JP2002083212A - 広告配信装置および方法、広告配信システム、記録媒体 - Google Patents

広告配信装置および方法、広告配信システム、記録媒体

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JP2002083212A
JP2002083212A JP2000271940A JP2000271940A JP2002083212A JP 2002083212 A JP2002083212 A JP 2002083212A JP 2000271940 A JP2000271940 A JP 2000271940A JP 2000271940 A JP2000271940 A JP 2000271940A JP 2002083212 A JP2002083212 A JP 2002083212A
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JP2000271940A
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Hiroshi Okamoto
啓 岡本
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Sumisho Computer Systems Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェブページにアクセスしているユーザに確
実に見てもらうことが可能な、バナー広告に代わる画期
的な広告を配信する仕組みを提供する。 【解決手段】 ユーザ端末3から広告配信装置1に入力
されるURLに基づいてコンテンツ情報(ウェブペー
ジ)を配信している途中で、配信管理部16が広告配信
用のURLの入力を自動実行して広告情報の配信を行う
ようにすることにより、テレビ番組の放送中に流すテレ
ビCMと同様のイメージで、ウェブページの閲覧途中に
広告の配信を行うことができるようにして、配信された
広告をユーザに確実に見てもらえるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は広告配信装置および
方法、広告配信システム、記録媒体に関し、特に、イン
ターネット等のネットワーク上で電子的な広告を配信す
る手法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、商品あるいはサービス等の販売促
進を行うための手段として、広告という手段が広く用い
られてきた。広告の手法としては、店頭や路上などで配
布されるチラシ、新聞や雑誌などの折り込み広告、テレ
ビやラジオなどのマスメディアを用いた宣伝、特定のユ
ーザにターゲットを絞って行うダイレクトメールなどが
多く用いられてきた。
【0003】これに対して、最近では、コンピュータの
広範な普及、ネットワーク技術の進展などを背景とし
て、インターネット上に開設したウェブページを利用し
て様々な広告が行われるようになってきている。その多
くは、ウェブページの一部に長方形の広告を横断幕のよ
うに表示するバナー広告が用いられている。このバナー
広告は、広告主自身が開設するウェブページのURL
(Uniform Resource Locator)にリンクしてあり、バナ
ー広告をマウスでクリックすれば広告内容の詳しい情報
が得られるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、バナー広告は、
ウェブページの一部、しかもページの端付近に掲載され
る。一方、ウェブページを参照しているユーザは、自分
にとって興味があるメインのコンテンツに注目している
のが通常である。そのため、ウェブページにアクセスし
ているユーザが相当の注意をもって見ない限り、バナー
広告がユーザに注目されるケースは少なく、ましてやバ
ナー広告のクリックによって広告主のウェブページにア
クセスされるケースは更に少なかった。
【0005】また、バナー広告は、ウェブページの一部
にGIF(Graphics Interchange Format)形式等の静
止画像を埋め込むことによって形成される。この場合、
ウェブページ中でメインとなるコンテンツの表示領域を
できるだけ大きく確保するために、バナー広告の静止画
像領域は比較的狭くとられることが多い。しかも、同じ
広告領域内で複数の静止画像を切り替えて表示すること
は可能であるが、その動きには制限があった。
【0006】したがって、バナー広告はその表示内容に
制約を受け、広告主が望むような広告をバナー広告で実
現するのは非常に困難であった。なお、ユーザがバナー
広告をクリックすれば、自動的に広告主のウェブページ
にアクセスされるので、そのページ中で広告主の望む広
告をある程度は実現することが可能である。しかしなが
ら、必ずしも全てのユーザがバナー広告をクリックする
とは限らず、広告主のウェブページにアクセスしてもら
えないケースは非常に多くあった。
【0007】以上のことから、広告主が費用をかけてバ
ナー広告を出しているにもかかわらず、宣伝効果が思っ
たように上がらないという問題があった。また、バナー
広告をウェブページ上に掲載するためには、対象とする
ウェブページをバナー広告を埋め込むように作り込まな
ければならない。そのため、広告主がウェブページ上に
バナー広告を載せたいと思うときは、それぞれのウェブ
ページ管理者に一々依頼してページを作り直す必要があ
り、広告主およびページ管理者の双方に非常に大きな作
業負担がかかるという問題もあった。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、ウェブページにアクセスしてい
るユーザに確実に見てもらうことが可能な、バナー広告
に代わる画期的な広告を配信する仕組みを提供すること
を目的としている。また、本発明は、ウェブページを一
々作り直すことなく広告を配信することができるように
することで、広告配信に伴う作業負担を軽減できるよう
にすることをも目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、ユーザ端末とネットワークを介して接続されている
ときに上記ユーザ端末に電子的な広告を配信する広告配
信装置であって、第1のリソース情報により管理される
コンテンツ情報を記憶する第1の記憶手段と、第2のリ
ソース情報により管理される広告情報を記憶する第2の
記憶手段と、上記ユーザ端末から入力される上記第1の
リソース情報に基づき上記コンテンツ情報を配信してい
る際に、上記第2のリソース情報の入力を自動実行して
