JP2002500163A - 触媒としての複数シアン化金属錯体 - Google Patents

触媒としての複数シアン化金属錯体

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Abstract

(57)【要約】 下式(I) 【化1】 で表され、式中のM1が、Zn(II)、Fe(II)、Co(III)、Ni(II)、Mn(II)、Co(II)、Sn(II)、Pb(II)、Fe(III)、Mo(IV)、Mo(VI)、Al(III)、V(IV)、V(V)、Sr(II)、W(IV)、W(VI)、Cu(II)、Cr(III)から成る群の中から選ばれる少なくとも1個の元素を意味し、M2が、Fe(II)、Fe(III)、Co(III)、Cr(III)、Mn(II)、Mn(III)、Ir(III)、Rh(III)、Ru(II)、V(IV)、V(V)、Co(II)、Cr(II)から成る群の中から選ばれる少なくとも1個の元素を意味し、L1が、シアニド、カルボニル、シアナート、イソシアナート、ニトリル、チオシアナート及びニトロシルから成る群の中から選ばれる少なくとも1個の配位子を意味し、Xが、ホルマートアニオン、アセタートアニオン又はプロピオナートアニオンを意味し、L2が、アルコール、アルデヒド、ケトン、エーテル、ポリエーテル、エステル、尿素誘導体、アミド、ニトリル及びスルフィドから成る群の中から選ばれる少なくとも1個の水混合性配位子を意味し、a、b、c、d、e、f、g、h、iが整数であって、a、b、c及びdが、電気的中性が満足されるように選定され、f及びgが、電気的中性が満足されるように選定される場合の結晶性複数シアン化金属錯体であって、そのX線回折図が、特定のd値において、反射を示す場合、触媒として使用され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多種類のシアン化金属を含有する錯体、その混合物、その製造方法
、その触媒としての用途、及びこの触媒を使用するポリエーテルポリオールの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
広汎な範囲にわたる特性を有するポリウレタン発泡体を製造するためには、い
わばテーラーメイド(あつらえ製造、注文製造)のポリエーテルポリオールが必
要とされる。例えば、高分子量ポリオールは軟質発泡体の製造に、短鎖ポリオー
ルは硬質発泡体の製造に使用される。
【0003】 ポリエーテルポリオールは、原則として、塩基、疎水性二層水酸化物、酸性と
もしくはルイス酸性物質、有機金属化合物、複数シアン化金属錯体化合物のよう
な種々の触媒を使用するスターターの存在下に、アルキレンオキシドから製造さ
れる。
【0004】 近時、低い量割合の不飽和化合物組成分を含有する長鎖ポリエーテルポリオー
ルに対する商業的な関心が高まりつつあるが、このような低不飽和組成分のポリ
エーテルポリオールを製造するための触媒として、複数シアン化金属錯体化合物
がことに適当であることが実証されている。
【0005】 複数シアン化金属錯体の触媒自体は公知である。これらは、原則的にX線分析
により特徴化することは困難な化合物であって、結晶度が低く、場合によりX線
的に無定形であり、あるいは立方晶構造を有する結晶性二種シアン化金属である
【0006】 EP−A654302号公報には、改善された二種シアン化金属錯体触媒が記
載されている。ことに注目されるのは、エポキシドの重合に使用されるのは亜鉛
ヘキサシアノコバルトタートである。
【0007】 又EP−A743093号公報には、高活性の二種シアン化金属錯体触媒が記
載されている。記載されている触媒は、いずれも無定形で、ヘキサシアノコバル
ト酸亜鉛を基礎とするものであり、エポキシドの重合に使用される。
【0008】 更にEP−A755716号公報には、高活性の二種シアン化金属錯体触媒が
記載されており、これらは本質的に結晶性であるが、同じく亜鉛のヘキサシアノ
コバルタートである。
【0009】 二種シアン化金属錯体触媒は、無定形で、二種シアン化金属/モルに対して0
.2モルより多い金属塩を含有するか、あるいは結晶性で、二種シアン化金属/
モルに対して0.2モルより少ない金属塩を含有する場合に、エポキシドの重合
に適するとされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この技術分野における課題ないし本発明の目的は、実質上もしくは完
全に結晶性であり、かつ高い触媒活性を有する複数シアン化物錯体を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
しかるに上述の課題ないし目的は、 下式(I)
【化4】 で表され、式中の M1が、Zn(II)、Fe(II)、Co(III)、Ni(II)、Mn (II)、Co(II)、Sn(II)、Pb(II)、Fe(III)、Mo
(IV)、Mo(VI)、Al(III)、V(IV)、V(V)、Sr(II
)、W(IV)、W(VI)、Cu(II)、Cr(III)から成る群の中か
ら選ばれる少なくとも1個の元素を意味し、 M2が、Fe(II)、Fe(III)、Co(III)、Cr(III)、 Mn(II)、Mn(III)、Ir(III)、Rh(III)、Ru(II
)、V(IV)、V(V)、Co(II)、Cr(II)から成る群の中から選
ばれる少なくとも1個の元素を意味し、 L1が、シアニド、カルボニル、シアナート、イソシアナート、ニトリル、チ オシアナート及びニトロシルから成る群の中から選ばれる少なくとも1個の配位
子を意味し、 Xが、ホルマートアニオン、アセタートアニオン又はプロピオナートアニオン
を意味し、 L2が、アルコール、アルデヒド、ケトン、エーテル、ポリエーテル、エステ ル、尿素誘導体、アミド、ニトリル及びスルフィドから成る群の中から選ばれる
