JPWO2002071293A1 - 広告配信システム - Google Patents
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Abstract
クライアント端末に存在する空き記憶スペースを利用して広告データを管理することで、省スペース化と、広告データの効果的な配信を行なう。そのために、登録されたクライアント端末の記憶装置の空きスペースに、サーバが管理する広告データを記憶しておき、サーバを介してデータの送受信が行われるときに、サーバが記憶装置内から特定データに関連した広告データを呼び出して、それを特定データに添付して送受信する。これにより、サーバ側ではクライアント端末の空いている記憶スペースを安いレンタル代等を支払って借り受けて広告データを管理することにより、自己側で用意する記憶装置の容量を減らして、省スペース化とコストの低減が図れる。一方、クライアント側では、空いている記憶スペースをサーバに貸して報酬を受け、その報酬を通信費に補填して安価な費用で通信ができることになる。
Description
技術分野
本発明は、例えばインターネット等のネットワーク上での通信方法及び広告配信システム及びデータ送受信装置、並びにその媒体に関する。さらに詳述すると、クライアント端末の記憶装置に記憶されている特定データを広告データと共に別のクライアント端末にネットワークを通じて送信し、反対に相手側のクライアント端末ではその特定データを記憶媒体に記憶させると共に広告データを表示画面上に表示させる通信方法及び広告配信システム及びデータ送受信装置とその媒体に関するものである。
発明の背景
近年、インターネットが急速に普及し、また通信料の低価格・定額化も進み、個人でのインターネットの常時接続も徐々に普及しつつある。
しかし、インターネットの常時接続で障害となっている原因の1つに高い通信費があり、通信費を下げて気楽に常時接続をさせておくことができるシステムが望まれている。
さらに、インターネットでは、その利点を活かして、各種のデータを世界中の人と交換して有効に使用しようとする動きも見られる。その一例としては、「Napster」というソフトを使用した、データの共有化が知られている。「Napster」は、米国のNapster社が開発したシステムであり、ユーザー同士がMP3(MPEG Audio Layer 3)ファイルを共有するためのソフトで、図1に示すようなシステムになっている。すなわち、Napsterサーバーと接続したユーザーが、自分の持っている曲を中央のNapsterサーバーに公開する。ここで公開される情報は「アーチスト名」、「タイトル」、「ファイルサイズ」、「接続速度」、「所有しているユーザー名(クライアント端末アドレス情報)」、「共有(交換)条件」等である。ユーザー(以下、「クライアント」という)は、パーソナルコンピュータに予め組み込まれている「Napster」というソフトを立ち上げると、中央のNapsterサーバーに自動的に接続され、その公開された情報を閲覧することができる。その公開された情報を見たクライアントAは、探している曲がクライアントBが所有していると分かると、中央のNapsterサーバーを介することなく、そのNapsterサーバーに公開されていたクライアント端末のアドレス情報、例えば電子メールアドレスまたはURL(Uniform Resource Locater)の場所へ行き、クライアントBと曲の交換を直接行うシステムになっている。したがって、中央のNapsterサーバーは仲介役みたいなもので、直接の交換は別のルート、すなわち管理サーバーを使わずに、そのときインターネットに接続しているクライアント同士で直接、データの交換を行う。この方法はピアツーピア(peer to peer)とも呼ばれている。今後は、このように曲の交換を目的としたものに限ることなく、この種の掲示板を仲介として、各種のデータファイルの交換等を目的としたシステムが発展して行くことが予想される。
また、今日では、ハードディスク等の記憶装置も大容量化し、しかも安価に提供されているので、各クライアントが所有するパーソナルコンピュータ(以下、「クライアント端末」という)のハードディスクの容量も余裕を持った使用が行われている。したがって、各クライアント端末毎に存在する、空いている記憶スペースの有効利用が考えられる。
発明の開示
本発明の第1の目的はクライアント端末に存在する空き記憶スペースを利用して広告データを管理することによって、省スペース化と、広告データの効果的な配信と通信費を下げることが可能な通信方法及び広告配信システムを提供することである。
本発明の第2の目的は、より多くのデータの公開が得られる広告配信システム及び当該システムを実行するための媒体を提供するものである。
本発明の通信方法は、ネットワーク接続手段と、ネットワークを介してデータを送受信可能なデータ送受信手段と、受信したデータを出力する出力手段と、前記送受信される前記データを記憶しておく記憶手段とを有する複数のクライアント端末と、該クライアント端末の前記ネットワークへの接続を管理するサーバーを備える通信方法において、前記登録されたクライアント端末の前記記憶手段の空きスペースに前記サーバーが管理するデータを記憶しておき、前記サーバーを介することなくクライアント端末同士で直接特定データの送受信が行われるときに、前記クライアント端末が前記管理データを呼び出し、該呼び出した管理データを前記特定データに添付して送受信するようにしたものである。これによれば、サーバー側ではクライアント端末の空いている記憶スペースを安いレンタル代等を支払って借り受けて広告データを管理することにより、自己側で用意する記憶装置の容量を減らすことができ、省スペース化とコストの低減が図れる。また、記憶装置を分散化することになるから、ユーザからのアクセスの集中を防ぐことができる。一方、クライアント側では、空いている記憶スペースをサーバーに貸して報酬を受け、その報酬を通信費に補填すると安価な費用で通信が可能になる。
本発明の広告配信システムは、ネットワーク接続手段と、ネットワークを介してデータを送受信可能なデータ送受信手段と、受信したデータを表示する画面を有する表示手段と、前記送受信される前記データを記憶しておく記憶手段とを有する複数のクライアント端末を備える広告配信システムにおいて、前記各クライアント端末の前記記憶手段に広告データと特定データを記憶しておくとともに、特定のクライアント端末より前記特定データの取得要求を受けたときには前記特定データに前記広告データを添付して前記特定のクライアント端末に送信し、前記広告データが添付された前記特定データの受信時には前記広告データを出力デバイスに出力し、かつ前記特定データを前記記憶媒体に記憶させる制御手段を備える構成を有している。この構成により、特定のデータを他のクライアント端末に送信するとき、その特定のデータに広告データを添付させて送信し、これを受信した他のクライアント端末では、その広告データを見ながら特定データを受けることになる。したがって、特定のデータに関連した広告データを添付するようにしておけば、より効果的な広告を行うことができる。一方、特定データを提供するクライアント側では、クライアント端末に組み込む広告データの報酬として広告主から広告料を受け取り、これを通信費等に補填することによりコストを下げることができるばかりでなく、利益を生み出すことも可能になる。これにより、より多くのクライアントがより多くのデータを公開することになり、利用選択の幅が広がり効果の発揮も著しく向上することとなる。また、記憶装置を分散化することになるから、ユーザからのアクセスの集中を防ぐことができる。
また、本発明の広告配信システムは、前記特定データと前記広告データの送受信を電子メールを通じて行う構成を有している。これによれば、より汎用化しつつあるファイル転送、電子メール、ストリーミングなどを通じてデータの送受信を行うので、簡単にデータの送受信が可能になる。また、広告配信システムは、前記特定データと前記広告データの供給側クライアント端末と、受領側クライアント端末との直接ファイル転送によって実現することも可能である。
また、本発明の広告配信システムは、前記ネットワークがオープンネットワークであり、前記オープンネットワーク上に、前記データ供給側クライアント端末内に格納されている前記特定データを前記クライアント端末アドレス情報と共に掲示する中央サーバーを設けた構成を有している。これによれば、インターネット等のオープンネットワークを使用するので、誰でも気軽に中央サーバーにアクセスして利用することができ、システムの拡大が期待できる。また、前記オープンネットワーク上に前記中央サーバーを設けないで、オープンネットワーク上に、データ供給側クライアント端末が、当該データ供給側クライアント端末内に格納されている前記特定データを自己の端末のアドレス情報と共に送付することも可能である。
また、本発明の広告配信システムは、前記データの送受信をサーバーが管理し、前記特定のクライアントからの要求に応じて前記データを送信した回数を前記サーバーがカウントして、そのカウントされたデータを前記広告データの広告主側に供給し、前記広告主は前記カウントデータに応じて広告料を前記データ提供側クライアントに支払うようにした構成を有している。これによれば、より多くのクライアントから特定データの要求があり、広告データを添付した特定データを多く配布すると、その配布した量に応じて広告主からの報酬が得られる。したがって、データを提供するクライアント側では、より良いデータを公開することなり、利用選択の幅が広がり効果の発揮もさらに著しく向上することとなる。また、記憶装置を分散化することになるから、ユーザからのアクセスの集中を防ぐことができる。この場合において、前記データの送受信をクライアントが管理し、前記特定のクライアントからの要求に応じて前記データを送信した回数を前記クライアントがカウントして、そのカウントされたデータを前記広告データの広告主側に供給し、前記広告主は前記カウントデータに応じて広告料を前記データ提供側クライアントに支払うようにすることも可能である。
本発明の媒体は、特定のクライアント端末より特定データの取得要求を受けたときには前記特定データに広告データを添付して特定のクライアント端末に送信する処理と、前記広告データが添付された前記特定データの受信時には前記広告データを出力デバイスに出力するとともに前記特定データを記憶手段に記憶する処理を前記クライアント端末に順次実行させるためのプログラムを含む構成としたものである。これによれば、その媒体を希望するクライアントに配布することにより、参加を希望するクライアントは上記広告配信システムへ簡単に参加することができることになる。また、記憶装置を分散化することになるから、ユーザからのアクセスの集中を防ぐことができる。
また、本発明の媒体は、前記プログラムが、前記データの送受信処理を前記クライアント端末の電子メールの送受信を用いて行う構成としたものである。これによれば、電子メールを使用しての広告配信システムの実現が可能になる。
