JP2002364940A - 吸収冷凍機 - Google Patents
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Abstract
運転ができるようにすると共に、熱効率の高い冷房運転
時が行えるようにする。 【解決手段】 中温再生器2に接続した吸収液管の吸収
液入口側には開閉弁V1を設け、吸収液出口側には逆止
弁V2を設け、吸収液が中温再生器2と中温熱交換器8
とを迂回して循環可能に開閉弁V3が介在する吸収液管
を設け、中温再生器2に接続した冷媒管の冷媒入口側に
は開閉弁V4を設け、冷媒出口側には逆止弁V5を設
け、中温再生器2で吸収液から蒸発分離した冷媒蒸気の
出口側には逆止弁V6を設け、高温再生器1の冷媒蒸気
出口側と低温再生器3の冷媒蒸気入口側とを開閉弁V7
が介在する冷媒蒸気管とで接続するようにした。
Description
冷温水機を含む)に係わるものである。
効用の冷房運転が可能であるが、冬季は高温再生器で加
熱した吸収液と、その加熱吸収液から蒸発分離した冷媒
蒸気とを下胴に供給し、負荷に供給する循環水を蒸発器
において加熱する単なるボイラー機能を持たせたものに
過ぎなかったため、供給可能な温水の温度は60℃程度
となり、暖房運転に使用することはできるもののエネル
ギー効率(COP)が0.85程度であり、COPが低
いと云った問題点があった。
いては、大気圧以下と云う運転領域の制約があるため、
COPは1.6〜1.7と高くなるものの、供給可能な
温水温度は45℃程度と低いと云った問題点があった。
ポンプによる快適な暖房運転が可能なように、特に室温
が低い暖房運転の開始時においても十分に温度の高い空
気の噴出しが可能なように、従来の45℃より高い温度
の温水、例えば55℃程度の温水供給が可能な吸収冷凍
機を提供する必要があった。また、冷房運転時において
も熱効率に一層優れたものにする必要があり、これらの
解決が課題となっていた。
課題を解決するための具体的手段として、吸収液を加熱
して吸収液に含まれる冷媒を蒸発分離し、冷媒が吸収で
きるように吸収液を再生する再生器として高温再生器、
中温再生器、低温再生器を備えると共に、異なる温度の
吸収液同士が熱交換する熱交換器として高温熱交換器、
中温熱交換器、低温熱交換器を備えた吸収冷凍機におい
て、中温再生器に接続した吸収液管の吸収液出入口部に
逆止弁または開閉弁を設け、吸収液が中温再生器と中温
熱交換器とを迂回して循環可能に開閉弁を備えた吸収液
管を設け、高温再生器で吸収液から蒸発分離した冷媒蒸
気を低温再生器の熱源として供給可能に高温再生器の冷
媒蒸気出口と低温再生器の冷媒蒸気入口とを開閉弁が介
在する冷媒管により接続するようにした第1の構成の吸
収冷凍機と、
収器と凝縮器とに冷却水を供給し、凝縮器で冷却水に放
熱して凝縮した冷媒液を蒸発器で蒸発させ、その蒸発熱
で冷却した冷水を供給する冷却運時には3重効用運転と
し、蒸発器に河川水などの熱源流体を供給し、吸収器と
凝縮器とを経由して加熱された温水を供給する加熱運転
時には2重効用運転とする切換弁機構を設けるようにし
た第2の構成の吸収冷凍機と、
却運転時に吸収器で冷媒を吸収した吸収液が高温再生
器、中温再生器、低温再生器の順に流れ、冷媒をその都
度蒸発分離して吸収器に還流可能に、且つ、加熱運転時
に吸収器で冷媒を吸収した吸収液が高温再生器、低温再
生器の順に流れ、冷媒をその都度蒸発分離して吸収器に
還流可能に吸収液管を設けるようにした第3の構成の吸
収冷凍機と、
却運転時に吸収器で冷媒を吸収した吸収液が中温再生
器、高温再生器、低温再生器の順に流れ、冷媒をその都
度蒸発分離して吸収器に還流可能に、且つ、加熱運転時
に吸収器で冷媒を吸収した吸収液が高温再生器、低温再
生器の順に流れ、冷媒をその都度蒸発分離して吸収器に
還流可能に吸収液管を設けるようにした第4の構成の吸
収冷凍機と、
却運転時に吸収器で冷媒を吸収した吸収液が低温再生
