JPH1073434A - レーザ距離測定装置 - Google Patents

レーザ距離測定装置

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JPH1073434A
JPH1073434A JP8230849A JP23084996A JPH1073434A JP H1073434 A JPH1073434 A JP H1073434A JP 8230849 A JP8230849 A JP 8230849A JP 23084996 A JP23084996 A JP 23084996A JP H1073434 A JPH1073434 A JP H1073434A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転多面鏡に対して固定の凹面鏡を備えた装
置では、回転多面鏡の回転軸に直交するピッチ軸回りの
回動角度を大きくすると、受信レーザ光の一部が凹面鏡
から外れて受光部に入力される光量が減少し、測定精度
が低下するという問題点があり、このような問題点を解
決することが課題であった。 【解決手段】 レーザ光源2から発せられた送信レーザ
光LTを目標に向けて反射させるとともに目標で反射し
た受信レーザ光LRを受ける回転多面鏡3と、回転多面
鏡3をその回転軸Rに直交するピッチ軸P回りに回動さ
せるピッチング機構5と、回転多面鏡3で反射した受信
レーザ光LRを受光用光学系側に反射させる凹面鏡6を
備え、回転多面鏡3と凹面鏡6をピッチ軸P回りに一体
的に回動可能にしたレーザ距離測定装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光源から発
したレーザ光を目標に対して走査させて距離を測定する
レーザ距離測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のレーザ距離測定装置としては、
例えば、図4に示すようなものがあった。図示のレーザ
距離測定装置は、レーザ光源101から発した送信レー
ザ光LTを回転多面鏡102により走査し、目標で反射
した受信レーザ光LRを同じ回転多面鏡102で受け
る。回転多面鏡102で受けた受信レーザ光LRは、そ
の両側に設けた固定の凹面鏡103,103で回転多面
鏡102の後方側に反射され、それぞれの反射鏡10
4、104および光学フィルター105,105を経て
1つの受光部106に入力される。
【0003】そして、レーザ距離測定装置は、送信レー
ザ光LTから得た参照光と上記の光学系を経て入力した
受信レーザ光LRの時間的なずれに基づいて目標までの
距離を測定する。また、上記レーザ距離測定装置は、回
転多面鏡102をそれ自体の回転軸Rに対して直交する
ピッチ軸P回りにも回動させることにより、送信レーザ
光LTを一定の平面の範囲内に走査するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うな従来のレーザ距離測定装置にあっては、回転多面鏡
102の両側に固定の凹面鏡を103,103を設けて
いたため、例えば、回転多面鏡102のピッチ軸P回り
の回動角度を大きくしようとすると、回転多面鏡102
で反射した受信レーザ光LRの一部が凹面鏡103から
外れてしまうことがあり、これにより受光部106に入
力される光量が減少して測定精度が低下することがある
という問題点があり、このような問題点を解決すること
が課題であった。
【0005】なお、受信レーザ光LRが外れないように
凹面鏡103を大きくすることが考えられるが、この場
合、大型化した凹面鏡によって回転多面鏡102に対す
る受信レーザ光LRが遮られ、逆に回転多面鏡102の
ピッチ軸P回りの回動角度が制限される結果となる。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記従来の課題に着目して成
されたもので、回転多面鏡のピッチ軸回りの回動角度を
大きくした場合でも、常に受信レーザ光の最大光量を得
ることができるレーザ距離測定装置を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるレーザ距
離測定装置は、請求項1として、レーザ光源から発せら
