JP2002367399A - 不揮発性半導体記憶装置及びその検査方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びその検査方法

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JP2002367399A JP2001174587A JP2001174587A JP2002367399A JP 2002367399 A JP2002367399 A JP 2002367399A JP 2001174587 A JP2001174587 A JP 2001174587A JP 2001174587 A JP2001174587 A JP 2001174587A JP 2002367399 A JP2002367399 A JP 2002367399A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリセルに対する書き込みを行うことな
く、メモリ周辺回路及び配線の検査を行うことができる
不揮発性半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 メモリセルアレイ内において同一行に配
置されたメモリセルのコントロールゲートが共通に接続
され、ローデコーダに接続される第1のワード線とメモ
リセルアレイ内において同一列に配置されたメモリセル
のドレインが共通に接続され、カラム選択ゲートに接続
される第1のビット線とを備えた不揮発性半導体記憶装
置であって、メモリセルアレイと第1のROMとの間に
配置された第1のスイッチと、メモリセルアレイと第2
のROMとの間に配置された第2のスイッチとを備え、
検査時において、第1のスイッチ及び第2のスイッチを
制御することにより、第1のROM及び第2のROMか
らのデータを読み出すことができるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュメモリ
等の不揮発性半導体記憶装置に関する。特に、検査を効
率化するための回路を搭載した不揮発性半導体記憶装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリの1つであるフラッシュメ
モリは、電源を遮断しても記憶情報を保持することが可
能な不揮発性メモリの1つであり、情報通信分野のシス
テムに広く用いられている。このフラッシュメモリは、
不揮発性記憶機能を実現するという特徴を有する反面、
書き換えを行う場合に全データが消去してしまう点、及
び書き込み時間が相対的に長くなる点において、他の半
導体メモリよりも扱いにくさが生じている。このため
に、製造の最終段階において行う製品検査において、検
査時間がどうしても長くなる傾向にあり、必要検査設備
規模の増大及び製品コストの引き上げをもたらす原因と
もなっている。
【0003】図13にフラッシュメモリの構成例を示
す。図13において、1は二重ゲート構造のメモリセル
がアレイ状に配置されたメモリセルアレイを、2はアド
レス入力端子11から入力されるアドレスの中から、メ
モリセルアレイ1のワード線を特定するローアドレスを
受け取るローアドレスバッファを、3はローアドレスバ
ッファ2の出力を受け、メモリセルアレイ1内の特定ワ
ード線を選択するローデコーダを、それぞれ示してい
る。
【0004】また、4はアドレス入力端子11から入力
されるアドレスの中から、メモリセルアレイ1のビット
線を特定するカラムアドレスを受け取るカラムアドレス
バッファを、5はカラムアドレスバッファ4の出力を受
け、ビット線を選択するためのカラム選択ゲート6へ選
択信号を出力するカラムデコーダを、それぞれ示してい
る。
【0005】データ読み出し動作においては、カラム選
択ゲート6により選択されたビット線データが読み出し
回路7により増幅され、データ出力バッファ8を介して
データ入出力端子12へ出力されることになる。一方、
データ書き込み動作においては、データ入出力端子12
から入力されるデータはデータ入力バッファ9により受
け取られる。そして書き込み回路10によって、データ
入力バッファ9の出力について、カラム選択ゲート6を
介して、メモリセルへのデータ書き込みが行われる。
【0006】ここで、13はフラッシュメモリの動作モ
ードを制御するための制御信号入力端子を示しており、
制御信号入力端子13からの信号を受けて、制御信号発
生回路14が動作モードに応じたフラッシュメモリ内部
の制御を行うための各種制御信号を発生する。15は動
作モードに応じてフラッシュメモリ内部回路に必要とな
る電圧を発生する電圧発生回路を示している。
【0007】図14にメモリセルアレイ1の構成例を示
す。図14において、二重ゲート構造メモリセルの同一
行に配置されたメモリセルのコントロールゲートがワー
ド線(WL0〜WLn)に共通接続されている。また、
ソースがソース線(SL0〜SLi)に共通接続され、
ローデコーダ3に接続されている。さらに、同一列に配
置されたメモリセルのドレインがビット線(BL0〜B
Lm)に共通接続され、カラム選択ゲート6に接続され
ている。
【0008】読み出し及び書き込み動作においては、ア
ドレス入力端子11から入力されたローアドレスに従っ
て、ローデコーダ3により特定のワード線が選択される
とともに、アドレス入力端子11から入力されたカラム
アドレスに従って、カラム選択ゲート6により特定のビ
ット幅のビット線が選択的に読み出し回路7又は書き込
み回路10に接続される。消去動作においては、電圧発
生回路15により発生された電圧が必要ノードに与えら
れ、全メモリセル、あるいは分割されたブロックのメモ
リセルが一括消去されることになる。
【0009】製造の最終工程である製品検査において、
フラッシュメモリは書き込み及び消去の時間が長いこと
と、書き換え回数に制限があることから、DRAMのよ
うな複雑な検査パターンを用いての検査は実施されては
おらず、図13に示すローアドレス入力バッファ2、カ
ラムアドレスバッファ4、ローデコーダ3、カラムデコ
ーダ5、カラム選択ゲート6で構成されるメモリ周辺回
路ブロック、及びこれらの回路ブッロク間配線等の不具
合を検査するためには、図15に示すデコーダチェック
と呼ばれる検査方式を用いる必要がある。
【0010】フラッシュメモリにおいては、消去後のデ
ータが“1”、書き込み後のデータが“0”となるよう
構成される。デコーダチェックにおいては、メモリセル
アレイ1の記憶内容を全て消去し、すべてのデータを
“1”とした後に、まず、図15(a)に示すように、
左上隅の1ビットにのみ書き込みを行い“0”データと
した後に、1ビットのみが書き込みされていることの読
み出し確認を行う。
【0011】次に、図15(b)に示すように、対角線
上に位置する隣の1ビットに書き込みを行い、ここまで
書き込んだ2ビットのデータ内容のみが書き込まれてい
ることの読み出し確認をおこなう。以降、順次図15
(c)、図15(d)と書き込みを行い、図15(e)
に示すように、対角線上のメモリセル全てに書き込みを
行ってから、読み出し確認を行うことになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
デコーダチェックにおいては、メモリセル以外の周辺回
路ブロック及び配線の検査であるにも関わらず、図15
に示すようにメモリセルに対する書き込みを行う必要が
ある。このために、時間がかかる書き込み動作を必要と
するとともに、以降のメモリセルアレイ検査のために書
き込みデータをその都度消去する必要がある。したがっ
て、製造の最終段階である製品検査において検査時間が
どうしても長くなってしまい、必要検査設備規模が増大
し、製品コストの引き上げの要因にもなってしまうとい
う問題点があった。
【0013】本発明は、上記問題点を解決するために、
メモリセルに対する書き込みを行うことなく、メモリ周
辺回路及び配線の検査を行うことができる不揮発性半導
体記憶装置及びその検査方法を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にかかる不揮発性半導体装置は、二重ゲート構
造を有するメモリセルがマトリクス状に配置されたメモ
リセルアレイと、メモリセルアレイ内において同一行に
配置されたメモリセルのコントロールゲートが共通に接
続され、第1のローデコーダに接続される第1のワード
線とメモリセルアレイ内において同一列に配置されたメ
モリセルのドレインが共通に接続され、カラム選択ゲー
トに接続される第1のビット線とを備えた不揮発性半導
体記憶装置であって、同一行に配置されたメモリセルの
ゲートが共通接続される第2のワード線と、同一列に配
置されたメモリセルのドレインが共通接続される第2の
ビット線を備えた第1のROMと、同一行に配置された
メモリセルのゲートが共通接続される第3のワード線
と、同一列に配置されたメモリセルのドレインが共通接
続される第3のビット線を備えた第2のROMと、メモ
リセルアレイと第1のROMとの間に配置された第1の
スイッチと、メモリセルアレイと第2のROMとの間に
配置された第2のスイッチとを備え、検査時において、
第1のスイッチ及び第2のスイッチを制御することによ
り、第1のROM及び第2のROMからのデータを読み
出すことができるように制御する制御手段を備えること
を特徴とする。
【0015】かかる構成により、メモリセルアレイのワ
ード線端及びビット線端に接続されたROMの記憶デー
タの読み出しを行うだけで、書き込み動作を行うことな
く不揮発性半導体記憶装置におけるメモリ周辺回路ブロ
ック及び配線の検査を行うことができ、検査時間の短縮
及びコスト低減を図ることが可能となる。
【0016】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、第1のスイッチを制御することにより、第1の
ワード線と第2のワード線とを接続又は遮断することが
できることが好ましい。第1のROM構成の自由度を上
げることができるからである。
【0017】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、第2のスイッチを制御することにより、第1の
ビット線と第3のビット線とを接続又は遮断することが
できることが好ましい。第2のROM構成の自由度を上
げることができるからである。
【0018】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、第1のスイッチ及び第2のスイッチが高耐圧ト
ランジスタであることが好ましい。さらに、第1のRO
M及び第2のROMに配置されるメモリセルが、第1の
スイッチ及び第2のスイッチを構成するトランジスタよ
りも低い耐圧のトランジスタで構成されることが好まし
い。レイアウトサイズを抑制することができるからであ
る。
【0019】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、検査時において、第3のワード線を選択するこ
とができる第2のローデコーダをさらに備えることが好
ましい。カラム系回路ブロック及び配線の検査を確実に
行うことができるからである。
【0020】次に、上記目的を達成するために本発明に
かかる不揮発性半導体記憶装置は、二重ゲート構造を有
するメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセル
アレイと、メモリセルアレイ内の同一行に配置されたメ
モリセルのコントロールゲートが共通に接続され、第1
のローデコーダに接続される第1のワード線と、メモリ
セルアレイ内の同一列に配置されたメモリセルのドレイ
ンが共通に接続され、カラム選択ゲートに接続される第
1のビット線とを備える不揮発性半導体記憶装置であっ
て、同一行に配置されたメモリセルのゲートが共通接続
される第2のワード線と、同一列に配置されたメモリセ
ルのドレインが共通接続される第2のビット線を備えた
ROMと、メモリセルアレイとROMとの間に配置され
たスイッチとを備え、第2のビット線がカラム選択ゲー
トに接続され、検査時において、スイッチを制御するこ
とにより、第2のビット線に出力されるROMの読み出
しデータが第1のビット線を介して読み出されるように
制御することができる制御手段を備えることを特徴とす
る。
【0021】かかる構成により、メモリセルアレイのワ
ード線端に接続されたROMの記憶データの読み出しを
行うだけで、書き込み動作を行うことなく不揮発性半導
体記憶装置におけるメモリ周辺回路ブロック及び配線の
検査を行うことができるとともに、検査容易化のための
回路規模を縮小することができ、検査時間の短縮及びさ
らなるコストの低減を図ることが可能となる。
【0022】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、スイッチを制御することにより、第1のワード
線と第2のワード線とを接続又は遮断することができる
ことが好ましい。ROM構成の自由度を上げることがで
きるからである。
【0023】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、スイッチが高耐圧トランジスタであることが好
