JP2002365131A - 広範囲検出器及びその検出範囲拡大方法 - Google Patents

広範囲検出器及びその検出範囲拡大方法

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JP2002365131A
JP2002365131A JP2001154884A JP2001154884A JP2002365131A JP 2002365131 A JP2002365131 A JP 2002365131A JP 2001154884 A JP2001154884 A JP 2001154884A JP 2001154884 A JP2001154884 A JP 2001154884A JP 2002365131 A JP2002365131 A JP 2002365131A
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focal
lens
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JP2001154884A
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Bunshin Chin
文進 陳
Chi Yu Lee
啓裕 李
Shin Hua Liao
信華 廖
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Original Assignee
Interquartz Malaysia Bhd Representative Office
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  • Radiation Pyrometers (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広範囲検出器及びその検出範囲拡大方法の提
供。 【解決手段】 固定座と、該固定座上に固定された球形
体と、該球形体内に配置されて全ての検出入力と赤外線
検出素子を含む処理回路の素子を含む回路盤セットと、
検出素子の前に取り付けられ積み重ねられた多面円弧形
レンズの組合せとされて検出素子が多面円弧形レンズの
焦点に位置して焦点赤外線を受け取る多面円弧形レンズ
の組合せと、該検出素子に連接され且つ回路盤に取り付
けられた信号反射板と、を具えている。信号反射板が対
称構造の、それぞれ少なくとも二つの反射平面で組成さ
れた反射ユニットで組成されている。本発明は検出素子
中心軸左右両方向の60°を超過する検出上の死角をカ
バーし、200°を超過する検出範囲を獲得する。本発
明はまた検出範囲拡大の方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一種の赤外線検出
器に係り、特に、積み重ねられた多面円弧形レンズの組
合せと信号反射板で組成され、120度以上の検出感度
及び角度を有し、120度以上の検出範囲を獲得可能で
ある、赤外線検出器に関する。本発明はまた検出範囲拡
大の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的には、熱電式赤外線検出器は、盗
難防止システム、温度検出システム、ライト照明制御シ
ステム及び各種の自動制御システムに有効に使用可能で
ある。上述の赤外線検出器の応用は、例えば人体が発生
する入射赤外線によりその検出操作を実行する例があ
り、このような検出器はビル等の建築物の監視システム
に取り付けられ、人が乱入した時に警報を発生するか或
いはその他の機能を実行するのに供される。
【0003】しかし、現在、このような赤外線検出器の
検出の角度範囲はほぼ110度から120度とされ、1
20度以上の検出範囲を達成しておらず、例えば周知の
赤外線検出器は通常、壁面、ひさし、天井に取り付けら
れる。このため特に壁面或いは天井に設置されると検出
上の死角が発生した。上述の問題に対して、すでに多く
のパテントが解決の道を提出している。例えば、米国特
許第5,103,346号(Nally Chang氏
による)には入射する赤外線が検出素子を通過する検出
角度に対して、信号反射板の左翼或いは右翼により反射
してから該検出素子に至らせることにより、該検出角度
が180度の検出範囲を達成するようにしている。図1
は該案の検出角度表示図である。図より分かるように、
70度から80度の間の感応が行えず、A1区域の検出
死角が形成されている。その原因は、信号反射板が特定
角度(90度)の反射エネルギーしか検出素子に進入さ
せられないことにあり、このために、集光レンズのエネ
ルギーを検出素子において集めることができなかった。
