JP2002366569A - 広告選択システム及び広告選択方法、並びに記憶媒体 - Google Patents

広告選択システム及び広告選択方法、並びに記憶媒体

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JP2002366569A
JP2002366569A JP2001171322A JP2001171322A JP2002366569A JP 2002366569 A JP2002366569 A JP 2002366569A JP 2001171322 A JP2001171322 A JP 2001171322A JP 2001171322 A JP2001171322 A JP 2001171322A JP 2002366569 A JP2002366569 A JP 2002366569A
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JP2001171322A
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Toshihiro Tsunoda
智弘 角田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視聴者、広告主、コンテンツ提供者の3者か
らなるコンテンツ及び広告情報の提供空間において、詳
細な広告ターゲティングを行う。 【解決手段】 コンテンツ提供者、広告主、視聴者の要
求に基づき広告を選択するシステムにおいて、各プレイ
ヤの属性と要求を構成する項目を階層化して、各階層毎
の重み関数と、各項目間のリンク関係に基づく重み関数
を用いることで、より詳細な広告ターゲティングを実現
する。ある広告の設定項目をプレイヤが1つしか設定し
ない場合でも、関連ある項目の属性が自動的に設定さ
れ、それに対応する広告が好適に選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツに挿入
すべき広告を的確に選択する広告選択システム及び広告
選択方法、並びに記憶媒体に係り、特に、インターネッ
トなどの広域ネットワークを介して配信されるコンテン
ツに挿入すべき広告を的確に選択する広告選択システム
及び広告選択方法、並びに記憶媒体に関する。
【0002】更に詳しくは、本発明は、視聴者、広告
主、コンテンツ提供者の3者それぞれの利益をより反映
させた広告情報を選択的にコンテンツに適用してパーソ
ナライズする広告選択システム及び広告選択方法、並び
に記憶媒体に係り、特に、視聴者、広告主、コンテンツ
提供者の3者それぞれが持つ属性情報や広告選択のため
の要求条件を階層的に構成して広告情報をより詳細にタ
ーゲティングする広告選択システム及び広告選択方法、
並びに記憶媒体に関する。
【0003】
【従来の技術】テレビ放送を始めとして、映像や音楽な
どのメディア・コンテンツの配信サービスは古くから行
われている。このようなコンテンツ配信サービスは、有
料である以外に、CMなどの広告情報をコンテンツ内に
挿入して広告料若しくはスポンサ料を得ることで無料化
が行われている。
【0004】このような場合、広告料すなわちスポンサ
料は、コンテンツ提供事業者における事業利益となり、
あるいはコンテンツ制作費に充てられる。広告主(スポ
ンサ)は、一般には、家電製品やその他の工業製品など
の商品、あるいは各種サービスを有料で提供する各種の
事業主である。CMなどの広告情報をコンテンツに挿入
することにより広告・宣伝された自社商品やサービスへ
の顧客吸引力が高まり、販売活動が促進されることによ
って、広告主は支払った広告料相当の利益を得ることが
期待される。また、コンテンツの視聴者側は、配信コン
テンツを無料で享受することができるが、CMなどの広
告情報を視聴するという形式で、実質上の受信料を支払
っているという側面もある。このような広告事業は、放
送業界や出版業界を始めとして、各種のコンテンツ配信
・配布事業において既に広く浸透している。
【0005】このような状況下では、視聴者、広告主
(スポンサ)、コンテンツ提供者の3者間では一種の連
鎖関係が形成されている。すなわち、視聴者が興味を持
つ広告情報をコンテンツに挿入することによって、商品
やサービスの消費が高まり、広告主の事業収益が増す。
広告主はさらなる増収と事業発展を期待して、広告・宣
伝のために広告料を支払う。コンテンツ提供者は、広告
収入の増加により、よりよいコンテンツの制作に資金を
投入することができる。すなわち、広告事業モデルは、
効果的な広告情報をコンテンツに挿入することによって
成立する。言い換えれば、意味のない広告情報をコンテ
ンツに適用しても、視聴者、広告主、コンテンツ提供者
は利益が得られない。
【0006】ところで、最近の情報処理・情報通信技術
の革新的な進歩により、コンテンツ配信サービスの形態
も変容してきた。従来は、テレビ放送やラジオ放送など
のいわゆるプッシュ配信形式のコンテンツ配信サービス
が主流であったが、インターネットのような広域ネット
ワークを介したプル配信形式のコンテンツ配信サービス
が徐々に浸透してきている。
【0007】例えば、インターネットのようなTCP/
IP(Transmission Control Protocol/Internet Proto
col)ネットワーク上では、WWW(World Wide Web)
に代表されるような情報提供空間が構築されており、U
RL(Uniform Resource Locator)形式の資源識別情報
を基に情報空間を探索して、HTML(Hyper Text Mar
kup Language)形式で記述された情報資源にアクセスす
ることができる。この種の情報資源は、WWWブラウザ
を起動するクライアント側ではホームページとして閲覧
することができる。このような場合、コンテンツ提供者
は、いわゆる「バナー広告」の形式で広告情報をホーム
ページ上に貼り付けて、広告収入を得ることができる。
【0008】また、最近では、電話回線(ADSL(As
ymmetric Digital Subscriber Line)など)やケーブル
・テレビなどのネットワーク回線の高速化に伴い、映
画、アニメーション、ライブ中継などの動画像からなる
映像コンテンツの配信サービスが期待されるようになっ
てきた。
【0009】例えば、インターネットでサウンドやビデ
オ映像などを配信するとき、ユーザーがファイルをダウ
ンロードし終えてからこれを再生するのではなく、ダウ
ンロードしながら再生するという「ストリーミング」技
術が開発され、普及し始めている。ストリーミング配信
は次世代のインターネット利用の要と見られている。現
在、ストリーミング技術を実装した著名なコンテンツ配
信システムとして、例えば"RealSystem G2"や”Win
dows(登録商標) Media Technolo
gies”などが挙げられる。
【0010】このような映像コンテンツの配信サービス
においても、広告事業モデルを適用する、すなわち配信
されるコンテンツ中に広告情報を挿入することにより、
無料若しくは低価格で視聴者にコンテンツを提供して、
視聴数を増加させることができる。この結果、視聴者、
コンテンツ提供者、広告主の3者にとってより利益のあ
る事業形態を構築することができる。このためには、先
述したように、意味のある広告情報をコンテンツに適用
しなければならない。
【0011】インターネットを介したコンテンツ配信サ
ービスに代表されるような、プル配信形式のコンテンツ
提供事業においては、個々の視聴者毎にコンテンツに挿
入すべき広告情報を取捨選択して、パーソナライズ若し
くはカスタマイズされた広告宣伝サービスを行うことが
できる。
【0012】一般には、視聴者のプロファイルや趣味・
嗜好に基づいて使用すべき広告情報を選択することによ
り、視聴者の満足度が高まり、広告・宣伝効果を高める
ことができるとされている。しかしながら、視聴者の要
求のみを追求すると、同じ広告情報しか使用されず、広
告主が充分な利益を受けることができない。広告主にと
っては、例えば、販売・提供する自社の商品やサービス
に関連のあるコンテンツに対して広告情報を挿入しても
らいたいなどの要求条件がある。また、コンテンツ提供
者にとっては、コンテンツの内容やコンテキストなどに
従った広告情報を挿入してもらいたいという要望もある
であろう。
【0013】しかしながら、従来は、視聴者、広告主、
コンテンツ提供者の3者の利益を総合的に勘案して広告
情報を選択するような広告情報の提供サービスはこれま
で存在しなかった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、イン
ターネットなどの広域ネットワークを介して配信される
コンテンツに挿入すべき広告を的確に選択することがで
きる、優れた広告選択システム及び広告選択方法、並び
に記憶媒体を提供することにある。
【0015】本発明の更なる目的は、視聴者、広告主、
コンテンツ提供者の3者それぞれの利益をより反映させ
た広告情報を選択的にコンテンツに適用してパーソナラ
イズすることができる、優れた広告選択システム及び広
告選択方法、並びに記憶媒体を提供することにある。
【0016】本発明の更なる目的は、視聴者、広告主、
コンテンツ提供者の3者それぞれが持つ属性情報や広告
選択のための要求条件を階層的に構成して広告情報をよ
り詳細にターゲティングすることができる、優れた広告
選択システム及び広告選択方法、並びに記憶媒体を提供
することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面
は、コンテンツを提供するコンテンツ提供者と、コンテ
ンツに付随して広告情報を提供する広告主と、コンテン
ツを視聴する視聴者とからなる情報提供空間において、
視聴者が視聴要求するコンテンツに挿入すべき広告情報
を選択する広告選択システム又は広告選択方法であっ
て、コンテンツ、広告情報、視聴者それぞれの属性情報
並びに広告情報の選択に関する要求条件を設定する属性
情報設定手段又はステップと、該設定された各者の属性
情報並びに要求条件を比較する属性情報比較手段又はス
テップと、該比較結果に基づいて視聴者に提供するコン
テンツに挿入すべき広告情報を選択する広告情報選択手
段又はステップと、を備え、前記属性情報設定手段又は
ステップは、各カテゴリ毎に分類して階層的表現された
複数の項目からなる属性情報マスタ・データ及び/又は
要求条件マスタ・データを用意して、各マスタ・データ
上で各項目を入力することにより属性情報及び/又は要
求条件を設定する、ことを特徴とする広告選択システム
又は広告選択方法である。
【0018】但し、ここで言う「システム」とは、複数
の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が
論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュ
ールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
【0019】本発明の第1の側面に係る広告選択システ
ム又は広告選択方法によれば、コンテンツ、広告情報、
視聴者の各者の満足度に対して広告選択におけるポリシ
ーを反映させた重み付けを行ってから、システム全体で
満足度を最大化する広告を選択することができる。
【0020】また、前記属性情報設定手段又はステップ
は、該階層的表現された複数の項目からなる属性情報マ
スタ・データ及び/又は要求条件マスタ・データ上であ
