JP2002371263A - 多層フレキシブルプリント回路板用接着剤組成物およびそれを用いた多層フレキシブルプリント回路板 - Google Patents

多層フレキシブルプリント回路板用接着剤組成物およびそれを用いた多層フレキシブルプリント回路板

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JP2002371263A
JP2002371263A JP2001180678A JP2001180678A JP2002371263A JP 2002371263 A JP2002371263 A JP 2002371263A JP 2001180678 A JP2001180678 A JP 2001180678A JP 2001180678 A JP2001180678 A JP 2001180678A JP 2002371263 A JP2002371263 A JP 2002371263A
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Kisoo Jo
競雄 徐
Yasufumi Miyake
康文 三宅
Teruhiko Akimoto
輝彦 秋元
Tetsuya Terada
哲也 寺田
Toshihiko Sugimoto
俊彦 杉本
Yutaka Aoki
豊 青木
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Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接着性,耐熱性,部品実装時の耐半田リフロー
性,耐洗浄性とともに高寸法安定性,スルーホール信頼
性にも優れた多層フレキシブルプリント回路板を提供す
る。 【解決手段】下記の一般式(1)で表される多面体形状
の複合化金属水酸化物を含有する多層フレキシブルプリ
ント回路板用接着剤組成物によって形成された接着剤層
7aを介して、相対向するフレキシブルプリント回路板
同士が積層一体化されている。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた接着性,耐
熱性,耐洗浄性とともに寸法安定性に優れた多層フレキ
シブルプリント回路板用接着剤組成物およびそれを用い
た多層フレキシブルプリント回路板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、エレクトロニクス分野の発展がめ
ざましく、電子機器の高密度化,軽薄短小化に伴って、
軽量かつ狭い空間に立体的な配線および実装が可能な多
層フレキシブルプリント回路板の需要が増大しつつあ
る。それにつれて、フレキシブルプリント回路板を積層
して多層配線板を作製するにあたっては、上記積層に用
いる接着剤が重要な役割を果たし、また、その使用量も
多くなっており、その性能向上が望まれている。
【0003】このような背景から、接着性,耐熱性,耐
洗浄性とともに高寸法安定性,良好なスルーホール信頼
性を兼備した多層フレキシブルプリント回路板用熱硬化
性接着剤が要求されるようになってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら用いられている多層フレキシブルプリント回路板用熱
硬化性接着剤は、その特性において、一長一短があり、
必ずしも上記諸特性を満足していないのが実情である。
すなわち、良好な接着力を有する接着剤(エポキシ樹脂
−アクリロニトリルブタジエンゴムもしくはエポキシ樹
脂−アクリル系のようなポリマー成分を主成分とする良
好な引き剥がし強さを有する接着剤)はガラス転移温度
が低く、複素弾性率が低いため、耐半田リフロー性,耐
洗浄性,耐実装性に劣る。また、これらの接着剤は、線
膨脹係数が大きいため、熱衝撃時にスルーホール部にお
いて被着体と接着剤との界面で剥離しやすい等の信頼性
問題があった。一方、高ガラス転移温度で高い複素弾性
率を有する接着剤は、接着性が低下する。また、近年、
耐熱性に優れた熱可塑性ポリイミド樹脂を接着剤として
用いたものも提案されているが、接着時の温度が比較的
高く、作業性において未だ満足できるものとはいえな
い。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、接着性,耐熱性,部品実装時の耐半田リフロー
性,耐洗浄性とともに高寸法安定性,スルーホール信頼
性にも優れた多層フレキシブルプリント回路板用接着剤
組成物およびそれを用いた多層フレキシブルプリント回
路板の提供をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、下記の一般式(1)で表される多面体形
