JP2002372462A - シース型金属溶湯用熱電対 - Google Patents

シース型金属溶湯用熱電対

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JP2002372462A
JP2002372462A JP2001180327A JP2001180327A JP2002372462A JP 2002372462 A JP2002372462 A JP 2002372462A JP 2001180327 A JP2001180327 A JP 2001180327A JP 2001180327 A JP2001180327 A JP 2001180327A JP 2002372462 A JP2002372462 A JP 2002372462A
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thermocouple
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sheath
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Takamoto Suzuki
隆元 鈴木
Tetsuya Isshiki
鉄也 一色
Mitsuru Okada
充 岡田
Hidenori Kita
英紀 北
Kazuo Osumi
和生 大角
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シース型金属溶湯用熱電対の金属素線の測温
接点と、保護管の先端部の内面との接触部を改善し、金
属素線の断線を極力抑え、応答性を高める。 【解決手段】 金属素線1,2の先端を互いに接合した
測温接点3を、セラミックからなる保護管4の先端部4
cの内面に固定剤5により接着固定する。金属素線1,
2の他の部分は、保護管4の基端部4aの金属素線1,
2も含めて、固定しないで自由の状態にする。保護管4
の先端部4cの内面には、アルミナ,チタニアを主成分
とする被膜4bを施す。固定剤5には無機系接着剤であ
つて、珪素を含まないマグネシア,ジルコニア,アルミ
ナなどの絶縁材料を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属溶湯の温度測定
に好適な耐久性に優れた、シース型金属溶湯用熱電対に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2本の金属素線の一端部を接合し
て測温接点とする熱電対を保護管の内部へ挿入しうえ金
属素線を保護管に固定し、保護管の先端部の内面と測温
接点との間には、熱膨張による金属素線の伸びに相当す
る間隔を設け、金属素線の熱膨張を吸収して支障のない
ようにした金属溶湯用熱電対が知られている。しかしな
がら、上述の金属溶湯用熱電対は保護管の先端部の内面
と金属素線の測温接点とが直接接触していないので、熱
伝導が劣り、応答性が悪いのが実情である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上述の
問題に鑑み、保護管の先端部の内面と金属素線の測温接
点との接触部を改善し、金属素線の断線を極力抑え、応
答性を高めたシース型金属溶湯用熱電対を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の構成は先端が閉鎖されたセラミックまたは
サーメットからなる保護管の内部に、熱電対を構成する
1対の金属素線の測温接点を前記保護管の先端部に位置
するように挿入し、前記保護管の先端部の内面に前記金
属素線の測温接点または測温接点の周辺のみを固定し、
前記金属素線の他の部分を固定しないようにしたことを
特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明ではシース型金属溶湯用熱
電対の保護管を、窒化珪素Si3N4 ,サイアロン,アルミ
