JP2002365950A - 定着部材及びその製造方法 - Google Patents
定着部材及びその製造方法Info
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Abstract
課題とする。 【解決手段】基材1上にシリコーンゴム弾性層2を介し
てフッ素ゴム及びフッ素樹脂の塗料を塗布、加硫又は焼
成して形成した被覆層6を備えた定着部材であり、前記
被覆層6は、シリコーンゴム弾性層2上に形成されたフ
ッ素ゴム層3と、このフッ素ゴム層3上に形成された、
フッ素ゴムとフッ素樹脂の一層以上の混合物層4と、こ
の混合物層4上に形成されたフッ素樹脂層5とから構成
されていることを特徴とする定着部材。
Description
を利用した複写機、プリンター等の機器の定着装置に使
用される定着ローラや定着ベルト等の定着部材及びその
製造方法に関する。
機、プリンター等の機器の定着装置に使用される定着部
材として、ローラ状芯金や円筒状フィルムの基材上にフ
ッ素樹脂あるいはシリコーンゴムを被覆した定着ローラ
や定着ベルトの定着部材が実用化されている。
着部材は弾性に乏しいため、モノクローム画像では定着
画像に不要の光沢が発生し、カラー画像ではトナーの溶
融不足による発色不良が生じる等画像上の問題があっ
た。また、シリコーンゴムを被覆した定着部材では画質
は良好になるけれども、定着部材用として実用化されて
いるシリコーンゴムは物理的強度に劣り定着部材の寿命
が短いという欠点があった。
層上にフッ素ゴムとフッ素樹脂の混合物の塗料による被
覆層を設けたローラ(特開昭58−5770号公報)、
あるいはゴム層上にフッ素ゴムとフッ素樹脂の混合物の
塗料を塗布し、更にその表面にフッ素樹脂塗料による被
覆層を設けたローラ(特開昭59−217010号公
報)の定着部材が提案されている。
定着装置の小型化に伴なう定着ローラの小径化が上げら
れる。この場合、定着に必要な熱と圧力を得るためのニ
ップ巾を確保するため、弾性層のゴムは硬度の低い方が
望ましい。また、省エネルギー化を目的として、定着ロ
ーラの基材である芯金の厚みを薄くし、熱容量を小さく
する傾向もある。この場合も低い圧力でニップ巾が得ら
れるよう弾性層のゴムは硬度の低い方が望ましい。
してローラ、ベルトを問わず、表層にフッ素樹脂を用い
ても十分な弾性が得られるよう弾性層のゴムはますます
硬度の低いものが望まれてきている。
層として硬度の低いものが得られるのはシリコーンゴム
であるが、このような最近の傾向に対応すべく硬度の低
いシリコーンゴムを用いて、前述の提案を試みると、フ
ッ素ゴムとフッ素樹脂の混合物の被覆層、あるいは更に
その表面のフッ素樹脂層の焼成時にこれらの被覆層が割
れやすいという問題があった。また、焼成時に被覆層が
割れずにすんだものでも、定着部材としての使用に伴
い、割れあるいは表層の剥離が発生し、寿命が短いとい
う欠点があった。
慮してなされたもので、弾性層として低硬度のゴムを用
いた場合でも、被覆層の割れ、剥離が起こりにくく、充
分な弾性があり、良好な画像が得られ、寿命の長い定着
部材及びその製造方法を提供することを目的とする。
着部材は、基材上にシリコーンゴム弾性層を介してフッ
素ゴム及びフッ素樹脂の塗料を塗布、加硫又は焼成して
形成した被覆層を備えた定着部材であり、前記被覆層
は、シリコーンゴム弾性層上に形成されたフッ素ゴム層
と、このフッ素ゴム層上に形成された、フッ素ゴムとフ
ッ素樹脂の一層以上の混合物層と、この混合物層上に形
成されたフッ素樹脂層とから構成されていることを特徴
とする。
は、基材上にシリコーンゴム弾性層を介してフッ素ゴム
及びフッ素樹脂の塗料を塗布、加硫又は焼成して形成し
た被覆層を備えた定着部材の製造方法であり、前記被覆
層は、前記シリコーンゴム弾性層上にフッ素ゴムの塗料
を塗布、加硫してゴム層を形成した後、このゴム層上に
フッ素ゴムとフッ素樹脂の一層以上の混合物層と、この
混合物層上にフッ素樹脂層を形成することにより形成す
ることを特徴とする。
説明する。本発明において、前記シリコーンゴム弾性層
の硬さ(JIS K6249、タイプAデュロメータ)
は、40以下であることが好ましいが、更に好ましくは
硬さ15以下である。これは、硬さが40を超えると、
充分な弾性を持つことができず、良好な画質とすること
ができないからである。
用芯金と定着ベルト用スリーブの場合に分けられるが、
