JP3303707B2 - 熱線式検知器 - Google Patents
熱線式検知器Info
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Description
より赤外線を検出して人体の移動等を検知する熱線式検
知器に関する。
6を用いて説明する。図4は熱線式検知器の断面図であ
る。図5は赤外線検出素子の視野角の説明図である。図
6は熱線式検知器の検知ビームの配置の説明図である。
なお、図4の断面図において、左右が対称である部分に
ついては左右同符号を付してある。
域内の赤外線を検出して、該赤外線検出素子の出力を増
幅して不要な周波数成分を除去した後、所定のしきい値
と比較することにより、人体の移動等の有無を判断して
出力するものであり、該出力は、例えば照明装置のオン
・オフ制御に用いられる。
出素子1と、レンズ本体2と、反射ミラー3と、を有す
る。
赤外線を検出するものであり、図5に示すように、視野
角θの有効視野Aを有しており、有効視野Aにおいて放
射される赤外線は検出でき、該有効視野Aの外側に位置
している有効視野外Bより放射される赤外線は検出でき
ない。
て、内側面に複数の集光レンズ2a,2b,2cを有し
ており、集光レンズ2a,2b,2cは、熱線検知器外
から熱線検知器に向けて放射される赤外線を赤外線検出
素子1の受光面1aに集光させるものである。
角形錐体であって、レンズ本体の赤外線検出素子1対向
側に設けてあり、集光レンズ2bを通過した赤外線のう
ち赤外線検出素子1配設位置以外へ向かう赤外線を赤外
線検出素子に向かうように反射するものである。具体的
には、反射ミラー3は、図4に示すように、集光レンズ
2bは通過が赤外線検出素子1には向かわない赤外線L
4を、集光レンズ2bを通過後に反射して受光面1aに
向かわせる。
明する。図6は熱線式検知器を位置Pに配置した場合に
検知領域を側方から見た説明図である。図6に示すよう
に、検知領域は複数の検知ビームB1,B2,B3,B
4から構成されている。検知ビームとは、各集光レンズ
によって設定される検知視野であり、検知ビーム上で熱
線式検知器に向けて赤外線が放射されると赤外線検出素
子1は該赤外線を検知する。従って、人体などが該検知
ビームB1,B2,B3,B4を横切る等すると、赤外
線検出素子1が赤外線を検出する。
た赤外線L1,L2,L3は、図4に示すように、各々
集光レンズ2a,2b,2cによって直接受光面1aに
集光される。なお、赤外線検出素子1は前記視野角θを
有しているが、集光レンズ2a,2b,2cはいずれも
視野角θ内で放射される赤外線を受光面1aに集光する
ものであって、赤外線L1,L2,L3はいずれも視野
角θ内で放射されている。
は、視野角θ外の角度でもって集光レンズ2bより熱線
式検知器に入光し赤外線検出素子1配設位置以外の方向
に進むが、反射ミラー3によって反射されて、視野角θ
の範囲内の角度でもって、受光素子1aに向かうように
なる。従って、この熱線式検知器においては、視野角θ
内の角度でもって入光する赤外線L1,L2,L3だけ
でなく、視野角θ外の角度でもって入光する赤外線L4
をも検出することができる。即ち、この熱線式検知器
は、視野角θ内の検知ビームB1,B2,B3のみなら
ず、視野角θ外の検知ビームB4をも有しており、赤外
線検出素子1の視野角θ以上の領域の赤外線を検知する
ことができる。
を増やして検知領域を拡大するためには、集光レンズの
面積を小さくしてレンズ枚数を増やす必要があるが、赤
外線検出素子1の感度はレンズ面積との関係で決定され
るため、一定面積に全てのレンズを設ける場合には自ず
とレンズ枚数が限られるのでさほど増設することはでき
ない。また仮に集光レンズを増設したとしても、赤外線
検出素子1の視野角θの範囲外には検知ビームを増やす
ことはできない。
っては、視野角θ外にも検知ビームB4を有している
が、そのために熱線検出素子1の正面方向位置に反射ミ
ラー3を設けており、図3に示すように正面方向には検
知ビームが存在せず、よって正面方向の赤外線は検出で
きない。即ち、視野角θ外に検知ビームを設けるため
に、正面方向の検知ビームが存在しない、という交換が
なされている。
ものの、検知ビーム自体はさほど増加せず、よって検知
の密度が粗くなるという問題点があった。
されたもので、その目的とするところは、検知領域が広