上記広告情報の配信を行う配信管理手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0010】本発明の他の態様では、計時動作を行う計
時手段を備え、上記配信管理手段は、上記第2のリソー
ス情報の入力を上記計時手段により計時される時間に応
じて行うことを特徴とする。
【0011】本発明のその他の態様では、上記広告情報
の配信スケジュール情報を記憶する第3の記憶手段を備
え、上記配信管理手段は、上記計時手段により計時され
る時間が上記配信スケジュール情報に規定された時間に
なったときに上記第2のリソース情報の入力を行うこと
を特徴とする。
【0012】本発明のその他の態様では、上記コンテン
ツ情報と上記広告情報とを上記ユーザ端末の同じ表示ウ
ィンドウ上で切り替えて表示するように制御することを
特徴とする。本発明のその他の態様では、上記コンテン
ツ情報と上記広告情報とを上記ユーザ端末の異なる表示
ウィンドウ上に表示するように制御することを特徴とす
る。
【0013】本発明のその他の態様では、上記第2の記
憶手段は複数の広告情報を記憶してあり、上記配信管理
手段は、上記コンテンツ情報の内容に基づいて上記コン
テンツ情報との関連性の大きい広告情報を選択的に配信
することを特徴とする。
【0014】本発明のその他の態様では、上記第2の記
憶手段に記憶されている上記複数の広告情報に関するメ
タデータを記憶する第4の記憶手段と、上記第4の記憶
手段に記憶されているメタデータと上記コンテンツ情報
内に含まれるテキスト情報とに基づいて検索処理を行
い、上記テキスト情報との一致度が大きいメタデータに
対応する広告情報を選択的に抽出する検索手段とを備え
たことを特徴とする。
【0015】本発明のその他の態様では、ネットワーク
に接続されたユーザ端末に電子的な広告を配信する広告
配信装置であって、広告情報を記憶する広告情報記憶手
段と、上記広告情報記憶手段に記憶されている複数の広
告情報に関するメタデータを記憶するメタデータ記憶手
段と、上記メタデータ記憶手段に記憶されているメタデ
ータと上記広告情報以外のコンテンツ情報内に含まれる
テキスト情報とに基づいて、上記テキスト情報との一致
度が大きいメタデータを検索し、検索されたメタデータ
に対応する広告情報を選択的に配信する配信管理手段と
を備えたことを特徴とする。
【0016】また、本発明の広告配信システムは、ユー
ザ端末とネットワークを介して接続されているときに、
上記ユーザ端末から入力される第1のリソース情報に基
づきコンテンツ情報を配信するとともに、上記コンテン
ツ情報を配信している途中で第2のリソース情報の入力
を自動実行して広告情報の配信を行う情報配信手段を備
えた情報配信サーバと、上記ユーザ端末のユーザに対し
て上記ネットワークへの接続料金の課金処理を行う課金
サーバとを備えた広告配信システムであって、上記広告
情報の配信実績を管理する配信実績管理手段と、上記配
信実績管理手段により管理されている上記広告情報の配
信実績に応じて上記ネットワークへの接続料金を計算す
る料金計算手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】本発明の他の態様では、上記広告情報の配
信実績は、上記広告情報の配信回数または配信時間であ
ることを特徴とする。
【0018】また、本発明の広告配信方法は、ユーザ端
末と広告配信装置とがネットワークを介して接続されて
いるときに上記広告配信装置から上記ユーザ端末に電子
的な広告を配信する広告配信方法であって、上記ユーザ
端末から上記広告配信装置に入力される第1のリソース
情報に基づいて上記広告配信装置から上記ユーザ端末に
コンテンツ情報を配信している途中で、上記広告配信装
置が第2のリソース情報の入力を自動実行して広告情報
の配信を行い、上記広告情報の配信終了後に再び上記第
1のリソース情報に基づき上記コンテンツ情報の配信を
行うようにしたことを特徴とする。
【0019】本発明の他の態様では、上記第2のリソー
ス情報の入力を計時手段により計時される時間に応じて
行うことを特徴とする。本発明のその他の態様では、上
記ユーザ端末において上記コンテンツ情報の表示ウィン
ドウとは異なる別の表示ウィンドウを立ち上げて上記広
告情報を表示するようにしたことを特徴とする。
【0020】本発明のその他の態様では、上記ユーザ端
末に配信されたコンテンツ情報の内容とあらかじめ用意
された複数の広告情報との関連性を調べ、関連性が大き
い広告情報を上記複数の広告情報の中から選択的に抽出
して配信するようにしたことを特徴とする。
【0021】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、請求項1〜10の何れか1項に記載の各
手段としてコンピュータを機能させるためのプログラ
ム、あるいは、請求項11〜14の何れか1項に記載の
広告配信方法の処理手順をコンピュータに実行させるた
めのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0022】本発明は上記技術手段より成るので、ユー
ザの意思に基づきそれまで行われていたコンテンツ情報
の配信途中で、広告情報の配信がユーザの意思に関わら
ず自動的に行われ、ユーザ端末の表示ウィンドウ上で広
告情報がコンテンツ情報と切り替わって表示され、ある
いはコンテンツ情報の表示ウィンドウとは異なる別ウィ
ンドウが立ち上げられて広告情報が表示されることとな
る。これにより、テレビ番組の放送中に流すテレビCM
と同様のイメージでユーザ端末上に広告が流されること
となり、配信された広告がユーザの目に必ずとまるよう
になる。
【0023】また、配信する広告情報は、従来のバナー
広告と異なり、広告内容、表示の動き、表示サイズなど
に制約を受けることがなく、配信する広告自体に広告主
が望む情報を洩れなく含ませることが可能である。ま
た、コンテンツ情報と広告情報は別々に作成されて別々
に保存されており、これらの別々のコンテンツ情報と広
告情報とが異なるリソース情報に従って表示されるの
で、従来のバナー広告のようにコンテンツ情報内に広告
情報を埋め込むなどのページ作成作業は一切不要とな
る。
【0024】本発明の他の特徴によれば、あらかじめ用
意された複数の広告情報の中から、ユーザの意思に基づ
き配信されたコンテンツ情報の内容と関連性が大きい広
告情報が選択的に抽出されて配信されることとなるの
で、よりユーザの意思に合った広告情報、すなわち、よ
りユーザの嗜好に合った広告情報を配信することが可能
となる。
【0025】本発明のその他の特徴によれば、ユーザ端
末に対する広告情報の配信実績に応じてネットワーク接
続料金が計算されることとなるので、配信実績が上がる
につれてネットワーク接続料金を減額あるいは無料にす
