JP2002368546A - 前置歪み補償器とそれを使用する線形増幅器 - Google Patents

前置歪み補償器とそれを使用する線形増幅器

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JP2002368546A JP2001171817A JP2001171817A JP2002368546A JP 2002368546 A JP2002368546 A JP 2002368546A JP 2001171817 A JP2001171817 A JP 2001171817A JP 2001171817 A JP2001171817 A JP 2001171817A JP 2002368546 A JP2002368546 A JP 2002368546A
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ハウ ギャリィ
Naotaka Iwata
直高 岩田
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F1/3241Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using predistortion circuits
    • H03F1/3276Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using predistortion circuits using the nonlinearity inherent to components, e.g. a diode

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲインと位相を独立に制御することにより、
後段の増幅器の任意の非線形性を補償することができる
前置歪み補償器とそれを使用する線形増幅器を提供する
ことである。 【解決手段】 前置歪み補償器は、ソースと、ドレイン
と、ゲートとを有する第1FET(305)と、前記第
1FETの前記ドレインと前記ソースに接続された共振
回路(303,304)と、一端において、前記第1F
ETのゲートに接続された第1インダクタ(315)
と、前記第1インダクタの他端に接続され、第1制御電
圧(Vc)に基づいて定まるバイアスを前記第1FET
の前記ゲートに印加するためのバイアス回路(204)
と、前記第1インダクタの前記他端に接続され、第2制
御電圧(Vc1)に基づいて定まるインピーダンスを前
記第1FETに提供するための可変インピーダンスネッ
トワーク(205)とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線形増幅器に関
し、特に線形増幅器で使用される前置歪み補償器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】無線通信システムの最近の発展と不定包
絡変調の使用の増大により線形増幅器の要求が増してき
ている。高い線形性の要求を満たすために、通常増幅器
は、飽和出力領域から出力が絞られた線形領域で動作す
ることが必要である。その結果、効率の高い領域で動作
させることができないので、効率が低いという問題があ
った。
【0003】増幅器の線形化技術を採用することによ
り、増幅器の線形性を改善することが可能である。前置
歪線形化は、そのようなフィードフォワード制御及びフ
ィードバック制御のような他の技術と比べて、簡略さと
安定性のためしばしば使用されている。
【0004】前置歪み補償器は、非線形増幅器の特性と
逆のゲインと位相の特性を有し、従って非線形性を補償
するように設計されている。
【0005】図13は、第1の従来例による前置歪み補
償器の構成を示すブロック図である。図13を参照し
て、前置歪み補償器907は、パワー分割器901,前
記歪器ダイオード902、ゲイン調整器としての減衰器
903、位相調整器としての減衰器904、パワー結合
器905、パワー結合器906を有する。このように、
前置歪み補償器907には、減衰器903と904が、
前置歪み補償器907のゲインと位相の両方の調整のた
めに含まれている。それらを調整することにより、前置
歪み補償器907は、増幅器の非線形特性にマッチする
ことができる。
【0006】しかしながら、この前置歪み補償器907
の構成では、パワー分割器901とパワー結合器906
の使用のため回路規模が大きくなるという問題があり、
小型化が主要な要求の1つであるセルラ電話機で使用す
ることができなかった。
【0007】最近、図14に示されるような、第2の従
来例として小型化された前置歪み補償器1007が、提
案されている。この前置歪み補償器1007は、単一の
制御電圧Vcを使用して、線形化されるべき非線形増幅
器の特性と逆の特性を持つように非線形ダイオード10
02の振幅と位相を制御している。
【0008】小型化は、第2の従来例による前置歪み補
償器1007において達成されている。しかしながら、
前置歪み補償器1007では、非線形ダイオード902
