JP2000088668A - 熱電対 - Google Patents

熱電対

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は,保護管を高熱伝導率の内管と積層
構造で低熱伝導率の外管とで構成し,測温応答性を向上
させると共に耐久性,耐熱性を向上させて反復使用を可
能にした長寿命の熱電対を提供する。 【解決手段】 この熱電対は,先端に受熱部4を備えた
保護管1,保護管1内に充填された耐熱性材料から成る
充填材8及び充填材8中に配置された測温部9を構成す
る異なる組成の一対の金属素線6,7から成る。保護管
1は,緻密質で高熱伝導率の材料から成る内管2と,内
管2の外側に脱水縮合型のセラミック材の固定材5で固
定された耐熱性で低熱伝導率の材料から成る積層体の外
管3とから構成されている。受熱部4は内管2の先端
が,外管3から外側に露出することによって構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,鉄等の金属の溶
湯を測温する保護管を備えた金属溶湯測温用熱電対に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来,約1700℃の製鋼溶湯を測温す
るための熱電対は,材料として比較的に融点が高く,大
気中で安定であるPt−Rhを素線とし,該Pt−Rh
素線をアルミナシリカファイバー製のパイプに固定した
構造のものが使用されている。このような熱電対は,製
鋼溶湯の測温を約1〜2回程度行った後に,正確な温度
の測定が不能となり,廃棄しているのが現状であり,熱
電対を多数回にわたって反復利用できずに熱電対そのも
のが極めて高価なものになっている。
【0003】また,熱電対として.保護管をサーメット
を材料として作製し,該保護管の内部にPt−Rh線或
いはW−Re素線を内包した構造のものが知られてい
る。
【0004】また,特開平6−160200号公報に
は,気密端子付シース型熱電対が開示されている。該熱
電対は,過渡的な温度変化等により,端子部に温度勾配
が生じても測定誤差を生じさせないものであり,アルメ
ル線とクロメル線の異種金属線からなる熱電対素線をス
テンレス製シース内に無機絶縁材と共に,相互に絶縁し
て収納し,シースの基端側を気密端子部により気密に封
止する。気密端子部のセラミック端板に取り付けられた
2本のコパール製の貫通パイプの内部に絶縁スリーブが
挿入され,各熱電対素線はその内部を通って貫通パイプ
と直接接触せずに外部に引き出されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら.サーメ
ット保護管の耐熱衝撃性はSi3 4 保護管の1.5倍
の強度であり,また,Si3 4 保護管の熱電対を17
00℃を越える鉄溶湯に直接浸した場合には,比較的に
短時間のうちに保護管に亀裂等が発生し,破損に至る。
また,Pt−Rh熱電対は,不活性ガス雰囲気での使用
はできず,大気中での使用可能温度は1500℃が限界
温度であり,例えば,鉄溶湯の測温では,保証温度の上
限を越えており,正確な温度測定ができない上,融点近
傍の温度であり寿命が短いという問題がある。Pt−R
h素線を用いたPR熱電対の熱起電力は,CA熱電対の
約1/15であり,W−Re熱電対の約1/7と小さい
ため,それらの熱電対に比較して測温の精度が劣り,応
答性が悪いという問題を有している。そのため,現場に
おいては,溶鉱炉の溶湯を測温するため,作業者は溶解
炉の近傍で温度が安定するまでの約8秒間,その測定場
所に居ることを余儀なくされる。
【0006】特に,熱電対の保護管を積層構造に構成し
た場合には,保護管における熱の伝わりが悪く,応答性
が遅いという問題がある。ところで,W−Re熱電対
は,大気中及び不活性ガス雰囲気中での使用が可能であ
り,大気中での使用可能温度は400℃が限界温度であ
り,不活性ガス雰囲気中での使用可能温度は2300℃
が限界温度である。
【0007】また,従来の熱電対は,溶湯の測温に際し
て,鉄の溶湯が付着し易く,応答性が悪いという問題を
有している。熱電対のPt−Rh素線や保護管に,溶湯
の鋳鉄が付着し,それを除去するための工程は煩雑にな
り,しかも現行品は寿命が2回程度の測温であり,熱電
対の交換作業も手間がかかるという問題がある。また,
熱電対におけるW−Re素線は,大気中では酸化し易
く,鋳鉄溶湯の温度測定には使用できないものである。
しかも,外側の保護管には,鉄溶湯が付着し易いという
問題を有している。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,上記
の課題を解決するため,応答性を良好にし且つ耐久性を
向上させ,金属素線として融点が2300℃以上のタン