ることなどが可能となり、より多く広告情報の配信を受
けようとする意思をユーザに持たせることが可能とな
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0027】(第1の実施形態)図1は、第1の実施形
態による広告配信装置の構成を示す機能ブロック図であ
る。図1に示すように、本実施形態の広告配信装置1
は、インターネット等のネットワーク2に接続可能に構
成され、ネットワーク2に接続された複数のユーザ端末
3に対して以下に述べる広告を配信する。
【0028】広告配信装置1の内部構成において、ウェ
ブサーバ11は、ユーザ端末3に対してHTML(Hype
r Text Markup Language)などの情報を提供するもので
ある。具体的には、ユーザ端末3に備えられた図示しな
いウェブブラウザからの要求に応じて、指定されたUR
L(Uniform Resource Locator)に対応するコンテンツ
情報(ウェブページ)を提供したり、コンテンツ情報の
提供中に広告情報を提供したりする処理を行う。
【0029】ユーザ端末3から指定されたURLに従っ
てコンテンツ情報を提供する機能は、従来のウェブサー
バが持つ機能と全く同じである。すなわち、ウェブサー
バ11は、ユーザ端末3のウェブブラウザから送られて
きたURLに従って、そのURLにより指定されるHT
MLソースコードをウェブブラウザに送信する。ウェブ
ブラウザは、ウェブサーバ11から受け取ったHTML
ソースコードを解析し、そのソースコード中に含まれる
テキスト情報等を画面表示する。
【0030】さらに、このソースコード中に画像や音声
などのリンク情報が存在している場合には、ウェブブラ
ウザは、ウェブサーバ11に対してリンク情報の送信を
要求する。このリンク情報の送信要求を受けたウェブサ
ーバ11は、要求されたリンク情報をウェブブラウザに
送信する。このようなウェブサーバ11とユーザ端末3
内のウェブブラウザとの間の一連のやり取りによって、
ユーザ端末3の表示画面にウェブページが表示されるこ
ととなる。
【0031】一方、ウェブサーバ11がユーザ端末3に
広告情報を提供する機能は、本実施形態の特徴を成すも
のである。これについての詳細は後述する。
【0032】上述のようにウェブサーバ11がユーザ端
末3のウェブブラウザに提供するコンテンツ情報は、本
発明の第1の記憶手段に相当するコンテンツDB(デー
タベース)12に蓄積・保存されている。このコンテン
ツDB12に蓄積されている1つ以上のコンテンツ情報
は、広告配信装置1のキーボードやマウスなどを用いて
内製したものであっても良いし、任意のユーザ端末3で
作成したものをネットワーク2を介して広告配信装置1
にアップロードしたものであっても良い。
【0033】また、ウェブサーバ11がユーザ端末3の
ウェブブラウザに提供する広告情報は、本発明の第2の
記憶手段に相当する広告DB13に蓄積・保存されてい
る。この広告DB13に蓄積されている1つ以上の広告
情報は、広告配信装置1のキーボードやマウスなどを用
いて内製したものであっても良いし、広告主やその依頼
を受けた広告製作会社が作成したものであっても良い。
広告製作会社が作成した広告情報は、ネットワーク2を
介して広告配信装置1にアップロードしても良いし、フ
ロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、コン
パクトディスク等の記録媒体を介して広告配信装置1に
入力しても良い。
【0034】本実施形態において提供する広告情報は、
テキスト情報、静止画像情報、動画像情報、音声情報な
どのどの形態でも良いが、バナー広告に比べて多くの情
報を提供できる動画像情報や音声情報、あるいはその組
合せを用いるのが好ましい。本実施形態では、このよう
に動画像情報や音声情報、あるいはその組合せを用いて
広告情報を提供することにより、テレビ番組の放映中に
流されるコマーシャルと同様の広告をウェブページの閲
覧中に提供するようにする。
【0035】URL管理部15は、上記コンテンツDB
12に保存されているコンテンツ情報用のURL(第1
のリソース情報)および、上記広告DB13に保存され
ている広告情報用のURL(第2のリソース情報)を管
理するものである。すなわち、このURL管理部15
は、どのURLがどのコンテンツ情報あるいは広告情報
に対応するのかを関連付けて管理している。
【0036】ユーザ端末3のウェブブラウザからウェブ
サーバ11に対して所望のURLが指定されてウェブペ
ージの転送が要求されたときには、URL管理部15に
より管理されているコンテンツ情報用のURLの管理情
報に基づいて、指定されたURLに対応するコンテンツ
情報がコンテンツDB12から読み出され、ウェブサー
バ11によってユーザ端末3に提供される。
【0037】また、テレビコマーシャルと同様にウェブ
ページの提供中に広告を配信するときは、URL管理部
15により管理されている広告情報用のURLの管理情
報に基づいて、あらかじめ決められたURLに対応する
広告情報が広告DB13から読み出され、ウェブサーバ
11によってユーザ端末3に提供される。
【0038】なお、ここではURL管理部15を設けて
URLの管理を行い、その管理情報に基づいてコンテン
ツDB12、広告DB13から読み出すべきコンテンツ
情報あるいは広告情報を特定しているが、この例に限定
されるものではない。例えば、コンテンツ情報や広告情
報と共に対応するURLをコンテンツDB12、広告D
B13に保存し、そのURLをキーとして読み出すべき
コンテンツ情報あるいは広告情報を特定するようにして
も良い。
【0039】スケジュールDB14は、本発明の第3の
記憶手段に相当し、ユーザ端末3に広告情報を配信する
際のスケジュール情報を蓄積・保存するものである。こ
のスケジュール情報は、どのURLの広告情報を配信す
るのか、いつどれだけ配信するのか(一日に何回配信す
るか、どの時間帯に配信するか、1回当りの配信時間は
どれくらいかなど)といった内容を含む。この内容は、
広告配信装置1の管理者と広告主との契約時における申
し合わせにより決定しても良いし、広告配信装置1の管
理者が任意に決定しても良い。
【0040】このスケジュールDB14に蓄積されるス
ケジュール情報は、広告配信装置1のキーボードやマウ
スなどを用いて内製したものであっても良いし、他のコ
ンピュータで作成したものであっても良い。他のコンピ
ュータで作成されたスケジュール情報は、ネットワーク
2を介して広告配信装置1にアップロードしても良い
し、フロッピーディスク、光磁気ディスク、コンパクト
ディスク等の記録媒体を介して広告配信装置1に入力し
ても良い。
