JP2002367831A - 小型トランス - Google Patents
小型トランスInfo
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- JP2002367831A JP2002367831A JP2001178201A JP2001178201A JP2002367831A JP 2002367831 A JP2002367831 A JP 2002367831A JP 2001178201 A JP2001178201 A JP 2001178201A JP 2001178201 A JP2001178201 A JP 2001178201A JP 2002367831 A JP2002367831 A JP 2002367831A
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Abstract
かも組立も良好な小型トランスを提供する。 【解決手段】コアをシャーシに押さえ付け、熱をシャー
シ側へ逃がし特別コア形状を大きくしなくても放熱性を
良好としている。また、コアの底部をプリント基板の開
口部を介しシャーシ側へ落し込むようにし、組立体を良
好とし、しかもプリント基板下方のデッドスペースを有
効利用し、全高を低くでき機器の小型化にも寄与してい
る。
Description
ング電源に用いられる小型トランスに関する。
端子部がフランジに一体形成されたコイルボビンの巻胴
部外周にコイルを巻回し、かつコアを組込むなどして構
成されている。
は電力損失となり、また、温度上昇による絶縁の劣化、
周辺部品への悪影響等を招来するため、なんらかの熱対
策を講じる必要がある。従来においては、トランスの温
度上昇が問題となった場合、放熱性を上げるために1ラ
ンク大きいコアを用いるようにしている。
プリント基板に実装する時、プリント基板とトランスの
コアとの間に隙間が生じる。このため、コアの放熱はコ
アの表面積によって自ずと決まってしまう、という課題
があった。また、一ランク大きいコアを使用するため、
形状が大きくなり、かつ重量増加にもつながるという課
題もあった。
ので、その目的とするところは、放熱性を向上させ、か
つ小型化も達成でき、しかも組立も良好な小型トランス
を提供することにある。
1と、このコイルボビン1とは別体の端子板2とを有
し、この端子板2にはコイルボビン1が挿通されてコイ
ルボビン1の一部が上方から突出する開口部3が形成さ
れ、かつ一対の端子部4を有しその上面、下面からピン
端子5が突出し、端子部4の下部にはコイルボビン1を
取付けるためのリブ7が形成され、コイルボビン1には
上側フランジ13および下側フランジ12が形成され、
この下側フランジ12には溝14aを有する端子板取付
部14が形成され、かつ巻胴部11にはコイル24が巻
回されるとともにコア23が組込まれ、この組立体が端
子板2の開口部3の下方から上方に向って挿通され、端
子板取付部14の溝14a内に端子板2のリブ7が挿通
され、両者は一体化され、かつコイル24の引出線は端
子部4の上面側に突出している引出線絡げ付け部5aに
絡げ付けられ、プリント基板25の孔に挿通されるピン
端子5の挿通部5bは端子板2の下面から突出し、かつ
コア23のコア底部23bも端子板2の下面から下方に
突出し、このコア底部23bはプリント基板25に形成
された開口部31を介しその下方に位置するシャーシ2
7に間接または直接的に当接させる構成として上記目的
を達成している。
バネ性を有する取付金具26を介しプリント基板25に
取付けられ、コイルボビン1に組込まれるコア23間に
隙間があり、コア23は上下動可能となっており、コア
23のみが取付金具26によって押圧させる構成として
いる。
aは外側に向って斜めに延びる構成としている。
押さえ付け、熱をシャーシ側へ逃がし特別コア形状を大
きくしなくても放熱性を良好としている。また、コアの
底部をプリント基板の開口部を介しシャーシ側へ落し込
むようにし、組立体を良好とし、しかもプリント基板下
方のデッドスペースを有効利用し、全高を低くでき機器
の小型化にも寄与している。
スの斜視図、図2は本発明の一実施例に用いられるコイ
ルボビンと端子板の斜視図、図3は端子板にコイルボビ
ンを取付けた状態の底面図、図1は本発明の一実施例に
用いられるコイルボビンと端子板の斜視図、図2は端子
板にコイルボビンを組込んだ状態の斜視図、図3はその
底面図、図4は取付金具を用いて端子板にコイルボビン
を組込んでなるトランス本体をプリント基板に取付ける
様子を示す斜視図、図5はトランス本体をプリント基板
に取付ける状態を示す部分断面図、図6は取付けた状態
の部分断面図を示す。
イルボビン1と端子板2とがそれぞれ別体に形成され、
コイルボビン1を端子板2の下方内側から係合手段を介
し取付け、両者を一体化するように構成されている。
ぼ矩形の枠状をなし、互いに向い合う一対の辺はそれぞ
れ肉厚の端子部4となっており、これらの端子部4に適
数本のピン端子5が適間隔でもって植設されている。
をなし、端子部4の上面においてある角度(約60°)
でもって斜め外側に向って延びる引出線絡げ付け部5a
と、端子部4の下面から直線的に延びプリント基板の孔
に挿通させる挿通部5bとにて形成されている。
って傾斜したテーパ面6がそれぞれ形成されている。
コイルボビン取付用のリブ7が形成されている。
は凹状の段部9がそれぞれ形成され、かつさらにそのほ
ぼ中央部には取付金具位置決め兼取付用の切欠き状の凹
段部10が形成されている。
1と、その一端部側に形成された下側フランジ12と、
反対側に形成された上側フランジ13とを備えている。
側に向って突出した腕状の端子板取付部14が形成され
ている。各端子板取付部14の先端部内側にはそれぞれ