芯金の材質としては例えば鉄、ステンレススチール、ア
ルミニウムが挙げられ、スリーブとしては例えば円筒状
ポリイミドフィルムや円筒状ステンレススチールが挙げ
られる。ここで、基材上にシリコーンゴム弾性層を形成
するには、定着ローラ用としては公知の方法が適用でき
る。定着ベルト用には、例えばシリコーンゴム原料をト
ルエン等の溶剤で希釈し、スプレー塗装等で基材上にコ
ートし、溶剤を乾燥させた後、加熱、加硫して形成する
ことができる。
外周に、フッ素ゴム及び/又はフッ素樹脂からなる層
(被覆層)を複数層形成するが、具体的には、シリコー
ンゴム弾性層側から順にフッ素樹脂を含まないフッ素ゴ
ム層、フッ素ゴムとフッ素樹脂の混合物層(中間層)、
フッ素ゴムを含まないフッ素樹脂層(最外層)とする。こ
こで、前記混合物層は一層でもよいが、フッ素ゴム層及
びフッ素樹脂層との層間接着を考慮して、フッ素ゴムと
フッ素樹脂との混合比率や、被覆層の強度を保つために
加硫剤、補強剤等のフッ素ゴム配合内容を変えた複数層
とすることが好ましい。このような混合比率や混合内容
を変えた数種類の塗料で複数の被覆層を形成するために
は、複数のスプレーガンのような塗布手段を備えた自動
塗布機を用いることが好ましい。
々の厚みは5〜50μmである事が好ましい。この理由
は、厚みが5μm未満の場合、均一な層を形成すること
が難しいとともに各層の効果が発揮されにくく、厚みが
50μmを超えると、定着部材の硬度が上がり、必要な
弾性が得られないからである。
布、焼成する方法や、各層の材料、厚み、焼成条件によ
っては各層を塗布し被覆層全体を一度に焼成することも
できるが、前記フッ素ゴム層は、フッ素ゴムの塗料を塗
布した後、フッ素ゴムとフッ素樹脂の混合物及びフッ素
樹脂の塗料を塗布する前に予め焼成し、加硫フッ素ゴム
層とすることがより好ましい。前記加硫フッ素ゴム層
は、その後のフッ素ゴムとフッ素樹脂の混合物及びフッ
素樹脂の塗料の焼成時の熱や副生成物からシリコーンゴ
ム層を保護する役割を果たしていると推定される。
塗料中のフッ素ゴムとフッ素樹脂は、本来夫々の相溶性
が充分でなく、焼成完了前の塗膜はストレスにより割れ
やすい状態にある。従って、フッ素ゴムとフッ素樹脂の
混合物の塗料を低硬度シリコーンゴム上に直接塗布した
場合、その焼成時の熱による熱膨張により、割れが発生
しやすい。しかし、低硬度シリコーンゴム弾性層側にフ
ッ素樹脂を含まないフッ素ゴム層を設けることにより、
割れにくくなる。更に、定着部材としての使用中もこの
フッ素樹脂を含まないフッ素ゴム層が補強層的な働きを
し、フッ素ゴムとフッ素樹脂の混合物層やフッ素樹脂層
を割れにくくする。
は、定着部材用としてのトナー離型性や耐熱性の点か
ら、例えばポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオ
ロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルの共
重合体、及びテトラフルオロエチレンとヘキサフルオロ
プロピレンの共重合体などが挙げられる。また、前記フ
ッ素ゴムとしては、例えばビニリデンフルオライドとヘ
キサフルオロプロピレンの共重合体、ビニリデンフルオ
ライドとヘキサフルオロプロピレンとテトラフルオロエ
チレンの共重合体、テトラフルオロエチレンとプロピレ
ンの共重合体等が挙げられ、このような共重合体の原料
ゴムに加硫剤、加硫促進剤、補強剤、加工助剤等を適量
添加して用いることは公知の通りである。
着部材について、その製造方法を併記して説明する。 (実施例1)図1を参照する。まず、外径35mmのア
ルミニウム製の芯金1に硬さ5(JIS K6249、
タイプAデュロメータ)のシリコーンゴム弾性層2を直
径40mmに成型した。つづいて、そのシリコーンゴム
弾性層2の外周に接着剤を介してフッ素樹脂を含まない
フッ素ゴムのラテックス状の塗料(商品名:ダイエルG
L152、ダイキン工業株式会社製)を塗布、乾燥し、
厚さ15μmのフッ素ゴム層3を形成した。
ッ素樹脂(テトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプ
ロピレンの共重合体)の混合物の塗料(商品名:ダイエ
ルGLS213、ダイキン工業株式会社製)を塗布、乾
燥して厚さ25μmのフッ素ゴムとフッ素樹脂の混合物
層4を形成した。
エチレンとヘキサフルオロプロピレンの共重合体の塗料