上述のように、本発明によれば、サーバー側ではクライアント端末の空いている記憶スペースを安いレンタル代等を支払って借り受けて広告データを管理することにより、自己側で用意する記憶装置の容量を減らすことができるので、省スペース化とコストの低減が図れるという優れた効果を有する通信方法が実現できる。また、記憶装置を分散化することになるから、ユーザからのアクセスの集中を防ぐことができる。一方、クライアント側では、空いている記憶スペースをサーバーに貸して報酬を受け、その報酬を通信費に補填すると安価な費用で通信が可能になるという通信方法が実現できる。
また、特定のデータを他のクライアント端末に送信するとき、その特定のデータに広告データを添付させて送信し、これを受信した他のクライアント端末では、その広告データを見ながら特定データを受けることになるので、特定のデータに関連した広告の広告主を探し、関連した広告データを添付するようにしておけば、より効果的な広告を行うことができる。一方、特定データを提供するクライアント側では、クライアント端末に組み込む広告データの報酬として広告主から広告料を貰い、これを通信費等に補填することによりコストを下げることができるばかりでなく、利益を生み出すことも可能になる。これにより、より多くのクライアントがより多くのデータを公開することになるので、利用選択の幅が広がり、効果の発揮も著しく向上する広告配信システムが実現できる。
発明を実施するための最良の形態
(実施の形態1)
以下、本発明の第1の実施の形態について、図面を用いて説明する。図2は本発明の第1の実施の形態として示す広告配信システム構成図である。図2における広告配信システムは、オープンネットワークとして構築されているインターネット11上で展開する場合を一例としており、インターネット11上には中央サーバー12が存在する他、同じくサーバーとしてのインターネットサービスプロバイダー(以下「ISP」という)13を介して複数のクライアント端末14A,14B,・・・が接続されている。
クライアント端末14A,14B,・・・は、それぞれパーソナルコンピュータである。クライアント端末14Aを代表して説明すると、この第1の実施の形態に係るクライアント端末14Aは図3に示すような概略構成となっている。すなわち、CPUコア56と周辺のデバイスをコントロールするデバイス制御部57を含んだLSI51と、インターネット等のネットワークに接続するネットワーク接続手段の機能とネットワークを介してデータを送受信可能なデータ送受信手段の機能を持つ通信手段52と、受信したデータ等を出力するデータ出力手段53と、送受信されるデータを記憶しておくメモリである大容量ハードディスクやDVD(デジタルビデオディスク)等で構成された記憶装置16と、クライアント端末14Aの基本プログラムを格納しているプログラムメモリ58とを備えて成る。上記データ出力手段53は、映像を出力する表示部と、音声を出力するスピーカを有している。
中央サーバー12は、例えば上記「Napster」のようなもので、中央サーバー12が用意したプログラムを有する専用ソフト(記録媒体)をダウンロード等してクライアント端末14A,14B,・・・のプログラムメモリ58に組み込み、その専用のプログラムソフトを立ち上げると、中央サーバー12に自動的に接続される。その中央サーバー12には、クライアント端末が所有するデータ(以下、「特定データ」という)を公開する掲示板が用意されており、掲示板には「データ名」、「データサイズ」、「接続速度」、「所有しているユーザー名(クライアント端末アドレス情報)」、「共有(交換)条件」等が書き込まれて公開される。なお、共有条件には、交換以外に、無償・有償の譲渡等を含む場合もある。また、掲示板には、専用ソフトを持つクライアントであれば、誰でも書き込んだり、閲覧したりすることができるが、以下の説明では、その説明を簡単にするのに、クライアント端末14Aを持つクライアントが特定データを提供可として掲示板に登録し、クライアント端末14Bがクライアント端末14Aの特定データと交換を希望する場合について説明する。なお、図2中に示す符号(ST1)〜(ST8)は、その流れの順番を示しており、さらにクライアント端末14AはISP13Aに常時接続され、またクライアント端末14BはISP13Bに常時接続されている場合とする。
クライアント端末14Aが利用しているISP13Aは、データベース(DB)13aを有し、色々な広告主15と広告掲載契約を結んでおり(ST1)、またISP13Aは広告主15からの広告を配信しても良いというクライアント端末14Aに備えられている記憶装置16の空きスペースの一部をレンタルさせてもらい、そのレンタルを受けたスペースを広告データの保管場所として使用することができる。すなわち、レンタルするクライアント端末14Aの記憶装置16(以下、「レンタル記憶装置16」という)が決まると、ISP13Aは、広告主から広告を依頼されたデータ(以下、「広告データ」という)をそのレンタル記憶装置16の空きスペースに格納する。なお、そのISP13Aを利用している複数のクライアント端末のうち、クライアント端末14Aは、広告データを添付することに対して予め許可が得られている。そして、クライアント端末14Aがクライアント端末14Bからの要求に応じて特定データを送受信するとき、そのレンタル記憶装置16から特定データに対応した広告データを呼び出して、これを特定データに添付或いは結合して相手側のクライアント端末14Bに送信する。
なおここで、上記「特定のデータ」とは、音楽とか映像といった、いわゆるコンテンツデータを指す。専用ソフトを組み込んでいるクライアント端末14Bは、広告データが添付されたコンテンツデータを受信するとき、最初に広告データが受信されて開かれ、その広告データがクライアント端末14Bのデータ出力手段53に出力され、続いてコンテンツデータが受信される。その広告データの表示は、WWWブラウザを使用してホームページ上でデータをやり取りする場合は、WWWブラウザの画面上に行われ、電子メールソフトを使用した場合では、メール画面内に表示され、オーディオデータの場合はスピーカより出力する。したがって、本実施の形態では、広告データが添付されたコンテンツデータを受信するとき、クライアント端末14B側では、添付された広告データを必ず見たり聴いたりすることになり、しかも添付される広告データはコンテンツデータと無関係な広告ではなく、コンテンツデータに対応した広告である。よって、宣伝効果はより高められる。なお、コンテンツデータに対応した広告を選択する場合の方法としては、例えばコンテンツデータ内のキーワードを抽出し、そのキーワードに対応した広告データを選択する。またはコンテンツデータ(群)を共有するユーザ同士は、コミュニティを自動的に生成しているため、共有データや特定ユーザの嗜好情報を解析することでねらうターゲットのコミュニティに適する広告を選択することができる。なお、接続業者としてのISPと、広告仲介業者としてのISPとは同一人であっても別人であってもよい。
上記レンタル記憶装置16を有するクライアント端末14Aになる方法としては、まず、ISP13Aの広告募集を知ったクライアントは、そのクライアント端末14Aが保有する記憶装置16において広告配信に使用できるメモリの空きスペース(容量)をISP13Aに登録する(ST2)。ISP13Aでは、クライアント端末14Aのディレクトリと登録事項を審査し、条件が整っている場合は、クライアント端末14Aの身元情報を広告主15に提供する(ST3)。身元情報で広告主15から許可が出た場合は、ISP13Aがクライアント端末14Aのレンタル記憶装置16を使用する旨の通知をクライアントに行い、その後、ISP13Aがレンタル記憶装置16に広告データを格納する(ST4)。また、このシステムでは、データベース17aを有する決済機関17が予め用意され、ISP13Aと広告主15とクライアントとの間での広告配信に伴う報酬額の取り決めがなされ、これが決済機関17に登録情報として登録される(ST5)。決済機関17では、その取り決めに基づいて広告主15から広告料の支払いを受け(ST6)、レンタル記憶装置16を所有するクライアントにはレンタル料を支払い(ST7)、ISP13Aには広告配信料を支払う(ST8)。
したがって、本実施の形態のシステムでは、サーバー(ISP13A)側ではクライアント端末14Aの空いている記憶スペース(レンタル記憶装置16)をレンタル代等を支払って安く借り受け、広告データを管理することにより自己側で用意する記憶装置の容量を減らすことができ、省スペース化とコストの低減が図れる。一方、クライアント側では、空いている記憶スペースをサーバーに貸して報酬を受けることにより、その報酬を通信費に補填すると安価な費用で通信が可能になる。
以上は、クライアント端末14Aの記憶装置16の空きスペースをISP13Aが借り、そのレンタル記憶装置16に広告データを格納しておいて、必要なときにISP13A側で呼び出してコンテンツデータに添付する場合であるが、専用のプログラムソフトを組み込んでいるクライアント端末14A及び14Bでは、その専用のプログラムソフトにプログラムされている処理手順に従って次の実施例に述べるような処理も可能である。
(実施例)
専用のプログラムソフトを組み込んでいるクライアント端末14Aは、コンテンツデータを送信するとき、クライアント端末14A側で、レンタル記憶装置16に格納されている広告データをコンテンツデータに自動的に添付してクライアント端末14Bに送る設定とすること。一方、広告データが添付されたコンテンツデータを受けた、同じく専用のプログラムソフトを組み込んでいるクライアント端末14B側では、広告を見ながらコンテンツデータの受信を受けること。なお、レンタル装置16内に格納されている広告データは、予めISP13Aから送られて格納されているもので、定期的に書き換え等が行われる。
すなわち、クライアント端末14Bが中央サーバー12の掲示板を見てクライアント端末14Aのアドレス情報を知り、コンテンツデータの交換または譲渡を希望する旨をクライアント端末14Aに直接送る。すると、クライアント端末14Aとクライアント端末14Bとの間は、ISP13Bを介してコンテンツデータのやり取りが行われる。このとき、クライアント端末14A側のレンタル記憶装置16からコンテンツデータに関連した広告データが自動的に呼び出され、これがコンテンツデータに添付されてクライアント端末14Bに送信される。コンテンツデータと広告データを受けたクライアント端末14Bは、広告データを見ながらコンテンツデータの受信を受けることとなる。なお、上記の動作とは別に、クライアント端末14Aとクライアント端末14Bとの間で直接コンテンツデータのやり取りを行なってもよい。
したがって、この実施例の場合では、クライアント端末14Aがクライアント端末14Bにコンテンツデータを送付するとき、クライアント端末14A側に格納されているレンタル記憶装置16内の広告データをクライアント端末14A自体で添付して送付するようになっているので、ISP13Aの代わりにクライアント端末14Aが広告を配信したことになる。これにより、ISP13A側の処理を軽減させることができる。また、この場合の報酬としては、コンテンツデータを1通送信するとISP13A側へ通知し、そのカウントされたデータを広告データの掲載を依頼した広告主15側に決済機関17を介して通知し、レンタル料とは別に広告主15側にカウントデータに応じて、クライアント端末14Aに広告料を支払うというような形式で報酬料を支払う。このような報酬支払い形式を取った場合には、クライアント側では、より多くの広告収入を得るために、人気が得られそうな効果的なデータを積極的に公開するようになることが考えられる。これにより、公開される量及び質共に向上し、また利用選択の幅も広がり効果の発揮も著しく向上することとなる。