く、且つ検知ビームを増加させて検知の密度がさほど粗
くならない熱線式検知器を提供することにある。
決するために、請求項1記載の発明にあっては、赤外線
を検出する赤外線検出素子と、該赤外線検出素子の受光
面に赤外線を集光させる複数の集光レンズを有するレン
ズ本体と、レンズ本体の赤外線検出素子対向側に、集光
レンズを通過した赤外線のうち赤外線検出素子配設位置
以外へ向かう赤外線を赤外線検出素子に向かうように反
射する反射ミラーと、を有する熱線式検知器において、
前記反射ミラーは、多角形錐体にて形成するとともに、
少なくとも、一の集光レンズを通過して赤外線検出素子
配設位置以外の第一の方向に向かう赤外線を赤外線検出
素子に向かうように反射する第一の反射部と、前記一の
集光レンズを通過して赤外線検出素子配設位置以外の第
二の方向に向かう赤外線を赤外線検出素子に向かうよう
に反射する第二の反射部と、を有することを特徴とする
ものである。
3、図5を用いて説明する。図1は熱線式検知器の断面
図である。図2は赤外線検出素子の正面図である。図3
は検知領域の説明図である。図5は赤外線検出素子の視
野角の説明図である。
出素子4と、レンズ本体5と、反射ミラー5と、を有す
る。
おいて赤外線を検出するものであり、従来の技術で説明
したところの図5に示すように、視野角θの有効視野A
を有しており、有効視野Aにおいて放射される赤外線は
検出でき、該有効視野Aの外側に位置している有効視野
外Bより放射される赤外線は検出できない。また、赤外
線検出素子4は、隣り合った受光面4a,4bの電気特
性が正負逆特性となるように構成した2エレメントタイ
プの赤外線検出素子であり、各エレメントの出力を合成
したものを出力する。受光面4a,4bは、図2に示す
ように、例えば1[mm]×2.3[mm]の長方形で
あり、受光面4a,4bの間隔は1[mm]としてい
る。
て、内側面に複数の集光レンズ5a,5b,5cを有し
ている。集光レンズ5a,5b,5cは、熱線検知器外
から熱線検知器に向けて放射される赤外線を赤外線検出
素子4の受光面4a、4bに集光させるものである。ま
た、集光レンズ5a,5b,5cは、球面あるいは非球
面レンズ、又はフレネルレンズ等により構成されてい
る。
って傾きが変わっている多角形錐体であり、レンズ本体
5の赤外線検出素子4対向側に設けてあり、取付面積は
従来の技術で説明したところの反射ミラーと略同等であ
る。反射ミラー6は、多角形錐体の各側面に、鏡面とな
した第一の反射部6aと第二の反射部6bとを有してお
り、第一の反射部6aと第二の反射部6bとは、受光面
4a,4bに対して異なる角度となるようにしてある。
過して赤外線検出素子4の配設位置以外の第一の方向に
向かう赤外線L5を赤外線検出素子4に向かうように反
射するものであり、第二の反射部6bは、一の集光レン
ズを通過して赤外線検出素子4の配設位置以外の第二の
方向に向かう赤外線L6を赤外線検出素子4に向かうよ
うに反射するものである。
6aは、図1に示すように、例えば集光レンズ2bの点
Qは通過するが赤外線検出素子4には向かわない赤外線
L5を、集光レンズ2bを通過後に反射して受光面4
a,4bに向かわせる。また、反射ミラー6の第二の反
射部6bは、図1に示すように、集光レンズ2bの点Q
は通過するが赤外線検出素子4には向かわない赤外線L
6を、集光レンズ2bを通過後に反射して受光面4a,
4bに向かわせる。
明する。図3は熱線式検知器を位置Pに配置した場合に
検知領域を側方から見た説明図である。図3に示すよう
に、検知領域は視野角θ内の検知ビームB1,B2,B
3と視野角θ外の検知ビームB4、B5から構成されて
いる。
a,5cが赤外線を赤外線検出素子4に直接集光するこ
とにより構成されるものであり、検知ビームB2は集光
レンズ5bが赤外線を赤外線検出素子4に直接集光する
ことにより構成されるものである。
放射された赤外線L1,L2,L3は、各々集光レンズ
5a,5b,5cによって受光面4a,4bに集光され
る。
して、反射ミラー6の第一の反射部6aにより反射され
て赤外線検出素子4に集光することにより構成されるも
のである。
して、反射ミラー6の第二の反射部6bにより反射され
て赤外線検出素子4に集光することにより構成されるも
のである。
外線L4は、視野角θ外の角度でもって集光レンズ5b