(商品名:テフロン856−200、デュポン株式会社
製)を塗布、乾燥して、厚さ8μmのフッ素樹脂層(最
外層)5を形成した後、300℃で15分間焼成して被
覆層6を形成した。ここで、上記フッ素ゴム層3と混合
物層4とフッ素樹脂層5を総称して被覆層6と呼ぶ。
着ローラ(定着部材)は、芯金1上にシリコーンゴム弾性
層2を介して被覆層6を形成した定着部材であり、前記
被覆層6は、シリコーンゴム弾性層2上に形成されたフ
ッ素ゴム層3と、このフッ素ゴム層3上に形成された、
フッ素ゴムとフッ素樹脂の混合物層4と、この混合物層
4上に形成されたフッ素樹脂層5とから構成されてい
る。こうした構成の定着ローラには、外観上異常は見ら
れなかった。電子写真プロセスの定着装置を改造し、同
じ構成のローラ2本を組み込み、ローラ表面温度170
℃、圧力200N、回転数40rpmで回転試験を行な
った。これらのローラは550時間まで異常は見られな
かったが、600時間では最外層の部分的剥離が見られ
た。
ゴムのラテックス状の塗料(商品名:ダイエルGL15
2、ダイキン工業株式会社製)を塗布しなかったこと以
外は、実施例1と同様にしてローラを製造した。このロ
ーラには外観上異常は見られなかったが、実施例1と同
様の回転試験では150時間でローラ表面に割れが発生
した。
15%のフッ素ゴム溶液を塗料として準備した。次に、
外径35mmのアルミニウム製の芯金11に、硬さ10
(JIS K6249、タイプAデュロメータ)のシリコ
ーンゴム弾性層12を直径40mmに成型した。つづい
て、そのシリコーンゴム弾性層12の外周に接着剤を介
して先に準備したフッ素ゴム溶液の塗料を塗布、乾燥
し、更に160℃で加硫して厚さ20μmのフッ素ゴム
層13を形成した。
フッ素樹脂(テトラフルオロエチレンとパーフルオロア
ルキルビニルエーテルの共重合体)の混合物の塗料(商
品名:ダイエルGLS223、ダイキン工業株式会社
製)を塗布、乾燥して厚さ25μmのフッ素ゴムとフッ
素樹脂の混合物層14を形成した。
ロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルの共
重合体の塗料(商品名:ネオフロンAD−2CR、ダイ
キン工業株式会社製)を塗布、乾燥して、厚さ8μmの
フッ素樹脂層(最外層)15を形成した後、350℃で
15分間焼成して、被覆層16を形成した。ここで、上
記フッ素ゴム層13と混合物層14とフッ素樹脂層15
を総称して被覆層16と呼ぶ。
着ローラ(定着部材)は、芯金11上にシリコーンゴム弾
性層12を介して被覆層16を形成した定着部材であ
り、前記被覆層16は、シリコーンゴム弾性層12上に
形成されたフッ素ゴム層13と、このゴム層13上に形
成された、フッ素ゴムとフッ素樹脂の混合物層14と、
この混合物層14上に形成されたフッ素樹脂層15とか
ら構成されている。
れなかった。また、実施例1と同様の回転試験機に実施
例2で製作したローラ2本を組み込み、ローラ表面温度
180℃、圧力300N、回転数40rpmで回転試験
を行ったところ、これらのローラは500時間まで異常
は見られなかったが、550時間では最外層の部分的剥
離が見られた。
と同部材は同符号を付して説明を省略する。まず、実施
例2と同様にしてシリコーンゴム弾性層12の外周に厚
さ20μmのフッ素ゴム層13を形成した。次に、フッ
素ゴム層13上にフッ素ゴムとフッ素樹脂(テトラフル
オロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルの
共重合体)の混合物の塗料(商品名:ダイエルGLS2
23、ダイキン工業株式会社製)を塗布し、つづけてダ
イエルGLS223にフッ素樹脂の塗料であるネオフロ
ンAD−2CRを5%添加してフッ素樹脂比率を増加し
た塗料を塗布した後、乾燥して厚さ25μmの2層から
なるフッ素ゴムとフッ素樹脂の混合物層17を形成し
た。更に、実施例2と同様に、混合物層17の上に、テ
トラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエ
ーテルの共重合体の塗料(商品名:ネオフロンAD−2
CR、ダイキン工業株式会社製)を塗布、乾燥して厚さ
8μmのフッ素樹脂層(最外層)15を形成した後、3
50℃で15分間焼成して、被覆層18を形成した。こ
こで、上記フッ素ゴム層13と混合物層17とフッ素樹