少なくとも1個の水混合性配位子を意味し、 a、b、c、d、e、f、g、h、iが整数であって、 a、b、c及びdが、電気的中性が満足されるように選定され、 f及びgが、電気的中性が満足されるように選定され、 Xがホルマートアニオンである場合、X線回折図(ディフラクトグラム)が、
少なくとも
【0012】
【表5】 のd値において反射を示し、 Xがアセタートアニオンである場合、X線回折図が、少なくとも
【0013】
【表6】 のd値において反射を示し、 Xがプロピオナートである場合、X線回折図が、少なくとも
【0014】
【表7】 のd値において反射を示すことを特徴とする、結晶性複数シアン化金属錯体によ
り解決ないし達成されることが本発明者らにより見出された。
【0015】
【発明の実施の形態】
複数シアン化金属錯体は、上述d値を主として示すことが好ましい。
【0016】 少なくとも以下のd値を示すのが好ましく、ことにd値が、それぞれスペクト
ルにおける最強の反射(=100%)に対して、下記の相対強度Irel、すな
わち、 Xがホルマートアニオンである場合、
【0017】
【表8】 Xがアセタートアニオンである場合、
【0018】
【表9】 Xがプロピオナートアニオンである場合、
【0019】
【表10】 を示すのが好ましい。
【0020】 X線回折図は、室温において1.5406Åの波長で測定され作成される。対
応するX線回折図を、添付図面中、ホルマートにつき図1に、アセタートにつき
図2から4に、プロピオナートにつき図5に示す。これらについては、実施例に
おいて詳述される。
【0021】 本発明は、好ましくは、式(I)で表され、式中の各符号が上述の意味を有す
るが、Xが特にアセタートを意味し、X線回折図が、格子パラメータ、
【0022】
【表11】 の単斜晶系単位格子に対応する反射を示す、結晶性、複数シアン化金属錯体に関
する。更に、これは上述の相対的強度を有する上掲列記の反射を示すのが好まし
い。
【0023】 本発明による複数シアン化金属錯体は、部分的に、優勢的に、又は完全結晶性
の形態で得られる。又、本発明は、式(I)で表され、式中のM1、M2、L1、 X、L2、a、b、c、d、e、f、g、h、iが上述の意味を有し、かつ全体 の少なくとも20質量%が結晶性である複数シアン化金属錯体の混合物に関する
。この混合物の少なくとも50質量%、ことに少なくとも90質量%、なかんず
く95質量%が上述した結晶性錯体から成るのが好ましい。更に、いずれの場合
にも、混合物中に存在するべき唯1個の基、すなわちXが、ホルマート、アセタ
ート又はプロピオナートアニオンであるのが好ましい。
【0024】 好ましい、結晶性、複数シアン化金属錯体(I)は、以下の特徴を具備する。
すなわち、 M1、M2は相互に同じでも異なってもよい。いずれの場合にも、これら元素の
混合物が、又は好ましくは単一元素が存在し得る。
【0025】 M1は、少なくとも1個の元素、Zn(II)、Fe(II)、Ni(II) 、Mn(II)又はCo(II)、ことにZn(II)を意味するのが好ましい
【0026】 M2は、少なくとも1個の元素、Co(III)、Fe(III)、Mn(I II)、Rh(III)、Ir(III)、Co(II)、Fe(II)、こと
にCo(III)、Fe(III)、Rh(III)、Ir(III)、Mn(
III)を意味する。
【0027】 L1は、少なくとも1個の配位子、シアニド、ニトロシル、カルボニル、シア ナート、ことにシアニド、ニトロシルを意味する。
【0028】 L2は、少なくとも1個の水と混合可能の配位子、アルコール、ケトン、エー テル、ポリエーテル、エステル、これらの混合物、ことにアルコール、エーテル
、ポリエーテル、これらの混合物の配位子を意味する。
【0029】 b、cの好ましい数値は、b=6、C=0である。
【0030】 本発明錯体は、以下の特徴、すなわち M1=Zn(II)、 M2=Co(III)、Fe(III)、 L1=CN、 L2=tert−ブタノール、 h、iは、零であってもよい のいずれか単一のもしくは複数の、ことにすべての特徴と具備するのが好ましい
【0031】 本発明による複数シアン化金属錯体ないしその混合物は、Fe(II)、Fe
(III)、Co(III)、Cr(III)、Mn(II)、Mn(III)
、Ir(III)、Rh(III)、Ru(II)、V(IV)、V(V)、C
o(II)及びCr(II)から成る群の中から選ばれる少なくとも1個の元素
2のシアノ金属酸を、アルコール、アルデヒド、ケトン、エーテル、ポリエー テル、エステル、尿素誘導体、アミド、ニトリル及びスルフィドから成る群の中
から選ばれる少なくとも1個の水混合性配位子L2の存在下において、Zn(I I)、Fe(II)、Co(III)、Ni(II)、Mn(II)、Co(I
I)、Sn(II)、Pb(II)、Fe(III)、Mo(IV)、Mo(V
I)、Al(III)、V(IV)、V(V)、Sr(II)、W(IV)、W
(VI)、Cu(II)及びCr(III)から成る群の中から選ばれる少なく
とも1個の元素M1のホルマート、アセタート又はプロピオナートと反応させる ことにより製造され得る。
【0032】 結晶性で高活性の二シアン化金属錯体が、水と混合可能のヘテロ原子含有有機
配位子の存在下において、シアノ金属酸を、金属カルボキシラートと反応させる
ことにより製造され得ることは、本発明者らにより見出された。
【0033】 この目的に使用されるシアノ金属酸は、例えばH3[Co(CN)6]nH2O である。ホルマート、アセタート又はプロピオナートは、蟻酸亜鉛、酢酸亜鉛、
プロピオン酸亜鉛であるのが好ましく、これらは他の金属塩から製造され得る。
【0034】 シアノ金属酸は、水溶液の形態で極めて容易に取り扱い得る化合物である。シ
アノ金属酸の製造方法としては若干の方法が公知である。例えば、アルカリ金属
シアノメタラートから出発し、銀シアノメタラートを経由して製造され得る。(
Z.Anorg.Allg.Chem.308(1961)179におけるW.
