JP4779236B2 - 広告情報の配信管理装置及び配信管理方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、配信コンテンツに挿入すべき広告情報を管理する広告情報の配信管理装置及び配信管理方法、並びに記憶媒体に係り、特に、インターネットなどの広域ネットワークを介して配信されるコンテンツに挿入すべき広告情報を管理する広告情報の配信管理装置及び配信管理方法、並びに記憶媒体に関する。
【0002】
更に詳しくは、本発明は、インターネットなどを利用してプル配信形式で提供されるコンテンツに利用する広告情報を各視聴者毎に選択してパーソナライズするための広告情報の配信管理装置及び配信管理方法、並びに記憶媒体に係り、特に、広告の対象となる商品やサービスなどが同一である複数の広告情報をグループ化して、1つの広告情報として配信回数や配信期間を管理する広告情報の配信管理装置及び配信管理方法、並びに記憶媒体に関する。
【0003】
【従来の技術】
テレビ放送を始めとして、映像や音楽などのメディア・コンテンツの配信サービスは古くから行われている。このようなコンテンツ配信サービスは、有料である以外に、CMなどの広告情報をコンテンツ内に挿入して広告料若しくはスポンサ料を得ることで無料化が行われている。
【0004】
このような場合、広告料すなわちスポンサ料は、コンテンツ提供事業者における事業利益となり、あるいはコンテンツ制作費に充てられる。広告主(スポンサ)は、一般には、家電製品やその他の工業製品などの商品、あるいは各種サービスを有料で提供する各種の事業主である。CMなどの広告情報をコンテンツに挿入することにより広告・宣伝された自社商品やサービスへの顧客吸引力が高まり、販売活動が促進されることによって、広告主は支払った広告料相当の利益を得ることが期待される。また、コンテンツの視聴者側は、配信コンテンツを無料で享受することができるが、CMなどの広告情報を視聴するという形式で、実質上の受信料を支払っているという側面もある。このような広告事業は、放送業界や出版業界を始めとして、各種のコンテンツ配信・配布事業において既に広く浸透している。
【0005】
このような状況下では、視聴者、広告主(スポンサ)、コンテンツ提供者の3者間では一種の連鎖関係が形成されている。すなわち、視聴者が興味を持つ広告情報をコンテンツに挿入することによって、商品やサービスの消費が高まり、広告主の事業収益が増す。広告主はさらなる増収と事業発展を期待して、広告・宣伝のために広告料を支払う。コンテンツ提供者は、広告収入の増加により、よりよいコンテンツの制作に資金を投入することができる。すなわち、広告事業モデルは、効果的な広告情報をコンテンツに挿入することによって成立する。言い換えれば、意味のない広告情報をコンテンツに適用しても、視聴者、広告主、コンテンツ提供者は利益が得られない。
【0006】
ところで、最近の情報処理・情報通信技術の革新的な進歩により、コンテンツ配信サービスの形態も変容してきた。従来は、テレビ放送やラジオ放送などのいわゆるプッシュ配信形式のコンテンツ配信サービスが主流であったが、インターネットのような広域ネットワークを介したプル配信形式のコンテンツ配信サービスが徐々に浸透してきている。
【0007】
例えば、インターネットのようなTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)ネットワーク上では、WWW(World Wide Web)に代表されるような情報提供空間が構築されており、URL(Uniform Resource Locator)形式の資源識別情報を基に情報空間を探索して、HTML(Hyper Text Markup Language)形式で記述された情報資源にアクセスすることができる。この種の情報資源は、WWWブラウザを起動するクライアント側ではホームページとして閲覧することができる。このような場合、コンテンツ提供者は、いわゆる「バナー広告」の形式で広告情報をホームページ上に貼り付けて、広告収入を得ることができる。
【0008】
また、最近では、電話回線(ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)など)やケーブル・テレビなどのネットワーク回線の高速化に伴い、映画、アニメーション、ライブ中継などの動画像からなる映像コンテンツの配信サービスが期待されるようになってきた。
【0009】
例えば、インターネットでサウンドやビデオ映像などを配信するとき、ユーザーがファイルをダウンロードし終えてからこれを再生するのではなく、ダウンロードしながら再生するという「ストリーミング」技術が開発され、普及し始めている。ストリーミング配信は次世代のインターネット利用の要と見られている。現在、ストリーミング技術を実装した著名なコンテンツ配信システムとして、例えば"RealSystem G2"や"Windows Media Technologies"などが挙げられる。
【0010】
このような映像コンテンツの配信サービスにおいても、広告事業モデルを適用する、すなわち配信されるコンテンツ中に広告情報を挿入することにより、無料若しくは低価格で視聴者にコンテンツを提供して、視聴数を増加させることができる。この結果、視聴者、コンテンツ提供者、広告主の3者にとってより利益のある事業形態を構築することができる。このためには、先述したように、意味のある広告情報をコンテンツに適用しなければならない。
【0011】
インターネットを介したコンテンツ配信サービスに代表されるような、プル配信形式のコンテンツ提供事業においては、個々の視聴者毎にコンテンツに挿入すべき広告情報を取捨選択して、パーソナライズ若しくはカスタマイズされた広告宣伝サービスを行うことができる。
【0012】
一般には、視聴者のプロファイルや趣味・嗜好に基づいて使用すべき広告情報を選択することにより、視聴者の満足度が高まり、広告・宣伝効果を高めることができるとされている。しかしながら、視聴者の要求のみを追求すると、同じ広告情報しか使用されず、広告主が充分な利益を受けることができない。広告主にとっては、例えば、販売・提供する自社の商品やサービスに関連のあるコンテンツに対して広告情報を挿入してもらいたいなどの要求条件がある。また、コンテンツ提供者にとっては、コンテンツの内容やコンテキストなどに従った広告情報を挿入してもらいたいという要望もあるであろう。
【0013】
例えば、コンテンツ提供者と、広告主と、視聴者の3者からなるコンテンツ配信システムにおいて、システム全体の満足度が最大となるようにコンテンツに挿入する広告情報を選択するために、広告選択事業なる新規の事業モデルを考案することができる。
【0014】
コンテンツ提供者が提供する個々のコンテンツは、自身の属性情報と、挿入すべき広告情報の選択に関する要求条件を備えている。また、広告主が用意する個々の広告情報は、自身の属性情報と、どのような視聴者に見せたいか、あるいはどのようなコンテンツに挿入してほしいかといった広告情報の選択に関する要求条件を備えている。また、各視聴者においても、視聴者自身の属性情報と、自分がどのような広告情報を見たいかといった広告情報の選択に関する要求条件を備えている。
