JP2002368604A - シフトレジスタ回路、およびこれを用いた撮像装置ならびに表示装置 - Google Patents

シフトレジスタ回路、およびこれを用いた撮像装置ならびに表示装置

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JP2002368604A
JP2002368604A JP2001167534A JP2001167534A JP2002368604A JP 2002368604 A JP2002368604 A JP 2002368604A JP 2001167534 A JP2001167534 A JP 2001167534A JP 2001167534 A JP2001167534 A JP 2001167534A JP 2002368604 A JP2002368604 A JP 2002368604A
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signal
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Masahide Goto
正英 後藤
Toshihisa Watabe
俊久 渡部
Hiroshi Otake
浩 大竹
Toshihide Watanabe
敏英 渡辺
Hideki Kokubu
秀樹 国分
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Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】 キャパシタを設けることなく信号電圧の
減衰を防止し、トランジスタの微細化に対応することが
できるとともに、その微細化に伴う電源電圧の低下にも
対応することができるシフトレジスタ回路を提供する。 【解決手段】 クロック信号に同期した出力信号を得る
複数のレジスタ部を多段状に縦列接続したシフトレジス
タ回路であって、前記レジスタ部は、入力信号を反転さ
せて転送するCMOSインバータ(i11,i21,i
31,i41…)と、このCMOSインバータにより反
転された入力信号によってスイッチング制御され、クロ
ック信号を転送するpMOSトランジスタ(Tr12,
Tr22,Tr32,Tr42…)と、を含む単位回路
を備える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シフトレジスタ回
路、およびこれを用いた固体撮像装置ならびに表示装置
に関し、詳しくはキャパシタを設けることなく信号電圧
の減衰を防止するシフトレジスタ回路、およびこれを用
いた撮像装置ならびに表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に撮像装置(固体撮像装置)や表示
装置においては、マトリクス状に配置された画素を順次
選択するための走査回路にシフトレジスタ回路が用いら
れている。従来から知られているシフトレジスタ回路と
しては、例えばテレビジョン学会1980年全国大会
「MOS形固体撮像素子用低雑音シフトレジスタ回路」
において報告されているシフトレジスタ回路(以下、単
に「従来のシフトレジスタ回路」という)がその一例と
して掲げられる。
【0003】この従来のシフトレジスタ回路の構成につ
いて図8を参照しながら説明する。図8は従来のシフト
レジスタ回路の構成を示す回路図である。ここで、図8
に示される従来のシフトレジスタ回路においては、入力
信号inと、クロック信号(第1クロック信号phi
1,第2クロック信号phi2)とが入力されるように
なっている。
【0004】図8に示される従来のシフトレジスタ回路
は、相互に位相が異なる第1クロック信号phi1およ
び第2クロック信号phi2に同期した出力信号(ou
t1,out2,out3,out4…)を得るにあた
り、第1回路および第2回路を一対として多段状に縦列
接続される複数のレジスタ部と、初段の1段目レジスタ
部における第1回路に入力信号inを入力信号として転
送する入力回路と、によって構成されている。
【0005】また、各段のレジスタ部における第1回路
および第2回路には、入力回路から転送された入力信号
inをゲート入力としてクロック信号(第1クロック信
号、第2クロック信号)の転送がスイッチング制御され
るnMOSトランジスタ(Tr112,Tr122,T
r132,Tr142…)と、このnMOSトランジス
タのゲートおよびソース間に結線されたキャパシタ(C
1,C2,C3,C4…)と、を含む単位回路が備えら
れている。
【0006】入力回路は、第1クロック信号によって入
力信号inの転送がスイッチング制御されるnMOSト
ランジスタ(Tr111)からなっており、第1クロッ
ク信号phi1がHレベルのとき、入力信号inを1段
目レジスタ部の第1回路における単位回路に入力信号と
して転送する。この転送された入力信号inは1段目レ
ジスタ部の第1回路におけるnMOSトランジスタ(T
r112)のゲート入力になる。
【0007】1段目レジスタ部の第1回路に備えられて
いる単位回路には、前述したように、ゲート入力(入力
信号)によって第2クロック信号phi2の転送がスイ
ッチング制御されるnMOSトランジスタ(Tr11
2)と、このnMOSトランジスタ(Tr112)のゲ
ートおよびソース間に結線されたキャパシタ(C1)
と、が配設されているほか、前記nMOSトランジスタ
(Tr112)から転送された第2クロック信号phi
2を、同段のレジスタ部における第2回路の入力信号
(nMOSトランジスタ(Tr122)のゲート入力)
として転送するnMOSトランジスタ(Tr113)
と、次段のレジスタ部における第1回路のnMOSトラ
ンジスタ(Tr132)から転送される第2クロック信
号phi2によってnMOSトランジスタ(Tr11
3)の出力状態をリセットするnMOSトランジスタ
(Tr114)と、第1クロック信号phi1によって
前記nMOSトランジスタ(Tr112)の出力状態を
リセットするnMOSトランジスタ(Tr115)と、
が配設されている。
【0008】他方、1段目レジスタ部の第2回路に備え
られている単位回路には、前述したように、同段のレジ
スタ部における第1回路から転送される第2クロック信
号phi2(入力信号)によって第1クロック信号ph
i1の転送がスイッチング制御されるnMOSトランジ
スタ(Tr122)と、このnMOSトランジスタ(T
r122)のゲートおよびソース間に結線されたキャパ
シタ(C2)と、が配設されているほか、前記nMOS
トランジスタ(Tr122)から転送される第1クロッ
ク信号phi1を、次段レジスタ部の第1回路の入力信
号(nMOSトランジスタ(Tr132)のゲート入
力)として転送とするnMOSトランジスタ(Tr12
3)と、次段のレジスタ部の第2回路におけるnMOS
トランジスタ(Tr142)から転送される第1クロッ
ク信号phi1によってnMOSトランジスタ(Tr1
23)の出力状態をリセットするnMOSトランジスタ
(Tr124)と、第2クロック信号phi2によって
前記nMOSトランジスタ(Tr122)の出力状態を
リセットするnMOSトランジスタ(Tr125)と、
が配設されている。
【0009】なお、図8において、2段目レジスタ部に
おける第1回路の単位回路の構成は、1段目レジスタ部
の第1回路における単位回路の構成と略同一である。し
たがって、2段目レジスタ部における第1回路の単位回
路の構成には、1段目レジスタ部における第1回路の単
位回路の構成に対応させて、130番台の参照番号を付
している。また、2段目レジスタ部における第2回路の
単位回路の構成は、1段目レジスタ部における第2回路
の単位回路の構成と略同一である。したがって、2段目
