 壁のラインは擁壁構成における“完全な(whole)”タイヤのコースを直ぐ下に 敷設されることもでき、それによって擁壁に余分の摩擦及び横方向の安定性を作 る。あるいは、グリッド構成は複数のタイヤ側壁を一緒に取付けることによって 作られることができる。 図21〜25はタイヤグリッドを補強する様々なタイヤ側壁を示す。図21で は、タイヤ側壁はラインAに沿ってオーバーラップし、結束具48及び48’の サイズを変化させることによって一緒に取付けられる。 図22では、側壁のどれもオーバーラップせず、1つのサイズの結束具48’ を使用することができる。 図23は結束クランプ50が形状を維持するために使用される場合のオフセッ ト構成を示す。 図24は例えばドリルして形成された複数の穴52を有するタイヤ側壁を示す 。側壁は次いで図25に示されたようにオーバーラップされることができ、(例 えばケーブル結束具、ボルト、ねじなどによって)固定点54で一緒に固定され ることができる。 複数のタイヤ側壁から形成されたグリッド状補強具の様々な他の構成が可能で ある。図8の配置を用いるとき、補強具はコースの敷設の前に又はコースの敷設 に続いて各タイヤコース14に取付けられることができる。 図26は間にタイヤトレッド60のロールを位置させ、クランプ62を介して 各タイヤにクランプさせた1対のタイヤ11を示す。この配置は典型的には擁壁 のコーナーのタイヤで使用され、それらのタイヤに余分の強度を与え、安定性と 余分の衝撃抵抗性(例えばタイヤトレッドロールによって与えられる)を確立す る。かかる配置はコーナーにおけるコースの高さを維持する(即ち、垂れ下がり を防止する)のに役立つ。 図27はコース14のタイヤ11のラインを示し、コースの前(及び/又は後 )表面にトレッド長尺物32を取付けられている。タイヤ長尺物はねじ、クラン プ、接着剤などによって取付けられることができる。かかる配置はコースに沿っ て平坦な表面を与え、それは擁壁にしばしば使用される布及び/又は繊維被覆( 例えばジオファブリック)を一層受け入れやすくする。 図28を参照すると、タイヤへのトレッド区域32の取付けのための別の機構 が示されている。図28の配置では、(所望により亜鉛めっきされた鋼又はガラ ス繊維の)棒(bar or rod)70がスロット46を通して挿入され、次いで切断 されていないタイヤ11の上部側壁の上に位置される。この配置の上部の盛り土 又は他のコースの圧力はその構造安定性を確実にする。同様に、図29では、ト レッド72の一区域がスロット46に差し込まれ、図28の配置と同様の効果を 達成する。 図30を参照すると、(図7に示されたものと同様の)いわゆる“デッドマン (dead man)”構成が示され、補強グリッド30に対する定着及び緊張を助ける。 本質的には、各補強グリッド30のためのタイヤ14’の1コースは堤防に隣接 して敷設される(最後に構成されるときに擁壁内に包囲される)。そのタイヤの コースは保持グリッドの自由端に接続され、それはそれらの対抗する端でタイヤ 14のコース(即ち、擁壁の前)に取付けられる。グリッドの後のタイヤのコー スは擁壁全体の強度を助け、(即ち、コース14’が後方に引っぱられたり促 されたりするとき)保持グリッドの緊張に役立つ。 図31及び32を参照すると、複数のタイヤ11から形成された擁壁10”は 図1に示されたものと同様のバタ角度を有する。擁壁の構成は図1〜8について 前述したものと同じである。 しかしながら、切断タイヤから形成された補強具を使用するよりむしろ、コン ベヤベルトストリップ80を使用することができる。 典型的には200〜300ミリメートル幅を有し、採鉱産業によって廃棄され るコンベヤベルトストリップが使用される。かかるストリップは典型的には高引 張強度のナイロンで織られたコンベヤベルトから形成され、典型的には金属を全 く含有しないストリップ(そうでなければ例えば壁内を腐食しない鋼)が使用さ れる。 