【0015】
広告選択事業者は、視聴者が視聴要求するコンテンツに挿入すべき広告情報を選択する際に、広告情報の属性とコンテンツの要求条件をマッチングしたり、コンテンツの属性と広告情報の要求条件をマッチングしたり、視聴者の属性と広告の要求条件をマッチングしたり、広告の属性と視聴者の要求条件をマッチングしたりして、各マッチングにより得られたコスト値すなわち満足度が最大となるような広告情報を選択することによって、システム全体の利益を上げることができる。さらに、各コスト値に重み付けを行うことにより、広告情報の選択に際し、広告選択事業者のポリシーをも組み込むことができる。
【0016】
インターネット上でのコンテンツ配信ビジネス、並びに広告ビジネスが今後ますます発展すれば、さまざまな業種の広告主がCMなど広告映像素材を用意するようになり、インターネット上には多種類の商品やサービスに関する広告映像素材が集まることが予想される。
【0017】
広告の対象となる商品やサービスなどが同一であり複数の広告映像素材がある場合、インターネットで配信される広告映像は、広告映像毎に配信回数や配信期間およびターゲット情報などを管理する必要がある。このため、広告選択事業者においては、広告計画及び管理が複雑になってしまう。
【0018】
また、広告の対象となる商品、あるいはサービスの顧客ターゲットと広告映像素材の視聴者ターゲットが違う場合には、顧客の要求条件を満足するような広告映像を動的に選択したり、配信する仕組みが未だ存在しない。このため、視聴者ターゲットのみに依存した広告映像配信しか行うことができないというのが実情である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、インターネットなどの広域ネットワークを介して配信されるコンテンツ中の広告挿入枠(スロット)に挿入すべき広告情報を好適に管理することができる、優れた広告情報の配信管理装置及び配信管理方法、並びに記憶媒体を提供することにある。
【0020】
本発明の更なる目的は、インターネットなどを利用してプル配信形式で提供されるコンテンツに利用する広告情報を各視聴者毎に選択してパーソナライズするための、優れた広告情報の配信管理装置及び配信管理方法、並びに記憶媒体を提供することにある。
【0021】
本発明の更なる目的は、広告の対象となる商品やサービスなどが同一である複数の広告情報をグループ化して、1つの広告情報として配信回数や配信期間を管理することができる、優れた広告情報の配信管理装置及び配信管理方法、並びに記憶媒体を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段及び作用】
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、コンテンツに付随して配信される広告情報のための配信管理装置又は配信管理方法であって、
広告情報をグループ化して管理する広告情報管理手段又はステップと、
配信コンテンツに付随させる広告情報を選択する第1の広告情報選択手段又はステップと、
前記第1の広告情報選択手段又はステップにおいて選択された広告情報がグループ化されている場合には、さらに該グループ内で広告情報を選択する第2の広告情報選択手段又はステップと、
を具備することを特徴とする広告情報の配信管理装置又は配信管理方法である。
【0023】
本発明の第1の側面に係る広告情報の配信管理装置又は配信管理方法によれば、インターネットで配信される広告情報素材を広告映像グループとしてグループ化して、このグループを1つの広告情報として配信回数や配信期間などを管理することができる。
【0024】
例えば、同一商品の男性向けと女性向けの広告情報素材を広告情報グループとして管理する。視聴者属性などの情報を基に配信する広告情報の選択において、グループ化された広告情報が選択された場合、さらに視聴者属性や曜日、時間帯、気象(天候、気温)などの情報を基に配信すべき広告情報素材を選択することができる。
【0025】
ここで、前記広告情報管理手段又はステップは、商品やサービスのカテゴリや、視聴者の性別、年代、職業、地域、コンテンツを視聴する時間帯、曜日、コンテンツのカテゴリなどの条件種別に基づいて広告情報をグループ化するようにすればよい。
【0026】
また、前記第1の広告情報選択手段又はステップは、コンテンツを提供するコンテンツ提供者と、コンテンツに付随して広告情報を提供する広告主と、コンテンツを視聴する視聴者とからなる情報提供空間における、システム全体の満足度に基づいて広告情報を選択するようにすればよい。
【0027】
また、前記第2の広告情報選択手段又はステップは、商品やサービスのカテゴリや、視聴者の性別、年代、職業、地域、コンテンツを視聴する時間帯、曜日、コンテンツのカテゴリなどの条件種別に基づいて、グループ内から広告情報を選択するようにすればよい。
【0028】
また、本発明の第1の側面に係る広告情報の配信管理装置及び配信管理方法は、広告情報の配信ログを保存する広告情報配信ログ記録手段又はステップをさらに備えていてもよい。
【0029】
また、本発明の第2の側面は、コンテンツに付随して配信される広告情報のための配信管理をコンピュータ・システム上で実行するように記述されたコンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ可読形式で物理的に格納した記憶媒体であって、前記コンピュータ・ソフトウェアは、
広告情報をグループ化して管理する広告情報管理ステップと、
配信コンテンツに付随させる広告情報を選択する第1の広告情報選択ステップと、
前記第1の広告情報選択ステップにおいて選択された広告情報がグループ化されている場合には、さらに該グループ内で広告情報を選択する第2の広告情報選択ステップと、
を具備することを特徴とする記憶媒体である。
【0030】
本発明の第2の側面に係る各記憶媒体は、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ可読な形式で提供する媒体である。このような媒体は、例えば、CD(Compact Disc)やFD(Floppy Disk)、MO(Magneto-Optical disc)などの着脱自在で可搬性の記憶媒体である。あるいは、ネットワーク(ネットワークは無線、有線の区別を問わない)などの伝送媒体などを経由してコンピュータ・ソフトウェアを特定のコンピュータ・システムに提供することも技術的に可能である。
【0031】
このような記憶媒体は、コンピュータ・システム上で所定のコンピュータ・ソフトウェアの機能を実現するための、コンピュータ・ソフトウェアと記憶媒体との構造上又は機能上の協働的関係を定義したものである。換言すれば、本発明の第3の側面に係る記憶媒体を介して所定のコンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ・システムにインストールすることによって、コンピュータ・システム上では協働的作用が発揮され、本発明の第1の側面に係る広告情報の配信管理装置及び配信管理方法と同様の作用効果を得ることができる。
【0032】
