JPH08199848A - 柱の補強装置 - Google Patents
柱の補強装置Info
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- JPH08199848A JPH08199848A JP1282495A JP1282495A JPH08199848A JP H08199848 A JPH08199848 A JP H08199848A JP 1282495 A JP1282495 A JP 1282495A JP 1282495 A JP1282495 A JP 1282495A JP H08199848 A JPH08199848 A JP H08199848A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 柱に対して移動を許容することで衝撃荷重を
吸収し地震に耐える柱の補強装置を提供する。 【構成】 一の柱1Aと少なくともこれと直交する他の
柱1Bの四隅に、柱の長手方向に延長されるチャンネル
状の固定片とその両側縁より突出形成された取付片とを
備えた固定板5、7、9、11を当接させ、対向する取
付片を締結ボルト及びナットで締結して固定板5、7、
9、11を柱に固定させ、又、上記一の柱の固定板とこ
れに対向する他の柱の固定板との間に補強部材21を跨
設する。柱毎の固定板5、7、9、11は相互に縁が切
れた状態であり、柱に固着による無理な負荷がかかるこ
とがなく長期にわたり健全性が維持され、地震発生時に
は柱に強い衝撃荷重が作用するが、この荷重を固定板
5、7、9、11同士が相互にずれることによって吸収
し、柱に必要以上の変形を生じさせない。よって、柱の
接合部が破断して柱が落下したり家屋が倒壊することを
防止できる。
吸収し地震に耐える柱の補強装置を提供する。 【構成】 一の柱1Aと少なくともこれと直交する他の
柱1Bの四隅に、柱の長手方向に延長されるチャンネル
状の固定片とその両側縁より突出形成された取付片とを
備えた固定板5、7、9、11を当接させ、対向する取
付片を締結ボルト及びナットで締結して固定板5、7、
9、11を柱に固定させ、又、上記一の柱の固定板とこ
れに対向する他の柱の固定板との間に補強部材21を跨
設する。柱毎の固定板5、7、9、11は相互に縁が切
れた状態であり、柱に固着による無理な負荷がかかるこ
とがなく長期にわたり健全性が維持され、地震発生時に
は柱に強い衝撃荷重が作用するが、この荷重を固定板
5、7、9、11同士が相互にずれることによって吸収
し、柱に必要以上の変形を生じさせない。よって、柱の
接合部が破断して柱が落下したり家屋が倒壊することを
防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は木造家屋等に適用される
柱の補強装置に関し、特に、柱に対して移動を許容する
ことで衝撃荷重を吸収し地震に耐える構造物としたもの
に係る。
柱の補強装置に関し、特に、柱に対して移動を許容する
ことで衝撃荷重を吸収し地震に耐える構造物としたもの
に係る。
【0002】
【従来の技術】近時、木造家屋、特に、建築後相当期間
が経過している木造家屋における地震等の家屋倒壊が問
題となっている。すなわち、従来の木造家屋において
は、図8に示すように、柱101と柱103を繋ぐ手段
として、木材の接合部に凹部105と凸部107を形成
してこれを嵌め合わせる「ほぞ構造」がある。また、柱
同士をボルトにより締結する手段として、図8に示すよ
うなL字状の補強具107を使用し、柱にボルト孔10
9を穿設し、締結ボルト111により固定するようにし
たものが使用されている。
が経過している木造家屋における地震等の家屋倒壊が問
題となっている。すなわち、従来の木造家屋において
は、図8に示すように、柱101と柱103を繋ぐ手段
として、木材の接合部に凹部105と凸部107を形成
してこれを嵌め合わせる「ほぞ構造」がある。また、柱
同士をボルトにより締結する手段として、図8に示すよ
うなL字状の補強具107を使用し、柱にボルト孔10
9を穿設し、締結ボルト111により固定するようにし
たものが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の木造家屋に
おける柱の構造によると次のような問題があった。ま
ず、柱と柱を繋ぐ手段として柱の接合面に凹部105と
凸部107を形成してこれを嵌め合わせる場合は、地震
時の強い振動で接合部113が破断しやすく、柱の落下
・家屋の倒壊のおそれがある。又、柱にボルト孔109
を穿設して柱同士を締結ボルト111とナットで締結す
る場合は、柱のボルト孔109の周囲が腐食し、又、木
材とボルト111が締め付けによりロック(固着)され
るため、木材にねじれ・そりなどのひずみが生じると、
その部分が劣化し、地震時の衝撃で破断するおそれがあ
る。
おける柱の構造によると次のような問題があった。ま
ず、柱と柱を繋ぐ手段として柱の接合面に凹部105と
凸部107を形成してこれを嵌め合わせる場合は、地震