クレムらの報文参照)。更に、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属シアノメ
タラートを、酸性イオン交換体により、シアノ金属酸に転化することも可能であ
る(Z.Anorg.Allg.Chem.270(1952)45におけるF
.ハイン、H.リリーらの報文、Helv.Chim.Acta50(1967
)2305におけるA.ルディらの報文参照)。更に他の合成方法は、1981
年、シュツットガルトのフェルディナント、エンケ、フェルラーク刊、G.ブラ
ウエル編「ハントブーフ、デル、プレパラティーフェン、アンオルガニッシェン
、ヘミー」に詳述されている。アルカリ金属ないしアルカリ土類金属シアノメタ
ラートの酸性イオン交換体上における反応が好ましい。酸性イオン交換体の使用
により、そのまま直ちに次の処理に附され、あるいは貯蔵され得るシアノ金属酸
水溶液がもたらされる。長期間貯蔵する場合には、このシアノ金属酸水溶液は、
不透明容器中に貯蔵されるべきである。もちろん新たに形成されたシアノ金属酸
水溶液をそのまま次の処理に附するべき場合には、この限りではない。
【0035】 本発明による錯体製造の場合、溶液中のシアノ金属酸含有量割合は、シアノメ
タラート錯体総量に対して、少なくとも50質量%、好ましくは最低限80質量
%、ことに最低限90質量%になされるべきである。
【0036】 従って、アルカリ金属シアノメタラート含有分は50質量%未満、好ましくは
20、ことに10質量%未満になされるべきである。
【0037】 シアノ金属酸と比較して、少なくとも1種類の金属元素M1のホルマート、ア セタート又はプロピオナートは過剰量で使用されるのが好ましい。金属イオンの
シアノメタラートに対するモル割合は、1.1から7.0、好ましくは1.2か
ら5.0、ことに1.3から3.0である。これに関連して、シアノ金属酸溶液
を、金属塩溶液に添加することは可能であるが、金属塩溶液をシアノ金属酸溶液
に添加するのが好ましい。
【0038】 金属塩溶液とシアノ金属酸溶液との合併により、懸濁液が形成され、これに次
いでヘテロ原子を含有する水混合性有機組成分(配位子L2)の添加が行われる 。
【0039】 配位子L2は、金属塩溶液がシアノ金属酸溶液と合併された後に、生成懸濁液 に添加されるのが好ましいが、前駆物質溶液の一方又は両方に添加されることも
できる。
【0040】 配位子L2により処理された複数シアン化金属錯体は、合成終了後、濾過もし くは遠心分離、ことに濾過される。このようにして得られた固体は、穏和な条件
下、ことにわずかな減圧下に乾燥される。
【0041】 このようにして得られる二シアン化金属錯体は、原則的に満足すべき結晶状態
である。これは、一般的に多相結晶性粉末である。この場合、上述した実質上純
粋な又は完全に純粋な結晶性の複数シアン化金属錯体を製造することができる。
この場合、錯体のX線回折図は、ことに詳述した反射を示す。d値における差は
、それぞれの場合に使用される配位子L2のタイプないし種類と量に関連する。 これは、又反射の相対的強度に対する作用を有する。
【0042】 複数シアン化金属錯体における上述の結晶性(活性)相の割合は、錯体総量に
対して、少なくとも20%、好ましくは50、ことに90%、なかんずく95%
である。存在し得る他の相は、二種類のシアン化金属を含有する他の結晶性相又
は無定形相である。しかしながら、錯体はこのような他の相を含有しないのが好
ましい。
【0043】 この錯体又は錯体混合物は、触媒として、又は担持もしくは非担持触媒を製造
するために使用され得る。これらの触媒は、ことにアルキレンオキシドを使用し
て、活性水素を含有する化合物をアルコキシル化するために使用され得る。これ
に関連して、適当で、また好ましいアルキレンオキシドは、エチレンオキシド、
プロピレンオキシド、及び/又はブチレンオキシドである。活性水素原子は、例
えばヒドロキシル基又は一級もしくは二級アミノ基中に存在する。
【0044】 これら触媒は、又ジオールもしくはポリオールと、エチレンオキシド、プロピ
レンオキシド、ブチレンオキシドもしくはこれら混合物とを反応させることによ
りポリエーテルポリオールを製造するための方法に使用されるのが好ましい。そ
の高活性の故に、複数シアン化金属錯体の使用量は低く抑えられる。形成される
べき目的物に対して0.5質量%未満でよい。その使用量は、500ppm未満
、ことに250ppm未満であるのが好ましい。
【0045】 ジオール又はポリオールには、すでにアルキレンオキシド基を含有していても
差し支えない。使用され得るジオールの例としては、ジプロピレングリコールと
、プロピレンオキシドとのアルカリ触媒反応により得られるオリゴプロピレング
リコールが挙げられる。
【0046】 以下の実施例により、本発明を更に具体的、詳細に、しかしながら単に例示的
に説明する。
【0047】
【実施例】 複数シアン化金属錯体の製造方法 実施例1a 400mlの強酸性イオン交換体(バイエル社のK2431)を、180gの
HCl溶液(37%濃度)で2回再生処理し、次いで洗浄液が中性となるまで水