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例を詳解する。
【0034】
A.システム構成
図1には、本発明の一実施形態に係るコンテンツ/広告提供システム1の構成を概略的に示している。コンテンツ/広告提供システム1上では、ネットワークを介して、動画像からなる映像コンテンツなどが、パーソナライズされた広告情報とともに配信サービスされる仕組みが提供される。ここで言うネットワークは、例えば、インターネットのような広域ネットワークであり、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの所定の通信プロトコルに従って機器間を相互接続させることができる。
【0035】
同図に示すように、このコンテンツ/広告提供システム1は、映像コンテンツなどのコンテンツを提供すなわち配信サービスするコンテンツ提供者が運営するコンテンツ・サーバ10と、広告主によって運営され、配信コンテンツに挿入すべき広告情報を蓄積し提供する広告サーバ20と、配信サービスされるコンテンツを視聴する視聴者が所持する視聴者端末30と、配信コンテンツに挿入すべき広告情報を選択してパーソナライズ広告選択サービスを行う広告選択事業者が運営する広告選択サーバ40とで構成される。
【0036】
コンテンツ/広告提供システム1を構成するコンテンツ提供者、広告主、視聴者、並びに、広告選択事業者のことを、以下では「プレイヤ」とも呼ぶ。
【0037】
各サーバ・マシン10,20,40は、例えば、ワークステーション(WS)やパーソナル・コンピュータ(PC)上で所定のサーバ・アプリケーションを起動するという形態によって実装することができる。また、視聴者端末30は、例えば、パーソナル・コンピュータ上でWebブラウザなどのクライアント・アプリケーションを起動するという形式によって実装することができる。
【0038】
これらサーバ及びクライアントなどの各マシンは、Ethernetなどの物理的な接続手段を用いて、インターネットなどのTCP/IPネットワークに接続されている。そして、各マシンどうしは、所定の認証処理を経て安全に相互接続されている。
【0039】
視聴者端末30は、ネットワークを介してコンテンツ・サーバ10と接続されている。したがって、視聴者は、視聴者端末30を操作することにより、コンテンツ・サーバ10が提供する動画像などのコンテンツを指定することができる。コンテンツ・サーバ10がRealServerなどのストリーミング配信技術を実装し、且つ、視聴者端末30上でRealPlayerなどの動画再生ソフトウェアをインストールしておくことで、視聴者は要求したコンテンツをリアルタイムで再生すなわち視聴することができる。
【0040】
また、コンテンツ・サーバ10は、同様にネットワーク経由で、広告サーバ20や選択サーバ40と接続されており、視聴者から要求された配信コンテンツに挿入すべき広告情報の要求、すなわち広告選択要求を発行することができる。そして、広告選択サーバ40から選択・返信された広告情報を広告サーバ20から取得して、これをコンテンツ中に挿入することで、当該広告を視聴者端末30上で露出させることができる。
【0041】
さらに、本実施形態に係るコンテンツ・サーバ10は、視聴者端末30上での広告情報の露出を検出する機能を備え、広告露出時には、広告選択サーバ40に広告露出ログを送信するようになっている。例えば、コンテンツ・サーバ40上に広告選択要求や広告露出ログ送信などの拡張機能を実現するためのプラグイン・ソフトウェアをインストールしておけばよい。
【0042】
広告選択サーバ40は、視聴者プロファイル、広告属性、コンテンツ属性などの各種データベースとネットワークを介して接続されている。そして、広告選択サーバ40は、コンテンツ・サーバ10からの広告選択要求を受理すると、要求内容とデータベースの内容に応じて、コンテンツとともに露出すべき広告情報を選択して、その選択結果を応答として返信する。また、広告選択サーバ40は、コンテンツ・サーバ10から広告露出ログを受理すると、これを広告視聴履歴としてデータベースに保存する機能を持つ。
【0043】
広告選択サーバ40は、アプリケーション・サーバである"Weblogic Server"が動作するワークステーションやパーソナル・コンピュータを用いて構成される。広告選択要求の処理や広告露出ログの保存を行うソフトウェアは、例えばJavaプログラムによって記述することができる。
【0044】
また、視聴者情報(趣味嗜好、年齢、住所など)、広告属性(視聴者のターゲティング)、コンテンツ属性(優先広告の情報など)、広告視聴履歴などを蓄積する各データベースは、例えば、リレーショナル・データベース(RDB)・システムであるOracleが動作するワークステーション又はパーソナル・コンピュータを用いて構成することができる。
【0045】
ここで、図1に示したサーバ10,20,40やクライアントなどのホスト端末として使用可能なコンピュータ・システムの構成について説明する。図2には、この種のコンピュータ・システム100のハードウェア構成例を模式的に示している。
【0046】
システム100のメイン・コントローラであるCPU(Central Processing Unit)111は、オペレーティング・システムOSの制御下で、各種のアプリケーションを実行するようになっている。例えば、コンテンツ提供用のサーバ・アプリケーション、広告情報提供用のサーバ・アプリケーション、各コンテンツに挿入する広告情報を選択する広告選択用のサーバ・アプリケーションや、コンテンツ視聴用のクライアント・アプリケーションがCPU111により実行されることで、システム100は、各サーバ10,20,40、あるいは視聴者端末30として稼働する。
【0047】
図示の通り、CPU111は、バス117によって他の機器類(後述)と相互接続されている。バス117上の各機器にはそれぞれ固有のメモリ・アドレス又はI/Oアドレスが付与されており、CPU111はこれらアドレスによって機器アクセスが可能となっている。バス117の一例はPCI(Peripheral Component Interconnect)バスである。
【0048】
メモリ112は、プロセッサ111において実行されるプログラム・コードを格納したり、実行中の作業データを一時保管するために使用される記憶装置である。同図に示すメモリ112は、不揮発及び揮発メモリ双方を含むものと理解されたい。
【0049】
ディスプレイ・コントローラ113は、プロセッサ111が発行する描画命令を実際に処理するための専用コントローラであり、例えばSVGA(Super Video Graphic Array)又はXGA(eXtended Graphic Array)相当のビットマップ描画機能をサポートする。ディスプレイ・コントローラ113において処理された描画データは、例えばフレーム・バッファ(図示しない)に一旦書き込まれた後、表示装置121に画面出力される。表示装置121は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや、液晶表示ディスプレイ(Liquid Crystal Display)などである。