ナAl2O3 ,シリカSiO2,ジルコニアZrO2,マグネシアMg
O または石英ガラス系材料から作成する。好ましくは、
金属溶湯用熱電対の金属素線の表面には、セラミック粉
末を溶射によりコーテイングするか、または無機系被覆
材料などをコーテイングする。また、金属溶湯用熱電対
の金属素線が白金Ptまたは白金Pt系合金から形成される
場合は、金属溶湯用熱電対の保護管は窒化珪素Si3N4
サイアロン,シリカSiO2,ガラス系材料などの珪素を含
む材料から形成され、保護管は窒化珪素Si3N4 ,サイア
ロン,シリカSiO2,ガラス系材料などの珪素を含む材料
から形成され、保護管の内面はアルミナAl2O3 ,ジルコ
ニアZrO2,マグネシアMgO ,チタニアTiO ,窒化硼素B
N,チタン酸アルミニウムAl2TiO5 などの珪素を含まな
い材料を被覆される。
【0006】保護管と金属素線の測温接点とを固定する
固定剤には、マグネシアMgO ,ジルコニアZrO2,アルミ
ナAl2O3 などの珪素を含まない絶縁材料を用いる。金属
溶湯用熱電対の保護管の基端部には、フッ素樹脂,窒化
硼素BNなどの低摩擦性材料から作製したリングを嵌合す
るか、または2つの孔を有する絶縁管を嵌合する。保護
管の内部の金属素線は、リングまたは絶縁管から外部へ
引き出す。金属溶湯用熱電対の保護管の外径は8mm以
下とする。
【0007】
【実施例】図1は本発明の第1実施例によるシース型金
属溶湯用熱電対の側面図である。金属溶湯用熱電対を構
成する金属素線1,2は、それぞれ白金Pt―ロジウムRh
系(JIS R型)またはアルメル−クロメル系(JIS K
型)の対からなり、両端を互いに結合される。金属素線
1,2の先端は互いに溶接により接合されて測温接点3
とされ、金属素線1,2の基端(図示せず)は互いに溶
接により接合されて基準接点とされる。基準接点は所定
の温度(例えば0℃)に保たれ、両端の電位差から測定
接点3の温度が求められる。金属溶湯用熱電対の保護管
4は、窒化珪素系のセラミックから作成され、基端部4
aが開放され、先端部4cが閉鎖される。保護管4の寸
法は例えば外径が8mm、内径が6mm、長さ400m
mmのものである。固定剤5を充填した注射器の長針を
先端部4cの外部から内部へ突き刺すか、基端部4aか
ら内部へ挿入して、固定剤5であるアルミナ系接着剤を
約1ml注入した。次いで、金属素線1,2の先端を互
いに接合してなる測温接点3を保護管4の先端部4cの
内面まで挿入し、固定剤5により先端部4cの内面に測
温接点3を接着固定した。固定剤5には無機系接着剤、
特に珪素を含まないマグネシアMgO ,ジルコニアZrO2
アルミナAl2O3 などの珪素を含まない絶縁材料を用い
た。R型金属溶湯用熱電対の場合には、金属素線1,2
の表面に絶縁のためのアルミナの被膜を予めゾルゲル法
により形成した。金属素線1,2の表面の被膜は、セラ
ミック粉末を溶射によりコーテイングするか、無機系被
覆材料などをコーテイングすることにより形成してもよ
い。
【0008】上述のようにして作製された本発明による
金属溶湯用熱電対は、金属素線1,2の互いに接合され
た測温接点3が、保護管4の先端部4cの内面に接着固
定されているので、従来のものに比べて熱伝導が改善さ
れ、応答性が向上される。さらに、保護管4の先端部4
cの内面に、金属素線1,2の測温接点3が接着固定さ
れるだけで、金属素線1,2の後方部分(基端側部分)
は固定されない自由な状態にあるので、金属素線1,2
の熱膨張による伸びが抑えられることなく吸収され、繰
返し使用による金属素線1,2の断線が防止される。
【0009】次に、本発明によるR型金属溶湯用熱電対
とK型金属溶湯用熱電対とに対する従来のR型金属溶湯
用熱電対とK型金属溶湯用熱電対との比較試験を行うた
めに、各金属素線1,2にそれぞれアルミナ製の絶縁管
を外挿したうえ、窒化珪素製の保護管4の内部へ挿入
し、金属素線1,2の先端の測温接点3が保護管4の先
端部4cの内面に接触するようにし、保護管4の基端部