る1つの項目に設定値が入力されたことに応答して、階
層構造上で該入力された項目に関連付けられた各階層の
項目に対して該入力された設定値を反映する値を付与す
ることができる。
【0021】前記属性情報設定手段又はステップは、例
えば、該階層的表現された複数の項目からなる属性情報
マスタ・データ及び/又は要求条件マスタ・データ上で
ある1つの項目に設定値が入力されたことに応答して、
階層構造上で該入力された項目の直接上位となる各項
目、及び/又は、該入力された項目の下位となるすべて
の項目に対して該入力された設定値を反映した値を付与
するようにすることができる。
【0022】すなわち、本発明の第1の側面に係る広告
選択システム及び広告選択方法によれば、各カテゴリ毎
に分類して階層的表現された複数の項目からなる属性情
報マスタ・データ及び/又は要求条件マスタ・データを
用いて属性情報及び/又は要求条件を設定することによ
り、各プレイヤの属性と要求を構成する項目を階層化し
て、ある広告情報に関する設定項目を1つしか設定しな
い場合であっても、関連ある項目の属性情報を、階層構
造に従ってそれ以外の項目に対して設定内容に反映する
ような値を自動的に付与することができる。
【0023】また、各階層毎の重み関数と、各項目間の
リンク関係に基づく重み関数を用いることで、より詳細
な広告ターゲティングを実現することができる。
【0024】また、前記属性情報設定手段は又はステッ
プは、該階層的表現された複数の項目からなる属性情報
マスタ・データ及び/又は要求条件マスタ・データの各
階層毎に重みを付加するようにしてもよい。このような
場合、階層毎の優先度を動的に変えることができる。一
般に、詳細になる下位の階層を優先して広告を選択する
ことで、より詳細に項目に適合した広告を選択すること
ができる。
【0025】また、前記属性情報設定手段又はステップ
は、該階層的表現された複数の項目からなる属性情報マ
スタ・データ及び/又は要求条件マスタ・データにおい
て、隣接する各階層の項目間を連結するリンク毎に重み
を付加するようにしてもよい。このような場合、階層構
造化された属性情報や要求条件におけるリンク間に重み
を変更することができることにより、より重要な関係を
広告選択に反映させるようにすることができる。
【0026】また、本発明の第2の側面は、コンテンツ
を提供するコンテンツ提供者と、コンテンツに付随して
広告情報を提供する広告主と、コンテンツを視聴する視
聴者とからなる情報提供空間において、視聴者が視聴要
求するコンテンツに挿入すべき広告情報を選択する処理
をコンピュータ・システム上で実行するように記述され
たコンピュータ・ソフトウェアをコンピュータ可読形式
で物理的に記憶した記憶媒体であって、前記コンピュー
タ・ソフトウェアは、コンテンツ、広告情報、視聴者そ
れぞれの属性情報並びに広告情報の選択に関する要求条
件を設定する属性情報設定ステップと、該設定された各
者の属性情報並びに要求条件を比較する属性情報比較ス
テップと、該比較結果に基づいて視聴者に提供するコン
テンツに挿入すべき広告情報を選択する広告情報選択ス
テップと、を備え、前記属性情報設定ステップでは、各
カテゴリ毎に分類して階層的表現された複数の項目から
なる属性情報マスタ・データ及び/又は要求条件マスタ
・データを用意して、各マスタ・データ上で各項目を入
力することにより属性情報及び/又は要求条件を設定す
る、ことを特徴とする記憶媒体である。
【0027】本発明の第2の側面に係る記憶媒体は、例
えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用コン
ピュータ・システムに対して、コンピュータ・ソフトウ
ェアをコンピュータ可読な形式で提供する媒体である。
このような媒体は、例えば、CD(Compact Disc)やF
D(Floppy Disk)、MO(Magneto-Optical disc)な
どの着脱自在で可搬性の記憶媒体である。あるいは、ネ
ットワーク(ネットワークは無線、有線の区別を問わな
い)などの伝送媒体などを経由してコンピュータ・ソフ
トウェアを特定のコンピュータ・システムに提供するこ
とも技術的に可能である。
【0028】このような記憶媒体は、コンピュータ・シ
ステム上で所定のコンピュータ・ソフトウェアの機能を
実現するための、コンピュータ・ソフトウェアと記憶媒
体との構造上又は機能上の協働的関係を定義したもので
ある。換言すれば、本発明の第2の側面に係る記憶媒体
を介して所定のコンピュータ・ソフトウェアをコンピュ
ータ・システムにインストールすることによって、コン
ピュータ・システム上では協働的作用が発揮され、本発
明の第1の側面に係る広告選択システム及び広告選択方
法と同様の作用効果を得ることができる。
【0029】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を詳解する。
【0031】A.システム構成 図1には、本発明の一実施形態に係るコンテンツ/広告
提供システム1の構成を概略的に示している。コンテン
ツ/広告提供システム1上では、ネットワークを介し
て、動画像からなる映像コンテンツなどが、パーソナラ
イズされた広告情報とともに配信サービスされる仕組み
が提供される。ここで言うネットワークは、例えば、イ
ンターネットのような広域ネットワークであり、TCP
/IP(Transmission Control Protocol/Internet Pro
tocol)などの所定の通信プロトコルに従って機器間を
相互接続させることができる。
【0032】同図に示すように、このコンテンツ/広告
提供システム1は、映像コンテンツなどのコンテンツを
提供すなわち配信サービスするコンテンツ提供者が運営
するコンテンツ・サーバ10と、広告主によって運営さ
れ、配信コンテンツに挿入すべき広告情報を蓄積し提供
する広告サーバ20と、配信サービスされるコンテンツ
を視聴する視聴者が所持する視聴者端末30と、配信コ
ンテンツに挿入すべき広告情報を選択してパーソナライ
ズ広告選択サービスを行う広告選択事業者が運営する広
告選択サーバ40とで構成される。
【0033】コンテンツ/広告提供システム1を構成す
るコンテンツ提供者、広告主、視聴者、並びに、広告選
択事業者のことを、以下では「プレイヤ」とも呼ぶ。
【0034】各サーバ・マシン10,20,40は、例
えば、ワークステーション(WS)やパーソナル・コン
ピュータ(PC)上で所定のサーバ・アプリケーション
を起動するという形態によって実装することができる。
また、視聴者端末30は、例えば、パーソナル・コンピ
ュータ上でWebブラウザなどのクライアント・アプリ
ケーションを起動するという形式によって実装すること
ができる。
【0035】これらサーバ及びクライアントなどの各マ
シンは、Ethernetなどの物理的な接続手段を用
いて、インターネットなどのTCP/IPネットワーク
に接続されている。そして、各マシンどうしは、所定の
認証処理を経て安全に相互接続されている。
【0036】視聴者端末30は、ネットワークを介して
コンテンツ・サーバ10と接続されている。したがっ
て、視聴者は、視聴者端末30を操作することにより、
コンテンツ・サーバ10が提供する動画像などのコンテ
ンツを指定することができる。コンテンツ・サーバ10
がRealServerなどのストリーミング配信技術
を実装し、且つ、視聴者端末30上でRealPlay
erなどの動画再生ソフトウェアをインストールしてお
くことで、視聴者は要求したコンテンツをリアルタイム
で再生すなわち視聴することができる。
【0037】また、コンテンツ・サーバ10は、同様に
ネットワーク経由で、広告サーバ20や選択サーバ40
と接続されており、視聴者から要求された配信コンテン
ツに挿入すべき広告情報の要求、すなわち広告選択要求
を発行することができる。そして、広告選択サーバ40
から選択・返信された広告情報を広告サーバ20から取
得して、これをコンテンツ中に挿入することで、当該広
告を視聴者端末30上で露出させることができる。
【0038】さらに、本実施形態に係るコンテンツ・サ
ーバ10は、視聴者端末30上での広告情報の露出を検
出する機能を備え、広告露出時には、広告選択サーバ4
0に広告露出ログを送信するようになっている。例え
ば、コンテンツ・サーバ40上に広告選択要求や広告露
出ログ送信などの拡張機能を実現するためのプラグイン
・ソフトウェアをインストールしておけばよい。
【0039】広告選択サーバ40は、視聴者プロファイ
ル、広告属性、コンテンツ属性などの各種データベース
とネットワークを介して接続されている。そして、広告
選択サーバ40は、コンテンツ・サーバ10からの広告
選択要求を受理すると、要求内容とデータベースの内容
に応じて、コンテンツとともに露出すべき広告情報を選
択して、その選択結果を応答として返信する。また、広
告選択サーバ40は、コンテンツ・サーバ10から広告
露出ログを受理すると、これを広告視聴履歴としてデー
タベースに保存する機能を持つ。
【0040】広告選択サーバ40は、アプリケーション
・サーバである"Weblogic Server"が動作するワークス
テーションやパーソナル・コンピュータを用いて構成さ
れる。広告選択要求の処理や広告露出ログの保存を行う
ソフトウェアは、例えばJavaプログラムによって記
述することができる。
【0041】また、視聴者情報(趣味嗜好、年齢、住所
など)、広告属性(視聴者のターゲティング)、コンテ
ンツ属性(優先広告の情報など)、広告視聴履歴などを
蓄積する各データベースは、例えば、リレーショナル・
データベース(RDB)・システムであるOracle
が動作するワークステーション又はパーソナル・コンピ
ュータを用いて構成することができる。
【0042】ここで、図1に示したサーバ10,20,
40やクライアントなどのホスト端末として使用可能な
コンピュータ・システムの構成について説明する。図2
には、この種のコンピュータ・システム100のハード
ウェア構成例を模式的に示している。
【0043】システム100のメイン・コントローラで
あるCPU(Central Processing Unit)111は、オ
ペレーティング・システムOSの制御下で、各種のアプ
リケーションを実行するようになっている。例えば、コ
ンテンツ提供用のサーバ・アプリケーション、広告情報
提供用のサーバ・アプリケーション、各コンテンツに挿
入する広告情報を選択する広告選択用のサーバ・アプリ
ケーションや、コンテンツ視聴用のクライアント・アプ
リケーションがCPU111により実行されることで、
システム100は、各サーバ10,20,40、あるい
は視聴者端末30として稼働する。
【0044】図示の通り、CPU111は、バス117
によって他の機器類(後述)と相互接続されている。バ
ス117上の各機器にはそれぞれ固有のメモリ・アドレ
ス又はI/Oアドレスが付与されており、CPU111
はこれらアドレスによって機器アクセスが可能となって
いる。バス117の一例はPCI(Peripheral Compone
nt Interconnect)バスである。
【0045】メモリ112は、プロセッサ111におい
て実行されるプログラム・コードを格納したり、実行中
の作業データを一時保管するために使用される記憶装置
である。同図に示すメモリ112は、不揮発及び揮発メ
モリ双方を含むものと理解されたい。
【0046】ディスプレイ・コントローラ113は、プ
ロセッサ111が発行する描画命令を実際に処理するた
めの専用コントローラであり、例えばSVGA(Super