ほぼコ字状をなす溝14aが形成され、端子板2の開口
部3の下側からコイルボビン1を挿入させていき端子板
2のリブ7を溝14a内に挿入することによって端子板
2に対しコイルボビン1が取付けられる。
なす上側フランジ13は、開口部3内に挿入可能な大き
さとなっており、その両端には上方に向ってコア位置決
め兼コア取付部15がそれぞれ立設されている。このコ
ア取付部15はコア形状に対応した形状に形成されてい
る。
に形成されたリブ状の中央部16と、この中央部16の
両端においてそれぞれ斜め外側に向って延びるテーパ部
17と、このテーパ部17の外端部において外側に向っ
て延びる突部18とを有している。
ア位置決め兼コア取付部19が形成されている。
19も、詳しくは図3に示すように、中央部20と、そ
の両側にそれぞれ形成されたテーパ部21とを有し、テ
ーパ部21の外端部には端子部4と平行に延びる直線部
22が形成され、その外端部に前記端子板取付部14が
形成されている。
ン1に組込まれるコア23の各外側部にはコア位置決め
兼コア取付部15、19の形状に対応した切欠き23a
が形成されている。
ア位置決め兼コア取付部15、19を中央部16、2
0、テーパ部17、21等を備えた形状に形成している
が、コア23を通常の断面矩形の単純な形状とした場
合、コア取付部15、19もそれに対応させた単純な形
状としても良いことは云うまでもない。
ルボビン1の巻胴部11の外周に、図2に示すように、
コイル24を巻回する。コイル24の2次側は3層電線
が用いられる。
む。本発明では、特に図示しないが、コア23とコイル
ボビン1の上下方向に意識的にスペース、すなわち隙間
を取り、コア23がある程度上下動可能な構造としてい
る。この理由については後述する。
らその開口部3を介し挿入させ、端子板取付部14の溝
14a内にリブ7を挿入・嵌合させ両者を一体化する
(図1参照)。
子板2の上面から上方に突出する。コア23のコア底部
23bは端子板2の下面から下方に突出する。なお、コ
イル24の引出線(図示せず)は端子板2の端子部4の
上面から斜め方向外側に向って傾斜して突設されたピン
端子5の引出線絡げ付け部5aに絡げ付けられる。
線は、図8に示すように、ピン40の根本での配線が一
般的で有るが、その際、溝から引出され、かつピン40
に絡げられた電線をハンダプールに浸す時、電線の被覆
を痛めてしまう事が多々有る。図中41は電線の被覆が
痛んでしまう部分である。本発明では、端子板2の端子
部4のピン端子5の引出線絡げ付け部5aは、ある角度
を持って曲がっており、かつ図7において符号32で示
すハンダプールを用いてハンダ付け接続する場合、ピン
端子5の上面にて配線が行われるため、ハンダ付けの際
に、電線33の被覆を痛めることはない。
うにして形成された小型トランスをプリント基板25に
取付ける場合について説明する。
リント基板、27は金属性のシャーシ、28はその上に
置かれた放熱シートである。これらプリント基板25、
シャーシ27等は小型トランスと相俟って小型トランス
装置を構成している。
成されている。すなわち、この取付金具26は、その材
質に起因してバネ性を有する帯状の金属板からなり、帯
状の上板29とその両側に折曲形成された一対の側板3
0とを有している。上板29の中央部には下方に向って
突出した平板状の押さえ部29aと、その両端において
斜め上方に延びる傾斜部29bと、その端部において下
方に向って延びる脚部30aと、その下端において外側
に向って折曲された係合片30bとからなっている。
底部23bを落し込むほぼ矩形の開口部31が形成され
ている。また、ピン端子5の挿通部5bを挿通するため
の孔32が形成されている。なお、プリント基板25の
孔32の周辺やその他の部分には、特に図示しないが、
周知のように、導電性パターンからなる配線部が形成さ
れている。
おいて所定の間隔を介し配置され、かつ開口部31の下
方位置であってシャーシ27の上面に放熱シート28が
設けられる。
口部31の上方に小型トランスを配置し、そのピン端子
5の挿通部5bを孔32に挿通させ電気的に接触させつ
つ端子板2の下面から下方に突出するコア23のコア底
部23bを開口部31を介しシャーシ27側に落し込
む。
シ27上の放熱シート28と当接される。
29aをコア23の上面に当接させつつ脚部30aを凹
段部10に位置させつつその下端に折曲形成された係合
片30bをプリント基板25の開口部31下方に挿通・
位置させ、図6に示すように、係合片30bの上面をプ
リント基板25の開口部31の縁部に係合させ、小型ト
ランスをプリント基板25に実装させる。このため、使
用に際し生じた熱はコア23の底部23a、放熱シート
28、シャーシ27を介し逃がすことができる。
下方向は、意識的にスペースを取ってガタを生じさせ、
コア23はある程度、上下に動く構造となっているた
め、取付金具26によってコア23のみを下方に押さえ
付けるため、端子板2のピン端子5とプリント基板25
とのハンダ付部にストレスを与えることはない。
ント基板25の下面の空間は通常デッドスペースである
が、本発明ではプリント基板25の下面にコアのコア底
部23bを落し込む構成のため、組立が簡単であり、か
つプリント基板25の上面からの全高をその分低くで
き、機器の薄型化を図ることができる。
いた場合について説明したが、設けなくても良い。
表面積のみを利用して放熱効果を得ていたが、本発明で
は、コア底部23bからシャーシ27側へ熱を逃がし放
熱させることができるため、良好な放熱効果を得ること
ができる。
ように1ランク大きいコアを使用しなくても良く、した
がって、小型トランスの小型化を図ることができるとと
もに、重量を軽減させることができる。
ため、プリント基板下面側にコア23の底部23bを落
し込むようにしているので、組立が簡単であり、また、