なお、上記実施の形態では、インターネット上で展開する場合について説明したが、インターネット上に限ることなくLAN(local area network)等でも同様にして適用できるものである。また、電子メールでデータの送受信を行う場合について説明したが、インターネットのホームページ上で、データの交換を行っても良いものである。さらに、クライアント端末14Aの記憶装置は、クライアント端末14Aとは別の場所に設置されていても差し支えないものである。
また、ネットワーク上に前記中央サーバー12を設けないで、ネットワーク上に、データ供給側クライアント端末14aが、当該データ供給側クライアント端末14a内に格納されている前記コンテンツデータを自己の端末のアドレス情報と共に送付することも可能である。
また、前記データの送受信をクライアント端末14a自らが管理し、他のクライアント端末(例えば14b)からの要求に応じて前記データを送信した回数を前記クライアントがカウントして、そのカウントされたデータを前記広告データの広告主またはISP13Aに送信し、広告主が前記カウントデータに応じて広告料を前記データ提供側クライアントに支払うようにすることも可能である。
(実施の形態2)
以下、本発明の第2の実施の形態について、図面を用いて説明する。この実施の形態においては、説明の都合上、クライアント端末14Aおよび14Bのうち、クライアント端末14AはISP13Aに接続され、このISP13Aから広告データの貸与を受けて他のクライアント端末へ配信することができる(いわゆる広告配信のブローカー業務ができる)端末であるものとする。また、クライアント端末14Bは、ISP13Bに接続され、クライアント端末14Aのようなブローカー業務ができる端末からコンテンツデータおよび広告データの配信を受ける端末であるものとする。もちろん、クライアント端末14Bもまた、ISP13Bへ広告の貸出要求をすることによりブローカー業務を行なうことは可能である。
図4は本発明の第2の実施の形態に係る広告配信システムで用いられるISP13Aの構成を示すブロック図である。図4において、ISP13Aは、クライアント端末14Aからの貸し出しの申し出を受け付ける貸出受付部21と、クライアント端末14Aからクライアント端末14Bへの広告データの送信の報告に対して後処理を行なう報告処理部22と、貸し出された広告データの状況を管理する貸出管理部23と、レンタルされる広告データを蓄積する広告データ格納部24と、インターネット11或いはクライアント端末14との間で通信動作を行なう通信部25と、広告データの貸与に伴う各種動作を制御する制御部26とを備えている。これらの機能部によって広告配信のための貸し出しの受け付けと、実際の広告配信による支払い処理を行なうようにしている。貸出受付部21は、クライアント端末14Aから広告の貸出要求を受け付けて登録を行なう。また、報告処理部22は、広告データの貸し出しを受けているクライアント端末14Aがそのコンテンツデータを他のクライアント端末14Bに送ったときに広告データを一緒に配信したことの報告を受けて報酬の支払いなどの処理を行なう。なお、クライアント端末14Bに接続されているISP13Bもまた同様な構成を有している。
図5は本発明の第2の実施の形態に係る広告配信システムで用いられるクライアント端末14Aの構成を示すブロック図である。図5において、クライアント端末14Aは、ISP13Aに対して自己のデータの記憶領域の一部を広告データの蓄積用に使用することの申し出処理を行なう貸出部27Aと、自己の各種データを格納するデータ蓄積部28Aと、送信部32Aおよび受信部33Aを有しISP13Aとの間における通信およびデータの送受信を行なう通信部31Aとを有している。データ蓄積部28Aは図3中における記憶装置16内に確保され、広告データを蓄積する第1の蓄積領域29Aと、コンテンツデータを蓄積する第2の蓄積領域30Aとを有する。通信部31Aは、このクライアント端末14Aをインターネット11などのネットワークに接続する接続機能を有し、また、送信部32Aは、自己のコンテンツデータや広告データを他のクライアント端末へ送信する機能を有し、また受信部33Aは、ISP13A或いは他のクライアント端末からのデータを受信する機能を有する。貸出部27Aは図3に示されたクライアント端末14Aのブロック内のCPUコア56にプログラムメモリ58から貸出処理プログラムを展開することによりソフトウェアの形で実現することもできる。
クライアント端末14Aはまた、貸し出された広告データの状況を管理する貸出管理部34Aと、他のクライアント端末との間におけるデータの送受信の状況を管理する送受信管理部35Aと、他のクライアント端末からのコンテンツデータの送付要求を受け付ける要求受付部36Aと、他のクライアント端末との間におけるデータ送受信に際して広告データを付けてよいか否かの交換条件を解析する交換条件解析部37Aと、広告データを付けてよい場合においてコンテンツデータと広告データとを合体させるマージデータ作成部38Aとを有している。
さらに、クライアント端末14Aは、受信したデータ等を出力するデータ出力部39Aと、広告データを他のクライアント端末から受信したときに、ISP13Aに対して広告データの受信報告を行なう受信報告部42Aと、クライアント端末14Aの基本プログラムを格納しているプログラムメモリ43Aと、クライアント端末14Aにおける各種送受信動作を制御する制御部44Aとを有している。データ出力部39Aは、図3に示されたデータ出力手段53と同様な機能を持ち、受信した広告データ或いはコンテンツデータを映像或いは音声の形で出力し得るよう、表示部40Aとスピーカ41Aとを有する。
なお、クライアント端末14Bもまたクライアント端末14Aと同様な構成を有している。したがって、以下の説明においては、クライアント端末14Bの各機能部を表す場合は、データ蓄積部28B、通信部31B、送信部32B、受信部33B・・・のように同一数字符号に−B−を付して表す。
かかる構成を有する第2の実施の形態について、その動作を説明する。
(広告データ貸出動作)
この動作は、ISP13Aとクライアント端末14Aとの間における広告データの貸出処理を行なう動作である。具体的には、クライアント端末14Aから、そのデータ蓄積の空き領域を広告データ格納用に提供する申し出があり、ISP13Aからクライアント端末14Aへ広告データを貸し出すまでの動作を表す。
図6は上記貸出処理動作を説明するフローチャートである。
この処理動作が開始されると、クライアント端末14Aの貸出部27AからISP13Aの貸出受付部21へ、自己の記憶装置(ハードディスク)16の所定の蓄積領域(第1の蓄積領域29Aとする)の貸出登録要求が送信される(ステップT1)。この貸出登録要求は通信ラインL1としてISP13Aの貸出受付部21へ到達する。貸出登録要求を受けた貸出受付部21ではクライアント端末14Aからの上記貸出登録要求を受け付けてクライアントの登録およびそのクライアントの第1の蓄積領域29Aの登録を行なう(ステップS1)。次に、貸出受付部21はクライアント端末14Aの蓄積領域1へ広告データを配信する(ステップS2)。また、貸出受付部21はクライアント端末14Aに対して、ISP13Aが管理する広告について広告データの借り受け者になったことの報酬として、貸出報酬金を支払う(ステップS3)。この報酬金はクライアント端末14Aのユーザが広告データの代理配信ブローカーになったこと、すなわちISP13Aから見れば一種の広告代理店になったことに対する報酬に相当するもので、現金支払いでもよいし、クーポン、或いはその他の形による何らかのインセンティブを与えてもよい。貸出受付部21から配信された広告データは通信ラインL2としてクライアント端末14Aの貸出部27Aへ到達する。広告データを受信したクライアント端末14Aの貸出部27Aは広告データを受信する(ステップT2)とともに、その広告データを自己の記憶装置16の第1の蓄積領域29Aに蓄積する(ステップT3)。なお、図6以下のフローチャートにおいては、広告データを「データ1」と表現している。以上の動作により広告データ貸出動作は完了し、クライアント端末14Aの第1の蓄積領城29Aにそのユーザが希望する広告データが格納される。
図7は、上記広告データ貸出処理動作中における広告データの貸出管理用のデータのフォーマットを示す。この貸出管理用のデータ47は各種のデータ項目が下記のように設定されている。
(1)端末アドレス:これは、配信元であるISP13Aのアドレスおよび貸出先であるクライアント端末14Aのアドレスなどが記述される。
(2)貸出領域:これは、クライアント端末14Aにおける第1の蓄積領域29Aを指し示すディレクトリデータから成る。
(3)貸出容量:これは、クライアント端末14Aにおける第1の蓄積領域29Aの容量(例えば10MBなど)を表示したものである。広告データが配信可能か否かの判断基準となる。
(4)貸出期限:これは、配信される広告データの貸出期限を表示したものである。貸出開始、貸出終了の期日などのデータが記述される。
(5)上書き可否、上書き可データ種別:これは、連続性のある広告データを配信するときに、新しく配信される広告データをそれ以前からある広告データに上書きしてよいか否かを示すデータである。ここで、連続性のある広告データには、或る広告についてストーリーが作られておりそのストーリーにしたがって1カ月ごとに広告が入れ替わる(更新される)ような広告の広告データが該当する。
(6)アクセス制限:これは、クライアント端末14Aから広告を受け取るユーザについての制限を規定したものである。この制限には、例えばユーザの年齢(子供向け、大人向けなど)、性別、ユーザ環境(パーソナルコンピュータ、携帯電話機、デジタル家電などの機種の違い)、ホップ数(クライアント端末14Aから何段まで下位のクライアント端末まで広告を配信してよいか)などが規定される。
(7)流通リージョン:これは、クライアント端末14Aによる広告の配信地域を規定している。例えば日本全体とか、関東或いは関西一帯などの地域が記述される。
(8)流通ターゲット:これは、クライアント端末14Aの側から積極的に広告を配信することが好ましいユーザを規定したものである。このターゲットは、例えばユーザの年齢(子供向け、大人向けなど)、性別、その他の分類項目にしたがってターゲットが組まれている。
(9)配信元情報:これは、広告を送った配信元の内容を明示したデータであり、アドレスや氏名、或いは該当する広告が確かに送られたか否かなどのデータが含まれる。また、広告主の認証データも含まれる。