で洗浄する。次いで、130mlの水に溶解させた46.6gのK3[Co(C N)6]溶液を、交換体カラムに装填する。これによりカラムは流出液が再び中 性となるまで溶出せしめられる。捕集された溶出液中のCo:K割合は、10:
1より大であった。捕集溶出液量は647gであった。
【0048】 実施例1b(アセタート) 実施例1aの溶出液323gを撹拌しながら40℃の温度に維持し、70gの
水に溶解させた20.0gのZn(II)アセタート二水塩溶液を添加し、更に
、69.1gのtert−ブタノールを撹拌しながら添加し、この懸濁液を40
℃で更に30分間撹拌した。次いで固体分を吸引濾別し、フィルター上で100
mlのtert−ブタノールにより洗浄した。このように処理した固体分を、室
温で乾燥し、そのX線回折図を記録した(図2参照)。これは純粋の活性相を示
す。
【0049】 実施例2a 400mlの強酸性イオン交換体(バイエル社のK2431)を、180gの
HCl溶液(37%濃度)で2回再生処理に附し、次いで洗浄液が中性となるま
で水で洗浄した。130mlの水に溶解させた40.4gのK3[Co(CN)6 ]溶液を交換体カラムに装填する。次いでカラムは、流出液が再び中性となるま
で溶出せしめられる。捕集された溶出液中のCo:K割合は、10:1より大で
あった。捕集溶出液量は630gであった。
【0050】 実施例2b(アセタート) 実施例2aの溶出液315gを撹拌しながら40℃の温度に維持し、これに7
0gの水に溶解させた20.0gのZn(II)アセタート二水塩溶液を添加し
、撹拌しながら更に、69.1gのtert−ブタノールを添加し、生成懸濁液
を40℃において更に30分間撹拌した。次いで固体分を吸引濾別し、フィルタ
ー上で100mlのtert−ブタノールで洗浄した。このようにして処理され
た固体分を室温で乾燥し、そのX線回折図を記録した(図3参照)。これは活性
相のみならず六方晶微小相も示す。
【0051】 実施例3(アセタート) 200mlの強酸性イオン交換体(バイエル社のK2431)を、90gのH
Cl溶液(37%濃度)で2回再生処理に附し、次いで洗浄液が中性となるまで
水で洗浄した。50mlの水に溶解させた16.8gのK3[Co(CN)6]溶
液を交換体カラムに装填する。次いでカラムは、流出液が再び中性となるまで溶
出せしめられる。捕集溶出液中のCo:K割合は、10:1より大であった。3
42gの溶出液は34gのtert−ブタノールを添加しながら40℃に維持さ
れ、次いで撹拌しながら、70mlの水に溶解させた20.0gのZn(II)
アセタート二水塩溶液を添加する。生成懸濁液を40℃で更に10分間撹拌し、
次いで35.1gのtert−ブタノールを添加し、この懸濁液を40℃で更に
30分間撹拌する。固体分を吸引濾別し、フィルター上で30mlのtert−
ブタノールにより洗浄した。このように処理された固体分を室温で乾燥し、その
X線回折図を記録した(図4参照)。これは活性相の他には他の微小相を示さな
い。
【0052】 実施例4a 400mlの強酸性イオン交換体(バイエル社のK2431)を、180gの
HCl溶液(37%濃度)で2回再生処理に附し、次いで洗浄液が中性となるま
で水で洗浄した。130mlの水に溶解させた30gのK3[Co(CN)6]溶
液を交換体カラムに装填する。次いでカラムは、流出液が再び中性となるまで溶
出せしめられる。捕集された溶出液中のCo:K割合は、10:1より大であっ
た。捕集溶出液量は625gであった。
【0053】 実施例4b(ホルマート) 20.4gの塩基性炭酸亜鉛
【化5】 (F.W.=324.15g/モル、アルドリッチ)を、ビーカー中の水470
g及び蟻酸14.5gに添加し、塩基性炭酸亜鉛が完全に溶解し、CO2の発生 が止むまで撹拌した。このようにして調製された炭酸亜鉛溶液を、撹拌しながら
実施例4aの溶出液208gを添加する間、60℃に維持する。次いで69.1
gのtert−ブタノールを撹拌しながら添加し、生成懸濁液を60℃で更に3
0分間撹拌する。次いで固体分を吸引濾別し、フィルター上でtert−ブタノ
ール100mlにより洗浄する。このように処理された固体分を室温で乾燥し、
そのX線回折図を記録した(図1参照)。これは生成活性相を示す。
【0054】 実施例5a 400mlの強酸性イオン交換体(バイエル社のK2431)を、180gの
HCl溶液(37%濃度)で2回再生処理に附し、次いで洗浄液が中性となるま
で水で洗浄した。130mlの水に溶解させた30gのK3[Co(CN)6]溶
液を交換体カラムに装填する。次いでカラムは、流出液が再び中性となるまで溶
出せしめられる。捕集された溶出液中のCo:K割合は、10:1より大であっ
た。捕集溶出液量は576gであった。
【0055】 実施例5b(プロピオナート) 20.4gの塩基性炭酸亜鉛
【化6】 (F.W.=324.15g/モル、アルドリッチ)を、ビーカー中の水900
g及びプロピオン酸25gに添加し、塩基性炭酸亜鉛が完全に溶解し、CO2の 発生が止むまで撹拌した。このようにして調製された炭酸亜鉛溶液を、撹拌しな
がら実施例5aの溶出液192gを添加する間、40℃に維持する。次いで69
.1gのtert−ブタノールを撹拌しながら添加し、生成懸濁液を40℃で更
