JP2002370950A - 酸化染毛処理用補助剤 - Google Patents
酸化染毛処理用補助剤Info
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- JP2002370950A JP2002370950A JP2001180254A JP2001180254A JP2002370950A JP 2002370950 A JP2002370950 A JP 2002370950A JP 2001180254 A JP2001180254 A JP 2001180254A JP 2001180254 A JP2001180254 A JP 2001180254A JP 2002370950 A JP2002370950 A JP 2002370950A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 酸化型染毛剤による染毛処理において、毛髪
への染着力を向上させ、かつ染毛処理に伴う毛髪のダメ
ージを少なくすることができる酸化染毛処理用補助剤を
提供する。 【解決手段】 シスチンまたはその誘導体を含有させて
酸化染毛処理用補助剤を構成する。上記シスチンの誘導
体としてはN,N′−ジアセチルシスチンが好ましく、
酸化染毛処理用補助剤中におけるシスチンまたはその誘
導体の含有量としては0.1〜20重量%が好ましい。
そして、上記酸化染毛処理用補助剤は、酸化型染毛剤に
よる毛髪の染毛処理の処理前または処理中に使用するこ
とが好ましい。
への染着力を向上させ、かつ染毛処理に伴う毛髪のダメ
ージを少なくすることができる酸化染毛処理用補助剤を
提供する。 【解決手段】 シスチンまたはその誘導体を含有させて
酸化染毛処理用補助剤を構成する。上記シスチンの誘導
体としてはN,N′−ジアセチルシスチンが好ましく、
酸化染毛処理用補助剤中におけるシスチンまたはその誘
導体の含有量としては0.1〜20重量%が好ましい。
そして、上記酸化染毛処理用補助剤は、酸化型染毛剤に
よる毛髪の染毛処理の処理前または処理中に使用するこ
とが好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化染毛処理用補
助剤に関し、さらに詳しくは、酸化型染毛剤による毛髪
の染毛処理の処理前または処理中に使用し、毛髪への酸
化染料の染着力を高め、かつ染毛処理に伴う毛髪のダメ
ージ(損傷)を少なくすることができる酸化染毛処理用
補助剤に関する。
助剤に関し、さらに詳しくは、酸化型染毛剤による毛髪
の染毛処理の処理前または処理中に使用し、毛髪への酸
化染料の染着力を高め、かつ染毛処理に伴う毛髪のダメ
ージ(損傷)を少なくすることができる酸化染毛処理用
補助剤に関する。
【0002】
【従来の技術】毛髪の染毛処理にあたっては、酸化染料
(酸化染料中間体)を含有する第1剤と過酸化水素を酸
化剤として含有する第2剤とからなる酸化型染毛剤が広
く使用されている。この酸化型染毛剤による染毛処理
は、まず、上記第1剤と第2剤を混合し、その混合物を
毛髪に塗布し、低分子の酸化染料を毛髪中に浸透させ、
過酸化水素が分解して発生する酸素により毛髪中で酸化
染料の酸化重合を行わせて色素を生成させることによ
り、毛髪を染毛するものである。
(酸化染料中間体)を含有する第1剤と過酸化水素を酸
化剤として含有する第2剤とからなる酸化型染毛剤が広
く使用されている。この酸化型染毛剤による染毛処理
は、まず、上記第1剤と第2剤を混合し、その混合物を
毛髪に塗布し、低分子の酸化染料を毛髪中に浸透させ、
過酸化水素が分解して発生する酸素により毛髪中で酸化
染料の酸化重合を行わせて色素を生成させることによ
り、毛髪を染毛するものである。
【0003】そして、上記の過酸化水素の分解は、アル
カリと毛髪中のシスチンの存在下で生じるが、カラー
(染毛処理)やパーマ(パーマネントウエーブ処理)を
繰り返している現代人の毛髪では、毛髪中のシスチン量
が少なくなっているため、過酸化水素の分解が生じにく
く、特にダメージが進んでシスチンが少なくなっている
毛髪を染毛する場合は、過酸化水素の分解による酸素の
発生が少ないため、酸化染料の重合が完結せず、そのた
め、ねらい通りの色味を出すことが困難であるという問
題があった。例えば、赤茶色に染毛しようとしても、過