器、高温再生器、中温再生器の順に流れ、冷媒をその都
度蒸発分離して吸収器に還流可能に、且つ、加熱運転時
に吸収器で冷媒を吸収した吸収液が低温再生器、高温再
生器の順に流れ、冷媒をその都度蒸発分離して吸収器に
還流可能に吸収液管を設けるようにした第5の構成の吸
収冷凍機と、
却運転時に吸収器で冷媒を吸収した吸収液が低温再生
器、中温再生器、高温再生器の順に流れ、冷媒をその都
度蒸発分離して吸収器に還流可能に、且つ、加熱運転時
に吸収器で冷媒を吸収した吸収液が低温再生器、高温再
生器の順に流れ、冷媒をその都度蒸発分離して吸収器に
還流可能に吸収液管を設けるようにした第6の構成の吸
収冷凍機と、
蒸発分離し、冷媒が吸収できるように吸収液を再生する
再生器として高温再生器、中温再生器、低温再生器を備
えると共に、異なる温度の吸収液同士が熱交換する熱交
換器として高温熱交換器、中温熱交換器、低温熱交換器
を備えた吸収冷凍機において、中温再生器に接続した吸
収液管の吸収液出入口部に逆止弁または開閉弁を設け、
高温再生器で吸収液から蒸発分離した冷媒蒸気を低温再
生器の熱源として供給可能に高温再生器の冷媒蒸気出口
と低温再生器の冷媒蒸気入口とを開閉弁が介在する冷媒
管により接続すると共に、吸収器と凝縮器とに冷却水を
供給し、凝縮器で冷却水に放熱して凝縮した冷媒液を蒸
発器で蒸発させ、その蒸発熱で冷却した冷水を供給する
冷却運時に吸収器で冷媒を吸収した吸収液が分岐して高
温再生器、中温再生器、低温再生器それぞれに流れ、各
再生器で冷媒を蒸発分離して吸収器に還流する3重効用
運転とし、且つ、蒸発器に河川水などの熱源流体を供給
し、吸収器と凝縮器とを経由して加熱された温水を供給
する加熱運転時に吸収器で冷媒を吸収した吸収液が分岐
して高温再生器と低温再生器とに流れ、各再生器で冷媒
を蒸発分離して吸収器に還流する2重効用運転可能に吸
収液管を設けるようにした第7の構成の吸収冷凍機と、
を提供することにより、前記した従来技術の課題を解決
するものである。
基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。図1において、1は高温再
生器、2は中温再生器、3は低温再生器、4は凝縮器、
5は蒸発器、6は吸収器、7は低温熱交換器、8は中温
熱交換器、9は高温熱交換器、10・11は吸収液ポン
プ、13は冷媒ポンプであり、それぞれは図示したよう
に実線で示した吸収液管と破線で示した冷媒管とで接続
され、吸収液と冷媒がそれぞれ循環可能に構成されてい
る。
吸収液入口側には開閉弁V1が設けられ、吸収液出口側
には逆止弁V2が設けられ、吸収液が中温再生器2と中
温熱交換器8とを迂回して循環可能に開閉弁V3が介在
する吸収液管が設けられている。
温再生器2に接続した冷媒管の冷媒入口側には開閉弁V
4が設けられ、冷媒出口側には逆止弁V5が設けられ、
中温再生器2で吸収液から蒸発分離した冷媒蒸気の出口
側に逆止弁V6が設けられ、高温再生器1の冷媒蒸気出
口側と低温再生器3の冷媒蒸気入口側とが開閉弁V7が
介在する冷媒蒸気管とで接続されている。
通され、吸収器6と凝縮器4には冷却水/温水管15が
直列に通されている。
1(A)に示したように開閉弁V1、V4を開弁し、開
閉弁V3、V7を閉弁し、吸収液ポンプ10、11およ
び冷媒ポンプ13を運転し、冷却水/温水管15に冷却
水を流しながら、高温再生器1に添設したバーナ1Aで
天然ガスなどを燃焼させると、高温再生器1においては
燃焼熱により吸収液が加熱され、吸収液から蒸発分離し
た冷媒蒸気と、濃縮された吸収液とが得られる。
は、開弁している開閉弁V4を介して中温再生器2に入
り、中温再生器2内にある吸収液、すなわち高温再生器
1における前記加熱により既に吸収液濃度が1度高めら
れ、高温熱交換器9・開閉弁V1を介して高温再生器1
から供給された吸収液を加熱して冷媒を蒸発させる。
媒蒸気は、逆止弁V6を介して低温再生器3に入り、低
温再生器3内にある吸収液、すなわち高温再生器1、中