Video Graphic Array)又はXGA(eXtended Graphic
Array)相当のビットマップ描画機能をサポートする。
ディスプレイ・コントローラ113において処理された
描画データは、例えばフレーム・バッファ(図示しな
い)に一旦書き込まれた後、表示装置121に画面出力
される。表示装置121は、例えば、CRT(Cathode
Ray Tube)ディスプレイや、液晶表示ディスプレイ(Li
quid Crystal Display)などである。
【0047】入力機器インターフェース114は、キー
ボード122やマウス123などのユーザ入力機器をシ
ステム100に接続するための装置である。後述するよ
うに、コンテンツ提供サーバ10、広告提供サーバ2
0、視聴者端末30上では、それぞれコンテンツ用、広
告情報用、視聴者用の属性情報や広告選択に関する要求
条件(OPTINOUT情報)の各項目を入力しなけれ
ばならない。コンピュータ・システム100上では、キ
ーボード122及びマウス123を用いてこれら項目の
設定内容を入力することができる。
【0048】本実施形態では、コンテンツ、広告情報、
視聴者それぞれの属性情報や広告選択に関する要求条件
(OPTINOUT情報)はそれぞれ、階層構造化され
た複数の項目によって構成される。コンテンツ提供者、
広告主、視聴者は、自らに関連する属性情報や要求条件
を設定しなければならないが、任意の階層において項目
設定を行うことで、当該設定項目とリンクされた他の階
層の項目が自動的に設定される。但し、属性情報や要求
条件の構成やその設定方法の詳細については、後述に譲
る。
【0049】ネットワーク・インターフェース115
は、Ethernetなどの所定の通信プロトコルに従
って、システム100をLAN(Local Area Network)
などのネットワークに接続することができる。ネットワ
ーク・インターフェース115は、一般に、LANアダ
プタ・カードという形態で提供され、マザーボード(図
示しない)上のPCIバス・スロットの装着して用いら
れる。但し、ネットワーク・インターフェースではな
く、モデム(図示しない)経由で外部ネットワークに接
続することもできる。
【0050】LAN上では、複数のホスト(コンピュー
タ)がトランスペアレントな状態で接続され、分散コン
ピューティング環境が構築されている。また、ホストの
一部はルータとして稼動し、さらに他のLANやインタ
ーネットなどの外部ネットワークに接続されている。イ
ンターネット上では、ソフトウェア・プログラムやデー
タ・コンテンツなどの配信が行われる。
【0051】本実施形態では、コンテンツやコンテンツ
に挿入する広告情報がネットワーク経由で配信されてい
るものとする。例えば、コンピュータ・システム100
で構成されるコンテンツ・サーバ10は、視聴者端末3
0に対して、動画像などのコンテンツをネットワーク経
由でストリーミング配信する。
【0052】また、コンテンツ、広告情報、並びに視聴
者に設定された属性情報や広告選択のための要求条件
(OPTINOUT情報)は、ネットワーク経由でシス
テム間を移動することができる。したがって、広告選択
サーバ40として稼動するコンピュータ・システム10
0上では、それぞれのコンテンツ、広告情報、並びに視
聴者に設定された属性情報や広告選択のための要求条件
(OPTINOUT情報)をデータベース登録してお
き、ある視聴者が視聴要求したコンテンツに挿入すべき
広告情報をこれらデータベースに基づいてマッチング処
理して、コンテンツ/広告提供システム1全体の利益が
最大となる広告情報を選択することができる(後述)。
また、広告選択サーバ40は、広告情報の選択結果を、
ネットワーク経由でコンテンツ・サーバ10や広告サー
バ20などの他のホスト端末に通知することができる。
【0053】外部機器インターフェース116は、ハー
ド・ディスク・ドライブ(HDD)124やメディア・ド
ライブ125などの外部装置をシステム100に接続す
るための装置である。外部機器インターフェース116
は、例えば、IDE(Integrated Drive Electronics)
やSCSI(Small Computer System Interface)など
のインターフェース規格に準拠する。
【0054】HDD124は、記憶担体としての磁気デ
ィスクを固定的に搭載した外部記憶装置であり(周
知)、記憶容量やデータ転送速度などの点で他の外部記
憶装置よりも優れている。ソフトウェア・プログラムを
実行可能な状態でHDD126上に置くことをプログラ
ムのシステムへの「インストール」と呼ぶ。通常、HD
D124には、CPU111が実行すべきオペレーティ
ング・システムのプログラム・コードや、アプリケーショ
ン・プログラム、デバイス・ドライバなどが不揮発的に格
納されている。
【0055】例えば、本実施形態に係るコンテンツ・サ
ーバ用アプリケーションや、広告サーバ用アプリケーシ
ョン、広告選択サーバ用アプリケーション、視聴者端末
用クライアント・アプリケーションなどは、HDD12
4上にインストールされる。また、それぞれのコンテン
ツや広告情報、視聴者において設定された属性情報や広
告選択のための要求条件(OPTINOUT情報)も、
HDD124上に蓄積しておくことができる。また、広
告選択サーバ40においては、各広告情報を視聴者に露
出させた広告露出ログを広告視聴履歴としてHDD12
4上で記録しておくことができる。
【0056】また、メディア・ドライブ125は、CD
(Compact Disc)やMO(Magneto-Optical disc)、D
VD(Digital Versatile Disc)などの可搬型メディア
を装填して、データ記録面にアクセスするための装置で
ある。可搬型メディアは、主として、ソフトウェア・プ
ログラムやデータ・ファイルなどをコンピュータ可読形
式のデータとしてバックアップすることや、これらをシ
ステム間で移動(販売・流通・配布を含む)する目的で使
用される。
【0057】例えば、本実施形態に係るコンテンツ・サ
ーバ用アプリケーションや、広告サーバ用アプリケーシ
ョン、広告選択サーバ用アプリケーション、視聴者端末
用クライアント・アプリケーションなどを、これら可搬
型メディアを利用して流通・配布することができる。ま
た、それぞれのコンテンツや広告情報、視聴者において
設定された属性情報や広告選択のための要求条件(OP
TINOUT情報)も、これら可搬型メディアを利用し
て流通・配布することができる。勿論、各視聴者毎に広
告情報がパーソナライズされた動画像コンテンツも、コ
ンテンツ・サーバ10からストリーミング配信するので
はなく、この種の可搬型メディアに格納してシステム間
を移動させることができる。
【0058】なお、図2に示すようなコンピュータ・シ
ステム500の一例は、米IBM社のパーソナル・コン
ピュータPC/AT(Personal Computer/Advanced Tec
hnology)の互換機又は後継機である。勿論、他のアー
キテクチャを備えた計算機システムを本実施形態に係る
ホスト端末に適用することも可能である。
【0059】B.パーソナライズされたコンテンツの配
信サービス 図1に示したようなコンテンツ/広告提供システム1に
おいては、以下に示す手順により、視聴者端末30に広
告付きコンテンツが提供される。
【0060】(1)視聴者端末30がコンテンツ・サー
バ10に視聴要求を行う。 (2)コンテンツ・サーバ10は、広告選択サーバ40
に、要求されたコンテンツに挿入すべき広告情報の選択
要求を行う。 (3)広告選択サーバ40は、視聴者プロファイル、広
告属性、コンテンツ属性などのマッチング結果に基づい
て(後述)、最適な広告情報を選択して、要求元のコン
テンツ・サーバ10に通知する。 (4)コンテンツ・サーバ10は、広告サーバ20か
ら、最適広告情報を取得する。 (5)コンテンツ・サーバ10は、視聴者端末30から
指定されたコンテンツに最適広告情報を組み込んで、S
MIL(Synchronized Multimedia Integrated Languag
e)形式データとして、視聴者端末30にコンテンツ配
信する。 (6)視聴者端末30上で、指定された動画像コンテン
ツがリアル再生される。
【0061】ここで、SMIL(Synchronized Multime
dia Integrated Language)とは、W3C(WWW Consort
ium)で仕様策定された、独立したマルチメディア・オ
ブジェクトを同期的に表示するための統合化技術のこと
である。SMILフォーマットによれば、オーディオや
ビデオのマルチメディア・プレゼンテーションにおける
時間的な振る舞い、画面上のプレゼンテーションのレイ
アウトなどの記述を行うことができる。
【0062】広告選択サーバ40は、視聴者がコンテン
ツを選択した際に、視聴者、コンテンツ提供者、広告
主、さらには広告選択事業者の4者それぞれの利害関係
を調整して、広告サーバ20上に登録されている広告情
報群の中から、適切な広告を選び出すことができる。
【0063】図3には、広告選択サーバ40の概念図を
示している。広告選択サーバ40は、ルール部41と、
MP(Mathematical Programming:数理解析)部42と
で構成される。
【0064】ルール部41は、各者間の属性及び要求条
件間のマッチングをとる際の制約条件の確認(候補広告
の抽出)と、コスト配列の作成(候補広告のコスト配列
の作成)を行う。
【0065】また、MP部42は、線形計画問題に基づ
く候補広告の絞り込みと、整数計画問題に基づく広告枠
(スロット)への候補広告の割り当て計算などを行う。
【0066】本実施形態では、広告選択サーバ40は、
後述するように、各プレイヤ間で、プレイヤの属性情報
や広告選択のための指針又は要求条件(以下では、「O
PTINOUT情報」とも呼ぶ)の比較(以下では、
「マッチング(Matching)」とも呼ぶ)を行
い、その結果に基づいて、広告の選択を行う。
【0067】図4には、本実施形態に係る広告選択サー
バ40の実装モジュール構成を模式的に図解している。
【0068】ルール部41は、AdSelectRules.javaと、
AdSelect.ilrと、AdSelectMP.javaという各モジュール
で構成される。
【0069】AdSelectRules.javaは、Serveletからの広
告選択要求の受け付けとその返信を行う。また、マッチ
ングに必要なオブジェクトをメモリ上の作業エリアにロ
ードしたり、ルール・エンジンの起動を行う。
【0070】AdSelect.ilrは、複数のルールにより構成
されるルール・セットであり、各マッチングに基づく限
定や禁止条件を考慮した候補広告の選択や候補広告のコ
スト配列の作成を行うルール群である。
【0071】AdSelectMP.javaは、MP部42へ渡す情
報(カスタマイズしたコスト配列や広告長などの情報)
を生成するとともに、MP部42の処理を起動してその
結果を取得する。
【0072】また、MP部42は、JniPadMatching.jav
aと、JniPadMatching.cppという各モジュールで構成さ
れる。
【0073】JniPadMatching.javaは、MP(Mathemati
cal Programming:数理計画)に基づく処理を行うC+
+ネイティブ・クラス(JniPadMatching.cpp)を呼ぶた
めのJNI Wrapperである。
【0074】また、JniPadMatching.cppは数理計画(Ma