【0041】配信管理部16は、ウェブサーバ11がコ
ンテンツDB12内のコンテンツ情報を用いてウェブペ
ージをユーザ端末3に提供している間、上記スケジュー
ルDB14に保存されているスケジュール情報に従っ
て、広告DB13内の広告情報を上記コンテンツ情報と
適宜切り替えてユーザ端末3に提供する。このような動
作を実現するために、配信管理部16は、タイマ17お
よびURL切替部18を備えている。
【0042】タイマ17は、計時動作を行うものであ
る。また、URL切替部18は、スケジュールDB14
に保存されているスケジュール情報と、タイマ17によ
り計時された時刻とを照らし合わせ、スケジュールに規
定された時刻になったときに、それまで指定されていた
コンテンツ配信用のURL(コンテンツDB12内のコ
ンテンツ情報を指定するURL)を、広告配信用のUR
L(広告DB13内の広告情報を指定するURL)に切
り替える。また、広告配信用のURLに切り替えた後
は、広告の配信が終了したときに、広告配信用のURL
を元のコンテンツ配信用のURLに切り替え戻す。
【0043】これにより、ユーザ端末3がネットワーク
2に接続してウェブサーバ11から指定したURLのコ
ンテンツ情報の配信を受けている最中に、あらかじめ決
められた配信スケジュールに合わせてURLが自動的に
切り替わり、コンテンツ情報に代わって広告情報が配信
される。そして、広告情報の配信が終わると、再びUR
Lが自動的に切り替えられ、元のコンテンツ情報の配信
状態に戻る。
【0044】なお、以上に説明した広告配信装置1内の
各機能ブロックは、実際にはCPU、ROM、RAMな
どから成るマイクロコンピュータ、ハードディスクなど
の大容量記録媒体等によって構成される。
【0045】図2は、上述した広告情報のユーザ端末3
への配信イメージを概略的に示す図である。図2に示す
ように、ユーザが指定した所望のURLに基づくウェブ
ページがユーザ端末3の表示画面に表示されているとき
に、あらかじめ決められた配信スケジュールに従って広
告配信用のURLに自動的に切り替えられ、コンテンツ
情報に代わって広告情報がユーザ端末3の表示画面上に
表示される。そして、広告情報の配信が終わると、元の
URLに自動的に切り替えられ、元のウェブページがユ
ーザ端末3の表示画面に再び表示される。
【0046】図3は、上記のように構成した本実施形態
による広告配信装置1の動作を示すフローチャートであ
る。図3において、まずステップS1で広告配信装置1
は、ユーザ端末3からネットワーク2を介してURLの
指定が行われたかどうかをウェブサーバ11によって判
断する。URLの指定が行われていない場合は、ステッ
プS3にジャンプする。
【0047】一方、URLの指定が行われた場合は、ス
テップS2に進み、ウェブサーバ11は、指定されたU
RLに対応するコンテンツ情報をコンテンツDB12か
ら読み出し、ユーザ端末3に配信する。これにより、ユ
ーザ端末3の表示画面には、配信されたコンテンツ情報
に基づくウェブページが表示される。
【0048】次に、ステップS3で配信管理部16は、
スケジュールDB14に保存されている配信スケジュー
ルに規定された時刻になったかどうかを判断する。その
ような時刻になっていない場合は、ステップS1に戻
り、上述と同様の処理を繰り返し行う。ここで、ユーザ
端末3から新たなURLが指定されない限り、ユーザ端
末3の表示画面上には同じウェブページが表示され続け
ている。
【0049】また、配信スケジュールの時刻になった場
合は、ステップS4に進み、配信管理部16内のURL
切替部18は、現在表示中のウェブページのURLをレ
ジスタ等のメモリ手段に待避し、保存する。そして、ス
テップS5でURL切替部18は、配信スケジュールに
より指定されている広告配信用のURLを自動的に入力
し、そのURLへの遷移を実行する。これにより、ユー
ザ端末3の表示画面にそれまで表示されていたコンテン
ツ情報が、広告配信用のURLに基づき広告DB13か
ら読み出された広告情報の表示に自動的に切り替えられ
る。
【0050】このようにして広告情報の表示に画面が切
り替えられると、民放テレビ局がテレビ番組の放送途中
に流すテレビCMと同様に、動画像情報や音声情報から
成る広告が配信スケジュールにより規定された時間だけ
配信される。次に、配信管理部16は、広告の配信が終
了したかどうかを判断する。この判断は、配信スケジュ
ールにより規定された配信時間を計時することによって
行っても良いが、ネットワーク2の混み具合によって広
告情報のダウンロード時間が変わることもあるので、広
告配信用のURLにより指定された広告情報を全てユー
ザ端末3にダウンロードしたかどうかによって行うこと
も可能である。
【0051】ここで、広告情報の配信がまだ終了してい
ないと判断した場合は、広告情報の配信が完了するまで
ステップS6で待機する。一方、広告情報の配信が完了
したと判断した場合は、ステップS7に進み、上記ステ
ップS4で待避しておいた元のURLを自動的に入力
し、そのURLへの遷移を実行する。これにより、ユー
ザ端末3の表示画面にそれまで表示されていた広告情報
が元のコンテンツ情報の表示に自動的に切り替えられ
る。その後は、ステップS1に戻って同様の処理を繰り
返し行う。
【0052】以上のように、本実施形態によれば、イン
ターネットへの接続時に、それまで行われていたコンテ
ンツ情報の配信を中断して、あらかじめスケジューリン
グされた広告情報を自動的に配信することにより、ユー
ザ端末3の画面を切り替えて表示するようにしたので、
従来のバナー広告と異なり、配信された広告がユーザの
目に必ずとまるようにすることができる。
【0053】しかも、配信する広告情報は、簡単なテキ
スト情報や静止画像情報だけでなく、動画像情報や音声
情報を用いてテレビCMと同様の内容とすることがで
き、それを表示画面いっぱいに大きく表示することがで
きる。したがって、広告内容や表示の動き、表示サイズ
などに制約を受けることなく、配信される広告自体に広
告主が望む情報を洩れなく含ませることができ、ユーザ
がマウスクリックなどのアクションを起こさなくても必
要な情報を全てユーザに伝えることができる。
【0054】また、本実施形態によれば、コンテンツ情
報と広告情報とは別々に作られる。この場合において、
コンテンツ情報はその管理者が作成し、広告情報は広告
主あるいはその依頼を受けた広告製作会社等が作成す
る。そして、これらの別々に作成したコンテンツ情報と
広告情報とを時間に応じて画面を切り替えて表示するよ
うにしている。したがって、コンテンツ情報から成るウ
ェブページ中に広告情報を埋め込むなどのページ作成作
業は一切不要となり、ウェブページ管理者および広告主