温再生器2における前記加熱により既に吸収液濃度が2
度高められ、逆止弁V2・中温熱交換器8を介して中温
再生器2から供給された吸収液を加熱して冷媒を蒸発さ
せる。
媒蒸気は、凝縮器4に入り、冷却水/温水管15内を流
れる冷却水に放熱して凝縮し、中温再生器2、低温再生
器3で吸収液に放熱して凝縮し、中温再生器2・低温再
生器3から流入する冷媒液と一緒になって蒸発器5に入
る。
は、冷媒ポンプ13により上方から散布され、冷水/熱
源水管14の内部を流れる水と熱交換して蒸発し、冷水
/熱源水管14の内部を流れる水を冷却する。
り、低温再生器3で加熱されて冷媒を蒸発分離し、吸収
液の濃度が一層高まった吸収液、すなわち低温熱交換器
7を経由して低温再生器3から供給され、上方から散布
される吸収液に吸収される。
くなった吸収液は、吸収液ポンプ10の運転により低温
熱交換器7・中温熱交換器8・高温熱交換器9を経由して
高温再生器1に戻される。
冷水/熱源水管14の内部を流れて蒸発器5に入った冷
水は、蒸発器5内において冷媒の気化熱により冷却さ
れ、その冷却された冷水が冷水/熱源水管14を介して
図示しない冷却負荷に循環供給できるので、冷房などの
冷却運転が熱効率に優れた3重効用により行える。
3、V7を開弁し、開閉弁V1、V4を閉弁し、吸収液
ポンプ10、11および冷媒ポンプ13を運転し、冷水
/熱源水管14に熱源水として河川水、排温水などを流
しながら、高温再生器1に添設したバーナ1Aで天然ガ
スなどを燃焼させると、高温再生器1においてはその燃
焼熱により吸収液が加熱され、吸収液から蒸発分離した
冷媒蒸気と、濃縮された吸収液とが得られる。
は、開弁している開閉弁V7を介して低温再生器3に入
り、低温再生器3内にある吸収液、すなわち高温再生器
1における前記加熱により既に吸収液濃度が1度高めら
れ、高温熱交換器9・開閉弁V3を介して高温再生器1
から供給された吸収液を加熱して冷媒を蒸発させる。
媒蒸気は、凝縮器4に入り、冷却水/温水管15内を流
れる水に放熱して凝縮し、低温再生器3で吸収液に放熱
して凝縮し、低温再生器3から流入する冷媒液と一緒に
なって蒸発器5に入る。
は、冷媒ポンプ13により上方から散布され、冷水/熱
源水管14の内部を流れる熱源水から熱を奪って蒸発す
る。
り、低温再生器3で加熱されて冷媒を蒸発分離し、吸収
液の濃度が一層高まった吸収液、すなわち低温熱交換器
7を経由して供給され、上方から散布される吸収液に吸
収される。
た吸収液は、吸収液ポンプ10の運転により低温熱交換
器7・中温熱交換器8・高温熱交換器9を経由して高温再
生器1に戻される。
冷却水/温水管15の内部を流れる水は、吸収器6にお
いては、低温再生器3から冷媒蒸気により加熱されて低
温熱交換器7を介して流入する吸収液が、蒸発器5から
蒸発して流入する冷媒を吸収する際に出る吸収熱により
加熱され、凝縮器4においては、低温再生器3で蒸発し
て流入する冷媒の凝縮熱と、低温再生器3で凝縮して流
入する吸収液とで加熱され、その2箇所で例えば55℃
程度に加熱された温水が冷却水/温水管15を介して図
示しない暖房負荷に循環供給できるので、暖房などの加
熱運転が熱効率に優れた2重効用により行える。
は、いわゆる開閉弁であっても良い。また、上記吸収液
ポンプ11は、省略することも可能である。
に基づいて説明する。なお、理解を容易にするため、第
2の実施形態の吸収冷凍機においても、前記図1に示し
た第1の実施形態の吸収冷凍機と同様の機能を有する部
分には同一の符号を付した(第3の実施形態以降も同
じ)。
第1の実施形態の吸収冷凍機と相違する部分は、吸収液
の循環順にある。すなわち、この第2の実施形態の吸収
冷凍機においては、冷媒を吸収して吸収器6から出た吸
収液は、図2(A)に示したように、冷房などの冷却運
転時には吸収液ポンプ10により低温熱交換器7、中温
熱交換器8を経由して中温再生器2に入り、そこで1度
目の加熱・濃縮が行われ、続いて吸収液ポンプ12によ