時の強い振動で接合部113が破断しやすく、柱の落下
・家屋の倒壊のおそれがある。又、柱にボルト孔109
を穿設して柱同士を締結ボルト111とナットで締結す
る場合は、柱のボルト孔109の周囲が腐食し、又、木
材とボルト111が締め付けによりロック(固着)され
るため、木材にねじれ・そりなどのひずみが生じると、
その部分が劣化し、地震時の衝撃で破断するおそれがあ
る。
【0004】本発明は、上記従来の柱の構造に見られる
問題点に鑑みて開発されたもので、柱に対して移動を許
容することで衝撃荷重を吸収し地震に耐える柱の補強装
置を提供することを目的とする。
問題点に鑑みて開発されたもので、柱に対して移動を許
容することで衝撃荷重を吸収し地震に耐える柱の補強装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本発明による柱の補強装置は、一の柱と少なくともこれ
と直交する他の柱の四隅に、柱の長手方向に延長される
チャンネル状の固定片とその両側縁より突出形成された
取付片とを備えた固定板を当接させ、対向する取付片を
締結ボルト及びナットで締結して固定板を柱に固定さ
せ、又、上記一の柱の固定板とこれに対向する他の柱の
固定板との間に補強部材を跨設し、又、上記固定板のう
ち少なくとも補強部材を跨設した固定板の取付片は柱の
接合部側の端縁を互いに近接配置したことを特徴とする
ものである。又、上記構成に付加的に、取付片間の締結
ボルトに、締結ボルト及びナットによる締結時の間隔よ
りやや短く締結ボルトよりやや内径の大きい筒状体を挿
入することを特徴とするものである。
本発明による柱の補強装置は、一の柱と少なくともこれ
と直交する他の柱の四隅に、柱の長手方向に延長される
チャンネル状の固定片とその両側縁より突出形成された
取付片とを備えた固定板を当接させ、対向する取付片を
締結ボルト及びナットで締結して固定板を柱に固定さ
せ、又、上記一の柱の固定板とこれに対向する他の柱の
固定板との間に補強部材を跨設し、又、上記固定板のう
ち少なくとも補強部材を跨設した固定板の取付片は柱の
接合部側の端縁を互いに近接配置したことを特徴とする
ものである。又、上記構成に付加的に、取付片間の締結
ボルトに、締結ボルト及びナットによる締結時の間隔よ
りやや短く締結ボルトよりやや内径の大きい筒状体を挿
入することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】まず、固定板は各々対向する取付片を締結ボル
ト及びナットで締結して柱に固定したので、柱と固定板
とは縁が切れた状態であり、締結ボルト及びナットにお
いて締結されているので固定板と柱との間がロック(固
着)されておらず相互にスライド可能である。又、柱毎
の固定板も相互に縁が切れた状態であり、両者の固定板
の間に補強部材を跨設させることにより連結されてい
る。しかも、上記固定板のうち少なくとも補強部材を跨
設した側の固定板は、その取付片の柱の接合部側の端縁
を互いに近接配置している。
ト及びナットで締結して柱に固定したので、柱と固定板
とは縁が切れた状態であり、締結ボルト及びナットにお
いて締結されているので固定板と柱との間がロック(固
着)されておらず相互にスライド可能である。又、柱毎
の固定板も相互に縁が切れた状態であり、両者の固定板
の間に補強部材を跨設させることにより連結されてい
る。しかも、上記固定板のうち少なくとも補強部材を跨
設した側の固定板は、その取付片の柱の接合部側の端縁
を互いに近接配置している。
【0007】したがって、木材の特質である「ねじれ」
「そり」などの「ひずみ」に対しては、本発明の補強装
置は柱に孔を穿設したりボルトを貫通したりしていない
ので、柱に固着による無理な負荷がかかることがなく長
期にわたり健全性が維持される。又、地震発生時には柱
に強い衝撃荷重が作用するが、この荷重を固定板同士が
相互にずれることによって吸収し、柱に必要以上の変形
を生じさせない。よって、柱の接合部が破断して柱が落
下したり家屋が倒壊することを防止できる。又、取付片
間の締結ボルトに、締結ボルト及びなっとによる締結時
の間隔よりやや短く締結ボルトよりやや内径の大きい筒
状体が挿入されている場合には、上記変形によって固定
板同士がずれた時、筒状体が傾斜し取付片間に食い込ん
で補強作用をなし、上記変形が過度に進むのを防ぐ機能
を発揮する。
「そり」などの「ひずみ」に対しては、本発明の補強装
置は柱に孔を穿設したりボルトを貫通したりしていない
ので、柱に固着による無理な負荷がかかることがなく長
期にわたり健全性が維持される。又、地震発生時には柱
に強い衝撃荷重が作用するが、この荷重を固定板同士が
相互にずれることによって吸収し、柱に必要以上の変形
を生じさせない。よって、柱の接合部が破断して柱が落
下したり家屋が倒壊することを防止できる。又、取付片
間の締結ボルトに、締結ボルト及びなっとによる締結時
の間隔よりやや短く締結ボルトよりやや内径の大きい筒
状体が挿入されている場合には、上記変形によって固定
