JP4846522B2 - 広告管理システムおよび広告管理システム用制御プログラム - Google Patents

広告管理システムおよび広告管理システム用制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、成功報酬型の広告を管理するための広告管理システム、およびその広告管理システムに用いるコンピュータプログラムに関する。
インターネットという媒体を用いて、広告データを配信したり、広告閲覧の効果を検証したりする技術は、既に多数提供されている。代表的なパターンを、図13を用いて説明する。
図13に示すのは、インターネットにおける広告依頼主、広告配信管理者、媒体提供者および媒体閲覧者の関係を示したものである。
広告依頼主Aは、広告配信管理者Bに広告の内容を含んだ広告ファイルを送信する。広告配信管理者Bは、前記広告ファイルが不特定多数の人に閲覧される可能性のある媒体提供者を複数抱えており、それら媒体提供者C1,D1,E1に広告ファイルを送信する。このとき、媒体提供者C1に送信するのは広告ファイル(C)、媒体提供者D1に送信するのは広告ファイル(D)、媒体提供者E1に送信するのは広告ファイル(E)というように、それぞれ区別している。
媒体提供者C1が管理するWebサイトにて前記広告ファイルを掲載したところ、媒体閲覧者C2が当該Webサイトにアクセスし、前記広告ファイルを再生して閲覧したとする。すると、前記広告ファイルが再生されたので広告を成し遂げたとして、媒体提供者C1に広告ファイルが再生された旨のカウントデータが、広告配信管理者Bのコンピュータに送信される。
同様に、媒体提供者E1が管理するWebサイトにおいて前記広告ファイルを掲載したところ、媒体閲覧者E2が当該Webサイトにアクセスし、前記広告ファイルを再生して閲覧したとする。すると、前記広告ファイルが再生されたので広告を成し遂げたとして、媒体提供者E1に広告ファイルが再生された旨のカウントデータが、広告配信管理者Bのコンピュータに送信される。この媒体提供者E1および前述の媒体提供者C1に対しては、カウントデータに応じた成功報酬が、広告配信管理者Bから支払われる。もちろん、その成功報酬の原資は、広告依頼主Aに対する広告配信管理者Bへの報酬の一部で賄われる。
一方、媒体提供者D1が管理するWebサイトにおいて前記広告ファイルを掲載したところ、媒体閲覧者D4はそのまま再生して閲覧したものの、媒体閲覧者D2が当該Webサイトにアクセスして前記広告ファイルをダウンロードし、それを自らのWebサイトに掲載したとする。そして、媒体閲覧者D2のWebサイトにアクセスした媒体閲覧者D3が閲覧した上でダウンロードし、更に自らのWebサイトに掲載したとする。その媒体閲覧者D3のWebサイトにアクセスした媒体閲覧者D5,D6が前記広告ファイルを再生して閲覧する。このようにして、前記広告ファイルは広まっていく。
なお、先行特許文献につき、『インターネット×閲覧×カウント』にて、特許公報93件を検索した。その検索一覧表の発明の名称等から、特許文献1および特許文献2を抽出し、検討したが、本願発明に類似するものではなかった。
特開2002―15205号公報 特開2004−157827号公報
さて、図14は、前述の成功報酬が支払われる根拠となる再生カウントデータの収集(トラッキング)の概念を示す図である。図中の斜字体の数字は手順を示す。
広告配信管理者Bに係る広告配信サーバは、広告依頼主Aから送信された広告ファイルを保存するとともに(0)、媒体提供者に対する当該広告ファイル(D)の送信を担っている。
媒体提供者D1のWebサイトにアクセスした媒体閲覧者D2’が、当該Webサイトの広告ファイル(D)の閲覧を要求すると(1)、媒体提供者D1のWebサイト管理サーバは広告配信サーバに対して広告ファイルを要求する。広告配信サーバは、媒体提供者D1の管理サーバに対して広告ファイル(D)を送信し(2)、媒体閲覧者D2’は広告ファイルを閲覧することができる(3)。
そして、その広告ファイル(D)に埋め込まれたトラッキングプログラムは、再生カウントデータを広告配信サーバに送信する(4)。そして、その広告配信サーバは、トラッキングサーバにてその再生カウントデータを保存する(5)。この再生カウントデータが、媒体提供者D1の成功報酬となっている。
しかしながら、前述したように、媒体提供者D1のWebサイトにアクセスした媒体閲覧者D2が広告ファイル(D)をダウンロードするためにアクセスし、広告配信サーバに対して広告ファイルを要求することがある(6)。この場合、広告配信サーバは広告ファイルを媒体閲覧者D2に送信するので(7)、媒体閲覧者D2は自らのWebサーバにその広告ファイルを保存し、自らのWebサイトに掲載することができる。当該Webサイトにアクセスした媒体閲覧者D4が、当該Webサイトの広告ファイルを閲覧した場合には(8)、トラッキングプログラムは存在しないため、再生カウントデータを収集することはない。
媒体提供者D1とすれば、媒体閲覧者D2および媒体閲覧者D4も、媒体閲覧者D2’と同様に、成功報酬を要求できそうなものである。媒体閲覧者D2や、その媒体閲覧者D2が広告ファイルをダウンロードすることによって広告ファイルを閲覧した媒体閲覧者D4も、元を正せば媒体提供者D1のWebサイトの集客力に起因しているからである。
