JP2002366836A - コンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方法、並びに記憶媒体 - Google Patents

コンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方法、並びに記憶媒体

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JP2002366836A
JP2002366836A JP2001170621A JP2001170621A JP2002366836A JP 2002366836 A JP2002366836 A JP 2002366836A JP 2001170621 A JP2001170621 A JP 2001170621A JP 2001170621 A JP2001170621 A JP 2001170621A JP 2002366836 A JP2002366836 A JP 2002366836A
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network
content distribution
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JP2001170621A
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Hidesuke Uchiumi
秀介 内海
Susumu Nakagawa
進 中川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各動画像クリップがネットワーク環境の均一
性が保証されない複数のサーバ上に分散して配置されて
いても、一定品質で配信サービスする。 【解決手段】 インターネット上の動画配信において、
別々の配信サーバ上にあるコンテンツ映像や広告映像を
一緒に連続して視聴する際に、コンテンツ制作・提供者
や広告主は、自前のサーバ上からインターネット・サー
ビス・プロバイダのサーバ経由で配信することにより、
全体を通して同じ品質のサービスを提供する。すべての
コンテンツ映像・広告映像を配信サーバ経由で配信を行
うので、コンテンツ映像や広告映像などをプロバイダの
サーバへコピーする必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットな
どのネットワークを介してコンテンツを配信サービスす
るコンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム及びコ
ンテンツ配信方法、並びに記憶媒体に係り、特に、スト
リーミング技術などを利用して、動画、静止画、音楽な
どのコンテンツ素材をネットワーク配信しリアル再生す
るコンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム及びコ
ンテンツ配信方法、並びに記憶媒体に関する。
【0002】更に詳しくは、本発明は、動画像コンテン
ツ本体に対して広告映像が挿入されている場合などのよ
うに複数のコンテンツ素材の配列によって構成されるコ
ンテンツを高品質で配信サービスするコンテンツ配信装
置、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方法、
並びに記憶媒体に係り、特に、動画、静止画、音楽など
の各コンテンツ素材がネットワーク環境の均一性が保証
されない複数のサーバ上に分散して配置される場合にお
いて、一定の品質でコンテンツを配信サービスするため
のコンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム及びコ
ンテンツ配信方法、並びに記憶媒体に関する。
【0003】
【従来の技術】テレビ放送を始めとして、映像や音楽な
どのメディア・コンテンツの配信サービスは古くから行
われている。このようなコンテンツ配信サービスは、有
料である以外に、CMなどの広告情報をコンテンツ内に
挿入して広告料若しくはスポンサ料を得ることで無料化
が行われている。
【0004】このような場合、広告料すなわちスポンサ
料は、コンテンツ提供事業者における事業利益となり、
あるいはコンテンツ制作費に充てられる。広告主(スポ
ンサ)は、一般には、家電製品やその他の工業製品など
の商品、あるいは各種サービスを有料で提供する各種の
事業主である。CMなどの広告情報をコンテンツに挿入
することにより広告・宣伝された自社商品やサービスへ
の顧客吸引力が高まり、販売活動が促進されることによ
って、広告主は支払った広告料相当の利益を得ることが
期待される。
【0005】また、コンテンツの視聴者側は、配信コン
テンツを無料で享受することができるが、CMなどの広
告情報を視聴するという形式で、実質上の受信料を支払
っているという側面もある。このような広告事業は、放
送業界や出版業界を始めとして、各種のコンテンツ配信
・配布事業において既に広く浸透している。
【0006】このような状況下では、視聴者、広告主
(スポンサ)、コンテンツ提供者の3者間では一種の連
鎖関係が形成されている。すなわち、視聴者が興味を持
つ広告情報をコンテンツに挿入することによって、商品
やサービスの消費が高まり、広告主の事業収益が増す。
広告主はさらなる増収と事業発展を期待して、広告・宣
伝のために広告料を支払う。コンテンツ提供者は、広告
収入の増加により、よりよいコンテンツの制作に資金を
投入することができる。すなわち、広告事業モデルは、
効果的な広告情報をコンテンツに挿入することによって
成立する。
【0007】ところで、最近の情報処理・情報通信技術
の革新的な進歩により、コンテンツ配信サービスの形態
も変容してきた。従来は、テレビ放送やラジオ放送など
のいわゆるプッシュ配信形式のコンテンツ配信サービス
が主流であったが、インターネットのような広域ネット
ワークを介したプル配信形式のコンテンツ配信サービス
が徐々に浸透してきている。
【0008】例えば、インターネットのようなTCP/
IP(Transmission Control Protocol/Internet Proto
col)ネットワーク上では、WWW(World Wide Web)
に代表されるような情報提供空間が構築されており、U
RL(Uniform Resource Locator)形式の資源識別情報
を基に情報空間を探索して、HTML(Hyper Text Mar
kup Language)形式で記述された情報資源にアクセスす
ることができる。この種の情報資源は、WWWブラウザ
を起動するクライアント側ではホームページとして閲覧
することができる。このような場合、コンテンツ提供者
は、いわゆる「バナー広告」の形式で広告情報をホーム
ページ上に貼り付けて、広告収入を得ることができる。
【0009】また、最近では、電話回線(ADSL(As
ymmetric Digital Subscriber Line)など)やケーブル
・テレビなどのネットワーク回線の高速化に伴い、映
画、アニメーション、ライブ中継などの動画像からなる
映像コンテンツの配信サービスが期待されるようになっ
てきた。
【0010】例えば、インターネットでサウンドやビデ
オ映像などを配信するとき、ユーザーがファイルをダウ
ンロードし終えてからこれを再生するのではなく、ダウ
ンロードしながら再生するという「ストリーミング」技
術が開発され、普及し始めている。ストリーミング配信
は次世代のインターネット利用の要と見られている。現
在、ストリーミング技術を実装した著名なコンテンツ配
信システムとして、例えば"RealSystem G2"や"Windows
Media Technologies"などが挙げられる。
【0011】このような映像コンテンツの配信サービス
においても、広告事業モデルを適用する、すなわち配信
されるコンテンツ中に広告情報を挿入することにより、
無料若しくは低価格で視聴者にコンテンツを提供して、
視聴数を増加させることができる。この結果、視聴者、
コンテンツ提供者、広告主の3者にとってより利益のあ
る事業形態を構築することができる。
【0012】インターネットを介したコンテンツ配信サ
ービスに代表されるような、プル配信形式のコンテンツ
提供事業においては、個々の視聴者毎にコンテンツに挿
入すべき広告情報を取捨選択して、パーソナライズ若し
くはカスタマイズされた広告宣伝サービスを行うことが
できる。
【0013】一般には、視聴者のプロファイルや趣味・
嗜好に基づいて使用すべき広告情報を選択することによ
り、視聴者の満足度が高まり、広告・宣伝効果を高める
ことができるとされている。しかしながら、視聴者の要
求のみを追求すると、同じ広告情報しか使用されず、広
告主が充分な利益を受けることができない。広告主にと
っては、例えば、販売・提供する自社の商品やサービス
に関連のあるコンテンツに対して広告情報を挿入しても
らいたいなどの要求条件がある。また、コンテンツ提供
者にとっては、コンテンツの内容やコンテキストなどに
従った広告情報を挿入してもらいたいという要望もある
であろう。
【0014】例えば、コンテンツ提供者と、広告主と、
視聴者の3者からなるコンテンツ配信システムにおい
て、システム全体の満足度が最大となるようにコンテン
ツに挿入する広告情報を選択するために、広告選択事業
なる事業モデルを考案することができる。
【0015】コンテンツ提供者が提供する個々のコンテ
ンツは、自身の属性情報と、挿入すべき広告情報の選択
に関する要求条件を備えている。また、広告主が用意す
る個々の広告情報は、自身の属性情報と、どのような視
聴者に見せたいか、あるいはどのようなコンテンツに挿
入してほしいかといった広告情報の選択に関する要求条
件を備えている。また、各視聴者においても、視聴者自
身の属性情報と、自分がどのような広告情報を見たいか
といった広告情報の選択に関する要求条件を備えてい
る。
【0016】広告選択事業者は、視聴者が視聴要求する
コンテンツに挿入すべき広告情報を選択する際に、広告
情報の属性とコンテンツの要求条件をマッチングした
り、コンテンツの属性と広告情報の要求条件をマッチン
グしたり、視聴者の属性と広告の要求条件をマッチング
したり、広告の属性と視聴者の要求条件をマッチングし
たりして、各マッチングにより得られたコスト値すなわ
ち満足度が最大となるような広告情報を選択することに
よって、システム全体の利益を挙げることができる。さ
らに、各コスト値に重み付けを行うことにより、広告情
報の選択に際し、広告選択事業者のポリシーをも組み込
むことができる。
【0017】ところで、動画像コンテンツ中の広告挿入
枠(スロット)にCMなどの広告映像を挿入して視聴者