に30分間撹拌する。次いで固体分を吸引濾別し、フィルター上でtert−ブ
タノール100mlにより洗浄する。このように処理された固体分を室温で乾燥
し、そのX線回折図を記録した(図5参照)。これは生成活性相を示す。
【0056】 ポリエーテルオールの合成方法 以下の実施例6から10において使用される出発材料は、ジプロピレングリコ
ールとプロピレンオキシドとの105℃におけるアルカリ触媒反応により得られ
るオリゴプロピレングリコールである。このオリゴプロピレングリコールは、珪
酸マグネシウムを使用する触媒を含有していない(OH値を280mgKOH/
g、不飽和化合物含有量0.003meq/g、Na、K含有量1ppm以下)
【0057】 実施例6 (実施例1の触媒を使用するポリエーテルポリオールの合成方法) 514gのオリゴプロピレングリコールを、撹拌オートクレーブ中において、
窒素雰囲気下に、実施例1の触媒0.06g(最終生成物に対して24ppmの
量に相当)と混合する。反応容器から空気を排出し、105℃において150g
のプロピレンオキシドを計量、給送する。反応の開始は、最初から22分後、ア
ルキレンオキシドを給送してから、当初の2.8バール絶対圧が降下することか
ら明らかである。プロピレンが完全に反応してから、更に1814gのプロピレ
ンオキシドを、同じ温度において、圧力が1.8バールを超えないように給送す
る。給送は54分で完了する。反応は計量給送終了から20分後に、圧力降下か
ら明らかであるように完結する。
【0058】 生成ポリエーテルポリオールは、濾過しない。そのヒドロキシル値は56.3
mgKOH/g、不飽和化合物分は0.0118meq/g、亜鉛分は8ppm
、コバルト分は3ppmである。
【0059】 実施例7 (実施例2の触媒を使用するポリエーテルポリオールの合成方法) 518gのオリゴプロピレングリコールを、撹拌オートクレーブ中において、
窒素雰囲気下に、実施例2の触媒0.05g(最終生成物に対して20ppmの
量に相当)と混合する。反応容器から空気を排出し、105℃において150g
のプロピレンオキシドを計量、給送する。反応の開始は、最初から30分後、ア
ルキレンオキシドを給送してから、当初の3.0バール絶対圧が降下することか
ら明らかである。プロピレンが完全に反応してから、更に1831.5gのプロ
ピレンオキシドを、同じ温度において、圧力が4.4バールを超えないように給
送する。給送は48分で完了する。反応は計量給送終了から24分後に、圧力降
下から明らかであるように完結する。
【0060】 生成ポリエーテルポリオールは、濾過しない。そのヒドロキシル値は56.0
mgKOH/g、不飽和化合物分は0.00125meq/g、亜鉛分は5pp
m、コバルト分は3ppmである。
【0061】 実施例8 (実施例3の触媒を使用するポリエーテルポリオールの合成方法) 516gのオリゴプロピレングリコールを、撹拌オートクレーブ中において、
窒素雰囲気下に、実施例3の触媒0.25g(最終生成物に対して100ppm
の量に相当)と混合する。反応容器から空気を排出し、105℃において150
gのプロピレンオキシドを計量、給送する。反応の開始は、最初から26分後、
アルキレンオキシドを給送してから、当初の2.8バール絶対圧が降下すること
から明らかである。プロピレンが完全に反応してから、更に1822gのプロピ
レンオキシドを、同じ温度において、圧力が2.8バールを超えないように給送
する。給送は52分で完了する。反応は計量給送終了から14分後に、圧力降下
から明らかであるように完結する。
【0062】 生成ポリエーテルポリオールは、濾過しない。そのヒドロキシル値は56.8
mgKOH/g、不飽和化合物分は0.00121meq/g、亜鉛分は8pp
m、コバルト分は4ppmである。
【0063】 実施例9 (実施例4の触媒を使用するポリエーテルポリオールの合成方法) 128gのオリゴプロピレングリコールを、撹拌オートクレーブ中において、
窒素雰囲気下に、実施例4の触媒0.05g(最終生成物に対して250ppm
の量に相当)と混合する。反応容器から空気を排出し、105℃において150
gのプロピレンオキシドを計量、給送する。反応の開始は、最初から22分後、
アルキレンオキシドを給送してから、当初の2.8バール絶対圧が降下すること
から明らかである。プロピレンが完全に反応してから、更に1814gのプロピ
レンオキシドを、同じ温度において、圧力が1.8バールを超えないように給送
する。給送は54分で完了する。反応は計量給送終了から22分後に、圧力降下
から明らかであるように完結する。
【0064】 生成ポリエーテルポリオールは、濾過しない。そのヒドロキシル値は56.3
mgKOH/g、不飽和化合物分は0.00118meq/g、亜鉛分は8pp
m、コバルト分は3ppmである。
【0065】 実施例10 (実施例5の触媒を使用するポリエーテルポリオールの合成方法) 513gのオリゴプロピレングリコールを、撹拌オートクレーブ中において、
窒素雰囲気下に、実施例5の触媒0.25g(最終生成物に対して100ppm
の量に相当)と混合する。反応容器から空気を排出し、105℃において150