4aでは金属素線1,2を絶縁管に絶縁性接着剤により
固定し、絶縁管を保護管4に絶縁性接着剤により固定し
てなる、比較用のR型金属溶湯用熱電対とK型金属溶湯
用熱電対とを作製した。
【0010】本発明によるR型金属溶湯用熱電対とK型
金属溶湯用熱電対と比較用のR型金属溶湯用熱電対と比
較用のK型金属溶湯用熱電対とを用いて、応答性と耐久
性についての金属溶湯の測温試験を繰り返し行い、図
4,5に示すような試験結果を得た。本発明によるR型
金属溶湯用熱電対と比較用R型金属溶湯用熱電対とを用
いて、温度1450℃の鋳鉄溶湯の測温試験を行つたと
ころ、図4に示すように、本発明によるR型金属溶湯用
熱電対の溶湯温度の測定値が所定の値に落ち着くまでの
時間は、比較用のR型金属溶湯用熱電対のそれの約1/
2であり、応答性に優れることが確認された。
【0011】この応答試験で分かつたことは、本発明に
よるR型金属溶湯用熱電対では、金属素線1,2の先端
を互いに接合された測温接点3が、保護管4の先端部4
cの内面に接着固定されているので、鋳鉄溶湯の熱が迅
速かつ円滑に測温接点3へ伝わることである。これに対
し、比較用のR型金属溶湯用熱電対の応答性が劣るの
は、金属素線1,2の測温接点3が保護管4の先端部4
cの内面に単に接触するだけで、測温中に金属素線1,
2の熱膨張などにより、測温接点3と保護管4の先端部
4cの内面との間に接触不良が生じることによるものと
考えられる。
【0012】図5に示すように、耐久試験の結果では、
比較用のR型金属溶湯用熱電対(従来品)が、100〜
150回程度の測温回数で金属素線1,2が断線したの
に対し、本発明によるR型金属溶湯用熱電対は、200
〜300回の測温回数まで使用に耐え、比較用のR型金
属溶湯用熱電対のほぼ2〜3倍の耐久性があることが判
明した。耐久試験で断線した金属素線1,2の断面を観
察してみると、比較用のR型金属溶湯用熱電対は、熱応
力(引張荷重)により金属素線1,2が切断されている
ことが確認された。金属素線1,2の後方部分と保護管
4の基端部4aでは、金属素線1,2が絶縁管に、絶縁
管が保護管4にそれぞれが絶縁性接着剤により固定さ
れ、金属素線1,2の伸縮が規制されているので、熱に
よる伸縮の繰返しが断線の原因と考えられる。
【0013】一方、本発明によるR型金属溶湯用熱電対
は、保護管4の先端部4cの内面に測温接点3だけが接
着固定され、金属素線1,2の他の部分ないし後方部分
は固定されていないので、金属素線1,2の熱膨張によ
る伸びが妨げられることはなく、伸縮の繰返しによる影
響を受けない。そして、断線した金属素線1,2の破断
面を観察してみると、金属素線1,2は破断面の凹凸で
粗く、溶損による断線の形跡がみられ、元素分析の結
果、白金と珪素との低融点化合物の生成が認められた。
これは、窒化珪素製の保護管4を構成する珪素と金属素
線1,2を構成する白金とが反応したことによるものと
考えられる。
【0014】次に、本発明によるK型金属溶湯用熱電対
と比較用のK型金属溶湯用熱電対とを用いて温度700
℃のアルミニウム溶湯の測温試験を行つたところ、本発
明によるR型金属溶湯用熱電対と比較用のR型金属溶湯
用熱電対とを用いて温度1450℃の鋳鉄溶湯の測温試
験を行つた場合と同様に、本発明によるK型金属溶湯用
熱電対の方が、比較用のK型金属溶湯用熱電対よりも応
答性と耐久性が優れていることが確認された。
【0015】また、保護管4の材料として窒化珪素以外
の材料、例えばサイアロン,Mo−ZrO2系サーメット,ア
ルミナAl2O3 ,シリカSiO2,ジルコニアZrO2,マグネシ
アMgO ,石英ガラスなどを用いて作製した金属溶湯用熱
電対について、温度1450℃の鋳鉄溶湯の測温試験
と、温度700℃のアルミニウム溶湯の測温試験とを繰
り返し行つた。同測温試験の結果は、前述の窒化珪素製
の保護管4を用いたR型金属溶湯用熱電対についての測
温試験と同様に、応答性と耐久性についての有効性が認
められた。ただし、サイアロンやシリカSiO2のように珪