レジスタ部における第2回路の単位回路の構成には、1
段目レジスタ部における第2回路の単位回路の構成に対
応させて、140番台の参照番号を付している。
【0010】次に、前述した従来のシフトレジスタ回路
の動作について図8および図9を参照しながら説明す
る。図9は、従来のシフトレジスタ回路の動作を示すタ
イミングチャートである。まず時刻t1〜t2で、第1
クロック信号がHレベルになると、入力回路のnMOS
トランジスタ(Tr111)がオンになり入力信号in
が、初段の1段目レジスタ部における第1回路の入力信
号(nMOSトランジスタ(Tr112)のゲート入
力)として転送される。また、nMOSトランジスタ
(Tr112)のゲート側のノード(n111)では、
キャパシタ(C1)によって電荷が蓄積される。
【0011】次いで、時刻t1〜t5でnMOSトラン
ジスタ(Tr112)のゲート入力がHレベルであり、
nMOSトランジスタ(Tr112)がオンになってい
るので、第2クロック信号phi2が転送される。つま
り、ノード(n112)は時刻t3〜t4でHレベルに
なる。このnMOSトランジスタ(Tr112)から転
送された第2クロック信号phi2が出力信号out1
として出力される。このように、この第1回路において
は、第2クロック信号phi2に同期した出力信号ou
t1が得られるようにしている。
【0012】また、このnMOSトランジスタ(Tr1
12)から転送された第2クロック信号phi2は、H
レベルのときnMOSトランジスタ(Tr113)をオ
ンにして、このnMOSトランジスタ(Tr113)か
ら転送される。つまり、ノード(n113)は時刻t3
〜t7でHレベルになる。このnMOSトランジスタ
(Tr113)から転送された第2クロック信号phi
2は、同段のレジスタ部における第2回路の単位回路の
入力信号(nMOSトランジスタ(Tr122)のゲー
ト入力)として転送される。
【0013】次いで、時刻t3〜t7でnMOSトラン
ジスタ(Tr122)のゲート入力がHレベルであり、
nMOSトランジスタ(Tr122)がオンになってい
るので、第1クロック信号phi1が転送される。つま
り、ノード(n122)は時刻t5〜t6でHレベルに
なる。このnMOSトランジスタ(Tr122)から転
送された第1クロック信号phi1が出力信号out2
として出力される。したがって、この第2回路において
は、第1クロック信号phi1に同期した出力信号ou
t2が得られるようにしている。
【0014】また、このnMOSトランジスタ(Tr1
22)から転送された第1クロック信号phi1は、H
レベルのときnMOSトランジスタ(Tr123)をオ
ンにして、このnMOSトランジスタ(Tr123)か
ら転送される。つまり、ノード(n123)は時刻t5
〜t9でHレベルになる。このnMOSトランジスタ
(Tr123)から転送された第1クロック信号phi
1は、次段のレジスタ部における第1回路の単位回路の
入力信号(nMOSトランジスタ(Tr132)のゲー
ト入力)として転送される。
【0015】以降の各段のレジスタ部では、各段のレジ
スタ部の第1回路および第2回路が以上の動作を繰り返
すことにより、該当するクロック信号に同期した出力信
号out3,out4…が得られるようにしている。
【0016】各段のレジスタ部における第1回路および
第2回路から出力される出力信号(out1,out
2,out3,out4…)は、クロック信号(第1ク
ロック信号phi1,第2クロック信号phi2)の周
期とパルス幅を反映した波形であり、クロック信号(第
1クロック信号phi1,第2クロック信号phi2)
の周期とパルス幅を変えることによって自由に出力波形
を生成するようにしており、画素選択期間以外の時間に
演算処理を行なわせる撮像装置や表示装置等に対応させ
ている。
【0017】また、この図8に示される従来のシフトレ
ジスタ回路においては、入力信号の減衰を防ぐためにキ
ャパシタによってノード(n111,n113,n12
3,n133…)における入力信号の電位が、電源電圧
VDDよりも高い電位まで昇圧される。このとき、ノー
ド(n111,n113,n123,n133…)にお
ける入力信号の電位は、最低でも電源電圧VDDに閾値
電圧Vthを加えた電位(VDD+Vth)まで昇圧す
る必要があり、余裕をもたせてVDDの1.3倍〜1.
5倍ほどに昇圧されるようになっている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うな従来のシフトレジスタ回路を走査回路として用いた
撮像装置(固体撮像装置)や表示装置においては、高精
細化が要求されているとともに、MOSトランジスタの
微細化が要求され、その開発が切望されている。
【0019】一般に、前述したような従来のシフトレジ
スタ回路にあっては、キャパシタ(C1,C2,C3,
C4…)を設けない場合には、入力信号(入力信号i
n,第1クロック信号phi1,第2クロック信号ph
i2)の振幅とクロック信号(第1クロック信号phi
1,第2クロック信号phi2)の振幅とは等しく、例
えばnMOSトランジスタ(Tr111…)は飽和領域
で動作する。そのため、nMOSトランジスタ(Tr1
11…)のソース側(ノードn111…)には、入力信
号inの振幅からnMOSトランジスタ(Tr111
…)の閾値電圧(Vth)分だけ減衰した電位が現れる
ことになる。したがって、キャパシタ(C1,C2,C
3,C4…)を設けない場合には、時刻t1において、
電源電圧をVDDとすると、ノード(n111…)はV
DD−Vthまで充電されるにとどまる。このように、
一つのnMOSトランジスタ(Tr111…)で信号が
転送されるごとに、ソース側の信号レベルはゲート側の
信号レベルに比べて、閾値電圧(Vth)分だけ減衰す
ることになる。
【0020】従来のシフトレジスタ回路では、信号電圧
の減衰を防止するために、前述したように各段のレジス
タ部の第1回路および第2回路に、面積の大きいキャパ
シタ(C1,C2,C3,C4…)を設ける必要がある
ので、回路規模が大きくなってしまうという問題があ
る。
【0021】また、従来のシフトレジスタ回路において
は、トランジスタを単に微細化するとゲート酸化膜の耐
圧が低くなってしまうので、各段レジスタ部の第1回路
および第2回路におけるnMOSトランジスタ(Tr1
12,Tr122,Tr132,Tr142…)のゲー
トに高い電圧がかかり、構成素子を破壊してしまうとい
った問題がある。
【0022】そこで、シフトレジスタ回路にあっては、
キャパシタ(C1,C2,C3,C4…)を設けること
なく信号電圧の減衰を防止し、トランジスタの微細化に
対応することができ、その微細化に伴う電源電圧の低下
にも対応することができるようにすることが望ましい。
また、このようなシフトレジスタ回路を撮像装置や表示
装置において画素を順次選択するために走査回路に用い
ることにより、撮像装置や表示装置の高精細化を図るこ
とが望ましい。
【0023】本発明の第1の目的は、シフトレジスタ回
路においてキャパシタを設けることなく信号電圧の減衰
を防止し、トランジスタの微細化に対応することができ
るとともに、その微細化に伴う電源電圧の低下にも対応
することができるシフトレジスタ回路を提供することに
ある。
【0024】本発明の第2の目的は、回路規模の縮小を
図るとともに、クロック信号のLレベルを完全なLレベ
ルの出力信号として出力することができるシフトレジス
タ回路を提供することにある。
【0025】本発明の第3の目的は、構成素子数を極力
少なくすることにより回路規模の縮小を図るとともに、
クロック信号のHレベルおよびLレベルに適切に対応し
た出力信号を出力することができるシフトレジスタ回路
を提供することにある。
【0026】本発明の第4の目的は、キャパシタを設け