酸化水素からの酸素の発生が少ない場合、酸化染料の重
合が完結しないため、赤茶色になる前の青茶色でしか染
毛できないという問題があった。
カリと毛髪中のシスチンの存在下で生じるが、カラー
(染毛処理)やパーマ(パーマネントウエーブ処理)を
繰り返している現代人の毛髪では、毛髪中のシスチン量
が少なくなっているため、過酸化水素の分解が生じにく
く、特にダメージが進んでシスチンが少なくなっている
毛髪を染毛する場合は、過酸化水素の分解による酸素の
発生が少ないため、酸化染料の重合が完結せず、そのた
め、ねらい通りの色味を出すことが困難であるという問
題があった。例えば、赤茶色に染毛しようとしても、過
酸化水素からの酸素の発生が少ない場合、酸化染料の重
合が完結しないため、赤茶色になる前の青茶色でしか染
毛できないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
酸化型染毛剤により染毛処理する場合の問題点を解決
し、酸化型染毛剤による染毛処理において、ねらい通り
の色味を出すことができ、毛髪への染着力を高め、かつ
染毛処理に伴う毛髪のダメージを少なくすることができ
る酸化型染毛処理用補助剤を提供することを目的とす
る。
酸化型染毛剤により染毛処理する場合の問題点を解決
し、酸化型染毛剤による染毛処理において、ねらい通り
の色味を出すことができ、毛髪への染着力を高め、かつ
染毛処理に伴う毛髪のダメージを少なくすることができ
る酸化型染毛処理用補助剤を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、シスチンまた
はその誘導体を含有させて酸化染毛処理用補助剤を構成
することによって、上記課題を解決したものである。
はその誘導体を含有させて酸化染毛処理用補助剤を構成
することによって、上記課題を解決したものである。
【0006】すなわち、酸化染毛処理用補助剤に含有さ
せたシスチンまたはその誘導体が過酸化水素の分解を促
進して酸素の発生量を増加させるので、このシスチンま
たはその誘導体を含有する酸化染毛処理用補助剤を酸化
型染毛剤による染毛処理の処理前または処理中に毛髪に
塗布することにより、たとえダメージが非常に進んでい
てシスチンが少なくなっている毛髪を染毛する場合で
も、酸化染料の重合を促進させて、ねらい通りの色味を
出すことができ、毛髪への染着力を向上させることがで
きる。また、染毛処理時に毛髪中からのシスチンの消費
が抑制されるので、毛髪のダメージを少なくすることが
できる。
せたシスチンまたはその誘導体が過酸化水素の分解を促
進して酸素の発生量を増加させるので、このシスチンま
たはその誘導体を含有する酸化染毛処理用補助剤を酸化
型染毛剤による染毛処理の処理前または処理中に毛髪に
塗布することにより、たとえダメージが非常に進んでい
てシスチンが少なくなっている毛髪を染毛する場合で
も、酸化染料の重合を促進させて、ねらい通りの色味を
出すことができ、毛髪への染着力を向上させることがで
きる。また、染毛処理時に毛髪中からのシスチンの消費
が抑制されるので、毛髪のダメージを少なくすることが
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の酸化染毛処理用補助剤
は、水または水を主剤とする水性液に、少なくとも、シ
スチンまたはその誘導体を含有させることによって調製
されるが、そのシスチンまたはその誘導体について詳細
に説明すると、次の通りである。
は、水または水を主剤とする水性液に、少なくとも、シ
スチンまたはその誘導体を含有させることによって調製
されるが、そのシスチンまたはその誘導体について詳細
に説明すると、次の通りである。
【0008】まず、シスチンとしては、L−シスチン、
DL−シスチン、D−シスチンのいずれも用いることが
できる。また、シスチンの誘導体としては、例えば、
N,N′−ジアセチルシスチン、N,N′−ジホルミル
−DL−シスチン、N,N′−ジベンゾイル−DL−シ
スチン、N,N′−ジベンゾイル−L−シスチン、L−
シスチンジスルホキシドなどを用いることができる。
DL−シスチン、D−シスチンのいずれも用いることが
できる。また、シスチンの誘導体としては、例えば、
N,N′−ジアセチルシスチン、N,N′−ジホルミル
−DL−シスチン、N,N′−ジベンゾイル−DL−シ