に配信する場合、配信コンテンツは、複数の動画像クリ
ップから構成されることになる。そして、コンテンツ本
編は、コンテンツ制作・提供者が運営するサイトすなわ
ちコンテンツ提供サーバ上に蓄積される一方、広告映像
は広告主又はその代理店が運営するサイトすなわち広告
サーバ上に蓄積されることが一般的である。しかしなが
ら、分散して配置されたこれらサーバと視聴者端末との
ネットワーク接続環境は均一であるという保証はなく、
それぞれのサーバから視聴者に届く映像の品質が一定で
あるとは限らない。したがって、複数のサーバから届く
動画像クリップが交互に表示された場合には、クリップ
が切り替わる毎に画像の品位が変動して、視聴者にとっ
て不自然で見辛くなるという不具合が生じる。
【0018】従来のインターネット上の動画配信では、
別々のコンテンツ配信サーバ上にあるコンテンツ映像を
一緒に連続して視聴する場合、視聴者端末がそれぞれの
コンテンツ配信サーバと順次接続し、配信・再生を行う
ようになっている。視聴者端末と各コンテンツ配信サー
バとの間のネットワーク接続環境はそれぞれ異なるた
め、連続して視聴しているにもかかわらず、各コンテン
ツで同じ品質のサービス(画質、待ち時間など)を受け
ることができない。例えば、あるコンテンツの画質は良
くてもあるコンテンツの画質は悪いという状況や、最初
のコンテンツの待ち時間は短いが次のコンテンツの待ち
時間が異様に長いといったような状況が発生し易い。
【0019】動画像コンテンツの無料配信においては、
無料ゆえ視聴者は諦めがつき易いので、画質や待ち時間
といったサービスの質はそれほど問題ではないであろ
う。これに対し、有料配信においては支払い額相当のサ
ービス品位が要求されるゆえ非常に重要な問題となる。
例えば、コンテンツ中に広告情報を挿入すること(広告
収入)により有料コンテンツを無料配信する場合(上
述)には、コンテンツ本編だけではなく、広告映像は高
い品質であることが必要である。少なくとも、広告映像
はコンテンツ映像と同等、若しくはそれ以上の品質であ
ることを、広告主は期待するであろう。従来のコンテン
ツ配信技術では、このような要求を満たすことはできな
い。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、スト
リーミング技術などを利用して、動画、静止画、音楽な
どのコンテンツ素材をネットワーク配信して高品位画像
をリアル再生することができる、優れたコンテンツ配信
装置、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信方
法、並びに記憶媒体を提供することにある。
【0021】本発明の更なる目的は、動画像コンテンツ
本体に対して広告映像が挿入されている場合などのよう
に複数のコンテンツ素材の配列によって構成されるコン
テンツを高品質で配信サービスすることができる、優れ
たコンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム及びコ
ンテンツ配信方法、並びに記憶媒体を提供することにあ
る。
【0022】本発明の更なる目的は、動画、静止画、音
楽などの各コンテンツ素材がネットワーク環境の均一性
が保証されていない複数のサーバ上に分散して配置され
る場合において、一定の品質でコンテンツを配信サービ
スすることができる、優れたコンテンツ配信装置、コン
テンツ配信システム及びコンテンツ配信方法、並びに記
憶媒体を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、ネットワーク上の1以上の装置に分散して配置され
た複数のコンテンツ素材からなるコンテンツを配信する
コンテンツ配信装置又はコンテンツ配信方法であって、
ネットワーク経由でコンテンツの視聴要求を受信する受
信手段又はステップと、視聴要求されたコンテンツを構
成する各コンテンツ素材をネットワーク上で探索して取
得する探索手段又はステップと、視聴要求されたコンテ
ンツを要求元に配信する配信手段又はステップと、を具
備することを特徴とするコンテンツ配信装置である。
【0024】本発明の第1の側面に係るコンテンツ配信
装置及びコンテンツ配信方法は、例えば、インターネッ
ト上の動画配信などにおいて、視聴要求されたコンテン
ツが複数の映像クリップからなり、且つ、それぞれの映
像クリップがネットワーク上で通信品質の均一性が保証
されていない1以上のサーバ上に分散して配置される場
合に適用される。勿論、動画像以外に、静止画や音楽な
どのさまざまなコンテンツ素材の配列からなるようなコ
ンテンツを配信する場合においても、本発明を適用する
ことができる。
【0025】例えば、映画や番組などの動画像コンテン
ツを配信サービスにおいて、コンテンツ本編中に設けら
れた広告挿入枠(スロット)にCMなどの広告映像を挿
入してから視聴者に配信するような場合には、コンテン
ツ本編は、コンテンツ制作者やコンテンツ提供者が運営
するコンテンツ提供サーバ上に蓄積され、広告映像は、
広告主又はその代理店が運営する広告サーバ上に蓄積さ
れている。コンテンツ提供サーバと広告サーバは、通
常、ネットワーク上で物理的に異なる場所に配置されて
いるので、各サーバと視聴者端末とのネットワーク接続
環境は均一とは限らない。このため、コンテンツ本編に
係る映像クリップをコンテンツ提供サーバから視聴者に
配信するとともに、スロットに挿入すべき広告映像を広
告サーバから配信した場合には、本編とCMとで表示画
像の品質が相違するために、視聴者にとって不具合が生
じてしまう可能性がある。
【0026】そこで、本発明の第1の側面に係るコンテ
ンツ配信装置及びコンテンツ配信方法によれば、配信コ
ンテンツを構成する各コンテンツ素材を単一のコンテン
ツ配信装置に収集し又は経由することによって、視聴者
端末とコンテンツ配信サーバとの間のネットワーク接続
環境を1つに限定することができ、この結果、コンテン
ツ全体を通して(すなわち個々のコンテンツ素材の視聴
において)、一定の品質のサービス(例えば画質、待ち
時間など)を保証することができる。
【0027】例えば、インターネット上の動画配信にお
いて、別々の配信サーバ上にあるコンテンツ映像や広告
映像を一緒に連続して視聴する際に、コンテンツ制作・
提供者や広告主は、自前のサーバ上からインターネット
・サービス・プロバイダのサーバ経由で配信することに
より、配信コンテンツ全体を通して同じ品質のサービス
を提供することができる。
【0028】ここで、映画や番組などのコンテンツ本編
に挿入される広告情報は、例えば、ネットワーク上でコ
ンテンツを提供するコンテンツ提供者と、コンテンツに
付随して広告情報を提供する広告主と、コンテンツを視
聴する視聴者とからなる情報提供空間におけるシステム
全体の満足度を基にして、視聴者毎に動的に選択するこ
とができる。
【0029】本発明の第1の側面に係るコンテンツ配信
装置は、それ自身が視聴要求されたコンテンツ本体又は
これを構成するコンテンツ素材を蓄積していてもよい。
【0030】また、前記探索手段又はステップは、ネッ
トワーク上の外部装置に配置された映像クリップ(ある
いは、静止画や音楽)などのコンテンツ素材をコピーし
て取得するようにしてもよい。
【0031】あるいは、前記探索手段又はステップは、
ネットワーク上の外部装置に配置された映像クリップ
(あるいは、静止画や音楽)などのコンテンツ素材をス
トリーミング配信により取得するようにしてもよい。
【0032】あるいは、前記探索手段又はステップは、
ネットワーク上の外部装置に配置された映像クリップ
(あるいは、静止画や音楽)などのコンテンツ素材に対
してネットワーク・ファイル・システム(NFS)を利
用してアクセスするようにしてもよい。勿論、ネットワ
ーク上に分散されたファイルをトランスペアレントな状
態でアクセスすることができるNFS以外の手段を用い
て、ネットワーク上の外部装置のコンテンツにアクセス
するようにしてもよい。
【0033】また、前記配信手段又はステップは、視聴
要求されたコンテンツを構成するすべての映像クリップ
(あるいは、静止画や音楽)などのコンテンツ素材を取
得し終えてから、要求元へのコンテンツ配信を開始する
ようにしてもよい。
【0034】あるいは、前記配信手段又はステップは、
最初に配信すべき映像クリップ(あるいは、静止画や音
楽)などのコンテンツ素材の準備を終えてから、要求元
へのコンテンツ配信を開始するようにしてもよい。
【0035】あるいは、前記配信手段又はステップは、
最初に配信すべき映像クリップ(あるいは、静止画や音
楽)などのコンテンツ素材を取得しつつ、要求元へのコ
ンテンツ配信を開始するようにしてもよい。
【0036】あるいは、前記配信手段又はステップは、
視聴要求された配信コンテンツを構成する映像クリップ
(あるいは、静止画や音楽)などの各コンテンツ素材を
ネットワーク上の各外部装置からコピーしながら、要求
元へのコンテンツ配信を同時に行なうようにしてもよ
い。
【0037】また、本発明の第2の側面は、ネットワー
ク上の1以上の装置に分散して配置された複数のコンテ
ンツ素材からなるコンテンツを配信するコンテンツ配信
システム又はコンテンツ配信方法であって、ネットワー
ク経由でコンテンツの視聴要求を受信する受信手段又は
ステップと、コンテンツ配信処理を行うべきネットワー
ク上のコンテンツ配信装置を選択する選択手段又はステ
ップと、視聴要求されたコンテンツを構成する各コンテ
ンツ素材をネットワーク上で探索して取得する探索手段
又はステップと、該選択されたコンテンツ配信装置経由
で視聴要求されたコンテンツを要求元に配信する配信手
段又はステップと、を具備することを特徴とするコンテ
ンツ配信システム又はコンテンツ配信方法である。
【0038】但し、ここで言う「システム」とは、複数
の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が
論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュ
ールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
【0039】本発明の第2の側面に係るコンテンツ配信
システム及びコンテンツ配信方法は、例えば、インター
ネット上の動画配信などにおいて、視聴要求されたコン
テンツが映像クリップ(あるいは、静止画や音楽)など
の複数のコンテンツ素材からなり、且つ、各コンテンツ
素材がネットワーク上で接続環境の均一性が保証されて
いない1以上のサーバ上に分散して配置される場合に適
用される。
【0040】すなわち、本発明の第2の側面に係るコン
テンツ配信システム及びコンテンツ配信方法によれば、
ネットワーク接続環境やネットワーク負荷などを考慮し
て、適切なコンテンツ配信サーバ経由で視聴者に映像ク