板同士がずれた時、筒状体が傾斜し取付片間に食い込ん
で補強作用をなし、上記変形が過度に進むのを防ぐ機能
を発揮する。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図5を参照して本発明の一実施
例を説明する。図1は木造家屋の基本構成をなす床下や
天井の主な柱1に本発明に係る柱の補強装置3を設置し
た状態を示す斜視図であり、図2はその一部を拡大して
示す平面図、図3は同上側面図である。まず、水平に配
置された柱1Aがあり、同一水平面内でこれに直交する
方向に延長された柱1Bと垂直方向でこれに直交する方
向に延長された柱1Cが接合されている。これらの接合
部は従来の柱の構造たとえば凹部と凸部を嵌合して接合
する「ほぞ構造」と同様の方法で接合されている。
例を説明する。図1は木造家屋の基本構成をなす床下や
天井の主な柱1に本発明に係る柱の補強装置3を設置し
た状態を示す斜視図であり、図2はその一部を拡大して
示す平面図、図3は同上側面図である。まず、水平に配
置された柱1Aがあり、同一水平面内でこれに直交する
方向に延長された柱1Bと垂直方向でこれに直交する方
向に延長された柱1Cが接合されている。これらの接合
部は従来の柱の構造たとえば凹部と凸部を嵌合して接合
する「ほぞ構造」と同様の方法で接合されている。
【0009】このような柱1に対して本発明の補強装置
3を取り付けるものであって、その一単位として水平に
配置された柱1Aと同一水平面内でこれに直交する方向
に延長された柱1Bとの間に取りつける場合で説明す
る。まず、各柱1A、1Bの四隅に固定板5、7、9、
11を取り付ける。固定板5、7、9、11は柱の長手
方向に延長されるチャンネル状の固定片5A、7A、9
A、11Aとその両側縁より突出形成された取付片5
B、7B、9B、11Bとを備え、断面略W字状をなし
ている。上記固定板5、7、9、11の材質としては、
超々ジュラルミン(製品名YH7500,仏製)、ステ
ンレス鋼、チタン、鉄、カーボンファイバー等が使用さ
れる。
3を取り付けるものであって、その一単位として水平に
配置された柱1Aと同一水平面内でこれに直交する方向
に延長された柱1Bとの間に取りつける場合で説明す
る。まず、各柱1A、1Bの四隅に固定板5、7、9、
11を取り付ける。固定板5、7、9、11は柱の長手
方向に延長されるチャンネル状の固定片5A、7A、9
A、11Aとその両側縁より突出形成された取付片5
B、7B、9B、11Bとを備え、断面略W字状をなし
ている。上記固定板5、7、9、11の材質としては、
超々ジュラルミン(製品名YH7500,仏製)、ステ
ンレス鋼、チタン、鉄、カーボンファイバー等が使用さ
れる。
【0010】上記取付片5B、7B、9B、11Bには
複数(図示では3箇所)に締結ボルト貫通穴13が穿孔
されている。又、対向する取付片にも上記締結ボルト貫
通穴13の対応位置に締結ボルト貫通穴13が穿孔され
ている。この締結ボルト貫通穴13に締結ボルト15を
貫通させ先端にナット17を螺合させて締結し、取付片
5B、7B、9B、11Bひいては固定板5、7、9、
11を柱1A、1Bの周囲に固定する。上記締結ボルト
貫通穴13の内径は締結ボルト15よりも2mm以上大
きく形成されている。これは固定板5、7、9、11同
士がずれる際の締結ボルト15の変位を可能とするため
である。又、締結ボルト15にはナット17を螺合・締
結した後、先端部に穿設されたピン穴に緩み止めピン1
9を挿入・固定している。
複数(図示では3箇所)に締結ボルト貫通穴13が穿孔
されている。又、対向する取付片にも上記締結ボルト貫
通穴13の対応位置に締結ボルト貫通穴13が穿孔され
ている。この締結ボルト貫通穴13に締結ボルト15を
貫通させ先端にナット17を螺合させて締結し、取付片
5B、7B、9B、11Bひいては固定板5、7、9、
11を柱1A、1Bの周囲に固定する。上記締結ボルト
貫通穴13の内径は締結ボルト15よりも2mm以上大
きく形成されている。これは固定板5、7、9、11同
士がずれる際の締結ボルト15の変位を可能とするため
である。又、締結ボルト15にはナット17を螺合・締
結した後、先端部に穿設されたピン穴に緩み止めピン1
9を挿入・固定している。
【0011】更に、上記一の柱1Aの固定板とこれに対
向する他の柱の固定板との間に補強部材21を跨設す
る。このものは図1に示すように、水平面内で左右方向
に延長された柱1Aに固定した固定板5、11と、柱1
Bに固定した固定板7、9の間に二箇所平行に取りつけ
られており、同一方向に作用するねじれ力に対して補強
効果を発揮できるようになっている。すなわち、固定片
5、11、7、9より水平面内で取付基板5C、11
C、7C、9Cを突出形成し、ここに取付穴を穿孔す
る。一方、補強部材としてのターンバックル21の両端
部に取付基板23、25を設けて、ここに取付穴を穿孔
し、上記取付基板の取付穴5C、11C、7C、9Cと
ターンバックルの取付基板23、25の取付穴を一致さ
せ、これらに締結ボルト27を貫通させナット29を螺
