JP2002373785A - 発光素子及び表示装置 - Google Patents

発光素子及び表示装置

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Atsushi Kamatani
淳 鎌谷
Takao Takiguchi
隆雄 滝口
Akira Tsuboyama
明 坪山
Shinjiro Okada
伸二郎 岡田
Kiyoshi Miura
聖志 三浦
Takashi Moriyama
孝志 森山
Manabu Kogori
学 古郡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高効率発光で、耐久性に優れ、長い期間高輝
度を保つ発光素子を提供する。 【解決手段】 一対の電極間に少なくとも一層の有機化
合物層を有する発光素子において、不純物の含有量が
1.0質量%以下である有機化合物層を少なくとも一層
有する発光素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機化合物を用い
た発光素子に関するものであり、さらに詳しくは素子内
の不純物を低減することによって安定した効率の高い有
機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】有機EL素子は、高速応答性や高効率の
発光素子として、応用研究が精力的に行われている。そ
の基本的な構成を図1(a)・(b)に示した[例えば
Macromol.Symp.125,1〜48(19
97)参照]。
【0003】図1に示したように、一般に有機EL素子
は透明基板15上に透明電極14と金属電極11の間に
複数層の有機膜層から構成される。
【0004】図1(a)では、有機層が発光層12とホ
ール輸送層13からなる。透明電極14としては、仕事
関数が大きなITOなどが用いられ、透明電極14から
ホール輸送層13への良好なホール注入特性を持たせて
いる。金属電極11としては、アルミニウム、マグネシ
ウムあるいはそれらを用いた合金などの仕事関数の小さ
な金属材料を用い有機層への良好な電子注入性を持たせ
る。これら電極には、50〜200nmの膜厚が用いら
れる。
【0005】発光層12には、電子輸送性と発光特性を
有するアルミキノリノール錯体など(代表例は、化1に
示すAlq3)が用いられる。また、ホール輸送層13
には、例えばビフェニルジアミン誘導体(代表例は、化
1に示すα−NPD)など電子供与性を有する材料が用
いられる。
【0006】以上の構成をした素子は整流性を示し、金
属電極11を陰極に透明電極14を陽極になるように電
界を印加すると、金属電極11から電子が発光層12に
注入され、透明電極15からはホールが注入される。
【0007】注入されたホールと電子は発光層12内で
再結合により励起子が生じ発光する。この時ホール輸送
層13は電子のブロッキング層の役割を果たし、発光層
12/ホール輸送層13界面の再結合効率が上がり、発
光効率が上がる。
【0008】さらに、図1(b)では、図1(a)の金
属電極11と発光層12の間に、電子輸送層16が設け
られている。発光と電子・ホール輸送を分離して、より
効果的なキャリアブロッキング構成にすることで、効率
的な発光を行うことができる。電子輸送層16として
は、例えば、オキサジアゾール誘導体などを用いること
ができる。
【0009】これまで、一般に有機EL素子に用いられ
ている発光は、発光中心の分子の一重項励起子から基底
状態になるときの蛍光が取り出されている。一方、一重
項励起子を経由した蛍光発光を利用するのでなく、三重
項励起子を経由したりん光発光を利用する素子の検討が
なされている。発表されている代表的な文献は、文献
1:Improved energy transfe
r in electrophosphorescen
t device(D.F.O’Brienら、App
lied Physics Letters Vol
74,No3 p422(1999))、文献2:Ve
ry high−efficiencygreen o
rganic light−emitting dev
icesbasd on electrophosph
orescence(M.A.Baldoら、Appl
ied Physics Letters Vol 7
5,No1 p4(1999))である。
【0010】これらの文献では、図1(c)に示す有機
層の4層構成が主に用いられている。それは、陽極側か