thematical Programming)を用いた実際の処理を行う。
【0075】本実施形態では、各プレイヤは、自分の属
性情報と、他のプレイヤを選択するための指針若しくは
要求条件を記述した選択指針(OPTINOUT情報)
のうち一方又は双方を備えている。プレイヤによっては
自分の属性情報と同じOPTINOUT情報を持つ場合
がある。
【0076】属性情報やOPTINOUT情報は、複数
の項目で構成される。広告選択サーバ40のルール部4
1は、一方のプレイヤの属性情報と他方のプレイヤのO
PTINOUTデータ間で同一項目を比較して、その一
致度によりプレイヤどうしの広告選択に関するマッチン
グを行う。
【0077】属性情報は、コンテンツ、広告、視聴者そ
れぞれの属性をあらわすデータである。属性情報は、マ
スタ・データ(後述)として複数の項目で構成され、各
項目との一致度合いを0〜1.0の点数で表す。性別な
どのように幅を持てない属性データの項目に関しては、
一致した場合は点数1を、一致しない場合は点数0を与
えるものとする。
【0078】本実施形態では、コンテンツ、広告情報、
視聴者それぞれのプレイヤが持つ属性情報は、階層構造
化された複数の項目によって構成される。コンテンツ提
供者、広告主、視聴者は、自らに関連する属性情報を設
定しなければならないが、任意の階層において項目設定
を行うことで、当該設定項目とリンクされた他の階層の
項目が自動的に設定される。属性情報の階層構造はマス
タ・データにより定義されているが、階層毎の優先度を
変えることができる(一般に、属性情報をより詳細に規
定する下位の階層を優先して広告を選択するようにする
ことで、より詳細に項目に適合した広告を選択すること
ができ)。また、階層化された上位及び下位の項目はリ
ンクにより連結されるが、各リンク間は重み付けがなさ
れており、この重みを変更することによって、より重要
な関係を広告選択に反映されることができる。但し、属
性情報の構成やプレイヤによるその設定方法の詳細につ
いては、後述に譲る。
【0079】OPTINOUTデータは、ある広告に対
する選択指針又は要求条件を示すデータである。その選
択指針を示すために、OPTINOUTデータは、マス
タ・データ(後述)として用意される複数の項目で構成
され、以下に示す限定、優先、禁止、点数という4種類
のタイプのうち1つを用いて各項目の属性値を与えるよ
うになっている。点数タイプでOPTINOUTデータ
を表す場合、OPTINOUTデータを構成する各項目
に−1.0〜1.0の値を指定する。
【0080】限定:条件に合った場合、排他的に選択さ
れる。 優先:条件に合った場合、排他的ではなく優先される
(一度は選択される)。 禁止:条件に合った場合、選択されない。 点数:条件の優先度を点数で表す。
【0081】本実施形態では、コンテンツ、広告情報、
視聴者それぞれのプレイヤが持つ要求条件(OPTIN
OUT情報)は、階層構造化された複数の項目によって
構成される。コンテンツ提供者、広告主、視聴者は、自
らに関連する要求条件(OPTINOUT情報)を設定
しなければならないが、任意の階層において項目設定を
行うことで、当該設定項目とリンクされた他の階層の項
目が自動的に設定される。要求条件(OPTINOUT
情報)の階層構造はマスタ・データにより定義されてい
るが、階層毎の優先度を変えることができる(一般に、
要求条件(OPTINOUT情報)をより詳細に規定す
る下位の階層を優先して広告を選択するようにすること
で、より詳細に項目に適合した広告を選択することがで
き)。また、階層化された上位及び下位の項目はリンク
により連結されるが、各リンク間は重み付けがなされて
おり、この重みを変更することによって、より重要な関
係を広告選択に反映されることができる。但し、要求条
件(OPTINOUT情報)の構成やプレイヤによるそ
の設定方法の詳細については、後述に譲る。
【0082】ルール部41は、属性情報とOPTINO
UTデータとのマッチング結果に基づいて広告情報を選
択する。本実施形態に係るコンテンツ/広告提供システ
ム1では、マッチングは、以下の4種類に大きく分類さ
れる(図5を参照のこと)。
【0083】マッチング1(M1):広告属性とコンテ
ンツOPTINOUTデータの比較 マッチング2(M2):コンテンツ属性と広告OPTI
NOUTデータの比較 マッチング3(M3):視聴者属性及び視聴者OPTI
NOUTと広告OPTINOUTデータの比較 マッチング4(M4):広告属性と視聴者OPTINO
UTデータの比較
【0084】各マッチングは、後述するようにさらに詳
細なマッチングから構成される。
【0085】また、図5に示すように、マッチング3の
一部において、広告のOPTINOUT情報と視聴者の
OPTINOUT情報の比較を行っているが、処理上で
は、視聴者のOPTINOUT情報を視聴者属性の一部
として考えることとなる。
【0086】これら4種類のマッチングから、各マッチ
ングにおけるコスト配列が生成され、これに広告選択事
業者のポリシー、すなわち各マッチングに割り振られた
重み因子を合わせ込むことにより(下式を参照のこ
と)、候補広告の最終的なコスト配列が生成される。
【0087】
【数1】 Cost=a×M1+b×M2+c×M3+d×M4 (但し、a+b+c+d=1)
【0088】C.広告選択のために使用されるデータ 次いで、各プレイヤ間のマッチングに用いられるデータ
について詳解する。但し、実際にルール部41において
マッチングに使われるデータと、各ホスト端末上でプレ
イヤによって入力されるデータとで形式が若干異なるた
め、まずプレイヤ側で入力されるデータについて説明す
る。
【0089】視聴者の属性データ 各視聴者の属性データは、Subscriber(加入者)データ
からなる。このSubscriberデータは、性別、生年月日、
居住国、居住地域、住所ZIP、勤務国ID、勤務地域
ID、勤務ZIP、母国語、外国語、職業ID、年収I
D、配偶者有無、住居ID、家族構成などの項目で構成
され、広告のOPTINOUT情報であるTarget
INOUTデータをマッチングの対象とする。
【0090】視聴者のOPTINOUTデータ 視聴者のOPTINOUTデータは、[表1]に示すマ
スタ・データ(M_OPT)として用意されている各項
目で構成され、当該視聴者の各項目に対する要求条件を
禁止又は点数のタイプで記述するようになっている。点
数タイプの場合、各項目には−1.0〜1.0の値が入
力される。例えば「子供」という項目を例にとれば、子
供向け広告を見たい場合には1に近い値を入力し、子供
向け広告を見たくない場合には負の値を入力し、どうで
もよい場合には0に近い値を入力する(図6を参照のこ
と)。
【0091】
【表1】
【0092】上表に示すように、視聴者のOPTINO
UTデータは、カテゴリ別に分類されて、各カテゴリ毎
に下位のサブカテゴリがリンクで連結されるという階層
化構造を備えており、このような階層化構造の最下位層
はそのカテゴリに属する複数の項目を含んでいる。同表
において、各項目についてのOPT_ID並びにOPT
_KBは、その項目の階層的位置付けと、上位層及び下
位層間のリンク関係に基づいて付されている(図7を参
照のこと)。
【0093】例えば、OPT_IDがA000でOPT
_KBが1である「トラベル」や、OPT_IDがB0
00でOPT_KBが1である「クルマ・カー用品」
は、最上位のカテゴリに位置付けられる。また、OPT
_IDがA001である「国内旅行」や、OPT_ID
がA002である「海外旅行」、OPT_IDがA00
3である「ドライブ情報」、…などは、OPT_KBが
2であり、カテゴリ「トラベル」の直近下位に位置付け
られるサブカテゴリである。そして、サブカテゴリ「国
内旅行」は、OPT_IDがA0011である「海のあ
るところ」、OPT_IDがA0012である「緑のあ
るところ」、OPT_IDがA0013である「リゾー
ト地」、…、OPT_IDがA0019である「温泉」
などの最下位の項目を含んでいる。
【0094】このような視聴者のOPTINOUTデー
タは、広告のOPTINOUT情報であるTarget
INOUTデータ並びに商品分類データをマッチングの
対象とする。
【0095】なお、本実施形態では、各視聴者は、例え
ば、自宅用、業務用などそれぞれの立場や状況に応じて
複数のSubscriberデータを作成することで、複数のプロ
ファイルを用意することが許されている。そして、各プ
ロファイル毎に視聴者のOPTINOUTデータの各項
目を入力することができる。したがって、1人の視聴者
は、図8に示すようなデータ構造の視聴者OPTINO
UTデータを備えている。
【0096】視聴者の属性情報並びにOPTINOUT
情報は、このコンテンツ/広告提供システム1に加入し
た各視聴者が自ら視聴者端末30上でキーボードやマウ
スを利用して入力することができる。
【0097】広告の属性情報 各広告の属性情報は、広告メタデータと、広告主分類デ
ータと、商品分類データとで構成される。
【0098】広告メタデータは、各広告を一意に識別す
る広告IDからなり、コンテンツのOPTINOUT情
報である広告INOUTデータをそのマッチングの対象
とする。
【0099】広告主分類データは、当該広告情報に関与
する広告主のIDを記述したデータである。共同広告の
ように複数の広告主が関与する広告情報に関しては、各
広告主が関与した度合いに応じて該当する項目に0〜
1.0の値を与える。広告主分類データは、コンテンツ
のOPTINOUT情報である広告主OPTINOUT
データをマッチングの対象とする。図9には、広告主分
類データに含まれるある項目(広告主としてのメーカ
A)に点数を付ける仕組みを示している。
【0100】商品分類データは、[表1]に示したマス
タ・データ(M_OPT)の各項目で構成され、当該広
告情報の各商品分類に関する属性情報が点数タイプで記
述される。したがって、商品分類データは、カテゴリ別
に分類されて、各カテゴリ毎に下位のサブカテゴリがリ
ンクで連結されるという階層化構造を備えており、この
ような階層化構造の最下位層はそのカテゴリに属する複
数の項目を含んでいる(前述並びに図7を参照のこ
と)。商品分類データは、コンテンツのOPTINOU
T情報である商品INOUTデータをマッチングの対象
とする。図10には、商品分類データに含まれているあ
る項目(子供)に点数を付ける仕組みを示している。
【0101】広告のOPTINOUT情報 各広告のOPTINOUT情報は、コンテンツメタIN
OUTデータと、コンテンツ分類INOUTデータと、
TargetINOUTデータとで構成される。
【0102】コンテンツメタINOUTデータは、コン
テンツ提供者が提供する各コンテンツに対する当該広告
情報の要求条件を指定するものであり、コンテンツと一
意なコンテンツIDに対して要求条件を限定、禁止、又
は点数を記述する形式で構成される。点数で表す場合に
は、−1.0〜1.0の値を使用する。図11には、あ
るコンテンツ(世界遺産)に対して点数を付ける仕組み
を示している。コンテンツメタINOUTデータは、広
告メタデータ(広告ID)をマッチングの対象とする。
【0103】コンテンツ分類INOUTデータは、当該
広告情報の各コンテンツ分類に対する要求条件すなわち
OPTINOUTを指定するものであり、[表2]に示
すマスタ・データ(M_CONTENT_CATEGO
RY)として用意されている各項目に対して、要求条件
を限定、禁止又は点数のいずれかのタイプで記述するこ
とで構成される。点数タイプの場合、各項目には−1.