広告配信管理者B、ひいては広告依頼主Aとしても、媒体提供者D1のWebサイトの集客力に基づいて、媒体閲覧者D2および媒体閲覧者D4が広告を閲覧することをなしえたのであり、成功報酬を支払うことに不合理は小さい。
本発明が解決すべき課題は、広告ファイルをダウンロードして閲覧させる形式の広告方式において、広告ファイル閲覧の要因となった媒体提供者に対する適切な成功報酬を支払うシステムを提供することを目的とする。
請求項1から請求項4に記載の発明の目的は、広告ファイル閲覧の要因となった媒体を提供する者に対する適切な成功報酬を支払うための広告管理システムを提供することである。
請求項5から請求項7に記載の発明の目的は、広告ファイル閲覧の要因となった媒体を提供する者に対する適切な成功報酬を支払うためのコンピュータプログラムを提供することである。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、広告ファイルを送信可能な広告配信用サーバと、当該広告ファイルが閲覧された場合にその閲覧に関するカウント数を管理可能なトラッキングサーバとを備えてなる広告管理システムを提供する。
前記広告配信用サーバは、前記広告ファイルを閲覧可能な状態とする媒体提供者用サーバに対して、当該媒体提供者用サーバへのアクセスにおいて閲覧要求があった旨を受信する広告ファイル閲覧要求受信手段と、 その広告ファイル閲覧要求受信手段が閲覧要求を受信した場合に前記広告ファイルを配信する広告ファイル配信手段とを備え、 その広告ファイル配信手段が配信する広告ファイルには、前記媒体提供者用サーバを識別するための識別データと、その識別データに係る前記媒体提供者用サーバを介して前記広告ファイルが媒体閲覧者用端末装置にて再生された旨の閲覧カウントデータを送信させるための閲覧カウント用ファイルと、を含む。
前記トラッキングサーバには、前記閲覧カウントデータを受信する閲覧カウントデータ受信手段と、その閲覧カウントデータ受信手段が受信した閲覧カウントデータを保存する閲覧カウントデータ保存手段とを備えたことを特徴とする。
(用語説明)
「広告配信用サーバ」とは、広告管理システムにおけるサーバの一つであり、主に広告ファイルを配信するための広告配信機能を備えている。広告依頼主から依頼された広告をもとに、識別データ及び閲覧カウントデータを埋め込んだ広告ファイルが作成されると、媒体提供者である媒体提供者用サーバに対して広告を配信する。
「トラッキングサーバ」とは、広告管理システムにおけるサーバの一つであり、広告ファイルに埋め込まれた識別データ及び閲覧カウントデータを特定して保存する機能や解析機能を備えたサーバである。
「媒体提供者用サーバ」とは、広告配信用サーバから広告ファイルをダウンロードし、閲覧を希望する媒体閲覧者用端末装置に対して広告ファイルを提供するサーバである。広告ファイルは、サーバ上で閲覧する形態と、ローカルエリア(媒体閲覧者用端末装置内)にダウンロードしてから閲覧する形態がある。通常、広告依頼主の商品・サービスに適切かつ効果的な媒体であるか否かを所定の審査をもって判断し、適切であれば広告ファイルを配信可能なサーバとして登録される。
「媒体閲覧者用端末装置」とは、エンドユーザが所有するパーソナルコンピュータなどが該当する。媒体閲覧者用端末装置は、インターネットを介して媒体提供者用サーバが提供するWEBサイト(ホームページやブログ)にアクセスし、広告ファイルを閲覧する。
「識別データ」とは、媒体提供者用サーバに割り当てられた固有IDのことである。これは登録時に割り当てられるもので、『abc-media』というユーザIDで登録した場合には、『ref=abc-media』などと割り当てておき、媒体提供者用サーバ毎の識別に使用している。
「閲覧カウントデータ」とは、媒体提供者用サーバに係るWEBサイトを介して媒体閲覧者用端末装置が広告ファイルを閲覧した回数が記録されたデータである。通常は、この閲覧カウントデータ数に応じて媒体提供者用サーバに報酬が支払われる。
(作用)
媒体閲覧者用端末装置が媒体提供者用サーバに係るWEBサイトにアクセスし、広告ファイルの閲覧を要求する。
媒体提供者用サーバは、広告配信用サーバにアクセスして広告ファイルの配信要求を実行する。広告配信用サーバは、広告ファイルの配信要求を受信すると、配信要求をしてきた媒体提供者用サーバに関連付けられた広告ファイルを配信する。媒体提供者用サーバが、広告配信用サーバから配信された広告ファイルを受信すると、媒体閲覧者用端末装置60はその広告ファイルの閲覧が可能となる。
媒体閲覧者用端末装置によって広告ファイルが閲覧されると、その広告ファイルに埋め込まれた識別データと閲覧カウント用ファイルがトラッキングサーバに対して、 広告ファイルが閲覧された旨の閲覧信号を送信する。トラッキングサーバは、識別データと閲覧カウント用ファイルを受信するとともに、その識別データと閲覧カウント用ファイルをトラッキングサーバ内に記憶する。
広告ファイルに識別データ及び閲覧カウント用ファイルを予め埋め込んでいるため、媒体提供者用サーバを介して媒体閲覧者用端末装置に閲覧された広告ファイルの有効カウント数を把握することができる。