状の複合化金属水酸化物を含有する多層フレキシブルプ
リント回路板用接着剤組成物を第1の要旨とする。
【0007】
【化2】
【0008】また、上記多層フレキシブルプリント回路
板用接着剤組成物によって形成された接着剤層を介し
て、相対向するフレキシブルプリント回路板同士が積層
一体化されている多層フレキシブルプリント回路板を第
2の要旨とする。
【0009】すなわち、本発明者らは、170℃以下の
熱圧着条件で、接着性,耐熱性,部品実装時の耐半田リ
フロー性,耐洗浄性とともに高寸法安定性,スルーホー
ル信頼性にも優れた多層フレキシブルプリント回路板を
得るために一連の研究を重ねた。その結果、従来から用
いられてきた、六角板状もしくは鱗片状等のような金属
水酸化物ではなく、上記一般式(1)で表される多面体
形状の複合化金属水酸化物を用いると、従来の金属水酸
化物の結晶とは全く異なった晶癖の外形を呈し、かつ厚
み方向への結晶成長が大きく、これを添加剤として接着
剤に混練した場合には、従来品と比べて樹脂の流動性や
加工性が向上し、充填性も向上する。このため、接着剤
組成物中の分散性が良好となり、接着性,耐熱性,部品
実装時の耐半田リフロー性,耐洗浄性とともに寸法安定
性,スルーホール信頼性を充分に発揮できるようにな
る。
【0010】そして、上記複合化金属水酸化物を特定範
囲の含有量に設定した場合には、接着性および寸法安定
性のバランスに特に優れたものとなる。
【0011】なお、本発明に用いられる多面体形状の複
合化金属水酸化物とは、図2に示すような、六角板形状
を有するもの、あるいは、鱗片状等のように、いわゆる
厚みの薄い平板形状の結晶形状を有するものではなく、
縦,横とともに厚み方向(c軸方向)への結晶成長が大
きい、例えば、板状結晶のものが厚み方向(c軸方向)
に結晶成長してより立体的かつ球状に近似させた粒状の
結晶形状、例えば、略12面体,略8面体,略4面体等
の形状を有する複合化金属水酸化物をいい、通常、これ
らの混合物である。もちろん、上記形状は、結晶の成長
のしかた以外にも、粉砕や摩砕等によっても多面体の形
は変化し、より立体的かつ球状に近似させることが可能
となる。この多面体形状の複合化金属水酸化物の結晶形
状を表す走査型電子顕微鏡写真(倍率50000倍)の
一例を図1に示す。このように、本発明では、上記複合
化金属水酸化物を用いることにより、従来のような六角
板形状を有するもの、あるいは、鱗片状等のように、平
板形状の結晶形状を有するものに比べ、より優れた寸法
安定性が得られる。
【0012】本発明に用いられる多面体形状の複合化金
属水酸化物について、略8面体形状のものを例にしてさ
らに詳細に説明する。すなわち、本発明の複合化金属水
酸化物の一例である8面体形状のものは、平行な上下2
面の基底面と外周6面の角錐面とからなり、上記角錐面
が上向き傾斜面と下向き傾斜面とが交互に配設された8
面体形状を呈している。
【0013】より詳しく説明すると、従来の厚みの薄い
平板形状の結晶形状を有するものは、例えば、結晶構造
としては六方晶系であり、図3に示すように、ミラー・
ブラベー指数において(00・1)面で表される上下2
面の基底面10と、{10・0}の型面に属する6面の
角筒面11で外周が囲まれた六角柱状である。そして、
〔001〕方向(c軸方向)への結晶成長が少ないた
め、薄い六角柱状を呈している。
【0014】これに対し、本発明に用いられる多面体形
状の複合化金属水酸化物は、図4に示すように、結晶成
長時の晶癖制御により、(00・1)面で表される上下
2面の基底面12と、{10・1}の型面に属する6面
の角錘面13で外周が囲まれている。そして、上記角錘
面13は、(10・1)面等の上向き傾斜面13aと、
(10・−1)面等の下向き傾斜面13bとが交互に配
設された特殊な晶癖を有する8面体形状を呈している。
また、c軸方向への結晶成長も、従来のものに比べて大
きい。図4に示すものは、板状に近い形状であるが、さ
らにc軸方向への結晶成長が進み、晶癖が顕著に現れて
等方的になったものを図5に示す。このように、本発明
の多面体形状の複合化金属水酸化物は、正8面体に近い
形状のものも含むものである。すなわち、基底面の長軸
径と基底面間の厚みとの比率(長軸径/厚み)は、1〜
9が好適である。この長軸径と厚みとの比率の上限値と
してより好適なのは、7である。なお、上記ミラー・ブ
ラベー指数において、「1バー」は、「−1」と表示し
た。
【0015】このように、本発明に用いられる多面体形
状の複合化金属水酸化物が、外周を囲む6つの面が、
{10・1}に属する角錘面であることは、つぎのこと