れた送信レーザ光を目標に向けて反射させるとともに目
標で反射した受信レーザ光を受ける回転多面鏡と、回転
多面鏡をその回転軸に直交するピッチ軸回りに回動させ
るピッチング機構と、回転多面鏡で反射した受信レーザ
光を受光用光学系側に反射させる凹面鏡を備え、回転多
面鏡と凹面鏡をピッチ軸回りに一体的に回動可能にした
構成とし、請求項2として、凹面鏡がピッチング機構に
設けてある構成とし、請求項3として、凹面鏡がピッチ
軸上に集光する曲率を有しており、ピッチ軸上に、凹面
鏡で反射した受信レーザ光を受光用光学系側に反射させ
る2次反射鏡を設けた構成とし、請求項4として、2次
反射鏡が、凹面鏡からの受信レーザ光をピッチ軸上に反
射する凸面鏡であり且つ凹面鏡と一体的に回動可能であ
って、ピッチ軸上に、2次反射鏡で反射した受信レーザ
光を受光用光学系側に反射させる固定の3次反射鏡を設
けた構成とし、請求項5として、回転多面鏡の両側に、
凹面鏡、2次反射鏡、3次反射鏡および受光用光学系を
それぞれ配置し、回転多面鏡の後方に、各受光用光学系
を経た受信レーザ光が入力される受光部を配置した構成
としており、上記の構成を従来の課題を解決するための
手段としている。
【0008】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わるレーザ距離測
定装置では、ピッチング機構により回動する回転多面鏡
と凹面鏡とが同じピッチ軸回りに一体的に回動するの
で、回転多面鏡の反射面と凹面鏡の受光面とは常に一致
しており、回転多面鏡で反射した受信レーザ光が凹面鏡
から外れることがなく、受信レーザ光はすべて凹面鏡で
反射されて受光用光学系側に送られる。したがって、回
転多面鏡のピッチ軸回りの回動角度を大きくしても、凹
面鏡を介して受光用光学系側に最大光量の受信レーザ光
が反射される。
【0009】本発明の請求項2に係わるレーザ距離測定
装置では、回転多面鏡をピッチ軸回りに回動させるピッ
チング機構に凹面鏡を設けているので、簡単な構造で回
転多面鏡と凹面鏡の回動が確実に一致することとなる。
【0010】本発明の請求項3に係わるレーザ距離測定
装置では、回転多面鏡とともに回動する1次反射鏡であ
る凹面鏡で反射した受信レーザ光をピッチ軸上に集光
し、同受信レーザ光をピッチ軸上に設けた2次反射鏡に
より受光用光学系側に反射する。つまり、回動する凹面
鏡からの受信レーザ光は、光量を減少させることなく固
定の受光用光学系側に送られる。
【0011】本発明の請求項4に係わるレーザ距離測定
装置では、2次反射鏡が凸面鏡であることから、同2次
反射鏡で反射した受信レーザ光が平行ビームとなり、ま
た、2次反射鏡が凹面鏡と一体的に回動可能であるの
で、凹面鏡の反射面と2次反射鏡の受光面とは常に一致
しており、凹面鏡で反射した受信レーザ光が2次反射鏡
から外れることがなく、受信レーザ光はすべて2次反射
鏡から平行ビームとなって固定の3次反射鏡に反射さ
れ、さらに、3次反射鏡から受光用光学系側に送られ
る。つまり、回動する凹面鏡からの受信レーザ光は、回
動する2次反射鏡と固定の3次反射鏡の間で常にピッチ
軸上に保たれ、光量を減少させることなく3次反射鏡か
ら固定の受光用光学系側に送られる。
【0012】本発明の請求項5に係わるレーザ距離測定
装置では、回転多面鏡で受けた受信レーザ光を同回転多
面鏡の両側の凹面鏡に反射し、両受信レーザ光をそれぞ
れの受光用光学系に通して、最終的に回転多面鏡の後方
に設けた1つの受光部に入力することとなるが、このと
き、回転多面鏡とともにピッチ軸回りに回動する凹面鏡
および2次反射鏡を設けているので、受信レーザ光はそ
の光量を減少させることなくピッチ軸上に集光され、さ
らに、回動する2次反射鏡と固定の3次反射鏡の間で常
にピッチ軸上に保たれ、3次反射鏡から固定の受光用光
学系側に送られる。
【0013】また、請求項5に係わるレーザ距離測定装
置では、上記のように回動側と固定側との間で受信レー
ザ光を送る作用に加えて、回転多面鏡からの受信レーザ
光を各凹面鏡で回転多面鏡側である装置中心側に反射
し、次いで、各2次反射鏡で半中心側に反射し、さら
に、3次反射鏡で再び中心側に反射するので、装置の小
型化などを図るために、3次反射鏡からの受信レーザ光