(10)配信ポリシー:これは、配信側からの広告データの扱い要求の種類、程度を明示したデータである。例えばその広告データは受信側において表示されるのみでよい、とか蓄積するだけでよいとか、蓄積してから非同期表示してもらいたいとかを示すデータが含まれる。
(11)受信ポリシー:これは、受信側の状況に応じた配信可能性に関するデータである。例えば受信の目的、配信元、配信地域、ターゲット、好みなどで分類することにより、該当する受信者が広告の配信を受けられるようにしている。
(12)配信データのメタデータ:これは、広告データのID、コンテンツ記述、利用条件などのデータが含まれる。
広告データ貸出動作を行なうときは、上記のような貸出管理用のデータが作成され、広告データと一緒にクライアント端末14Aに送信される。
(データ配信動作)
この動作は、クライアント端末14Aとクライアント端末14Bの間におけるコンテンツデータおよび広告データの配信処理動作である。図8は上記データ配信動作を説明するフローチャートである。
この処理動作が開始されるよりも前にクライアント端末14Aにおいては、そのユーザが自分で収集し、或いは編集した音楽や映像など各種のコンテンツが準備される。そのコンテンツデータは図9のフローチャートに示すようにデータ蓄積部28Aの第2の蓄積領域30Aに蓄積される(ステップTA01)。なお、図8以下のフローチャートにおいては、コンテンツデータを「データ2」と表現している。
ここで、データ配信の処理動作が開始されると、クライアント端末14Bの受信部26Bからクライアント端末14Aの送信部32Aへ、コンテンツデータの配信要求が送信される(ステップTB1)。このときクライアント端末14Bからは、上記コンテンツデータの配信要求ともに自己の属性情報が送信されてもよい。属性情報にはクライアント端末14Bの機種、機能、設定条件(メモリ容量、広告データの受信可能、または不可能)、現在の広告データの受信・蓄積状況などに加え、そのユーザの年齢、性別、趣味、嗜好などの情報が含まれる。この貸出登録要求は通信ラインL1としてISP13Aの貸出受付部21へ到達する。
送信部32Aはコンテンツデータの配信要求を受信し(ステップTA1)、受信したコンテンツデータの配信要求を基にコンテンツデータに広告データを付け加えることが可能か否かの交換条件をチェックする(ステップTA2)。そして上記交換条件のチェックの結果交換可能であれば、送信部32Aはコンテンツデータに広告データをマージ(一体化)し(ステップTA3)、このマージデータをクライアント端末14Bの受信部26Bへ送信する(ステップTA4)。マージの具体的な方法について、ファイル転送ならZIPによるアーカイブ、電子メールならMIMEによるマルチパート化、ストリーミングならマルチストリームなどがある。他方、上記ステップTA2において交換条件のチェックの結果交換不可能であれば、送信部32Aはコンテンツデータに広告データをマージすることなく、コンテンツデータのみをクライアント端末14Bの受信部26Bへ送信し(ステップTA5)、一連のデータ配信動作(クライアント端末14Aにとってはデータ送信動作)を終了する。上記マージデータ或いはコンテンツデータは通信ラインL4としてクライアント端末14Bの受信部26Bへ到達する。
クライアント端末14Bでは受信部26Bが上記マージデータ或いはコンテンツデータを受信し(ステップTB2)、自己の記憶装置16の第2の蓄積領域30Aへコンテンツデータを蓄積する(ステップTB3)。次に受信部26Bは、受信したデータから広告データを蓄積してよいか否かの交換条件をチェックする(ステップTB4)。そして上記交換条件のチェックの結果、蓄積してよい場合は、受信部26Bは自己の記憶装置16の第1の蓄積領域29Aへ広告データを蓄積する(ステップTB5)。次に受信部26BはISP13Aへ、クライアント端末14Aから広告データを受信したことを報告し(ステップTB5)、一連のデータ配信動作(クライアント端末14Bにとってはデータ受信動作)を終了する。
図10は、上記データ配信動作で用いられる送受信管理用のデータのフォーマットを示す。この送受信管理用のデータ48と図7に示された貸出管理用のデータ47とは、後者の「貸出領域」が前者の「蓄積領域」、後者の「貸出容量」が前者の「蓄積容量」、後者の「貸出期限」が前者の「蓄積期限」となっているように、表現上の違いはあるが、実質的にほぼ同じデータ構造を有している。なお、送受信管理用のデータ48の中の「蓄積データID」は、クライアント端末14Bにすでに蓄積されている広告データのIDを表示するデータである。これはクライアント端末14Aからクライアント端末14Bへ、同じ広告データが重複して送信されないようにするための表示データである。
(報告動作)
この動作は、クライアント端末14BからISP13Aに対して行なわれる、広告データをクライアント端末14Aから受信した旨の報告をする動作を表す。
図11は上記報告動作を説明するフローチャートである。
この処理動作は上記データ配信動作と連続して実行される。上記クライアント端末14Bの受信部26BからISP13Aへ、クライアント端末14Aから広告データを受信したことを報告すると(ステップTB6)、報告データは通信ラインL5としてISP13Aの報告処理部22へ到達する。報告処理部22は報告データを受信すると(ステップS11)、クライアント端末14Aに対して、ISP13Aが管理する広告について広告データをクライアント端末14Bへ配信したことの報酬として、配信報酬金を支払う(ステップS12)。次いで報告処理部22は、クライアント端末14Bに対しても、ISP13Aが管理する広告について広告データを受信し視聴したことの報酬として、受信報酬金を支払う(ステップS13)。これらの報酬金は、現金支払いでもよいし、クーポン、或いはその他の形による何らかのインセンティブを与えてもよい。
図12は、上記報告動作で用いられる報告管理用のデータのフォーマットを示す。この報告管理用のデータ49は図10に示された送受信管理用のデータ48と実質的に同じデータ構造を有している。なお、報告管理用のデータ49の中の「告知履歴」は、クライアント端末14Bにおいて広告データを表示した回数や、自己機が接続されている送信端末の数を表示するためのデータである。
以上のような動作により、広告データをコンテンツデータに付加して配信することにより、インターネットなどの通信網を利用してコンテンツの送受信を行なうユーザ間で広告が一緒に配信されて行き、商品やサービスの告知が行なわれるようになり、商業的に大きなメリットを享受することができる。
本発明は、図面に示す好ましい実施の形態に基づいて説明されてきたが、当業者であれば、本発明の思想を逸脱することなく容易に各種の変更、改変し得ることは明らかである。本発明はそのような変更例も含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来から知られる通信システムの一例を示す説明図
【図2】
本発明の第1の実施の形態として示す広告配信システム構成図
【図3】
本発明の第1の実施の形態におけるクライアント端末の構成説明図
【図4】
本発明の第2の実施の形態に係る広告配信システムで用いられるISPの構成を示すブロック図
【図5】
本発明の第2の実施の形態に係る広告配信システムで用いられるクライアント端末の構成を示すブロック図
【図6】
本発明の第2の実施の形態における広告データ貸出処理動作を説明するフローチャート
【図7】
本発明の第2の実施の形態における広告データ貸出処理動作中における広告データの貸出管理用のデータのフォーマットを示す図
【図8】
本発明の第2の実施の形態におけるデータ配信処理動作を説明するフローチャート
【図9】
本発明の第2の実施の形態におけるコンテンツデータの蓄積処理動作を説明するフローチャート
【図10】
本発明の第2の実施の形態におけるデータ配信処理動作において用いられるデータ配信管理用のデータのフォーマットを示す図
【図11】
本発明の第2の実施の形態における報告処理動作を説明するフローチャート
【図12】
本発明の第2の実施の形態における報告処理動作において用いられる報告管理用のデータのフォーマットを示す図
本発明は、例えばインターネット等のネットワーク上での通信方法及び広告配信システム及びデータ送受信装置、並びにその媒体に関する。さらに詳述すると、クライアント端末の記憶装置に記憶されている特定データを広告データと共に別のクライアント端末にネットワークを通じて送信し、反対に相手側のクライアント端末ではその特定データを記憶媒体に記憶させると共に広告データを表示画面上に表示させる通信方法及び広告配信システム及びデータ送受信装置とその媒体に関するものである。
発明の背景
近年、インターネットが急速に普及し、また通信料の低価格・定額化も進み、個人でのインターネットの常時接続も徐々に普及しつつある。
しかし、インターネットの常時接続で障害となっている原因の1つに高い通信費があり、通信費を下げて気楽に常時接続をさせておくことができるシステムが望まれている。
さらに、インターネットでは、その利点を活かして、各種のデータを世界中の人と交換して有効に使用しようとする動きも見られる。その一例としては、「Napster」というソフトを使用した、データの共有化が知られている。「Napster」は、米国のNapster社が開発したシステムであり、ユーザー同士がMP3(MPEG Audio Layer 3)ファイルを共有するためのソフトで、図1に示すようなシステムになっている。すなわち、Napsterサーバーと接続したユーザーが、自分の持っている曲を中央のNapsterサーバーに公開する。ここで公開される情報は「アーチスト名」、「タイトル」、「ファイルサイズ」、「接続速度」、「所有しているユーザー名(クライアント端末アドレス情報)」、「共有(交換)条件」等である。ユーザー(以下、「クライアント」という)は、パーソナルコンピュータに予め組み込まれている「Napster」というソフトを立ち上げると、中央のNapsterサーバーに自動的に接続され、その公開された情報を閲覧することができる。その公開された情報を見たクライアントAは、探している曲がクライアントBが所有していると分かると、中央のNapsterサーバーを介することなく、そのNapsterサーバーに公開されていたクライアント端末のアドレス情報、例えば電子メールアドレスまたはURL(Uniform Resource Locater)の場所へ行き、クライアントBと曲の交換を直接行うシステムになっている。したがって、中央のNapsterサーバーは仲介役みたいなもので、直接の交換は別のルート、すなわち管理サーバーを使わずに、そのときインターネットに接続しているクライアント同士で直接、データの交換を行う。この方法はピアツーピア(peer to peer)とも呼ばれている。今後は、このように曲の交換を目的としたものに限ることなく、この種の掲示板を仲介として、各種のデータファイルの交換等を目的としたシステムが発展して行くことが予想される。