リップ(あるいは、静止画や音楽)などのコンテンツ素
材を配信するようにすることで、視聴者端末とコンテン
ツ配信サーバとの間のネットワーク環境を1つに限定す
ることができ、配信コンテンツ全体を通して(すなわ
ち、個々のコンテンツ素材の視聴において)一定の品質
のサービス(例えば画質、待ち時間など)を保証するこ
とができる。
【0041】ここで、前記選択手段又はステップは、コ
ンテンツの視聴要求元が最初にアクセスした装置をコン
テンツ配信装置として選択するようにしてもよい。
【0042】あるいは、前記選択手段又はステップは、
コンテンツを視聴要求する端末とのネットワーク接続環
境が最も良い装置をコンテンツ配信装置として選択する
ようにしてもよい。このような場合、視聴者に対してよ
り良い品質のサービスを提供することができる。
【0043】あるいは、前記選択手段又はステップは、
視聴要求された配信コンテンツにおける主要部分のコン
テンツ素材を保持する装置をコンテンツ配信装置として
選択するようにしてもよい。このような場合、映像クリ
ップ(あるいは、静止画や音楽)などの各コンテンツ素
材を保持するコンテンツ配信サーバ間でのトラフィック
を低減することができる。
【0044】また、本発明の第3の側面は、ネットワー
ク上の1以上の装置に分散して配置された複数のコンテ
ンツ素材からなるコンテンツを配信するコンテンツ配信
処理をコンピュータ・システム上で実行するように記述
されたコンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ可読
形式で物理的に格納した記憶媒体であって、前記コンピ
ュータ・ソフトウェアは、ネットワーク経由でコンテン
ツの視聴要求を受信する受信ステップと、視聴要求され
たコンテンツを構成する各コンテンツ素材をネットワー
ク上で探索して取得する探索ステップと、視聴要求され
たコンテンツを要求元に配信する配信ステップと、を具
備することを特徴とする記憶媒体である。
【0045】また、本発明の第4の側面は、ネットワー
ク上の1以上の装置に分散して配置された複数のコンテ
ンツ素材からなるコンテンツを配信するコンテンツ配信
処理をコンピュータ・システム上で実行するように記述
されたコンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ可読
形式で物理的に格納した記憶媒体であって、前記コンピ
ュータ・ソフトウェアは、ネットワーク経由でコンテン
ツの視聴要求を受信する受信ステップと、コンテンツ配
信処理を行うべきネットワーク上のコンテンツ配信装置
を選択する選択ステップと、視聴要求されたコンテンツ
を構成する各コンテンツ素材をネットワーク上で探索し
て取得する探索ステップと、該選択されたコンテンツ配
信装置経由で視聴要求されたコンテンツを要求元に配信
する配信ステップと、を具備することを特徴とする記憶
媒体である。
【0046】本発明の第3又は第4の側面に係る各記憶
媒体は、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能
な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ
・ソフトウェアをコンピュータ可読な形式で提供する媒
体である。このような媒体は、例えば、CD(Compact
Disc)やFD(Floppy Disk)、MO(Magneto-Optical
disc)などの着脱自在で可搬性の記憶媒体である。ある
いは、ネットワーク(ネットワークは無線、有線の区別
を問わない)などの伝送媒体などを経由してコンピュー
タ・ソフトウェアを特定のコンピュータ・システムに提
供することも技術的に可能である。
【0047】このような記憶媒体は、コンピュータ・シ
ステム上で所定のコンピュータ・ソフトウェアの機能を
実現するための、コンピュータ・ソフトウェアと記憶媒
体との構造上又は機能上の協働的関係を定義したもので
ある。換言すれば、本発明の第3又は第4の各側面に係
る記憶媒体を介して所定のコンピュータ・ソフトウェア
をコンピュータ・システムにインストールすることによ
って、コンピュータ・システム上では協働的作用が発揮
され、本発明の第1の側面に係る広告選択装置及び広告
選択方法、又は、本発明の第2の側面に係るコンテンツ
配信装置、コンテンツ配信システム及びコンテンツ配信
方法と同様の作用効果を得ることができる。
【0048】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
【0050】A.システム構成 図1には、本発明の一実施形態に係るコンテンツ/広告
提供システム1の構成を概略的に示している。コンテン
ツ/広告提供システム1上では、ネットワークを介し
て、動画像からなる映像コンテンツなどが、パーソナラ
イズされた広告情報とともに配信サービスされる仕組み
が提供される。ここで言うネットワークは、例えば、イ
ンターネットのような広域ネットワークであり、TCP
/IP(Transmission Control Protocol/Internet Pro
tocol)などの所定の通信プロトコルに従って機器間を
相互接続させることができる。
【0051】同図に示すように、このコンテンツ/広告
提供システム1は、映像コンテンツなどのコンテンツを
提供すなわち配信サービスするコンテンツ提供者が運営
するコンテンツ・サーバ10と、広告主によって運営さ
れ、配信コンテンツに挿入すべき広告情報を蓄積し提供
する広告サーバ20と、配信サービスされるコンテンツ
を視聴する視聴者が所持する視聴者端末30と、配信コ
ンテンツに挿入すべき広告情報を選択してパーソナライ
ズ広告選択サービスを行う広告選択事業者が運営する広
告選択サーバ40とで構成される。
【0052】コンテンツ/広告提供システム1を構成す
るコンテンツ提供者、広告主、視聴者、並びに、広告選
択事業者のことを、以下では「プレイヤ」とも呼ぶ。
【0053】各サーバ・マシン10,20,40は、例
えば、ワークステーション(WS)やパーソナル・コン
ピュータ(PC)上で所定のサーバ・アプリケーション
を起動するという形態によって実装することができる。
また、視聴者端末30は、例えば、パーソナル・コンピ
ュータ上でWebブラウザなどのクライアント・アプリ
ケーションを起動するという形式によって実装すること
ができる。
【0054】これらサーバ及びクライアントなどの各マ
シンは、Ethernetなどの物理的な接続手段を用
いて、インターネットなどのTCP/IPネットワーク
に接続されている。そして、各マシンどうしは、所定の
認証処理を経て安全に相互接続されている。
【0055】視聴者端末30は、ネットワークを介して
コンテンツ・サーバ10と接続されている。したがっ
て、視聴者は、視聴者端末30を操作することにより、
コンテンツ・サーバ10が提供する動画像などのコンテ
ンツを指定することができる。コンテンツ・サーバ10
がRealServerなどのストリーミング配信技術
を実装し、且つ、視聴者端末30上でRealPlay
erなどの動画再生ソフトウェアをインストールしてお
くことで、視聴者は要求したコンテンツをリアルタイム
で再生すなわち視聴することができる。
【0056】また、コンテンツ・サーバ10は、同様に
ネットワーク経由で、広告サーバ20や広告選択サーバ
40と接続されており、視聴者から要求された配信コン
テンツに挿入すべき広告情報の要求、すなわち広告選択
要求を発行することができる。そして、広告選択サーバ
40から選択・返信された広告情報を広告サーバ20か
ら取得して、これをコンテンツ中に挿入することで、当
該広告を視聴者端末30上で露出させることができる。
【0057】さらに、本実施形態に係るコンテンツ・サ
ーバ10は、視聴者端末30上での広告情報の露出を検
出する機能を備え、広告露出時には、広告選択サーバ4
0に広告露出ログを送信するようになっている。例え
ば、コンテンツ・サーバ10上に広告選択要求や広告露
出ログ送信などの拡張機能を実現するためのプラグイン
・ソフトウェアをインストールしておけばよい。
【0058】広告選択サーバ40は、視聴者プロファイ
ル、広告属性、コンテンツ属性などの各種データベース
とネットワークを介して接続されている。そして、広告
選択サーバ40は、コンテンツ・サーバ10からの広告
選択要求を受理すると、要求内容とデータベースの内容
に応じて、コンテンツとともに露出すべき広告情報を選
択して、その選択結果を応答として返信する。また、広
告選択サーバ40は、コンテンツ・サーバ10から広告
露出ログを受理すると、これを広告視聴履歴としてデー
タベースに保存する機能を持つ。
【0059】広告選択サーバ40は、アプリケーション
・サーバである"Weblogic Server"が動作するワークス
テーションやパーソナル・コンピュータを用いて構成さ
れる。広告選択要求の処理や広告露出ログの保存を行う
ソフトウェアは、例えばJavaプログラムによって記
述することができる。
【0060】また、視聴者情報(趣味嗜好、年齢、住所
など)、広告属性(視聴者のターゲティング)、コンテ
ンツ属性(優先広告の情報など)、広告視聴履歴などを
蓄積する各データベースは、例えば、リレーショナル・
データベース(RDB)・システムであるOracle
が動作するワークステーション又はパーソナル・コンピ
ュータを用いて構成することができる。
【0061】ここで、図1に示したサーバ10,20,
40やクライアントなどのホスト端末として使用可能な
コンピュータ・システムの構成について説明する。図2
には、この種のコンピュータ・システム100のハード
ウェア構成例を模式的に示している。
【0062】システム100のメイン・コントローラで
あるCPU(Central Processing Unit)111は、オ
ペレーティング・システムOSの制御下で、各種のアプ
リケーションを実行するようになっている。例えば、コ
ンテンツ提供用のサーバ・アプリケーション、広告情報
提供用のサーバ・アプリケーション、各コンテンツに挿
入する広告情報を選択する広告選択用のサーバ・アプリ
ケーションや、コンテンツ視聴用のクライアント・アプ
リケーションがCPU111により実行されることで、
システム100は、各サーバ10,20,40、あるい
は視聴者端末30として稼働する。
【0063】図示の通り、CPU111は、バス117
によって他の機器類(後述)と相互接続されている。バ
ス117上の各機器にはそれぞれ固有のメモリ・アドレ
ス又はI/Oアドレスが付与されており、CPU111
はこれらアドレスによって機器アクセスが可能となって
いる。バス117の一例はPCI(Peripheral Compone
nt Interconnect)バスである。
【0064】メモリ112は、プロセッサ111におい