らホール輸送層13、発光層12、励起子拡散防止層1
7、電子輸送層16からなる。用いられている材料は、
化1に示すキャリア輸送材料とりん光発光性材料であ
る。各材料の略称は以下の通りである。 Alq3:アルミ−キノリノール錯体 α−NPD:N4,N4’−Di−naphthale
n−1−yl−N4,N4’−diphenyl−bi
phenyl−4,4’−diamine CBP:4,4’−N,N’−dicarbazole
−biphenyl BCP:2,9−dimethyl−4,7−diph
enyl−1,10−phenanthroline PtOEP:白金−オクタエチルポルフィリン錯体 Ir(ppy)3:イリジウム−フェニルピリミジン錯
【0011】
【化1】
【0012】文献1,2とも高効率が得られたのは、ホ
ール輸送層13にα−NPD、電子輸送層16にAlq
3、励起子拡散防止層17にBCP、発光層12にCB
Pをホスト材料として、6%程度の濃度で、りん光発光
性材料であるPtOEPまたはIr(ppy)3を混入
して構成したものである。
【0013】りん光性発光材料が特に注目されている理
由は、原理的に高発光効率が期待できるからである。そ
の理由は、キャリア再結合により生成される励起子は1
重項励起子と3重項励起子からなり、その確率は1:3
である。これまでの有機EL素子は、1重項励起子から
基底状態に遷移する際の蛍光を発光として取り出してい
たが、原理的にその発光収率は生成された励起子数に対
して、25%でありこれが原理的上限であった。しか
し、3重項から発生する励起子からのりん光を用いれ
ば、原理的に少なくとも3倍の収率が期待され、さら
に、エネルギー的に高い1重項からの3重項への項間交
差による転移を考え合わせれば、原理的には4倍の10
0%の発光収率が期待できる。
【0014】他に、三重項からの発光を要した文献に
は、特開平11−329739号公報(有機EL素子及
びその製造方法)、特開平11−256148号公報
(発光材料およびこれを用いた有機EL素子)、特開平
8−319482号公報(有機エレクトロルミネッセン
ト素子)等がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記、りん光発光を用
いた有機EL素子では、特に通電状態の発光劣化が問題
となる。りん光発光素子の発光劣化の原因は明らかでは
ないが、一般に3重項寿命が1重項寿命より、3桁以上
長いために、分子がエネルギーの高い状態に長く置かれ
るため、周辺物質との反応、励起多量体の形成、分子微
細構造の変化、周辺物質の構造変化などが起こるのでは
ないかと考えられている。
【0016】いずれにしても、りん光発光素子は高発光
効率が期待されるが、一方で通電劣化が問題となる。
【0017】そこで、本発明は、高効率発光で、耐久性
に優れ、長い期間高輝度を保つ発光素子及び表示装置を
提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、特に有機化合物層の不
純物に着目し、有機化合物層に含まれる不純物の量が、
強く初期の特性や耐久性能に影響を与えていることを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0019】即ち、本発明の発光素子は、一対の電極間
に少なくとも一層の有機化合物層を有する発光素子にお
いて、不純物の含有量が1.0質量%以下、好ましくは
0.5質量%以下、より好ましくは0.1質量%以下で
ある有機化合物層を少なくとも一層有することを特徴と
する。
【0020】本発明の発光素子においては、前記不純物
が、有機化合物層を構成する有機化合物より低分子量で
あること、有機化合物層を構成する有機化合物に由来す
る分解生成物であることが好ましい。
【0021】また、前記不純物を含有する有機化合物層
が、発光層、ホール輸送層、電子輸送層、ホール注入
層、または励起子拡散防止層であることが好ましい。
【0022】更に、前記発光素子がりん光発光を用いた
発光素子であることが好ましい。
【0023】また、本発明の表示装置は、上記発光素子
を表示素子として備えたことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】EL素子の発光効率を高めるため
には、発光中心材料そのものの発光量子収率が大きいこ
とは言うまでもない。しかしながら、ホスト−ホスト
間、あるいはホスト−ゲスト間のエネルギー移動が如何