り高温熱交換器9を経由して高温再生器1に入り、そこ
で2度目の加熱・濃縮が行われ、さらに高温熱交換器
9、中温熱交換器8を経由して低温再生器3に入り、そ
こで3度目の加熱・濃縮が行われた後、吸収液ポンプ1
1により低温熱交換器7を経由して吸収器6に戻る循環
が可能に吸収液管が接続されている。
2と中温熱交換器8とを迂回して循環可能に開閉弁V3
が介在する吸収液管が設けられて、暖房などの加熱運転
時に冷媒を吸収して吸収器6から出た吸収液は、図2
(B)に示したように、吸収液ポンプ10により低温熱
交換器7、開閉弁V3、高温熱交換器9を経由して高温
再生器1に入り、そこで1度目の加熱・濃縮が行われ、
続いて高温熱交換器9、中温熱交換器8を経由して低温
再生器3に入り、そこで2度目の加熱・濃縮が行われた
後、吸収液ポンプ11により低温熱交換器7を経由して
吸収器6に戻る循環が可能に吸収液管が接続されてい
る。
は熱効率に優れた3重効用により冷房などの冷却運転が
行え、冬季には熱効率に優れた2重効用の運転により5
5℃程度に加熱した温水を負荷に循環供給する暖房など
の加熱運転が行える。なお、この場合も吸収液ポンプ1
1は、省略することが可能である。
に基づいて説明する。この第3の実施形態の吸収冷凍機
が、前記第1、第2の実施形態の吸収冷凍機と相違する
部分も、吸収液の循環順にある。
機においては、冷媒を吸収して吸収器6から出た吸収液
は、図3(A)に示したように、冷房などの冷却運転時
には吸収液ポンプ10により低温熱交換器7を経由して
低温再生器3に入り、そこで1度目の加熱・濃縮が行わ
れ、続いて吸収液ポンプ11により中温熱交換器8、高
温熱交換器9を経由して高温再生器1に入り、そこで2
度目の加熱・濃縮が行われ、さらに高温熱交換器9を経
由して中温再生器2に入り、そこで3度目の加熱・濃縮
が行われた後、中温熱交換器8、低温熱交換器7を経由
して吸収器6に戻る循環が可能に吸収液管が接続されて
いる。
2と中温熱交換器8とを迂回して循環可能に開閉弁V3
が介在する吸収液管が設けられて、暖房などの加熱運転
時に冷媒を吸収して吸収器6から出た吸収液は、図3
(B)に示したように、吸収液ポンプ10により低温熱
交換器7を経由して低温再生器3に入り、そこで1度目
の加熱・濃縮が行われ、続いて吸収液ポンプ11により
中温熱交換器8、高温熱交換器9を経由して高温再生器
1に入り、そこで2度目の加熱・濃縮が行われ、さらに
高温熱交換器9、開閉弁V3、低温熱交換器7を経由し
て吸収器6に戻る循環が可能に吸収液管が接続されてい
る。
は熱効率に優れた3重効用により冷房などの冷却運転が
行え、冬季には熱効率に優れた2重効用の運転により5
5℃程度に加熱した温水を負荷に循環供給する暖房など
の加熱運転が行える。
に基づいて説明する。この第4の実施形態の吸収冷凍機
が、前記第1〜第3の実施形態の吸収冷凍機と相違する
部分も、吸収液の循環順にある。
機においては、冷媒を吸収して吸収器6から出た吸収液
は、図4(A)に示したように、冷房などの冷却運転時
には吸収液ポンプ10により低温熱交換器7を経由して
低温再生器3に入り、そこで1度目の加熱・濃縮が行わ
れ、続いて吸収液ポンプ11により中温熱交換器8、開
閉弁V1を経由して中温再生器2に入り、そこで2度目
の加熱・濃縮が行われ、さらに吸収液ポンプ12により
高温熱交換器9を経由して高温再生器1に入り、そこで
3度目の加熱・濃縮が行われた後、高温熱交換器9、中
温熱交換器8、低温熱交換器7を経由して吸収器6に戻
る循環が可能に吸収液管が接続されている。
2と中温熱交換器8とを迂回して循環可能に開閉弁V3
が介在する吸収液管が設けられて、暖房などの加熱運転
時に冷媒を吸収して吸収器6から出た吸収液は、図4
(B)に示したように、吸収液ポンプ10により低温熱
交換器7を経由して低温再生器3に入り、そこで1度目
の加熱・濃縮が行われ、続いて吸収液ポンプ11により
開閉弁V3、高温熱交換器9を経由して高温再生器1に