て実行されるプログラム・コードを格納したり、実行中
の作業データを一時保管するために使用される記憶装置
である。同図に示すメモリ112は、不揮発及び揮発メ
モリ双方を含むものと理解されたい。
【0065】ディスプレイ・コントローラ113は、プ
ロセッサ111が発行する描画命令を実際に処理するた
めの専用コントローラであり、例えばSVGA(Super
Video Graphic Array)又はXGA(eXtended Graphic
Array)相当のビットマップ描画機能をサポートする。
ディスプレイ・コントローラ113において処理された
描画データは、例えばフレーム・バッファ(図示しな
い)に一旦書き込まれた後、表示装置121に画面出力
される。表示装置121は、例えば、CRT(Cathode
Ray Tube)ディスプレイや、液晶表示ディスプレイ(Li
quid Crystal Display)などである。
【0066】入力機器インターフェース114は、キー
ボード122やマウス123などのユーザ入力機器をシ
ステム100に接続するための装置である。後述するよ
うに、コンテンツ提供サーバ10、広告提供サーバ2
0、視聴者端末30上では、それぞれコンテンツ用、広
告情報用、視聴者用の属性情報や広告選択に関する要求
条件(OPTINOUT情報)の各項目を入力しなけれ
ばならない。コンピュータ・システム100上では、キ
ーボード122及びマウス123を用いてこれら項目の
設定内容を入力することができる。
【0067】ネットワーク・インターフェース115
は、Ethernetなどの所定の通信プロトコルに従
って、システム100をLAN(Local Area Network)
などのネットワークに接続することができる。ネットワ
ーク・インターフェース115は、一般に、LANアダ
プタ・カードという形態で提供され、マザーボード(図
示しない)上のPCIバス・スロットの装着して用いら
れる。但し、ネットワーク・インターフェースではな
く、モデム(図示しない)経由で外部ネットワークに接
続することもできる。
【0068】LAN上では、複数のホスト(コンピュー
タ)がトランスペアレントな状態で接続され、分散コン
ピューティング環境が構築されている。また、ホストの
一部はルータとして稼動し、さらに他のLANやインタ
ーネットなどの外部ネットワークに接続されている。イ
ンターネット上では、ソフトウェア・プログラムやデー
タ・コンテンツなどの配信が行われる。
【0069】本実施形態では、コンテンツやコンテンツ
に挿入する広告情報がネットワーク経由で配信されてい
るものとする。例えば、コンピュータ・システム100
で構成されるコンテンツ・サーバ10は、視聴者端末に
対して、動画像などのコンテンツをネットワーク経由で
ストリーミング配信する。
【0070】また、コンテンツ、広告情報、並びに視聴
者に設定された属性情報や広告選択のための要求条件
(OPTINOUT情報)は、ネットワーク経由でシス
テム間を移動することができる。したがって、広告選択
サーバ40として稼動するコンピュータ・システム10
0上では、それぞれのコンテンツ、広告情報、並びに視
聴者に設定された属性情報や広告選択のための要求条件
(OPTINOUT情報)をデータベース登録してお
き、ある視聴者が要求したコンテンツに挿入すべき広告
情報をこれらデータベースに基づいてマッチング処理し
て、コンテンツ/広告提供システム1全体の利益が最大
となる広告情報を選択することができる(後述)。ま
た、広告選択サーバ40は、広告情報の選択結果を、ネ
ットワーク経由でコンテンツ・サーバ10や広告サーバ
20などの他のホスト端末に通知することができる。
【0071】外部機器インターフェース116は、ハー
ド・ディスク・ドライブ(HDD)124やメディア・ド
ライブ125などの外部装置をシステム100に接続す
るための装置である。外部機器インターフェース116
は、例えば、IDE(Integrated Drive Electronics)
やSCSI(Small Computer System Interface)など
のインターフェース規格に準拠する。
【0072】HDD124は、記憶担体としての磁気デ
ィスクを固定的に搭載した外部記憶装置であり(周
知)、記憶容量やデータ転送速度などの点で他の外部記
憶装置よりも優れている。ソフトウェア・プログラムを
実行可能な状態でHDD126上に置くことをプログラ
ムのシステムへの「インストール」と呼ぶ。通常、HD
D124には、CPU111が実行すべきオペレーティ
ング・システムのプログラム・コードや、アプリケーショ
ン・プログラム、デバイス・ドライバなどが不揮発的に格
納されている。
【0073】例えば、本実施形態に係るコンテンツ・サ
ーバ用アプリケーションや、広告サーバ用アプリケーシ
ョン、広告選択サーバ用アプリケーション、視聴者端末
用クライアント・アプリケーションなどは、HDD12
4上にインストールされる。また、それぞれのコンテン
ツや広告情報、視聴者において設定された属性情報や広
告選択のための要求条件(OPTINOUT情報)も、
HDD124上に蓄積しておくことができる。また、広
告選択サーバ40においては、各広告情報を視聴者に露
出させた広告露出ログを広告視聴履歴としてHDD12
4上で記録しておくことができる。
【0074】また、メディア・ドライブ125は、CD
(Compact Disc)やMO(Magneto-Optical disc)、D
VD(Digital Versatile Disc)などの可搬型メディア
を装填して、データ記録面にアクセスするための装置で
ある。可搬型メディアは、主として、ソフトウェア・プ
ログラムやデータ・ファイルなどをコンピュータ可読形
式のデータとしてバックアップすることや、これらをシ
ステム間で移動(販売・流通・配布を含む)する目的で使
用される。
【0075】例えば、本実施形態に係るコンテンツ・サ
ーバ用アプリケーションや、広告サーバ用アプリケーシ
ョン、広告選択サーバ用アプリケーション、視聴者端末
用クライアント・アプリケーションなどを、これら可搬
型メディアを利用して流通・配布することができる。ま
た、それぞれのコンテンツや広告情報、視聴者において
設定された属性情報や広告選択のための要求条件(OP
TINOUT情報)も、これら可搬型メディアを利用し
て流通・配布することができる。勿論、各視聴者毎に広
告情報がパーソナライズされた動画像コンテンツも、コ
ンテンツ・サーバ10からストリーミング配信するので
はなく、この種の可搬型メディアに格納してシステム間
を移動させることができる。
【0076】なお、図2に示すようなコンピュータ・シ
ステム500の一例は、米IBM社のパーソナル・コン
ピュータPC/AT(Personal Computer/Advanced Tec
hnology)の互換機又は後継機である。勿論、他のアー
キテクチャを備えた計算機システムを本実施形態に係る
ホスト端末に適用することも可能である。
【0077】B.パーソナライズされたコンテンツの配
信サービス 図1に示したようなコンテンツ/広告提供システム1に
おいては、以下に示す手順により、視聴者端末30に広
告付きコンテンツが提供される。
【0078】(1)視聴者端末30がコンテンツ・サー
バ10に視聴要求を行う。 (2)コンテンツ・サーバ10は、広告選択サーバ40
に、要求されたコンテンツに挿入すべき広告情報の選択
要求を行う。 (3)広告選択サーバ40は、視聴者プロファイル、広
告属性、コンテンツ属性などをのマッチング結果に基づ
いて(後述)、最適な広告情報を選択して、要求元のコ
ンテンツ・サーバ10に通知する。 (4)コンテンツ・サーバ10は、広告サーバ20か
ら、最適広告情報を取得する。 (5)コンテンツ・サーバ10は、視聴者端末30から
指定されたコンテンツに最適広告情報を組み込んで、S
MIL(Synchronized Multimedia Integrated Languag
e)形式データとして、視聴者端末30にコンテンツ配
信する。 (6)視聴者端末30上で、指定された動画像コンテン
ツがリアル再生される。
【0079】ここで、SMIL(Synchronized Multime
dia Integrated Language)とは、W3C(WWW Consort
ium)で仕様策定された、独立したマルチメディア・オ
ブジェクトを同期的に表示するための統合化技術のこと
である。SMILフォーマットによれば、オーディオや
ビデオのマルチメディア・プレゼンテーションにおける
時間的な振る舞い、画面上のプレゼンテーションのレイ
アウトなどの記述を行うことができる。
【0080】C.広告選択サーバによる広告選択 広告選択サーバ40は、視聴者がコンテンツを選択した
際に、視聴者、コンテンツ提供者、広告主、さらには広
告選択事業者の4者それぞれの利害関係を調整して、広
告サーバ20上に登録されている広告情報群の中から、
適切な広告を選び出すことができる。より具体的には、
視聴者、コンテンツ、広告情報の各プレイヤがそれぞれ
持つ属性情報と他者への要求条件とを比較照合してコス
ト計算することによって、3者の利益を総合的に勘案し
て、特定の個人の利益に偏らず、コンテンツ/広告提供
システム1全体の利益が最大となるような広告情報を選
択する。
【0081】本実施形態では、コンテンツ、広告情報、
視聴者の各プレイヤはそれぞれ、自分の属性情報と、広
告選択に関する指針若しくは要求条件を記述した選択指
針(OPTINOUT情報)のうち一方又は双方を備え
ている。
【0082】属性情報やOPTINOUT情報は、複数
の項目で構成される。広告選択サーバ40は、一方のプ
レイヤの属性情報と他方のプレイヤのOPTINOUT
データ間で同一項目を比較して、その一致度によりプレ
イヤどうしの広告選択に関するマッチングを行い、各マ
ッチング結果を総合的に判断することによって、コンテ
ンツとともに使用すべき広告情報の候補(候補広告)を
選択する。
【0083】属性情報は、コンテンツ、広告、視聴者そ
れぞれの属性を表すデータである。属性情報は、複数の
項目で構成され(後述)、各項目との一致度合いを0〜
1.0の点数で表す。性別などのように幅を持てない属
性データの項目に関しては、一致した場合は点数1を、
一致しない場合は点数0を与えるものとする。
【0084】OPTINOUTデータは、ある広告に対
する選択指針又は要求条件を示すデータである。その選
択指針を示すために、OPTINOUTデータは、マス
タ・データとして用意される複数の項目で構成され、限
定、優先、禁止、点数という4種類のタイプのうち1つ
を用いて各項目の属性値を与えるようになっている。点
数タイプに従ってOPTINOUTデータを表す場合に
は、OPTINOUTデータを構成する各項目に−1.