に効率的にできるかも大きな問題となる。また、通電に
よる発光劣化は今のところ原因は明らかではないが、少
なくとも発光中心材料そのもの、または、その周辺分子
による発光材料の環境変化に関連したもの、あるいは、
キャリア輸送層の材料などの劣化によるものと想定され
る。
【0025】本発明の発光素子は、一対の電極間に少な
くとも一層の有機化合物層を有する発光素子である。発
光素子の層構成としては特に限定されず、図1に示す様
な構成が挙げられる。
【0026】また、本発明の発光素子は、不純物の含有
量が1.0質量%以下、好ましくは0.5質量%以下、
より好ましくは0.1質量%以下である有機化合物層を
少なくとも一層有する。不純物の含有量が1.0質量%
以下であれば、耐久性に優れ、りん光発光を用いた発光
素子の場合には、初期特性にも優れる。
【0027】本発明における不純物とは、発光効率を向
上させるために故意に加える不純物ではなく、有機化合
物層を構成する有機化合物に由来する分解物や反応副生
成物例えば、精製が不十分で最初から有機化合物中に混
入しているもの、蒸着時の加熱による熱分解で発生する
もの等、意図せずに混入してしまう不純物のことをい
う。従って、本発明における不純物は、通常、有機化合
物層を構成する有機化合物より低分子量である。
【0028】また、不純物を含有する有機化合物層は、
発光層、ホール輸送層、電子輸送層、ホール注入層、励
起子拡散防止層のいずれであってもよい。
【0029】本発明の高効率・高耐久性の発光素子は、
省エネルギーや高輝度が必要な製品に応用が可能であ
る。応用例としては表示装置・照明装置やプリンターの
光源、液晶表示装置のバックライトなどが考えられる。
表示装置としては、省エネルギーや高視認性・軽量なフ
ラットパネルディスプレイが可能となる。また、プリン
ターの光源としては、現在広く用いられているレーザビ
ームプリンタのレーザー光源部を、本発明の発光素子に
置き換えることができる。独立にアドレスできる素子を
アレイ上に配置し、感光ドラムに所望の露光を行うこと
で、画像形成する。本発明の素子を用いることで、装置
体積を大幅に減少することができる。照明装置やバック
ライトに関しては、本発明による省エネルギー効果が期
待できる。
【0030】
【実施例】以下、実施例を示しながら本発明を説明す
る。
【0031】<実施例1〜5,比較例1〜2>以下に示
す層構成の素子を作製した。ガラス基板/ITO(70
nm)/αNPD(50nm)/Alq3(50nm)
/AlLi(Li1.8質量%、3nm)/Al(10
0nm)
【0032】有機化合物層からAl電極は、真空蒸着法
(真空度10-4Pa以下)で形成した。
【0033】純度に配慮して、αNPDは、蒸着前に、
昇華精製を3度繰り返して、高速液体クロマトグラフィ
により、99.9%以上であることを確認した。金属錯
体であるAlq3に関しても、純度が99.9%以上で
あることを確認した。蒸着後の蒸着された有機化合物層
を検査したが、これにも不純物が存在しないことを確認
した。
【0034】αNPD層形成時に、αNPDを密閉した
容器で一度分解温度まで上昇させた後、再び室温まで戻
したαNPD−を、表1に示す割合で共蒸着した。
【0035】これらの素子に電圧を印加するとIr(p
py)3からの発光が確認された。また、ITOを陽極
として、乾燥窒素中で12Vを電圧印加して、耐久特性
を評価した。結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】表1に示す様に、αNPD−の含有量が
1質量%以下で耐久性が特に良好になり、0.1質量%
でさらに良くなっており、αNPD−の含有量が耐久
性能に強く影響していることがわかった。
【0038】本実施例では、故意にαNPD−を混入
させたが、現実にαNPD蒸着時にαNPD−が混入
されるのは、精製が不十分で蒸着前から材料中にαNP
D−に由来する成分が残っている場合と、蒸着時に加
熱され、その熱で分解され、αNPD−に由来する成
分が混入する場合が考えられる。
【0039】いずれにせよ、耐久性能はαNPD−の
含有量が、1.0質量%以下、好ましくは0.5%質量
以下、さらに好ましくは0.1質量%以下が良い。
【0040】<実施例6〜10,比較例3〜4>以下に
示す層構成のりん光発光素子を作製した。 ガラス基板/ITO(70nm)/αNPD(50n
m)/CBP:Ir(ppy)3(7%)/BCP(2
0nm)/Alq3(50nm)/AlLi(Li1.