スチン、N,N′−ジベンゾイル−L−シスチン、L−
シスチンジスルホキシドなどを用いることができる。
【0009】そして、これらのシスチンまたはその誘導
体は、それぞれ単独でまたは2種以上を酸化染毛処理用
補助剤に含有させることができるが、その含有量として
は、0.1〜20重量%、特に1〜10重量%が好まし
い。すなわち、シスチンまたはその誘導体の含有量が
0.1重量%より少ない場合は、過酸化水素の分解を充
分に促進することができなくなり、そのため、酸化染料
の重合を完結させることができなくなって、ねらい通り
の色味が出せず、毛髪への染着力を充分に向上させるこ
とができなくなったり、染毛処理に伴う毛髪のダメージ
を減少させることができなくなるおそれがあり、また、
シスチンまたはその誘導体の含有量が20重量%より多
くなっても、効果の増加がほとんどなく、高価なシスチ
ンまたはその誘導体の無駄が生じることになる。
体は、それぞれ単独でまたは2種以上を酸化染毛処理用
補助剤に含有させることができるが、その含有量として
は、0.1〜20重量%、特に1〜10重量%が好まし
い。すなわち、シスチンまたはその誘導体の含有量が
0.1重量%より少ない場合は、過酸化水素の分解を充
分に促進することができなくなり、そのため、酸化染料
の重合を完結させることができなくなって、ねらい通り
の色味が出せず、毛髪への染着力を充分に向上させるこ
とができなくなったり、染毛処理に伴う毛髪のダメージ
を減少させることができなくなるおそれがあり、また、
シスチンまたはその誘導体の含有量が20重量%より多
くなっても、効果の増加がほとんどなく、高価なシスチ
ンまたはその誘導体の無駄が生じることになる。
【0010】本発明の酸化染毛処理用補助剤は、水また
は水を主剤とする水性液にシスチンまたはその誘導体を
含有させることによって調製されるが、その際、本発明
の効果を損なわない範囲内において、他の成分、例え
ば、非イオン界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチ
オン性界面活性剤、両性界面活性剤などの各種界面活性
剤、グリセリン、プロピレングリコールなどの保湿剤、
香料などを適宜含有させることができる。
は水を主剤とする水性液にシスチンまたはその誘導体を
含有させることによって調製されるが、その際、本発明
の効果を損なわない範囲内において、他の成分、例え
ば、非イオン界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチ
オン性界面活性剤、両性界面活性剤などの各種界面活性
剤、グリセリン、プロピレングリコールなどの保湿剤、
香料などを適宜含有させることができる。
【0011】本発明の酸化染毛処理用補助剤の剤型とし
ては、例えば、液状、クリーム状、ゲル状、ぺースト
状、エアゾールフォームなどの種々のタイプを採り得る
ことができる。そして、この酸化染毛処理用補助剤は、
酸化型染毛剤による染毛処理前の毛髪に塗布するか、あ
るいは染毛処理中の毛髪に塗布することによって使用さ
れる。
ては、例えば、液状、クリーム状、ゲル状、ぺースト
状、エアゾールフォームなどの種々のタイプを採り得る
ことができる。そして、この酸化染毛処理用補助剤は、
酸化型染毛剤による染毛処理前の毛髪に塗布するか、あ
るいは染毛処理中の毛髪に塗布することによって使用さ
れる。
【0012】本発明の酸化染毛処理用補助剤を使用する
にあたり、その対象となる酸化型染毛剤としては、特に
限定されることはなく従来同様のものを用いることがで
きる。すなわち、酸化型染毛剤としては、第1剤に少な
くとも酸化染料を含有し、第2剤に少なくとも過酸化水
素を含有するものであればよい。
にあたり、その対象となる酸化型染毛剤としては、特に
限定されることはなく従来同様のものを用いることがで
きる。すなわち、酸化型染毛剤としては、第1剤に少な
くとも酸化染料を含有し、第2剤に少なくとも過酸化水
素を含有するものであればよい。
【0013】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。
に説明する。ただし、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。