合して固定する。ターンバックル21は上記固定板と同
様の材質のものを使用する。又、ターンバックル21は
長さの調節機能を持たせたもので、固定板の取付位置や
柱1の断面形状に対応した取付を可能とするものである
が、これに限らず、単なる棒状のものでもよい。
向する他の柱の固定板との間に補強部材21を跨設す
る。このものは図1に示すように、水平面内で左右方向
に延長された柱1Aに固定した固定板5、11と、柱1
Bに固定した固定板7、9の間に二箇所平行に取りつけ
られており、同一方向に作用するねじれ力に対して補強
効果を発揮できるようになっている。すなわち、固定片
5、11、7、9より水平面内で取付基板5C、11
C、7C、9Cを突出形成し、ここに取付穴を穿孔す
る。一方、補強部材としてのターンバックル21の両端
部に取付基板23、25を設けて、ここに取付穴を穿孔
し、上記取付基板の取付穴5C、11C、7C、9Cと
ターンバックルの取付基板23、25の取付穴を一致さ
せ、これらに締結ボルト27を貫通させナット29を螺
合して固定する。ターンバックル21は上記固定板と同
様の材質のものを使用する。又、ターンバックル21は
長さの調節機能を持たせたもので、固定板の取付位置や
柱1の断面形状に対応した取付を可能とするものである
が、これに限らず、単なる棒状のものでもよい。
【0012】上記固定板の取付位置であるが、上記固定
板のうち少なくとも補強部材21を跨設した固定板5と
7、又は、固定板11と9は、その取付片5B、7B及
び11B、9Bの柱の接合部側の端縁5Dと7D及び1
1Dと9Dを互いに近接配置している。これは地震発生
時に柱に強い衝撃荷重が作用したとき、この荷重を受け
て近接配置した取付片同士5Bと7B及び11Bと9B
を当接させ、これと対向する固定板7、9及び5、11
との間で相互のずれが生じるようにすることで、地震の
振動により柱にかかる衝撃荷重を固定板の変形によって
吸収しようとするものである。
板のうち少なくとも補強部材21を跨設した固定板5と
7、又は、固定板11と9は、その取付片5B、7B及
び11B、9Bの柱の接合部側の端縁5Dと7D及び1
1Dと9Dを互いに近接配置している。これは地震発生
時に柱に強い衝撃荷重が作用したとき、この荷重を受け
て近接配置した取付片同士5Bと7B及び11Bと9B
を当接させ、これと対向する固定板7、9及び5、11
との間で相互のずれが生じるようにすることで、地震の
振動により柱にかかる衝撃荷重を固定板の変形によって
吸収しようとするものである。
【0013】又、取付片5B、7B間の締結ボルト15
には、締め付け時の取付片5B、7Bの間隔よりやや短
く締結ボルト15よりやや内径の大きい筒状体31が挿
入されている。この筒状体31は常時は遊嵌状態であ
り、地震発生時に柱に強い衝撃荷重が作用しこの荷重に
よって固定板7、9及び固定板5、11がずれた時、筒
状体31が傾斜し取付片5B、7B及び11B、9B間
に食い込んで補強作用をなし、上記変形が過度に進むの
を防ぐ機能を発揮する。尚、この筒状体31は不可欠な
ものではなく、これがなくても上記構造により地震の衝
撃荷重を吸収して木材である柱の破損を防ぐ機能は発揮
される。
には、締め付け時の取付片5B、7Bの間隔よりやや短
く締結ボルト15よりやや内径の大きい筒状体31が挿
入されている。この筒状体31は常時は遊嵌状態であ
り、地震発生時に柱に強い衝撃荷重が作用しこの荷重に
よって固定板7、9及び固定板5、11がずれた時、筒
状体31が傾斜し取付片5B、7B及び11B、9B間
に食い込んで補強作用をなし、上記変形が過度に進むの
を防ぐ機能を発揮する。尚、この筒状体31は不可欠な
ものではなく、これがなくても上記構造により地震の衝
撃荷重を吸収して木材である柱の破損を防ぐ機能は発揮
される。
【0014】本発明の柱の補強装置は以上の構成を基本
構成としており、必要に応じて木造家屋の主な柱に所定
数取りつけられるもので、図1、図4に示すように、水
平面内の柱1A、1Bの間と同時に垂直面内の柱1A、
1Bと1Cとの間にも同様に取りつけられる。又、柱の
位置が中央の場合は四方に、端の場合は一方乃至二方に
取りつけられる。そして地震による前後左右上下の振動
による衝撃荷重に対して、これら柱の補強装置が相互に
機能を発揮するものである。
構成としており、必要に応じて木造家屋の主な柱に所定
数取りつけられるもので、図1、図4に示すように、水
平面内の柱1A、1Bの間と同時に垂直面内の柱1A、
1Bと1Cとの間にも同様に取りつけられる。又、柱の
位置が中央の場合は四方に、端の場合は一方乃至二方に
取りつけられる。そして地震による前後左右上下の振動
による衝撃荷重に対して、これら柱の補強装置が相互に
機能を発揮するものである。
【0015】以上の構成を基にその作用を説明する。本
発明の柱の補強装置を取りつけるにあたっては、まず、
各柱1A、1Bの四隅に固定板5、7、9、11を取り
付け、その取付片5B、7B、9B、11Bの締結ボル
ト貫通穴13に締結ボルト15を貫通させ先端にナット