8質量%、3nm)/Al(100nm)
【0041】前実施例の様に、αNPD、CBP,Ir
(ppy)3,BCP,Alq3を99.9%以上の純
度に精製した。また、前実施例と同様にして、CBP:
Ir(ppy)3層形成時に、CBPを密閉した容器で
一度分解温度まで上昇させた後,再び室温まで戻したC
BP−を表2に示す割合で混入させた。
【0042】こららの素子に電圧を印加するとIr(p
py)3からの発光が確認された。また、前実施例と同
様に、耐久特性を評価した。結果を表2に示す。
【0043】
【表2】
【0044】表2に示す様に、実施例1〜5と同様、耐
久性能を向上させるためには、CBPからの分解生成物
であるCBP−の含有量が、1.0質量%以下、好ま
しくは0.5質量%以下,さらに好ましくは0.1質量
%以下が良い。
【0045】また、このりん光発光素子では、初期特性
が分解生成物が1.0質量%以下で著しく改善される。
すなわち同じ電圧をかけた場合に、上記不純物含有量が
1.0質量%と2.0質量%を比較すると発光輝度が2
倍以上になる。この初期特性の改善は、実施例1〜5の
蛍光発光素子にはない現象であり、りん光発光素子特有
の現象である。
【0046】本実施例により、りん光発光素子にも、本
発明が有用であることが確認された。さらに、蛍光素子
にはない初期特性も改善されることが明らかになった。
【0047】<実施例11〜15,比較例5〜6>以下
に示す層構成の高分子発光素子を作製した。 ガラス基板/ITO(70nm)/PEDOT:PSS
(50nm)/PVK:Ir(ppy)3(3%)(5
0nm)/Ca(100nm)
【0048】PEDOT、PVK、PSSの構造は以下
に示すとおりである。
【0049】
【化2】
【0050】前実施例の様にPEDOT:PSS、PV
K、Ir(ppy)3を99.9%以上の純度に精製し
た。また、前実施例と同様にして、PVK層形成時に、
PVKを密閉した容器で一度分解温度まで上昇させた
後,再び室温まで戻したPVK−を表3に示す割合で
混入させた。
【0051】こららの素子に電圧を印加するとIr(p
py)3からの発光が確認された。また、前実施例と同
様に、耐久特性を評価した。結果を表3に示す。
【0052】
【表3】
【0053】表3に示す様に、実施例1〜5と同様、耐
久性能を向上させるためには、PVKからの分解生成物
であるPVK−の含有量が、1.0質量%以下、好ま
しくは0.5質量%以下,さらに好ましくは0.1質量
%以下が良い。
【0054】また、このりん光発光素子では、初期特性
が分解生成物が1.0質量%以下で著しく改善される。
すなわち同じ電圧をかけた場合に、上記不純物含有量が
1.0質量%と2.0質量%を比較すると発光輝度が2
倍以上になる。
【0055】本実施例においても、りん光発光素子に
も、本発明が有用であることが確認された。さらに、蛍
光素子にはない初期特性も改善されることが明らかにな
った。
【0056】<実施例16〜18,比較例7>実施例6
〜10と同様の材料を用いて、同様の層構成のりん光発
光素子を作製した。但し、CBPについては、カラム精
製したもの、再結晶にて精製した物、昇華精製した物の
3種を用い、精製度の差により蒸着前の純度に差を持た
せた。
【0057】予備実験として、ガラス基板にIr(pp
y)3とともにCBPを真空蒸着した物を成分分析する
と、不純物濃度がそれぞれ2%(比較例7)、1.0%
(実施例18)、0.5%(実施例17)、0.1%
(実施例16)であった。これら不純物は種々の化合物
の混合物であった。
【0058】これらの素子を用いて、これまでの実施例
同様、耐久特性を評価した。結果を表4に示す。
【0059】
【表4】
【0060】表4に示す様に、これまでの実施例と同
様、本実施例においても、不純物含有量が1.0質量%
以下、好ましくは0.5質量%以下、さらに好ましくは
0.1質量%以下で、耐久性能が著しく向上することが
明らかになった。
【0061】<実施例19,比較例8>実施例6〜10
と同様の材料を用いて、同様の層構成のりん光発光素子
を作製した。本実施例では、発光層の真空蒸着時の速度
を0.2nm/sec(実施例19)と1.0nm/s
ec(比較例8)とした。
【0062】予備実験として、ガラス基板上に発光層を
蒸着した物を分析したところ、不純物含有量が0.2n
m/sec(実施例19)では0.2質量%、1.0n
m/sec(比較例8)では1.2質量%であった。不
純物は種々の化合物の混合物であった。
【0063】これらの素子を用いて、これまでの実施例
同様、耐久特性を評価した。結果を表5に示す。
【0064】
【表5】