その他のこの方面に関連する従来の技術には、米国特許
第3,923,382号(Harding氏による)、
同じく4,268,752号(Herwig氏等によ
る)、同じく4,644,147号(Zubin氏によ
る)、同じく4,703,171(Kahletal氏
等による)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主要な目的
は、上述の周知の技術における検出上の死角の問題を解
決することにある。
【0005】ゆえに、本発明は一種の、積み重ねた多面
円弧形レンズの組合せと反射板を組み合わせて形成した
赤外線検出器を提供する。本発明の実施例中、少なくと
も二つの反射面を一体に信号反射板の各辺に設置し、積
み重ねた多面円弧形レンズの組合せが二つの広角レンズ
を中央焦点区域の任意の一側に有するようにし、集中及
び焦点入射赤外線の検出範囲を拡大する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、固定
座(10)と、該固定座(10)に取り付けられた球形
体(20)と、該球形体(20)の内部に配置され、検
出と処理回路の一部分をなす回路盤セット(32、3
3)と、検出素子(34)の前に取り付けられる多面円
弧形レンズの組合せ(28)と、該多面円弧形レンズの
組合せ(28)の焦点に位置する赤外線検出素子(3
4)と、該検出素子(34)に結合され且つ第1回路盤
(32)上に取り付けられた信号反射板(40)とを具
えた広範囲赤外線検出器において、多面円弧形レンズの
組合せ(28)が6個の焦点区域で組成され、それは複
数の多面レンズ(28a、28b)により形成される二
つの積み重ねられた中央焦点区域(28A、28B)
と、中央焦点区域(28A、28B)の両側それぞれに
設けられた二つの積み重ねられた側辺焦点区域(28
C、28D)で組成され、該側辺焦点区域(28C、2
8D)はそれぞれレンズ(28c、28d)で組成さ
れ、信号反射板40は二つの同じ反射ユニット(42)
が界面辺(44)で対称に分割されてV形の凹部(5
4)を形成し、各反射ユニット(42)に二つ或いは二
つ以上の反射面が設けられて検出素子(34)の中央軸
より分散配置され、全ての反射面(50、51、52、
53)が相互に交叉して鈍角をなす側翼形状を形成する
ことを特徴とする、広範囲赤外線検出器としている。請
求項2の発明は、前記反射面(50、51、52、5
3)の第1の反射面(50)が該界面辺(44)に隣接
する位置にあり、第2の反射面(51)が該第1の反射
面(50)の下に位置し、第3の反射面(52)が第1
の反射面(50)の後ろの位置し、第2、第3の反射面
(51、52)の末端部が相互に接触し、第4の反射面
(53)が第3の反射面(52)の後ろに位置すること
を特徴とする、請求項1に記載の広範囲赤外線検出器と
している。請求項3の発明は、前記二つの積み重ねられ
た側辺焦点区域(28C、28D)が中央焦点区域(2
8A、28B)の両側それぞれに配置され、各側の側辺
焦点区域(28C、28D)が一つの広角レンズ(28
c或いは28d)を有し、各広角レンズ(28c或いは
28d)がそれぞれ適当な単一焦点(Ec或いはEd)
を有することを特徴とする、請求項1に記載の広範囲赤
外線検出器としている。請求項4の発明は、前記側辺焦
点区域(28C、28D)が検出素子(34)の中心軸
の任意の一側より120°或いは60°より大きい検出
範囲をカバーすることを特徴とする、請求項3に記載の
広範囲赤外線検出器としている。請求項5の発明は、前
記広範囲赤外線検出器において、遠来の入射赤外線のフ
ォーカシングは多面レンズ(28a)の適当な焦点(E
a)或いは広角側辺レンズ(28c)の適当な焦点(E
c)により完成されることを特徴とする、請求項1又は
請求項3に記載の広範囲赤外線検出器としている。請求
項6の発明は、前記広範囲赤外線検出器において、近隣
の入射赤外線のフォーカシングは多面レンズ(28b)
の適当な焦点(Eb)或いは広角側辺レンズ(28d)
の適当な焦点(Ed)により完成されることを特徴とす
る、請求項1又は請求項3に記載の広範囲赤外線検出器
としている。請求項7の発明は、赤外線検出器の検出範
囲拡大方法において、該方法は積み重ねられた多面円弧
形レンズの組合せ(28)と結合され、該多面円弧形レ
ンズの組合せ(28)は、中央部分に配置された複数の
多面レンズ(28a、28b)が形成する中央焦点区域
(28A、28B)及び四つの広角側辺レンズ(28
c、28d)が形成する側辺焦点区域(28C、28
D)及び一つの反射板(40)を含み、該反射板(4
0)は、それは検出素子(34)の前に位置する複数の
反射面(50、51、52、53)を含み、この方法