17を螺合させて仮締めし、又、固定片5、7、9、1
1に突設した取付基板5C、7C、9C、11Cにター
ンバックル21の両端の取付基板23、25を一致さ
せ、これらに締結ボルト27を貫通させナット29を螺
合して仮締めする。この時、固定板のうち少なくとも補
強部材を跨設した固定板5と7、11と9は、その取付
片の柱の接合部側の端縁5Dと7D、11Dと9Dを互
いに近接配置させ、且つ、ターンバックル21の長さの
調節も合わせて行う。しかる後、本締めを行なうととも
に、ターンバックル21を張った状態とする。
発明の柱の補強装置を取りつけるにあたっては、まず、
各柱1A、1Bの四隅に固定板5、7、9、11を取り
付け、その取付片5B、7B、9B、11Bの締結ボル
ト貫通穴13に締結ボルト15を貫通させ先端にナット
17を螺合させて仮締めし、又、固定片5、7、9、1
1に突設した取付基板5C、7C、9C、11Cにター
ンバックル21の両端の取付基板23、25を一致さ
せ、これらに締結ボルト27を貫通させナット29を螺
合して仮締めする。この時、固定板のうち少なくとも補
強部材を跨設した固定板5と7、11と9は、その取付
片の柱の接合部側の端縁5Dと7D、11Dと9Dを互
いに近接配置させ、且つ、ターンバックル21の長さの
調節も合わせて行う。しかる後、本締めを行なうととも
に、ターンバックル21を張った状態とする。
【0016】上記のように柱の補強装置を設置した場
合、まず、固定板5、7、9、11は各々対向する取付
片5B、7B、9B、11Bを締結ボルト15及びナッ
ト17で締結して柱1に固定したので、柱1と固定板
5、7、9、11とは縁が切れた状態であり、締結ボル
ト15及びナット17において締結されているだけでロ
ック(固着)されておらず相互にスライド可能である。
又、柱毎の固定板も相互に縁が切れた状態であり、両者
の固定板の間に補強部材21を跨設させることにより連
結されているのみである。しかも、上記固定板のうち少
なくとも補強部材21を跨設した側の固定板5と7、1
1と9は、その取付片の柱の接合部側の端縁5Dと7
D、11Dと9Dを互いに近接配置している。
合、まず、固定板5、7、9、11は各々対向する取付
片5B、7B、9B、11Bを締結ボルト15及びナッ
ト17で締結して柱1に固定したので、柱1と固定板
5、7、9、11とは縁が切れた状態であり、締結ボル
ト15及びナット17において締結されているだけでロ
ック(固着)されておらず相互にスライド可能である。
又、柱毎の固定板も相互に縁が切れた状態であり、両者
の固定板の間に補強部材21を跨設させることにより連
結されているのみである。しかも、上記固定板のうち少
なくとも補強部材21を跨設した側の固定板5と7、1
1と9は、その取付片の柱の接合部側の端縁5Dと7
D、11Dと9Dを互いに近接配置している。
【0017】したがって、木材の特質である「ねじれ」
「そり」などの「ひずみ」に対しては、本発明の補強装
置は柱1に孔を穿設したりボルトを貫通したりしていな
いので、柱に固着による無理な負荷がかかることがなく
長期にわたり健全性が維持される。
「そり」などの「ひずみ」に対しては、本発明の補強装
置は柱1に孔を穿設したりボルトを貫通したりしていな
いので、柱に固着による無理な負荷がかかることがなく
長期にわたり健全性が維持される。
【0018】又、地震発生時には、柱に強い衝撃荷重が
作用するが、この荷重を固定板同士が相互にずれること
によって吸収し、柱に必要以上の変形を生じさせない。
この作用を、図2に示す水平面内で直交する柱に補強装
置を取付けたモデルに矢印Aの方向からの振動による衝
撃荷重が作用する場合を想定し、柱をbで支えた状態と
し固定片にaの荷重をかけた場合で説明する。この場合
には、柱及び補強装置にこれを押し広げようとする力
(圧縮力)が作用する。この力によって、図5に示すよ
うに、近接して配置した固定板5と9、7と11の取付
片5B、7B、9B、11Bが図中矢印c方向にずれを
起こし、その端縁5Dと7D、11Dと9Dが互いに当
接して動かなくなり、更に、圧縮力が作用すると後ろ側
の固定板5と11、7と9が外側(図中d方向)にずれ
を起こして移動する。
作用するが、この荷重を固定板同士が相互にずれること
によって吸収し、柱に必要以上の変形を生じさせない。
この作用を、図2に示す水平面内で直交する柱に補強装
置を取付けたモデルに矢印Aの方向からの振動による衝
撃荷重が作用する場合を想定し、柱をbで支えた状態と
し固定片にaの荷重をかけた場合で説明する。この場合
には、柱及び補強装置にこれを押し広げようとする力
(圧縮力)が作用する。この力によって、図5に示すよ
うに、近接して配置した固定板5と9、7と11の取付
片5B、7B、9B、11Bが図中矢印c方向にずれを
起こし、その端縁5Dと7D、11Dと9Dが互いに当
接して動かなくなり、更に、圧縮力が作用すると後ろ側
の固定板5と11、7と9が外側(図中d方向)にずれ
を起こして移動する。
【0019】つまり、地震発生時に柱に強い衝撃荷重が