また、今日では、ハードディスク等の記憶装置も大容量化し、しかも安価に提供されているので、各クライアントが所有するパーソナルコンピュータ(以下、「クライアント端末」という)のハードディスクの容量も余裕を持った使用が行われている。したがって、各クライアント端末毎に存在する、空いている記憶スペースの有効利用が考えられる。
発明の開示
本発明の第1の目的はクライアント端末に存在する空き記憶スペースを利用して広告データを管理することによって、省スペース化と、広告データの効果的な配信と通信費を下げることが可能な通信方法及び広告配信システムを提供することである。
本発明の第2の目的は、より多くのデータの公開が得られる広告配信システム及び当該システムを実行するための媒体を提供するものである。
本発明の通信方法は、ネットワーク接続手段と、ネットワークを介してデータを送受信可能なデータ送受信手段と、受信したデータを出力する出力手段と、前記送受信される前記データを記憶しておく記憶手段とを有する複数のクライアント端末と、該クライアント端末の前記ネットワークへの接続を管理するサーバーを備える通信方法において、前記登録されたクライアント端末の前記記憶手段の空きスペースに前記サーバーが管理するデータを記憶しておき、前記サーバーを介することなくクライアント端末同士で直接特定データの送受信が行われるときに、前記クライアント端末が前記管理データを呼び出し、該呼び出した管理データを前記特定データに添付して送受信するようにしたものである。これによれば、サーバー側ではクライアント端末の空いている記憶スペースを安いレンタル代等を支払って借り受けて広告データを管理することにより、自己側で用意する記憶装置の容量を減らすことができ、省スペース化とコストの低減が図れる。また、記憶装置を分散化することになるから、ユーザからのアクセスの集中を防ぐことができる。一方、クライアント側では、空いている記憶スペースをサーバーに貸して報酬を受け、その報酬を通信費に補填すると安価な費用で通信が可能になる。
本発明の広告配信システムは、ネットワーク接続手段と、ネットワークを介してデータを送受信可能なデータ送受信手段と、受信したデータを表示する画面を有する表示手段と、前記送受信される前記データを記憶しておく記憶手段とを有する複数のクライアント端末を備える広告配信システムにおいて、前記各クライアント端末の前記記憶手段に広告データと特定データを記憶しておくとともに、特定のクライアント端末より前記特定データの取得要求を受けたときには前記特定データに前記広告データを添付して前記特定のクライアント端末に送信し、前記広告データが添付された前記特定データの受信時には前記広告データを出力デバイスに出力し、かつ前記特定データを前記記憶媒体に記憶させる制御手段を備える構成を有している。この構成により、特定のデータを他のクライアント端末に送信するとき、その特定のデータに広告データを添付させて送信し、これを受信した他のクライアント端末では、その広告データを見ながら特定データを受けることになる。したがって、特定のデータに関連した広告データを添付するようにしておけば、より効果的な広告を行うことができる。一方、特定データを提供するクライアント側では、クライアント端末に組み込む広告データの報酬として広告主から広告料を受け取り、これを通信費等に補填することによりコストを下げることができるばかりでなく、利益を生み出すことも可能になる。これにより、より多くのクライアントがより多くのデータを公開することになり、利用選択の幅が広がり効果の発揮も著しく向上することとなる。また、記憶装置を分散化することになるから、ユーザからのアクセスの集中を防ぐことができる。
また、本発明の広告配信システムは、前記特定データと前記広告データの送受信を電子メールを通じて行う構成を有している。これによれば、より汎用化しつつあるファイル転送、電子メール、ストリーミングなどを通じてデータの送受信を行うので、簡単にデータの送受信が可能になる。また、広告配信システムは、前記特定データと前記広告データの供給側クライアント端末と、受領側クライアント端末との直接ファイル転送によって実現することも可能である。
また、本発明の広告配信システムは、前記ネットワークがオープンネットワークであり、前記オープンネットワーク上に、前記データ供給側クライアント端末内に格納されている前記特定データを前記クライアント端末アドレス情報と共に掲示する中央サーバーを設けた構成を有している。これによれば、インターネット等のオープンネットワークを使用するので、誰でも気軽に中央サーバーにアクセスして利用することができ、システムの拡大が期待できる。また、前記オープンネットワーク上に前記中央サーバーを設けないで、オープンネットワーク上に、データ供給側クライアント端末が、当該データ供給側クライアント端末内に格納されている前記特定データを自己の端末のアドレス情報と共に送付することも可能である。
また、本発明の広告配信システムは、前記データの送受信をサーバーが管理し、前記特定のクライアントからの要求に応じて前記データを送信した回数を前記サーバーがカウントして、そのカウントされたデータを前記広告データの広告主側に供給し、前記広告主は前記カウントデータに応じて広告料を前記データ提供側クライアントに支払うようにした構成を有している。これによれば、より多くのクライアントから特定データの要求があり、広告データを添付した特定データを多く配布すると、その配布した量に応じて広告主からの報酬が得られる。したがって、データを提供するクライアント側では、より良いデータを公開することなり、利用選択の幅が広がり効果の発揮もさらに著しく向上することとなる。また、記憶装置を分散化することになるから、ユーザからのアクセスの集中を防ぐことができる。この場合において、前記データの送受信をクライアントが管理し、前記特定のクライアントからの要求に応じて前記データを送信した回数を前記クライアントがカウントして、そのカウントされたデータを前記広告データの広告主側に供給し、前記広告主は前記カウントデータに応じて広告料を前記データ提供側クライアントに支払うようにすることも可能である。
本発明の媒体は、特定のクライアント端末より特定データの取得要求を受けたときには前記特定データに広告データを添付して特定のクライアント端末に送信する処理と、前記広告データが添付された前記特定データの受信時には前記広告データを出力デバイスに出力するとともに前記特定データを記憶手段に記憶する処理を前記クライアント端末に順次実行させるためのプログラムを含む構成としたものである。これによれば、その媒体を希望するクライアントに配布することにより、参加を希望するクライアントは上記広告配信システムへ簡単に参加することができることになる。また、記憶装置を分散化することになるから、ユーザからのアクセスの集中を防ぐことができる。
また、本発明の媒体は、前記プログラムが、前記データの送受信処理を前記クライアント端末の電子メールの送受信を用いて行う構成としたものである。これによれば、電子メールを使用しての広告配信システムの実現が可能になる。
上述のように、本発明によれば、サーバー側ではクライアント端末の空いている記憶スペースを安いレンタル代等を支払って借り受けて広告データを管理することにより、自己側で用意する記憶装置の容量を減らすことができるので、省スペース化とコストの低減が図れるという優れた効果を有する通信方法が実現できる。また、記憶装置を分散化することになるから、ユーザからのアクセスの集中を防ぐことができる。一方、クライアント側では、空いている記憶スペースをサーバーに貸して報酬を受け、その報酬を通信費に補填すると安価な費用で通信が可能になるという通信方法が実現できる。
また、特定のデータを他のクライアント端末に送信するとき、その特定のデータに広告データを添付させて送信し、これを受信した他のクライアント端末では、その広告データを見ながら特定データを受けることになるので、特定のデータに関連した広告の広告主を探し、関連した広告データを添付するようにしておけば、より効果的な広告を行うことができる。一方、特定データを提供するクライアント側では、クライアント端末に組み込む広告データの報酬として広告主から広告料を貰い、これを通信費等に補填することによりコストを下げることができるばかりでなく、利益を生み出すことも可能になる。これにより、より多くのクライアントがより多くのデータを公開することになるので、利用選択の幅が広がり、効果の発揮も著しく向上する広告配信システムが実現できる。
発明を実施するための最良の形態
(実施の形態1)
以下、本発明の第1の実施の形態について、図面を用いて説明する。図2は本発明の第1の実施の形態として示す広告配信システム構成図である。図2における広告配信システムは、オープンネットワークとして構築されているインターネット11上で展開する場合を一例としており、インターネット11上には中央サーバー12が存在する他、同じくサーバーとしてのインターネットサービスプロバイダー(以下「ISP」という)13を介して複数のクライアント端末14A,14B,・・・が接続されている。
クライアント端末14A,14B,・・・は、それぞれパーソナルコンピュータである。クライアント端末14Aを代表して説明すると、この第1の実施の形態に係るクライアント端末14Aは図3に示すような概略構成となっている。すなわち、CPUコア56と周辺のデバイスをコントロールするデバイス制御部57を含んだLSI51と、インターネット等のネットワークに接続するネットワーク接続手段の機能とネットワークを介してデータを送受信可能なデータ送受信手段の機能を持つ通信手段52と、受信したデータ等を出力するデータ出力手段53と、送受信されるデータを記憶しておくメモリである大容量ハードディスクやDVD(デジタルビデオディスク)等で構成された記憶装置16と、クライアント端末14Aの基本プログラムを格納しているプログラムメモリ58とを備えて成る。上記データ出力手段53は、映像を出力する表示部と、音声を出力するスピーカを有している。
中央サーバー12は、例えば上記「Napster」のようなもので、中央サーバー12が用意したプログラムを有する専用ソフト(記録媒体)をダウンロード等してクライアント端末14A,14B,・・・のプログラムメモリ58に組み込み、その専用のプログラムソフトを立ち上げると、中央サーバー12に自動的に接続される。その中央サーバー12には、クライアント端末が所有するデータ(以下、「特定データ」という)を公開する掲示板が用意されており、掲示板には「データ名」、「データサイズ」、「接続速度」、「所有しているユーザー名(クライアント端末アドレス情報)」、「共有(交換)条件」等が書き込まれて公開される。なお、共有条件には、交換以外に、無償・有償の譲渡等を含む場合もある。また、掲示板には、専用ソフトを持つクライアントであれば、誰でも書き込んだり、閲覧したりすることができるが、以下の説明では、その説明を簡単にするのに、クライアント端末14Aを持つクライアントが特定データを提供可として掲示板に登録し、クライアント端末14Bがクライアント端末14Aの特定データと交換を希望する場合について説明する。なお、図2中に示す符号(ST1)〜(ST8)は、その流れの順番を示しており、さらにクライアント端末14AはISP13Aに常時接続され、またクライアント端末14BはISP13Bに常時接続されている場合とする。