グステン−レニウム線を使用し,保護管の先端の受熱部
を鉄と反応し難い材料のモリブデン基(Mo)を母相と
した高熱伝導率の材料から成る内管を構成し,該内管の
外側に耐熱性で低熱伝導率のAl2 3 ,カーボン等の
材料から成る積層構造の外管を配置し,多数回の反復使
用を可能にした熱電対を提供することである。
【0009】この発明は,先端に受熱部を備えた保護
管,該保護管内に充填された耐熱性材料から成る充填
材,及び該充填材中に配置され且つ端部が結線された測
温部を構成する異なる組成の一対の金属素線から成る熱
電対において,前記保護管は緻密質で高熱伝導率の材料
から成る内管と,該内管の外側に脱水縮合型のセラミッ
ク材で固定された耐熱性で低熱伝導率の材料から成る積
層体の外管とから構成され,前記受熱部は前記内管の先
端が前記外管から外側に露出することによって構成され
ていることを特徴とする熱電対に関する。
【0010】前記内管の前記受熱部は,Moを母相とし
てAlN,SiC,ZrN,ZrB 2 ,ZrO2 のうち
少なくとも1種以上の化合物が分散している材料から構
成されている。
【0011】前記外管の前記積層体は,Al2 3 ,M
o,Si3 4 のうち少なくとも1種以上を主成分とす
る層とカーボンを主成分とする層が交互に積層されてい
る。
【0012】前記金属素線は,タングステン−レニウム
合金線である。更に,前記金属素線の結線された前記測
温部は前記内管の前記受熱部の内面に密着している。
【0013】前記保護管の開口端部は,緻密な耐熱部材
及びガラスで封止されている。
【0014】前記充填材は反応焼結窒化ケイ素セラミッ
クスである。更に,前記充填材はO,Al,Mgを含ん
でいるものである。
【0015】この熱電対は,上記のように,保護管を高
熱伝導材の内管とその外側の耐熱性で低熱伝導材の外管
から構成したので,保護管の先端ブロックから内部で密
着した金属素線から成る温度検知部に熱が伝わり易くな
って応答性が良くなると共に,外管を積層構造に構成し
ているので,熱衝撃より生じた亀裂が一気に内部まで進
展せず,カーボン等の境界層の部分で偏向し,破壊エネ
ルギが増大するため,保護管の寿命が改善される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
による熱電対の実施例を説明する。図1はこの熱電対の
実施例を示す断面図,図2は図1の熱電対の符号Aの領
域の拡大断面図,及び図3は本発明の熱電対と比較例の
熱電対との測温応答性を比較したグラフである。
【0017】この発明による熱電対は,先端に受熱部4
を備えた保護管1,保護管1内に充填された耐熱性材料
から成る充填材8,及び充填材8中に配置され且つ端部
が結線された測温部9を構成する温度検知体を構成する
異なる組成の一対の金属素線6,7から成る。保護管1
は,特に,緻密質で高熱伝導率の材料から成る内管2
と,内管2の外側に脱水縮合型のセラミック材の固定材
5で固定された耐熱性で低熱伝導率の材料から成る積層
体の外管3とから構成されている。受熱部4は,金属溶
湯等の材料の温度を測定する領域であり,内管2の先端
部が外管3を突き抜けて外管3から外側に露出すること
によって構成されている。
【0018】受熱部4を備えた内管2は,Moを母相と
してAlN,SiC,ZrN,ZrB2 ,ZrO2 のう
ち少なくとも1種以上の化合物が分散しており,鉄と反
応し難い材料から構成され,熱伝導率が100W/m・
Kと高い材料である。また,積層体から成る外管3は,
Al2 3 ,Mo,Si3 4 のうち少なくとも1種以
上を主成分とする層11と,カーボンを主成分とする層
12とが交互に積層されており,耐熱性で耐久性に優れ
ているが,熱伝導率が5〜6W/m・Kと低い材料であ
る。内管2と外管3とを固定する固定材5は,例えば,
炉材の組立て等に使用されるセラミックセメントのAl
(PO3 )−Al2 3 −MgOを使用できる。また,
保護管1の開口端部14は,緻密質の耐熱部材及び緻密
質のガラス(B2 3 /ZnO)から成る封止部材13
で封止されている。
【0019】温度検知体としての一対の金属素線6,7
は,タングステン−レニウム合金線である。一方の金属
素線6の組成はW−5Reであり,また,他方の金属素
線7の組成はW−26Reである。W−5Re素線6と
W−26Re素線7は,保護管1の内管2内の充填材8
に埋設された状態で隔置して延びるように配置されてい
る。また,金属素線6,7の各端部は,結線されて測温
部9を形成しており,測温部9は内管2の受熱部4の内
面10に密着している。W−5Re素線6とW−26R
e素線7の他端部は,保護管1の端部の封止部材13か
ら延び出し,例えば,保護管1の端部にコレットチャッ
クで固定されたステンレス製の支持棒を通って測定機器
に接続されている。
