JP2002372021A - ボルト締結構造 - Google Patents

ボルト締結構造

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伸び能力を確保することで遊びを生じるボル
ト締結箇所の発生等を防止することができるボルト締結
構造を提供する。 【構成】 このボルト締結構造は、ハイテンションボル
ト3とナット4と降伏体8とを用いて被接合部材1,2
を摩擦接合した構造である。降伏体8がハイテンション
ボルト3の導入張力(被接合部材1,2を挟んだ状態で
のハイテンションボルト3の締めつけによる張力)以
上、最大耐力以下で圧縮変形を開始することにより、ボ
ルト締結構造全体としてボルト自体の伸びに加えて更な
る伸びが得られることになり、且つボルト締結構造とし
て求められる剛性が確保されるべき段階では伸びは生じ
ず、終局的な耐力時に所定の軸力を保持したまま伸びを
生じることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、柱と梁の接合などに
用いられるボルト締結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図10(a)に示すように、柱51と梁
のエンドプレート52を引っ張りボルト形式で摩擦接合
する構造においては、多数のボルト53が使用される。
このボルト53としては、一般にハイテンションボルト
(HTB)が使われる。図11(a)は一組のボルト6
3・ナット64によって被接合部材61・62を接合し
て成る構造を示し、同図(b)にはボルト63の伸び
(mm)−軸力(N)グラフの概形を示している。前記
ボルト63に引っ張り力が加わると、比例限度(弾性限
度)までは直線的軌跡を描き、その後は降伏点を経て最
大荷重(極限強さ)に至り、更に荷重が加わると伸びが
著しく増加し、破断に至る。このボルト63が最大荷重
及びこれに近い荷重を発揮する伸び区間(ΔLm,ΔL
o)は小さい。すなわち、エネルギー吸収量はあまり大
きくない。この傾向はハイテンションボルトにおいて顕
著に現れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記図10(a)に示
した柱・梁接合構造では、大地震による強大な力を接合
部に受けたとき、同図(b)に示すように、柱51の接
合面が面外変形を起こす等の理由により、何本かのボル
ト53が遊びのある状態(他のボルトに比べて十分に耐
力を発揮できない状態)となる。特に、図に示すごとく
変形が起きた場合、中央側のボルト53に遊びが生じた
状態で端側のボルト53が先に伸ばされることになり、
端側のボルト53の伸び能力が小さいと、中央側のボル
ト53が効き始める前に端側のボルト53が先行して破
断する。このような状態になると、全てのボルト53が
均等に荷重を受け止める状態を確保できず、ボルト本数
分の耐力を当該接合部において期待することができなく
なる。
【0004】この発明は、上記の事情に鑑み、伸び能力
を確保することで遊びを生じるボルト締結箇所の発生等
を防止することができるボルト締結構造を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるボルト
締結構造は、上記の課題を解決するために、ハイテンシ
ョンボルトを用いて締結するボルト締結構造において、
前記ハイテンションボルトの導入張力以上、最大耐力以
下で圧縮変形する降伏体を、前記ハイテンションボルト
に外嵌させて荷重を受けるように締結して成ることを特
徴とする。
【0006】上記の構成であれば、例えば二つの被接合
部材同士が離間しようとするときの力(ハイテンション
ボルトに対する引っ張り)によって前記降伏体が圧縮変
形する分、ボルト締結構造全体としてハイテンションボ
ルト自体の伸びに加えて更なる伸びが得られたことにな
る。この伸びは、前記ハイテンションボルトの導入張力
以上、最大耐力以下で得られるから、ボルト締結構造と
して求められる剛性が確保されるべき段階では伸びは生
じず、終局的な耐力時に所定の軸力を保持したまま伸び
を生じることになる。
【0007】また、この発明のボルト締結構造は、ボル
トを用いて締結するボルト締結構造において、前記ボル
トの比例限度近傍以上、最大耐力以下で圧縮変形する降
伏体を、前記ボルトに外嵌させて荷重を受けるように締
結して成ることを特徴とする。
【0008】上記の構成であれば、例えば二つの被接合
部材同士が離間しようとするときの力(ボルトに対する
引っ張り)によって前記降伏体が圧縮変形する分、ボル
ト締結構造全体としてボルト自体の伸びに加えて更なる
伸びが得られたことになる。この伸びは、前記ボルトの
比例限度近傍以上、最大耐力以下で得られるから、ボル
ト締結構造として求められる剛性が確保されるべき段階
では伸びは生じず、終局的な耐力時に所定の軸力を保持
したまま伸びを生じることになる。