クライアント端末14Aが利用しているISP13Aは、データベース(DB)13aを有し、色々な広告主15と広告掲載契約を結んでおり(ST1)、またISP13Aは広告主15からの広告を配信しても良いというクライアント端末14Aに備えられている記憶装置16の空きスペースの一部をレンタルさせてもらい、そのレンタルを受けたスペースを広告データの保管場所として使用することができる。すなわち、レンタルするクライアント端末14Aの記憶装置16(以下、「レンタル記憶装置16」という)が決まると、ISP13Aは、広告主から広告を依頼されたデータ(以下、「広告データ」という)をそのレンタル記憶装置16の空きスペースに格納する。なお、そのISP13Aを利用している複数のクライアント端末のうち、クライアント端末14Aは、広告データを添付することに対して予め許可が得られている。そして、クライアント端末14Aがクライアント端末14Bからの要求に応じて特定データを送受信するとき、そのレンタル記憶装置16から特定データに対応した広告データを呼び出して、これを特定データに添付或いは結合して相手側のクライアント端末14Bに送信する。
なおここで、上記「特定のデータ」とは、音楽とか映像といった、いわゆるコンテンツデータを指す。専用ソフトを組み込んでいるクライアント端末14Bは、広告データが添付されたコンテンツデータを受信するとき、最初に広告データが受信されて開かれ、その広告データがクライアント端末14Bのデータ出力手段53に出力され、続いてコンテンツデータが受信される。その広告データの表示は、WWWブラウザを使用してホームページ上でデータをやり取りする場合は、WWWブラウザの画面上に行われ、電子メールソフトを使用した場合では、メール画面内に表示され、オーディオデータの場合はスピーカより出力する。したがって、本実施の形態では、広告データが添付されたコンテンツデータを受信するとき、クライアント端末14B側では、添付された広告データを必ず見たり聴いたりすることになり、しかも添付される広告データはコンテンツデータと無関係な広告ではなく、コンテンツデータに対応した広告である。よって、宣伝効果はより高められる。なお、コンテンツデータに対応した広告を選択する場合の方法としては、例えばコンテンツデータ内のキーワードを抽出し、そのキーワードに対応した広告データを選択する。またはコンテンツデータ(群)を共有するユーザ同士は、コミュニティを自動的に生成しているため、共有データや特定ユーザの嗜好情報を解析することでねらうターゲットのコミュニティに適する広告を選択することができる。なお、接続業者としてのISPと、広告仲介業者としてのISPとは同一人であっても別人であってもよい。
上記レンタル記憶装置16を有するクライアント端末14Aになる方法としては、まず、ISP13Aの広告募集を知ったクライアントは、そのクライアント端末14Aが保有する記憶装置16において広告配信に使用できるメモリの空きスペース(容量)をISP13Aに登録する(ST2)。ISP13Aでは、クライアント端末14Aのディレクトリと登録事項を審査し、条件が整っている場合は、クライアント端末14Aの身元情報を広告主15に提供する(ST3)。身元情報で広告主15から許可が出た場合は、ISP13Aがクライアント端末14Aのレンタル記憶装置16を使用する旨の通知をクライアントに行い、その後、ISP13Aがレンタル記憶装置16に広告データを格納する(ST4)。また、このシステムでは、データベース17aを有する決済機関17が予め用意され、ISP13Aと広告主15とクライアントとの間での広告配信に伴う報酬額の取り決めがなされ、これが決済機関17に登録情報として登録される(ST5)。決済機関17では、その取り決めに基づいて広告主15から広告料の支払いを受け(ST6)、レンタル記憶装置16を所有するクライアントにはレンタル料を支払い(ST7)、ISP13Aには広告配信料を支払う(ST8)。
したがって、本実施の形態のシステムでは、サーバー(ISP13A)側ではクライアント端末14Aの空いている記憶スペース(レンタル記憶装置16)をレンタル代等を支払って安く借り受け、広告データを管理することにより自己側で用意する記憶装置の容量を減らすことができ、省スペース化とコストの低減が図れる。一方、クライアント側では、空いている記憶スペースをサーバーに貸して報酬を受けることにより、その報酬を通信費に補填すると安価な費用で通信が可能になる。
以上は、クライアント端末14Aの記憶装置16の空きスペースをISP13Aが借り、そのレンタル記憶装置16に広告データを格納しておいて、必要なときにISP13A側で呼び出してコンテンツデータに添付する場合であるが、専用のプログラムソフトを組み込んでいるクライアント端末14A及び14Bでは、その専用のプログラムソフトにプログラムされている処理手順に従って次の実施例に述べるような処理も可能である。
(実施例)
専用のプログラムソフトを組み込んでいるクライアント端末14Aは、コンテンツデータを送信するとき、クライアント端末14A側で、レンタル記憶装置16に格納されている広告データをコンテンツデータに自動的に添付してクライアント端末14Bに送る設定とすること。一方、広告データが添付されたコンテンツデータを受けた、同じく専用のプログラムソフトを組み込んでいるクライアント端末14B側では、広告を見ながらコンテンツデータの受信を受けること。なお、レンタル装置16内に格納されている広告データは、予めISP13Aから送られて格納されているもので、定期的に書き換え等が行われる。
すなわち、クライアント端末14Bが中央サーバー12の掲示板を見てクライアント端末14Aのアドレス情報を知り、コンテンツデータの交換または譲渡を希望する旨をクライアント端末14Aに直接送る。すると、クライアント端末14Aとクライアント端末14Bとの間は、ISP13Bを介してコンテンツデータのやり取りが行われる。このとき、クライアント端末14A側のレンタル記憶装置16からコンテンツデータに関連した広告データが自動的に呼び出され、これがコンテンツデータに添付されてクライアント端末14Bに送信される。コンテンツデータと広告データを受けたクライアント端末14Bは、広告データを見ながらコンテンツデータの受信を受けることとなる。なお、上記の動作とは別に、クライアント端末14Aとクライアント端末14Bとの間で直接コンテンツデータのやり取りを行なってもよい。
したがって、この実施例の場合では、クライアント端末14Aがクライアント端末14Bにコンテンツデータを送付するとき、クライアント端末14A側に格納されているレンタル記憶装置16内の広告データをクライアント端末14A自体で添付して送付するようになっているので、ISP13Aの代わりにクライアント端末14Aが広告を配信したことになる。これにより、ISP13A側の処理を軽減させることができる。また、この場合の報酬としては、コンテンツデータを1通送信するとISP13A側へ通知し、そのカウントされたデータを広告データの掲載を依頼した広告主15側に決済機関17を介して通知し、レンタル料とは別に広告主15側にカウントデータに応じて、クライアント端末14Aに広告料を支払うというような形式で報酬料を支払う。このような報酬支払い形式を取った場合には、クライアント側では、より多くの広告収入を得るために、人気が得られそうな効果的なデータを積極的に公開するようになることが考えられる。これにより、公開される量及び質共に向上し、また利用選択の幅も広がり効果の発揮も著しく向上することとなる。
なお、上記実施の形態では、インターネット上で展開する場合について説明したが、インターネット上に限ることなくLAN(local area network)等でも同様にして適用できるものである。また、電子メールでデータの送受信を行う場合について説明したが、インターネットのホームページ上で、データの交換を行っても良いものである。さらに、クライアント端末14Aの記憶装置は、クライアント端末14Aとは別の場所に設置されていても差し支えないものである。
また、ネットワーク上に前記中央サーバー12を設けないで、ネットワーク上に、データ供給側クライアント端末14aが、当該データ供給側クライアント端末14a内に格納されている前記コンテンツデータを自己の端末のアドレス情報と共に送付することも可能である。
また、前記データの送受信をクライアント端末14a自らが管理し、他のクライアント端末(例えば14b)からの要求に応じて前記データを送信した回数を前記クライアントがカウントして、そのカウントされたデータを前記広告データの広告主またはISP13Aに送信し、広告主が前記カウントデータに応じて広告料を前記データ提供側クライアントに支払うようにすることも可能である。
(実施の形態2)
以下、本発明の第2の実施の形態について、図面を用いて説明する。この実施の形態においては、説明の都合上、クライアント端末14Aおよび14Bのうち、クライアント端末14AはISP13Aに接続され、このISP13Aから広告データの貸与を受けて他のクライアント端末へ配信することができる(いわゆる広告配信のブローカー業務ができる)端末であるものとする。また、クライアント端末14Bは、ISP13Bに接続され、クライアント端末14Aのようなブローカー業務ができる端末からコンテンツデータおよび広告データの配信を受ける端末であるものとする。もちろん、クライアント端末14Bもまた、ISP13Bへ広告の貸出要求をすることによりブローカー業務を行なうことは可能である。
図4は本発明の第2の実施の形態に係る広告配信システムで用いられるISP13Aの構成を示すブロック図である。図4において、ISP13Aは、クライアント端末14Aからの貸し出しの申し出を受け付ける貸出受付部21と、クライアント端末14Aからクライアント端末14Bへの広告データの送信の報告に対して後処理を行なう報告処理部22と、貸し出された広告データの状況を管理する貸出管理部23と、レンタルされる広告データを蓄積する広告データ格納部24と、インターネット11或いはクライアント端末14との間で通信動作を行なう通信部25と、広告データの貸与に伴う各種動作を制御する制御部26とを備えている。これらの機能部によって広告配信のための貸し出しの受け付けと、実際の広告配信による支払い処理を行なうようにしている。貸出受付部21は、クライアント端末14Aから広告の貸出要求を受け付けて登録を行なう。また、報告処理部22は、広告データの貸し出しを受けているクライアント端末14Aがそのコンテンツデータを他のクライアント端末14Bに送ったときに広告データを一緒に配信したことの報告を受けて報酬の支払いなどの処理を行なう。なお、クライアント端末14Bに接続されているISP13Bもまた同様な構成を有している。