【0014】実施例1および比較例1 表1に示す組成で実施例1および比較例1の酸化染毛処
理用補助剤を調製した。表中の各成分の配合量を示す単
位は重量部であり、これは以降の組成を示す表において
も同様である。
理用補助剤を調製した。表中の各成分の配合量を示す単
位は重量部であり、これは以降の組成を示す表において
も同様である。
【0015】
【表1】
【0016】上記のようにして調製した実施例1の酸化
染毛処理用補助剤および比較例1の酸化染毛処理用補助
剤を酸化型染毛剤による染毛処理の直前に毛髪に塗布
し、その染着力および感触に与える影響を調べた。その
染毛処理にあたって使用する酸化型染毛剤は、従来構成
のもので、次の表2および表3に示す組成のものであ
る。
染毛処理用補助剤および比較例1の酸化染毛処理用補助
剤を酸化型染毛剤による染毛処理の直前に毛髪に塗布
し、その染着力および感触に与える影響を調べた。その
染毛処理にあたって使用する酸化型染毛剤は、従来構成
のもので、次の表2および表3に示す組成のものであ
る。
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】染着力:上記実施例1の酸化染毛処理用補
助剤および比較例1の酸化染毛処理用補助剤の1gずつ
を重さ1gの100%白髪毛束にそれぞれ別々に塗布
し、ついで上記酸化型染毛剤用の第1剤と第2剤との等
量混合物を10gずつ塗布し、30℃で30分間放置し
て染毛した後、水洗し、さらに市販のシャンプーを用い
て2回洗浄し、さらに市販のヘアトリートメントを塗布
し、すすぎ後、乾燥した。
助剤および比較例1の酸化染毛処理用補助剤の1gずつ
を重さ1gの100%白髪毛束にそれぞれ別々に塗布
し、ついで上記酸化型染毛剤用の第1剤と第2剤との等
量混合物を10gずつ塗布し、30℃で30分間放置し
て染毛した後、水洗し、さらに市販のシャンプーを用い
て2回洗浄し、さらに市販のヘアトリートメントを塗布
し、すすぎ後、乾燥した。
【0020】上記染毛処理後の毛束のL値(明度値)を
色差計(ミノルタ社製彩色差計CR−200)で測定し
た。その結果を表4に示す。この色差測定では、L値が
小さいほど濃く染まっていることを示す。
色差計(ミノルタ社製彩色差計CR−200)で測定し
た。その結果を表4に示す。この色差測定では、L値が
小さいほど濃く染まっていることを示す。
【0021】
【表4】
【0022】表4に示すように、実施例1は、比較例1
に比べて、L値が小さく、シスチンの誘導体であるN,
N′−ジアセチルシスチンを含有させた実施例1の酸化
染毛処理用補助剤を用いた方が、シスチンやその誘導体
を含有させていない比較例1の酸化染毛処理用補助剤を
用いた場合より、染着力が高いことが明らかであった。
に比べて、L値が小さく、シスチンの誘導体であるN,
N′−ジアセチルシスチンを含有させた実施例1の酸化
染毛処理用補助剤を用いた方が、シスチンやその誘導体
を含有させていない比較例1の酸化染毛処理用補助剤を
用いた場合より、染着力が高いことが明らかであった。
【0023】つぎに、感触の評価を毛束とモニターの頭
髪での染毛処理により評価する。
髪での染毛処理により評価する。
【0024】毛束での感触評価:まず、次の(1)〜
(7)に示す工程に経て毛束に染毛処理を行った。 (1)上記実施例1の酸化染毛処理用補助剤および比較
例1の酸化染毛処理用補助剤をそれぞれ2gずつトリガ
ー(霧吹き)で重さ20gの人毛黒髪毛束に塗布する。 (2)上記酸化型染毛剤用第1剤15gと第2剤15g
をカップに入れ、ハケで混合し、その混合物を上記毛束
にハケで塗布する。 (3)30℃で30分間放置する。 (4)その後、水洗する。 (5)市販のシャンプーで2回洗浄後、すすぐ。 (6)市販のトリートメントを塗布し、すすぐ。 (7)ドライヤーで乾燥する。
(7)に示す工程に経て毛束に染毛処理を行った。 (1)上記実施例1の酸化染毛処理用補助剤および比較
例1の酸化染毛処理用補助剤をそれぞれ2gずつトリガ
ー(霧吹き)で重さ20gの人毛黒髪毛束に塗布する。 (2)上記酸化型染毛剤用第1剤15gと第2剤15g
をカップに入れ、ハケで混合し、その混合物を上記毛束
にハケで塗布する。 (3)30℃で30分間放置する。 (4)その後、水洗する。 (5)市販のシャンプーで2回洗浄後、すすぐ。 (6)市販のトリートメントを塗布し、すすぐ。 (7)ドライヤーで乾燥する。