0〜1.0の値を指定する。
【0085】広告選択サーバ40では、属性情報とOP
TINOUTデータとのマッチング結果に基づいて広告
情報を選択するようになっている。本実施形態に係るコ
ンテンツ/広告提供システム1では、マッチングは、以
下の4種類に大きく分類される(図3を参照のこと)。
【0086】マッチング1(M1):広告属性とコンテ
ンツOPTINOUTデータの比較 マッチング2(M2):コンテンツ属性と広告OPTI
NOUTデータの比較 マッチング3(M3):視聴者属性及び視聴者OPTI
NOUTと広告OPTINOUTデータの比較 マッチング4(M4):広告属性と視聴者OPTINO
UTデータの比較
【0087】また、図3に示すように、マッチング3の
一部において、広告のOPTINOUT情報と視聴者の
OPTINOUT情報の比較を行っているが、処理上で
は、視聴者のOPTINOUT情報を視聴者属性の一部
として考えることとなる。
【0088】これら4種類のマッチングから、各マッチ
ングにおけるコスト配列が生成され、これに広告選択事
業者のポリシー、すなわち各マッチングに割り振られた
重み因子を合わせ込むことにより(下式を参照のこ
と)、候補広告の最終的なコスト配列が生成される。
【0089】
【数1】 Cost=a×M1+b×M2+c×M3+d×M4 (但し、a+b+c+d=1)
【0090】勿論、広告選択サーバ40は、広告情報を
選択した回数(若しくは視聴者に露出した回数)に応じ
て、該当する広告主に対する広告料を算出し、さらに課
金処理を行うようにしてもよい。
【0091】D.コンテンツ・サーバによるパーソナラ
イズされたコンテンツの配信 上述したように、本実施形態に係るコンテンツ・サーバ
10は、視聴者からの動画像コンテンツの視聴要求に応
答して、コンテンツ/広告提供システム1全体の満足度
が最大となる広告映像を選択して、視聴要求されたコン
テンツの広告挿入枠(スロット)に挿入してから、パー
ソナライズされた動画像コンテンツとして、視聴者端末
30にストリーミング配信することができる。
【0092】ここで、広告挿入枠に広告映像が挿入され
た形態のコンテンツは、複数の動画像クリップの時系列
的な配列で構成される。また、コンテンツ本編に関する
動画像クリップは、コンテンツ・サーバ10上に蓄積さ
れ、広告情報に関する動画像クリップは広告サーバ20
上に蓄積されている。言い換えれば、パーソナライズさ
れた動画像コンテンツは、ネットワーク上に分散して配
置された動画像クリップで構成されていると言うことが
できる。
【0093】従来のインターネット上の動画配信では、
別々のサーバ上にあるコンテンツ映像を一緒に連続して
視聴する場合、視聴者端末30がそれぞれのサーバ1
0,20と順次接続し、配信・再生を行うようになって
いる。視聴者端末30と各サーバ10,20との間のネ
ットワーク環境はそれぞれ異なるため、連続して視聴し
ているにも拘わらず、各コンテンツで同じ品質のサービ
ス(画質、待ち時間など)を受けることができない。例
えば、あるコンテンツの画質は良くてもあるコンテンツ
の画質は悪いという状況や、最初のコンテンツの待ち時
間は短いが次のコンテンツの待ち時間が異様に長いとい
ったような状況が発生し易い。動画像コンテンツの有料
配信においては、このような再生映像の品質ムラは非常
に致命的な問題となる。
【0094】そこで、本実施形態に係るコンテンツ/広
告提供システム1においては、別々のサーバ10,20
上にあるコンテンツ映像や広告映像を一緒に連続して視
聴する際に、コンテンツ制作・提供者や広告主は、自前
のサーバ上から所定インターネット・サービス・プロバ
イダが開設するコンテンツ配信専用のサーバ経由で配信
するように構成することにより、配信コンテンツ全体を
通して同じ品質のサービスを提供することとした。この
ような場合、すべてのコンテンツ映像・広告映像を特定
のコンテンツ配信配信サーバ経由で配信を行うので、コ
ンテンツ映像や広告映像などをプロバイダのサーバへコ
ピーする必要がない。
【0095】図4には、別々のサーバ10,20上にあ
るコンテンツ映像や広告映像を一緒に連続して視聴する
という観点から、本実施形態に係るコンテンツ/広告提
供システム1の機能構成を図解している。
【0096】同図に示すように、視聴者端末30は、イ
ンターネットなどの広域ネットワークを介して、1以上
のコンテンツ配信サーバ50A,50B…や、1以上の
コンテンツ素材サーバ60A,60B…と相互接続され
ている。
【0097】コンテンツ配信サーバ50A,50B…
は、各種コンテンツを保持し、視聴者端末30からの要
求に応じてコンテンツを配信する。配信コンテンツは、
1又は複数の映像クリップで構成される。各映像クリッ
プはコンテンツ配信サーバ群、コンテンツ素材サーバ群
に分散している。コンテンツ配信サーバ50A,50B
…には、動画コンテンツの配信機能を有する動画配信ソ
フトウェア(RealServer)が動作するワーク
ステーション(WS)又はパーソナル・コンピュータ
(PC)を使用している。また、各コンテンツ素材サー
バから必要な映像クリップを集める処理を行うためのソ
フトウェア(RealServerプラグイン・ソフト
ウェア)がインストールされている。
【0098】コンテンツ配信サーバ50A,50B…の
一部は、インターネット上でコンテンツ配信その他の情
報提供サービスを行うインターネット・サービス・プロ
バイダ(ISP)によって運営されている。また、他の
一部は、視聴者が視聴要求するコンテンツ本体(例え
ば、映画や番組本編)を制作・提供するコンテンツ提供
者によって運営されている。
【0099】また、コンテンツ素材サーバ60A,60
B…は、視聴者に視聴してもらうコンテンツ素材である
動画像クリップを蓄積し、ネットワーク上で提供してい
る。コンテンツ素材サーバ60A,60B…は、各種映
像クリップを保持する。本実施形態では、コンテンツ素
材サーバ60A,60B…は、視聴者端末への配信機能
は基本的には持たないものとする。コンテンツ素材サー
バ60A,60B…には、Webサーバ(Apach
e)が動作するワークステーション(WS)又はパーソ
ナル・コンピュータ(PC)を使用している。ここで言
うコンテンツ素材は、例えば、コンテンツ本体の広告挿
入枠に挿入される広告映像である。コンテンツ素材サー
バの一部は、広告挿入枠に挿入される(広告主から提供
される)広告映像クリップを提供する広告サーバ20で
ある。
【0100】なお、ネットワーク上にはコンテンツに挿
入すべき広告を選択する広告選択サーバ40も存在する
が(上述並びに図1を参照のこと)、広告選択サーバ4
0上での処理動作自体は、コンテンツ映像や広告映像を
一緒に連続して視聴するという機能構成とは直接関連し
ないので、図4上では広告選択サーバ40の所在を省略
している。
【0101】視聴者端末30には、Webブラウザと動
画再生ソフトウェア(RealPlayer)が動作す
るパーソナル・コンピュータ(PC)を使用している
(前述)。図4に示すようなネットワーク環境下では、
視聴者は視聴者端末30を操作することにより、コンテ
ンツ配信サーバ50A,50B…にアクセスして、アク
セス先で提供されているコンテンツを選択して視聴すな
わちコンテンツをリアル再生することができる。
【0102】図5には、図4に示したコンテンツ/広告
提供システム1上においてコンテンツ映像や広告映像を
一緒に連続して視聴するための動作を行うための処理手
順をフローチャートの形式で示している。以下、このフ
ローチャートに従って、ネットワークに分散された複数
の映像クリップを連続して視聴するための仕組みについ
て説明する。
【0103】まず、視聴者は、視聴者端末30を操作し
て、視聴したいコンテンツや、コンテンツ配信サーバ5
0Aのコンテンツを選択する(ステップS1)。
【0104】これに対し、コンテンツ配信サーバ50A
は、選択されたコンテンツが、他のコンテンツ配信サー
バ50B…や、コンテンツ素材サーバ60A,60B…
の映像クリップを含んでいるかいないかを判断する(ス
テップS2)。
【0105】他のサーバ群の映像クリップを含んでいな
い場合は、コンテンツ配信サーバ50Aは、視聴者端末
30に対して、要求されたコンテンツのストリーミング
配信を開始する(ステップS3)。
【0106】他方、他のコンテンツ配信サーバ50B…
やコンテンツ素材サーバ60A,60B…の映像クリッ
プを含んでいる場合は、該当するサーバから映像クリッ
プを収集すなわちコンテンツのコピーを行う(ステップ
S5)。
【0107】このようにして映像クリップの収集を行っ
た結果、すべての映像クリップの準備が終了したら(ス
テップS2)、視聴者端末30に対してコンテンツのス
トリーミング配信を開始する(ステップS3)。
【0108】これに対し、視聴者端末30側では、スト
リーミング配信されるコンテンツのリアル再生を開始す
る(ステップS4)。
【0109】なお、上記の説明では、最初に視聴者がア
クセスしたコンテンツ配信サーバ50Aを経由してすべ
てのコンテンツが配信される手法を説明したが、最初に
アクセスしたコンテンツ配信サーバと、要求されたコン