ることなく構成したシフトレジスタ回路を撮像装置にお
いて画素を順次選択するための走査回路に用いることに
より、高精細化を図ることができる撮像装置(固体撮像
装置)を提供することにある。
【0027】本発明の第5の目的は、キャパシタを設け
ることなく構成したシフトレジスタ回路を表示装置にお
いて画素を順次選択するための走査回路に用いることに
より、高精細化を図ることができる表示装置を提供する
ことにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、本発明にかかる請求項1のシフトレジスタ回路
は、クロック信号に同期した出力信号を得る複数のレジ
スタ部を多段状に縦列接続したシフトレジスタ回路であ
って、前記レジスタ部は、入力信号を反転させて転送す
るCMOSインバータと、このCMOSインバータによ
り反転された入力信号によってスイッチング制御され、
クロック信号を転送するpMOSトランジスタと、を含
む単位回路を備えることを特徴とする構成とした。
【0029】この請求項1のシフトレジスタ回路によれ
ば、入力信号がCMOSインバータによって反転され
る。そして、pMOSトランジスタにおいて、前記CM
OSインバータによって反転された入力信号によってス
イッチング制御され、クロック信号が転送される。より
具体的には、Hレベルの入力信号がCMOSインバータ
によってLレベルに反転されると、pMOSトランジス
タがオンになりクロック信号のHレベルおよびLレベル
が転送され、出力信号として送出される。
【0030】本発明にかかる請求項2のシフトレジスタ
回路は、請求項1に記載のシフトレジスタ回路におい
て、前記単位回路は、前記pMOSトランジスタから送
出される出力信号を偶数回反転させる偶数個のCMOS
インバータを、さらに備えることを特徴とする構成とし
た。
【0031】この請求項2のシフトレジスタ回路によれ
ば、前記pMOSトランジスタから送出される出力信号
が偶数個のCMOSインバータによって偶数回反転され
る。より具体的には、前記pMOSトランジスタからの
出力信号のHレベルが完全なHレベルで転送され、前記
pMOSトランジスタからの出力信号のLレベルが完全
なLレベルになる。
【0032】本発明にかかる請求項3のシフトレジスタ
回路は、請求項1に記載のシフトレジスタ回路におい
て、前記請求項1のCMOSインバータにより反転され
た入力信号をさらに反転させる他のCMOSインバータ
と、前記pMOSトランジスタのドレインおよびソース
間に結線され、前記他のCMOSインバータにより反転
された入力信号によってスイッチング制御され、前記ク
ロック信号を転送するnMOSトランジスタと、をさら
に含むことを特徴とする構成とした。
【0033】この請求項3のシフトレジスタ回路によれ
ば、前記CMOSインバータにより反転された入力信号
が他のCMOSインバータによってさらに反転される。
そして、前記pMOSトランジスタと、前記pMOSト
ランジスタのドレインおよびソース間に結線されたnM
OSトランジスタとにおいて、前記他のCMOSインバ
ータにより反転された入力信号によってスイッチング制
御され、前記クロック信号が転送される。ここで、Hレ
ベルからLレベルに反転された入力信号をさらにHレベ
ルに反転させると、前記pMOSトランジスタのドレイ
ンおよびソース間に結線されたnMOSトランジスタ
が、前記pMOSトランジスタと同時にオンとなる。つ
まり、請求項3のシフトレジスタによれば、前述したp
MOSトランジスタと、このpMOSトランジスタのド
レインおよびソース間に結線されたnMOSトランジス
タとによりトランスミッションゲートが構成されてお
り、オンのときは、信号のHレベルおよびLレベルが完
全に転送され、出力信号として出力される。
【0034】本発明にかかる請求項4の撮像装置は、画
素を順次選択するための走査回路を備える撮像装置であ
って、前記走査回路は、前記請求項1〜3の何れか1項
に記載のシフトレジスタ回路を備えることを特徴とする
構成とした。この請求項4の撮像装置によれば、撮像装
置における走査回路に備えられる前記請求項1〜3の何
れか1項に記載のシフトレジスタ回路によって画素が順
次選択される。
【0035】本発明にかかる請求項5の表示装置は、画
素を順次選択するための走査回路を備える表示装置であ
って、前記走査回路は、前記請求項1〜3の何れか1項
に記載のシフトレジスタ回路を備えることを特徴とする
構成とした。この請求項5の表示装置によれば、表示装
置における走査回路に備えられる前記請求項1〜3の何
れか1項に記載のシフトレジスタ回路によって画素が順
次選択される。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を添付図面に基
づいて説明する。まず、本発明の第1実施形態について
説明する。図1において、(a)は本発明の第1実施形
態におけるシフトレジスタ回路の構成を示す回路図であ
り、(b)は図1(a)における各CMOSインバータ
の構成図である。図1(a)および(b)に示される第
1実施形態は、撮像装置(固体撮像装置)や表示装置に
おける走査回路に用いるシフトレジスタ回路である。こ
のシフトレジスタ回路を用いた走査回路においては、マ
トリクス状に配置された画素が順次選択される。
【0037】この第1実施形態におけるシフトレジスタ
回路は、相互に位相が異なるクロック信号(第1クロッ
ク信号phi1,第2クロック信号phi2)に同期し
た出力信号(out1,out2,out3,out4
…)を得るにあたり、後述する第1回路および第2回路
を一対として多段状に縦列接続される複数のレジスタ部
と、初段の1段目レジスタ部の第1回路に入力信号in
を入力する入力回路と、によって構成されている。
【0038】この第1実施形態の各段のレジスタ部にお
ける第1回路および第2回路には、入力信号(入力信号
in,第1クロック信号phi1,第2クロック信号p
hi2)を反転させるCMOSインバータ(i11,i
21,i31,i41…等)と、このCMOSインバー
タにより反転された入力信号によってスイッチング制御
され、クロック信号(第1クロック信号phi1,第2
クロック信号phi2)を転送するpMOSトランジス
タ(Tr12,Tr22,Tr32,Tr42…等)
と、を含む単位回路が備えられている。
【0039】また、第1実施形態の入力回路は、第1ク
ロック信号phi1によって入力信号inの転送がスイ
ッチング制御されるnMOSトランジスタ(Tr11)
からなっており、第1クロック信号phi1がHレベル
のとき、入力信号inを初段の1段目レジスタ部におけ
る第1回路の入力信号として転送する。
【0040】この第1実施形態の1段目レジスタ部にお
ける第1回路に備えられている単位回路には、前述した
ように、入力信号inを反転させるCMOSインバータ
(i11)と、このCMOSインバータ(i11)によ
り反転された入力信号inによって第2クロック信号p
hi2の転送がスイッチング制御されるpMOSトラン
ジスタ(Tr12)と、が配設されているほか、前記p
MOSトランジスタ(Tr12)から転送された第2ク
ロック信号phi2を、同段レジスタ部の第2回路にお
けるCMOSインバータ(i21)の入力として転送す
るnMOSトランジスタ(Tr13)と、次段のレジス
タ部の第1回路におけるpMOSトランジスタ(Tr3
2)から転送された第2クロック信号phi2によって
nMOSトランジスタ(Tr13)の出力状態をリセッ
トするnMOSトランジスタ(Tr14)と、第1クロ
ック信号phi1によって前記nMOSトランジスタ
(Tr12)の出力状態をリセットするnMOSトラン
ジスタ(Tr15)と、が配設されている。
【0041】また、この1段目レジスタ部における第1
