JP2002367193A - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

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JP2002367193A
JP2002367193A JP2001172952A JP2001172952A JP2002367193A JP 2002367193 A JP2002367193 A JP 2002367193A JP 2001172952 A JP2001172952 A JP 2001172952A JP 2001172952 A JP2001172952 A JP 2001172952A JP 2002367193 A JP2002367193 A JP 2002367193A
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JP
Japan
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focus
error signal
focus error
light
optical disk
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JP2001172952A
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English (en)
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Akihito Niwa
章仁 丹羽
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーカスエラー信号の偽ピークの影響を除
去して、偽ピークが発生した場合でも、安定した層間ジ
ャンプが行え、正しい再生が行える光ディスク再生装置
の実現を課題とする。 【解決手段】 不要光を受光することによって発生する
フォーカスエラー信号の偽ピーク発生位置と記録層上に
合焦点される位置との間の駆動時間間隔をあらかじめ計
測してマイコン4に記憶させておき、光ディスク7の記
録層を切り替えて再生する場合に、偽ピーク発生時から
この駆動時間間隔の間はフォーカスエラー信号に基づく
合焦点判定を行わないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク再生装
置に関し、特に複数の記録層を有する光ディスクの情報
を再生する光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の記録層を有する多層ディスクを再
生する従来の光ディスク再生装置においては、記録層ご
とのフォーカスオフセットの除去やフォーカスゲイン調
整を行うため、さらに記録層間のジャンプ時に記録層の
無い場所へのジャンプを行わないために、記録層の層数
の把握と、記録層の位置の正確な検出が必要である。こ
の目的のために、従来は、フォーカスエラー信号のS字
曲線を検出する方法が採られている。この方法は、フォ
ーカスアクチュエータを最下層まで下げておき、そこか
らフォーカスアクチュエータを上昇させ最上部まで上昇
させる。そうして、フォーカスエラー信号を観測する。
【0003】図7にこの場合のフォーカスエラー信号の
変化を示す。図7に示すように、この時、フォーカスエ
ラー信号は徐々に増加して行って、最大値に達した後、
今度は減少に転じ、0層のフォーカス合焦点であるゼロ
クロス点を経て最小値に達する。その後、今度は徐々に
増加し、ゼロ付近で一旦とどまった後、さらに増加して
最大値に達し、その後減少して、今度は1層のフォーカ
ス合焦点のゼロクロス点を経て最小値に達し、その後、
徐々に増加してゼロ付近に向かうという経過をたどる。
このフォーカスエラー信号の最大値と最小値を示すS字
曲線の数が層数であり、最大値の後のゼロクロス点が各
層のフォーカス合焦点位置である。そうして、フォーカ
スエラー信号がゼロクロス点を切って正の値をとる期間
を示す信号をフォーカス合焦点信号(フォーカスエラー
ゼロクロス信号:以下FZC信号と呼ぶ)とし、この信
号の立ち下がりを用いてフォーカス合焦点を検出してい
る。
【0004】ところで、最近の多層ディスクの再生を目
的とする光ディスク再生装置に用いられる光学ピックア
ップの光学系では、焦点走査を深くする目的などから、
不要光を受光しやすい構成になっている。不要光を受光
すると、図8に示すように、フォーカスエラー信号の実
際のピークの前に、実際のピークよりも小さな偽のピー
クが発生することがあった。従来の多層ディスクを再生
できる光ディスク再生装置では、多層ディスク再生中に
再生層を切り替える必要があるため、2軸フォーカスア
クチュエータにFZC信号をもとにして生成した一定パ
ルスを印加させて駆動するようにしていた。このため、
フォーカスエラー信号に偽ピークがあった場合には、誤
った位置でパルスを生成印加してしまい、層間ジャンプ
が正しく行われず、記録層のない場所にジャンプが行わ
れる等の誤動作を起こし、再生エラーを発生するという
問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来の
光ディスク再生装置においては、フォーカスエラー信号
に偽ピークが生まれ易く、このため層間ジャンプが正し
く行われず、再生エラーを発生するという問題があっ
た。本発明は、比較的簡単な方法でこの問題を解決し