双方の作業負担を軽減することができる。
【0055】なお、上記実施形態では、コンテンツ情報
の表示中に配信スケジュールに従って配信された広告情
報を、同じ表示ウィンドウ上でコンテンツ情報と切り替
えて表示するようにしているが、コンテンツ情報と異な
る表示ウィンドウを別に立ち上げて広告情報を表示する
ようにしても良い。このようにすれば、突然の広告配信
を嫌うユーザは、立ち上げられた広告配信用の別ウィン
ドウをマウスクリック等によってシャットダウンするこ
とができ、コンテンツ情報の配信を継続して受けること
ができる。
【0056】このように別ウィンドウに広告情報を表示
する場合は、上記図3のステップS4に示したURLの
待避は行う必要がなく、ステップS7では広告配信用の
別ウィンドウを閉じる処理を行えば良い。なお、ステッ
プS6における広告情報の配信途中で広告配信用の別ウ
ィンドウがシャットダウンされた場合は、その別ウィン
ドウに関するユーザ端末3とウェブサーバ11との接続
セッションは切断され、広告情報の配信は自動的に停止
される。
【0057】また、上記実施形態では、あらかじめ決め
られた配信スケジュールに従って広告情報を配信するよ
うにしているが、この例に限定されるものではない。例
えば、ユーザ端末3からURLが指定される時間間隔を
監視し、あるURLが指定されてから所定の時間が経過
しても次のURLが指定されなかった場合に、広告情報
を配信するようにしても良い。
【0058】また、上記実施形態では、単に広告情報を
配信するだけであるが、広告情報の配信後あるいは配信
中に所定の情報入力画面も配信することにより、その広
告情報に関連する商品の予約、見積、発注など購入時の
アクションを引き続き行えるようにしても良い。また、
懸賞やクイズの応募を行えるようにすることも可能であ
る。さらに、広告対象商品の更なる詳細情報をマウスク
リックに応じてダウンロードできるようにしたり、商品
購入時に使用可能なクーポン券などをマウスクリックに
より印刷できるようにしても良い。
【0059】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。図4は、第2の実施形態に
よる広告配信装置の構成を示す機能ブロック図である。
図4において、図1に示した符号と同一の符号を付した
ものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重
複する説明を省略する。
【0060】図4において、スケジュールDB22は、
図1に示したスケジュールDB14とほぼ同様のスケジ
ュール情報を蓄積・保存するものであるが、本実施形態
のスケジュール情報は、スケジュールの各時刻において
どの広告情報を配信するかは全く決めていない。
【0061】また、図4に示すように、本実施形態の広
告配信装置21は、本発明の第4の記憶手段に相当する
メタデータDB23を備えている。メタデータDB23
は、広告DB13に保存されている広告情報の属性(カ
テゴリ、ジャンル、商品名、メーカ名など)や意味内容
などを表すメタデータを、広告情報のURLに関連付け
て蓄積・保存するものである。
【0062】また、本実施形態の配信管理部24は、図
1に示したタイマ17およびURL切替部18に加えて
検索部25を備えている。検索部25は、タイマ17に
より計時されている時刻が配信スケジュールの時刻とな
ったときに、コンテンツDB12から読み出されてユー
ザ端末3に配信中のコンテンツ情報内に含まれるHTM
Lテキスト情報と、メタデータDB23に保存されてい
るメタデータとの間で完全一致検索あるいは曖昧検索な
どの検索処理を行う。そして、テキスト情報との一致度
が最も大きいメタデータに対応する広告配信用URLを
抽出し、URL切替部18に供給する。
【0063】通常、ウェブページを形成するためのコン
テンツ情報には、そのウェブページのタイトルや、ウェ
ブページの内容を簡単に表す紹介文章、更にはインター
ネットユーザが頻繁に活用するサーチエンジンによる検
索キーとするキーワードなどのテキスト情報が含まれて
いる。これらのテキスト情報は、ウェブページとして画
面上に表示されることはないが、そのウェブページの内
容を端的に表すものである。また、ウェブページとして
実際に表示されるテキスト情報も、そのウェブページの
内容、特徴あるいは属性などを表すものとして利用でき
る。
【0064】そこで、本実施形態では、これらのコンテ
ンツ情報中に含まれるテキスト情報と、広告情報の属性
や意味内容を表したメタデータとを用いて検索処理を行
い、一致度が最も大きい広告配信用URLを選択的に抽
出してURLの切替を行うようにする。これにより、広
告DB13に保存されている1つ以上の広告情報の中か
ら、ユーザ端末3に現在配信中のコンテンツ情報との関
連性が強い広告情報を選択的に配信することができるよ
うになる。
【0065】ユーザ端末3に配信中のコンテンツ情報
は、ユーザが自ら指定したURLに従って配信されたも
のであるから、そのユーザが興味を持っている内容であ
ることが多い。したがって、この配信中のコンテンツ情
報に関連のある広告情報を配信することにより、よりユ
ーザの嗜好に合った広告情報の配信を実現することがで
き、宣伝効果をより向上させることが可能となる。
【0066】なお、上記実施形態では、コンテンツ情報
内に含まれるテキスト情報と広告情報のメタデータとを
用いた検索処理によって現在配信中のコンテンツ情報に
関連する広告情報を選択するようにしたが、現在配信中
のコンテンツ情報との関連性が大きい広告情報を選択す
る方法は、この例に限定されるものではない。例えば、
コンテンツ情報内に含まれるテキスト情報の内容によっ
てどの広告情報を選択するかのルールをあらかじめ設定
しておき、そのルールに従って何れかの広告情報を選択
するようにしても良い。
【0067】また、コンテンツ情報内に含まれるテキス
ト情報だけに限らず、リンクされている画像情報や音声
情報のファイル名などの他の情報を用いて検索処理を行
うようにしても良い。また、過去に配信したコンテンツ
情報の履歴(ネットサーフィンの履歴)を保存してお
き、過去に配信したコンテンツ情報との関連性が大きい
広告情報を選択的に配信するようにしても良い。
【0068】また、ウェブページの内容との関連性では
なく、ユーザによる過去の購買履歴や、性別・年齢・住
所・生年月日などの個人属性との関連性が大きい広告情
報を選択的に配信するようにしても良い。この場合は、
種々の購買履歴や個人属性に応じてどの広告情報を選択
するかのルールをあらかじめ設定しておき、現在ウェブ
サーバ11にアクセス中のユーザの購買履歴や個人属性
に応じて対応する広告情報を選択する。
