JPH01149708A - 毛髪処理用組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は１毛髪処理効果と染毛効果とを兼ね備えた毛髪
処理用組成物に関する。

災来夏肢亙盈で発明が解′　しようとする出　、張従来
１毛髪の染色に使用される染毛剤としては。

染毛有効成分としてパラフェニレンジアミンと酸化剤と
を配合し、酸化還元反応を利用して染毛を行なうものが
主流である。これら染毛剤には、パラフェニレンジアミ
ンと酸化剤とを別々に液状の形態で分離保存して使用時
に混合する二液タイプのものと、上記二成分を各々固体
状態のまま混合して保存し、使用時にこの混合物を水に
溶解する二液タイプのものとがあり、双方共に広く利用
されている。

しかし、このような染毛剤は、染毛を行なう前に二液を
混合したり、固体状の混合物を水に溶解する必要があり
、準備が煩雑で手間を要する上、染毛剤のほとんどがク
リーム状であるため、毛髪に対して均一に塗布すること
が困難であり、使用性が悪いという欠点がある。しかも
上記染毛剤は。

酸化還元反応を利用して染色を行なうことから毛髪にか
かる負担が大きく、頻繁に染毛を行なうと毛髪を傷めて
しまう場合が多い。

この様な事情から、実際問題として染毛は１〜２力月に
一度位しか行なわれていないのが実情であり、当然染毛
を行なってから次回の染毛までに毛髪が伸びて毛根の部
分に毛髪本来の色が露出し、特に白髪を染色した場合に
は毛髪本来の色と染毛部分の色との差が非常に目立って
しまい、常に良好な染毛状態を保持することは困難であ
った。

本発明は上記事情に鑑みなされたもので、毛髪処理と同
時に染毛処理を行なうことができ、頻繁に使用しても毛
髪を損傷することがなく、常に望ましい染毛状態を保つ
ことができる毛髪処理用組成物を提供することを目的と
する。

□　占　　　するたぬ３々ｌ鷺１（工り負り用−本発明
者らは上記目的を達成するため染毛有効成分について鋭
意検討を重ねた結果、下記式（１）で示される１、３−
ジヒドロキシアセトンがそれ単独で優れた染毛効果を有
し、しかも毛髪を傷めることがなく、使用上の安全性も
高い上、シャンプー等の毛髪処理用組成物の各種配合成
分と併用配合しても支障なくその染毛効果を十分に発揮
し、染毛有効成分として各種毛髪処理用組成物に配合し
得ること、従って、上記１，３はジヒドロキシアセトン
を好ましくは組成物全体に対して０．１〜１５重量％配
合した毛髪処理用組成物が通常の毛髪処理を行なうのと
同時に毛髪を染色し得る上に、使用前に面倒な準備を行
なうことなく非常に簡単に使用し得、しかも染毛時に毛
髪を損傷することもなく、頻繁に使用しても毛髪を常に
望ましい状態に保つことが出きることを知見し、本発明
をなすに至ったものである。

以下２本発明につき更に詳しく説明する。

本発明の毛髪処理用組成物は、上記（１）式で示される
１、３−ジヒドロキシアセトンを染毛有効成分として含
有してなるもので、シャンプー剤。

ヘアリンス剤、ヘアトリートメント剤、プレシャンプー
剤、ヘアスプレー、ヘアブラッシング剤。

ヘアセット剤、ヘアリキッド、ヘアトニックなど毛髪を
処理する各種製品として利用されるものである。

ここで、染毛有効成分として使用する１、３−ジヒドロ
キシアセトンは、そのモノリン酸エステルが生体内のク
レプスサイクルにおける中間物質であり、生体に対して
安全性が高いものである。

また、この１，３−ジヒドロキシアセトンはそれ自体が
染毛効果を有するもので、酸化剤等を併用する必要はな
く、それ単独で毛髪を染色し得るものである。なお、そ
の発色機作は主にメイラード反応及びシッフ反応、その
他複雑な不可逆的重合反応が関与して発色するものであ
ると考えられる。

この場合、１，３−ジヒドロキシアセトンの配合量は特
に制限されないが、組成物全体に対して０．１〜１５％
（重量％、以下同様）、特に０．３〜１５％とすること
が好ましい、配合量が０．１％より少ないと十分な染毛
効果を得ることができない場合があり、１５％より多い
と組成物の性能（例えば、シャンプーの泡立ち等）が損
なわれる場合がある。