【0009】かかるボルト締結構造において、梁の端部
に設けられたエンドプレートが柱の側面に接合された構
造としてもよい。また、ボルトとしてアンカーボルトを
用い、柱脚のベースプレートが基礎に接合された構造と
してもよい。また、ブレースと締め金具とを接合する構
造であって、前記ブレースの端部にはボルトを有し、前
記ボルトを締め金具に形成された穴に通し、前記ボルト
にナットを螺着してブレースと締め金具とを接合する構
造としてもよい。また、ケーブルと支柱とを接合する構
造であって、前記ケーブルの端部にはボルトを有し、前
記ボルトを支柱に形成した穴に通し、前記ボルトにナッ
トを螺着してケーブルと支柱とを接合する構造としても
よい。
【0010】また、この発明のボルト締結構造は、ボル
トを用いて締結するボルト締結構造において、前記ボル
トの比例限度以下のその近傍で圧縮変形する降伏体を、
前記ボルトに外嵌させて荷重を受けるように締結して成
ることを特徴とする。これによれば、大地震等において
も、ボルトの損傷を防止し、降伏体の交換で元の性能を
取り戻すことができる。特に、かかる構成において、ブ
レースと締め金具とを接合する構造であって、前記ブレ
ースの端部にはボルトを有し、前記ボルトを締め金具に
形成された穴に通し、前記ボルトにナットを螺着してブ
レースと締め金具とを接合する構造とするのが良い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態のボル
ト締結構造を図1乃至図9に基づいて説明していく。
【0012】図1は、この実施形態のボルト締結構造を
示した断面図である。このボルト締結構造は、ハイテン
ションボルト3とナット4と第1,第2,第3座金5,
6,7と降伏体8とを用いて被接合部材1,2を摩擦接
合した構造である。この例では、被接合部材2とナット
4との間に第2,第3座金6,7を配置し、この第2,
第3座金6,7間において降伏体8をハイテンションボ
ルト3に外嵌させてある。降伏体8は、この実施形態で
はAISI(American Iron&Steal
Institute)1018から成り、円筒形状を
有している。なお、AISI1018は、ワンサイドボ
ルトにおける変形用筒体として利用されている。この降
伏体8の内径はハイテンションボルト3の外径より大で
あり、外径はナット4の外形と同程度とされることによ
り、降伏体8の肉厚が概ね決まることになる。降伏体8
は被接合部材1とボルト頭部との間に設けることも可能
であり、これは後述する他の構成例(頭部を有するボル
トを用いる場合)においても同様である。
【0013】降伏体8は、ハイテンションボルト3の導
入張力(被接合部材1,2を挟んだ状態でのハイテンシ
ョンボルト3の締めつけによる張力)以上、最大耐力以
下で圧縮変形を開始するものであり、その理想とされる
変位−荷重特性の概形は、図2(a)に示すようであ
る。そして、この変位−荷重特性を有する降伏体8を設
けて成るボルト締結構造において、その変位−荷重は、
図(b)に示すごとくなる。すなわち、ハイテンション
ボルト3の破断前に降伏体8が圧縮変形を開始すること
によってボルト締結構造全体としてはハイテンションボ
ルト3の最大耐力付近の耐力を維持したまま伸びを確保
し、この状態を経てハイテンションボルト3の最大耐力
に達することになる。
【0014】具体的な試験結果を図3に示す。図3のグ
ラフAは、図1のボルト締結構造において、ハイテンシ
ョンボルト3としてM20(F10T)を用い、降伏体
8として厚み(高さ)10mmのものを用いた場合の変
位−荷重グラフであり、グラフBは図1のボルト締結構
造において、ハイテンションボルト3としてM20(F
10T)を用い、降伏体8として厚み(高さ)15mm
のものを用いた場合の変位−荷重グラフであり、グラフ
Cは、図11(a)のボルト締結構造(降伏体無しの従
来構造)において、ハイテンションボルト3としてM2
0(F10T)を用いた場合の変位−荷重グラフであ
る。これらのグラフから分かるように、従来構造(グラ
フC)においては最大荷重及びこれに近い荷重を発揮す
る伸び区間が小さいのに対し、この実施例の構造は最大
荷重及びこれに近い荷重を発揮する伸び区間が大きくな
る。そして、降伏体8として厚み10mmのものを用い
た構造では、伸び区間は厚み15mmの降伏体8を用い
た場合よりも短いものの、最大荷重により近い位置で伸
びを発揮しており、また、降伏体8として厚み15mm
のものを用いた構造では、伸び区間における荷重は幾分
低いものの、厚み10mmの降伏体8を用いた場合より
も伸び区間は長くなる。いずれにしても、降伏体8を備
えるこの発明のボルト締結構造であれば、変位−荷重グ
ラフにおける面積は大きくなり、エネルギー吸収量が大
きい。
【0015】図4(a)(b)(c)(d)は、図1の
ボルト締結構造の適用例を示した図である。この図4に
示す構造は、H型鋼から成る梁11の端部にエンドプレ
ート12を溶接固定し、このエンドプレート12を角柱