【0069】ここで使用する購買履歴の収集方法として
は様々なパターンが考えられる。例えば、ネットワーク
2上で商品の売買を行う別の電子商取引システム(これ
については既に様々なものが提案されており、公知のも
のを利用できるので、ここでは詳しい説明は省略する)
において収集された購買履歴情報を広告配信装置21に
入力するようにすることが可能である。この購買履歴情
報は、上記電子商取引システムからネットワーク2を介
して広告配信装置21にアップロードしても良いし、フ
ロッピーディスク、光磁気ディスク、コンパクトディス
ク等の記録媒体を介して広告配信装置21に入力しても
良い。
【0070】また、個人属性の収集方法としては様々な
パターンが考えられる。例えば、本実施形態の広告配信
をあらかじめ登録されたユーザに対してのみ行うように
し、その登録の際に個人属性情報を収集するようにする
ことが可能である。また、現在ウェブサーバ11にアク
セス中のユーザを特定するための方法にも様々パターン
が考えられる。例えば、ユーザ登録の際にユーザIDを
割り当て、ユーザ端末3からのアクセス時にこのユーザ
IDをクッキー情報中に含ませることによってユーザを
特定することが可能である。
【0071】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。第3の実施形態は、以上説
明した第1の実施形態による広告配信装置1あるいは第
2の実施形態による広告配信装置21を用いた広告配信
システムの一例について説明するものである。
【0072】図5は、本実施形態による広告配信システ
ムの構成を示す機能ブロック図である。なお、この図5
は、第1の実施形態による広告配信装置1を適用した広
告配信システムの構成を示すものであり、図1に示した
機能ブロックと同一の機能ブロックには同一の符号を付
して重複する説明を省略する。
【0073】図5に示すように、本実施形態の広告配信
システムは、情報配信サーバ31と課金サーバ36とが
ネットワーク2に接続されて構成されている。情報配信
サーバ31は、第1の実施形態で説明した広告配信装置
1と同様の機能を有する広告配信部1、ユーザ登録部3
2、ID割当部33、ユーザDB34および配信実績管
理部35を備えている。
【0074】ユーザ登録部32は、ユーザ情報の登録を
受け付けるものである。ユーザ情報の登録は、例えば、
ユーザの氏名、年齢、性別、住所、電話番号、インター
ネット接続料金の支払を行う銀行口座やクレジットカー
ドアカウントなどの情報を入力することによって行う。
【0075】このユーザ登録は、例えば、ネットワーク
2への接続中に広告情報の配信を受け付けても良いと考
えるユーザが自ら、広告配信部1が備えるウェブサーバ
11を通じてユーザ端末3から任意の時点で行う。また
は、広告配信システムの運営者とユーザとの契約締結時
に運営者が情報配信サーバ31のキーボードやマウスを
用いて上述のユーザ情報を入力することによって登録す
るようにしても良い。
【0076】ID割当部33は、ユーザ登録部32によ
ってユーザ登録された個々のユーザに対して固有のユー
ザIDを割り当てるものである。ユーザDB34は、ユ
ーザ登録部32により登録されたユーザ情報と、ID割
当部33により割り当てられたユーザIDとを関連付け
て蓄積・保存するものである。このユーザDB34に保
存されるユーザ情報とユーザIDは、課金サーバ36に
も送られ、ユーザDB37にて蓄積・保存される。
【0077】配信実績管理部35は、広告配信部1によ
り広告情報が配信された回数を、ユーザDB34に登録
されている個々のユーザ毎にカウントし、そのカウント
値を課金サーバ36に供給する。どのユーザに対して広
告情報を配信しているかについては、ユーザ端末3から
送られてくるクッキー情報中に含ませたユーザIDによ
って特定することが可能である。カウント値を課金サー
バ36に供給する形態としては、個々の登録ユーザにつ
いて広告の配信回数が1回増えるたびにそのユーザのカ
ウント値をその都度供給するようにしても良いし、全て
の登録ユーザについて一定期間(例えば1ヶ月)内に配
信された回数をまとめて供給するようにしても良い。
【0078】課金サーバ36は、上述したユーザDB3
7、課金DB38および料金計算部39を備えている。
課金DB38は、個々の登録ユーザについて月毎に課金
するインターネット接続料金の情報を蓄積・保存するも
のである。料金計算部39は、情報配信サーバ31内の
配信実績管理部35から送られてくる各登録ユーザへの
広告配信回数に基づいて、各登録ユーザに対して1ヶ月
毎に課金するインターネット接続料金を計算し、課金D
B38に保存する。
【0079】本実施形態では、登録ユーザへの広告配信
回数が多くなるに従って、インターネット接続料金を減
額するようにしている。何回の広告配信回数でどの程度
減額するかについてのルールは、任意に設定することが
可能である。登録ユーザへの課金は、毎月締めのタイミ
ングで課金DB38に記憶されている減額後の料金に従
って行われる。なお、ユーザ登録していない一般ユーザ
に対しては、正規のインターネット接続料金が課金され
る。
【0080】以上のように、本実施形態においては、ユ
ーザ端末3への広告情報の配信回数に応じてインターネ
ット接続料金を減額するようにしたので、登録ユーザが
できるだけ長い時間インターネットに接続してなるべく
多くの広告を見るように仕向けることができる。また、
ユーザにとってインターネット接続料金が安くなること
は非常に魅力的であるため、多くのユーザがユーザ登録
をして広告の配信を受けるようになり、より多くのユー
ザに広告が見られるようにすることができる。したがっ
て、本実施形態の広告配信システムを利用すれば、ユー
ザおよび広告主の双方に対して優れたメリットをもたら
すことができる。
【0081】なお、上記実施形態では、広告情報の配信
回数に応じてインターネット接続料金を減額する例につ
いて説明したが、広告情報の配信時間に応じてインター
ネット接続料金を減額するようにしても良い。例えば、
広告情報をコンテンツ情報とは別のウィンドウに表示す
るようにした場合には、ユーザがその別ウィンドウをシ
ャットダウンしてしまえば、広告の配信回数は増えても
広告情報が実質的に見られることがなくなってしまう。
【0082】そこで、実際に広告情報が配信されている
時間を計測し、その配信時間に応じてインターネット接
続料金を減額するようにすれば、広告情報の配信途中に
ユーザが広告表示用の別ウィンドウをシャットダウンし
てしまうことを少なくすることができ、広告情報をより
確実に見てもらえるようにすることができる。なお、広
告表示用の別ウィンドウを途中でシャットダウンした場
合には広告配信回数をカウントアップしない仕組みにし