作用したとき、この荷重を受けて近接配置した固定板が
内側に移動して当接され、これと対向する後ろ側の固定
板が外側に移動して両者の間で相互のずれを生じさせる
ことで、柱にかかる衝撃荷重を吸収しようとするもので
ある。これによって、柱1は変形することなく健全性が
維持され、柱1の接合部が破断して柱が落下したり、柱
を繋ぐボルトのボルト孔から亀裂が生じて柱が破断し家
屋が倒壊することを防止できるものである。
作用したとき、この荷重を受けて近接配置した固定板が
内側に移動して当接され、これと対向する後ろ側の固定
板が外側に移動して両者の間で相互のずれを生じさせる
ことで、柱にかかる衝撃荷重を吸収しようとするもので
ある。これによって、柱1は変形することなく健全性が
維持され、柱1の接合部が破断して柱が落下したり、柱
を繋ぐボルトのボルト孔から亀裂が生じて柱が破断し家
屋が倒壊することを防止できるものである。
【0020】又、取付片間の締結ボルト15には、締結
時の間隔よりやや短く締結ボルト15よりやや内径の大
きい筒状体31が挿入されている。この筒状体31は常
時は遊嵌状態であるが、地震発生時に柱1に強い衝撃荷
重が作用し、この荷重によって固定板5、7、9、11
同士がずれた時、図5に示すように、筒状体31が傾斜
し取付片5と7、9と11間に食い込んでそれ以上の変
形をできないようにするとともに、締結ボルト15の破
断を防いで補強作用をなし、上記変形が過度に進むのを
防ぐものである。
時の間隔よりやや短く締結ボルト15よりやや内径の大
きい筒状体31が挿入されている。この筒状体31は常
時は遊嵌状態であるが、地震発生時に柱1に強い衝撃荷
重が作用し、この荷重によって固定板5、7、9、11
同士がずれた時、図5に示すように、筒状体31が傾斜
し取付片5と7、9と11間に食い込んでそれ以上の変
形をできないようにするとともに、締結ボルト15の破
断を防いで補強作用をなし、上記変形が過度に進むのを
防ぐものである。
【0021】尚、上記作用は一箇所の補強装置3をモデ
ルとして説明したが、地震の振動は水平方向であれば例
えば左右方向に交互に作用するので、反対側に荷重が作
用するときは、柱を挟んで対向する側の補強装置3によ
り上記と同様の作用がなされることになる。又、水平面
内の柱の間と垂直方向の柱の間でも同様の作用がなされ
るので、地震による前後左右上下の振動による衝撃荷重
に対して、これら柱の補強装置が相互に機能を発揮する
ものである。又、同一方向に作用する荷重でもねじれ力
の場合は、二箇所の補強部材21が平行して跨設されて
いることによって、ねじれ荷重に対する補強機能を発揮
することができるものである。
ルとして説明したが、地震の振動は水平方向であれば例
えば左右方向に交互に作用するので、反対側に荷重が作
用するときは、柱を挟んで対向する側の補強装置3によ
り上記と同様の作用がなされることになる。又、水平面
内の柱の間と垂直方向の柱の間でも同様の作用がなされ
るので、地震による前後左右上下の振動による衝撃荷重
に対して、これら柱の補強装置が相互に機能を発揮する
ものである。又、同一方向に作用する荷重でもねじれ力
の場合は、二箇所の補強部材21が平行して跨設されて
いることによって、ねじれ荷重に対する補強機能を発揮
することができるものである。
【0022】以上本実施例によると以下のような効果を
奏することができる。まず、本実施例の柱の補強装置3
は、柱1に孔を穿設したりボルトを貫通したりしていな
いので、木材の特質である「ねじれ」「そり」などの
「ひずみ」に対しては、柱に固着による無理な負荷がか
かることがなく長期にわたり健全性が維持できる。
奏することができる。まず、本実施例の柱の補強装置3
は、柱1に孔を穿設したりボルトを貫通したりしていな
いので、木材の特質である「ねじれ」「そり」などの
「ひずみ」に対しては、柱に固着による無理な負荷がか
かることがなく長期にわたり健全性が維持できる。
【0023】又、地震発生時に柱に強い衝撃荷重が作用
したとき、この荷重を受けて近接配置した固定板5と
7、11と9同士を当接させ、これと対向する固定板7
と9、5ト11との間で相互のずれが生じるようにした
ことにより、地震の振動により柱にかかる衝撃荷重を補
強装置3の変形によって吸収するので、柱は変形するこ
となく健全性が維持され、柱の接合部が破断して柱が落
下したり家屋が倒壊することを防止することができる。
したとき、この荷重を受けて近接配置した固定板5と
7、11と9同士を当接させ、これと対向する固定板7
と9、5ト11との間で相互のずれが生じるようにした
ことにより、地震の振動により柱にかかる衝撃荷重を補
強装置3の変形によって吸収するので、柱は変形するこ
となく健全性が維持され、柱の接合部が破断して柱が落
下したり家屋が倒壊することを防止することができる。
【0024】又、取付片間の締結ボルト15に、締め付
け時の間隔よりやや短く締結ボルトよりやや内径の大き
い筒状体31を挿入したことにより、衝撃荷重で固定板
同士がずれた時、筒状体31が傾斜し取付片間に食い込
んでそれ以上の変形をできなくするとともに、締結ボル