これまでの技術では、媒体提供者用サーバのWebサイトの集客力によって閲覧された広告ファイルであっても、媒体提供者用サーバ経由によるものなのか否か識別できなかったのでカウントされなかった。しかし本請求項に記載の発明では、識別データと閲覧カウント用ファイルをトラッキングサーバが受信することで、媒体提供者用サーバとは別の媒体閲覧者用端末装置を介して閲覧された広告ファイルに対しても、広告ファイルが閲覧されたことを正常にカウントすることができる。したがって、広告ファイル閲覧の要因となった媒体提供者用サーバの特定ができるとともに、媒体提供者用サーバに対して、広告効果に対する貢献に応じた成功報酬を支払うことが可能となる。
(請求項2)
請求項2の発明は、請求項1記載の広告管理システムを限定したものである。
すなわち、前記広告配信用サーバと前記トラッキングサーバとは、物理的に別体のコンピュータによって構成されていることを特徴とする。
(作用)
広告配信用サーバとトラッキングサーバは物理的に別のコンピュータとして構成されている。このように構成すると、閲覧カウントデータなどのように報酬支払いにおいてきわめて重要なデータを分別管理することができる。これにより、広告管理システム全体の安全性が向上する。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の広告管理システムを限定したものである。
すなわち、前記広告ファイル配信手段が配信する広告ファイルには、前記媒体提供者用サーバに対してアクセスした媒体閲覧者用端末装置から、前記広告ファイルのダウンロード要求があった場合に、前記媒体提供者用サーバから当該広告ファイルを前記媒体閲覧者用端末装置へ直接送信する旨の配信先データを指示した配信先データ用ファイルを含む。
前記広告配信用サーバには、前記配信先データ用ファイルから作成される配信先データを受信する配信先データ受信手段と、 その配信先データ受信手段が受信した配信先データに対応する前記媒体閲覧者用端末装置に対して広告ファイルをダウンロードさせる広告ファイルダウンロード手段とを備える。 その広告ファイルダウンロード手段が送信する広告ファイルには、前記媒体提供者用サーバを識別するための識別データと、前記媒体閲覧者用端末装置を介して前記広告ファイルが第二媒体閲覧者用端末装置にて再生された旨のダウンロード閲覧カウントデータを送信させるためのダウンロード閲覧カウント用ファイルとを含み、 前記トラッキングサーバには、ダウンロード閲覧カウントデータを受信するダウンロード閲覧カウントデータ受信手段と、そのダウンロード閲覧カウントデータ受信手段が受信した閲覧カウントデータを保存する閲覧カウントデータ保存手段とを備えたことを特徴とする。
(用語説明)
「ダウンロード閲覧カウントデータ」とは、媒体提供者用サーバのメディアを介して媒体閲覧者用端末装置が広告ファイルをダウンロードし、そのダウンロードした広告ファイルを他の媒体閲覧者用端末装置が閲覧した回数を記録したデータのことである。ダウンロード閲覧カウントデータ数に応じて支払われる報酬は、媒体提供者用サーバに対して行われる。
(作用)
請求項3の発明によれば、媒体閲覧者用端末装置に広告ファイルのダウンロードを許可し、この媒体閲覧者用端末装置を介して他の媒体閲覧者が広告ファイルを閲覧した場合でも、媒体提供者用サーバに対して成功報酬を与えるスキームとしている。
媒体閲覧者用端末装置が媒体提供者用サーバに係るWEBサイトにアクセスし、広告ファイルのダウンロードを要求する。 媒体提供者用サーバは、広告配信用サーバにアクセスして広告ファイルを、媒体閲覧者用端末装置に直接配信する旨の配信先データファイルを送信する。
広告配信用サーバは、その配信先データファイルを受信すると、配信先データをもとに媒体閲覧者用端末装置に広告ファイルを配信する。媒体閲覧者用端末装置は、その広告ファイルをダウンロードする。
媒体閲覧者用端末装置は、ダウンロードした広告ファイルを自らのWebサイト(ブログやホームページなど)にアップロードして紹介し、他の媒体閲覧者(第二媒体閲覧者用端末装置)のアクセスを広告ファイルの閲覧へと促す。
媒体閲覧者用端末装置や他の媒体閲覧者によって広告ファイルが閲覧されると、広告ファイルに埋め込まれた識別データ及びダウンロード閲覧カウントデータを用いて特定し、トラッキングサーバに対して広告ファイルが閲覧された旨を送信する。トラッキングサーバは、識別データとダウンロード閲覧カウントデータを受信するとともに、その識別データとダウンロード閲覧カウントデータを記憶する。
すなわち、広告ファイルを閲覧してもらうことによって成功報酬を受領する権利の持たない媒体閲覧者用端末装置が、広告ファイルを第二媒体閲覧者用端末装置などの他の媒体閲覧者に広告ファイルが閲覧された場合、媒体提供者用サーバによる貢献及び宣伝効果によるものと判断し、媒体提供者用サーバの成功報酬としてのカウントがなされる。
換言すれば、これまでの技術では、媒体提供者用サーバのWebサイトの集客力によって閲覧された広告ファイルであっても、媒体提供者用サーバ経由によるものなのか否か識別できなかったのでカウントされなかった。しかし、本請求項に記載の発明では、識別データと閲覧カウント用ファイルをトラッキングサーバが受信することで、媒体提供者用サーバとは別の媒体閲覧者用端末装置を介して閲覧された広告ファイルに対しても、広告ファイルが閲覧されたことを正常にカウントすることができる。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の広告管理システムを限定したものである。