【0020】充填材8は,耐熱多孔質の構造を持つ反応
焼結窒化ケイ素セラミックスである。更に,充填材8は
O,Al,Mgを含んでいる。充填材8は,Tiが添加
された反応焼結窒化ケイ素,或いは,Si3 4 粉末を
含む有機ケイ素ポリマーから転化した無機物と耐熱セラ
ミック粉末との混合物で構成されている。充填材8が無
機物と耐熱セラミック粉末との混合物から成る場合に
は,混合物中にカーボンやBNを含有させることが好ま
しい。また,保護管1内に充填された充填材8は,Si
3 4 系反応焼結セラミックス等の材料から構成された
多孔質構造に構成され,その熱伝導率が小さく構成され
ている。例えば,充填材8は,空隙が多い構造に構成す
ることによって熱伝導率を小さく構成することができ
る。
【0021】また,積層構造の保護管1の外管3は,耐
熱性,耐溶損性に優れ,しかも,多重構造であるので熱
衝撃で最外殻層に亀裂が発生しても内部層へは緩やかに
破壊するので,例えば,従来のセラミックスから成る外
殻のような壊滅的な破壊に至ることがない。更に,保護
管1の内部には,充填材8を充填して製造する時にN 2
やArの不活性ガスを封入することもでき,その状態で
保護管1の端部に封止部材13が嵌合して密閉状態に構
成されている。
【0022】−実施例1− ドクターブレード法によって,厚さ約100ミクロンの
Al2 3 /カーボン,Mo−ZrN,Mo−ZrB2
及びMo−ZrO2 のシートを作製し,これらのシート
をステンレス棒に巻き付けて一端を閉鎖状態にした上,
これをゴム型内に入れてCIP法により圧密化すると共
に,一体化した成形体を作製する。ここで,CIPで加
圧後,荷重を解放した際に,スプリングバックにより成
形体が僅かに広がり,ステンレス棒を成形体から引き抜
く。次いで,成形体を脱脂した後に,これを水素雰囲気
内で焼成して多重層の積層構造から成る外側パイプ即ち
外管3を作製した。一方,Mo/ZrO2 ,Mo/Al
Nから成る混合粉末を原料として押し出し成形によって
一端が閉鎖端部で且つ他端が開口端部のパイプの成形体
を作製し,上記と同様に,該成形体を脱脂した後に,こ
れを水素雰囲気内で焼成して内側パイプ即ち内管2を作
製した。次いで,内管2内に,窒化ケイ素粉末,燐酸ア
ルミニウム,マグネシアを含むスラリーを充填する。次
いで,線径が0.2mm,長さ200mmの一対のW−
5Re素線6とW−26Re素線7を用いて,W−Re
素線6,7の端部を互いに溶接で結線し,結線した測温
部9を内管2の閉鎖端部の内面10に接触する状態に挿
入する。内管2内のスラリーを乾燥させた後,内管2を
外管3に挿入し,内管2と外管3との空隙に,燐酸アル
ミニウム〔Al(PO3 )〕,アルミナ(Al
2 3 ),マグネシア(MgO)から成るセラミックセ
メント(固体材5)を充填し,該セラミックセメントに
よって内管2を外管3内に固定した。次いで,内管2の
開口端部14を緻密質ガラス(B2 3 /ZnO)から
成る係止部材13を用いて内管2内を封止処理した。内
管2が固定された外管3をコレットチャックを用いてス
テンレス製の支持棒(図示せず)に固定した。
【0023】また,この熱電対の製造工程において,内
管2内に充填材8を充填するのに先立って,充填材8中
にカーボン及びBNをそれぞれ5%添加し,充填材8を
W−Re素線6,7の酸化を防止する組成にし,上記と
同様の製造工程によって熱電対を作製することもでき
る。即ち,充填材8にカーボン及びBNを添加すると,
充填材8中に酸素が含まれていても,該酸素はカーボン
及びBNと化合し,W−Re素線6,7の酸化が防止さ
れ,W−Re素線6,7の耐久性を向上させることがで
きる。
【0024】また,この熱電対の製造工程において,保
護管1内に充填する充填材8として,ジルコニアと燐酸
アルミニウム,水酸アルミニウムから成るペーストを使
用して,上記と同様の製造工程によって熱電対を作製し
た。前記ペーストは脱水反応により固化し,耐熱性の有
る材料となる。
【0025】次に,上記の実施例で作製した熱電対を用
いて,約1750℃の鉄溶湯に入れて測温を行い,その
応答性をテストした。この熱電対は,図3に示すよう
に,安定化するまでの時間は約6秒であった。比較のた
め,比較例として,保護管を,本発明のような内管2を
用いることなく,積層構造の外管3のみで作製した熱電
対を作製した。比較例の熱電対を,同様に,約1750
℃の鉄溶湯に入れて測温を行い,その応答性をテストし
た。比較例の熱電対は,図3に示すように,安定化する
までの時間はほぼ20秒であった。
【0026】また,この発明(本発明)の熱電対を用い
て,約1750℃の鉄溶湯の測温を500回以上繰り返
し行なったが,本発明の熱電対はまだ鉄溶湯の測温を十
分に行なうことができることを確認した。鉄溶湯の繰り
返しの測温後に,本発明の熱電対を観察したところ,外