【0050】
入力機器インターフェース114は、キーボード122やマウス123などのユーザ入力機器をシステム100に接続するための装置である。後述するように、コンテンツ提供サーバ10、広告提供サーバ20、視聴者端末30上では、それぞれコンテンツ用、広告情報用、視聴者用の属性情報や広告選択に関する要求条件(OPTINOUT情報)の各項目を入力しなければならない。コンピュータ・システム100上では、キーボード122及びマウス123を用いてこれら項目の設定内容を入力することができる。
【0051】
ネットワーク・インターフェース115は、Ethernetなどの所定の通信プロトコルに従って、システム100をLAN(Local Area Network)などのネットワークに接続することができる。ネットワーク・インターフェース115は、一般に、LANアダプタ・カードという形態で提供され、マザーボード(図示しない)上のPCIバス・スロットの装着して用いられる。但し、ネットワーク・インターフェースではなく、モデム(図示しない)経由で外部ネットワークに接続することもできる。
【0052】
LAN上では、複数のホスト端末(コンピュータ)がトランスペアレントな状態で接続され、分散コンピューティング環境が構築されている。また、ホストの一部はルータとして稼動し、さらに他のLANやインターネットなどの外部ネットワークに接続されている。インターネット上では、ソフトウェア・プログラムやデータ・コンテンツなどの配信が行われる。
【0053】
本実施形態では、コンテンツやコンテンツに挿入する広告情報がネットワーク経由で配信されているものとする。例えば、コンピュータ・システム100で構成されるコンテンツ・サーバ10は、視聴者端末30に対して、動画像などのコンテンツをネットワーク経由でストリーミング配信する。
【0054】
また、コンテンツ、広告情報、並びに視聴者に設定された属性情報や広告選択のための要求条件(OPTINOUT情報)は、ネットワーク経由でシステム間を移動することができる。したがって、広告選択サーバ40として稼動するコンピュータ・システム100上では、それぞれのコンテンツ、広告情報、並びに視聴者に設定された属性情報や広告選択のための要求条件(OPTINOUT情報)をデータベース登録しておき、ある視聴者が視聴要求したコンテンツに挿入すべき広告情報をこれらデータベースに基づいてマッチング処理して、コンテンツ/広告提供システム1全体の利益が最大となる広告情報を選択することができる(後述)。また、広告選択サーバ40は、広告情報の選択結果を、ネットワーク経由でコンテンツ・サーバ10や広告サーバ20などの他のホスト端末に通知することができる。
【0055】
外部機器インターフェース116は、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)124やメディア・ドライブ125などの外部装置をシステム100に接続するための装置である。外部機器インターフェース116は、例えば、IDE(Integrated Drive Electronics)やSCSI(Small Computer System Interface)などのインターフェース規格に準拠する。
【0056】
HDD124は、記憶担体としての磁気ディスクを固定的に搭載した外部記憶装置であり(周知)、記憶容量やデータ転送速度などの点で他の外部記憶装置よりも優れている。ソフトウェア・プログラムを実行可能な状態でHDD126上に置くことをプログラムのシステムへの「インストール」と呼ぶ。通常、HDD124には、CPU111が実行すべきオペレーティング・システムのプログラム・コードや、アプリケーション・プログラム、デバイス・ドライバなどが不揮発的に格納されている。
【0057】
例えば、本実施形態に係るコンテンツ・サーバ用アプリケーションや、広告サーバ用アプリケーション、広告選択サーバ用アプリケーション、視聴者端末用クライアント・アプリケーションなどは、HDD124上にインストールされる。また、それぞれのコンテンツや広告情報、視聴者において設定された属性情報や広告選択のための要求条件(OPTINOUT情報)も、HDD124上に蓄積しておくことができる。また、広告選択サーバ40においては、各広告情報を視聴者に露出させた広告露出ログを広告視聴履歴としてHDD124上で記録しておくことができる。
【0058】
また、メディア・ドライブ125は、CD(Compact Disc)やMO(Magneto-Optical disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などの可搬型メディアを装填して、データ記録面にアクセスするための装置である。可搬型メディアは、主として、ソフトウェア・プログラムやデータ・ファイルなどをコンピュータ可読形式のデータとしてバックアップすることや、これらをシステム間で移動(販売・流通・配布を含む)する目的で使用される。
【0059】
例えば、本実施形態に係るコンテンツ・サーバ用アプリケーションや、広告サーバ用アプリケーション、広告選択サーバ用アプリケーション、視聴者端末用クライアント・アプリケーションなどを、これら可搬型メディアを利用して流通・配布することができる。また、それぞれのコンテンツや広告情報、視聴者において設定された属性情報や広告選択のための要求条件(OPTINOUT情報)も、これら可搬型メディアを利用して流通・配布することができる。勿論、各視聴者毎に広告情報がパーソナライズされた動画像コンテンツも、コンテンツ・サーバ10からストリーミング配信するのではなく、この種の可搬型メディアに格納してシステム間を移動させることができる。
【0060】
なお、図2に示すようなコンピュータ・システム500の一例は、米IBM社のパーソナル・コンピュータPC/AT(Personal Computer/Advanced Technology)の互換機又は後継機である。勿論、他のアーキテクチャを備えた計算機システムを本実施形態に係るホスト端末に適用することも可能である。
【0061】
B.パーソナライズされたコンテンツの配信サービス
図1に示したようなコンテンツ/広告提供システム1においては、以下に示す手順により、視聴者端末30に広告付きコンテンツが提供される。
【0062】
(1)視聴者端末30がコンテンツ・サーバ10に視聴要求を行う。
(2)コンテンツ・サーバ10は、広告選択サーバ40に、要求されたコンテンツに挿入すべき広告情報の選択要求を行う。
(3)広告選択サーバ40は、視聴者プロファイル、広告属性、コンテンツ属性などをのマッチング結果に基づいて(後述)、最適な広告情報を選択して、要求元のコンテンツ・サーバ10に通知する。
(4)コンテンツ・サーバ10は、広告サーバ20から、最適広告情報を取得する。
(5)コンテンツ・サーバ10は、視聴者端末30から指定されたコンテンツに最適広告情報を組み込んで、SMIL(Synchronized Multimedia Integrated Language)形式データとして、視聴者端末30にコンテンツ配信する。
(6)視聴者端末30上で、指定された動画像コンテンツがリアル再生される。