図31及び32においてわかるように、各ストリップはタイヤコース14の間 に延び、典型的にはタイヤの前区域上のビード(beading)82に取付けられる 。 コンベヤベルトストリップは典型的には有標のコンベヤベルト接続(例えば2 0KN運転能力)を使用してビードに接続される。 コンベヤベルトストリップは(前述のような)グリッド構成が形成されるよう に交差ストリップ80’を含むことができる。 典型的にはコンベヤベルトはタイヤに取付けられる。しかし、ある場合には、 コンベヤベルトストリップはそれらに取付けられずにタイヤ壁に隣接して単に横 たわることができる。 コンベヤベルトストリップによる1つの利点はそれらが極めて長い長さを有し 、それゆえ壁中に延びる細長い区域を形成するためにストリップの長さを一緒に 接合する必要が全くないことである。これは補強具中のグリッド状十字交差構成 が使用されるとき有利である。コンベヤストリップは上述のように縫い合わした り連結することもできる。 図32で示されているように、ストリップは壁の補強部分中に水平に延びるこ とができ、あるいはそれらは壁中に下方に(傾斜して)延びるように配置させる ことができる。 タイヤ区域の補強と同様に、コンベヤベルトストリップはそれらの離れた端に おいて定着させることができ、実際タイヤ区域についての上述の取付けの方式及 び配置の全てはコンベヤベルト区域と同様に使用されることができる。従って、 再度説明しない。 工学分析は本発明による擁壁が木材枠、コンクリート枠又は部分的れんが積み 壁の如き現在の典型的な擁壁に匹敵し、しかも、安価で計量であり、廃棄タイヤ 及びコンベヤベルト廃棄の問題の解決策を与えることを示した。 本発明を複数の好ましい例を参照して記載したが、本発明を複数の他の形で具 体化できることは認識されるだろう。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年2月12日(1999.2.12) 【補正内容】 その方法は補強区域を必要とするあらゆるタイプの擁壁を形成するために使用 されることができ、その利点は補強区域として使用される典型的なジオグリッド 又はジオファブリック材料がタイヤ又はコンベヤベルトから形成された区域によ って置換されうることである。 好ましくは、壁の表面は壁表面を規定するために堤防に隣接する複数のコース に複数の要素を配置することによって規定される。かかる要素はコンクリートブ ロック、石ブロックなどの従来の補強壁表面材料に使用される構成要素であるこ とができる。あるいは、構成要素は(所望により本発明の教示に従って切断され た)複数のタイヤから形成されることができる。 典型的には、補強区域は壁の表面における構成要素の少なくとも1つのコース の配置の前又は後に取付けられる。 また、補強区域においてタイヤ(例えば廃棄タイヤ)だけを使用する代わりに 、コンベヤベルト(特に廃棄コンベヤベルト)を使用することができる。例えば 採鉱産業からのナイロン不織布コンベヤベルト(鋼又は金属を全く含有しないコ ンベヤベルト)を使用することができる。かかるコンベヤベルトは高い引張強度 を有し、それゆえ擁壁の補強具として使用されるとき所望の強度特性を与える。 さらなる側面において第2側面のようなタイヤは擁壁構造に連続使用するため のユニットとして与えられてもよい。同様に、第3側面のような補強具は擁壁構 造に連続使用するために別個に使用されることができる。 図面の簡単な説明 本発明の範囲内にあるあらゆる他の形態にもかかわらず、本発明の好ましい形 態を添付図面を参照して例示目的として記載する。 図1は本発明の第1例による擁壁の側立面の断面図である。 図2は対抗する側壁の間の平面で切断されたタイヤの平面図である。 図3は本発明の第2例による別の擁壁の側立面の断面図である。 図4はA−Aでとった図3の擁壁の断面図である。 