JP2002372149A - 油圧駆動車両の油圧回路 - Google Patents

油圧駆動車両の油圧回路

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JP2002372149A
JP2002372149A JP2001178170A JP2001178170A JP2002372149A JP 2002372149 A JP2002372149 A JP 2002372149A JP 2001178170 A JP2001178170 A JP 2001178170A JP 2001178170 A JP2001178170 A JP 2001178170A JP 2002372149 A JP2002372149 A JP 2002372149A
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Haruyuki Kato
治之 加藤
Masatoshi Tomita
昌利 冨田
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Howa Machinery Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/38Control of exclusively fluid gearing
    • F16H61/40Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
    • F16H61/4035Control of circuit flow
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/38Control of exclusively fluid gearing
    • F16H61/40Control of exclusively fluid gearing hydrostatic
    • F16H61/44Control of exclusively fluid gearing hydrostatic with more than one pump or motor in operation
    • F16H61/456Control of the balance of torque or speed between pumps or motors

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪空転時に圧油流量を制御して他の車輪に
駆動力を発生させると共に、通常走行時の圧油通過抵抗
を小さくする。 【解決手段】 通常走行時、油圧モータ13,14を出
た圧油は、夫々直通油路26,28,29と絞り油路3
1,32との両方を通過するため、圧油の通過抵抗が、
直通油路のみの場合より小さくなってスムーズに圧油が
移動できる。路面の窪み等で一方の転圧タイヤ11が空
転などした時には、開閉バルブ27を励磁する。すると
圧油は、絞り回路31,32のみを通って流れるので、
空転していた転圧タイヤ11の油圧モータ13への圧油
供給量が制限され、その結果、他の油圧モータ7,14
に対する圧油圧力が上昇し、窪みに入っていない他方の
後輪12と前輪6とに駆動力が発生し、窪みに入り込ん
だ状態を脱出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、互いに並列な関
係にある別々の油圧モータにて駆動輪を駆動する油圧駆
動車両の駆動油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】左右前輪と左右後輪とが夫々別々の油圧
駆動モータに接続されており、前輪側、後輪側の夫々左
右の油圧モータが、油圧回路内で並列となる関係に配置
されているものがある。例えば、特開200−1182
47号では、ポンプからの圧油は、油圧回路が途中で2
分岐して、左右の油圧駆動モータの流入ポートに入り、
油圧駆動モータの吐出ポートは、夫々直通油路と絞り回
路を並列配置とした油圧回路に接続され、その直通油路
と絞り回路とは、切替弁により、何れか一方の回路のみ
を圧油が通過するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の構成では、通常
は直通油路を介して各油圧駆動モータに圧油が供給さ
れ、車両を転舵するときに、いわゆるデファレンシャル
効果を持たせて、内、外輪の回転数差を吸収するように
なっている。また、例えば、片側の車輪が走行面の窪み
に嵌まったり、脱輪したりして左右の油圧駆動モータの
一方の負荷が小さくなった時には、切替弁を動作させて