入り、そこで2度目の加熱・濃縮が行われ、さらに高温
熱交換器9、中温熱交換器8、低温熱交換器7を経由し
て吸収器6に戻る循環が可能に吸収液管が接続されてい
る。
は熱効率に優れた3重効用により冷房などの冷却運転が
行え、冬季には熱効率に優れた2重効用の運転により5
5℃程度に加熱した温水を負荷に循環供給する暖房など
の加熱運転が行える。
に基づいて説明する。この第5の実施形態の吸収冷凍機
が、前記第1〜第4の実施形態の吸収冷凍機と相違する
部分も、吸収液の循環順にある。
機においては、冷媒を吸収して吸収器6から出た吸収液
は、図5(A)に示したように、冷房などの冷却運転時
には吸収液ポンプ10により低温熱交換器7を経由して
低温再生器3に入るものと、低温熱交換器7を経由した
後さらに中温熱交換器8を経由して中温再生器2に入る
ものと、低温熱交換器7、中温熱交換器8を経由した後
さらに高温熱交換器9を経由して高温再生器1に入るも
のとに分岐し、それぞれの再生器において加熱・濃縮が
行われ、高温再生器1に入って加熱・凝縮された吸収液
は高温熱交換器9、中温熱交換器8、低温熱交換器7を
経由して吸収器6に戻り、中温再生器2に入って加熱・
凝縮された吸収液は吸収液ポンプ12により中温熱交換
器8、低温熱交換器7を経由して吸収器6に戻り、低温
再生器3に入って加熱・凝縮された吸収液は吸収液ポン
プ11により低温熱交換器7を経由して吸収器6に戻る
循環が可能に吸収液管が接続されている。
時に冷媒を吸収して吸収器6から出た吸収液は、図5
(B)に示したように、吸収液ポンプ10により低温熱
交換器7を経由して低温再生器3に入るものと、低温熱
交換器7を経由した後さらに中温熱交換器8、高温熱交
換器9を経由して高温再生器1に入るものとに分岐し、
それぞれの再生器において加熱・濃縮が行われ、高温再
生器1に入って加熱・凝縮された吸収液は高温熱交換器
9、中温熱交換器8、低温熱交換器7を経由して吸収器
6に戻り、低温再生器3に入って加熱・凝縮された吸収
液は吸収液ポンプ11により低温熱交換器7を経由して
吸収器6に戻る循環が可能に吸収液管が接続されてい
る。
は熱効率に優れた3重効用により冷房などの冷却運転が
行え、冬季には熱効率に優れた2重効用の運転により5
5℃程度に加熱した温水を負荷に循環供給する暖房など
の加熱運転が行える。
ものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸
脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
効率に優れた2重効用運転により従来技術より温度が大
凡10℃も高い55℃程度の温水供給が可能となったの
で、部屋の温度が低い暖房運転の開始時においても十分
に温度の高い空気の噴出しが可能であり、快適な暖房運
転が可能になった。また、冷房などの冷却運転は、3重
効用運転となるので熱効率が高い。
り、(A)は冷房運転時の説明図、(B)は暖房運転時
の説明図である。
り、(A)は冷房運転時の説明図、(B)は暖房運転時
の説明図である。
り、(A)は冷房運転時の説明図、(B)は暖房運転時
の説明図である。
り、(A)は冷房運転時の説明図、(B)は暖房運転時
の説明図である。
り、(A)は冷房運転時の説明図、(B)は暖房運転時
の説明図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 吸収液を加熱して吸収液に含まれる冷媒
を蒸発分離し、冷媒が吸収できるように吸収液を再生す
る再生器として高温再生器、中温再生器、低温再生器を
備えると共に、異なる温度の吸収液同士が熱交換する熱
交換器として高温熱交換器、中温熱交換器、低温熱交換
器を備えた吸収冷凍機において、中温再生器に接続した
吸収液管の吸収液出入口部に逆止弁または開閉弁を設
け、吸収液が中温再生器と中温熱交換器とを迂回して循
環可能に開閉弁を備えた吸収液管を設け、高温再生器で