図5は本発明の第3例による別の擁壁の側立面の断面図である。 図6は本発明の第4例による別の擁壁の側立面の断面図である。 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年4月7日(1999.4.7) 【補正内容】 第3の側面では、本発明は外部分から壁中に後方に延びる補強区域を含む堤防 又はその類似物を保持するための擁壁を提供し、補強区域は擁壁の一部であり、 下記(a)及び/又は(b)から形成される: (a) タイヤトレッドから形成された縦長のストリップ;及び/又は (b) コンベヤベルト長尺物。 補強区域は従来の表面仕上材料(例えばコンクリート又は石)で形成された擁 壁で使用されることができる。この場合において補強は(ジオファブリック(ge ofabric)材料の如き)存在する補強材料を置換することができる。補強区域は 土製のバタ擁壁(即ち、土そのもの以外の他の表面仕上材料を特に有していない )において極めて簡単に使用されることもできる。しかしながら、最も好ましく は補強区域は(以下記載されるような)複数のコースにおいて複数のタイヤから 形成された表面を用いて使用される。 かかる補強は構造的に安定している擁壁を与える(例えばUS 537808 8に規定された配置より簡単で機能的に全く異なるものである)。 壁表面仕上材料がタイヤから形成されるとき及び壁区域中のタイヤの少なくと も幾つかが無傷のトレッドを有するとき、かかるタイヤはさらに囲いを規定し、 その中に充填材料を配置することができる。これは棒又はパイロンを使用する必 要がないことを意味する(それはそうでなければUS 5378088に示され た配置では要求される)。 さらに、補強具は本質的には切断物から、タイヤから、コンベヤベルトから及 び充填材料から構成されることができるので、存在する配置より簡単で経済的に 好都合である。 典型的には、補強区域は壁表面仕上構造に取付けられ、複数のトレッド区域か ら又は複数の側壁区域から、及び所望により(又は代替的に)複数のコンベヤベ ルト区域から形成されてもよい。トレッド区域と側壁区域の両方が追加のタイヤ から切断されることができ、コンベヤ区域は単一のコンベヤベルトから切断され ることができる。次いでそれらの区域は一緒に接合されて補強区域を規定するこ とができる。 上のように、そうして形成された壁のバタ角度は典型的には鉛直から10°〜 20°オフセットされている。 典型的には、タイヤの1コースが敷設され、各タイヤは次いで次のコースを敷 設する前に充填材料で少なくとも部分的に(好ましくは完全に)充填される。 さらに、タイヤの各コースは隣接コースから(コースのラインに沿って)オフ セットされて配置されることができる。 第5の側面では、本発明はタイヤの少なくとも幾つかを(a)及び/又は(b )のように切断する工程を含む複数のタイヤから擁壁を形成するための方法を提 供する; (a) その対抗する側壁問の平面において切断し、タイヤの一区域を切断し ないまま残し、そのまわりのタイヤ部分の旋回のためのヒンジを与え、次いで両 側壁が下方に面するように壁中にそれらのタイヤを配置する; (b) 側壁の1つの実質的な部分を除去するように切断し、除去された側壁 は残っている側壁に隣接するようにタイヤ中に配置され、次いで残っている切断 されていない側壁が下方に面するように壁中にそれらのタイヤを配置する。 かかる方法は中空タイヤ(中実タイヤではない)を採用する。 第6の側面では、本発明は下記(a)及び/又は(b)から形成される補強区 域を壁中に位置させる工程を含む、堤防又はその類似物を保持するための擁壁を 形成するための方法を提供する: (a) タイヤトレッドから形成された縦長のストリップ;及び/又は (b) コンベヤベルト長尺物。 