全高を低くすることができる。
意識的にスペースを取りコア23をある程度、上下動可
能とし、取付金具26を介してのプリント基板25への
実装にあたり、コア23のみを下方に押さえ付けるよう
にしているため、ピン端子5とプリント基板25のハン
ダ付け部にストレスを与えることはない。
はある角度を持って曲がっており、端子板2上に位置す
る引出線絡げ付け部5aにて配線を行なうため、ハンダ
付けの際、電線の被覆を痛めることはない。
構成部材であるコイルボビンと端子板の分解斜視図。
図。
明図を示す。
を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 コイルボビン(1)と、このコイルボビ
ン(1)とは別体の端子板(2)とを有し、 この端子板(2)にはコイルボビン(1)が挿通されて
コイルボビン(1)の一部が上方から突出する開口部
(3)が形成され、かつ一対の端子部(4)を有しその
上面、下面からピン端子(5)が突出し、端子部(4)
の下部にはコイルボビン(1)を取付けるためのリブ
(7)が形成され、 コイルボビン(1)には上側フランジ(13)および下
側フランジ(12)が形成され、この下側フランジ(1
2)には溝(14a)を有する端子板取付部(14)が
形成され、かつ巻胴部(11)にはコイル(24)が巻
回されるとともにコア(23)が組込まれ、この組立体
が端子板(2)の開口部(3)の下方から上方に向って
挿通され、端子板取付部(14)の溝(14a)内に端
子板(2)のリブ(7)が挿通され、両者は一体化さ
れ、かつコイル(24)の引出線は端子部(4)の上面
側に突出している引出線絡げ付け部(5a)に絡げ付け
られ、プリント基板の孔に挿通されるピン端子(5)の
挿通部(5b)は端子板(2)の下面から突出し、かつ
コア(23)のコア底部(23b)も端子板(2)の下
面から下方に突出し、このコア底部(23b)はプリン
ト基板(25)に形成された開口部(31)を介しその
下方に位置するシャーシ(27)に間接または直接的に
当接されることを特徴とする小型トランス。 - 【請求項2】請求項1記載において、組立体はコア(2
3)の周囲に配せられバネ性を有する取付金具(26)
を介しプリント基板(25)に取付けられ、コイルボビ
ン(1)に組込まれるコア(23)間に隙間があり、コ
ア(23)は上下動可能となっており、コア(23)の
みが取付金具(26)によって押圧されることを特徴と
する小型トランス。 - 【請求項3】請求項1記載において、ピン端子(5)の
引出線絡げ付け部(5a)は外側に向って斜めに延びる
ことを特徴とする小型トランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001178201A JP3512758B2 (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | 小型トランス |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2001178201A JP3512758B2 (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | 小型トランス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002367831A true JP2002367831A (ja) | 2002-12-20 |
JP3512758B2 JP3512758B2 (ja) | 2004-03-31 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001178201A Expired - Fee Related JP3512758B2 (ja) | 2001-06-13 | 2001-06-13 | 小型トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3512758B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010205979A (ja) * | 2009-03-04 | 2010-09-16 | Tamura Seisakusho Co Ltd | リアクトル |
JP2015050391A (ja) * | 2013-09-03 | 2015-03-16 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 点灯装置、灯具及び車両 |
CN117558529A (zh) * | 2023-11-30 | 2024-02-13 | 江苏康宇电力设备有限公司 | 一种便于组装的变压器 |
-
2001
- 2001-06-13 JP JP2001178201A patent/JP3512758B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015050391A (ja) * | 2013-09-03 | 2015-03-16 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 点灯装置、灯具及び車両 |
CN117558529A (zh) * | 2023-11-30 | 2024-02-13 | 江苏康宇电力设备有限公司 | 一种便于组装的变压器 |
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---|---|
JP3512758B2 (ja) | 2004-03-31 |
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