JP2002364616A - 物品固定具 - Google Patents

物品固定具

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JP2002364616A
JP2002364616A JP2001168912A JP2001168912A JP2002364616A JP 2002364616 A JP2002364616 A JP 2002364616A JP 2001168912 A JP2001168912 A JP 2001168912A JP 2001168912 A JP2001168912 A JP 2001168912A JP 2002364616 A JP2002364616 A JP 2002364616A
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JP
Japan
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magnet
needle
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JP2001168912A
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English (en)
Inventor
Hisako Masuda
久子 増田
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MASUDA JUSHI KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
MASUDA JUSHI KAGAKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】取付面が、硬質の磁性体であっても、軟質な壁
面等であっても、ワンタッチで一律に物品を止め付ける
ことができる物品固定具を提供する。 【解決手段】一側部に物品cへの対応部6を有する本体
1における該対応部に、取付面bに接着され、該本体を
前記取付面へ保持させる磁石体2を取り付けて、本体内
へ対応部に対して進退自在となるように移動体3を挿嵌
し、この移動体へ該移動体が対応部へ向かって前進した
とき、その一側部が取付面へ突き刺さって埋入される針
状固定体4を取り付けると共に、本体内に、常時は移動
体を該本体において後退位置に付勢させ、針状固定体の
一側部における先端部を磁石体の接着面2aより本体側
へ埋没させる弾機5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、取付面が、硬質の磁性
体であっても、軟質な壁面等であっても、一律に物品を
止め付けることができる物品固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙製印刷物などやカレンダー等の
掲示物の壁等への固定にあって、これらを止め付ける壁
などの取付面の構成により、磁石を用いてその吸着力に
よって掲示物を挟み付けたり、画鋲などを用いて掲示物
を突き刺すことで取付面に該掲示物を止め付けていた。
【0003】しかしながら、現今、家庭や職場内などに
おいてその生活様式の大きな変化から、掲示物を固定す
る取付面は、磁性体を有する金属面であったり、木質系
の比較的軟質面であったりするもので、これら金属面と
軟質面とが一つの室内に混在するものである。そのた
め、使用者は、その使い分けするために、磁石と画鋲と
の両方の止め具を用意しておかなければならず、その管
理等が面倒であると共に、すでに貼り付けた掲示物の移
動などのため、この取付面が金属面から軟質面に変わっ
た場合には、磁石の止め具を画鋲の止め具に交換しなけ
ればならず、甚だ不便なものであった。
【0004】一方、これらの欠点を解消するものとし
て、図8に示すような、マグネットストッパー付き画鋲
60が一部市場提供された。このものは、木質系の比較
的軟質な取付面61aへの掲示物62の取り付けにおい
ては、図8(a)に示すように、基板63に設けたピン
64を、該基板63に対して垂直に立てた状態で、この
ピン64を掲示物62と共に取付面61aへ突き刺すこ
とで止め、また、金属などの取付面61bに対しては、
図8(b)に示すように、ピン64を倒して基板63の
溝65,66およびマグネット67の溝68へしまった
後、基板63の内面に設けたマグネット67の吸着力に
より取付面61bへ掲示物62を挟み付けることで止め
付けていた。
【0005】しかしながら、このものは、ピン式および
マグネット式の付け替えごと、このピン64の起伏操作
をしなければならないため面倒であると共に、該ピン6
4は回動式であるため、基板63との一体性に欠けて、
特にピン式に用いた場合は、取付面61aに対してぐら
ぐらしやすく、基板63の内面が該取付面61aと密着
しにくくて、確実に掲示物62を止め付けることができ
ない。等の様々な問題点を有するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決するためになされたもので、一側部に物品へ
の対応部を有する本体における該対応部に、取付面と接
着され、この本体を前記取付面へ保持させる磁石体を取
り付けて、本体内へ対応部に対して進退自在となるよう
に移動体を挿嵌し、この移動体へ該移動体が対応部へ向
かって前進したとき、その一側部が取付面へ突き刺さっ
て埋入される針状固定体を取り付けると共に、本体内
に、常時は移動体を該本体において後退位置に付勢さ
せ、針状固定体の一側部における先端部を磁石体の接着
面より本体側へ埋没させる弾機を設けることにより、取