テンツを現実に配信するコンテンツ配信サーバが同一で
ある必要は必ずしもない。例えば、各サーバにおける現
在のワークロードやネットワーク環境などに応じて、経
由すべきコンテンツ配信サーバを動的に選択するように
してもよい。どのコンテンツ配信サーバを経由して配信
するかを選択するためには、以下に示す各種方法が挙げ
られる。
【0110】 ● 最初にアクセスしたコンテンツ配信サーバを経由す
る。 ● 視聴者端末とのネットワーク接続環境がもっとも良
いコンテンツ配信サーバを経由する。これにより、視聴
者へ良い品質のサービスを提供することができる。 ● 視聴者により選択されたコンテンツの主要な映像ク
リップを有するコンテンツ配信サーバを経由する。これ
により、コンテンツ配信サーバ間のトラフィックを減少
することができる。
【0111】また、上記の説明では、すべてての映像ク
リップを集めてからコンテンツの配信を開始する手法を
説明したが、配信を開始するタイミングとしては、以下
に示す幾つかを挙げることができる。
【0112】 ● サーバ群から映像クリップをすべて集め終えてか
ら、配信を開始する。 ● 最初に配信する映像クリップの準備を終えてから、
配信を開始する。 ● 最初に配信する映像クリップを取得しつつ、配信を
開始する。 ● 映像クリップをサーバ群からコピーしながら、同時
に配信する。
【0113】また、コンテンツ配信サーバ間での映像ク
リップの受け渡し方法も、以下に示すように、幾つか考
えられる。
【0114】 ● 映像クリップをコピーする。 ● ストリーミング技術を用いて、映像クリップの受け
渡しを行う。 ● ネットワーク・ファイル・システム(NFS)(若
しくはネットワーク上に分散するファイルをトランスペ
アレントな状態でアクセスできる他の手段)を用いてア
クセスする。
【0115】ここで、ネットワーク接続環境として(実
際には、同じEthernetで接続されているが)、
以下を想定する。コンテンツ配信サーバ50A(コンテ
ンツ提供者が運営するコンテンツ・サーバ)とコンテン
ツ配信サーバB(インターネット・サービス・プロバイ
ダ)との間はネットワーク接続環境がよい(すなわち、
通信帯域が広い)と仮定する。また、コンテンツ素材サ
ーバ60A(広告主が運営する広告サーバ20)とコン
テンツ配信サーバ50Bとの間はネットワーク接続環境
がよい(すなわち、通信帯域が広い)と仮定する。ま
た、コンテンツ配信サーバ50Bと視聴者端末30の間
のネットワーク接続環境もよいと仮定する。これらの仮
定は、実社会上のネットワーク接続環境を想定したもの
である。
【0116】このようなネットワーク接続環境下で、コ
ンテンツ映像や広告映像を一緒に連続して視聴するため
の視聴者端末30やコンテンツ配信サーバ50が実行す
る具体的動作について説明する。
【0117】図6には、視聴者端末30上の動作をフロ
ーチャートの形式で示している。
【0118】まず、視聴者は、視聴者端末30を操作し
て、コンテンツ配信サーバ50B(インターネット・サ
ービス・プロバイダ)にアクセスして、該サーバ50B
上で提供されているコンテンツの中から視聴したいコン
テンツを選択する(ステップS11)。
【0119】そして、視聴者端末30は、コンテンツ配
信サーバ50Bからストリーミング配信された映像クリ
ップをリアル再生する(ステップS12)。
【0120】そして、コンテンツの最後すなわち最後の
映像クリップまで再生したら、本処理ルーチン全体を終
了する。
【0121】また、図7には、コンテンツ配信サーバ5
0B上の動作をフローチャートの形式で示している。
【0122】まず、視聴者端末30から、視聴したいコ
ンテンツが要求される(ステップS21)。視聴者は、
例えば視聴者端末30上からコンテンツ配信サーバ50
BにアクセスしたWebブラウザ画面上でのメニュー選
択という形式で、コンテンツを要求することができる。
【0123】次いで、選択されたコンテンツに含まれる
映像クリップで、次に配信する映像クリップが、どのサ
ーバ群に存在するかを判断する(ステップS22)。
【0124】次いで、映像クリップが自分自身すなわち
コンテンツ配信サーバ50B(インターネット・サービ
ス・プロバイダ)上に存在するか否かを判断する(ステ
ップS23)。
【0125】映像クリップがコンテンツ配信サーバ50
B(インターネット・サービス・プロバイダ)上に存在
する場合には、以下の処理を行う。
【0126】まず、映像クリップの配信を開始する(ス
テップS24)。そして、映像クリップの配信が終了し
たら(ステップS25)、ステップS22に戻って、次
の映像クリップの処理を続ける。
【0127】他方、映像クリップがコンテンツ配信サー
バ50B(インターネット・サービス・プロバイダ)に
存在しない場合には(ステップS23)、次いで、映像
クリップが他のコンテンツ配信サーバ50A(コンテン
ツ・サーバ10)に存在するか否かを判断する(ステッ
プS26)。
【0128】映像クリップが他のコンテンツ配信サーバ
50A(コンテンツ・サーバ10)に存在する場合に
は、以下の処理を行う。
【0129】まず、コンテンツ配信サーバ50B(イン
ターネット・サービス・プロバイダ)は、コンテンツ配
信サーバ50A(コンテンツ・サーバ10)に対して映
像クリップの配信要求を行う(ステップS27)。次い
で、配信されてきたストリームを、視聴者端末に中継配
信する(ステップS28)。そして、映像クリップの配
信が終了したら(ステップS29)、ステップS22に
戻って、次の映像クリップの処理を続ける。
【0130】また、映像クリップがコンテンツ配信サー
バ50A(コンテンツ・サーバ10)に存在しない場合
には、次いで、映像クリップがコンテンツ素材サーバ6
0A(広告サーバ20)に存在するか否かを判断する
(ステップS30)。
【0131】映像クリップがコンテンツ素材サーバ60
A(広告主)に存在する場合、以下の処理を行う。
【0132】まず、コンテンツ素材サーバ60AからH
TTP(Hyper Text Transfer Protocol)経由で映像ク
リップを取得する(ステップS31)。次いで、配信を
開始するために必要なデータ量が取得できたら(すなわ
ち、充分なデータ・バッファリングができたら)、視聴
者端末30への配信を開始する(ステップS32)。そ
して、映像クリップの配信が終了したら(ステップS3
3)、ステップS22に戻って、次の映像クリップの処
理を続ける。
【0133】そして、コンテンツに含まれるすべての映
像クリップの配信を終了したら(ステップS34)、配
信を終了する。
【0134】他方、次の映像クリップがいずれのコンテ
ンツ配信サーバ50A,50B…及びコンテンツ素材サ
ーバ60A,60B…にもなく、且つ、すべての映像ク
リップの配信を終えることができない場合には、所定の
エラー処理を行ってから(ステップS35)、本処理ル
ーチンを強制終了する。
【0135】[追補]以上、特定の実施例を参照しなが
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。
【0136】本明細書では、視聴者はインターネットで
の映像コンテンツの提供サービスをパーソナル・コンピ
ュータ上で利用することを想定して説明したが、本発明
の要旨はこれに限定されず、例えば、携帯電話やPDA
(Personal Digital Assistant)などのモバイル端末、
あるいは双方向サービスを行っているデジタルTVの端
末向けサービスにも本発明に係る広告選択手法を適用す
ることができる。
【0137】また、DVD(Digital Versatile Disc)
などのパッケージ型コンテンツであっても、CM映像だ
けをインターネットなどの他の配信・配布手段から提供
されるようなサービスにおいても、本発明に係る広告選
択手法を適用することができる。勿論、この場合は、D
VD自体は無償又は廉価で配布されることが期待され
る。
【0138】上述した実施形態では、コンテンツに含ま
れる各映像クリップを順番に配信し、1つの映像クリッ
プの配信が終了してから次の映像クリップの処理に移る
ようにした。これに対し、映像クリップ間の待ち時間を
短縮するために、事前に次の映像クリップの配信準備を
しておくことも可能である。
【0139】また、上述した実施形態では、映像クリッ
プを保持するサーバ群としてコンテンツ配信サーバ50
とコンテンツ素材サーバ60の2種類を挙げたが、本発
明の要旨は、必ずしもこれらのサーバに限定されるもの
ではない。要は、コンテンツ配信サーバ50に対して映
像クリップを渡す何らかの手段を備えているような構成
であれば、充分に機能し、変形や修正が可能である。
【0140】また、上述した実施形態では、各サーバ間
での映像クリップの取得は、ストリーミング中継とHT
TPという2種類の方法で実現したが、本発明の要旨は
これらに限定されるものではない。他にもFTP(File
Transfer Protocol),NFS(Network File Syste
m),Windowsファイル共有など、状況に応じて
各種の方法を適用して映像クリップ取得を実現すること
ができる。
【0141】また、本明細書では、動画像からなる配信