直通油路から絞り油路に切り替え、その負荷の減った油
圧モータ側に大量の圧油が流れないように調節される。
そのため、両側の油圧駆動モータへ流れる油量の差がな
くなり、空転やスリップが無くなって窪みや脱輪状態か
ら脱出することができるようになっている。しかし前記
によれば、切替弁により直通油路か絞り油路か、何れか
一方が選択されて、圧油が流れるようになっている。そ
のため、通常状態では、直通油路のみを通って圧油が流
れており、圧油は専ら直通油路の管路抵抗を受けてい
る。従って、圧油の流れをより円滑にしようとすれば、
直通油路の断面を大きくする必要があった。この発明
は、互いに並列な油圧モータへ、直通油路と絞り油路と
が並列に接続されるものにおいて、直通油路を圧油が通
るときに、より円滑に圧油が通過できるようにした油圧
駆動車両の油圧回路を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の油圧駆動車両
の油圧回路は、油圧回路中において、互いに並列の関係
にある少なくとも2つの油圧モータに夫々駆動輪を接続
してある油圧駆動車両において、油圧モータの少なくと
も1つには、その圧流体給排ポートの一方に、直通油路
と絞り油路とを並列に接続し、直通油路を開閉する開閉
バルブを設けると共に、絞り油路は開閉バルブの前後の
直通油路を常時連通するように設けてあることを特徴と
する。並列に設けた2つの油圧モータの夫々に接続した
直通油路を開閉バルブで接合し、絞り油路は、各油圧モ
ータに対応して直通油路に対して夫々並列に設けられ
る。または、互いに並列の関係にある2つ以上の油圧モ
ータには、夫々に直通油路と開閉バルブと絞り油路が設
けてある。
【0005】油圧駆動車両の駆動輪の配置形態としては
各種あり、左右に夫々駆動輪を持つ場合、前輪と後輪を
夫々駆動輪とする場合、前輪1輪と左右の後輪とする場
合、左右前輪と左右後輪が全て駆動輪である場合、左右
前輪が駆動輪であり、後輪は駆動されない場合など、多
種多様であるが、互いに並列関係の油圧モータが含まれ
る油圧回路であれば、全て本願構成が適用できる。そし
て、これらの構成では、通常状態では、直通油路と絞り
油路とが並列接続された油圧モータに対して吐出若しく
は流入される圧油は、直通油路と絞り油路との両方を通
ることになるので、これらの油路による流路抵抗は直通
油路のみを通過する場合に比べて小さくなり、圧油の通
過がより円滑となる。また、開閉バルブを閉じて流路を
絞り油路側とすることで、負荷の減少した油圧モータ以
外の油圧モータへの圧油圧力が上昇して、駆動力が生じ
るので、その油圧モータに連結されている駆動輪の駆動
力により脱輪状態等から脱出できる。
【0006】また本願は、一層具体的には、前輪が前輪
駆動用油圧モータに接続され、左右後輪が夫々左右の後
輪駆動用油圧モータに接続され、それら左右の後輪駆動
用油圧モータが、油圧回路中において互いに並列かつ、
前輪駆動用油圧モータとも並列の関係にある油圧駆動車
両において、前記各後輪駆動用油圧モータの吐出または
流入ポートのいずれか一方に直通油路を接続し、各後輪
駆動用油圧モータの直通油路を同時に開閉するように開
閉バルブを設け、絞り油路は、開閉バルブの前後の直通
油路を常時連通するように直通油路に対して並列に接続
されていることを特徴とする。この構成では、通常状態
では、左右の駆動用油圧モータに対して吐出若しくは流
入される圧油は、直通油路と絞り油路との両方を通るこ
とになるので、これらの油路による流路抵抗は直通油路
のみを通過する場合に比べて小さくなり、圧油の通過が
より円滑となる。また、開閉バルブを閉じて絞り油路側
とすることで、前輪用油圧モータへの圧油圧力が上昇し
て、駆動力が生じるので、脱輪状態等から脱出できる。
【0007】具体的には、左右の後輪駆動用油圧モータ
に対して、それぞれに開閉バルブと絞り油路とが設けて
ある。若しくは、左右の後輪駆動用油圧モータに対し
て、各後輪駆動用油圧モータの直通油路を開閉するよう
に一つの開閉バルブを設けた。一つの開閉バルブを設け
るようにした場合、2つの開閉バルブを設ける場合に対
して、バルブ数が減り、安価になる。1つの開閉バルブ
を設ける場合であって、直通油路が開閉バルブ内で接合
される場合、絞り油路が、後輪駆動用油圧モータの夫々
に対して、直通油路に並列に設けてあると好ましい。後
輪の一方が窪みなどに嵌まった場合、開閉バルブを切り
替えると、後輪の他方側を駆動する油圧モータと前輪駆
動用の油圧モータに供給される圧油の圧力が上昇して前
輪と他方の後輪により駆動力が発生して窪みから容易に
脱出できる。
【0008】また、本願油圧駆動車両の油圧回路は、左
右駆動輪が夫々左右の駆動用油圧モータに接続され、そ