13に接合した構造である。角柱13にはプラグナット
14…が埋め込まれており、このプラグナット14…に
ハイテンションボルト3が螺着される。図4(b)の例
では、一つの接合部に10本のボルトが用いられてお
り、図4(c)の例では、一つの接合部に16本のボル
トが用いられている。これら図4(b)(c)におい
て、ハッチングを付してある箇所は降伏体8を有するボ
ルト締結箇所(すなわち、この発明に係わる構造部)で
あり、非ハッチング箇所は降伏体8を有しない締結箇所
である。図4(b)(c)のいずれにおいても、降伏体
8を有するボルト締結箇所は、接合箇所の左右端部側に
設けている。これは、図4(d)に示すごとく、角柱1
3において変形が想定されることから、降伏体8を有す
るボルト締結箇所を左右端部側としている。
【0016】図5(a)(b)(c)、及び図6(a)
(b)は、図1のボルト締結構造の適用例を示した図で
ある。これらの図において、ハッチングを付してある箇
所は降伏体8を有するボルト締結箇所であり、非ハッチ
ング箇所は降伏体8を有しない締結箇所である。図5及
び図6のいずれにおいても、降伏体8を有するボルト締
結箇所は、想定変形に鑑み、エンドプレート12におけ
る柱13からの離間が大きく生じると考えられる上下端
箇所としている。
【0017】図7(a)(b)は、図1のボルト締結構
造を柱脚20の固定に適用した例を示した図である。基
礎22にはアンカーボルト23が埋め込まれており、こ
のアンカーボルト23の先端ボルトが基礎22上に突出
している。座金24・25間に降伏体26を設け、アン
カーボルト23の先端ボルトにナット4を締結してい
る。降伏体26としては、アンカーボルト23の比例限
度近傍以上、最大耐力以下で圧縮変形する性状を有する
ものを用いている。柱脚20には、ピン柱脚や剛柱脚が
あるが、そのいずれにもこのボルト締結構造を用いるこ
とができる。ただし、ピン柱脚と剛柱脚とではその求め
られる特性が異なるので、降伏体26もそれに合わせた
性状のものを用いることとする。
【0018】図8(a)は、図1のボルト締結構造の適
用例を示した図であり、図8(b)は図8(a)のa矢
示部拡大図である。この適用例では、ブレース31の先
端ボルトは、締め金具(ターンバックル)32に設けた
穴(ねじ切りなし)32aに挿通され、この挿通先端部
に降伏体33を外嵌させてナット4を締結し、降伏体3
3が荷重を受けるようにしている。なお、締め金具32
の反対側の穴はねじ切りされており、ブレース31の先
端ボルトが螺合される。降伏体33としては、前記ブレ
ース31の比例限度近傍以上、最大耐力以下で圧縮変形
する性状を有するものを用いた場合、ブレースのエネル
ギー吸収能力向上、塑性変形能力向上の効果があり、ま
た降伏体33として前記ブレース31の比例限度以下の
その近傍で圧縮変形する性状を有するものを用いた場
合、大地震時の塑性変形を降伏体33のみに集中させる
ことができ、ブレースに損傷を与えず、大地震後に降伏
体33を取り替えることにより建物が元通りの耐震性能
を取り戻すことができる。
【0019】図9は、図1のボルト締結構造の適用例を
示したケーブル構造の図であり、図9(a)は側面図、
図9(b)は平面図、図9(c)は図9(a)(b)の
b矢示部拡大図である。この適用例では、ケーブル41
の先端に固定されたボルト42は、柱43に設けた穴
(ねじ切りなし)43aに挿通され、この挿通先端部に
降伏体44を外嵌させてナット4を締結し、降伏体44
が荷重を受けるようにしている。降伏体44としては、
前記ボルト42の比例限度近傍以上、最大耐力以下で圧
縮変形する性状を有するものを用いている。
【0020】なお、ボルトとして通常の六角頭付きボル
トやアンカーボルト等を示したが、これら以外の例えば
ワンサイドボルト等を用いて降伏体付きのボルト締結構
造を構成することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、降伏体が圧縮変形することによってボルト締結構造
全体としてボルト自体の伸びに加えて更なる伸びが得ら
れることになり、且つボルト締結構造として求められる
剛性が確保されるべき段階では伸びは生じず、終局的な
耐力時に所定の軸力を保持したまま伸びを生じることに
なる。これにより、エネルギー吸収量が増え、また、遊
びがあるボルト締結箇所の発生が防止されることによ
り、接合部の耐震能力等の向上が図れる。また、接合部
での塑性変形能力が向上し、脆性破壊防止の効果があ
る。特にピン柱脚のアンカーボルトは大きな塑性変形能
力が期待されており、ここに利用した場合、柱脚の脆性
破壊防止の効果がある。また、ボルトの比例限度以下の
その近傍で圧縮変形する降伏体を、前記ボルトに外嵌さ
せて荷重を受けるように締結して成る構成であれば、大
地震時の塑性変形を降伏体のみに集中させることがで
き、ボルト(ブレース)に損傷を与えず、大地震後に降
伏体を取り替えることにより建物が元通りの耐震性能を