コンテンツ本体の広告挿入枠(スロット)中に広告映像
を挿入する場合のように、複数の映像クリップの配列で
構成される動画コンテンツを配信する場合を例にとって
説明したが、配信コンテンツが静止画や音楽など他のさ
まざまなコンテンツ素材で構成される場合であっても、
同様に本発明の効果を奏することができる。
【0142】要するに、例示という形態で本発明を開示
してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈
するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、
冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきであ
る。
【0143】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
ストリーミング技術などを利用して動画像コンテンツを
ネットワーク配信して高品位画像をリアル再生すること
ができる、優れたコンテンツ配信装置、コンテンツ配信
システム及びコンテンツ配信方法、並びに記憶媒体を提
供することができる。
【0144】また、本発明によれば、映画や番組など動
画像コンテンツ本体に対して広告映像が挿入されている
場合などのように、複数のコンテンツ素材の配列で構成
されるコンテンツを高品質で配信サービスすることがで
きる、優れたコンテンツ配信装置、コンテンツ配信シス
テム及びコンテンツ配信方法、並びに記憶媒体を提供す
ることができる。
【0145】また、本発明によれば、配信コンテンツを
構成する動画、静止画、音楽などの各コンテンツ素材が
ネットワーク接続環境の均一性が保証されない複数のサ
ーバ上に分散して配置される場合において、一定の品質
でコンテンツを配信サービスすることができる、優れた
コンテンツ配信装置、コンテンツ配信システム及びコン
テンツ配信方法、並びに記憶媒体を提供することができ
る。
【0146】本発明によれば、ネットワーク上で分散し
て配置された複数のコンテンツ素材の配列からなるコン
テンツを配信する場合などにおいて、視聴者端末とコン
テンツ配信サーバとの間のネットワーク接続環境を1つ
に限定することができ、コンテンツ全体を通して一定の
品質のサービス(例えば画質、待ち時間など)を保証す
ることができる。
【0147】本発明によれば、コンテンツ・クリエータ
や広告主は、コンテンツ映像や広告映像などをインター
ネット・サービス・プロバイダの提供するコンテンツ配
信サーバへコピーせずに、自前のサーバからインターネ
ット・サービス・プロバイダのコンテンツ配信サーバを
経由して配信ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコンテンツ/広告提
供システム1の構成を概略的に示した図である。
【図2】サーバ又はクライアントとして利用可能なコン
ピュータ・システムの構成を模式的に示した図である。
【図3】広告選択サーバ40において各プレイヤ間のマ
ッチングを行う仕組みを説明するための図である。
【図4】別々のサーバ10,20上にあるコンテンツ映
像や広告映像を一緒に連続して視聴するという観点か
ら、本実施形態に係るコンテンツ/広告提供システム1
の機能構成を示した図である。
【図5】図4に示したコンテンツ/広告提供システム1
上においてコンテンツ映像や広告映像を一緒に連続して
視聴するための動作を行うための処理手順を示したフロ
ーチャートである。
【図6】コンテンツ映像や広告映像を一緒に連続して視
聴するために視聴者端末30上で実行される動作を示し
たフローチャートである。
【図7】コンテンツ映像や広告映像を一緒に連続して視
聴するためにコンテンツ配信サーバ50B0上で実行さ
れる動作を示したフローチャートである。
【図8】コンテンツ映像や広告映像を一緒に連続して視
聴するためにコンテンツ配信サーバ50B0上で実行さ
れる動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1…コンテンツ/広告提供システム 10…コンテンツ提供サーバ 20…広告サーバ 30…視聴者端末 40…広告選択サーバ 100…コンピュータ・システム 111…CPU 112…メモリ 113…ディスプレイ・コントローラ 114…入力機器インターフェース 115…ネットワーク・インターフェース 116…外部機器インターフェース 117…バス 121…ディスプレイ 122…キーボード 123…マウス 124…HDD 125…メディア・ドライブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/173 610 H04N 7/173 610Z

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワーク上の1以上の装置に分散して
    配置された複数のコンテンツ素材からなるコンテンツを
    配信するコンテンツ配信装置であって、 ネットワーク経由でコンテンツの視聴要求を受信する受
    信手段と、 視聴要求されたコンテンツを構成する各コンテンツ素材
    をネットワーク上で探索して取得する探索手段と、 視聴要求されたコンテンツを要求元に配信する配信手段
    と、を具備することを特徴とするコンテンツ配信装置。
  2. 【請求項2】配信コンテンツを構成するコンテンツ素材
    の少なくとも一部は、ネットワーク上でコンテンツを提
    供するコンテンツ提供者と、コンテンツに付随して広告
    情報を提供する広告主と、コンテンツを視聴する視聴者
    とからなる情報提供空間におけるシステム全体の満足度
    を基に抽出された広告情報である、ことを特徴とする請
    求項1に記載のコンテンツ配信装置。
  3. 【請求項3】配信コンテンツを構成するコンテンツ素材
    の少なくとも一部を蓄積する蓄積手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信装
    置。
  4. 【請求項4】前記探索手段は、ネットワーク上の外部装
    置に配置されたコンテンツ素材をコピーして取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信装
    置。
  5. 【請求項5】前記探索手段は、ネットワーク上の外部装
    置に配置されたコンテンツ素材をストリーミング配信に
    より取得する、ことを特徴とする請求項1に記載のコン
    テンツ配信装置。
  6. 【請求項6】前記探索手段は、ネットワーク上の外部装
    置に配置されたコンテンツ素材に対してネットワーク・
    ファイル・システムを利用してアクセスする、ことを特
    徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
  7. 【請求項7】前記配信手段は、視聴要求された配信コン
    テンツを構成するすべてのコンテンツ素材を取得し終え
    てから、要求元へのコンテンツ配信を開始する、ことを
    特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
  8. 【請求項8】前記配信手段は、最初に配信すべきコンテ
    ンツ素材の準備を終えてから、要求元へのコンテンツ配
    信を開始する、ことを特徴とする請求項1に記載のコン
    テンツ配信装置。
  9. 【請求項9】前記配信手段は、最初に配信すべきコンテ
    ンツ素材を取得しつつ、要求元へのコンテンツ配信を開
    始する、ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ
    配信装置。
  10. 【請求項10】前記配信手段は、視聴要求された配信コ
    ンテンツを構成する各コンテンツ素材をネットワーク上
    の各外部装置からコピーしながら、要求元へのコンテン
    ツ配信を同時に行なう、ことを特徴とする請求項1に記
    載のコンテンツ配信装置。
  11. 【請求項11】ネットワーク上の1以上の装置に分散し
    て配置された複数のコンテンツ素材からなるコンテンツ
    を配信するコンテンツ配信システムであって、 ネットワーク経由でコンテンツの視聴要求を受信する受
    信手段と、 コンテンツ配信処理を行うべきネットワーク上のコンテ
    ンツ配信装置を選択する選択手段と、 視聴要求された配信コンテンツを構成する各コンテンツ
    素材をネットワーク上で探索して取得する探索手段と、 該選択されたコンテンツ配信装置経由で視聴要求された
    コンテンツを要求元に配信する配信手段と、を具備する
    ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
  12. 【請求項12】配信コンテンツを構成するコンテンツ素
    材の少なくとも一部は、ネットワーク上でコンテンツを
    提供するコンテンツ提供者と、コンテンツに付随して広
    告情報を提供する広告主と、コンテンツを視聴する視聴