て、フォーカスエラー信号に偽ピークが発生した場合で
も、安定した層間ジャンプが行え、正しい再生が行える
光ディスク再生装置の実現を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、光ディスクに光を照射する光照射手段
と、前記光照射手段によって照射された光の前記光ディ
スクからの反射光から合焦点位置を検出するフォーカス
エラー信号を生成するフォーカスエラー信号生成手段
と、前記光照射手段を駆動し前記光照射手段によって前
記光ディスク上に照射される光の焦点位置を前記フォー
カスエラー信号に基づいて制御し合焦点させるフォーカ
ス制御手段とを有し、前記光ディスクからの反射光を用
いて前記光ディスクの複数の記録層から情報を再生する
光ディスク再生装置において、前記フォーカス制御手段
による前記光照射手段の駆動に伴って前記光ディスク上
の焦点位置を前記光ディスクの厚み方向に最下層から最
上層まで移動させた場合に、不要光を受光することによ
って発生する前記フォーカスエラー信号の偽ピーク発生
位置と前記記録層上に合焦点される位置との間の駆動時
間間隔を計測し記憶する時間間隔計測記憶手段を具備
し、前記記録層を切り替えて再生する場合に、前記フォ
ーカスエラー信号の偽ピーク発生から前記時間間隔計測
記憶手段が記憶する駆動時間間隔の間は、前記フォーカ
ス制御手段による前記フォーカスエラー信号に基づく合
焦点判定を行わないことを特徴とする。これにより、フ
ォーカスエラー信号の偽ピークの影響を除去して、偽ピ
ークが発生した場合でも、安定した層間ジャンプが行
え、正しい再生が行える光ディスク再生装置を実現する
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる光ディスク
再生装置を添付図面を参照にして詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明が実施される光ディスク再
生装置の基本構成を示すブロック図である。この構成は
基本的には従来の構成と同様である。図1において、符
号1は光学ピックアップ、符号2はRFアンプ、符号3
は信号処理回路、符号4はマイコン、符号5はサーボ処
理回路、符号6は駆動回路、符号7は光ディスクであ
る。
【0009】光学ピックアップ1は、レーザ光源からの
光を光ディスク7に照射し、光ディスク7からの反射光
を受光して検出する。受光した光は光学ピックアップ1
で電気信号に変換されRFアンプ2で増幅され、再生R
F信号、フォーカスエラー信号(FE)、トラッキング
エラー信号(TE)として出力される。再生RF信号は
信号処理回路3で処理されて光ディスク7の記録層に記
録されていた情報が再生される。フォーカスエラー信号
(FE)、トラッキングエラー信号(TE)はサーボ処
理回路5に入力され、マイコン4からの制御信号と共に
駆動回路6の制御に用いられる。駆動回路6はこれらの
信号から、光ディスク7を回転駆動するスピンドルモー
タの駆動信号(SP)、光学ピックアップ1を光ディス
ク7の半径方向に移動させるスレッドを駆動するスレッ
ド駆動信号(SD)、光学ピックアップ1のトラッキン
グを制御するトラッキング駆動信号(TD)、光学ピッ
クアップ1のフォーカスを制御するフォーカス駆動信号
(FD)を出力する。マイコン4は各部の動作制御、信
号処理の制御を行う。
【0010】この光ディスク再生装置における、光ディ
スクの再生層切り替え手順は以下の通りである。例え
ば、0層から1層に再生を切り替える場合、図2のフロ
ーチャートの手順に従い動作する。まず、ステップ10
1で0層再生の状態で、マイコン4よりフォーカスジャ
ンプ命令がサーボ処理回路5に発行される。具体的には
フォーカスサーボがオフにされ、その後、ステップ10
2で2軸フォーカスアクチュエータにフォーカス駆動信
号(FD)として光学ピックアップ1を光ディスク7方
向に近付けるように(上方向駆動の)一定電圧が印加さ
れる。マイコン4はフォーカス合焦点信号であるFZC
信号を監視し、ステップ103でFZC信号が立ち下が
った瞬間に、ステップ104で一定時間、フォーカス駆
動信号(FD)として光学ピックアップ1を光ディスク
7から遠ざけるように(下方向駆動の)一定電圧を印加
しフォーカスアクチュエータにブレーキをかけた後、フ
ォーカスサーボをオンさせる。これによって、ステップ
105で1層再生に入る。
【0011】この動作時の各部波形を図3に示す。ま
た、フォーカスエラー信号に偽ピークがあった場合の各
部波形を図4に示す。図3(a)、図4(a)がフォー
カスエラー信号(FE)、図3(b)、図4(b)がフ
ォーカス駆動信号(FD)、図3(c)、図4(c)が
FZC信号である。ここで、図4(a)のようにフォー
カスエラー信号に偽ピークがあった場合、従来の光ディ
スク再生装置では、図4(c)のように偽のFZC信号
が発生してしまい、正しいフォーカス駆動信号(FD)
波形が生成されず、1層よりも遥かに0層に近いところ
でフォーカスサーボがオンされて再生層切り替えエラー
が発生する。本発明は、図2のステップ103でのFZ
C信号に着目して、変更を加えたものである。
【0012】ところでフォーカスエラー信号の偽ピーク
の発生する位置は、合焦点位置に対して、単層ディスク
でも多層ディスクでも同じ位置関係にある。これを用い
て、図5に示すように、光ディスク再生装置の製造工程
であらかじめ、単層ディスクを用いてフォーカスエラー
信号の偽ピーク位置と合焦点の位置を検出しておき、フ