に印加される制御電圧Vcに応答して、前置歪み補償器
1007のゲインと位相の両方が、同時に両方が変わっ
てしまう。このように、第2の従来例による前置歪み補
償器1007では、ゲインと位相を独立に調整すること
ができない。
【0009】図15は、第2の従来例による前置歪み補
償器1007の応答を示している。ゲイン偏差1001
と負の位相偏差1002の同時の増加は、制御電圧Vc
が減らされるときに観察される。制御電圧Vcが、後続
の増幅器のゲイン偏差を補償するように調整されると、
位相偏差は、後続の増幅器の非線形位相を補正するには
適当ではないかもしれない。従って、非線形パワー増幅
器のゲインと位相の両方を最適に線形化することを、同
時に達成することは困難である。
【0010】第2の従来例による前置歪み補償器100
7において使用される非線形ダイオード1002は、並
列接続された抵抗器とキャパシタにより等価的に表され
ることができる。これらの構成要素のパラメーターは、
制御電圧Vcの関数である。従って、前置歪み補償器1
007の応答特性は、これらのパラメーターの関数であ
る。結果として、前置歪み補償器1007のゲインと位
相の応答特性は、制御電圧Vcと同時に変化し、従っ
て、これらの特性の独立な制御を達成することができな
い。
【0011】上記説明に関連して、歪み補償回路と低歪
半導体増幅器が特開平8−250937号公報に開示さ
れている。この引例では、ソース接地のFET素子を用
いて構成される歪み補償回路において、ゲート幅をWg
[mm]としたときに、ソース、グランド間に1/Wg
[nH]よりも大きな値をもつインダクタ、または、1
/Wg[nH]よりも大きな値をもつインダクタおよび
抵抗を直列接続した回路を備えている。ゲート接地のF
ET素子を用いて構成される歪み補償回路において、ソ
ース、ドレイン間にインダクタとDCカットのキャパシ
タ、または、インダクタと抵抗とDCカットのキャパシ
タを直列接続した回路を備えていてもよい。ゲート接地
のFET素子を用いて構成される歪み補償回路におい
て、ソース、ドレイン間にインダクタとDCカットのキ
ャパシタ、または、インダクタと抵抗とDCカットのキ
ャパシタを直列接続した回路を備え、ゲート、グランド
間にDCカットのキャパシタを備えている。
【0012】また、線形電力増幅装置とその出力電力を
調整する方法が、特開2000−196372(P20
00−196372A)に開示されている。この引例で
は、増幅されるべき無線周波数信号に選択可能な量の増
幅を与える線形電力増幅装置(100,300)は、第
1並列増幅枝路と、第2並列増幅枝路と、増幅されるべ
き無線周波数信号を該並列増幅枝路のうちの一方に選択
的に導くための手段(102,103,301,30
2,401,402,403)とを含んでおり、前置補
償器(107,PRED)と非線形増幅器(106,N
PA)との直列接続を該第1並列増幅枝路に有し、前記
前置補償器は前記非線形増幅器の非線形性を補償するよ
うになっている。
【0013】また、前置補償型線形化器および線形化増
幅器が特開2000−357926(P2000−35
7926A)に開示されている。この引例では、前置補
償型線形化器は、入力部および出力部と、共通ゲート構
造のFETと、前記FETのドレイン端子とソース端子
との間に接続された共振回路と、前記FETのゲートに
接続された第1の誘導子と、前記第1の誘導子とグラン
ドとの間に接続された第1のコンデンサと、バイアス印
加抵抗を介して前記第1の誘導子に接続されたゲート制
御電圧ノードと、前記FETのドレイン端子とグランド
との間に接続された第2の誘導子と、前記FETのソー
ス端子とグランドとの間に接続された第3の誘導子と、
前記FETのドレイン端子と前記入力部との間に接続さ
れた第2のコンデンサと、前記FETのソース端子と前
記出力部との間に接続された第3のコンデンサとを有す
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、後段の増幅器の任意の非線形性を補償することがで
きる前置歪み補償器を提供することである。本発明の他
の目的は、ゲインと位相を独立に制御することができる
前置歪み補償器を提供することである。本発明の他の目
的は、上記のいずれか1つあるいは両方の目的を達成す
ることができる前置歪み補償器を有する線形増幅器を提
供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】以下に、[発明の実施の
形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決する
ための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許
請求の範囲]の記載と発明の実施の形態の記載との対応
関係を明らかにするために付加されたものであるが、
[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲
の解釈に用いてはならない。
【0016】本発明の観点によれば、前置歪み補償器
は、ソースと、ドレインと、ゲートとを有する第1FE