ト15の破断を防いで補強作用をなし、上記変形が過度
に進むのを防ぐことができる。
け時の間隔よりやや短く締結ボルトよりやや内径の大き
い筒状体31を挿入したことにより、衝撃荷重で固定板
同士がずれた時、筒状体31が傾斜し取付片間に食い込
んでそれ以上の変形をできなくするとともに、締結ボル
ト15の破断を防いで補強作用をなし、上記変形が過度
に進むのを防ぐことができる。
【0025】尚、本発明は、上記実施例に限定されず、
その要旨内での細部の設計変更は自由に行われること勿
論である。例えば、補強部材21を固定板5、7、9、
11に固定する手段としては、図6に示すように、補強
部材21の端部を円形に曲げ、取付基板33に取付孔3
5を穿孔してこれに嵌めたものとし取付基板33を溶接
等により固定板5、7、9、11に固定してもよい。
又、他の手段としては、図7に示すように、固定板にめ
ねじ37を穿設し補強部材21の端部をおねじ39とし
て両者を螺合し、ロックナット41で緩まないように固
定するようにしても良い。
その要旨内での細部の設計変更は自由に行われること勿
論である。例えば、補強部材21を固定板5、7、9、
11に固定する手段としては、図6に示すように、補強
部材21の端部を円形に曲げ、取付基板33に取付孔3
5を穿孔してこれに嵌めたものとし取付基板33を溶接
等により固定板5、7、9、11に固定してもよい。
又、他の手段としては、図7に示すように、固定板にめ
ねじ37を穿設し補強部材21の端部をおねじ39とし
て両者を螺合し、ロックナット41で緩まないように固
定するようにしても良い。
【0026】
【効果】以上詳述したように本発明の請求項1の柱の補
強装置によると、柱に孔を穿設したりボルトを貫通した
りしていないので、木材の特質である「ねじれ」「そ
り」などの「ひずみ」に対しては、柱に固着による無理
な負荷がかかることがなく長期にわたり健全性が維持で
きる。又、地震発生時に柱に強い衝撃荷重が作用したと
き、この荷重を受けて近接配置した固定板同士を当接さ
せ、これと対向する固定板との間で相互のずれが生じる
ようにしたので、地震の振動により柱にかかる衝撃荷重
を固定板の変形によって吸収し、これによって、柱は変
形することなく、健全性が維持され、柱の接合部が破断
して柱が落下したり家屋が倒壊することを防止すること
ができる。
強装置によると、柱に孔を穿設したりボルトを貫通した
りしていないので、木材の特質である「ねじれ」「そ
り」などの「ひずみ」に対しては、柱に固着による無理
な負荷がかかることがなく長期にわたり健全性が維持で
きる。又、地震発生時に柱に強い衝撃荷重が作用したと
き、この荷重を受けて近接配置した固定板同士を当接さ
せ、これと対向する固定板との間で相互のずれが生じる
ようにしたので、地震の振動により柱にかかる衝撃荷重
を固定板の変形によって吸収し、これによって、柱は変
形することなく、健全性が維持され、柱の接合部が破断
して柱が落下したり家屋が倒壊することを防止すること
ができる。
【0027】又、本発明の請求項2の柱の補強装置によ
ると、請求項1記載の効果を奏する他、取付片間の締結
ボルトに、締め付け時の間隔よりやや短く締結ボルトよ
りやや内径の大きい筒状体を挿入したことにより、衝撃
荷重で固定板同士がずれた時、筒状体が傾斜し取付片間
に食い込んでそれ以上の変形をできなくするとともに、
締結ボルトの破断を防いで補強作用をなし、上記変形が
過度に進むのを防ぐことができる。
ると、請求項1記載の効果を奏する他、取付片間の締結
ボルトに、締め付け時の間隔よりやや短く締結ボルトよ
りやや内径の大きい筒状体を挿入したことにより、衝撃
荷重で固定板同士がずれた時、筒状体が傾斜し取付片間
に食い込んでそれ以上の変形をできなくするとともに、
締結ボルトの破断を防いで補強作用をなし、上記変形が
過度に進むのを防ぐことができる。
【図1】本発明の一実施例を示す図で、柱の補強装置の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図で、柱の補強装置の
一部の拡大平面図である。
一部の拡大平面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す図で、図2のX−X線
断面図である。
断面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す図で、柱の補強装置の
取付態様を示す骨格図である。
取付態様を示す骨格図である。
【図5】本発明の一実施例を示す図で、柱の補強装置の
変形した状態の一部の拡大正面図である。
変形した状態の一部の拡大正面図である。
【図6】補強部材と固定板の取付例を示す説明図であ
る。
る。
【図7】補強部材と固定板の取付例を示す説明図であ
る。
る。
【図8】従来例の柱の連結構造を示す平面図である。
1 柱 1A 柱 1B 柱 1C 柱 3 柱の補強装置 5,7,9,11 固定板 5A,7A,9A,11A 固定片 5B,7B,9B,11B 取付片 5C,7C,9C,11C 取付基板 5D,7D,9D,11D 端縁 13 締結ボルト貫