gのプロピレンオキシドを計量、給送する。反応の開始は、最初から40分後、
アルキレンオキシドを給送してから、当初の3.0バール絶対圧が降下すること
から明らかである。プロピレンが完全に反応してから、更に1847gのプロピ
レンオキシドを、同じ温度において、圧力が4.0バールを超えないように給送
する。給送は43分で完了する。反応は計量給送終了から14分後に、圧力降下
から明らかであるように完結する。
【0066】 生成ポリエーテルポリオールは、濾過しない。そのヒドロキシル値は55.9
mgKOH/g、不飽和化合物分は0.00432meq/g、亜鉛分は6pp
m、コバルト分は3ppmである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ホルマートについてのX線回折図である。
【図2】 アセタートについてのX線回折図である。
【図3】 アセタートについてのX線回折図である。
【図4】 アセタートについてのX線回折図である。
【図5】 プロピオナートについてのX線回折図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年9月30日(1999.9.30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 で表され、式中の M1が、Zn(II)、Fe(II)、Co(III)、Ni(II)、Mn (II)、Co(II)、Sn(II)、Pb(II)、Fe(III)、Mo
(IV)、Mo(VI)、Al(III)、V(IV)、V(V)、Sr(II
)、W(IV)、W(VI)、Cu(II)、Cr(III)から成る群の中か
ら選ばれる少なくとも1個の元素を意味し、 M2が、Fe(II)、Fe(III)、Co(III)、Cr(III)、 Mn(II)、Mn(III)、Ir(III)、Rh(III)、Ru(II
)、V(IV)、V(V)、Co(II)、Cr(II)から成る群の中から選
ばれる少なくとも1個の元素を意味し、 L1が、シアニド、カルボニル、シアナート、イソシアナート、ニトリル、チ オシアナート及びニトロシルから成る群の中から選ばれる少なくとも1個の配位
子を意味し、 Xが、ホルマートアニオン、アセタートアニオン又はプロピオナートアニオン
を意味し、 L2が、アルコール、アルデヒド、ケトン、エーテル、ポリエーテル、エステ ル、尿素誘導体、アミド、ニトリル及びスルフィドから成る群の中から選ばれる
少なくとも1個の水混合性配位子を意味し、 a、b、c、d、e、f、g、h、iが整数であって、 a、b、c及びdが、電気的中性が満足されるように選定され、 f及びgが、電気的中性が満足されるように選定され、 Xがホルマートアニオンである場合、X線回折図が、少なくとも
【表1】 のd値において反射を示し、 Xがアセタートアニオンである場合、X線回折図が、少なくとも
【表2】 のd値において反射を示し、 Xがプロピオナートアニオンである場合、X線回折図が、少なくとも
【表3】 のd値において反射を示し、Fe(II)、Fe(III)、Co(III)、
Cr(III)、Mn(II)、Mn(III)、Ir(III)、Rh(II
I)、Ru(II)、V(IV)、V(V)、Co(II)及びCr(II)か
ら成る群の中から選ばれる少なくとも1個の元素M2のシアノ金属酸を、アルコ ール、アルデヒド、ケトン、エーテル、ポリエーテル、エステル、尿素誘導体、
アミド、ニトリル及びスルフィドから成る群の中から選ばれる少なくとも1個の
水混合性配位子L2の存在下において、Zn(II)、Fe(II)、Co(I II)、Ni(II)、Mn(II)、Co(II)、Sn(II)、Pb(I
I)、Fe(III)、Mo(IV)、Mo(VI)、Al(III)、V(I
V)、V(V)、Sr(II)、W(IV)、W(VI)、Cu(II)及びC
r(III)から成る群の中から選ばれる少なくとも1個の元素M1のホルマー ト、アセタート又はプロピオナートと反応させることにより製造され得ることを
特徴とする、結晶性複数シアン化金属錯体。
【化2】 で表され、式中の M1が、Zn(II)、Fe(II)、Co(III)、Ni(II)、Mn (II)、Co(II)、Sn(II)、Pb(II)、Fe(III)、Mo
(IV)、Mo(VI)、Al(III)、V(IV)、V(V)、Sr(II
)、W(IV)、W(VI)、Cu(II)、Cr(III)から成る群の中か
ら選ばれる少なくとも1個の元素を意味し、 M2が、Fe(II)、Fe(III)、Co(III)、Cr(III)、 Mn(II)、Mn(III)、Ir(III)、Rh(III)、Ru(II
)、V(IV)、V(V)、Co(II)、Cr(II)から成る群の中から選
ばれる少なくとも1個の元素を意味し、 L1が、シアニド、カルボニル、シアナート、イソシアナート、ニトリル、チ オシアナート及びニトロシルから成る群の中から選ばれる少なくとも1個の配位
子を意味し、 Xが、アセタートアニオンを意味し、 L2が、アルコール、アルデヒド、ケトン、エーテル、ポリエーテル、エステ ル、尿素誘導体、アミド、ニトリル及びスルフィドから成る群の中から選ばれる