図5は本発明の第2の実施の形態に係る広告配信システムで用いられるクライアント端末14Aの構成を示すブロック図である。図5において、クライアント端末14Aは、ISP13Aに対して自己のデータの記憶領域の一部を広告データの蓄積用に使用することの申し出処理を行なう貸出部27Aと、自己の各種データを格納するデータ蓄積部28Aと、送信部32Aおよび受信部33Aを有しISP13Aとの間における通信およびデータの送受信を行なう通信部31Aとを有している。データ蓄積部28Aは図3中における記憶装置16内に確保され、広告データを蓄積する第1の蓄積領域29Aと、コンテンツデータを蓄積する第2の蓄積領域30Aとを有する。通信部31Aは、このクライアント端末14Aをインターネット11などのネットワークに接続する接続機能を有し、また、送信部32Aは、自己のコンテンツデータや広告データを他のクライアント端末へ送信する機能を有し、また受信部33Aは、ISP13A或いは他のクライアント端末からのデータを受信する機能を有する。貸出部27Aは図3に示されたクライアント端末14Aのブロック内のCPUコア56にプログラムメモリ58から貸出処理プログラムを展開することによりソフトウェアの形で実現することもできる。
クライアント端末14Aはまた、貸し出された広告データの状況を管理する貸出管理部34Aと、他のクライアント端末との間におけるデータの送受信の状況を管理する送受信管理部35Aと、他のクライアント端末からのコンテンツデータの送付要求を受け付ける要求受付部36Aと、他のクライアント端末との間におけるデータ送受信に際して広告データを付けてよいか否かの交換条件を解析する交換条件解析部37Aと、広告データを付けてよい場合においてコンテンツデータと広告データとを合体させるマージデータ作成部38Aとを有している。
さらに、クライアント端末14Aは、受信したデータ等を出力するデータ出力部39Aと、広告データを他のクライアント端末から受信したときに、ISP13Aに対して広告データの受信報告を行なう受信報告部42Aと、クライアント端末14Aの基本プログラムを格納しているプログラムメモリ43Aと、クライアント端末14Aにおける各種送受信動作を制御する制御部44Aとを有している。データ出力部39Aは、図3に示されたデータ出力手段53と同様な機能を持ち、受信した広告データ或いはコンテンツデータを映像或いは音声の形で出力し得るよう、表示部40Aとスピーカ41Aとを有する。
なお、クライアント端末14Bもまたクライアント端末14Aと同様な構成を有している。したがって、以下の説明においては、クライアント端末14Bの各機能部を表す場合は、データ蓄積部28B、通信部31B、送信部32B、受信部33B・・・のように同一数字符号に−B−を付して表す。
かかる構成を有する第2の実施の形態について、その動作を説明する。
(広告データ貸出動作)
この動作は、ISP13Aとクライアント端末14Aとの間における広告データの貸出処理を行なう動作である。具体的には、クライアント端末14Aから、そのデータ蓄積の空き領域を広告データ格納用に提供する申し出があり、ISP13Aからクライアント端末14Aへ広告データを貸し出すまでの動作を表す。
図6は上記貸出処理動作を説明するフローチャートである。
この処理動作が開始されると、クライアント端末14Aの貸出部27AからISP13Aの貸出受付部21へ、自己の記憶装置(ハードディスク)16の所定の蓄積領域(第1の蓄積領域29Aとする)の貸出登録要求が送信される(ステップT1)。この貸出登録要求は通信ラインL1としてISP13Aの貸出受付部21へ到達する。貸出登録要求を受けた貸出受付部21ではクライアント端末14Aからの上記貸出登録要求を受け付けてクライアントの登録およびそのクライアントの第1の蓄積領域29Aの登録を行なう(ステップS1)。次に、貸出受付部21はクライアント端末14Aの蓄積領域1へ広告データを配信する(ステップS2)。また、貸出受付部21はクライアント端末14Aに対して、ISP13Aが管理する広告について広告データの借り受け者になったことの報酬として、貸出報酬金を支払う(ステップS3)。この報酬金はクライアント端末14Aのユーザが広告データの代理配信ブローカーになったこと、すなわちISP13Aから見れば一種の広告代理店になったことに対する報酬に相当するもので、現金支払いでもよいし、クーポン、或いはその他の形による何らかのインセンティブを与えてもよい。貸出受付部21から配信された広告データは通信ラインL2としてクライアント端末14Aの貸出部27Aへ到達する。広告データを受信したクライアント端末14Aの貸出部27Aは広告データを受信する(ステップT2)とともに、その広告データを自己の記憶装置16の第1の蓄積領域29Aに蓄積する(ステップT3)。なお、図6以下のフローチャートにおいては、広告データを「データ1」と表現している。以上の動作により広告データ貸出動作は完了し、クライアント端末14Aの第1の蓄積領城29Aにそのユーザが希望する広告データが格納される。
図7は、上記広告データ貸出処理動作中における広告データの貸出管理用のデータのフォーマットを示す。この貸出管理用のデータ47は各種のデータ項目が下記のように設定されている。
(1)端末アドレス:これは、配信元であるISP13Aのアドレスおよび貸出先であるクライアント端末14Aのアドレスなどが記述される。
(2)貸出領域:これは、クライアント端末14Aにおける第1の蓄積領域29Aを指し示すディレクトリデータから成る。
(3)貸出容量:これは、クライアント端末14Aにおける第1の蓄積領域29Aの容量(例えば10MBなど)を表示したものである。広告データが配信可能か否かの判断基準となる。
(4)貸出期限:これは、配信される広告データの貸出期限を表示したものである。貸出開始、貸出終了の期日などのデータが記述される。
(5)上書き可否、上書き可データ種別:これは、連続性のある広告データを配信するときに、新しく配信される広告データをそれ以前からある広告データに上書きしてよいか否かを示すデータである。ここで、連続性のある広告データには、或る広告についてストーリーが作られておりそのストーリーにしたがって1カ月ごとに広告が入れ替わる(更新される)ような広告の広告データが該当する。
(6)アクセス制限:これは、クライアント端末14Aから広告を受け取るユーザについての制限を規定したものである。この制限には、例えばユーザの年齢(子供向け、大人向けなど)、性別、ユーザ環境(パーソナルコンピュータ、携帯電話機、デジタル家電などの機種の違い)、ホップ数(クライアント端末14Aから何段まで下位のクライアント端末まで広告を配信してよいか)などが規定される。
(7)流通リージョン:これは、クライアント端末14Aによる広告の配信地域を規定している。例えば日本全体とか、関東或いは関西一帯などの地域が記述される。
(8)流通ターゲット:これは、クライアント端末14Aの側から積極的に広告を配信することが好ましいユーザを規定したものである。このターゲットは、例えばユーザの年齢(子供向け、大人向けなど)、性別、その他の分類項目にしたがってターゲットが組まれている。
(9)配信元情報:これは、広告を送った配信元の内容を明示したデータであり、アドレスや氏名、或いは該当する広告が確かに送られたか否かなどのデータが含まれる。また、広告主の認証データも含まれる。
(10)配信ポリシー:これは、配信側からの広告データの扱い要求の種類、程度を明示したデータである。例えばその広告データは受信側において表示されるのみでよい、とか蓄積するだけでよいとか、蓄積してから非同期表示してもらいたいとかを示すデータが含まれる。
(11)受信ポリシー:これは、受信側の状況に応じた配信可能性に関するデータである。例えば受信の目的、配信元、配信地域、ターゲット、好みなどで分類することにより、該当する受信者が広告の配信を受けられるようにしている。
(12)配信データのメタデータ:これは、広告データのID、コンテンツ記述、利用条件などのデータが含まれる。
広告データ貸出動作を行なうときは、上記のような貸出管理用のデータが作成され、広告データと一緒にクライアント端末14Aに送信される。
(データ配信動作)
この動作は、クライアント端末14Aとクライアント端末14Bの間におけるコンテンツデータおよび広告データの配信処理動作である。図8は上記データ配信動作を説明するフローチャートである。
この処理動作が開始されるよりも前にクライアント端末14Aにおいては、そのユーザが自分で収集し、或いは編集した音楽や映像など各種のコンテンツが準備される。そのコンテンツデータは図9のフローチャートに示すようにデータ蓄積部28Aの第2の蓄積領域30Aに蓄積される(ステップTA01)。なお、図8以下のフローチャートにおいては、コンテンツデータを「データ2」と表現している。
ここで、データ配信の処理動作が開始されると、クライアント端末14Bの受信部26Bからクライアント端末14Aの送信部32Aへ、コンテンツデータの配信要求が送信される(ステップTB1)。このときクライアント端末14Bからは、上記コンテンツデータの配信要求ともに自己の属性情報が送信されてもよい。属性情報にはクライアント端末14Bの機種、機能、設定条件(メモリ容量、広告データの受信可能、または不可能)、現在の広告データの受信・蓄積状況などに加え、そのユーザの年齢、性別、趣味、嗜好などの情報が含まれる。この貸出登録要求は通信ラインL1としてISP13Aの貸出受付部21へ到達する。
送信部32Aはコンテンツデータの配信要求を受信し(ステップTA1)、受信したコンテンツデータの配信要求を基にコンテンツデータに広告データを付け加えることが可能か否かの交換条件をチェックする(ステップTA2)。そして上記交換条件のチェックの結果交換可能であれば、送信部32Aはコンテンツデータに広告データをマージ(一体化)し(ステップTA3)、このマージデータをクライアント端末14Bの受信部26Bへ送信する(ステップTA4)。マージの具体的な方法について、ファイル転送ならZIPによるアーカイブ、電子メールならMIMEによるマルチパート化、ストリーミングならマルチストリームなどがある。他方、上記ステップTA2において交換条件のチェックの結果交換不可能であれば、送信部32Aはコンテンツデータに広告データをマージすることなく、コンテンツデータのみをクライアント端末14Bの受信部26Bへ送信し(ステップTA5)、一連のデータ配信動作(クライアント端末14Aにとってはデータ送信動作)を終了する。上記マージデータ或いはコンテンツデータは通信ラインL4としてクライアント端末14Bの受信部26Bへ到達する。
クライアント端末14Bでは受信部26Bが上記マージデータ或いはコンテンツデータを受信し(ステップTB2)、自己の記憶装置16の第2の蓄積領域30Aへコンテンツデータを蓄積する(ステップTB3)。次に受信部26Bは、受信したデータから広告データを蓄積してよいか否かの交換条件をチェックする(ステップTB4)。そして上記交換条件のチェックの結果、蓄積してよい場合は、受信部26Bは自己の記憶装置16の第1の蓄積領域29Aへ広告データを蓄積する(ステップTB5)。次に受信部26BはISP13Aへ、クライアント端末14Aから広告データを受信したことを報告し(ステップTB5)、一連のデータ配信動作(クライアント端末14Bにとってはデータ受信動作)を終了する。