すなわち、前記トラッキングサーバは、前記閲覧カウントデータおよびダウンロード閲覧カウントデータを用いて報酬額を算出する報酬額算出手段を備え、その報酬額算出手段は、前記閲覧カウントデータのみから算出された従来報酬額を、前記報酬額との比較表示が可能であるように算出することを特徴とする。
(作用)
報酬額算出手段は、前記閲覧カウントデータのみから算出された従来報酬額を、前記報酬額との比較表示が可能であるように算出し、算出結果は、媒体提供者の要求に応じて、あるいは要求が無くても、媒体提供者に係るコンピュータに対して出力する。媒体提供者は、閲覧カウントデータによる報酬額と、ダウンロード閲覧カウントデータによる報酬額とを比較することができる。
媒体提供者のコンピュータから直接閲覧した場合の従来の報酬額よりも、本願発明に係るダウンロード閲覧カウントデータによる報酬額のほうが高くなるので、媒体提供者の満足度が高まる。その結果、媒体提供者は、広告ファイルをより多くのユーザに広めるために、WEBサイトのアクセスアップや集客性の高い優れたメディア構築に力を入れるようになる。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、広告ファイルを配信可能な広告配信用サーバと、当該広告ファイルが閲覧された場合にその閲覧に関するカウント数を管理可能なトラッキングサーバとを制御する制御プログラムを提供する。
そのプログラムは、前記広告配信用サーバが広告ファイルを閲覧可能な状態とした媒体提供者用サーバに対して、当該媒体提供者用サーバへのアクセスにおいて閲覧要求があった旨を受信する広告ファイル閲覧要求受信手順と、その広告ファイル閲覧要求受信手順が閲覧要求を受信した場合に、前記媒体提供者用サーバを識別するための識別データとその識別データに係る前記媒体提供者用サーバを介して前記広告ファイルが媒体閲覧者用端末装置にて再生された旨の閲覧カウントデータとを含んだ閲覧カウント用ファイルを前記広告ファイルに含めて前記媒体提供者用サーバに配信する広告ファイル配信手順と、前記媒体閲覧者用端末装置が広告ファイルの再生をした際に送信された閲覧カウントデータを、前記トラッキングサーバに受信させる閲覧カウントデータ受信手順と、その閲覧カウントデータ受信手順が受信した閲覧カウントデータを、前記トラッキングサーバに保存させる閲覧カウントデータ保存手順とを備えた制御プログラムである。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、請求項5に記載の制御プログラムを限定したものである。
すなわち、前記広告ファイル配信手順が送信する広告ファイルには、前記媒体提供者用サーバに対してアクセスした媒体閲覧者用端末装置から、前記広告ファイルのダウンロード要求があった場合に、前記媒体提供者用サーバから当該広告ファイルを前記媒体閲覧者用端末装置へ直接送信する旨の配信先データを指示した配信先データ用ファイルを含まれるとともに、その配信先データ用ファイルから作成された配信先データを、前記広告配信用サーバに受信させる配信先データ受信手順と、その配信先データ受信手順が受信した配信先データに対応する前記媒体閲覧者用端末装置に対し、前記媒体提供者用サーバを識別するための識別データと、前記媒体閲覧者用端末装置を介して前記広告ファイルが第二媒体閲覧者用端末装置にて再生された旨のダウンロード閲覧カウントデータを送信させるためのダウンロード閲覧カウント用ファイルが含まれた広告ファイルをダウンロードさせる広告ファイルダウンロード手順と、前記ダウンロード閲覧カウントデータを、前記トラッキングサーバに受信させるダウンロード閲覧カウントデータ受信手順と、そのダウンロード閲覧カウントデータ受信手順が受信した閲覧カウントデータを、前記トラッキングサーバに保存させる閲覧カウントデータ保存手順とを備えた制御プログラムである。
(請求項7)
請求項7記載の発明は、請求項6に記載の制御プログラムを限定したものである。
すなわち、前記閲覧カウントデータおよびダウンロード閲覧カウントデータを用いて報酬額を前記トラッキングサーバに算出させる報酬額算出手順を備えるとともに、その報酬額算出手順は、前記閲覧カウントデータのみから算出された従来報酬額を、前記報酬額との比較表示が可能であるように算出することを特徴とする制御プログラムである。
請求項5から請求項7に記載の制御プログラムを、記録媒体へ記憶させて提供することもできる。ここで、「記録媒体」とは、それ自身では空間を占有し得ないプログラムを担持することができる媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−R、MO(光磁気ディスク)、DVD−R、フラッシュメモリなどである。また、この発明に係るプログラムを格納したコンピュータから、通信回線を通じて他の端末装置へ伝送することも可能である。
なお、請求項2に記載したように、広告配信用サーバとトラッキングサーバとが物理的に別体である場合には、各サーバに同一の制御プログラムをそれぞれインストールして制御させる必要がある。
請求項1から請求項4記載の発明によれば、広告ファイル閲覧の要因となった媒体を提供する者に対する適切な成功報酬を支払うための広告管理システムを提供することができた。