から判る。すなわち、本発明の複合化金属水酸化物の結
晶を、c軸方向から走査型電子顕微鏡で観察すると、こ
の結晶は、c軸を回転軸とする3回回転対称を呈してい
る。また、粉末X線回折による格子定数の測定値を用い
た(10・1)面と{10・1}の型面との面間角度の
計算値が、走査型電子顕微鏡観察における面間角度の測
定値とほぼ一致する。
【0016】さらに、本発明に用いられる多面体形状の
複合化金属水酸化物は、粉末X線回折における(11
0)面のピークの半価幅B110 と、(001)面のピー
クの半価幅B001 との比(B110 /B001 )が、1.4
以上である。このことからも、c軸方向への結晶性が良
いことと、厚みが成長していることが確認できる。すな
わち、従来の水酸化マグネシウム等の結晶では、c軸方
向への結晶が成長しておらず、(001)面のピークが
ブロードで半価幅B001 も大きくなる。したがって、
(B110 /B001 )の価は、小さくなる。これに対し、
本発明の多面体形状の複合化金属水酸化物では、c軸方
向の結晶性が良いために、(001)面のピークが鋭
く、細くなり、半価幅B001 も小さくなる。したがっ
て、(B110 /B 001 )の価が大きくなるのである。
【0017】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0018】一般に、多層フレキシブルプリント回路板
用接着剤組成物は、各種のポリマー成分を主成分とし、
これに他の添加剤を配合することにより得られる。そし
て、本発明の多層フレキシブルプリント回路板用接着剤
組成物では、上記各成分に加えて特定の複合化金属水酸
化物を用いて得られるものである。なお、多層フレキシ
ブルプリント回路板用接着剤組成物は、通常、これら各
成分を溶媒中に溶解した接着剤溶液として調製され使用
される。ここで、上記「主成分」とは、多層フレキシブ
ルプリント回路板用接着剤組成物を実質的に構成する主
たる成分のことであって、その使用量のみが関係するも
のではなく組成物全体の物性・特性に大きな影響を与え
ることを意味する。
【0019】上記ポリマー成分としては、特に限定する
ものではなく、従来から多層フレキシブルプリント回路
板用接着剤に用いられている各種ポリマー成分があげら
れ、例えば、エポキシ樹脂等があげられる。
【0020】本発明の多層フレキシブルプリント回路板
用接着剤組成物において、上記エポキシ樹脂を用いた場
合を例にして説明する。
【0021】上記エポキシ樹脂としては、1分子中に2
個以上のエポキシ基を含有するビスフェノールA型、ノ
ボラック型、グリシジルエーテル型あるいは環状脂肪族
系等の汎用されているポリエポキシ化合物を用いること
ができる。なかでも、被着体との濡れ性が良好であると
いう点から、ビスフェノールA型が接着性の面からも好
ましい。
【0022】上記エポキシ樹脂を主成分として用いる場
合、硬化剤が用いられる。上記硬化剤としては、エポキ
シ樹脂の硬化剤としての作用を奏するものであれば特に
限定するものではなく、従来公知のものが用いられる。
例えば、ノボラック樹脂、アミン系樹脂、酸無水物、イ
ミダゾール、ジシアンジアミド等があげられ、単独でも
しくは2種以上併せて用いられる。なかでも、上記硬化
剤としては、フェノールノボラック樹脂が電気特性の面
から特に好ましい。
【0023】上記硬化剤の配合量は、前記エポキシ樹脂
のエポキシ基1当量に対して1/4〜3/4水酸基当量
の割合に設定することが好ましい。すなわち、硬化剤の
配合量が、1/4水酸基当量未満では、寸法安定性,耐
薬品性が低下する傾向がみられ、逆に、3/4水酸基当
量を超えると、被着体に対する接着性が低下する傾向が
みられるからである。
【0024】上記各成分とともに、可撓性付与剤,硬化
促進剤等を配合することもできる。
【0025】上記可撓性付与剤としては、カルボキシル
基含有アクリロニトリルブタジエンゴム、アクリルゴ
ム、ポリエステル樹脂等があげられ、これらは単独でも
しくは2種以上併せて用いられる。上記可撓性付与剤の
配合量は、前記エポキシ樹脂および硬化剤の合計量10
0重量部(以下「部」と略す)に対して30〜70部の
範囲に設定することが好ましい。すなわち、上記可撓性
付与剤が70部を超えると寸法安定性,耐薬品性が低下
する傾向がみられ、30部未満では被着体に対する接着
性が低下する傾向がみられるからである。
【0026】上記硬化促進剤としては、BF3 のイミダ
ゾール錯体、イミダゾール類、トリフェニルホスフィン
(TPP)等があげられる。上記イミダゾール類の場合
は、エポキシ樹脂100部に対して0.1〜1.0部の
配合量に設定することが好ましい。
【0027】そして、高寸法安定性を実現するために、