回路に備えられている単位回路には、pMOSトランジ
スタ(Tr12)から転送された第2クロック信号ph
i2を2回(偶数回)反転させる2個(偶数個)のCM
OSインバータ(i12,i13)が配設されている。
【0042】他方、この第1実施形態の1段目レジスタ
部における第2回路に備えられている単位回路には、前
述したように、入力信号(同段のレジスタ部の第1回路
に備えられているnMOSトランジスタ(Tr13)か
ら出力された信号)を反転させるCMOSインバータ
(i21)と、このCMOSインバータ(i21)によ
り反転された入力信号によって第1クロック信号phi
1の転送がスイッチング制御されるpMOSトランジス
タ(Tr22)と、が配設されているほか、前記pMO
Sトランジスタ(Tr22)から転送された第1クロッ
ク信号phi1を、次段のレジスタ部の第1回路におけ
るCMOSインバータ(i31)に入力信号として転送
するnMOSトランジスタ(Tr23)と、次段のレジ
スタ部の第2回路におけるpMOSトランジスタ(Tr
42)から送出された第1クロック信号phi1によっ
てnMOSトランジスタ(Tr23)の出力状態をリセ
ットするnMOSトランジスタ(Tr24)と、第2ク
ロック信号phi2によって前記nMOSトランジスタ
(Tr22)の出力状態をリセットするnMOSトラン
ジスタ(Tr25)と、が配設されている。
【0043】また、この1段目レジスタ部における第2
回路に備えられている単位回路には、pMOSトランジ
スタ(Tr22)から転送された第1クロック信号ph
i1を2回(偶数回)反転させる2個(偶数個)のCM
OSインバータ(i22,i23)が配設されている。
【0044】なお、図1において、2段目以降の各段の
レジスタ部における第1回路の単位回路の構成は、1段
目レジスタ部の第1回路における単位回路の構成と略同
一である。したがって、2段目レジスタ部の第1回路に
おける単位回路の構成には、1段目レジスタ部の第1回
路における単位回路の構成に対応させて、30番台の参
照番号を付している。また、2段目以降の各段のレジス
タ部における第2回路の単位回路の構成は、1段目レジ
スタ部の第2回路における単位回路の構成と略同一であ
る。したがって、2段目レジスタ部の第2回路における
単位回路の構成には、1段目レジスタ部の第2回路にお
ける単位回路の構成に対応させて、40番台の参照番号
を付している。
【0045】次に、第1実施形態におけるシフトレジス
タ回路の動作について図1および図2を参照しながら説
明する。図2は第1実施形態におけるシフトレジスタ回
路の動作を示すタイミングチャートである。まず、時刻
t1〜t2で第1クロック信号phi1がHレベルにな
ると、入力回路のnMOSトランジスタ(Tr11)が
オンになり入力信号inが、初段の1段目レジスタ部の
第1回路におけるCMOSインバータ(i11)に入力
信号として転送される。すなわち、CMOSインバータ
(i11)のゲート側のノード(n11)では、電荷が
蓄積され、時刻t1〜t5でノード(n11)はVDD
−Vthになる。そして、時刻t1〜t5で入力信号i
nはCMOSインバータ(i11)によって反転されて
Lレベルになり、pMOSトランジスタ(Tr12)の
ゲート入力になる。つまり、ノード(n12)は時刻t
1〜t5でLレベルになる。
【0046】次いで、時刻t1〜t5でpMOSトラン
ジスタ(Tr12)のゲート入力がLレベルであり、こ
のpMOSトランジスタ(Tr12)がオンになってい
るので、第2クロック信号phi2が転送される(ノー
ド(n13))。つまり、ノード(n13)は時刻t3
〜t4でHレベルになる。
【0047】このpMOSトランジスタ(Tr12)の
転送された第2クロック信号phi2は、2個(偶数
個)のCMOSインバータ(i12,i13)によって
2回(偶数回)反転されて出力信号out1として出力
される。このように、この第1回路においては、第2ク
ロック信号phi2に同期した出力信号out1を得る
ことができる。また、ノード(n13)は時刻t4〜t
5でLレベルになるが、このLレベルは0電位よりも閾
値電圧(Vth)分だけ高い電位(+Vth)である。
【0048】ここで、pMOSトランジスタ(Tr1
2)から転送された第2クロック信号phi2は、2個
(偶数個)のCMOSインバータ(i12,i13)に
よって2回(偶数回)反転されるので、ノード(n1
3)の前述した閾値電圧(+Vth)分の電位を完全に
0電位に設定したLレベルの出力信号out1として出
力することができる。
【0049】次に、このpMOSトランジスタ(Tr1
2)から転送された第2クロック信号phi2は、Hレ
ベルのときnMOSトランジスタ(Tr13)をオンに
して、このnMOSトランジスタ(Tr13)から信号
が出力される。
【0050】そして、このnMOSトランジスタ(Tr
13)から出力される信号は、同段のレジスタ部の第2
回路におけるCMOSインバータ(i21)の入力信号
になる。すなわち、CMOSインバータ(i21)のゲ
ート側のノード(n14)では、電荷が蓄積され、時刻
t3〜t7でノード(n14)はVDD−Vthにな
る。
【0051】そして、時刻t3〜t7で第2クロック信
号phi2(入力信号)はCMOSインバータ(i2
1)によって反転されてLレベルになり、pMOSトラ
ンジスタ(Tr22)のゲート入力になる。つまり、ノ
ード(n22)は時刻t3〜t7でLレベルになる。
【0052】次いで、時刻t3〜t7でpMOSトラン
ジスタ(Tr22)のゲート入力がLレベルであり、こ
のpMOSトランジスタ(Tr22)がオンになってい
るので、第1クロック信号phi1が転送される。つま
り、ノード(n23)は時刻t5〜t6でHレベルにな
る。
【0053】このpMOSトランジスタ(Tr22)か
ら転送された第1クロック信号phi1は、2個(偶数
個)のCMOSインバータ(i22,i23)によって
2回(偶数回)反転されて出力信号out2として出力
される。このようにこの第2回路においては、第1クロ
ック信号phi1に同期した出力信号out2を得るこ
とができる。また、ノード(n23)は時刻t6〜t7
でLレベルになるが、このLレベルは0電位よりも閾値
電圧(Vth)分だけ高い電位(+Vth)である。
【0054】ここで、pMOSトランジスタ(Tr2
2)から転送された第1クロック信号phi1は、2個
(偶数個)のCMOSインバータ(i22,i23)に
より2回(偶数回)反転されるので、ノード(n23)
の前述した閾値電圧(Vth)分の+Vth電位を完全
に0電位に設定したLレベルの出力信号out2として
出力することができる。
【0055】次に、このpMOSトランジスタ(Tr2
2)から転送された第1クロック信号phi1は、Hレ
ベルのときnMOSトランジスタ(Tr23)をオンに
して、このnMOSトランジスタ(Tr23)から信号
が出力される。
【0056】そして、このnMOSトランジスタ(Tr
23)から転送される信号は、次段のレジスタ部の第1
回路におけるCMOSインバータ(i31)の入力信号
になる。すなわち、CMOSインバータ(i31)のゲ
ート側のノード(n24)では、電荷が蓄積され、時刻
t5〜t9でノード(n24)はVDD−Vthにな
る。
【0057】そして、時刻t5〜t9で第1クロック信
号phi1(入力信号)はCMOSインバータ(i3
1)によって反転されてLレベルになり、pMOSトラ
ンジスタ(Tr32)のゲート入力になる。つまり、ノ
ード(n32)は時刻t5〜t9でLレベルになる。
【0058】2段目以降の各段のレジスタ部では、各段
のレジスタ部における第1回路および第2回路が以上の
動作を繰り返すことにより、該当するクロック信号に同
期した各出力信号out3,out4…を各段のレジス