より熱線式検知器に入光し赤外線検出素子4配設位置以
外の方向に進むが、反射ミラー6の第一の反射部6aに
よって反射されて、視野角θの範囲内の角度でもって、
受光面4a,4bに向かうようになる。また、検知ビー
ムB5上で放射された赤外線L5は、視野角θ外の角度
でもって集光レンズ5bより熱線式検知器に入光し赤外
線検出素子4配設位置以外の方向に進むが、反射ミラー
6の第二の反射部6bによって反射されて、視野角θの
範囲内の角度でもって、受光面4a,4bに向かうよう
になる。
は、視野角θ内の角度でもって入光する赤外線L1,L
2,L3だけでなく、視野角θ外の角度でもって入光す
る赤外線L4,L5をも検出することができる。即ち、
この熱線式検知器は、視野角θ内の検知ビームB1,B
2,B3のみならず、視野角θ外の検知ビームB4,B
5をも有しており、視野角θ以上の領域の赤外線を検知
することができる。
ビームは、反射ミラー6を配設したために従来のものと
同様に存在しないが、従来の技術で説明したところの熱
線式検知器に較べて検知ビームが増加しているので、検
知の密度がさほど粗くならない。
ー6は、第一の反射部6aと、第二の反射部6bとを有
して構成されているとして説明しているが、反射部は2
つに限られるものではなく複数であればよい。反射部を
多数設けることによりより多くの検知ビームを設定する
ことができる。
成してあるから、請求項1記載の発明にあっては、第一
の反射部が赤外線検出素子配設位置以外の第一の方向に
向かう赤外線を赤外線検出素子に向かうように反射し、
第二の反射部が赤外線検出素子配設位置以外の第二の方
向に向かう赤外線を赤外線検出素子に向かうように反射
するので、検知領域が広くなり、且つ検知ビームを増加
させて検知の密度がさほど粗くならないという効果を奏
する。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 赤外線を検出する赤外線検出素子と、該
赤外線検出素子の受光面に赤外線を集光させる複数の集
光レンズを有するレンズ本体と、レンズ本体の赤外線検
出素子対向側に、集光レンズを通過した赤外線のうち赤
外線検出素子配設位置以外へ向かう赤外線を赤外線検出
素子に向かうように反射する反射ミラーと、を有する熱
線式検知器において、前記反射ミラーを、多角形錐体に
て形成するとともに、少なくとも、一の集光レンズを通
過して赤外線検出素子配設位置以外の第一の方向に向か
う赤外線を赤外線検出素子に向かうように反射する第一
の反射部と、前記一の集光レンズを通過して赤外線検出
素子配設位置以外の第二の方向に向かう赤外線を赤外線
検出素子に向かうように反射する第二の反射部と、を有
することを特徴とする熱線式検知器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01694097A JP3303707B2 (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 熱線式検知器 |
Publications (2)
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JPH10213672A JPH10213672A (ja) | 1998-08-11 |
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Family
ID=11930134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01694097A Expired - Fee Related JP3303707B2 (ja) | 1997-01-30 | 1997-01-30 | 熱線式検知器 |
Country Status (1)
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-
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- 1997-01-30 JP JP01694097A patent/JP3303707B2/ja not_active Expired - Fee Related
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