ましい。さらに、ROMに配置されるメモリセルが、ス
イッチを構成するトランジスタよりも低い耐圧のトラン
ジスタで構成されることが好ましい。レイアウトサイズ
を抑制することができるからである。
【0024】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、カラム選択ゲートが、第1のビット線を選択的
に読み出し回路へ接続するための第1のトランスファゲ
ートと、第2のビット線を選択的に第1のビット線に接
続するための第2のトランスファゲートとを備えること
が好ましい。カラム系回路ブロック及び配線の検査をチ
ップ面積の増加を伴うことなく行うことができるからで
ある。
【0025】次に、上記目的を達成するために本発明に
かかる不揮発性半導体記憶装置は、二重ゲート構造を有
するメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセル
アレイと、メモリセルアレイ内の同一行に配置されたメ
モリセルのコントロールゲートが共通に接続され、第1
のローデコーダに接続される第1のワード線と、メモリ
セルアレイ内の同一列に配置されたメモリセルのドレイ
ンが共通に接続され、カラム選択ゲートに接続される第
1のビット線とをそなえた不揮発性半導体記憶装置であ
って、同一行に配置されたメモリセルのゲートが第1の
ワード線に共通接続され、同一列に配置されたメモリセ
ルのドレインが共通接続される第2のビット線を備えた
第1のROMと、同一列に配置されたメモリセルのドレ
インが第1のビット線に共通接続され、同一行に配置さ
れたメモリセルのゲートが共通接続される第2のワード
線を備えた第2のROMと、第1のROMにおける第1
のワード線に接続される複数のメモリセルに“0”及び
“1”のデータを配置し、第2のビット線に接続される
複数のメモリセルに、2nビット単位で繰り返すことの
ないデータを配置するとともに、第2のROMにおける
第1のビット線に接続された複数のメモリセルに“0”
及び“1”のデータを配置し、第2のワード線に接続さ
れた複数のメモリセルに、2nビット単位で繰り返すこ
とのないデータを配置し、検査時において、第1のRO
M及び第2のROMからのデータを読み出すことができ
るように制御する制御手段を備えることを特徴とする。
【0026】かかる構成により、ROMからの読み出し
動作のみで、書き込み動作を行うことなく不揮発性半導
体記憶装置におけるメモリ周辺回路ブロック及び配線の
検査を行うことができるとともに、メモリセルアレイの
ワード線端及びビット線端に接続されるROM容量を削
減することができ、メモリセルアレイとROM間のスイ
ッチを削除することが可能となる。したがって、検査容
易化のための回路規模をより縮小することができ、検査
時間の短縮及びさらなるコストの低減を図ることが可能
となる。
【0027】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、第1のROM及び第2のROMに配置されるメ
モリセルが、二重ゲート構造を有するメモリセルの書き
換え時に印加される電圧値以上の耐圧を有する高耐圧ト
ランジスタであることが好ましい。スイッチを介するこ
となくROMを配置することができ、チップ面積を抑制
することができるからである。
【0028】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、検査時において、第2のワード線を選択するこ
とができる第2のローデコーダをさらに備えることが好
ましい。カラム系回路ブロック及び配線の検査を確実に
行うことができるからである。
【0029】次に、上記目的を達成するために本発明に
かかる不揮発性半導体記憶装置は、二重ゲート構造を有
するメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセル
アレイと、メモリセルアレイ内の同一行に配置されたメ
モリセルのコントロールゲートが共通に接続され、第1
のローデコーダに接続されるワード線と、メモリセルア
レイ内の同一列に配置されたメモリセルのドレインが共
通に接続され、カラム選択ゲートに接続される第1のビ
ット線とをそなえた不揮発性半導体記憶装置であって、
同一行に配置されたメモリセルのゲートがワード線に共
通接続され、同一列に配置されたメモリセルのドレイン
が共通接続される第2のビット線を備えたROMと、第
2のビット線がカラム選択ゲートに接続され、不揮発性
半導体記憶装置の検査時に、第2のビット線に出力され
る前記ROMの読み出しデータが、第1のビット線を介
して読み出されるよう制御する制御手段とを備えること
を特徴とする。
【0030】かかる構成により、ROMからの読み出し
動作のみで、書き込み動作を行うことなく不揮発性半導
体記憶装置におけるメモリ周辺回路ブロック及び配線の
検査を行うことが可能となるとともに、メモリセルアレ
イのワード線端に接続されるROM容量を削減すること
ができ、メモリセルアレイとROM間のスイッチを削除
することが可能となる。したがって、検査容易化のため
の回路規模を縮小することができ、検査時間の短縮及び
さらなるコストの低減を図ることが可能となる。
【0031】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、ROMに配置されるメモリセルが、二重ゲート
構造を有するメモリセルの書き換え時に印加される電圧
値以上の耐圧を有する高耐圧トランジスタであることが
好ましい。レイアウトサイズを抑制することができるか
らである。
【0032】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、カラム選択ゲートが、第1のビット線を選択的
に読み出し回路へ接続するための第1のトランスファゲ
ートと、第2のビット線を選択的に第1のビット線に接
続するための第2のトランスファゲートを備えることが
好ましい。カラム系回路ブロック及び配線の検査をチッ
プ面積を増加させることなく行うことができるからであ
る。
【0033】次に、上記目的を達成するために本発明に
かかる不揮発性半導体記憶装置は、二重ゲート構造を有
するメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセル
アレイと、メモリセルアレイ内の同一行に配置されたメ
モリセルのコントロールゲートが共通に接続され、第1
のローデコーダに接続される第1のワード線と、メモリ
セルアレイ内の同一列に配置されたメモリセルのドレイ
ンが共通に接続され、カラム選択ゲートに接続される第
1のビット線とをそなえた不揮発性半導体記憶装置であ
って、同一行に配置されたメモリセルのゲートが共通接
続される第2のワード線と、同一列に配置されたメモリ
セルのドレインが共通接続される第2のビット線を備
え、1つのメモリセルに2ビット以上の情報が記憶され
た第1のROMと、同一行に配置されたメモリセルのゲ
ートが共通接続される第3のワード線と、同一列に配置
されたメモリセルのドレインが共通接続される第3のビ
ット線を備え、1つのメモリセルに2ビット以上の情報
が記憶された第2のROMと、メモリセルアレイと第1
のROMとの間に配置された第1のスイッチと、メモリ
セルアレイと第2のROMとの間に配置された第2のス
イッチと、検査時において、第1のスイッチ及び第2の
スイッチを制御して第1のROM及び第2のROMから
のデータを読み出すことができるように制御する制御手
段と、2ビット以上の情報が記憶されたメモリセルデー
タを読み出すために、複数のリファレンスを備えた読み
出し回路とを備えることを特徴とする。
【0034】かかる構成により、ROMからの読み出し
動作のみで、書き込み動作を行うことなく不揮発性半導
体記憶装置におけるメモリ周辺回路ブロック及び配線の
検査を行うことが可能となるとともに、メモリセルアレ
イのワード線端及びビット線端に接続されるROM容量
を大幅に削減することが可能となる。したがって、検査
容易化のための回路規模を大きく縮小することができ、
検査時間の短縮及びさらなるコストの低減を図ることが
可能となる。
【0035】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、第1のスイッチを制御することにより、第1の
ワード線と第2のワード線とが接続または遮断となる構
成であることが好ましい。ロウ系回路ブロック及び配線
の検査を確実に行うことができるからである。
【0036】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、第2のスイッチを制御することにより、第1の
ビット線と第3のビット線とが接続または遮断となる構
成であることが好ましい。カラム系回路ブロック及び配
線の検査を確実に行うことができるからである。
【0037】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、第1のスイッチ及び第2のスイッチが高耐圧ト
ランジスタであることが好ましい。さらに、第1のRO
M及び第2のROMに配置されたメモリセルが、第1の
スイッチ及び第2のスイッチを構成するトランジスタよ
りも低い耐圧のトランジスタで構成されることが好まし
い。レイアウトサイズを抑制することができるからであ
る。
【0038】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、検査時において、第3のワード線を選択するこ
とができる第2のローデコーダをさらに備えることが好
ましい。カラム系回路ブロック及び配線の検査を確実に
行うことができるからである。
【0039】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、2ビット以上の情報を記憶するROMメモリセ
ルが、記憶データに応じてトランジスタサイズが異なる
よう構成されることが好ましい。レイアウトサイズを抑
制することができるからである。
【0040】次に、上記目的を達成するために本発明に
かかる不揮発性半導体記憶装置は、二重ゲート構造を有
するメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセル
アレイと、メモリセルアレイ内の同一行に配置されたメ
モリセルのコントロールゲートが共通に接続され、第1
のローデコーダに接続される第1のワード線と、メモリ
セルアレイ内の同一列に配置されたメモリセルのドレイ
ンが共通に接続され、カラム選択ゲートに接続される第
1のビット線とをそなえた不揮発性半導体記憶装置であ
って、同一行に配置されたメモリセルのゲートが共通接
続される第2のワード線と、同一列に配置されたメモリ
セルのドレインが共通接続される第2のビット線を備
え、1つのメモリセルに2ビット以上の情報が記憶され
た第1のROMと、メモリセルアレイと第1のROMと
の間に配置されたスイッチと、第2のビット線がカラム
選択ゲートに接続され、検査時において、スイッチを制
御して第2のビット線に出力されるROMの読み出しデ
ータが、第1のビット線を介して読み出すことができる
ように制御する制御手段と、2ビット以上の情報が記憶
されたメモリセルデータを読み出すために、複数のリフ
ァレンスを備えた読み出し回路とを備えることを特徴と
する。
【0041】かかる構成により、ROMからの読み出し
動作のみで、書き込み動作を行うことなく不揮発性半導
体記憶装置におけるメモリ周辺回路ブロック及び配線の
検査を行うことが可能となるとともに、メモリセルアレ
イのワード線端に接続されるROM容量を大幅に削減す
ることが可能となる。したがって、検査容易化のための
回路規模を大きく縮小することができ、検査時間の短縮
及びさらなるコストの低減を図ることが可能となる。
【0042】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、スイッチを制御することにより、第1のワード
線と第2のワード線とが接続または遮断となる構成であ
ることが好ましい。ロウ系回路ブロック及び配線の検査
を確実に行うことができるからである。
【0043】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、スイッチが高耐圧トランジスタであることが好
ましい。さらに、ROMに配置されるメモリセルが、ス
イッチを構成するトランジスタよりも低い耐圧のトラン
ジスタで構成されることが好ましい。レイアウトサイズ
を抑制することができるからである。
【0044】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、カラム選択ゲートが、第1のビット線を選択的
に読み出し回路へ接続するための第1のトランスファゲ
ートと、第2のビット線を選択的に第1のビット線に接
続するための第2のトランスファゲートを備えることが
好ましい。カラム系回路ブロック及び配線の検査をチッ
プ面積を増加させることなく行うことができるからであ
る。
【0045】次に、上記目的を達成するために本発明に
かかる不揮発性半導体記憶装置は、二重ゲート構造を有
するメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセル
アレイと、メモリセルアレイ内の同一行に配置されたメ
モリセルのコントロールゲートが共通に接続され、第1
のローデコーダに接続される第1のワード線と、メモリ
セルアレイ内の同一列に配置されたメモリセルのドレイ
ンが共通に接続され、カラム選択ゲートに接続される第
1のビット線とを備える不揮発性半導体記憶装置であっ
て、二重ゲート構造を有するメモリセル、もしくは二重
ゲート構造を有するメモリセルの代わりに同一電圧条件
下において異なる電流値を有するメモリセルを備え、同
一行に配置されたメモリセルのゲートが第1のワード線
と共通接続され、同一列に配置されたメモリセルのドレ
インが共通接続される第2のビット線を備えた第1のR
OMと、二重ゲート構造を有するメモリセル、もしくは
二重ゲート構造を有するメモリセルの代わりに同一電圧
条件下において異なる電流値を有するメモリセルを備
え、同一列に配置されたメモリセルのドレインが第1の
ビット線と共通接続され、同一行に配置されたメモリセ
ルのゲートが共通接続される第2のワード線を備えた第
2のROMと、検査時において、第1のスイッチ及び第
2のスイッチを制御して第1のROM及び第2のROM
からのデータを読み出すことができるように制御する制
御手段とを備えることを特徴とする。
【0046】かかる構成により、読み出し動作のみで、
書き込み動作を行うことなく不揮発性半導体記憶装置に
おけるメモリ周辺回路ブロック及び配線の検査を行うこ
とが可能となるとともに、検査容易化のために追加する
ROMを不揮発性メモリセルと同一アレイ内に配置する
ことが可能となり、回路規模を縮小することができると
ともに、ROMを別用途へ使用することも可能となる。
【0047】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、同一電圧条件下において異なる電流値を有する
メモリセルが、二重ゲート構造を有するメモリセルから
一方のゲートを除いた構成のメモリセルであることが好
ましい。さらに、同一電圧条件下において異なる電流値
を有するメモリセルが、二重ゲート構造を有するメモリ
セルからチャネル領域を除いた構成のメモリセルである
ことが好ましい。レイアウトサイズを抑制することがで
きるからである。
【0048】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、検査時において、第2のワード線を選択する第
2のローデコーダをさらに備えることが好ましい。カラ
ム系回路ブロック及び配線の検査を確実に行うことがで
きるからである。
【0049】次に、上記目的を達成するために本発明に
かかる不揮発性半導体記憶装置は、二重ゲート構造を有
するメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセル
アレイと、メモリセルアレイ内の同一行に配置されたメ
モリセルのコントロールゲートが共通に接続され、第1
のローデコーダに接続される第1のワード線と、メモリ
セルアレイ内の同一列に配置されたメモリセルのドレイ
ンが共通に接続され、カラム選択ゲートに接続される第
1のビット線とを備える不揮発性半導体記憶装置であっ
て、二重ゲート構造を有するメモリセル、もしくは二重
ゲート構造を有するメモリセルの代わりに同一電圧条件
下において異なる電流値を有するメモリセルを備え、同
一行に配置されたメモリセルのゲートがワード線と共通
接続され、同一列に配置されたメモリセルのドレインが
共通接続される第2のビット線を備えたROMと、第2
のビット線がカラム選択ゲートに接続され、検査時にお
いて、第2のビット線に出力されるROMの読み出しデ
ータが、第1のビット線を介して読み出されるよう制御
する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0050】かかる構成により、読み出し動作のみで、
書き込み動作を行うことなく不揮発性半導体記憶装置に
おけるメモリ周辺回路ブロック及び配線の検査を行うこ
とができるとともに、検査容易化のために追加するRO
Mを、不揮発性メモリセルと同一アレイ内に配置するこ
とが可能となり、回路規模を縮小することができるとと
もに、ROMを別用途へ使用することも可能となる。さ
らには、ROMの規模を縮小することが可能となり、コ
ストの低減を図ることも可能となる。
【0051】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、同一電圧条件下において異なる電流値を有する
メモリセルが、二重ゲート構造を有するメモリセルから
一方のゲートを除いた構成のメモリセルであることが好
ましい。さらに、同一電圧条件下において異なる電流値
を有するメモリセルが、二重ゲート構造を有するメモリ
セルからチャネル領域を除いた構成のメモリセルである
ことが好ましい。レイアウトサイズを抑制することがで
きるからである。
【0052】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、カラム選択ゲートが、第1のビット線を選択的
に読み出し回路へ接続するための第1のトランスファゲ
ートと、第2のビット線を選択的に第1のビット線に接
続するための第2のトランスファゲートを備えることが
好ましい。カラム系回路ブロック及び配線の検査をチッ
プ面積を増加させることなく行うことができるからであ
る。
【0053】次に、上記目的を達成するために本発明に
かかる不揮発性半導体記憶装置は、二重ゲート構造を有
するメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセル
アレイと、メモリセルアレイ内の同一行に配置されたメ
モリセルのコントロールゲートが共通に接続され、第1
のローデコーダに接続される第1のワード線と、メモリ
セルアレイ内の同一列に配置されたメモリセルのドレイ
ンが共通に接続され、カラム選択ゲートに接続される第
1のビット線とを備えた不揮発性半導体記憶装置であっ
て、二重ゲート構造を有するメモリセル、もしくは二重
ゲート構造を有するメモリセルの代わりに同一電圧条件
下において異なる複数種類の電流値を有するメモリセル
を備え、同一行に配置されたメモリセルのゲートが第1
のワード線と共通接続され、同一列に配置されたメモリ
セルのドレインが共通接続される第2のビット線を備
え、1つのメモリセルに2ビット以上の情報が記憶され
た第1のROMと、二重ゲート構造を有するメモリセ
ル、もしくは二重ゲート構造を有するメモリセルの代わ
りに同一電圧条件下において異なる電流値を有するメモ
リセルを備え、同一列に配置されたメモリセルのドレイ
ンが第1のビット線に共通接続され、同一行に配置され
たメモリセルのゲートが共通接続される第2のワード線
を備え、1つのメモリセルに2ビット以上の情報が記憶
された第2のROMと、検査時において、第1のROM
及び第2のROMからのデータを読み出すよう制御する
制御手段と、2ビット以上の情報が記憶されたメモリセ
ルデータを読み出すために、複数のリファレンスを備え
た読み出し回路とを備えることを特徴とする。
【0054】かかる構成により、読み出し動作のみで、
書き込み動作を行うことなく不揮発性半導体記憶装置に
おけるメモリ周辺回路ブロック及び配線の検査を行うこ
とができるとともに、検査容易化のために追加するRO
Mを、不揮発性メモリセルと同一アレイ内に配置するこ
とが可能となり、回路規模を縮小することができるとと
もに、ROMを別用途へ使用することも可能となる。さ
らには、よりROMの規模を縮小することが可能とな
り、よりコストの低減を図ることが可能となる。
【0055】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、記憶データに応じて、二重ゲート構造を有する
メモリセル、二重ゲート構造を有するメモリセルから一
方のゲートを除いた構成のメモリセル、二重ゲート構造
を有するメモリセルからチャネル領域を除いた構成のメ
モリセル、及び二重ゲート構造を有するメモリセルから
一方のゲート及びチャネル領域を除いた構成のメモリセ
ルのいずれか1つのメモリセルを第1のROM及び第2
のROMに配置することにより、2ビット以上の情報を
記憶することが好ましい。レイアウトサイズを抑制する
ことができるからである。
【0056】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、検査時において、第2のワード線を選択する第
2のローデコーダを更に備えることが好ましい。カラム
系回路ブロック及び配線の検査を確実に行うことができ
るからである。
【0057】次に、上記目的を達成するために本発明に
かかる不揮発性半導体記憶装置は、二重ゲート構造を有
するメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセル
アレイと、メモリセルアレイ内の同一行に配置されたメ
モリセルのコントロールゲートが共通に接続され、第1
のローデコーダに接続されるワード線と、メモリセルア
レイ内の同一列に配置されたメモリセルのドレインが共
通に接続され、カラム選択ゲートに接続される第1のビ
ット線とをそなえた不揮発性半導体記憶装置であって、
二重ゲート構造を有するメモリセル、もしくは二重ゲー
ト構造を有するメモリセルの代わりに同一電圧条件下に
おいて異なる複数種類の電流値を有するメモリセルを備
え、同一行に配置されたメモリセルのゲートがワード線
と共通接続され、同一列に配置されたメモリセルのドレ
インが共通接続される第2のビット線を備え、1つのメ
モリセルに2ビット以上の情報が記憶されたROMと、
第2のビット線がカラム選択ゲートに接続され、検査時
において、第2のビット線に出力されるROMの読み出
しデータが、第1のビット線を介して読み出されるよう
制御する制御手段と、2ビット以上の情報が記憶された
メモリセルデータを読み出すために、複数のリファレン
スを備えた読み出し回路とを備えたことを特徴とする。
【0058】かかる構成により、読み出し動作のみで、
書き込み動作を行うことなく不揮発性半導体記憶装置に
おけるメモリ周辺回路ブロック及び配線の検査を行うこ
とができるとともに、検査容易化のために追加するRO
Mを、不揮発性メモリセルと同一アレイ内に配置するこ
とが可能となり、回路規模を縮小することができるとと
もに、ROMを別用途へ使用することも可能となる。さ
らには、よりROMの規模を縮小することが可能とな
り、よりコストの低減を図ることも可能となる。
【0059】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、記憶データに応じて、二重ゲート構造を有する
メモリセル、二重ゲート構造を有するメモリセルから一
方のゲートを除いた構成のメモリセル、二重ゲート構造
を有するメモリセルからチャネル領域を除いた構成のメ
モリセル、及び二重ゲート構造を有するメモリセルから
一方のゲート及びチャネル領域を除いた構成のメモリセ
ルのいずれかの1つのメモリセルをROMに配置するこ
とにより、2ビット以上の情報を記憶することが好まし
い。レイアウトサイズを抑制することができるからであ
る。
【0060】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は、カラム選択ゲートが、第1のビット線を選択的
に読み出し回路へ接続するための第1のトランスファゲ
ートと、第2のビット線を選択的に第1のビット線に接
続するための第2のトランスファゲートを備えることが
好ましい。カラム系回路ブロック及び配線の検査をチッ
プ面積を増加させることなく行うことができるからであ
る。
【0061】次に、上記目的を達成するために本発明に
かかる不揮発性半導体記憶装置の検査方法は、二重ゲー
ト構造を有するメモリセルがマトリクス状に配置された
メモリセルアレイと、メモリセルアレイ内の同一行に配
置されたメモリセルのコントロールゲートが共通に接続
され、第1のローデコーダに接続される第1のワード線
と、メモリセルアレイ内の同一列に配置されたメモリセ
ルのドレインが共通に接続され、カラム選択ゲートに接
続される第1のビット線と、第1のワード線を介して、
同一行に配置されたメモリセルのゲートが共通接続され
た第2のワード線が選択され、同一列に配置されたメモ
リセルのドレインが共通接続される第2のビット線がカ
ラム選択回路を介して読み出し回路に接続される第1の
ROMと、第1のビット線を介して、メモリセルのドレ
インが共通接続される第3のビット線が選択され、同一
行に配置されたメモリセルのゲートが共通接続される第
3のワード線が第2のローデコーダにより選択される第
2のROMとを備える不揮発性半導体記憶装置の検査方
法であって、第1のROM及び第2のROMからのデー
タ読み出しを行うことにより、メモリ周辺回路ブロック
及び配線の検査を行う工程と、メモリセルアレイ内のメ
モリセルの書き込み動作を検査する工程と、メモリセル
アレイ内のメモリセルの消去動作を検査する工程とを有
することを特徴とする。