タ部における第1回路および第2回路から得ることがで
きる。
【0059】次に、撮像装置(固体撮像装置)において
マトリクス状に配置された画素を順次選択するための走
査回路(垂直シフトレジスタおよび水平シフトレジス
タ)に第1実施形態のシフトレジスタ回路を用いた態様
について図3を参照しながら説明する。図3は、本発明
にかかるシフトレジスタ回路を採用した撮像装置(固体
撮像装置)の一例を示す構成図である。なお、ここでは
MOS型固体撮像装置を撮像装置(固定撮像装置)の一
例として掲げるが、撮像装置(固体撮像装置)には他に
CCD等がある。
【0060】例えば、図3に示されるようなMOS型固
体撮像装置にあっては、マトリクス状に分割された各画
素に、nMOSトランジスタとフォトダイオードとが配
置され、このフォトダイオードで光電変換された信号電
荷を取り出す走査を行なう走査回路として機能させる垂
直シフトレジスタおよび水平シフトレジスタが設けられ
ている。
【0061】この撮像装置にあっては、垂直シフトレジ
スタから出力される出力信号(パルス)が垂直方向にお
ける各行(Xアドレス)に対応する上から下の各垂直走
査線に対して順次送られ、水平シフトレジスタから出力
される出力信号(パルス)が水平方向における各列(Y
アドレス)に対応する左から右の各水平スイッチトラン
ジスタに対して順次送られることにより、各アドレス
(X,Y)の画素が順次選択されるようになっている。
【0062】垂直シフトレジスタから出ている各垂直走
査線には、nMOSトランジスタが画素毎に設けられ、
それらのゲートがそれぞれ接続されている。垂直シフト
レジスタのある行(Xアドレス)での出力信号(パル
ス)によって、その行(Xアドレス)の各nMOSトラ
ンジスタがすべてオンになり、蓄積されていた信号電荷
が垂直信号線に送出される。
【0063】また、各垂直信号線に水平スイッチトラン
ジスタが設けられており、水平シフトレジスタからの出
力信号(パルス)が、左から右にシフトされるのにつれ
て、水平スイッチトランジスタを順次オンにして、各垂
直信号線にある信号電荷が出力線から読み出される。こ
の撮像装置(固体撮像装置)では、以上の動作を順次継
続して行なうことにより、2次元に配置された各画素の
信号をすべて読み出すことができる。
【0064】次に、表示装置においてマトリクス状に配
置された画素を順次選択するための走査回路(走査電極
シフトレジスタおよび信号電極シフトレジスタ)に第1
実施形態のシフトレジスタ回路を採用した態様について
図4を参照しながら説明する。図4は、本発明にかかる
シフトレジスタ回路を採用した表示装置の一例を示す構
成図である。
【0065】例えば、図4に示されるようなアクティブ
マトリクス方式による液晶表示装置にあっては、マトリ
クス状に分割された各画素に、液晶セルとTFT(薄膜
トランジスタ)とが配置され、表示画素の走査を行なう
走査回路として機能させる走査電極シフトレジスタおよ
び信号電極シフトレジスタが用いられている。
【0066】この表示装置にあっては、走査電極シフト
レジスタから出力される出力信号(パルス)が垂直方向
における各行(各Xアドレス)に対応する上から下の各
走査電極に対して順次送られ、信号電極シフトレジスタ
から出力される出力信号(パルス)が水平方向における
各列(Yアドレス)に対応する左から右の各信号電極に
対して順次送られることにより、各アドレス(X,Y)
の画素が順次選択されるようになっている。
【0067】走査電極シフトレジスタから出ている各走
査電極には、画素毎に設けられたTFT(薄膜トランジ
スタ)のゲートがそれぞれ接続されている。走査電極シ
フトレジスタのある行(Xアドレス)での出力信号(パ
ルス)によって、その行(Xアドレス)の各TFTがす
べてオンになる。
【0068】また、各信号電極シフトレジスタから出力
される出力信号が信号電極を介して各画素に送られる
と、画素セルの一方側の信号電極と液晶セルの他方の共
通電極(全画素共通の電極)との間に電位差が発生し、
液晶の配列状態が変化し、光を透過させることにより、
選択した画素を表示させる。以上の動作を順次継続して
行なうことにより、2次元に配置された画素をすべて表
示させることができる。
【0069】このように、第1実施形態におけるシフト
レジスタ回路にあっては、キャパシタを設けることなく
信号電圧の減衰を防止し、トランジスタの微細化に対応
することができるとともに、その微細化に伴う電源電圧
の低下にも対応することができる。特に、キャパシタを
設けることなくシフトレジスタ回路を構成するようにし
たので、回路規模を大幅に縮小することができる。ま
た、前述したように回路規模の縮小を図ることができる
とともに、出力信号のLレベルを完全なLレベルの出力
信号として出力することができる。さらに、この第1実
施形態においては、前述したシフトレジスタ回路を撮像
装置(固体撮像装置)や表示装置において画素を順次選
択するための走査回路に用いることにより、高精細化を
図ることができる。
【0070】次に、本発明の第2実施形態について図5
を参照しながら説明する。図5は本発明にかかる第2実
施形態におけるシフトレジスタ回路の構成を示す回路図
である。図5に示される第2実施形態は、第1実施形態
と同様に、撮像装置(固体撮像装置)や表示装置におけ
る走査回路に用いるシフトレジスタ回路である。このシ
フトレジスタ回路を用いた走査回路においては、マトリ
クス状に配置された画素が順次選択される。
【0071】この第2実施形態におけるシフトレジスタ
回路は、第1実施形態と同様に、相互に位相が異なるク
ロック信号(第1クロック信号phi1および第2クロ
ック信号phi2)に同期した出力信号(out1,o
ut2,out3,out4…)を得るにあたり、後述
する第1回路および第2回路を一対として多段状に縦列
接続される複数のレジスタ部と、初段の1段目レジスタ
部に入力信号inを入力する入力回路と、によって構成
されている。
【0072】この第2実施形態の各段のレジスタ部にお
ける第1回路および第2回路には、入力信号(入力信号
in,第1クロック信号phi1,第2クロック信号p
hi2)を反転させるCMOSインバータ(i11,i
21,i31,i41…等)と、このCMOSインバー
タにより反転された入力信号によってクロック信号(第
1クロック信号phi1,第2クロック信号phi2
等)の転送がスイッチング制御されるpMOSトランジ
スタ(Tr12,Tr22,Tr32,Tr42…等)
と、を含む単位回路が備えられている。
【0073】また、第2実施形態の入力回路は、第1ク
ロック信号phi1によって入力信号inの転送がスイ
ッチング制御されるnMOSトランジスタ(Tr11)
からなっており、第1クロック信号phi1がHレベル
のとき、入力信号in(入力信号)を初段の1段目レジ
スタ部における第1回路に転送する。
【0074】この第2実施形態の1段目レジスタ部にお
ける第1回路に備えられている単位回路には、入力信号
in(入力信号)を反転させるCMOSインバータ(i
11)と、このCMOSインバータにより反転された入
力信号によってスイッチング制御され、第2クロック信
号phi2を転送するpMOSトランジスタ(Tr1
2)と、が配設されているほか、前記CMOSインバー
タ(i11)により反転された入力信号inをさらに反
転させる他のCMOSインバータ(i15)と、前記p
MOSトランジスタ(Tr12)のドレインおよびソー
ス間に結線され、前記他のCMOSインバータ(i1
5)により反転された入力信号inによって前記第2ク
ロック信号phi2の転送がスイッチング制御されるn
MOSトランジスタ(Tr16)と、が配設されてい
る。ここで、pMOSトランジスタ(Tr12)および
nMOSトランジスタ(Tr16)は、トランスミッシ