T(305)と、前記第1FETの前記ドレインと前記
ソースに接続された共振回路(303,304)と、一
端において、前記第1FETのゲートに接続された第1
インダクタ(315)と、前記第1インダクタの他端に
接続され、第1制御電圧(Vc)に基づいて定まるバイ
アスを前記第1FETの前記ゲートに印加するためのバ
イアス回路(204)と、前記第1インダクタの前記他
端に接続され、第2制御電圧(Vc1)に基づいて定ま
るインピーダンスを前記第1FETに提供するための可
変インピーダンスネットワーク(205)とを具備す
る。
【0017】ここで、前記第1制御電圧は、位相特性を
調整するために使用され、前記第2制御電圧は、ゲイン
特性を調整するために使用される。また、前記バイアス
回路は、直列に接続された複数のFET(309,31
1)と、前記複数のFETの各々のゲートと固定電圧に
接続された抵抗(310,312)とを具備し、前記複
数のFETの一端のFETのドレインは、前記第1制御
電圧に接続され、他端のFETのソースは接地されてい
る。また、前置歪み補償器は、前記第1FETの前記ド
レインに接続され、インピーダンスマッチングを行うた
めの第1マッチング回路(201)と、前記第1FET
の前記ソースに接続され、インピーダンスマッチングを
行うための第2マッチング回路(203)とを更に具備
する。
【0018】前記可変インピーダンスネットワークは、
前記第1インダクタに接続され、直流分をカットするた
めの第1キャパシタシタ(308)と、接地と前記第1
キャパシタシタの間に接続され、逆バイアスされている
バラクタダイオード(314)と、前記バラクタダイオ
ードと前記第1キャパシタシタとの接続点に接続され、
前記第2制御電圧を供給するための第1抵抗(313)
とを具備してもよい。
【0019】他に、前記可変インピーダンスネットワー
クは、前記第1インダクタに接続され、直流分をカット
するための第1キャパシタシタ(308)と、ソースと
ドレインが接地され、ゲートが前記第1キャパシタシタ
に接続された第2FET(1201)と、前記第2FE
Tの前記ゲートに接続され、前記第2制御電圧を供給す
るための第1抵抗(313)とを具備してもよい。
【0020】更に他に、前記可変インピーダンスネット
ワークは、前記第1インダクタに接続され、直流分をカ
ットするための第1キャパシタシタ(308)と、ソー
スが接地され、ドレインが前記第1キャパシタシタに接
続された第3FET(1302)と、前記第3FETの
前記ドレインと第1固定電圧との間に接続された第2イ
ンダクタ(1303)と、前記第3FETのゲートと第
2固定電圧との間に接続された第2抵抗(1301)
と、前記第3FETの前記ドレインと前記ゲートにそれ
ぞれ接続された第2キャパシタシタ(1304,130
7)と、前記第2キャパシタシタ、前記第3FET及び
第2インダクタは、可変インダクタ部を構成し、前記第
2制御電圧に基づいて前記可変インダクタ部のインダク
タ値を制御するための制御部(1306,1305)と
を具備してもよい。
【0021】また、前記バイアス回路は、前記第1制御
電圧に基づいて前記前置歪み補償器の感度を決定してい
る。また、本発明の他の観点で、線形増幅器は、上記の
い偏差かに記載の前置歪み補償器(101)と、前記前
置歪み補償器にカスケード接続された非線形増幅器(1
02)とを具備する。
【0022】前記前置歪み補償器は、振幅特性と位相特
性において、前記増幅器と反対の特性を有するように調
整可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して、本
発明の前置歪み補償器を使用する線形増幅器を詳細に説
明する。本発明では、振幅又は利得(ゲイン)偏差と位
相偏差の独立な制御が可能な低損失同調可能前置歪み補
償器が提案されている。本発明の前置歪み補償器では、
振幅と位相の応答を独立に制御可能なように、2つの可
変インピーダンスネットワークが採用されている。この
結果、前置歪み補償器は、パワー増幅器の任意の非線形
応答を補償することが可能である。
【0024】可変インピーダンスネットワークのインピ
ーダンスは、制御電圧Vcと制御電圧Vc1を介してそ
れぞれ調整され、バイアス回路は、前置歪み補償器の応
答の感度を制御電圧Vcにまで減らすように設計されて
いる。こうして性能は、制御電圧Vcの変化に対してよ
り大きな許容値を持つことができる。
【0025】図1は、本発明の第1実施の形態による線
形化増幅器103の構成を示すブロック図である。線形
化増幅器103は、同調可能前置歪み補償器101とそ
れにカスケード接続された非線形パワー増幅器102を
有する。前置歪み補償器101は、パワー増幅器102
の非線形性を補償するために、入力パワーに対するパワ
ー増幅器の特性と逆のゲインと位相の特性を持つように
設計されている。
【0026】図2は、同調可能前置歪み補償器101の
詳細なブロック図を示す。図3は、第1実施の形態によ
る前置歪み補償器101の回路構成を示す回路図であ
る。図2を参照して、前置歪み補償器101は、入力マ
ッチングネットワーク201、出力マッチングネットワ