図10は、上記データ配信動作で用いられる送受信管理用のデータのフォーマットを示す。この送受信管理用のデータ48と図7に示された貸出管理用のデータ47とは、後者の「貸出領域」が前者の「蓄積領域」、後者の「貸出容量」が前者の「蓄積容量」、後者の「貸出期限」が前者の「蓄積期限」となっているように、表現上の違いはあるが、実質的にほぼ同じデータ構造を有している。なお、送受信管理用のデータ48の中の「蓄積データID」は、クライアント端末14Bにすでに蓄積されている広告データのIDを表示するデータである。これはクライアント端末14Aからクライアント端末14Bへ、同じ広告データが重複して送信されないようにするための表示データである。
(報告動作)
この動作は、クライアント端末14BからISP13Aに対して行なわれる、広告データをクライアント端末14Aから受信した旨の報告をする動作を表す。
図11は上記報告動作を説明するフローチャートである。
この処理動作は上記データ配信動作と連続して実行される。上記クライアント端末14Bの受信部26BからISP13Aへ、クライアント端末14Aから広告データを受信したことを報告すると(ステップTB6)、報告データは通信ラインL5としてISP13Aの報告処理部22へ到達する。報告処理部22は報告データを受信すると(ステップS11)、クライアント端末14Aに対して、ISP13Aが管理する広告について広告データをクライアント端末14Bへ配信したことの報酬として、配信報酬金を支払う(ステップS12)。次いで報告処理部22は、クライアント端末14Bに対しても、ISP13Aが管理する広告について広告データを受信し視聴したことの報酬として、受信報酬金を支払う(ステップS13)。これらの報酬金は、現金支払いでもよいし、クーポン、或いはその他の形による何らかのインセンティブを与えてもよい。
図12は、上記報告動作で用いられる報告管理用のデータのフォーマットを示す。この報告管理用のデータ49は図10に示された送受信管理用のデータ48と実質的に同じデータ構造を有している。なお、報告管理用のデータ49の中の「告知履歴」は、クライアント端末14Bにおいて広告データを表示した回数や、自己機が接続されている送信端末の数を表示するためのデータである。
以上のような動作により、広告データをコンテンツデータに付加して配信することにより、インターネットなどの通信網を利用してコンテンツの送受信を行なうユーザ間で広告が一緒に配信されて行き、商品やサービスの告知が行なわれるようになり、商業的に大きなメリットを享受することができる。
本発明は、図面に示す好ましい実施の形態に基づいて説明されてきたが、当業者であれば、本発明の思想を逸脱することなく容易に各種の変更、改変し得ることは明らかである。本発明はそのような変更例も含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来から知られる通信システムの一例を示す説明図
【図2】
本発明の第1の実施の形態として示す広告配信システム構成図
【図3】
本発明の第1の実施の形態におけるクライアント端末の構成説明図
【図4】
本発明の第2の実施の形態に係る広告配信システムで用いられるISPの構成を示すブロック図
【図5】
本発明の第2の実施の形態に係る広告配信システムで用いられるクライアント端末の構成を示すブロック図
【図6】
本発明の第2の実施の形態における広告データ貸出処理動作を説明するフローチャート
【図7】
本発明の第2の実施の形態における広告データ貸出処理動作中における広告データの貸出管理用のデータのフォーマットを示す図
【図8】
本発明の第2の実施の形態におけるデータ配信処理動作を説明するフローチャート
【図9】
本発明の第2の実施の形態におけるコンテンツデータの蓄積処理動作を説明するフローチャート
【図10】
本発明の第2の実施の形態におけるデータ配信処理動作において用いられるデータ配信管理用のデータのフォーマットを示す図
【図11】
本発明の第2の実施の形態における報告処理動作を説明するフローチャート
【図12】
本発明の第2の実施の形態における報告処理動作において用いられる報告管理用のデータのフォーマットを示す図
Claims (18)
- ネットワーク接続手段と、ネットワークを介してデータを送受信可能なデータ送受信手段と、受信したデータを出力する出力手段と、前記送受信される前記データを記憶しておく記憶手段とを有する複数のクライアント端末と、該クライアント端末の前記ネットワークへの接続を管理するサーバーを備える通信方法において、
前記登録されたクライアント端末の前記記憶手段の空きスペースに前記サーバーが管理するデータを記憶しておき、
前記サーバーを介することなくクライアント端末同士で直接特定データの送受信が行われるときに、前記クライアント端末が前記管理データを呼び出し、該呼び出した管理データを前記特定データに添付して送受信するようにしたことを特徴とする通信方法。 - ネットワーク接続手段と、ネットワークを介してデータを送受信可能なデータ送受信手段と、受信したデータを出力する出力手段と、前記送受信される前記データを記憶しておく記憶手段とを有する複数のクライアント端末を備える広告配信システムにおいて、
前記各クライアント端末の前記記憶手段に広告データと特定データを記憶しておくとともに、
特定のクライアント端末より前記特定データの取得要求を受けたときには前記特定データに前記広告データを添付して前記特定のクライアント端末に送信し、前記広告データが添付された前記特定データの受信時には前記広告データを出力デバイスに出力し、かつ前記特定データを前記記憶手段に記憶させる制御手段を備えることを特徴とする広告配信システム。 - 前記特定データは音楽、映像などのコンテンツデータであることを特徴とする請求項2記載の広告配信システム。
- 前記特定データに加え、前記広告データをも前記記憶手段に記憶させる制御手段を備えることを特徴とする請求項2記載の広告配信システム。
- 前記特定データと前記広告データの送受信を電子メールを通じて行うようにしたことを特徴とする請求項2記載の広告配信システム。
- 前記ネットワークがオープンネットワークであり、前記オープンネットワーク上に、前記データ供給側クライアント端末内に格納されている前記特定データを前記クライアント端末のアドレス情報と共に掲示する中央サーバーを設けたことを特徴とする請求項2記載の広告配信システム。
- 前記ネットワークがオープンネットワークであり、前記オープンネットワーク上に、データ供給側クライアント端末が、当該データ供給側クライアント端末内に格納されている前記特定データを自己の端末のアドレス情報と共に送付することを特徴とする請求項2記載の広告配信システム。
- 前記データの送受信をサーバーが管理し、前記特定のクライアントからの要求に応じて前記データを送信した回数を前記サーバーがカウントして、そのカウントされたデータを前記広告データの広告主側に供給し、前記広告主は前記カウントデータに応じて広告料を前記データ提供側クライアントに支払うようにしたことを特徴とする請求項2記載の広告配信システム。
- 前記データの送受信をクライアントが管理し、前記特定のクライアントからの要求に応じて前記データを送信した回数を前記クライアントがカウントして、そのカウントされたデータを前記広告データの広告主側に供給し、前記広告主は前記カウントデータに応じて広告料を前記データ提供側クライアントに支払うようにしたことを特徴とする請求項2記載の広告配信システム。
- 特定のクライアント端末より特定データの取得要求を受けたときには前記特定データに広告データを添付して特定のクライアント端末に送信する処理と、前記広告データが添付された前記特定データの受信時には前記広告データを出力デバイスへ出力するとともに前記特定データを記憶手段に記憶する処理を前記クライアント端末に順次実行させるためのプログラムを含む媒体。
- 広告データは、当該広告データが添付された前記特定データの再生または使用時にも、或いは非同期に出力デバイスへ出力されるように設定してあることを特徴とする請求項10記載の媒体。
- 前記プログラムが、前記データの送受信処理を前記クライアント端末の電子メールの送受信を用いて行うように設定してある請求項10記載の媒体。
- ネットワーク接続手段と、ネットワークを介してデータを送受信可能なデータ送受信手段と、受信したデータを表示する表示手段と、前記送受信される前記データを記憶しておく記憶手段とを有する複数のクライアント端末と、該クライアント端末の前記ネットワークへの接続を管理するサーバーを備える通信方法において、
前記登録されたクライアント端末の前記記憶手段の空きスペースに前記サーバーが管理するデータを記憶しておき、
前記サーバーを介して特定データの送受信が行われるときに、前記サーバーが前記クライアント端末の記憶手段に格納された広告データを呼び出し、該呼び出した広告データを前記特定データに添付して送受信するようにしたことを特徴とする通信方法。 - ネットワーク接続手段と、ネットワークを介してコンテンツデータを送受信可能なデータ送受信手段と、受信したコンテンツデータを出力するデータ出力手段と、送受信される前記コンテンツデータを蓄積しておくデータ蓄積手段とを有し、また、
広告データを有するサーバに対して、前記データ蓄積手段の空きスペースに広告データを格納するべく要求を発する貸出手段と、
コンテンツデータを配信するに際して、当該コンテンツデータに前記広告データを付加するマージデータ作成手段と、
広告データの貸し出しおよびコンテンツデータの送受信をコントロールする制御手段とを備え、
前記データ蓄積手段の空きスペースに広告データを格納しておき、
前記コンテンツデータの送受信が行われるときに、制御手段がデータ蓄積手段に格納された広告データを呼び出し、前記マージデータ作成手段が当該呼び出した広告データをコンテンツデータに付加して送信するようにしたことを特徴とするデータ送受信装置。 - 交換条件解析手段をさらに備え、前記制御手段は、コンテンツデータの送信要求を受けたとき、要求発信元のクライアント端末が広告データを有しているか否かを解析することを特徴とする請求項14記載のデータ送受信装置。
- 受信報告手段をさらに備え、前記受信報告手段は、コンテンツデータとともに広告データを受信したとき、当該広告データを受信したことをサーバに対して報告することを特徴とする請求項14記載のデータ送受信装置。
- ネットワーク接続手段と、ネットワークを介してコンテンツデータを受信可能なデータ受信手段と、受信したコンテンツデータを表示する表示手段と、受信される前記コンテンツデータを蓄積しておくデータ蓄積手段と、受信報告手段と、データの受信動作をコントロールする制御手段とを備え、
制御手段は、前記コンテンツデータを受信したときに、広告データが含まれていた場合は、前記報告手段に広告データのサーバに対して広告データを受信したことを報告させることを特徴とするデータ受信装置。 - 前記データ蓄積手段はコンテンツデータの蓄積領域に加えて広告データの蓄積領域を有し、前記コンテンツデータを受信したときに、広告データが含まれていた場合は、前記広告データ蓄積領域に広告データを蓄積することを特徴とする請求項17記載のデータ受信装置。
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