【0063】
ここで、SMIL(Synchronized Multimedia Integrated Language)とは、W3C(WWW Consortium)で仕様策定された、独立したマルチメディア・オブジェクトを同期的に表示するための統合化技術のことである。SMILフォーマットによれば、オーディオやビデオのマルチメディア・プレゼンテーションにおける時間的な振る舞い、画面上のプレゼンテーションのレイアウトなどの記述を行うことができる。
【0064】
C.広告情報のグループ管理
本実施形態に係る広告選択サーバ40は、インターネットで配信される広告映像素材を広告映像グループとしてグループ化し、1つの広告映像として配信回数や配信期間などを管理することができる。
【0065】
例えば、同一商品の男性向けと女性向けの広告映像素材を広告映像グループとして管理する。視聴者属性などの情報を基に配信する広告映像の選択において、グループ化された広告映像が選択された場合、さらに視聴者属性や曜日、時間帯、気象(天候、気温)などの情報を基に配信すべき広告映像素材を選択することができる。
【0066】
図3には、コンテンツ・サーバ10からの広告選択要求に応じて、広告選択サーバ40が広告選択する仕組みを図解している。
【0067】
同図に示すように、広告選択サーバ40は、広告情報選択部41と、広告情報素材選択部42とを備えている。
【0068】
また、広告選択サーバ40は、広告情報選択部41並びに広告情報素材選択部42において広告情報の選択処理を行うために利用される視聴者関係情報、広告関係情報、コンテンツ関係情報など各種データベースを備えている。これらデータベースは、広告選択サーバ40がローカル接続している必要はなく、ネットワーク経由でアクセス可能であればよい。
【0069】
視聴者関係情報は、各視聴者についての属性情報と、各視聴者が広告選択のために課す要求条件すなわちOPTINOUT情報とで構成される。
【0070】
各視聴者の属性情報は、性別、生年月日、居住国、居住地域、住所ZIP、勤務国ID、勤務地域ID、勤務ZIP、母国語、外国語、職業ID、年収ID、配偶者有無、住居ID、家族構成などの項目で構成され、広告のOPTINOUT情報をマッチングの対象とする。
【0071】
視聴者のOPTINOUTデータは、マスタ・データ(M_OPT)として用意されている各項目で構成され、当該視聴者の各項目に対する要求条件を禁止又は点数のタイプで記述するようになっている。点数タイプの場合、各項目には、視聴者の一致度に相応した−1.0〜1.0の値が入力される。視聴者のOPTINOUTデータは、広告のOPTINOUT情報をマッチングの対象とする。
【0072】
また、コンテンツ関係情報は、各コンテンツについての属性情報と、各コンテンツが広告選択のために課す要求条件すなわちOPTINOUT情報とで構成される。
【0073】
コンテンツの属性情報は、コンテンツ・メタデータとコンテンツ分類データで構成される。コンテンツ・メタデータは、コンテンツを一意に識別するコンテンツIDからなり、広告のOPTINOUT情報をマッチングの対象とする。また、コンテンツ分類データは、当該コンテンツの分類を指定するものであり、前述したマスタ・データ(M_CONTENT_CATEGORY)として用意されている各項目に対して、0〜1.0の点数で属性値を記述することで構成される。コンテンツ分類データは、広告のOPTINOUT情報をマッチングの対象とする。
【0074】
コンテンツのOPTINOUT情報は、広告INOUTデータ(コンテンツ→広告)と、広告主INOUTデータ(コンテンツ→広告)と、商品INOUTデータ(コンテンツ→広告)とで構成される。広告INOUTデータは、当該コンテンツの各広告情報に対する要求条件すなわちOPTINOUT情報を指定するものであり、広告サーバ20が提供する各広告情報すなわち広告メタデータ(広告ID)に対して、限定、優先、禁止又は点数のいずれかのタイプで記述することで構成される。点数タイプの場合、各項目には−1.0〜1.0の値が入力される。広告INOUTデータは、広告の属性情報をマッチングの対象とする。また、広告主INOUTデータは、当該コンテンツの各広告主分類に対する要求条件すなわちOPTINOUTを指定するものであり、マスタ・データ(M_CUSTOMER)として用意されている各項目に対して、要求条件を限定、優先、禁止又は点数のいずれかのタイプで記述することで構成される。広告主INOUTデータは、広告のOPTINOUT情報をマッチングの対象とする。また、商品INOUTデータは、当該コンテンツの各商品分類に対する要求条件すなわちOPTINOUT情報を指定するものであり、前述したマスタ・データ(M_OPT)として用意されている各項目に対して、要求条件を限定、優先、禁止又は点数のいずれかのタイプで記述することで構成される。点数タイプの場合、各項目には−1.0〜1.0の値が入力される。商品INOUTデータは、広告の属性情報をマッチングの対象とする。
【0075】
また、広告関係情報は、各広告情報についての属性情報と、各広告情報が広告選択のために課す要求条件すなわちOPTINOUT情報とで構成される。本実施形態では、広告関係情報は、グループ化されて管理されている。図4には、本実施形態に係る広告関係情報のデータ構造を模式的に図解している。
【0076】
広告関係情報は、広告主を一意に識別する広告主IDと、広告属性情報と、広告選択条件(OPTINOUT情報)と、広告情報素材数と、当該広告関係情報に含まれる広告情報素材群とで構成される。
【0077】
広告属性情報は、当該広告情報又は広告情報グループについての広告名(グループ化されている場合には広告グループ名)や、広告カテゴリ、広告映像時間、配信最大回数、配信期間などを含んでいる。
【0078】
広告選択条件(OPTINOUT情報)は、当該広告情報又は広告情報グループについての条件種別と、条件データと、重み付けとで構成され、条件種別毎に用意される。ここで、条件種別は、コンテンツの要求元である視聴者の性別、年代、職業、地域、時間帯、曜日、映像カテゴリなどを含んでいる。また、重み付けは、各条件種別毎の広告選択条件(OPTINOUT情報)の重みを規定する。
【0079】
ここで、広告情報並びに広告情報グループの条件種別の設定例を以下に示しておく。
【0080】
(1)清涼飲料水Aの場合
広告ターゲット:スポーツをする若者
・広告情報素材A1:男性向け
・広告情報素材A2:女性向け
・広告情報素材A3:夏季限定、男性向け
・広告情報素材A4:夏季限定、女性向け
(2)自動車メーカBの場合
広告ターゲット:18歳以上の一般大衆
・広告情報素材B1:29歳以下向け、RV車
・広告情報素材B2:30〜45歳向け、ファミリーカー
・広告情報素材B3:50歳以上向け、高級車
(3)家電量販店Cの場合
広告ターゲット:関東在住の一般大衆
・広告情報素材C1:7〜13時、白物
・広告情報素材C2:13〜18時、ゲーム、オーディオ
・広告情報素材C3:18〜7時、パソコン、テレビ、ビデオ
・広告情報素材C4:金〜日曜日、バーゲンセール
【0081】