ーク203、可変インピーダンスネットワークZ20
2、可変インピーダンスネットワークZ1205、およ
びバイアス回路204を有する。
【0027】2つの可変インピーダンスネットワーク2
02と205は、前置歪み補償器101の振幅と位相の
応答の独立な制御を可能とし、従って、前置歪み補償器
101は、パワー増幅器102の任意の非線形の応答も
補償することができる。可変インピーダンスネットワー
ク202と205のインピーダンスは、制御電圧Vcと
制御電圧Vc1によりそれぞれ調整される。バイアス回
路204は、前置歪み補償器101の応答の感度を制御
電圧Vcの変化幅に減らすように設計されている。この
ように、前置歪み補償器101は、2つの可変インピー
ダンスネットワークを採用し、これらのネットワーク
は、2つの制御電圧によってゲイン偏差と位相偏差が別
々に同調される。
【0028】図3を参照して、可変インピーダンスネッ
トワーク202は、FET305と、挿入損失を減らす
ためにFET305のドレインとソースの間に接続され
たLC共振回路と、FET305のゲートに接続された
インダクタ315を有する。可変インピーダンスネット
ワーク202の応答は、制御電圧Vcにより調整可能で
ある。
【0029】FET305は、入力パワーの増加につれ
てゲイン増加と負の位相偏差の特性を達成するように制
御電圧Vcによりピンチオフ近くの電圧にバイアスされ
ている。LC共振回路は、インダクタ303とキャパシ
タ304の直列接続を含み、挿入損失を減らすようにF
ET305のドレインとソースの間に接続されている。
FET305のゲートは、インダクタ315を介してバ
イアスが印加されている。こうして、ゲイン増加と負の
位相の偏差を達成するためにFET305のゲートに特
定インピーダンスが提供されている。
【0030】可変インピーダンスネットワーク205
は、インダクタ315を介して、可変インピーダンスネ
ットワーク202のFET305のゲート端子に接続さ
れている。可変インピーダンスネットワーク205のイ
ンピーダンスは、制御電圧Vc1により調整可能であ
る。
【0031】可変インピーダンスネットワークZ1 2
05は、抵抗313と、抵抗313を介して制御電圧V
c1により逆バイアスされるバラクタダイオード314
と、キャパシタシタ308を有する。バラクタダイオー
ド314は、FET305のゲートへの可変キャパシタ
として働き、その容量は、制御電圧VC1により調整可
能である。キャパシタ308は、直流分カットのため可
変インピーダンスネットワーク202と205の間に接
続されている。
【0032】入力マッチングネットワーク201は、F
ETのドレインを50オームにマッチさせるように、キ
ャパシタ301とシャントインダクタ302を有する。
インダクタ302は、負の位相偏差を達成するように含
まれている。
【0033】出力マッチングネットワーク203は、F
ETのソースを50オームにマッチさせるように、キャ
パシタ306とシャントインダクタ307を有する。イ
ンダクタ307は、負の位相偏差を達成するように含ま
れている。バイアス回路204は、直列に接続された2
つのFET309と311と、それらのゲートに接続さ
れた抵抗310と312を有する。FET309と31
1のゲートは、抵抗310と312を介して定電圧Vbi
as1とVbias2によりそれぞれバイアスされている。F
ET309のドレインは、制御電圧Vcに接続されてい
る。こうして、可変インピーダンスネットワークZ20
2の応答が調整可能である。
【0034】こうして、前置歪み補償器101のゲイン
と位相を同調させることができる。これは、2つの制御
電圧を用いて前置歪み補償器のゲイン偏差と位相偏差の
両方を独立に制御可能としている。従って、前置歪み補
償器101は、非線形パワー増幅器の任意の非線形応答
を補償することができる。また、バイアス回路204
は、前置歪み補償器101の感度を制御電圧の変化幅ま
で減らすために設けられている。このような前置歪み補
償器101は、サイズが小さいという長所も持ってい
る。
【0035】次に、本発明の前置歪み補償器101の特
性について説明する。図4は、制御電圧Vcの関数とし
て前置歪み補償器101のゲイン偏差401と位相偏差
402を示す。前置歪み補償器101は、入力パワーP
inの増加につれてゲイン増加401と負の位相偏差4
02を達成する。これらの特性は、入力パワーPinの
増加につれて通常逆特性を示すパワー増幅器102の非
線形性を補償するのに適当である。制御電圧Vcが減少
するとき、ゲイン偏差401および負の位相偏差402
が同時に増加する。従って、制御電圧Vcがあるゲイン
増加レベルに調整されたとき、制御電圧Vcだけでは位
相偏差を独立に調整することができず、パワー増幅器1
02の非線形位相についての要求を満たさないかもしれ
ない。
【0036】図5は、制御電圧Vc1の関数として前置
歪み補償器101のゲイン偏差501と位相偏差502
を示す。制御電圧Vc1が増大すると、ゲイン増加50
1および負の位相偏差502は同時に変わる。しかしな
がら、位相偏差502の変化は、図4に示される制御電
圧Vcを使用する場合と比べて無視できる。