0〜1.0の値が入力される。例えば「子供」という項
目を例にとれば、子供系のコンテンツに挿入したい広告
には1に近い値を入力し、子供系のコンテンツには挿入
したくない広告には−1に近い値を入力し、どうでもよ
い場合には0に近い値を入力する(図12を参照のこ
と)。
【0104】
【表2】
【0105】コンテンツ分類INOUTデータは、広告
主分類データをマッチングの対象とする。
【0106】TargetINOUTデータは、当該広
告情報の視聴者に対する要求条件すなわちOPTINO
UTを指定するものであり、[表3]に示すマスタ・デ
ータ(M_TARGET)として用意されている各項目
に対して、要求条件を限定、禁止、又は点数のいずれか
のタイプで記述することで構成される。例えば「子供」
という項目を例にとれば、子供好きな人に見せたい広
告、子供嫌いでない人に見せたい広告など、子供との親
密度に応じて1に近い値を入力し、子供嫌いな人に見せ
たい広告、子供好きでない人に見せたい広告など、子供
との疎遠の度合いに応じて−1に近い値を入力し、どう
でもよい場合には0に近い値を入力する(図13を参照
のこと)。
【0107】
【表3】
【0108】TargetINOUTデータは、視聴者
の属性情報であるSubscriberデータ並びに視聴者OPT
INOUTデータをマッチングの対象とする。
【0109】本実施形態では、それぞれの広告情報は、
複数の視聴者をターゲットとすることができる。そし
て、各広告ターゲット毎にTargetINOUTデー
タを持ち、その各項目を入力することが許されている。
したがって、広告のOPTINOUTデータは、図14
に示すようなデータ構造を備えている。
【0110】本実施形態に係るコンテンツ/広告提供シ
ステム1では、1つの広告情報に関して複数の視聴者が
同時に利用されるため、広告選択サーバ40は、個々の
視聴者の単位でマッチングを行う。そして、MP部42
(後述)では、同じ広告情報の広告ターゲットを省くよ
うな仕組みを採用している。すなわち、同じ広告ターゲ
ット内で設定されたOPTINOUT情報どうしはAN
Dの関係であるが、異なる広告ターゲット間ではOPT
INOUT情報はORの関係となっている。
【0111】広告の属性情報並びにOPTINOUT情
報は、コンテンツ/広告提供システム1を利用して広告
情報の配信を行う広告主が、例えば広告サーバ20上で
各広告情報毎にキーボードやマウスを用いて入力を行う
ことができる。
【0112】コンテンツの属性情報 コンテンツの属性情報は、コンテンツ・メタデータとコ
ンテンツ分類データで構成される。
【0113】コンテンツ・メタデータは、コンテンツを
一意に識別するコンテンツIDからなり、広告のOPT
INOUT情報であるコンテンツメタOPTINOUT
データをマッチングの対象とする。
【0114】コンテンツ分類データは、当該コンテンツ
の分類を指定するものであり、[表2]に示したマスタ
・データ(M_CONTENT_CATEGORY)と
して用意されている各項目に対して、0〜1.0の点数
で属性値を記述することで構成される。例えば、「子
供」という項目を例にとれば、子供向けのコンテンツで
あれば1に近い値を入力し、そうでなければ0に近い値
を入力する(図15を参照のこと)。コンテンツ分類デ
ータは、広告のOPTINOUT情報であるコンテンツ
分類OPTINOUTデータをマッチングの対象とす
る。
【0115】コンテンツのOPTINOUT情報 コンテンツのOPTINOUT情報は、広告INOUT
データ(コンテンツ→広告)と、広告主INOUTデー
タ(コンテンツ→広告)と、商品INOUTデータ(コ
ンテンツ→広告)とで構成される。
【0116】広告INOUTデータは、当該コンテンツ
の各広告情報に対する要求条件すなわちOPTINOU
T情報を指定するものであり、広告サーバ20が提供す
る各広告情報すなわち広告メタデータ(広告ID)に対
して、限定、優先、禁止又は点数のいずれかのタイプで
記述することで構成される。点数タイプの場合には、各
項目には−1.0〜1.0の値が入力される。例えば商
品Aの広告情報を例にとれば、コンテンツに商品Aの広
告情報を挿入したいときには1に近い値を入力し、コン
テンツに商品Aの広告情報を挿入したくないときには−
1に近い値を入力し、どうでもよい場合には0に近い値
を入力する(図16を参照のこと)。広告INOUTデ
ータは、広告の属性情報である広告メタデータをマッチ
ングの対象とする。
【0117】広告主INOUTデータは、当該コンテン
ツの各広告主分類に対する要求条件すなわちOPTIN
OUTを指定するものであり、[表4]に示すマスタ・
データ(M_CUSTOMER)として用意されている
各項目に対して、要求条件を限定、優先、禁止又は点数
のいずれかのタイプで記述することで構成される。例え
ば、メーカAという広告主を例にとれば、コンテンツに
メーカAの広告を挿入したいときには1に近い値を入力
し、コンテンツにメーカAの広告を挿入したくないとき
には−1に近い値を入力し、どうでもよい場合には0に
近い値を入力する(図17を参照のこと)。
【0118】
【表4】
【0119】広告主INOUTデータは、広告のOPT
INOUT情報である広告主分類データをマッチングの
対象とする。
【0120】商品INOUTデータは、当該コンテンツ
の各商品分類に対する要求条件すなわちOPTINOU
Tを指定するものであり、[表2]に示したマスタ・デ
ータ(M_OPT)として用意されている各項目に対し
て、要求条件を限定、優先、禁止又は点数のいずれかの
タイプで記述することで構成される。点数タイプの場
合、各項目には−1.0〜1.0の値が入力される。例
えば商品分類Aの広告情報を例にとれば、コンテンツに
商品分類Aの広告情報を挿入したいときには1に近い値
を入力し、コンテンツに商品分類Aの広告情報を挿入し
たくないときには−1に近い値を入力し、どうでもよい
場合には0に近い値を入力する(図18を参照のこ
と)。商品INOUTデータは、広告の属性情報である
商品分類データをマッチングの対象とする。
【0121】上述したコンテンツの属性情報並びにOP
TINOUT情報は、コンテンツ/広告提供システム1
を利用してコンテンツを配信サービスするコンテンツ提
供者が、例えばコンテンツ・サーバ10上で各コンテン
ツ毎に入力を行うことができる。
【0122】既に述べたように、広告選択事業者が運営
する広告選択サーバ40では、視聴者、広告情報、及び
コンテンツがそれぞれ持つ属性情報並びにOPTINO
UT情報の間でマッチング1〜マッチング4という4通
りのマッチング(図5を参照のこと)を行った結果に基
づいて、ある視聴者が提供を要求するコンテンツに挿入
すべき広告情報を選択することができる。
【0123】すなわち、広告選択サーバ40は、視聴
者、広告主、及びコンテンツ提供者の各者の利益を総合
的に判断して、コンテンツに挿入する広告情報を選択す
る訳であるが、さらにこれら4通りのマッチング結果M
1,M2,M3,M4の各々に対して比重すなわち重み
付けa,b,c,d(但し、a+b+c+d=1)をそ
れぞれ施すことにより、広告情報の選択に対して、広告
選択事業者自体のポリシーを反映させることができる。
【0124】1つのマッチング内で、各項目間で重み付
けデータを使用してもよい。また、広告情報が重複した
場合のペナルティ値を設定することができる。
【0125】広告選択サーバ40は、上述したような、
各視聴者、各広告情報、及び各コンテンツ毎に入力され
た属性情報並びにOPTINOUT情報を用いてマッチ
ング処理を行うが、入力された属性情報並びにOPTI
NOUT情報をそのまま利用する場合と、入力された属
性情報並びにOPTINOUT情報をさらに広告選択サ
ーバ40側で加工してから使用する場合がある。以下の
[表5]には、広告選択サーバ40上でマッチングに使
用するデータの内容の詳細を示している。
【0126】
【表5】
【0127】視聴者の属性情報は、マッチングの際に
は、視聴者の嗜好を表す属性データとOPTINOUT
データが同一の視聴者OPTINOUTデータから生成
される。この視聴者OPTINOUT情報を視聴者の属
性データとして扱うには、図6に示したようなOPTI
NOUTデータのプラス側とマイナス側とを分割して、
図19及び図20に示すようにそれぞれを属性値として
扱うことにする。この場合、プラス側とマイナス側の少
なくとも一方は0の値を持つことになる。
【0128】また、視聴者のOPTINOUT情報は、
マッチングの際には入力された内容をそのまま使用する
ことができる。
【0129】広告情報の属性情報は、マッチングの際に
は、入力された内容をそのまま使用することができる。
【0130】また、広告情報のOPTINOUT情報に
関しては、マッチングの際には、入力されたTarge
tINOUTデータのOPT分類項目に対応するものに
関しては、その入力データからプラス側とマイナス側の
TargetINOUTデータが生成される。例えば、
図13に示したような視聴者に対するOPTINOUT
データを、図21に示すように複数の部分毎に分けて、
図22及び図23に示すような2種類のOPTINOU
Tデータとして再構築する。これにより、広告主は、あ
る項目に関しての好きな度合いに応じた視聴者のターゲ
ッティングと、嫌いな度合いに応じた視聴者のターゲッ
ティングという双方向での視聴者ターゲッティングを行
うことができる。また、入力されたTargetINO
UTデータのうちでSubscriber属性項目に対応するもの
は、マッチングの際にそのまま用いられる。
【0131】コンテンツに関する属性情報及びOPTI
NOUT情報は、マッチングの際に、入力された内容が
そのまま使用される。
【0132】D.属性情報、要求条件の設定方法 上述した各プレイヤの属性情報や広告選択に関する要求
条件(OPTINOUT情報)は、各プレイヤ側の入力
画面を介して設定することができる。
【0133】本実施形態では、属性情報や広告選択に関
する要求条件(OPTINOUT情報)は、カテゴリ別
に分類されて、各カテゴリ毎に下位のサブカテゴリがリ
ンクで連結されるという階層化構造を備えており、この
ような階層化構造の最下位層はそのカテゴリに属する複
数の項目を含んでいる。
【0134】以下では、階層化構造の例として、属性情
報又はOPTINOUT情報を構成するカテゴリの1つ
である「スポーツ」を取り上げて、属性情報や要求条件
の階層構造の仕組みや各項目の設定方法について説明す
る。但し、属性情報や要求条件の設定は、コンテンツ、
広告情報、視聴者のいずれのプレイヤにおいても同様で
あると理解されたい。各プレイヤの属性情報や要求条件
を構成する各項目は、限定、優先、禁止、点数のうちい
ずれかのタイプで設定され、点数タイプの場合のみ項目
は重みを有する(前述)。
【0135】図24に示す例では、属性情報又はOPT
INOUT情報を構成するカテゴリの1つである「スポ
ーツ」は、4段階の階層を有し、また、その階層構造を
構成する各項目が図示のリンク条件を備えているものと
する。
【0136】まず、このカテゴリを構成する各項目が点
数タイプで設定される場合について考えてみる。
【0137】ここで、最上位層すなわち階層1の項目
「スポーツ」が重み0.5を有するものとする(すなわ