【0062】かかる構成により、検査時間の短縮化を実
現するとともに、不良チップを検査の初期段階で検出す
ることが可能となり、検査コストの低減を図ることが可
能となる。
【0063】次に、上記目的を達成するために本発明に
かかる不揮発性半導体記憶装置の検査方法は、二重ゲー
ト構造を有するメモリセルがマトリクス状に配置された
メモリセルアレイと、メモリセルアレイ内の同一行に配
置されたメモリセルのコントロールゲートが共通に接続
され、第1のローデコーダに接続される第1のワード線
と、メモリセルアレイ内の同一列に配置されたメモリセ
ルのドレインが共通に接続され、カラム選択ゲートに接
続される第1のビット線と、第1のワード線を介して、
同一行に配置されたメモリセルのゲートが共通接続され
た第2のワード線が選択され、第1のビット線及びカラ
ム選択ゲートを介して、メモリセルのドレインが共通接
続される第2のビット線が選択されROMとを備える不
揮発性半導体記憶装置の検査方法であって、ROMから
のデータ読み出しを行うことにより、メモリ周辺回路ブ
ロック及び配線の検査を行う工程と、メモリセルアレイ
内のメモリセルの書き込み動作を検査する工程と、メモ
リセルアレイ内のメモリセルの消去動作を検査する工程
とを有することを特徴とする。
【0064】かかる構成により、検査時間の短縮化を実
現するとともに、検査容易化のための回路規模が低減で
き、コストの低減を図ることが可能となる。
【0065】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
実施の形態1にかかる不揮発性半導体装置について、図
面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態
1にかかる不揮発性半導体装置(フラッシュメモリ)の
構成図を示している。図1において、図13と同一番号
の回路ブロックは図13と同一の機能を有するものであ
り、特に詳細な説明は省略する。
【0066】図1において、16及び17は、フラッシ
ュメモリ製造工程であらかじめ、メモリセル記憶データ
が固定されているROM(Read Only Mem
ory)を示している。18及び19は、メモリセルア
レイ1とROM16及びROM17を切り離すためのス
イッチであり、メモリセルアレイ1に対しては、図2に
示すように接続されている。図2は本発明の実施の形態
1にかかる不揮発性半導体装置におけるメモリセルアレ
イ1及びROMセルアレイの構成図である。
【0067】すなわち、ROM16内の同一行に配置さ
れたメモリセルのゲートが共通接続され、スイッチ19
を介して、メモリセルアレイ1の各行のワード線(WL
0〜WLn)に接続されている。また、同一列に配置さ
れたメモリセルのドレインはビット線(BLR0〜BL
Rk)に共通接続されており、カラム選択ゲート21に
接続されている。さらに、ROM17内の同一行に配置
されたメモリセルのゲートはワード線(WLR0〜WL
R3)に共通接続されており、テストローデコーダ20
に接続されている。そして、ドレインは共通接続されて
おり、スイッチ18を介して、メモリセルアレイ1の各
列のビット線(BL0〜BLm)に接続されている。
【0068】本実施の形態1において、ROM16及び
17のメモリセルは、レイアウト面積を小さくするため
に、論理回路等に用いられる低耐圧トランジスタで構成
されている。また、スイッチ18及び19は、高耐圧ト
ランジスタで構成されており、メモリセルアレイ1の書
き換え時にワード線(WL0〜WLn)及びビット線
(BL0〜BLm)に印加される高電圧がROMメモリ
セルに印加されるのを防止するために、ROM16及び
17の読み出し時以外は制御信号22の制御により遮断
されている。
【0069】また、本実施の形態1においては、ROM
16及び17がコンタクト方式のメモリセルである場合
について説明しており、ビット線(BLR0〜BLR
k、BL0〜BLm)に対するメモリセルドレインコン
タクトの有無で、データ“1”又は“0”の情報を記憶
している。
【0070】ここで、図3は本発明の実施の形態1にか
かる不揮発性半導体装置におけるカラム選択ゲート21
の構成図を示している。そして図3(a)は、メモリセ
ルアレイ1及びROM16が接続されたカラム選択ゲー
ト21における読み出し系の具体的な回路例である。
【0071】図3(a)において、カラム選択ゲート2
1は、カラムデコーダ3からの選択信号30により選択
的にトランスファゲート32を導通させるものであり、
ビット線(BL0〜BLm)を選択的に読み出し回路5
に接続するものである。
【0072】ROM16のデータを読み出す場合には、
図2に示す制御信号22によりスイッチ19を導通させ
るとともに、テスト信号31によりトランスファゲート
33を導通させ、ROM16のビット線(BLR0〜B
LRk)を読み出し回路5に接続することにより、ロー
デコーダ2により選択されるワード線(WL0〜WL
n)に接続されたROM16内のメモリセルのデータを
読み出し回路5を介して読み出すことになる。このと
き、選択信号30は非活性となるよう制御されている。
【0073】ここで、図3(b)に示すように、ROM
16のメモリセルデータをワード線ごとに異なる値にし
ておくと、アドレス入力端子11から入力されるローア
ドレスにしたがって、選択されたワード線のROMデー
タが読み出され、入力アドレスに対応してワード線が正
しく選択されていることの確認を行うことができるよう
になり、ロー系回路ブロック及び配線に不具合がないか
否かを検査することが可能となる。
【0074】一方、カラム系回路ブロック及び配線に不
具合がないか否かの検査については、制御信号22によ
りスイッチ18を導通させるとともに、テストローデコ
ーダ20を用いてROM17のデータを読み出すことに
より行うことができる。この場合、図3(a)に示した
テスト信号31は活性化されず、カラム選択ゲート21
はカラムデコーダ3からの選択信号30により制御され
ることになる。
【0075】すなわち、図3(c)に示すように、RO
M17のデータについて、各カラム方向のアドレスに応
じて“0”データ書き込み位置を順次移動させるととも
に、同一I/O内での“0”データ書き込み位置を順次
移動させるようなデータパターンとして配置しておくこ
とにより、これらのデータパターンの読み出しを行うこ
とで、カラム系回路ブロック及び配線に不具合がないか
否かの検査を行うことが可能となる。
【0076】以上のように本実施の形態1によれば、ワ
ード線(WL0〜WLn)及びビット線(BL0〜BL
m)端にROM16及びROM17を配置し、これらの
ROMのデータを検査に適した内容としておくことによ
り、フラッシュメモリセルへの書き込みを行うことな
く、ROM16及びROM17の読み出し動作のみでメ
モリ周辺回路ブロック及び配線に不具合がないことの検
査を行うことが可能となる。
【0077】なお、本実施の形態1において、高耐圧ト
ランジスタを用いたスイッチを介してROM16及びR
OM17をワード線及びビット線に接続することによっ
て、ROM16及びROM17内のメモリセルを低耐圧
トランジスタで構成することができるようになる。した
がって、レイアウトサイズの増加を抑えることが可能と
なる。
【0078】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2にかかる不揮発性半導体装置について、図面を参照
しながら説明する。図4は本発明の実施の形態2にかか
る不揮発性半導体装置(フラッシュメモリ)の構成図を
示している。図4において、図1と同一番号の回路ブロ
ックは図1と同一の機能を有するものであり、特に詳細
な説明は省略する。
【0079】本実施の形態2は、検査容易化のために追
加する回路によるチップサイズ増加は極力抑えることが
望ましいという観点から、チップサイズ増加を抑制する
ための方策の具体例を示すものである。図4に示すよう
に、ワード線(WL0〜WLn)端に接続されるスイッ
チ19及びROM16と、テスト機能付きカラム選択ゲ
ート40を用いてメモリ周辺回路ブロック及び配線の検
査を行うものである。
【0080】次に、図5は本発明の実施の形態2にかか
る不揮発性半導体装置におけるテスト機能付きカラム選
択ゲート40の構成図である。図5において、スイッチ
19及びROM16は図2と同様に接続されており、R
OM16内のメモリセルデータを読み出す場合には、テ
スト信号31を活性化することによりトランスファゲー
ト33を導通状態とすることができるようになる。
【0081】また、カラムデコーダ3より出力されるカ
ラム選択信号30は、メモリセルアレイ1からの読み出
し動作時と同様に活性化されており、トランスファゲー
ト32は入力アドレスに応じて選択的に導通状態となる
ことができる。トランスファゲート50は、カラム選択
信号30により選択的に導通状態となり、ROM16の
データは、トランスファゲート33及び50を介して、
入力カラムアドレスに応じたビット線(BL0〜BL
m)を通じて読み出し回路5に接続される。
【0082】本実施の形態2においても、実施の形態1
における図3(b)で説明したように、ROM16のメ
モリセルデータをワード線(WL0〜WLn)ごとに異
なる値としておく。そうすることによって、入力ローア
ドレスに対応してROM16からアドレスごとに異なる
データが読み出され、入力カラムアドレスに応じてアド
レスごとに異なるビット線(BL0〜BLm)を通じて
読み出し回路5から出力される。つまり、ROM16の
全データを読み出しすることにより、ワード線(WL0
〜WLn)及びビット線(BL0〜BLm)が正しく選
択され、メモリ周辺回路ブロック及び配線に不具合がな
いか否かの検査を行うことが可能となる。
【0083】以上のように本実施の形態2によれば、カ
ラム選択ゲートにテスト用回路を追加することで、ワー
ド線端にのみROMを配置するだけでメモリ周辺回路の
検査を容易に行うことができ、検査容易化のためのチッ
プ面積増加を抑えることが可能となる。
【0084】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態3にかかる不揮発性半導体装置について、図面を参照
しながら説明する。図6は本発明の実施の形態3にかか
る不揮発性半導体装置におけるカラム選択ゲートの構成
図を示している。
【0085】実施の形態1にかかる不揮発性半導体記憶
装置においては、ワード線(WL0〜WLn)端に配置
されるROMにおいてワード線(WL0〜WLn)ごと
に異なるデータを記憶しており、入力ローアドレスごと
に異なるデータを読み出すことができる。そして、ビッ
ト線(BL0〜BLm)端に接続されるROMにおいて
は、ビット線(BL0〜BLm)ごとに異なるデータを
記憶している。このために、カラムアドレスごとに異な
るデータを読み出すことができるようになっている。
【0086】したがって、メモリセルアレイ1のワード
線本数が1024本の場合には、ROM16のビット線
本数は10本必要となり、データ入出力ビット幅が16
ビットの場合には、ROM17のワード線本数は16本
必要となることから、チップサイズの増加が無視できな
いメモリセル容量となってしまう。そこで本実施の形態
3においては、ROM16及び17について、セルサイ
ズの小さな低耐圧トランジスタで形成し、高耐圧トラン
ジスタのスイッチを介してワード線及びビット線と接続
することによってチップサイズを増加させない点に特徴
を有する。
【0087】ここで、周辺回路ブロック及び配線に故障
がある場合を想定すると、メモリセルアレイ1で生じる
不具合の症状としては以下の3種類となる。
【0088】すなわち、特定ワード線又はビット線が
どの入力アドレスにおいても選択されないという症状、
特定ワード線又はビット線が異なる入力アドレスにお
いて複数回重複して選択されるという症状、及び同一
の入力アドレスで複数のワード線又はビット線が多重選
択されるという症状の3つである。
【0089】に示す故障が発生する原因としては、ア
ドレスデコード後の選択信号配線が断線している場合、
アドレスデコード後の信号が非活性レベルとなる縮退故
障の場合、又はアドレスデコード以前のアドレス信号あ
るいはデコード回路内部ノードでの“0”又は“1”レ
ベル縮退故障の場合が考えられる。
【0090】又はに示す故障が発生する原因として
は、アドレスデコード後の選択信号配線間ショートがあ
る場合、又はアドレスデコード以前のアドレス信号ある
いはデコード回路内部ノードでの“0”又は“1”レベ
ル縮退故障の場合が考えられる。
【0091】の故障が発生した場合には、同一ワード
線及び同一ビット線に接続されるROMデータとして
“0”及び“1”の両方のデータを配置しておくことで
検出可能である。
【0092】アドレスデコード後の選択信号配線間ショ
ートにより又はの故障が発生した場合には、レイア
ウト的制約から、近接するワード線又はビット線間での
故障となる。また、アドレスデコード以前のアドレス信
号あるいはデコード回路内部ノードでの“0”又は
“1”レベル縮退故障により、又はの故障が発生し
た場合には、任意のアドレス位置でのワード線又はビッ