【0025】感触の評価は、5人のパネラーにより上記
染毛処理の(7)の工程終了後の毛束を手で触り、その
感触によって評価した。その結果、5人のパネラー全員
が実施例1の酸化染毛処理用補助剤を塗布後に酸化型染
毛剤で染毛処理した毛束の方が、比較例1の酸化染毛処
理用補助剤を塗布後に酸化型染毛剤で染毛処理した毛束
より、「指通り性が良い」と評価した。
染毛処理の(7)の工程終了後の毛束を手で触り、その
感触によって評価した。その結果、5人のパネラー全員
が実施例1の酸化染毛処理用補助剤を塗布後に酸化型染
毛剤で染毛処理した毛束の方が、比較例1の酸化染毛処
理用補助剤を塗布後に酸化型染毛剤で染毛処理した毛束
より、「指通り性が良い」と評価した。
【0026】モニターの頭髪での感触評価:まず、次の
(1)〜(7)に示す工程に経てモニターの頭髪に染毛
処理を行った。 (1)モニターの頭髪を中央で半分に分け、その一方に
実施例1の酸化染毛処理用補助剤を5gトリガーで塗布
し、他方に比較例1の酸化染毛処理用補助剤を5gトリ
ガーで塗布する。 (2)上記酸化型染毛剤第1剤と第2剤との等量混合物
を30gずつ上記頭髪のそれぞれの部分にハケで塗布す
る。 (3)30分間室温で放置する。 (4)その後、お湯ですすぐ (5)市販のシャンプーで2回洗浄後、すすぐ。 (6)市販のトリートメントを塗布し、すすぐ。 (7)ドライヤーにて乾燥する。
(1)〜(7)に示す工程に経てモニターの頭髪に染毛
処理を行った。 (1)モニターの頭髪を中央で半分に分け、その一方に
実施例1の酸化染毛処理用補助剤を5gトリガーで塗布
し、他方に比較例1の酸化染毛処理用補助剤を5gトリ
ガーで塗布する。 (2)上記酸化型染毛剤第1剤と第2剤との等量混合物
を30gずつ上記頭髪のそれぞれの部分にハケで塗布す
る。 (3)30分間室温で放置する。 (4)その後、お湯ですすぐ (5)市販のシャンプーで2回洗浄後、すすぐ。 (6)市販のトリートメントを塗布し、すすぐ。 (7)ドライヤーにて乾燥する。
【0027】感触の評価は、5人のパネラーにより上記
染毛処理の(7)の工程終了後の毛髪を手で触り、その
感触によって評価した。その結果、5人のパネラー全員
が実施例1の酸化染毛処理用補助剤を塗布後に酸化型染
毛剤で染毛処理した頭髪の方が、比較例1の酸化染毛処
理用補助剤を塗布後に酸化型染毛剤で染毛処理した頭髪
より、「指通り性が良い」と評価した。
染毛処理の(7)の工程終了後の毛髪を手で触り、その
感触によって評価した。その結果、5人のパネラー全員
が実施例1の酸化染毛処理用補助剤を塗布後に酸化型染
毛剤で染毛処理した頭髪の方が、比較例1の酸化染毛処
理用補助剤を塗布後に酸化型染毛剤で染毛処理した頭髪
より、「指通り性が良い」と評価した。
【0028】上記のように、毛束での感触評価において
も、またモニターの頭髪での感触評価においても、シス
チンの誘導体であるN,N′−ジアセチルシスチンを含
有する実施例1の酸化染毛処理用補助剤を塗布後に酸化
型染毛剤で染毛処理した場合の方が、シスチンやその誘
導体を含有させていない比較例1の酸化染毛処理用補助
剤を塗布後に酸化型染毛剤で染毛処理した場合より、
「指通り性が良い」ということは、本発明の酸化染毛処
理用補助剤を用いた場合には染毛処理による毛髪のダメ
ージ(損傷)が少ないことを示しているものと判断でき
る。
も、またモニターの頭髪での感触評価においても、シス
チンの誘導体であるN,N′−ジアセチルシスチンを含
有する実施例1の酸化染毛処理用補助剤を塗布後に酸化
型染毛剤で染毛処理した場合の方が、シスチンやその誘
導体を含有させていない比較例1の酸化染毛処理用補助
剤を塗布後に酸化型染毛剤で染毛処理した場合より、
「指通り性が良い」ということは、本発明の酸化染毛処
理用補助剤を用いた場合には染毛処理による毛髪のダメ
ージ(損傷)が少ないことを示しているものと判断でき
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、酸化
型染毛剤による染毛処理において、毛髪への染着力を向
上させ、かつ染毛処理に伴う毛髪のダメージを少なくす
ることができる酸化染毛処理用補助剤を提供することが
できた。
型染毛剤による染毛処理において、毛髪への染着力を向