れら左右の駆動用油圧モータが、油圧回路中において並
列の関係にある油圧駆動車両において、前記各駆動用油
圧モータの吐出または流入ポートのいずれか一方に直通
油路を接続し、これらの直通油路は開閉バルブ内で接合
されて開閉自在とし、絞り油路は、後輪駆動用油圧モー
タの夫々に対して、開閉バルブの前後の直通油路を常時
連通するように直通油路に並列に設けてあることを特徴
とする。この構成によっても、通常状態では、左右の駆
動用油圧モータから吐出若しくは流入される圧油は、直
通油路と絞り油路との両方を通ることになるので、これ
らの油路による流路抵抗は直通油路のみを通過する場合
に比べて小さくなり、圧油の通過がより円滑となる。絞
り油路側に切り替えた場合の動作は、他方の油圧モータ
で駆動力が発生するので、その駆動力で窪みから脱出で
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】本願発明の実施の形態について図
1に基づいて説明する。油圧駆動車両として、ここでは
転圧機械(ロードローラ)1に適用した場合で説明す
る。ロードローラ1の油圧回路2において、流体圧ポン
プ3は、エンジン4の駆動力により両方向流れが可能な
可変容量型油圧ポンプ(例えばアキシャル型斜板式の流
体圧ポンプ)であり、流体圧ポンプ3の一方の圧流体給
排口である圧油の吐出側ポート5は、前側の鋼製の転圧
輪(前輪:前側の駆動輪)6を駆動する前輪駆動用油圧
モータ7の流入ポート8に接続され、流体圧ポンプ3の
他方の圧流体給排口である圧流体の戻り側ポート9は、
油圧モータ7の吐出ポート10に接続されている。ま
た、流体圧ポンプ3には、後側の駆動輪としての左右転
圧タイヤ(後輪)11,12を夫々独立して駆動する左
右の後輪駆動用油圧モータ13,14が前記転圧輪6を
駆動する油圧モータ7と並列に接続されていると共に、
各左右油圧モータ13,14相互も互いに並列関係とな
るように接続されている。
【0010】流体圧ポンプ3の吐出側ポート5には、主
流路20が接続されている。主流路20は、途中で2つ
の流路21,22に分岐している。一方の分岐回路21
は一方の油圧モータ13の流入ポート(圧流体給排ポー
ト)23に接続されており、他方の分岐回路22は他方
の油圧モータ14の流入ポート(圧流体給排ポート)2
4に接続されている。一方の圧流体給排ポートとしての
油圧モータ13の吐出ポート25には直通油路26が接
続してあり、開閉バルブ27のAポートに接続してあ
る。油圧モータ14において、一方の圧流体給排ポート
としての吐出ポート27には、直通油路28が接続して
あり、開閉バルブ27のBポートに接続してある。開閉
バルブ27のPポートは、直通油路29と主流路30を
介して流体圧ポンプ3の戻り側ポート9に接続されてい
る。開閉バルブ27は4ポート2位置切替バルブであ
り、非励磁状態ではA、Bポートが内部で連通してPポ
ートにつながっており、励磁状態では、A,Bポートが
すべてブロックされるものである。これにより、直通油
路26,28は開閉バルブ27により流体回路的に接合
され、開閉バルブ27の励磁状態では、直通油路26,
29及び28,29は遮断される。絞り油路31,32
が、夫々前記1つの開閉バルブ27の前後の直通油路2
6,29、直通油路28,29を常時連通するように、
直通油路26,29、直通油路28,29に対して並列
に設けてある。尚、33はチェック弁、34はリリーフ
弁である。
【0011】通常の転圧作業時においては、開閉バルブ
27は非励磁状態としておく。ポンプ3の吐出側ポート
5から出た圧油は、前輪側駆動油圧モータ7へ流れ、転
圧輪6を駆動回転させる。一方、主流路20から分岐流
路21,22に流れた圧油により左右の油圧モータ1
3,14が駆動され、左右の転圧タイヤ11,12が駆
動回転される。左右の油圧モータ13,14を通過した
圧油は、油圧モータ13側では、直通油路26,29と
絞り油路31とを介して主流路30を経てポンプ3に戻
る。また、油圧モータ14側では、直通油路28,29
と絞り油路32とを介して主流路30を経てポンプ3に
戻る。このように、油圧モータ13,14を出た圧油
は、夫々直通油路26,28,29と絞り油路31,3
2との両方を通過するため、圧油の通過抵抗が、直通油
路のみの場合より小さくなってよりスムーズに圧油が移
動できることから、通常走行が一層スムーズになる。ま
た、左右の油圧モータ13,14が互いに並列となって
いるので、車両転舵時に、左右の転圧タイヤ11,12
の回転数差が吸収されるデファレンシャル効果も生じ、
転舵時の走行も極めて軽快である。
【0012】走行中に、例えば路面の窪みやぬかるみに
左右何れか一方の転圧タイヤ(ここでは転圧タイヤ11