請求項5から請求項7記載の発明によれば、広告ファイル閲覧の要因となった媒体を提供する者に対する適切な成功報酬を支払うための制御プログラムを提供することができた。
本発明の実施の形態について、図面を参照させながら説明する。ここで使用する図面は、図1から図12である。図1及び図2は、本発明の全体構成を示した概念図であり、図3は、広告管理用サーバのハードウェア構成を示したブロック図であり、図4は、原本図面を電子図面データ化するための処理を示したフローチャートであり、図5から図8は、採用図面を決定するための処理を模式的に示した概略図であり、図8は、本発明の第二実施形態の処理を示したフローチャートである。
(全体構成)
図1及び図2に示すように、広告依頼主Aは、広告管理システムを管理する広告配信管理者Bに対して広告依頼を行うと、広告配信管理者Bは、予め登録された複数の媒体提供者(C1、D1、E1)から依頼された広告ジャンルに適したブログやホームページを所有するWebサイトを探し出す。ここで広告配信管理者Bから依頼される媒体提供者は、例えば、車両メーカーの広告主の広告であれば、『新車性能レビューサイト』などのセグメントが一致し、かつアクセス数が多い影響力のあるWEBサイトを所有していることが前提となる。これは、広告料金を支払う広告依頼主の保護および広告の費用対効果を最大限に向上させるためである。したがって、セグメントの異なる媒体提供者や影響力の小さい媒体提供者には広告依頼は行わないものとする。
なお、広告ファイルは、ムービーファイル(動画ファイル)として形成されている。つまり、ブログなどのメディア上でムービーファイルを配信し、興味のある人に閲覧してもらうことで宣伝効果を高めていく手法である。
広告報酬については、媒体提供者D1のWEBサイトから媒体閲覧者D2に係る媒体閲覧者端末装置60がインターネットを介して接続して広告ファイルを閲覧することで、媒体提供者は報酬を得ることになる。また、媒体閲覧者D2が広告ファイルをダウンロードし、その媒体閲覧者D1のメディアにアクセスした媒体閲覧者D3や媒体閲覧者D5などが閲覧した場合でも、媒体提供者Dの報酬としてカウントされる。
(広告管理用サーバ)
この広告管理システムは、広告管理用サーバ10、トラッキングサーバ20から構成されている。
図3は、広告管理用サーバ10のハードウェア構成を示すブロック図である。広告管理用サーバ10は、広告管理システム1におけるサーバの一つであり、主に広告ファイルを配信するための広告配信機能を備えている。広告依頼主から依頼された広告をもとに、識別データ、閲覧カウントデータ及びダウンロード閲覧カウントデータを埋め込んだ広告ファイルを作成し、媒体提供者である媒体提供者用サーバ40に対して広告を配信する。
ハードウェア構成としては、広告管理用サーバ10の全体の制御を行うとともに、各種演算処理を行うCPU11、各種データを書き込む際に、それらのデータを一時的に展開するRAM12、オペレーティングシステム、アプリケーションソフトおよび各種データが記憶される記憶部13、マウスやキーボード等の入力部14、モニタなどの表示部15、インターネットやイントラネットなどの電気通信回線に接続可能な通信部16、各種データをプリンタ等に出力可能な出力部17および各種データの入出力部である入出力ポート18を備えて構成されている。
(トラッキングサーバ)
図4は、トラッキングサーバ20のハードウェア構成を示すブロック図である。トラッキングサーバ20は、広告管理システムにおけるサーバの一つであり、広告ファイルに埋め込まれた識別データ及び閲覧カウントデータを特定して保存する機能や解析機能を備えたサーバである。ハードウェア構成は、前述した広告管理用サーバ10と基本的には同様であり、CPU21、RAM22、記憶部23、入力部24、表示部25、通信部26、出力部27および入出力ポート28を備えて構成されている。相違点としては、媒体閲覧者端末装置60が広告ファイルを閲覧した際に送信される識別データ、閲覧カウントデータ及びダウンロード閲覧カウントデータを記憶部23に記憶する点が異なる。
なお、「識別データ」とは、媒体提供者用サーバ40に割り当てられた固有IDのことである。これは登録時に割り当てられるもので、『abc-media』というユーザIDで登録した場合には、『ref=abc-media』などと割り当てておく。通常、複数の媒体提供者用サーバが存在するので、媒体提供者用サーバ毎の識別に使用される。
また、「閲覧カウントデータ」とは、媒体提供者用サーバ40に係るメディアを介して媒体閲覧者用端末装置60が広告ファイルを閲覧した回数を記録するデータである。通常は、この閲覧カウントデータ数に応じて媒体提供者用サーバ40に報酬が支払われる。
このトラッキングサーバ20は、広告管理用サーバ10とは物理的に別のコンピュータによって構成されている。このように構成すると、識別データ及び閲覧カウントデータなどの報酬支払いにきわめて重要なデータを分別管理することができる。これにより、広告管理システム全体の可容性が向上する。
(媒体提供者用サーバ)
図5は、媒体提供者用サーバ40のハードウェア構成を示すブロック図である。媒体提供者用サーバ40は、広告配信用サーバ10から広告ファイルをダウンロードし、閲覧を希望する媒体閲覧者用端末装置60に対して広告ファイルを提供するサーバである。広告ファイルは、サーバ上で閲覧する形態と、ローカル内(媒体閲覧者用端末装置内)にダウンロードしてから閲覧する形態がある。通常、広告依頼主の商品・サービスに適切かつ効果的な媒体であるか否かを所定の審査をもって判断し、適切であれば広告ファイルを配信可能なサーバとして登録される。