ォーカスアクチュエータが両位置間を移動する時間t1
を調べてマイコン4にあらかじめ記憶させておく。
【0013】そうして、従来のFZC信号と同時に立ち
上がりt1時間継続するマスク信号を発生させ、フォー
カスエラー信号が正の値をとる期間を示す従来のFZC
信号と、このマスク信号とのOR信号を新FZC信号と
して、再生層切り替え時にこの新FZC信号を用いてフ
ォーカス駆動信号(FD)を発生させる。
【0014】図6に、本発明での再生層切り替え動作時
の各部波形を示す。ここでは、図6(a)がフォーカス
エラー信号(FE)、図6(b)がフォーカス駆動信号
(FD)、図6(c)が従来のFZC信号、図6(d)
がマスク信号、図6(e)が新FZC信号である。これ
により、フォーカスエラー信号の偽ピークの影響を除去
することができ、フォーカスエラー信号に偽ピークが発
生した場合でも、安定した層間ジャンプが行え、正しい
再生が行える。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
発明は、光ディスクの複数の記録層から情報を再生する
光ディスク再生装置において、光ディスク上の焦点位置
を光ディスクの厚み方向に最下層から最上層まで移動さ
せた場合、不要光を受光することによって発生するフォ
ーカスエラー信号の偽ピーク発生位置と記録層上に合焦
点される位置との間の駆動時間間隔を計測し記憶させて
おき、記録層を切り替えて再生する場合に、偽ピーク発
生時からこの駆動時間間隔の間は、フォーカスエラー信
号に基づく合焦点判定を行わないことを特徴とする。こ
れにより、フォーカスエラー信号の偽ピークの影響を除
去することができ、フォーカスエラー信号に偽ピークが
発生した場合でも、安定した層間ジャンプが行え、正し
い再生が行える。
【0016】また、本発明の請求項2の発明は、時間間
隔計測記憶手段によるフォーカスエラー信号の偽ピーク
発生位置と記録層上に合焦点される位置との間の駆動時
間間隔の計測は、単層の記録層を有する光ディスクを用
いて行うことを特徴とする。単層ディスクでも多層ディ
スクでも、偽ピーク発生位置と合焦点位置の間隔は同じ
であるため、これにより、正確に駆動時間間隔を測定し
てフォーカスエラー信号の偽ピークの影響を正しく除去
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク再生装置の基本構成を示す
ブロック図。
【図2】本発明において記録層間で再生を切り替える動
作のフローチャート。
【図3】記録層間で再生を切り替える動作時の各部波
形。
【図4】記録層間で再生を切り替える動作時でフォーカ
スエラー信号に偽ピークがあった場合の各部波形。
【図5】フォーカスエラー信号の偽ピーク位置と合焦点
位置との時間関係を示す説明図。
【図6】本発明で記録層間で再生を切り替える動作時の
各部波形。
【図7】フォーカスエラー信号のS字曲線。
【図8】フォーカスエラー信号に偽ピークが発生した場
合のS字曲線。
【符号の説明】
1…光学ピックアップ、2…RFアンプ、3…信号処理
回路、4…マイコン、5…サーボ処理回路、6…駆動回
路、7…光ディスク。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに光を照射する光照射手段
    と、 前記光照射手段によって照射された光の前記光ディスク
    からの反射光から合焦点位置を検出するフォーカスエラ
    ー信号を生成するフォーカスエラー信号生成手段と、 前記光照射手段を駆動し前記光照射手段によって前記光
    ディスク上に照射される光の焦点位置を前記フォーカス
    エラー信号に基づいて制御し合焦点させるフォーカス制
    御手段とを有し、 前記光ディスクからの反射光を用いて前記光ディスクの
    複数の記録層から情報を再生する光ディスク再生装置に
    おいて、 前記フォーカス制御手段による前記光照射手段の駆動に
    伴って前記光ディスク上の焦点位置を前記光ディスクの
    厚み方向に最下層から最上層まで移動させた場合に、不
    要光を受光することによって発生する前記フォーカスエ
    ラー信号の偽ピーク発生位置と前記記録層上に合焦点さ
    れる位置との間の駆動時間間隔を計測し記憶する時間間
    隔計測記憶手段を具備し、 前記記録層を切り替えて再生する場合に、前記フォーカ
    スエラー信号の偽ピーク発生から前記時間間隔計測記憶
    手段が記憶する駆動時間間隔の間は、前記フォーカス制
    御手段による前記フォーカスエラー信号に基づく合焦点
    判定を行わないことを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 前記時間間隔計測記憶手段による前記フ
    ォーカスエラー信号の偽ピーク発生位置と前記記録層上
    に合焦点される位置との間の駆動時間間隔の計測は、単
    層の記録層を有する光ディスクを用いて行うことを特徴
    とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。
JP2001172952A 2001-06-07 2001-06-07 光ディスク再生装置 Abandoned JP2002367193A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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