本発明の毛髪処理用組成物には、上述した染毛有効成分
に加え、組成物の剤型やその用途等に応じてその他の各
種任意成分、例えばアルキル硫酸塩、脂肪酸塩、ポリオ
キシエチレンアルキルアミド硫酸塩、α−オレフィン硫
酸塩、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルジ
メチルアンモニウム塩、アルキルベンジルアンモニウム
塩、Ｎ−アルキルベタイン、Ｎ−アルキルアミドベタイ
ン、アルキルイミダシリン、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、
グリコール脂肪酸エステル等の界面活性剤、炭化水素、
シリコーン、ラノリン誘導体、オリーブ油、硬化ヒマシ
油、エステル等の油脂、殺菌剤、保存料、色素、増粘剤
等を添加配合することができる。

本発明に係る毛髪処理用組成物は、上記各成分を水、エ
タノール、エチレングリコール、１，３−ブチレンゲリ
コール、プロピレングリコール。

グリセリン、ポリエチレングリコール等の溶媒に通常の
方法で添加、混和して溶液状、エマルジョン、サスペン
ション、ゲルなどの種々の形態とし、洗健や整髪、更に
は毛髪をコンディショニングする目的で使用される各種
毛髪処理用製品として幅広く利用することができる。

λ匪夏免釆 本発明の毛髪処理用組成物は、染毛有効成分として１，
３−ジヒドロキシアセトンを配合したことにより、毛髪
処理効果と染毛効果とを兼ね備え、かつ使用前に面倒な
準備を行なう必要もなく、毛髪を処理するのと同時に簡
単に染毛し得る上、使用時に毛髪を傷めることがないの
で、頻繁に使用しても毛髪を常に望ましい染毛状態に保
持することができる。

次に、実験例を示す。なお、以下の例において、％はい
ずれも重量％である。

〔実験例〕

第１表に示す組成の毛髪処理用組成物を調製し、下記方
法に従って毛髪の染色度を評価した。

↓Ｊ鵠υ釦包よ。

Ｌｏｇの白髪の毛髪束に試料（毛髪処理用組成物）Ｉｇ
を塗布した後洗浄するという操作を１０回繰り返した。

次いで、毛髪束を風乾し、毛髪束の染色度を下記基準に
基いて評価した。なお、比較サンプルとしては、ポリオ
キシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム（平均エ
チレンオキシド付加モル数３）の１０％水溶液を試料と
して使用し、上記と同様に処理した白髪の毛髪束を用い
た。

（評価基準） ×：比較サンプルと同等の色である。

Δ：比較サンプルと比べてやや着色が認められる。

０：比較サンプルと比べて着色が認められる。

Ｏ：比較サンプルと比べて明らかに着色が認められる。

結果を第１表に示す。

第１表の結果より１本発明品は良好な染毛効果を有する
ことが確認された。

次に実施例を示して本発明を具体的に説明するが、本発
明は下記実施例に制限されるものではない。

〔実施例１〜３〕 第２表に示す組成のシャンプー組成物を常法により調製
した。また、得られた組成物について、上記と同様の方
法で毛髪の染色度を調べた。

結果を第２表に併記する。

第　　　２　　　表 第２表の結果より、本発明のシャンプー組成物は、染毛
有効成分以外に他の成分が配合されていても染毛効果が
高いことがわかった。また１本発明のシャンプー組成物
で染毛した後、毛髪の損傷はほとんどみられなかった。

〔実施例４，５〕 第３表に示すリンス組成物、第４表に示すヘアリキッド
組成物を常法により調製した。

得られた組成物について上記と同様の方法で毛髪の染色
度を調べた。

結果を第３，４表に併記する。

第　　　３　　　表 第　　　４　　　表 第３，４表の結果より１本発明に係るリンス組成物及び
ヘアリキッド組成物は、染毛有効成分以外に他の成分が
配合されていても染毛効果が高いことがわかった。また
、その他の性能への悪影響はほとんど見られなかった。

出願人　　ラ　イ　オ　ン　株式会社 代理人　　弁理士　小　島　隆　司

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、下記式（１） ▲数式、化学式、表等があります▼…（１） で示される１，３−ジヒドロキシアセトンを染毛有効成
   分として配合してなることを特徴とする毛髪処理用組成
   物。 ２、１，３−ジヒドロキシアセトンを組成物全体に対し
   て０．１〜１５重量％配合した特許請求の範囲第１項記
   載の毛髪処理用組成物。