は、二つの積み重ねられた広角側辺レンズ(28c、2
8d)を中央焦点区域28A、28Bの両側それぞれに
設置するステップ、遠方の、検出素子(34)の中心軸
より120°以上の範囲からきた入射赤外線を適当な広
角の側辺レンズ(28c、28d)の焦点を透過して反
射板(40)に投射するステップ、さらに該反射板(4
0)の相互に接触する適当な反射面(50、51、5
2、53)の反射の補助により入射線を検出素子(3
4)に入射させるステップ、以上のステップを含むこと
を特徴とする、赤外線検出器の検出範囲拡大方法として
いる。請求項8の発明は、前記少なくとも4つの反射面
(50、51、52、53)を、検出素子(34)の中
心軸より側翼の形状を以て反射板(40)の各側に向け
て配置し、入射線を検出素子(34)に向けて反射投射
させるステップを有することを特徴とする、請求項7に
記載の赤外線検出器の検出範囲拡大方法としている。請
求項9の発明は、前記方法において、少なくとも二つの
反射面を、反射板(40)の各側に配置し、入射線を検
出素子(34)に向けて反射投射させるステップを有す
ることを特徴とする、請求項7に記載の赤外線検出器の
検出範囲拡大方法としている。
【0007】
【発明の実施の形態】図2、3、4に示されるように、
本発明の赤外線検出素子の好ましい実施例は、固定座1
0、球形体20、及び固定座10と球形体20の間に配
置固定された回転機構23を具えている。該固定座10
が一つの枢軸を有してれて該枢軸にスリーブ11が套設
され、スリーブ11が枢軸の周囲を水平回転可能とされ
ている。
【0008】該本体20はカバー21と面板22を具え
ている。該カバー21は支持板30を収容し、該支持板
30の周縁の任意の一側に交替し伸出する複数のフック
が設けられている。第1回路盤32が支持板30の前側
に固定され、第2回路盤33が支持板30の後側に固定
されている。
【0009】検出器の検出と処理回路部品は第1と第2
回路盤32と33に取り付けられる。検出と処理回路は
周知の熱電型赤外線検出素子34と、二つの回路調整装
置24を含む。これら回路調整装置24は2本の、面板
22底部に配置された調整ネジ25で第1回路盤32に
取り付けられる。調整ネジ25は必要時に第1第1回路
盤32の回路をテスト或いは調整するのに用いられる。
信号反射板40が検出素子34の前に配置される。面板
22には窓口26が設けられ、その底辺に溝27が設け
られている。一つの円弧形レンズの組合せ28の辺縁が
窓口26の垂直辺縁に接合され、検出素子34は円弧形
レンズの組合せ28の焦点に配置され、焦点距離は31
mmとされる。
【0010】図5、6を参照されたい。積み重ねられた
多面円弧形レンズの組合せ28は6個の焦点区域28
A、28B、28C、28Dで組成されている。中央焦
点区域28A、28Bの両側それぞれに、重ねられた二
つの側辺焦点区域28C、28Dがある。
【0011】二つの重ねられた中央焦点区域28A、2
8Bを建立するため、複数の関係焦点EaとEbを有す
る複数の多面レンズ28a、28bが利用される。これ
らの中央焦点区域28A、28Bは検出素子34中央軸
から任意の一側の120°或いは60°の検出範囲をカ
バーする。
【0012】上端の中央焦点区域28Aは遠来の入射線
を適当な焦点Eaを透過して集中させ直接検出素子34
に集中入射させる。
【0013】側辺の積み重ねられた焦点区域28C、2
8Dは中央焦点区域28A、28Bの両側それぞれに配
置される。各側辺焦点区域28C、28Dはそれぞれ適
当な単一焦点Ec或いはEdを有する広角の側辺レンズ
28c或いは28dを有する。広角の側辺レンズに設け
られる単一焦点が、本発明の特色であり、これは全ての
120°検出範囲以外の入射線をいずれもこの点を経由
するよう設計されている。さらに巧妙なことに、図9乃
至図11、図13乃至図15に示されるように、広角の
側辺レンズ28c、28dが集中赤外線エネルギー量の
有効拡大面積を提供する。結果として、単一焦点Ec、
Edを透過して収集された入射線が更に高強度を有し、
本発明はこれにより比較的高い光学ゲインを達成でき
る。焦点Ecは遠来の入射線のために設けられ、焦点E
dは近い部分の入射線のために設けられている。側辺の
焦点区域28C或いは28Dは120°範囲より大きい
範囲より来た入射線を、各自の焦点Ec(レンズ28
c)或いはEd(レンズ28d)で収集してにより反射
板40に進入させ、さらに検出素子34へと反射させ
る。
【0014】図7と図8を参照されたい。検出素子34
の中心軸の両側が形成する側翼形状の反射板40は、二
つの同じ反射ユニット42が一つの界面辺44で対称に
分割され、二つのユニットが相互に交わり一つの鈍角を
形成する。反射ユニット42は4つの反射面50、5