とする)が嵌まり込んでしまった時には、開閉バルブ2
7が非励磁状態では、前記嵌まり込んだ転圧タイヤ11
を駆動する油圧モータ13に圧油が大量に流れ込んで空
転してしまい、他の油圧モータ7,14への流体圧が低
下して駆動力が発生できず、その場から脱出できない。
この場合、開閉バルブ27を図示しないスイッチにより
励磁する。すると、それまで左右の油圧モータ13,1
4から、直通油路26,29,28,29と絞り油路3
1,32の両方を通って流れていた圧油が、絞り回路3
1,32のみを通って流れることになるので、空転して
いた転圧タイヤ11の油圧モータ13への圧油供給量が
制限され、その結果、他の油圧モータ7,14に対する
圧油圧力が上昇し、窪みに入っていない他方の後輪12
と前輪6とに駆動力が発生し、窪みに入り込んだ状態か
ら、あるいは、ぬかるみに入り込んだ状態から脱出する
ことができる。
【0013】次に、図2において、別の実施形態を説明
する。前記と同じ部分には同一符号を付し、説明を省略
する。左右の油圧モータ13,14が並列関係にあるこ
とは前記と同じであるが、各油圧モータ13,14の吐
出ポート25,27にそれぞれ接続されている直通油路
26,28は、開閉バルブ27Aに接続される前に合流
して直通油路40となっている。直通油路40は、開閉
バルブ27Aの一方のポートに接続され、開閉バルブ2
7Aの他方のポートは、直通油路としての主流路30に
接続されている。開閉バルブ27Aは、2ポート2位置
切替弁であり、非励磁状態で直通油路40,主流路30
を連通し、励磁状態で遮断する。開閉バルブ27Aを挟
んで、その前後の直通油路40,主流路30を絞り油路
41が常時連通しており、直通油路40,主流路30に
対して並列となっている。この実施形態でも、左右の後
輪11,12は互いに並列に接続されている油圧モータ
13,14で駆動されるので、通常走行中には、油圧モ
ータ13,14から出た圧油は直通油路40と絞り油路
41との両方を通過するため、圧油の通過抵抗が小さ
い。また、後輪側が脱輪等で小負荷となったときには、
開閉バルブ27Aを励磁してやれば、左右の油圧モータ
13,14への流体供給量が制限され、一方、前輪側油
圧モータ7への流体圧が上昇するので、前輪6で駆動力
が発生し、その駆動力で脱輪状態などから脱出できる。
【0014】さらに、図3で別の実施形態を示す。ここ
では、左右後輪11,12の各油圧モータ13,14に
対して、夫々2ポート2位置切替弁から成る開閉バルブ
27a,27bを直通油路50,51の途中に開閉バル
ブとして配置し、それらの開閉バルブを挟んで、直通油
路50,51と夫々並列に、絞り油路31,32を設け
たものである。2つの開閉バルブ27a,27bは同時
に切り替えられる。この配置では、前記第1の実施形態
と全く同じ効果を得ることができる。なお、これまでの
実施形態では、前輪と左右後輪とを油圧駆動する転圧機
械に適用したもので説明したが、前輪側の駆動がなく、
左右駆動輪を左右の油圧モータで駆動することで走行す
るような車両においては、前述の第1、第3の実施形態
において、前輪駆動のための油圧回路をなくした油圧回
路とすれば、一方の駆動輪が空転するような事態があっ
ても、他方の駆動輪に駆動力を発生させることができ
る。
【0015】図4では、図3の実施形態に加えて、前輪
側の油圧モータ7の、前進時吐出ポート10から油圧ポ
ンプ3への戻り回路途中に、直通油路52とこれに並列
な絞り油路35を介在させ、直通油路52を開閉バルブ
27cで開閉するように構成したものである。この構成
では、3つの油圧モータ10,13,14は、夫々直通
油路と絞り油路を並列に備えると共に、直通油路を開閉
する開閉バルブを備えている。窪み等に嵌まり込んで1
つ若しくは2つの駆動輪の負荷が軽くなったとき、各開
閉バルブ27a〜27cを同時に遮断すると、油量が制
限されて負荷の軽くならなかった油圧モータの油圧が上
昇してその油圧モータによる駆動力でその場を脱出でき
る。
【0016】図5は、前後輪が夫々1輪ずつの転圧輪
6,6aである場合を示し、各転圧輪6,6aは夫々油
圧モータ7,7Aに直結されてこれらを駆動する。一方
側の油圧モータ7の一方の圧流体給排ポート10には直
通油路28が接続され、他方側の油圧モータ7Aの一方
の圧流体給排ポート10Aには直通油路26が接続さ
れ、直通油路26,28は、第1の実施形態と同じよう
に開閉バルブ27の内部で接合されている。絞り回路3
1,32は、開閉バルブ27の前後の直通油路26,2
8と直通油路29とを常時連通状態としている。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本願発明では、通常の走