ち、プレイヤが、当該カテゴリ中のただ1つの項目「ス
ポーツ」にのみ点数0.5を設定したとする)。このよ
うな場合には、「スポーツ」より下位の階層の各項目に
対して、それぞれ重み(すなわち、マッチ度合いを示す
値)が自動的に付加される。
【0138】本実施形態では、図25に示すように、各
項目の重みに対して乗される値が各階層毎に設定されて
いる。同図に示す例では、階層1から順に、乗される値
a,b,c,dが与えられている。但し、a,b,c,
dは0以上1以下の値であるとする。
【0139】ここで、階層が上位のものほど乗される値
を小さく設定する、すなわち、a,b,c,dの順で小
さい値を設定することにより、より詳細な条件設定がさ
れている広告の選択を実現することができる。
【0140】また、図25に示す例では、各階層間で、
項目を連結するリンクを1つ越える度に乗される値zが
設定されている。但し、zは0以上1以下の値である。
勿論、同じ階層構造内ですべてのリンクに対して均一の
乗算値zを与える必要は必ずしもなく、各階層毎にリン
クに付加する乗算値を変化させるようにしてもよい(以
下の説明では、すべてのリンクに同じ乗算値zを与えて
いるものとする)。
【0141】このような場合、階層構造内の各項目に与
えられる重みは以下に示す通りとなる。
【0142】 スポーツ: 0.5×a 野球,サッカー: 0.5×z×b セリーグ,パリーグ: 0.5×z×z×c 巨人,阪神: 0.5×z×z×z×d 東京FC: 0.5×z×z×d
【0143】あるいは、階層の重みを先に反映させるよ
うな手法で各項目の重みを計算すると、以下に示す通り
となる。
【0144】 スポーツ: 0.5×a 野球,サッカー: 0.5×a×z セリーグ,パリーグ: 0.5×a×z×z 巨人,阪神: 0.5×a×z×z×z 東京FC: 0.5×a×z×z
【0145】上述した重みに、さらに各階層の重みb,
c,dを乗算しても構わない。
【0146】また、最下位層すなわち階層4の項目「巨
人」が重み0.5を有するものとする(すなわち、プレ
イヤが、当該カテゴリ中のただ1つの項目「巨人」にの
み点数0.5を設定したとする)。このような場合に
は、点数が設定された項目「巨人」の直接上位となって
いる項目にのみ、それぞれ重み(すなわち、マッチ度合
いを示す値)が自動的に付加される(図26を参照のこ
と)。
【0147】このような場合、階層構造内で、重みを持
つ「巨人」並びにその上位に相当する各項目に与えられ
る重みは以下に示す通りとなる。
【0148】 巨人: 0.5×d セリーグ: 0.5×z×c 野球: 0.5×z×z×b スポーツ: 0.5×z×z×z×a その他の項目: 0
【0149】あるいは、階層の重みを先に反映させるよ
うな手法で各項目の重みを計算すると、以下に示す通り
となる。
【0150】 巨人: 0.5×d セリーグ: 0.5×d×z 野球: 0.5×d×z×z スポーツ: 0.5×d×z×z×z その他の項目: 0
【0151】上述した重みに、さらに各階層の重みb,
c,dを乗算しても構わない。
【0152】また、階層3に位置付けられた項目「セリ
ーグ」が重み0.5を有するものとする(すなわち、プ
レイヤが、当該カテゴリ中のただ1つの項目「セリー
グ」にのみ点数0.5を設定したとする)。このような
場合には、図27に示すように、項目「セリーグ」に関
連する項目、すなわち、当該項目の下位に位置付けられ
たすべての項目と、その直接上位となっている項目にそ
れぞれ重み(すなわち、マッチ度合いを示す値)が自動
的に付加される。
【0153】このような場合、、重みを持つ「セリー
グ」並びにその上位に相当する各項目、並びにその下位
のすべての項目に与えられる重みは以下に示す通りとな
る。
【0154】 セリーグ: 0.5×c 野球: 0.5×z×b スポーツ: 0.5×z×z×a 巨人: 0.5×z×d 阪神: 0.5×z×d その他の項目: 0
【0155】あるいは、階層の重みを先に反映させるよ
うな手法で各項目の重みを計算すると、以下に示す通り
となる。 セリーグ: 0.5×c 野球: 0.5×c×z スポーツ: 0.5×c×z×z 巨人: 0.5×c×z 阪神: 0.5×c×z その他の項目: 0
【0156】上述した重みに、さらに各階層の重みb,
c,dを乗算しても構わない。
【0157】これまでは、カテゴリを構成する各項目が
すべて点数タイプで設定される場合について説明してき
たので、以下では、同じカテゴリ内で各項目が異なるタ
イプで設定されている場合について説明する。
【0158】図28に示すように、カテゴリ内の最上位
すなわち階層1の項目「スポーツ」は禁止タイプの設定
値が与えられているとともに、最下位すなわち階層4の
項目「阪神」は点数タイプで設定値が与えられていると
する。
【0159】図29には、図28に示すようなカテゴリ
内の項目設定に対して関連する項目に設定値が自動付与
された様子を示している
【0160】図29に示すように、限定、禁止、優先、
点数いずれのタイプで項目の設定値が与えられた場合で
あっても、階層構造においてその設定された項目の直接
上位の項目と、階に位置付けられるすべての項目に対し
て設定値が反映される。
【0161】また、階層が異なる2以上の項目に設定値
が与えられている場合には、以下に示す指針に従って各
項目のタイプを決定する。
【0162】(1)下位階層の影響を優先する。 (2)同一階層の影響が複数あった場合、タイプ毎に優
先順位を定める。例えば、点数、禁止、優先、限定の順
で優先度が与えられる。
【0163】なお、上述した説明(図24〜図29)で
は、同じ階層関係に属する項目のみのリンクを想定した
が、その階層関係に含まれない項目との関係をリンクと
して設定することも可能である。
【0164】E.ルール部における候補広告の抽出処理 次いで、各プレイヤにおいて項目設定された属性情報並
びにOPTINOUT情報を基に、広告選択サーバ40
のルール部41においてコンテンツに挿入すべき広告情
報の候補(候補広告)を抽出するための処理手順につい
て、図30に示すフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0165】まず、AdSelectRules.javaを起動して、コ
ンテキストの初期化を行う(ステップS1)。
【0166】次いで、視聴者、広告情報、並びにコンテ
ンツの各々に関して必要なデータ・オブジェクトをロー
ドする(ステップS2)。ここで言う必要なデータ・オ
ブジェクトは、視聴者、広告情報、コンテンツに関して
入力・加工されている属性情報やOPTINOUT情報
のことを指す。
【0167】次いで、AdSelectRules.java及びAdSelec
t.ilrにより、ルールに基づく候補広告の抽出を行う
(ステップS3)。
【0168】図31には、ルール部41において所定の
ルールに基づいて候補広告を抽出する処理手順の詳細を
フローチャートの形式で示している。
【0169】まず、候補広告の抽出のための初期化処理
を行う。すなわち、PadStatusオブジェクトを生成して
(ステップS11)、候補広告のリストであるAdList
と、候補広告ターゲットのリストであるAdTargetListを
生成する。
【0170】ここで、広告露出契約上のルールが存在す
る場合には、これを適用しておく。例えば、広告情報に
指定曜日や指定時間帯が存在する場合には、当該指定曜
日又は指定時間帯に適合する場合にのみ、候補広告とし
てAdListに残しておく。
【0171】次いで、マッチング1における限定処理を
行う(ステップS12)。すなわち、マッチング1に関
して限定指定広告が存在した場合には、当該AdTargetの
みをAdTargetListに追加し(ステップS13)、存在し
ない場合はすべてのAdTargetをAdTargetListに追加する
(ステップS14)。
【0172】なお、どのマッチングにおける比較におい
ても、比較対象が有効となるのは、属性の点数が0より
も大きい場合である。
【0173】次いで、マッチング2における限定処理を
行う(ステップS15)。マッチング2に関して限定指
定広告が存在した場合であって、限定条件がコンテンツ
属性に一致しない場合には、当該AdTargetをAdTargetLi
stから削除する(ステップS16)。
【0174】次いで、マッチング3における限定処理を
行う(ステップS17)。マッチング3に関して限定指
定広告が存在した場合であって、限定条件が視聴者属性
に一致しない場合には、当該AdTargetをAdTargetListか
ら削除する(ステップS18)。
【0175】次いで、マッチング1における禁止処理を
行う(ステップS19)。禁止指定広告が存在する場合
には、当該AdTargetをAdTargetListから削除する(ステ
ップS20)。
【0176】次いで、マッチング2における禁止処理を
行う(ステップS21)。禁止指定広告が存在する場合
には、当該AdTargetをAdTargetListから削除する(ステ
ップS22)。
【0177】次いで、マッチング3における禁止処理を
行う(ステップS23)。禁止指定広告が存在する場合
には、当該AdTargetをAdTargetListから削除する(ステ
ップS24)。
【0178】次いで、マッチング4における禁止処理を
行う(ステップS25)。禁止指定広告が存在する場合
には、当該AdTargetをAdTargetListから削除する(ステ
ップS26)。
【0179】上述したような各マッチングにおける限定
処理並びに禁止処理を経て、AdTargetListが完成する
(ステップS27)。本実施形態では、限定形式で設定
された項目を禁止形式で設定された項目よりも先に確認
することで、候補広告を抽出する処理を少なくするよう
にしている。
【0180】そして、AdTargetList内のAdTargetに関し
て、条件に適合する各AdTargetの点数を計算して、コス
ト配列を作成する(ステップS28)。作成されたコス
ト配列は、後続のMP部42に渡される。
【0181】コスト配列の作成では、すべてのマッチン
グにおける点数及び限定条件を設定してあるOPTIN
OUT情報が、それぞれ比較すべき属性と一致した場合
には、当該マッチングの当該AdTargetのコストを計算し
て、それを配列に加えていく。ここで、i番目のAdTarg
etに対する重みは、下式のように表される。
【0182】
【数2】
【0183】本実施形態では、限定条件が設定されてい
る項目の点数は1.0として扱うようにしている。
【0184】また、各マッチングとコスト配列との関係
を以下の表に示しておく。
【0185】
【表6】
【0186】求められたサブマッチングのコストから、
各マッチングのコストは以下の式で表される。
【0187】
【数3】
【0188】そして、求められた各マッチングのコスト
に、広告選択事業者の意向を反映させる。マッチング関
係の重み付けを変えるパラメータを鑑みると、i番目の
AdTargetに対する重みは、以下の式で表される。
【0189】
【数4】
【0190】ここから、MP部42に渡されるコスト配
列は、下式の通りとなる。
【0191】
【数5】
【0192】F.MP部による候補広告の割当処理 MP部42では、ルール部41により渡された各広告情