ト線間で発生することはなく、規則性を持ったアドレス
位置間での故障となる。
【0093】このように、メモリの回路あるいはレイア
ウト的特徴から、ROMに記憶するデータとしては、あ
らゆる組み合せを想定したデータである必要性はない。
そこで、本実施の形態3においては、図6(b)及び
(c)に示すように、かかる観点に鑑みたワード線(W
L0〜WLn)端に接続されるROM61の記憶データ
と、ビット線(BL0〜BLm)端に接続されるROM
62の記憶データを構成することになる。
【0094】具体的には、図6(b)及び(c)に示す
ように、ワード線(WL0〜WLn)端に接続されるR
OM61においては、同一ワード線(WL0〜WLn)
上に“0”と“1”の両方のデータを配置するととも
に、同一ビット線(BLR0、BLR1)上のメモリセ
ルに対しては、2nビット間隔で同一のデータパターン
を繰り返すことがないデータとし、ビット線(BL0〜
BLm)端に接続されるROM62においては、同一ビ
ット線(BL0〜BLm)上に“0”と“1”の両方の
データを配置するとともに、同一ワード線(WLR0、
WLR1)上のメモリセルに対しては、2nビット間隔
で同一のデータパターンを繰り返すことがないデータと
している。
【0095】このようにすることで、ROM61及びR
OM62に記憶されている記憶データを読み出すことに
より、前記〜で説明したメモリ周辺回路の不具合を
検出することが可能となる。
【0096】また、図6に示すように、ワード線端に接
続されるROM61の記憶容量をビット線2本分、ビッ
ト線端に接続されるROM61の記憶容量をワード線2
本分とする場合においては、スイッチを介してROMを
配置するよりも、高耐圧トランジスタを用いてROMを
形成する方がレイアウト面積を縮小することが可能とな
る。
【0097】すなわち、図7に示すように、ROMメモ
リセルを高耐圧トランジスタとすることで、ワード線端
にはスイッチを介することなくROM61を配置するこ
とができ、ビット線端にもスイッチを介することなくR
OM62を配置することができるようになる。
【0098】また、図6(b)に示すように、ROM6
1でのメモリセルデータは2ビット単位でビット線方向
に“0”及び“1”データが連続しており、隣り合うメ
モリセルのドレインを共有化し、このドレインコンタク
トの有無でデータを記憶することができる。したがっ
て、メモリセルアレイ1のワード線ピッチでメモリセル
トランジスタを配置することが容易となる。このような
構成とすることにより、より少ないチップ面積で検査容
易化を実現することができる。
【0099】ここで、図6(b)及び(c)に示すRO
M61及びROM62のデータを、入力ローアドレス又
はカラムアドレスを順次増加させて読み出す場合には、
ROM61及びROM62からの読み出しデータは同一
となる。したがって、図4に示すように、ワード線(W
L0〜WLn)端にのみROM61を接続し、テスト機
能付きカラム選択ゲート40を用いた構成とすることに
より、メモリセル周辺回路ブロック及び配線に不具合が
ないか否かの検査を行うことができる。
【0100】以上のように本実施の形態3によれば、R
OM61及び62について高耐圧トランジスタで形成
し、高耐圧トランジスタのスイッチを不要とすることに
よって、検査容易化のためにチップサイズを増加させる
ことがなく、よりコストの低減を図ることが可能とな
る。
【0101】(実施の形態4)以下、本発明の実施の形
態4にかかる不揮発性半導体装置について、図面を参照
しながら説明する。本実施の形態4においては、検査容
易化実現のために必要とされるROM容量を、より小さ
な面積で実現するための方策について説明する。
【0102】デコーダチェックにおける検査容易化のた
めに追加する回路は、製品検査においてのみ用いられる
回路であり、検査実行時における印加電圧及び検査速度
のみの動作保証を必要とする回路である。したがって、
ROMに記憶されるデータは、検査のためにあらかじめ
決められた値でよいため、ROMのメモリセルにデータ
を記憶する手段として多値データ記憶を用いることによ
って、検査容易化のための追加回路規模を縮小すること
が可能となる。
【0103】具体的には、図8を参照しながら説明す
る。図8は本発明の実施の形態4にかかる不揮発性半導
体装置におけるROMメモリセルの動作概念の説明図で
ある。図8においては、2ビットのデータを1つのメモ
リセルに記憶する場合における記憶データに応じたメモ
リセル電流を示している。2ビットの記憶データが“1
1”の場合には、セル電流は零であり、2ビットの記憶
データ“01”、“10”、及び“00”となるにつれ
て、セル電流は順次大きくなっている。
【0104】このようなセル電流を実現する手段として
は、例えば2ビットの記憶データ“00”、“01”、
及び“10”に応じてメモリセルのサイズを変えるとい
う手段が考えられる。また、2ビットの記憶データ“1
1”に対応するメモリセルは、メモリセルのビット線に
対するドレインコンタクトを無くすることで実現するこ
とが可能である。
【0105】また、スイッチを介してワード線端及びビ
ット線端にROMを接続することから、ROM内に配置
されたメモリセルは低耐圧トランジスタで構成すること
が可能である。このため、メモリセルアレイ1における
X方向及びY方向ピッチに対して、ROMメモリセルサ
イズを変えて、複数のセル電流値を有するメモリセルを
構成するということは容易に実現することができること
になる。
【0106】また、図8に示すような多値データ記憶手
段によりデータが記憶されたメモリセルからの読み出し
においては、図9に示す多値データ読み出し回路を用い
ることになる。図9は本発明の実施の形態4にかかる不
揮発性半導体装置における多値データ読み出し回路の構
成図である。
【0107】図9において、91、92及び93は電流
分配回路であり、メモリセルと等価な電流を電流比較回
路94、95及び96に与える。Ref1、Ref2及
びRef3は、図8に示す2ビットの記憶データに対応
した4種類のメモリセルの中間に位置するファレンス電
流源であり、電流比較回路94、95及び96により、
電流分配回路91、92及び93を介して与えられるメ
モリセルと等価な電流と比較される。また、97はデコ
ード回路であり、電流比較回路94、95及び96の出
力をデコードすることにより、メモリセルに記憶された
2ビットのデータDout1及びDout2を出力す
る。
【0108】このように、低耐圧トランジスタを用いた
ROMメモリセルとすることにより、フラッシュメモリ
セルのセル配置ピッチ内で多値データ記憶手段を用いた
ROMメモリセルを構成できるとともに、検査条件下で
のみ動作保証可能な精度で多値データ読み出し回路を構
成することにより、簡単な回路構成でチップサイズの増
加を抑えることが可能となる。
【0109】多値データ記憶手段を用いる構成における
ROMをワード線(WL0〜WLn)端に接続する場合
においても、ROMメモリセルの記憶データはこれまで
説明してきた内容と同一である。したがって、図4に示
すように、ワード線(WL0〜WLn)端にROM16
を接続し、テスト機能付きカラム選択ゲート40を用い
る構成とすることにより、メモリセル周辺回路ブロック
及び配線に不具合がないことの検査を行うことができる
ことは明らかである。
【0110】また上述したように、メモリセルアレイに
接続されたROMデータは製品検査時のみ読み出される
ものであり、製品検査条件でのみ動作保証できるもので
あれば良いことから、図9に示す読み出し回路は簡単な
構成で実現できる。
【0111】以上のように本実施の形態5によれば、R
OMでのデータ記憶手段として多値データ記憶手段を用
いることにより、検査容易化のための回路規模を縮小す
ることができ、よりコストの低減を図ることが可能とな
る。
【0112】(実施の形態5)以下、本発明の実施の形
態5にかかる不揮発性半導体装置について、図面を参照
しながら説明する。図10は本発明の実施の形態5にか
かる不揮発性半導体装置におけるROMメモリセルの構
成図を示している。
【0113】実施の形態1から4においては、フラッシ
ュメモリセルの検査簡略化のために、ワード線端及びビ
ット線端にROMを配置する手段に関して説明を行って
きた。本実施の形態5においては、検査容易化のために
追加する回路によるチップ面積の増加を最小限に抑える
べく、フラッシュメモリセルを用いてROMを構成する
点に特徴を有する。こうすることで、メモリセルアレイ
1とROM間の分離領域が不要となる等、レイアウトサ
イズの縮小が可能であることに加えて、メモリセルレイ
アウトが容易となり、メモリセルアレイにおけるレイア
ウト繰り返し性が確保でき、製造面におけるメリットも
大きくなる。
【0114】図10(a)は一般的なフラッシュメモリ
セルの構造を示すものである。図10(a)において、
基板100の表面に高濃度不純物領域であるソース10
1及びドレイン102が形成されており、ソース101
及びドレイン102間にはチャネル層103が形成され
ている。チャネル103上には絶縁膜104を介してフ
ローティングゲート105が形成され、フローティング
ゲート105上には絶縁膜106を介してコントロール
ゲート107が形成されている。
【0115】このような構造を有するフラッシュメモリ
セルにおいては、フローティングゲート105に蓄積さ
れる電荷に応じてメモリセルのしきい値が変化する。メ
モリセルのしきい値が、コントロールゲート107に印
加される読み出し時の電圧によって、メモリセルのソー
ス101とドレイン102の間に電流が流れる状態にあ
る場合にはデータ“0”の記憶状態であり、ソース10
1とドレイン102の間に電流が流れない状態にある場
合には、データ“1”の記憶状態である。
【0116】メモリセルアレイ1の構成は、図14に示
すように、ビット線上の隣り合うメモリセルのドレイン
は共有化されてビット線に接続されているため、1ビッ
ト単位でビット線とのコンタクトの有無を制御すること
はできない。このために、ROMで用いられるドレイン
コンタクトの有無でデータ“0”又は“1”を記憶する
コンタクト方式を採用することはできない。
【0117】また、フラッシュメモリは、製造工程にお
ける配線工程で紫外線照射されるため、製造工程修了時
点において、フローティングゲート105の蓄積電荷は
零となっている。この状態は、一般にはコントロールゲ
ート107に印加される読み出し時の電圧により、メモ
リセルのソース101とドレイン102の間に電流が流
れる状態となる。
【0118】したがって、製造工程修了時点において、
コントロールゲート107に読み出し時の電圧を印加し
た場合においても、メモリセルのソース101とドレイ
ン102の間に電流が流れない状態のメモリセルを作る
ことにより、フラッシュメモリセルを用いたROMを構
成することが可能となる。
【0119】図10(b)は、フローティングゲートを
形成しないメモリセルの構成を示している。図10
(a)に示すメモリセルでのフローティングゲート10
5形成時に、図10(b)に示すメモリセルにおいて
は、フローティングゲートの材料となるポリシリコンを
エッチングするマスクパターンとしておくことにより、
図10(b)に示す構造のメモリセルを作成することが
できる。図10(b)に示すメモリセルはゲート酸化膜
が極端に厚いトランジスタとなり、読み出しバイアス条
件下での電流が図10(a)に示すフラッシュメモリセ
ルに比べて少なくなるメモリセル状態を作ることができ
る。
【0120】また、図10(c)に示す構造のメモリセ
ルは、図10(a)及び図10(b)に示すチャネル領
域103を形成しない構造のメモリセルである。このよ
うな構造とすることにより、図10(b)と同様に、読
み出しバイアス条件下での電流が図10(a)に示すフ
ラッシュメモリセルに比べて少なくなるメモリセル状態
を作ることができる。
【0121】さらに、図10(d)に示す構造のメモリ
セルは、図10(b)に示すフローティングゲートを削
除したメモリセル構造において、チャネル領域を形成し
ない構造のメモリセルである。このような構造とするこ
とにより、読み出しバイアス条件下での電流が図10
(b)及び図10(c)に比べ、さらに少なくなる。
【0122】図10(a)、図10(b)、図10
(c)又は図10(d)に示す構造のメモリセルを、R
OMの記憶データ“1”及び“0“に対応させて配置す
ることにより、フラッシュメモリセル及びフラッシュメ
モリセルの構造を変更したメモリセルを用いて、製造工
程完了後に、任意のデータパターンを有するROMを形
成することができる。
【0123】図10に示すフラッシュメモリセル及びフ
ラッシュメモリセルの構造を変更したメモリセルを配置
したROMを、フラッシュメモリセル1のワード線(W
L0〜WLn)端及びビット線(BL0〜BLm)端に
接続する場合には、図1に示すスイッチ18及び19が
不要となる。したがって、これらのROMは、図6に示
すように、メモリセルアレイに直接接続することができ
る。
【0124】図11は本発明の実施の形態5にかかる不
揮発性半導体装置におけるメモリセルアレイ1及びRO