素を含む材料から作成した保護管4を用いたR型金属溶
湯用熱電対についての測温試験では、窒化珪素Si3N4
外の材料から作成した保護管4を用いたものに比べて、
保護管4の珪素Siと金属素線1,2の白金Ptとの反応が
原因で金属素線1,2が断線し易いことが確認された。
上述の理由から、保護管4の先端部4cの内面に金属素
線1,2の測温接点3を接着固定する固定剤5について
も、マグネシアMgO ,ジルコニアZrO2,アルミナAl2O3
などの珪素を含まない絶縁材料からなるものを用いるの
がよい。
【0016】図2は本発明の第2実施例であり、珪素を
含む材料から作成した保護管4と、白金−ロジウム系金
属素線1,2とからなるR型金属溶湯用熱電対におい
て、保護管4の成分である珪素と、金属素線1,2の成
分である白金とが反応するのを防止するために、保護管
4の内面にアルミナAl2O3 とチタニアTiO2を主成分とす
る被膜4bを形成したものである。金属素線1,2の表
面にも、絶縁のためのアルミナAl2O3 の被膜が予めゾル
ゲル法により形成されるのが好ましい。金属素線1,2
の表面の被膜は、セラミック粉末を溶射によりコーテイ
ングするか、無機系被覆材料などをコーテイングするこ
とにより形成してもよい。他の構成は、図1の実施例の
ものと同じである。第2実施例に係る金属溶湯用熱電対
について、第1実施例と同様の金属溶湯の測温試験を行
つた結果、保護管4の内面に被膜4bのないものでは珪
素と白金が反応したことが考えられ、200〜300回
の測温回数で断線したのに対し、保護管4の内面に被膜
4bを施したものでは、図5に示すように、測温回数で
400回ほどの耐久性が得られ、被膜4bにより珪素と
白金の反応が抑制されることが確認された。
【0017】図3は本発明の第3実施例であり、保護管
4の基端部4aの内面に、窒化硼素BNなどの低摩擦性を
有する材料から作製したリング7を取り付けたものであ
る。他の構成は図1または図2の実施例のものと同じで
ある。第3実施例に係る金属溶湯用熱電対について、第
1実施例と同様の金属溶湯の測温試験を行つた結果、保
護管4の基端部4aから金属素線1,2が突出する部分
に、窒化硼素などのリング7を取り付けたことにより、
熱膨張と収縮からくる金属素線1,2の伸縮が円滑に行
われるようになり、断線が抑制され、耐久性がさらに向
上された。つまり、図5に示すように、測温回数で45
0回ほどの耐久性が得られた。
【0018】第3実施例において、リング7を取り付け
る代りに、保護管4の基端部4aの内部に、2つの孔を
有する絶縁管に嵌合し、金属素線1,2を絶縁管の孔へ
挿通して保護管4の外部へ引き出すようにしてもよい。
【0019】次に、本発明による金属溶湯用熱電対の、
保護管4の外径の違いによる応答性試験を行つた。外径
が3.2mm,4mm,6mm,8mm,10mmの保
護管4を用いたR型金属溶湯用熱電対により、温度14
50℃の鋳鉄溶湯の測温を実施し、応答性の評価を行つ
た。図6に示すように、外径が3.2〜8mmの保護管
4を用いたR型金属溶湯用熱電対では、各測定値が所定
の値に落ち着くまでの時間は6〜8秒とあまり変わらな
いのに対し、外径が10mmの保護管4を用いたもので
は、測定値が所定の値に落ち着くまでの時間は13秒と
長く、極端に応答性が悪くなることが確認された。
【0020】
【発明の効果】本発明は上述のように、先端が閉鎖され
たセラミックまたはサーメットからなる保護管の内部
に、熱電対を構成する1対の金属素線の測温接点を前記
保護管の先端部に位置するように挿入し、前記保護管の
先端部の内面に前記金属素線の測温接点または測温接点
の周辺のみを固定し、前記金属素線の他の部分を固定し
ないので、測温の際に金属溶湯の熱が迅速かつ円滑に測
温接点に伝わり、応答性が向上される。
【0021】保護管の先端部の内面に金属素線の測温接
点またはその周辺が固定され、金属素線の他の部分ない
し後方部分は自由の状態にあるので、金属素線の熱膨張
による伸びが抑えられることなく吸収され、繰返し使用