吸収液から蒸発分離した冷媒蒸気を低温再生器の熱源と
して供給可能に高温再生器の冷媒蒸気出口と低温再生器
の冷媒蒸気入口とを開閉弁が介在する冷媒管により接続
したことを特徴とする吸収冷凍機。 - 【請求項2】 吸収器と凝縮器とに冷却水を供給し、凝
縮器で冷却水に放熱して凝縮した冷媒液を蒸発器で蒸発
させ、その蒸発熱で冷却した冷水を供給する冷却運時に
は3重効用運転とし、蒸発器に河川水などの熱源流体を
供給し、吸収器と凝縮器とを経由して加熱された温水を
供給する加熱運転時には2重効用運転とする切換弁機構
が設けられたことを特徴とする請求項1記載の吸収冷凍
機。 - 【請求項3】 冷却運転時に吸収器で冷媒を吸収した吸
収液が高温再生器、中温再生器、低温再生器の順に流
れ、冷媒をその都度蒸発分離して吸収器に還流可能に、
且つ、加熱運転時に吸収器で冷媒を吸収した吸収液が高
温再生器、低温再生器の順に流れ、冷媒をその都度蒸発
分離して吸収器に還流可能に吸収液管が設けられたこと
を特徴とする請求項2記載の吸収冷凍機。 - 【請求項4】 冷却運転時に吸収器で冷媒を吸収した吸
収液が中温再生器、高温再生器、低温再生器の順に流
れ、冷媒をその都度蒸発分離して吸収器に還流可能に、
且つ、加熱運転時に吸収器で冷媒を吸収した吸収液が高
温再生器、低温再生器の順に流れ、冷媒をその都度蒸発
分離して吸収器に還流可能に吸収液管が設けられたこと
を特徴とする請求項2記載の吸収冷凍機。 - 【請求項5】 冷却運転時に吸収器で冷媒を吸収した吸
収液が低温再生器、高温再生器、中温再生器の順に流
れ、冷媒をその都度蒸発分離して吸収器に還流可能に、
且つ、加熱運転時に吸収器で冷媒を吸収した吸収液が低
温再生器、高温再生器の順に流れ、冷媒をその都度蒸発
分離して吸収器に還流可能に吸収液管が設けられたこと
を特徴とする請求項2記載の吸収冷凍機。 - 【請求項6】 冷却運転時に吸収器で冷媒を吸収した吸
収液が低温再生器、中温再生器、高温再生器の順に流
れ、冷媒をその都度蒸発分離して吸収器に還流可能に、
且つ、加熱運転時に吸収器で冷媒を吸収した吸収液が低
温再生器、高温再生器の順に流れ、冷媒をその都度蒸発
分離して吸収器に還流可能に吸収液管が設けられたこと
を特徴とする請求項2記載の吸収冷凍機。 - 【請求項7】 吸収液を加熱して吸収液に含まれる冷媒
を蒸発分離し、冷媒が吸収できるように吸収液を再生す
る再生器として高温再生器、中温再生器、低温再生器を
備えると共に、異なる温度の吸収液同士が熱交換する熱
交換器として高温熱交換器、中温熱交換器、低温熱交換
器を備えた吸収冷凍機において、中温再生器に接続した
吸収液管の吸収液出入口部に逆止弁または開閉弁を設
け、高温再生器で吸収液から蒸発分離した冷媒蒸気を低
温再生器の熱源として供給可能に高温再生器の冷媒蒸気
出口と低温再生器の冷媒蒸気入口とを開閉弁が介在する
冷媒管により接続すると共に、吸収器と凝縮器とに冷却
水を供給し、凝縮器で冷却水に放熱して凝縮した冷媒液
を蒸発器で蒸発させ、その蒸発熱で冷却した冷水を供給
する冷却運時に吸収器で冷媒を吸収した吸収液が分岐し
て高温再生器、中温再生器、低温再生器それぞれに流
れ、各再生器で冷媒を蒸発分離して吸収器に還流する3
重効用運転とし、且つ、蒸発器に河川水などの熱源流体
を供給し、吸収器と凝縮器とを経由して加熱された温水
を供給する加熱運転時に吸収器で冷媒を吸収した吸収液
が分岐して高温再生器と低温再生器とに流れ、各再生器
で冷媒を蒸発分離して吸収器に還流する2重効用運転可
能に吸収液管を設けたことを特徴とする吸収冷凍機。
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- 2001-06-05 JP JP2001169577A patent/JP4596683B2/ja not_active Expired - Fee Related
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