報のコストを基に、コンテンツに設けられた広告挿入枠
(以下では「スロット」とも呼ぶ)に適当な広告情報を
埋めていく処理を行う。
【0193】すなわちMP部42は、複数の候補広告を
コンテンツの複数のスロットに、下記の制約を考慮して
マッチング度が最適となるように割り当てる2次元の割
り当て問題を解く。本実施形態では、01整数計画法を
用いてこの割り当て問題を解く。
【0194】(1)MP部41までは、広告情報をAdTa
rget属性単位で扱われる。ここからは、広告情報単位に
再構成して扱う。複数のAdTargetを持つ広告情報は、そ
の中で最も大きいものをその広告のコストとする(平均
をとるなどの代替方法も考えられる)。
【0195】(2)各スロットには、指定時間以内の広
告情報が割り当てられる。指定時間未満となる場合は所
定時間(例えば15秒)まで認められる。
【0196】(3)異なるスロットには同じ広告情報が
複数回割り当てられても構わない。但し、1つのコンテ
ンツにおける複数出現については、各広告情報毎にあら
かじめ指定された回数を超えることはできないこととす
る。
【0197】(4)処理時間の制約を考慮して、2フェ
ーズ選択を適用する。まず、フェーズ1では、候補全体
の中からスロットの時間制約を考慮しながら、充分な個
数の広告を、重複を許さないで選択する。候補の選択
は、(1)にあるようにAd Target単位で行われる。同
じ広告情報に所属する複数のAd Targetが同じスロット
内で重複しないようする。
【0198】次いで、フェーズ2では、フェーズ1で選
択された候補集合に対して2次元の割り当て問題として
最適化を行う。この時点で、reach引数で渡される
同一コンテンツ内での広告情報の重複挿入回数を考慮す
る。
【0199】以下では、各フェーズでの処理手順につい
て詳述する。
【0200】フェーズ1 フェーズ1では、ルール部41から渡された候補広告
(前述)全体の中からスロットが持つ時間制約を考慮し
ながら、充分な個数の広告を、同一スロット内での重複
を許さないで選択する。
【0201】フェーズ1において与えられる条件は、指
定コンテンツの広告挿入できるスロットの情報と、広告
変数配列yi及び関連情報配列である。
【0202】コンテンツ中のj番目のスロットの長さを
slotTimejとおくと、以下のように表される。
【0203】
【数6】
【0204】例えば、あるコンテンツ中における挿入ポ
イントすなわちスロットが3箇所あり、各スロットがそ
れぞれ45秒、30秒、60秒のような長さを持つ場合
には、slotTime[0]=45、slotTim
e[1]=30、slotTime[2]=60と表さ
れる。
【0205】また、広告変数配列yi及び関連情報配列
は以下のように表される。
【0206】
【数7】
【0207】そして、各スロット毎に、以下に示す目的
関数及び制約式からなる整数計画問題を解く。
【0208】
【数8】
【0209】本実施形態では、あるスロットで選ばれた
広告は、次のスロットでは選ばれないように、yi=0
固定とする。
【0210】この整数計画問題を解くための実際の処理
の流れを、以下に擬似コードの形式で示しておく。
【0211】
【数9】
【0212】整数計画問題を解いた結果として、以下に
示すように各スロット毎に候補広告を指示するという形
式で答えが得られる。フェーズ1で得られた候補広告の
集合は、フェーズ2に送られて、さらに詳細な割り当て
問題が解かれる。
【0213】
【数10】
【0214】フェーズ2 フェーズ2では、フェーズ1によって絞り込まれた候補
広告の集合の中で、以下に示す理由で各候補の重み付け
などの再定義を行い、スロットへの最終的な2次元割り
当て問題を解く。
【0215】候補広告の再定義の目的は、同じ広告情報
を繰り返し挿入することを可能にするためである。ま
た、長さの相違する広告情報の重み付けを変更するため
である(目的関数の影響で、例えば30秒のスロットに
は30秒の広告情報1つよりも15秒の広告情報2つの
方が優先して割り当てられてしまう)。
【0216】また、候補広告の再定義の他の目的は、候
補集合がスロット数よりも少ない場合に対応させるため
でもある(例えば、3つのスロットに関して候補集合が
少ない場合は、広告選択事業者側で用意した特別な広告
情報を挿入するなどの処理を行う)。
【0217】また、フェーズ2では、以下に示す2つの
条件を新たに与えて2次元割り当て問題を解く。
【0218】(1)同一コンテンツ内の繰り返し挿入可
能回数
【0219】
【数11】
【0220】(2)拡張された候補広告配列
【0221】
【数12】
【0222】フェーズ2では、1つの広告情報(Ad Tar
get)が1回目用、2回目用、…、5回目用と重み付け
を変えて別の広告情報として扱うようにすることにし
た。より具体的には、フェーズ1で選ばれた候補広告集
合を繰り返し挿入可能回数分倍だけ拡張して、挿入先ス
ロットとの2次元配列xijとして、図32に示すように
再定義する。そして、各広告情報の重み付け集合も、繰
り返し挿入可能回数分だけ図33に示すように拡張再定
義する。
【0223】フェーズ2では、5倍に拡張されたコスト
配列をcostPhase2として、目的関数及び制約
式を以下のように再定義する。
【0224】
【数13】
【0225】フェーズ2による処理の結果、例えば、候
補広告が全部で5個、スロット数が全部で3個あって、
1番面の候補広告がスロット0とスロット1に挿入さ
れ、2番目の候補広告がスロット0とスロット2に挿入
され、…、5番目の候補広告がスロット1に入る場合に
は、図34に示すような形式で結果が出力される。図3
5には、これを分り易く表現している。
【0226】[追補]以上、特定の実施例を参照しなが
ら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や
代用を成し得ることは自明である。
【0227】本明細書では、視聴者はインターネットで
の映像コンテンツの提供サービスをパーソナル・コンピ
ュータ上で利用することを想定して説明したが、本発明
の要旨はこれに限定されず、例えば、携帯電話やPDA
(Personal Digital Assistant)などのモバイル端末、
あるいは双方向サービスを行っているデジタルTVの端
末向けサービスにも本発明に係る広告選択手法を適用す
ることができる。
【0228】また、DVD(Digital Versatile Disc)
などのパッケージ型コンテンツであっても、CM映像だ
けをインターネットなどの他の配信・配布手段から提供
されるようなサービスにおいても、本発明に係る広告選
択手法を適用することができる。勿論、この場合は、D
VD自体は無償又は廉価で配布されることが期待され
る。
【0229】要するに、例示という形態で本発明を開示
してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈
するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、
冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきであ
る。
【0230】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明によれば、
インターネットなどの広域ネットワークを介して配信さ
れるコンテンツに挿入すべき広告を的確に選択すること
ができる、優れた広告選択システム及び広告選択方法、
並びに記憶媒体を提供することができる。
【0231】また、本発明によれば、視聴者、広告主、
コンテンツ提供者の3者それぞれの利益をより反映させ
た広告情報を選択的にコンテンツに適用してパーソナラ
イズすることができる、優れた広告選択システム及び広
告選択方法、並びに記憶媒体を提供することができる。
【0232】コンテンツ提供者が提供する個々のコンテ
ンツは、自身の属性情報と、挿入すべき広告情報の選択
に関する要求条件を備えている。また、広告主が用意す
る個々の広告情報は、自身の属性情報と、どのような視
聴者に見せたいか、あるいはどのようなコンテンツに挿
入してほしいかといった広告情報の選択に関する要求条
件を備えている。また、各視聴者においても、自身の属
性情報と、どのような広告情報を見たいかといった広告
情報の選択に関する要求条件を備えている。広告情報の
属性とコンテンツの要求条件をマッチングし、コンテン
ツの属性と広告情報の要求条件をマッチングし、視聴者
の属性と広告の要求条件をマッチングし、広告の属性と
視聴者の要求条件をマッチングして、各マッチングによ
り得られたコスト値すなわち満足度が最大となるような
広告情報を選択することによって、広告システム全体の
利益を挙げることができる。本発明に係る広告選択シス
テム及び広告選択方法では、視聴者、広告主、コンテン
ツ提供者の3者それぞれが持つ属性情報や広告選択のた
めの要求条件を階層的に構成することによって、広告情
報をより詳細にターゲティングすることを可能とする。
【0233】本発明に係る広告選択システム及び広告選
択方法によれば、ある広告情報に関する設定項目を1つ
しか設定しない場合であっても、関連ある項目の属性情
報がシステムによって自動的に設定されるので、それに
対応する広告情報を選択することができる。
【0234】また、本発明に係る広告選択システム及び
広告選択方法によれば、階層毎の優先度を変えることが
できる。一般に、詳細になる下位の階層を優先して広告
を選択することで、より詳細に項目に適合した広告を選
択することができる。
【0235】また、本発明に係る広告選択システム及び
広告選択方法によれば、階層構造化された属性情報や要
求条件におけるリンク間に重みを変更することができる
ことにより、より重要な関係を広告選択に反映させるよ
うにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコンテンツ/広告提
供システム1の構成を概略的に示した図である。
【図2】サーバ又はクライアントとして利用可能なコン
ピュータ・システムの構成を模式的に示した図である。
【図3】広告選択サーバ40の概念図である。
【図4】本実施形態に係る広告選択サーバ40の実装モ
ジュール構成を模式的に示した図である。
【図5】本実施形態に係るコンテンツ/広告提供システ
ム1においてマッチングを行う様子を示した図である。
【図6】視聴者のOPTINOUTデータ(但し、点数
タイプ)の入力方法を説明するための図である。
【図7】視聴者のOPTINOUTデータが持つ階層構
造を示した図である。
【図8】1人の視聴者について複数のプロファイル毎に
用意された視聴者OPTINOUTデータのデータ構造
を示した図である。
【図9】広告主分類データに含まれるある項目(広告主
としてのメーカA)に点数を付ける仕組みを示した図で
ある。
【図10】商品分類データに含まれるある項目(子供)
に点数を付ける仕組みを示した図である。
【図11】あるコンテンツ(世界遺産)に対して点数を
付ける仕組みを示した図である。
【図12】コンテンツ分類INOUTデータに含まれる
ある項目(子供)に対して点数を付ける仕組みを示した
図である。
【図13】TargetINOUTデータに含まれるあ