その方法は補強区域を必要とするあらゆるタイブの擁壁を形成するために使用 されることができ、その利点は補強区域として使用される典型的なジオグリッド 又はジオファブリック材料がタイヤ又はコンベヤベルトから形成された区域によ って置換されうることである。 請求の範囲 15. 外部分から壁中に後方に延びる補強区域を含む堤防又はその類似物を保持 するための擁壁であって、補強区域が擁壁の一部であり、下部(a)及び/又は (b)から形成されている擁壁; (a) タイヤトレッドから形成された縦長のストリップ;及び/又は (b) コンベヤベルト長尺物。 16. 補強区域が壁の外部分に取付けられている請求の範囲15記載の擁壁。 17. 補強区域が複数のタイヤトレッド長尺物及び/又はコンベヤベルト長尺物 を一緒に接合することによって形成されている請求の範囲15又は16記載の擁 壁。 18. トレッド及び/又はベルト長尺物がグリッド構成を規定するために接合さ れている請求の範囲17記載の擁壁。 19. 個々の長尺物がグリッド構成を規定するために隣接長尺物に取付けられ、 連結され、又は縫い合わされている請求の範囲18記載の擁壁。 20. 補強区域が採鉱コンベヤベルトから切断された複数の区域から形成されて いる請求の範囲15〜19のいずれか記載の擁壁。 21. 外部分が複数のコースで配置された複数の要素から形成され、補強区域が 各コースのために与えられ、水平に延びるか又は壁中に傾斜して下方に延びるよ うに配置されている請求の範囲15〜20のいずれか記載の擁壁。 22. 壁の外表面が堤防に隣接する複数のコースに配置される複数のタイヤによ って規定され、壁中のタイヤの少なくとも幾つかが無傷のトレッド部分を有する 請求の範囲15〜21のいずれか記載の擁壁。 37. (b)において、ライナーが除去された側壁と残っている側壁の間に位置 され、タイヤが壁中に配置されるときタイヤの下部開口をカバーする請求の範囲 36記載の方法。 38. 切断タイヤが完成した擁壁において充填材料で実質的に満たされている請 求の範囲36又は37記載の方法。 39. コースが請求の範囲25〜31のいずれかに規定されたような方法に従っ て構成されている請求の範囲36〜38のいずれか記載の方法。 40. 下記(a)及び/又は(b)から形成される補強区域を壁中に位置させる 工程を含む、堤防又はその類似物を保持するための擁壁を形成するための方法: (a) タイヤトレッドから形成された縦長のストリップ;及び/又は (b) 1以上のコンベヤベルト長尺物。 41. 壁の外表面が表面を規定するために堤防に隣接する複数のコースに複数の 要素を配置することによって規定される請求の範囲40記載の方法。 42. 各コースの配置の前又は後に、補強区域がそのコースに取付けられる請求 の範囲41記載の方法。 43. 各コースへの補強区域の取付け前に、補強区域は複数のタイヤトレッド長 尺物及び/又はコンベヤベルト長尺物を一緒に接合することによってグリッド構 造に予備形成されている請求の範囲42記載の方法。 44. 要素がタイヤである請求の範囲41〜43のいずれか記載の方法。 45. タイヤの少なくとも幾つかが無傷のトレッド部分を有する請求の範囲44 記載の方法。 46. 壁の表面が請求の範囲25〜39のいずれかに規定されたような方法を使 用して形成される請求の範囲41〜45のいずれか記載の方法。 47. コンベヤベルト区域が採鉱コンベヤベルトから切断される請求の範囲40 〜46のいずれか記載の方法。 48. 下記(a)及び/又は(b)から形成される堤防又はその類似物を保持す る際に使用するための補強区域: (a) タイヤトレッドから形成された縦長のストリッブ;及び/又は (b) コンベヤベルト長尺物。 49. トレッド及び/又はベルト長尺物が接合されてグリッド構成を規定する請 求の範囲48記載の補強区域。 50. 個々の長尺物がグリッド構成を規定するために隣接長尺物に取付けられ、 連結され又は縫い合わされる請求の範囲49記載の補強区域。 