ハードウェア構成としては、CPU41、RAM42、記憶部43、入力部44、表示部45、通信部46、出力部47および入出力ポート48を備えたサーバコンピュータである。媒体提供者用サーバ40は、記憶部43にWEBサイトのXMLファイルやHTMLファイル及び画像ファイルなどが記憶されており、これらのデータによってブログやホームページなどの各種メディアが構築されている。
(媒体閲覧者端末装置)
図6は、媒体閲覧者端末装置60のハードウェア構成を示すブロック図である。媒体閲覧者端末装置60は、CPU61、RAM62、記憶部63、入力部64、表示部65、通信部66、出力部67および入出力ポート68を備えたいわゆるパーソナルコンピュータである。媒体閲覧者端末装置60は、インターネットを介して媒体提供者用サーバ40に係るWEBサイトにアクセスし、広告ファイルを閲覧する。
図7は、広告管理システムの概念図であり、図8は、広告管理システムのフローチャートである。
まず、媒体閲覧者端末装置60は、インターネットを介して媒体提供者用サーバ40のWEBサイトにアクセスし、広告ファイル閲覧要求を実行する(S101)。
媒体提供者用サーバ40は、広告配信用サーバ10にアクセスして広告ファイルの配信要求を実行する(S102)。広告配信用サーバ10は、広告ファイルの配信要求を受信すると(S103)、配信要求をしてきた媒体提供者用サーバ40専用の広告ファイルを配信する(S104)。この広告ファイルには、媒体提供者用サーバ40を特定する識別データと、閲覧カウントデータを送信するための閲覧カウントファイルが含まれている。媒体提供者用サーバ40は、広告配信用サーバ10から配信された広告ファイルを受信すると(S105)、媒体閲覧者用端末装置60はその広告ファイルの閲覧が可能となる。
媒体閲覧者用端末装置60によって広告ファイルが閲覧されると(S106)、その広告ファイルに埋め込まれた識別データと閲覧カウント用ファイルがトラッキングサーバ20に対して、広告ファイルが閲覧された旨の閲覧信号を送信する(S107)。トラッキングサーバ20は、識別データと閲覧カウント用ファイルを受信するとともに(S108)、その識別データと閲覧カウント用ファイルを記憶部23に記憶する(S109)。
広告ファイルに識別データ及び閲覧カウント用ファイルを予め埋め込んでいるため、媒体提供者用サーバを介して媒体閲覧者用端末装置に閲覧された広告ファイルの有効カウント数を把握することができる。これまでの技術では、媒体提供者用サーバのWebサイトの集客力によって閲覧された広告ファイルであっても、媒体提供者用サーバ経由によるものなのか否か識別できなかったのでカウントされなかった。しかしここに示す技術では、識別データと閲覧カウント用ファイルをトラッキングサーバが受信することで、媒体提供者用サーバとは別の媒体閲覧者用端末装置を介して閲覧された広告ファイルに対しても、広告ファイルが閲覧されたことを正常にカウントすることができる。したがって、広告ファイル閲覧の要因となった媒体提供者用サーバの特定ができるとともに、媒体提供者用サーバに対して広告効果に対する貢献に応じた成功報酬を支払うことが可能となる。
(第二実施形態)
図9及び図10は、本発明の第二実施形態に係る広告管理システムの概念図であり、図11は、第二実施形態における広告管理システムのフローチャートである。
第二実施形態の広告管理システムは、広告ファイルに識別データ、閲覧カウントデータのほか、ダウンロード閲覧カウントデータを新たに埋め込んでいる。この「ダウンロード閲覧カウントデータ」とは、媒体提供者用サーバ40のWEBサイトを介して媒体閲覧者用端末装置60が広告ファイルをダウンロードし、そのダウンロードした広告ファイルを第二媒体閲覧者用端末装置80などの他の媒体閲覧者用端末装置が閲覧したデータのことである。ダウンロード閲覧カウントデータ数に応じて支払われる報酬は、媒体提供者用サーバ40に対して行われる。
媒体閲覧者端末装置60は、インターネットを介して媒体提供者用サーバ40のWEBサイトにアクセスし、広告ファイルのダウンロード要求を実行する(S201)。
媒体提供者用サーバ40は、広告配信用サーバ10にアクセスして広告ファイルの配信先データ用ファイルを送信する(S202)。配信先データファイルとは、媒体提供者用サーバ40から広告ファイルを媒体閲覧者用端末装置60へ直接送信する旨の配信先データを広告配信用サーバ10に指示したデータのことである。
広告配信用サーバ10は、広告ファイルの配信先データファイルを受信すると(S303)、その配信先データをもとに媒体閲覧者用端末装置60に広告ファイルを配信する(S304)。媒体閲覧者用端末装置60は、その広告ファイルをダウンロードする(S305)。
媒体閲覧者用端末装置60は、自らに係るWEBサイトにダウンロードした広告ファイルをアップロードして紹介し、他の媒体閲覧者(第二媒体閲覧者用端末装置80)のアクセスから広告ファイルの閲覧を促す。