付面が、硬質の磁性体であっても、軟質な壁面等であっ
ても、ワンタッチで一律に物品を止め付けることができ
る物品固定具を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、取付面に対して物品を止め付け
る物品固定具にあって、一側部に前記物品への対応部を
有する本体と、この本体における対応部に取り付けて前
記取付面と接着され、該本体を前記取付面へ保持させる
磁石体と、前記本体内へ前記対応部に対して進退自在と
なるように挿嵌した移動体と、この移動体へ取り付けて
該移動体が前記対応部へ向かって前進したとき、その一
側部が前記取付面へ突き刺さって埋入される針状固定体
と、前記本体内に設けて常時は前記移動体を該本体にお
いて後退位置に付勢させ、前記針状固定体の一側部にお
ける先端部を前記磁石体の接着面より前記本体側へ埋没
させる弾機とを備えさせた物品固定具の構成にある。
【0008】また、移動体の外端部に操作つまみを付設
させる。
【0009】更に、本体と移動体とに、針状固定体が磁
石体の接着面より突出して前進限に位置したとき、移動
体の移動を抑制させる固定手段を設ける。
【0010】更にまた、本体と移動体とに、該移動体が
弾機により後退限に位置したとき、その移動を抑制させ
る規制手段を設ける。
【0011】
【実施例】次に、本発明に関する物品固定具の一実施例
を図面に基づいて説明する。図1〜図3においてAは、
硬質な金属の磁性体や、木質等の軟らかな壁面等の取付
面bに対して、紙製などの掲示物である物品cを止め付
ける物品固定具であって、本体1と、磁石体2と、移動
体3と、針状固定体4と、弾機5とにより基本的に構成
される。
【0012】そして、前記した本体1は、円筒状に形成
して、その一側部に鍔状に延設した物品cへの対応部6
を有するもので、この対応部6は、内部を所定に抉った
凹状に形成した受け凹部7を設けてある。
【0013】前記した磁石体2は、本体1における対応
部6の受け凹部7に取り付けて、取付面bにその磁力に
より接着され、該本体1を取付面bへ保持させるもの
で、該対応部6と取付面bとの間に物品cを介在させた
状態でも、十分に該物品cを支持させ得る磁力を有す
る。なお、この磁石体2の中央には、後記する針状固定
体4が通過し得る通孔2bを穿設してある。
【0014】前記した移動体3は、本体1内の空間部8
へ対応部6に対して進退自在となるように挿嵌してあ
る。また、内部を空洞状に形成した移動体3における外
端部には、操作つまみ9が取り付けられているものであ
って、該移動体3の空洞部3aに、操作つまみ9の取り
付け突起9aを嵌合させることで一体的となる。
【0015】前記した針状固定体4は、外端部の操作つ
まみ9を介して移動体3へ取り付けてあって、該移動体
3が対応部6へ向かって前進したとき、その一側部4a
が取付面bへ突き刺さって埋入されるもので、該一側部
4aは針状の尖鋭に形成してある。なお、この針状固定
体4の取り付けに際しては、製作や組み立て等の利便性
を図るために、操作つまみ9の成形時に、インサートに
より一体化させる。
【0016】前記した弾機5は、圧縮・拡張ばねとなる
コイル状のスプリングに形成し、本体1内において操作
つまみ9の取り付け突起9a部と磁石体2の内面とに掛
け渡してあって、常時は、移動体3を該本体1において
後退位置(図1および図2(a)参照)に付勢させ、針
状固定体4の一側部4aにおける先端部を、少なくと
も、磁石体2の接着面2aより本体1側へ埋没させる
【0017】なお、針状固定体4が磁石体2の接着面2
aより突出したとき、すなわち、本物品固定具Aを画鋲
として使用するときに、該針状固定体4が弾機5により
後退してしまう妄動を防止するために、本体1と移動体
3とに固定手段10が設けられる。
【0018】この固定手段10は、本体1における空間
部8外端縁に係止体11を突出し、移動体3の外周部に
は該係止体11に係合する凹溝12を軸方向へ連続して
形成してあって、この凹溝12の外端縁においてその一
側または両側には、係止体11と係合する係止段部13
を設けてある。本体1における空間部8への移動体3の
取り付けにあっては、図5に示すように、対応部6の受
け凹部7側から係止段部13側を挿入する。
【0019】したがって、移動体3を弾機5に抗して前
進させて、すなわち、図2(b)に示すように、針状固
定体4を対応部6の外部へ繰り出すと、係止体11が凹
溝12に係合しつつ、移動体3の係止段部13に対応
し、該係止体11と凹溝12との係合が解除される。こ
の状態で、操作つまみ9により移動体3を軸方向を中心
として、図6(b)において矢印に示す方向へ回動させ
ると、図7に示すように、該移動体3の係止段部13が
係止体11に係合するため、移動体3が、すなわち、針
状固定体4が後退することがない。
【0020】また、この本体1と移動体3とには、該移
動体3が弾機により後退限に位置したとき、更にその移
動する運動を抑制させる規制手段14を設けてある。該
規制手段14は、本体1における空間部8外端縁に突出
した係止体11と、移動体3の内端外周部に突設した受
体15とからなるもので、移動体3が係止体11が係合
する凹溝12に沿って後退したその後退限に、該係止体
11と受体15が係合することで移動体3のストッパー
となる。
【0021】したがって、前記のように構成される本発
明に係る実施例の物品固定具Aは、以下に述べる作用を
奏する。まず、本物品固定具Aを磁石式に使用するとき
は、固定手段10を解除して、移動体3が本体1に対し
て自由に進退できる状態とすれば、該移動体3は、図1
および図2に示すように、弾機5によりその後退限まで
押し出されて、規制手段14によりその移動が抑制され