1、52、53を形成する。反射面50は界面辺44に
隣接する位置にあり、反射面51は反射面50の下に位
置し、反射面52は反射面50の後ろに位置する。この
ほか、反射面50と52の末端部分が相互に接触する。
反射面53は反射面52の後ろに位置する。
【0015】全ての反射面50、51、52、53が相
互に鈍角を形成し、二つの反射ユニット42間にV形の
凹部54が形成され、これにより四つの反射面50、5
1、52、53が反射ユニット42の左右側に配置され
る。このようなレイアウトは検出死角を補償し、即ち検
出素子34中央軸左右方向の各60°の区域を超過す
る。ゆえに、本発明の検出器は周知のものに較べて広い
検出範囲を有する。結論として、反射ユニット42と積
み重ねられた多面円弧形レンズの組合せ28の組合せ使
用により、120°以上の検出範囲を獲得できる。
【0016】注意すべきは、本明細書中に提示する全て
の角度は例えば専門エンジニアが採用するソフトウエア
を使用した光学研究により得られたものである。実際の
応用上は、これらの角度は僅かな差異と修正がある可能
性があり、各種の変数の存在、例えば電子学上の完全性
により定められる。
【0017】図9乃至図12に示されるのは、遠来の入
射線の経路S3、S4、S5、S6が120°の検出範
囲を超過したものであり、検出素子34の中央検出区域
はe1で、これにより検出素子34が直接S1とS2間
の任意の角度からの入射赤外線を受け取ることができ
る。入射線が中央検出区域e1以外から来たものである
時、信号反射板40が反射させた入射線が検出素子34
に進入する。例えば、入射赤外線S3(検出素子34の
中央軸より64°)が側辺レンズ28cの単一焦点Ec
を通過し、反射面51に反射される。入射赤外線S4
(検出素子34の中央軸より76°)は単一焦点Ecを
通過し、反射面50に反射される。入射赤外線S5(検
出素子34の中央軸より90°)は単一焦点Ecを通過
し、反射面52に反射される。入射赤外線S6(検出素
子34の中央軸より107°)は単一焦点Ecを通過
し、反射面53に反射される。図13乃至図15は、入
射線S3’、S4’、S5’、S6’の経路が120°
の検出範囲を超過したものを説明する。検出素子34の
中央検出区域はe1で、これにより検出素子34が直接
S1’とS2’間の任意の角度の入射赤外線を受け取
る。近隣の入射線が中央検出区域e1以外より入射する
時、入射赤外線S3’(検出素子34の中央軸より64
°)は側辺レンズ28dの単一焦点Edを通過し、反射
面51に反射される。入射赤外線S4’(検出素子34
の中央軸より76°)はこの単一焦点Edを通過し、反
射面50に反射される。入射赤外線S5’(検出素子3
4の中央軸より90°)はこの単一焦点Edを通過し、
反射面52に反射される。入射赤外線S6’(検出素子
34の中央軸より107°)はこの単一焦点Edを通過
し、反射面53に反射される。
【0018】本発明の以上の説明のように、四つの反射
面50、51、52、53は反射板40の両側にあって
側翼の形状を形成する。視角(α)は任意の入射線と反
射面50、51、52、53の間の角である。図11と
図12に示されるものは、Eaを通過する遠来の入射線
の視角(α)とされる。Ebを通過する近隣の入射線の
視角(α)は図15に示されるとおりである。図16に
示される光学原理により、入射角(β)は検出素子34
の中央軸より測量し、同様に遠近の二種類の入射線に応
用される。図17に示されるように、本発明の検出範囲
は図1に示される周知の検出器より大きい。図11或い
は図15に示される最大入射角(β)は107°で、2
14°の検出範囲に相当する。
【0019】この方面の技術に習熟した人であれば、本
発明の内容が以上の説明、特に実施例に限定されるもの
ではないことが分かる。即ち本発明の特許請求の範囲の
記載に基づきなしうる細部の改変或いは修飾は、いずれ
も本発明の請求範囲に属するものとする。
【0020】別の本発明は検出範囲拡大方法を提供す
る。それは赤外線検出器と積み重ねられた多面円弧形レ
ンズの組合せ28を相互に結合させ、そのうち、中央部
分に配置された複数の多面レンズ28a、28bが形成
する中央焦点区域28A、28B及び四つの広角の側辺
レンズ28c、28dが形成する側辺焦点区域28C、
28D及び一つの反射板40を含み、それは検出素子3
4の前に位置する複数の反射面50、51、52、53
を含む。この方法中に含まれるステップは以下のとおり
である。二つの積み重ねられた広角側辺レンズ28c、
28dを中央焦点区域28A、28Bの両側それぞれに
設置する。遠方及び近隣の、検出素子34の中心軸より
120°以上の範囲からきた入射赤外線を適当な広角の
側辺レンズ28c或いは28dの焦点に集め反射板40