【0037】従って、パワー増幅器102の任意の応答
を補正するために、前置歪み補償器101の振幅偏差と
位相偏差を調整するために、制御電圧Vcが、位相特性
とマッチするようにまず調整され、その後、制御電圧V
c1が、位相応答にほとんど影響を与えること無く、要
求されたゲイン増加のために同調されることができる。
前置歪み補償器101は、従って、2つの制御電圧Vc
と制御電圧Vc1の組み合わせによってゲインと位相の
独立な制御を達成することができる。
【0038】図6(a)は、出力パワーPoutの関数
としての前置歪み補償器101なしでのパワー増幅器1
02のゲインとパワー付加効率(PAE:power
added efficiency)を示す。曲線60
1は、出力パワーPoutの関数としてパワー増幅器1
02のゲインを示す。出力パワーPoutが増大すると
きには、パワー増幅器102のゲインが減少する。パワ
ー増幅器102の線形性の指示値として一般的に使われ
ている1dB減少ポイントP1dBにおけるパワー増幅
器102の出力パワーPoutは、29.5dBmであ
る。
【0039】曲線602は、出力パワーPoutの関数
としてパワー増幅器102のPAEを示す。PAEは出
力パワーPoutと共に増大し、低下する前に、ピーク
レベルに達する。P1dB点で、増幅器は50.5%の
PAEを達成する。
【0040】図6(b)は、出力パワーPoutの関数
としての前置歪み補償器102なしでFETパワー増幅
器102のゲイン偏差と位相偏差に示す。曲線603
は、出力パワーPoutの関数として増幅器102のゲ
インを示し、それは曲線601と同様である。曲線60
4は、出力パワーPoutの関数としてパワー増幅器1
02の位相偏差を示す。位相偏差は、パワー増幅器10
2の線形性の指示値でもあり、ゲイン偏差についての1
dB減少点P1dBと同様である。減少点P1dBで、
パワー増幅器102は、5.2度の位相偏差を示してい
る。
【0041】図7(a)、(b)は、パワー増幅器10
2の非線形性を補償する同調可能な前置歪み補償器10
1の効果を示す。本発明によれば、図7(a)は、出力
パワーPoutの関数としての線形化パワー増幅器10
3のゲインとパワー付加効率(PAE)を示す。曲線7
01は、ゲインを示し、曲線702は、出力パワーPo
utの関数として線形化増幅器103のPAEを示す。
【0042】前置歪み補償器101の制御電圧Vcと制
御電圧Vc1は、最適な性能のなるように調整されてい
る。線形化増幅器103は、56.0%のPAEを有す
る1dB減少点ポイントP1dBにおけて、31.5d
Bmの出力パワーを示す。図6(a)と比べて、前置歪
み補償器101なしのパワー増幅器102では、出力パ
ワーPoutとPAEが低く成っている(それぞれ2
9.5dBmと50.5%)。これらの重要な改良は、
図4と図5に示される前置歪み補償器101のゲイン増
加特性がパワー増幅器102のゲイン減少特性を有効に
線形化しているということを証明している。
【0043】図7(b)は、出力パワーPoutの関数
としての線形化増幅器103のゲイン偏差と位相偏差を
示す。曲線703は、曲線701と同様な、出力パワー
Poutの関数としての線形化増幅器103のゲインを
示す。曲線704は、出力パワーPoutの関数として
線形化増幅器103の位相偏差を示す。この位相偏差は、
パワー増幅器102の線形性の指示値であり、1dB減
少点P1dBと同様である。1dB減少点P1dBで、
線形化増幅器103は、4.1度の位相偏差を示す。図
6(b)と比べて、パワー増幅器102は、5.2度の
より高い位相偏差を持つ。非線形位相の1.1度の減少
は、図4と図5に示される前置歪み補償器101の負の
位相偏差特性がパワー増幅器102の正の位相偏差を有
効に補償し、線形化していることを示している。こうし
て線形化増幅器103の線形性が改善されているという
ことを証明している。
【0044】図8は、バイアス回路204を使用して場
合、あるいは使用してない場合に、制御電圧Vcに対す
る線形化増幅器103の出力パワーPoutの感度を示
す。曲線801は、バイアス回路204を使用した場合
を表し、曲線802は、バイアス回路204を使用しな
い場合を示す。出力パワーPoutの範囲は、バイアス
回路204の使用により拡大しており、従って、線形化
増幅器103の性能は、制御電圧Vcによりほとんど影
響されない。
【0045】前置歪み補償器101のゲイン応答と位相
応答の独立な制御は、インピーダンスが制御電圧Vcと
制御電圧Vc1により制御される2つの可変インピーダ
ンスネットワーク202と205を使用することにより
達成される。可変インピーダンスネットワーク205
は、可変インピーダンスネットワーク202のFET3
05のゲートに種々のインピーダンスを提供する。
【0046】その効果は、制御電圧Vc1による可変イ
ンピーダンスネットワーク205のインピーダンスの変
化が可変インピーダンスネットワーク202のゲイン特
性と位相特性を変えるということである。制御電圧Vc
は前置歪み補償器101の振幅応答と位相応答の両方に
影響する。
【0047】一方、第1実施の形態では、逆バイアスバ