少なくとも1個の水混合性配位子を意味し、 a、b、c、d、e、f、g、h、iが整数であって、 a、b、c及びdが、電気的中性が満足されるように選定され、 f及びgが、電気的中性が満足されるように選定され、 X線回折図が、格子パラメータ、a=12.38ű0.05Å、b=7.5
0ű0.05Å、c=8.49ű0.05Å、α=90°、β=94.5°
±0.5°、γ=90°の単斜晶系単位格子に対応する反射を示し、Fe(II
)、Fe(III)、Co(III)、Cr(III)、Mn(II)、Mn(
III)、Ir(III)、Rh(III)、Ru(II)、V(IV)、V(
V)、Co(II)及びCr(II)から成る群の中から選ばれる少なくとも1
個の元素M2のシアノ金属酸を、アルコール、アルデヒド、ケトン、エーテル、 ポリエーテル、エステル、尿素誘導体、アミド、ニトリル及びスルフィドから成
る群の中から選ばれる少なくとも1個の水混合性配位子L2の存在下において、 Zn(II)、Fe(II)、Co(III)、Ni(II)、Mn(II)、
Co(II)、Sn(II)、Pb(II)、Fe(III)、Mo(IV)、
Mo(VI)、Al(III)、V(IV)、V(V)、Sr(II)、W(I
V)、W(VI)、Cu(II)及びCr(III)から成る群の中から選ばれ
る少なくとも1個の元素M1のホルマート、アセタート又はプロピオナートと反 応させることにより製造され得ることを特徴とする、結晶性複数シアン化金属錯
体。
【化3】 で表され、式中のM1、M2、L1、X、L2、a、b、c、d、e、f、g、h、
iが、請求項1に示される意味を有し、請求項1に記載のように製造し得、全体
の少なくとも20質量%の混合物が、請求項1に記載されている反射を示し、又
はXがアセタートアニオンである場合には、請求項1に記載されている反射もし
くは請求項2に記載されている格子パラメータを示す錯体から構成されているこ
とを特徴とする、複数シアン化金属錯体混合物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロレンツ,ラインハルト ドイツ、D−67117、リムブルガーホーフ、 ミュールヴェーク、44 (72)発明者 ユンゲ,ディーター ドイツ、D−67227、フランケンタール、 ジャン−ガンス−シュトラーセ、38 (72)発明者 ゲーラー,オイゲン ドイツ、D−67069、ルートヴィッヒスハ ーフェン、ロンドナー、リング、2 (72)発明者 トロイリング,ウルリッヒ ドイツ、D−64625、ベンスハイム、メリ ボクシュトラーセ、24 Fターム(参考) 4G069 AA06 AA08 AA09 BA27C BA28A BA28B BC01C BC08C BC12A BC16A BC21A BC22A BC31A BC35A BC35B BC54A BC58A BC59A BC60A BC62A BC66A BC66B BC67A BC67B BC68A BC70A BC71A BC74A BE06A BE06B BE06C BE07A BE10A BE13A BE18A BE19A BE20A BE21A BE43A BE43B BE43C CB02 CB61 CB70 CB71 EC25 FA01 FB26 FC02 4H050 AA01 AA03 AB40 WB14 WB21 4J005 AA11 AA12 BB02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下式(I) 【化1】 で表され、式中の M1が、Zn(II)、Fe(II)、Co(III)、Ni(II)、Mn (II)、Co(II)、Sn(II)、Pb(II)、Fe(III)、Mo
    (IV)、Mo(VI)、Al(III)、V(IV)、V(V)、Sr(II
    )、W(IV)、W(VI)、Cu(II)、Cr(III)から成る群の中か
    ら選ばれる少なくとも1個の元素を意味し、 M2が、Fe(II)、Fe(III)、Co(III)、Cr(III)、 Mn(II)、Mn(III)、Ir(III)、Rh(III)、Ru(II
    )、V(IV)、V(V)、Co(II)、Cr(II)から成る群の中から選
    ばれる少なくとも1個の元素を意味し、 L1が、シアニド、カルボニル、シアナート、イソシアナート、ニトリル、チ オシアナート及びニトロシルから成る群の中から選ばれる少なくとも1個の配位
    子を意味し、 Xが、ホルマートアニオン、アセタートアニオン又はプロピオナートアニオン
    を意味し、 L2が、アルコール、アルデヒド、ケトン、エーテル、ポリエーテル、エステ ル、尿素誘導体、アミド、ニトリル及びスルフィドから成る群の中から選ばれる
    少なくとも1個の水混合性配位子を意味し、 a、b、c、d、e、f、g、h、iが整数であって、 a、b、c及びdが、電気的中性が満足されるように選定され、 f及びgが、電気的中性が満足されるように選定され、 Xがホルマートアニオンである場合、X線回折図が、少なくとも 【表1】 のd値において反射を示し、 Xがアセタートアニオンである場合、X線回折図が、少なくとも 【表2】 のd値において反射を示し、 Xがプロピオナートアニオンである場合、X線回折図が、少なくとも 【表3】 のd値において反射を示すことを特徴とする、結晶性複数シアン化金属錯体。