に投射し、さらに該反射板40の相互に接触する適当な
反射面50、51、52、53の反射の補助により入射
線を検出素子34に入射させる。実施例中では、少なく
とも4つの反射面50、51、52、53が、検出素子
34の中心軸より側翼の形状を以て反射板40の各側に
向けて配置され、入射線が検出素子34に向けて反射さ
れ投射される。注意すべきは、本発明は反射板40の各
側に少なくとも二つの反射面を提供していることであ
る。
【0021】
【発明の効果】本発明は、固定座と、該固定座上に固定
された球形体と、該球形体内に配置されて全ての検出入
力と赤外線検出素子を含む処理回路の素子を含む回路盤
セットと、検出素子の前に取り付けられ積み重ねられた
多面円弧形レンズの組合せとされて検出素子が多面円弧
形レンズの焦点に位置して焦点赤外線を受け取る多面円
弧形レンズの組合せと、該検出素子に連接され且つ回路
盤に取り付けられた信号反射板と、を具えている。信号
反射板が対称構造の、それぞれ少なくとも二つの反射平
面で組成された反射ユニットで組成されている。本発明
は検出素子中心軸左右両方向の60°を超過する検出上
の死角をカバーし、200°を超過する検出範囲を獲得
する。本発明はまた検出範囲拡大の方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知の検出器の検出範囲表示図である。
【図2】本発明の一つの実施例中の組合せ完成後の概略
図である。
【図3】本発明の一つの実施例中の検出器のパネルを除
去した概略図である。
【図4】図2の本発明の実施例の組合せ図である。
【図5】本発明の積み重ねた多面円弧形レンズの組合せ
の正面図である。
【図6】図5の多面円弧形レンズの組合せの背面図であ
る。
【図7】本発明の信号反射板の正面図である。
【図8】図7の7−7線断面図である。
【図9】本発明の多面円弧形レンズの組合せと反射板の
良好な配置表示図であり、入射線はEcを通過する。
【図10】図9に示される本発明の検出器と入射線の概
略表示図である。
【図11】図9に示される本発明の入射線視角、検出角
と範囲の一覧表である。
【図12】本発明の反射板の一つの反射面上の入射線視
図である。
【図13】本発明の多面円弧形レンズの組合せと反射板
の良好な配置の正面図であり、図中、入射線はEdを通
過する。
【図14】図13の本発明と入射線の概略表示図であ
る。
【図15】図13の入射線視角、検出角と範囲の一覧表
である。
【図16】本発明の検出素子の中心軸より複数の検出角
が形成する適当な検出範囲表示図である。
【図17】本発明の検出範囲の説明図である。
【符号の説明】
10 固定座 11 スリーブ 20 球形体 22 面板 23 回転機構 26 窓口 28 円弧形レンズの組合せ 28A、28B 中央焦点区域 28C、28D 側辺焦点区域 28a、28b、28c、28d レンズ 34 検出素子 40 反射板 42 反射ユニット 44 界面辺 50、51、52、53 反射面 Ea、Eb、Ec、Ed 焦点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01V 8/14 G01V 9/04 C (72)発明者 李 啓裕 台湾台北縣新店市民權路130巷16號5樓 (72)発明者 廖 信華 台湾台北縣新店市民權路130巷16號5樓 Fターム(参考) 2G065 AB02 BA14 BB06 BB11 BB49 DA20 2G066 AC13 BA22 BA25 BA26 CA08 5C084 AA02 AA07 AA13 BB32 BB40 CC17 DD43 DD58 DD62 EE01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定座(10)と、該固定座(10)に
    取り付けられた球形体(20)と、該球形体(20)の
    内部に配置され、検出と処理回路の一部分をなす回路盤
    セット(32、33)と、検出素子(34)の前に取り
    付けられる多面円弧形レンズの組合せ(28)と、該多
    面円弧形レンズの組合せ(28)の焦点に位置する赤外
    線検出素子(34)と、該検出素子(34)に結合され
    且つ第1回路盤(32)上に取り付けられた信号反射板
    (40)とを具えた広範囲赤外線検出器において、 多面円弧形レンズの組合せ(28)が6個の焦点区域で
    組成され、それは複数の多面レンズ(28a、28b)
    により形成される二つの積み重ねられた中央焦点区域
    (28A、28B)と、中央焦点区域(28A、28
    B)の両側それぞれに設けられた二つの積み重ねられた
    側辺焦点区域(28C、28D)で組成され、該側辺焦