を受ける受光用光学系を装置の中心寄りに配置し得るこ
ととなる。
【0014】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わるレーザ距離測
定装置によれば、ピッチング機構により回動する回転多
面鏡と凹面鏡とが同じピッチ軸回りに一体的に回動する
ので、回転多面鏡のピッチ軸回りの回動角度を大きくし
ても、受信レーザ光をすべて凹面鏡で反射して受光用光
学系側に送り、受光用光学系側に最大光量の受信レーザ
光を反射させることができ、走査範囲の拡大とともに高
い測定精度を実現することができる。
【0015】本発明の請求項2に係わるレーザ距離測定
装置によれば、請求項1と同様の効果を得ることができ
るうえに、回転多面鏡のピッチング機構に凹面鏡を設け
たことから、簡単な構造で回転多面鏡と凹面鏡の回動を
確実に一致させることができ、充分な光量の確保および
測定精度のさらなる向上や、装置の小型化および低コス
ト化などに貢献することができる。
【0016】本発明の請求項3に係わるレーザ距離測定
装置によれば、請求項1および2と同様の効果を得るこ
とができるうえに、1次反射鏡である凹面鏡による受信
レーザ光のピッチ軸上への集光、およびピッチ軸上の2
次反射鏡により、回動する凹面鏡からの受信レーザ光を
固定の受光用光学系側に良好に送ることができる。
【0017】本発明の請求項4に係わるレーザ距離測定
装置によれば、請求項1〜3と同様の効果を得ることが
できるうえに、凹面鏡とともに回動する凸面鏡の2次反
射鏡を採用したことにより、凹面鏡からのすべての受信
レーザ光を平行ビームにして最大光量の状態で送ること
ができ、また、ピッチ軸上の固定の3次反射鏡を採用し
たことにより、回動する凹面鏡からの受信レーザ光を回
動する2次反射鏡と固定の3次反射鏡の間で常にピッチ
軸上に保つことができ、回動側から固定側へ受信レーザ
光を良好に且つ確実に伝達することができる。
【0018】本発明の請求項5に係わる請求項1〜4と
同様の効果を得ることができるうえに、回転多面鏡の両
側部後方に受信レーザ光の2系統の経路を備えた装置に
おいて、回転多面鏡からの受信レーザ光を各凹面鏡で回
転多面鏡側である装置中心側に反射し、次いで、各2次
反射鏡で半中心側に反射し、さらに、3次反射鏡で再び
中心側に反射することから、3次反射鏡からの受信レー
ザ光を受ける受光用光学系を装置の中心寄りに配置する
ことが可能となり、これにより装置の小型化などを実現
することができる。
【0019】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明に係わるレー
ザ距離測定装置の一実施例を説明する。
【0020】図1に示すように、レーザ距離測定装置1
は、ケース11内に、例えばコリメータ付きレーザダイ
オードであるレーザ光源2と、レーザ光源2から平行光
として発せられた送信レーザ光LTを図外の目標に向け
て反射するとともに目標で反射した受信レーザ光LRを
受ける回転多面鏡3と、回転多面鏡3を図中で竪の回転
軸R回りに回転させるモータ4と、回転多面鏡3をその
回転軸Rに直交するピッチ軸P回りに回動させるピッチ
ング機構(あるいはノッディング機構)5を備えてい
る。
【0021】また、レーザ距離測定装置1は、回転多面
鏡3の両側に、同回転多面鏡3で反射した受信レーザ光
LRを受ける1次反射鏡である凹面鏡6,6を備えると
共に、回転多面鏡3の後部両側に、受光用光学系を構成
する反射鏡7および光学フィルタ8を備え、回転多面鏡
3の後方には、各受光用光学系(7,8)を通過した受
信レーザ光LRを受ける1つの受光部9を有する距離検
出器10を備えている。各凹面鏡6,6は、後記する2
次および3次の反射鏡を介して、回転多面鏡3からの受
信レーザ光LRをそれぞれの受光用光学系側に送る。
【0022】距離検出器10は、ケース11の後壁11
aに設置してあって、受光部9には例えばフォトダイオ
ードが用いられ、送信レーザ光LTの一部を参照光とし
て別の入力部で受けると共に、この参照光と受信レーザ
光LRを電気信号に変換し、双方の信号の時間的なずれ
に基づいて距離データを検出する。
【0023】ピッチング機構5は、ケース11の底部1
1bに対向して設けた一対のスタンド12,12と、こ