51. タイヤが下記(a)及び/又は(b)のように切断されている、擁壁に使 用するためのタイヤ: (a) その対抗する側壁の間の平面において切断され、タイヤの一区域が切 断されないまま残り、そのまわりに生じたタイヤ部分の旋回のためのヒンジを与 え、タイヤは両側壁が下方に面するように壁中に配置されることができる;及び /又は (b) 側壁の1つの実質的な部分を除去するように切断され、除去された側 壁は残っている側壁に隣接するようにタイヤ中に配置され、タイヤは残っている 切断されない側壁が下方に面するように壁中に配置されることができる。 52. (b)においてライナーが除去された側壁と残っている側壁の間に位置さ れ、壁中に配置されているときのタイヤの下部開口をカバーする請求の範囲51 記載のタイヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 PO9901 (32)優先日 平成9年10月21日(1997.10.21) (33)優先権主張国 オーストラリア(AU) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 キャッシュマン,グレン オーストラリア,エヌエスダヴリュー 2290,チャールズタウン,ベイキー クレ セント 14

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 堤防に隣接する複数のコースに配置された複数のタイヤを含む堤防又はそ の類似物を保持するための擁壁であって、擁壁の外表面の各タイヤの中心軸が鉛 直及び水平の両方からオフセットされている擁壁。 2. 各タイヤの中心軸が10°〜20°のバタ角度で鉛直からオフセットされ ている請求の範囲1記載の擁壁。 3. 請求の範囲1又は2記載の擁壁であって、隣接コースが: − 充填材料によって、所望によりタイヤの直径の半分の距離で、分離されて いるか;又は − 境を接している、 ことを特徴とする擁壁。 4. 各タイヤが少なくとも部分的に充填材料で充填され、さらに充填材料がタ イヤ間及びタイヤと堤防の間の間隙を満たす請求の範囲1〜3のいずれか記載の 擁壁。 5. 充填材料が下記のものを含む、請求の範囲4記載の擁壁: − タイヤの最下コースにおいてコンクリート;及び/又は − 顆粒又は粒子の、所望により自由に排水する材料。 6. 顆粒又は粒子材料が丸石、砂及び/又は寸断されたタイヤである請求の範 囲5記載の擁壁。 7. タイヤの少なくとも幾つかが下記(a)及び/又は(b)のように各々切 断されている請求の範囲1〜6のいずれか記載の擁壁: (a) その対抗する側壁の間の平面において切断され、両側壁が下方に面す るように壁中に配置される;及び/又は (b) 側壁の1つの実質的な部分を除去するように切断され、残っている切 断されていない側壁が下方に面するように壁中に配置される。 8. (a)において、タイヤの一区域が切断されないまま残り、そのまわりの タイヤ部分の旋回のためのヒンジを与える請求の範囲7記載の擁壁。 9. (b)において、除去された側壁がタイヤが壁中に位置されるとき残って いる側壁に隣接されるようにタイヤ中に配置される請求の範囲7又は8記載の擁 壁。 10. ライナーが除去された側壁と残っている側壁の間に位置され、壁中に配置 されているときのタイヤの下部開口をカバーする請求の範囲9記載の擁壁。 11. 堤防に隣接する複数のコースに配置された複数のタイヤから形成される堤 防又はその類似物を保持するための擁壁であって、タイヤの少なくとも幾つかが 下記(a)及び/又は(b)のように各々切断されている擁壁: (a) その対抗する側壁の間の平面において切断され、タイヤの一区域が切 断されないまま残され、そのまわりにタイヤの旋回のためのヒンジを与え、タイ ヤは両側壁が下方に面するように壁中に配置されることができる;及び/又は (b) 側壁の1つの実質的な部分を除去するように切断され、除去された側 壁は残っている側壁に隣接するようにタイヤ中に配置され、タイヤは残っている 切断されていない側壁が下方に面するように壁中に配置される。 