Mセルアレイの構成図である。図11において、フラッ
シュメモリセル及びフラッシュメモリセルの構造を変更
したメモリセルを配置したROMを用いて、図6に示す
構成を用いたフラッシュメモリセルアレイ1、ROM6
1、ROM62及びテストローデコーダ65の接続を示
す。
【0125】図11において、ROM61及びROM6
2に用いるフラッシュメモリセルの構造を変更したメモ
リセルは、図10(c)に示す構造のものとした場合を
示している。図11からも明らかなように、メモリセル
配置においては、フラッシュメモリセルアレイ1とRO
M61及びROM62の区別はなく、フラッシュメモリ
セルアレイ1の容量が大きくなった場合と同様のセル配
置となる。
【0126】また、ROMに記憶されるデータは図1で
示すROMの内容と同じであり、フラッシュメモリセル
1のワード線(WL0〜WLn)端及びビット線(BL
0〜BLm)端に接続されたROMのデータを読み出す
ことにより、メモリ周辺回路および配線に不具合がない
ことの検査が可能なこと、及び図4に示すように、ワー
ド線(WL0〜WLn)端にROM61を接続し、テス
ト機能付きカラム選択ゲート40を用いる構成とするこ
とにより、メモリセル周辺回路ブロック及び配線に不具
合がないか否かの検査を行うことができることは言うま
でもない。
【0127】また、ROMをフラッシュメモリセル及び
フラッシュメモリセルの構造を変更したメモリセルで構
成する場合においては、メモリセルアレイ1とROM間
における分離のための領域が不要となり、ROM面積を
縮小することができる。
【0128】そして、メモリセルアレイ1と同一のピッ
チでROMメモリセルを配置することが可能となり、パ
ターン形成の精度が向上するため、歩留りの向上に有効
である。
【0129】さらに、これらのROMは検査におけるデ
コーダチェックのみに使用されるものであるため、検査
が完了した後には、メモリセルアレイ1と同一のメモリ
セル構造を有するメモリセルを冗長情報記憶や、チップ
固有データ記憶等、他の目的に使用することができ、極
めて有用である。
【0130】前述のように、図10に示すフラッシュメ
モリセルの構造を変更したメモリセル(b)、(c)及
び(d)においては、フラッシュメモリセル(a)に対
して3種類の異なるセル電流を有するメモリセルを実現
している。したがって、これらの4種類のセルをROM
の記憶データに応じて配置することにより、1つのメモ
リセルで2ビットの情報を記憶する多値記憶手段を用い
たROMを実現することができる。図8に示す2ビット
の記憶データに応じて、図10に示した、異なる4種類
のセル電流を有するメモリセルを選択して配置すること
により、2ビットの多値データ記憶が可能となる。
【0131】同様に、図9に示す多値データ読み出し回
路において、リファレンスの電流値を、図10に示す4
種類のメモリセル構造でのセル電流に従った値とするこ
とにより、多値のデータ読み出しを行うことができる。
【0132】多値データ記憶手段を用いたROMにおい
ても、記憶されるデータは図1で示すROMの内容と同
じであり、フラッシュメモリセル1のワード線(WL0
〜WLn)端およびビット線(BL0〜BLm)端に接
続されたROMのデータを読み出すことにより、メモリ
周辺回路及び配線に不具合がないか否かの検査が可能な
こと、及び図4に示すように、ワード線(WL0〜WL
n)端にROM61を接続し、テスト機能付きカラム選
択ゲート40を用いる構成とすることにより、メモリセ
ル周辺回路ブロック及び配線に不具合がないか否かの検
査を行うことができることは明らかである。
【0133】以上のように本実施の形態5によれば、不
揮発性半導体記憶装置の検査におけるメモリ周辺回路ブ
ロック及び配線の検査であるデコーダチェックを、フラ
ッシュメモリセルアレイのワード線端及びビット線端に
接続されたROMの読み出しを行うだけで実現できるこ
とから、検査の短縮化を図ることが可能となる。
【0134】(実施の形態6)以下、本発明の実施の形
態6にかかる不揮発性半導体装置の検査方法について、
図面を参照しながら説明する。図12は本発明の実施の
形態6にかかる不揮発性半導体装置(フラッシュメモ
リ)の検査方法の処理流れ図である。
【0135】図12(a)には、一般的なフラッシュメ
モリの検査処理の流れ図を示している。上述したよう
に、フラッシュメモリは製造工程における配線工程で紫
外線を照射されるため、製造修了後の全てのメモリセル
において、フローティングゲートには電荷がない状態と
なっている。したがって、コンタクトテストの後に全て
のメモリセルに対して読み出し動作を行いい、配線等の
不良を検査初期段階で検出している。
【0136】読み出しテストをパスしたチップに対し
て、全てのメモリセルに対する書き込み、及び消去テス
トが実施される。このテストをパスしたチップに対し
て、メモリ周辺回路及び配線の検査であるデコーダチェ
ックが実施される。
【0137】ここで、デコーダチェックは、メモリセル
に対する書き込み動作を必要としているため、多くの検
査時間が必要とされているとともに、次の検査のために
書き込んだデータを消去する必要があった。
【0138】そこで、デコーダチェックをパスしたチッ
プに対して消去動作を行った後に、チェッカーデータの
書き込みテスト、及び消去後におけるチェッカーバー書
き込みテストを行い、パスしたチップに対しては全ての
メモリセルを書き込み状態として検査を終了する。
【0139】図12(b)に本発明の実施の形態6にか
かる不揮発性半導体装置(フラッシュメモリ)の検査方
法の処理流れ図を示している。図12(b)において
は、コンタクトテストの後にデコーダテストを行ってい
る。かかるデコーダテストは、前述したように、メモリ
セルアレイに接続されたROMデータを読み出すもので
ある。
【0140】かかるデコーダチェックを行うことによ
り、メモリ周辺回路ブロック及び配線の不良検査を行う
ことができるとともに、メモリセルアレイ内のワード
線、ソース線及びビット線の配線不具合を検査すること
ができる。このため、図12(a)において、書き込み
及び消去を行った後に検出されていた不良を、読み出し
動作での短時間の検査で、初期の段階で検出することが
できる。
【0141】デコーダチェックをパスしたチップに対し
ては、図12(a)に示すフローでのデコーダチェック
及び消去を除く検査が実施される。
【0142】以上のように本実施の形態6によれば、検
査時間の短縮化を実現するとともに、不良チップを検査
の初期段階で検出することができることから、検査コス
トの低減を図ることが可能となる。
【0143】
【発明の効果】以上のように本発明にかかる不揮発性半
導体記憶装置によれば、メモリセルアレイのワード線端
及びビット線端に接続されたROMの記憶データの読み
出しを行うだけで、不揮発性半導体記憶装置におけるメ
モリ周辺回路ブロック及び配線の検査を行うことが可能
となり、検査時間の短縮及びコスト低減を図ることが可
能となる。
【0144】また、本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置の検査方法によれば、検査時間の短縮化を実現する
とともに、不良チップを検査の初期段階で検出すること
ができることから、検査コストの低減を図ることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる不揮発性半導
体記憶装置の構成図
【図2】 本発明の実施の形態1にかかる不揮発性半導
体記憶装置におけるメモリセルアレイ及びROMセルア
レイの構成図
【図3】 本発明の実施の形態1にかかる不揮発性半導
体記憶装置におけるカラム選択ゲートの構成図
【図4】 本発明の実施の形態2にかかる不揮発性半導
体記憶装置の構成図
【図5】 本発明の実施の形態2にかかる不揮発性半導
体記憶装置にかかるテスト機能付きカラム選択ゲートの
構成図
【図6】 本発明の実施の形態3にかかる不揮発性半導
体記憶装置におけるカラム選択ゲートの構成図
【図7】 本発明の実施の形態3にかかる不揮発性半導
体記憶装置にかかるメモリセルアレイ及びROMセルア
レイの構成図
【図8】 本発明の実施の形態4にかかる不揮発性半導
体記憶装置におけるROMメモリセルの動作概念の説明
【図9】 本発明の実施の形態4にかかる不揮発性半導
体記憶装置における多値データ読み出し回路の構成図
【図10】 本発明の実施の形態5にかかる不揮発性半
導体記憶装置におけるROMメモリセル構成図
【図11】 本発明の実施の形態5にかかる不揮発性半
導体記憶装置におけるメモリセルアレイ及びROMセル
アレイの構成図
【図12】 本発明の実施の形態6にかかる不揮発性半
導体記憶装置における検査方法の処理流れ図
【図13】 従来の不揮発性半導体記憶装置の構成図
【図14】 従来の不揮発性半導体記憶装置におけるメ
モリセルアレイの構成図
【図15】 従来の不揮発性半導体記憶装置の検査方法
におけるデコーダチェックの説明図
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ 2 ローアドレスバッファ 3 ローデコーダ 4 カラムアドレスバッファ 5 カラムデコーダ 6、21 カラム選択ゲート 7 読み出し回路 8 読み出しデータ出力バッファ 9 書き込みデータ入力バッファ 10 書き込み回路 11 アドレス入力端子 12 データ入力端子 13 制御信号入力端子 14 制御信号発生回路 15 電圧発生回路 16、17、61、62 ROM 18、19 スイッチ 20 テストローデコーダ 30 カラム選択信号 31 テスト信号 32、33、50 トランスファゲート 40、63 テスト機能付きカラム選択回路 65 テストローデコーダ 91、92、93 電流分配器 94、95、96 電流比較器 97 デコーダ 100 半導体基板 101 ソース 102 ドレイン 103 チャネル領域 104、106 絶縁膜 105 フローティングゲート 106 絶縁膜 107 コントロールゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G132 AA09 AD15 AK11 AK13 AL09 5B003 AA05 AB05 AD03 AD04 AD08 AE04 5B025 AA03 AB01 AC01 AD02 AD04 AD05 AD08 AD16 AE09 5L106 AA10 DD00 DD21 EE01 EE03 FF05

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二重ゲート構造を有するメモリセルがマ
    トリクス状に配置されたメモリセルアレイと、前記メモ
    リセルアレイ内において同一行に配置されたメモリセル
    のコントロールゲートが共通に接続され、第1のローデ
    コーダに接続される第1のワード線と前記メモリセルア
    レイ内において同一列に配置されたメモリセルのドレイ
    ンが共通に接続され、カラム選択ゲートに接続される第
    1のビット線とを備えた不揮発性半導体記憶装置であっ
    て、 同一行に配置されたメモリセルのゲートが共通接続され
    る第2のワード線と、同一列に配置されたメモリセルの
    ドレインが共通接続される第2のビット線を備えた第1
    のROMと、 同一行に配置されたメモリセルのゲートが共通接続され
    る第3のワード線と、同一列に配置されたメモリセルの
    ドレインが共通接続される第3のビット線を備えた第2
    のROMと、 前記メモリセルアレイと前記第1のROMとの間に配置
    された第1のスイッチと、 前記メモリセルアレイと前記第2のROMとの間に配置
    された第2のスイッチとを備え、 検査時において、前記第1のスイッチ及び前記第2のス
    イッチを制御することにより、前記第1のROM及び前
    記第2のROMからのデータを読み出すことができるよ
    うに制御する制御手段を備えることを特徴とする不揮発
    性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のスイッチを制御することによ
    り、前記第1のワード線と前記第2のワード線とを接続
    又は遮断することができる請求項1記載の不揮発性半導
    体装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のスイッチを制御することによ
    り、前記第1のビット線と前記第3のビット線とを接続
    又は遮断することができる請求項1記載の不揮発性半導
    体装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のスイッチ及び前記第2のスイ
    ッチが高耐圧トランジスタである請求項1記載の不揮発
    性半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のROM及び前記第2のROM
    に配置されるメモリセルが、前記第1のスイッチ及び前
    記第2のスイッチを構成するトランジスタよりも低い耐
    圧のトランジスタで構成される請求項1記載の不揮発性