れらのスタンド12,12間に回動可能に設けたベース
13と、ベース13を回動させるトルカ14と、ベース
13の回動方向を切換えるレゾルバ15を備えており、
回転多面鏡3の中心を通過するピッチ軸Pとベース13
の回動中心とが合致するようにして、回転多面鏡3およ
びモータ4をベース13の中央に載置している。
【0024】先の凹面鏡6,6は、上記ピッチング機構
5のベース13上において、回転多面鏡3を間にして対
向する状態で同ベース13に取付けてある。したがっ
て、各凹面鏡6は、ベース13および回転多面鏡3とと
もに一体的に回動する。各凹面鏡6は、その内面が、ピ
ッチ軸P上に集光する曲率を有する放物面状を成してお
り、その放物面の頂点にピッチ軸Pが通過するように配
置してある。
【0025】また、回転多面鏡3と各凹面鏡6,6の間
には、それぞれの凹面鏡6,6に対向する2次反射鏡2
2,22が設けてあり、各凹面鏡6,6の放物面の頂点
位置には、2次反射鏡22,22に対向する3次反射鏡
23,23が設けてある。つまり、2次および3次の反
射鏡22,23は、ピッチ軸P上に設けてある。
【0026】2次反射鏡22は、凸面鏡であって、凹面
鏡6からの受信レーザ光LRを平行ビームにしてピッチ
軸P上すなわち3次反射鏡23に向けて反射する。各2
次反射鏡22は、ピッチング機構5のベース13などに
取付けてあって、回転多面鏡3および各凹面鏡6ととも
に一体的に回動する。
【0027】他方、3次反射鏡23は、2次反射鏡22
からの受信レーザ光LRを受光用光学系の反射鏡7に向
けて反射するものであって、図3にも示すように、凹面
鏡6の放物面の頂点位置に形成した円形の穴6a内に配
置してあり、ケース11の底部11bなどに取付けてあ
る。したがって、3次反射鏡23は、凹面鏡6や2次反
射鏡22が回動するのに対して、固定された状態にあ
る。
【0028】上記構成を備えたレーザ距離測定装置1に
おいて、例えば地上の目標までの距離を斜め上方から測
定する場合、まず、レーザ光源2から平行に発せられた
送信レーザ光LTは、回転多面鏡3の下部側の反射領域
で反射され、目標に向けて送られる。この際、送信レー
ザ光LTは、モータ4による回転多面鏡3の回転軸R回
りの回転により、その回転方向に移動すると共に、ピッ
チング機構5のトルカ14の作動により、回転多面鏡3
の回転方向と直交するピッチ軸P回りにも移動すること
から、略扇形平面の走査が成されることとなる。
【0029】次に、目標で反射したレーザ光は、図2に
も示すように、受信レーザ光LRとして回転多面鏡3の
上部側の反射領域で受けられ、両側の凹面鏡(図2では
片側を省略している)6に反射される。このとき、当該
レーザ距離測定装置1では、ピッチング機構5により回
動する回転多面鏡3と各凹面鏡6とが同じピッチ軸P回
りに一体的に回動するので、回転多面鏡3の反射面と凹
面鏡6の受光面とは常に一致しており、回転多面鏡3で
反射した受信レーザ光LRが凹面鏡6から外れることが
なく、受信レーザ光LRはすべて凹面鏡6で反射され
る。
【0030】したがって、当該レーザ距離測定装置1で
は、回転多面鏡3のピッチ軸P回りの回動角度を大きく
しても、凹面鏡6を介して受光用光学系(7,8)側に
最大光量の受信レーザ光LRが送られる。また、回転多
面鏡3をピッチ軸P回りに回動させるピッチング機構5
に凹面鏡6を設けているので、回転多面鏡3と凹面鏡6
の回動は確実に一致する。
【0031】また、レーザ距離測定装置1は、各凹面鏡
6により受信レーザ光LRをピッチ軸P上に集光すると
共に、この受信レーザ光LRをピッチ軸P上に配置した
2次反射鏡22で受け、2次反射鏡22で受信レーザ光
LRを平行ビームにしてピッチ軸P上に反射し、その受
信レーザ光LRを3次反射鏡23で反射して受光用光学
系(7,8)に送る。そして、各受光用光学系を通過し
た受信レーザ光LRは距離検出器10の1つの受光部9
に入力される。
【0032】このとき、当該レーザ距離測定装置1で
は、先に述べた回転多面鏡3と凹面鏡6の関係と同様
に、2次反射鏡22と凹面鏡6が一体的に回動するの
で、凹面鏡6の反射面と2次反射鏡22の受光面とは常
に一致しており、凹面鏡6で反射した受信レーザ光LR
が2次反射鏡22から外れることがなく、受信レーザ光
LRはすべて2次反射鏡22から3次反射鏡23に送ら