本発明では、下記の一般式(1)で表される多面体形状
の複合化金属水酸化物が用いられる。
【0028】
【化3】
【0029】上記複合化金属水酸化物は多面体形状を有
するものであり、このような結晶形状が多面体形状を有
する複合化金属水酸化物は、例えば、その製造工程にお
ける各種条件等を制御することにより、縦,横とともに
厚み方向(c軸方向)への結晶成長が大きい、所望の多
面体形状、例えば、略12面体、略8面体、略4面体等
の形状を有する複合化金属水酸化物を得ることができ
る。
【0030】本発明に用いられる多面体形状の複合化金
属水酸化物は、その一例として結晶外形が略8面体の多
面体構造を示し、アスペクト比が1〜8程度、好ましく
は1〜7、特に好ましくは1〜4に調整されたもので、
例えば、式(1)中の、M=Mg,Q=Znの場合につ
いて述べると、つぎのようにして作製することができ
る。すなわち、まず、水酸化マグネシウム水溶液に硝酸
亜鉛化合物を添加し、原料となる部分金属水酸化物を作
製する。ついで、この原料を、800〜1500℃の範
囲で、より好ましくは1000〜1300℃の範囲で焼
成することにより金属酸化物を作製する。この金属酸化
物は、m(MgO)・n(ZnO)の組成で示される
が、さらにカルボン酸、カルボン酸の金属塩、無機酸お
よび無機酸の金属塩からなる群から選ばれた少なくとも
一種を上記金属酸化物に対して約0.1〜6mol%共
存する水媒体中の系で強攪拌しながら40℃以上の温度
で水和反応させることにより、Mg1-X ZnX (OH)
2 (Xは0.01〜0.5の正の数)で示される、本発
明の多面体形状を有する複合化金属水酸化物を作製する
ことができる。
【0031】上記製法において、原料としては、上述し
た方法で得られる部分金属水酸化物だけでなく、例え
ば、共沈法によって得られる金属水酸化物,水酸化マグ
ネシウムとZnの混合物,酸化マグネシウムとZn酸化
物の混合物,炭酸マグネシウムとZn炭酸塩との混合物
等も用いることができる。また、水和反応時の攪拌は、
均一性や分散性の向上、カルボン酸、カルボン酸の金属
塩、無機酸および無機酸の金属塩からなる群から選ばれ
た少なくとも一種との接触効率向上等のため、強攪拌が
好ましく、さらに強力な高剪断攪拌であればなお好まし
い。このような攪拌は、例えば、回転羽根式の攪拌機に
おいて、回転羽根の周速を5m/s以上として行うのが
好ましい。
【0032】上記カルボン酸としては、特に限定される
ものではないが、好ましくはモノカルボン酸、オキシカ
ルボン酸(オキシ酸)等があげられる。上記モノカルボ
ン酸としては、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、吉草酸、カプロン酸、アクリル酸、クロトン酸等が
あげられ、上記オキシカルボン酸(オキシ酸)として
は、例えば、グリコール酸、乳酸、ヒドロアクリル酸、
α−オキシ酪酸、グリセリン酸、サリチル酸、安息香
酸、没食子酸等があげられる。また、上記カルボン酸の
金属塩としては、特に限定されるものではないが、好ま
しくは酢酸マグネシウム、酢酸亜鉛等があげられる。そ
して、上記無機酸としては、特に限定されるものではな
いが、好ましくは硝酸、塩酸等があげられる。また、上
記無機酸の金属塩としては、特に限定されるものではな
いが、好ましくは硝酸マグネシウム、硝酸亜鉛等があげ
られる。
【0033】上記多面体形状を有する複合化金属水酸化
物の具体的な代表例としては、Mg 1-X NiX (OH)
2 〔0.01<X<0.5〕、Mg1-X ZnX (OH)
2 〔0.01<X<0.5〕等があげられる。これら複
合化金属水酸化物の市販品の例としては、例えば、タテ
ホ化学工業社製のエコーマグがあげられる。
【0034】そして、上記多面体形状の複合化金属水酸
化物では、最大粒径が10μm以下であることが好まし
い。特に好ましくは最大粒径が6μm以下である。すな
わち、最大粒径が10μmを超えると、所望の寸法安定
性を有するために多くの量を必要とするようになる傾向
がみられるからである。
【0035】そして、上記多面体形状の複合化金属水酸
化物の比表面積が2.0〜4.0m 2 /gの範囲である
ことが好ましい。なお、上記多面体形状の複合化金属水
酸化物の比表面積の測定は、BET吸着法により測定さ
れる。
【0036】また、上記多面体形状を有する複合化金属
水酸化物のアスペクト比は、通常、1〜8、好ましくは
1〜7、特に好ましくは1〜4である。ここでいうアス
ペクト比とは、複合化金属水酸化物の長径と短径との比
で表したものである。
【0037】なお、本発明においては、上記多面体形状
の複合化金属水酸化物とともに従来の薄平板形状の金属