    半導体装置。
  6. 【請求項6】 検査時において、前記第3のワード線を
    選択することができる第2のローデコーダをさらに備え
    ることを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体装
    置。
  7. 【請求項7】 二重ゲート構造を有するメモリセルがマ
    トリクス状に配置されたメモリセルアレイと、前記メモ
    リセルアレイ内の同一行に配置されたメモリセルのコン
    トロールゲートが共通に接続され、第1のローデコーダ
    に接続される第1のワード線と、前記メモリセルアレイ
    内の同一列に配置されたメモリセルのドレインが共通に
    接続され、カラム選択ゲートに接続される第1のビット
    線とを備える不揮発性半導体記憶装置であって、 同一行に配置されたメモリセルのゲートが共通接続され
    る第2のワード線と、同一列に配置されたメモリセルの
    ドレインが共通接続される第2のビット線を備えたRO
    Mと、 前記メモリセルアレイと前記ROMとの間に配置された
    スイッチとを備え、 前記第2のビット線が前記カラム選択ゲートに接続さ
    れ、検査時において、前記スイッチを制御することによ
    り、前記第2のビット線に出力される前記ROMの読み
    出しデータが前記第1のビット線を介して読み出される
    ように制御することができる制御手段を備えることを特
    徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記スイッチを制御することにより、前
    記第1のワード線と前記第2のワード線とを接続又は遮
    断することができる請求項7記載の不揮発性半導体装
    置。
  9. 【請求項9】 前記スイッチが高耐圧トランジスタであ
    る請求項7記載の不揮発性半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記ROMに配置されるメモリセル
    が、前記スイッチを構成するトランジスタよりも低い耐
    圧のトランジスタで構成される請求項7記載の不揮発性
    半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記カラム選択ゲートが、前記第1の
    ビット線を選択的に読み出し回路へ接続するための第1
    のトランスファゲートと、 前記第2のビット線を選択的に前記第1のビット線に接
    続するための第2のトランスファゲートとを備える請求
    項7記載の不揮発性半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 二重ゲート構造を有するメモリセルが
    マトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、前記メ
    モリセルアレイ内の同一行に配置されたメモリセルのコ
    ントロールゲートが共通に接続され、第1のローデコー
    ダに接続される第1のワード線と、前記メモリセルアレ
    イ内の同一列に配置されたメモリセルのドレインが共通
    に接続され、カラム選択ゲートに接続される第1のビッ
    ト線とをそなえた不揮発性半導体記憶装置であって、 同一行に配置されたメモリセルのゲートが前記第1のワ
    ード線に共通接続され、同一列に配置されたメモリセル
    のドレインが共通接続される第2のビット線を備えた第
    1のROMと、 同一列に配置されたメモリセルのドレインが前記第1の
    ビット線に共通接続され、同一行に配置されたメモリセ
    ルのゲートが共通接続される第2のワード線、を備えた
    第2のROMと、 前記第1のROMにおける前記第1のワード線に接続さ
    れる複数のメモリセルに“0”及び“1”のデータを配
    置し、前記第2のビット線に接続される複数のメモリセ
    ルに、2nビット単位で繰り返すことのないデータを配
    置するとともに、前記第2のROMにおける前記第1の
    ビット線に接続された複数のメモリセルに“0”及び
    “1”のデータを配置し、前記第2のワード線に接続さ
    れた複数のメモリセルに、2nビット単位で繰り返すこ
    とのないデータを配置し、 検査時において、前記第1のROM及び前記第2のRO
    Mからのデータを読み出すことができるように制御する
    制御手段を備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶
    装置。
  13. 【請求項13】 前記第1のROM及び前記第2のRO
    Mに配置されるメモリセルが、二重ゲート構造を有する
    メモリセルの書き換え時に印加される電圧値以上の耐圧
    を有する高耐圧トランジスタである請求項12に記載の
    不揮発性半導体装置。
  14. 【請求項14】 検査時において、前記第2のワード線
    を選択することができる第2のローデコーダをさらに備
    える請求項12記載の不揮発性半導体装置。
  15. 【請求項15】 二重ゲート構造を有するメモリセルが
    マトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、前記メ
    モリセルアレイ内の同一行に配置されたメモリセルのコ
    ントロールゲートが共通に接続され、第1のローデコー
    ダに接続されるワード線と、前記メモリセルアレイ内の
    同一列に配置されたメモリセルのドレインが共通に接続
    され、カラム選択ゲートに接続される第1のビット線と
    をそなえた不揮発性半導体記憶装置であって、 同一行に配置されたメモリセルのゲートが前記ワード線
    に共通接続され、同一列に配置されたメモリセルのドレ
    インが共通接続される第2のビット線を備えたROM
    と、 前記第2のビット線が前記カラム選択ゲートに接続され
    ており、検査時において、前記第2のビット線に出力さ
    れる前記ROMの読み出しデータが、前記第1のビット
    線を介して読み出されるように制御する制御手段とを備
    えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記ROMに配置されるメモリセル
    が、二重ゲート構造を有するメモリセルの書き換え時に
    印加される電圧値以上の耐圧を有する高耐圧トランジス
    タである請求項15に記載の不揮発性半導体装置。
  17. 【請求項17】 前記カラム選択ゲートが、前記第1の
    ビット線を選択的に読み出し回路へ接続するための第1
    のトランスファゲートと、 前記第2のビット線を選択的に前記第1のビット線に接
    続するための第2のトランスファゲートを備える請求項
    15に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  18. 【請求項18】 二重ゲート構造を有するメモリセルが
    マトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、前記メ
    モリセルアレイ内の同一行に配置されたメモリセルのコ
    ントロールゲートが共通に接続され、第1のローデコー
    ダに接続される第1のワード線と、前記メモリセルアレ
    イ内の同一列に配置されたメモリセルのドレインが共通
    に接続され、カラム選択ゲートに接続される第1のビッ
    ト線とをそなえた不揮発性半導体記憶装置であって、 同一行に配置されたメモリセルのゲートが共通接続され
    る第2のワード線と、同一列に配置されたメモリセルの
    ドレインが共通接続される第2のビット線を備え、1つ
    のメモリセルに2ビット以上の情報が記憶された第1の
    ROMと、 同一行に配置されたメモリセルのゲートが共通接続され
    る第3のワード線と、同一列に配置されたメモリセルの
    ドレインが共通接続される第3のビット線を備え、1つ
    のメモリセルに2ビット以上の情報が記憶された第2の
    ROMと、 前記メモリセルアレイと前記第1のROMとの間に配置
    された第1のスイッチと、 前記メモリセルアレイと前記第2のROMとの間に配置
    された第2のスイッチと、 検査時において、前記第1のスイッチ及び前記第2のス
    イッチを制御して前記第1のROM及び前記第2のRO
    Mからのデータを読み出すことができるように制御する
    制御手段と、 2ビット以上の情報が記憶されたメモリセルデータを読
    み出すために、複数のリファレンスを備えた読み出し回
    路とを備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置。
  19. 【請求項19】 前記第1のスイッチを制御することに
    より、前記第1のワード線と前記第2のワード線とが接
    続または遮断となる構成である請求項18に記載の不揮
    発性半導体装置。
  20. 【請求項20】 前記第2のスイッチを制御することに
    より、前記第1のビット線と前記第3のビット線とが接
    続または遮断となる構成である請求項18に記載の不揮
    発性半導体装置。
  21. 【請求項21】 前記第1のスイッチ及び前記第2のス
    イッチが高耐圧トランジスタである請求項18に記載の
    不揮発性半導体装置。
  22. 【請求項22】 前記第1のROM及び前記第2のRO
    Mに配置されたメモリセルが、前記第1のスイッチ及び
    前記第2のスイッチを構成するトランジスタよりも低い
    耐圧のトランジスタで構成される請求項18に記載の不
    揮発性半導体装置。
  23. 【請求項23】 検査時において、前記第3のワード線
    を選択することができる第2のローデコーダをさらに備
    える請求項18に記載の不揮発性半導体装置。
  24. 【請求項24】 2ビット以上の情報を記憶するROM
    メモリセルが、記憶データに応じてトランジスタサイズ
    が異なるよう構成される請求項18に記載の不揮発性半
    導体装置。
  25. 【請求項25】 二重ゲート構造を有するメモリセルが
    マトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、前記メ
    モリセルアレイ内の同一行に配置されたメモリセルのコ
    ントロールゲートが共通に接続され、第1のローデコー
    ダに接続される第1のワード線と、前記メモリセルアレ
    イ内の同一列に配置されたメモリセルのドレインが共通
    に接続され、カラム選択ゲートに接続される第1のビッ
    ト線とをそなえた不揮発性半導体記憶装置であって、 同一行に配置されたメモリセルのゲートが共通接続され
    る第2のワード線と、同一列に配置されたメモリセルの
    ドレインが共通接続される第2のビット線を備え、1つ
    のメモリセルに2ビット以上の情報が記憶された第1の
    ROMと、 前記メモリセルアレイと前記第1のROMとの間に配置
    されたスイッチと、 前記第2のビット線が前記カラム選択ゲートに接続さ
    れ、検査時において、前記スイッチを制御して前記第2
    のビット線に出力されるROMの読み出しデータが、前
    記第1のビット線を介して読み出すことができるように
    制御する制御手段と、 2ビット以上の情報が記憶されたメモリセルデータを読
    み出すために、複数のリファレンスを備えた読み出し回
    路とを備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置。
  26. 【請求項26】 前記スイッチを制御することにより、
    前記第1のワード線と前記第2のワード線とが接続また
    は遮断となる構成である請求項25に記載の不揮発性半
    導体装置。
  27. 【請求項27】 前記スイッチが高耐圧トランジスタで
    ある請求項25に記載の不揮発性半導体装置。
  28. 【請求項28】 前記ROMに配置されるメモリセル
    が、前記スイッチを構成するトランジスタよりも低い耐
    圧のトランジスタで構成される請求項25に記載の不揮
    発性半導体装置。
  29. 【請求項29】 前記カラム選択ゲートが、前記第1の
    ビット線を選択的に前記読み出し回路へ接続するための
    第1のトランスファゲートと、 前記第2のビット線を選択的に前記第1のビット線に接
    続するための第2のトランスファゲートを備える請求項
    25に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  30. 【請求項30】 二重ゲート構造を有するメモリセルが
    マトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、前記メ