12. (b)において、ライナーが除去された側壁と残っている側壁の間に位置 され、壁中に配置されているときのタイヤの下部開口をカバーする請求の範囲1 1記載の擁壁。 13. 切断タイヤが完成した擁壁において充填材料で実質的に満たされている請 求の範囲11又は12記載の擁壁。 14. 擁壁のコースが請求の範囲1〜6のいずれかに規定された方法で構成され ている請求の範囲11〜13のいずれかに記載の擁壁。 15. 外部分から壁中に後方に延びる補強区域を含む堤防又はその類似物を保持 するための擁壁であって、補強区域が擁壁の一部であり、下部(a),(b)及 び/又は(c)から形成されている擁壁; (a) グリッド型構成で配置された1以上のタイヤから切断された部分/区 域; (b) 1以上のタイヤから切断されたストリップ;及び/又は (c) コンベヤベルト部分/区域。 16. 補強区域が壁の外部分に取付けられている請求の範囲15記載の擁壁。 17. 補強区域が複数のタイヤトレッド区域、複数のタイヤ側壁区域及び/又は 複数のコンベヤベルト区域を一緒に接合することによって形成されている請求の 範囲15又は16記載の擁壁。 18. ストリップ又はコンベヤベルト部分/区域がグリッド構成を規定するため に接合されている請求の範囲17記載の擁壁。 19. 個々の区域がグリッド構成を規定するために隣接区域に取付けられ、連結 され、又は縫い合わされている請求の範囲18記載の擁壁。 20. 補強区域が採鉱コンベヤベルトから切断された複数の区域から形成されて いる請求の範囲15〜19のいずれか記載の擁壁。 21. 外部分が複数のコースで配置された複数の要素から形成され、補強区域が 各コースのために与えられ、水平に延びるか又は壁中に傾斜して下方に延びるよ うに配置されている請求の範囲15〜20のいずれか記載の擁壁。 22. 壁の外表面が堤防に隣接する複数のコースに配置される複数のタイヤによ って規定され、壁中のタイヤの少なくとも幾つかが無傷のトレッド部分を有する 請求の範囲15〜21のいずれか記載の擁壁。 23. 外部分が請求の範囲1〜14のいずれかに規定されたような方法で複数の タイヤから形成されている請求の範囲15〜22のいずれか記載の擁壁。 24. 複数のコースが1つの列を規定し、複数の列が堤防に隣接して配置される 請求の範囲1〜14又は21又は23のいずれか記載の擁壁。 25. 下記(a)及び(b)の工程を含む堤防又はその類似物を保持するための 擁壁を形成するための方法: (a) 周囲の地面から堤防まで下方に傾斜しかつ堤防に隣接する擁壁のため のベースを形成する;及び (b) ベースに沿ってかつ堤防に隣接する複数のコースに複数のタイヤを配 置する。 26. ベースが10°〜20°のバタ角度で鉛直から壁においてオフセットを与 えるように形成されている請求の範囲25記載の方法。 27. 壁中の各タイヤの中心軸がバタ角度にほぼ等しい角度で鉛直からオフセッ トされている請求の範囲26記載の方法。 28. タイヤの各コースが隣接コースからのコースのラインに沿ってオフセット されるように配置されている請求の範囲28〜30のいずれか記載の方法。 29. 工程(b)において、タイヤの1つのコースが敷設され、各タイヤが次の コースの敷設前に充填材料で少なくとも部分的に充填されている請求の範囲25 〜28のいずれか記載の方法。 30. 1つのコース中の各タイヤが、次のコースのタイヤがそのタイヤと境を接 している;又は次のコースのタイヤがそのタイヤから充填材料によって分離され ている請求の範囲29記載の方法。 31. 各コースの充填中、追加の充填材料がタイヤ間、及びタイヤと堤防の間の 間隙を満たすように与えられる請求の範囲29又は30記載の方法。 32. 