により生じる金属素線の断線が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るシース型金属溶湯用
熱電対の側面断面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係るシース型金属溶湯用
熱電対の側面断面図である。
【図3】本発明の第3実施例に係るシース型金属溶湯用
熱電対の側面断面図である。
【図4】本発明によるシース型金属溶湯用熱電対と従来
型の比較用の金属溶湯用熱電対との測温試験の結果を表
す線図である。
【図5】本発明の第1〜第3の実施例に係るシース型金
属溶湯用熱電対と従来型の比較用の金属溶湯用熱電対と
の測温試験の結果を表す線図である。
【図6】本発明によるシース型金属溶湯用熱電対におけ
る保護管の外径と応答性との関係を表す線図である。
【符号の説明】
1:金属素線 2:金属素線 3:測温接点 4:保護
管 4a:基端部 4b:被膜 4c:先端部 5:固
定剤 7:リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北 英紀 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞセラミックス研究所内 (72)発明者 大角 和生 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞセラミックス研究所内 Fターム(参考) 2F056 BP01 BP06 BP07 KC06 KC11 KC12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端が閉鎖されたセラミックまたはサーメ
    ットからなる保護管の内部に、熱電対を構成する1対の
    金属素線の測温接点を前記保護管の先端部に位置するよ
    うに挿入し、前記保護管の先端部の内面に前記金属素線
    の測温接点または測温接点の周辺のみを固定し、前記金
    属素線の他の部分を固定しないようにしたことを特徴と
    するシース型金属溶湯用熱電対。
  2. 【請求項2】前記保護管は窒化珪素,サイアロン,アル
    ミナ,シリカ,ジルコニア,マグネシアまたはガラス系
    材料から作成した、請求項1に記載のシース型金属溶湯
    用熱電対。
  3. 【請求項3】前記金属素線の表面にセラミック粉末を溶
    射によりコーテイングするか、無機系被覆材料などをコ
    ーテイングした、請求項1に記載のシース型金属溶湯用
    熱電対。
  4. 【請求項4】前記金属素線は白金または白金系合金から
    形成され、前記保護管は窒化珪素,サイアロン,シリカ
    SiO2,ガラス系材料などの珪素を含む材料から形成さ
    れ、前記保護管の内面はアルミナAl2O3 ,ジルコニアZr
    O2,マグネシアMgO ,チタニアTiO ,窒化硼素BN,チタ
    ン酸アルミニウムAl2TiO5 などの珪素を含まない材料を
    被覆されている、請求項1に記載のシース型金属溶湯用
    熱電対。
  5. 【請求項5】前記保護管と前記金属素線の測温接点とを
    固定する固定剤が、マグネシアMgO,ジルコニアZrO2
    アルミナAl2O3 などの珪素を含まない絶縁材料からな
    る、請求項1に記載のシース型金属溶湯用熱電対。
  6. 【請求項6】前記保護管の基端部の内部に、フッ素樹
    脂,窒化硼素などの低摩擦性材料から作製したリングを
    嵌合するか、2つの孔を有する絶縁管を嵌合し、前記金
    属素線をリングまたは絶縁管を経て前記保護管の外部へ
    引き出した、請求項1に記載のシース型金属溶湯用熱電
    対。
  7. 【請求項7】前記保護管の外径は8mm以下である、請
    求項1に記載のシース型金属溶湯用熱電対。
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