ラクタダイオード314を採用する可変インピーダンス
ネットワーク205の制御電圧Vc1は前置歪み補償器
101の振幅応答に支配的に影響することが見いだされ
た。従って、任意のゲイン増加と負の位相偏差の補償
は、パワー増幅器102の非線形特性を補償するための
制御電圧Vcと制御電圧Vc1を調整することによっ
て、前置歪み補償器101により達成されることができ
る。
【0048】制御電圧Vcによる前置歪み補償器101
の応答の感度の減少は、バイアス回路204を含むこと
により達成されている。単一の抵抗を使用する場合と比
べて制御範囲を拡大することができる。並列接続のFE
T309と311により、異なる抵抗レベルの抵抗ブリ
ッジを形成することができ、前置歪み補償器101の可
変インピーダンスネットワーク202の制御範囲を拡大
することができる。低損失は、LC共振回路の使用によ
って得られている。共振回路は、インダクタ303とキ
ャパシタ304を含み、FET305のドレイン-ソー
ス間容量と共振する。
【0049】次に本発明の第2実施の形態による同調可
能前置歪み補償器101を有する線形増幅器103につ
いて説明する。
【0050】図9は、第2実施の形態による同調可能前
置歪み補償器101を有する線形増幅器103の構成を
示す回路図である。第2実施の形態では、同調可能前置
歪み補償器101の更なる小型化が実現されている。第
2実施の形態の前置歪み補償器101は、第1実施の形
態の前置歪み補償器101とほとんど同様である。従っ
て、同様な参照番号と同様な要素ラベルを持つ図3のそ
れらと実質的に同様である。従って、それらの基本的な
機能の説明はここでは繰り返されない。
【0051】第2実施の形態の前置歪み補償器101
は、第1実施の形態の前置歪み補償器101とは、可変
インピーダンスネットワーク205において異なってい
る。第2実施の形態の前置歪み補償器101の可変イン
ピーダンスネットワーク205では、図3において示さ
れたバラクタダイオード314に代えてFET1201
が使用されている。FET1201のゲートは、抵抗3
13を介して電圧制御Vc1に接続されて逆バイアスさ
れている。FET1201は、逆バイアスされたゲート
-ドレイン間接合およびゲート-ソース接合を用いて可変
容量として働く。
【0052】次に本発明の第3実施の形態による同調可
能前置歪み補償器101を有する線形増幅器103につ
いて説明する。
【0053】図10は、第3実施の形態による同調可能
前置歪み補償器101を有する線形増幅器103の構成
を示す回路図である。第3実施の形態では、同調可能前
置歪み補償器101の更なる小型化が実現されている。
第3実施の形態の前置歪み補償器101は、第1実施の
形態の前置歪み補償器101とほとんど同様である。従
って、同様な参照番号と同様な要素ラベルを持つ図3の
それらと実質的に同様である。従って、それらの基本的
な機能の説明はここでは繰り返されない。
【0054】第3実施の形態の前置歪み補償器101
は、第1実施の形態の前置歪み補償器101とは、可変
インピーダンスネットワーク205において異なってい
る。第3実施の形態の前置歪み補償器101の可変イン
ピーダンスネットワーク205では、図3において示さ
れたバラクタダイオード314に代えて、可変活性イン
ダクタ1303を有する。
【0055】即ち、第3実施の形態の前置歪み補償器1
01の可変インピーダンスネットワーク205は、FE
T1302と1305,インダクタ1303,抵抗13
01と1306,キャパシタシタ1304と1307と
を有する。
【0056】FET1302は、キャパシタ1304と
1307と共に可変インダクタの一部を形成し、FET
1305は、可変インピーダンスネットワーク205の
インダクタンス値を制御する抵抗フィードバックネット
ワークの一部を形成している。FET1302のゲート
は、抵抗器1301を介して固定DC電圧Vgによりバ
イアスされており、FET1302のドレインは、RF
ブロックとして使われるインダクタ1303を介して固
定DC電圧VDによりバイアスされている。
【0057】可変インピーダンスネットワーク205の
インダクタンスは、抵抗1306を介してFET130
5のゲートに接続された制御電圧Vc1により制御され
ている。制御電圧Vc1の値を変えることによって、F
ET1305の抵抗は、FET1302へのフィードバ
ック量に従って変わり、可変インピーダンスネットワー
ク205のインダクタンス値が変化する。結果として、
FET1305のゲートに現れるインピーダンスが変わ
り、前置歪み補償器101のゲイン増加と負の位相偏差
が変わる。
【0058】図11は、制御電圧Vcの関数として図1
0に示される前置歪み補償器101のゲイン偏差140
1と位相偏差1402を示す。前置歪み補償器101
は、入力パワーPinの増加につれてゲイン増加140
1と負の位相偏差1402を達成している。これらの特
性は、入力パワーPinの増加につれて通常逆の特性を
示すパワー増幅器102の非線形性を補償するのに適当
である。制御電圧Vcが減少すると、ゲイン偏差140