  2. 【請求項2】 下式(I) 【化2】 で表され、式中の M1が、Zn(II)、Fe(II)、Co(III)、Ni(II)、Mn (II)、Co(II)、Sn(II)、Pb(II)、Fe(III)、Mo
    (IV)、Mo(VI)、Al(III)、V(IV)、V(V)、Sr(II
    )、W(IV)、W(VI)、Cu(II)、Cr(III)から成る群の中か
    ら選ばれる少なくとも1個の元素を意味し、 M2が、Fe(II)、Fe(III)、Co(III)、Cr(III)、 Mn(II)、Mn(III)、Ir(III)、Rh(III)、Ru(II
    )、V(IV)、V(V)、Co(II)、Cr(II)から成る群の中から選
    ばれる少なくとも1個の元素を意味し、 L1が、シアニド、カルボニル、シアナート、イソシアナート、ニトリル、チ オシアナート及びニトロシルから成る群の中から選ばれる少なくとも1個の配位
    子を意味し、 Xが、アセタートアニオンを意味し、 L2が、アルコール、アルデヒド、ケトン、エーテル、ポリエーテル、エステ ル、尿素誘導体、アミド、ニトリル及びスルフィドから成る群の中から選ばれる
    少なくとも1個の水混合性配位子を意味し、 a、b、c、d、e、f、g、h、iが整数であって、 a、b、c及びdが、電気的中性が満足されるように選定され、 f及びgが、電気的中性が満足されるように選定され、 X線回折図が、格子パラメータ、 【表4】 の単斜晶系単位格子に対応する反射を示すことを特徴とする、結晶性複数シアン
    化金属錯体。
  3. 【請求項3】 下式(I) 【化3】 で表され、式中のM1、M2、L1、X、L2、a、b、c、d、e、f、g、h、
    iが、請求項1に示される意味を有し、全体の少なくとも20質量%の混合物が
    、請求項1に記載されている反射を示し、又はXがアセタートアニオンである場
    合には、請求項1に記載されている反射もしくは請求項2に記載されている格子
    パラメータを示す錯体から構成されていることを特徴とする、複数シアン化金属
    錯体混合物。
  4. 【請求項4】 Fe(II)、Fe(III)、Co(III)、Cr(I
    II)、Mn(II)、Mn(III)、Ir(III)、Rh(III)、R
    u(II)、V(IV)、V(V)、Co(II)及びCr(II)から成る群
    の中から選ばれる少なくとも1個の元素M2のシアノ金属酸を、アルコール、ア ルデヒド、ケトン、エーテル、ポリエーテル、エステル、尿素誘導体、アミド、
    ニトリル及びスルフィドから成る群の中から選ばれる少なくとも1個の水混合性
    配位子L2の存在下において、Zn(II)、Fe(II)、Co(III)、 Ni(II)、Mn(II)、Co(II)、Sn(II)、Pb(II)、F
    e(III)、Mo(IV)、Mo(VI)、Al(III)、V(IV)、V
    (V)、Sr(II)、W(IV)、W(VI)、Cu(II)及びCr(II
    I)から成る群の中から選ばれる少なくとも1個の元素M1のホルマート、アセ タート又はプロピオナートと反応させることにより製造され得る、請求項1にお
    ける式(I)の複数シアン化金属錯体。
  5. 【請求項5】 上記シアノ金属酸が、酸性イオン交換体の反応により、アル
    カリ金属もしくはアルカリ土類金属シアノメタラートから得られることを特徴と
    する、請求項4の錯体。
  6. 【請求項6】 以下の単一もしくは複数の特徴、すなわち、 M1がZn(II)であること、 M2がCo(III)及び/又はFe(III)であること、 L1がCNであること、 L2がtert−ブタノールであることを具備する、請求項1から5のいずれ かの錯体。
  7. 【請求項7】 請求項4の工程、及び場合により請求項5の工程を実施する
    ことを特徴とする、請求項1、2、4、5又は6の複数シアン化金属錯体又は請
    求項3の錯体混合物の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、4、5又は6の複数シアン化金属錯体又は請
    求項3の錯体混合物の、触媒としての、又は非担持もしくは担持触媒を製造する
    ための用途。
  9. 【請求項9】 請求項1、2、4、5又は6の複数シアン化金属錯体又は請
    求項3の錯体混合物を含有する担持もしくは非担持触媒。
  10. 【請求項10】 請求項9の触媒の、活性水素原子を有する化合物を、アル
    キレンオキシドを使用するアルコキシル化するための用途。
  11. 【請求項11】 請求項9の触媒の存在下において、ジオール又はポリオー
    ルを、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド又はこれらの
    混合物と反応させることにより、ポリエーテルポリオールを製造する方法。
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