広告選択条件(OPTINOUT情報)の条件データは、コンテンツメタINOUTデータと、コンテンツ分類INOUTデータとで構成される。コンテンツメタINOUTデータは、コンテンツ提供者が提供する各コンテンツに対する当該広告情報の要求条件を指定するものであり、コンテンツと一意なコンテンツIDに対して要求条件を限定、禁止、又は点数のいずかのタイプで記述する形式で構成される。点数で表す場合には、−1.0〜1.0の値を使用する。コンテンツメタINOUTデータは、広告メタデータ(広告ID)をマッチングの対象とする。また、コンテンツ分類INOUTデータは、当該広告情報の各コンテンツ分類に対する要求条件すなわちOPTINOUTを指定するものであり、マスタ・データ(M_CONTENT_CATEGORY)として用意されている各項目に対して、要求条件を限定、禁止又は点数のいずれかのタイプで記述することで構成される。点数タイプの場合、各項目には−1.0〜1.0の値が入力される。コンテンツ分類INOUTデータは、広告主分類データをマッチングの対象とする。
【0082】
広告関係情報が複数の広告情報のグループである場合には、複数の広告情報からなることになるので、広告情報素材数にはグループに含まれる広告情報の個数が書き込まれるとともに、当該グループに属するそれぞれの広告情報に関するデータが広告情報素材群に保存される。他方、グループ化されていない単一の広告情報に関する広告関係情報の場合には、広告情報素材数は1であり、また、広告情報素材群には当該広告情報に関するデータしか含まれない。
【0083】
ここで言う広告情報に関するデータは、広告情報のコンテンツ本体又はコンテンツへのポインタ(若しくはネットワーク上でのコンテンツの所在)と、広告情報コンテンツ自身についての選択条件(OPTINOUT情報)を含んでいる。広告情報コンテンツ自身についての選択条件(OPTINOUT情報)は、広告情報グループについてのOPTINOUT情報と同様の構成なので、個々では説明を省略する。
【0084】
再び図3を参照しながら、広告選択サーバ40の動作について説明する。上述したように広告選択サーバ40は、コンテンツ・サーバ10からは広告選択要求を受信する。この広告選択要求には、視聴者端末30から視聴要求されたコンテンツに関するタイトル情報(又はコンテンツを識別するコンテンツ・メタデータ)や、要求元の視聴者関係情報などが含まれている。
【0085】
広告情報選択部41は、視聴者、コンテンツ提供者、広告主、さらには広告選択事業者の4者それぞれの利害関係を調整して、広告サーバ20上に登録されている広告情報群の中から、適切な広告情報を選び出す。より具体的には、視聴者、コンテンツ、広告情報の各プレイヤがそれぞれ持つ属性情報と他者への要求条件とを比較照合してコスト計算することによって、3者の利益を総合的に勘案して、特定の個人の利益に偏らず、コンテンツ/広告提供システム1全体の利益が最大となるような広告情報を選択する。このために、広告情報の属性とコンテンツの要求条件をマッチングしたり、コンテンツの属性と広告情報の要求条件をマッチングしたり、視聴者の属性と広告の要求条件をマッチングしたり、広告の属性と視聴者の要求条件をマッチングしたりして、各マッチングにより得られたコスト値を計算する。
【0086】
本実施形態では、広告情報選択部41におけるマッチングは、以下の4種類に大きく分類される(図5を参照のこと)。
【0087】
マッチング1(M1):広告属性とコンテンツOPTINOUTデータの比較
マッチング2(M2):コンテンツ属性と広告OPTINOUTデータの比較
マッチング3(M3):視聴者属性及び視聴者OPTINOUTと広告OPTINOUTデータの比較
マッチング4(M4):広告属性と視聴者OPTINOUTデータの比較
【0088】
また、図5に示すように、マッチング3の一部において、広告のOPTINOUT情報と視聴者のOPTINOUT情報の比較を行っているが、マッチング処理上では、視聴者のOPTINOUT情報を視聴者属性の一部として考えることとなる。
【0089】
これら4種類のマッチングから、各マッチングにおけるコスト配列が生成され、これに広告選択事業者のポリシー、すなわち各マッチングに割り振られた重み因子を合わせ込むことにより(下式を参照のこと)、それぞれの候補広告の最終的なコスト値が求まる。そして、コスト値が最大のものを、コンテンツ/広告提供システム1における満足度が最大であるとして、広告情報選択部41の出力とすることができる。
【0090】
【数1】
Cost=a×M1+b×M2+c×M3+d×M4
(但し、a+b+c+d=1)
【0091】
広告情報選択部41によって選択された広告情報がグループ化された広告情報グループであるか、あるいは単一の広告情報であるかは、その広告関係情報の広告情報素材数を参照することによって判定することができる。広告情報選択部41が単一の広告情報を選択した場合には、それが広告選択要求元であるコンテンツ・サーバ10に対する戻り値となる。
【0092】
他方、広告情報選択部41によって広告情報グループが選択された場合には、さらに広告情報素材選択部42によって当該広告情報グループ内での選択処理を行う。
【0093】
広告情報素材選択部42は、広告情報素材の選択条件に示された各条件を満足するか判定し、重み付け係数を乗じて点数を求め、最も点数が多い広告情報素材を選択して、広告選択要求元であるコンテンツ・サーバ10に対する戻り値とする。より具体的には、広告情報素材選択部42は、商品やサービスのカテゴリや、視聴者の性別、年代、職業、地域、コンテンツを視聴する時間帯、曜日、コンテンツのカテゴリなどの条件種別に基づいて、グループ内から広告情報を選択する。
【0094】
図6には、本実施形態に係る広告選択サーバ40による広告選択並びにコンテンツ・サーバ10による広告付きコンテンツ配信の一連の処理をフローチャートの形式で示している。
【0095】
広告選択サーバ40がコンテンツ・サーバ10から広告選択要求を受信すると、まず、広告情報選択部41が起動して、広告選択条件を基に、広告情報を選択する(ステップS1)。
【0096】
そして、該選択された広告情報の広告情報素材数を参照する(ステップS2)。広告情報素材数が1であれば、広告情報選択部41は、グループ化されていない単体の広告情報を選択したことになるので、これがそのまま要求元のコンテンツ・サーバ10への戻り値となる。
【0097】
他方、広告情報素材数が2以上である場合には、広告情報選択部41はグループ化されている広告情報グループを選択したことになるので、さらに広告情報素材選択部42が起動して、当該広告情報グループ内で広告情報の選択を行う(ステップS3)。より具体的には、各広告情報素材の選択条件よりコスト値を算出して、これに基づいて配信すべき単一の広告情報を選択する。
【0098】
そして、広告情報選択部41又は広告情報素材選択部42によって選択された広告情報をコンテンツ・サーバ10に返信する(ステップS4)。
【0099】
コンテンツ・サーバ10は、視聴者から視聴要求されたコンテンツの広告挿入枠(スロット)に、広告選択サーバ40により選択された広告情報を挿入する。広告情報のコンテンツそのものは、広告サーバ20から取得することができる。