ておけば、配信回数に応じて料金を減額する場合でも同
様に広告情報をより確実に見てもらえるようにすること
ができる。
【0083】また、広告情報を配信し終わった後に商品
注文画面をユーザ端末3に表示するようにし、実際に注
文があった場合には更にインターネット接続料金を減額
するようにしても良い。また、広告情報の配信回数や配
信時間などの実績とは一切関係なく、ユーザ登録した全
てのユーザについてインターネット接続料金を一定額だ
け減額あるいは無料にするようにしても良い。
【0084】(本発明の他の実施形態)以上に説明した
本実施形態の広告配信装置および広告配信システムは、
コンピュータのCPUあるいはMPU、RAM、ROM
などで構成されるものであり、RAMやROMに記憶さ
れたプログラムが動作することによって実現できる。し
たがって、コンピュータが上記機能を果たすように動作
させるプログラムを、例えばCD−ROMのような記録
媒体に記録し、コンピュータに読み込ませることによっ
て実現できるものである。上記プログラムを記録する記
録媒体としては、CD−ROM以外に、フロッピーディ
スク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、
DVD、不揮発性メモリカード等を用いることができ
る。
【0085】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現さ
れるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおい
て稼働しているOS(オペレーティングシステム)ある
いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実
施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラ
ムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張
ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形
態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発
明の実施形態に含まれる。
【0086】また、本実施形態はネットワーク環境で利
用されるものであり、全部あるいは一部のプログラムが
図示しない他のコンピュータで実行されるようになって
いても良い。
【0087】なお、上記に説明した各実施形態は、本発
明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに
過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に
解釈されてはならないものである。すなわち、本発明は
その精神、またはその主要な特徴から逸脱することな
く、様々な形で実施することができる。
【0088】
【発明の効果】本発明は上述したように、ユーザ端末か
ら広告配信装置に入力される第1のリソース情報に基づ
いてコンテンツ情報を配信している途中で、広告配信装
置が第2のリソース情報の入力を自動実行して広告情報
の配信を行うようにしたので、テレビ番組の放送中に流
すテレビCMと同様のイメージで、ユーザの意思に基づ
きそれまで行われていたコンテンツ情報の配信途中で広
告情報の配信を行うことができる。配信された広告情報
は、ユーザ端末の表示ウィンドウ上でコンテンツ情報と
切り替わって表示され、あるいはコンテンツ情報の表示
ウィンドウとは異なる別ウィンドウが立ち上げられて表
示されるので、配信された広告をユーザに確実に見ても
らえるようにすることができる。しかも、配信する広告
情報は、従来のバナー広告と異なり、広告内容、表示の
動き、表示サイズなどに制約を受けることがなく、配信
する広告自体に広告主が望む情報を洩れなく含ませるこ
とができるので、ユーザがマウスクリックなどのアクシ
ョンを起こさなくても必要な情報を全てユーザに伝える
ことができる。また、本発明によれば、従来のバナー広
告のようにコンテンツ情報内に広告情報を埋め込むなど
のページ作成作業は一切不要となり、広告配信に伴う広
告主およびユーザの双方の作業負担を軽減することがで
きる。
【0089】本発明の他の特徴によれば、ユーザ端末に
配信されたコンテンツ情報の内容とあらかじめ用意され
た複数の広告情報との関連性を調べ、関連性が大きい広
告情報を複数の広告情報の中から選択的に抽出して配信
するようにしたので、よりユーザの意思に合った広告情
報、すなわち、よりユーザの嗜好に合った広告情報を配
信することができ、宣伝効果をより向上させることがで
きる。
【0090】本発明のその他の特徴によれば、ユーザ端
末に対する広告情報の配信実績に応じてネットワーク接
続料金を計算するようにしたので、配信実績が上がるに
つれてネットワーク接続料金を減額あるいは無料にする
ことなどが可能となり、より多く広告情報の配信を受け
ようとする意思をユーザに持たせることができる。これ
により、広告情報がユーザに見られる機会を増やして宣
伝効果をより向上させることができるとともに、ユーザ
のコスト的負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による広告配信装置の構成例を
示す機能ブロック図である。
【図2】第1の実施形態による広告配信イメージを示す
図である。
【図3】第1の実施形態による広告配信装置の動作を示
すフローチャートである。
【図4】第2の実施形態による広告配信装置の構成例を
示す機能ブロック図である。
【図5】第3の実施形態による広告配信システムの構成
例を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 広告配信装置(広告配信部) 2 ネットワーク 3 ユーザ端末 11 ウェブサーバ 12 コンテンツDB 13 広告DB 14 スケジュールDB 15 URL管理部 16 配信管理部 17 タイマ 18 URL切替部 21 広告配信装置 22 スケジュールDB 23 メタデータDB 24 配信管理部 25 検索部 31 情報配信サーバ 32 ユーザ登録部 33 ID割当部 34 ユーザDB 35 配信実績管理部 36 課金サーバ 37 ユーザDB 38 課金DB 39 料金計算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 170 G06F 17/30 170Z 340 340A

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ端末とネットワークを介して接続