水酸化物を併用してもよい。
【0038】上記多面体形状の複合化金属水酸化物の含
有量は、多層フレキシブルプリント回路板用接着剤組成
物全体中、20〜50重量%の範囲に設定することが好
ましく、特に好ましくは28〜44重量%である。すな
わち、上記複合化金属水酸化物の含有量が20重量%未
満では、充分な寸法安定性を得ることが困難となり、逆
に、50重量%を超えると、加工性,接着性が低下する
傾向がみられるからである。
【0039】本発明の多層フレキシブルプリント回路板
用接着剤組成物では、上記各成分以外に、必要に応じて
本発明の目的を損なわない範囲で、接着改良剤としての
シランカップリング剤、無機質充填剤、酸化防止剤、熱
安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、離型剤、染料および顔料
を含む着色剤等の通常の添加剤を適宜に配合することが
できる。
【0040】本発明の多層フレキシブルプリント回路板
用接着剤組成物は、例えば、上記各成分および必要に応
じて他の添加剤を適宜の割合で配合し、混合することに
より得られる。
【0041】そして、本発明の多層フレキシブルプリン
ト回路板用接着剤組成物を使用する場合は、溶媒に溶解
した溶液として用いる。上記溶媒としては、メチルエチ
ルケトン、トルエン、エチレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジオ
キサン、メチルセロソルブアセテート等があげられる。
これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。
【0042】本発明の多層フレキシブルプリント回路板
は、本発明の多層フレキシブルプリント回路板用接着剤
組成物を用い、これによって形成された接着剤層を介し
て、相対向するフレキシブルプリント回路板同士を積層
一体化することにより得られる。
【0043】本発明の多層フレキシブルプリント回路板
を、例えば、つぎのようにして製造することができる。
すなわち、まず、電気絶縁性プラスチックフィルム等の
絶縁体層2の表裏両面に金属箔等の導体層3が形成され
た1枚の両面基材1(図6参照)と、電気絶縁性プラス
チックフィルム等の絶縁体層5の片面に金属箔等の導体
層6が形成された2枚の片面基材4(図9参照)と、本
発明の多層フレキシブルプリント回路板用接着剤組成物
からなる2枚の接着シート7(図9参照)とを準備す
る。ついで、図7に示すように、上記両面基材1の所定
位置に孔1aを開け、この孔1aに銅のスルーホールめ
っきを行ってスルーホールめっき部8を設け(図8参
照)、つぎに、上記両面基材1の表裏両面にエッチング
法により回路3aを形成して、1枚の両面フレキシブル
プリント回路板9を作製する(図9参照)。つぎに、図
9に示すように、上記両接着シート7をそれぞれ上記両
片面基材4の片面(導体層6が形成されていない面)に
接着する。つぎに、上記両面フレキシブルプリント回路
板9の表裏両面に上記両片面基材4を位置合わせして重
ねたのち、加熱加圧し一体化させる(図9参照)。この
状態では、上記両接着シート7は接着剤層7aとなる
(図10参照)。つぎに、上記両片面基材4の所定位置
に孔4aを開け(図11参照)、この孔4aに銅のスル
ーホールめっきを行ってスルーホールめっき部21を設
け(図12参照)、エッチング法により回路22aを形
成する(図13参照)。これにより、4層フレキシブル
プリント回路板22を得ることができる。
【0044】また、本発明の多層フレキシブルプリント
回路板を、例えば、つぎのようにして製造することもで
きる。すなわち、まず、電気絶縁性プラスチックフィル
ム等の絶縁体層2の表裏両面に金属箔等の導体層3が形
成された3枚の基材1(図6参照)と、本発明の多層フ
レキシブルプリント回路板用接着剤組成物からなる2枚
の接着シート25(図14参照)とを準備する。上記両
接着シート25には、その所定位置(図16の半田製導
電体26aを設ける位置)に孔25aが開けられてい
る。ついで、上記各基材1の所定位置に孔1aを開け
(図7参照)、この孔1aに銅のスルーホールめっきを
行ってスルーホールめっき部8を設け(図8参照)、エ
ッチング法により回路3aを形成し(図9参照)、3枚
の両面フレキシブルプリント回路板9を作製する(図1
4参照)。つぎに、上記各接着シート25を(3枚のう
ちの)2枚の両面回路基板9の上面に、上記各接着シー
ト25の開孔部25aを各両面回路基板9の回路3aの
所定位置(図16の半田製導電体26aを設ける位置)
に位置合わせして仮接着する(図14参照)。つぎに、
上記各接着シート25の開孔部25aにスクリーン印刷