    モリセルアレイ内の同一行に配置されたメモリセルのコ
    ントロールゲートが共通に接続され、第1のローデコー
    ダに接続される第1のワード線と、前記メモリセルアレ
    イ内の同一列に配置されたメモリセルのドレインが共通
    に接続され、カラム選択ゲートに接続される第1のビッ
    ト線とを備える不揮発性半導体記憶装置であって、 前記二重ゲート構造を有するメモリセル、もしくは前記
    二重ゲート構造を有するメモリセルの代わりに同一電圧
    条件下において異なる電流値を有するメモリセルを備
    え、同一行に配置されたメモリセルのゲートが前記第1
    のワード線と共通接続され、同一列に配置されたメモリ
    セルのドレインが共通接続される第2のビット線を備え
    た第1のROMと、 前記二重ゲート構造を有するメモリセル、もしくは前記
    二重ゲート構造を有するメモリセルの代わりに同一電圧
    条件下において異なる電流値を有するメモリセルを備
    え、同一列に配置されたメモリセルのドレインが前記第
    1のビット線と共通接続され、同一行に配置されたメモ
    リセルのゲートが共通接続される第2のワード線を備え
    た第2のROMと、 検査時において、前記第1のスイッチ及び前記第2のス
    イッチを制御して前記第1のROM及び前記第2のRO
    Mからのデータを読み出すことができるように制御する
    制御手段とを備えることを特徴とする不揮発性半導体記
    憶装置。
  31. 【請求項31】 同一電圧条件下において異なる電流値
    を有するメモリセルが、前記二重ゲート構造を有するメ
    モリセルから一方のゲートを除いた構成のメモリセルで
    ある請求項30に記載の不揮発性半導体装置。
  32. 【請求項32】 同一電圧条件下において異なる電流値
    を有するメモリセルが、前記二重ゲート構造を有するメ
    モリセルからチャネル領域を除いた構成のメモリセルで
    ある請求項30に記載の不揮発性半導体装置。
  33. 【請求項33】 検査時において、前記第2のワード線
    を選択する第2のローデコーダをさらに備える請求項3
    0に記載の不揮発性半導体装置。
  34. 【請求項34】 二重ゲート構造を有するメモリセルが
    マトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、前記メ
    モリセルアレイ内の同一行に配置されたメモリセルのコ
    ントロールゲートが共通に接続され、第1のローデコー
    ダに接続される第1のワード線と、前記メモリセルアレ
    イ内の同一列に配置されたメモリセルのドレインが共通
    に接続され、カラム選択ゲートに接続される第1のビッ
    ト線とをそなえた不揮発性半導体記憶装置であって、 前記二重ゲート構造を有するメモリセル、もしくは前記
    二重ゲート構造を有するメモリセルの代わりに同一電圧
    条件下において異なる電流値を有するメモリセルを備
    え、同一行に配置されたメモリセルのゲートが前記ワー
    ド線と共通接続され、同一列に配置されたメモリセルの
    ドレインが共通接続される第2のビット線を備えたRO
    Mと、 前記第2のビット線が前記カラム選択ゲートに接続され
    ており、検査時において、前記第2のビット線に出力さ
    れる前記ROMの読み出しデータが、前記第1のビット
    線を介して読み出されるように制御する制御手段とを備
    えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  35. 【請求項35】 同一電圧条件下において異なる電流値
    を有するメモリセルが、前記二重ゲート構造を有するメ
    モリセルから一方のゲートを除いた構成のメモリセルで
    ある請求項34に記載の不揮発性半導体装置。
  36. 【請求項36】 同一電圧条件下において異なる電流値
    を有するメモリセルが、前記二重ゲート構造を有するメ
    モリセルからチャネル領域を除いた構成のメモリセルで
    ある請求項34に記載の不揮発性半導体装置。
  37. 【請求項37】 前記カラム選択ゲートが、前記第1の
    ビット線を選択的に読み出し回路へ接続するための第1
    のトランスファゲートと、 前記第2のビット線を選択的に前記第1のビット線に接
    続するための第2のトランスファゲートを備える請求項
    34に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  38. 【請求項38】 二重ゲート構造を有するメモリセルが
    マトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、前記メ
    モリセルアレイ内の同一行に配置されたメモリセルのコ
    ントロールゲートが共通に接続され、第1のローデコー
    ダに接続される第1のワード線と、前記メモリセルアレ
    イ内の同一列に配置されたメモリセルのドレインが共通
    に接続され、カラム選択ゲートに接続される第1のビッ
    ト線とをそなえた不揮発性半導体記憶装置であって、 前記二重ゲート構造を有するメモリセル、もしくは前記
    二重ゲート構造を有するメモリセルの代わりに同一電圧
    条件下において異なる複数種類の電流値を有するメモリ
    セルを備え、同一行に配置されたメモリセルのゲートが
    前記第1のワード線と共通接続され、同一列に配置され
    たメモリセルのドレインが共通接続される第2のビット
    線を備え、1つのメモリセルに2ビット以上の情報が記
    憶された第1のROMと、 前記二重ゲート構造を有するメモリセル、もしくは前記
    二重ゲート構造を有するメモリセルの代わりに同一電圧
    条件下において異なる電流値を有するメモリセルを備
    え、同一列に配置されたメモリセルのドレインが前記第
    1のビット線に共通接続され、同一行に配置されたメモ
    リセルのゲートが共通接続される第2のワード線を備
    え、1つのメモリセルに2ビット以上の情報が記憶され
    た第2のROMと、 検査時において、前記第1のROM及び前記第2のRO
    Mからデータを読み出すように制御する制御手段と、 2ビット以上の情報が記憶されたメモリセルデータを読
    み出すために、複数のリファレンスを備えた読み出し回
    路とを備えることを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置。
  39. 【請求項39】 記憶データに応じて、二重ゲート構造
    を有するメモリセル、前記二重ゲート構造を有するメモ
    リセルから一方のゲートを除いた構成のメモリセル、前
    記二重ゲート構造を有するメモリセルからチャネル領域
    を除いた構成のメモリセル、及び前記二重ゲート構造を
    有するメモリセルから一方のゲート及びチャネル領域を
    除いた構成のメモリセルのいずれか1つのメモリセルを
    前記第1のROM及び前記第2のROMに配置すること
    により、2ビット以上の情報を記憶する請求項38に記
    載の不揮発性半導体装置。
  40. 【請求項40】 検査時において、前記第2のワード線
    を選択する第2のローデコーダを更に備える請求項38
    に記載の不揮発性半導体装置。
  41. 【請求項41】 二重ゲート構造を有するメモリセルが
    マトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、前記メ
    モリセルアレイ内の同一行に配置されたメモリセルのコ
    ントロールゲートが共通に接続され、第1のローデコー
    ダに接続されるワード線と、前記メモリセルアレイ内の
    同一列に配置されたメモリセルのドレインが共通に接続
    され、カラム選択ゲートに接続される第1のビット線と
    をそなえた不揮発性半導体記憶装置であって、 前記二重ゲート構造を有するメモリセル、もしくは前記
    二重ゲート構造を有するメモリセルの代わりに同一電圧
    条件下において異なる複数種類の電流値を有するメモリ
    セルを備え、同一行に配置されたメモリセルのゲートが
    前記ワード線と共通接続され、同一列に配置されたメモ
    リセルのドレインが共通接続される第2のビット線を備
    え、1つのメモリセルに2ビット以上の情報が記憶され
    たROMと、 前記第2のビット線が前記カラム選択ゲートに接続され
    ており、検査時において、前記第2のビット線に出力さ
    れる前記ROMの読み出しデータが、前記第1のビット
    線を介して読み出されるように制御する制御手段と、 2ビット以上の情報が記憶されたメモリセルデータを読
    み出すために、複数のリファレンスを備えた読み出し回
    路とを備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置。
  42. 【請求項42】 記憶データに応じて、二重ゲート構造
    を有するメモリセル、前記二重ゲート構造を有するメモ
    リセルから一方のゲートを除いた構成のメモリセル、前
    記二重ゲート構造を有するメモリセルからチャネル領域
    を除いた構成のメモリセル、及び前記二重ゲート構造を
    有するメモリセルから一方のゲート及びチャネル領域を
    除いた構成のメモリセルのいずれかの1つのメモリセル
    を前記ROMに配置することにより、2ビット以上の情
    報を記憶する請求項41に記載の不揮発性半導体装置。
  43. 【請求項43】 カラム選択ゲートが、第1のビット線
    を選択的に読み出し回路へ接続するための第1のトラン
    スファゲートと、 第2のビット線を選択的に前記第1のビット線に接続す
    るための第2のトランスファゲートを備える請求項41
    に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  44. 【請求項44】 二重ゲート構造を有するメモリセルが
    マトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、 前記メモリセルアレイ内の同一行に配置されたメモリセ
    ルのコントロールゲートが共通に接続され、第1のロー
    デコーダに接続される第1のワード線と、 前記メモリセルアレイ内の同一列に配置されたメモリセ
    ルのドレインが共通に接続され、カラム選択ゲートに接
    続される第1のビット線と、 前記第1のワード線を介して、同一行に配置されたメモ
    リセルのゲートが共通接続された第2のワード線が選択
    され、同一列に配置されたメモリセルのドレインが共通
    接続される第2のビット線が前記カラム選択回路を介し
    て読み出し回路に接続される第1のROMと、 前記第1のビット線を介して、メモリセルのドレインが
    共通接続される第3のビット線が選択され、同一行に配
    置されたメモリセルのゲートが共通接続される第3のワ
    ード線が第2のローデコーダにより選択される第2のR
    OMとを備える不揮発性半導体記憶装置の検査方法であ
    って、 前記第1のROM及び前記第2のROMからのデータ読
    み出しを行うことにより、メモリ周辺回路ブロック及び
    配線の検査を行う工程と、 前記メモリセルアレイ内のメモリセルの書き込み動作を
    検査する工程と、 前記メモリセルアレイ内のメモリセルの消去動作を検査
    する工程とを有することを特徴とする不揮発性半導体記
    憶装置の検査方法。
  45. 【請求項45】 二重ゲート構造を有するメモリセルが
    マトリクス状に配置されたメモリセルアレイと、 前記メモリセルアレイ内の同一行に配置されたメモリセ
    ルのコントロールゲートが共通に接続され、第1のロー
    デコーダに接続される第1のワード線と、 前記メモリセルアレイ内の同一列に配置されたメモリセ
    ルのドレインが共通に接続され、カラム選択ゲートに接
    続される第1のビット線と、 前記第1のワード線を介して、同一行に配置されたメモ
    リセルのゲートが共通接続された第2のワード線が選択
    され、前記第1のビット線及び前記カラム選択ゲートを
    介して、メモリセルのドレインが共通接続される第2の
    ビット線が選択されROMとを備える不揮発性半導体記
    憶装置の検査方法であって、 前記ROMからのデータ読み出しを行うことにより、メ
    モリ周辺回路ブロック及び配線の検査を行う工程と、 前記メモリセルアレイ内のメモリセルの書き込み動作を
    検査する工程と、 前記メモリセルアレイ内のメモリセルの消去動作を検査
    する工程とを有することを特徴とする不揮発性半導体記
    憶装置の検査方法。
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