    されているときに上記ユーザ端末に電子的な広告を配信
    する広告配信装置であって、 第1のリソース情報により管理されるコンテンツ情報を
    記憶する第1の記憶手段と、 第2のリソース情報により管理される広告情報を記憶す
    る第2の記憶手段と、 上記ユーザ端末から入力される上記第1のリソース情報
    に基づき上記コンテンツ情報を配信している際に、上記
    第2のリソース情報の入力を自動実行して上記広告情報
    の配信を行う配信管理手段とを備えたことを特徴とする
    広告配信装置。
  2. 【請求項2】 計時動作を行う計時手段を備え、 上記配信管理手段は、上記第2のリソース情報の入力を
    上記計時手段により計時される時間に応じて行うことを
    特徴とする請求項1に記載の広告配信装置。
  3. 【請求項3】 上記広告情報の配信スケジュール情報を
    記憶する第3の記憶手段を備え、 上記配信管理手段は、上記計時手段により計時される時
    間が上記配信スケジュール情報に規定された時間になっ
    たときに上記第2のリソース情報の入力を行うことを特
    徴とする請求項2に記載の広告配信装置。
  4. 【請求項4】 上記コンテンツ情報と上記広告情報とを
    上記ユーザ端末の同じ表示ウィンドウ上で切り替えて表
    示するように制御することを特徴とする請求項1〜3の
    何れか1項に記載の広告配信装置。
  5. 【請求項5】 上記コンテンツ情報と上記広告情報とを
    上記ユーザ端末の異なる表示ウィンドウ上に表示するよ
    うに制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか1
    項に記載の広告配信装置。
  6. 【請求項6】 上記第2の記憶手段は複数の広告情報を
    記憶してあり、 上記配信管理手段は、上記コンテンツ情報の内容に基づ
    いて上記コンテンツ情報との関連性の大きい広告情報を
    選択的に配信することを特徴とする請求項1〜5の何れ
    か1項に記載の広告配信装置。
  7. 【請求項7】 上記第2の記憶手段に記憶されている上
    記複数の広告情報に関するメタデータを記憶する第4の
    記憶手段と、 上記第4の記憶手段に記憶されているメタデータと上記
    コンテンツ情報内に含まれるテキスト情報とに基づいて
    検索処理を行い、上記テキスト情報との一致度が大きい
    メタデータに対応する広告情報を選択的に抽出する検索
    手段とを備えたことを特徴とする請求項6に記載の広告
    配信装置。
  8. 【請求項8】 ネットワークに接続されたユーザ端末に
    電子的な広告を配信する広告配信装置であって、 広告情報を記憶する広告情報記憶手段と、 上記広告情報記憶手段に記憶されている複数の広告情報
    に関するメタデータを記憶するメタデータ記憶手段と、 上記メタデータ記憶手段に記憶されているメタデータと
    上記広告情報以外のコンテンツ情報内に含まれるテキス
    ト情報とに基づいて、上記テキスト情報との一致度が大
    きいメタデータを検索し、検索されたメタデータに対応
    する広告情報を選択的に配信する配信管理手段とを備え
    たことを特徴とする広告配信装置。
  9. 【請求項9】 ユーザ端末とネットワークを介して接続
    されているときに、上記ユーザ端末から入力される第1
    のリソース情報に基づきコンテンツ情報を配信するとと
    もに、上記コンテンツ情報を配信している途中で第2の
    リソース情報の入力を自動実行して広告情報の配信を行
    う情報配信手段を備えた情報配信サーバと、 上記ユーザ端末のユーザに対して上記ネットワークへの
    接続料金の課金処理を行う課金サーバとを備えた広告配
    信システムであって、 上記広告情報の配信実績を管理する配信実績管理手段
    と、 上記配信実績管理手段により管理されている上記広告情
    報の配信実績に応じて上記ネットワークへの接続料金を
    計算する料金計算手段とを備えたことを特徴とする広告
    配信システム。
  10. 【請求項10】 上記広告情報の配信実績は、上記広告
    情報の配信回数または配信時間であることを特徴とする
    請求項9に記載の広告配信システム。
  11. 【請求項11】 ユーザ端末と広告配信装置とがネット
    ワークを介して接続されているときに上記広告配信装置
    から上記ユーザ端末に電子的な広告を配信する広告配信
    方法であって、 上記ユーザ端末から上記広告配信装置に入力される第1
    のリソース情報に基づいて上記広告配信装置から上記ユ
    ーザ端末にコンテンツ情報を配信している途中で、上記
    広告配信装置が第2のリソース情報の入力を自動実行し
    て広告情報の配信を行い、上記広告情報の配信終了後に
    再び上記第1のリソース情報に基づき上記コンテンツ情
    報の配信を行うようにしたことを特徴とする広告配信方
    法。
  12. 【請求項12】 上記第2のリソース情報の入力を計時
    手段により計時される時間に応じて行うことを特徴とす
    る請求項11に記載の広告配信方法。
  13. 【請求項13】 上記ユーザ端末において上記コンテン
    ツ情報の表示ウィンドウとは異なる別の表示ウィンドウ
    を立ち上げて上記広告情報を表示するようにしたことを
    特徴とする請求項11または12に記載の広告配信方
    法。
  14. 【請求項14】 上記ユーザ端末に配信されたコンテン
    ツ情報の内容とあらかじめ用意された複数の広告情報と
    の関連性を調べ、関連性が大きい広告情報を上記複数の
    広告情報の中から選択的に抽出して配信するようにした
    ことを特徴とする請求項11〜13の何れか1項に記載
    の広告配信方法。
  15. 【請求項15】 請求項1〜10の何れか1項に記載の
    各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラ
    ムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  16. 【請求項16】 請求項11〜14の何れか1項に記載
    の広告配信方法の処理手順をコンピュータに実行させる
    ためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
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