る項目(子供)に対して点数を付ける仕組みを示した図
である。
【図14】TargetINOUTデータのデータ構造
を示した図である。
【図15】コンテンツ属性情報のコンテンツ分類データ
に含まれる項目に対して点数を付ける仕組みを示した図
である。
【図16】コンテンツOPTINOUTの広告INOU
Tデータに含まれる項目に対して点数を付ける仕組みを
示した図である。
【図17】コンテンツOPTINOUTの広告主INO
UTデータに含まれる項目に対して点数を付ける仕組み
を示した図である。
【図18】コンテンツOPTINOUTの商品INOU
Tデータに含まれる項目に対して点数を付ける仕組みを
示した図である。
【図19】図6に示した視聴者のOPTINOUT情報
をプラス側とマイナス側とで分割して用いる仕組みを説
明するための図である。
【図20】図6に示した視聴者のOPTINOUT情報
をプラス側とマイナス側とで分割して用いる仕組みを説
明するための図である。
【図21】図13に示した視聴者に対するOPTINO
UTデータを複数の部分毎に分けて使用する仕組みを説
明するための図である。
【図22】図13に示した視聴者に対するOPTINO
UTデータを複数の部分毎に分けて使用する仕組みを説
明するための図である。
【図23】図13に示した視聴者に対するOPTINO
UTデータを複数の部分毎に分けて使用する仕組みを説
明するための図である。
【図24】カテゴリ「スポーツ」の階層構造を例示した
図である。
【図25】最上位層すなわち階層1の項目「スポーツ」
が重み0.5を有する場合に、他の項目に点数が自動的
に設定される様子を示した図である。
【図26】最下位層すなわち階層4の項目「巨人」が重
み0.5を有する場合に、他の項目に点数が自動的に設
定される様子を示した図である。
【図27】階層3の項目「セリーグ」が重み0.5を有
する場合に、他の項目に点数が自動的に設定される様子
を示した図である。
【図28】カテゴリ内の最上位すなわち階層1の項目
「スポーツ」は禁止タイプの設定値が与えられていると
ともに、最下位すなわち階層4の項目「阪神」は点数タ
イプで設定値が与えられている様子を示した図である。
【図29】図28に示すようなカテゴリ内の項目設定に
対して関連する項目に設定値が自動付与された様子を示
した図である。
【図30】広告選択サーバ40のルール部41において
実行される処理手順を示したフローチャートである。
【図31】ルールに基づく候補広告を抽出する処理手順
の詳細を示したフローチャートである。
【図32】フェーズ1で選ばれた候補広告集合を繰り返
し挿入可能回数分倍だけ拡張して再定義する仕組みを説
明するための図である。
【図33】各広告情報の重み付け集合を繰り返し挿入可
能回数分倍だけ拡張して再定義する仕組みを説明するた
めの図である。
【図34】MP部42のフェーズ2における処理結果
(具体例)を示した図である。
【図35】図26に示したMP部42のフェーズ2にお
ける処理結果を分り易く表現した図である。
【符号の説明】
1…コンテンツ/広告提供システム 10…コンテンツ提供サーバ 20…広告サーバ 30…視聴者端末 40…広告選択サーバ 100…コンピュータ・システム 111…CPU 112…メモリ 113…ディスプレイ・コントローラ 114…入力機器インターフェース 115…ネットワーク・インターフェース 116…外部機器インターフェース 117…バス 121…ディスプレイ 122…キーボード 123…マウス 124…HDD 125…メディア・ドライブ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 330 G06F 17/60 330 502 502 ZEC ZEC

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンテンツを提供するコンテンツ提供者
    と、コンテンツに付随して広告情報を提供する広告主
    と、コンテンツを視聴する視聴者とからなる情報提供空
    間において、視聴者が視聴要求するコンテンツに挿入す
    べき広告情報を選択する広告選択システムであって、 コンテンツ、広告情報、視聴者それぞれの属性情報並び
    に広告情報の選択に関する要求条件を設定する属性情報
    設定手段と、 該設定された各者の属性情報並びに要求条件を比較する
    属性情報比較手段と、 該比較結果に基づいて視聴者に提供するコンテンツに挿
    入すべき広告情報を選択する広告情報選択手段と、を備
    え、 前記属性情報設定手段は、各カテゴリ毎に分類して階層
    的表現された複数の項目からなる属性情報マスタ・デー
    タ及び/又は要求条件マスタ・データを用意して、各マ
    スタ・データ上で各項目を入力することにより属性情報
    及び/又は要求条件を設定する、ことを特徴とする広告
    選択システム。
  2. 【請求項2】前記広告情報選択手段は、各者の満足度に
    対して広告選択におけるポリシーを反映させた重み付け
    を行ってから、システム全体で満足度を最大化する広告
    を選択する、ことを特徴とする請求項1に記載の広告選
    択システム。
  3. 【請求項3】前記属性情報設定手段は、該階層的表現さ
    れた複数の項目からなる属性情報マスタ・データ及び/
    又は要求条件マスタ・データ上である1つの項目に設定
    値が入力されたことに応答して、階層構造上で該入力さ
    れた項目に関連付けられた各階層の項目に対して該入力
    された設定値を反映する値を付与する、ことを特徴とす
    る請求項1に記載の広告選択システム。
  4. 【請求項4】前記属性情報設定手段は、該階層的表現さ
    れた複数の項目からなる属性情報マスタ・データ及び/
    又は要求条件マスタ・データ上である1つの項目に設定
    値が入力されたことに応答して、階層構造上で該入力さ
    れた項目の直接上位となる各項目、及び/又は、該入力
    された項目の下位となるすべての項目に対して該入力さ
    れた設定値を反映した値を付与する、ことを特徴とする
    請求項1に記載の広告選択システム。
  5. 【請求項5】前記属性情報設定手段は、該階層的表現さ
    れた複数の項目からなる属性情報マスタ・データ及び/
    又は要求条件マスタ・データの各階層毎に重みを付加す
    る、ことを特徴とする請求項1に記載の広告選択システ
    ム。
  6. 【請求項6】前記属性情報設定手段は、該階層的表現さ
    れた複数の項目からなる属性情報マスタ・データ及び/
    又は要求条件マスタ・データにおいて、隣接する各階層
    の項目間を連結するリンク毎に重みを付加する、ことを
    特徴とする請求項1に記載の広告選択システム。
  7. 【請求項7】コンテンツを提供するコンテンツ提供者
    と、コンテンツに付随して広告情報を提供する広告主
    と、コンテンツを視聴する視聴者とからなる情報提供空
    間において、視聴者が視聴要求するコンテンツに挿入す
    べき広告情報を選択する広告選択方法であって、 コンテンツ、広告情報、視聴者それぞれの属性情報並び
    に広告情報の選択に関する要求条件を設定する属性情報
    設定ステップと、 該設定された各者の属性情報並びに要求条件を比較する
    属性情報比較ステップと、 該比較結果に基づいて視聴者に提供するコンテンツに挿
    入すべき広告情報を選択する広告情報選択ステップと、
    を備え、 前記属性情報設定ステップでは、各カテゴリ毎に分類し
    て階層的表現された複数の項目からなる属性情報マスタ
    ・データ及び/又は要求条件マスタ・データを用意し
    て、各マスタ・データ上で各項目を入力することにより
    属性情報及び/又は要求条件を設定する、ことを特徴と
    する広告選択方法。
  8. 【請求項8】前記広告情報選択ステップでは、各者の満
    足度に対して広告選択におけるポリシーを反映させた重
    み付けを行ってから、システム全体で満足度を最大化す
    る広告を選択する、ことを特徴とする請求項7に記載の
    広告選択方法。
  9. 【請求項9】前記属性情報設定ステップでは、該階層的
    表現された複数の項目からなる属性情報マスタ・データ
    及び/又は要求条件マスタ・データ上である1つの項目
    に設定値が入力されたことに応答して、階層構造上で該
    入力された項目に関連付けられた各階層の項目に対して
    該入力された設定値を反映する値を付与する、ことを特
    徴とする請求項7に記載の広告選択方法。
  10. 【請求項10】前記属性情報設定ステップでは、該階層
    的表現された複数の項目からなる属性情報マスタ・デー
    タ及び/又は要求条件マスタ・データ上である1つの項
    目に設定値が入力されたことに応答して、階層構造上で
    該入力された項目の直接上位となる各項目、及び/又
    は、該入力された項目の下位となるすべての項目に対し
    て該入力された設定値を反映した値を付与する、ことを
    特徴とする請求項7に記載の広告選択方法。
  11. 【請求項11】前記属性情報設定ステップでは、該階層
    的表現された複数の項目からなる属性情報マスタ・デー
    タ及び/又は要求条件マスタ・データの各階層毎に重み
    を付加する、ことを特徴とする請求項7に記載の広告選
    択方法。
  12. 【請求項12】前記属性情報設定ステップでは、該階層
    的表現された複数の項目からなる属性情報マスタ・デー
    タ及び/又は要求条件マスタ・データにおいて、隣接す
    る各階層の項目間を連結するリンク毎に重みを付加す
    る、ことを特徴とする請求項7に記載の広告選択方法。
  13. 【請求項13】コンテンツを提供するコンテンツ提供者
    と、コンテンツに付随して広告情報を提供する広告主
    と、コンテンツを視聴する視聴者とからなる情報提供空
    間において、視聴者が視聴要求するコンテンツに挿入す
    べき広告情報を選択する処理をコンピュータ・システム
    上で実行するように記述されたコンピュータ・ソフトウ
    ェアをコンピュータ可読形式で物理的に記憶した記憶媒
    体であって、前記コンピュータ・ソフトウェアは、 コンテンツ、広告情報、視聴者それぞれの属性情報並び
    に広告情報の選択に関する要求条件を設定する属性情報
    設定ステップと、 該設定された各者の属性情報並びに要求条件を比較する
    属性情報比較ステップと、 該比較結果に基づいて視聴者に提供するコンテンツに挿
    入すべき広告情報を選択する広告情報選択ステップと、
    を備え、 前記属性情報設定ステップでは、各カテゴリ毎に分類し
    て階層的表現された複数の項目からなる属性情報マスタ
    ・データ及び/又は要求条件マスタ・データを用意し
    て、各マスタ・データ上で各項目を入力することにより
    属性情報及び/又は要求条件を設定する、ことを特徴と
    する記憶媒体。
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