れる。また、回動する凹面鏡6からの受信レーザ光LR
は、回動する2次反射鏡22と固定の3次反射鏡23の
間で常にピッチ軸P上に保たれる。つまり、回動側から
固定側への受信レーザ光LRの伝達が良好に成される。
【0033】このように、上記実施例のレーザ距離測定
装置1では、回転多面鏡3とともに回動する凹面鏡6に
おいて、回転多面鏡3からの受信レーザ光LRがすべて
受けられ、また、1次反射鏡である凹面鏡6とともに回
動する2次反射鏡22において、凹面鏡6からの受信レ
ーザ光LRがすべて受けられるので、受信レーザ光LR
が最大光量のままで受光用光学系側に送られることとな
り、これにより高い測定精度が得られることとなる。
【0034】また、上記実施例のレーザ距離測定装置1
のように、回転多面鏡3の両側に、凹面鏡6、2次反射
鏡22、3次反射鏡23および受光用光学系(7,8)
をそれぞれ配置し、回転多面鏡3の後方に、各受光用光
学系を経た受信レーザ光LRが入力される受光部9を配
置することによって、受信レーザ光LRの経路を2系統
備えたものは、本来、充分な光量の確保、あるいは小型
の装置における充分な光量の確保を実現しており、この
ような装置において、当該レーザ距離測定装置1では、
回転多面鏡3からの受信レーザ光LRを各凹面鏡5で回
転多面鏡側である装置中心側に反射し、次いで、各2次
反射鏡22で半中心側に反射し、さらに、3次反射鏡2
3で再び中心側に反射するので、3次反射鏡23からの
受信レーザ光LRを受ける受光用光学系(7,8)が装
置の中心寄りに配置されることとなり、装置のさらなる
小型化を実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるレーザ距離測定装置の一実施例
を示す斜視説明図である。
【図2】送信レーザ光および受信レーザ光の経路を説明
する平面図である。
【図3】図1に示す凹面鏡および3次反射鏡を示す正面
図である。
【図4】従来におけるレーザ距離測定装置を示す斜視説
明図である。
【符号の説明】
1 レーザ距離測定装置 2 レーザ光源 3 回転多面鏡 5 ピッチング機構 6 凹面鏡 7 受光用光学系の反射鏡 8 受光用光学系の光学フィルタ 9 受光部 22 2次反射鏡 23 3次反射鏡 LR 受信レーザ光 LT 送信レーザ光 P ピッチ軸 R 回転多面鏡の回転軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源から発せられた送信レーザ光
    を目標に向けて反射させるとともに目標で反射した受信
    レーザ光を受ける回転多面鏡と、回転多面鏡をその回転
    軸に直交するピッチ軸回りに回動させるピッチング機構
    と、回転多面鏡で反射した受信レーザ光を受光用光学系
    側に反射させる凹面鏡を備え、回転多面鏡と凹面鏡をピ
    ッチ軸回りに一体的に回動可能にしたことを特徴とする
    レーザ距離測定装置。
  2. 【請求項2】 凹面鏡がピッチング機構に設けてあるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のレーザ距離測定装置。
  3. 【請求項3】 凹面鏡がピッチ軸上に集光する曲率を有
    しており、ピッチ軸上に、凹面鏡で反射した受信レーザ
    光を受光用光学系側に反射させる2次反射鏡を設けたこ
    とを特徴とする請求項2に記載のレーザ距離測定装置。
  4. 【請求項4】 2次反射鏡が、凹面鏡からの受信レーザ
    光をピッチ軸上に反射する凸面鏡であり且つ凹面鏡と一
    体的に回動可能であって、ピッチ軸上に、2次反射鏡で
    反射した受信レーザ光を受光用光学系側に反射させる固
    定の3次反射鏡を設けたことを特徴とする請求項3に記
    載のレーザ距離測定装置。
  5. 【請求項5】 回転多面鏡の両側に、凹面鏡、2次反射
    鏡、3次反射鏡および受光用光学系をそれぞれ配置し、
    回転多面鏡の後方に、各受光用光学系を経た受信レーザ
    光が入力される受光部を配置したことを特徴とする請求
    項4に記載のレーザ距離測定装置。
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