上させ、かつ染毛処理に伴う毛髪のダメージを少なくす
ることができる酸化染毛処理用補助剤を提供することが
できた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 良行 大阪市旭区赤川2丁目17番2号 株式会社 ミルボン内 (72)発明者 川村 拓哉 大阪市旭区赤川2丁目17番2号 株式会社 ミルボン内 (72)発明者 新元 淳子 大阪市旭区赤川2丁目17番2号 株式会社 ミルボン内 (72)発明者 柏原 光喜 大阪市旭区赤川2丁目17番2号 株式会社 ミルボン内 (72)発明者 小川 聡 大阪市旭区赤川2丁目17番2号 株式会社 ミルボン内 (72)発明者 藤井 一樹 大阪市旭区赤川2丁目17番2号 株式会社 ミルボン内 (72)発明者 金山 勝美 大阪市旭区赤川2丁目17番2号 株式会社 ミルボン内 Fターム(参考) 4C083 AB052 AB082 AB412 AC022 AC072 AC122 AC182 AC472 AC552 AC581 AC582 AC642 AC892 CC36 DD08 DD22 DD23 DD31 DD41 EE26
Claims (3)
- 【請求項1】 シスチンまたはその誘導体を含有するこ
とを特徴とする酸化染毛処理用補助剤。 - 【請求項2】 シスチンの誘導体がN,N′−ジアセチ
ルシスチンである請求項1記載の酸化染毛処理用補助
剤。 - 【請求項3】 シスチンまたはその誘導体の含有量が
0.1〜20重量%である請求項1記載の酸化染毛処理
用補助剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001180254A JP2002370950A (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | 酸化染毛処理用補助剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001180254A JP2002370950A (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | 酸化染毛処理用補助剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002370950A true JP2002370950A (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=19020699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001180254A Pending JP2002370950A (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | 酸化染毛処理用補助剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002370950A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009167118A (ja) * | 2008-01-15 | 2009-07-30 | Sk Planner:Kk | 天然染料によりケラチン繊維を染色する染色助剤 |
JP2010248152A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Hoyu Co Ltd | 染毛前処理剤組成物及び染毛前処理方法 |
-
2001
- 2001-06-14 JP JP2001180254A patent/JP2002370950A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009167118A (ja) * | 2008-01-15 | 2009-07-30 | Sk Planner:Kk | 天然染料によりケラチン繊維を染色する染色助剤 |
JP2010248152A (ja) * | 2009-04-17 | 2010-11-04 | Hoyu Co Ltd | 染毛前処理剤組成物及び染毛前処理方法 |
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