また、媒体閲覧者用端末装置60に対して、第二媒体閲覧者用端末装置80がアクセスし、広告ファイルの閲覧要求がされると(S306)、広告ファイルに埋め込まれた識別データ及びダウンロード閲覧カウントデータを用いて媒体提供者用サーバ40及び第二媒体閲覧者用端末装置80を特定し、トラッキングサーバ20に対して広告ファイルが閲覧された旨を送信する(S307)。トラッキングサーバ20は、識別データとダウンロード閲覧カウントデータを受信するとともに(S308)、その識別データとダウンロード閲覧カウントデータを記憶部23に記憶する(S309)。
広告ファイルを閲覧してもらうことによって成功報酬を受領する権利の持たない、媒体閲覧者用端末装置60が、広告ファイルを第二媒体閲覧者用端末装置80などの他の媒体閲覧者に広告ファイルが閲覧された場合、媒体提供者用サーバ40による貢献及び宣伝効果として成功報酬のカウントがなされる。
図12は、従来方式の成功報酬と新方式の成功報酬を比較した図である。トラッキングサーバ20は、閲覧カウントデータおよびダウンロード閲覧カウントデータを用いて報酬額を算出する報酬額算出手段を備えるとともに、その報酬額算出手段は、閲覧カウントデータのみから算出された従来報酬額を、報酬額との比較表示が可能なように算出したものである。
つまり、閲覧カウントデータによる報酬額と、ダウンロード閲覧カウントデータによる報酬額とを比較することができる。閲覧カウントデータのみのカウント数は241、報酬額が602円であるのに対し、ダウンロード閲覧カウントデータのカウントは、3215、報酬額は、16075円となっている。この図からも明らかなように、ダウンロード閲覧カウントデータのほうが圧倒的な成果となっているのがわかる。
すなわち、閲覧カウントデータのみから算出された従来報酬額を、報酬額との比較表示が可能であるように算出し、算出結果は、媒体提供者の要求に応じて、あるいは要求が無くても、媒体提供者に係るコンピュータに対して出力する。媒体提供者は、閲覧カウントデータによる報酬額と、ダウンロード閲覧カウントデータによる報酬額とを比較することができる。媒体提供者サーバ40から直接閲覧した場合の従来の報酬額よりも、ダウンロード閲覧カウントデータによる報酬額のほうが高くなるので、媒体提供者サーバ40の満足度が高まる。
反射的な効果として、媒体提供者サーバ40は、広告ファイルをより多くのユーザに広めるために、WEBサイトのアクセスアップや集客性の高い優れたメディア構築に力を入れるようになる。
なお、ダウンロード閲覧カウントデータは、ダウンロード数については考慮されずに広告ファイルの閲覧数によって初めてカウントされる仕組みとなっている。これは、カウント数の対象が広告ファイルであるため、多くのユーザに閲覧されて初めて効果が期待できるものである。単にダウンロード数に応じて広告依頼主に課金してしまうと、無駄な広告費用を掛けてしまうことにも成りかねないからである。
本願発明は、アフィリエイト・サービス・プロバイダ、広告代理店業、広告配信に関するデータサービス業、広告配信に関するコンサルティング業などの業界において利用可能性がある。
本発明の全体構成を示した概念図である。 本発明の全体構成を示した概念図である。 広告管理用サーバのハードウェア構成を示したブロック図。 トラッキングサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 媒体提供者用サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 媒体閲覧者端末装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 広告管理システムの概念図である。 広告管理システムのフローチャートである。 第二実施形態に係る広告管理システムの概念図である。 第二実施形態に係る広告管理システムの概念図である。 第二実施形態における広告管理システムのフローチャートである。 従来方式の成功報酬と新方式の成功報酬を比較した図である。 従来技術の説明をした図である。 従来技術の説明をした図である。
符号の説明
1 広告管理システム
10 広告管理用サーバ
11、21,41,61 CPU
12、22,42,62 RAM
13、23,43,63 記憶部
14、24,44,64 入力部
15、25,45,65 表示部
16、26,46,66 通信部
17、27,47,67 出力部
18、28,48,68 入出力ポート
20 トラッキングサーバ
40 媒体提供者用サーバ
60 媒体閲覧者端末装置
80 第二媒体閲覧者端末装置

Claims (5)

  1. 広告ファイルを送信可能な広告配信用サーバと、当該広告ファイルが閲覧された場合にその閲覧に関するカウント数を管理可能なトラッキングサーバとを備えた広告管理システムであって、
    前記広告配信用サーバは、前記広告ファイルを閲覧可能な状態とする媒体提供者用サーバに対して、当該媒体提供者用サーバへのアクセスにおいて閲覧要求があった旨を受信する広告ファイル閲覧要求受信手段と、
    その広告ファイル閲覧要求受信手段が閲覧要求を受信した場合に前記広告ファイルを配信する広告ファイル配信手段とを備え、
    その広告ファイル配信手段が配信する広告ファイルには、前記媒体提供者用サーバを識別するための識別データと、その識別データに係る前記媒体提供者用サーバを介して前記広告ファイルが媒体閲覧者用端末装置にて再生された旨の閲覧カウントデータを送信させるための閲覧カウント用ファイルとを含み、