により半田ペーストを入れ、加熱溶融させて各両面回路
基板9の回路3a上に半田バンプ26を形成する(図1
5参照)。つぎに、半田バンプ26を設けた2枚の両面
フレキシブルプリント回路板9と、回路3aを形成した
だけの1枚の両面フレキシブルプリント回路板9をそれ
ぞれ位置合わせして複数枚重ねたのち、加熱加圧し一体
化させる(図15参照)。この状態では、各接着シート
25は接着剤層25aとなり、各半田バンプ26は半田
製導電体26aとなる(図16参照)。これにより、3
枚の両面フレキシブルプリント回路板9が積層一体化さ
れた6層フレキシブルプリント回路板27を得ることが
できる。
【0045】上記電気絶縁性プラスチックフィルムとし
ては、ポリイミドフィルム、ポリパラバン酸フィルム、
ポリエステルフィルム、ポリエチレンナフタレートフィ
ルム、ポリエーテルスルホンフィルム、ポリエーテルイ
ミドフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム等
があげられる。
【0046】上記金属箔としては、特に限定するもので
はなく、例えば、銅箔、アルミニウム箔、ニクロム箔等
の導電性の良好な金属箔があげられる。また、厚みも特
に限定するものではなく適宜に設定される。そして、必
要によっては、金属箔表面に錫、半田、金、ニッケル等
のめっきを施してもよい。
【0047】上記製法において、本発明の多層フレキシ
ブルプリント回路板用接着剤組成物からなる接着シート
7,25を片面基材4もしくは両面フレキシブルプリン
ト回路板9の片面に接着するのに代えて、つぎのように
することができる。すなわち、まず、本発明の多層フレ
キシブルプリント回路板用接着剤組成物を構成する各成
分を、樹脂固形分濃度が20〜50重量%となるよう
に、前記溶媒に攪拌溶解および分散して接着剤溶液を調
製する。調製したのち、リバースコーター、コンマコー
ター等を用いて、片面基材4もしくは両面フレキシブル
プリント回路板9の片面に、乾燥状態で、厚み10〜5
0μmとなるよう塗布する。そして、50〜150℃、
1〜10分間乾燥して溶媒を揮発させ、Bステージ状態
の接着剤層形成済み片面基材4もしくは両面フレキシブ
ルプリント回路板9を作製することができる。また、両
面基材1もしくは片面基材4を作製する際に、本発明の
多層フレキシブルプリント回路板用接着剤組成物によっ
て形成された接着剤層を介して、電気絶縁性プラスチッ
クフィルム等の絶縁体層2の両面もしくは片面に金属箔
等の導体層3を接着してもよい。
【0048】上記両面基材1,片面基材4,接着シート
25に孔1a,4a,25aを開ける手段としては、ド
リルやパンチ等従来の公知技術を用いることができる。
【0049】上記積層一体化する方法としては、上記両
製法のように、上記積層一体化を一括して一度で行う方
法を用いることができるが、これに限定するものではな
く、所定のフレキシブルプリント回路板に別のフレキシ
ブルプリント回路板や片面基材等を1枚ずつ順次積層す
る方法等を用いることができる。
【0050】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0051】下記に示す各成分を準備した。
【0052】(A)エポキシ樹脂:ビスフェノールA型
エポキシ樹脂(エポキシ基当量457,融点70℃)
【0053】(B)硬化剤:フェノールノボラック樹脂
(水酸基当量106)
【0054】(C)硬化促進剤:2−ウンデシルイミダ
ゾール
【0055】(D)可撓性付与剤:カルボキシル基含有
アクリロニトリルブタジエンゴム
【0056】(E)複合化金属水酸化物:Mg0.8 Zn
0.2 (OH)2 ,平均粒径1.0μm,多面体形状
【0057】(F)金属水酸化物:Mg(OH)2 ,平
均粒径0.85μm,六面板状
【0058】
【実施例1〜3、比較例1,2】上記のA〜Fを後記の
表1の配合率にしたがって、固形分値40重量%になる
ようにトルエンとエチレングリコールモノメチルエーテ
ルの混合溶媒(混合比1:1)にディスパにより攪拌溶
解および分解して接着剤ワニスを調製した。
【0059】ついで、厚み12.5μmのポリイミドフ
ィルム表面に、上記接着剤ワニスを、乾燥後15μmの
厚みとなるようにリバースコーターで塗布し、100℃
の熱風循環式乾燥機中で3分間乾燥させて接着剤層形成
済みポリイミドフィルムを得た。
【0060】そののち、接着剤層形成面と、厚み18μ
mの圧延銅箔の処理面(例えば、ニッケル−銅合金処
理)とが接触するように重ね合わせ、ロール温度90
℃、ロール圧29.4N/cm、速度5m/分の条件で
ロールラミネーターを通し、両者を貼り合わせたのち、