【0100】
広告選択サーバ40は、コンテンツ・サーバ10に通知して、視聴者に配信された広告情報の配信ログ若しくは視聴ログを広告視聴履歴としてデータベースに保存する(ステップS5)。
【0101】
このような広告視聴履歴は、例えば、それ以後の広告選択処理において広告露出制御に利用することができる。
【0102】
例えば、広告選択サーバ10は、一定の広告露出回数内で、視聴者に対する同一広告の露出の重複防止や露出回数の上限を設定したり、あるいは、一定の期間内で、同一広告の露出の重複防止や露出回数の上限を設定したりして、広告情報の露出制御を行う。これによって、同じ広告が効果なく使用されることが少なくなり、例えば支払ったスポンサ料などによって定められる回数の範囲内で効果的に広告を露出することができ、広告主側のニーズを好適に実現することができる。
【0103】
あるいは、広告毎の視聴実績を反映させたファクタを選択の判断基準に盛り込むことにより、広告在庫に応じた露出制御を行うようにしてもよい。このような場合、プロファイル及び趣味・嗜好の偏った視聴者だけがアクセスしたときであっても、最もターゲットに合った広告だけが繰り返し露出されてしまうことなく、2番目以降でターゲットに合った広告が露出される可能性が高まり、広告在庫が平均的に消化させることができる。
【0104】
[追補]
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。
【0105】
本明細書では、視聴者はインターネットでの映像コンテンツの提供サービスをパーソナル・コンピュータ上で利用することを想定して説明したが、本発明の要旨はこれに限定されず、例えば、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などのモバイル端末、あるいは双方向サービスを行っているデジタルTVの端末向けサービスにも本発明に係る広告選択手法を適用することができる。
【0106】
また、DVD(Digital Versatile Disc)などのパッケージ型コンテンツであっても、CM映像だけをインターネットなどの他の配信・配布手段から提供されるようなサービスにおいても、本発明に係る広告選択手法を適用することができる。勿論、この場合は、DVD自体は無償又は廉価で配布されることが期待される。
【0107】
要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0108】
【発明の効果】
以上詳記したように、本発明によれば、インターネットなどの広域ネットワークを介して配信されるコンテンツ中の広告挿入枠(スロット)に挿入すべき広告情報を好適に管理することができる、優れた広告情報の配信管理装置及び配信管理方法、並びに記憶媒体を提供することができる。
【0109】
また、本発明によれば、インターネットなどを利用してプル配信形式で提供されるコンテンツに利用する広告情報を各視聴者毎に選択してパーソナライズするための、優れた広告情報の配信管理装置及び配信管理方法、並びに記憶媒体を提供することができる。
【0110】
また、本発明によれば、広告の対象となる商品やサービスなどが同一である複数の広告情報をグループ化して、1つの広告情報として配信回数や配信期間を管理することができる、優れた広告情報の配信管理装置及び配信管理方法、並びに記憶媒体を提供することができる。
【0111】
本発明に係る広告情報の配信管理装置及び配信管理方法、並びに記憶媒体によれば、広告主並びに広告代理店は、広告の対象となる商品やサービス等で広告計画や管理を行うことができるようになる。また、ターゲットとする視聴者に対して効果的な広告・宣伝活動を行うことができる。
【0112】
また、本発明に係る広告情報の配信管理装置及び配信管理方法、並びに記憶媒体によれば、従来の視聴者にとって興味のある広告映像に加え、いっそう意味のある広告映像の配信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコンテンツ/広告提供システム1の構成を概略的に示した図である。
【図2】サーバ又はクライアントとして利用可能なコンピュータ・システムの構成を模式的に示した図である。
【図3】コンテンツ・サーバ10からの広告選択要求に応じて、広告選択サーバ40が広告選択する仕組みを示した機能ブロック図である。
【図4】本実施形態に係る広告関係情報のデータ構造を模式的に示した図である。
【図5】広告情報選択部41において各プレイヤ間のマッチングを行う仕組みを説明するための図である。
【図6】本実施形態に係る広告選択サーバ40による広告選択並びにコンテンツ・サーバ10による広告付きコンテンツ配信の一連の処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1…コンテンツ/広告提供システム
10…コンテンツ提供サーバ
20…広告サーバ
30…視聴者端末
40…広告選択サーバ
100…コンピュータ・システム
111…CPU
112…メモリ
113…ディスプレイ・コントローラ
114…入力機器インターフェース
115…ネットワーク・インターフェース
116…外部機器インターフェース
117…バス
121…ディスプレイ
122…キーボード
123…マウス
124…HDD
125…メディア・ドライブ
Claims (9)
- コンテンツを提供するコンテンツ提供者が運営するコンテンツ・サーバと、コンテンツに付随して広告情報を提供する広告主が運営する広告サーバと、コンテンツを視聴する視聴者が所持する視聴者端末とからなる情報提供空間において、コンテンツに付随して視聴者に配信される広告情報のための配信管理装置であって、
前記コンテンツ提供者によって提供される各コンテンツのコンテンツ属性情報と、前記コンテンツ提供者によって提供される各コンテンツについての当該コンテンツに挿入すべき広告情報の広告属性に関する第1の要求条件を保持するコンテンツ関係情報保持手段と、
前記広告主によって提供される各広告情報の広告属性情報と、前記広告主によって提供される各広告情報を見せたい視聴者の属性又は各広告情報を付随させたいコンテンツの属性に関する第2の要求条件からなる広告関係情報を保持するとともに、広告情報のうち少なくとも一部を広告情報グループにグループ化し、各広告関係情報として、広告情報の数と、広告情報毎の広告属性及び第2の要求条件、並びに、広告情報グループについて設定された広告属性及び第2の要求条件を保持する広告関係情報保持手段と、
視聴者の属性情報と、各視聴者についての視聴者が見たい広告情報の属性に関する第3の要求条件からなる視聴者関係情報を保持する視聴者関係情報保持手段と、
広告属性と前記第1の要求条件を比較する第1のマッチング手段と、コンテンツの属性と前記第2の要求条件を比較する第2のマッチング手段と、視聴者の属性と前記第3の要求条件と前記第2の要求条件を比較する第3のマッチング手段と、広告の属性と前記第3の要求条件を比較する第4のマッチング手段とを備える属性情報比較手段と、
前記第1乃至第4のマッチング手段による各比較結果に基づいて配信コンテンツに付随させる広告情報又は広告情報グループを選択する第1の広告情報選択手段と、