    前記トラッキングサーバは、前記閲覧カウントデータを受信する閲覧カウントデータ受信手段と、その閲覧カウントデータ受信手段が受信した閲覧カウントデータを保存する閲覧カウントデータ保存手段とを備えるとともに、
    前記広告ファイル配信手段が送信する広告ファイルには、前記媒体提供者用サーバに対してアクセスした媒体閲覧者用端末装置から、前記広告ファイルのダウンロード要求があった場合に、前記媒体提供者用サーバから当該広告ファイルを前記媒体閲覧者用端末装置へ直接送信する旨の配信先データを指示した配信先データ用ファイルを含み、
    前記広告配信用サーバには、前記配信先データ用ファイルから作成される配信先データを受信する配信先データ受信手段と、
    その配信先データ受信手段が受信した配信先データに対応する前記媒体閲覧者用端末装置に対して広告ファイルをダウンロードさせる広告ファイルダウンロード手段とを備え、
    その広告ファイルダウンロード手段が送信する広告ファイルには、前記媒体提供者用サーバを識別するための識別データと、前記媒体閲覧者用端末装置を介して前記広告ファイルが第二媒体閲覧者用端末装置にて再生された旨のダウンロード閲覧カウントデータを送信させるためのダウンロード閲覧カウント用ファイルとを含み、
    前記トラッキングサーバには、ダウンロード閲覧カウントデータを受信するダウンロード閲覧カウントデータ受信手段と、そのダウンロード閲覧カウントデータ受信手段が受信した閲覧カウントデータを保存する閲覧カウントデータ保存手段とを備えたことを特徴とする広告管理システム。
  2. 前記広告配信用サーバと前記トラッキングサーバとは、物理的に別体のコンピュータによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の広告管理システム。
  3. 前記トラッキングサーバは、前記閲覧カウントデータおよびダウンロード閲覧カウントデータを用いて報酬額を算出する報酬額算出手段を備えるとともに、
    その報酬額算出手段は、前記閲覧カウントデータのみから算出された従来報酬額を、前記報酬額との比較表示が可能であるように算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の広告管理システム。
  4. 広告ファイルを配信可能な広告配信用サーバと、当該広告ファイルが閲覧された場合にその閲覧に関するカウント数を管理可能なトラッキングサーバとを制御する制御プログラムであって、
    そのプログラムは、前記広告配信用サーバが広告ファイルを閲覧可能な状態とした媒体提供者用サーバに対して、当該媒体提供者用サーバへのアクセスにおいて閲覧要求があった旨を受信する広告ファイル閲覧要求受信手順と、
    その広告ファイル閲覧要求受信手順が閲覧要求を受信した場合に、前記媒体提供者用サーバを識別するための識別データと、その識別データに係る前記媒体提供者用サーバを介して前記広告ファイルが媒体閲覧者用端末装置にて再生された旨の閲覧カウントデータとを含んだ閲覧カウント用ファイルを、前記広告ファイルに含めて前記媒体提供者用サーバに配信する広告ファイル配信手順と、
    前記媒体閲覧者用端末装置が広告ファイルの再生をした際に送信された閲覧カウントデータを、前記トラッキングサーバに受信させる閲覧カウントデータ受信手順と、
    その閲覧カウントデータ受信手順が受信した閲覧カウントデータを、前記トラッキングサーバに保存させる閲覧カウントデータ保存手順とを備えるとともに、
    前記広告ファイル配信手順が送信する広告ファイルには、前記媒体提供者用サーバに対してアクセスした媒体閲覧者用端末装置から、前記広告ファイルのダウンロード要求があった場合に、前記媒体提供者用サーバから当該広告ファイルを前記媒体閲覧者用端末装置へ直接送信する旨の配信先データを指示した配信先データ用ファイルを含まれるとともに、その配信先データ用ファイルから作成された配信先データを、前記広告配信用サーバに受信させる配信先データ受信手順と、
    その配信先データ受信手順が受信した配信先データに対応する前記媒体閲覧者用端末装置に対し、前記媒体提供者用サーバを識別するための識別データと、前記媒体閲覧者用端末装置を介して前記広告ファイルが第二媒体閲覧者用端末装置にて再生された旨のダウンロード閲覧カウントデータとを送信させるためのダウンロード閲覧カウント用ファイルが含まれた広告ファイルをダウンロードさせる広告ファイルダウンロード手順と、
    前記ダウンロード閲覧カウントデータを、前記トラッキングサーバに受信させるダウンロード閲覧カウントデータ受信手順と、
    そのダウンロード閲覧カウントデータ受信手順が受信した閲覧カウントデータを、前記トラッキングサーバに保存させる閲覧カウントデータ保存手順とを備えたことを特徴とする制御プログラム。
  5. 前記閲覧カウントデータおよびダウンロード閲覧カウントデータを用いて報酬額を前記トラッキングサーバに算出させる報酬額算出手順を備えるとともに、
    その報酬額算出手順は、前記閲覧カウントデータのみから算出された従来報酬額を、前記報酬額との比較表示が可能であるように算出することを特徴とする請求項に記載の制御プログラム。
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