【0065】表5に示す様に、蒸着速度による不純物濃
度の差で、耐久性能が異なる。この理由は、真空蒸着の
速度により、化合物の分解の程度に差が生じていること
が明らかになった。
【0066】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によれば、高
効率発光で、耐久性に優れ、長い期間高輝度を保つ発光
素子及び表示装置を得ることができる。更に、燐光発光
素子の場合には、初期特性も改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光素子の一例を示す図である。
【符号の説明】
11 金属電極 12 発光層 13 ホール輸送層 14 透明電極 15 透明基板 16 電子輸送層 17 励起子拡散防止層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坪山 明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岡田 伸二郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 三浦 聖志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 森山 孝志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 古郡 学 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB02 AB03 AB11 CA01 CB01 DA01 DB03 EB00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の電極間に少なくとも一層の有機化
    合物層を有する発光素子において、不純物の含有量が
    1.0質量%以下である有機化合物層を少なくとも一層
    有することを特徴とする発光素子。
  2. 【請求項2】 前記不純物の含有量が0.5質量%以下
    であることを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
  3. 【請求項3】 前記不純物の含有量が0.1質量%以下
    であることを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
  4. 【請求項4】 前記不純物が、有機化合物層を構成する
    有機化合物より低分子量であることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の発光素子。
  5. 【請求項5】 前記不純物が、有機化合物層を構成する
    有機化合物に由来する分解生成物であることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の発光素子。
  6. 【請求項6】 前記不純物を含有する有機化合物層が発
    光層であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
    記載の発光素子。
  7. 【請求項7】 前記不純物を含有する有機化合物層がホ
    ール輸送層であることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載の発光素子。
  8. 【請求項8】 前記不純物を含有する有機化合物層が電
    子輸送層であることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載の発光素子。
  9. 【請求項9】 前記不純物を含有する有機化合物層がホ
    ール注入層であることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載の発光素子。
  10. 【請求項10】 前記不純物を含有する有機化合物層が
    励起子拡散防止層であることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載の発光素子。
  11. 【請求項11】 前記発光素子がりん光発光を用いた発
    光素子であることを特徴とする請求項1〜10のいずれ
    かに記載の発光素子。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の発
    光素子を表示素子として備えたことを特徴とする表示装
    置。
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