    者とからなる情報提供空間におけるシステム全体の満足
    度を基に抽出された広告情報である、ことを特徴とする
    請求項11に記載のコンテンツ配信システム。
  13. 【請求項13】前記選択手段は、コンテンツの視聴要求
    元が最初にアクセスした装置をコンテンツ配信装置とし
    て選択する、ことを特徴とする請求項11に記載のコン
    テンツ配信システム。
  14. 【請求項14】前記選択手段は、コンテンツを視聴要求
    する端末とのネットワーク接続環境が最も良い装置をコ
    ンテンツ配信装置として選択する、ことを特徴とする請
    求項11に記載のコンテンツ配信システム。
  15. 【請求項15】前記選択手段は、視聴要求された配信コ
    ンテンツの主要部分に相当するコンテンツ素材を保持す
    る装置をコンテンツ配信装置として選択する、ことを特
    徴とする請求項11に記載のコンテンツ配信システム。
  16. 【請求項16】前記探索手段は、ネットワーク上の外部
    装置に配置されたコンテンツ素材をコピーして取得す
    る、ことを特徴とする請求項11に記載のコンテンツ配
    信システム。
  17. 【請求項17】前記探索手段は、ネットワーク上の外部
    装置に配置されたコンテンツ素材をストリーミング配信
    により取得する、ことを特徴とする請求項11に記載の
    コンテンツ配信システム。
  18. 【請求項18】前記探索手段は、ネットワーク上の外部
    装置に配置されたコンテンツ素材に対してネットワーク
    ・ファイル・システムを利用してアクセスする、ことを
    特徴とする請求項11に記載のコンテンツ配信システ
    ム。
  19. 【請求項19】前記配信手段は、コンテンツ配信装置が
    視聴要求された配信コンテンツを構成するすべてのコン
    テンツ素材を取得し終えてから、要求元へのコンテンツ
    配信を開始する、ことを特徴とする請求項11に記載の
    コンテンツ配信システム。
  20. 【請求項20】前記配信手段は、コンテンツ配信装置が
    最初に配信すべきコンテンツ素材の準備を終えてから、
    要求元へのコンテンツ配信を開始する、ことを特徴とす
    る請求項11に記載のコンテンツ配信システム。
  21. 【請求項21】前記配信手段は、コンテンツ配信装置が
    最初に配信すべきコンテンツ素材を取得しつつ、要求元
    へのコンテンツ配信を開始する、ことを特徴とする請求
    項11に記載のコンテンツ配信システム。
  22. 【請求項22】前記配信手段は、コンテンツ配信装置が
    視聴要求された配信コンテンツを構成する各コンテンツ
    素材をネットワーク上の各外部装置からコピーしなが
    ら、要求元へのコンテンツ配信を同時ことを特徴とする
    請求項11に記載のコンテンツ配信システム。
  23. 【請求項23】ネットワーク上の1以上の装置に分散し
    て配置された複数のコンテンツ素材からなるコンテンツ
    を配信するコンテンツ配信方法であって、 ネットワーク経由でコンテンツの視聴要求を受信する受
    信ステップと、 視聴要求された配信コンテンツを構成する各コンテンツ
    素材をネットワーク上で探索して取得する探索ステップ
    と、視聴要求されたコンテンツを要求元に配信する配信
    ステップと、を具備することを特徴とするコンテンツ配
    信方法。
  24. 【請求項24】配信コンテンツを構成するコンテンツ素
    材の少なくとも一部は、ネットワーク上でコンテンツを
    提供するコンテンツ提供者と、コンテンツに付随して広
    告情報を提供する広告主と、コンテンツを視聴する視聴
    者とからなる情報提供空間におけるシステム全体の満足
    度を基に抽出された広告情報である、ことを特徴とする
    請求項23に記載のコンテンツ配信方法。
  25. 【請求項25】前記探索ステップでは、ネットワーク上
    の外部装置に配置されたコンテンツ素材をコピーして取
    得する、ことを特徴とする請求項23に記載のコンテン
    ツ配信方法。
  26. 【請求項26】前記探索ステップは、ネットワーク上の
    外部装置に配置されたコンテンツ素材をストリーミング
    配信により取得する、ことを特徴とする請求項23に記
    載のコンテンツ配信方法。
  27. 【請求項27】前記探索ステップでは、ネットワーク上
    の外部装置に配置されたコンテンツ素材に対してネット
    ワーク・ファイル・システムを利用してアクセスする、
    ことを特徴とする請求項23に記載のコンテンツ配信方
    法。
  28. 【請求項28】前記配信ステップでは、視聴要求された
    配信コンテンツを構成するすべてのコンテンツ素材を取
    得し終えてから、要求元へのコンテンツ配信を開始す
    る、ことを特徴とする請求項23に記載のコンテンツ配
    信方法。
  29. 【請求項29】前記配信ステップでは、最初に配信すべ
    きコンテンツ素材の準備を終えてから、要求元へのコン
    テンツ配信を開始する、ことを特徴とする請求項23に
    記載のコンテンツ配信方法。
  30. 【請求項30】前記配信ステップでは、最初に配信すべ
    きコンテンツ素材を取得しつつ、要求元へのコンテンツ
    配信を開始する、ことを特徴とする請求項23に記載の
    コンテンツ配信方法。
  31. 【請求項31】前記配信ステップでは、視聴要求された
    配信コンテンツを構成する各コンテンツ素材をネットワ
    ーク上の各外部装置からコピーしながら、要求元へのコ
    ンテンツ配信を同時に行なう、ことを特徴とする請求項
    23に記載のコンテンツ配信方法。
  32. 【請求項32】ネットワーク上の1以上の装置に分散し
    て配置された複数のコンテンツ素材からなるコンテンツ
    を配信するコンテンツ配信方法であって、 ネットワーク経由でコンテンツの視聴要求を受信する受
    信ステップと、 コンテンツ配信処理を行うべきネットワーク上のコンテ
    ンツ配信装置を選択する選択ステップと、 視聴要求された配信コンテンツを構成する各コンテンツ
    素材をネットワーク上で探索して取得する探索ステップ
    と、 該選択されたコンテンツ配信装置経由で視聴要求された
    コンテンツを要求元に配信する配信ステップと、を具備
    することを特徴とするコンテンツ配信方法。
  33. 【請求項33】前記選択ステップでは、コンテンツの視
    聴要求元が最初にアクセスした装置をコンテンツ配信装
    置として選択する、ことを特徴とする請求項32に記載
    のコンテンツ配信方法。
  34. 【請求項34】前記選択ステップでは、コンテンツを視
    聴要求する端末とのネットワーク接続環境が最も良い装
    置をコンテンツ配信装置として選択する、ことを特徴と
    する請求項32に記載のコンテンツ配信方法。
  35. 【請求項35】前記選択ステップでは、視聴要求された
    配信コンテンツの主要部分に相当するコンテンツ素材を
    保持する装置をコンテンツ配信装置として選択する、こ
    とを特徴とする請求項32に記載のコンテンツ配信方
    法。
  36. 【請求項36】ネットワーク上の1以上の装置に分散し
    て配置された複数のコンテンツ素材からなるコンテンツ
    を配信するコンテンツ配信処理をコンピュータ・システ
    ム上で実行するように記述されたコンピュータ・ソフト
    ウェアをコンピュータ可読形式で物理的に格納した記憶
    媒体であって、前記コンピュータ・ソフトウェアは、 ネットワーク経由でコンテンツの視聴要求を受信する受
    信ステップと、 視聴要求された配信コンテンツを構成する各コンテンツ
    素材をネットワーク上で探索して取得する探索ステップ
    と、 視聴要求されたコンテンツを要求元に配信する配信ステ
    ップと、を具備することを特徴とする記憶媒体。
  37. 【請求項37】ネットワーク上の1以上の装置に分散し
    て配置された複数のコンテンツ素材からなるコンテンツ
    を配信するコンテンツ配信処理をコンピュータ・システ
    ム上で実行するように記述されたコンピュータ・ソフト
    ウェアをコンピュータ可読形式で物理的に格納した記憶
    媒体であって、前記コンピュータ・ソフトウェアは、 ネットワーク経由でコンテンツの視聴要求を受信する受
    信ステップと、 コンテンツ配信処理を行うべきネットワーク上のコンテ
    ンツ配信装置を選択する選択ステップと、 視聴要求された配信コンテンツを構成する各コンテンツ
    素材をネットワーク上で探索して取得する探索ステップ
    と、 該選択されたコンテンツ配信装置経由で視聴要求された
    コンテンツを要求元に配信する配信ステップと、を具備
    することを特徴とする記憶媒体。
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