ョンゲートを構成しており、オンになっているときは、
第2クロック信号phi2のHレベルおよびLレベルを
完全に転送することができるようになっている。
【0075】他方、この第2実施形態の1段目レジスタ
部における第2回路に備えられている単位回路には、同
段のレジスタ部における第1回路に備えられている単位
回路のnMOSトランジスタ(Tr13)から出力され
た信号を反転させるCMOSインバータ(i21)と、
このCMOSインバータにより反転された第2クロック
信号phi2によってスイッチング制御され、第1クロ
ック信号phi1を転送するpMOSトランジスタ(T
r22)と、が配設されているほか、前記CMOSイン
バータ(i21)により反転された第2クロック信号p
hi2をさらに反転させる他のCMOSインバータ(i
25)と、前記pMOSトランジスタ(Tr22)のド
レインおよびソース間に結線され、前記他のCMOSイ
ンバータ(i25)により反転された第2クロック信号
phi2によって前記第1クロック信号phi1の転送
がスイッチング制御されるnMOSトランジスタ(Tr
26)と、が配設されている。ここで、pMOSトラン
ジスタ(Tr22)およびnMOSトランジスタ(Tr
26)は、トランスミッションゲートを構成しており、
オンになっているときは、第1クロック信号phi1の
HレベルおよびLレベルを完全に転送することができる
ようになっている。
【0076】この第2実施形態におけるシフトレジスタ
回路に配設されている各CMOSインバータは、第1実
施形態におけるシフトレジスタ回路に配置されているC
MOSインバータと同様に、図1(b)に示されるよう
に構成されているものである。
【0077】なお、図5において、2段目以降の各段の
レジスタ部における第1回路の単位回路の構成は、1段
目レジスタ部における第1回路の単位回路の構成と略同
一である。したがって、2段目レジスタ部における第1
回路の単位回路の構成には、1段目レジスタ部における
第1回路の単位回路の構成に対応させて、30番台の参
照番号を付している。また、2段目以降の各段のレジス
タ部における第2回路の単位回路の構成は、1段目レジ
スタ部における第2回路の単位回路の構成と略同一であ
る。したがって、2段目レジスタ部における第2回路の
単位回路の構成には、1段目レジスタ部における第2回
路の単位回路の構成に対応させて、40番台の参照番号
を付している。
【0078】次に、第2実施形態におけるシフトレジス
タ回路の動作について図5および図6を参照しながら説
明する。図6は第2実施形態におけるシフトレジスタ回
路の動作を示すタイミングチャートである。まず、時刻
t1〜t2で第1クロック信号phi1がHレベルにな
ると、入力回路のnMOSトランジスタ(Tr11)が
オンになり入力信号inが、初段の1段目レジスタ部の
第1回路におけるCMOSインバータ(i11)に入力
信号として転送される。すなわち、CMOSインバータ
(i11)のゲート側のノード(n11)では、電荷が
蓄積され、時刻t1〜t5でノード(n11)はVDD
−Vthになる。
【0079】そして、時刻t1〜t5で入力信号inは
CMOSインバータ(i11)によって反転されてLレ
ベルになり、pMOSトランジスタ(Tr12)のゲー
ト入力になる。つまり、ノード(n12)は時刻t1〜
t5でLレベルになる。また、pMOSトランジスタ
(Tr12)のゲート入力は、CMOSインバータ(i
15)により反転されてnMOSトランジスタ(Tr1
6)のゲート入力になる。つまり、ノード(n16)は
時刻t1〜t5でHレベルになる。
【0080】次いで、時刻t1〜t5でpMOSトラン
ジスタ(Tr12)のゲート入力がLレベルであり、こ
のpMOSトランジスタ(Tr12)がオンになってい
る。また、時刻t1〜t5でnMOSトランジスタ(T
r16)のゲート入力がHレベルであり、このnMOS
トランジスタ(Tr16)がオンになっている。したが
って、pMOSトランジスタ(Tr12)およびnMO
Sトランジスタ(Tr16)により構成されたトランス
ミッションゲートで転送される第2クロック信号phi
2は、そのHレベルおよびLレベルが完全に転送され
(ノード(n13))、出力信号out1として出力さ
れる。このように、この第1回路においては、第2クロ
ック信号phi2に同期した出力信号out1を得るこ
とができる。
【0081】ここでは、pMOSトランジスタ(Tr1
2)およびnMOSトランジスタ(Tr16)によって
トランスミッションゲートを構成し、第2クロック信号
phi2のHレベルおよびLレベルを完全に転送するよ
うにしたので、第2クロック信号phi2のLレベルが
0電位で転送される。したがって、この第2実施形態に
おける1段目レジスタ部の第1回路では、第1実施形態
で述べたような2個(偶数個)のCMOSインバータ
(i12,i13)は必ずしも必要ではない。
【0082】次に、このpMOSトランジスタ(Tr1
2)およびnMOSトランジスタ(Tr16)により構
成されたトランスミッションゲートから転送された第2
クロック信号phi2は、HレベルのときnMOSトラ
ンジスタ(Tr13)をオンにして、このnMOSトラ
ンジスタ(Tr13)から信号が出力される。
【0083】そして、このnMOSトランジスタ(Tr
13)から出力される信号は、同段のレジスタ部の第2
回路におけるCMOSインバータ(i21)の入力信号
になる。すなわち、CMOSインバータ(i21)のゲ
ート側のノード(n14)では、電荷が蓄積され、時刻
t3〜t7でノード(n14)はVDD−Vthにな
る。
【0084】そして、時刻t3〜t7で第2クロック信
号phi2(入力信号)はCMOSインバータ(i2
1)によって反転されてLレベルになり、pMOSトラ
ンジスタ(Tr22)のゲート入力になる。つまり、ノ
ード(n22)は時刻t3〜t7でLレベルになる。ま
た、時刻t3〜t7でpMOSトランジスタ(Tr2
2)のゲート入力は、CMOSインバータ(i25)に
より反転されてnMOSトランジスタ(Tr26)のゲ
ート入力になる。つまり、ノード(n26)は時刻t3
〜t7でHレベルになる。
【0085】次いで、時刻t3〜t7でpMOSトラン
ジスタ(Tr22)のゲート入力がLレベルであり、こ
のpMOSトランジスタ(Tr22)がオンになってい
る。また、時刻t3〜t7でnMOSトランジスタ(T
r26)のゲート入力がHレベルであり、このnMOS
トランジスタ(Tr26)がオンになっている。したが
って、pMOSトランジスタ(Tr22)およびnMO
Sトランジスタ(Tr26)により構成されたトランス
ミッションゲートで転送される第1クロック信号phi
1は、そのHレベルおよびLレベルが完全に転送され
(ノード(n23))、出力信号out2として出力さ
れる。このように、この第2回路においては、第1クロ
ック信号phi1に同期した出力信号out2を得るこ
とができる。
【0086】ここでは、pMOSトランジスタ(Tr2
2)およびnMOSトランジスタ(Tr26)によって
トランスミッションゲートを構成し、第1クロック信号
phi1のHレベルおよびLレベルを完全に転送するよ
うにしたので、第1クロック信号phi1のLレベルが
0電位で転送される。したがって、この第2実施形態に
おける1段目レジスタ部の第2回路では、第1実施形態
で述べたような2個(偶数個)のCMOSインバータ
(i22,i23)は必ずしも必要ではない。
【0087】次に、このpMOSトランジスタ(Tr2
2)およびnMOSトランジスタ(Tr26)から転送
された第1クロック信号phi1は、Hレベルのときn
MOSトランジスタ(Tr23)をオンにして、このn
MOSトランジスタ(Tr23)から信号が出力され
る。
【0088】そして、このnMOSトランジスタ(Tr