行状態では、直通油路と絞り油路とを並列に接続した油
圧モータでは、その油圧モータに対して給排される圧油
は、直通油路と絞り油路との両方を通るため、圧油の通
過抵抗が小さくなり、圧油がより円滑に移動でき、走行
がスムーズになる。また、駆動輪の1つが窪みにはいっ
たり、あるいはぬかるみで空転するような場合には、開
閉バルブを遮断することで、残る駆動輪を駆動する油圧
モータへの供給油圧が上昇するので、それらの油圧モー
タで駆動されている各駆動輪に駆動力が生じ、その場か
ら容易に脱出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明を、転圧車両に適用した場合の油圧回
路図である。
【図2】別の実施形態である。
【図3】更に別の実施形態である。
【図4】更に別の実施形態である。
【図5】更に別の実施形態である。
【符号の説明】
6 転圧輪(前輪) 7 前輪駆動用油圧モータ 11,12 転圧タイヤ(後輪) 13,14 後輪駆動用油圧モータ 23,24 流入ポート 25,27 吐出ポート 26,28、29、40,50,51、52 直通油路 27,27a,27b、27c,27A 開閉バルブ 31,32、35、41 絞り油路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧回路中において、互いに並列の関係
    にある少なくとも2つの油圧モータに夫々駆動輪を接続
    してある油圧駆動車両において、油圧モータの少なくと
    も1つには、その圧流体給排ポートの一方に、直通油路
    と絞り油路とを並列に接続し、直通油路を開閉する開閉
    バルブを設けると共に、絞り油路は開閉バルブの前後の
    直通油路を常時連通するように設けてあることを特徴と
    する油圧駆動車両の油圧回路。
  2. 【請求項2】 並列に設けた2つの油圧モータの夫々に
    接続した直通油路を開閉バルブで接合し、絞り油路は、
    各油圧モータに対応して直通油路に対して夫々並列に設
    けられることを特徴とする請求項1記載の油圧駆動車両
    の油圧回路。
  3. 【請求項3】 互いに並列の関係にある2つ以上の油圧
    モータには、夫々に直通油路と開閉バルブと絞り油路が
    設けてあることを特徴とする請求項1記載の油圧駆動車
    両の油圧回路。
  4. 【請求項4】 前輪が前輪駆動用油圧モータに接続さ
    れ、左右後輪が夫々左右の後輪駆動用油圧モータに接続
    され、それら左右の後輪駆動用油圧モータが、油圧回路
    中において互いに並列かつ、前輪駆動用油圧モータとも
    並列の関係にある油圧駆動車両において、前記各後輪駆
    動用油圧モータの吐出または流入ポートのいずれか一方
    に直通油路を接続し、各後輪駆動用油圧モータの直通油
    路を同時に開閉するように開閉バルブを設け、絞り油路
    は、開閉バルブの前後の直通油路を常時連通するように
    直通油路に対して並列に接続されていることを特徴とす
    る油圧駆動車両の油圧回路。
  5. 【請求項5】 左右の後輪駆動用油圧モータに対して、
    それぞれに開閉バルブと絞り油路とが設けてあることを
    特徴とする請求項4記載の油圧駆動車両の油圧回路。
  6. 【請求項6】 左右の後輪駆動用油圧モータに対して、
    各後輪駆動用油圧モータの直通油路を開閉するように一
    つの開閉バルブを設けたことを特徴とする請求項4記載
    の油圧駆動車両の油圧回路。
  7. 【請求項7】 直通油路は開閉バルブ内で接合され、絞
    り油路が、後輪駆動用油圧モータの夫々に対して、直通
    油路に並列に設けてある請求項6記載の油圧駆動車両の
    油圧回路。
  8. 【請求項8】 左右駆動輪が夫々左右の駆動用油圧モー
    タに接続され、それら左右の駆動用油圧モータが、油圧
    回路中において並列の関係にある油圧駆動車両におい
    て、前記各駆動用油圧モータの吐出または流入ポートの
    いずれか一方に直通油路を接続し、これらの直通油路は
    開閉バルブ内で接合されて開閉自在とし、絞り油路は、
    後輪駆動用油圧モータの夫々に対して、開閉バルブの前
    後の直通油路を常時連通するように直通油路に並列に設
    けてあることを特徴とする油圧駆動車両の油圧回路。
JP2001178170A 2001-06-13 2001-06-13 油圧駆動車両の油圧回路 Pending JP2002372149A (ja)

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