管3には亀裂は発生していたが,その状態はカーボン層
の部分で偏向した状態で進展しているが,内部の積層層
中で亀裂が止まっており,内管2への亀裂の進展はない
ことが確認できた。
【0027】比較のため,保護管を積層構造でなく,一
層から成るモノリシック材製の保護管を作製し,該保護
管から成る比較品の熱電対を作製した。このとき,比較
品の保護管は,Mo−ZrO2 のサーメットで作製し
た。比較品の熱電対を用いて,上記と同様に,約175
0℃の鉄溶湯の測温を行なったところ,保護管は,10
数回の繰り返しの測温によって,熱衝撃により亀裂が発
生し,更に亀裂が保護管の内部即ち充填材まで進展し,
金属溶湯の測温が不能になった。
【0028】
【発明の効果】この発明による熱電対は,上記のよう
に,保護管を高熱伝導率の内管と低熱伝導率で且つ積層
構造の外管で作製したので,耐熱性で耐久性に富むと共
に,測温応答性を大幅に向上させることができた。ま
た,外管には鉄の付着がなく,保護管の外管の亀裂の進
展が内部まで進展せず,鉄溶湯の500回以上の繰り返
しの測温が高精度に且つ迅速に測温でき,耐久性を向上
でき,長寿命の熱電対を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この熱電対の実施例を示す断面図である。
【図2】図1の熱電対の符号Aの領域の拡大断面図であ
る。
【図3】本発明の熱電対と比較例の熱電対との測温応答
性を比較したグラフである。
【符号の説明】
1 保護管 2 内管 3 外管 4 受熱部 5 固定材 6,7 W−Re素線 8 充填材 9 測温部(結線部) 10 内管の内面 11 第1積層層(Al2 3 等の層) 12 第2積層層(カーボンの層) 13 封止部材(耐熱部材とガラス) 14 開口端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F056 BP01 BP05 BP06 BP07 BP08 KC01 KC02 KC06 KC08 KC11 KC12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に受熱部を備えた保護管,該保護管
    内に充填された耐熱性材料から成る充填材,及び該充填
    材中に配置され且つ端部が結線された測温部を構成する
    異なる組成の一対の金属素線から成る熱電対において,
    前記保護管は緻密質で高熱伝導率の材料から成る内管
    と,該内管の外側に脱水縮合型のセラミック材で固定さ
    れた耐熱性で低熱伝導率の材料から成る積層体の外管と
    から構成され,前記受熱部は前記内管の先端が前記外管
    から外側に露出することによって構成されていることを
    特徴とする熱電対。
  2. 【請求項2】 前記内管の前記受熱部は,Moを母相と
    してAlN,SiC,ZrN,ZrB2 ,ZrO2 のう
    ち少なくとも1種以上の化合物が分散している材料から
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱電
    対。
  3. 【請求項3】 前記外管の前記積層体は,Al2 3
    Mo,Si3 4 のうち少なくとも1種以上を主成分と
    する層とカーボンを主成分とする層が交互に積層されて
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱電対。
  4. 【請求項4】 前記金属素線は,タングステン−レニウ
    ム合金線であることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の熱電対。
  5. 【請求項5】 前記金属素線の結線された前記測温部は
    前記内管の前記受熱部の内面に密着していることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱電対。
  6. 【請求項6】 前記保護管の開口端部は,緻密な耐熱部
    材及びガラスで封止されていることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか1項に記載の熱電対。
  7. 【請求項7】 前記充填材は反応焼結窒化ケイ素セラミ
    ックスであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    1項に記載の熱電対。
  8. 【請求項8】 前記充填材はO,Al,Mgを含んでい
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載
    の熱電対。
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