23)から出力される信号は、次段のレジスタ部の第1
回路におけるCMOSインバータ(i31)の入力信号
になる。すなわち、CMOSインバータ(i31)のゲ
ート側のノード(n24)では、電荷が蓄積され、時刻
t5〜t9でノード(n24)はVDD−Vthにな
る。
【0089】そして、時刻t5〜t9で第1クロック信
号phi1(入力信号)はCMOSインバータ(i3
1)によって反転されてLレベルになり、pMOSトラ
ンジスタ(Tr32)のゲート入力になる。つまり、ノ
ード(n32)は時刻t5〜t9でLレベルになる。
【0090】2段目以降の各段のレジスタ部では、各段
のレジスタ部における第1回路および第2回路が以上の
動作を繰り返すことにより、該当するクロック信号に同
期した各出力信号(out3,out4…)を各段のレ
ジスタ部における第1回路および第2回路から得ること
ができる。
【0091】この第2実施形態のシフトレジスタ回路
は、前述した第1実施形態と同様に、図3に倣って撮像
装置(固体撮像装置)において採用したり、また図4に
倣って表示装置において採用したりすることができる。
ここでは、撮像装置(固体撮像装置)において採用する
態様や、また図4に倣って表示装置において採用する態
様については、第1実施形態と概ね同様であり、重複説
明を避ける。
【0092】このように、第2実施形態におけるシフト
レジスタ回路にあっては、キャパシタを設けることなく
信号電圧の減衰を防止し、トランジスタの微細化に対応
することができるとともに、その微細化に伴う電源電圧
の低下にも対応することができる。特に、キャパシタを
設けることなくシフトレジスタ回路を構成するようにし
たので、回路規模を大幅に縮小することができる。ま
た、構成素子数を極力少なくすることにより回路規模の
縮小を図ることができるとともに、クロック信号のHレ
ベルおよびLレベルに適切に対応した出力信号を出力す
ることができる。さらに、この第2実施形態において
は、前述したシフトレジスタ回路を撮像装置(固体撮像
装置)や表示装置において画素を順次選択するための走
査回路に用いることにより、高精細化を図ることができ
る。
【0093】次に、本発明の第3実施形態について図7
を参照しながら説明する。図7において(a)は本発明
にかかる第3実施形態におけるシフトレジスタ回路の構
成を示す回路図であり、(b)は図7(a)におけるC
MOSインバータ(i16,i26,i36,i46
…)の構成図である。図7(a)および(b)に示され
る第3実施形態は、第1実施形態および第2実施形態と
同様に、撮像装置(固体撮像装置)や表示装置における
走査回路に用いるシフトレジスタ回路である。このシフ
トレジスタ回路を用いた走査回路においては、マトリク
ス状に配置された画素が順次選択される。
【0094】この第3実施形態におけるシフトレジスタ
回路は、第1実施形態および第2実施形態と同様に、相
互に位相が異なるクロック信号(第1クロック信号ph
i1,第2クロック信号phi2)に同期した出力信号
(out1,out2,out3,out4…)を得る
にあたり、後述する第1回路および第2回路を一対とし
て多段状に縦列接続される複数のレジスタ部と、初段の
1段目レジスタ部における第1回路に入力信号inを入
力する入力回路と、によって構成されている。
【0095】この第3の実施形態では、前述した第1実
施形態において説明したpMOSトランジスタ(Tr1
2,Tr22,Tr32,Tr42…)の代わりに、C
MOSインバータ(i16,i26,i36,i46
…)を配置したものである。
【0096】このCMOSインバータ(i16,i2
6,i36,i46…)においては、図7(b)に示さ
れるように、当該CMOSインバータ(i16,i2
6,i36,i46…)を構成するpMOSトランジス
タのサブストレート基板が電源電圧源に接続されてい
る。
【0097】すなわち、CMOSインバータ(i16,
i26,i36,i46…)においては、ノードn12
がLレベルのとき、pMOSトランジスタがオン、nM
OSトランジスタがオフであり、pMOSトランジスタ
のみに着目して考えることができ、第1実施形態のシフ
トレジスタ回路と等価である。
【0098】したがって、第2クロック信号phi2が
Hレベルになると、ノードn13の電位は電源電圧VD
DになりHレベルが完全に転送される。そして、第2ク
ロック信号phi2がLレベルになると、ノードn13
の電位は0電位よりも閾値電圧(Vth)分だけ高い電
位(+Vth)である。
【0099】この閾値電圧(Vth)分による+Vth
の電位を出力信号のLレベルとして0電位にするため
に、前述した第1実施形態と同様に、各段のレジスタ部
における第1回路および第2回路の単位回路では、CM
OSインバータ((i12,i13),(i22,i2
3),(i32,i33),(i42,i43)…)に
よって2回(偶数回)反転させる。このように、2個
(偶数個)のCMOSインバータ((i12,i1
3),(i22,i23),(i32,i33),(i
42,i43)…)により2回(偶数回)反転させるの
で、ノード(n13)の前述した閾値電圧(Vth)分
の+Vth電位を完全に0電位に設定したLレベルの出
力信号(out1,out2,out3,out4…)
として出力することができる。
【0100】なお、この第3実施形態においては、ノー
ド(n12,n22,n32,n42…)がHレベルの
とき、CMOSインバータ(i16,i26,i36,
i46…)を構成するnMOSトランジスタがオンにな
っており、ノード(n13,n23,n33,n43
…)における出力状態がリセットされるようになってい
るので、第1実施形態および第2実施形態におけるリセ
ット用のnMOSトランジスタ(Tr15,Tr25,
Tr35,Tr45…)は不要である。
【0101】この第3実施形態のシフトレジスタ回路に
おける他の構成については、第1実施形態のシフトレジ
スタ回路の構成と同様であり、ここでは重複説明を避け
る。この第3実施形態におけるシフトレジスタ回路に配
設されているCMOSインバータ(i16,i26,i
36,i46…)以外の他の各CMOSインバータは、
第1実施形態におけるシフトレジスタ回路に配置されて
いるCMOSインバータと同様に、図1(b)に示され
るように構成されているものである。
【0102】第3実施形態におけるシフトレジスタ回路
は、第1実施形態におけるシフトレジスタ回路と同様
に、図2のタイミングチャートに示されるように動作す
ることになる。ここでは、第1実施形態におけるシフト
レジスタ回路の動作説明との重複説明を避ける。
【0103】この第3実施形態のシフトレジスタ回路
は、前述した第1実施形態と同様に、図3に倣って撮像
装置(固体撮像装置)において採用したり、また図4に
倣って表示装置において採用したりすることができる。
ここでは、撮像装置(固体撮像装置)において採用する
態様や、また表示装置において採用する態様について
は、第1実施形態と概ね同様であり、重複説明を避け
る。
【0104】第3実施形態におけるシフトレジスタ回路
にあっては、第1実施形態と同様に、キャパシタを設け
ることなく信号電圧の減衰を防止し、トランジスタの微
細化に対応することができるとともに、その微細化に伴
う電源電圧の低下にも対応することができる。特に、キ
ャパシタを設けることなくシフトレジスタ回路を構成す
るようにしたので、回路規模を大幅に縮小することがで
きる。また、前述したように回路規模の縮小を図ること
ができるとともに、出力信号のLレベルを完全なLレベ
ルの出力信号として出力することができる。さらに、こ
の第3実施形態においては、前述したシフトレジスタ回
路を撮像装置(固体撮像装置)や表示装置において画素
を順次選択するための走査回路に用いることにより、高
精細化を図ることができる。