100℃の熱風循環式乾燥機中で24時間アフターキュ
アーし、フレキシブルプリント回路板を得た。
【0061】また、上記基材の光沢面側に貼り合わせる
カバーレイフィルムを、上記基材と同方法で乾燥後、厚
み15μmとなるように塗布、同乾燥条件で製造した。
そして、上記基材の光沢面側と、カバーレイフィルムの
接着剤層とが接触するように重ね合わせ、温度100
℃、圧力784×104 Pa、時間2分の条件で熱圧プ
レスを用いて貼り合わせた。このようにしてフレキシブ
ルプリント回路板L1およびL2を得た。
【0062】支持基材として厚さ50μmの離型処理
(シリコーン処理)を施したPET(ポリエチレンテレ
フタレート)フィルム上に、上記基材と同方法で、乾燥
後厚み25μmとなるようにリバースコーターで塗布
し、100℃の熱風循環式乾燥機中で3分間溶媒を乾燥
させ、接着剤フィルムを得た。ついで、生産性、作業性
および保管性、さらに持ち運びを容易にするために、上
記接着剤フィルムの露呈面に保護用の厚さ25μmの離
型処理(シリコーン処理)を施したPETフィルムを重
ね合わせロールラミネーターにより積層し、図17に示
すように、フィルム状接着剤30の両面にそれぞれPE
Tフィルムからなる離型フィルム31,32が積層され
た多層フレキシブルプリント回路板の積層接着用の3層
構造のフィルム状接着剤33を製造した。
【0063】上記フィルム状接着剤33を用い、まず片
方の離型フィルム32を剥離して上記フレキシブルプリ
ント回路板L1に80℃の熱ロールを使用してラミネー
トした。ついで、残りの離型フィルム31を剥がし、こ
れにフレキシブルプリント回路板L2を120℃の熱ロ
ールを使用してラミネートし、さらに150℃×5時間
加熱硬化することにより多層フレキシブルプリント回路
板を得た。
【0064】
【実施例2,3および比較例1,2】実施例1の方法に
準じ、後記の表1の配合表に示す配合にして3層構造の
フィルム状接着剤33を製造した。そして、上記実施例
1と同様にして多層フレキシブルプリント回路板を得
た。
【0065】
【表1】
【0066】上記実施例1〜3および比較例1,2によ
り得られた多層フレキシブルプリント回路板の諸特性に
ついて、下記の方法に従って測定・評価し、後記の表2
に併せて示した。
【0067】〔常態引き剥がし強さ〕 試料:上記多層フレキシブルプリント回路板 JIS C 5616に準じ、下記条件にて試験を行っ
た。 引き剥がし方向:180°方向 引っ張り側:多層フレキシブルプリント回路板L1側 測定温度:23℃ 剥離速度:50mm/min
【0068】〔加湿後引き剥がし強さ〕 試料:上記多層フレキシブルプリント回路板 加湿条件:温度60℃、相対湿度90%、放置時間24
時間 試料を加湿槽から取り出し、表面に水滴が付着している
ときは速やかに水滴を充分に取り除いた後、上記常態引
き剥がし強さと同様の方法にて測定した。
【0069】〔半田耐熱性〕 試料:上記多層フレキシブルプリント回路板 JIS C 5616に準じ、下記条件にて試験を行っ
た。 半田浴温度:260℃ 浸漬時間:30秒間 評価項目:膨れ、剥がれ等の外観異常の有無を目視にて
判定した。 ○:膨れ、剥がれ等の外観異常無し ×:膨れ、剥がれ等の外観異常有り
【0070】〔線膨張係数〕 試料:上記フィルム状接着剤33のみ。 まず、上記フィルム状接着剤33を用い、両面の離型フ
ィルム31,32を剥がし、プレスにより寸法25mm
厚×10cm角のフィルムを作製した。なお、成形条件
は下記のとおりである。 温度:150℃ 圧力:2.942MPa(30kg/cm2 ) 時間:5時間
【0071】上記試料を用い、線膨張係数測定を下記の
条件で行った。 測定装置:熱機械分析装置 Therms plus
TMA8310(理学社製) サンプル大きさ:0.5mm×15mm 荷重:2g 昇温速度:5℃/min 試験片の長さ方向の膨脹量の測定を行う。その変化点ま
での2点間の熱膨脹量の差を同じ2点間の温度差で除し
た値を線膨張係数とする。
【0072】
【表2】
【0073】上記の表2から明らかなように、比較例
1,2は、常態での引き剥がし強さは高いが、加湿後の
引き剥がし強さは著しく低下した。
【0074】さらに、実施例1〜3では、従来の欠点で
あった良好な引き剥がし強さを有するものは線膨張係数
が高く、かつ寸法安定性を欠くということを解消してお
り、耐半田リフロー性,耐洗浄性に優れ、高寸法安定
性,スルーホール信頼性にも優れた多層フレキシブルプ
リント回路板を提供することができる。
【0075】
【発明の効果】以上のように、本発明は、上記一般式
(1)で表される多面体形状の複合化金属水酸化物を含
有する接着剤組成物を用い、これによって形成される接