    点区域(28C、28D)はそれぞれレンズ(28c、
    28d)で組成され、 信号反射板40は二つの同じ反射ユニット(42)が界
    面辺(44)で対称に分割されてV形の凹部(54)を
    形成し、各反射ユニット(42)に二つ或いは二つ以上
    の反射面が設けられて検出素子(34)の中央軸より分
    散配置され、全ての反射面(50、51、52、53)
    が相互に交叉して鈍角をなす側翼形状を形成することを
    特徴とする、広範囲赤外線検出器。
  2. 【請求項2】 前記反射面(50、51、52、53)
    の第1の反射面(50)が該界面辺(44)に隣接する
    位置にあり、第2の反射面(51)が該第1の反射面
    (50)の下に位置し、第3の反射面(52)が第1の
    反射面(50)の後ろの位置し、第2、第3の反射面
    (51、52)の末端部が相互に接触し、第4の反射面
    (53)が第3の反射面(52)の後ろに位置すること
    を特徴とする、請求項1に記載の広範囲赤外線検出器。
  3. 【請求項3】 前記二つの積み重ねられた側辺焦点区域
    (28C、28D)が中央焦点区域(28A、28B)
    の両側それぞれに配置され、各側の側辺焦点区域(28
    C、28D)が一つの広角レンズ(28c或いは28
    d)を有し、各広角レンズ(28c或いは28d)がそ
    れぞれ適当な単一焦点(Ec或いはEd)を有すること
    を特徴とする、請求項1に記載の広範囲赤外線検出器。
  4. 【請求項4】 前記側辺焦点区域(28C、28D)が
    検出素子(34)の中心軸の任意の一側より120°或
    いは60°より大きい検出範囲をカバーすることを特徴
    とする、請求項3に記載の広範囲赤外線検出器。
  5. 【請求項5】 前記広範囲赤外線検出器において、遠来
    の入射赤外線のフォーカシングは多面レンズ(28a)
    の適当な焦点(Ea)或いは広角側辺レンズ(28c)
    の適当な焦点(Ec)により完成されることを特徴とす
    る、請求項1又は請求項3に記載の広範囲赤外線検出
    器。
  6. 【請求項6】 前記広範囲赤外線検出器において、近隣
    の入射赤外線のフォーカシングは多面レンズ(28b)
    の適当な焦点(Eb)或いは広角側辺レンズ(28d)
    の適当な焦点(Ed)により完成されることを特徴とす
    る、請求項1又は請求項3に記載の広範囲赤外線検出
    器。
  7. 【請求項7】 赤外線検出器の検出範囲拡大方法におい
    て、該方法は積み重ねられた多面円弧形レンズの組合せ
    (28)と結合され、該多面円弧形レンズの組合せ(2
    8)は、中央部分に配置された複数の多面レンズ(28
    a、28b)が形成する中央焦点区域(28A、28
    B)及び四つの広角側辺レンズ(28c、28d)が形
    成する側辺焦点区域(28C、28D)及び一つの反射
    板(40)を含み、該反射板(40)は、それは検出素
    子(34)の前に位置する複数の反射面(50、51、
    52、53)を含み、 この方法は、 二つの積み重ねられた広角側辺レンズ(28c、28
    d)を中央焦点区域28A、28Bの両側それぞれに設
    置するステップ、 遠方の、検出素子(34)の中心軸より120°以上の
    範囲からきた入射赤外線を適当な広角の側辺レンズ(2
    8c、28d)の焦点を透過して反射板(40)に投射
    するステップ、 さらに該反射板(40)の相互に接触する適当な反射面
    (50、51、52、53)の反射の補助により入射線
    を検出素子(34)に入射させるステップ、 以上のステップを含むことを特徴とする、赤外線検出器
    の検出範囲拡大方法。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも4つの反射面(50、5
    1、52、53)を、検出素子(34)の中心軸より側
    翼の形状を以て反射板(40)の各側に向けて配置し、
    入射線を検出素子(34)に向けて反射投射させるステ
    ップを有することを特徴とする、請求項7に記載の赤外
    線検出器の検出範囲拡大方法。
  9. 【請求項9】 前記方法において、少なくとも二つの反
    射面を、反射板(40)の各側に配置し、入射線を検出
    素子(34)に向けて反射投射させるステップを有する
    ことを特徴とする、請求項7に記載の赤外線検出器の検
    出範囲拡大方法。
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