1と負の位相偏差1402は同時に増加する。あるゲイ
ン増加レベルを得るために制御電圧Vcが調整される
と、位相偏差を独立に同調させることはできず、パワー
増幅器102に要求される非線形位相応答を補正するた
めの要求を満たすことができない。
【0059】図12は、制御電圧の関数として図10に
示される前置歪み補償器101のゲイン偏差1501と
位相偏差1502を示す。制御電圧Vc1が増大する
と、ゲイン増加1501は増加するが、負の位相偏差1
502は減少し、図13に示された制御電圧Vcへの逆
位相応答を示している。パワー増幅器102の非線形応
答を補償するために、前置歪み補償器101に要求され
るゲイン増加は、制御電圧Vcを用いて達成することが
できる。前置歪み補償器101の負の位相偏差の要求が
より高ければ、それは、制御電圧Vc1を減少させるこ
とにより達成される。
【0060】この場合、ゲイン偏差はわずかに増大する
が、それは、その後、制御電圧Vcを減らすことにより
補正されることができる。2つの制御電圧Vcと制御電
圧Vc1の調整を繰返すことにより、任意のゲイン増加
と負の位相偏差が前置歪み補償器101により達成され
ることができる。この構成は、従って、図14と図15
に示された従来の前置歪み補償器によるゲインと位相の
制御の分離ができないという問題を解決する。
【0061】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、前置歪
み補償器は、後段の増幅器の任意の非線形性を補償する
ことができる。また、ゲインと位相を独立に制御するこ
とができる。
【0062】また、そのような前置歪み補償器を有する
線形増幅器は、従来の線形増幅器よりも性能を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施の形態による線形化
増幅器の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明の第1実施の形態による線形化
増幅器で使用される前置歪み補償器の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図3は、本発明の第1実施の形態における前置
歪み補償器の具体的な回路構成を示す回路図である。
【図4】図4は、制御電圧Vcの関数として前置歪み補
償器のゲイン偏差と位相偏差を示す。
【図5】図5は、制御電圧Vc1の関数として前置歪み
補償器のゲイン偏差と位相偏差を示す。
【図6】図6(a)は、出力パワーPoutの関数とし
て、前置歪み補償器なしでのパワー増幅器のゲインとパ
ワー付加効率(PAE:power added ef
ficiency)を示し、図6(b)は、パワー増幅
器102のゲイン偏差と位相偏差に示す。
【図7】図7(a)は、出力パワーPoutの関数とし
て、前置歪み補償器なしでのパワー増幅器のゲインとパ
ワー付加効率(PAE:power added ef
ficiency)を示し、図7(b)は、パワー増幅
器102のゲイン偏差と位相偏差を示す。
【図8】図8は、バイアス回路を使用する場合、あるい
は使用しない場合に、制御電圧Vcに対する線形化増幅
器103の出力パワーPoutの感度を示す。
【図9】図9は、本発明の第2実施の形態における前置
歪み補償器の具体的な回路構成を示す回路図である。
【図10】図10は、本発明の第3施の形態における前
置歪み補償器の具体的な回路構成を示す回路図である。
【図11】図11は、本発明の第3施の形態における前
置歪み補償器における、制御電圧Vcの関数としてのゲ
イン偏差と位相偏差を示す。
【図12】図12は、本発明の第3施の形態における前
置歪み補償器における、制御電圧Vcの関数としてのゲ
イン偏差と位相偏差を示す。
【図13】図13は、第1の従来例による前置歪み補償
器の構成を示すブロック図である。
【図14】図14は、第2従来例の前置歪み補償器の構
成を示す回路図である。
【図15】図15は、第2従来例の前置歪み補償器の応
答を示す。
【符号の説明】
101:同調可能前置歪み補償器 102:非線形パワー増幅器 103:線形化増幅器 201:入力マッチングネットワーク 203:出力マッチングネットワーク 202、205:可変インピーダンスネットワークZ 204:バイアス回路 305:共通ゲートFET 303:インダクタ 304、308、1304、1307:キャパシタ 314:逆バイアスバラクタダイオード 309、311、1201、1302、1301、13
05:FET 310、312、313、:抵抗 314:バラクタダイオード 801:パワー分割器 806:パワー結合器 902:非線形ダイオード 903、904:減衰器 907:前置歪み補償器 501、1001、1401、1402、1501:ゲ
イン偏差 1007:前置歪み補償器 401:ゲイン偏差 402、502、1002、1502:負の位相偏差