着剤層を介して積層一体化される多層フレキシブルプリ
ント回路板である。このため、上記接着剤層が低線膨脹
係数を有し、高い接着強度を備えており、しかも、優れ
た耐熱性とともに部品実装時の耐半田リフロー性、耐洗
浄性においても優れたものである。
【0076】そして、上記複合化金属水酸化物の含有量
を特定の割合に設定すると、所望の低線膨脹係数を得る
ことが容易となり、接着性に一層優れた接着剤組成物を
得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いられる多面体形状の複合化金属水
酸化物の結晶形状の一例を示す走査型電子顕微鏡写真
(倍率50000倍)である。
【図2】従来の金属水酸化物の結晶形状の一つである六
角板状形状を示す斜視図である。
【図3】従来の金属水酸化物の外形を示す説明図であ
り、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図4】本発明の複合化金属水酸化物の外形の一例を示
す説明図であり、(a)は平面図、(b)は側面図であ
る。
【図5】本発明の複合化金属水酸化物の外形の他の例を
示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は側面図で
ある。
【図6】本発明の多層フレキシブルプリント回路板の製
法の一例を示す断面図である。
【図7】上記製法の一例を示す断面図である。
【図8】上記製法の一例を示す断面図である。
【図9】上記製法の一例を示す断面図である。
【図10】上記製法の一例を示す断面図である。
【図11】上記製法の一例を示す断面図である。
【図12】上記製法の一例を示す断面図である。
【図13】上記多層フレキシブルプリント回路板を示す
断面図である。
【図14】本発明の多層フレキシブルプリント回路板の
製法の他の例を示す断面図である。
【図15】上記製法の他の例を示す断面図である。
【図16】上記製法の他の例を示す断面図である。
【図17】積層接着用の3層構造のフィルム状接着剤を
示す側面図である。
【符号の説明】
7a 接着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋元 輝彦 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 寺田 哲也 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 杉本 俊彦 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 青木 豊 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 4J040 EC001 EC021 EC041 EC062 EC071 HA136 HA156 KA42 LA06 LA07 LA08 MA02 MA10 MB03 NA20 5E346 AA05 AA06 AA12 AA15 AA16 AA22 AA43 BB01 CC02 CC08 CC31 CC41 DD02 DD32 EE02 EE06 EE12 EE18 EE42 FF01 GG22 GG25 GG28 HH11 HH18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1)で表される多面体形
    状の複合化金属水酸化物を含有することを特徴とする多
    層フレキシブルプリント回路板用接着剤組成物。 【化1】
  2. 【請求項2】 多層フレキシブルプリント回路板用接着
    剤組成物の主成分がエポキシ樹脂である請求項1記載の
    多層フレキシブルプリント回路板用接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 上記一般式(1)で表される多面体形状
    の複合化金属水酸化物の含有量が、多層フレキシブルプ
    リント回路板用接着剤組成物全体中20〜50重量%の
    範囲に設定されている請求項1または2記載の多層フレ
    キシブルプリント回路板用接着剤組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の多
    層フレキシブルプリント回路板用接着剤組成物によって
    形成された接着剤層を介して、相対向するフレキシブル
    プリント回路板同士が積層一体化されていることを特徴
    とする多層フレキシブルプリント回路板。
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