1つのコース敷設する前にコース中のタイヤの少なくとも幾つかが下記( i)及び/又は(ii)のように各々切断される請求の範囲25〜31のいずれか 記載の方法: (i) その対抗する側壁の間の平面において切断され、両側壁が下方に面す るように壁中に配置される;及び/又は (ii) 側壁の1つの実質的な部分を除去するように切断され、残っている切 断されていない側壁が下方に面するように壁中に配置される。 33. (i)において、タイヤの一区域が切断されないままであり、そのまわり のタイヤ部分の旋回のためのヒンジを与える請求の範囲32記載の方法。 34. (ii)において、除去された側壁がタイヤが壁中に位置されるとき残って いる側壁に隣接するようにタイヤ中に配置される請求の範囲32又は33記載の 方法。 35. ライナーが除去された側壁と残っている側壁の間に位置され、タイヤが壁 中に配置されるときタイヤの下部開口をカバーする請求の範囲34記載の方法。 36. タイヤの少なくとも幾つかを下記(a)及び/又は(b)のように切断す る工程を含む複数のタイヤから擁壁を形成するための方法: (a) その対抗する側壁の間の平面において切断し、タイヤの一区域は切断 されないまま残し、そのまわりのタイヤ部分の旋回のためのヒンジを与え、次い で両側壁が下方に面するように壁中にそれらのタイヤを配置する;及び/又は (b) 側壁の1つの実質的な部分を除去するように切断し、除去された側壁 は残っている側壁に隣接するようにタイヤ中に配置され、次いで残っている切断 されていない側壁が下方に面するように壁中にそれらのタイヤを配置する。 37. (b)において、ライナーが除去された側壁と残っている側壁の間に位置 され、タイヤが壁中に配置されるときタイヤの下部開口をカバーする請求の範囲 36記載の方法。 38. 切断タイヤが完成した擁壁において充填材料で実質的に満たされている請 求の範囲36又は37記載の方法。 39. コースが請求の範囲25〜31のいずれかに規定されたような方法に従っ て構成されている請求の範囲36〜38のいずれか記載の方法。 40. 下記(a),(b)及び/又は(c)から形成される補強区域を壁中に位 置させる工程を含む、堤防又はその類似物を保持するための擁壁を形成するため の方法: (a) グリッド型構成で配置され1以上のタイヤから切断された部分/区域 ; (b) 1以上のタイヤから切断されたストリップ;及び/又は (c) 1以上のコンベヤベルト。 41. 壁の外表面が表面を規定するために堤防に隣接する複数のコースに複数の 要素を配置することによって規定される請求の範囲40記載の方法。 42. 各コースの配置の前又は後に、補強区域がそのコースに取付けられる請求 の範囲41記載の方法。 43. 各コースへの補強区域の取付け前に、補強区域は複数のタイヤトレッド区 域、複数のタイヤ側壁区域及び/又は複数のコンベヤベルト区域を一緒に接合す ることによってグリッド構造に予備形成されている請求の範囲42記載の方法。 44. 要素がタイヤである請求の範囲41〜43のいずれか記載の方法。 45. タイヤの少なくとも幾つかが無傷のトレッド部分を有する請求の範囲44 記載の方法。 46. 壁の表面が請求の範囲25〜39のいずれかに規定されたような方法を使 用して形成される請求の範囲41〜45のいずれか記載の方法。 47. コンベヤベルト区域が採鉱コンベヤベルトから切断される請求の範囲40 〜46のいずれか記載の方法。 48. 下記(a),(b)及び/又は(c)から形成される堤防又はその類似物 を保持するのに使用するための補強区域; (a) グリッド型構成で配置され1以上のタイヤから切断された部分/区域 ; (b) 1以上のタイヤから切断されたストリップ;及び/又は (c) コンベヤベルト部分/区域。
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