通孔 15 締結ボルト 17 ナット 21 補強部材(タ
ーンバックル) 23,25 取付基板 27 ボルト 29 ナット 31 筒状体 A 衝撃荷重方向
通孔 15 締結ボルト 17 ナット 21 補強部材(タ
ーンバックル) 23,25 取付基板 27 ボルト 29 ナット 31 筒状体 A 衝撃荷重方向
Claims (2)
- 【請求項1】 一の柱と少なくともこれと直交する他の
柱の四隅に、柱の長手方向に延長されるチャンネル状の
固定片とその両側縁より突出形成された取付片とを備え
た固定板を当接させ、対向する取付片を締結ボルト及び
ナットで締結して固定板を柱に固定させ、又、上記一の
柱の固定板とこれに対向する他の柱の固定板との間に補
強部材を跨設し、又、上記固定板のうち少なくとも補強
部材を跨設した固定板の取付片は柱の接合部側の端縁を
互いに近接配置したことを特徴とする柱の補強装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の柱の補強装置において、
上記取付片間の締結ボルトに、締結ボルト及びナットに
よる締結時の間隔よりやや短く締結ボルトよりやや内径
の大きい筒状体を挿入したことを特徴とする柱の補強装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1282495A JPH08199848A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 柱の補強装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1282495A JPH08199848A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 柱の補強装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08199848A true JPH08199848A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11816141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1282495A Pending JPH08199848A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 柱の補強装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08199848A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005330696A (ja) * | 2004-05-19 | 2005-12-02 | Univ Nihon | 制震装置 |
JP2016188480A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 国立大学法人三重大学 | 伝統木造建物の水平構面制振補強方法 |
JP2018003385A (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-11 | 株式会社キャステム | 建築物の補強装置 |
JP6437685B1 (ja) * | 2018-04-16 | 2018-12-12 | 株式会社ランドビジネス | 既存建物用耐震補強装置 |
-
1995
- 1995-01-30 JP JP1282495A patent/JPH08199848A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005330696A (ja) * | 2004-05-19 | 2005-12-02 | Univ Nihon | 制震装置 |
JP4553631B2 (ja) * | 2004-05-19 | 2010-09-29 | 学校法人日本大学 | 制震装置 |
JP2016188480A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 国立大学法人三重大学 | 伝統木造建物の水平構面制振補強方法 |
JP2018003385A (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-11 | 株式会社キャステム | 建築物の補強装置 |
JP6437685B1 (ja) * | 2018-04-16 | 2018-12-12 | 株式会社ランドビジネス | 既存建物用耐震補強装置 |
JP2019183555A (ja) * | 2018-04-16 | 2019-10-24 | 株式会社ランドビジネス | 既存建物用耐震補強装置 |
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