前記第1の広告情報選択手段において選択された広告情報についての広告関係情報の広告情報の数を参照して広告情報グループが選択されたか否かを判定し、広告情報グループが場合には、さらに該広告情報グループ内での前記第1乃至第4のマッチング手段による各比較結果に基づいて広告情報を選択する第2の広告情報選択手段と、
を具備することを特徴とする広告情報の配信管理装置。 - 前記広告情報管理手段は、商品やサービスのカテゴリや、視聴者の性別、年代、職業、地域、コンテンツを視聴する時間帯、曜日、コンテンツのカテゴリなどの条件種別に基づいて広告情報をグループ化する、
ことを特徴とする請求項1に記載の広告情報の配信管理装置。 - 前記第2の要求条件は、商品やサービスのカテゴリや、視聴者の性別、年代、職業、地域、コンテンツを視聴する時間帯、曜日、コンテンツのカテゴリなどの条件種別からなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の広告情報の配信管理装置。 - 広告情報の配信ログを保存する広告情報配信ログ記録手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の広告情報の配信管理装置。 - コンテンツを提供するコンテンツ提供者が運営するコンテンツ・サーバと、コンテンツに付随して広告情報を提供する広告主が運営する広告サーバと、コンテンツを視聴する視聴者が所持する視聴者端末とからなる情報提供空間において、コンテンツに付随して視聴者に配信される広告情報を管理するための処理をコンピュータを用いて実行する配信管理方法であって、
前記コンピュータが備えるコンテンツ関係情報保持手段が、前記コンテンツ提供者によって提供される各コンテンツのコンテンツ属性情報と、前記コンテンツ提供者によって提供される各コンテンツについての当該コンテンツに挿入すべき広告情報の広告属性に関する第1の要求条件を保持するコンテンツ関係情報保持ステップと、
前記コンピュータが備える広告関係情報保持手段が、前記広告主によって提供される各広告情報の広告属性情報と、前記広告主によって提供される各広告情報を見せたい視聴者の属性又は各広告情報を付随させたいコンテンツの属性に関する第2の要求条件からなる広告関係情報を保持するとともに、広告情報のうち少なくとも一部を広告情報グループにグループ化し、各広告関係情報として、広告情報の数と、広告情報毎の広告属性及び第2の要求条件、並びに、広告情報グループについて設定された広告属性及び第2の要求条件を保持する広告関係情報保持ステップと、
前記コンピュータが備える視聴者関係情報保持手段が、視聴者の属性情報と、各視聴者についての視聴者が見たい広告情報の属性に関する第3の要求条件からなる視聴者関係情報を保持する視聴者関係情報保持ステップと、
前記コンピュータが備える属性情報比較手段が、広告情報の属性と前記第1の要求条件を比較する第1のマッチングと、コンテンツの属性と前記第2の要求条件を比較する第2のマッチングと、視聴者の属性と前記第3の要求条件と前記第2の要求条件を比較する第3のマッチングと、広告の属性と前記第3の要求条件を比較する第4のマッチングとを行なう属性情報比較ステップと、
前記コンピュータが備える第1の広告情報選択手段が、前記第1乃至第4のマッチングによる各比較結果に基づいて配信コンテンツに付随させる広告情報又は広告情報グループを選択する第1の広告情報選択ステップと、
前記コンピュータが備える第2の広告情報選択手段が、前記第1の広告情報選択ステップにおいて選択された広告情報についての広告関係情報の広告情報の数を参照して広告情報グループが選択されたか否かを判定し、広告情報グループが選択された場合には、さらに該広告情報グループ内での前記第1乃至第4のマッチング手段による各比較結果に基づいて広告情報を選択する第2の広告情報選択ステップと、
を有することを特徴とする広告情報の配信管理方法。 - 前記広告情報管理ステップでは、商品やサービスのカテゴリや、視聴者の性別、年代、職業、地域、コンテンツを視聴する時間帯、曜日、コンテンツのカテゴリなどの条件種別に基づいて広告情報をグループ化する、
ことを特徴とする請求項5に記載の広告情報の配信管理方法。 - 前記第2の要求条件は、商品やサービスのカテゴリや、視聴者の性別、年代、職業、地域、コンテンツを視聴する時間帯、曜日、コンテンツのカテゴリなどの条件種別からなる、
ことを特徴とする請求項5に記載の広告情報の配信管理方法。 - 前記コンピュータが備える公庫情報配信ログ記録手段が、広告情報の配信ログを保存する広告情報配信ログ記録ステップをさらに有する、
ことを特徴とする請求項5に記載の広告情報の配信管理方法。 - コンテンツを提供するコンテンツ提供者が運営するコンテンツ・サーバと、コンテンツに付随して広告情報を提供する広告主が運営する広告サーバと、コンテンツを視聴する視聴者が所持する視聴者端末とからなる情報提供空間において、コンテンツに付随して視聴者に配信される広告情報のための配信管理をコンピュータ上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記コンピュータを、
前記コンテンツ提供者によって提供される各コンテンツのコンテンツ属性情報と、前記コンテンツ提供者によって提供される各コンテンツについての当該コンテンツに挿入すべき広告情報の広告属性に関する第1の要求条件を保持するコンテンツ関係情報保持手段、
前記広告主によって提供される各広告情報の広告属性情報と、前記広告主によって提供される各広告情報を見せたい視聴者の属性又は各広告情報を付随させたいコンテンツの属性に関する第2の要求条件からなる広告関係情報を保持するとともに、広告情報のうち少なくとも一部を広告情報グループにグループ化し、各広告関係情報として、広告情報の数と、広告情報毎の広告属性及び第2の要求条件、並びに、広告情報グループについて設定された広告属性及び第2の要求条件を保持する広告関係情報保持手段、
視聴者の属性情報と、各視聴者についての視聴者が見たい広告情報の属性に関する第3の要求条件からなる視聴者関係情報を保持する視聴者関係情報保持手段、
広告属性と前記第1の要求条件を比較する第1のマッチング手段と、コンテンツの属性と前記第2の要求条件を比較する第2のマッチング手段と、視聴者の属性と前記第3の要求条件と前記第2の要求条件を比較する第3のマッチング手段と、広告の属性と前記第3の要求条件を比較する第4のマッチング手段とを備える属性情報比較手段、
前記第1乃至第4のマッチング手段による各比較結果に基づいて配信コンテンツに付随させる広告情報又は広告情報グループを選択する第1の広告情報選択手段、
前記第1の広告情報選択手段において選択された広告情報についての広告関係情報の広告情報の数を参照して広告情報グループが選択されたか否かを判定し、広告情報グループが選択された場合には、さらに該広告情報グループ内での前記第1乃至第4のマッチング手段による各比較結果に基づいて広告情報を選択する第2の広告情報選択手段、
として機能させるためのコンピュータ・プログラム。
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