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J090 AA01 AA41 CA21 CA36 FA08 FA10 FA19 GN03 GN04 HA09 HA21 HA25 HA29 HA33 HN16 KA12 KA13 KA16 KA23 KA29 KA41 MA08 SA14 TA01 TA02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソースと、ドレインと、ゲートとを有する
    第1FETと、 前記第1FETの前記ドレインと前記ソースに接続され
    た共振回路と、 一端において、前記第1FETのゲートに接続された第
    1インダクタと、 前記第1インダクタの他端に接続され、第1制御電圧に
    基づいて定まるバイアスを前記第1FETの前記ゲート
    に印加するためのバイアス回路と、 前記第1インダクタの前記他端に接続され、第2制御電
    圧に基づいて定まるインピーダンスを前記第1FETに
    提供するための可変インピーダンスネットワークとを具
    備する前置歪み補償器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の前置歪み補償器におい
    て、 前記第1制御電圧は、位相特性を調整するために使用さ
    れ、 前記第2制御電圧は、ゲイン特性を調整するために使用
    される前置歪み補償器。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の前置歪み補償器に
    おいて、 前記バイアス回路は、 直列に接続された複数のFETと、前記複数のFETの
    一端のFETのドレインは、前記第1制御電圧に接続さ
    れ、他端のFETのソースは接地され、 前記複数のFETの各々のゲートと固定電圧に接続され
    た抵抗とを具備する前置歪み補償器。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の前置歪
    み補償器において、 前記第1FETの前記ドレインに接続され、インピーダ
    ンスマッチングを行うための第1マッチング回路と、 前記第1FETの前記ソースに接続され、インピーダン
    スマッチングを行うための第2マッチング回路とを更に
    具備する前置歪み補償器。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の前置歪
    み補償器において、 前記可変インピーダンスネットワークは、 前記第1インダクタに接続され、直流分をカットするた
    めの第1キャパシタシタと、 接地と前記第1キャパシタシタの間に接続され、逆バイ
    アスされているバラクタダイオードと、 前記バラクタダイオードと前記第1キャパシタシタとの
    接続点に接続され、前記第2制御電圧を供給するための
    第1抵抗とを具備する前置歪み補償器。
  6. 【請求項6】請求項1乃至4のいずれかに記載の前置歪
    み補償器において、 前記可変インピーダンスネットワークは、 前記第1インダクタに接続され、直流分をカットするた
    めの第1キャパシタシタと、 ソースとドレインが接地され、ゲートが前記第1キャパ
    シタシタに接続された第2FETと、 前記第2FETの前記ゲートに接続され、前記第2制御
    電圧を供給するための第1抵抗とを具備する前置歪み補
    償器。
  7. 【請求項7】請求項1乃至4のいずれかに記載の前置歪
    み補償器において、 前記可変インピーダンスネットワークは、 前記第1インダクタに接続され、直流分をカットするた
    めの第1キャパシタシタと、 ソースが接地され、ドレインが前記第1キャパシタシタ
    に接続された第3FETと、 前記第3FETの前記ドレインと第1固定電圧との間に
    接続された第2インダクタと、 前記第3FETのゲートと第2固定電圧との間に接続さ
    れた第2抵抗と、 前記第3FETの前記ドレインと前記ゲートにそれぞれ
    接続された第2キャパシタシタと、前記第2キャパシタ
    シタ、前記第3FET及び第2インダクタは、可変イン
    ダクタ部を構成し、 前記第2制御電圧に基づいて前記可変インダクタ部のイ
    ンダクタ値を制御するための制御部とを具備する前置歪
    み補償器。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれかに記載の前置歪
    み補償器において、 前記バイアス回路は、前記第1制御電圧に基づいて前記
    前置歪み補償器の感度を決定する前置歪み補償器。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8のいずれかに記載の前置歪
    み補償器と、 前記前置歪み補償器にカスケード接続された非線形増幅
    器とを具備する線形増幅器。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の線形増幅器において、 前記前置歪み補償器は、振幅特性と位相特性において、
    前記増幅器と反対の特性を有するように調整可能である
    線形化増幅器。
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