【0105】
【発明の効果】本発明にかかる請求項1のシフトレジス
タ回路によれば、シフトレジスタ回路においてキャパシ
タを設けることなく信号電圧の減衰を防止し、トランジ
スタの微細化に対応できるとともに、その微細化に伴う
電源電圧の低下にも対応することができる。
【0106】本発明にかかる請求項2のシフトレジスタ
回路によれば、回路規模の縮小を図ることができるとと
もに、出力信号のLレベルを完全なLレベルの出力信号
として出力することができる。
【0107】本発明にかかる請求項3のシフトレジスタ
回路によれば、構成素子数を極力少なくすることにより
回路規模の縮小を図ることができるとともに、クロック
信号のHレベルおよびLレベルに適切に対応した出力信
号を出力することができる。
【0108】本発明にかかる請求項4の撮像装置によれ
ば、キャパシタを設けることなく構成した請求項1〜3
の何れかのシフトレジスタ回路を撮像装置において画素
を順次選択するための走査回路に用いることにより、高
精細化を図ることができる。
【0109】本発明にかかる請求項5の表示装置によれ
ば、キャパシタを設けることなく構成した請求項1〜3
の何れかのシフトレジスタ回路を表示装置において画素
を順次選択するための走査回路に用いることにより、高
精細化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明にかかる第1実施形態における
シフトレジスタ回路の構成を示す回路図であり、(b)
は図1(a)における各CMOSインバータの構成図で
ある。
【図2】第1実施形態および第3実施形態におけるシフ
トレジスタ回路の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図3】本発明にかかるシフトレジスタ回路を採用した
撮像装置(固体撮像装置)の一例を示す構成図である。
【図4】本発明にかかるシフトレジスタ回路を採用した
表示装置の一例を示す構成図である。
【図5】本発明にかかる第2実施形態におけるシフトレ
ジスタ回路の構成を示す回路図である。
【図6】第2実施形態におけるシフトレジスタ回路の動
作を示すタイミングチャートである。
【図7】(a)は本発明にかかる第3実施形態における
シフトレジスタ回路の構成を示す回路図であり、(b)
は図7(a)におけるCMOSインバータi16,i2
6,i36,i46…の構成図である。
【図8】従来のシフトレジスタ回路の構成を示す回路図
である。
【図9】従来のシフトレジスタ回路の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
Tr11,Tr13,Tr14,Tr15,Tr16,
Tr23,Tr24,Tr25,Tr26,Tr33,
Tr34,Tr35,Tr36,Tr43,Tr44,
Tr45,Tr46 nMOSトランジスタ Tr12,Tr22,Tr32,Tr42 pMOSト
ランジスタ i11,i12,i13,i15,i16,i21,i
22,i23,i25,i26,i31,i32,i3
3,i35,i36,i41,i42,i43,i4
5,146 CMOSインバータ n11,n12,n13,n14,n16,n22,n
23,n24,n26,n32,n33,n34,n3
6,n42,n43,n44,n46 ノードin 入
力信号 phi1 第1クロック信号(入力信号) phi2 第2クロック信号(入力信号) out1〜out4 出力信号 Tr111,Tr112,Tr113,Tr114,T
r115,Tr123,Tr122,Tr124,Tr
125,Tr132,Tr133,Tr134,Tr1
35,Tr142,Tr143,Tr144,Tr14
5 nMOSトランジスタ n111,n112,n113,n122,n123,
n132,n133,n142,n143 ノード C1〜C4 キャパシタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大竹 浩 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 渡辺 敏英 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 国分 秀樹 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 Fターム(参考) 4M118 AA10 AB01 BA14 CA02 FA06 FA50 5C024 CY16 GX16 HX40 5C080 AA10 BB05 DD25 DD30 FF11 GG07 JJ02 JJ03 JJ04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号に同期した出力信号を得る
    複数のレジスタ部を多段状に縦列接続したシフトレジス
    タ回路であって、 前記レジスタ部は、 入力信号を反転させて転送するCMOSインバータと、 このCMOSインバータにより反転された入力信号によ
    ってスイッチング制御され、クロック信号を転送するp
    MOSトランジスタと、を含む単位回路を備えることを
    特徴とするシフトレジスタ回路。
  2. 【請求項2】 前記単位回路は、 前記pMOSトランジスタから転送されるクロック信号
    を偶数回反転させて転送する偶数個のCMOSインバー
    タを、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載のシ
    フトレジスタ回路。
  3. 【請求項3】 前記単位回路は、 請求項1の前記CMOSインバータから転送される入力
    信号をさらに反転させる他のCMOSインバータと、前
    記pMOSトランジスタのドレインおよびソース間に結
    線され、前記他のCMOSインバータから転送された入
    力信号によってスイッチング制御され、前記クロック信
    号を転送するnMOSトランジスタと、をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシフトレジスタ回路。
  4. 【請求項4】 画素を順次選択するための走査回路を備
    える撮像装置であって、 前記走査回路は、 前記請求項1〜3の何れか1項に記載のシフトレジスタ
    回路を備えることを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 画素を順次選択するための走査回路を備
    える表示装置であって、 前記走査回路は、 前記請求項1〜3の何れか1項に記載のシフトレジスタ
    回路を備えることを特徴とする表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212559A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Hitachi Displays Ltd 表示装置
JP2010510612A (ja) * 2006-11-20 2010-04-02 コピン コーポレーション 低電力消費用途のためのシフトレジスタ
KR100999894B1 (ko) 2003-02-25 2010-12-13 소니 주식회사 시프트 레지스터 및 표시장치
US9886231B2 (en) 2008-03-28 2018-02-06 Kopin Corporation Head worn wireless computer having high-resolution display suitable for use as a mobile internet device

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