取り戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態のボルト締結構造を示した
断面図である。
【図2】この発明の実施形態を示す図であって、同図
(a)は降伏体の特性を示したグラフであり、同図
(b)はボルト締結構造の全体特性を示したグラフであ
る。
【図3】この発明の実施形態のボルト締結構造の特性
(A,B)及び従来のボルト締結構造の特性(C)を示
したグラフである。
【図4】同図(a)乃至(d)はこの発明のボルト締結
構造の具体的適用例を示した図である。
【図5】同図(a)乃至(c)はこの発明のボルト締結
構造の具体的適用例を示した図である。
【図6】同図(a)及び(b)はこの発明のボルト締結
構造の具体的適用例を示した図である。
【図7】同図(a)及び(b)はこの発明のボルト締結
構造の具体的適用例を示した図である。
【図8】同図(a)及び(b)はこの発明のボルト締結
構造の具体的適用例を示した図である。
【図9】同図(a)乃至(c)はこの発明のボルト締結
構造の具体的適用例を示した図である。
【図10】従来のボルト締結構造を示した図であって、
同図(a)は面外変形前の状態を示し、同図(b)は面
外変形後の状態を示した図である。
【図11】従来のボルト締結構造を示した図であって、
同図(a)は締結構造の拡大断面図であり、同図(b)
はボルトの特性を示したグラフである。
【符号の説明】
1 被接合部材 2 被接合部材 3 ハイテンションボルト 4 ナット 8,26,33,44 降伏体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E125 AA04 AA14 AA33 AB01 AC15 AG12 AG43 BA02 BB09 BB30 BE05 CA06 CA09 3J034 AA20 BA12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハイテンションボルトを用いて締結する
    ボルト締結構造において、前記ハイテンションボルトの
    導入張力以上、最大耐力以下で圧縮変形する降伏体を、
    前記ハイテンションボルトに外嵌させて荷重を受けるよ
    うに締結して成ることを特徴とするボルト締結構造。
  2. 【請求項2】 ボルトを用いて締結するボルト締結構造
    において、前記ボルトの比例限度近傍以上、最大耐力以
    下で圧縮変形する降伏体を、前記ボルトに外嵌させて荷
    重を受けるように締結して成ることを特徴とするボルト
    締結構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のボルト締
    結構造において、梁の端部に設けられたエンドプレート
    が柱の側面に接合された構造であることを特徴とするボ
    ルト締結構造。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のボルト締結構造におい
    て、ボルトとしてアンカーボルトを用い、柱脚のベース
    プレートが基礎に接合された構造であることを特徴とす
    るボルト締結構造。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のボルト締結構造におい
    て、ブレースと締め金具とを接合する構造であって、前
    記ブレースの端部にはボルトを有し、前記ボルトを締め
    金具に形成された穴に通し、前記ボルトにナットを螺着
    してブレースと締め金具とを接合したことを特徴とする
    ボルト締結構造。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載のボルト締結構造におい
    て、ケーブルと支柱とを接合する構造であって、前記ケ
    ーブルの端部にはボルトを有し、前記ボルトを支柱に形
    成した穴に通し、前記ボルトにナットを螺着してケーブ
    ルと支柱とを接合したことを特徴とするボルト締結構
    造。
  7. 【請求項7】 ボルトを用いて締結するボルト締結構造
    において、前記ボルトの比例限度以下のその近傍で圧縮
    変形する降伏体を、前記ボルトに外嵌させて荷重を受け
    るように締結して成ることを特徴とするボルト締結構
    造。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のボルト締結構造におい
    て、ブレースと締め金具とを接合する構造であって、前
    記ブレースの端部にはボルトを有し、前記ボルトを締め
    金具に形成された穴に通し、前記ボルトにナットを螺着
    してブレースと締め金具とを接合したことを特徴とする
    ボルト締結構造。
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