脂層15を総称して被覆層18と呼ぶ。
着ローラ(定着部材)は、芯金11上にシリコーンゴム
弾性層12を介して被覆層18を形成した定着ローラで
あり、前記被覆層18は、シリコーンゴム弾性層12上
に形成されたフッ素ゴム層13と、このゴム層13上に
形成された、フッ素ゴムとフッ素樹脂の混合比率の異な
る2層からなる混合物層17と、この混合物層17上に
形成されたフッ素樹脂層15とから構成されている。
常は見られなかった。また、実施例2と同様の回転試験
では、これらのローラは試験時間700時間までも、割
れ、剥離等の異常は見られなかった。
フッ素ゴム層を設けなかったこと以外は、実施例2と同
様にしてローラを製作した。このローラ表面には焼成後
すでに多数の割れが発生しており、使用できるものでは
ないことが確認された。
ベルト用として外径40mm、厚み50μmの円筒状の
ステンレススチールのスリーブ(基材)21をシリコー
ンゴム用接着剤で処理した。つづいて、硬さ5(JIS
K6249、タイプAデュロメータ)の付加反応型液
状シリコーンゴム原料をトルエン溶剤で希釈し、スプレ
ー塗装で基材21上にコートし、溶剤を乾燥させた後、
加熱、加硫して厚み150μmのシリコーンゴム弾性層
22を形成した。つづいて、そのシリコーンゴム弾性層
22の外周に接着剤を介して実施例2で準備したフッ素
ゴム溶液の塗料を塗布、乾燥し、更に160℃で加硫し
て厚さ20μmのフッ素ゴム層23を形成した。次に、
フッ素ゴム層23上にフッ素ゴムとフッ素樹脂(テトラ
フルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテ
ルの共重合体)の混合物の塗料(商品名:ダイエルGL
S223、ダイキン工業株式会社製)を塗布、乾燥して
厚さ25μmのフッ素ゴムとフッ素樹脂の混合物層24
を形成した。
ロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルの共
重合体の塗料(商品名:ネオフロンAD−2CR、ダイ
キン工業株式会社製)を塗布、乾燥して、厚さ8μmの
フッ素樹脂層(最外層)25を形成した後、350℃で
15分間焼成して被覆層26を形成した。ここで、上記
フッ素ゴム層23と混合物層24とフッ素樹脂層25を
総称して被覆層26と呼ぶ。
着ベルト(定着部材)は、スリーブ21上にシリコーンゴ
ム弾性層22を介して被覆層26を形成した定着ベルト
であり、前記被覆層26は、シリコーンゴム弾性層22
上に形成されたフッ素ゴム層23と、このゴム層23上
に形成された、フッ素ゴムとフッ素樹脂の混合物層24
と、この混合物層24上に形成されたフッ素樹脂層25
とから構成されている。このように製造した定着ベルト
には、割れ、剥離等の異常は見られなかった。
フッ素ゴム層を設けなかった以外は、実施例4と同様に
して定着ベルトを製造した。この定着ベルトの表面に
は、焼成後すでに多数の割れが発生しており、使用でき
るものではないことが確認された。
層として低硬度のゴムを用いた場合でも、被覆層の割
れ、剥離が起こりにくく、充分な弾性があり、良好な画
像が得られ、寿命の長い定着部材及びその製造方法を提
供できる。
Claims (3)
- 【請求項1】 基材上にシリコーンゴム弾性層を介して
フッ素ゴム及びフッ素樹脂の塗料を塗布、加硫又は焼成
して形成した被覆層を備えた定着部材であり、前記被覆
層は、シリコーンゴム弾性層上に形成されたフッ素ゴム
層と、このフッ素ゴム層上に形成された、フッ素ゴムと
フッ素樹脂の一層以上の混合物層と、この混合物層上に
形成されたフッ素樹脂層とから構成されていることを特
徴とする定着部材。 - 【請求項2】 前記シリコーンゴム弾性層の硬さ(JI
S K6249、タイプAデュロメータ)は、40以下
であることを特徴とする請求項1に記載の定着部材。 - 【請求項3】 基材上にシリコーンゴム弾性層を介して
フッ素ゴム及びフッ素樹脂の塗料を塗布、加硫又は焼成
して形成した被覆層を備えた定着部材の製造方法であ
り、前記被覆層は、前記シリコーンゴム弾性層上にフッ
素ゴムの塗料を塗布、加硫してゴム層を形成した後、こ
のゴム層上にフッ素ゴムとフッ素樹脂の一層以上の混合
物層と、この混合物層上にフッ素樹脂層を形成すること
により形成することを特徴とする定着部材の製造方法。
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