るので、針状固定体4は磁石体2の接着面2aよりその
通孔2bから引っ込んだ状態となる。
【0022】この状態で、磁性体の取付面bへ掲示物c
を添えて、物品固定具Aの磁石体2における接着面2a
を該掲示物cの適所へ当てれば、この磁石体2の磁力が
取付面bへ作用して、掲示物cが取付面bと磁石体2の
接着面2aとの間に挟まれて固定・保持される。
【0023】次に、本物品固定具Aを画鋲として使用す
るときは、磁石式に使用していた状態からそのまま、取
付面bへ掲示物cを当て、更に、本体1の対応部6をそ
の上から押し当てて操作つまみ9を操作し、針状固定体
4を取付面bへ突き刺して、このこの突き刺し限まで押
し込んだ後、該操作つまみ9により移動体3を右または
左方向へ回動させれば、係止段部13が係止体11に係
合するため、固定手段10が作動した状態となる。これ
により、掲示物cは、取付面bと磁石体2の接着面2a
との間に挟まれて固定・保持される。この場合、固定手
段10の操作が片手でワンタッチにより行われる。
【0024】なお、この画鋲式は、あらかじめ、固定手
段10により針状固定体4を突出させた状態において使
用することもできるもので、操作つまみ9を操作して弾
機5の付勢力に抗して移動体3を本体1内へ押し込め、
固定手段15におけるその係止段部13を係止体11に
対応させ、操作つまみ9により移動体3を右または左方
向へ回動させれば、係止段部13が係止体11に係合す
るため、図3および図2(b)に示すように、針状固定
体4が磁石体2の接着面2aよりその通孔2bから突出
した状態となる。
【0025】この状態で、木質等の取付面bへ掲示物c
を添えて、物品固定具Aの針状固定体4を該掲示物cの
適所へ突き刺し、このこの突き刺し限まで押し込めば、
掲示物cは取付面bに保持されるもので、更には、磁石
体2の接着面2aを掲示物c面へ押し付ければ、掲示物
cが取付面bと磁石体2の接着面2aとの間に挟まれて
固定・保持される。
【0026】なお、この画鋲式として使用するとき、針
状固定体4を固定手段15により固定しない状態での使
用も可能であって、この場合、取付面bへ掲示物cを当
て、更に、本体1の対応部6をその上から押し当てた
後、操作つまみ9により針状固定体4を取付面bへ突き
刺せば、掲示物cは、該針状固定体4の突き刺し力で取
付面bへ簡便に止め付けられる。また、このとき、弾機
5により移動体3と本体とが押し広げられるため、対応
面6はこのばね力によって掲示物c面に圧接する。
【0027】
【発明の効果】前述のように構成される本発明は、取付
面への掲示物の固定にあって、磁石式と画鋲式との固定
が、移動体を出し入れするワンタッチ操作により、簡便
且つ迅速に行うことができる。本体と移動体とに設けた
固定手段により、針状固定体を突出させた状態におい
て、該針状固定体が妄動しないように固定させることが
できるので、掲示物の止め付けに際して操作がし易く、
該針状固定体がぐらぐらすることなく確実に掲示物を止
められる。等の格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する物品固定具の一実施例の磁石式
を示す固定状態の縦断正面図である。
【図2】図1における物品固定具の使用状態を示す斜視
図で、(a)は磁石式を、(b)は画鋲式をそれぞれ示
す。
【図3】図1における物品固定具の画鋲式を示す固定状
態の縦断正面図である。
【図4】図1における物品固定具を分解して示す斜視図
である。
【図5】図1における物品固定具の固定手段および規制
手段を示す分解斜視図である。
【図6】図1における物品固定具の固定手段の固定動作
前状態を示す半断面図である。
【図7】図1における物品固定具の固定手段の固定動作
後状態を示す半断面図である。
【図8】従来のマグネットストッパー付き画鋲の作動状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
A 物品固定具 b 取付面 c 物品 1 本体 2 磁石体 2a 接着面 3 移動体 4 針状固定体 4a 先端部 5 弾機 6 対応部 10 固定手段 14 規制手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付面に対して物品を止め付ける物品固
    定具にあって、 一側部に前記物品への対応部を有する本体と、この本体
    における対応部に取り付けて前記取付面と接着され、該
    本体を前記取付面へ保持させる磁石体と、前記本体内へ
    前記対応部に対して進退自在となるように挿嵌した移動
    体と、この移動体へ取り付けて該移動体が前記対応部へ
    向かって前進したとき、その一側部が前記取付面へ突き
    刺さって埋入される針状固定体と、前記本体内に設けて
    常時は前記移動体を該本体において後退位置に付勢さ
    せ、前記針状固定体の一側部における先端部を前記磁石
    体の接着面より前記本体側へ埋没させる弾機とを備えさ
    せたことを特徴とする物品固定具。
  2. 【請求項2】 移動体の外端部に操作つまみを付設させ
    たことを特徴とする請求項1記載の物品固定具。
  3. 【請求項3】 本体と移動体とに、針状固定体が磁石体
    の接着面より突出して前進限に位置したとき、移動体の
    移動を抑制させる固定手段を設けたことを特徴とする請
    求項1記載の物品固定具。
  4. 【請求項4】 本体と移動体とに、該移動体が弾機によ
    り後退限に位置したとき、その移動を抑制させる規制手
    段を設けたことを特徴とする請求項1記載の物品固定
    具。
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